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出水市令和5年第3回定例会 第3日

○横峯均農業委員会会長 それでは、出水睦雄議員の御質問に引き続きお答えします。
農業委員会の役割と活動についてですが、主な役割としては、農業委員、それから農地利用最適化推進委員が一体になりながら、農業・農村を守り、農業者の代表として、適正な農地行政に努め、優良農地の確保や効率利用を進めることであると考えております。
もう、御存じかと思いますけど、主な業務といたしまして、農地法に基づき、農地の貸借や所有権移転申請などに対する審査・決定することが位置づけられています。また、担い手農家への農地利用の集積・集約化、遊休農地の発生防止・解消などの活動を行っております。
次に、農地法第3条、第4条、第5条の申請件数とその結果については、後ほど事務局長より答弁させていただきます。
次に、遊休農地解消のための取組についてですが、農業委員、農地利用最適化推進委員が、随時個別に行う農地の利用調整とは別に、毎年市内の全農地を対象とする農地パトロールを実施しております。この調査により判明した遊休農地につては、所有者等に対して、農業委員会へのあっせん希望の有無、今後どのような農地の利用をしたいのか意向を確認し、利用調整に取り組んでいます。
また、本年度から農地台帳システムから全国統一の農業委員会サポートシステムに移行をいたしました。タブレット端末も導入していますので、これらを活用しながら、迅速な利用調整や効率的な農地パトロールに努めていきます。
今後も、農政畜産課等関係部署、土地改良区との連携を図りながら、本市の農業政策アドバイザーの御意見も聞きながら、担い手農家への農地の利用集積・集約化に取り組み、遊休農地の解消を図り、農地が有効利用されることに努めます。
もう1件、私的な意見になるかと思いますけれども、地域の方々から遊休農地が発生しているんだけども、誰かつくり手がおらんどかいと、問合せがございまして、足を運んでみますと、のりが5メートルほど3回で草は切り落とさないと払えない状況の田んぼでした。そしてもう6年作っていらっしゃらなくて、草ぼうぼう。「こら、困ったな。」というような状況を判断いたしまして、持ち主を探してみたら、高齢で痴呆が出て、こっちには在住していなくて、娘さんのところにいらっしゃるというところで御相談がきまして、それから農業委員、推進委員の方と手分けをしながら、「誰か作ってくれる人は、おらんどかい。」ということで模索をしまして、田植えぎりぎりになって、ようやく手を挙げてくれて一安心をしたんですけど、恐らく「こげん所に作らないかんたろかい。」と内心思っていらっしゃったと思います。田植えにもぎりぎり間に合うか、間に合わんかと・・・(声、不鮮明)・・・。機械を何回といれがなっして、どうにか田んぼらしい田んぼになって植付けをされましたけれども、本当にあまり条件の、そういう遊休農地で条件の悪い所。水はあるんですけれども、そういう草払いを三段で草払いをしなければいけないという大変苦労をされたんじゃないかなと思っておりますけれども、おかげさまで、地区内の人は全然耕作しないという、はっきりした態度を出して、地区外から来てもらって、田植えをされて、この前見にいったんですけれども、私のはジャンボでやられましたけれども、その方のはさほどジャンボタニシの被害もなく、順調に進んでいる田んぼを見て安堵いたしました。
ひょんな話になりましたけれども、一つ今後とも、皆さん方の御協力を得ながら、農業委員会行政ということで農地を守る、有効な農地を貸し付ける、そういう方向に取り組んでいきたいと思っております。