議会議事録検索

出水市令和5年第3回定例会 第6日

令和5年出水市議会第3回定例会会議録第6号
-------------------------------------------------------
令和5年9月22日
-------------------------------------------------------
会議の場所 出水市議会議場
-------------------------------------------------------
出席議員    20名
    1番                  井 伊 健 一 議員
    2番                  迫 田 小百美 議員
    3番                  池 田 幸 弘 議員
    4番                  田 中 秀 一 議員
    5番                  宇 都 修 一 議員
    6番                  江川野 一 成 議員
    7番                  南 鶴 洋 志 議員
    8番                  鮎 川 浩 一 議員
    9番                  上須田   清 議員
   10番                  日 髙 信 一 議員
   11番                  北御門 伸 彦 議員
   12番                  吉 元   勇 議員
   13番                  土 屋 工 吉 議員
   14番                  鶴 田   均 議員
   15番                  田 上 真由美 議員
   16番                  杉 本 尚 喜 議員
   17番                  出 水 睦 雄 議員
   18番                  中 嶋 敏 子 議員
   19番                  道 上 正 己 議員
   20番                  髙 崎 正 風 議員
-------------------------------------------------------
地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
冨 田   忍 副市長
髙 橋 正 一 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
大 田 直 子 財政課長
青 﨑 譲 二 企画政策課長
福 川 正 樹 企画政策課秘書監(係長)
柿 木   彰 保健福祉部長
溝 口 雄 二 市民部長
揚 松 智 幸 商工観光部長
高 口   悟 農林水産部長
小 原 一 郎 建設部長
島 畑 郁 朗 建設政策統括監(部長級)
松 井   勉 高尾野支所長
東 畠 賢 一 野田支所長
大 平 伸 章 消防長
大久保 哲 志 教育長
宮 﨑   毅 教育部長
-------------------------------------------------------
議会事務局
春 田 和 彦 局長
濵 上 泰 廣 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北   紘 至 主査
-------------------------------------------------------
付議した事件
陳情第3号 相次ぐ原告勝訴判決に従い、直ちに生活保護基準を引き上げ、物価対策給付金をすべての国民に支給することを要望する意見書を国に提出してください。(文教厚生委員長報告)
議案第51号 出水市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について(総務病院委員長報告)
議案第45号 令和5年度出水市一般会計補正予算(第6号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
議案第46号 令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)(文教厚生委員長報告)
      閉会中の継続審査について
       認定第1号 令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について
       認定第2号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
       認定第3号 令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
       認定第4号 令和4年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
       認定第5号 令和4年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について
       認定第6号 令和4年度出水市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定について
       認定第7号 令和4年度出水市水道事業会計決算の認定について
       認定第8号 令和4年度出水市下水道事業会計決算の認定について
       認定第9号 令和4年度出水市病院事業会計決算の認定について
       議案第52号 令和4年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について
       議案第53号 令和4年度出水市下水道事業会計決算による剰余金の処分について
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(田上真由美議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和5年出水市議会第3回定例会第6日の会議を開きます。
-------------------------------------------------------
○議長(田上真由美議員) 鶴田均議員より、議場でつえを使用したいとの申入れがありましたので、これを許可しております。
-------------------------------------------------------
         △ 議事日程の報告
○議長(田上真由美議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和5年出水市議会第3回定例会
議 事 日 程     第 6 号
令和5年9月22日  午前10時 開 議
第1 陳情第3号 相次ぐ原告勝訴判決に従い、直ちに生活保護基準を引き上げ、物価対策給付金をすべての国民に支給することを要望する意見書を国に提出してください。(文教厚生委員長報告)
第2 議案第51号 出水市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について(総務病院委員長報告)
第3 議案第45号 令和5年度出水市一般会計補正予算(第6号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
第4 議案第46号 令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)(文教厚生委員長報告)
第5       閉会中の継続審査について
          認定第1号 令和4年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について
          認定第2号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
          認定第3号 令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
          認定第4号 令和4年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
          認定第5号 令和4年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について
          認定第6号 令和4年度出水市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定について
          認定第7号 令和4年度出水市水道事業会計決算の認定について
          認定第8号 令和4年度出水市下水道事業会計決算の認定について
          認定第9号 令和4年度出水市病院事業会計決算の認定について
          議案第52号 令和4年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について
          議案第53号 令和4年度出水市下水道事業会計決算による剰余金の処分について
-------------------------------------------------------
         △ 議 事
○議長(田上真由美議員) これより議事日程により、議事を進めます。
-------------------------------------------------------
         △ 日程第1陳情第3号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第1陳情1件を議題といたします。
ここで、文教厚生委員長の審査報告を求めます。

○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) おはようございます。
それでは、陳情第3号「相次ぐ原告勝訴判決に従い、直ちに生活保護基準を引き上げ、物価対策給付金をすべての国民に支給することを要望する意見書を国に提出してください。」について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、御報告申し上げます。
本陳情は令和5年第2回定例会において、文教厚生委員会に付託され、物価の動きの見通しも立たないことなどから継続審査となっていたもので、担当課から全国の状況、鹿児島県内の状況等の説明を受けました。
続く質疑はなく、討論において、反対の立場で「生活保護基準が引き上げられた場合、受給者の生活の質の向上につながるものの、生活保護基準額と最低賃金のバランスが失われる。また、給付金の支給については、国に大きな負担をかけるばかりではなく一時的な支援であり、物価高騰の原因を解決する手段ではなく、長期的な解決策にはならないので反対する。」との意見や、賛成の立場で「生活保護者にとって生活保護費は最低限の生活を保障する意味で基本となるところである。生活保護者の気持ちをすくい上げるのも政治の立場の人間がやることと思う。給付金の支給については今後も検討するが、全体としては賛成する。」との意見があり、採決の結果、賛成少数により不採択相当とすることに決定しました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告を終わります。

○議長(田上真由美議員) 陳情第3号「相次ぐ原告勝訴判決に従い、直ちに生活保護基準を引き上げ、物価対策給付金をすべての国民に支給することを要望する意見書を国に提出してください。」について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) 皆さん、おはようございます。ただいま提案をされております陳情第3号、「相次ぐ原告勝訴判決に従い、直ちに生活保護基準を引き上げ、物価対策給付金をすべての国民に支給することを要望する意見書を国に提出してください。」という陳情書は、ただいまの文教厚生委員長の報告にありましたように、賛成少数で不採択という結果でした。
私は、この委員長報告に反対し、本陳情の採択に賛成の立場で討論いたします。
私は、現在、独自に市民の皆さんにアンケートをお願いしています。今回の特徴として、いつもより回答が返ってくるのが早く、そして、多いということがあります。その中で、81%の方が「生活が苦しくなった。」と答え、その原因として、物価高騰、ガソリン、電気、ガス代の負担増を挙げた方が同じく8割を超えています。生活実態の反映として当然かなと思います。そして7割を超える方が「食費を切り詰めている。」と回答しておられます。
中でも、生活保護受給者は、物価高騰の影響をもろに受けておられます。生活保護の3級地-1に分類されている出水市の60代から70代一人暮らしの方の生活保護給付金は1月約6万6,000円代であります。この中から電気、ガス、水道、電話代を払えば、1日に1,000円残ればいいほうで、これで食費、日用品をはじめ、全ての支出を賄うことになります。物価高騰の中では、買えるものが一層、制限されております。冬季は灯油代として1人1月2,000円代の加算金がありますが、十分ではないにしても助かっておられます。
しかし、近年、この夏の暑さがひどくなり、とりわけ今年の暑さはクーラーなしでは命にかかわります。この間、削除された夏季加算の復活を含め、電気代補助を要求しておりますけれども、実現しておりません。健康で文化的な暮らしとは、到底言えない暮らしを強いられているのが実態であります。
陳情書にもあるように、厚労省はこの間、2013年から平均6.5%、最大10%もの生活保護基準を引き下げました。生活保護費は100%消費にまわりますので、このことは消費不況を招くことにもつながっております。
現在、鹿児島県を含む全国29か所で裁判が行われ、すでに21の地方裁判所で判決が出され、11か所、半数を超える地裁で原告勝訴の判決が出されております。大阪、熊本、東京、横浜、宮崎、青森、和歌山、埼玉、奈良、千葉、静岡の11地裁ですけれども、東京、大阪をはじめ、大きな自治体で勝訴をしていることも近頃の特徴であります。
生活保護基準は、最低賃金をはじめ様々な制度の基準になっております。出水市では、45項目に上る条例、減免制度等が、生活保護制度を利用していることが明らかになっております。その引下げは、一人生活保護者のみでなく、多くの市民にも多大な影響を及ぼすことになります。岸田首相も物価対策や賃上げなどを盛り込んだ経済対策の検討を、来週前半で本格化させると表明されております。こうしたことからも、今、この陳情者が要求している陳情項目を意見書として国に提出することは、まさに時宜を得ているのではないかと思います。
議員皆様の賛同をお願いして、討論といたします。

○7番(南鶴洋志議員) 私は、陳情第3号、「相次ぐ原告勝訴判決に従い、直ちに生活保護基準を引き上げ、物価対策給付金をすべての国民に支給することを要望する意見書を国に提出してください。」に委員長報告に賛成、不採択の立場で討論いたします。
本市では、エネルギー、食料品価格等の物価高騰対策として、生活に特に大きな影響を受けている低所得者世帯を支援するため、一般会計補正予算(第3号)の電力・ガス・食品等価格高騰重点支援給付金給付事業において、物価高騰による家計への影響が特に大きいと思われる住民税非課税世帯等の低所得世帯を対象に、1世帯当たり3万円を現金で支給するなど、適宜支援を行っております。生活保護基準額が高すぎると、社会政策の労働市場の側面を反映している生活保護基準額と最低労働賃金のバランスが失われてしまい、労働者が生活保護を選択する動機が高まり、労働市場への参加が減少する可能性があります。貧困層の支援と労働者の権利を保護しながら、経済の健全性と持続可能性を確保するために、慎重に調整する必要があります。
また、陳情項目の2に、「すべての国民に給付金を支給する」との記載があります。このことは、国家予算に大きな負担をかける可能性があり、財政の健全性を損なう恐れがあります。また、給付金は一時的な支援であり、物価高騰の根本的な原因を解決する手段ではなく、持続可能な方法ではありません。
以上のことから、委員長報告に賛成、陳情不採択といたします。
議員各位の御賛同を、よろしくお願いいたします。

○12番(吉元勇議員) 陳情第3号、原案に賛成の立場で討論いたします。
委員長報告の中で賛成少数、私が唯一1人、賛成した立場であり、その賛成討論の中で申し上げたとおりでありますが、私も議員になって14年目になりますけれども、どうも、こういった生活保護のことの陳情だとか、あるいはどちらかというと共産党系の方々の提案に対しては、この国の地方自治の議会は反対すべきものだという風潮があり、それぞれの政治家としての考えを持っているのかと、甚だ疑問に思っている14年間でもあります。
どうも、生活保護のことは引き上がると、生活保護者は仕事もせずに、引き上げばかりだといったような雰囲気もあちこち聞かれますが、我々の立場は、やっぱり生活保護の方々の生活を見た限り、贅沢を誰がしていますか。そんな裕福なことをやっているとは思えない。そんな中で、とりあえず生活保護費引き上げ、あるいは生活保護者を云々というのは、どうも反対すべきものだという風潮があります。
出水市議会で、地方自治議会ですけれども、ここで一つ、流れを皆さんつくりませんか。どうも、こういった話には反対すべきものということではなくて、そろそろ生活保護の方々の思いに立った立場でやると。そうなると、生活保護を受けている方も、それは働きたいけれども働けない理由もたくさんあると思います。でも、こうやって議会が支援するという立場を取ったら、やはりその方々ももう少し意欲を持って、自分たちのことは自分たちでやるんだという流れをつくるのを、我々政治家の役目であります。「生活保護費のことは、とりあえず反対」と、そういった風潮を少しでも今後、断ち切ろうではありませんか。そういったことを述べて、この原案に賛成するものです。

○19番(道上正己議員) 陳情第3号、「相次ぐ原告勝訴判決に従い、直ちに生活保護基準を引き上げ、物価対策給付金をすべての国民に支給することを要望する意見書を国に提出してください。」について、反対の立場で討論いたします。
それぞれ中嶋議員、それぞれ皆さん方、討論されました。私は一番思うのが、どなたが、どういう形で生活保護をいただいているのか、支給されているのかというのは、全く分かりません。世間のうわさそれぞれですので、それは申し上げませんけれども、まず出水市は、働くチャンスを与えようではありませんか、みんなに。「ちょっと仕事はあるんですけど、ちょっと働いてみませんか」という、この声掛けが足らないと思います。私は常に言っています、1時間労働、2時間労働すれば、食費の足しになります。ちょっと外食もできます。働くチャンスがないですよ、やりたくても。市としてはハローワークを通してという御意見が、いつもハローワークです。ハローワークを通してやったときには、それぞれ作業をされる方々、受入れ企業も、そう簡単にいかんわけです。全て給与明細提出しないといけないし、保険もかけてやらなきゃいかん。そういう事情がありますので、全ての方々に生活保護を支給しなくていいような状況をつくるためには、市民一体となって考えて、まず働くチャンス、年代層に応じたそれぞれの職場を提供すべきだと思っております。
それを申し上げまして、それぞれ大変な事情もあるかもしれませんけれども、皆さん、家族一同元気で生活することをお願いしつつ、原案に反対いたします。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。この陳情に対する委員長の報告は不採択です。したがって、原案について採決いたします。本陳情を採択することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立少数です。よって、本案は不採択とすることに決定しました。
-------------------------------------------------------
         △ 日程第2議案第51号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第2条例議案1件を、議題とします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。

○総務病院委員長(鶴田均議員) ただいま議題となっています、議案第51号「出水市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について」、総務病院委員会が審査しました概要と結果につきまして報告します。
「今回の改正は、近年、電気自動車等に充電する急速充電設備の高出力化へのニーズが高まっていることや、火気を使用する器具等を取り巻く環境が変化してきていることなどを受け、国の省令等の改正に伴い、変電設備、急速充電設備、蓄電池設備、固体燃料を使用する火器設備(炭火焼き器)、喫煙所に設置する標識についての基準見直しが行われ、それに準ずる本市の火災予防条例についても一部改正を行うものである。」との説明があり、続く質疑で、「一般家庭でも、急速充電設備ができてくると思うが、防水関係で高所に設置するとかの問い合わせはないか。」との質疑に、「一般家庭については200ボルトなので、この条例は適用されない。」との答弁でした。
討論では、賛成の立場で、「主には急速充電設備に係る全出力規制の見直しによるもので、消防法上の対象火気設備規制の見直しであるが、国の改正に基づくものであることから、必要な改正であるため賛成する。」との討論があり、採決の結果、出席委員一致により原案のとおり、可決すべきものと決定しました。
以上、総務病院委員長報告といたします。

○議長(田上真由美議員) 議案第51号「出水市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について」、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。

○16番(杉本尚喜議員) ただいまの委員長の報告を聞く中で、ちょっと疑問に思ったところがあったのですが、本条例の改正案につきましては、急速充電設備が主な対象物となっているようでございますけれども、審査の過程の中で、出水市内で今後、どの程度の急速充電設備が見込まれるのか、そういったような質疑がございませんでしたでしょうか。

○総務病院委員長(鶴田均議員) その件については、ありませんでした。
といいますのは、基本的には50キロワットを超えるものが、消防に届け出るものが、それがまだ出水市ではないということでございます。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
-------------------------------------------------------
         △ 日程第3議案第45号・日程第4議案第46号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 次に日程第3及び日程第4の各会計補正予算議案2件を、一括して議題とします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。

○総務病院委員長(鶴田均議員) ただいま議題となっています、議案第45号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第6号)」所管部分につきまして、総務病院委員会が審査しました概要と結果につきまして、報告します。
歳入部分において、予算書19ページ、01細節純繰越金について、「令和4年度から令和5年度への純繰越金の確定に伴い、当初予算との差額13億4,392万2,000円を追加計上するものである。」
歳出部分において、予算書23ページ、04細目行政不服審査費について、「熊本県の検査で不正請求が確認された水俣の福祉作業所への行政処分に対し、その福祉作業所から不服審査請求が出されたため、現在、審議員を任用し、双方から弁明書等をもらい審査をしている。それに係る審議員の業務費及び行政不服審査会の開催経費について追加計上するものである。」
07細目基金積立金の公共施設整備事業基金積立金について、「令和4年度決算に伴う純繰越金が確定したので、地方財政法第7条に基づき、剰余金の2分の1以上を積み立てるもので、今回、6億7,200万円を追加計上するものである。」
10細目総合戦略推進管理費の地域再生可能エネルギー利活用推進事業費について、「5月に設立した地域エネルギー会社、株式会社いずみみらいが、来年度以降、公共施設を対象に太陽光発電設備や蓄電池を設置するといったPPA事業を行う。それに必要な施設の情報の整理や、事業実施の効果が高いと見込まれる施設の絞り込みと優先順位の設定をし、整備計画の策定を行う委託料を新規計上するものである。」との説明がありました。
討論では、賛成の立場で、「今回の補正予算の歳出においては、総務管理費において、それぞれ、県や国の内示に基づくものが予算化され、基金においては、運用ルールに基づく積立がなされ、将来のSDGs未来都市に向けた再生可能エネルギー設備導入に向けた調査・整備計画策定の予算も計上されている。歳入においてもバランスの取れた配分の予算となっていることから賛成する。」との討論があり、採決の結果、出席委員一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、総務病院委員長報告とします。

○議長(田上真由美議員) 議案第45号、令和5年度出水市一般会計補正予算(第6号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。

○18番(中嶋敏子議員) 総務費、徴税費のところで、23ページのところですけれども、課税事務費の中で、新規計上されております制度改正に伴う税務システム改修委託費が280万円計上されておりますけれども、この内容についての質疑はなかったか、お尋ねいたします。

○総務病院委員長(鶴田均議員) 質疑はありませんでした。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、ここで質疑を中止いたします。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。

○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) 議案第45号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第6号)」所管部分について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果を、質疑を中心に御報告申し上げます。
予算書15ページ、01細節現年課税分について、「固定資産税の増について償却資産が当初の見込みより伸びたためとのことだが、新規に設備投資した企業数は幾らか。」との質疑に、「企業数の詳細は押さえていないが、既存の企業だけでなく、新しい企業も新規設備投資したためである。」との答弁でした。
予算書27ページ、54細目地域介護基盤整備事業費について、「新たに西出水に小規模多機能型居宅介護事業所が開設されるとのことだが、既存の施設への影響は。」との質疑に、「ケアマネジャーの情報、利用状況を確認したときに、生活圏域として影響は出ないと考えている。」との答弁でした。
予算書37ページ、04細目小学校施設整備事業費について、「保護者等には学校だよりで説明しているとのことだが、工事の安全、プレハブの不便さ等について保護者に対し説明会を行い、保護者からの意見を反映させるべきではないか。」との質疑に、「説明会が必要か検討したい。」との答弁でした。
02細目幼稚園一般管理費について、「除菌シート、消毒液、ハンドソープ、マスク等を購入する経費であり全額国・県からの補助金で、公立幼稚園が対象である。」との説明があり、「公立幼稚園の利用者は少なく、予算が多すぎるように思うが、積算根拠は何か。」との質疑に、「定員を基準とした国の基準に基づいて予算計上したものであり、今後に備えた予算である。」との答弁でした。
予算書39ページ、05細目文化会館等施設整備事業費について、「中央公民館の小ホールの空調が今年2月に故障し、設置から長年経過していたこともあり、改修を行うものである。」との説明があり、「完成時期はいつか。」との質疑に、「来年6月末を予定している。」との答弁でした。また、「現状は使用できないのか。」との質疑に、「応急修繕により使える状況ではあるものの、設置から長年経過しているため部品等がなく、早急に更新をするものである。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場から、「野田小学校長寿命化改修事業は児童の安全安心のための必要事業なので賛成する。」との意見があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
続きまして議案第46号「令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」について、概要とその結果を御報告申し上げます。
担当課から、「今回の補正は人事異動に伴う職員給与費の調整、令和6年1月から開始される産前産後保険税免除制度に伴う国民健康保険システムの改修委託費及び令和4年度決算に伴う純繰越金等の確定によるものである。
産前産後保険料免除制度は、子育て世帯の負担軽減策として行われるもので、出産する被保険者に係る産前産後期間相当分である4か月分の均等割保険税額及び所得割保険税額を免除するものである。」との説明があり、続く質疑・討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告を終わります。

○議長(田上真由美議員) 議案第45号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第6号)」について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。

○18番(中嶋敏子議員) 委員長報告の中に出てこなかったんですけれども、民生費の社会福祉費のところで、25ページの重度心身障害者医療費助成事業費のこれに伴うシステム改修委託の予算が計上されておりますけれども、この改正の中身はどういうものだったかという質疑はなかったかというのと、もう1点は、やはり民生費の生活保護費のところで、生活保護適正実施推進事業の中で、同じく、調査見直しに伴う生活保護システム改修委託の予算が計上されておりますけれども、この内容についても質疑はなかったか、お尋ねいたします。

○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) 1点目の重度心身障害者医療費助成事業については、質疑はございませんでした。
同じく、生活保護適正実施推進事業費に関しても、質疑ございませんでした。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、ここで質疑を中止します。
次に、議案第46号「令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。

○産業建設委員長(道上正己議員) それでは、議案第45号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第6号)」所管部分について、産業建設委員会が審査しました概要とその結果を、質疑部分を中心に報告いたします。
予算書29ページ、73細目新規就農者育成総合対策事業費について、「9人の予定が15人増えて24人になったとのことだが、24人の年齢構成やどのような作物が多いのか。」との質疑に対し、「年齢構成は、20歳代が8人、30歳代が8人、40歳代が8人で、作物は野菜・果樹が特に多い状況である。」との答弁でした。
88細目農作物等災害支援事業費について、「申請件数は何件か。」との質疑に対し、「申請件数は、鹿児島いずみ農業協同組合が87件、出水雪害対策組合が7件の合計94件である。」との答弁でした。
予算書33ページ、02細々目稼げる観光地づくり事業費について、「マレーシア旅行博に出水市からどういう人が何人参加する予定か。」との質疑に対して、「出水市観光特産品協会の英語が堪能な方に2人参加していただく予定である。」との答弁でした。
討論に入り、賛成の立場で、「国・県の支出の内示があったことでの補正予算が適正に計上されていることや、かごしまの竹で育む産地づくり事業においては、竹の特徴を生かした事業が期待できること、また、稼げる観光地づくり事業費においては、マレーシア旅行博での出水市のPRで多くのインバウンドが期待できることや、飛行機で出水市を上空から眺める「出水のイマ・サキ」SDGs(エスディージーエス)ツアーで新たな発見が期待できることから、賛成する。」との討論があり、採決の結果、出席委員一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、産業建設委員長報告といたします。

○議長(田上真由美議員) 議案第45号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第6号)」について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。

○12番(吉元勇議員) 33ページの稼げる観光地づくり、今、委員長報告の中でSDGs(エスディージーエス)とそういう言い方もあるんだなと思いましたが、僕はSDGs(エスディージーズ)と言いますけども、マレーシアから多数の方がいらっしゃるということですけど、その根拠的なものの議論的なものはなかったですか。どうも来るとは思えないだけど。インバウンドが見られるという。ちょっと、そういうものの根拠的なものの委員の意見があれば、紹介いただきたいのですが。

○産業建設委員長(道上正己議員) 根拠というものは、それぞれ今後、観光を含めてインバウンドも含めて、それぞれ皆さんにあらゆる所から来ていただきたいという説明はありました。特に、このことについては、なかったと思いますけれども。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を中止します。
これから、先に質疑を中止していました議案第45号「令和5年度一般会計補正予算(第6号)」について、3常任委員長の報告に対する質疑を再開いたします。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。

○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案をされております議案第45号、令和5年度一般会計補正予算(第6号)に、問題点を指摘して反対いたします。
本補正予算には、道路、農業支援、学校関係の予算で、必要で、評価できるものも含んでいることは認めますが、どうしても容認できないものが含まれていますので、その点を指摘したいと思います。
まず、その一つは総務費委託料として計上されている、制度改正に伴う税務システム改修委託費であります。制度改正の中身が問題で、市民税均等割の方に森林環境税として年額1,000円を賦課徴収するというものが含まれております。これは、住民税均等割の市民も高額所得者も一律に1,000円賦課し、徴収される税であり、法の負担の原則に反し、低所得者の市民ほど負担の重い不公平な税制であります。この交付が人口私有林面積、林業従事者の割合で配分されることから、森林面積の少ない都市部に多額の配分がされ、本来の目的に合わせた山間部への配分が少ないなど、その配分の仕組みに問題があることも指摘をされております。これは、政府もこれを認め、近く見直す方向で検討するようではありますけれども、森林環境税をめぐる議論を調べてみますと、林野庁からは企業負担を求める案が提案されたようですが、全て却下され、結局、国民に広く均等に負担していただくということになった経緯があります。その結果、地球温暖化の原因物質の最大の製造者、排出者である企業の負担は全くありません。ここは、大きな問題ではないでしょうか。森林環境税は、市民負担ではなく、国と企業に負担を求めるべきだと考えます。
もう1つは、民生費の同じく委託料として、重度心身障害者医療費助成事業として、その制度改正に伴う福祉医療システム改修委託費が計上されております。これは、県の制度改正に伴うものだと理解しますが、改正の中身に問題があると思います。
改正案の一つは、精神障害者保健福祉手帳1級所持者の医療費が助成制度の対象に加えられました。これは、長年要求してきているものですから一定評価しますが、通院のみで、入院は含まないとされていることは問題です。
2つ目は償還払いを自動償還払いにしたことであります。私たちは現物給付、病院窓口での無償化を求めてきていますので、簡素化にはなりますが、これでは不十分です。もう一つは、これまでになかった所得制限が持ち込まれたことであります。特別障害者手当の所得制限を準用するとされていますが、県の試算では1.76%の方が影響を受ける、出水市民の中にも含まれるようであります。
制度変更に伴う市町村からの意見の中では、「該当者の見込みも少なく、予算削減効果はわずか、障害者の福祉という趣旨から、所得制限の導入に疑問を感じる。」とか、「対象者の負担が増え、市町村の事務処理も煩雑になる。現況確認の作業が膨大になるほか、障害を持ちながら一生懸命働いている方が、所得制限が持ち込まれることで、医療費助成の対象外になる可能性もある。」など、意見がなされているようであります。私も同感であります。
県の制度改正に問題を残しているのではないでしょうか。

○議長(田上真由美議員) 中嶋議員に申し上げます。発言者に申し上げます。
発言が討論の範疇を越えていると判断いたします。討論の範疇を越えないようにお願い申し上げます。

○18番(中嶋敏子議員) 分かりました。一応、中身を言わないと質疑もされてないようでしたので、とりあえず議員の皆さんに説明しました。

○議長(田上真由美議員) 簡潔にお願い申し上げます。

○18番(中嶋敏子議員) 以上のことが含まれていることから、本補正予算に反対するものであります。

○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は、起立によって行います。本案は委員長の報告のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
------------------------------------------------------
         △ 日程第5閉会中の継続審査
○議長(田上真由美議員) 日程第5、閉会中の継続審査についてを議題といたします。
各委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
お諮りいたします。令和4年度各会計決算認定9件及び令和4年度出水市水道事業会計及び下水道事業会計決算による剰余金の処分について2件については、各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。
-------------------------------------------------------
         △ 議決事件の字句等の整理
○議長(田上真由美議員) 議決事件の字句等の整理をお諮りいたします。
出水市議会会議規則第43条の規定により、本定例会の会議結果作成において、条項、字句、数字、その他の整理については、議長に委任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。
-------------------------------------------------------
         △ 閉 会
○議長(田上真由美議員) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。よって、本日の会議を閉じ、これをもって令和5年出水市議会第3回定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。
午前10時44分 閉 会
-------------------------------------------------------
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
- 138 -