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出水市令和5年第4回定例会 第3日

○椎木伸一市長 迫田小百美議員の御質問にお答えいたします。
現在、本市で把握しております認知症高齢者数及び施策の取組につきましては、昨日の井伊健一議員の御質問にお答えしたところでございますけれども、認知症高齢者数については、毎年の県の調査によりますと、令和4年10月時点で、2,307人となっております。具体的な取組としましては、認知症サポーターの養成、オレンジカフェの開設、認知症初期集中支援チームによる支援などを実施しているところであります。
次に、認知症初期集中支援チームについてでありますが、医療・福祉専門職からなるチームをいきいき長寿課内に1チーム設置し、例年40から50件の相談に対応しているところでございます。
具体的な活動内容としましては、本人・家族からの相談対応、医療と福祉専門職による自宅への訪問、本人や家族のニーズ把握及びアセスメント、地域の社会資源や必要な医療や介護のサービスにつなぐ支援をしており、おおむね6か月間で包括的・集中的に支援を行っているところであります。
次に、認知症サポーター養成講座についてですが、受講者数は、過去5年間で2,465人となっております。養成講座は、住民のほか、学校・職域も対象としており、職域関係では、郵便局・銀行・飲食店組合・生命保険会社・タクシー会社などの企業や警察等の官公庁で実施しているところでございます。
次に、チームオレンジについてであります。認知症初期の段階から本人及びその御家族を支援するため、認知症サポーターを中心とした支援者をつなぐ仕組みとされております。本市においては、市内5か所に開設しているオレンジカフェを拠点に、国がチームオレンジに求めた支援者をつなぐ取組を進めているところであります。
オレンジカフェは、認知症サポーターを中心としまして、介護に関する悩みや不安を専門職に相談できる場であるとともに、認知症、障害などの御本人の属性にかかわらず、地域の方をはじめ、誰もが参加できる場所となっております。今後の地域共生社会における一つの支援拠点として期待されることから、拠点のさらなる展開と運営主体となる人材の育成に、取り組んでいきたいと考えております。