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出水市令和5年第3回定例会 第6日

○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) おはようございます。
それでは、陳情第3号「相次ぐ原告勝訴判決に従い、直ちに生活保護基準を引き上げ、物価対策給付金をすべての国民に支給することを要望する意見書を国に提出してください。」について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、御報告申し上げます。
本陳情は令和5年第2回定例会において、文教厚生委員会に付託され、物価の動きの見通しも立たないことなどから継続審査となっていたもので、担当課から全国の状況、鹿児島県内の状況等の説明を受けました。
続く質疑はなく、討論において、反対の立場で「生活保護基準が引き上げられた場合、受給者の生活の質の向上につながるものの、生活保護基準額と最低賃金のバランスが失われる。また、給付金の支給については、国に大きな負担をかけるばかりではなく一時的な支援であり、物価高騰の原因を解決する手段ではなく、長期的な解決策にはならないので反対する。」との意見や、賛成の立場で「生活保護者にとって生活保護費は最低限の生活を保障する意味で基本となるところである。生活保護者の気持ちをすくい上げるのも政治の立場の人間がやることと思う。給付金の支給については今後も検討するが、全体としては賛成する。」との意見があり、採決の結果、賛成少数により不採択相当とすることに決定しました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告を終わります。