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出水市令和5年第4回定例会 第4日

○11番(北御門伸彦議員) 視察されて情報を収集されているということで、ありがたいと思います。
次にですが、委員会行政調査で伺った福岡県みやま市は、北薩広域行政事務組合の議会でも視察しております。バイオマスセンター「ルフラン」を訪ねていらっしゃるんですが、このバイオマスセンターは、2018年から稼働しておりまして、生ごみ、汚泥、食品工場汚泥、し尿を発酵させて消化液とガスを生成しています。この施設で生成される消化液は液肥として農地で使用され、ガスは発電に使用され、発電時の発生熱は給湯に利用するなど、資源の有効活用が図られております。コンセプトが、地域内の資源循環、経済循環を掲げておりまして、今回、視察したエネルギーの地産地消の取組に関しては、公共エネルギーサービスを担う会社を2015年に設立して、一般家庭だけでなく、市内公共施設36か所のほか、市内外4,344件の契約を獲得して、電力の買取サービスまで行っております。
また、関連して、地域コミュニティの場を創出し、併せて、30人以上の新たな雇用の場を創出しております。
ソフト事業では、将来の世代へ持続可能な地域社会づくりをテーマに、市内全小学校で5年生の社会科で市の取組について学ぶ機会を設けておられます。このことによりふるさとへの愛着を醸成する狙いを持っていらっしゃるようです。
また、地元の農産物の地産地消だけでなく、エネルギーの地産地消を目指すみやま市は、人口3万5,000人ほどの都市ですが、市が主体となって大手電力会社に頼らない地産地消の再生可能エネルギーのインフラを整え、環境を保全しながら地域コミュニティを活性化させる総合的な取組が高く評価されて、2015年のグッドデザイン金賞に選出されております。非常に学ぶことが多い自治体の一つだと思います。
さて、出水の取組については、まだ多くの質問を行うには条件が整っていないところですが、こちらもモデル自治体を設定されているかどうかお尋ねいたします。