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出水市令和5年第3回定例会 第5日

○椎木伸一市長 ただいま上程されました令和5年度出水市一般会計補正予算(第7号)について、提案理由を説明いたします。
   今回の補正は、九州内での豚熱の発生を受け、緊急の防疫対策実施に係る経費を計上いたしますほか、市観光特産品協会が主体となって実施いたします薩摩国際芸術祭につきましての補正予算(第6号)の調整後に、国庫補助事業の採択を受け、開催が決定しましたので、開催にかかる市負担金を計上するものでございます。いずれの経費につきましても早急な対応が必要となりますことから、会期途中での補正予算の提案となったものです。議員の皆様におかれましては、このような諸般の事情を御賢察の上、御理解を賜りたいと思います。
補正予算第1条の歳出では、予算書13ページ、第6款農林水産業費、農業費の豚熱対策事業費では、防疫対策のための養豚農家などに配布する消毒薬剤等の購入費を新規計上いたしました。現在、県においても飼養豚へのワクチン接種に向けた準備を進めているところでありまして、これらの関係機関とも連携しながら、市内の養豚農家を守るために防疫対策を強化してまいります。
   次に、第7款商工費、観光事業費の稼げる観光地づくり事業費では、「食・芸・歴史と文化に浸る薩摩国際芸術祭」の開催に係る市観光特産品協会への負担金を新規計上しました。このイベントは、10月下旬から11月下旬までの期間に、出水麓武家屋敷群や周辺の商店街などにおいて、竹灯籠によるライトアップを行う「いずみマチ・テラス」とアート作品の展示などを行う「DENKENWEEK」のほか、地元食材を活用した料理の提供や、地元の農産物等の販売を行う「飛来里マルシェ」などの催しを併せて行うことで、観光客の誘致を図るものでございます。
   以上が、歳出の概要でありますが、これに対します歳入といたしましては、地方交付税を調整いたしました。
   以上が、本補正予算の内容であります。今回の補正額は416万7,000円の追加で、これによりまして、予算規模は301億2,056万円となるものでございます。
   よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。