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出水市令和5年第4回定例会 第4日

○18番(中嶋敏子議員) いろいろおっしゃいました。いろいろやってないとは言いません。しかし、効果は現われてないじゃないですか。現実に、もう市役所は毎日毎晩、明々と電気はついていますよ。市長はお家が遠いから見ていらっしゃらないかもしれないけど、私は常時用事があったりして通りますと、ボーナスサンデーであるべき土日も昼間も駐車場にたくさんの職員の車がとまって仕事をされておりました。やっぱりこれは正常ではないんじゃないかなというふうに私は思うところです。
今ひとつ、別に気になってることがあるんですが、令和3年度はパワハラの訴えが職員アンケートで4%の人、22人が悩んでいるというふうに回答しておられますよね。ところが、令和4年度は、職員からの訴えも、苦情処理委員会の申出件数もゼロなんです。これは機能してないと思います。令和5年度は、職員からの訴えが1件のみで、苦情処理委員会への申出数はゼロです。昨年6月議会の質問の際、市長がこうおっしゃったんです。「今後においても時間外縮減対策をさらに進め、研修等を通じて業務能力向上など、人材育成を図るとともに」、ここからが問題と思いますけど、「人事評価結果を給与等に反映し、頑張ってる職員が報われる仕組みを構築していきたい。」と、こう答弁されてるんです。令和2年4月1日に、出水市職員の人事評価の実施に関する規程がつくられて、令和4年4月1日から施行するとされております。勤怠管理システムが導入されたとき、私は反対しました。成果主義を業界で先駆けて導入した富士通は、導入10年で無残な負け組に転落して、この制度をやめています。それはこうして本になってます。「内側から見た富士通 「成果主義」の崩壊」としてですね。これを読んでみました。職員を評価して、その結果が給与にまで及ぶことになれば、よほど透明性、公平さが担保されない限り、評価をする人への恣意的な思惑が働くであろうことは容易に判断できます。職員間の不団結や不協和音が生じ、物を言えぬ職場になることを懸念いたします。こころ機構が全体的な窮屈感をすごく感じていると指摘をされております。昨年はこの指摘はなかったと思います。これがやっぱり指摘されているのは、このことと関連があるんじゃないかと私は考えるところです。パワハラをする相手は、ほとんどが職場においては上司かと思われます。自己の評価にもつながりかねない上司からのパワハラを訴えることができなくなってることの表れではないかと懸念いたします。
先ほどの答弁で、精神的なメンタル不調の方ですか、それについてはメンタル不調により病休を取得する主な原因というので、相談相手がいないと。悩みを1人で抱え込まない、相談しやすい体制を整備すると。建前はこうなってますけど、実際は、こんな制度が入ると物が言えないというのが起こってるんじゃないかというふうに私は懸念してますけれども、見解をお伺いいたします。