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出水市令和5年第3回定例会 第5日

○2番(迫田小百美議員) 本当に保護者の気持ちになると、心が痛いぐらい皆さん悩んでおります。ぜひ、ペアレントトレーニングを実施してください。よろしくお願いいたします。
   続きまして、(4)学校としては、教員、そして共生の対象者である全児童・生徒、その保護者に発達障害への理解と関わり方はどうされているのか、伺いました。
   そこで、お答えをいただきました。保護者に対して、PTA・学校だよりを活用した啓発ということで、これは多分、学校に任せていると思います。そこで、私が市P連の会長をしているときに、8年ぐらい前ですけども、相談された出水市の方のお話なんですけども、少しさせてください。
8年前の話になります。幼稚園から小学校に上がるときに、発達障害と診断されました。幼稚園のときから療育に通っていましたが、いざ小学校に上がるとき、通常学級に通うことが難しくなり、当時、その子が通う小学校には特別支援学級がまだありませんでした。そこで、私は教育委員会に相談に行ったらいいのかもしれないと、私はそのとき何も考えずに、教育委員会に行ってみたらという、そこだけでした。そして、その保護者は教育委員会に相談に行き、当時の教育長が一生懸命頑張られて、その小学校に特別支援学級をつくることができました。特別支援学級の児童も次第に増えてきております。支援学級の先生も、他の子のサポートで手が回らなくなったり、支援学級の児童同士のトラブルや、通常学級の児童とのトラブルも増えていったそうです。ただ、残念なことに、当時、特別支援学級の認知度も低く、また、発達障害児の理解が、周りの保護者から得られず、その障害児童は5年生から特別支援学校に転校することになりました。
   そこで、2回目の質問をさせていただきます。全児童・生徒、その保護者に、発達障害への理解と関わり方をどうするのか、学校判断ではなく、学校教育において共生という点が強調され、一人も置き去りにしない、可能な限り発達障害でない児童と共に授業を受けられるよう、全児童・生徒、その保護者が理解できるような、発達障害についての理解と関わり方のマニュアルを分かりやすく、教育委員会または保健所から作成して、学校経由で配布などを検討していただけませんでしょうか。