令和5年出水市議会第3回定例会会議録第2号
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令和5年9月7日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 19名
1番 井 伊 健 一 議員
2番 迫 田 小百美 議員
3番 池 田 幸 弘 議員
4番 田 中 秀 一 議員
5番 宇 都 修 一 議員
6番 江川野 一 成 議員
7番 南 鶴 洋 志 議員
8番 鮎 川 浩 一 議員
10番 日 髙 信 一 議員
11番 北御門 伸 彦 議員
12番 吉 元 勇 議員
13番 土 屋 工 吉 議員
14番 鶴 田 均 議員
15番 田 上 真由美 議員
16番 杉 本 尚 喜 議員
17番 出 水 睦 雄 議員
18番 中 嶋 敏 子 議員
19番 道 上 正 己 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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欠席議員 1名
9番 上須田 清 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
冨 田 忍 副市長
髙 橋 正 一 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
田 中 誠 総務課課長補佐兼職員係長
坂 上 学 総務課庶務法制係長
戸 澤 広 彰 くらし安心課長
益 山 剛 くらし安心課防災対策監(参事)
橋 元 邦 和 くらし安心課課長補佐兼安全安心推進係長
森 山 佐 知 くらし安心課課長補佐兼コミュニティ推進係長
大 田 直 子 財政課長
青 﨑 譲 二 企画政策課長
福 川 正 樹 企画政策課秘書監(係長)
柿 木 彰 保健福祉部長
小田原 由 美 いきいき長寿課長
華 野 順 一 いきいき長寿課課長補佐兼高齢者支援係長
溝 口 雄 二 市民部長
新 森 章 悟 市民生活課長
堂之上 健 二 生活環境課長
長谷川 健 税務課長
揚 松 智 幸 商工観光部長
阿 多 広 隆 商工観光課長
荒 平 猛 商工観光課交流推進係長
駒 壽 ひとみ 文化スポーツ課長
岩 﨑 新 輔 文化スポーツ課課長補佐兼文化財係長
肱 岡 広 一 文化スポーツ課スポーツ振興係長
高 口 悟 農林水産部長
中 原 克 章 農政畜産課長
岩 元 秀 一 農政畜産課農業振興係長
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
島 畑 郁 朗 建設政策統括監(部長級)
川 畑 正 樹 建設政策課長
松 下 透 建設政策課課長補佐兼計画管理係長
小田原 豊 道路河川課長
酒 本 祐 喜 花いっぱいプロジェクト推進監(技術主幹)
松 尾 善 博 道路河川課管理係長
松 﨑 和 洋 道路河川課維持係長
松 井 勉 高尾野支所長
東 畠 賢 一 野田支所長
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
大 平 伸 章 消防長
戸 﨑 博 貴 消防本部警防課長
道 添 正 樹 消防本部警防課課長補佐兼消防団係長
大久保 哲 志 教育長
宮 﨑 毅 教育部長
田子山 ゆかり 学校教育課長
松 山 圭 上下水道課長
西 郷 博 行 上下水道課技術主幹兼下水道工務係長
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議会事務局
春 田 和 彦 局長
西 野 竜 一 次長(主幹)
濵 上 泰 廣 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北 紘 至 主査
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付議した事件
一般質問
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(田上真由美議員) おはようございます。ただいまの出席議員は19名であり、定足数に達しております。これより令和5年出水市議会第3回定例会第2日の会議を開きます。
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△ 欠席の届出
○議長(田上真由美議員) 上須田清議員から、本日の会議に欠席する旨の届出が出ております。
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○議長(田上真由美議員) 鶴田均議員より、議場でつえを使用したいとの申入れがありましたので、これを許可しております。
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△ 議事日程の報告
○議長(田上真由美議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和5年出水市議会第3回定例会
議 事 日 程 第 2 号
令和5年9月7日 午前10時 開 議
第1 一般質問
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△ 議 事
○議長(田上真由美議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第1一般質問 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第1、一般質問を議題とします。
本定例会の質問通告者は14名であります。
これより一般質問に入りますが、質問者の発言並びに当局の答弁は、できる限り重複を避け簡明・的確に、また、通告外の質問や品位の保持等については遵守されるよう望みます。
なお、再質問から一問一答方式とし、各議員の質問時間は40分以内といたします。
質問順に従い、宇都修一議員の質問を許します。
○5番(宇都修一議員) おはようございます。本日、トップバッターの宇都です。私ごとで申し訳ないんですけど、今日、誕生日でして、いいプレゼントをもらったなと思っているところです。トップバッターということで張り切っていこうかなと思っています。あまり張り切らないでと思っている人もいるかもしれませんけど。
それでは、通告に従い、質問をさせていただきます。
まず、大項目1の外国人対応について問うの小項目1、出水市に居住の外国人の状況を問うについてお伺いします。外国人の問題については、ちょうど1年前の定例会でも質問しまして、ごみ出しの問題、そして観光客の問題について質問しました。また、前回の定例会では井伊議員から外国人の自転車の運転についても質問がされました。これらのこと以外にもたくさんの問題があると思いますが、根底にあるのは国籍だけではなく、多様な文化の違いであると思います。ついては、本市においてどのような状況になっているのかをお尋ねします。具体的には、昨年同様、外国人の国籍別人口及び推移をお尋ねします。
小項目2の外国人労働者の現状について問うでは、外国人を雇用する事業所数、外資系の事業所数をお伺いします。
小項目3の外国人観光客の現状について問うでは、外国人観光客の推移をお尋ねします。
次に、小項目4の周南市がやっているような多文化共生事業により、互いに理解し、交流を深める考えはないかについてお尋ねします。この問題を解決していくのは大変な作業になると思います。総務省の多文化共生アドバイザー制度などを活用して、出水市に合ったプランをつくっていけばどうかと思います。こういうものを活用して、外国人と互いに理解し、交流を深める考えはないかお伺いします。
次に、大項目2の消防団員の職務と待遇改善についてですが、今、テレビで「ハヤブサ消防団」というドラマがありまして、毎週楽しみに見ております。また別に、先頃、長野県松本市の消防団の取組がテレビで紹介されていました。消防団員の方々は、自分の仕事を持ちながら、災害発生時にはいち早く現場に駆けつけて、消防署員とともに対応に当たられて、本当に頼もしいと思います。
そこで、小項目1の消防団の設置目的と消防団員の責務についてお伺いします。
次に、小項目2では消防団員の手当等、待遇は十分であると考えているかお伺いします。
次に、小項目3では消防団員の募集に苦労していると思うが、今後の募集方法についてどう考えているかをお伺いします。
次に、小項目4では消防団員の出動管轄についてお伺いします。これは、例えば火災が発生した場合、どのようにして、どのような区域の消防団員が出動するのかお伺いします。
次に、小項目5では消防団員の自主的出動についてお伺いします。これは、たまたま自分の管轄外で火事などの災害に居合わせた場合等の出動が可能なのかお伺いします。
次に、小項目6の活動を平日勤務時間内に限っての市役所消防隊を設置する考えはないかについてお伺いします。これは、先ほどの松本市の例ですが、平日昼間は仕事の関係で出動できない団員が増えてきたので、平日の勤務時間内に限って出動する消防隊を設置したそうです。そこで、出水市においても市役所消防隊を設置する考えはないかお伺いします。
次に、大項目3の総合運動公園の整備について問うですが、まず小項目1の防犯及び合理的な管理運営のために監視カメラを設置する考えはないかですが、出水市総合運動公園は、間もなく市民ふれあい広場も完成し、よい施設になり、市民の憩いの場になると思います。小さいお子さんを含む家族連れの方々やジョギングをする方がここで集合して準備運動をするなど、いろんな使い方があると思いますが、夜間に遊びに来たり、宿泊したりする方もいるかもしれません。いろんな意味で監視カメラを設置する必要があると思うが、その考えはないかお伺いします。
次に、小項目2のテニスコートの老朽化についてお伺いします。まず、照明ですが、いまだに水銀灯です。早急にLEDに変えるべきだと思いますが、いかがでしょうか。水銀灯の欠点は、よく切れること、電気代が高いこと、虫が寄りやすいということがあります。周りのほとんどの照明がLEDに変わっておりますので、早急にLEDに変えるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
次に、小項目3のテニスコートに整備機械を導入して施設の長寿命化を図る考えはないかですが、現在のテニスコートは、人工芝がすり減って、下のコンクリートがむき出しになっているところがあり、大変危険です。早急に補修を行うべきだと思います。また、テニスコートは、マナーとして使ったらブラシをかけますが、人力では限界があります。このため、大抵のテニスコートでは小型のトラクターで引っ張るブラシで常に整備されています。人工芝コートは、大変高価で1コート数百万円かかります。きちんと必要な機械で必要な整備をすることにより、効果的な維持費を節約できると考えますが、いかがでしょうか。
小項目4のテニスコートの熱中症対策について問うですが、テニスコート及び観客席に休めるベンチが必要と思うが、設置する考えはないか、クラブハウスに冷房及び給水設備を設置する考えはないかお伺いします。
小項目5の多目的運動場の失われた砂を補充する考えはないかについてですが、昔は、水はけがよくて、雨がやめばすぐ使えましたが、最近は水はけが悪いようです。これは、一つには、もともと真ん中が高くつくられていたのが、産業祭やツルマラソン等で駐車場に使われるたびに少しずつグラウンドの砂が減っていき、真ん中が低くなったのが原因ではないかと思います。なので、昔のように砂を入れる考えはないかお伺いします。
小項目6の暗渠排水パイプが詰まっていないか調査する考えはないかについてですが、大抵のグラウンドには暗渠パイプが設置されており、これが長年の間に詰まっているのではないかと思います。なので、これを調査する考えはないかお伺いします。
最後に、大項目4の出水駅西口の駐輪場について拡張する考えはないかについてですが、ここの駐輪場は停められない自転車などであふれています。市長にお伺いしますが、新幹線で出水市に来られた方々が、まず目にするのはこの光景というのは市のイメージが悪くなると思います。ついては、駐輪場を拡張する考えはないかお伺いして、壇上での質問を終わります。
○椎木伸一市長 おはようございます。国体まで、あと一月となりました。どうぞよろしくお願いいたします。
宇都修一議員におかれましては、お誕生日でトップバッターの質問ということですので、御質問にお答えさせていただきます。おめでとうございます。
まずは、本市における居住の外国人の状況についてでありますが、後ほど市民部長から答弁をさせます。そしてまた、次の外国人労働者及び外国人観光客の現状についてにつきましては、商工観光部長から答弁をさせたいと思います。
次に、多文化共生事業に取り組む考えについてでありますが、本市における多文化共生の取組といたしまして、昨年度は公益財団法人鹿児島県国際交流協会との共催によりまして「ベトナム理解講座」を開催しております。今後も引き続き、このような交流の機会を提供するとともに、国・県の実施する事業等を活用しながら、有効な施策について検討してまいります。
次に、消防団についてお答えいたします。
まずもって、出水市消防団の皆様及び御家族、勤務先の皆様に心より敬意を表し、感謝を申し上げます。
消防団の設置目的と消防団員の責務についてでありますが、消防組織法により、市町村は、消防機関を設置することとされておりまして、「出水市消防団の設置等に関する条例」を定め、団本部及び11の分団を設置しているところであります。消防団の責務につきましては、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、あらゆる災害に対処することを任務としております。
次に、消防団員の手当等、待遇についてでありますが、消防団員には年額報酬と出動報酬を支給しておりまして、その額は国が示す標準額を上回っているところでございます。待遇については、公務災害補償や退職報償金などがございます。また、勤務年数などに応じまして、国や自治体などでは各種の表彰を行っております。
次に、消防団員の募集方法についてでありますが、現在、市ホームページや広報紙、大型イベント等で消防団活動をアピールしながら入団促進に向けた取組を行っていますので、今後についても継続して募集活動を実施してまいります。
次に、消防団の出動管轄についてでありますが、本市では、出水地区、大川内地区、米ノ津地区、高尾野・荘地区、野田地区の5地区に区域分けし、分団ごとに出動区分を定めております。火災が発生した場合は、災害地区のサイレンを吹鳴し、管轄地区の分団が出動いたします。
次に、消防団員の自主的出動についてでありますが、火災が発生した場合は、現場統制や水利統制を円滑に行うため、消防署及び管轄する分団で組織的に活動しているところでございまして、想定はしていないところであります。
次に、市役所消防団の設置についてでありますが、本市職員の消防団員も各分団に所属しており、災害が発生した場合は、それぞれ管轄地区に出動しております。また、消防署も近くにございますことから、火災発生時の初動体制は確立されておりますので、現在の体制を維持してまいりたいと考えます。
次に、運動公園の整備についてお答え申し上げます。
まず、防犯及び合理的な管理運営のための防犯カメラの設置でありますが、市では優先順位を付して、これまでも設置しておりまして、必要な箇所については、今後も関係機関と協議の上、設置していきたいと考えております。具体的な設置場所については、公表をできるだけ避けているところでございますので、御理解を賜りたいと思います。
次に、テニスコートの老朽化についてでございますが、現在、テニスコートの照明は水銀灯を使用しており、令和2年12月31日からは水銀に関する規制が実施され、一般照明用の高圧水銀ランプの製造及び輸出入が原則禁止となっていますことから、市のスポーツ施設全体の中でLED灯への更新を検討してまいります。
次に、テニスコートの整備機械の導入、熱中症対策についてお答えいたします。
テニスコートの人工芝の修繕を今年度から行っておりますが、整備機械の導入、テニスコート及び観客席へのベンチの設置、クラブハウスへの冷房及び給水設備の設置については、まずはその必要性について関係の皆様と協議させていただきます。
次に、多目的広場の砂の補充及び暗渠排水パイプの調査についてお答えいたします。
水はけの改善につきましては、専門家等の意見も踏まえた上で対応してまいりたいと考えております。
次に、出水駅西口広場の駐輪場についてでございますが、駐輪場の利用者が多くなっており、自転車などが駐輪場に収まらず、はみ出して停めてある状況は認識しております。そのため、これまでも定期的に放置自転車の整理を行ってまいりましたが、現在においても解消されるまでには至っておりません。駐輪している自転車を確認しますと、一般の方や高校生をはじめ、最近では外国人の方の利用者も増加しているようでございます。今後は、放置自転車の整理の頻度を上げるとともに、駅利用者のものであるのか調査を進めたいと考えており、その上で駐輪場の拡張については検討してまいります。引き続き、駅利用者の利便性や快適性の向上を図り、出水の玄関口にふさわしい景観を損なわないよう適正な管理に努めてまいります。
○溝口雄二市民部長 本市外国人在住者の国籍別人口の推移についてお答えをいたします。
本年8月29日現在、本市に在住している主な外国人は、ベトナム428人、中国115人など、合計で28か国、925人です。また、平成25年4月1日現在では、中国262人、フィリピン81人など、合計で15か国、383人となっておりました。
○揚松智幸商工観光部長 それでは、ハローワークいずみ管内の外国人を雇用する事業所数についてお答えいたします。
平成30年が88事業所、令和4年が128事業所で、5年間で約45%の増となっております。また、外国人労働者数は、平成30年が662人、令和4年が914人で、約38%の増となっております。
次に、外国人観光客の現状です。新型コロナウイルス感染症の影響もありましたことから、平成30年度の外国人宿泊者数が2,578人だったのに対し、令和4年度が762人と、約70%減少しているようです。ツル観察センターの入館者数は、平成30年度が1,176人、令和4年度が462人で、約60%減少しております。なお、公開武家屋敷の入館者数は、平成30年度は2,338人、令和4年度は340人で、約85%減少しております。
○議長(田上真由美議員) 宇都修一議員より書画カメラの使用についての申入れがありましたので、許可してあります。
○5番(宇都修一議員) まず、大項目1の外国人対応について問うの小項目1についてですが、国籍別人口及び推移、在留資格別人口についてお伺いしました。書画カメラ1をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)実は事前に資料請求をさせていただきまして、市民の方々が分かりやすいように資料をつくってまいりました。このように、以前は全員でその表にあるように383人だったんですが、多いのは中国が262人、フィリピンが81人で、圧倒的に女性が多かったところです。ところが、令和5年になりますと3倍近い925人で、1位がベトナム428人、2位が中国、インドネシア、フィリピン、ブラジル、ウズベキスタン、カンボジア、韓国、ネパールと部長からも答弁がありましたような感じで終わっています。
お尋ねします。外国人は確実に増えていると、そして多国籍化が進んでいるのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○溝口雄二市民部長 資料のとおり、この10年間におきまして増加していると認識しております。
○5番(宇都修一議員) では、書画カメラ2をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これはちょっと珍しい資料だと思うんですけど、在留資格別の人口というのを教えていただきまして、925人のうち、技能関係が599人、そして永住者と続いています。
お尋ねします。技能1号から3号まであるようですが、違いは何でしょうか。
○溝口雄二市民部長 在留資格におきましては、出入国在留管理庁におきまして許可されるものとなっておりますけれども、その中で、技能実習1号は入国1年目、2号は2年・3年目、3号は4年・5年目の技能実習として区分されるということでございます。
○5番(宇都修一議員) さらに技能実習からまたステップして長くなっていくということだと思うんですけど、次に外国人の納税義務者数と納税義務総額をお尋ねします。
○溝口雄二市民部長 令和5年度の外国人の市民税についてお答えをいたします。
納税義務者数は490人、課税総額は1,718万1,300円となっております。
○5番(宇都修一議員) 多くの外国人の方々にもきちんと課税されているという認識は大事だなと思います。
それでは、小項目2の外国人労働者の現状について問うですが、本市にはいろいろな外国人が居住していると思います。
そこで、お尋ねします。市長はいろんな企業の方とお話しされると思いますが、もっと外国人の従業員を増やしたいとかいろいろ相談があるんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○椎木伸一市長 外国人労働者を雇用されている企業におかれましても、非常にその国も難しくなって、またさらに新たな国へという状況であるということも聞いておりますし、また、いずれの業種においても、これは共通して労働力、雇用が非常に心配だというお話は聞いております。
○5番(宇都修一議員) それでは、小項目3の外国人観光客の現状について問うですが、現在計画している観光モデルルート作成機能等を有した観光サイト構築業務ですが、これは外国人観光客対応を想定しているのかお伺いします。
○揚松智幸商工観光部長 今年度作成をします観光ホームページについては、AI翻訳機能を搭載しておりますので、外国人対応になるかと考えております。
○5番(宇都修一議員) 今の定例会で補正予算を提案された稼げる観光地づくり事業ですが、私はやる気が見れるよい事業だなと思うんです。詳細は委員会でお聞きするので、マレーシア旅行博について、そのときにでも聞いてみようかなと思います。私は、マレーシアもいいと思うんですが、隣のインドネシアもいいと思うんですよね。バリ島とかは人気の場所ですし、両方とも親日の国でいいんじゃないかなと思います。こういう事業は1回だけじゃなくて、やっぱり続けていくのが大事だと思うので、ぜひマレーシアとかインドネシアの人と出水のファンを増やしていただきたいなと思います。
書画カメラ3をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは鹿児島市の資料なんですけど、こんなふうに平成23年から令和元年にかけて5万人から50万人と、僅か8年の間に10倍に増えているのが分かります。これは鹿児島市で、その後、コロナの関係で減っているんですけど、これがいろんな報道によると、爆発的に元に戻るんじゃないかと、元以上に来るんじゃないかということになっているようです。
書画カメラ4をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは日本政策投資銀行と日本交通公社が作成した資料なんですけど、こんなふうに韓国、中国、いろんな国があるんですけど、どこも行きたい国、1番が日本なんですよ。これ本当かなと思ったりするんですけど。でも、日本が人気があるのはこれでよく分かると思います。ヨーロッパのほうは、ここでは分かりづらいんですけど、日本よりもアメリカあたりに行きたいという人が多いようです。これを見る限りは、出水市は韓国、台湾と姉妹都市を結んでいます。また今年もマレーシアに行くということで、そういう方向性は悪くないんじゃないかなと思うところです。
次に、小項目4について互いに理解と言いますが、意外に外国語をマスターすることよりも「やさしい日本語」をマスターすることのほうが大事だと言われています。インバウンドの講習会が昨年、多目的ホールで開かれまして、それとは別に、先ほど答弁がありましたけど、ベトナム語の講習会でしたか、そういうものもやっているということで、いいことだと思うんですけど。
そこで、お尋ねします。県の国際交流課で「やさしい日本語」の講習会も開かれているようですけど、こちらを開催する考えはないかお伺いします。
○揚松智幸商工観光部長 先ほど市長が答弁をしましたが、県の委託を受けた公益財団法人鹿児島県国際交流協会において「やさしい日本語講座」や多文化共生アドバイザーの派遣事業等が実施をされておりますので、我々としても開催を検討しているところです。また、多文化共生への取組は非常に重要であると考えておりますので、まずは市内の企業にお勤めの外国人の方々が大産業祭等にでもお越しいただけるように、そういうところで交流が図られるように会場内で利用できる商品券などの配布も検討しながら、外国人の方と市民が交流する機会をつくっていきたいと考えております。
○5番(宇都修一議員) 想定した以上にいい答弁で、よかったなと思うんですけど、最近は外国語に堪能な職員も多いんじゃないかなと思うんですよ。日本語教師とか、英語、中国語、韓国語等の資格、昔で言えば英検何級とかいろいろあると思うんですけど、そういう資格を持っている職員がどれぐらいいるかとか、そういう把握はされているでしょうか。
○髙橋正一政策経営部長 申し訳ございません。調査しておりませんので、把握していないところでございます。
○5番(宇都修一議員) 英語についてはTOEICという資格があるんですけど、こちらも同様と思っていいでしょうか。
○髙橋正一政策経営部長 TOEICでございますが、英語におけるコミュニケーション能力を測るためにつくられた国際的な試験でございまして、満点が990点です。TOEICを受験している職員数や、それから点数につきまして全て把握しているわけではございませんが、分かる範囲内で申し上げますと、高い点数でいくと900点以上の職員が2名、それから800点以上900点未満の職員が1名いるという状況です。
○5番(宇都修一議員) TOEICで900点というのは大したもので、普通の企業だったらそれだけでも就職、ぜひ来てくれと言われるぐらいだと思います。こういう資格なんですけど、結構費用がかかるようで調べてみたんですけど、先ほどのマレーシアなんですけど、マレー語というのがマレー語検定というのはなくて、それに近いインドネシア語を受験される方が多いようです。特A級からE級まであるんですけど、受験料が4,000円から2万円で、1次試験は博多で、そして1次試験を通ると、2次試験は東京であるそうなんです。それで、受験料とか旅費も結構かかるんです。TOEICも人によれば定期的に二、三年おきに受けないといけないとかいうのもあって、結構お金がかかると思うんですけど、職員がそういう資格を取る場合に何らかの費用の補助制度というか、そういうものはあるんでしょうか、お伺いします。
○髙橋正一政策経営部長 昨年、市職員を対象とします資格取得助成制度を創設したところでございますが、残念ながら対象となる資格に外国語の資格というのは含めておりません。
○5番(宇都修一議員) そういう資格の制度があるということで、ぜひこういうものも含まれないか、今後は検討していただきたいと思います。
それから、話は変わりますけど、ポケトークという翻訳機があって、最近持っている人は多いんですけど、これは国立研究開発法人情報通信研究機構というちょっと長い名前なんですけど、そこでつくった翻訳エンジンを使われていまして、大変好評で、外国人を雇っている会社の人に聞いたんですけど、その方も持っていたんですが、結構いろんなところ、例えば外国人を病院に連れていくと、病院の人たちも持っていたりとかすることが多いらしいです。また、若干機能は落ちるんですけど、スマホにもそういう同じ開発元がつくったアプリがあって、それもなかなかいいと思うので、ぜひ皆さん使っていただきたいと思います。
それから、質問しようかなと思ったんですけど、通告してなかったので自分で言いますけど、外国人がなぜ現金じゃなくて、クレジットカードを使いたがるかというのをみんな認識してほしいんですけど、外国は日本に比べて治安の悪いところが多くて、現金を持ち歩けないと、あるいはお札が本物かどうか疑わしいというのもあって、外国人はカードを持ちたがるそうなんです。なので、日本もぜひ、今、一生懸命そういうのをされているのは見ていますけど、頑張っていただきたいと思います。
まとめになりますけど、人手不足解消のために外国人を雇う、あるいは外国人観光客の増加により産業が発展することを期待している人は多いと思います。また、オーバーツーリズムにより外国人観光客の分散化が進み、私たちのまちに多くの観光客が押し寄せてくるかもしれない。昔は貧しい外国人の労働者が日本に出稼ぎに来るイメージでしたけど、今はちょっと違うんです。例えば、先日はネパールの親子連れが車屋さんに来て、車を買いに来たと、それから若いカップル、これも多分外国人、ベトナムの人かと思うんですけど、iPhoneを買いに来ているんですよね。大分給料の格差がなくなって、ただ単にお金もうけだけじゃなくて、日本が好きだから日本に来るという労働者の人も多いんじゃないかなと思うんです。多文化共生アドバイザー制度を話しましたけど、そういうものも検討しているということで、ぜひやっていただきたいなと思うところです。
以上で、大項目1を終わり、2に入りたいと思います。
消防団の話ですけど、小項目1については、説明を受けまして、理解しました。
2の消防団員の手当等につきましても、先ほど紹介しましたけど、待遇改善を図ったという松本市と比較したら遜色のない内容でした。ただ、詰所についてはどうかなと、もうちょっときれいにしてあげたらなと思うんですけど、それは地域性の問題もあるので、消防署の方がよく考えればいいと思いますけど、書画カメラ4-2をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは松本市のホームページに載っているので、私が勝手に撮ったんじゃないですけど、松本市の消防団第1分団なんですけど、この分団では西沢知恵美さんという女性の方で、ここの詰所もこんなふうに何かちょっと寝てしまうんじゃないかぐらいにきれいなところみたいです。
次に、書画カメラ4-3をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これも松本市のホームページからきているんですけど、YouTubeに公開されています。こんなふうにいろんな人と出会えるのが楽しいと、出初式が楽しいと、この女性の方も言われています。
そこで、お伺いしますけど、今後、女性消防団を増やすためにも女性目線で詰所をきれいにしていく考えはないでしょうか。
○大平伸章消防長 消防団の詰所の整備につきましては、消防団の再編計画に基づきまして、分団・部の統廃合等の状況を考慮して整備計画を作成しており、それを基に実施しておりますので、団員の皆様が気持ちよく使っていただけるよう整備してまいりたいと考えております。
○5番(宇都修一議員) 分かりました。整備をされるということで期待しております。
次に、小項目3に入ります。消防団員の募集ということで、実は私は昔から消防団は格好いいなと思っていて、でも、自分から入る勇気もないし、誰からも誘われないし、そんなこんなで65歳になってしまって、もう雇ってもらえないと思うんですけど、書画カメラ5をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは消防庁のポスターですね、毎週木曜日に放映されています「ハヤブサ消防団」とタイアップして、消防庁でつくってあります。書画カメラ6をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは「愛の消防団」ということで松本市の広報の表紙になっています。それでは、書画カメラ7をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは今度ある国体のポスターなんですけど、これも出来がいいなと思うんです。いろんなやり方があると思うんですけど、若い人たちも含めて、いいアイデアもあると思うので、ぜひいいものをつくっていってください。
あと、お尋ねしますけど、消防団って一旦入ったら代わりを見つけないと辞めならんとじゃとか言う人も聞いたりするんですけど、例えば子供ができたら辞めるとか、そういうのもいいんだよと言う人もいるんですけど、その辺はいかがでしょうか。
○大平伸章消防長 消防団員の入退団の願い出につきましては、基本的には各分団にお願いをしているところでございます。
○5番(宇都修一議員) ということは、分団長がよかと言えばいつでも辞めていいよという話ですかね。
○大平伸章消防長 基本的には個人の意思を尊重したいと考えています。
○5番(宇都修一議員) 分かりました。そんなに入ったら辞めならんとじゃということじゃなくて、ぜひみんな消防団に入っていただきたいなと、私は年ですけど、若い人たちはどんどん入っていただきたいなと思います。
それから、書画カメラ8をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)小項目4に入りたいと思うんですけど、消防団の出動管轄の話なんですけど、青いところが出水で、黄色いところが旧高尾野・荘・江内で、緑が野田なんですけど、先ほど5つに分けてしているということだったんですけど、真ん中のところ、これがちょうどあのあたりに3の2、3の3、3の自動車部、そして8の1、8の2、9の2という詰所があって、この辺で火事があったときに、ここが高尾野の場所だったら高尾野の人たちが行く、出水だったら出水の人たちが行って、高尾野の人は行かないと、そういうふうになっていると聞いたんですけど、消防団の方にしてみると、いち早く火を消したいと、消すんだと、そういう思いで消防団をしているのに、目の前で火災があるのに出動できないというのはもどかしいということも言われているみたいなんですけど。そこで、改めてお伺いしますけど、このあたりを見直すという考えはないでしょうか。
○大平伸章消防長 出動区分につきましては、消防団の再編等により、随時見直しは行っております。消防団の出動管轄につきましては、先ほど市長がお答えしたとおりですが、出動は、災害の規模によりまして、一次出動、それから二次出動、三次出動と分団を招集して災害に対応しております。また、出動する分団を指定しておくことで消防署と消防団の連携や現場統制、それから水利統制などが円滑にできるものと考えております。
○5番(宇都修一議員) 命がけの作業ですから命令系統に混乱が生じれば命に関わりますので、そう簡単に変えられないのは当然だと思います。ただ、市町合併してから20年近く経っているじゃないかと、今はGPSも発達しているし、何とかならないものかと言う人もいるんです。みんなで知恵を出し合って、そういうふうに再編についても進めていっていただきたいと思うんですけど、なぜできないかという説明もやっぱりきちんとしていただくというのがいいんじゃないかなと思うんです。
お伺いしますけど、熱心な消防団がこうして管轄外だけど、どうしても行きたくてたまらない、うずうずしているとか、熱心だと思うんですよね。中には、俺のところじゃないから、俺は関係ないと言う人もいるかもしれませんけど、そういう熱心な消防団がたくさんいらっしゃるということについてはどのようにお考えでしょうか。
○大平伸章消防長 消防団員の方は仕事を持ちながら消防団活動を行っていただいているということで、皆さん崇高な仕事に就いていただいていると非常に日頃から感謝をしているところでございます。
○5番(宇都修一議員) それでは、小項目6の活動を平日勤務時間内に限っての市役所消防隊を設置する考えはないかということです。先ほど市役所職員の消防団員もいるということを聞いたんですけど、書画カメラ9をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは松本市のホームページに掲載された写真なんですけど、松本市役所消防隊の皆さんです。昼間の市街地の人手不足解消のためにできたということです。
消防団の皆さんがやりがいを持って活動に打ち込めればいいなと、そういうことで長野県松本市の消防団の紹介を交えてさせていただきました。消防団の方々には消防署の方々とともに、私たちの生命、財産を守っていただいています。いろいろ言わせていただきましたが、命がけの活動です。そう簡単にはいかないと思います。この質問を通じて市民の皆さんがより消防団の活躍を感じていただけたら幸いだなと思います。今後とも、消防団、そして消防署の活躍を祈念いたしまして、大項目2の質問を終わります。
次、大項目3をお願いします。総合運動公園の整備について問うの防犯カメラを設置する考えはないかですけれども、先ほど市長から答弁がありました。検討していると。ただ、防犯カメラはどこにあるというのは公表できないというのも、それも当然だなと思います。できるだけそういうところの場所を増やしていって、何かあったときにそこに行かなくてもすぐ見れるというのは、対応がすぐできるので、いいんじゃないかなと思うところです。そういうふうに警察庁の生活安全局長からも通達が出ているようですので、御存じだと思うので、ここのところは省略したいと思います。
次に、書画カメラ12をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)小項目2のテニスコートの老朽化について問うですけど、このように人工芝がすり切れて、コンクリートの地肌が見えていて、非常に危険だなと思うところです。これについても、先ほど市長から検討しているということでしたので、それでよろしくお願いしたいと思います。
後で吉元議員からも質問があると思うんですけど、照明がLEDじゃなくて、水銀灯なんです。そのことについても、先ほど答弁いただきましたけど、電気代も高いし、しかもしょっちゅう突然切れるし、虫が集まってきて、どうもこうもならんということで、何でここだけLEDにしてもらえないんだと言う人もいて、ぜひこの件については吉元議員とタッグを組んで進めていきたいなと思います。
書画カメラ13をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは人工芝の管理をする機械なんですけど、鴨池とかいろんなところに行くと、テニスコートにこういうのを入れて、機械的にする、定期的にするということで、実は人力でコートにブラシをかけると、そこばっかり砂が減っていくわけですよ。おまけにそこに使うことによっても減っていくということで早くすり切れると、こういうものできれいに砂をずっとならして使えば、結果的に長く使えるので、人工芝は高いので、それをちょっとでも費用を節約するためにもこういうものを入れたほうが元はすぐ取れると思います。
小項目4のテニスコートの熱中症対策ですけれども、この辺も市長から答弁がありましたけど、今後検討していくということですので、ぜひ検討していってください。私も、先日、テニスコートに行って、いろいろ言われるもので、中には、テニスには市議が2人もおって、県議もいるのに何でとか言う人もいて、そういうのは関係ないと思うんだけど、ぜひここもよくしていっていただきたいと思います。
次に、小項目5の多目的運動場の失われた砂を補充する考えはないかということですけど、真ん中を高くしてするのを水勾配というらしんですが、これが大事らしいんです。暗渠排水パイプが詰まってないかということもなんですけど、これも先ほど答弁の中で調査をするということだったので、それをぜひお願いをしたいと思います。
出水の野球場、あれはオーロラビジョンといって甲子園球場にあるのと一緒なんですよ。陸上競技場も全天候になったし、今度またウイングドームができるということで、どんどんどんどんよくなっていっているので、テニスコートもよくなっていけばいいなと思っているところで、多目的広場はいろんなものがあると思うんですけど、せっかくのよい施設ですので、その機能がフルに発揮されるように整備をしていただきたいなと思います。
大項目3を終わって、大項目4にいきたいと思います。
出水駅西口の駐輪場について拡張する考えはないか問うですが、これは、令和元年の第2回定例会2日目に当時の枦山議員が質問されています。そのときに1日当たりの乗客数や市外に進学する高校生のこと、市長とか教育長から答弁をいただいているようで、私も読みました。その頃から比べて明らかに自転車は増えています。それで、当時は屋根の中に停められない自転車があって、気の毒だなと思うような感じでしたけど、今はどんどん増えていって、ここに停められる自転車はなくなるんじゃないかなと思うところです。
そこで、お尋ねしますけど、駐輪場の設置者として、どんどん自転車が増えていく原因というのは何だと思いますか。
○小原一郎建設部長 先ほど市長からも答弁がありましたように、放置自転車の撤去等を行っておりますが、なかなか解消されないような状況を考えますと、駅利用者の増加、そしてまた駅利用者以外の自転車の可能性もあると考えているところでございます。
○5番(宇都修一議員) いろんな要件があると思うんです。そこを解決するのは難しいなと思うんですけど、例えば、放置自転車の撤去をされていると思うんですけど、現実的には難しいと思います。自分がもしその係になって、放置自転車を見つけて撤去せえと言われたら、どれを撤去するのか、ここにばっかりずっといるわけじゃないので、放置自転車を見つけるのは大変なんじゃないかなと、毎日写真でも撮って比べていくとかいろいろあると思うんですけど。
出水駅というのは、九州新幹線出水駅周辺は、先ほど市長からも答弁がありましたけど、本市の歴史や特産品をアピールして、来訪者の利便性を考慮した商業機能の集積と業務地区や観光地への誘導・回遊を考慮した本市の玄関口としてふさわしい空間形成というのを図るべきではないかなと思うんです。駅前の駐輪場の問題ですね、放置自転車ですけど、これを放置せずにしっかりと計画的に検討していただきたいと思います。東京都の調布市では「調布市自転車等対策実施計画」というのをつくられて、この中で策定をして解決されております。今回、5年前に同じ質問があったのをまた再度しましたけど、これが5年後にはいい駅前広場が出来上がっているのを期待して、私の質問を終わります。
○議長(田上真由美議員) ここで、暫時休憩いたします。再開を午前11時10分といたします。
午前10時53分 休 憩
午前11時10分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行いたします。
次に、南鶴洋志議員の質問を許します。
○7番(南鶴洋志議員) 本日、2人目の質問者です。どうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、通告に従い、質問いたします。
大項目の1、無縁遺骨について伺います。
2023年3月29日付けの朝日新聞の記事によりますと、総務省は初めて自治体への実態調査をし、2021年10月に全国の市区町村で管理保管していた無縁遺骨は約6万柱あったことが確認されました。高齢化が進み、地縁や血縁が薄れているのが要因のようです。日本では、死後、火葬をしたりお墓に納骨したりする人がいない場合、自治体が遺族の代わりに行わなければならないことになっています。自治体が引き受けた遺骨が全国で最も多い大阪市では、市が保管する無縁遺骨の数は年々増加していて、2020年9月から2021年8月の1年間では3,000柱を超えました。さらに、これは身元不明者だけではなく、身元が分かっているのに遺骨の引取手がいない場合、経済的に余裕があっても既婚者であっても親族との関係が疎遠で無縁遺骨として安置されるケースは珍しくないと報道されています。
全国的にそのような状況がある中で、本市においては無縁遺骨についてどのような状況になっているのか伺います。
(1)身寄りのない方等の遺骨について。ア、現状(保管場所・柱数等)と課題について伺います。イ、保管場所からの引取数と引取りに至った経緯を伺います。
(2)遺骨を保管する際の本市の取扱いについて伺います。
(3)公営の合葬墓を造る考えはないか伺います。無縁遺骨に関わることとして公営の合葬墓について伺います。少子高齢化が進み、子供も世帯が本市から遠くに生活拠点があるなどを理由にお墓の管理に不安を抱える中で公営の合葬墓の要望も耳にするところでございます。私は、令和3年第2回定例会で公営の樹木葬霊園について一般質問いたしました。多くの方から反響がありました。多くの国民の貧困化が進む状況の中で死んでから入るお墓に必要以上のお金をかけたくない人やかけたくてもかけられない人も増えており、市民からの相談で安く納骨できる合葬墓の相談が増えているのも実情です。そこで、本市では公営の合葬墓についてどのように考えていらっしゃるのか伺います。
次に、大項目の2、学校不審者対策について伺います。
本年3月、埼玉県の中学校で男性教員が切りつけられた事件や、7月に入り、宮城県の小学校敷地内に進入した軽トラックが児童をはねたほか、大阪府の中学校でも不審者侵入事件が発生いたしました。文科省は、同月28日、全国の教育委員会などに事務連絡を出し、本年度中に防犯対策や3段階チェックについて記載するよう求めました。同省は、マニュアルの評価・見直しガイドラインで3段階のチェックの具体策、1、校門の施錠管理や利用時間の指定、2、校舎までの間で来訪者の誘導や死角の排除、3、校舎入り口で来訪者の確認や名札着用などを示しました。同省は、2025年度までの3年間で防犯カメラやオートロックシステム、非常通報装置などを整備する補助事業を拡充しており、学校の安全確保の強化を求めています。想定外の手口に学校の安全対策の見直しが急がれています。
本市学校の安全対策と状況について、登下校中の不審者対応と併せて伺います。
(1)外部からの不審者進入に対して、どのような取組を行っているのか。
(2)登下校中の不審者対応として、どのような取組を行っているのか伺います。
次に、大項目の3、本市職員の地域貢献のための兼業について伺います。
この質問は、令和4年第4回定例会にて道上議員が地方公務員(市職員)の兼業について質問されております。この質問から半年以上経ちましたので、市当局のお考えに変化はないか質問させていただきます。
一般職の地方公務員は、「全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当たっては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。」(地方公務員法第30条)とされており、地方公務員法第38条において、「職員は、任命権者の許可を受けなければ、営利企業の役員等を兼ね、若しくは自ら営利企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。」とされており、地方公務員の兼業を制限しております。職員の兼業は、1、職務の能率の確保、2、職務の公正の確保、3、職員の品位の保持に支障がないと認められている場合に任命権者の許可を得て行うことができることとされております。
高齢化や人手不足などを背景に全国で地方公務員が地域活動に参加することが期待されています。2017年、神戸市の副業解禁が先駆けとなり、奈良県生駒市が続き、全国各地で副業を認めた許可基準を明確化する自治体が増えています。行政と市民が連携し、地域の課題を解決する新たな取組として注目されています。
そこで、(1)担い手の現状について、本市の消防団や自治会イベント、その他農業等の担い手の現状について把握をしているか伺います。
(2)担い手不足解消へ向けての現状の取組について伺います。
(3)市職員の地域貢献のための兼業について。ア、市職員の兼業について、見解を伺います。イ、市職員が兼業による農業の担い手になることの効果を伺います。ウ、兼業の許可基準を制定することについて、見解を伺います。
次の大項目の4、ボランティアポイント制度事業について伺います。
ボランティアポイント制度は、一般的にボランティア活動を行う人々に対してポイントやクレジットを付与し、これらのポイントを特定の報酬や優遇措置と交換できるプログラムです。この制度は、ボランティア活動の奨励、社会貢献の促進、コミュニティの支援を強化するために導入されております。本市でも「出水市高齢者元気度アップ・ポイント事業」、「出水市介護人材確保ポイント事業」、「高齢者地域支え合いグループポイント事業」が出水市社会福祉協議会へ委託して推進されております。その中の出水市高齢者元気度アップ・ポイント事業は、高齢者の皆さんの健康づくり等の社会参加を促進し、健康維持や介護予防を推進することを目的とし、慣れ親しんだ地域でいつまでも元気で過ごせるまちづくりを目指している事業です。
そこで、(1)高齢者元気度アップ・ポイント事業について伺います。ア、登録の状況、実績(参加者、ボランティア実施先数)について伺います。イ、現状の課題、利用者からの要望について、なかったか伺います。
次に、(2)65歳未満でもポイント付与できる新制度はできないか伺います。介護予防を目的としたボランティアポイント制度は、厚生労働省が導入し、指針を示し、65歳以上の介護支援活動にポイントを付与する事業には国の支援事業交付金を充てられております。しかしながら、本市では市道の花いっぱいプロジェクト、市道・農道の除草作業など、65歳未満の方は一緒に社会貢献しながら何の恩恵を受けていないのが実情です。年齢や活動内容に制限を設けずに幅広い世代に地域ボランティア活動への参加を促すために市独自の財源にて新制度ができないか伺います。
最後に、大項目の5、米之津川河川敷への彼岸花ロードの設置について伺います。
令和5年の夏は、過去最高を大きく上回る圧倒的な暑さでした。そんな夏が終わり、9月も1週間が経ち、道沿いに彼岸花が咲き始め、ようやく秋の気配を感じます。国道328号から米之津川左岸、六月田橋からクレインパークの河川敷を眺めますと、延々と雑草ののり面が続いております。この場所に彼岸花ロードを設置できないかと考えていますが、見解を伺います。
近隣地域では、伊佐市大口大田、さつま町柊野など、彼岸花ロードがあり、美しい彼岸花と咲き誇る風景を楽しむための特別な場所としてイベントが行われております。彼岸花は、日本の秋の風物詩の一つであり、その美しさを楽しむために多くの人々が訪れます。本市も米之津川河川敷を彼岸花ロードにすれば、交通アクセスもよい場所で、ツル渡来、いずみマチ・テラスの観光シーズン前の空き期間を埋める観光地となるのではないでしょうか。この事業は、あくまでも市民が主体性を持ち、球根を植えるために草を刈るところから始めることに賛同いただける方を募り、行政はその下支えとして球根、消耗品等の補助、県との調整を行うことになるかと思います。地域社会との協力や持続可能な管理が成功の鍵となりますが、彼岸花ロードは美しい自然景観を楽しむ場所として人々に喜ばれることと思います。花いっぱいプロジェクトを推進している市長の見解を伺いまして、壇上からの質問を終わります。
○椎木伸一市長 南鶴洋志議員の御質問にお答えいたします。
身元不明者や身寄りのない方が亡くなった場合、「行旅病人及行旅死亡人取扱法」及び「墓地、埋葬等に関する法律」に基づきまして、死亡地の市町村が火葬等を行うこととなっています。火葬等の費用につきましては、慰留金等の調査に時間を要することから、一旦市が立て替え、「行旅病人及行旅死亡人取扱法」に基づきまして、亡くなった方の遺留金での充当や親族等へ費用弁償を求めることとしているところであります。
なお、過去3年間の立替え分は、4人いらっしゃいまして、1人当たり平均14万3,000円程度となっております。また、その遺骨の保管につきましては、法令の定めはなく、各自治体の判断に委ねられているところでありますが、出水市の場合は火葬場の慈光苑で保管をしております。
ただし、戸籍等による調査の結果、親族が判明し、引取りに承諾が得られた場合は、御遺族に返還しているところです。これまで7柱を返還し、本年9月1日現在、16柱を保管しているところであります。引取手のない遺骨は、慈光苑で20年間保管した後、専門の業者に引き渡し、供養してもらっております。
総務省の調査によれば、無縁遺骨の保管につきましては、全国的な問題であり、国において早急に検討されるべき課題であると認識しているところであります。
次に、公営の合葬墓を造る考えについてでございますが、合葬墓は複数の人の遺骨を埋葬するお墓であると認識しております。合葬墓は、個別にお墓を建てないことから、費用が安く済むなどのメリットがある一方で、利用者によっては宗教が異なることから供養が行われないことや、何らかの理由で遺骨を返してもらいたくても返却ができないなどのデメリットもあるようであります。
市民の方から埋葬の相談があった場合、相談者の事情に応じまして永代供養のできる寺院や共同納骨堂、市営墓地などの案内をしておりまして、また、合葬墓を造ってほしい旨の要望は受けていないところでありまして、合葬墓を造ることは現在のところ考えていないところであります。
次に、職員の地域貢献のための兼業についてお答えいたします。
まず、担い手の現状についてですが、日本は少子高齢社会に突入しておりまして、本市におきましても地域活動や消防・防災活動、農林水産業のみならず、医療福祉業や土木建設業など各種産業分野において人材不足が顕在化しつつあるものと認識しています。御質問の消防団の現状につきましては、441人の定員に対しまして、令和5年9月1日現在、実員428人で、充足率は97.1%です。自治会のイベントにつきましては、自治会においても少子高齢化等の課題があると伺っていますが、それぞれ工夫されながら実施されております。農業については、収穫時期等の繁忙期に各農家がそれぞれ臨時雇用等で対応されているようです。
次に、担い手不足解消へ向けての取組についてお答えいたします。
消防団員の確保につきましては、市ホームページや広報紙、大型イベント等で消防団活動をアピールしながら入団促進に向けた取組を行っております。自治会のイベントでの担い手不足につきましては、自治会の会員が増えるよう加入促進に努めているところであり、また、複数の自治会等で実施することで担い手の負担軽減や、より魅力的・効果的なイベントに発展できることも考えられますことから、「がんばる地域応援事業」の活用や「地区コミュニティ協議会」の取組などについても働きかけているところでございます。農業での取組につきましては、担い手を確保・育成するため、新規就農に向けた農業技術や経営等の研修を行うことで就農が円滑に進むよう支援しております。また、新規就農者に対しましては、経営開始から最長3年間、年間で最大150万円を交付する事業のほか、農業機械等の導入事業や融資の返済額の一部を助成する制度等を行っているところでございます。
次に、職員の兼業についてお答えいたします。
市職員の兼業につきましては、地方公務員法に規定のある「信用失墜行為の禁止」、「職務専念義務違反」、「守秘義務」等の規定に抵触しない限り可能であると考えており、その上で職員が社会貢献活動を積極的に行うことで市民の声を聴く機会を得て、それが行政運営に生かされることは大変望ましいことであると考えております。
職員が兼業による農業の担い手となることの効果でありますが、農業分野に限らず、繁忙期等の労働力不足の解消の一助になると考えております。兼業の許可基準としまして、「市職員の営利企業等の従事制限に関する規則」に規定を設けております。具体的には「利害関係又はその発生のおそれがある場合」、「職務の遂行に支障を生ずる場合」、「法の精神に反する結果を生ずる場合」は許可しないとしており、これらの規定に抵触しない限り、職員から申請がなされた場合、許可をすることになるものと考えております。
なお、営利企業等への従事に関しましては、総務省では条例に定めることにより地方公務員に「地域活動休暇」を付与する制度の創設を検討している段階にありますので、その動向を注視してまいりたいと考えております。
次に、ボランティアポイント制度事業についてお答えいたします。
介護保険制度を活用した高齢者元気度アップ・ポイント事業は、65歳以上の高齢者が健康づくりや社会参加活動を通して介護予防を図る事業です。ボランティア活動も対象としており、令和4年度からは花いっぱいプロジェクト等の活動に対しポイントを増やしたところであります。昨年度は、実績といたしまして、ポイント手帳交付者が2,513人、ポイント交換者数は1,645人となっております。新型コロナウイルス感染症の影響により利用者数の落ち込みがありましたが、現在は回復傾向にございます。対象となるボランティア活動は、花いっぱいプロジェクトや市道・農道の除草作業、教育施設での奉仕活動等になりますが、活動先の場所・施設数等については把握していないところであります。
次に、課題や利用者からの要望についてでありますが、昨年度実施しました介護予防・日常生活圏域ニーズ調査、高齢者等実態調査の結果、高齢者及び若年者ともに参加しやすい体制整備や活動に関する情報をもっと提供してほしいという意見が多く、次期介護保険事業計画の中に具体的に反映していきたいと考えております。
次に、65歳未満のポイント付与制度についてでありますが、介護保険制度を活用したポイント事業として介護人材確保ポイント事業を実施しております。これは、介護人材不足を解消するため、認知症カフェや介護施設等におけるボランティア活動に対しましてポイントを付与するもので、65歳未満も対象としていますが、基本的には介護予防の推進を目的としたものでございます。ボランティア活動全般に関しては、現在、ボランティアセンターである社会福祉協議会が取り組んでおり、全世代による自主的なボランティア活動に対するポイントを付与する制度は予定しておりませんが、ボランティア活動は地域を支え合う観点から重要な活動と認識しておりますので、地域における共助意識の向上が図られるよう今後も啓発を図っていきたいと考えております。
次に、米之津川河川敷への彼岸花ロードの設置についてでありますが、本市では花いっぱいのきれいなまちづくりにつながるように、令和元年度から「出水市花いっぱいプロジェクト支援事業」としまして市道及び農道等に花を植えてくださる団体に花苗代等を助成しており、また、令和2年度からは国道・県道まで助成の範囲を拡充しながら多くの団体に活動いただいておりまして、現在104の団体が登録されています。
御要望の箇所は、市道米ノ津川ジョギングロード左岸線に隣接するのり面でございまして、延長が約700メートル、のり長が6メートルから7メートル程度となっているところであります。堤防のり面へ彼岸花を植栽されたいという団体等がありましたら、市が推進している花いっぱいプロジェクト支援事業の中で支援したいと考えております。
なお、実施に当たっては、河川管理者である県との協議が必要であること、また、植栽した花苗等について植栽後の定期的な維持管理に課題があると考えております。
○大久保哲志教育長 南鶴洋志議員の学校不審者対策についての御質問にお答えします。
外部からの不審者侵入に対する取組については、学校では、不審者が侵入したときに備えて、職員間の連絡体制や「さすまた」などによる不審者への防御、警察への緊急通報、児童生徒の避難活動などの対応策をまとめた危機管理マニュアルを作成しています。学校では、このマニュアルに基づいて、不審者侵入時の対応訓練を自治会や警察署等と連携して実施しており、警察の方が不審者役となり校内に侵入することで実践的な対応訓練や避難訓練を実施している学校もあります。なお、不審者侵入事案は、本市では令和4年度以降において発生しておりません。
次に、登下校中の不審者対応の取組についてですが、登下校中の声掛けやつきまといがあった場合を想定したロールプレイや「子ども110番の家」への駆け込み訓練などを市内の全学校で実施しております。また、登下校時には、スクールガード、防犯ボランティアなどの地域の方々に見守り活動を実施していただいております。なお、登下校中の不審者事案については、令和4年度に5件、今年度は2件発生しております。
○議長(田上真由美議員) 南鶴洋志議員より書画カメラの使用について申入れがありましたので、許可してあります。
○7番(南鶴洋志議員) 早速ですが、1番の無縁遺骨について質問させていただく前に、書画カメラ、いきなりですが、お願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これ朝日新聞ですね、無縁遺骨全国に6万柱ということで記事が載っておりました。南日本新聞にも確か載っていたかと思います。
令和5年9月1日現在で16柱保管されているということでしたが、お伺いします。これは、増加傾向にあるのかどうか伺います。
○柿木彰保健福祉部長 無縁遺骨の保管の推移でございますが、他市に比べて増加傾向とまでは言えない状況でございます。先ほど引取りもあったということでございまして、さほど大きくは増えていないと認識しております。
○7番(南鶴洋志議員) それでは、その保管場所、先ほど御答弁で慈光苑で保管されているということでしたが、この慈光苑の容量的、キャパシティ的に問題がないのか、今後、大丈夫なのか伺います。
○柿木彰保健福祉部長 現在、慈光苑の一室をお借りして保管をしておりますが、スペースについてはまだ十分に余裕があるところでございます。
○7番(南鶴洋志議員) それでは、次に3番の公営の合葬墓を造る考えはないかということで、今のところ造ってほしいという要望はないということでございました。鹿児島市の市営の星ヶ峯墓園ですね、最多で3,000柱を埋葬できる初の合葬墓を整備されるという新聞記事がありました。ほかにも最近、お墓に関するニュース、記事があります。先般、8月27日、朝日新聞、1枚記事でこのような特集も組まれておりました。その中でいろいろ書いてありましたけれども、その中の意見で「私は海外、弟は未婚、先祖代々の墓があり、祖父母、父もそこに眠っています。母は近くの施設に入りました。長女の私は海外移住で、弟は自営業を引き継いでくれましたが、未婚です。お墓をどうするのか決めていかなければいけないと思っています。」、60代の女性の意見でございました。
そこで、書画カメラ2をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)この新聞記事のちょうど真ん中ほどに記載されていた部分を御披瀝したいと思います。まず、右の円グラフの今後お墓をどうするか考えていますかということで、191人の回答のうちに80人既に決めたということで、74人の方が悩んでいると、約4割の方が今後お墓をどうするか考えて悩んでいるということでございます。左の円グラフなんですけれども、自分の親からいずれ引き継ぐ、あるいは既に引き継いだお墓はありますか、あるが122人、ないが57人です。約3割の方が引き継ぐ、引き継いだお墓がないということで悩まれております。棒グラフのお墓をどうするかについて、あなたが考えていることに近いものを2つまで選んでくださいと。一番トップが墓はやめて樹木葬や散骨などにしたい、その次が墓をやめて納骨堂などにしたい、あとずらずらと細かいところが続くようでございます。
アンケートの結果がこのような形で出ております。本市では要望がないということでしたけれども、以前も私が一般質問で質問したときに香川県の高松市のアンケートをお見せしました。墓地に関する市民意識調査結果報告ということで、これも説明をしたところでございますが、その中でも同じことを申し上げますけれども、将来、墓所を守ってくれる人はいますかという問いに約4割の方が将来の墓所管理に不安を感じている、子供が遺骨を永代供養にするため墓所を廃止するといった場合、反対するかについては、反対するが13.5%、反対しないが60.7%、分からないが22.3%となっております。このように社会の市場というか、考え方が変わっているんですけれども、アンケートをとる考えはないか、再度お伺いいたします。
○椎木伸一市長 先ほど部長が答弁いたしましたとおり、アンケートについては、先ほどのような形で今のところ取る考えはございません。御披瀝いただきましたように、社会の中でいろんな現象、いろんな事情の中でそういった墓がなかなか持てないという方々がいらっしゃるということは十分認識しております。一方で、社会の中で人間と人間の関わりといいますか、絆といいますか、家族の絆といいますか、そういったものの大切さというのも一方では考えていかなければならない大きな課題であります。ですから、今は考えておりませんけれども、今後の大きな社会の流れの中での情勢を見つめながら取り扱っていかなければならない課題だと認識しております。
○7番(南鶴洋志議員) 先ほども申し上げたとおり、私も選挙期間中回っていたときに、40代の未婚の方、跡取りがない方から、この一般質問をした話を聞かれていて、これはどうしてもやっぱり進めていただきたいという方がお二方、2名、2パターンありましたけれども、そういった声はぜひどうしても拾っていただければなと感じております。どうぞ前向きに御検討をお願いいたします。
さらに、火葬関係で飛躍してしまうんですけれども、書画カメラ3をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、広域火葬ということで南日本新聞(8月27日)に載っていた分でございます。こちらは、大災害時を想定した場合に被災自治体だけでは遺骨処理に限界があるので、広域的に考える。本市の場合でしたら2市1町、阿久根市、長島町を合わせたところで広域の火葬場を整備することを考えないかという意味合いだと思います。本市の火葬場も3つありますけれども、築30年以上が経っております。これを集約することで環境、健康、効率性、コストの削減など多くの面で利点があるかと思います。ほかの首長の考えもあるかと思いますが、出水市として、市長、どのようにお考えなのか伺います。
○椎木伸一市長 広域火葬に関しての考えですけれども、火葬場を広域的に開設しているところもございます。設置場所あるいは各市町からの距離等、そういったいろんな課題もございます。阿久根市や長島町、出水市で今ごみ焼却の問題でありますとか、介護保険、障害者認定の事務を行っている事務組合もございますけれども、そういったことで関係の市町とも機会があれば話をしてみたいと思います。
○7番(南鶴洋志議員) これは、ここ二、三年の話じゃなくて、遠い将来の先の話だと思います。交通アクセスも国道504号も整備が進めば、もっと迅速に遠くてもそういった火葬場に行ける距離になるかと思いますので、ぜひとも御検討をお願いいたします。
次に、学校不審者対策について伺います。
(1)の不審者侵入について説明をいただきました。令和4年度以降発生していないということで、それまでがあったような意味合いのお話をいただきましたけれども、それまでにどのような事例があったのか、お分かりであれば教えていただけますか。
○大久保哲志教育長 先ほど令和4年度以降は発生しておりませんと言いましたけど、私どもが把握している範囲では、近年、校内への不審者侵入事案は発生していないということであります。
○7番(南鶴洋志議員) その他に自治会や警察署と連携した不審者侵入時の対応訓練の実施もしている学校もあるという御答弁でした。100%ではないということで認識してよろしいでしょうか。
○大久保哲志教育長 今、100%でないというのは、警察の方が不審者役となって侵入するような、そういった実践的な対応訓練は実施してあるところもあればそうでないところもあるという意味でありまして、不審者侵入時の対応訓練については全ての学校で実施しております。
○7番(南鶴洋志議員) 対応訓練をやられているということで安心しました。ほかの新聞・ニュース等を見ると、訓練というのはあくまでも心でスタンバイしているところがあるんですけれども、抜き打ち訓練をやっている学校とかもあります。それについてのお考えを伺います。
○大久保哲志教育長 抜き打ちの訓練については、不審者侵入対応訓練を予告せずに実施している学校が1校、それから訓練は予告していても、侵入場所を予告せずに実施している学校が10校という状況であります。
○7番(南鶴洋志議員) あと、不審者対策ということで学校内にカメラの設置がされているかどうかを伺います。
○大久保哲志教育長 市の安心カメラ設置事業によりまして、学校周辺には既に設置しております。
○7番(南鶴洋志議員) あと、ほとんどの学校が、門がない、開かれた学校だと思います。学校によっては、バリケードというか、フェンスみたいなのが置いてあるところもあるんですが、池田小の事件があったと思うんですが、そのときの犯人、死刑囚ですけれども、バリケードがなければ入ることはなかったというぐらいのことも言っておりますけれども、本市でのバリケードの状況について伺います。
○大久保哲志教育長 それぞれ学校の実情は非常に違いまして、正門のところにバリケードと申しますか、車止めみたいにして設置してあるところもあれば、門がきちんとあるところもあれば、あるいは門はなくて、自由に入れるようにしてあるところありますので、その学校の実情に応じて対策を行っているという状況でございます。
○7番(南鶴洋志議員) それでは、今度は(2)の登下校中の質問に移らせていただきます。「子ども110番の家」とかあるということで、私ものぼり旗を見て、ここにあるんだなというのはあるんですけれども、実際にその地域ごとに子供たちは場所を把握しているのか、それとも先ほどロールプレイというお話もありましたけれども、その辺の指導の仕方について伺います。
○大久保哲志教育長 子供たちが「子ども110番の家」を把握しておくというのは非常に大事なことですので、全ての学校ではその場所を記した安全マップというものを御家庭でありましたり、子供たちに対して配布するということをしております。また、校外学習とか校外行事の際に児童生徒と確認をしたりするなど何らかの方法で児童生徒に周知するといったことをやっております。
○7番(南鶴洋志議員) 登下校中の不審者対策なんですけれども、当然何か怪しい人が来たら防犯ブザーを鳴らすように指導があると思うんですけれども、防犯ブザーは全校生徒児童持っているのかどうか伺います。
○大久保哲志教育長 防犯ブザーを全員が付けているかということは把握しておりませんけども、防犯ブザーを実際に使って、使い方でありましたり、あるいは「子ども110番の家」に駆け込んだ際にどのように受け答えするとか、そういったことの訓練をしている学校もございますので、そこあたりは防犯ブザーを付けていない学校は、それなりにそれとまた違った対策という形でやっているということでございます。
○7番(南鶴洋志議員) 次に、不審者が実際に出たときに保護者に対してメールで連絡をするかと思います。これは、出水市の全校ともそういったメールシステムが導入されているのかを伺います。
○大久保哲志教育長 今おっしゃったのは安心メールという形で実施していて、いろんなメールシステムはそれぞれ学校で違うんですけども、全ての学校でそういった形で不審者情報等があった場合にはすぐに保護者にも知らせることができるようにしておりまして、現在、保護者の緊急連絡へのメールシステムの加入率は98.5%ということで、ほぼ連絡体制はできているんですけども、未加入の保護者に対しては電話などで連絡をするという形をとっております。
○7番(南鶴洋志議員) それでは、壇上で申し上げました文科省からの通達がありました2025年までに補助金を出して安全対策をやってくださいという話でしたけれども、本市の対策計画について、今後どのように考えておられるか伺います。
○大久保哲志教育長 先ほど開かれた学校という言葉を議員がおっしゃいましたけども、出水市の学校は、割といろんな方が学校に出入りして、地域の方との交流を図れるようにしている関係もございまして、門扉等を設置しない学校も非常に多くあります。そこで、ほとんどの学校というか、全ての学校で学校ごとに職員に対しても、いろんな方が来られた場合には積極的に自ら声かけして、そして挨拶をしたり、あるいは御用件を伺ったり、あるいは必要があればその場所まで御案内するとか、そういったのをするような形で、まず職員には管理職から指導が行き届いております。ただ、先ほどの通知のことがありましたけども、通知の中で議員が壇上で話をされた3段階の管理といいますか、チェックのことについて、調査といいますか、実態を把握しましたところ、今、私が申したように、校門でとか、校門から校舎の入り口とか、それから校舎の入り口とか、3段階という形できちんとしている形はまだ十分ではありませんでした。したがって、先ほど申しました職員に対してそういった指導がなされているのに併せて、例えば校門などにきちんと来校の際は事務室に届けてから校内で用務を済ませるようにとか、そういったのを設置する必要はあるのではないかというのは考えております。
○7番(南鶴洋志議員) ぜひお願いします。開かれた学校の不審者対策は、コミュニティと協力し、安全な環境を提供するためのバランスが必要になるかと思います。教育と協力を通じて不審者を防ぎつつ、コミュニティとの関係を築くことが大切です。定期的な評価と改善を行い、安全性を確保し続けていただければと思います。
次の質問に移ります。本市職員の地域貢献のための兼業について伺います。これは、道上議員が令和4年第4回議会で質問されました。それ以降、職員の方から許可申請書の提出があるのか、あったならどのくらいの件数があったか伺います。
○山元周作総務課長 件数は把握をしておりませんが、消防団員あるいは統計調査員などについて営利企業の従事許可の申請がなされております。
○7番(南鶴洋志議員) それでは、書画カメラ4をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)私も、昨年、道上議員からの一般質問を聞いて、そしてまた今回ヒアリング等をお伺いして、非常にやっぱり難しい問題だなと感じておりました。自分なりにマンガをつくってみました。雇用主、職員、行政があると思います。分かっているところ、今、市長も言われたとおり、雇用主はやっぱり人手不足で困っているよというところは共通認識のところだと思います。農業分野に限らず、繁忙期等の労働力不足の解消の一助となるのではないかと思っております。今度は左のほうの図を見ていただいて、職員と行政のところですね、これは以前から言われているとおり、やはり法律が決まっているので、なかなか行政としてはやってくださいよという強力な斡旋はできないと。職員との間では、職員が申請をして、行政のほうで許可をする。職員のほうです。これは職員のほうがやっぱり難しいなとクエスチョンにしているんですけれども、①でやりたいと思っても、なかなか踏み切れないところがあるんじゃないかなと思います。何がOKで何がNGなのか分からない。いろいろこの間ヒアリングでも課長にお伺いしましたけれども、緩い規則、決まりがあるんですけれども、これが校則で言えば、自由な校則だとなかなかどれがOKでどれが悪いのかというやりづらいイメージがあると思いますので、ぜひここは、道上議員も言われたとおり、職員の意識・意向調査、これは検討課題ということで前回一般質問の答弁ではなっていたと思います。そちらを考えていただければいいかなと思います。
次に、②、実際に雇用主から求人票がパッと出ると、職員の方はこれを見て、これだったら私もできるかなと、この日程だったら私もできるなというイメージを持つかと思います。現状、求人票がないと自分の身の回りの雇用主さんの話、情報ということで限られていると思いますので、ぜひこの求人票、そしてまた①の意識調査、これについてどのような考えがあるか、市長、お伺いいたします。
○髙橋正一政策経営部長 先ほど南鶴議員から御披瀝がございましたように、市職員の兼業の許可というのが一定の制限、地方公務員法の制限の下で職員の意思に基づいて行われるものでございます。そして、農家の方が個人的に職員を知っていてという形であれば、許可手続を経て兼業を行うということは可能であると考えます。しかし、職員の兼業というのが公務を優先する中で例外的な措置という形になってございますので、農業といえども営利企業という形でもございますので、その許可の判断も慎重を期すべきであると考えております。ですので、今の段階では職員に兼業を斡旋することですとか、あるいは農家に情報を提供するということをしていこうという考えは持っていないところでございます。
○7番(南鶴洋志議員) それでは、書画カメラ5をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)先ほどの書画カメラで見た求人票について、どこかそういう事例がないかなと思って、一生懸命探しました。北海道の留寿都村というところがありました。これは、第1次産業分野における職員兼業の促進についてということで、ホームページにも記載されております。これは出来たてほやほやです。7月20日からスタートした制度でございます。書画カメラ6をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)ここで各雇用主から求人票というのが付いてきます。これに従って、各雇用を求める方は求人票に書いて出す形になります。まず、企業名があって、仕事内容、担当者情報、これは企業側の話だと思います。4番、労災保険等の加入、受入れ希望人数、6番が受入希望日、土日祝日はお休みなので、職員の兼業を認めているため、土日祝日で希望する日時を記載してくださいという形で出ています。就業時間、給与は日給・時給幾らということで書いてありまして、一番最後の下のほうを見ていただければ、提出先が総務課ということで、これを企業側が役場に出して、それを職員の方が見て、自分に合っているのか、合っていないのかなというのを判断するようになっているようでございます。これに対して、改めて伺いますが、市長、御答弁いただければと思います。
○椎木伸一市長 地方公務員の地域活動については、私もかねてから職員の皆さんには市民の皆さんの話を聞ける機会を多くとってほしいと、その手段として消防団に入ることとか、あるいはイベントに参加すること、ボランティアに参加すること等を常日頃からお願いをしてございます。ただ、職員は、やはり市職員としての本務をまずは全うしなきゃいけないということで、本務に支障があればいけないわけでございますし、また我々が強制すべきものでもございません。お願いはしているんですけれども、そういったことで職員の意思に基づいて、そこは尊重していかなければならないというのが原則でございます。市の職員というのは、ある程度法律とか、会計関係とかにたけている部分が多いですので、そういった方が求められるというのはよく分かりますし、また、いろんな産業に貢献して、その中でいろんな知識を得るということも職員として勤務していく中では非常にありがたいことだと思っております。出水市でもJCの理事長とか、過去に許可してやってくれた職員もおりますし、そういったことで社会貢献が今後もできていけばいいと思っておりますので、こういった要望、職員がどのような形で貢献できるか、国の今検討の段階ということですので、そういうことも踏まえて、今後できるだけそういった趣旨に沿ったような形で対応できればと思っております。
○議長(田上真由美議員) ここで、昼食のため暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
午後0時00分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行し、南鶴洋志議員の質問を許します。
○7番(南鶴洋志議員) 先ほど午前中の最後の市長の御答弁で、市の規則や倫理規定を遵守して職務に支障を来さないように慎重にしないといけないというのは十分分かっております。しかしながら、これはやはり国がやっていいよと示しているわけです。お隣の宮崎県では2018年に新富町が宮崎県初の職員の副業許可基準を明確にし、今年の5月には宮崎市も許可基準を制定しております。ここで、お伺いしますが、鹿児島県内での動き、動向について御存じであれば伺います。
○髙橋正一政策経営部長 県内の動きにつきましては、確認を取っておりません。
○7番(南鶴洋志議員) ぜひここは調べていただいて、鹿児島県で一番目に本市がやっていただければと思います。市職員の地域貢献活動は、市民と信頼関係を築き、地域社会の発展に貢献する重要な手段となります。本市の基幹産業という第1次産業分野においても積極的に参加を促進できるよう見直しをぜひお願いしたいと思います。
以上で、3番の質問を終わりにしたいと思います。
次に、ボランティアポイント制度事業についてです。御答弁で1、令和4年度の実績数を言っていただきました。これはヒアリングで聞いてないかもしれないんですが、過去3年ぐらいの推移を持っていらっしゃればお示しいただければと思います。
○小田原由美いきいき長寿課長 ポイント事業の推移ということですが、交換申請者数は、令和2年度が1,488人、令和3年度が1,564人、交付者数は、令和2年度が2,474人、令和3年度が2,604人となっております。
○7番(南鶴洋志議員) あと、現状の課題、利用者からの要望についてということで御答弁いただきました。昨年度実施した調査の中で参加しやすい体制整備や活動に関する情報をもっと提供してほしいという意見があったとの答弁がありましたけれども、具体的にどのようなことを考えておられるのか伺います。
○柿木彰保健福祉部長 ボランティア活動についても、どういった場所でどういったボランティアが募集されているかという情報発信がなかなか各行政のボランティアを必要とするところでばらばら発信されているような状況がございます。ボランティアセンター等は社会福祉協議会がセンターとしての機能がありますので、そういったところで一元化の情報発信ができないかというのは考えております。
○7番(南鶴洋志議員) 次に、(2)の65歳未満でもポイント付与できる新制度はないかということでの御答弁です。介護人材確保ポイント事業というのは65歳未満でもポイントの対象になっているというんですけれども、これはあくまでも限られた事業です。壇上でも申し上げた、例えば花いっぱいプロジェクトに参加される方、若い方も当然ながらいらっしゃいます。今日ちょうど誕生日を迎えられた宇都議員は65歳なのでポイントが付くんですけれども、我々みたいな65歳未満の者は付かないわけです。こういった差別をできるだけ救済するような形がやっぱり必要になるかと思うんです。
ここで、書画カメラ7をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)こちらは、群馬県吉岡町というところの事業でございます。こちらは、幅広い世代に地域ボランティア活動への参加を促そうと群馬県の吉岡町、今年の4月からスタートした事業でございます。年齢や活動内容に制限を設けずにボランティア活動に応じて電子ポイントを付与するボランティアポイント事業を始められたそうです。ICカードやスマートフォンアプリでためたポイントを地元特産品などと交換できるようにボランティアの裾野の拡大を図っているそうです。先ほどもお話ししたとおり、国の支援事業交付金を充てて、65歳以上の介護支援活動にポイントを付与する事業は多くあるんですけれども、この吉岡町はそれに加えて独自の財源を用意して65歳未満、特に子供でも参加できる対象となっていますので、年齢の制限もなく、介護分野以外の活動に対してもポイントを付与できる制度になっております。この吉岡町の取組について、市長、どのように改めて伺います。
○椎木伸一市長 これまでの従来の高齢者元気度アップ・ポイント事業とは目的が介護予防でありますとか、元気な高齢者をつくろうとかいうこと、それから社会貢献をしてもらおうということなんですが、吉岡町がしていらっしゃるのはそれもひっくるめて、いろんな社会が必要とするボランティアをまとめてやられている事業だと思っておりまして、それにまたボランティアに来てもらう工夫の一環としての事業の組立てではないかなと認識しております。そもそも、今、我々が取り組んでいますのは、65歳以上の高齢者の、さっき言いましたような目的で県が始めた部分に追随して始めた事業にそれぞれ花いっぱいもくっつけてやっているということで、出発点が違うわけですね。ですから、今、社会情勢の中で何が必要かということをよく精査しながら、そしてまた年齢構成の中でポイントというのをどういう内容にするかということも含めて検討していかなければならない課題であると思っていますし、今、地方自治体にとっては大きな課題の一つの手法だと思っておりますので、我々もここの吉岡町の事例等を研究してみたいと考えております。
○7番(南鶴洋志議員) ボランティアポイント制度というのは包括的でインクルーシブなアプローチをとることが望ましいことだと思います。年齢に関係なく誰もが地域社会への貢献の機会を享受できるようにすることが地域発展の共感の構築に役立つと思いますので、ぜひ前向きに検討をお願いいたします。
それでは、4番を終わりまして、最後の米之津川河川敷彼岸花ロードをつくる考えはないかの質問をさせていただきます。
朝一番に髙崎議員から、米之津川じゃなくて、高尾野川もちゃんと彼岸花ロードはできているんだよという御指摘、お叱りをいただきまして、大変申し訳なく思っております。また改めて御指導をお願いしたいと思います。
それでは、特に御答弁いただいた内容で満足しているところです。現状だけ見ていただきたいと思います。書画カメラ10をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、左側に六月田橋があって、奥の三角屋根、クレインパークが見えていると思います。青い線がジョギングロードがあるところでございます。ジョギングロードの下がのり面になっているんですけれども、今が雑草が生えているような状態であります。
次、書画カメラ11です。(議場内ディスプレーへの資料表示)最近、フォトモンタージュというのがよくあるんですけれども、加工してみました。こんな感じで満開になると、このようにきれいに咲くということでございます。私は、いつも一般質問の最後では結構展望、絶景ブランコとか、そういった夢のあるお話をさせていただきましたので、このようなものがあれば、また観光の名所になると思います。またこれも上知識の橋までずっとつなげれば、さらに話が飛躍していくと思います。いずれにせよ、地域振興、自然環境保護、地域社会の結束など多くの利点が期待できる取組かと思いますので、この理想が現実になることを願って、私の質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
○議長(田上真由美議員) 次に、田中秀一議員の質問を許します。
○4番(田中秀一議員) 皆さん、お疲れさまです。3番目の質問者となります。よろしくお願いします。
実は、先日、クレインパークに3か月半の愛犬を連れて、初めてのお散歩に行ってきました。入り口の看板がまだ間に合っていなかったようですが、あちらこちらに小さなコースの案内図が貼ってありました。それを確認して、マナー用バッグとおしっこを流すペットボトルを持って、1.5メートル以下のリードを付けてコースに出ました。しかし、残念ながら散歩できませんでした。地面に下ろした途端、石や葉っぱを手当たり次第口に入れて、おまけにリードをくわえて転げ回っていました。結局私の散歩になりましたが、犬を抱っこして堂々と散歩ができ、大変ありがたかったです。また特訓をして、再度挑戦したいと思っております。
それでは、本題に入ります。現在、南九州西回り自動車道出水インターの延長線上の米之津川を見ますと、大型クレーンが橋梁工事が遅れた分を早く取り戻そうと一生懸命頑張っています。この自動車道開通に合わせ進められている(仮称)道の駅出水も乗り入れのランプ線の詳細設計が終わり、官民連携事業手法検討調査業務や敷地造成の設計業務が順次行われていくと思います。計画された道の駅は、自動車道から直接アクセスできる、いわゆるサービスエリア的な活用が期待されますが、産業振興、情報発信、防災・防疫拠点などの多機能な地域活性化施設となります。全国的にもまれな自動車道直結型のこの道の駅には非常に期待するものがあり、その完成が待ち遠しいところです。
この施設に関しましても、ある程度計画が進み、詳細が分かってきた段階で機会がありましたら内容に関し質問したいと思いますが、今回1つ目の質問は、もう一つの道の駅と言ってもいい特産館いずみに関し伺います。
出水市農畜産物直売所「特産館いずみ」は、平成18年2月4日に開館し、17年半が経過したところです。出水市の所有するこの施設の設置目的としては、本市における農畜産物等の特産品展示販売や、それら商品の消費者動向を調査研究し、認定農業者等の所得向上に努め、情報交換を推進することにより、農業と地域経済の活性化を図ることと理解しています。
現在、施設の管理は、市長の許可を受けた市内の認定農業者で組織する有限会社アグリ出水で、開館当初より継続して運営しています。施設は、敷地面積7,762平方メートル、建築面積693平方メートル、別棟で無料休憩所98.49平方メートル、倉庫57.45平方メートル、屋外トイレ52.64平方メートルがあります。これまでの会社の経営状況としては、開業以来、順調に売上げは伸びて、平成30年度は約4億7,600万円、その後、コロナ等の影響で減少しましたが、令和4年度には約4億6,200万円まで回復しています。また、年間の来客数としては、平成30年度、約37万7,000人、令和4年度は31万4,000人となっています。ただし、県外からの来場者は5%にも満たない状況です。今後は、生産者や来客数の減少により厳しい経営状況も予想されます。市民あるいは観光客にとって大変有意義なこの施設は、行政としても協力して、より安定した経営を維持していく必要があります。
この特産館建設に関しては、平成13年6月27日に第1回出水市特産品館建設検討委員会が開催され、その後、8名のワーキンググループの委員により、九州内の10か所の先進地視察が行われました。その10か所のうち、道の駅が4か所で、特産品館に類するものが6か所でしたが、今現在は2か所が新たに指定され、合計6か所が道の駅です。平成13年の九州の道の駅の数は、当時の資料で58か所になっていますが、先日、現在の九州の道の駅を調べたところ、138か所もの施設が登録されています。後ほど書画カメラで道の駅マップを見ていただきたいと思います。
当時の検討結果を基にした出水市の特産品館に関する報告案で施設の内容について記載された中に「本市が建設すべき特産品館は、特産品販売所をメインにレストラン、事務所、トイレ等の附属施設を備えたものが適当と考えられる。なお、道路情報や24時間オープン型の休憩所からなる道の駅の施設については、本市が建設する特産品館への集客効果が期待されることから、道路管理者である国・県等に対し、その設置を強く要望していくことが必要である。」と記されています。
全国各地で道の駅を地域活性化の拠点とする取組が進展していますが、もともと道の駅は、女性や高齢者を含めた長距離ドライバーが増え、一般道路にも安心して24時間自由に立ち寄り、休憩できる空間の提供が目的と聞いています。それに併せ、地域の文化、歴史、名所、特産物の情報などの提供により、今では観光の拠点としてなくてはならないものになっています。また、最近ではマナーを守ることを前提に車中泊スポットとして人気を集めている道の駅が多数あり、場所によっては区画を設け、電源を設置した上でRVパークとして料金を徴収する施設もあります。電源を備えた区画を持つ駐車場は、災害時の車中泊、避難場所としても活用されます。
道の駅は、駐車場は24時間利用可能で、20台分以上を確保する。駐車場の一部に屋根付き優先駐車スペースを確保する。駐車場の位置は、施設から徒歩で2~3分以内にする。便所は、24時間利用可能で水洗の洋式便座で、便器数は10基以上とする。主要な歩行通路は、バリアフリーとする。24時間利用可能な電話を設置した情報案内施設を設ける。文化教養施設や観光レクリエーション施設などの地域振興施設を持つなどが主な条件となっていますが、特産館いずみは、平成18年の開館以来、当初建設された施設を増改築され、道の駅の登録に関し多くの部分でその条件を満たしつつあります。残りの条件を整備することにより、それほど多額の建設費を費やすことなく、登録が可能になると考えます。
観光客が観光地で検索する中で、最近急増しているのが道の駅です。うちの家内は、どこに行っても、道の駅があるたび立ち寄ろうと言います。私は少々面倒くさいんですが。急増している何か裏づけはないかと探しました。見つけたのは、北海道管区行政評価局が平成31年に出した報告書ですが、道内観光客の北海道旅行の目的として、平成19年には10位以内にもなかった道の駅巡りが平成28年には1位になっています。ちなみに、2位は温泉・保養、3位はドライブでした。同じことが九州でも言えるのではないでしょうか。
自動車道の(仮称)道の駅出水がオープンすると、道の駅で検索した観光客が出水市内でこの1か所の道の駅を見つけたら、その後、特産館までは検索しないと思います。やはり道の駅と特産館では優位性が大きく違います。南九州西回り自動車道が全線開通し、出水市に多くの観光客を呼び、地域活性化を促すためには自動車道の道の駅と一般国道の道の駅が連携し、観光の拠点づくりを進めるべきだと考えます。また、自動車道直結型の道の駅とインターを降りた後にある道の駅では、その利用目的と利用者層が幾分変わってくると思います。地元の観光産業にとっては、後者のほうが有利とも言えます。今後、自動車道の道の駅がどのような形態になるか分かりませんが、特産館いずみは、先ほど述べたとおりで、観光客にとっては一番うれしい地元の農畜産物がたくさんあります。このことを多くの観光客に知ってもらうためにも、道の駅登録は不可欠だと思います。この道の駅の設置者は、市町村または市町村に代わり得る公的な団体とあります。いずれにしても、出水市としてこの特産館いずみを道の駅として登録する考えがないか伺います。
特産館いずみの取組に関し少し付け加えますと、毎月のようにイベントを実施し、新たな利用者や常連客の確保に努力されていますが、今後も農産物の品質の向上、夏の農産物確保、午後出荷の強化、自動車道全線開通を見据えた商品の充実、新しい特産品の開発、マンネリ化した惣菜等の改善、樹木の販売、宅配サービス、ネット販売、レストラン及び加工施設の設置等、取り組む課題を多数挙げられています。
大きな質問の1つ目です。特産館いずみの道の駅登録について。
1、特産館いずみの開館に併せ、道の駅登録をしなかった理由を教えてください。
2、開館後数年のち、運営状況を考慮した上で道の駅登録の検討をされなかったか教えてください。
3、施設の各増改築に関する出水市とアグリ出水の建設費の負担割合及び各施設の現在の所有者を教えてください。
4、特産館いずみの道の駅としての要件が整いつつある現在、今後の南九州西回り自動車道の全線開通に向け、改めて道の駅として登録するお考えはないか伺います。
続きまして、大きな項目の2つ目です。令和4年第3回定例会の議案第65号、市道の路線の廃止についてのその後の進捗について伺います。
この矢房5号線は、令和4年第3回定例会で賛成多数により廃止が決定したわけですが、廃止の理由は企業への払下げとの説明がありました。あれから1年が過ぎた今現在の市道廃止に伴う状況及び払下げに関する契約内容と今後の予定を教えてください。
2つ目の質問の旧市道矢房5号線についての1、廃止に伴う現在の状況、2、払下げに関する契約内容、3、払下げに関する今後の予定、以上を教えてください。
以上で、壇上からの1回目の質問を終わります。
○椎木伸一市長 田中秀一議員の御質問にお答えいたします。
まず、特産館いずみの道の駅登録についてでありますけれども、特産館いずみは、平成18年2月4日に開館し、有限会社アグリ出水が運営しており、旧出水市の認定農家等で組織される出荷協議会により出荷されているところであります。本施設は、道の駅としてではなく、生産者の所得向上及び地域の活性化を目的として整備したものでございます。
次に、道の駅登録に向けた検討についてでありますが、有限会社アグリ出水から平成29年2月に道の駅登録に関する要望書が提出されまして、検討した経緯はありますけれども、同年8月には屋外トイレや防犯設備を設けない現状での登録は大きな危険性を伴うという理由で要望を取り下げられたところでございます。
次に、施設の各増改築に関する建設費の負担割合と現在の所有者についてでありますが、本館の増築部分については、有限会社アグリ出水が費用を負担し、市に寄附されておりますので、本館全体が市の所有と現在なっております。休憩所及び倉庫につきましては、有限会社アグリ出水が費用を負担され、同社の所有となっているところです。屋外トイレにつきましては、建屋部分の建設費の約4分の1を有限会社アグリ出水が、残りを市が負担し、市の所有となっているところであります。
次に、今後の道の駅登録に向けた検討についてでありますが、特産館いずみの施設は、先ほど申し上げたとおり、大部分は市が所有しておりますが、運営・経営につきましては、開館以来、有限会社アグリ出水が主体的に実施され、努力と創意工夫の結果、平成8年開館以来、年々業績も伸ばされ、コロナ禍にあっても御披瀝いただきましたように微減ということで安定した経営をされておりまして、特定の利用者がいらっしゃるものと考えているところであります。道の駅として登録するには駐車場やトイレを24時間開放しなければならないなどの要件もございまして、施設の防犯面や人員体制、経営等に及ぼす影響など考慮しながら検討しなければなりません。このようなことから、直接経営内容に関与していない本市が率先して道の駅の登録を検討することはないところであります。
次に、旧市道矢房5号線についてお答えいたします。
令和4年第3回定例会において路線の廃止について議決していただいた後、市道の供用廃止に関する告示など必要な手続を行ったところであり、現在、路線に埋設されている下水道管の用途廃止に係る手続を進めているところでございます。
払下げに関する契約内容については、払下げに向けた諸手続を進めているところであり、手続完了後に契約手続を行うこととなります。諸手続等が完了し次第、払下げに関する手続を行う予定としております。
○議長(田上真由美議員) 田中秀一議員より書画カメラの使用について申入れがありましたので、これを許可してあります。
○4番(田中秀一議員) 分かりました。
まず初めに、書画カメラを見ていただきたいと思います。(議場内ディスプレーへの資料表示)九州の道の駅の7県の状況です。順次いきますと、これが長崎県、割と均等に配置されています。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)佐賀県ですね、数はそんなに多くはないですが、これも割と均等に入っているのかなと思います。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)福岡県です。都市部は割と少ないみたいですけど、都市部が必要であるかどうかは別問題ですが、下のほうはうまく配置されてあります。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)大分県、これもまあまあ割と均等にあると思います。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)宮崎県ですね、これは山間部といいますか、その辺にはあまりないみたいですけれども、上と下のほうはそれなりに配置されていると思います。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)熊本県です。熊本県が一番たくさんうまい具合にあるのかなという感じを受けました。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これが鹿児島県です。見て分かるとおり、北薩地域、上のほうもほとんどない状況で、長島と阿久根にありますけれども、この辺だけが今までずっとなかったということになります。
1番について伺います。もともと生産者所得向上、地域の活性化を目的として整備されたということで、道の駅は要するに考えがなかったということなのかなと思いますけれども、先ほど私が言いましたように、当初の検討案の中にはその文言も入っておりますが、全くその辺について、その当時はなかったのかどうか伺います。
○高口悟農林水産部長 当時、その検討委員会のプロジェクトチームというか、ワーキンググループの中でそういった話が出たというのは、当時携わった職員に聞いたら、そういう話は伺ったところなんですけれども、その資料が大変やっぱり年数が経っているというのもございまして、詳しい内容が、資料がないものですから、こちらのほうでも分からなかったところはございます。
○4番(田中秀一議員) 私は資料を持っているんですけれども、当時確か柿木部長が担当で回られたと思っています。道の駅もさっき言ったように何か所か回っておりますし、当然私の記憶として、そのときに道の駅の話が全く出なかったかといったら、そんなことはなかったような気がしますけれども、その後、行政のほうの検討の中にはそれがなかったということなんだろうと思います。1番については、分かりました。
2番目ですけれども、平成29年にアグリ出水さんから登録の要望書の提出があったけれども、8月に取り下げられたという、もう一回その辺の具体的な理由を教えてください。
○高口悟農林水産部長 まず、要望書が平成29年2月17日に、これは道の駅の登録に関する要望書なんですけれども、出ております。この内容というのが西回り自動車道の部分開業が間近ということで、特産館いずみの来客数や顧客層が大きくさま変わりすることが予想されるということで道の駅の登録の要望として出てきた経緯がございます。その中に、具体的な要望としては、道の駅の登録手続について進めてほしいと、道の駅に必要な施設の整備について検討してほしいと、そういった内容でございました。同年8月25日に、次はこの要望書の取下げということで有限会社アグリ出水から出てきております。その具体的な理由としては、これに書いてあるとおり申しますけれども、出水北インターに新たな道の駅構想が検討されていることや、野外トイレや防犯設備を設けない現状での登録は大きな危険性を伴いますので、特産館は現状の農産直売所として地域貢献することを進めてまいりたいと、こういう理由で登録については取下げをお願いしますと、こういった内容で出てきております。
○4番(田中秀一議員) 8月25日の件に関してはあまり私も詳しく聞いてなかったんですが、確かに当時はトイレもなかったし、今ほどいろいろとそろってなかったというのが現状だったと思いますので、そう考えられたのかなという気はします。ただ、先ほども言いましたように、今、かなりその辺が整備されてきていて、あと建物というか、ハード的にはそんなに経費はかからないだろうという状況にきています。多分、今現在はアグリ出水さんもできるなら登録をしたいということでの方向性があるんじゃないかなというふうには伺っております。
今、日常の管理について、市はどの程度関わっているのか教えてください。
○高口悟農林水産部長 まず、アグリ出水の意向としてのお話でも今あったところだったんですけれども、我々のほうに総意としてこういう方向で考えているとか、そういったものはまだ全くないところでございます。その辺は、よろしくお願いいたします。
現状の管理といたしましては、携わっている部分というのはほとんど経営部分に関してもございませんで、建物等の家賃をいただいて、市が所有しているということもございますので、保険等をかけている。管理費等も全く市はそのぐらいの経費だけでございまして、中身はあまり関わっていないのが現状でございます。
○4番(田中秀一議員) 先ほどのアグリさんの考え方というのは、あくまでアグリさんがそう考えているというだけのところで私も話を聞いていますし、アグリさんの考えは別として、今、出水市がどのようにお考えなのかというのを今回は聞きたかったからの質問だったんですけれども、日常の管理については、じゃあ、ほぼ全くといっていいほど関わってはいないということでよろしいですね。
先ほどの建物についての費用や、あるいは所有者に関しては、今説明がありましたので、分かりました。
これも市としての話ですが、私が先ほど今後の目標としてということでアグリさんが取り上げていらっしゃるのがレストラン及び加工施設の設置ということを上げていらっしゃいます。これも多分そういう話はまだ聞いていらっしゃらないと思うんですけれども、もしそういうことを取り組むということに関して、市としてはどのようにお考えか伺います。
○高口悟農林水産部長 併設するレストラン、加工施設の整備についてなんですけれども、現在そういった話がまだ全く聞いてなくて、そこにつきましては、特産館いずみの視察用の資料に検討課題として出ているのは把握してはございます。要望はないところでございます。
○4番(田中秀一議員) 分かりました。
私が先ほど話をした中で、10年以上、年間の来客者が30万人を超えている現状です。しかし、その中で水俣市を除く他県からの来場者は5%にも満たないというのが現状なんですけれども、行政側としてほぼ関わっていないということですけれども、この辺に関して県外からの来客者を増やすための手立てといいますか、そういったものとか、現状は御存じだったと思いますので、何か市側として考えられたことがあるのか伺います。
○高口悟農林水産部長 冒頭、市長の答弁でもありましたとおり、開館以来、有限会社アグリ出水が主体となられまして、いろいろイベントを打ったり、工夫をされて、ここまで来ているという状況でございますので、市としてここに対して何をしてほしい、どうのこうのというのは特にないところなんですが、一つだけ出荷をされる方、ここをやはり市内全域の多くの方に入れてほしいというか、出荷してほしいというか、そういう取組は伝えてきた経緯はございます。
○4番(田中秀一議員) アグリさんがどのように考えていらして、あるいはどのように考えが変わってきたかというのは一応置いておきまして、先ほど話しましたように、道の駅というのは非常に地元の観光にとっては大切といいますか、地域の活性化に対して非常に有効だと考えます。どこに行っても、今は道の駅に、うちの家内だけじゃなくて、皆さん立ち寄ろうとすると思います。いろんなそれぞれの道の駅もそれぞれに工夫をされて、より自分のところに観光客を呼び込もうと、そのような動きが非常に見られています。出水市としても、アグリさんがそれをそうされたいとか、したくないとかというのは別の問題として、出水市があそこの特産館いずみをうまく活用して、道の駅にして、いろんな観光客の方をより呼び込もうと、そうしようというお考えはどうでしょうか、お願いします。
○椎木伸一市長 特産館いずみにつきましては答弁したとおりなんですけれども、私ども出水市としましては、議会の皆様の御理解もいただきながら、西回り自動車道と直接アクセスできる道の駅、いわゆるサービスエリア的な道の駅を今整備する方向で国とも協議が進んでおります。そういったことで、もともとが県境に近い、あるいはトイレ休憩する場所も130キロない中で、ちょうど中間地点にあるという地の利を生かしながら、先ほど画像でお示しいただきましたように北薩地域には道の駅の印がございませんでしたので、広域的な道の駅としようということで協議会もつくり、隣接する市町の協力をいただきながら今進めているところでありまして、特産館いずみについては、元来そういった経緯もあり、そういった意向の確認もしておりませんので、もしですけれども、これから田中議員がおっしゃるように、特産館いずみの意向は分からないとおっしゃっているんですけれども、向こうにそういった御意向があれば相談に乗り、手続的なことは、我々の所有でありますので、していかなければならないと認識しておりますけれども、市の方針としては、防災道の駅、西回り自動車道上の道の駅の推進に全力を尽くしていきたいと考えております。
○4番(田中秀一議員) 本当におっしゃるように、防災道の駅、非常に大切な施設で、今後、開通した場合に非常に活用できる、観光客も呼び込める施設だと思っております。ですからというか、それができるからこそ、特産館いずみも同じような形での活用を考えて、道の駅登録をすることができれば非常にもっともっと出水市の観光の活性化につながるのではないかなと考えての今回の質問でした。またぜひアグリ出水さんとも協議をされて、多分そういう意向はお持ちですので、もし進められるのであれば進めていただきたいと思います。
次に、市道矢房5号線についてですけれども、まだ下水道の用途廃止に係る手続ということで、具体的な内容が今は説明されませんでしたけれども、その払下げに関して、もし今決まっていて話せるようなことがあったら教えてください。
○小原一郎建設部長 詳しい内容につきましては、今、これから契約を進めていかなければいけませんので、御説明するところはございません。
○4番(田中秀一議員) 私もこの間何回か通ったんですが、どうなっているのかなということでその状況を見に行きましたけれども、今1年経って、現場は全く何も変わってない。いろんな紙的なものは、紙ベースでいろいろ告知はされているのかもしれませんけれども、現場に関しては何も変わってない。あそこを普段通行されている方、あるいは散歩で通っていらっしゃる方は、そういった情報を全く持っていない方もいらっしゃるのではないかなと考えます。ですから、いつあそこが本当に通行できなくなるのかは分かりませんけれども、その前に現場に看板でも立てて、いつ頃からここはこういうふうにして通れなくなります、こういう理由で通れなくなりますと、一般の方、高齢者の方が分かるような、そういった周知の方法はできないか伺います。
○小原一郎建設部長 旧市道用地を払い下げることによって通行ができなくなるということに対しましては、適切な時期に適切な方法で周知を行っていきたいと思います。
○4番(田中秀一議員) ぜひお願いしたいと思います。
それから、もう1点なんですが、今、出水のそれこそトップ企業にああいった形で払下げをするということで、いずれは本当にそれ自体が市民のためになるだろうということでの決断だったと思いますので、その辺は理解しております。ただ、具体的に、じゃあ、市民に何かプラスになることがあるのかといったときに、直接的に何かあそこを通る人たちに対してのプラスになるような契約内容としての提案とか何かあるのか教えてください。
多分私もちょっと考えられるんじゃないかなと思いましたので、あったらと思って言ったんですが、例えば出水は花いっぱい運動をやっていますけれども、あそこの道路側の本当に小さな部分でもいいんです。花壇をつくって、企業の方が管理されて、市民の方が心安らげるとか、本当にちょっとしたことですけれども、あるいは木陰をつくって、小さなベンチでも置いて、散歩をされる方がそこでちょっと休憩をすると、道路じゃ危ないですから、本当にちょっとしたスペースだけをとってされるとか、そうすることによって直接的には多少の市民に対するメリットが出てくるでしょうし、企業側もそれによってやっぱりいいイメージが生まれるのかなと思うんですが、いかがでしょう。
○小原一郎建設部長 地域の方であったり企業の方などにもお話を聞きながら、どういうことができるのか、そういう花いっぱいなんかに協力していただけるようなこともできるのか、その辺を聞きながら進めていきたいと思います。
○4番(田中秀一議員) 分かりました。
これで、私の質問を終わります。
○議長(田上真由美議員) ここで、暫時休憩いたします。再開を午後2時5分といたします。
午後1時50分 休 憩
午後2時05分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行いたします。
次に、北御門伸彦議員の質問を許します。
○11番(北御門伸彦議員) 暑い夏が長引くのは地球温暖化の影響だと実感するところです。日本では、100年以上の観測史上最高気温を記録する箇所が多くなっております。国連のグテーレス事務総長が「地球温暖化の時代は終わり、地球の沸騰化の時代が到来した」と発言したことは、さらに深刻な事態になっていることの表れと危惧するところです。
私は、先々月の7月9日の針原土石流災害の犠牲者を慰霊する献花式に出席しました。災害が起きたのは1997年のことです。26年前の7月10日ですが、出席しやすい9日の日曜日に開催されました。今後も災害の記憶を風化させてはならないと感じました。当時はあまり聞かれなかった線状降水帯、地層の深いところで土砂崩れが起きる深層崩壊など、災害発生後に聞いた記憶があります。自然災害はなかなか予測困難ではありますが、人命を守ることを最優先と考えるなら、可能な限りの想定外を想定の範囲に近づけることが大事ではないかと考えます。最近の想定外の災害では、国内では台風の影響で新幹線ダイヤが3日間混乱したり、国外ではハワイの山火事で多くの人命が奪われるなど、予測が困難な事態が発生しています。今回の質問では、よく言われるように、想定外の想定という観点で2点について質問いたします。
まず、1点目は、地球温暖化の影響で海水温が上昇し、台風が大型化するスーパー台風の特に現時点での暴風への対応についてお尋ねいたします。
次に、2点目は、原発事故想定でスクリーニングがなじみのある言い方ですが、今は「避難退域時検査」と言いますが、避難退域時検査についての対応をお尋ねいたします。
今月16日にグランドオープンする屋根付き市民ふれあい広場ウイングドームの機能として原発事故の避難退域時検査に活用できると市長は前回の議会でも答えておられます。原発事故も想定外の想定に当たりますが、具体的に実際どのような準備がなされているのかお尋ねいたします。また、防災道の駅として整備予定の西回り自動車道路に直結する施設について、単に避難地域を分けての避難退域時検査対応なのか、ウイングドームと全く同じ対応になるのか、現時点で想定されていることをお尋ねいたします。
7月22日の夏祭りいずみ鶴翔祭の踊り大会、8月19日の野田郷夏祭りに議員の皆さんと踊りに参加いたしました。参加された皆さん、お疲れさまでした。7月23日の鶴翔祭の花火大会については、今年、第1回定例会で質問したこともあって、花火が打ち上げられているタイミングに車で会場周辺を回ってみました。特別支援学校付近では、国道328号に多くの車が駐車されていました。また、関係者に話も聞いてみましたが、花火が高く上がるものが打ち上げできなかったことにより、会場からちょっと離れると見づらいということもあったようです。鶴翔祭の花火大会の課題などをお知らせください。また、野田郷夏祭りは、会場の運動場で踊りを踊って、ダンスや太鼓などを見て、時間は短かったですが、近くから上がる花火が大変見応えがありました。家族連れや職場など団体でシートを敷いて、飲み会など多くの人が楽しんでおられました。大変活気が感じられ、地域のイベントとしてなくてはならない大事な行事だと改めて認識しました。2つの夏祭りに関し、市の捉え方についてお尋ねいたします。
次に、8月6日に広島に、8月9日に長崎に原爆が投下されて、78年になりました。8月15日は、麓の護国神社で行われた戦没者追悼式にも参加し、改めて平和について考えさせられました。出水市は、平和都市宣言を行っておりますが、関連して具体的取組があればお知らせください。また、戦争の記録を後世に伝えるために行ってきたことと、今後、具体的に行っていく取組についてお尋ねいたします。
私は、これまでスポーツに関した質問を何回か行ってまいりました。質問のきっかけは、競技者からの要望を受けたことによりますが、言いっ放しではなく、質問項目に関する経過を確認しなければならないと思っております。間もなく一生に一度か二度しか回ってこない国体が開催されますが、これを一つの契機としてスポーツへの取組を強化するタイミングになると思います。競技レベルを向上させるのも大事ですが、底辺を拡大し、ひいては市民の健康増進につながることにもなります。
まず、国体の種目でもある弓道について、今年の第1回定例会で質問しました要望もあったかと思いますが、遠的練習場への射場に屋根をかける件と、夜間練習のための照明設置について、その後の経緯をお尋ねいたします。
次に、令和4年第3回定例会で質問しました全天候型への整備が終わった陸上競技場にタイム計測器が設置できないかとの質問に対するその後の経緯をお尋ねいたします。
次に、令和3年第2回定例会で質問いたしましたジョギングロードの安全対策についてお尋ねします。その折に申し上げましたが、市民の健康づくりのため、ウォーキングロードとしての利用を想定して質問しております。
最後は、令和4年第2回定例会で質問いたしましたボクシング練習場についての市のサポートに関して、その後、関係者に面会いただいたことは聞いておりますが、その後の経緯について質問をいたします。
以上、壇上からの質問を終わります。
○椎木伸一市長 北御門伸彦議員の御質問にお答えいたします。
スーパー台風については、気象庁が定義する最大風速毎秒54メートル以上の「猛烈な台風」が該当すると認識しております。通常、台風に対しましては、熱帯低気圧の発生段階から情報収集を開始いたしまして、庁内で情報共有するとともに、市民の皆様へ自宅周辺の片付けなど注意喚起の広報や避難所の開設・運営、そして避難促進の広報など、出水市地域防災計画に基づきまして、迅速かつ的確な対応に努めているところであります。特に猛烈な台風の接近が予想される場合は、強風域に入る前の明るい時間帯での避難所開設や開設する避難所を増やすなどの対応を行っております。台風が去った後は、被害状況の把握と処置を行い、速やかな復旧に努めているところであります。また、今年度からは自治公民館等を活用する自主防災避難所制度を創設しまして、指定避難所以外の身近な避難所にも避難できるようにしているところであります。併せまして、自主防災避難所等整備事業補助金制度も創設し、自主防災避難所の快適な利用の促進のため、空調機の設置、トイレの洋式化の支援及び災害被害防止・軽減のために防災用資機材購入の補助を実施しております。
次に、原子力災害時における避難退域時検査につきましては、国からの指示に基づき、県が主体となって実施し、避難元及び避難先自治体は連携及び協力することとなっております。本市では、出水市地域防災計画におきまして、出水市総合運動公園を防災公園と位置づけ、地域防災拠点としていることから、屋根付き市民ふれあい広場を大規模災害や原子力災害時に物資の集積拠点や避難退域時検査所として幅広く活用していく予定であります。そのため、屋根付き市民ふれあい広場に防災倉庫を整備し、防災資機材を配備いたします。また、現在計画中である防災道の駅は、県境に位置する地理的特性、高速道路から直接アクセスできる機能性を生かしまして、避難退域時検査場所や支援物資の中継拠点としまして、屋根付き市民ふれあい広場とともに活用したいと考えております。
なお、市では、避難退域時検査を含めた原子力災害対応について、鹿児島県地域防災計画に基づく県原子力防災訓練を通して、出水市地域防災計画の実効性を高め、市民の安心安全の向上に取り組んでいきます。
次に、夏祭りに関しての御質問にお答えいたします。
まず、夏祭りいずみ鶴翔祭の花火大会につきましては、芸術性の高いレーザー光線や音楽の演出により、観客の皆様も大変感動された様子でした。新しい形でのすばらしい花火大会であったと思っております。鶴翔祭につきましては、今後、実行委員会において反省会も計画されておりますので、その中で花火大会についても検証されるものと考えております。
次に、4年ぶりの本格開催となりました夏祭りいずみ鶴翔祭と野田郷夏祭りの評価につきましては、新型コロナウイルス感染症の5類移行後、初の開催となりましたが、踊り大会につきましては、医療機関や福祉施設の皆さんの参加自粛があったと聞いています。そのような中、市内で雇用されている外国人の皆さんも多く参加され、会場を盛り上げていただきました。また、鶴翔祭では、青少年交流事業で本市を訪問された姉妹都市であります大韓民国順天市の中学生、高校生の皆さんも踊りに参加していただきました。野田郷夏祭りでは、子供たちのつくった灯籠が会場に彩りを添えていただき、子供たちが参加しやすい環境に努めていただきました。どちらの夏祭りも、それぞれに創意工夫をされた夏祭りであったと思っております。来場された方々も祭りを心待ちにされていた様子で、子供から高齢の方まで多くの方が大いに楽しまれておりました。実行委員会をはじめとする関係者の皆様には、大変御苦労もあったと思いますが、すばらしい夏祭りを開催していただき、本市に元気を与えてくださいましたことに心から感謝しているところであります。
次に、平和都市宣言についてお答えいたします。
本市には第二次世界大戦時に旧海軍航空隊基地が置かれ、そこから飛び立った多くの優秀な若者たちが犠牲となった史実があります。市と市民が協働して戦争のない平和なまちづくりを進め、平和で豊かな郷土を次の世代に引き継ぐため、平成21年出水市議会第1回定例会において決議を受け、同年4月1日に「出水市平和都市宣言」を行っております。また、平成21年6月には、世界の都市が国境を越え連帯し、核兵器の廃絶に向けて取り組む組織である「平和市長会議」、現在の「平和首長会議」に加盟しております。戦争のない平和なまちであり続けることは全世界共通の願いでありますので、宣言の趣旨に沿って取り組んでまいります。
次に、戦争の記録の取組についてお答えいたします。
平成26年度から平成27年度にかけて、市内戦争体験者のうち84人に鹿児島大学と協力し、聞き取り調査を行い、平成28年度から令和3年度にかけまして「出水の戦争体験談集」として合計13巻を発刊いたしました。発刊後は、市内の小・中学校等へ配布し、また、一般向けに出水麓歴史館等でも販売しております。この体験談集は、歴史的事実を後世に残し伝えるものとして、また、戦争史の研究材料としても活用できるよう、体験者が話された証言記録としてそのままの言葉を活字化した内容となっているところであります。今後、この体験談集を基とする平和学習活動での案内の際、語りの中にこの体験談を入れてもらうなど検討してまいります。
次に、スポーツ環境の整備についてお答えいたします。
まず、出水弓道場の遠的場への屋根の設置と夜間訓練用の照明の設置について積算をした上で弓道連盟出水支部と協議しましたところ、多額の費用がかかることを御理解いただき、要望については見送られたものと認識しているところであります。
次に、マルマエスタジアム出水へのタイム計測器の設置についてでありますが、令和4年出水市議会第3回定例会の北御門議員の御質問でお答えしましたとおり、高価な機器でありますことから、本市においては機器のリースで対応することとしています。
次に、ジョギングロードについてお答えいたします。
高尾野川ジョギングロードの湧水等で滑りやすい箇所については、定期的に路面清掃を実施しており、先日も対応を行ったところであります。また、米ノ津川ジョギングロードの防護柵等の設置につきましては、河川敷地の管理者である鹿児島県と協議した結果、設置は難しいとの回答であったため、設置には至っておりませんが、歩行者への安全確保のため、注意喚起と視線誘導を兼ねた区画線や路肩ポール等の設置ができないか関係機関と協議を行いたいと考えております。
次に、ボクシング練習場の整備についてお答えいたします。
関係者の皆様と協議を行いましたが、その後、具体的な要望がございませんでした。今後も相談がありましたら、スポーツ振興の観点から何らかの支援ができないか検討していきたいと考えております。
○大久保哲志教育長 北御門伸彦議員の御質問にお答えします。
戦争の記録を後世に伝えるために学校で行ってきたことと今後の取組についてですが、現在、本市の全ての学校では、平和の大切さを後世に伝え、世界的な視野で考え行動できる児童生徒を育てるために平和学習に取り組んでいます。今年度、出水市内の戦争遺跡を活用している学校は16校あり、ボランティアガイドや高齢者の戦争体験の講話を行っている学校は11校あります。また、小学校の小規模5校で実施している集合学習では、特攻碑公園の見学やボランティアガイドの講話を通して平和について考えたり、全ての小学校の3・4年生では、出水市教材開発委員会が作成した社会科副読本「わたしたちの出水市」を活用して、特攻碑公園や掩体壕などの戦争遺跡について調べたりしています。このように出水市内の各学校では、地域の人材や戦争遺跡を活用しながら、各教科の学習や総合的な学習において戦争の記録を後世に伝える取組を継続してきました。今後も引き続き、このような取組を継続していきたいと考えております。
○議長(田上真由美議員) 北御門伸彦議員より書画カメラの使用について申入れがありましたので、許可してあります。
○11番(北御門伸彦議員) では、順を追って2問目以降の質問をさせていただきます。
スーパー台風というのは各国で定めが違ったりはしておりますけれども、54メートルと市長が言われましたか、一説には70メートルとかいうところもあるんですけれども、そういった強い風が吹いて、一番心配することは電線が切れることじゃないかなと私は思っております。出水でも過去電線が切れて、普通の台風でしたけれども、5日間停電したことがあって、送電網も1系統だったのが2系統にその後なったといういきさつもあるわけですが、大変電気がないということは非常に生活にとって苦しい目に遭います。例えば、避難所に避難していた場合、停電したことを想定しますと、この夏の暑いときは大変な状況に陥るという想定をしたわけなんです。特に高齢者を中心に健康にも大きな影響があろうと思うわけですが、現在、避難所も想定して、総合体育館に空調設備をということで進められていることは大変評価するわけなんですが、停電があった場合、各避難所に、場所によっては自家発があると思うんですが、それでエアコンが起動できるのかというのも心配いたします。学校でも同様な部分があるんじゃないかなと思うんですけれども、ヒアリングでも申し上げたんですが、エアコンの設置率、カバーできる具合、それと非常用電源の配置状況について確認させていただきます。
○髙橋正一政策経営部長 避難所が停電した場合の対応でございます。非常用の発電設備が整備された避難所としましては、市役所本庁の多目的ホールが避難所ということになっております。それから、4階の大会議室も避難所という形でございます。それから、高尾野・野田の各支所の市民交流センターのこの4か所につきましては、停電があったとしましてもエアコンは使えるという状況にございます。あと、可搬型の発電機が5機配備されておりますので、これも利用することができます。あと、現在、株式会社いずみみらいという会社でPPA事業を立ち上げようとしておりますが、ここの設備が完成いたしますと蓄電池を配備することになりますので、そうなりますと停電があった場合も電気を供給することができるようになると予想しております。
○11番(北御門伸彦議員) 着々とそういった非常用電源が確保されることを期待いたします。
スーパー台風については、もっとほかにも様々な観点で対応を想定しなければいけないと思っていますが、都会では避難者が集中することを想定して、混乱を防ぐ一つの手段として、一定の要件を満たせば在宅避難所としてマンションを指定するように報道されていたかと思うんですけれども、出水のような田舎ではスーパー台風での強い風で場合によっては木造家屋が倒壊するというおそれもあって、避難所は欠かせないものだと思っております。自治公民館を使うというのもこれから必要になるかと思うんですが、避難所が増えれば増えるほど管理される側も大変かと思うんですが、やはりそれも想定しないといけない範囲にあるのかなと思います。各避難所を整備していくというのは今後欠かせない観点だと思うんですが、今回質問ではないんですが、家屋の補強についても、耐震化と併せて継続を拡充していく必要があると思います。強風、暴風に限らず、想定されることがありましたらお知らせいただきたいと思います。
○髙橋正一政策経営部長 現在、市のほうで避難所としては50か所を指定しているということでございまして、各施設、会議室ですとか、学校の教室等、空調設備が整ったところを含めて、設備が整っているところが41か所ございまして、82%に空調が整っているという状況、そのほか備蓄品としまして、畳のあるところ、それからカーペットが敷かれた避難所としまして26か所、52%を充足しております。そのほかに可搬型のロールマット20メートル巻きを5つのほかに、段ボールベッドを30個、キャンピングベッド100台を準備して活用してまいりたいと考えております。避難所以外の部分でのということでは、今のところは想定していないところでございます。
○11番(北御門伸彦議員) すみません、私もなかなか想定できないんですけども、やはり想定外をなくす想定をしていかないといけないと思うこの頃ですが、書画カメラ1をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)今月16日に落成式を迎えるウイングドームです。今、そういう案内が手前にありますが、私も2回現地に行きまして、周辺から写真を撮ったり、その周辺施設とのつながりを想定してみました。ここで実際避難退域時検査がなされることを想定しますと、壁のある管理室などなく、大丈夫なんだろうかと思うところです。県が主体となって、詳細が分からない段階で議論するのもままなりませんけれども、検査機材を積んだ車が来て、機材を設置して人員を配置するのが県だとしても、様々な用途に対応できる部屋があったほうが便利かなと思うところです。また、雨天時を想定しますと、着替えなどのために、車の中でされる方もいらっしゃるかもしれませんけど、テニスの更衣室のある別棟に行くにしても途中かなりありますので、濡れるということは想定しますし、有効利用するということで野球場の更衣室や会議室を併せて使うにしても玄関がかなり遠いということで同様に途中で濡れるという想定もできます。更衣室に関しては前回の議会で田中議員が質問されて指摘されておりますけれども、ステージ横にでも管理室を兼ねて設置することも必要じゃないかなと考えます。また、せっかく近くに併せて活用できるのがあるんですけれども、広場のアプローチには屋根が付いているのは確認しましたけれども、隣接する施設との間の屋根かけがなかったり、連絡動線もはっきりしないところがあります。今後、そのような整備も予定しているのか、あるいは検討できるのかお尋ねいたします。
○椎木伸一市長 9月16日にこけら落としといいますか、オープンしますけれども、議員の皆様にも御出席賜るように案内を差し上げているところですが、屋根付き市民ふれあい広場「ウイングドームいずみ」につきましては、これから開始ですので、それぞれいろんなイベント、いろんな用途で使うものでありますので、それらを総合的に検証しながら、今後どのような補完的な設備が必要なのか、その辺を検討していきたいと考えておりまして、現在、具体的な事業は持っておりません。
○11番(北御門伸彦議員) 落成式前に申し訳ないんですけども、少し今後考えていただきたいことを申し上げておきます。先ほど言いましたように、野球場の管理室にしてもテニスの更衣室にしても離れております。イベントなどを想定すれば、着替え場所はその都度仮設テントで行うというのは非常に暑いときなんかは不便だと思います。できるだけエアコンがついたところで、パーテーションで3部屋ぐらいに分けられるようなものを、例えばですけども、ステージ裏に設置できないかと思うところです。
書画カメラ2をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これはステージ裏なんですけれども、下がコンクリート舗装されて、結構スペースがあります。イベントをするとき、裏に回って見えないところ、ステージ横から出るためにちょうどいい場所かなと思って、ここに仮設テントを立てるよりは、ちゃんと使える管理室も兼ねたようなものが必要じゃないかなと思ったんですが、再度改めて検討するお考えはないかお尋ねいたします。
○椎木伸一市長 今のお話も参考にしながら、あるいは、今、出水市では移動できるタイヤが付いた観察小屋といいますか、ツル観察のために購入しておりますけど、そういったのも導入しておりますので、そういったものの活用も含めて、今後検討してまいります。
○11番(北御門伸彦議員) 今、参考になるお話をいただきました。八幡神社の前にトレーラーで引いて回れる、そういうものを使ったトレーラーハウスですか、ホテルもできていまして、先日は満室だったというのも聞いていますけれども、災害に使えるという意味ではそういったものも一つの着替え部屋、あるいはそういうので備えていただくのも現実的な話かなと思いますので、御検討をお願いしたいと思います。
夏祭りいずみも来年からウイングドームのステージを使って充実したものができるんじゃないかと期待しておりますが、以前からも質問しておりますが、今回、井伊議員も道路を隔てて反対側のマルマエホールの駐車場不足に言及されております。やはり周辺を見ますと、あまり駐車場がない。場合によっては多目的広場を駐車場として使う場合もあるんでしょうけれども、実際それでも足りない。野外ステージを使ってコンサートでもすれば、恐らくとても駐まらないだろうと思うんですが、夏祭りで言っても、先ほど紹介しましたように、人の心理というのは近いところにできるだけ駐めよう、どこか1台空いてないだろうかということで、どうしても近くにまず行ってしまいますし、そこで混雑する上に、場合によっては、先ほど言いましたように、道路の路肩に駐めてしまうということも起きます。事故が起きないことを願うわけなんですけれども、駐車場確保対策について、2つの夏祭りをまだ総括していないのかもしれませんけれども、いろいろ上がってきた意見等があればお伺いしたいと思います。
○揚松智幸商工観光部長 まだ反省というか、総括は上がってきておりませんので、正確にはお答えできませんが、まず今回のことでこちらのほうに苦情等々が来ているということはありません。また、実行委員会のほうにどういうのが来ているのかは分かりません。駐車場についても、できるだけ広範囲にわたって、市役所であるとか、いろんなところからのシャトルバス等々は今後も検討しなければならないことだろうと私は思いますが、せっかくウイングドームもできて、こういった広場があって、皆さん方がそこで寄れるようにするためには周辺の駐車場というものの活用が一番かなと思います。
○11番(北御門伸彦議員) ぜひどこに何台駐まる、前回も申し上げましたけど、河川敷を利用するとか、シャトルバスというのも大変かと思うんですけれども、そういったものも検討する中でいろんな面、前回も外れましたけど、避難所も駐車場不足になる可能性がありますので、そういったことを総括して御検討いただきたいと思います。コロナ以前は、8月に高尾野の夏祭りもありまして、7月、それから8月にかけ、3つの夏祭りが連続しておりました。議員としては、踊りで参加する立場で、私も高齢者ですので、体力が持つかなと心配しましたけれども、今回は高尾野夏祭りが秋祭りということで9月23日に変更されたことは、暑い夏より幾分涼しくなって、いいかなと思うところです。ただ、花火について考えますと、7月、8月より水稲も成長しておりまして、田んぼに花火の殻が落ちることに、あそこは田んぼが多いですよね、落ちることで被害がないことを祈るところなんですが、夏祭り実行委員会というのは市も構成団体になったりしますし、十分駐車場等含めて、そういった調整もよろしくお願いしたいと思うところです。
書画カメラ3をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)ちょっと見にくいですが、これはマルマエホールの前ですけども、4つある宣言の中で一番左に平和宣言都市とありますが、まずお尋ねしたいんですけども、こういった看板類といいますか、広告塔というか、ほかに平和都市宣言をされているところはありますか。市役所になかったような気もするんですけども、お尋ねいたします。
○髙橋正一政策経営部長 以前に、旧庁舎の時代は市役所の庁舎の敷地内にはございましたが、現在はそれもないというところでございまして、先ほどお披瀝のありました場所にしかないのかなと考えております。
○11番(北御門伸彦議員) すみません、突然聞いて戸惑ったかと思うんですが、多分ないんじゃないかな、私もこれしか思い当たらないんですよ。せっかく宣言しているなら市民にもっと周知するというのも大事かと思いますので、市役所に設置というのも検討していただきたいと思いますし、場合によっては特攻碑公園にあっていいんじゃないかなと思うんですよ。やはり特攻基地があったということを考えると、こういう宣言をしているということは非常に大事なことですので、もう少しPRしていただきたいと思います。
市のホームページには「私たちは、平和で豊かな郷土を次の世代に引き継ぐために、再び戦争による惨禍を繰り返さないことを誓い、人類共通の願いである恒久平和の理念に基づき、核兵器の廃絶と軍縮を全世界に訴え、ここに『平和都市』を宣言する。」と記載されておりました。答弁の要旨の中に「平成21年には平和首長会議に加盟した」と書かれて、私も初めて聞いたんですが、こういったこともぜひPRしていただきたいと思いますし、ネットで検索しますと「日本非核宣言自治体協議会」という組織があるようですね。詳細は私も分かりませんけれども、例えば鹿児島市が1990年に「非核平和都市宣言」をされております。このようなネットワークに加入されて、もっとアピールするお考えはないかお尋ねいたします。
○椎木伸一市長 核兵器の廃絶も平和都市宣言の中にうたい込んでございます。今までいろんな機会に戦争の戦禍を後世に伝えるのが我々の役割だということとか、あるいは恒久平和を総意で願っているんだとかいうことは、私も挨拶の中で関係の行事の中では申し上げてきております。また、そういった協議会もあるということですので、私も知りませんでしたので、どのような協議会なのか調べてみたいと思います。
○11番(北御門伸彦議員) ぜひ前向きに情報発信をしていただければと思います。
同じく特攻基地のあった知覧は、なぜハードやソフトが充実しているのか、これまでよく調べたことが私はありませんでしたが、ネット上の資料で見ますと、詳しく経緯が記録されているものがありました。やはりキーワードは、「人」なんですね。多くの人が介在することは、多少紆余曲折はあっても、情報を世界に発信できるものができた要因だと思います。2019年に世界最大の閲覧者数を擁する旅行口コミサイトである「トリップアドバイザー」が発表した「日本の美術館・博物館ランキング2019」では、博物館部門で知覧の特攻平和会館ですか、1位になっているようです。出水でも、以前、平和学習ガイドの会が戦争歴史を伝えるために活動されていることを御紹介して、令和3年の第4回定例会で申し上げましたが、この方々の活動の拠点の詰所を、小さな部屋でいいんですけれども、サポートできないかということを質問しております。これも検討いただいたという話は聞いているんですけれども、その後の経緯をお知らせください。
○揚松智幸商工観光部長 平和の会の方々と特攻碑公園周辺で活用できるものがないかというところで検討をさせていただいて、数か所確認をしております。その中で、ここぐらいがいいんじゃないかというところから、今、じゃあ、どういったものを展示しようか、どういった中身にしようかというところで、既に検討がされているものと思います。
○11番(北御門伸彦議員) 私も詳細までは聞いてなかったんですが、展示まで考えているということは非常に前向きでありがたいことだと思います。そのとき、前回の質問でも御紹介いたしましたのが出水の戦争体験談集ですね、答弁でも御紹介があったかと思うんですけれども、戦争体験者84人の体験を文字起こしされて、簡潔だと思うんですけれども、13集の本を出していらっしゃる。これは非常に大事なことだと思いますし、令和4年1月の13巻目の市長の巻頭の言葉で「平和学習のいろいろな場面で有効に活用されるのを期待する」と書いておられます。この本の刊行に当たって、お力添えをいただいた鹿児島大学の佐藤宏之先生から、この本の「はじめに」というところで貴重な提案をいただいております。
書画カメラ4をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)上にテーマがありますけど、「出水市全体で平和を考える」というテーマです。左右に時間軸を配置しておりまして、左に麓武家屋敷、右に海軍航空基地を配置してありまして、その重なっているところに軍隊と地域の関わりを捉えておられます。
書画カメラ5をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これもその次の次のページぐらいだったと思うんですが、「戦争遺跡・戦争体験を『地域の歴史資産』に」というテーマで、学校教育と観光交流への活用を提案いただいております。大変ありがたいことだと思います。この大事な2つの視点ですね、学校教育と観光交流、市長の今後取り組んでいきたいお考えを披露していただきたいと思います。
○椎木伸一市長 教育学習については、教育長の所管ですので、私が申し上げるのはあれですが、先ほど申しましたように戦争の悲惨さを後世に伝えていくのが我々の役割だということですけれども、そういったことで学校教育でも既に活用されている部分も多々ありますけれども、引き続き活用していただければと思います。観光につきましても、平和学習ガイドの養成講座等もあって、多くの方が参加されておられますけれども、そういった方々を活用というか、参加していただいて、修学旅行でありますとか、平和学習等に訪れる方、あるいは出水市に訪れる方々に対して、掩体壕が今2基ですか、整備中でありますけれども、もうじきできると思いますが、県のほうで整備していただいておりますので、それらも活用しながら、あるいは、先ほど揚松部長からありましたように、特攻慰霊碑の周辺に遊休施設がございますので、そこらを活用して、かねてから平和学習ガイドの皆さんからも要望をいただいていますけれども、ああいう展示のものを常設してくれるところを見つけてもらいたいという要望でしたので、今ちょうど調整中でありますけれども、そういったところも含めて観光ガイドのコースに、平和学習ガイドのコースにしていただきたいと考えておりまして、大いに観光にも平和学習というものを、戦争遺産というものを入れて取り組んでいきたいと考えております。
○11番(北御門伸彦議員) 書画カメラ6をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、出水市の歴史民俗資料館のホームページから拝借いたしました。「太平洋戦争中の軍服と海軍旗」といったタイトルで資料が紹介されておりましたが、中央図書館の2階に縄文時代から現代まで歴史民族資料を展示するには割けるスペースがこのくらいだったのかなと思うんですが、知覧は、何度も申し上げますけど、知覧特攻平和会館として充実した展示、4,500点以上の展示をされておりますし、鹿屋には航空基地史料館にやはり同じように特攻隊員の貴重な資料が展示されております。出水でも特攻碑公園の駐車場が広がったことは非常に評価しているんですが、先ほど平和学習ガイドの会の方々の活動拠点であるところに展示までというお話をいただいているのは進んでいるなと思うんですけども、資料館があればなおいいと思いますし、そんな大きなものでなくてもいいと思うんですが、実はこの質問通告をしてから、観光関係の方からも資料館があればいいのに、こういったことを観光にも生かせないかということは御意見いただきました。そういうことは申し添えておきたいと思います。
書画カメラ7をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは陸上競技場のスタンドの部分なんですが、ガラスがはまった、放送に使われているようなんですけども、来賓が来たときは来賓も使う部屋になろうかと思うんですが、先日、陸上競技の大会が開催されて、関係者の方から御要望をいただいたんですが、放送はしたりすることもあったようですが、ここでされたようです。ここに機材が整っているということ、何とクーラーがない部屋だそうで、選手よりも先に熱中症になりかけるというような場所ですので、来賓席として使うとしたら、なおのこと、ここにクーラーを付けるぐらいはそんなにお金もかからないかなと思うんですけれども、ぜひ検討いただきたいというのがあります。
それで、なぜこれまでそういったことが見逃されてきたのかなと考えますと、これは私の考え方なんですけど、恐らく指定管理者制度の一部デメリットではないかなと思うわけです。以前は、総合体育館に社会体育課の職員がおりました。要するに、競技する市民の近くに職員がいたということです。ですから、利用者の要望も聞きやすかったでしょうし、施設を見回る余裕もあったんじゃないかなと思うんですけれども、指定管理者制度を全て否定するわけじゃないんですが、市民と行政を遠ざけてしまうデメリットがあるんじゃないかなというのは、このお話を聞いて考えたところです。職員の皆さんには、非常に大変かなと思うんですが、市民との会話の機会を大事にしていただきたいと思ったところです。
それから、元に戻りますが、弓道場の遠的の射場、要するにちょっとした射るところの屋根かけですけど、それと、夜、練習するために照明があったら非常にありがたいということで、要望も上がらなかったような答弁になっていましたけれども、積算されたということでしたけれども、お幾らぐらいで積算されたんでしょうか。差し障りなければ概算でいいんですが、お知らせいただければありがたいと思います。
○揚松智幸商工観光部長 射場だけであれば、射るところと的のところだけであれば2,000万円から3,000万円になると思います。ただ、どうしても遠的の場所というのは壁面が必要かなと思いますので、その分まで入れると恐らく5,000万円を超えてくるだろうと想定をしています。
○11番(北御門伸彦議員) 私はウイングドームの100分の1ぐらいの予算で済むんじゃないかなと勝手に素人考えをしておりましたが、確かに横に飛んでいくと危ないということで、壁がいるとなると、公共単価というのもあるかと思いますけれども、結構思った以上の金額になっております。ただ、申し上げたいのは、国体の競技種目に選ばれた会場地でもありますし、日置流腰矢指矢という伝統的な射法というか、弓道の流儀が伝わっている出水市でもありますので、御検討は重ねていただきたいと思います。
それから、ボクシングについては、ボクシング教室も確か企画していただいたりして、若干ボクシングに対する熱も上がってくるんじゃないかと思います。民間で優れた指導者を呼んで、子供たちにボクシングを教えたいが、民間の施設にそういうのをつくるとき、何らか、もちろんリングはあるそうですから、援助していただけないか、サポートしていただけないかという趣旨の質問をしております。これについても、今後もよろしくお願いしたいと思います。
最後に、この夏を経験いたしまして、夏の屋外でのスポーツ活動とかスポーツイベントというのは見直す時期が来ているんじゃないかなと思ったところです。まだまだ暑いところ、スポーツの秋がだんだん近づいてまいりましたが、バスケットボールワールドカップの日本チームは、心を非常に熱くしてくれました。スポーツは、地域の活性化にもつながるものと信じております。スポーツ施設の環境整備をお願い申し上げて、私の質問を終わります。
○議長(田上真由美議員) 以上で、本日の一般質問を終結いたします。
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△ 延 会
○議長(田上真由美議員) お諮りいたします。本日の会議はこれで延会したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会いたします。
第3日の会議は、明日8日に開きます。御苦労さまでした。
午後2時58分 延 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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