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出水市令和5年第3回定例会 第4日

○大久保哲志教育長 中嶋敏子議員の不登校生徒対策についての御質問にお答えします。
不登校の主な要因については、無気力や不安、生活のリズムの乱れ等となっています。なお、不登校生徒数の推移等については、後ほど教育部長から答弁させます。
次に、不登校生徒への支援の在り方についてですが、学校では、学級担任だけでなく、管理職や生徒指導主任、養護教諭等で委員会を構成し、組織的・計画的に支援を行う体制を整えています。また、積極的にスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等の専門スタッフと連携して対応することとしています。さらに、登校することが困難な生徒に対しては、自立支援教室「ほっとハウス」や市内3中学校に設置されている「心の教室」への通級など、きめ細かな対応がとれる体制を整えています。
次に、市内中学校を卒業した生徒に係る事案ですが、個別の事案については、お答えできません。一般的な不登校生徒への支援の視点としては、「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要があること。また、生徒によっては、不登校の時期が、休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で、学業の遅れや進路選択上の不利益、社会的自立へのリスクが存在することに留意することが必要であると考えています。