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出水市令和5年第4回定例会 第6日

○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) 議案第73号「出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について」について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果を質疑部分を中心に御報告申し上げます。
担当課から令和6年度秋に健康保険証が廃止され、マイナンバーカードと一体化されることに伴い、重度心身障害者医療費助成等の対象者の確認等の情報連携を図るもので、申請者の利便性の向上と事務の効率化を図ることが条例改正の趣旨であるとの説明の後、質疑において、「重度心身障害者の方々がマイナンバーを取得できる環境づくりを、関係課と協議して進めていくべきと思うがどうか。」との質疑に、「行く行くはマイナンバーカードに置き換わるので、当然、未取得者については取得を促していきたい。特に福祉課やこども課関係で給付が発生する場合、本人に不利益がないようにしかるべき対応をしたい。」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第74号「出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」について、審査しました概要とその結果を質疑部分を中心に御報告申し上げます。
今回の改正は、単体妊娠の場合、出産予定月の前月から出産予定月の翌々月の4か月間、多胎妊娠の場合、出産予定月の3か月前から翌々月までの6か月間の国民健康保険税の所得割額及び均等割額を免除するものであるとの説明の後、質疑において、「対象者はどれくらいか。」との質疑に対し、「年に30人前後出産があるので、単胎妊娠だとすれば、30人前後の被保険者が減免される。」との答弁でした。
「マイナンバーを利用した申請は想定していないのか。」との質疑に対し、「マイナンバーでは、出産されるかどうかの情報が分からないため、想定はしていない。ただし、市で対象者の確認事項がすべて確認できた場合は職権で適用することも可能なため、職権で適応していくことも考えている。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場で「妊娠期間における免税措置であり、有意義な条例であるため賛成する。」との発言があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第78号「出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について」について、審査しました概要とその結果を質疑部分を中心に御報告申し上げます。
「委託する期間を3年間とした根拠は何か。」との質疑に対し、「施設等の指定管理期間を参考に設定した。」との答弁でした。「簡易郵便局は指定できないのか。」との質疑に対し、「包括連携協定では、簡易郵便局は指定できないことになっている。」との答弁でした。「実績はどうなっているか。」との質疑に対し、「令和4年10月から令和5年11月までの5郵便局の合計で425件である。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場で「高齢化を考えた場合、市役所から離れたところに住んでいる方が、近くの郵便局で証明書等を取得できることは大事なので賛成する。」との発言があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で文教厚生委員会の委員長報告を終わります。