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出水市令和5年第4回定例会 第6日

令和5年出水市議会第4回定例会会議録第6号
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令和5年12月20日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員    20名
    1番                  井 伊 健 一 議員
    2番                  迫 田 小百美 議員
    3番                  池 田 幸 弘 議員
    4番                  田 中 秀 一 議員
    5番                  宇 都 修 一 議員
    6番                  江川野 一 成 議員
    7番                  南 鶴 洋 志 議員
    8番                  鮎 川 浩 一 議員
    9番                  上須田   清 議員
   10番                  日 髙 信 一 議員
   11番                  北御門 伸 彦 議員
   12番                  吉 元   勇 議員
   13番                  土 屋 工 吉 議員
   14番                  鶴 田   均 議員
   15番                  田 上 真由美 議員
   16番                  杉 本 尚 喜 議員
   17番                  出 水 睦 雄 議員
   18番                  中 嶋 敏 子 議員
   19番                  道 上 正 己 議員
   20番                  髙 崎 正 風 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
冨 田   忍 副市長
髙 橋 正 一 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
坂 上   学 総務課庶務法制係長
大 田 直 子 財政課長
青 﨑 譲 二 企画政策課長
福 川 正 樹 企画政策課秘書監(係長)
柿 木   彰 保健福祉部長
溝 口 雄 二 市民部長
揚 松 智 幸 商工観光部長
戸 﨑 基 夫 国体統括監(部長級)
高 口   悟 農林水産部長
中 村 孝 文 農林水産整備課長
井 川 英 樹 農林水産整備課基盤整備係長
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
島 畑 郁 朗 建設政策統括監(部長級)
川 畑 正 樹 建設政策課長
松 井   勉 高尾野支所長
東 畠 賢 一 野田支所長
大 平 伸 章 消防長
大久保 哲 志 教育長
宮 﨑   毅 教育部長
冨 田   宏 選挙管理委員会委員長
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議会事務局
春 田 和 彦 局長
西 野 竜 一 次長(主幹)
濵 上 泰 廣 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北   紘 至 主査
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付議した事件
陳情第4号 政党機関紙の庁舎内勧誘行為の自粛を求める陳情(総務病院委員長報告)
議案第73号 出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
議案第74号 出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
議案第75号 出水市公開武家屋敷の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について(産業建設委員長報告)
議案第76号 公の施設の指定管理者の指定について(高尾野地域社会体育施設等)(産業建設委員長報告)
議案第77号 公の施設の指定管理者の指定について(野田地域社会体育施設等)(産業建設委員長報告)
議案第78号 出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について(文教厚生委員長報告)
議案第58号 令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
議案第60号 令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)(文教厚生委員長報告)
議案第62号 令和5年度出水市介護保険特別会計補正予算(第4号)(文教厚生委員長報告)
議案第63号 令和5年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第2号)(総務病院委員長報告)
議案第67号 令和5年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)(産業建設委員長報告)
議案第80号 区域内の公共的団体等の活動の総合調整について
報告議第3号 閉会中における調査事項の報告(総務病院委員会、文教厚生委員会、産業建設委員会)
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(田上真由美議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和5年出水市議会第4回定例会第6日の会議を開きます。
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○議長(田上真由美議員) 鹿児島テレビより、議場内での撮影の申入れがございましたので、これを許可しております。
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         △ 諸般の報告
○議長(田上真由美議員) 諸般の報告を申し上げます。教育委員会から、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定による、令和5年度(令和4年度事業)教育委員会の事務事業点検評価報告書の提出がありましたので、皆様の議席にその写しを配付しておきました。
以上で諸般の報告を終わります。
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         △ 発言の取消
○議長(田上真由美議員) 迫田小百美議員から、お手元に配付しましたとおり、会議規則第65条の規定により、発言を取り消したい旨の申出がありましたので、迫田小百美議員の発言を許します。

○2番(迫田小百美議員) 皆様、おはようございます。
皆様のお手元に配付してある発言取消申出書のとおり、12月8日の一般質問のうち、大項目1の認知症対策の現状と課題についての発言におきまして、職員の接遇について2つの事例を挙げて、「職員にはもっと信頼関係のあるコミュニケーションを取っていただきたい」とお願いいたしました。私が取り上げた2つの事例につきまして、確認した結果、事実誤認あるいは事例として取り上げることが適切ではないということが判明いたしましたので、当該発言部分の取消について、会議規則第65条の規定により、議会の許可を得たく申し出るものでございます。
加えまして、このたび、私の不適切な発言により御迷惑をおかけした職員の皆様と市当局に対しまして、心からおわび申し上げます。

○議長(田上真由美議員) お諮りいたします。
ただいま申出のありました発言の取消を許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、迫田小百美議員からの発言の取消申出を許可することに決定いたしました。
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         △ 議会運営委員長の報告
○議長(田上真由美議員) ここで議会運営委員長の報告を求めます。

○議会運営委員長(杉本尚喜議員) おはようございます。議会運営委員会が協議しました結果につきまして、御報告申し上げます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。日程第1から日程第12までは、各常任委員会に付託された議案等の委員長報告、採決を行っていただきます。12月15日に新たに追加送付となりました議案第80号区域内の公共的団体等の総合調整についての取扱いについては、日程第13として上程、提案理由説明の後、委員会付託を省略し、即決の取扱いといたします。
また、日程第14報告議第3号は、各常任委員長より閉会中における調査事項の報告がありましたので、これを上程いたします。
皆様の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
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         △ 議事日程の報告
○議長(田上真由美議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和5年出水市議会第4回定例会
議 事 日 程     第 6 号
令和5年12月20日  午前10時 開 議
第1 陳情第4号 政党機関紙の庁舎内勧誘行為の自粛を求める陳情(総務病院委員長報告)
第2 議案第73号 出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
第3 議案第74号 出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
第4 議案第75号 出水市公開武家屋敷の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について(産業建設委員長報告)
第5 議案第76号 公の施設の指定管理者の指定について(高尾野地域社会体育施設等)(産業建設委員長報告)
第6 議案第77号 公の施設の指定管理者の指定について(野田地域社会体育施設等)(産業建設委員長報告)
第7 議案第78号 出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について(文教厚生委員長報告)
第8 議案第58号 令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
第9 議案第60号 令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)(文教厚生委員長報告)
第10 議案第62号 令和5年度出水市介護保険特別会計補正予算(第4号)(文教厚生委員長報告)
第11 議案第63号 令和5年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第2号)(総務病院委員長報告)
第12 議案第67号 令和5年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)(産業建設委員長報告)
第13 議案第80号 区域内の公共的団体等の活動の総合調整について
第14 報告議第3号 閉会中における調査事項の報告(総務病院委員会、文教厚生委員会、産業建設委員会)
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         △ 議 事
○議長(田上真由美議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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         △ 日程第1陳情第4号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第1、陳情1件を議題といたします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。

○総務病院委員長(鶴田均議員) 皆さん、おはようございます。よろしくお願いします。
ただいま議題となりました「政党機関紙の庁舎内勧誘行為の自粛を求める陳情」について、総務病院委員会が審査しました概要と結果につきまして報告します。
総務課より、「陳情に係る市の実態として、出水市庁舎等管理規則において「庁舎等において目的外の行為をしようとするときは、あらかじめ市長の許可を受けなければならない」と規定されており、政党機関紙の勧誘等の行為は、「庁舎等で目的外の行為をしようとするとき」に該当すると思われる。
さらに同規則において、「その行為が営利を目的とするものについては、許可しないもの」と規定されていることから、販売を目的とする政党機関紙の勧誘等については、許可をすることができない。
政党機関紙の勧誘等の行為の実態については、数年前までは、職員に対して政党に属する議員から、面談や電話による政党機関紙の購読に係る勧誘が行われていたほか、機関紙の配達及び集金が行われている場面が見られたが、最近は全く見かけなくなった。また、当該行為が行われているという報告も総務課のほうには届いていない。仮に当該行為が、庁舎等で行われている場合は、庁舎管理規則に違反をするため、直ちにそのような行為は中止するよう命令をすることになる。
政党機関紙の勧誘等の行為に係る、職員への要求についての対応は、議員という立場を利用した職員への執拗な勧誘は、不当要求行為に該当するおそれがあるため、仮にこのような報告があった場合は、実態を調査し、不当要求行為と認定された場合は、結果を公表するほか、議会に対して告発をすることになる。」との参考意見があり、続く質疑では、「今後そういうことがあった場合は、厳正に対応するということでよいか。」との質疑に、「そのとおりである。」との答弁でした。
続く討論において、反対の立場で、「参考意見のように、出水市では、現在、政党機関紙の勧誘等の行為に関して、毅然とした対応がとられており、いずれの陳情項目にも該当しない。そのようなことから、この陳情に関しては、不採択とすることが妥当と考える。」との討論があり、採決の結果、賛成皆無により不採択相当と決定しました。
以上、総務病院委員長報告といたします。

○議長(田上真由美議員) 陳情第4号「政党機関紙の庁舎内勧誘行為の自粛を求める陳情」について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。

○12番(吉元勇議員) 賛成皆無ということで、否決だったということで。これは、将来の考え方なので、確認をしておきたいと思いますが、否決といった場合は、例えば将来的には、こういうことはやっぱり議会の議員としてはあり得ることだから、やってもいいんじゃないかというようなことで残しておくべきだという意味で、否決したという考えもあるんですが、そうではなくて、今回の否決は、実際、こういった実態がないから要請には応じられないということで、あえて否決したと。実態がないから否決したんだと。もうそれだけのことで、否決したと認識してよろしいですか。

○総務病院委員長(鶴田均議員) 先ほども言いましたとおり、これにつきましては総務課のほうにいろんなものは届いていないということもございます。そしてまた、仮にこれについては、我々議会といたしまして、本当にこれが正しいのかどうなのか分かりませんが、庁舎内の主な内容であります。そしてまた、いろんな意味で話し合いましたが、やはりこれについては、それぞれ対応が庁舎内で十分されているということで、不採択が妥当であると決定しました。

○議長(田上真由美議員) 確認をいたします。
鶴田均委員長、ただいまございましたように、吉元勇議員の質疑の中では、「これは今、実態がないから、このような判断をされたのか。」というような質疑でございました。それに対しては、「そのように、実態がないから不採択だった。」という認識でよろしいでしょうか。

○総務病院委員長(鶴田均議員) 出水市においては、実態がないということです。

○議長(田上真由美議員) ほかに、ございませんでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま問題になっております陳情について、意見を述べて反対をしたいと思います。
委員長報告では、不採択すべきだということで報告をいただきました。本陳情は政党機関紙の庁舎内での購読、配達、集金について、自治体の例を挙げて、本庁において庁舎内でのそれらの行為を禁止することや、それに関する調査を求める内容となっております。
委員長報告の中で述べられた当局からの説明について、私は一定意見もありますので、述べたいと思います。本陳情には、庁舎管理に規則が守られていない懸念について触れていますが、そもそも庁舎は議員にも幅広く、その利用が認められているものであります。議員の行う行為について、庁舎管理規則で規制するものではないと考えます。
本陳情には、政党機関紙の勧誘、配達、集金行為について、住民が政治的中立性に疑念を持つとありますが、行政の中立性というのは、住民に公正中立の立場で行政に携わることであって、個々の職員がどのような思想を持っているかには関係ないことだと思います。現に、市町村長の中には、政党からの推薦を受けている人もいますし、政治活動もできます。しかし、行政にあたっては、一般に公正中立な行政を行っているとみられております。
以上のように、本陳情には正当性がないことは明らかだと考えます。そもそも、どの政党の機関紙であろうと、政党機関紙を広範に国民に勧めることは、憲法が保証する正当な政治活動であります。政党に所属する議員や党員が、自治体の職員に政党機関紙の購読を働きかけ、配達集金する活動は、憲法で保証された政治活動であり、購読する職員にとっては、個人の思想・信条の自由、内心の自由の問題であります。これに制限を設けることは、許されないと考えます。
また、自治体職員が様々な政党が、どのような考えや政策などを持っているのかを把握するために、政党機関紙を購読することは何ら批判されるようなことではありません。川崎市において、当時の市長が職員の政党機関紙の購読アンケート調査を行ったことに対し、市職員6人が憲法違反の思想調査だと、横浜地裁川崎支部に起こした裁判の判決は、市職員が任意に政党機関紙を購読して、各種の情報を入手し、それを職務に生かすことは最大限に尊重されるべきであって、いかなるものであっても、それを制約することが許されないことは、当然と述べております。
以上の理由などから、憲法で保証された政治活動の自由、個人の思想・信条の自由を侵害し、その権利を侵すことにつながる本陳情は、不採択とすべきであることを主張し、委員長報告では不採択でしたので、それに賛同し、本陳情そのものには反対の立場の討論といたします。

○3番(池田幸弘議員) 委員長報告に賛成の立場で、討論いたします。
出水市の庁舎管理規則でございますけれども、「庁舎等において、目的外の行為をしようとするときは、あらかじめ市長の許可を受けなければならない」と規定されております。あらかじめ許可を受けなければならない庁舎管理規則ですけれども、政党の機関紙を購読していただく、そこの中で購読料をあとでいただく、これは営業行為であります。営業行為というのは、庁舎管理規則では、日本全国ほとんどの地方公共団体で禁止されている行為であります。その行為は、当然できないこととなります。その行為を、先ほど賛成の発言をされました議員においては、少し勘違いをされているのかなと考えております。その行為はできないものであります。
ただ、日本全国、この不採択となった議会が多ございます。なぜかというと、その行為自体を庁舎内では実施していないということから、日本全国でも不採択となった経緯があるようでございます。それらもありまして、総務病院委員会では、これは採択が妥当なのか、不採択が妥当なのか、相当もみました。けれども、これは、その行為が出水市本庁、支所も含めてですが、庁舎内では現に、もう数年行われていないということが明らかになりましたので、不採択とすることになったところでございます。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。この陳情に対する委員長の報告は不採択です。したがって、原案について採決いたします。本陳情を採択することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立少数です。よって、本案は不採択とすることに決定しました。
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△ 日程第2議案第73号・日程第3議案第74号
  日程第4議案第75号・日程第5議案第76号
  日程第6議案第77号・日程第7議案第78号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第2から日程第7までの条例議案等6件を、一括して議題とします。
ここで、文教厚生委員長の審査報告を求めます。

○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) 議案第73号「出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について」について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果を質疑部分を中心に御報告申し上げます。
担当課から令和6年度秋に健康保険証が廃止され、マイナンバーカードと一体化されることに伴い、重度心身障害者医療費助成等の対象者の確認等の情報連携を図るもので、申請者の利便性の向上と事務の効率化を図ることが条例改正の趣旨であるとの説明の後、質疑において、「重度心身障害者の方々がマイナンバーを取得できる環境づくりを、関係課と協議して進めていくべきと思うがどうか。」との質疑に、「行く行くはマイナンバーカードに置き換わるので、当然、未取得者については取得を促していきたい。特に福祉課やこども課関係で給付が発生する場合、本人に不利益がないようにしかるべき対応をしたい。」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第74号「出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」について、審査しました概要とその結果を質疑部分を中心に御報告申し上げます。
今回の改正は、単体妊娠の場合、出産予定月の前月から出産予定月の翌々月の4か月間、多胎妊娠の場合、出産予定月の3か月前から翌々月までの6か月間の国民健康保険税の所得割額及び均等割額を免除するものであるとの説明の後、質疑において、「対象者はどれくらいか。」との質疑に対し、「年に30人前後出産があるので、単胎妊娠だとすれば、30人前後の被保険者が減免される。」との答弁でした。
「マイナンバーを利用した申請は想定していないのか。」との質疑に対し、「マイナンバーでは、出産されるかどうかの情報が分からないため、想定はしていない。ただし、市で対象者の確認事項がすべて確認できた場合は職権で適用することも可能なため、職権で適応していくことも考えている。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場で「妊娠期間における免税措置であり、有意義な条例であるため賛成する。」との発言があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第78号「出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について」について、審査しました概要とその結果を質疑部分を中心に御報告申し上げます。
「委託する期間を3年間とした根拠は何か。」との質疑に対し、「施設等の指定管理期間を参考に設定した。」との答弁でした。「簡易郵便局は指定できないのか。」との質疑に対し、「包括連携協定では、簡易郵便局は指定できないことになっている。」との答弁でした。「実績はどうなっているか。」との質疑に対し、「令和4年10月から令和5年11月までの5郵便局の合計で425件である。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場で「高齢化を考えた場合、市役所から離れたところに住んでいる方が、近くの郵便局で証明書等を取得できることは大事なので賛成する。」との発言があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で文教厚生委員会の委員長報告を終わります。

○議長(田上真由美議員) 議案第73号「出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第74号「出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」、文教厚生院長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第78号「出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について」、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。

○産業建設委員長(道上正己議員) それでは、議案第75号「出水市公開武家屋敷の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」について、産業建設委員会が審査しました概要とその結果を質疑部分を中心に報告いたします。
「麓庭園に関しては、県の事業だったと思うが、市の負担はなかったのか。」との質疑に対し、「麓庭園は、県の「魅力ある観光地づくり整備事業」で整備されたので、市の負担はなかった。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場で、「これまで竹添邸、税所邸を対象にした条例に、県の「魅力ある観光地づくり整備事業」で整備された麓庭園を含める内容であるが、市で管理する以上は、この条例改正は必要であると思われる。ただ、運用に当たっては、今後の状況を注視し、改正すべきところは改正するように柔軟な姿勢で臨むことを希望し、賛成する。」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第76号「公の施設の指定管理者の指定について(高尾野地域社会体育施設等)」について、概要とその結果を質疑部分を中心に報告いたします。
「これまでに指定管理者から要望、意見はなかったか。」との質疑に対し、「指定管理者からは、施設使用料について、長く見直しがなされていないことから、見直しをしてもらえないかとの意見をいただいている。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場で、「今回、指定管理者候補者となっている団体は、現在も指定管理者として施設を管理しているとの担当課からの説明があり、現地調査も行ったところ、しっかりと管理しているようなので、異論はないところである。」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第77号「公の施設の指定管理者の指定について(野田地域社会体育施設等)」について、概要とその結果を質疑部分を中心に報告いたします。
「これまでに指定管理者から要望、意見はなかったか。」との質疑に対し、「指定管理者からは、特段の要望は受けていない。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場で、「今回、指定管理者候補者となっている団体は、現在も指定管理者として施設を管理しているとの担当課からの説明があり、現地調査も行ったところ、しっかりと管理しているようなので、異論はないところである。」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、産業建設委員会の委員長報告といたします。

○議長(田上真由美議員) 議案第75号「出水市公開武家屋敷の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第76号「公の施設の指定管理者の指定について(高尾野地域社会体育施設等)」について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第77号「公の施設の指定管理者の指定について(野田地域社会体育施設等)」について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△ 日程第8議案第58号・日程第9議案第60号
  日程第10議案第62号・日程第11議案第63号
  日程第12議案第67号           一括上程
○議長(田上真由美議員) 次に日程第8から日程第12までの各会計補正予算議案5件を、一括して議題とします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。

○総務病院委員長(鶴田均議員) それでは、議案第58号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)」所管部分について、総務病院委員会が審査しました概要と結果について報告します。
歳出部分において、予算書8ページ、第3表債務負担行為補正について、「随時募集職員採用試験実施業務委託について、令和5年度は4月に契約事務を行い、5月から随時募集を行ったが、令和6年度は、4月頭から随時募集を行いたいため、債務負担をお願いした。」との説明でした。
予算書29ページ、01細目庁舎等一般管理費、高尾野支所・野田支所について、「市民交流センターの指定管理料について、近年の最低賃金の引上げや物価上昇の影響により増加している経費を補塡し、指定管理者の安定的な経営を図ることを目的に増額するものである。」との説明でした。
予算書51ページ、03細目消防団車両費について「購入を予定していた第5分団自動車部、消防ポンプ自動車について、消防自動車の車体の大半を生産しているメーカーの排出ガスや燃費測定結果の不適切な事案による出荷停止や半導体不足等、車両を確保できない状況が続き、今年度の発注が困難になったため減額するものである。」との説明があり、「5分団の自動車部は、消防活動には支障はないのか。」との質疑に、「常備車両の車と違い、毎日走るものではないこと、コロナ禍でポンプ操法大会がなかったため、ポンプの稼働率が大分抑えられていることから、現在異常はなく、現場は支障がない状況である。」との答弁でした。
また、歳入部分において、予算書25ページ、12細節地方創生応援税制寄附金については、「企業版ふるさと納税で、4件の受入れがあったため計上した。」との説明がありました。
討論では、賛成の立場で、「当局から説明があったように、確定見込み、人事異動等による給与費の調整、国庫返納金等の補正に関わるもので、妥当と判断し賛成する。」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第63号「令和5年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第2号)」について、その概要と結果を報告いたします。
予算書12ページ、02細目交通安全推進事業費について、「本年4月に道路交通法が一部改正され、自転車乗車時にヘルメットの着用が努力義務化されている。施行後、約半年が経過したが、ヘルメットを着用していない利用者も見受けられる。今回、交通災害共済において、自転車用ヘルメットの補助を行い、普及を図りたい。対象者は、交通災害共済に加入し、自転車賠償保険等に加入している方で、年齢制限等は特にない。補助率は2分の1以内、上限2,000円、1人1回1個を想定している。令和6年1月1日以降に購入されるヘルメットを補助の対象としたい。」との説明があり、続く質疑で、「購入の確認方法は。」との質疑に、「店舗で購入した場合は、レシート等で、インターネット等であれば、購入が確認できるページの印刷で確認したい。補足になるが、ヘルメットについては、複数ある安全基準のいずれかを満たしているものと考えている。」との答弁でした。「補助予定人数の250人の根拠は。」との質疑に、「この補助制度を取り入れている自治体が少なく、厳密に何人ということは分からないが、これから1月以降は新入学があったり、子供の成長もあったりするので、大人のみならず子供もということでこの数字で検討している。」との答弁でした。
討論では、賛成の立場で、「この予算は、自転車用ヘルメット購入費の助成を行う事業で、先進的な取組だという判断もできるし、子供たちの安心安全につながる事業と考え、賛成する。」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、総務病院委員長報告といたします。

○議長(田上真由美議員) 議案第58号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)」について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。

○18番(中嶋敏子議員) 1点だけ、お伺いします。
予算書の29ページから30ページにわたるところですけれども、戸籍住民基本台帳費の中で、新規計上として、制度改正に伴う戸籍総合システム等改修委託の予算が計上されておりますけど、このシステム等改修の中身についての議論はなかったか、お伺いいたします。

○議長(田上真由美議員) 中嶋議員に申し上げます。この点については、総務病院ではなく、文教厚生ではないでしょうか。所管する委員会が。

○18番(中嶋敏子議員) そうですか。総務費で出てきたから、どうかなと思ったんですが。

○議長(田上真由美議員) では、これは取消でよろしいですね。

○18番(中嶋敏子議員) はい。

○議長(田上真由美議員) ほかに、ございませんでしょうか。

○12番(吉元勇議員) 51ページの消防団車両費。委員長報告では、消防署のほうが、ポンプがなかなかということで、現在、ポンプのほうは操法訓練がやれなかったからポンプの故障もなかったというふうにとれたんですが、そのとおりであれば、これまで操法訓練はコロナ前は、私も大分指摘して、夜中も操法の練習は駄目じゃないかというような方向でありますが、操法大会の練習があった頃は、ポンプもよく故障したというふうにとれるんですが、その辺で話があれば確認しておきたいんですが。

○総務病院委員長(鶴田均議員) 車両購入の件についてということでございましたが、今言われたところは、協議はありませんでした。

○12番(吉元勇議員) いろいろと今やっていて、はっきり理解できなくて。最後、確認します。この消防ポンプ自動車の受注停止に伴う車両購入の調整の説明の中で、当局からは、その中で操法大会がなくて、操法大会の練習がなかったから、交換しなければいけないポンプへの影響は、操法大会の練習がなかったからポンプのほうの不具合もなかったと聞こえたんですが、そのとおりですか。

○総務病院委員長(鶴田均議員) そのとおりです。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、ここで質疑を中止します。
次に、議案第63号「令和5年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第2号)」について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。

○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) それでは、議案第58号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)」所管部分について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果を質疑部分を中心に、御報告申し上げます。
予算書33ページから35ページ、02細目高齢者福祉一般管理費の介護事業所等財産処分に伴う地域介護・福祉空間整備等国庫交付金返還金について、返還に至った経緯についての質疑に対し、「交付金を用いて整備したデイサービスセンターが利用者の減に伴い休所し、施設内保育所についても園児がゼロなり、保育士も退職された。また、事業主体が特別養護老人ホームでの特定技能実習生を受け入れるため、宿舎として転用したため、返還金が生じたものである。」との答弁でした。また、「返還金の積算根拠は。」との質疑に、「補助金に係る予算の執行の適正化に関する法律に基づき算出しており、九州厚生局とも協議を行っている。」との答弁でした。
予算書39ページ、05細目放課後児童健全育成事業費、01細々目放課後児童健全育成事業費について、「米ノ津児童クラブ建屋等貸借期間延長に伴う解体経費の調整とはどういうことか。」との質疑に、「国は空き教室を使用することを進めているが、米ノ津小学校は特別支援学級に使用されており、空き教室がなくプレハブを5年間リースし対応していた。リース期間内に、空き教室が生じると考えていたが、児童クラブのニーズが高く、特別支援学級も減らなかったため、リース期間を1年延長した。当初の計画では解体経費を含んだリース料であったため、解体経費分を調整するものである。」との答弁でした。また、「プレハブであるが、快適に児童クラブが運営できている状況か。」との質疑に、「多少不具合があるものの、すぐに業者に連絡し点検等をしてもらうようにしている。また、自分たちも頻繁に訪問し不具合がないように対応している。」との答弁でした。
予算書53ページ、04細目小学校施設維持補修費及び04細節中学校施設維持補修費について「特別支援学級の増加が見込まれることに伴い、教室の改修等を行うものとのことだが、特別支援学級が増加すると見込んだ根拠は何か。」との質疑に、「学校の校長、養護教諭、特別支援学校の校長等で構成される教育支援委員会で判断され、それに基づいて対応している。」との答弁でした。
予算書55ページ、02細目文化会館等一般管理費及び、02細節図書館一般管理費について、「賃金・物価上昇に伴う特別補塡とのことだが、指定管理者とは協議したのか。」との質疑に、「市として統一的な考えを基に今回補塡するもので、指定管理者との協議は行っていない。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場から、「児童発達支援、保育対策総合支援、放課後児童健全育成事業など、社会生活において重要かつ、子供たちの健やかな成長と将来への希望を築く上で欠かせないものであり、社会全体が持続可能な発展をとげることが期待されることから賛成する。」といった発言や、「賃金・物価上昇に伴う特別補塡分が計上されており評価する、特別支援学級の増に伴う改修経費は必要なものであり賛成する。」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第60号「令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」について、概要とその結果を質疑部分を中心に御報告申し上げます。
予算書11ページ、01細目第三者行為による賠償金についての質疑に対し、「交通事故の場合、加害者に医療費を請求する制度となっており、今年度は1件、高額な医療費が請求されたことが原因で増加した。」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第62号「令和5年度出水市介護保険特別会計補正予算(第4号)」について、概要とその結果を質疑部分を中心に御報告申し上げます。
予算書13ページ、02細目北薩広域行政事務組合介護保険業務費負担金について「減額になった要因は。」との質疑に、「介護度を決める認定審査会がオンラインで開催されるようになり、開催に係る経費が減少したことと、認定期間が2年、3年と延長されたことに伴い、開催回数が少なくなったことが要因である。」との答弁でした。
同じく、予算書13ページ、07細目高齢者給食サービス事業費についての「宅配サービスの利用者が増えたことに伴う補正とのことだが、民間の宅食、宅配サービスが多い中で、利用者が増えているとのことをどう分析しているか。」との質疑に、「民間では大川内や江内など中山間地域では利用できないところもあり、そのようなところは公的なサービスを利用いただいている状況である。」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告を終わります。

○議長(田上真由美議員) 議案第58号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)」について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。

○18番(中嶋敏子議員) 先ほどは、総務費なので総務病院委員会かなと思って、失礼しました。では、同じ質問を委員長にします。
補正予算の29ページから30ページにかかるところの戸籍住民基本台帳費の中で、新規計上として制度改正に伴う戸籍総合システム等改修委託予算が計上されているんですけれども、これの総合システム等改修の中身についての質疑はなかったか、お尋ねします。

○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) 質疑はなかったんですが、当局側からの説明では、戸籍等の記載事項に氏名の振り仮名情報が追加項目となったために、システム改修があったと聞いております。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止します。
次に、議案第60号「令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第62号「令和5年度出水市介護保険特別会計補正予算(第4号)」について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。

○産業建設委員長(道上正己議員) それでは、議案第58号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)」所管部分について、産業建設委員会が審査しました概要とその結果を質疑部分を中心に報告いたします。
予算書25ページ、1節市有地売払収入、08細節道路河川課分について、「旧市道矢房5号線の払下げに伴う売払い収入であるとの説明だったが、どういう形で査定評価されたのか。」との質疑に対し、「土地の評価と附帯工作物である道路部分の評価があり、土地代が659万円、附帯工作物の部分が1,254万9,000円、合計1,913万9,000円である。」との答弁でした。
予算書43ページ、27細目鳥獣被害対策実践事業費のイノシシ・シカ用金網柵等設置事業補助金について、「10地区のうち1地区から取下げがあったとのことだが、その一つの地区はどこで、規模はどれぐらいか。」との質疑に対し、「取下げがあったのは上場開拓地区で、規模は10.6ヘクタール、1,314メートルである。」との答弁でした。
予算書45ページ、04細目有害鳥獣防除事業費について、「鳥獣被害対策実施隊の出動回数の増による報酬の調整であるとのことだが、今年度は出動回数が多いのか。」との質疑に対し、「今年度は、出動回数がかなり多くなっていて、調査も含めて100回を超えている。」との答弁でした。
予算書47ページ、09細目出水駅東口活性化施設管理費及び03細目観光施設管理費について、「賃金・物価上昇に伴う特別補塡分ということで説明があったが、この物価上昇というのは、主に電気料のことか。」との質疑に対し、「この上昇分については、人件費、消耗品費、光熱水費、燃料費の上昇分である。」との答弁でした。
予算書49ページ、06細目里道等整備事業費について、「要望が多く、9月末の時点でほとんどの予算を消化するような状況であったため、追加するものであるとの説明だったが、要望の件数と内容はどういうものか。」との質疑に対し、「これまでに15件の申請があって、14件は執行済みであり、1件が保留となっている。また、他に4件ほど相談があり説明をしている。要望の内容については、水路整備、砂利散布、防草対策、蓋版設置などがある。」との答弁でした。
討論に入り、賛成の立場で、「この補正予算については、全体的に賃金、物価上昇等にしっかりと対応されていることや、道路河川課については、経済対策、端境期対策もしっかりされていること、また、農業施設の更新や多面的機能支払交付金事業については、地域の要望も多いので、今後とも積極的に取り組まれることを望むことから賛成する。」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第67号「令和5年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)」について、概要とその結果を質疑部分を中心に報告いたします。
予算書17ページ、資本的収入及び支出の収入の固定資産売却代金について、「旧市道矢房5号線の払下げに伴う管路施設の払下げの売払い代金とのことだが、道路を買った者が下水道管も買わなければならないのか。」との質疑に対し、「本下水道管に流入している汚水は、旧市道の払下げを受けた法人からのみであり、法人所有地の中に下水道管が埋設していることになるため、今後の維持管理や将来的な権利関係等から下水道管の払下げを行うものである。」との答弁でした。
討論に入り、賛成の立場で、「今回の補正予算については、旧市道矢房5号線の払下げに伴う下水道管の売却ということで、市道が民有地になることによって、その中に埋設してある下水道管については、民間が管理することは当然であり、この市の取組については評価するものであることから賛成する。」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、産業建設委員会の委員長報告といたします。

○議長(田上真由美議員) 議案第58号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)」について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。

○13番(土屋工吉議員) 令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)のページは43ページになるんですが、第1項農業費の農業振興費の中で、鳥獣被害の10地区のうち9地区が実践されたと伺いましたが、委員会の中で将来の展望とか、こういうのがまだありますよといった御意見がなかったか、伺います。

○産業建設委員長(道上正己議員) 今後、将来に向けての御意見はありませんでした。

○12番(吉元勇議員) 土屋議員と同じ項目ですが、10団体といいますか10組織のうち、1組織が取り下げたということで、大分距離も長いということで必要なかったのと思いますが、取り下げた理由の説明がなかったんですが、取り下げた理由を述べていただければ、ちょっと答弁いただきたいのですが。

○産業建設委員長(道上正己議員) 設置していた関係者が高齢者になって、事業を推進することができなかったというふうに聞いております。

○12番(吉元勇議員) この金網設置、非常に設置した当時はいいんですけれども、ここ何年か見ていると、設置しても2、3年すると、やはり中山間地が多いので耕作していないなとか、そういったことがあって、この設置を安易にすべきかなと。もうなんか資源がもったいないような気がして、結構高価なものですし、その辺の金網設置はするけれども、大分使わない耕作地も農地も増えているんじゃないかといった観点での当局との議論があれば、答弁いただきたいのですが。

○産業建設委員長(道上正己議員) 以前には景観がちょっと悪いというような市民の御意見は伺っているところであります。

○議長(田上真由美議員) 吉元勇議員、よろしいですか。
ほかにありませんか。

○20番(髙崎正風議員) 補正予算(第9号)についてですが、25ページですね、下のほうの市有地の売却収入のところなんですが、いつから民間として供用できるのか。その話は出なかったでしょうか。

○産業建設委員長(道上正己議員) 市道を売り払ったということはありましたけれども、いつから民間の方が占有してされるかということは、聞いておりません。

○議長(田上真由美議員) ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を中止いたします。
これから先に質疑を中止していました議案第58号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)」について、3常任委員長の報告に対する質疑を再開します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております議案第58号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)」に、問題点を指摘して反対いたします。
問題点の1つは、戸籍住民基本台帳事務費が新規計上されていますが、制度改正に伴う戸籍総合システム等改修委託費985万60円が計上されていることであります。これは、マイナンバーのひもづけで氏名に振り仮名をつけ、重複を避けるために必要なシステム改修に要する費用で、全額国庫負担であるとの認識をしております。もともと政府が進めるデジタル化の目的が公共部門を民間企業に開放すること、自治体の効率化、合理化を進めるなどにあります。スマート自治体は人口減少、税収の減少が予測される中で、従来の半分の職員でも自治体として本来担うべき機能が発揮できるとされています。その結果、新たな格差拡大、公共性の縮小、自治の縮小、市民の権利侵害、地方の崩壊を招きかねないリスクを伴っております。市民の利便性向上や地域経済の発展、医療福祉教育の充実に寄与するデジタル化は必要ですが、現在、政府が進めているマイナンバーカードの普及促進等を強力に進めるデジタル化は、市民の暮らしに重大な影響を及ぼすと考えます。
本予算は、こうしたことを拙速に進めようとした中で生じた問題点を解消するために、必要な予算措置であることは、一定理解しますが、マイナンバーの推進そのものに問題があることから、認めるわけにはいきません。
2つ目は、財産売払収入1,913万9,000円が計上されていることです。これは、昨年9月議会で、高尾野工業団地内の市道廃止が提案され、私を含め6人の議員が反対しましたが、今回これが関連する2業者に売却されたものの売払代金が計上されたものであります。
私は、自ら所属する産業建設委員会では反対しなかったのですが、その後、現地を再確認し、市民の意見集約をするなどして検討し直した結果、これには賛同できないという結論に達しました。現地には、この道路が令和6年1月4日から市民は通行できないことを示す看板が、両方の入り口に立ててありました。信号から工業団地に入り、今回払下げられた先にある迂回路でしょうか、そこは特に入り口部分が狭く、しかも道路右側には深い用水路があるため、危険であります。車の離合も困難で、散歩する人にはリスクが高まります。
払下げの過程にも問題ありと指摘しましたが、払下げ価格、売払い代金が議会の議決を必要としない2,000万円以下にされたことも、恣意的であります。少なくとも、売却するには関係2業者の負担による代替道路の整備を前提とするべきだと考えます。そこができていない現時点では、買戻しを図るべきだと考えます。
以上、問題点を指摘して討論といたします。

○12番(吉元勇議員) 議案第58号、一般会計補正予算(第9号)に、賛成の立場で討論いたします。
今回の補正予算の特徴に、物価高あるいは最近の電気料とかその辺の物価上昇に伴う特別補塡があります。鹿児島県内の他の自治体、新聞等で議会の状況を見ますけど、あまりこの記載がないところをみると、出水市は積極的に一般財源を使って、管理運営委託料の増による物価上昇に伴う特別補塡を積極的に行ったということは、行政がなかなかできない部分を民間のいろんな施設管理者にやってもらっているということに対する税金の使い方、これがまっとうなやり方であります。
そのことを考えますと、今回の補正予算には特に問題なく、賛成するものであります。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は3常任委員長の報告のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
ここで、暫時休憩いたします。再開を午前11時25分といたします。
午前11時07分 休 憩
午前11時25分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
次に、議案第67号「令和5年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)」について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております議案第67号「令和5年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)」に、反対の立場で討論します。
本補正予算には、所属する産業建設委員会では反対しませんでしたけれども、先ほど一般会計補正予算(第9号)と関連した予算であることから、同じ理由で反対するものであります。本補正予算の中身は、先ほどの委員長報告でも明らかになりましたように、売却した市道に埋設された公共下水道の管路施設払下げに伴う収入515万7,000円と、この処分に伴う企業債償還金153万8,000円、国庫補助金返還金218万8,000円などが計上されたものであります。市道の売払いそのものに反対の立場で反対討論といたします。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は、起立によって行います。本案は委員長の報告のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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         △ 日程第13議案第80号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第13、議案第80号「区域内の公共的団体等の活動の総合調整について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

○椎木伸一市長 ただいま上程されました、区域内の公共的団体等の活動の総合調整について提案理由を説明いたします。
今定例会の一般質問の答弁の中でも申し上げましたが、本年11月11日、本市緑町地内において、農家で構成されております任意団体である環境保全会が、多面的機能支払交付金事業として出水平野土地改良区から許可を受けて用水路修繕工事を実施していた際、広瀬川漁業協同組合理事から理不尽な主張があり、工事の中断に追い込まれるという事案が発生しております。
出水平野土地改良区は、土地改良法第57条の規定により、定款に定めて当該施設の維持管理を行っていることから、当該工事に係る土地改良区の許可は適正なものであり、また、同理事が主張の中で持ち出した水利権は、当該工事に無関係なものであります。当該事業における環境保全会の直営作業による用水路の修繕が、正当な理由もなく中断せざるを得ない状況に追い込まれ、結果として中止に至ったことは、当該地域のみならず、今後の本市全体の農業活動への妨害へとつながるものであります。
また、本年6月と7月に、九州農政局が広瀬川漁業協同組合に対し、高川ダムでの耐震調査のためのボーリング等に係る事業説明を行いましたが、広瀬川漁業協同組合の回答は、広瀬川漁業協同組合と出水土地改良区との関係性が改善されないという事業の実施と何ら関係のない理由をもって、同意できないとのことであったと聞いております。
このような正当な理由もなく、広瀬川漁業協同組合が事業に同意しないことは、本市における農業施設の根幹である基幹水利施設の更新事業に重大な支障を来すこととなり、本市の農業の著しい後退を招くこととなります。さらには、高川ダムの耐震性の確保は、流域住民の安全に直結する喫緊の課題であり、これ以上の事業の遅滞は許されない状況にございます。
また、先ほどの広瀬川漁業協同組合の理事は、環境保全会の作業に対する妨害行為を行った際、休日であるにもかかわらず、市及び県の職員を正当な理由もなく現場に呼び出しております。もちろん、市として業務上必要な場合は、休日や時間外等であっても状況等を聞き取った上で対応することは当然でありますが、今回の要求は、名前も名乗らず、連絡先も告げず、具体的な状況等の説明もないまま、ただ職員が現場に出向いてくることを強要するものでありました。なお、同理事は、過去においても度々、同様の行為を行っております。
市は、同理事が市議会議員であったときにも、同様の行為に対し不当行為と認定して警告を行っており、また、市議会においても2回にわたる辞職勧告決議がなされましたが、それを受け入れることなく、議会の意向に反し、議員活動を継続するといったこともございました。
今後においても、これらのような事態が継続しますと、個別の事業遂行のみならず本市行政全体に支障が生じ、ひいては、市民の皆様の安心・安全が脅かされることとなることから、今回、地方自治法第157条の規定に基づく区域内の公共的団体等の活動の総合調整権を行使し、議案にお示ししているとおり、1つ目には環境保全会の適正な活動への妨害行為に対する是正の勧告、停止の命令等の措置、2つ目に国、県、市が実施する事業における協議等において、正当な理由なく拒否するなどの不誠実な行為に対する指揮監督等の措置及び3つ目としまして、正当な理由のない市職員等の呼出し行為等に対する停止の命令等の措置を、広瀬川漁業協同組合に対し講ずることについて、同法第96条第1項第14号の規定に基づき、議会の議決をお願いするものであります。
広瀬川漁業協同組合のこれまでの理不尽な行為により、市民の安心・安全が脅かされ、不利益を被り、また行政への不誠実な行為や市議会への冒瀆は、決して許されるものではありません。先にも述べましたが、私は平成30年12月25日、市職員への不当要求行為を公表し、当時は市議会議員であった当該理事に対しまして警告を発しましたが、今回のように市民に直接、あるいは広く市民に及ぶような状況となっておりますので、看過できないところとなっているところであります。このようなことが今後も繰り返し行われると考えますと、もう、うんざりであります。
私ども地方公共団体は、地方自治法第1編総則の第1条の2において、「地方公共団体は住民の福祉の増進を基本とし、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」と規定されております。今回、市民はもとより、社会全体にこのことを知らしめ、総合調整権が有効に機能できるよう努めていかなければならないと、強く思っているところであります。
議員各位におかれましても、このように私どもに課せられた市民福祉の向上という行政の根源である使命を果たすため、市民の安心・安全と利益を守るべく、何卒御理解をいただき、御協賛賜りますよう、心からお願い申し上げるところであります。

○議長(田上真由美議員) 議案第80号「区域内の公共的団体等の活動の総合調整について」に対する質疑を許します。

○12番(吉元勇議員) 全員協議会でもいろいろと説明があり、質疑もしましたが、改めて本会議で質疑を。それを参考にしたいと思います。
まず、法的な言葉といいますか、根拠といいますか、この総合調整に記載の3つの内容については、広瀬川漁業協同組合の理事のうちの1人の理事が行ったと、私も認識します。措置を講ずる対象が公共団体等の「等」とありますけれども、対象を一理事とせず、広瀬川漁業協同組合としているのは、この法がいうところの団体としているから、そのように広瀬川漁業協同組合という団体としたのか。それとも、本来ならば組織として、その行為を注意するやら対応すべき点なのに、それをやらないから、「漁協」というふうにしたのか。その辺、対象とするのは一理事ではなくて、漁業協同組合とした理由を述べていただきたいと思います。

○髙橋正一政策経営部長 まず、法的な規定でございます。
地方自治法第157条の規定ですね。こちらは公共的団体の活動に対して、この措置を行うということ、総合調整を図るために、指揮監督権を行使するということでございます。そして今回、一理事の行動によってなされた行為ではあるんですけれども、こちらは漁協を代表してこういった行為を行っているという部分もございますので、そういう意味では団体に対して、今回この権利を行使したいというふうに考えているところでございます。

○12番(吉元勇議員) 議案の中の「2措置の内容」についてですが、まず(1)についてですけれども、保全会の妨げになる行為を漁協の理事が行ったということですが、私も多面的機能支払交付金のことも、実際、役員としてやっていますので、よく理解はしていますが、この対象となる保全会の方と話をしましたけれども、私が受けた印象は、次から次にいろんなことを述べて、もう中断をせざるを得なかったような認識でした。恫喝的なものは受け取り方にもよるんですけれども、改めて行政として対象となる保全会にヒアリングをしたときの状況、全協でも幾つか述べられましたけれども、恫喝的な、やっぱり心にかなり負担があったとか、その辺のことも把握していれば、改めて説明いただきたいと思います。

○高口悟農林水産部長 私どもは11月28日に保全会の方から、その事情をお伺いしております。その中で聞いた内容であれば、「どこの許可をもらって、その作業を行っているのか。」とか、「工事の権限は出水平野にはない。許可権限は県知事にある。」、あと、「アユの産卵期に影響が出た場合には、補償とかそういうのはどうするのか。」とか、そういった話がありまして、特に大きな声を上げたりとか、そういうことではないんですけれども、そういうことを何回も言われる。そういうのに詳しい知識というのは、一般の方というのはそうそうにないもんですから、それによってもうやめざるを得ない状況に追い込まれたと、そういうふうに聞いております。

○12番(吉元勇議員) 大分、保全会の方も心が痛んだと改めて認識しますが、「2措置の内容」の(2)、(3)についてお伺いします。
国・県・市が行う事業の手続、今回のことも含めて、時間外に呼び出す行為があったとしておりますが、こればかりではなく、このように時間外に呼び出す行為というのは、ここ1年、常態化しているんじゃないかと認識しますが、何か把握している点があれば答弁いただきたいと思います。

○冨田忍副市長 市の職員に対する呼出しというのは、5年前にきちんと市長が警告を発したあと、そういう報告は私のほうには入ってはきておりません。
今回、こういう手続をして事情を聴きたいということで、いろいろ保全会の皆さんや土地改良区の皆さん、そういう方々に事情をお聞きして、漁協さんにもということでお願いをしましたけれども、来ない。そういう状況になってから、また改めて職員のほうや県とか、そういったところにも電話が直接入るようになっております。
今回の件は、休日でしたので、警備員さんのほうに入って、もう何も告げない、連絡先をお伺いして「教えてください」と言っても、教えない。名前も名乗らないと。はっきりと、完全に名前も連絡先も伏せて、呼びつけると。慣れない警備員さんでしたので、担当課長に連絡を取る、そこの連携もうまくいかず、何が起こっているのか分からないという状況のまま、とりあえず確認をしなければいけないと。それは、そういう場合には職員はそう思いますので、そういうことがございました。
度々、きちんと5年前の行為は議会の皆様方も辞職勧告決議ということで意思を示していただきましたので、その後はなかったんですけれども、またこういうことが起きたと。先ほど市長も申し上げましたけど、またこれが続いていくんだろうと、またエスカレートするんであろうと。そこはもう、議員の皆様も御承知のところかと思います。

○12番(吉元勇議員) 「2措置の内容」の(1)、(2)、(3)これ全般についてお伺いします。
本定例会の一般質問で、この措置の内容に関する事案について、市長は「刑法に抵触するかもしれない」ということに関して、広瀬川漁業協同組合に確認するために呼出状を送付しているが、その「刑法に抵触するかもしれない」という点、刑法となると、いわゆる刑事告発云々等も考えていらっしゃると思うんですけれども、この「刑法に抵触するかもしれない」という点を、もう少し説明いただければと思います。

○高口悟農林水産部長 この呼出状につきましては、事実の確認を行いたいということで、漁協のほうには通知をしているところであります。
刑法については、今日の議会にお諮りして、その結果を基に、この保全会を止めた行為がどういうことになるか、弁護士に協議の上、進めていきたいと思っているところでございます。

○18番(中嶋敏子議員) これまで、先ほどから言われるように、5年前でしたか、市のほうから警告文が出て、その後、議会でも特別委員会をつくって1年かけて調査をしたあと、議員辞職勧告決議を出したわけですね。それでも本人にとっては辞められなかったわけですけれども、今回のこの件についても、実効性が問われかねないのかなと。罰則規定もない中でですね。その中で、どのようなことを目的として、これを提案されたのかについて、お尋ねいたします。

○椎木伸一市長 先ほど私の提案理由の説明の中でも申し上げましたように、地方自治法の中で、私どもには住民福祉の増進ということで、そこを基本として役割が課されているわけであります。
今回のように、地域の一般市民まで巻き込んだ、あるいは市民の安心・安全を揺るがすような事態になっているということで、我々はどうにかこれを正常化しないといけないという思いの中でやるわけでございますが、議員がおっしゃるように、いろんな我々の行政権の中でどこまでできるかという限界があるわけですけれども、しかしながら、できることをちゃんとやって、その上で広く市民あるいは社会全体に、このことが事実なんだと、こういうことがあっているんですよということを、そして市がこういう措置をしたんですということを訴えていくことで、その行為を改めていただき、正常化していきたいというような思いがあってやっていることであります。
ですから、強制権がないからといって、何もしないというのが我々が一番してはならないことだと認識しているところです。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。

○12番(吉元勇議員) 議案80号に対して、賛成の立場で討論いたします。
広瀬川漁業協同組合に対するこの総合調整、全員協議会で本件に関して市長からは、本会議でもですが、「もう、うんざりだ。」という言葉がありました。この発言は、広瀬川漁業協同組合に対するこれまでの様々な不誠実な行為に対する言葉と認識し、そのとおりであります。
この議案は議会で全員一致で可決し、この総合調整の行為をまず一歩として進めなければなりません。
今後は、公共工事の道路や水路の改良工事、河川の災害復旧工事や改良工事の特記仕様書に、「工事協力金は払わない」と記載することにするべきであります。また広瀬川漁業協同組合の補助金の支給の是非や支給できないこと条例に入れ込むことも進めるべきであります。この公共工事の発注における特記仕様書に、工事協力金を払わないことは、国や県の仕様書にも入れるように強く要請することへの第一歩にすべきであります。
さらにこの際、以前から申し上げている7年前の大雪の夜に、市の職員を使って民間の増設工事ではありますが、2つの工事業者を出水市役所庁舎に呼び出させて、そのうちの1工事業者は大隅のほうの業者であります。国分までは来れたが大雪で来れない旨を伝えると、「新幹線があるじゃないか。」と市の職員に言わせる有様。この事案について、当時の市の職員の協力をもらい、いよいよ刑事告発すべきでもある一歩にしてほしいと考えます。
「もう、うんざり」と市長が言うのも、よく分かります。「もう、うんざり」は市の職員の代弁でもあります。県の職員、国の職員の代弁でもあります。さらに言えば、高川ダムの耐震調査は広瀬川漁業協同組合の不誠実な対応で調査できていないことは、高川ダムより下流の米之津川沿いの住民の生命・財産に多大な迷惑をかけている事実であり、このことを住民に広くアナウンスし、場合によっては生命・財産を脅かしたものとして広瀬川漁業協同組合に対し、損害賠償請求の訴訟を起こすことにもなるのではないでしょうか。このとこは、2011年東日本大震災でダム決壊の事案で早期に調査をすべきことでしたが、やれていない状況を見ても、住民を中心に行動を起こすべきでもあります。そのために、改めて行政による住民への情報提供をすべきであります。
市長が不当強要を不当行為と認識し、議員を警告してから来週で5年になります。いよいよ、このような不誠実なことからを完全に抑え込まなければなりません。マスコミの皆さんの力もお借りしたい。よろしくお願いします。広瀬川漁業協同組合自身が変わらなければ、広瀬川漁業協同組合の終わりの始まりであります。
以上、述べたことを考えると、出水市議会は賛成多数ではなく、全会一致で可決すべき点であります。
以上で、討論を終わります。

○11番(北御門伸彦議員) 私は議案第80号「区域内の公共的団体等の活動の総合調整について」、賛成の立場で討論いたします。
出水市は過去20年以上、広瀬川漁業協同組合を実質的に代表する宮田幸一氏の言動に翻弄されてきた事実があります。前市長が毅然とした対応が取れず、影響を受けた職員も多く、ストレスを抱え定年を待たずに組織を離れた方も複数いらっしゃいました。
椎木市長のもと、平成30年12月の警告を発してから、今回、議案を議会に提出するに至ったことは、正しい道の一つと評価いたします。議会としても、政治倫理調査特別委員会を立ち上げ、議員辞職勧告決議を行ったことは周知のことではありますが、残念ながら、約1年半前まで議員として在任され、それ以降に内水面漁協の全国レベルの要職に就かれたことは、さらに様々な事業を進めるに当たって足かせになる懸念があります。
これまで、南九州西回り自動車道の米之津川架橋が遅れてきた不利益を被っておりますが、今回、クローズアップされた高川ダムの耐震化診断を行う前段階にあたるボーリング調査が長年できなかったことなど、市民の命にかかわる事業が進まないという説明を聞き、愕然といたしました。
一つの公共的団体が川の環境の保全を理由にして、これほど市へ不利益を与えてよいはずがありません。市が全国的にも例の少ない今回の判断を取られたことは、苦渋の決断だと思います。
よって、この議案に賛成いたします。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、杉本尚喜議員及び出水睦雄議員から、記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは、会議規則第71条第1項の要件を満たしております。よって、この採決につきましては、会議規則第72条第2項の規定に基づき、電子投票システムにより、記名投票を行います。議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(田上真由美議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き19名です。
本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
それでは、投票をお願いいたします。
[投票]
○議長(田上真由美議員) 押し忘れありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで、投票を終わります。
[開票]
○議長(田上真由美議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数19票、これは出席議員数に符合いたしております。賛成19票、反対ゼロ票。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
賛成19票(井伊・迫田・池田・田中・宇都・江川野・南鶴・鮎川・上須田・日髙・北御門・吉元・土屋・鶴田・杉本・出水・中嶋・道上・髙崎議員)
反対ゼロ票
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
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         △ 日程第14報告議第3号
○議長(田上真由美議員) 日程第14、報告議第3号閉会中における調査事項の報告を議題といたします。
3常任委員長から提出のありました行政視察の報告は、お手元に配付したとおりであります。
お諮りいたします。本件は、これを受理することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、閉会中における調査事項の報告は、これを受理することに決定いたしました。
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         △ 議決事件の字句等の整理
○議長(田上真由美議員) 議決事件の字句等の整理をお諮りいたします。
出水市議会会議規則第43条の規定により、本定例会の会議結果作成において、条項、字句、数字、その他の整理については、議長に委任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。
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         △ 閉 会
○議長(田上真由美議員) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。よって、本日の会議を閉じ、これをもって令和5年出水市議会第4回定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。
午前11時54分 閉 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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