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出水市令和5年第4回定例会 第3日

○2番(迫田小百美議員) 認知症対策の現状と課題について。出水市では2,307人いるということが分かりました。
次に、(2)認知症施策推進について、2回目の質問をいたします。共生社会の実現を推進するための認知症基本法が、2023年6月16日に厚生労働省から公布されております。目的として、認知症の人が尊厳を保持しつつ、希望を持って暮らすことができるよう、認知症施策を総合的かつ計画的に推進することを目的にしている。都道府県には都道府県認知症施策推進計画、市町村には市町村認知症施策推進計画の策定に努めることを求めました。
そこで書画カメラをお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは基本的施策として8つ掲げてあります。1から8まで読みます。1、認知症の人に関する国民の理解の増進、2、生活におけるバリアフリー化の推進、3、認知症の人の社会参加の機会の確保、4、認知症の人の意思決定の支援・権利利益の保護、5、保健医療サービス・福祉サービスの提供体制の整備、6、相談体制の整備、7、研究などの推進、8、認知症の予防など8つの施策を求めています。この8つの施策の中で、自分が気になったことがあります。6つ目の項目、相談体制の整備についてです。内容としては、認知症の人また家族から各種の相談に対して、個々の認知症の人の状況または家族などの状況にそれぞれ配慮しつつ、総合的に応じることができるようにするため、必要な体制の整備、また認知症の人または家族などが孤立することがないようにするための施策と記載されております。
そこで、最初の相談口になる市役所と相談者との信頼関係がないと、気楽に相談ができないと思います。不特定多数の様々な環境で生活している住民や利用者への個別具体的な要望に対するに当たって、職員はその問いに対する豊富な知識を有しているだけでは、十分と言えません。信頼を得て、市に求められていることは、拾い上げる中から、ヒアリング力、時には対応ができかねることも納得していただける伝え方や、関係者間での交渉など、高度なコミュニケーションスキルを身に付ける必要があると思います。相談者は悩みを抱えて、不安で窓口に来てると思います。一言、「今日は相談にいらしてくださったんですね。ありがとうございます。」とか、「大変でしたね。」とか、「一緒に考えていきましょう。」とか、相談者に寄り添った安心できる対応があれば、不安も解消できると思います。相談体制が整うと思います。
そこで、市長に提案です。この計画は市町村の任意計画であるものの、国の大綱に基づきながら、本市では、今後、認知症施策推進計画を進められるのであれば、基本施策として対応のマニュアルや職員のコミュニケーションスキルアップ講座などを検討していただけないでしょうか。市長の見解をお願いいたします。