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出水市令和5年第4回定例会 第2日

○大久保哲志教育長 今、件数が昨年度は5件、今回が18件と申しましたけれども、この件数は私もまだ分析として、これが増加していると取っていいのか、つまり不審者が増えていると取るべきなのか、それとも子供たちの防犯意識が高まったと取るべきなのか、まだ判断に迷っているところはあります。と申しますのは、令和3年まで、一昨年までは、この不審者の事案というのは、基本的に学校で発生した場合には、さっき言ったように現場を確認するとか、警察と連絡を取って保護者に周知をする。これは各学校ごとにやったわけです。
しかしながら、全国的に不審者事案というのが増えてきたことから、昨年度から教育委員会のほうに報告をして、そしてそれを市内全域に流すようにするというようなやり方に、少し変えまして、さらに今年は6月に鹿児島市内で中学生が路上で何者かに鋭利な物で腕を刺されるという事案が発生したことから、6月と7月に教育委員会から通知を出して、少しでも、不審者というのが子供たちも不審者と判断するかどうかが難しいので、とにかく自分たちが不審だと感じた場合は、すぐに担任の先生なり、自分の学校の先生に話をして、それを報告するというふうな形にした関係もありまして、我々も不審者かどうかの確認まではできませんけれども、先ほど申したとおり、不審者事案の報告は18件あったと。
ですので、不審者が増えているかどうかということまでは、はっきり分かりませんけれども、少なくとも子供たちが防犯意識といいますか、道路を歩いていて、ちょっとおかしいとか、声をかけたのも不自然な声のかけ方だったとか、そういったものもきちんと報告するようになったというのはありますので、そういった普段からの指導が行き届いてきつつあるのかなというのは思っております。