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出水市令和5年第3回定例会 第4日

○12番(吉元勇議員) 事案が発生してから9か月になろうとしております。今月以降と、まだ言っています。現場も鶏舎の横に新しく埋め立てる地も造成ができております。立入禁止なので奥まで行けませんでしたけれども、道路向かいの現在の埋立地から、重機を使って、トラックに入れて、そこはしっかりトラックから液が漏出しないように、そういう工夫もしながら運搬をするといったような、私も何回か県の農政部畜産課に出向いて、どのような方法をやるんだと、このことはどう考えているんだと、何回か行って聞いてきましたけれど、なかなか苦労しながら、今後やるんだなと思ったんですが、こういって埋替えが始まるんですけれども、実は私はこの事案が発生してから、さっき言った県の畜産課、あるいはマスコミに出向いて、私はこの埋替えをするといったような知事発言があったときに、無理だろうと思ったんです。それは、そうですよ。900トンを越えるものを、埋めるときは確かに手際よくできます。鶏舎の中に人が入って、フレコンバッグに詰めて、ユンボで運んで、ユンボで降ろす。人が作業する仕事としては大変でしょうけれども、何とかできる。これを9か月も埋立てているものを、汚物です。死んだニワトリ、卵、それから飼料。この辺が9か月経ったものを掘り起こして、重機ですくってダンプに入れて、それを道路を通って反対側の新しい埋立地に入れる。これをロボットがやるんだったら、いいと思います。ただ生身の人間がやるとなったときに、僕はまず具合が悪くならないだろうか、そもそもやる作業員がいるんだろうかと。で今、県のほうに確認したら、建設業協会出水支部と協議中だと。協議中だということは、なかなかその議論ができていないんだろうと思います。当然だと思います。本当にそういった事例のないことを、しかも900トン以上あるものを、どうやってやるんだろうかと。そう思ったときに、埋替えをやると言った知事の発言は、少し拙速すぎたなというようなことがあって、僕はマスコミとか、あるいは県の畜産課に行って、「やっぱり埋替えよりも、これは基本的には有機物だから、卵の殻は別として、ほとんど有機物だから、二、三年経ったら、これは自然に返るというか、有機物だから土になりますと。その代わり、排水のことがあるから、ここにきちんとした配水施設をつくって、液体をきれいな状態で流すということを住民に理解するほうが現実的ではないか。」といったようなことを話しして、こういったことを新聞というか、実際テレビ局のほうに話したんですけれども、世論をつくって、この方向がいいんじゃないかとしましたけれども、知事が埋替えをやると言った以上、この方向は変わらないだろうという、苦渋の選択だったんだと思います。
そこで、この埋替えがいよいよ、今後始まると認識しておりますが、埋めたものを表土を取って、表土というのは覆土というんですかね、被せた泥を取って、今後埋替えをやる作業なんですが、県のほうの畜産課の話では少し見たけれども、何とか掘り起こして運搬できる状態だというようなことが、我々の中ではそういう認識だということで、埋替えをやるということでした。
この際、一番心配しているのは、廃水土もですけど、臭気です。この臭気の問題が発生するんだろうなと思います。今から先、シーズンになって風も結構強くなる時期もあるでしょうから、また地域住民に新たな負担があるんじゃないかと思いますが、この臭気問題が発生すると考えたときに、県もそういう対策をやりながらやるということでしたけれども、出水市行政も県と一緒に何かやるのか。あるいは出水市行政独自で何かやるのか。その点、計画的なものがあれば、お示しください。