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出水市令和5年第4回定例会 第4日

○11番(北御門伸彦議員) おはようございます。よろしくお願いいたします。
9月議会以降を振り返りますと、暑い日が9月末まで続き、短い秋があっという間に終わった感がありました。そうして、寒い冬が突然来た感じを持ちました。以前より言われていましたが、春と秋が短くなり、2つの季節、夏と冬だけの二季と言われる時代が近づいてきていると実感したところでした。10月は、長年準備をされてこられた国民体育大会が開催され、無事終了することができたと思います。携われた職員の皆様、ボランティアの皆様、大変お疲れさまでした。11月は、国体の関係で多くのイベントが重複して開催され、皆さんもゆっくりする間もなく、時が過ぎ去ったような感を持たれたのではないかと思います。早いもので師走、1年で一番忙しいと言われる12月です。振り返りはこれくらいにして、本題に入ります。
今回は、地域をキーワードに質問を構成してみました。若干、無理に言葉を合わせた点もありますが、よろしくお願いいたします。
また、項目が多いゆえ、さらに答えづらい分野を選んでしまいました。しかし、項目の大半が未来のことではありますが、ここで確認することは非常に大事かと考えます。できるだけ当局の考え方をお示しいただきたいと希望します。
最初の質問は、地域医療に関し、医師の働き方改革についてお尋ねします。2024年問題の大きな課題の一つが、医師の働き方改革ではないかと思うところです。市民の命に関わる重大な課題と言ってよいと考えます。出水市病院経営強化プランでは、働き方改革について、「タスクシフト・タスクシェアの推進、ICTの活用、メディカルクラーク等により業務負担の軽減を図ることで、医師が能力を発揮できる勤務環境を整備する。」と書かれています。これまでどのように取り組まれ、また、今後さらにどのように取り組んでいかれるのか、もう少し詳しくお知らせください。
次に、私が地域医療で心配しているもう一つの側面は、医療の地域格差です。今年の第1回定例会で道上議員が質問されましたが、野田診療所の医師が交代され、半年以上経過いたしました。その後、どういった経営状況になっているのか。患者様の反応はどうなのかを確認させてください。
次に、議会総務病院委員会で、11月6日から8日にかけて行政調査の中で福岡県嘉麻市を視察してまいりました。現在、出水市は地域公共交通の今後の在り方の検討が進行していると理解しております。ほかの議員さんとも話をしましたが、その計画ができてからあれこれ質問するより、計画完成前に検討していただきたい観点を述べることができるのがベストではないかと思い、九州内の先進地で研修できたことを述べ、質問を続けていきたいと考え、急遽、質問を挿入いたしました。
嘉麻市は人口3万5,000人ほどで、4つの自治体の合併からなっており、各地域を結び、市民の利便性をより高めるため、予約に応じて配車するデマンド運行と、利用者が多い時間である午前8時過ぎから10時までと、その用事の帰りに当たる時間として12時から13時に定時運行を行うハイブリッド型オンデマンド運行バスを採用しております。現在進行中の出水市の方向性で語れる部分がありましたらお知らせください。
次に、私は今述べた地域医療、地域交通は、生活基盤の中でも大変重要な観点だと思います。さらに、地域エネルギーも今後さらに重要なインフラとなっていくと考えております。この基盤がしっかりしていると、災害時だけでなくこれから変動が大きな時代の中で、また、自治体間競争の中で大きな強みになるかと思います。現在進行中の地域エネルギー会社「株式会社いずみみらい」は、最初のステップになるのだと思います。さらに、次のステップについてもプランを持っておくべきだと思いますが、現時点で検討されていることがあればお示しください。
本来ならば、出水市全体の活性化に焦点を当てるべきかもしれませんが、まとまりがつかなくなる可能性もあり、今回は麓地区についてスポットを当て議論したいと考えます。
まず、麓と言えば観光でスポットが当たっておりますが、まずは住宅地として住みやすい環境の保全が他の地域に誇れる魅力をつくり出す第一歩ではないかと考えます。そのためには、地域住民が誇りを持ってその景観を維持し、魅力をしっかり自覚し、観光についても協力的に活動することがよりよい環境をつくり、地域の活性化が図れるのではないかと考えます。今申し上げたように、住宅地を観光に活用するに当たり、市ではどのような配慮をされているか確認いたします。
さて、今年はコロナが5類に引き下げられ、議会活動も活性化してきたと感じております。市議会もこれまで視察を6件受け入れております。議長も多忙で公務が重複することも多くなり、代わりに私が佐賀県神埼市と愛知県豊田市の視察に立ち会いました。両市とも麓武家屋敷群の宿泊施設に関心を持たれての視察で、高い評価をいただいたと感じました。地元にいれば地元の魅力が分からないとも言われます。私も観光客、あるいは外からの感じ方が十分に分かっていないと自覚しております。市では、麓の魅力をどのように捉え、強調する視点や補う視点などを、観光基本計画ではどのように考えておられるのかお尋ねいたします。
次の質問です。私は令和3年第2回定例会で道をテーマに質問しており、市道に関し、自治会連合会の令和2年の市への要望事項について資料請求を行い、分析しました。要望件数の道路関係が5割を超えて、河川まで入れますと約7割の要望になっていると申し上げました。今回、令和5年度の要望書及び回答をいただき分析してみました。通告しましたように、市ではどのように分析され、今後の対応をどのように考えておられるか、概要に関しお尋ねいたします。
最後に、地域猫など、第2回定例会で質問をいたしました。半年おいての質問になりますが、喫緊の課題だと思っているからの再質問でございます。第2回定例会で紹介いたしましたように、1匹の雌猫から3年後は2,000匹の猫が誕生しているという推計も成り立ちます。繁殖期に少しでも対応できれば、増えてから対応するよりもお金も手間も大分軽減されると思います。早めの手当が傷を大きくしないで済むからと考えるからであります。6月の質問から、繁殖期があったかと思います。現状をお知らせください。
以上で、壇上からの質問を終わります。