議会議事録検索

出水市令和5年第4回定例会 第3日

○椎木伸一市長 宇都修一議員の御質問にお答えいたします。
まず、多面的機能支払交付金事業における現在の取組面積についてでございますけれども、現在、26地区の保全会が活動を実施されており、本年度の認定面積は、田が約1,460ヘクタール、畑が300ヘクタールとなっております。
次に、今後、取組面積を増やしていく考えについてでございます。当事業は、営農に不可欠な農道や用排水路などについて、地域の方々の共同作業により維持管理等ができる事業であるため、本市においても、地元の方々においても有益な事業と認識しておりますので、今後も取組面積の増加や事業の推進に努めてまいりたいと考えております。
次に、作業の状況についてでありますが、令和5年11月11日、緑町地内において、環境保全会が出水平野土地改良区から許可を受けて用水路の修繕工事を実施していた際、広瀬川漁業協同組合理事から理不尽な主張があり、工事を中断せざるを得なかったとの報告は受けております。
次に、農業施設の老朽化の現状についてお答えいたします。基幹水利施設をはじめとする土地改良施設については、整備から約40年以上が経過し、老朽化に伴う破損や、機能低下が懸念されております。これらの施設の機能が低下いたしますと、かんがい用水の停止など、農作物の栽培に多大な影響を与えるおそれがあるため、施設の老朽化対策が喫緊の課題であると認識しております。
次に、今後の改修計画についてでありますが、幹線水路などの県営施設については、令和6年度から、「県営水利施設等高度化保全事業 出水平野第1地区」として、県が事業を実施する計画となっております。
次に、改修計画の状況についてでありますが、高川ダムや米之津川の五万石頭首工、小原揚水機場や高尾野町野平の平木場調整池などの基幹水利施設も、老朽化や機能低下が懸念される状況でありますが、中でも平木場調整池については、昨年度漏水が確認され、応急処置を行ったところでございます。
また、高川ダムについては、以前から九州農政局が耐震調査のためのボーリングを計画していますが、広瀬川漁業協同組合から協力を得られず、実施に至っていないところであります。
しかしながら、ダムの安全性を確認するためにも早急に調査する必要があることから、漁協から協力を得らえていませんが、九州農政局において、現在、ボーリング調査の発注手続きを行っているところであります。私もこの件については、2年間農政局に通ってお願いをしてまいりました。
次に、TSMC熊本進出に伴う企業誘致についてお答えいたします。昨日、土屋工吉議員の御質問にもお答えしましたとおり、適地調査を進め、情報発信や企業誘致活動に取り組んでいきたいと考えております。
次に、西日本オールドカーフェスティバルについてでありますが、このイベントは本年11月3日に開催され、多くの来場者で大変なにぎわいでございました。入場料を徴収してイベント内容を充実させることで、より多くの方に楽しんでいただけるようにとの趣旨の御質問でありますが、このイベント自体は、鶴の町商工会を主体として組織される実行委員会により運営されております。市も実行委員会の構成団体となっておりますので、そのような御意見があったことをお伝えし協議していきたいと考えております。
次に、ふるさと出水クリーン作戦の責任者の時間外勤務対応についてお答えします。ふるさと出水クリーン作戦は、「出水市自治会連合会」や「出水市女性団体連絡協議会」などで構成されます「ふるさと出水クリーン作戦実行委員会」が主催しておりまして、毎年7月に快適な環境づくりの市民運動として実施されております。今年は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、4年ぶりの開催となりましたが、自治会や各団体から約2,000人の参加がございまして、市役所からも203人の職員が参加したところでございます。各作業場所の責任者につきましては、安全に清掃作業ができるよう、実行委員会から職員にお願いされているところであります。市民運動として実施されているクリーン作戦への参加は任意であります。市民の皆様もボランティア活動として参加され取り組まれていることから、時間外勤務として扱うことについては、今のところ考えていないところであります。