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出水市令和5年第3回定例会 第4日

○大久保哲志教育長 それでは、最初に体罰に関する話の前に、不登校児童・生徒のことがちょっとありましたので、一言触れさせてください。
先ほど、議員の中で、「不登校の要因は児童・生徒にあると私が捉えている」と発言がありましたけれども、私は要因については、生徒指導提要の中にも「無気力・不安」、それから「生活のリズムの乱れ、あそび、非行」、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」、様々多岐にわたっているということが書かれていて、その中で、この要因を統計上取ったときに、先ほど答えたようなことになっているわけで、ただですね、先生方もみんな子供に責任を全部おっかけて、不登校のことを全部子供のせいにしようなどと考えていることは全くなくて、今、どの学校でも、やはり学校というのが魅力がなくなってきたから不登校というのは増えてきているんじゃないかというような視点も持って、どの学校でも魅力ある学校づくりをやると。そしてまた、一人一人の生徒には、教育支援シートというものをつくって、様々な角度からアセスメントを行って、支援を行っていく。そういうことでやっておられますので、そういった点は御理解いただきたいと思います。
次に、大島地区の中学校で行われた体罰に対する処分でございますが、県教委のほうにも問い合わせられたということですけど、県教委は通常、この懲戒処分については、公表内容が決めてあって、その内容しか発表しないということで、我々もそれしか聞いておりません。したがって、1月の徳之島のという新聞報道は私も存じ上げておりますけれども、これとの関連というのは私も把握しておりませんけれども、少なくとも、この処分にありましたように、まず体罰がいまだに行われていると、これについてはこれだけ県教委、市町村教委、そして教育事務所も含めまして、様々な視点で指導を行い、もちろん学校長もそうですけれども、そういった中で、まだこういう体罰を行っている教員がいるというのは、本当に言語道断だと捉えております。
したがって、この処分は妥当なもので、そしてまた、議員が指摘されたように勤務校の職員室において指導をする際の大声を上げたりと、それで周りの教員が止めなかったのかということは、その状況は把握していないので、周りに教員がいたのかどうかというのは私は分かりませんけれども、やはりそういった場合は、すぐに止めに入るということは当然だと思っております。