議会議事録検索

出水市令和5年第3回定例会 第5日

○大久保哲志教育長 迫田小百美議員の御質問にお答えします。
   まず、市内の小・中・義務教育学校には、74の特別支援学級が設置され、395人の児童生徒が在籍しております。
   次に、家庭の負担を軽減するための物理的・心理的な支援についてですが、物理的な支援としては、特別支援教育就学奨励費制度があります。これは、特別支援学級に在籍する児童・生徒の保護者を対象に、学用品や校外活動参加費、学校給食費、修学旅行代金等の一部を補助するものです。
心理的な支援としては、子供一人一人の教育的ニーズに応じた学びの場や支援の在り方などを明らかにし、成長を支えていくための就学相談会を年8回実施しています。その結果を基に、各学校では児童・生徒の適正に合わせた個別の教育支援計画等を作成するなど、個に応じた支援を行っています。また、入学前に学校見学を行い、特別支援学級での学びについて、保護者に向けた情報提供を行っています。
次に、障害のある児童・生徒への理解を促す取組についてですが、教職員に対しては、学校内外の各種研修会への参加や、校内特別支援委員会等を定期的に実施し、障害の特性を理解したり、特別支援教育コーディネーターを中心とした児童・生徒の情報共有を行ったりしています。
子供たちに対しては、道徳や各教科等の授業、学校行事などの全ての教育活動において、障害のある者とない者が共に学ぶ機会を設けることで、思いやりや多様性を尊重する心情を育てることとしています。
保護者を対象とした取組としては、全ての学校において、障害のある子供たちの理解促進に向けて、PTAや学校だよりなどを活用して啓発を行っております。