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出水市令和5年第4回定例会 第5日

○椎木伸一市長 鶴田均議員の御質問にお答えいたします。
まず、野田川の環境整備についてでございます。旧野田町において、出初め式を行っていた場所は、国道504号の野田橋から上流約230メートルの左岸側にございます。県において以前、護岸整備が行われた場所でございます。
当該箇所を広場として整備した場合、下流側に農業用井堰がございまして、深みもあることから、水難事故等が危惧されること、また、人通りも少なく、目が届きにくいことから、事故等が発生した場合、発見が遅れるなどの安全性の確保など、広場としての整備には課題が多くあり、難しいのではないかと考えているところであります。
次に、渇水時の農業用水への利用については、現状でも取水可能だと考えております。
次に、消防団の定期点検等での活用についてお答えいたします。「野田地区の分団」につきましては、以前は、当該箇所を活用し、定期点検や操法訓練を行っていましたが、現在は石坂分署の訓練場や消防団詰所付近の水利などを活用し実施しておりますので、今後の訓練等での活用は考えていないところであります。
次に、出初め式の放水について、お答えいたします。出水市消防出初め式につきましては、市内で災害を発生させないため、新しい一年の門出として開催しております。市町合併以降、米之津川親水広場において、市内全分団及び消防署の消防車両が集結し、一斉放水を実施しております。消防団員、消防職員及び関係機関が一堂に会することに意義のある行事ですので、現在の形で継続してまいりたいと考えております。
次に、3D都市モデルを活用した防災対策についてお答えいたします。米之津川周辺の南九州西回り自動車道の完成後に、県による米之津川の浸水想定区域の見直しが行われた場合、本市のハザードマップの更新が必要になることから、3D都市モデルの導入の必要性についても、検討してまいりたいと考えております。