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出水市令和5年第4回定例会 第4日

○18番(中嶋敏子議員) 市役所職員は非常に重要な市民の安心安全の仕事をしていただいてる大変貴重なありがたい存在であることは、私も当然認めております。しかし、これだけやっぱり仕事が多いということは、職員の数が足りないんじゃないかという認識があるのかということを問いたいわけですけれども、令和3年7月に開かれた令和2年度の市役所安全衛生委員会でも、産業医は残業が多いことが即心の病気というわけではないが、日本人はまじめで頑張ってしまうので要注意と。残業が多い方にどれくらい寝ているか尋ねると三、四時間が多いと。心の病気の原因は寝ていないことが大きく、脳と神経細胞とのつながりが疲れてきて、ある日がくんと落ち込むことがある。無関係ではないと指摘をされております。
私は、近ごろ話を聞いた職員の方のことがとても心配になってるんですけれども、その方によれば、ある担当課にいたころ、毎日やってもやっても仕事の終わりが見えない。人間関係のストレスも重なってうつになって、仕事に行けなくなったと。何とか頑張って仕事に行こうとすると具合が悪くなってまた休む、これの繰り返しだと。近ごろ、もう退職することも考えておられるのではないかということが伝わってきました。しかし、「これから先の自分の生活設計は全く見えてきません。」と言われたのを私は耳にしたわけですけれども、市の業務がこの方の人格、魂を壊して、生きがいを奪い、大事な人生に大きな損失をもたらしてしまっているということに、私は非常に強い憤りを感じたわけで、最悪の事態につながらなければよいがと危惧しております。もともとこの方は、聞くところによれば、頭もよくて仕事もできて、職場でも同僚や下の方々からも大変慕われてたというふうに聞いております。市長、これは職員が置かれた実態で、もっとこういう人に真剣に向き合う必要があるんじゃないかというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。