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出水市令和5年第4回定例会 第3日

○椎木伸一市長 江川野一成議員の御質問にお答えします。
まず、市所有地の行政財産の未登記についてでありますが、本市が行政財産として使用している土地は、3万筆を超えていますが、その中で、個人名義のまま所有権移転登記がなされていない土地が約1,600筆あることを把握しています。
次に、未登記に起因するトラブルについてですが、想定されるトラブルとしましては、本市が土地を取得しても所有権移転登記をしていない場合、第三者に所有権を主張できないことなどがありますが、これまで未登記を起因としたトラブルについては記録は残っておらず、把握していないところであります。
次に、未登記市有地の解消についてでございますが、未登記となっている主な要因は、相続関係によるものであり、時間を要するものが多くありますが、未登記の期間が長期化すれば、ますます解決が困難になりますので、これまでと同様に、未登記の解消に努めてまいります。
次に、住宅助成制度についてでございます。出水市木造住宅新築等建築工事促進事業補助金は、地域経済活性化基金を活用した事業で、地域経済の活性化及び産業の振興並びに木材の消費拡大を図るため、市内建築業者を利用して住宅の新築または増改築の工事を行った者に対して、平成23年度から新築工事に対しまして30万円、増改築工事に上限15万円の補助を交付しております。
この事業は当初から、年間250件を超える申請があり、令和4年度には、新築56件、増改築236件の申請がなされ、工事の総額は17億4,319万円となっており、地域の経済と産業振興に一定の効果があると考えていることから、今後も現状で継続してまいりたいと考えております。