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出水市令和5年第4回定例会 第5日

○椎木伸一市長 おっしゃるとおり、少子高齢化の中で農家人口は非常に激減しておりまして、その中で、どうやったら農業を魅力あるものにして残していけるかという議論が、これまでもあったわけです。そういった中で、やはり基盤整備を進めるべきだという条件整備ですね、そういった農地しか残っていかないという議論もありまして、基盤整備も相当進んでまいりまして、出水市は御存じのとおり、基盤整備率も非常に高いところだと認識しております。
そういう中で、規模の拡大であったり、あるいは法人化であったりですね、幸いにして、出水市には模範的な農事組合法人も幾つかございますし、そしてまた、この大規模化ということについても干拓を中心に非常に大規模な水田を使った農業が営まれております。
そしてまた、先ほど言いました8割を占める畜産の中でも、企業体的な経営の畜産業も定着してございますので、そういったものをこれからは伸ばしていかなければならないと考えてございます。
そして、また出水市では新規就農者、出水地区でございますけれども、出水市も当然ですけれども、アグリセンターを中心に農業技術を取得する研修等に補助をし、あるいは農業資金の借入の償還の助成等もしまして、新規就農者をほかの地域よりも多く獲得できております。出水市では過去5年間で61人が新たに就農しておりまして、これは県内でも非常に高い水準となっております。
いずれにしましても、規模の拡大化、あるいは若者が魅力ある農業と捉えてくれるように、労働力の関係の機械化でありますとか、あるいは所得の向上に向けた取組でありますとか、何よりも魅力あるということで、心豊かな生活ができるという農業でないといけないと考えておりまして、そういったところの魅力の醸成にも努めていかなければならないと考えております。