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出水市令和5年第4回定例会 第5日

○椎木伸一市長 人口減少につきましては、出水市に関わらず、全国ほとんどの地域が大きな課題として抱えているところでありますけれども、出水市は御存じのとおり、年間300人から400人減少をしてございます。これは、先に御質問があり、答えたとおり、社会減に伴うもの。いわゆる高齢者の亡くなる方の数を大きく下回って、その数の半分くらいしか出生しないというようなところが大きな原因であります。それを補うためには、転入超過を期待しなければならないというわけですけれども、これもある程度は転入超過が出水市でもございまして、4月に転出による減があるわけですけれども、それを補う形で徐々に回復するというような人口の移動の形であります。
そういった中で、どういったことが人口減少対策あるいは現状の維持につながるかということを考えてみましたときに、いわゆる定住移入を促進するということが一番の大きな対策だとは思うんですが、そこまでに行き着くまでに交流人口を増やしていくということも、大きな課題であろうと思っております。交流人口を増やすということは、この間も言いましたけれども、一人減れば130万円の年間の消費額が失われるわけでございまして、これを補うためには、観光庁の統計ではいろんな数字が言われておりますけれども、日帰りの日本人の観光客を、交流人口を七、八十人獲得しなければならないというデータもございます。
そういったことでございますけれども、農業部門との関連でいいますと、私が新規就農者に研修等でお会いした方についてみれば、外から入り込んで来られた方も多々いらっしゃいます。奥様が出水市の御出身で、御主人がよそから来られたとか、あるいは長く離れていたけれども、土地があったので帰ってきましたとかですね、そういう方々が多々いらっしゃいましたので、そういうところを補う政策を、これからも続けていかなければならないと思っておりますので、アグリセンターでの技術研修等は非常に有効だと思っておりますので、今後もJAいずみさん等と協力しながら、進めていかなければならないと考えております。