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出水市令和5年第4回定例会 第1日

令和5年出水市議会第4回定例会会議録第1号
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令和5年11月27日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員    20名
    1番                  井 伊 健 一 議員
    2番                  迫 田 小百美 議員
    3番                  池 田 幸 弘 議員
    4番                  田 中 秀 一 議員
    5番                  宇 都 修 一 議員
    6番                  江川野 一 成 議員
    7番                  南 鶴 洋 志 議員
    8番                  鮎 川 浩 一 議員
    9番                  上須田   清 議員
   10番                  日 髙 信 一 議員
   11番                  北御門 伸 彦 議員
   12番                  吉 元   勇 議員
   13番                  土 屋 工 吉 議員
   14番                  鶴 田   均 議員
   15番                  田 上 真由美 議員
   16番                  杉 本 尚 喜 議員
   17番                  出 水 睦 雄 議員
   18番                  中 嶋 敏 子 議員
   19番                  道 上 正 己 議員
   20番                  髙 崎 正 風 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
冨 田   忍 副市長
髙 橋 正 一 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
戸 澤 広 彰 くらし安心課長
大 田 直 子 財政課長
山 田   丞 財政課財政係長
青 﨑 譲 二 企画政策課長
福 川 正 樹 企画政策課秘書監(係長)
柿 木   彰 保健福祉部長
小田原 由 美 いきいき長寿課長
田 口   保 こども課長
溝 口 雄 二 市民部長
新 森 章 悟 市民生活課長
長谷川   健 税務課長
揚 松 智 幸 商工観光部長
駒 壽 ひとみ 文化スポーツ課長
高 口   悟 農林水産部長
中 原 克 章 農政畜産課長
中 村 孝 文 農林水産整備課長
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
島 畑 郁 朗 建設政策統括監(部長級)
川 畑 正 樹 建設政策課長
澤 田 誠 一 建築住宅課長
黒 木 勝 善 建築住宅課主幹兼住宅政策係長
小田原   豊 道路河川課長
松 尾 善 博 道路河川課管理係長
松 井   勉 高尾野支所長
東 畠 賢 一 野田支所長
鮫 島 幸 二 病院事業管理者
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
今 川   武 出水総合医療センター総務課長
東   秀 文 出水総合医療センター医事課長
大 平 伸 章 消防長
戸 﨑 博 貴 消防本部警防課長
大久保 哲 志 教育長
宮 﨑   毅 教育部長
中 原 貴 浩 教育総務課長
谷 川 弘 之 生涯学習課長
冨 田   宏 選挙管理委員会委員長
吉 本 純 久 代表監査委員
横 峯   均 農業委員会会長
戸 﨑 奈 里 農業委員会事務局長
川 曲   聡 公平委員会委員長
松 山   圭 上下水道課長
西 郷 博 行 上下水道課技術主幹兼下水道工務係長
井 山 博 貴 上下水道課管理係長
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議会事務局
春 田 和 彦 局長
西 野 竜 一 次長(主幹)
濵 上 泰 廣 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北   紘 至 主査
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付議した事件
認定第1号 令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
認定第2号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について(文教厚生委員長報告)
認定第3号 令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について(文教厚生委員長報告)
認定第4号 令和4年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(文教厚生委員長報告)
認定第5号 令和4年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について(総務病院委員長報告)
認定第6号 令和4年度出水市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定について(産業建設委員長報告)
認定第7号 令和4年度出水市水道事業会計決算の認定について(産業建設委員長報告)
認定第8号 令和4年度出水市下水道事業会計決算の認定について(産業建設委員長報告)
認定第9号 令和4年度出水市病院事業会計決算の認定について(総務病院委員長報告)
議案第52号 令和4年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について(産業建設委員長報告)
議案第53号 令和4年度出水市下水道事業会計決算による剰余金の処分について(産業建設委員長報告)
議案第70号 出水市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
議案第71号 出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
発議案第1号 出水市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第57号 令和5年度出水市一般会計補正予算(第8号)
議案第59号 令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第61号 令和5年度出水市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第64号 令和5年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)
議案第66号 令和5年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)
議案第68号 令和5年度出水市病院事業会計補正予算(第2号)
議案第72号 出水市附属機関の設置に関する条例及び出水市空家等対策の推進に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第65号 令和5年度出水市水道事業会計補正予算(第3号)
議案第69号 令和5年度出水市病院事業会計補正予算(第3号)
議案第73号 出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第74号 出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第75号 出水市公開武家屋敷の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第76号 公の施設の指定管理者の指定について(高尾野地域社会体育施設等)
議案第77号 公の施設の指定管理者の指定について(野田地域社会体育施設等)
議案第78号 出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について
議案第58号 令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)
議案第60号 令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議案第62号 令和5年度出水市介護保険特別会計補正予算(第4号)
議案第63号 令和5年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第2号)
議案第67号 令和5年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)
午前10時00分 開 会
         △ 開 会
○議長(田上真由美議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和5年出水市議会第4回定例会を開会いたします。
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         △ 開 議
○議長(田上真由美議員) これより本日の会議を開きます。
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○議長(田上真由美議員) 鶴田均議員より、本定例会の会期中、議場でつえを使用したいとの申出がありましたので、これを許可しております。
南日本新聞社から、本定例会の会期中、会議の写真撮影をしたい旨の申出がありましたので、これを許可しております。
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         △ 日程第1会議録署名議員の指名
○議長(田上真由美議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、3番池田幸弘議員、4番田中秀一議員、5番宇都修一議員を指名いたします。
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         △ 諸般の報告
○議長(田上真由美議員) 令和5年第3回定例会以降の諸般の報告を申し上げます。
諸会議の出席報告につきましては、お手元に配付のとおりであります。その配付してあります諸会議の概要及び監査委員から報告のありました例月出納検査の結果につきましては、事務局に保管してあります資料により御承知願いたいと存じます。
また、市長から提出のありました諸会議の出席報告は、皆様の議席にその写しを配付しておきました。
以上が、議長としての主な報告事項であります。これで、諸般の報告を終わります。
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         △ 議会運営委員長の報告
○議長(田上真由美議員) ここで議会運営委員長の報告を求めます。

○議会運営委員長(杉本尚喜議員) おはようございます。本定例会の会期及び日程について、議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
まず、会期日程について申し上げます。11月28日から12月6日までは休会といたします。12月7日、8日、11日、12日は本会議第2日、第3日、第4日、第5日の会議を開き、一般質問を行います。12月13日から12月19日までは休会とし、この間の12月13日、14日は、付託されました案件の委員会審査を行っていただきます。12月20日は本会議第6日の会議を開き、休会中審査事件の委員長報告の後、採決を行います。また、新たに意見書等の申出があったときは、この日に上程することといたします。以上が、会期日程等の概要でございます。
なお、一般質問の通告期限は11月29日正午までとなります。質問をされる方は通告書に所定の事項を記載し、提出されるようお願いいたします。一般質問提出時に発言順位の抽選を行います。一般質問は、申合せにより1日におおむね4人といたしておりますが、質問者の人数によっては、一般質問を予定している本会議が休会となることもあります。
この場合、委員会審査予定日を変更し、委員会審査を行っていただきます。
以上のことから、本定例会の会期は、本日から12月20日までの24日間と定めました。
次に、本日の議事日程について申し上げます。
日程第3から日程第13までの令和4年度各会計決算認定9件及び令和4年度出水市水道事業及び下水道事業会計決算による剰余金の処分について2件を一括上程し、各委員長の報告の後、採決を行います。日程第14及び日程第15の条例議案2件を一括上程、日程第16の発議案1件を個別に上程、日程第17から日程第22までの令和5年度各会計補正予算議案6件を一括上程、日程第23の条例議案を個別に上程、日程第24及び日程第25の令和5年度各会計補正予算議案2件を一括上程いたします。日程第14から日程第25までは、いずれも委員会付託を省略し、即決の取扱いといたします。日程第26から日程第31までの条例議案等6件を一括上程、日程第32から日程第36までの令和5年度各会計補正予算議案5件を一括上程いたします。日程第26から日程第36までは、提案理由説明ののち、これらの議案に対する総括質疑を行います。総括質疑の後、委員会付託区分表のとおり、各関係常任委員会に付託いたします。
皆様の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
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         △ 日程第2会期及び会期日程の決定
○議長(田上真由美議員) 日程第2、会期及び会期日程の決定を議題とします。
お諮りします。本定例会の会期及び会期日程については、議会運営委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日から12月20日までの24日間とし、会期日程については、配付いたしております会期日程表のとおりとすることに決定しました。
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         △ 議事日程の報告
○議長(田上真由美議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和5年出水市議会第4回定例会
議 事 日 程     第 1 号
令和5年11月27日  午前10時 開 議
第1       会議録署名議員の指名
第2       会期及び会期日程の決定
第3 認定第1号 令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
第4 認定第2号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について(文教厚生委員長報告)
第5 認定第3号 令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について(文教厚生委員長報告)
第6 認定第4号 令和4年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(文教厚生委員長報告)
第7 認定第5号 令和4年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について(総務病院委員長報告)
第8 認定第6号 令和4年度出水市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定について(産業建設委員長報告)
第9 認定第7号 令和4年度出水市水道事業会計決算の認定について(産業建設委員長報告)
第10 認定第8号 令和4年度出水市下水道事業会計決算の認定について(産業建設委員長報告)
第11 認定第9号 令和4年度出水市病院事業会計決算の認定について(総務病院委員長報告)
第12 議案第52号 令和4年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について(産業建設委員長報告)
第13 議案第53号 令和4年度出水市下水道事業会計決算による剰余金の処分について(産業建設委員長報告)
第14 議案第70号 出水市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
第15 議案第71号 出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第16 発議案第1号 出水市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第17 議案第57号 令和5年度出水市一般会計補正予算(第8号)
第18 議案第59号 令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
第19 議案第61号 令和5年度出水市介護保険特別会計補正予算(第3号)
第20 議案第64号 令和5年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)
第21 議案第66号 令和5年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)
第22 議案第68号 令和5年度出水市病院事業会計補正予算(第2号)
第23 議案第72号 出水市附属機関の設置に関する条例及び出水市空家等対策の推進に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第24 議案第65号 令和5年度出水市水道事業会計補正予算(第3号)
第25 議案第69号 令和5年度出水市病院事業会計補正予算(第3号)
第26 議案第73号 出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第27 議案第74号 出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
第28 議案第75号 出水市公開武家屋敷の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第29 議案第76号 公の施設の指定管理者の指定について(高尾野地域社会体育施設等)
第30 議案第77号 公の施設の指定管理者の指定について(野田地域社会体育施設等)
第31 議案第78号 出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について
第32 議案第58号 令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)
第33 議案第60号 令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
第34 議案第62号 令和5年度出水市介護保険特別会計補正予算(第4号)
第35 議案第63号 令和5年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第2号)
第36 議案第67号 令和5年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)
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         △ 議 事
○議長(田上真由美議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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         △ 日程第3認定第1号・日程第4認定第2号
           日程第5認定第3号・日程第6認定第4号
           日程第7認定第5号・日程第8認定第6号
           日程第9認定第7号・日程第10認定第8号
           日程第11認定第9号・日程第12議案第52号
 日程第13議案第53号           一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第3から日程第13までの令和4年度各会計決算認定9件、及び令和4年度出水市水道事業及び下水道事業会計決算による剰余金の処分について2件を、一括して議題とします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。

○総務病院委員長(鶴田均議員) おはようございます。それでは、よろしくお願いいたします。
総務病院委員会が審査した議案は、認定第1号「令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について」所管部分、認定第5号「令和4年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について」、認定第9号「令和4年度出水市病院事業会計決算の認定について」です。以上、3件の審査報告を行います。
まず、認定第1号「令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について」の所管部分について概要と結果を、質疑部分を中心に報告します。
歳出部分において、委員より、「出水市の財政状況は、県内の状況と比べてどうか。」との質疑に、「経常収支比率について、県内19市の平均が大体90%である。本市は少し下の89.3%、市町村平均でも90.5%であるため、数字としては平均より下と考えている。実質公債費比率についても、県内19市の平均が8.1%、市町村も含めると7.1%になっており、本市は7.6%という数字ではあるが、起債の発行に当たっての許可をもらう18%よりは下であり、早期健全化計画の策定対象となる25%よりも下ということで、特に数字的には問題ないと考えている。」との答弁でした。
主要な施策の成果の説明書144ページ、買い物支援事業費について、「利用者の要望は委託者に届いているのか。」との質疑に、「コンビニを経営している方に委託しているので、主にそこで取り扱っている食料品等を販売しているが、普段取り扱っていない品物等は、対応できる範囲で、後日届ける形で対応していただいている。」との答弁でした。
成果の説明書147ページ、出水市SDGs推進事業検討協議会開催経費について、「2回開催されているようだが、ここから提言をいただいた場合、どう生かしていくのか。」との質疑に、「この検討委員会は令和3年度から開催しており、令和3年度は、ラムサールに登録された「ツルの越冬地」を中心に取り組んでいくという提言をいただいた。その提言をもとに、未来都市への応募をしたが、不採択となった。令和4年度は、その不採択の結果を受け、未来都市に2回目の挑戦をするための計画書について審議をいただいた。」との答弁でした。
成果の説明書154ページ、さく井設備保守点検業務委託料について、「経年に伴い経費が発生しているようだが、掘ってから何年たっているのか、地下水はどのような活用をしているのか。」との質疑に、「井戸については、新庁舎建設時に地下水を活用するために掘っているため、6年程度経過している。地下水はトイレの排水、サーバー室の水冷式のエアコンの熱を冷ますための水槽の水、東庁舎の外構の植木等の散水用の水に使用されている。」との答弁でした。
続く討論では、賛成の立場で、「令和4年度の財政状況は、財政力指数0.42、経常収支比率89.3%、実質公債費比率7.6%と適正な財政運営がなされていると認められること、地域活性化に必要な各種の事業を計画どおり実施してきたと認められることから、賛成する。」との討論があり、採決の結果、全会一致により認定すべきものと決定しました。
次に、認定第5号「令和4年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について」の概要と結果について報告します。
担当課より、歳入部分について、成果の説明書535ページ、「会費について、加入者数は1万8,999人、年会費は総額で625万5,420円となっている。中学生以下と運転免許証自主返納者については、会費を1人当たり100円としている。加入率は36.76%である。」
歳出部分について、成果の説明書539ページ、「交通災害共済見舞金について、死亡見舞金が1件、傷害見舞金は55件で支出している。こちらについては、入院、通院合わせて5日以上で見舞金の対象となっている。」との説明があり、続く質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致により認定すべきものと決定しました。
次に、認定第9号「令和4年度出水市病院事業会計決算の認定について」質疑部分を中心に概要と結果について、報告します。
委員より、「医業本業での利益が出るようにするために、どのような施策を考えているか。」との質疑に、「公立病院の性格上、不採算の部門、小児救急医療や感染症医療などを担うため、どうしても採算を取るということが非常に難しい事業ではあるが、患者数の目標等、いろいろな目標を設定し、国からの交付税なども補塡しながら、本業部分での黒字化を目指していきたいと一丸となって取り組んでいる。」との答弁でした。
「一生懸命努力され、経常的にも利益が出ているので、就職を希望する人も増加してきていると認識してよいか。」との質疑に、「以前と比べると応募者が増えている。看護師もそうだが、患者も徐々に上昇の傾向にあるということで、黒字で病院経営がうまくいっているというイメージを広く示すことで、そういった人が集まる病院となっている実感はある。」との答弁でした。
決算資料50ページの西館感染症病棟改修工事設計業務について、「この感染症病棟を生かした将来の展望はないか。」との質疑に、「西館の感染症病棟については、感染症指定医療機関として指定されている病床数が今4床あるが、現在の病棟では、2部屋に2床ずつという構成で、患者が異性であった場合に、最大2人しか入らないなど運用上の問題があったため、4室4人という改修を行うものである。当面はコロナ患者の受入れを想定しているが、感染症指定医療機関であるので、コロナ感染症だけでなく、その他感染症に対応するための長期的な視点を持って整備している。」との答弁でした。
続く討論では、賛成の立場で、「CT装置、医療画像管理システム等の更新を行い、基幹病院として医療の質の向上が図られていること、新型コロナウイルス感染症対応においては、必要な病床確保と入院患者の受入れをはじめ、発熱外来の設置、PCR検査、ワクチン接種等で中核的な役割を果たしていること、病院事業全体では、純利益8億2,701万円を計上しており、医師の増加等による医業収益の改善により、前年度比9,818万9,000円増加している。高尾野診療所、野田診療所における患者数の減少に伴う収支状況は懸念材料であるものの、病院事業全体では、前年度に引き続き、純利益を計上し、年度末の現金残高は、5億6,208万円増加し、19億6,870万円となったこと等から、賛成する。」との討論があり、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決定しました。
以上で、総務病院委員会委員長報告といたします。

○議長(田上真由美議員) 認定第1号「令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について」、総務病院院長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止します。
次に、認定第5号「令和4年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について」、これから総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。

○12番(吉元勇議員) この交通災害ですけれども、いつまでも行政が主体となってやらないといけないのかなという気はしておりますが、その辺の状況はうまくいっているということでしたけれども、これ、いつまでも出水市というか行政が主体となって、交通災害共済、これだけ保険が幅広く民間でやっているのに、行政がやらなきゃいけないのかなという観点からの議論がなかったかどうか、あれば紹介していただきたいのですが。

○総務病院委員長(鶴田均議員) 今後の課題とは思いますが、そういう協議はしておりません。ありませんでした。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
次に、認定第9号「令和4年度出水市病院事業会計決算の認定について」、これから総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。

○18番(中嶋敏子議員) 3点ほど、お伺いいたします。
この紫の令和4年度出水市病院事業決算書のほうの34ページのところですけれども、これで職員に関する事項というページが34ページにありますけれども、ここで脳神経外科医が令和2年度までは3名おられたのが、令和3年度から1名になっているわけですけれども、これはどういう理由でか。それから、今後、3人はいらっしゃらないと手術などが困難なのかなという気もしますし、今1名残っていらっしゃる方も、高齢ではないかなと思っているんですけれども、そこらの質疑はなかったかということと、その同じページで看護職員のところですかね、介護福祉士が令和3年度末、5名正規職員がいたのがゼロになっているんですね。これはどういう理由なのか、そこらの質疑はなかったかお尋ねします。
もう一つは、37ページあたりですけれども、39ページのほうが分かりやすいですかね。高尾野診療所と野田診療所の医業収益が、毎回私、指摘をするんですけれども、高尾野診療所が野田診療所よりも低いんですね。ここらの原因が何なのか。対策としては、令和4年度、何か打たれたのかですね。そこらの質疑はなかったかお尋ねいたします。

○総務病院委員長(鶴田均議員) 病院の経営の流れの中に、いろいろな意見はありませんでしたし、また今言われたものについては、総合的によくなってきている状況があったということから、それについては質疑は何もありませんでした。

○12番(吉元勇議員) 委員長報告で、委員会での討論でも黒字だから賛成するといったような説明、報告がありましたけれども、以前から言っているように、公設の病院、あまり「黒字、黒字」と言っていると、医療倫理のほうに影響があるのかなという気がしておりますが、僕もずっと定期的にかかっておりますけれども、過大な診療があるとか、あるいは医療倫理云々とか、そういったような指摘的なもの、報告があればお願いいたします。

○総務病院委員長(鶴田均議員) その件についても、ありませんでした。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。

○12番(吉元勇議員) 認定第9号「令和4年度出水市病院事業会計決算の認定について」、意見を付して賛成といたします。
先ほど、委員長報告あるいは討論の報告でもあったように、公設の病院が「黒字、黒字」といったようなことが、ちょっと前面に出すぎているような感じがします。これまでの病院経営というのは、市民の認識にもあるように、「どうも経営がうまくいっていない。経営がうまくいっていないということは、医療にも大変不安がある」といったような長年の懸念がありましたけれども、ここにきて、例えば経営の面においては黒字が続いているといったようなことがあって、何となく安定した病院になったのかなという認識はありますけれども、確かに黒字になれば、職員の募集においては、あるいは看護師の募集においても、何らかのプラスにはなると思いますが、黒字というのが、この背景に、医療倫理において、過剰な診察あるいは、それ以上の何らかの問題点があれば、黒字以上に医療倫理が大事だということは申し上げてきましたけれども、それをきちんと重視していかなければなりません。
今後も経営は大事ですけれども、医療倫理を重視した病院経営であることを思いまして、賛成討論といたします。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。

○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) それでは、認定第1号「令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について」(所管部分)について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告申し上げます。
基金の運用状況の1ページ、出水市奨学金貸付基金では、貸付け状況についての質疑に対し「以前は高校生も対象にしていたが、実績がなかったので、対象としていない。現在は大学生、高専生及び学校教育法に基づいた専門学校に貸与しており、大学と専門学校がほぼ半分程度の状況で貸し付けている。」との答弁でした。
主要な施策の成果の説明書17ページ、1目市たばこ税について、「8.21%の増収とのことだが要因は。」との質疑に対し、「加熱式たばこを紙巻たばこに併せる換算率の改正を国が行ったことが主な増収の要因である。」との答弁でした。
33ページ、1節保育所負担金について、「平成13年度から28年度分の不能欠損処理とのことだが、長期にわたって、対応をしなかった要因は。」との質疑に対し、「保育料の未納の方については、通知等は出していたが、その後の滞納整理が遅れていたため、今回調査を行い、時効のもの等を含め、まとめて不能欠損処理を行ったものである。」との答弁でした。また、「平成29年度分からの対策は」との質疑に対し、「税務課収納管理係の文面を参考に催告書を見直し催告を行った。その結果、一括納付、分納の約束が行われたところである。今後も税務課や他市のマニュアル等を参考に、債権管理のマニュアルを作成し、取り組むつもりである。」との答弁でした。
112ページ、16節民生雑入では、不能欠損についての質疑に対し、「福祉課とこども課で大きな不能欠損を出してしまった。債権管理が不適切であったと認識している。適正な手続で進めるべきであったが、一部時効を迎えてしまったケースがあった。今後、税務課と連携し、弁護士等にも相談しながら適正な債権管理を行って参りたい。」との答弁でした。
188ページ、13細々目障害者虐待防止対策支援事業費について、「全国的に障害者福祉施設での虐待がある中で、委託先である事業所への通報がゼロ件ということをどう評価するか。また、施設の運営法人ではないところに委託すべきでは。」との質疑に対し、「虐待の通報は、警察もしくは匿名の方から例年、市で受理をしている。地域支援事業で圏域での拠点整備事業を現在行っているが、出水地域では受託できる事業所は現在の委託先しかない。しかしながら、ゼロ件というのは事業として成り立たないので、相談を受け入れやすい体制づくりについて、協議させていただきたいと考えている。」との答弁でした。
242ページ、5細目人材確保・育成推進事業費について「執行がなかったことをどう評価するか。」との質疑に対し、「去年の肉付け予算で打ち出した事業であり、実際の執行が6月議会で議決をされてからの取組ということもあり、事業所への周知が遅れてしまった結果、こういう結果となってしまった。対象職種を広げ、離職期間の制限も1年以上から6か月に短縮したところ、今年度は昨年と比べ申請件数は改善している。しかしながら、現状でよいか次年度予算に向け、ほかに強化できないか検討している段階である。」との答弁でした。
また、04細々目医療人材確保・推進事業費について、「半年の離職期間の制限を撤廃する考えはないか。」との質疑に対し、「市内の事業所において流動的になると、人材の奪い合いとなるリスクもあることから、考えていない。」との答弁でした。
346ページ、20細目ICT教育推進事業費について、「覚えるといった観点から、タブレットでの授業に関し、不安になるといった声も聞こえてくるが、そのような認識はあるか。」との質疑に対し、「タブレット端末については、GIGAスクール構想の中では1つの文房具として取り扱うことで進められている。紙に書いて学ぶこと、ICTを効果的に活用することを両輪に、授業、学習内容にリンクさせ効果的な活用について常に考えながら、現在も実施している。教育委員会としても、そのようなことを研修会等で伝えている。今後もいろいろな取組を参考にしながら、調査研究を深めていきたい。」との答弁でした。
346ページ、21細目人権教育研究推進事業費について、「具体的な研究内容及び効果は。」との質疑に対し、「令和3年度からの2年間の事業として大川内小学校で行われたものであり、講師による、子供と教員向けに講演を行った。また、研究公開も行い、広くその取組について、参加した方々にもお伝えしているところである。子供たちの効果としては、異年齢の集団で一緒に遊ぶ、相手を思いあった行動、そして友達のよいところを見つけ、それを互いに伝え合うなどの効果が得られている。保護者からは、非常によい取組をしている、子供たちの中で友達を大切にする心が育まれているといった意見、感想が寄せられている。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場で「資格を持ちながら勤務されていない市内在住の看護師、あるいは保育士の掘り起こしについては十分とは言えないが、職場復帰の支援を進めていただきたいと思い賛成する。」との意見があり、全会一致で認定すべきものと決定しました。
次に、認定第2号「令和4年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、質疑部分を中心に御報告申し上げます。
「国民健康保険の加入者が減少しているが、その要因は。」との質疑に対し、「後期高齢者への移行が1番の要因である。」また、「国民健康保険の対象者が減少する中で、体制についてどう考えるか。」との質疑に対し、「被保険者数が減少すると国保財政の安定化という意味で、不安定になっていくところもある。平成30年に制度改正があり、県が財政主体となっている。県全体で保険税を集め、給付費の財源となる普通交付金を県が平準化して賄うような制度設計に変わってきており、それで対応していくという方向性である。」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により認定すべきものと決定しました。
次に、認定第3号「令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、御報告申し上げます。
歳入については、「473ページ、特別徴収、普通徴収合わせて5億4,413万2,660円を受け入れた。」「481ページ、01細節雑入、後期高齢者医療制度特別対策補助金(窓口負担割合見直し事業費分)は制度改正に伴い、令和4年10月、全被保険者に被保険者証を交付した経費等に対する補助金として、県後期高齢者医療広域連合から支払われたものである。」
歳出について、「482ページ、1目一般管理費について、制度改正により令和4年10月から、一定の所得を超える高齢者への窓口負担割合が1割から2割となったことに伴い、全被保険者へ再度被保険者証を一斉に交付するための経費を支出した。」等の説明ののち、続く質疑はなく、討論では賛成の立場で、「団塊の世代が大幅に増加している中で、後期高齢者に対して医療が提供されていることを鑑み、賛成する。」との意見があり、採決の結果、全会一致により認定すべきものと決定しました。
次に、認定第4号「令和4年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、質疑部分を中心に御報告申し上げます。
517ページ、1細目特定入所者介護サービス費及び2細目特定入所者介護予防サービス費について、「利用者が減少した原因は。」との質疑に対し、「令和3年8月に改正があり、低所得者の負担割合が細分化され、食費に係る自己負担限度額が見直されたことが要因として考えられる。」との答弁でした。また、「改正に対する不満や不安の声はなかったか。」との質疑に対し、「制度改正の当時は、申請の時期であったため、チラシ等を作成し十分説明を行った。苦情等はなかったと記憶している。」との答弁でした。
520ページ、01細目高齢者元気度アップ・ポイント事業費について、「コロナ禍前と比較してどうか。」との質疑に対し、「コロナ禍前の令和元年度の商品券支払額が全体で約457万円に対し、一番影響があった令和2年度実績が約267万円、令和4年度実績が約385万円で、回復してきている。」との答弁でした。
続く討論では、賛成の立場で、「介護保険事業は今や高齢化の日本では重要な保険事業である。今後も介護保険事業が継続していくためにはさらなる努力が必要である。国の支援も含め、更なる介護保険料の維持を目指す事業を進めていくことをお願いし、賛成する。」との意見があり、採決の結果、全会一致により認定すべきものと決定しました。
以上、文教厚生委員長報告といたします。

○議長(田上真由美議員) 認定第1号「令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について」、これから文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ちょっと1点だけお伺いしますけど、し尿くみ取りについての市民からの問合せがあったものですから、一応確認でお聞きしますけれども、現在2業者のみが事業に参入できていて、新たな参入は認めないこととされているようですけれども、それについての関連する質疑はなかったか、確認させてください。

○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) し尿処理に関する質問、説明、質疑等はございませんでした。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止します。
次に、認定第2号「令和4年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定ついて」、これから文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております認定第2号「令和4年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、問題点を指摘して反対いたします。
高すぎる国保税が、市民の命・暮らしを脅かしています。国保会計の都道府県下の5年間で、平均1万2,000円の値上げに見られるように、県単位下でも国保の抱える構造的な矛盾は解決できていません。令和4年度の国保税の滞納世帯は、令和5年3月末現在で1,351世帯、国保加入7,979世帯の16.9%に当たり、滞納額は2億8,638万2,915円に上っています。滞納のために、短期証が発行されている世帯が199世帯、医療費の全額負担をしなければならない資格証の交付がないことは評価しますが、窓口留置きで実質料無保険になっていることが懸念される世帯が137世帯に上っております。こうした短期証の発行や窓口留置きによる無保険と正規の保険証が取り上げられていることで、病院にかかりにくくなり、そのために病気が重症化し、医療費の高騰に跳ね返るという悪循環を正すためには、全国知事会が1兆円の公費投入を政府に要求していることからも明らかなように、国の負担増を求めると同時に、6億円余りの国保基金の活用等で、人頭税のようにかかる均等割、平等割を廃止して、高すぎる国保税を引き下げるべきであります。
物価高騰の上に、この10年間で見ると、日本の実質賃金は24万円も減っています。「社会保障のため」といって導入された消費税は5%から8%、10%へと、14兆円もの大増税が行われましたが、国保税の負担は増え続けております。
市民の命・暮らしを守る本来の制度に戻すべきであることを指摘して、反対討論といたします。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は認定することに決定しました。
次に、認定第3号「令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、これから文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております、認定第3号「令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、問題点を指摘して反対いたします。
コロナ禍で高齢者の命と暮らしをどう守るのかが問われているときに、加入者の12.31%、1,124人の医療費窓口負担が、令和4年10月、1割から2割に一気に2倍になりました。怒りと怨嗟の声が寄せられております。冷酷な自助政策そのものであります。21年の通常国会の審議では、コロナ禍で精神的にも経済的にも疲弊して追い込まれる高齢者への負担増が、受診抑制を招いていることが各調査で明らかになっていることや、2割負担の対象者を国会審議抜きで、政令で拡大できることが大問題になりました。2008年から始まったこの制度は、国民を年齢で区切り、高齢者を別枠の医療保険へ強制的に囲い込んで、負担増と差別医療を押し付けるものであります。制度開始以来、6回にわたる保険料値上げが繰り返され、現在、年間6万1,738円の大きな負担に上っています。99人が滞納し、滞納額は593万4,500円に上っております。これは、介護保険と同じく、大半は年金天引きできない1月1万5,000円以下年金者のところで発生していると思われることから、深刻であります。滞納者7人に短期保険証、未交付者が2人いることは、医療が欠かせない高齢者へ、やってはならないことではないでしょうか。
減らされてきた高齢者医療への国庫負担を抜本的に増やし、差別と負担増のこの制度は廃止し、もとの老人保険制度に戻すべきであります。
この認定には反対するものです。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は認定することに決定しました。
次に、認定第4号令和4年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、これから文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております認定第4号「令和4年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、問題点を指摘して、反対いたします。
わずかな年金しかない高齢者は、高い介護保険料を天引きされることによって、暮らしが脅かされています。311人の人が2,601万9,861円の介護保険料を滞納しております。滞納の多くは、年金天引きできない1月1万5,000円以下年金の高齢者のところで、大半は発生していると思われますが、これらの人がサービスを受けようとすると、利用料は3割になります。
自公政権は、この7年間、要支援サービスの保険給付外し、特養入所を要介護3以上へ限定、原則1割だった利用料を所得によって2割、3割に負担を増やし、施設の食費、居住費の負担増など、介護保険を一層サービス利用できない制度に改悪を連打しております。介護事業所は、報酬の大幅削減で経営困難に拍車がかかり、介護現場の人手不足を加速させています。
制度の持続性確保という名目で、負担増や給付抑制をさらに進めながら、全世代型地域包括ケアを推進して、社会保障への国の責任を後退させていく途上であり、介護の権利を守り、国の悪政から市民を守るためには、自治体としての独自の施策が求められています。
3億円あまりの基金残高の活用や一般会計からの繰入等を行うなどして、介護保険料の引下げと誰でも必要なとき、安心して必要なサービスを利用できる本来の制度に改善・見直しを図るべきであるとことを主張して、討論といたします。

○12番(吉元勇議員) お聞き苦しい声で申し訳ないですが、討論させていただきます。
認定第4号「令和4年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、賛成の立場で討論いたします。
介護保険が始まって大分なりますが、この保険のおかげで、いろんな家族、私も含めて社会に助けられております。この介護保険が今後も充実し、あるいは継続していくためには、なるべく保険料の上昇を緩やかにする、あるいは介護保険事業所の職員の確保であります。これらについては、国の方針等もいろいろと今後も変わっていくだろうでありますが、我々利用する側にとって、あるいは行政にとって一番大事なことは、介護の認定者をなるべく緩やかに、あるいは少なくすることであります。私もその意味があって、7年前から、毎月1回、グラウンドゴルフ大会を開催しております。今、大体、毎月25チームぐらい、約130名の参加がありますが、こういったことも介護保険に頼らない、そういった生活・人生を送るようなことになるのではないかと思います。
今後は、介護保険を支える意味でも、なるべく介護保険に頼らない健康な体づくり、花づくりをやったり、野菜づくりをやったり、そういった環境づくりを我々議員も、個人的にもやらなければいけない時代であります。
この決算を認定することによって、今後も継続する介護保険事業であることを述べまして、賛成討論といたします。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は認定することに決定しました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。

○産業建設委員長(道上正己議員) それでは、認定第1号「令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について」(所管部分)について、産業建設委員会が審査しました概要とその結果を質疑部分を中心に報告いたします。
主要な施策の成果の説明書45ページ、1節住宅使用料について、「滞納繰越分についての事務はどのようにしているのか。」との質疑に対し、「毎月、督促、催促、催告と通知を出している。その前に電話での催促を行ったり、訪問も行っている。成果については、まだまだなので、今後も続けて、少しでも徴収ができるように頑張っていきたい。」との答弁でした。
成果の説明書148ページ、01細々目ラムサール条約湿地利活用推進事業費の出水ラムサールロゴシール作成経費について、「24品目を承認したとのことだが、どういう商品があるのか。」との質疑に対し、「のりやミカン、豚肉の申請がある。また、工業製品をつくっている会社が、工業製品を入れる段ボールにこのマークを入れて出荷している事例もある。」との答弁でした。
成果の説明書244ページ、01細々目農業委員会一般管理費について、「農地法の許可申請3条、4条、5条の申請件数の記載があるが、許可件数は何件か。」との質疑に対し、3条申請は、126件の申請に対して126件の許可、4条申請は11件の申請に対して11件の許可、5条申請は、118件の申請に対して116件の許可となっている。5条申請の2件については、1件が取下げ、もう1件は令和4年度の最後の申請で、許可がまだ来ていないものである。」との答弁でした。
成果の説明書277ページ、01細々目緑化産業活性化推進事業費について、「植木生産機械購入助成が5件あるが、この内容は。」との質疑に対し、「植木業者の方々を対象にした生産機械の購入の補助で、原則2分の1、上限100万円の補助となっている。5件ともパワーショベルを購入されたものに対して補助をしたところである。」との答弁でした。
成果の説明書288ページ、01細々目企業立地対策事業費の情報通信関連・育成戦略検討等業務委託料について、「委託の内容はどういうものか。」との質疑に対し、「この事業は、情報通信関連産業育成に向けた人材と企業の誘致プロジェクト推進事業を令和4年度から3か年計画で実施し、1年目となる令和4年度については、デジタル技術に関する人材、企業の誘致戦略を作成したほか、市内企業のデジタル技術活用に関するニーズ調査や誘致活動に活用するPRツールを作成した。」との答弁でした。
成果の説明書321ページ、01細々目都市公園等整備事業費の総合体育館空調設備実施設計業務委託について、「空調の方式は決まったのか。」との質疑に対して、「空調方式については、アリーナ部分は、輻射パネル式の空調方式を採用し、2階の観客席は、天井から吹き降ろすタイプの空調方式を採用している。」との答弁でした。
成果の説明書385ページ、01細々目出水麓歴史館一般管理費について、「入館者数が1万4,026人だったとのことだが、コロナ前と比べるとどうか。」との質疑に対し、「コロナ前は2万人を超えていたが、コロナ禍になると半減して1万人に届かない年もあった。」との答弁でした。
討論に入り、反対の立場で、「企業立地促進補助金については、補助金の金額を、正社員、準社員、短期雇用で仕分けをするのが妥当だと思うこと、公営住宅の住環境の整備改善が実態に追いついていないと思えること、公園等のトイレの洋式化についても市民の要求に追いついていないと思えること、価格保証・所得補償を導入した農政の転換を図る必要があることを指摘して反対する。」との発言や、賛成の立場で、「決算について、数値の正確性を検証し、予算の執行及び事業の経営が適正かつ効率的に行われているかどうかを審査した結果、認定すべきものと考える。また、各事業、個別に言えば総合体育館の整備事業、屋根付き市民ふれあい広場整備事業、鳥インフルエンザ対策事業も評価できるものであると考える。」との発言があり、採決の結果、賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
次に、認定第6号「令和4年度出水市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定について」、概要とその結果を報告いたします。
歳入について、地方卸売市場使用料については、市場本体の定額の使用料と売上げに対しての使用料及び惣菜等の関連商品売場の使用料になっている。
歳出について、市場一般管理費の主な支出として、浄化槽のポンプ取替修繕、地方卸売市場事業に係る消費税及び地方消費税となっているとの説明があり、続く質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決定しました。
次に、認定第7号「令和4年度出水市水道事業会計決算の認定について」、概要とその結果を質疑部分を中心に報告いたします。
出水市水道事業会計決算書32ページ、キャッシュフローについて、「当年度純利益が8,108万2,670円となっているが、他市と比べるとどうか。」との質疑に対し、「類似団体と比べると、出水市の水道事業については、企業債残高が多いと認識している。企業債残高を抑制し、今後の建設改良増大に向けて体力づくりをしている段階である。」との答弁でした。
続く、討論はなく、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決定しました。
次に、認定第8号「令和4年度出水市下水道事業会計決算の認定について」、概要とその結果を質疑部分を中心に報告いたします。
「令和4年度決算の中で目立ったのが、動力費の電気料の価格高騰だと思うが、今後も高騰していくことを考えると、利用料金の見直しを考えたほうがよいのではないか。」との質疑に対し、「市民の代表の方々で上下水道審議会を立ち上げて、経営状況等の分析を行っていただいているところである。その中で、経営状況の検証・報告がされると考えている。」との答弁でした。
討論に入り、反対の立場で、「企業会計に移行して3年目の決算となるが、今後、厳しい経営が強いられる中で、いつも問題視しているが、随意契約について、毎年億単位の契約がされている。合理化計画も示されないまま、随意契約が行われているのは問題であると思う。」との発言があり、採決の結果、賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
次に、議案第52号「令和4年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について」、概要とその結果を質疑部分を中心に報告いたします。
建設改良積立金の残高についての質疑に対し、「決算書記載の建設改良積立金2億492万6,902円に、今回、処分をお願いしている8,108万2,670円を加えた額が、今回の決算による積立金の残高となる。」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定しました。
次に、議案第53号「令和4年度出水市下水道事業会計決算による剰余金の処分について」、概要とその結果を報告いたします。
担当課より、「令和4年度末処分利益剰余金については2億4,776万365円であり、減債積立金に積み立てるものである。これは、下水道事業は企業債額が多く、その元金償還に充てるため、積み立てようとするものである。」との説明があり、続く質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定しました。
以上、産業建設員会委員長報告といたします。

○議長(田上真由美議員) ここで暫時休憩いたします。再開を午前11時20分といたします。
午前11時03分 休 憩
午前11時20分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
認定第1号「令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について」、これから産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。

○12番(吉元勇議員) 276ページの自伐型林業推進事業ですが、この事業が始まったのは、僕が議員になってしばらくしてだから、もう10年ぐらいやっていると思うんですけど、これ育っているのかなという気がしますが、この自伐型林業の説明が全くなかったんですけど、例えばこれによって、林業を始める方がどうだとか、そういうものの説明、あるいはこの事業がいつまでもやっていいのかとか、そういう議論があれば説明いただきたいのですが。

○産業建設委員長(道上正己議員) ありませんでした。申し訳ありません。

○12番(吉元勇議員) 次に277ページの緑化産業活性化推進事業費です。植木等の購入助成、大分件数が上がっておりますが、なかなか昨今の植木の需要、それから植木価格の低迷、その辺も含めて、行政も何らかの施策を立てて、市場の存続、市長も「植木のまち」ということで存続させていきたいという方向なんですが、議員側からして、この辺の存続のことも含めての活性化はこれでいいのか、そういうものの議論があれば、報告いただきたい。

○産業建設委員長(道上正己議員) 誠に申し訳ないですね。議員から、質疑はありませんでした。

○12番(吉元勇議員) 声枯れの2人で議論していますが、281ページ、いよいよですが、内水面漁協振興対策事業費です。ここに出水地域、高尾野地域、それぞれ事業主体、広瀬川漁業協同組合、それから高尾野内水面漁業協同組合、聞くところによると、相当な工事協力金をもらっています。西回り自動車道の関係で予算が大きくなればなるほど、工事協力金が大きくなるといったことで、単年度で500万円だの700万円だのといったような収入がありますが、その辺の議論の中で、これだけ収入があるのに、果たして、こういう補助金をやらないといかんとかと、そういったような議論があれば、報告いただきたいんですが。

○産業建設委員長(道上正己議員) 説明の中で、前年度と変わったところだけど主に説明しますということで、質疑はありませんでした。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。ここで質疑を中止します。
これから、先に質疑を中止していました認定第1号「令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について」、3常任委員長の報告に対する質疑を再開いたします。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について、問題点を指摘して反対いたします。
地方自治法第1条の2は、「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする。」と、自治体の役割の基本は住民福祉の増進であると明記しています。私は地方自治体の予算の重心を置くべきところは、福祉と暮らしであり、住民の命・暮らしを守る防災であり、暮らしを支える農業や中小企業であると考えます。
この立場に立って、令和4年度の決算を見てみますと、民生費や衛生費の占める割合は確かに大きいものがありますけれども、コロナ禍で苦しむ市民の現状に照らせば十分とは言えず、財政調整基金76億円、これは鹿屋市とか霧島市とか他市の人口比でいくと、多額にのぼっております。76億円貯めこみ、デジタル化や屋根付き市民ふれあい広場の建設、企業誘致、開発などが太い柱になった行政運営だと言わなければなりません。
令和4年度、感染拡大が続いた新型コロナウイルスに対しては、アフターコロナが強調され、実際に進行していた感染拡大や、次に来る可能性のある第7波への備えについて、市独自のPCR検査の拡充などは不十分でありました。
昨年、猛威を振るった鳥インフルエンザウイルス感染症拡大では、市長をはじめ、職員の皆さんが大変御苦労されたことに敬意と感謝を申し上げます。同時に、市の観光の目玉であるツルと養鶏、米農家や地域住民との共生を図るための市独自の取組はされませんでした。
政府は22年度もコロナ禍を口実に、デジタル化推進を前面に出す、成長と分配の好循環による新しい資本主義を実現するなどとしましたが、成長戦略の柱に位置づけているのはデジタル化で、その目玉がマイナポイントでした。本決算でも、デジタル化の構築を一つの柱にしており、市民の個人情報を大企業の儲けのネタにするマイナカードの普及を重点にした事業が取り組まれています。もともと、マイナンバーカード制度は行政運営を効率化及び行政分野における公正な給付と負担の確保、これはマイナンバー法第1条にありますが、を目的としております。社会保障の給付と税、保険料の負担を個人ごとに分かるようにして、給付を抑制して、国の財政や大企業の負担を減らすことを狙って導入されたもので、根本的にその是非を問い直す制度であると考えます。マイナンバーカードの全市民取得をコロナ危機の中で推進する道理も、必要性もなかったと考えます。
本決算に、自衛隊募集事務費が計上されております。そして、本人の承諾もなく、18歳と22歳の男女の名簿が自衛隊に提供されているのは問題です。出水市では、除外申請の取組も遅れております。第156回国会の個人情報の保護に関する特別委員会で、当時の片山国務大臣が、「自治体の自衛隊適格者名簿の提供は義務ではなく、依頼、協力要請である。」と答弁しています。市独自の判断で、この依頼は断るべきであります。
企業立地促進事業が取り組まれています。新規雇用一人30万円の助成について、雇用は原則正社員として、雇用の定着に資するように求めましたが、対応されておりません。
市政運営の問題として、正規職員926人に対して359人、38.76%の会計年度任用職員で運営されていることは問題です。会計年度任用職員の約8割は女性です。年収200万円以下の低賃金、不安定雇用の改善は図られず、その一方で職員は月100時間を超す残業が80人にものぼり、産業医も100時間を超えて残業する人を減らすよう指導されております。市の資料で明らかになったことですが、「死にたいと思ったことがある」「消えたいと思ったことがある」「あまりにもきつくて、仕事から離れたいと強く思う」という方が152人にも上っております。過労死予備軍を生み出しているような異常な働かせ方は、直ちに改善を図るべきであります。
屋根付き市民ふれあい広場や防災道の駅建設計画など、大型の公共事業に取り組まれる一方で、劣悪な住環境を強いられている市営住宅改修の取組の遅れや、公共施設のトイレの洋式化などの取組は強い市民要求があるにも関わらず、それに応えるものになっておりません。
令和4年度分の市税等の滞納状況を見てみますと、その合計は実人数で4,754人、5億2,351万円余りに上っております。貧困と格差の拡大、医療介護の負担増、物価高騰やコロナ禍による生活困難が続く中で、市が独自に使える76億円の財政調整基金の一部を取り崩してでも、国保介護の負担軽減等を含め、市民の暮らしを支える市政運営にこそ、多くの市民が望んでいるものであることなど、主な点を指摘して討論といたします。

○12番(吉元勇議員) 令和4年度出水市一般会計予算に関して、99.9%は賛成ですが、残りの0.1%、件数で言えば、0.1%を1件とすれば1,000分の999件は賛成ですが、1,000分の1件、これにはどうしても賛成できず、反対をせざるを得ない状況です。
内水面漁協振興対策事業費です。出水地域においては、内水面漁業振興対策事業補助金90万9,000円、高尾野地域においては高尾野地域水産業振興対策事業補助金80万円、それぞれ事業主体は広瀬川漁業組合と高尾野内水面漁業協同組合でありますが、補助金の交付先であります。これまでも、議会のほうで述べてきましたが、このたかり的構造で、それが慢性化して当たり前になっている、こういうものをいつまでも私たち、出水市政、出水市議会は黙認していくのでしょうか。
今、日本の社会は見て見ぬふりをしたことで、いろんな問題が起こっております。旧統一教会のこと、ジャニー喜多川氏による性加害、そして最近出てきたのが宝塚歌劇団の働き方の考えです。見て見ぬふりは、やってこなければ早急に被害は最小限に済んだでしょう。このことも、公共事業を背景に内水面の漁業が当たり前のように工事協力金として、受注した土木事業から取っている。こんなことが令和になっても続くんでしょうか。こういったことに、早くメスを入れなければいけません。
市長に立候補もしていない私が、ましてや市長でもない私が市長にお願いするのも何ですが、ぜひ市長には、このことを本気になって取り組んでいただきたいと思います。こういうことをいつまでもやってはいけません。
このたった1件のために、この決算に反対をせざるを得ない、そういうことで反対の討論とさせていただきます。行政の皆さんには大変、申し訳ない気持ちでありますが、1,000分の1件のために反対する私の議員としての考えにも、ぜひ御理解いただきたいと思います。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は御立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は認定することに決定しました。
次に、認定第6号「令和4年度出水市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定について」、これから産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。

○12番(吉元勇議員) 市場については、近隣の阿久根、これは民間でしたけれども、阿久根が閉鎖し、それからいちき串木野市、ここは公設でしたけれども、ここは閉鎖したということで、昨今の生産者の減少、それから需要のこと、いろんなことを含めて存続の危機があるのではないかと思いますが、決算書を見ると順調にいっているとは思いますが、まず1点、裁判のことがありましたけれども、裁判のことも結審したようですが、その辺のことを予算書の中でどう見ればいいかですけど、裁判のことの報告と議論があれば、報告いただきたいのですが。

○産業建設委員長(道上正己議員) ありませんでした。

○12番(吉元勇議員) もうちょっと考えて、2秒ぐらい置いてから答弁いただければと思いますが。
545ページに地方卸売市場使用料1,140万円ということで、これは借家のことですけれども、年間1,100万円を超えるお金を市場のほうは払っていると。月になおしますと約100万円弱、これが市場のほうから行政に対して支払われている借家代といいますか、そんなことなんですけども、ここにきて先ほど市場の閉鎖が続いているということで、市場の存続のためには生産者の確保、それから需要先の確保、これに合わせて、この市場の職員の確保というのも最近は従業員のいろんな場面での不足があって、従業員の確保ともあるんですけど、決算書を見ると順調にいっているとはいえ、職員の処遇はどうなのかなというのは、ちょっと懸念されるところではありますが、この辺の使用料の削減といいますか、使用料の考えを見直すといったようなことを議員のほうから提案されて、行政側からも何らかの形で対応したいといったような、その辺の借地料といいますか、使用料のことについて議論があれば、お知らせください。

○産業建設委員長(道上正己議員) 借地料とか、そういう話はありませんでしたけれども、それぞれ予算をするときに、予算の委員会のときには、生産者を含めちょっと高齢者になってきているから、そういうものも市から少なくなっていると話はしましたけれども、決算審査については意見はありませんでした。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
次に、認定第7号「令和4年度出水市水道事業会計決算の認定について」、これから産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
次に、認定第8号「令和4年度出水市下水道事業会計決算の認定について」、これから産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております認定第8号「令和4年度出水市下水道事業会計決算の認定について」、問題点を指摘して反対いたします。
今回の決算で、令和4年度の500万円以上の重要契約21項目、総額で3億3,000万円ほどになりますけれども、その中で8項目1億7,800万円、53.82%に当たりますけれども、これが株式会社出水環境衛生公社、これは出水清掃と文化清掃の合同会社かと思いますが、この中に1件は九テクとの共同企業体の管理業務が含まれております。いずれも随意契約で、各種維持管理業務、汚泥処理業務、汚泥収集運搬業務等を契約されております。
随意契約の根拠になっているのは、地方公営企業法施行令であると。直接的には昭和50年に議員立法でつくられた下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法、略して合特法と言われておりますけれども、それに基づくものだと理解しております。
この法律の第1条で、「下水道の整備等により、一般廃棄物処理業者が受ける著しい影響を緩和し、経営の近代化及び規模の適正化を図る計画を策定し、その実施を推進することにより、その業務の安定を保持するとともに、廃棄物の適正な処理をすることを目的とする」とされております。この件に関しては、佐賀地裁で出た判例があります。これによれば、随意契約には根拠が必要とされ、合特法では合理化事業計画を策定し、し尿処理業者の仕事が減った分だけ代替業務等で支援できるとしております。この趣旨に基づき、透明公正な運営を図るべきでありますけれども、出水市では合理化事業計画は、この間、1回も策定、提出されないまま、事業だけは毎年随契で丸投げされていることは、問題であります。
決算では、人口減少に伴う下水道収入の減少等により、厳しい経営状況が想定されております。令和4年度決算書の経営指標に関する事項では、収入の多くを他会計補助金、一般会計からの4億円余りの繰入等の営業外収益で運営されており、営業収益の確保が課題。「適正な使用料収入の確保と同時に、汚水処理経費の削減により、更なる改善に努める」とされております。
今後、下水道使用料の値上げ等も検討されることが懸念される中で、この問題はきちんと正し、法に基づいた対応をするべきであることを指摘をして、反対討論といたします。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は認定することに決定しました。
議案第52号「令和4年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について」、これから産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第53号「令和4年度出水市下水道事業会計決算による剰余金の処分について」、これから産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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         △ 日程第14議案第70号・日程第15議案第71号 上程
○議長(田上真由美議員) 次に、日程第14及び日程第15の条例議案2件を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。

○椎木伸一市長 よろしくお願いいたします。
ただいま一括上程されました「出水市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」の制定について、ほか1件の提案理由を説明いたします。
これらの議案は、本年8月の人事院勧告に基づく法案が、11月17日、国会において可決・成立したことから、本市職員の給与につきましても、国家公務員に準じて改正しようとするものでございます。
それでは、主な改正の内容について説明いたします。
まず、議案第70号の「出水市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」の制定につきましては、一般職、特定任期付職員及び会計年度任用職員の期末手当と勤勉手当の支給月数及び給料表について、国家公務員に準じて、改正を行うものであります。
第1条は、「出水市職員の給与に関する条例」に規定する、期末手当の支給月数について、令和5年12月支給分を一般職は0.05月分、定年前再任用短時間勤務職員は0.025月分引上げ、勤勉手当の支給月数について、令和5年12月支給分を一般職は0.05月分、定年前再任用短時間勤務職員は0.025月分引上げるものでございます。また、給料表については、行政職給料表では、高卒程度の初任給を1万2,000円、大卒程度の初任給を1万1,000円引上げ、若年層の職員が在職する号俸に重点を置き、所要の改正を行うものであります。
第2条は、一般職及び定年前再任用短時間勤務職員の令和6年度以降の期末手当及び勤勉手当の支給月数を、6月及び12月支給分において、同じ支給月数とするものであります。
第3条は、「出水市一般職の任期付職員の採用等に関する条例」に規定する、特定任期付職員の令和5年12月支給分の期末手当の支給月数を0.1月分引上げ、特定任期付職員の給料表の改正を行うものであります。
第4条は、特定任期付職員の令和6年度以降の期末手当の支給月数を、6月及び12月支給分において、同じ支給月数とするものでございます。
第5条では、「出水市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例」に規定する、会計年度任用職員の給料表について人事院勧告に伴い常勤職員と同じく改正し、第6条では、会計年度任用職員の給料表について、常勤職員の給料表を適用することとするものでございます。
附則でございますが、附則第1条第1項では、この条例の施行期日について、同条第2項では、改正後の条例を遡及して適用することについて、附則第2条では、改正前の条例により支給した給与を改正後の条例の規定により支給する給与の内払いとみなすことについて規定しております。
次に、議案第71号の「出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例」の制定について、市長、副市長及び教育長並びに病院事業管理者の期末手当について、国における指定職職員の期末手当の改定率に準じて、改正を行うものであります。
第1条及び第3条は、市長、副市長及び教育長並びに病院事業管理者の令和5年12月支給分の支給月数を0.1月分引上げるものであります。
第2条及び第4条は、令和6年度以降の期末手当の支給月数を、6月及び12月支給分において、同じ支給月数とするものでございます。
附則でありますが、この条例は公布の日から施行し、第2条及び第4条の規定は、令和6年4月1日から施行するものでございます。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。

○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。
これから、議案第70号出水市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。

○18番(中嶋敏子議員) 1点だけお伺いします。
特定任期付職員と会計年度任用職員の給与についてですけれども、勤勉手当については、会計年度任用職員はこの中には含まれてないのかですね。特定任期付職員については、どうなのか。分かったら、お答えください。

○山元周作総務課長 特定任期付職員につきましては、勤勉手当の支給月数の増加があるんですけれども、本市には現在のところ、特定任期付職員はおりませんので、対象者はいないということになります。
それから、会計年度任用職員の勤勉手当につきましては、令和6年4月から支給可能となるように地方自治法が改正されますので、令和6年4月以降に勤勉手当が支給されるということになります。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております議案第70号「出水市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」、意見要望を述べて賛成いたします。
これは、今、説明にもありましたように、人事院勧告に基づく給与の改定で、この中には私も要求しておりました会計年度任用職員も、職員と同じく、4月に遡って支給されることになったことは歓迎したいと思います。
しかし、今回の給料改定率は一般行政職でもわずか1.03%、教育職や医療職は1%以下で、全く不十分なものだと考えます。これでは物価高騰にとても追いつきません。賃上げの流れを止めないのであれば、公務から率先して、民間の賃上げや物価高を上回る賃上げを実現して、賃上げの流れをつくるべきであります。
職員の4割近くを占める会計年度任用職員の処遇は、劣悪なままであります。人事院は有為な人材の安定的確保のために、制度の在り方の検討を表明していますけれども、早急な処遇改善と安定雇用に向けた取組が求められていると考えます。
以上のような問題を含んでいることを指摘しつつ、この条例改正には賛成するものであります。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第71号「出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、質疑を許します。

○12番(吉元勇議員) この中で、出水市病院事業管理者のことなんですが、ちょっとここ1、2年の経緯をあまり把握していないので、今から言う質疑になることをお許しください。
こういって病院事業管理者の給与等が引上げられるわけですが、病院経営の観点から、病院の職員にはかなり給与面でいろいろと削減だとか、無理をしてきた経緯がありますが、そこら辺、ちょっとどういうふうに改善されたか聞きたいんですけど。そうでないと、職員はあまり上がらない、でも病院事業管理者は上がるんだねといったような声があっては、やっぱりよくないので、僕はこれは賛成しますけど、職員の給与関係のことというのは、どういう経緯になっていたか。ここ1年ぐらいのことでいいんですけど、説明いただきたいと思います。
ずっと何%か削減してきた経緯があって、それで建て直しもあった、黒字化になったというのも、それで影響あったかどうかですけど、職員に対する処遇のことは、どういうふうになっていますか。

○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 まず職員に関してでございますが、おっしゃるとおり、給与を削減しておりました。しかし、今年の1月から給与制度を見直しまして、5%の削減をしたところで給与表をつくっております。
人事院勧告につきましても、昨年度、今年、市役所のほうと同じ人事院勧告に基づきまして改正をしておりますので、今回、管理者の改定がありますが、職員のほうも併せて改定いたしますので、処遇としては特に落としているというのはございません。

○議長(田上真由美議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております議案第71号「出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、反対の立場で討論いたします。
これは提案理由にあるように、市長、副市長及び教育長並びに病院事業管理者の期末手当について、国の改定率に準じて改定しようとするものであります。現在、開会中の臨時国会で特別職給与法案での、総理や大臣らの給与引上げについて、激しい物価高騰で国民の生活が深刻な打撃を受けている中で、首相が自らの給与を引上げることに、国民の怒りの声が急速に広がりました。世論の反対を受けて、引上げ分は自主返納をするとしていますが、国民は納得しておりません。
これと同じ理由で、コロナ禍と物価高騰で市民が苦しんでいるときに、市長を初めとする三役と病院事業管理者の期末手当の引上げには、市民の合意は得られないと考えます。
これはやるべきではないと考え、反対いたします。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
ここで昼食のため、暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
午前11時58分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
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         △ 日程第16発議案第1号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第16、発議案第1号「出水市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
提出者の趣旨説明を求めます。

○16番(杉本尚喜議員) ただいま議題となりました発議案第1号「出水市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、趣旨説明を申し上げます。
今回の改正は、特別職と同様に議員の期末手当を増額しようとするものでございます。議員の期末手当につきましては、第1条で、12月期支給分を1.65月分から0.1月分を増額して、1.75月分に改めることとし、第2条では、来年6月期支給分以降について、1.75月分から1.7月分に改正するものでございます。
なお、今回は本則による改正で、施行日は第1条については公布の日からとし、第2条については令和6年4月1日からとするものでございます。
以上、出水市議会会議規則第14条第1項の規定により、所定の賛成者とともに発議案を提出するものでございます。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますよう、お願い申し上げます。

○議長(田上真由美議員) 以上で、趣旨説明が終わりました。
これから発議案第1号「出水市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」に対する質疑を許します。

○12番(吉元勇議員) これについては、11月21日の議会運営委員会で協議されて、そのときは本定例会の日程等も協議された中で、協議時間が8時52分から9時12分、20分の中で、本定例会の日程とこの条例に関してのことがありましたけれども、今、発議されたこの内容については、どれくらい協議をされたか。もし、覚えている範囲でよろしいんですが。どれくらいでいいです、何分ぐらいと。

○16番(杉本尚喜議員) ただいまの議会運営委員会の中での協議時間の関係で伺いがございましたが、協議時間が短いからといって、あっさり流したわけではございませんで、特に特別職等の人事院勧告による期末手当の増額分に照らし合わせまして、「じゃあ、議会ではどうするのか。」といったようなところも、議運の議員の中では、それなりに把握している内容でございましたので、時間はそうかけては審議しておりません。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案をされております発議案第1号「出水市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、理由を述べて反対したいと思います。
先の市長を初めとした特別職の職員の皆さんのときに討論をいたしました同じ理由ですけれども、コロナ禍と物価高騰で市民が苦しんでいるときに、私たち議員がお手盛りで手当を引上げることについては、市民の合意は得られないと考えて、これについては反対したいと思います。

○5番(宇都修一議員) 賛成の立場で討論いたします。
今、日本の賃金レベルは先進国で24位、アメリカの半分、お隣の韓国の1.4分の1と言われています。このため政府は、国民の賃金レベルを上げようと一生懸命です。しかしながら、なかなか上がりません、岸田内閣も「経済、経済、経済」と叫んでいますけれども、明るい形は見当たりません。分かりやすいのは、スポーツ選手でアメリカに渡って活躍し、多くの報酬を受け取っております。多くの市民は物価は上がっていくのに、上がらない賃金に残念な思いをしていると思います。
ここで反対しておけば、「私は反対したんだけどな。」と言えるでしょうけれども、果たして市民は、我々がこの額を上げないということをよしとするでしょうか。昔は給料を上げるなんて言うべきではないというのが美徳であったと思いますけれども、そういう考えもあったと思いますけど、今は違うのではないかなと思います。最近の朝ドラでも、ヒロインが「給料を上げてくれ。」と一生懸命言っていました。
我々議員は、市民のために大きな責任を背負っています。適正な報酬を受け取り、そして市民の皆さんの賃金が上がるように、生活が豊かになるように頑張るべきだと、そのように思います。
以上をもちまして、私の討論とします。本日の出席の議員の皆様方の御理解、御賛同を賜りますようお願いして、私の討論といたします。

○12番(吉元勇議員) 本発議案に、大反対の立場で討論いたします。
先ほど、反対討論で中嶋敏子議員から討論がございましたが、そのとおりであります。
最近の出水市議会の状況を見ますと、先の定例会、本年第3回定例会の最終日に、生活保護者に関する陳情があって、それに対しては私と中嶋敏子議員のほかの議員は「1円も上げるな」という立場で反対されました。その中で、我々議員は異様じゃないかと。どういう政治家なんだろうと、本当に首を右にも左にもかしげたくなりますが、こういう状況であるからこそ、人事院勧告は基本的には国家公務員に対することでありまして、それに準じて、渡りに船というような形で「議員も、じゃあ上げようじゃないか。」と、そんな感じなのかなというふうに、この手の条例の制定については考えております。
今だからこそ、議会は今の報酬でしっかりとした仕事をやるんだと。月30万円ももらって、何が不満ですかと、そんなことを述べたいと思います。
今の市民の生活レベル、賃金レベル、あるいはいろんなことを考えたときに、上げるべきではないということを強く申し上げ、反対討論といたします。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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         △ 日程第17議案第57号・日程第18議案第59号
           日程第19議案第61号・日程第20議案第64号
           日程第21議案第66号・日程第22議案第68号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第17から日程第22までの令和5年度各会計補正予算6件を、一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。

○椎木伸一市長 ただいま上程されました、令和5年度出水市一般会計補正予算(第8号)ほか5会計に係る補正予算について、一括して提案理由を説明いたします。
今回の補正予算は、出水市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正に伴います期末手当における支給率の改定、また、先ほど、御承認いただきました出水市職員の給与に関する条例等の一部改正に基づく給与の改定に伴い、各会計予算の職員給与費等において、所要の措置を講ずるほか、各事業費における会計年度任用職員の給与費については、今回の職員の給与改定に準ずる改正に伴い、不足する所要見込額を追加計上するものでございます。
各会計補正予算の歳出における追加計上額は、特別会計への繰出金を除いた一般会計で7,745万5,000円、国民健康保険特別会計で217万4,000円、介護保険特別会計で245万9,000円、水道事業会計で179万8,000円、下水道事業会計で75万2,000円、病院事業会計で5,591万5,000円、合わせて1億4,055万3,000円の追加となるものであります。
各会計の補正額でありますが、一般会計は、職員給与費等の追加に特別会計繰出金を加えまして、8,107万3,000円を追加計上し、その他の会計につきましては、先ほど申しました職員給与費等の額をそれぞれ追加計上するものであります。
これらに対する歳入としましては、一般会計では、国庫・県支出金を追加計上し、地方交付税を調整いたしました。また、国民健康保険特別会計及び介護保険特別会計では、一般会計繰入金等を調整し、病院事業会計では、収益的収入及び支出の収入において、新型コロナウイルス感染症に係る入院病床確保事業補助金の収入見込額を新規計上いたしました。
今回の補正により、予算規模は、一般会計が302億163万3,000円、国民健康保険特別会計が73億48万9,000円、介護保険特別会計が64億9,949万9,000円、水道事業会計の収益的収入及び支出の水道事業費用が7億6,485万1,000円、資本的収入及び支出の資本的支出が5億708万8,000円、下水道事業会計の収益的収入及び支出の下水道事業費用が15億5,338万9,000円、資本的収入及び支出の資本的支出が12億8,580万8,000円、病院事業会計の収益的収入及び支出の病院事業収益が59億5,703万2,000円、病院事業費用が58億8,735万2,000円となるものでございます。
以上が、一般会計補正予算(第8号)ほか5会計の補正予算に関する説明でございます。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。

○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。
これから、議案第57号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第8号)」に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております議案第57号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第8号)について」、反対いたします。
この中に、市長を含む三役分、19万7,000円と議員報酬71万5,000円が含まれております。職員については、賃上げ率が低いことや、会計年度任用職員の抜本的な処遇改善が必要であることを述べました。先ほど、議案第70号と発議案第1号に反対した立場から、この補正予算についても賛成できませんので、討論といたします。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第59号「令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第61号「令和5年度出水市介護保険特別会計補正予算(第3号)」に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第64号「令和5年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)」に対する質疑を許します。(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第66号「令和5年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)」に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第68号「令和5年度出水市病院事業会計補正予算(第2号)」に対する質疑を許します。

○18番(中嶋敏子議員) すみません、確認ですけど、この中には病院事業管理者の分もここに含まれているのか、確認をさせてください。

○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 入っております。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております議案第68号「令和5年度出水市病院事業会計補正予算(第2号)」について、先ほど質疑をいたしましたけれども、この中に病院事業管理者の分も含まれていることから、議案第70号で反対をいたしましたので、整合性の関係からもここでも反対するものであります。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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         △ 日程第23議案第72号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第23、議案第72号「出水市附属機関の設置に関する条例及び出水市空家等対策の推進に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題とします。
提案理由の説明を求めます。

○椎木伸一市長 ただいま上程されました、「出水市附属機関の設置に関する条例及び出水市空家等対策の推進に関する条例の一部を改正する条例」の制定について、提案理由を説明いたします。
本案は、本年6月14日に公布されました「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」により、同法の一部が改正され、条例で引用している条項の繰下げなどが生じたことに伴いまして、引用を改めようとするものでございます。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。

○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。
これから、議案第72号「出水市附属機関の設置に関する条例及び出水市空家等対策の推進に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、質疑を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ちょっと1点だけお尋ねしますけれども、この文書だけでは、ちょっと説明も見ましたけど、分かりにくいので、具体的にどういうことなのか。出水市にどういう影響があるのかを含めて、よかったらお答えください。

○小原一郎建設部長 今回の改正によりまして、空き家の所有者の責務の強化、特定空家になる前の段階から空き家への対応の強化をするような法律の改正がなされました。それに伴いまして、市の条例はその法律から何条ということで引いてきているんですけど、その条例の順番が変わりましたので、引用する部分が変わったということで、条例を変えざるを得なかったと。ですので、市の条例の中身につきましては、影響はないというようなことになります。

○12番(吉元勇議員) 今回みたいな条項の繰下げ程度の議案については、ということを先の定例会でも申しましたが、わざわざ議案として提案するんじゃなくて、専決というのかな、協議の上、そういうことで、わざわざ議案として上程しなくてもいいんじゃないかといったようなことが、10年ぐらい前の議会でも行政側からの提案で、議会側は「いや、それはいかんよ」といって今に至っているんだけど、この件に関しては、「条項の繰下げぐらいだから、わざわざ議案で上程しなくてもな。」というような協議で、今後はこういったことはわざわざ議会で諮ることもないのではないかというような協議は、部内で、庁舎内というか、市長部局では協議されていないですか。この件に関して。

○議長(田上真由美議員) 吉元議員に申し上げます。
今回の提案理由の中とはちょっとそれますので、また後もって、それは議会の中で協議できればいいかなと思っておりますが、それでいかがでしょう。
(マイクなしで発言する者あり)
○議長(田上真由美議員) それに関しては、今ここで、当局側が答えられる案件ではないかと思いますが。
(マイクなしで発言する者あり)
○議長(田上真由美議員) それは、当局に答弁を求める類いのものではないかと存じ上げます。また、後ほど。
ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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         △ 日程第24議案第65号・日程第25議案第69号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第24及び日程第25の令和5年度各会計補正予算2件を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。

○椎木伸一市長 ただいま上程されました、令和5年度出水市水道事業会計補正予算(第3号)及び、令和5年度出水市病院事業会計補正予算(第3号)について、一括して提案理由を説明いたします。
まず、水道事業会計補正予算(第3号)について説明いたします。
今回の補正は、補正予算第2条の収益的収及び支出の支出及び、第3条の資本的収入及び支出の支出では、それぞれ共済費の標準報酬月額の変更に伴いまして、給与費を調整し、第4条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費については、職員給与費を調整いたしました。
第5条の債務負担行為では、取替メーター購入費及び水質検査業務委託に係る期間と限度額を設定するものであります。
今回の補正により、収益的収入及び支出の支出で24万円を追加し、予算規模は7億6,509万1,000円となり、また、資本的収入及び支出の支出で11万2,000円を減額し、予算規模は5億697万6,000円となるものです。
次に、病院事業会計補正予算(第3号)について説明いたします。
今回の補正は、補正予算第2条の債務負担行為で、病理組織検査業務委託ほか38件について、期間と限度額を設定するものでございます。
以上が、水道事業会計補正予算(第3号)及び、病院事業会計補正予算(第3号)に関する説明でございます。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。

○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。
これから、議案第65号「令和5年度出水市水道事業会計補正予算(第3号)」に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第69号「令和5年度出水市病院事業会計補正予算(第3号)」に対する質疑を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ちょっと分からないのでお尋ねしますけど、2ページのほうの別表の債務負担行為というのがずっと出てくるわけですけれども、この委託契約をする際に、インボイスの登録業者であるかどうかが問われることが発生するのかどうか、確認だけさせてください。

○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 インボイスの登録業者であるかどうかということは問わず、委託料の入札をする際に、そこは問わずに契約することになるかと思います。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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         △ 日程第26議案第73号・日程第27議案第74号
日程第28議案第75号・日程第29議案第76号
日程第30議案第77号・日程第31議案第78号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第26から日程第31までの条例改正議案等6件を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。

○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました「出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」の制定について、ほか5件の提案理由を説明いたします。
まず、「出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」の制定について説明いたします。
本案は、「重度心身障害者医療費助成に関する事務」において、助成対象者の要件の確認や助成金の支給に係る事務等に必要となる情報を、個人番号を利用して情報連携等により確認できるようにし、また、「子ども医療費」、「ひとり親家庭等医療費」の助成に関する事務において、事務に必要な範囲で利用することができる、市が保有する情報を追加することで、申請者の利便性の向上と事務の効率化を図ろうとするものでございます。
それでは、主な改正の内容について説明いたします。
別表第1の改正は、個人番号を利用する事務に「重度心身障害者医療費助成に関する事務」を追加し、別表第2の改正は、「重度心身障害者医療費」の助成事務において利用する、市が保有する特定個人情報について定め、「子ども医療費」、「ひとり親家庭等医療費」の助成事務において利用する情報を追加するものでございます。
附則でありますが、この条例は公布の日から施行するものであります。
次に、「出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」の制定について、提案理由を、説明いたします。
「全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律」が、本年5月19日に公布され、出産した被保険者等に係る産前産後期間の国民健康保険税の所得割額及び均等割額の免除措置が令和6年1月1日から施行されることとなりました。本案は、それに伴いまして、本市の条例について所要の改正を行うものであります。
それでは改正の内容について説明いたします。
新たに追加する第23条第3項では、世帯に出産する予定または出産した被保険者がいる場合において、当該世帯の世帯主に対して賦課される国民健康保険税の基礎課税額、後期高齢者支援金等課税額、介護納付金課税額の所得割額及び均等割額に係る免除措置について定めております。免除する期間については、単胎妊娠の場合で、出産予定月の前月から出産予定月の翌々月までの4か月間とし、多胎妊娠の場合は出産予定月の3か月前からの6か月間としております。
次に、新たに追加する第24条の3では、免除措置を受ける際の届出等について定めておりまして、届出は出産予定日の6か月前から行うことができます。
以上が改正内容であり、この減額分については、国と地方の公費により負担することとなっております。
附則ですが、附則第1項では、この条例の施行期日を定め、附則第2項では、改正後の条例の適用区分を定めております。
次に、「出水市公開武家屋敷の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」の制定について、提案理由を説明いたします。
本案は、県の「魅力ある観光地づくり事業」で整備した出水麓庭園を、公の施設として位置づけ、その管理について必要な事項を定めるため、所要の改正をするものです。
それでは、主な改正の内容について説明いたします。
第2条の改正は、公開武家屋敷の附帯施設として出水麓庭園を追加しております。第3条の改正は、庭園の開園時間については規則で定めることとするものです。第5条の改正は、公開武家屋敷と同じく、業としての写真撮影等の目的で使用するときは許可を受けなければならないとするものであります。なお、このような使用をするに当たっては、別表に定める使用料を納入する必要がございます。
以上が主な改正内容であり、そのほか、庭園の追加に当たり、必要な文言の整理等を行っております。
附則でありますが、この条例は公布の日から施行するものです。
次に、公の施設の指定管理者の指定議案2件について、提案理由を説明いたします。
これらの議案は、令和6年3月31日で指定期間が満了する公の施設について、新たに指定管理者を指定するため提案するものでございます。
いずれの施設においても、公募による選定を行い、候補者の決定に当たっては、出水市公の施設指定管理者選定審議会へ諮問し、今回提案している各団体等を候補者とする旨の答申を受けているところでございます。
それでは、各議案の内容について説明いたします。
まず、議案第76号の高尾野地域社会体育施設等は、平成31年4月1日から5年間、「有限会社辻産業」を指定管理者としているところであります。今回、公募をしたところ、1団体から申請があり、同社を令和6年4月1日から令和11年3月31日までの指定管理者として指定することを提案するものでございます。
次に、議案第77号の野田地域社会体育施設等は、平成31年4月1日から5年間、「有限会社出水スポーツ」を指定管理者としているところであります。今回、公募をしたところ、1団体から申請があり、同社を令和6年4月1日から令和11年3月31日までの指定管理者として指定することを提案するものでございます。
次に、「出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定」について、提案理由を説明いたします。
本市では、令和3年7月26日に「出水市と日本郵便株式会社との包括連携に関する協定」を締結し、郵便局で証明書等の交付を行うことで、交通手段が限られた高齢者等の利便性の向上を図るため、「地方公共団体の特定の事務の郵便局における取扱いに関する法律」の規定に基づき、市内5郵便局を指定し、令和4年10月1日から証明書等の交付事務を委託しているところでございます。この特定の事務を取り扱う郵便局の指定について、令和6年3月31日で指定期間が満了することから、引き続き本市の特定の事務を取り扱う郵便局を指定するため、法第3条第3項の規定に基づき、議会の議決をお願いするものでございます。
指定する郵便局は、現行と同じく本庁及び両支所から比較的遠距離にある米ノ津郵便局、大川内郵便局、福ノ江郵便局、荘郵便局、江内郵便局の5か所で、取り扱う事務も同じく住民票の写し等の交付請求の受付及び引渡しに関する事務など5件でございます。郵便局での取扱期間は、令和6年4月1日から令和9年3月31日までとしています。
なお、これまでは、交付する証明書等に記載されている本人からの請求の受付のみを行っておりましたが、令和6年4月からは、申請者本人から委任を受けた代理人による請求の受付も行うこととし、利便性の向上を図ってまいります。また、法律の規定に基づき、議案にお示ししている事務のほかにも、現行と同じく高額療養費支給申請書の受領や敬老バス乗車券の交付請求の受付及び引渡しに関する事務など9件の業務も併せて委託し、引き続き市民サービスの向上を図ってまいります。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。

○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。
これより、総括質疑に入りますが、質疑されるときは議案番号を示していただき、簡潔にお願いします。細部にわたっては所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いします。なお、質疑回数は4回以内とします。質疑を許します。

○18番(中嶋敏子議員) 議案第75号の分ですけど、ここは竹添邸、税所邸は、これまでNPO法人の麓街なみ保存会に管理委託をされていたんじゃないかと思うんですけれども、これが一つ庭園が加わったあとどうなるのか、確認をさせてください。

○揚松智幸商工観光部長 今のところは、我々のところで、まずやってみようかと思っておりますので、事務委任をすることはないと考えています。

○12番(吉元勇議員) 議案第77号の公の施設の指定管理者の指定のことですが、有限会社出水スポーツさんが1件だったということで、選定委員会で「問題なし」として市長に提案をされ、ここに至ったという経緯でありますけれども、出水スポーツさんは出水地域の体育施設もされていますが、私もソフトテニス協会の理事長として、年間、市の庭球場で約15大会ぐらい大会を開催しています。その中で、ほかの施設の社会体育施設もですけど、例えば単純なことなんですけど、草刈りについても、本年度も何回か文化スポーツ課のほうに「どうなっているんだっけな」というメールも送りましたし、直接出水スポーツさんにも言いましたけど、ちょっと野田までは厳しんじゃないかなという認識を持っていますが、選定委員会の意見、あるいは担当課の認識として、1件しか応募がなかったからここに至ったんでしょうけど、この施設の管理という意味では、ちょっとやっぱり厳しいかなという認識は持っていらっしゃいませんかね。認識を聞かせてください。

○揚松智幸商工観光部長 そういう事実があったということはお聞きしておりますが、野田地域においても、それなりにこれまでも草刈り、剪定等もやっていらっしゃると思いましたので、私としては大丈夫だろうと考えます。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっています条例議案等6件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨、お伝えおき願いたいと存じます。
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         △ 日程第32議案第58号・日程第33議案第60号
日程第34議案第62号・日程第35議案第63号
日程第36議案第67号           一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第32から日程第36までの令和5年度各会計補正5件を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。

○椎木伸一市長 ただいま上程されました、令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)ほか4会計に係る補正予算について、一括して提案理由を説明いたします。
まず、一般会計補正予算(第9号)について説明いたします。
今回の補正は、事務事業費の確定見込み等による調整、人事異動等に伴う給与費の調整及び、国・県負担金の過年度精算返納金等の計上のほか、北薩広域行政事務組合負担金、特別会計への繰出金の調整、財源変更など、それぞれ所要の予算措置を講じようとするものでございます。また、指定管理者制度を導入している公の施設の管理運営費について、最低賃金の引上げや物価上昇の影響により増加している経費を補塡するための委託費を追加計上しております。これらのほか、新規事業など、主なものについて、補正予算第1条の歳入歳出予算の補正の歳出から説明いたします。
29ページ、第2款総務費、総務管理費の市税過誤納金還付金では、法人市民税等の還付の増加により、還付金が不足する見込みとなりましたので、所要見込額を追加計上いたしました。
次に、31ページにかけての戸籍住民基本台帳事務費では、戸籍等の記載事項に氏名の振り仮名情報が新たに追加されることに伴い、戸籍総合システム等の改修委託費を新規計上したほか、マイナンバーカード交付増加に伴い、住民票などのコンビニ交付件数が増えていることから、交付に係る委託費を追加計上いたしました。
続きまして、33ページ、第3款民生費の社会福祉費、障害福祉サービス給付費の介護給付費及び訓練等給付費では、利用件数の増加などにより、扶助費に不足が見込まれることから、所要見込額をそれぞれ追加計上し、障害者地域生活支援事業費の障害者日中一時支援事業費においても、利用者の増加などにより、所要見込額を追加計上しました。
また、35ページにかけての老人福祉費の高齢者福祉一般管理費では、国庫補助金を活用して整備しました、認知症対応型の通所介護事業所と施設内保育所について、施設を廃止することとなりましたことから、処分に伴います国庫補助金返還金を新規計上し、介護予防支援事業費では、令和6年度介護報酬改定等の制度改正に伴う地域包括支援システムの改修委託費を新規計上いたしました。
次に、37ページの児童福祉費、障害児通所支援事業費の児童発達支援給付費では、利用者の増加などにより、扶助費に不足が見込まれますことから、所要見込額を追加計上し、保育対策総合支援事業費では、保育支援者の配置に対する保育体制強化事業費補助金のほか、保育補助者の雇用に対する保育補助者雇上強化事業費補助金、睡眠中の事故を防止するためのセンサー購入に対する保育所等事故防止推進事業費補助金、老朽化した机等の備品購入に対する保育環境向上等事業費補助金及び、医療的ケアを必要とする子供のための看護師等の配置に対する医療的ケア児保育支援事業費補助金を、それぞれ新規計上しました。
また、39ページの保育所等整備事業費補助金では、大久保さくらこども園の改築工事に係る補助金を新規計上し、放課後児童健全育成事業費では、現在、リースにより設置している米ノ津児童クラブの建屋について、来年度も利用することから、期間を延長し、併せて、今年度末に予定していた解体に係る経費を調整しております。
次に、生活保護費の生活扶助費では、保護人員の増加などにより所要見込額を追加計上し、医療扶助費では、インフルエンザの流行や新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移行したことに伴い、医療費が増えていることから、所要見込額を追加計上いたしました。
また、41ページ、第4款衛生費、保健衛生費の子ども医療費助成事業費においても、インフルエンザの流行などにより助成件数が増えていることなどから、所要見込額を追加計上いたしました。
続きまして、第6款農林水産業費、農業費の農業総務一般管理費では、地方卸売市場の卸売業者である「鹿児島いずみ青果株式会社」が、買受人から売買取引について提訴され、本年2月に、福岡高等裁判所宮崎支部に控訴されていた損害賠償請求控訴事件について、地方卸売市場の設置者として補助参加しておりましたが、9月20日に控訴棄却により判決が確定しましたので、弁護士への成功報酬等の訴訟補助参加経費を新規計上いたしました。
次に、43ページ、農業再生事業費の経営所得安定対策推進事業費では、農業再生協議会で雇用している職員の給与につきまして、会計年度任用職員の給与改定に準じて調整するため、人件費に係る協議会への補助金を追加計上し、機構集積協力金交付事業費補助金では、農地中間管理機構を通して農地を貸し付ける場合に交付される地域集積協力金を新規計上いたしました。また、海岸保全施設維持管理費では、土砂の堆積により浸水のおそれがある出水干拓東工区天神潮遊池のしゅんせつ工事費を新規計上し、基幹水利施設管理費では、電気料の確定見込みに伴い、小原揚水機場に係る管理委託料を調整し、これにより生じた国・県補助金を活用して、来年度以降に予定していた高川ダムの気象観測設備の更新を前倒しで実施することとし、更新経費を新規計上いたしました。
次に、45ページ、林業費の有害鳥獣防除事業費では、イノシシ・シカ等による被害の増加に伴い、鳥獣被害対策実施隊の出動回数及び、捕獲件数が増えておりますことから、実施隊への報酬及び捕獲補助金の所要見込額を追加計上し、泉の森づくり事業費では、森林所有者が実施する間伐に対する私有林育成事業補助金を新規計上いたしました。また、かごしまの竹で育む産地づくり事業費では、県補助金の追加内示に伴い、株式会社WOOD LIFEが実施される竹林改良や管理路整備に対する補助金を追加計上いたしました。
続きまして、49ページ、第8款土木費、道路橋梁費の道路維持補修費では、地域経済対策及び年度間の端境期対策といたしまして、市道7路線に係る蓋版整備工事費等を追加計上し、一般道路整備事業費についても同様に、市道6路線に係る改良工事費等及び、市道太鼓橋野平線における排水対策を検討するための調査委託費を計上しております。いずれの路線も、安心・安全の面から緊急性が高く、計画の前倒しをするものでございます。
今回、歳出予算と併せて繰越明許費を設定しておりますので、本年度末から来年度当初を通じまして、本市地域経済の下支えに一定の波及効果をもたらすものと考えているところでございます。
次に、里道等整備地域支援事業費では、自治会等が実施される里道等の整備に係る原材料費等が増えていることから、所要見込額を追加計上し、河川海岸費の急傾斜地崩壊対策事業費では、米ノ津前地区の崩壊対策に係る測量設計委託費等を新規計上しております。
続きまして、51ページ、第9款消防費、常備消防費の消防総務業務費では、令和6年度採用予定消防職員の被服等購入費を新規計上し、非常備消防費の消防団車両費では、購入を予定しておりました第5分団自動車部の消防ポンプ自動車について、車両本体の生産停止に伴いまして、車両を確保できない状況が続いており、今年度中の発注が困難となったことから、購入に係る経費を調整しております。
次に、第10款教育費、教育総務費の奨学金貸付事業費では、鶴の恩返し奨学金貸付事業に活用していただきたいとの指定寄附がございましたので、奨学金貸付基金の積立に係る繰出金を新規計上いたしました。
次に、53ページ、小学校費の小学校施設維持補修費では、来年度の特別支援学級数の増加見込みなどに伴い、教室改修に係る準備経費を新規計上し、小学校教材費では、指定寄附がございましたので、学校の図書購入費を新規計上いたしました。また、小学校教育設備整備事業費では、先ほどの小学校施設維持補修費と同様に、特別支援学級数の増加見込み等に伴いまして、備品購入費を新規計上いたしました。
次に、中学校費の中学校施設維持補修費では、小学校と同様に、特別支援学級の教室改修に係る準備経費を新規計上し、中学校教材費においても、指定寄附がございましたので、図書購入費を新規計上しております。また、中学校就学援助費では、援助費の増加に伴いまして所要見込額を追加計上し、55ページにかけての中学校教育設備整備事業費では、こちらも小学校と同様に、特別支援学級等の備品購入費を新規計上いたしました。
次に、社会教育費のツル食害対策事業費では、国・県補助金の追加内示に伴い、事業費を追加計上し、57ページの保健体育費、社会体育施設一般管理費の出水地域分では、社会体育施設等の管理運営委託料について、賃金・物価上昇に伴う特別補塡のほか、現在、進めている総合体育館の空調工事に伴います来年3月までの休館により、指定管理者の収入となる利用料金収入が減少することから、補塡に係る委託料を追加計上しております。
以上が歳出の概要でございますが、これに対する歳入としは、国庫・県支出金、財産収入、市債等を追加計上し、地方交付税、繰入金等を調整いたしました。
次に、7ページ、補正予算第2条の繰越明許費の補正は、戸籍総合システム等改修業務委託ほか6件について、年度内の事業完了が見込めないことや、所要の工期確保等の関係から繰越明許費を設定するものでございます。
また、8ページから9ページの補正予算第3条、債務負担行為の補正は、議会会議録作成業務委託など業務委託に関するもの25件、高尾野地域社会体育施設等の公の施設の指定管理料2件のほか、ふるさと納税推進事業など14件、合計41件について、期間及び限度額を設定するものでございます。
10ページから11ページの補正予算第4条、地方債の補正は、海岸保全施設整備事業を追加し、市道整備事業ほか2件の起債限度額をそれぞれ変更しようとするものでございます。なお、本条による補正後の市債の現在高は、予算説明書63ページの資料のとおりとなるものでございます。
以上が一般会計補正予算(第9号)の概要でありますが、今回の補正額は、5億5,007万円の追加で、これにより予算規模は307億5,170万3,000円となるものでございます。

○議長(田上真由美議員) ここで、提案説明の途中ではございますが、暫時休憩させていただきたいと思います。再開を午後2時15分といたします。
午後1時59分 休 憩
午後2時15分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行し、提案理由の説明を求めます。

○椎木伸一市長 それでは、続きから参ります。
次に、国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について説明をいたします。
歳出の総務費では、人事異動等に伴い職員給与費を調整したほか、一般管理費では、第三者行為求償事務手数料の所要見込額を追加計上しました。また、国民健康保険事業費納付金では、一般会計からの保険基盤安定繰入金等の確定に伴う納付金の財源変更を行い、基金積立金では、国民健康保険基金積立金を調整いたしました。これに対する歳入では、一般会計繰入金及び諸収入を追加計上しております。今回の補正額は、2,751万8,000円の追加で、これにより予算規模は73億2,800万7,000円となるものでございます。
次に、介護保険特別会計補正予算(第4号)について説明いたします。
歳出の総務費では、人事異動等に伴い職員給与費を調整したほか、一般管理費では、令和6年度介護報酬改定等の制度改正に伴う介護保険システムの改修委託費を新規計上し、北薩広域行政事務組合介護保険業務費負担金を調整しました。また、地域支援事業費の地域包括支援センター事業費では、先ほどの一般管理費と同様に、制度改正に伴う地域包括支援システムの改修委託費を新規計上し、高齢者給食サービス事業費では、利用者の増加により所要見込額を追加計上いたしました。また、基金積立金では、介護給付費準備基金積立金を調整いたしました。これに対する歳入では、国庫・県支出金を追加計上し、一般会計繰入金を調整しました。
今回の補正額は、25万5,000円の減額で、これによりまして予算規模は、64億9,924万4,000円となるものでございます。
次に、交通災害共済特別会計補正予算(第2号)について説明いたします。
歳出の事業費ですが、令和5年4月から、自転車利用者に対し、ヘルメットの着用が努力義務化されたことに伴い、着用を促進するため、自転車用ヘルメット購入費補助金を創設するものでございます。この補助金は、交通災害共済の加入者が、自転車用ヘルメットを購入した際に、その費用の2分の1を、1人1回に限り助成するものでございます。これに対する歳入では、基金繰入金を追加計上いたしました。
今回の補正額は50万円の追加で、これにより予算規模は、1,703万円となるものでございます。
次に、下水道事業会計補正予算(第3号)について説明いたします。
今回の補正は、共済費の標準報酬月額の変更に伴う給与費の調整のほか、補正予算第2条の収益的収入及び支出の支出では、旧市道矢房5号線の払下げに伴います下水道管路施設の処分に係る国庫補助金返還金及び、企業債の繰上償還に伴う補償費を、それぞれ新規計上しました。
第3条の資本的収入及び支出の収入では、払下げに伴う下水道管路施設売却代金を新規計上し、支出では、これに伴う企業債の繰上償還に係る償還金及び国庫補助金返還金を、それぞれ新規計上いたしました。また、第4条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費を調整し、第5条の債務負担行為では、出水浄化センター維持管理業務委託ほか8件に係る期間と限度額を設定するものでございます。
今回の補正により、収益的収入及び支出の支出で66万7,000円を追加し、予算規模は15億5,405万6,000円となり、また、資本的収入及び支出の収入で515万7千円を追加し、予算規模は8億5,139万1,000円となり、支出で384万1,000円を追加し、予算規模は12億8,964万9,000円となるものでございます。
以上が、一般会計補正予算(第9号)ほか4会計の補正予算に関する説明であります。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。

○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。
これより、総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号、ページ数を示していただき、簡潔にお願いします。細部にわたっては所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いします。なお、質疑回数は4回以内とします。質疑を許します。

○12番(吉元勇議員) 委員会で審査ですので、大綱ということですが、職員もいっぱい来ていて、どうすればいいのかなという感じですけど、とりあえず質疑をさせていただきます。
関連するので、2つ一緒にします。一般会計補正予算(第9号)についてですが、43ページの海岸保全施設維持管理費のしゅんせつ工事のことと、49ページ、道路新設改良単独事業費8,000万円、事業箇所は別紙一覧表58ページとありますが、この一覧表の7事業と先ほど申しましたしゅんせつ工事、工事仕様書、特記仕様書に内水面漁協への説明がある分があれば、お示しください。

○中村孝文農林水産整備課長 海岸保全の維持管理費のことについて、私のほうからお答えいたします。
こちらにつきましては、漁協との協議はございません。

○小田原豊道路河川課長 58ページの路線別一覧表7路線でございますが、こちらにつきましても漁協への協議を行う予定の工事はございません。

○12番(吉元勇議員) 仕様書にはないということですので、肝に銘じておってください。
ついでに49ページの県単急傾斜地崩壊対策事業費1,500万円、これについては特記仕様書のほうに内水面漁協への説明があるかどうか。

○小田原豊道路河川課長 これにつきましても、同様に協議の予定はございません。

○12番(吉元勇議員) 消防の関係です。51ページ、総務業務費で令和6年度の新採の洋服を購入ということですけど、聞いたところによると、昨年度新規採用において、出水市の消防組合のほうにも試験的には通ったんだけれども、同時に他の自治体の消防署のほうも受験を受けておいて、そっちに通ったからそっちに行かれたということで、昨年度は採用がなかったのか。その分を引かれてそうなったのか。その辺のことの影響があって、本年度増やしたとか、何かその辺の影響があったかどうか、この衣服の購入について。説明ができる点があれば。

○大平伸章消防長 今回の補正につきましては、2名分の被服等を計上しているところでございます。

○12番(吉元勇議員) 質疑の仕方が悪かったですね。
昨年度、そういう形で本来、採用すべき人数が足らずに、本年度、それだけ増やしたということになって、今年度が2人になったと。本来、昨年度で採用すべき人数ができなくて、本年度採用になったという、そんな影響はどうですか。

○大平伸章消防長 この予算要求は採用に関する協議等がある前に、補正として要求をしたものでございます。

○20番(髙崎正風議員) 一般会計補正の9号についての45ページ、有害鳥獣防除事業費についてなんですが、今までの実績についてお分かりだったら、教えていただきたいと思います。

○中村孝文農林水産整備課長 今年度4月から10月までにつきまして、イノシシ、シカの捕獲頭数が約2,400頭ほどございます。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
ただいま議題となっています令和5年度各会計補正予算5件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨、お伝えおき願いたいと存じます。
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         △ 散 会
○議長(田上真由美議員) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。よって、本日はこれで散会いたします。
第2日の会議は12月7日に開きます。御苦労さまでした。
午後2時27分 散 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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