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出水市令和5年第3回定例会 第5日

○2番(迫田小百美議員) 皆様おはようございます。最終日1番、迫田小百美です。元気で明るく笑顔になれる出水市を目指して、今日も頑張ります。先月、息子が博多から帰省しました。帰りにお土産を持たせようと、娘と出水駅の飛来里に行きました。そこで、娘が見つけたのが1冊の本です。立ち読みが始まり、しばらくすると「この本すごくおもしろい。買っていいかな。」「買ったら。」とレジに行くと、出水の昔話の本でした。皆様、こちらです。読まれたことがありますでしょうか。野田、高尾野、出水、大川内、米ノ津、昔話がたくさん書かれています。もちろん、山田昌厳のお話も分かりやすく、菅原道真公の腰掛石のお話、龍光寺の下にあるイボの神様のお話、この1冊で出水市の文化と歴史が分かります。子供たちにぜひ読み聞かせをして、出水市の歴史を学んでほしいと思います。また、出水市の観光としても、物語がつくられるのではないでしょうか。この本は、当時の教育委員会でつくられております。当時の溝口教育長が発刊に当たって書かれております。「これらの昔ばなしは、私たちの祖先がそれぞれの地域の歴史や風土に根ざしながら、長い年月にわたって語り継いできた文化遺産です。私たちはこれら貴重な遺産を後世に伝えていかなければならないと存じます。」と書かれております。出水の昔話を広く活用していただき、子供たちが親になったときも語りつないでほしいと思います。読書の秋ということで、この出水の昔話の御紹介をさせていただきました。
   それでは、通告に従い、一般質問に入らせていただきます。
   日本で子供の人口が減少する中、障害児と呼ばれる子供は増え続けています。この調査は文部科学省が実施し、2006年の調査では発達障害の児童数は7,000人余りでしたが、2019年には7万人を超えています。知的発達に遅れはないものの、学習または行動面で著しい困難を示し、注意欠陥多動性障害(ADHD)など、発達障害の可能性があると推定された小・中学生は、8.8%で、前回調査6.5%より多く、文科省の担当者は増加の原因について、保護者や教員の発達障害への理解が進み、対象者に気づきやすくなったと分析されています。障害や学習の困難を抱える児童・生徒はその程度に応じて、特別支援学校や学校内の特別支援学級で学びます。文部科学省は特別支援学級について、発達障害支援法、学校教育において共生という点が強調され、一人も置き去りにしない、可能な限り発達障害でない児童と共に授業を受けられるよう配慮しています。そこで、質問に入ります。
   発達障害児支援施策及び学校における特別支援教育の現状について、(1)本市では、関係機関との連携をどのようにしているか、伺います。(2)本市において、小・中学校の特別支援学級は何クラスあるか。児童・生徒は何人いるか、伺います。(3)家族が安心して子育てを行うことができるよう、様々な家族の負担を軽減していくための物理的及び心理的支援が必要になってくると考えるが、どのような施策をされているのか、伺います。(4)学校としては、教員、そして共生の対象者である全児童・生徒、その保護者に発達障害への理解と関わりはどうされているのか、伺います。
   以上をもちまして、1回目の壇上からの質問を終わります。