議会議事録検索

出水市令和5年第4回定例会 第6日

○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) それでは、議案第58号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第9号)」所管部分について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果を質疑部分を中心に、御報告申し上げます。
予算書33ページから35ページ、02細目高齢者福祉一般管理費の介護事業所等財産処分に伴う地域介護・福祉空間整備等国庫交付金返還金について、返還に至った経緯についての質疑に対し、「交付金を用いて整備したデイサービスセンターが利用者の減に伴い休所し、施設内保育所についても園児がゼロなり、保育士も退職された。また、事業主体が特別養護老人ホームでの特定技能実習生を受け入れるため、宿舎として転用したため、返還金が生じたものである。」との答弁でした。また、「返還金の積算根拠は。」との質疑に、「補助金に係る予算の執行の適正化に関する法律に基づき算出しており、九州厚生局とも協議を行っている。」との答弁でした。
予算書39ページ、05細目放課後児童健全育成事業費、01細々目放課後児童健全育成事業費について、「米ノ津児童クラブ建屋等貸借期間延長に伴う解体経費の調整とはどういうことか。」との質疑に、「国は空き教室を使用することを進めているが、米ノ津小学校は特別支援学級に使用されており、空き教室がなくプレハブを5年間リースし対応していた。リース期間内に、空き教室が生じると考えていたが、児童クラブのニーズが高く、特別支援学級も減らなかったため、リース期間を1年延長した。当初の計画では解体経費を含んだリース料であったため、解体経費分を調整するものである。」との答弁でした。また、「プレハブであるが、快適に児童クラブが運営できている状況か。」との質疑に、「多少不具合があるものの、すぐに業者に連絡し点検等をしてもらうようにしている。また、自分たちも頻繁に訪問し不具合がないように対応している。」との答弁でした。
予算書53ページ、04細目小学校施設維持補修費及び04細節中学校施設維持補修費について「特別支援学級の増加が見込まれることに伴い、教室の改修等を行うものとのことだが、特別支援学級が増加すると見込んだ根拠は何か。」との質疑に、「学校の校長、養護教諭、特別支援学校の校長等で構成される教育支援委員会で判断され、それに基づいて対応している。」との答弁でした。
予算書55ページ、02細目文化会館等一般管理費及び、02細節図書館一般管理費について、「賃金・物価上昇に伴う特別補塡とのことだが、指定管理者とは協議したのか。」との質疑に、「市として統一的な考えを基に今回補塡するもので、指定管理者との協議は行っていない。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場から、「児童発達支援、保育対策総合支援、放課後児童健全育成事業など、社会生活において重要かつ、子供たちの健やかな成長と将来への希望を築く上で欠かせないものであり、社会全体が持続可能な発展をとげることが期待されることから賛成する。」といった発言や、「賃金・物価上昇に伴う特別補塡分が計上されており評価する、特別支援学級の増に伴う改修経費は必要なものであり賛成する。」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第60号「令和5年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」について、概要とその結果を質疑部分を中心に御報告申し上げます。
予算書11ページ、01細目第三者行為による賠償金についての質疑に対し、「交通事故の場合、加害者に医療費を請求する制度となっており、今年度は1件、高額な医療費が請求されたことが原因で増加した。」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第62号「令和5年度出水市介護保険特別会計補正予算(第4号)」について、概要とその結果を質疑部分を中心に御報告申し上げます。
予算書13ページ、02細目北薩広域行政事務組合介護保険業務費負担金について「減額になった要因は。」との質疑に、「介護度を決める認定審査会がオンラインで開催されるようになり、開催に係る経費が減少したことと、認定期間が2年、3年と延長されたことに伴い、開催回数が少なくなったことが要因である。」との答弁でした。
同じく、予算書13ページ、07細目高齢者給食サービス事業費についての「宅配サービスの利用者が増えたことに伴う補正とのことだが、民間の宅食、宅配サービスが多い中で、利用者が増えているとのことをどう分析しているか。」との質疑に、「民間では大川内や江内など中山間地域では利用できないところもあり、そのようなところは公的なサービスを利用いただいている状況である。」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告を終わります。