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出水市令和5年第4回定例会 第4日

○4番(田中秀一議員) 本日2人目の質問者となります。よろしくお願いします。
実は、先ほど迫田議員がラムサール条約登録記念バッジを渡してくれました。お願いしたのをですね、ちょうど間に合って非常によかったと思っております。クレインパークで販売しておりますので、よろしくお願いします。
今年もツル渡来のシーズンとなり、12月2日、3回目の羽数調査で1万1,410羽のツルを計測しています。その前の2回目、11月25日ですが、1万1,856羽でしたので、今現在は2回目の数が渡来数となっています。昨年は家禽への高病原性鳥インフルエンザの発生で大変な状況となりました。今年はそうならないことを祈っていたのですが、残念なことに1例目が発生してしまいました。関係者の皆さんも対策の強化に大変な努力をされてきたと思いますが、今後、2例目以降がないことを祈るばかりです。
以前、北御門議員が観光基本計画で、鶴田議員が稼げる観光地づくりで、それぞれ関連のある質問をされましたが、改めてラムサール条約登録地及び近辺の観光活用について質問いたします。
ツル観察センターに関しましては、これまで指定管理者制度の下、現在の出水市観光特産品協会で長年管理をしてきましたが、今年度は市直営による管理運営をされています。令和4年第4回定例会の答弁の中で、市直営で運営する理由として、当時の松岡商工観光部長が、ラムサール条約登録後の新しい見せ方について、観察センターの通年開館も含め検討をするといった内容の発言をされています。
また、ツル越冬地の車両制限に関しては、2016年度から始まり、入域料の徴収は本年度で4期目となります。その間、マイカー規制によるシャトルバス運行やモニタリングバスなど、ツル保護と観光活用に向けた社会実験の取組がありました。鳥インフルエンザの影響を受けたシーズンもありましたが、かなりの期間が経過しています。昨年3月には出水市ラムサール条約登録推進協議会により、出水市ラムサール条約湿地保全利活用計画が作成されました。これに基づき、いよいよ環境保全と産業振興に向け、具体的に取り組む時期が来たと感じます。新型コロナウイルス感染症や鳥インフルエンザの発生により、ツル観光も大きな影響を受けてきましたが、このラムサール条約湿地登録や、最近、土木学会選奨土木遺産に認定された荒崎新地の石造干拓施設群、新種の甲殻類として発見された「オシリカジリムシ」など、新たな観光資源も登場し、今後の取組が楽しみになってきたところです。
そこで質問をいたします。大きな1番、ラムサール条約登録地の新しい見せ方について。(1)新しい見せ方として検討している内容を短期と長期に分けてお願いします。(2)ツル観察センター駐車場の利用形態の変更は考えていないか。(3)ツル観察センター周辺の電線地中化はできないか。(4)ツル観察センター駐車場トイレの通年24時間利用はできないか。(5)干拓地堤防の観光への生かし方と問題点について。(6)ツル保護センターの現在の活用状況と今後について。(7)休遊地の意味と現在の範囲で区画されている理由。(8)ツル観光タクシー及びツル観光周遊バスの運用状況。(9)ラムサール条約の湿地自治体認証都市としてのイベント計画の内容。
大きな項目の2番、ラムサール条約登録地近辺の観光活用について。(1)荒崎新地の石造干拓施設群の観光活用についてです。(2)蕨島遊歩道の計画内容と活用方法。(3)北薩広域行政事務組合旧衛生センター跡地を市が取得等をして、活用する計画はないか伺います。
以上で、壇上からの質問を終わります。