議会議事録検索

出水市令和5年第3回定例会 第5日

○椎木伸一市長 おはようございます。迫田小百美議員の御質問にお答えいたします。
   平成17年に施行されました発達障害者支援法では、これまで障害者とみなされなかった自閉症、アスペルガー症候群などが発達障害と定義づけられました。また、障害の早期発見、支援に結びつけるため、医療・保健・福祉・教育等の関係機関が連携しまして、就学前から就学後までの子供の成長過程に応じた支援が必要とされています。
本市におきましては、就学前の支援として、保健センターが定期的に実施する乳幼児健康診査や育児相談に加えまして、保育所等からの情報提供により、発達に課題がある乳幼児の早期発見に努めております。なお、専門的な指導や訓練が必要な児童に対しましては、日常生活における基本的な動作や集団生活に適応できるよう、必要な支援サービスを提供しております。
   また、就学に当たっては、教育委員会において適切な教育支援につなげるため、就学時健康診断や就学相談会を実施しています。
就学中の支援といたしましては、関係部署や教育機関、療育機関及び相談機関等で構成する出水市特別支援教育連携協議会を設置し、支援の必要な児童生徒に関する意見交換や情報共有を行うなど、学校生活において、個に応じたきめ細やかな支援ができるよう、関係機関との連携を図っております。
なお、放課後においては、生活能力向上のための訓練等を行う放課後等デイサービスのほか、児童クラブにおいて学童保育を実施しています。
就学後の支援としましては、生産活動などの活動の機会と就労に必要な知識や能力の向上のため、必要な訓練等を行う就労移行支援や就労継続支援を行うとともに、障害者が地域の中で自立した生活を送るための生活支援の充実を図り、医療・介護・福祉の分野で連携しながら、地域全体で支えていく体制を構築しているところでございます。