令和5年出水市議会第2回定例会会議録第4号
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令和5年6月19日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 19名
1番 井 伊 健 一 議員
2番 迫 田 小百美 議員
3番 池 田 幸 弘 議員
4番 田 中 秀 一 議員
5番 宇 都 修 一 議員
6番 江川野 一 成 議員
7番 南 鶴 洋 志 議員
8番 鮎 川 浩 一 議員
10番 日 髙 信 一 議員
11番 北御門 伸 彦 議員
12番 吉 元 勇 議員
13番 土 屋 工 吉 議員
14番 鶴 田 均 議員
15番 田 上 真由美 議員
16番 杉 本 尚 喜 議員
17番 出 水 睦 雄 議員
18番 中 嶋 敏 子 議員
19番 道 上 正 己 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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欠席議員 1名
9番 上須田 清 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
冨 田 忍 副市長
髙 橋 正 一 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
戸 澤 広 彰 くらし安心課長
益 山 剛 くらし安心課防災対策監(参事)
橋 元 邦 和 くらし安心課課長補佐兼安全安心推進係長
遠 矢 秋 彦 くらし安心課地域政策係長
大 田 直 子 財政課長
福 川 正 樹 企画政策課秘書監(係長)
柿 木 彰 保健福祉部長
田 口 保 こども課長
溝 口 雄 二 市民部長
揚 松 智 幸 商工観光部長
高 口 悟 農林水産部長
中 原 克 章 農政畜産課長
中 村 孝 文 農林水産整備課長
志 水 靖 博 農林水産整備課課長補佐兼林務水産係長
井 川 英 樹 農林水産整備課基盤整備係長
小 原 一 郎 建設部長
島 畑 郁 朗 建設政策統括監(部長級)
小田原 豊 道路河川課長
松 尾 善 博 道路河川課管理係長
野 畑 隆 道路河川課課長補佐兼建設第二係長
松 﨑 和 洋 道路河川課維持係長
松 井 勉 高尾野支所長
東 畠 賢 一 野田支所長
大 平 伸 章 消防長
橋 上 洋 一 消防本部消防総務課長
大久保 哲 志 教育長
宮 﨑 毅 教育部長
中 原 貴 浩 教育総務課長
古 川 新太郎 教育総務課課長補佐兼教育総務係長
田子山 ゆかり 学校教育課長
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議会事務局
春 田 和 彦 局長
西 野 竜 一 次長(主幹)
濵 上 泰 廣 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北 紘 至 主査
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付議した事件
一般質問
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(田上真由美議員) おはようございます。ただいまの出席議員は19名であり、定足数に達しております。これより令和5年出水市議会第2回定例会第4日の会議を開きます。
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△ 欠席の申出
○議長(田上真由美議員) 上須田清議員から、本日の会議に欠席する旨の届出が出ております。
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○議長(田上真由美議員) 鶴田均議員より、議場でつえを使用したいとの申入れがありましたので、これを許可しております。
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△ 議 事
○議長(田上真由美議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第1一般質問 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第1、一般質問を議題とします。
16日に引き続き、一般質問を続行いたします。
質問順に従い、井伊健一議員の質問を許します。
○1番(井伊健一議員) おはようございます。本日、1番目の質問者になります。どうぞよろしくお願いいたします。
では、早速ですが、通告に従いまして質問に入らせていただきます。
まずはじめに、自転車運転ルールの順守と道路の安全対策についてです。
昨年、警視庁は取締りを強化し、自転車でも悪質な違反は、警告ではなく、刑事罰を科す方針を固めました。背景には、自転車による事故が増え続けている実情があります。具体的には「1、信号無視」「2、一時不停止」「3、右側通行」「4、徐行せずに歩道を通行」の4項目のうち、悪質な違反については、これまでの警告にとどめていたケースでも、今後は交通切符を交付して検挙するということです。
自転車は、免許がいらず誰でも乗れますが、法律上は軽車両に当たります。交通ルールを守り、道路標識にも従う義務があります。路上には一時停止の指示が多くありますが、自転車だと気にもとめず通り過ぎてしまいがちです。歩道については歩行者が優先で、自転車は徐行するのが決まりになっています。歩行者に道をあけさせようと、リンリンとベルを鳴らすと違反になります。さらに、意外と知られていないルールもあります。例えば、前ライトは夜間に10メートル先の障害物を確認できることが条件で、よく見かける点滅式のライトはこの条件を満たしていません。改めて自転車の運転ルールを調べてみると分からなかったことがあり、考えさせられたところでした。
本市内においても、過去も現在もそうですが、自転車運転ルールをわきまえていない方が時々おり、市民相談もあり、私自身3月から5月に車を運転中、ひやりとしたことがあったため、警察に自転車運転の取締りをしてもらったほうがいいのではないかと思い、何か起こってからでは遅いと考え、この問題を取り上げることにしました。内容は、いずれも自転車の右側通行でした。場所についてですが、1か所目が六月田橋付近での高校生2人による右側通行、2か所目が吉井中央病院付近での高齢者の右側通行、そして今回取り上げる3番目の出水市平和町の工場地域、出水ゴルフ場の裏側ですけれども、成人での集団での右側通行。本市内において自転車の右側通行については、危うく事故をするところだったという経験をされた方はいると思います。特に自転車に乗る機会が多い小・中・高校生、自転車に乗る機会の多い市民、外国人(市内在住の労働者など)に対して、自転車運転時の交通ルール等についての講習や実技教育がいま一度必要と思われます。
そこで、本市の現状の自転車安全教育の取組と今後の自転車運転時の交通ルール違反時の罰則規定等を今後どのように教育等をしていくのか、また安全通行確保のため、市道新蔵鹿島線についてお伺いします。
(1)現在の本市の小・中・高校生の自転車の運転教育(講習や実技)はどのようにしているか、お伺いします。
(2)自転車及び歩行者の安全通行の確保のため、川北電工付近の市道新蔵鹿島線に歩道等を設置できないか、お伺いします。
(3)本市の自転車保険(小・中・高校生)の加入状況はどういう状況か、お伺いします。
(4)今後、本市として自転車運転による悪質な違反に対して「警告」から「刑事罰」を科す方針に対して、どのように広報・教育・実技面での指導をしていく予定か。ア、小・中・高校生に対して、どのように教育・実技指導をしていく予定か。イ、自転車に乗る機会が多い市民に対して、どのように教育・実技をしていく予定か。ウ、外国人(市内在住者)に対して、どのように交通ルールの教育・実技指導をしていく予定か、お伺いします。
(5)外国人も分かりやすい看板等を設置できないか、お伺いします。
続きまして、2番目の子育て支援(ゼロ歳から2歳児)の保育料について。
子供の利益を第一に考える「こどもまんなか社会」の実現へ、子供政策の司令塔、こども家庭庁が本年4月1日に発足しました。その背景には、少子化・児童虐待・貧困などは対策強化が急務であるはずなのに、子供施策は複数の府省に分かれていました。保育所は厚生労働省、認定こども園は内閣府、幼稚園は文部科学省と、いわゆる縦割り行政でした。4月1日より、子供施策は複数の府省にまたがっていましたが、多くの関連部署が移管され、こども家庭庁が子供施策を一元的に担うようになりました。政府が3月末に発表した「異次元の少子化対策」で児童手当の拡充や高等教育無償化の対象拡大などが明記されています。また、政府は、子供関連予算を将来的に倍増する計画をされております。
ここで、鹿児島県の状況について、本年5月5日付けの南日本新聞の記事を紹介します。「政府が『異次元の少子化対策』を掲げる中、鹿児島県内では独自の子育て支援に乗り出す自治体が増えている。南日本新聞社が全43市町村にアンケートしたところ、8市町村が国の幼保無償化対象外となっているゼロ~2歳児の保育料を無償化。学校給食は13市町村が全額助成し、20市町村が一部を支援していることが分かった。子ども医療費の無償化年齢もばらつきがあり、子育て支援の『自治体格差』が見えてきた。」という記事内容です。
この新聞記事を見た市民の方から、「子育てもお金がかかるんですよ。なぜ隣の阿久根市でゼロ歳から2歳児の保育料無償化ができて、なぜ出水市はできないのですか。一部支援をしているところもあるので、出水市でもできるのではないですか。」との話がありました。
そこで、本市の現在の状況を見てみました。令和5年4月時点です。小・中学校の給食支援は一部支援、医療費の無償化対象はゼロ歳から高校生まで、そしてゼロ歳から2歳児までの保育無償化(住民税非課税世帯を除く)は支援なしの状況でした。本市も子供支援に力を入れておりますが、今回気になったゼロ歳から2歳児の保育料の支援についてですが、鹿児島県内においても保育料の無償化や親の所得に応じて一部助成をしている自治体もあります。そこで、質問します。
本市においてゼロ歳から2歳児の保育料の支援をする考えがあるか、お伺いいたします。
3点目のAEDの附属品についてです。
AEDについて、前回、令和5年3月定例会の一般質問で日髙議員よりいろいろと質問がありましたが、今回、私はAEDの中の附属品についてお伺いします。
本市にはいろいろなメーカーのAEDが設置してありますが、現在、AEDの附属品はどのようなものが配備されているか、お伺いいたします。
4点目の自転車ヘルメット着用の努力義務について。
本年4月より自転車に乗る際のヘルメット着用が全国全年齢を問わず努力義務となりました。自転車乗車中に交通事故で亡くなった人の約53%が頭部に致命傷を負っているそうです。頭を守ることが、いかに大切かがよく分かります。自転車利用者のヘルメット着用率は、民間団体の調査(令和4年度)では全国平均で約11%と極めて低い状況です。ヘルメット未着用には罰則はありませんが、着用しない理由として「1、ヘルメットを買うのにお金がかかる」「2、かぶらなくても大丈夫という意識の低さ」があります。今回の努力義務を機に本市においても市民の命を守るためにも、自転車を日常的に運転する人に対して何らかの形でサポートできないか、お伺いします。
自転車のヘルメット購入費に一部補助金を出していただけないか、お伺いします。
以上、1問目の質問を終わります。
○椎木伸一市長 おはようございます。井伊健一議員の御質問にお答えいたします。
市道新蔵鹿島線の歩道設置についてでありますが、市道新蔵鹿島線の南北方向は歩道が整備されておりますけれども、ゴルフ場北側、川北電工付近については歩道整備がされておりませんで、路肩部分の側溝に蓋版が設置されていない状況となっております。また、周辺には多くの事業所があり、通勤手段として自転車を利用されている方も多いことから、まずは側溝に蓋版を設置することにより、歩行者等の安全確保に努めてまいりたいと考えております。
次に、市民に対する自転車の安全利用、交通ルールの啓発、広報についてでございます。広報いずみや市防災無線を活用して広く市民に周知するとともに、自治会を対象とした交通教室において自転車の安全利用の講座等にも取り組んでまいります。
次に、外国人への交通ルールの教育・実技指導についてでありますが、本市には多くの技能実習生等が在住しておりまして、市内の事業所等で就労しております。雇用している外国人や自転車通勤者等を含めた従業員の自転車の安全利用やルールの徹底について効果的な安全教育を市・事業所・出水地区安全運転管理協議会と検討してまいります。
次に、外国人が分かりやすい看板等の設置についてでありますが、令和5年6月1日付けの本市在住の外国人は900人となっておりまして、国籍が多様なことから、どのような周知方法が適切なのか、外国人を雇用している事業所などと対策を協議してまいりたいと考えます。
次に、ゼロ歳児から2歳児の保育料への支援についてお答えいたします。保育料は保護者の所得に応じて決定されておりますが、本市では保護者の負担を軽減するため、国が示しました8階層区分を22階層区分に細分化し、さらには国の標準認定保育料よりも低額の保育料を設定しております。これにより、国の基準額と比べて2,000円から5万1,000円、率にして7%から49%相当額を市独自に支援する制度設計となっております。また、多子世帯については、国の制度に基づき、第2子は半額、第3子以降は無料としております。ゼロ歳児から2歳児の保育料の無償化については、多額の財源が必要となり、このことから、県内のみならず、全国の自治体でばらつきが生じている現状にございます。幼児教育・保育の無償化は、国が財源を確保した上で制度設計し、令和元年10月からスタートしたものであります。ゼロ歳児から2歳児の保育料につきましても、国の責任において、改めて整理すべき問題だと認識しているところです。
次に、AEDケースの中の附属品についてでありますが、迅速かつ効果的にAEDを装着するために必要なはさみなどの補助器具を附属しているところです。
次に、自転車用ヘルメットの購入助成についてでありますが、本年4月1日から全ての自転車利用者に自転車用ヘルメットの着用が努力義務となりました。県内外においては、既に補助金制度を実施しているところもございます。本市におきましても、現状について現在調査中でありますが、今後、創設の必要性やどのような取組ができるか検討してまいります。
○大久保哲志教育長 おはようございます。井伊健一議員の御質問にお答えします。
まず、自転車の運転教育についてですが、市立の小・中・高校では警察署や交通安全協会など関係機関等と連携を図りながら交通安全教室を実施しています。交通安全教室では、小学校段階で走行訓練、横断歩道での乗り方、点検の方法、交通マナーなど、中学・高校段階でスタントマンによる実演、危険予測トレーニング、自転車のルールなどの講習と実技を取り入れ、児童・生徒の発達の段階に応じた指導を実施しています。また、自転車乗りテストや自転車検定を実施している学校もあります。
次に、小・中・高校の児童・生徒の自転車保険の加入状況についてですが、中学・高校では自転車保険への加入が自転車通学の許可の条件となっており、自転車通学生全員が加入していることが確認できています。
次に、児童・生徒への交通ルール違反時の罰則規定等の教育についてですが、これまで学校で実施してきた交通安全指導の内容に加え、自転車の交通ルール違反時には罰則規定等があることを指導していくこととしています。
○議長(田上真由美議員) 井伊健一議員より、書画カメラの使用について申入れがありましたので、これを許可しております。
○1番(井伊健一議員) まずはじめに、自転車運転ルールの順守と道路の交通安全対策についてですが、1番目の現在の小・中・高校生の運転教育についてですけれども、関係機関と連携しながら児童・生徒の発達段階に応じた指導を実施していくということですので、特に小・中・高校生についてはまだ車の運転免許を取る前の段階ですので、そのルールというものをやっぱり内容をよく理解していただきたいということで、その辺の指導をお願いしたいと思います。特に自転車事故、相手が被害に遭った場合、親の責任が問われることになりますので、まずは、講習、実技、交通ルール、これを教えるということを教育でお願いしたいと思います。
続きまして、(2)自転車及び歩行者の安全通行確保のための川北電工付近の市道新蔵鹿島線の歩道について話をしたいと思います。書画を使いたいと思いますので、お願いしたいんですけれども、まず書画の1番、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)分かりやすいように手書きで書かせてもらいました。場所は、知っている方は知っていると思うんですけれども、ちょうどスーパーよしだ鹿島店あるいは出水市営平和団地、あそこから川北電工付近の道路になっております。
書画の1の1をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、実際に朝、通勤時間帯に撮った写真であります。このように外国人の方が川北電工付近のところ、右側を堂々と角のところを通っている現状があります。非常に見ていて危なくて声をかけようかと思ったんですけれども、声をかけると、逆にこの間の大久保教育長のA君、B君の例じゃないんですけれども、爽やかな顔をした大久保教育長みたいなのが声をかけるとまだいいんでしょうけど、私が声をかけて、逆に脅されたと言って、加害者扱いされるとまずいかなと思って、声はかけなかったんですけど、これが現状であります。
書画の1の2をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これがちょうど川北電工の角のところです。右側をこのような形で通っています。私、二、三年前なんですけど、通ったことがあるんですけれども、びっくりしまして、今回また市民の方からこういう現状があるということがあったので、写真を撮らせていただきました。
次の写真をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)歩行者がやっぱり同じように右側を歩いているんですけれども、この歩行者を抜いていったと。ここに、もし車が来たときは接触事故が起こるんじゃないかという状況だなと思って、危ないなという状況でした。
次の書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは帰りです。夕方、通ったときでした。右側と左側と両方このような形で通っています。これはちょっと危ないなと思ったので、両方とも側溝になっていて、どうしてもこういう通行しかないんでしょうけれども、外国人の方でもやっぱり交通ルールは守っていただきたいなと思って、撮らせていただきました。
次の書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、実際に右側を通っているとき、車が逆にこういう感じでよけて通っていました。車を運転する側からすると非常に危険を伴います。ましてや、左側から大型車両が来たら危ないという状況だったんですけれども、これが現状でした。
次の書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、朝、歩行者が通っているところです。これは、歩行者は交通ルールどおりに右側を通っているんですけれども、冒頭申し上げたように、右も左も側溝になっていて、いざというとき、よけられない、そういう現状になっております。
今の書画を見ていただいて分かると思うんですけれども、外国人、朝夕、非常に多いです。もしここで外国人が、雨が降っているときとか、スリップした、あるいは歩行者を抜いていったとき、対向車が来て、接触事故を起こした、そうしたら大変になります。私もこれまで何度も見てまいりましたけれども、明らかな交通ルール違反ですので、外国人を雇い入れた会社もしくは市のほうでも何かそういった教育ができないのか、その辺りについてお伺いしたいと思います。
○椎木伸一市長 井伊健一議員の御指摘のような状況の中でございます。出水市には30か国弱の多くの国から900人ぐらいの外国人の方が居住されており、全てが企業での労働者というわけではないんですが、30か所弱ぐらいの企業で働いていらっしゃるのが実情であります。そういった中で、やはり外国から見えている方というのは、非常に若くして祖国を離れて集団生活をしながら、非常につつましやかな生活をされながら働いていらっしゃいます。そういった方々をやはり安全に祖国に帰っていただくようなことをするのが、我々、外国人から見ますと働き場所である日本の中での使命だと考えておりますので、それから30か所弱の事業者、そして安全運転管理協議会というのがございます。その30か所弱の企業が全て入っていらっしゃるわけではございませんけれども、そういった団体とも協議をして、どういったやり方で交通安全についての周知ができるのか、協議をしていきたいと考えます。
○1番(井伊健一議員) 勧めているのかどうか分からないんですけれども、たまたま私、昨日、一昨日の新聞ですが、南日本を見ていましたら、何か高尾野の光心のほうで早速ミャンマー人、技能実習生3人、それと2年前に入社したベトナム人2名にされているということですので、こういった少ない人数からでも始めていただければと思っております。
続きまして、書画の2、お願いしたいと思います。(議場内ディスプレーへの資料表示)先ほど市長からも答弁がありました、出水ゴルフ場の裏側のほうです。こういう状況です。電柱、標識、あるいは場所によってはカーブミラー等も立っているんですけれども、まず蓋版を設置していただくということですので、その辺も含めて、あとよろしくお願いしたいと思います。
書画の3をお願いしたいと思います。(議場内ディスプレーへの資料表示)ここは、川北電工から曲がっていったところなんですけれども、ちょうど左側の部分、歩道等が設置されております。こういったものがさっきの出水ゴルフ場の裏側のところにも、境界線等はあるとは思うんですけれども、設置できれば通れるかなと思います。今のままだったらちょっと厳しいかなと思うので、その辺も御検討いただきたいと思うんですが、その辺はどのように考えているか、お伺いします。
○小原一郎建設部長 まずは、市長から申し上げましたように、蓋版を入れることを最優先にしまして、歩行者、そして自転車の安全の確保を図りながら、ただ、最近、自転車歩行者道とするためには3メートル以上の歩道を確保しなければいけないとか、それとか自転車歩行者道としての指定をしなければいけないとか、そのようないろいろな理由等もございますので、そこら辺、用地的な部分が確保できるのか、どうなのかというのを検討させていただければと思うところです。
○1番(井伊健一議員) じゃあ、調査検討していただいて、ぜひとも外国人の方も日本に来て、向こうの国の人が事故に遭って、あれしたという悲しい知らせがないような形での対応をできればお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
この場所を今回取り上げたのは、交通ルールを守って車を運転して、右側通行する自転車と交通事故を起こした場合、車の運転手というのは割に合いません。右側通行している自転車を通常まじめに運転しているドライバーがあの曲がり角でやらかしたという、そういうことがないようにお願いしたいと思っております。
次に、自転車の保険の加入についてお伺いしたいと思います。先ほど御答弁で、中学校・高校は全員が加入しているということでしたので、いいんですけれども、私、自分自身の過去を振り返ってみると、小学校1年生ぐらいのときには自転車を運転していたという記憶があります。危険を伴わないのか、何も知らなかったのか、階段とかも段差があるところも自分でこう下ったりとか、皆さん方もしていたと思うんですけれども、それで危うく事故に遭いそうになったという経験をしていることもあるし、幼稚園生をひきかかったということもあります。今考えれば恐ろしいことをしていたなと思うんですけれども、その辺も含めて、小学生の自転車保険加入、例えば小学校入学と同時に保険加入等はできないのか、お伺いしたいと思います。
○大久保哲志教育長 自転車保険の加入を小学校の入学と同時にという話が今ございましたけども、「かごしま県民のための自転車の安全で適正な利用に関する条例」という中には自転車損害賠償保険等への加入という欄が第11条に書いてありまして、その中に「自転車利用者は」という形で書いてありますので、入学と同時にまだ自転車を利用するかどうか分からない状態で加入を勧めるというのはなかなか難しいのかなと。ただ、この必要性とかは、学校でPTAの際とか、そういった中で話をしていくことは可能だと思いますので、先ほど交通安全教室の中で指導するという話もしましたけども、こういったことがあるということは学校でも啓発をしていかなくてはならないと思っております。
○1番(井伊健一議員) ぜひともその辺は、啓発というか、していっていただきたいと思います。
実際になぜ入っていただきたいかという理由について説明したいと思います。書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、実際に自転車が歩行者をはねて起こった損害賠償の裁判例です。御存じの方も多いかと思うんですけれども、後遺障害と死亡とあるんですけれども、後遺障害が残ったほうが非常に賠償責任が大きいというのもありますけれども、実際この一番上、これは一番最初に話題になった判決例であります。平成25年7月の神戸地方裁判所です。男子小学生11歳が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性62歳と正面衝突、女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となったと。9,500万円出ています。その下が、平成20年、東京地方裁判所で起こっています。内容は省略させていただきますが、9,266万円、9,000万円台が出ています。その下、3つが死亡ということで出ています。それぞれ平成15年、平成19年、平成26年、死亡したということで、これも自転車が歩行者をはねて出た事例でありますが、それぞれ6,779万円、5,438万円、4,746万円と高額になっています。その辺も小学生、入学したときの父兄の方にもこういうふうになるのでという、そこも含めて指導していただきたいと思いますが、その辺もよろしいでしょうか。
○大久保哲志教育長 今の例がございましたように、多額の賠償が必要な例があるというのは、今、盛んにいろんな場面で紹介されておりまして、そういうこともありまして、先ほど私が自転車通学についてはこの保険への加入が条件ということで100%と申しましたけども、実際、小学校の加入状況は全ての学校で把握しているわけではございません。一部の学校で把握している例を見ましたところ、やはり100%にはなっておらず、まだ加入していない者もいたということが分かりましたので、今後、加入については条例の中でも示してあるということをしっかりと啓発していかなくてはならないと思っておりますので、また各学校にも知らせて、入学時がいいのか、どのときがいいのかはまた今後検討しますけども、学校の中でもこういった啓発をしていきたいと思います。
○1番(井伊健一議員) それでは、よろしくお願いしたいと思います。
もう一つ気になったのが、あと外国人、この外国人の自転車保険加入の状況というのが分かれば教えていただきたいと思います。
○髙橋正一政策経営部長 外国人の損害保険への加入については、データを持ち合わせておりません。
○1番(井伊健一議員) 外国人については、雇入れの会社のほうがやっぱりメインになってくると思います。多分交通ルールも分からないし、保険、こういう事故を起こしたら、これだけの賠償責任が来るということも理解していない外国人の方も多いと思います。その辺もありますので、雇入れ会社にもこういう状況があるので、ぜひとも外国人の方に責任を持って雇い入れている会社として入っていただけないかというのを啓発していただきたいと思うんですが、その辺はどのようにお考えでしょうか。
○髙橋正一政策経営部長 先ほど1問目で答弁しましたように、この交通教育もそうなんですけれども、損害保険の加入につきましても同じように事業所等を通じて周知・広報してまいりたいと考えております。
○1番(井伊健一議員) ぜひともよろしくお願いします。外国から来て、歩行者をはねて、借金を背負って逃亡、あるいは払わないといけないといったときは、何のために仕事に来たのか分からなくなると思いますので、せっかく日本に来て働いてもらう以上は、やっぱり日本は悪い国だと思われるんじゃなくて、「いいところだ」「出水はいいところだ」と逆に言ってもらえるような、そこをお願いしたいと思います。
今後、少子高齢化あるいは人口減少ということを考えた場合、推計で2070年ぐらいには日本の人口も9,000万人を切って、8,700万人ぐらいになると。また、そのうち1割ぐらいが外国人労働者になるという予測も出ております。この出水市も外国人が増えてくるし、今回、法律も変わりまして、特定技能の1号あるいは2号の、この2号の分野というのも永住権という形になってきた場合、そういうふうな取得する外国人も増えてくると思います。日本に来て、すぐ車を運転できるわけじゃないので、その辺も含めて、よろしくお願いしたいと思います。
続きまして、子育て支援について入らせていただきます。本市は、国が示している8段階を22段階に細分化しているということで、先ほどお話があって、保育料も国の設定よりも低くしているということでしたけれども、ほかの状況というのをまとめたので、御紹介したいと思います。
書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)実際にゼロ歳から2歳児の保育料無償化の自治体ということで8市町村が出ております。市で言えば、阿久根市、いちき串木野市、あと町村で言うと、大崎町、南大隅町、瀬戸内町、天城町、あと三島村、大和村となっております。あと、これが保育料ゼロ歳から2歳児無償化。その下のほうをお願いします。親の所得に応じて一部助成をしている自治体ということで、薩摩川内市が4割から7割、志布志市が6割、あと枕崎市、曽於市、南さつま市、奄美市、錦江町、龍郷町は半分程度を助成しているということだそうです。さつま町につきましては、第2子以降を無償化にしているというのが保育料の現状ということになっております。
その中でも、次の書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)阿久根市といちき串木野市について調べさせてもらいました。実際、人口及び保育料を無償化しているということで、まず阿久根市なんですけれども、人口が1万8,743人、ゼロ歳児83人、1歳児95人、2歳児93人、合計で271人いるそうです。そのうち、約5割の130人から140人が保育料無償化の対象になっているそうで、財源はふるさと納税を使っているということでした。その下のいちき串木野市をお願いします。いちき串木野市、ここも保育料無償化なんですけれども、人口が2万6,194人、ゼロ歳児から2歳児まで全部足して408人、約2割から3割の80人から130人が利用されているということで、財源については、一般財源、独自のものと、あと過疎事業費を使ってやっているということでした。阿久根市もいちき串木野市もどういう状況かというところを聞いたら、どちらもゼロ歳児については一桁台の利用者ということで、ほとんどが1歳児、2歳児ということで、夫婦共働きが条件なんですけれども、そういう状況ということを聞きました。
実際に出水市の状況になります。今のところは、先ほど言ったように、ある程度補助というか、あれはしているようではあるんですけれども、実際、出水市の人口5万1,854人、ゼロ歳児から2歳児まで足して、大体1,051人となっています。この辺について、もう一度だけお聞きしたいんですけれども、次の書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)実際に1,051人ほどおりますが、その中である本市の30代のモデル世帯について調べさせてもらいました。月当たりの保育料が大体この方は1万5,000円払っているそうです。年間にすると12を掛けるので、約18万円、そしてそのほか副食費や教材費等で月額約8,000円払っているということで、1年間にすると約9万6,000円、合計1年間で25万円から30万円、保育料で使っているということであります。そこで、もう一度お伺いしたいんですけれども、この1万5,000円の、この場合、30代、モデル世帯の方の保育料、一部助成できないか、お伺いしたいと思います。
○柿木彰保健福祉部長 先ほど市長の答弁にもありましたとおり、本市は国の基準の8段階を22階層区分に分けて、さらに基準額よりも低い額を設定しておりまして、軽減負担を図っております。年間所要額が約5,000万円ほど、その分を市単独で支援しているという状況でございます。
無償化、一部支援について県内で南日本新聞を御紹介されましたが、取り組んでいる自治体に問合せをしたところ、やはり財源確保に苦慮したと。それを一財ではなくて、やはり特定財源を見つけないといけないということで、しかも無償化をすると途中でやめるということはなかなか難しくて、恒久的な財源を確保するというのが一番の課題でございます。市長の答弁にありましたとおり、国は異次元の支援策をしておりますが、もともとがこの無償化は国が財源を確保した上でスタートした制度でございます。ゼロ歳から2歳児につきましても、国の責任において整理すべき問題だと考えております。
○1番(井伊健一議員) 国も今後進めてくると思いますので、その辺も含めて検討のほどお願いしたいと思います。
続きまして、AEDの附属品についてなんですけれども、私も3か所ほどどういうものが入っているか見させてもらいました。はさみのほかにガーゼとか、あとほかにも小さい拭くタオルとか、そういったものも入っておりましたけれども、今回御提案になるんですけれども、AEDのケースの中に三角巾を2枚ほど配備できないか、お伺いしたいと思っております。
理由としましては、AED、これは傷病者の右胸の上部と左脇腹の2か所に電気ショックを与えるためのパッドを貼り付けます。この傷病者が女性の場合、使用をためらうという状況があります。現在、全国各地の状況を調べると、AEDに三角巾を配備している自治体が増えてきております。今後、さらに拡大していくと思われます。本市においてもいろいろなイベント、あるいは復活開催されてまいります。また、10月には鹿児島国体もあります。選手、あと大会関係者、応援者など、大勢の人が出水にも来られます。今までよりも人の動きが活発になるので、いつどこで緊急事態が発生するか分からないので、AEDに三角巾を配備していただきたいと思います。
その具体例について、書画の1をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)見た感じ、あまり気持ちのいいもんじゃないとは思うんですけれども、これはマネキンにジャージを着せている状態です。傷病者が倒れました。意識がありません、呼吸もありませんといった場合、まず服を脱がせます。次の書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)このような状態になります。そして、AEDのパッドを付けます。心肺蘇生をしながら、パッドを付けています。次の書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)このような状態になります。これが男性の場合はいいんですけれども、女性の場合は胸がそのまま出てくるということで、ためらうという、そういう現状もあるという話があります。そこで、三角巾が登場します。次の書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)体格的に小さい方はこのような形でもいいと思うんですけれども、体格がちょっと大きくなると1枚では足りないということもありますので、次の書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)一例ですが、こういった形で使うこともできます。そして、次の書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)例えば、けがして、負傷した場合、固定する必要が生じた場合、AEDのところに行けば縛るものがあるからといったときに、三角巾を持ってきて、こういった形で足を固定するのに縛ることができます。
以上のことも含めて、三角巾2枚、配備できないか、お伺いしたいと思います。
○髙橋正一政策経営部長 御提案の件につきましては、今後検討してまいりたいと考えております。
○1番(井伊健一議員) 検討されるということですので、よろしくお願いしたいと思っています。
続きまして、自転車ヘルメットの努力義務についてですけれども、補助金制度の必要性、取組方法を検討するということですので、御紹介だけさせていただきたいと思うんですけれども、書画の1をお願いしたいと思います。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、実際に負傷したなら、どこが原因の負傷が多いかということで、頭部が一番、あと頭部と首を含めれば60%以上がほとんど頭、首から上になっております。それが事故を起こしたときの、被害に遭ったときの状況であります。次の書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)実際に着用しているときと着用していないときの死亡率が2.6倍違うということになっております。次の書画をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)ヘルメットもいろんな形が今出ております。典型的なものから工事現場で被るようなヘルメット、あるいは何かおしゃれな、そういったものもありますので、この辺も含めて検討して、補助制度をできればお願いしたいと思っています。
最後に、もう1点だけ、一番最初の自転車運転ルールの中で外国人のための分かりやすい看板等ということを言い忘れたんですけれども、標識については都道府県公安委員会の許可がないとできないということでしたものですから、そういった看板等も特に外国人の方が分かるような形の看板等を、今来ている会社の方とか外国人の方を含めて検討していただきたいと思いますが、その辺はよろしいでしょうか。
○髙橋正一政策経営部長 先ほど市長からの答弁にもございましたように、これは事業所を通じて周知・広報・指導等を行っていくのが最も効果的だと考えられますので、その看板の設置についても、その中でどういった看板が適切なのかという部分についても協議を進めてまいりたいと考えております。
○1番(井伊健一議員) じゃあ、その辺も含めて、今後検討していっていただきたいと思います。
以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(田上真由美議員) ここで暫時休憩いたします。再開を午前11時5分とします。
午前10時50分 休 憩
午前11時05分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。
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△ 途中退席の申出
○議長(田上真由美議員) 髙崎正風議員から、途中退席する旨の届出がありましたので、御報告いたします。
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○議長(田上真由美議員) 休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
次に、鶴田均議員の質問を許します。
○14番(鶴田均議員) 本日、2番目です。よろしくお願いします。
それでは、通告に基づき、4問ほど質問します。
今回、少子化対策について、岸田首相は、次元の異なる対策として、「こども未来戦略方針」として決定されました。そこで、出水市は、その方針にどのように対応されていくのか伺います。先般、全員協議会で政策的にある程度理解するものであるが、国政としてその対策はどのようなものがあるか伺います。市単独で検討するものはどのような政策があり、実施されていくのか伺います。
御承知のとおり、今、少子化対策として、ハード的には子供がいる既婚者に対しての児童手当で支援されるが、これが少子化対策としてのメリットはどれくらいあるのか。若干のプラスであると思うが、だからといって、結婚して子供を育てようと考えるのも人間の本能として大事なことと思います。そこで、生涯の人生設計というか、一般論として年齢とともに男女間の出会いから、親になる子育て、次の時代に引き継ぐことが生命ある者の定めと考えます。しかし、人生は思いどおりにはいかないのが人生ドラマであります。
今、少子化の問題として適齢の年齢者についての生活経済の安定、充実が構築されればいいが、諸物価の高騰や雇用の問題、景気に左右される職場、賃金格差の中で個々の出会いとして結婚や出産をためらい、閉塞感となってしまいます。これをなくすためには、生活に余裕を持ち、婚姻から安心して子供を産み育てる社会環境に恵まれることが大事であると思います。今は、子供を産み育てる幸せより、自分の生き方としての幸せを望む意見があります。子供に対する夢を描けない時代となっているのではないでしょうか。これは、男女問わず、結婚に希望を見いだせないのではないか。40年前、男性は30歳まで、女性は25歳まで、結婚が望ましいと世間の風潮として言われてきました。それは、子供こそ家族の未来の宝物であったと思います。しかし、今は自由恋愛の中で男女間相互の愛情表現の交流チャンスとしての手段、方法が見いだしにくいところがあります。異性とは難しいので、気心が分かっている男性同士や女性同士のほうが気軽でよいとなってしまえば少子化対策として難しくなるのではと思います。また、逆に新しい発想が生まれてくれればいいがと気になります。
世界では、通称多婚制度の国もあります。一夫多妻や一妻多夫の国もあります。また、婚外子が60~70%以上のヨーロッパの国もあります。今後、少子化対策の未来戦略の方針として推進するならば、それらも生命の継承として選択しなければ、人口の問題も温暖化問題と同じように大きな社会問題になっていくと考えます。
先般、ある結婚式に行きました。若者のグループがありましたが、赤ちゃんに握手したり、愛きょうを出したりしていましたが、みんな子供が本当は好きなんだよと思いました。
また、結婚していなくても、子供は欲しいなという人もいます。5月22日の南日本新聞に記載されている内容で、男性50歳で未婚率が28%、女性は18%。これは、30年前の男性の5倍、約3人に1人、女性は4倍、約5人に1人と、50歳代の独身が多いということです。大変大きな社会問題だと思います。
そこで、教育長に質問しますが、少子化をなくすためのソフトの課題として、子育てや命の大切さについて学校のカリキュラムとしてあるのか、子供を産み育てることの重要性が学べているのだろうか、生命の継承として未来のために最も大事なことと捉えるが、学校教育の中で生かされているのだろうかと考えますが、伺います。
また、余談であるが、マスコミ、特にテレビなどで子供を産み育てる喜び、楽しみを感じるような子供時間として、放送番組を国の政策としてお茶の間に届けることが必要だと考えます。以前、総務省のレクチャーのときに、そういう話をしたことがあります。また、俳優など有名人たちの生き方の中に結婚から子育ての幸せモデルとして表現もできることが可能であれば、世間に子育ての幸せが見つかり、目標になるのではないかと考えます。私は、少子化になった原因は高度成長時代に生命教育と情報社会の在り方が問題ではなかったかと思います。日本は、応用力があることから、その気になればできると思います。
次に、野田中学校裏山の市有地について。
これは、旧野田町時代に野田中学校裏に総合公園として中学校グラウンド構想がありました。計画はバブル経済の崩壊などで廃止されましたが、当該地域は、野田地域の中心地であり、地域活性化のため、様々な分野で活用できないか伺います。
次に、農道草払いは失業対策として。
生活に困窮している社会人に民間的失業対策として、農道の草払いに取り組む事業はできないか、60歳以上の人はシルバー人材センターなどがあるが、60歳以下の人や日常生活費に苦しんでいる人、少しでもお金が必要になった人などのために取り組むことができないか伺います。
市道の草払いは、メートル当たり約20円以上です。報奨金でする農道は、メートル当たり13円で、ボランティア扱いであり、私はこの金額で実際やってみました。3回ほど実施しました。これは、作業賃金、燃料代、機械の損耗代、安全面から傷害保険など事業としては難しいと考えました。公になっている管理農道などは市道と同じ程度の費用で委託することはできないか伺います。特に公共性のある農道で一定要件を具備している農道は、受益者の道路と言えない一般道路、市道の利用と同じであり、検討する必要があると思います。
最後に、消防吏員の採用について。
全国的に女性消防吏員の活動があります。出水市の場合は考えられないか伺います。
また、消防吏員の募集基準は職務に支障がないこととするべきと思うが、色覚者についてはどのように考えるか伺います。色覚者は20人に1人いるのではないかと言われています。信号機など日常活動に何ら支障がない以上、外すべきだと思います。今言った、いろんなところで、公共的なところでこれを外しているところもあると思います。
以上で、壇上からの質問を終わります。
○椎木伸一市長 鶴田均議員の御質問にお答えいたします。
まず、子育て支援策の出水市の取組についてお答えいたします。
子育て支援策については、これまで私が政策の柱として掲げております「3つの安心」の1つ、「こどもの安心」に基づき、安心して産み育てられる環境づくりに取り組んできたところであります。
1点目は、子育て環境の充実でございます。子育て支援室にじいろの整備・充実をはじめ、長年の懸案であった保育所の待機児童数ゼロを達成、放課後児童クラブの定員拡充、小・中学校の空調整備などに取り組んできたところであります。
2点目には、経済的支援としまして、18歳までの医療費の無償化、おむつや粉ミルクの購入に使える「にこやか赤ちゃん応援券」の交付、妊娠時と出産時に各5万円の応援給付金の支給、小・中学校における学校給食費の助成などを実施しております。また、今年度からは、出産や育児の負担が大きい双子や三つ子といった多胎児の保護者への支援として給付金事業を創設したところであります。さらに、物価高騰に対する臨時的な支援策として、昨年度に引き続き、高校卒業までのお子さん1人当たり1万円の給付金を支給いたします。
次に、3点目として、手続のデジタル化であります。今回、予防接種におけるデジタル予診票の導入経費、妊産婦への連絡手段として携帯電話のショートメッセージ送信サービスの使用料を新たに6月補正予算案に盛り込んでおり、子育て分野におけるDXを推進することで保護者の負担軽減を図る考えであります。
次に、市独自での経済的支援についてでありますが、前述のとおり、これまでも給付金をはじめ、様々な市独自の支援を実施してきたところでありますが、今後も国の動向や社会情勢の変化を見極めながら、必要とされる支援に取り組みたいと考えております。国においては、危機的な少子化の進行を食い止めるべく、「異次元の少子化対策」としまして「こども未来戦略方針」案を取りまとめたところであります。少子化対策は、国策として取り組むべき大きな課題でありますが、子供を持ちたいという希望をかなえるためには安心して産み育てられる環境が欠かせません。これまで同様、子育て世帯に寄り添ったきめ細やかな支援を実施してまいりたいと考えております。
次に、野田中学校裏の市有地の活用についてお答えします。
当該地は、通称お伊勢山と呼ばれる丘陵地でありまして、23筆5万471平方メートルの市有地を所有しております。当該市有地は、平成18年の市町合併時に土地開発基金で所有する土地として、旧野田町から新市に引き継がれ、平成28年第1回定例会において土地開発基金から買い戻す予算を計上し、現在、普通財産として管理しております。これまで一部を薬用植物の試験栽培用地として活用した経緯がありますが、大部分が山林で未利用地となっているところであります。
お伊勢山につきましては、市有地と民有地が混在しておりまして、市有地は一部平坦な土地もありますが、傾斜地が多い起伏のある地形となっております。土地の地形を大きく変えて整備することは多額の費用が見込まれますので、今後、地形を生かした活用ができないか、売却も含めて幅広く検討してまいります。
次に、失業対策としての農道の草払いについてお答えいたします。
広域農道以外の市管理農道の維持管理につきましては、原則受益者にお願いし、自治会内の農道については除草等を行った自治会等に対して報奨金を支給しております。ただし、高齢化や特定の受益者がいないなど、受益者負担の原則が難しい地域につきましては、市が業者に委託し、除草等の対応を行っているところであります。
農道の除草等を特定の個人へ委託することにつきましては、作業の安全性の観点からも現時点では難しいのではないかと考えておりますが、鶴田均議員の御提案は高齢化社会において大きな課題であると捉えているため、どのような方法ができるのか、引き続き検討してまいりたいと考えております。
次に、消防吏員の採用についてお答えします。
まず、女性消防吏員の採用についてであります。これまで本市も募集はしており、直近3年間の採用試験応募者は1人でありますが、採用の実績はございません。このことから、市内の高等学校への女性消防吏員採用関係のポスターやパンフレットの配布等を行っております。今後は、専門学校等へ訪問し、広報活動を実施する予定としております。女性消防吏員を採用することで、より多様な視点で市民サービスを提供することができ、様々な状況にある市民への対応力を向上させることができるのではないかと考えております。
将来的な女性消防吏員採用の望ましい割合についてでありますが、令和4年4月1日現在の全国の消防吏員に占める女性の割合は3.4%であり、総務省消防庁は令和8年度までに5%に引き上げることを目標としています。本市におきましても、「出水市特定事業主行動計画」により、令和7年度までに2人の女性消防吏員の採用を目指すこととしており、まずはこの目標に向かって、今後、さらに広報活動等に力を入れていきたいと考えております。
次に、色覚検査の必要性については、総務省消防庁の通知によりますと、消防業務は、消火活動、危険物の取扱い、傷病者の搬送、人命の救助等において、迅速かつ正確な判断が必要とされ、色が重要な判断要素となる場合もあるとしていますが、一方では、色覚の状況把握は必要であるが、検査の実施及び結果の取扱いは、消防業務への支障の有無を確認し、判断するための必要最小限とし、完全に正常な色覚を求めることは適切ではないとございます。
現在、本市は色覚検査をしていますが、今後、他市町村の状況把握や、業務と色覚についての関連性も含めて、調査検討していきたいと考えております。
○大久保哲志教育長 鶴田均議員の御質問にお答えします。
子育てや命の大切さについてのカリキュラムについてですが、まず、命の大切さについては、生活科や理科、公民科等の各教科、道徳、特別活動等において、小学校から高等学校まで児童・生徒の発達の段階に応じて系統的に学べるようなカリキュラムになっております。
次に、子育てについては、中学校の家庭科において、幼児の発達と生活の特徴が分かり、子供が育つ環境としての家族の役割について理解できるようにするとともに、地域の幼児教育施設などと連携しながら教室に幼児を招いて触れ合いの場をつくるなど、可能な限り直接的な体験ができるよう留意し、幼児と触れ合うことの楽しさやよさを実感できるよう工夫しています。また、高等学校の家庭科では、乳幼児の心身の発達などについて理解させ、子供を産み育てることの意義を考えさせています。さらに、出水市内の全ての学校では、妊婦ジャケット体験や赤ちゃんとの触れ合い体験など「命の教育」を実施しています。今後も、子供たちに、生命を尊重する態度を育てるとともに、子供を産み育てる意義を考えさせていきたいと思います。
○議長(田上真由美議員) 鶴田均議員より、書画カメラの使用について申入れがありましたので、これを許可しております。
○14番(鶴田均議員) 情報提供というふうに考えていただければいいと思います。書画カメラ1を出していただきたいと思います。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、鹿児島県でai婚活、30代、40代、20代も入ってくると思いますが、これについて自治体のマッチングアプリでお見合いというのをしております。これがすごく私は見て、なかなかいいなと感心しております。出水市もそれぞれいろんな市町村で取り組んではいるようですが、あまりにまだ地域が盛り上がっていない感じがします。ただ、これを見ますと、私はすごく昔の保健婦のおばさんたちが、どこにいい子がおるよとか、周りでそうしてつくってきたのがありますが、今、現在版でこのネットによる出会いをつくっていくような方向に流れてきています。これ私は見ても、ああ、いいな、私が20歳だったらこれに声出そうかなというぐらい、なかなかそれこそ雰囲気的に対応しやすいようなものがあります。一つ言いますと、あなたと同じような好みを持っている人が、どんな人から好まれるか抽出して、あなたを好んでいそうな人を見つけて、安心で気軽に参加できる方法を支援したいという、そういう考え方の流れの中で進めていますので、これは今の若い人たちに対してはすごくやりやすいことがあると思いますので、これについては行政もまた商工会議所とかいろんなところも手をつけて考えていっていただければいいと思いますので、一応そういうのがあるということを頭に入れていただきたいと思います。なかなかいいと思いますので、よろしくお願いします。
それと、野田中学校の裏山の持ち山、市有地ですが、面積は分かりましたが、前、野田町時代に1,400万円をかけて公園構想をしたことがあります。はっきり言って、私がこれに手をつけたことがありまして、愛着があるものですから、どうにかこれを本当に現実的に生かしたいと。5町歩以上ありますので、大きい面積があると思います。ですから、どうにかこれを生かせればと思っています。
それで、今、市長も、この前、北御門議員が言いましたとおり、オールドカーフェスティバルをしたとき、どうしても駐車場がないと。野田の町をぐるぐる回っている人たち、旧支所あたりも本当にいっぱいになってしまって、道路に駐めるような状態があったものですから、やはりこの中学校のグラウンドとしては今ないわけです。今、私たちが使っているグラウンドは、野田町グラウンドで、グラウンドと言ってもいいようなものでありますので、このあたりを検討されてみたらという気がします。そういう使い方によって調査検討していただきたいと思いますが、どうでしょうか。
○椎木伸一市長 鶴田均議員がこの中央公園構想に携わられたということでしたけれども、私どもも、以前、太陽光の設置場所とか、いろいろこの起伏をこのまま使った状態での活用とかいうことも検討をしたこともございます。先ほど答弁で申し上げましたように、民有地と混在している部分もあり、また一部平坦ではございますけれども、ほとんどが傾斜地ということもありまして、そういったことも含めますと、現状の状況のままで何らかの活用ができないかということを今検討していこうということにしているところでございます。オールドカーフェスタ等の駐車場等の不足についても承知しておりますので、今後いろんな方面の御意見も聞きながら検討してまいりたいと考えているところであります。
○14番(鶴田均議員) 本地域は私も十分分かっていますので、地籍調査も自分がいろいろ回ったところで全部分かっていますが、あそこは亀井山城といって歴史にある分の北側であると思いますので、非常に大事な土地と思いますので、そういった意味でも考えながら効率的、地域の皆さんに愛されるようなものを計画していただければありがたいなと思っているところですので、十分検討していただきたいと思います。
次に、農道関係ですが、これについては生活困窮者自立支援という、これについては出水市でも生活困窮者自立支援制度として、ひとりで悩まずに相談というのがあります。これは、市も出していると思いますので、これについても私はこういう制度があるというのはいいことなんですけど、でもね、ひとりで悩まずに相談と言いますが、なかなかこういう人は相談しないんですよね。心にとめているものだから。ですから、これは、私はいろんな人に何か仕事ないのってあっせんしたりしていますが、いろんな意味でこういう事業がもしあれば、今、農地は荒れ放題になっております。御承知のとおりと思いますが、こういうせっかく肥沃のいい農地が、中山間地を中心にして、いろんなところが荒れてしまっています。もったいないという気がいたします。ただ、この農地を生かすためには、御承知のとおり、農道をよくしなければ生かされないと思いますので、この農道を、さっきも言いましたとおり、大事なのは、管理というか、一番の基本は草払いです。これをしっかりしなければならないと思います。これについては、はっきり言って、市道とか、シルバー人材センターがしますよね。あれと同じような考え方ですれば、先に言いましたとおり、割かし23円が、シルバーは大体平米当たりしておりますが、それぐらいだったら何とかかんとかできるんじゃないかと。20円でも何とかできるという解釈でおりますが、せっかくもったいない農道を整備されているわけですから、4メートル50以上の農道もたくさんあります。一定要件を具備している、いっぱいあります。これは、はっきり言いまして、市道に認定するべきだというのがありますので、これについては、市長、もう一回、どうするか、答えてもらいたいと思います。
○椎木伸一市長 鶴田均議員が自ら除草作業等のそういった組織ができないか検証されていることについては、心から敬意を表します。
私も就任以来、基金をつくってもらって、みんなで守る市道・農道管理事業、いわゆるきれか道事業というのをつくったわけでございますけれども、これは単価を今までの集落がボランティアで実施してもらっていた清掃活動を通常の多機能、多面的、農地・水の事業と同じレベルに引き上げて、何か集落でできないところは業者さんへ発注することも可能ということでつくってもらった事業でございまして、今、広域農道のメンテナンスフリー化、のり面等をコンクリートで覆うなどの作業等もこの事業でやっておりますけれども、一定の効果はあったと思っております。
鶴田議員がおっしゃるように、先ほど答弁で申しましたとおり、やはり今の高齢化社会、人口減少の中では非常に重要な施策の一つだと認識しておりますので、今後もどういった形でそういったことが持続可能にできるのか協議をしていきたいと、検討していきたいと考えているところであります。
○14番(鶴田均議員) 私は費用対効果をよく考えるわけですが、副市長のほうが大分これは詳しいと思いますが、はっきり言いまして、一定要件を具備している道路、交付税対象ということをよく考えますが、農道は、はっきり言って、交付税対象は安いです。ところが、市道は、メートル当たり、前に調べたら、1キロ当たり80万円ぐらい来るんじゃないかと思っています。そして、草払いにはそんなにかかりません。ですから、私は、調査していただいて、これをできるところは市道に認定するべきだと。やはり市とか公共的なものは、割かしお金を考えないでやるところがありますが、しかし、民間だったら、はっきり言って、農道で10万円した場合、市道で80万円だったら、やはり私はすると思いますよ。ですから、それらを考えて、できれば交付税対象になるような方向で検討していただきたいと思っています。これについて、じゃあ、測量設計はどれぐらいかと思えば、私は、大体メートル当たり1,000円から、今ちょっと上がって、1,000円、それぐらいでできると思います。なかなか設計積算は難しいから1,000円ぐらいでできると思いますが、そうしても大体80万円で1キロ当たり100万円になるよとなっても、1年間で終わるわけでしょう。あとは交付税対象で入ってくるようになるわけですので、やはり少しでも収益が上がる方向であったら検討するべきだと思います。それこそ、七、八年前に出水市を全て確認して調べてみましたところ、100キロぐらい、その当時、あったかな。ということは、640万円から700万円ぐらい来ることになるわけですよね。そうした場合は、すごくそれでも1人使えるぐらいの余裕が出てくるんじゃないかと思います。財政指数か、いろんな方法で計算されて、年間の交付税率は違ってくるとは思いますが、私はもっともっとそういうことを本当に少しでも1万円でも収益が上がるように、これはやっぱりするべきだと思っていますので、これを検討してもらいたいと思いますが、これについてはどうでしょうかね。
○椎木伸一市長 ありがとうございます。農道を市道に、格上げというか、することについては、いろんな要件がございますので、それらも含めて格上げするためにはそれなりの整備も必要だという点もありますので、大変難しい状況ではないかなとは思っております。おっしゃったような、いろんな補助金ですね、例えば農道につきましては、中山間地域等の直接支払制度等、いわゆる面積に応じて一定の補助金をという事業もございますので、それらの活用も含めて、様々な検討を加えながら、本当に先ほどから繰り返し申し上げますけれども、今後の持続可能な制度としてどういったやり方ができるのか、鶴田均議員がおっしゃったように、メートル単価もやっぱり採算が合わないことには受け手がないわけですので、そこらも具体的に協議しながら、いわゆるきれか道事業の次の版の何かできるものがないか考えてみたいと思います。
○14番(鶴田均議員) 消防のほうに聞きますが、消防吏員は、現在の定数は何名になっているんですか。
○大平伸章消防長 定数は75名でございます。実員は72名です。
○14番(鶴田均議員) 75名が、今は実際72名ということですね。若干余裕がある気がいたしますので、それらも今後検討していただきたいと思います。
それと、もう一つ、募集基準の職務に支障ないという考え、色覚障害ということで、これについては、現在、色覚障害という、そういう言葉はよくないと思いますが、色覚者については大体20人に1人ぐらいというデータがあるんです。非常に多いんです。ですから、そういう人たちが、これは警察も警視庁なんかは省いておりますが、こういったものについても、やはり今後はいろいろ、はっきり言って、これはしないところも多いです。ですから、これも考えてもらいたいと思います。これは考えていただければいいと思いますが、まず、72人で3人足らないんですが、仮にその3人でも女性枠として考えられるかどうか伺います。
○大平伸章消防長 まず、女性消防吏員の割合を増加させるためには、まず消防の仕事を自らの職業として選択肢に含める女性を多く増やすことが重要であると考えております。中高生など、これから社会人となります年齢層に対しまして職場体験学習、それから学校訪問、そしてホームページなどを通して、消防の魅力についてより積極的にPRをしてまいりたいと思います。消防は女性が活躍できる職場であるということを理解していただく必要がございます。市長答弁にもありましたとおり、本市におきましても出水市特定事業主計画に令和7年度までに2人の女性消防吏員を目指すとしておりますので、まずはこの目標に向かって積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
○14番(鶴田均議員) 前なんですけど、ふるさとキャラバンが来て、消防の何かというのを忘れましたけど、そこで、ふるさとキャラバンのああいう人たちが、操法大会って、あのスピードの速さ、びっくりしまして、うわー、女性なんてすごいねと思ったことがありますので、私は十分できると思いますので、それを検討してやっていただきたいと思います。活気あるまちにするためには積極的にこういうのを推進してもらいたいと思います。
以上で、私の質問を終わります。
○議長(田上真由美議員) 次に、土屋工吉議員の質問を許します。
○13番(土屋工吉議員) 昼からと思っていましたが、えらい順調にいきますので、今回の質問は改良型農地の確保を目的として質問してまいります。令和5年度一般質問3日目のお昼からちょうど眠たい時間ですが、しばらくお付き合いいただきたいと思います。
本会議1日目の6月5日は、日本とアフリカ、セネガルの共同提案を受けて、世界環境デーに定めてあります。先般、高尾野のある方が、朝夕のツルの監視でいろいろと努力されまして、環境大臣賞を受賞されました。心からお祝い申し上げます。
今の時期は、災害関係の質問を重ねてきましたが、今回は、農業、漁業、観光推進について質問してまいります。
4月25日、椎木市長は、副市長も一緒だと伺いましたが、野村農水大臣への鳥インフルのお礼と農水関係の予算確保の要望だと思いますが、上京されました。また、鹿児島県、奄美群島の両農業農村整備事業推進協議会は、同じく野村農水大臣を訪ねて、今から訪れるだろう農業の高付加価値推進や国営かんがい排水事業の予算確保を要望しております。
それでは、通告に従い質問してまいります。
まず、農業施設改良事業について伺います。昭和42年から昭和52年、ちょうど矢筈山の下を構造改善事業等いろいろありましたが、その中で10か年かけて76億円という巨額な事業費を投じて、ダム、頭首工、導水路、小原揚水機場、平木場調整池を含む畑地かんがい等の一連の水利施設を新設しました。あれから45年過ぎて、今回は、特に老朽化した畑地かんがい用水施設について、この事業をいつ頃、事業開始を考えているのか伺います。また、国営、県営の進捗状況も伺います。最近、温暖化による水稲作付、品種改良をしながら大型農家の方も本当難儀されております。農業水利の県との契約ですが、農業水利権の期間の変更は考えていないか伺います。
次に、あまり重複しないようにいきますが、水産業の改良事業について出水市の対応はどうなのか、温暖化に伴う漁獲高の減少、干潟を利活用したアサリの養殖、県の水産試験場などと開発する考えはないか伺います。現在、アマノリの養殖された品種改良に優れていると伺いますが、この老朽化した、ちょうど出水議員と私の沖合にエビ増殖場があるんですが、ここら辺を利活用されて、観光釣り公園、例えば五、六年後に訪れるだろう西回り高速道に向けて準備も必要性を感じますが、いかがなものか伺います。
最後に、教育長に伺います。台湾埔里鎮との交流ですが、先般、報道でもありましたが、このことは、出水中央高校吹奏楽部の高校生の交流から始まった交流の場であります。これから先、若人の交流をどういうふうにお考えなのか伺い、登壇しての1回目の質問とします。
○椎木伸一市長 土屋工吉議員の御質問にお答えいたします。
まず、農業施設の改良事業についてでありますけれども、出水平野地区の農業施設は、整備から長期間が経過し、老朽化に伴います破損や機能低下が懸念されており、これらの施設の機能が低下いたしますと、農作物の栽培に多大な影響を与えることとなります。このようなことから、本市としましては、施設の更新を図るため、国営事業や県営事業での実施に向けて関係機関と協議を行っているところでございます。
畑作かんがい用水施設であるパイプライン等の更新につきましては、令和7年度から県営畑地帯総合整備としまして事業採択に向け、国・県と協議を行っております。国営施設としては、高川ダム、五万石頭首工、平木場調整池などの施設がございまして、これらの施設につきましても老朽化が著しく、早急な改修等が喫緊の課題であり、更新に向けて国と調整を行っているところでございます。また、県営施設である幹線水路等の更新については、令和6年度から県営水利施設等保全高度化事業として事業実施できるよう国・県へ要望しています。いずれも事業規模が大きく多額の費用を要するため、計画的な事業進捗に努めてまいります。
次に、農業用水利の取水期間の変更についてでありますが、農業用水利につきましては、基幹水利施設を所有する国等が河川管理者である県から水利使用許可を受ける際に、水利使用規則で期間や取水量等が定められており、出水平野地区においては6月11日から取水できることとなっております。米の品種選択の余地を増やすために農業水利の取水期間を変更することは、繁忙期の分散による労力の軽減や作付面積の拡大、農業用機械の効率的な運用等が図られると思いますので、土地改良区等と連携しながら国・県へ働きかけをしていきたいと考えております。
次に、干潟を利用したアサリの養殖についてお答えいたします。
本市の干潟では、北さつま漁業協同組合が藻類や貝類等の採捕を目的とする第一種共同漁業権の免許を取得し、その中にアサリ漁業も含まれております。しかし、北さつま漁業協同組合に確認いたしましたところ、以前はアサリの稚貝放流が行われておりましたが、現在はアサリ漁業に携わる漁業者がいないとのことであります。このように干潟でのアサリ漁業の利用がないことから、水産業改良事業を推進する北薩地区水産改良普及推進協議会では、令和4年度からアサリ資源増殖の可能性を検討するための天然採苗の試験を実施しています。これは、稚貝の生息状況を調査するもので、本市では蕨島付近と米之津川河口付近の2か所で実施されました。調査の結果、2か所とも稚貝が確認されたので、今後も資源増殖の可能性を関係機関と検討していきたいと考えております。
次に、クルマエビ増殖場の利活用についてお答えします。
クルマエビ増殖場につきましては、出水睦雄議員からも利活用の御提案をいただきましたが、所有者である県が北さつま漁業協同組合と検討を行い、令和3年度から試験的にノリ養殖場として利用されております。同組合は、今後もノリ養殖場として利用される意向ですので、利用状況を注視してまいりたいと考えているところであります。
○大久保哲志教育長 土屋工吉議員の姉妹都市埔里鎮との交流についての御質問にお答えします。
埔里鎮との交流は、現在、小・中学校でオンラインを活用して行っています。昨年度は、埔里鎮を含む台湾の小学校4校、中学校3校と出水市内の小学校3校、中学校4校が英語の授業交流を54回行いました。また、出水市で実施しましたイングリッシュスピーチコンテストに台湾広仁中学校の生徒2名がオンラインで参加しました。今年度は、オンラインでの授業交流を引き続き行うとともに、授業以外での交流にも取り組んでいきたいと考えています。
また、7月には埔里鎮の大成國中学校と中道小学校の教師及び児童・生徒が出水市を訪問して、対面での交流を行う予定です。中学生は、市内中学校で一緒に授業を受けたり、部活動でのスポーツ交流や文化交流などを行い、5日間、出水市の学校生活を体験します。小学生は、市内2校の児童と交流を行うこととしています。
さらに、台湾国立既南国際大学の学生による出水市内の学校での英語授業の実施も計画しています。
今後については、出水市の子供たちが台湾埔里鎮を訪問して対面で交流したり、台湾国立既南国際大学の教育実習生を受け入れたりできないか検討してまいります。
○議長(田上真由美議員) 土屋工吉議員より、書画カメラの使用について申入れがありましたので、これを許可しております。
○13番(土屋工吉議員) 早速ですが、書画カメラ1をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、最初、私が今回の質問の目的を言いましたが、土木で改良された、ちょうど角石の映像です。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)雨降りでも立派に改修型の土木作業が行われまして、今こうして安全な出水市ができつつあります。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは同じく土木関係の改修で上大川内の正現地区なんですが、今日の報道にありました大川内小学生ですか、15名が田んぼを植え付けたというのはこの一番下のほうにあるんですが、ちょうど6月の上旬に伺いましたら、「今年はよかった、田んぼをつくりなったで。」ということを農家の方が言われました。本当に拡張工事も無事に終わりまして、改修型の土木作業を終わり、こうした正現の棚田になるんですが、立派な農地が復元しております。これも先般から重ね重ね言っています改修型の土木作業で、また今から先は改修型の農地の確保をぜひお願いしたいと思うんですが、次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、ちょうど上場高原から大口方面に行きますと、出水市で言えば、ちょうど日添か日当ぐらいの地域なんですが、ここも農地の確保がしっかりとできております。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これも平出水の農地の風景です。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)たまたま平出水を伺って回りますと、記念碑があるんですよ。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)ここに平成14年、担い手用の農地を確保してあるということでいろいろと刻んでありましたが、やはり今から先は農地の確保ということで少しは改良型にしていかないとなかなか10アール水田では作業も難しいと思うんですが、そこら辺の改修というか、この前、市長が農水省に予算確保に行かれたわけですが、そこら辺の関連からの予算確保はあったのか伺います。
○議長(田上真由美議員) ここで昼食のため、暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。
午前11時59分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。
○20番(髙崎正風議員) ただいま20番着席します。
○議長(田上真由美議員) 承知いたしました。
それでは、休憩前に引き続き、会議を続行し、土屋工吉議員の質問に対する当局の答弁を求めます。
○椎木伸一市長 土屋工吉議員から、災害といいますか、改良型の復旧的なことについての国との折衝等のことについての御質問ですけれども、角石のちょうどお示しいただきました舗装工事が2年続けて大雨で被災を受けまして、その際、国にお願いを改良型復旧、あるいは、いわゆる新しく性能を上げるといいますか、能力向上のためのお願いをしてまいりました。これは大川内小学校の横の堤防のかさ上げについても同様でございましたけど、国・県にお願いをし、そのようにしていただきました。角石につきましても2年続けてでしたので、会計検査院をはじめ、国の方にもお認めいただいて、水路から流れ込むいろんなものが引っかからないように暗渠を大きくしてもらい、また、ためますもつくっていただきまして、現在はそれが非常に功を奏しまして、支障がないような状況になってございます。
今後も、先ほど答弁で申し上げました、いろんな平木場調整池でありますとか高川ダムも耐震化がまだできておりませんし、五万石頭首工、そういったものは老朽化が大変著しい状況でございますので、昨今の雨量等の激甚化とか、そういったことを考慮して、いわゆる現在よりも1ランク上の、いわゆる改良型の工事等について、引き続き県にも国にもお願いしていきたいと考えております。
○13番(土屋工吉議員) 書画カメラをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)今、市長から答弁がありましたように、やはり農地の関係でも少しは改良していかないと、最近よく田んぼのあぜで大型農家と話すんですが、「最近、出水市の農地はちょっと守っていきゃならんど」と、防災無線で作業時間を考えて、考慮して農作業をやってくださいと言われますが、ああいう状況で今までの農地と比較したときに、大規模の農家さんに頼む以上は、やはり機械化した状況で持っていかないといけないというところはありますが、次の書画カメラをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)我々の地域でも30アール区切りの水田が、左側は大型農家がやっています、右は遊休農地になっています。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これも、右が植付け前の水田、左が遊休農地になっています。今から先は、こういう状況が本当に多く見られる状況にあるんじゃないかと思います。農地集約等でいろいろ行政側も頑張っていらっしゃいますが、ここら辺もやはりある程度は改良された農地にしていかなくてはいけないと思うんですが、そこら辺はいかがでしょうか。
○高口悟農林水産部長 現在、江内地区におきまして裏作とか高収益の作物が生産できるように江内西部農地整備準備組合というものが組織されておりまして、圃場整備の新規導入に向けまして、県、市、そして農地中間管理機構等と協議を現在重ねているところでございます。こういった取組が他の地域でも同様の取組が推進できますように、今後も努めてまいりたいと考えております。
○13番(土屋工吉議員) 今、部長から答弁ありましたが、ちょうど鹿児島県の整備推進ということで、野村大臣は、「鹿児島県内は農業水利施設の老朽化が激しいと聞いている。早急に調査したい。」ということですが、日本全国的にそういう農地関係は、そういう情報としてはいかがなもんですかね。ある程度は改修されて、大型農家用にもっていくと。新潟あたりに行けば、高速の横は全部水田ですよね。全国的な考え方としては、どういう状況なのか伺います。
○高口悟農林水産部長 全国的にもこの農地の集約というのは、国におきまして取組がございますので、農地中間管理機構と、また法改正のところもございまして、地域計画というものをつくるようになっております。これが将来の農地、どういうふうに利用されるのか、どうなのか、誰が借りて、どういうものをつくっていくのかというような、そういった調査も農業委員会等を通じまして、現在しているところでございます。
○13番(土屋工吉議員) 書画カメラ、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは一回紹介したことがあるんですが、阿久根の瀬之浦地区、これはポンプ場です。向こうに見えるのは、文旦保育園ですかね。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)田んぼの畦畔において蛇口をひねれば、すぐ水が出て、しろかきができます。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、今、しろかきをしている状況を撮ったところなんですが、やはり各圃場にしても給排水というのは非常に大事だと。今から先は、水が自由に出て、排水もすぐできる。例えば、WCSの農家さんに伺いましたら、会計検査でいろいろ言われて、非常に厳しいんだということもありましたが、やはり今から先はWCSの苗も直まきをして、一回干して、芽を出して、そういう状況にないと、なかなか機械化をやっていく以上は難しいということを聞いております。やはりある程度できるものをしっかりとやって、市長にお伺いしますが、江内ん山からいっどこういう給排水ができて、無霜地帯でジャガイモもできる、何もできる、そういう地域を、今、部長からありましたように、地域で起こそうということはお考えにないでしょうか。江内の山がきれいになれば、江内から矢筈山を眺めれば、「まあ、江内はえらいよかとこやらい」と言われる、そういう時代が、人口4万人になったときに担い手というのがなかなか難しいと、そういったものを各地域に一つずつつくっていくという考えをお持ちでないか伺います。
○高口悟農林水産部長 まずは今現在取り組んでおります江内地区の取組、まだこれが今からというところもありますので、まずはこの取組を成功させまして、その他の地域に進めていければと考えております。
○13番(土屋工吉議員) 1問目の畑作用水施設なんですが、ある情報によりますと約60億円の原設計をしていると。令和7年から始まったとして、どういった事業規模でされるのか、もし分かっていれば答弁をいただきたいと思います。
○中村孝文農林水産整備課長 ただいま議員が言われました令和6年度からの幹線水路等の整備でございますが、こちらにつきましては、頭首工であったり、あと用水路であったり、水門と用排水の構造物等がありますので、そのメインと並ぶ分から、まずは5か年計画でそこから行ってもらおうと考えているところでございます。
○13番(土屋工吉議員) 私は、ある組合の総代会で、どうもかかる経費がかかっているけど、理事の方に直接言いました。「何か名前は土地改良になっているけど、全然改良されていないじゃないですか。」と質問したこともあります。そういった意味で、いろいろと日奈久断層も最近は南部に力が及んでいると。上水道の課長に聞きましたら、「上水道は耐震化もできて、今からちゃんとやっていきますよ。」と言われましたが、やはり農水の関係も耐震化を考えないといけないと思うんですが、事業規模を見ますとなかなかそこまでいかないと思うんですが、そこら辺はどうなんですか。
○中村孝文農林水産整備課長 農業用の施設も大小ございまして、大型の構造物から小型のものまであると思うんですが、必要な施設についてはそのような耐震構造などについても検討することは必要ではないかと思っております。
○13番(土屋工吉議員) 今回の質問は、改良型の農地確保ということで、一回切りの質問ではなかなか難しいと思います。
次の国営・県営の進捗状況について伺います。今、会が始まる前に、先輩から、「高川ダムは聞かんとや。」と。私は、平木場調整池のあの漏水がゴムシートを張り替えるなら約8,000万円かかると、どうなんですかということを聞いたら、「今、漏れるところだけサロンパスを貼ってあっとよ」というような表現でした。そこら辺の国営・県営にしては、議案にもありましたが、小原揚水機場のポンプの電気代が非常に上がっております。ここら辺も考えたときに、高川ダム、平木場調整池、小原揚水機場、そこら辺は、今から先の計画としてはどのように考えていらっしゃるか伺います。
○高口悟農林水産部長 高川ダムにつきましては、昭和48年に完成してから、かなり年月が経っておりますので、今後、耐震化、それも含めて必要になってくると考えております。そのためには、まず調査を実施しなければならないということもございますので、現在、国においてその調査を進めようという段階でございます。
○13番(土屋工吉議員) 福祉のほうから、いきなり農水部長になられました高口さん、非常にいい答弁を今から期待しておりますので、一緒になって力を合わせて、出水の農地を守るということで力を貸していただきたいと思います。
反問権がいろいろあったらいかんなということで一応考えてきたんですが、小原の電気代とか、そこら辺はよく全国的に軸流ポンプを使って、軸流で発電して、そういう電気を蓄積する。ここら辺も多分遊休農地が出てくると思いますから、そこら辺も太陽光を利用して、動力に使えるか分かりませんが、そこら辺の考え方を私は持っていたんですが、反問権が出ませんでしたので、そこら辺はどうですかね。将来の改良型のポンプ、揚水機場としてはですね、そこら辺は農水省に対して、「実はこういったことをやりたいんだけど、駄目ですかね」という要望はできないか伺います。
○高口悟農林水産部長 この基幹水利施設を維持していくには、やはり維持管理経費というものが御指摘のとおりございますので、今後、地元負担の軽減につながることも考えられますので、今の御提案につきましては、更新事業を計画する際に一つの御意見として参考にさせていただきたいと思っております。
○13番(土屋工吉議員) そん頃は、あたいも生きとらんかもしれんどん、ぜひそういう意見を、改良点を求めて、次の質問に入ります。
大型農家の話で、どうしても用水する期間を早めてほしい、延ばしてほしいと。これだけ地球温暖化でいろんな地域でも、熊本で言えば、益城とか、あそこに行けばポンプ場がいっぱいあります。そういった感覚でいけば、全国的には水利権の変更とか、そこら辺の要望はないんですかね、伺います。
○高口悟農林水産部長 水利使用規則の中の取水できる時期の変更というか、そういったものが全国的にそういった御意見はないかという御質問の趣旨で思っておりますけれども、そこについては、全国的にあるかどうかというのはこちらでもまだ把握していないところでございまして、今後、全国的な要望等、作物等が変化をしているということもありますので、そこは調査をしたいと考えております。
○13番(土屋工吉議員) ぜひそういったものも、ある程度は変更できるのであれば、我々は前の委員会で水産庁の職員から直接話を聞きました。絶対できないですよという意見だったんですよ。ただ、これだけ地球温暖化になれば、何せ九州でとれる品物が、今、東北でしかとれないと、そういう状況にありますので、ぜひ検討いただきたいと思います。
次に、2番の水産業の改良なんですが、5月の連休明けに、私はある地域の原材料の支給のお手伝いに行っていました。福ノ江の干潟に福岡、宮崎、熊本、鹿児島市内、約8家族ぐらい干潟を楽しみに来られるんですよ。潮が引いて、全部干潟が見えてきたときに、ああ、この干潟も観光客でお互いに耕しながら自然を守っていくというのを考えました。そうであれば、アサリも養殖もんでいいから、すぐ食べられる状況で、そこら辺を水産業の方にお願いして、ちょっと撒いてやって、みんなが、「おお、出水のアサリはえらいうまかぞ、といげ行くか。」と言うぐらいの、そのぐらいの集客をしていかないと、西回りが開通したときには、「出水に行けばよ、海岸に行きゃ、アサリはとるったっつわい。」、そういう感覚で集客していかないといけないと思うんですが、水産業の漁師さんも大分減りました。港を見ますと、遊漁船が半分、専業の漁師さんの船が半分、そういう状況にあります。そういった中で、やはりアサリも試験場に言わないとなかなか難しいというのがありますが、昔の青年団のおじさんに話を聞けば、「あんね、3分の1は我が家に持ってもどって、3分の2撒きよったっじゃ。」と、「そすと、みんな来て、アサリをとるんだ。」、そういう集客も考えていかなくてはいけないと思うんですが、いかがなものでしょうか。
○高口悟農林水産部長 アサリの養殖についてでございますけれども、現状では市長も答弁いたしましたとおり、とる人がいないということもございまして、実施はしていない状況ではございますけれども、御意見ありました観光の面というのもつながれば、実際放流して、入場料とかを取って実施しているところもございますので、そこも一つの案としてはあるかと思うんですが、まずは漁協さんとお話ししながら、今後どういった方向にいくか、それとあと改良普及協議会のほうでその稚貝の生息状況等も調査してございますので、漁場としてアサリの養殖が向くのか、向かないのかというところも踏まえながら検討していきたいと考えております。
○13番(土屋工吉議員) 書画カメラ、最後ですけども、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、今、大型エビの養殖場をドローンを持っていれば上から平面で撮ればよかったんですが、ドローンが間に合わなかったものだから、こっちから、この施設は非常に老朽化しております。3センチぐらいある鋼板が腐食して、向こうの海が見えるんですよ。県に言えば、すぐ出水市に貸与してくれる、出水市に譲渡しますよというぐらいの施設です。だから、あまりそこの譲渡は受けずに、県が修理してから、しっかりと譲渡されたほうがいいんじゃないかと思うんですが、今、この中でアマノリの養殖をして、あまり品質的に変なものは流れてこないから非常にいいということで好評を受けていますが、ここら辺も前田浜から築港、名護沖、蕨島、野口の辺までいけば、なかなか魚釣りに来ても、ごみは持って帰らんけど、さっと帰る。1匹釣れたら、さっと帰る。そういうお客さんが増えております。椎木市長の思い切った感覚で、いっちょやってみようかいというぐらいの気持ちで、そこら辺もぜひお願いしておきたいと思います。
教育長の埔里鎮の質問は、2回目はしません。しっかりとやはりコロナも緩和されましたので、ぜひ出水の子供も埔里鎮に行ってみる、見てくる。埔里鎮の子供も出水に来れば、「出水なよかところじゃ。」と言うぐらい自然と、頭で覚えたらすぐ忘れます。目でしっかりと見て、そういった交流をお願いして、質問を終わります。
○議長(田上真由美議員) 次に、鮎川浩一議員の質問を許します。
○8番(鮎川浩一議員) お疲れさまです。本日、最後の質問者になります。ちょうど眠い時間ですけれども、最後までよろしくお願いします。
世界の人口は80億を突破し、100億に向かっています。それに反して、日本の人口はどんどん減少しております。子供は増えない上に、子供の命が失われる交通事故・事件が多いです。高齢者は、病気で亡くなったり、事故、事件、また老衰で亡くなったりされています。日本の人口が増えるわけがありません。将来は、年金を負担する人と年金を給付する人が1対1になり、年金制度は破綻するときが来ると思います。社会問題を解決するには人間の無意味な死を防ぎ、人口を増やすしか方法がないと思います。そして、全国各市町村区ごとに人口増加の具体策を真剣に取り組み、人口増加に向けた具体策を実施すべきです。
それでは、質問に入ります。
まず、大きな1は、花立交差点から江川野方面の歩道についてです。
(1)は、道路の中に立っている電話支柱についてです。道路の外に立てるべきではないでしょうか。
(2)は、歩車道境界ブロックについてです。今から「ブロック」と言います。ブロックが高過ぎて危ないと思います。ちなみに、高さは20センチ、幅は19センチありました。
(3)は、電話支柱とブロックを除去して、グリーンベルトを引いて、子供たちが安全に通れるスクールゾーンはできないか伺います。
次に、大きな2です。人口増加対策について。
(1)は、若者の未婚増、過去最低の出生率1.26、これは全国ですが、加速する少子化の状況を市長はどのように思われるか伺います。
(2)少子化対策室を仮称ですけれども、設置し、真剣に少子化についてどうしたら人口増につながるかなど、検討する部、少子化対策室を設置する考えはないでしょうか。
(3)結婚費用祝い金を1カップルに対して100万円支援できないでしょうか。
(4)出産費用(祝い金)として1子50万円支援できないでしょうか。
(5)子育て施策として、ア、おむつ(満1歳まで)の無料化について、イ、第2子以降の保育料(副食費を含む)無料化について、ウ、学校の給食費の無料化はできないでしょうか。
以上で、壇上からの質問を終わります。
○椎木伸一市長 鮎川浩一議員の御質問にお答えいたします。
市道花立江川野線と市道江川野丸塚線の歩道につきましては、平成24年度に自治会連合会から子供たちの通学時に非常に危険であるため、歩道を整備してほしいとの要望があり、整備を進めてまいりました。電話支柱につきましては、歩道整備に併せまして歩車道境界ブロックに移設した経緯がございます。該当区間は、児童・生徒の通学路となっていることから、利用状況を確認し、地域や学校等の意見を聞きながら、必要な対策を行っていきたいと考えます。
次に、歩車道境界ブロックは、歩道と車道の区別を明確にするとともに、ブロックに衝突した車を車道側に戻し、また、ブロックに衝突し乗り上げる車の速度を低下させることで歩行者の安全を確保することが目的であるため、撤去を行うことは難しいところです。
次に、グリーンベルトは、歩道がない路側帯だけの道路に設置することで車道と歩行空間が明確になるよう車両への注意喚起を目的として設置するものでございまして、当該区間については歩道が整備されているため、グリーンベルトの必要性はないと判断しています。なお、これまでにも歩道整備のほかに速度規制を設け、さらに令和4年度には児童・生徒の安全確保のために歩車道境界ブロックに反射板を、ブロックのない区間には区画線を設置し、歩行者の安全確保の対策を実施してきたところであります。
次に、人口増加対策についてお答えいたします。
少子化の進行に対する見解についてでありますが、国は令和2年5月に少子化社会対策大綱を策定し、少子化の主な原因は、未婚化・晩婚化と有配偶出生率の低下であり、特に若い世代での未婚率や初婚年齢の上昇が影響しているとしているところです。これらの現状を踏まえて、国は、結婚・妊娠・出産への支援、男女ともに仕事と子育てを両立できる環境の整備、地域社会における子育て支援などに取り組むこととしております。本市におきましても、これらを踏まえながら、本市で生まれた子供が本市で結婚し、安心して子供を産み育てることができる環境づくりを継続していくことが必要だと考えております。
次に、少子化対策室を設置する考えはないかとのことですが、少子化対策の推進には、結婚、妊娠・出産、子育て、教育と各段階に応じた様々な支援が必要であり、本市においては、婚活についてはくらし安心課で、妊娠・出産につきましては健康増進課で、子育てにつきましてはこども課及び子育て支援室で、そして教育につきましては教育委員会で各種事業に取り組んでおり、少子化対策室を設置する考えは現在ないところでございます。
次に、結婚祝い金の支給についてでありますが、本市では、現在、婚活に係る施策として婚活イベントを行う団体等に対し経費の一部を補助する婚活支援事業に取り組んでおり、民間団体の主体的な活動を支援することを通じて婚活事業の推進を図ることとしておりまして、結婚祝い金の支給につきましては現在のところ実施する考えはないところであります。
次に、出産祝い金の支給についてお答えいたします。今月1日に国が取りまとめました「こども未来戦略方針」案では、3つの基本理念としまして「若い世代の所得を増やす」「社会全体の構造・意識を変える」「全てのこども・子育て世帯を切れ目なく支援する」ことを掲げております。このことは、一時的な現金給付のみでは少子化問題は解決せず、包括的な取組が必要であることを意味しているのだと考えております。本市においては、これまでも経済的支援に限らず、子育て環境の充実や手続のデジタル化による保護者の負担軽減など、様々な子育て支援に取り組んできました。経済的な支援については、昨年度から新たに出産・子育て応援交付金による給付金事業が始まり、児童手当の拡充や出産費用の保険適用など、現在、国において具体的な施策が検討されていることから、今後の動向を注視したいと考えております。
次に、おむつの無料化についてでありますが、現在、出生時に紙おむつや粉ミルクの購入に使用できる「にこやか赤ちゃん応援券」を交付し、保護者の経済的な負担軽減を図っております。
次に、第2子以降の保育料の無料化についてでありますが、現在、第2子につきましては半額、第3子以降は副食費も含めて無料となっております。保育料の在り方については、先ほど井伊健一議員からの御質問に答弁しましたとおり、国の責任において整理すべき問題だと認識しているところでございます。
次に、学校給食費の無料化についてでありますが、本市では、市内の小・中学校及び義務教育学校の給食費の支援として、就学援助制度の中で対象となる保護者に対して全額を助成しており、特別支援教育就学奨励制度では2分の1相当額を助成しているところです。また、令和4年9月以降は、第1子・第2子には月額1,000円、第3子以降には全額を助成しているところでもあります。現在、国において給食費の無償化に向けた検討を行っており、今後の国の動向を注視していきたいと考えております。
○議長(田上真由美議員) 鮎川浩一議員から、書画カメラの使用について申入れがありましたので、これを許可しております。
○8番(鮎川浩一議員) それでは、大きな1の花立交差点から江川野方面の歩道について質問いたします。書画1を出してください。(議場内ディスプレーへの資料表示)この場所が、手前のほうですけれども、花立交差点の付近です。先のほうが変曲した交差点になっております。2を出してください。(議場内ディスプレーへの資料表示)この場所が江川野方面の歩道までです。農免道路の信号機の交差点です。江川野議員の近くになります。
それでは、(1)の電話支柱についてですが、③を出してください。(議場内ディスプレーへの資料表示)この場面を目に焼き付かせておいてください。④をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)ここが右側が清水公民館のところです。⑤を出してください。(議場内ディスプレーへの資料表示)ここが上屋自治会の通りのところです。花立交差点から江川野交差点まで2キロぐらいありますけれども、電話の支柱を数えてみましたら、33本ぐらい電話支柱が立っております。さらに、標識とかバス停とかミラーのポールが立っておりまして、非常に子供たちや、大人もですけれども、電動自動車が走りにくいところになっております。さらに、子供がしゃべりながら2人並んで歩道を電話支柱のところを通るときに狭くて、1人が道路に出る場合があります。車が来れば非常に危険なところです。また、年寄りの電動自動車をよく見かけますけれども、電話支柱とポールやらバス停なんかがあるところは非常に波打って走っていかないと道路に出たりして、非常に危ないんじゃないかと思わせるところもたくさんあります。また、子供が傘を差して、電話支柱のところを通るときに、支柱と壁のために傘を濡れながら斜めにして通る場面も見かけます。また、電話支柱の黄色のベルトが巻いてあるところはトラックのサイドミラーをよく接触させて破損するのをよく見かけたりしますし、周りの近くの人も何回かそういうのを見たということを言われました。トラックが上からと下から来れば、どちらかが広い場所に待っていなければならない、そういう道路が狭いのと、電話支柱とブロックのために非常に狭い思いで通ったり走ったりしなければならないような気がします。先ほど市長も答弁されましたけれども、今、私がいろいろ言いましたけれども、改めてこの場所が狭いというのを電話支柱について市長も考えが変わったんじゃないかと思われますが、また意見を述べてもらいたいと思います。
○椎木伸一市長 今、鮎川浩一議員から御披瀝いただいたとおり、子供たちの通学時等には非常に厳しいといいますか、危険な道路であることは承知いたしております。答弁で申しましたように、以前、平成24年度からですか、自治連さんからも要望がありまして、いろんな対策を実施してきております。以前話題に出ました野田小学校の前の通りと似たような状況でございまして、住宅が非常に密接して建っておりますし、なかなか現状で道路自体を拡張するということは非常に多額の経費が要りますし、時間もかかります。そういったことで現実的ではないと考えておりまして、今、これまでいろんな、先ほど答弁で申しましたように施策を打ってきておりまして、以前よりも少しは改善されていると考えておりますけれども、一番考えやすいのはその支柱だけの話であれば地下埋設をすればいいということになるんですが、これも相当の費用がかかる事業でございまして、なかなかこちらも時間と金額的なことを考えると現実的には困難であると言わざるを得ません。ですから、今後も、児童・生徒の通学路でありますので、その利用状況をまたさらに確認しながら、地域や学校等の意見も聞きながら、今後またすべき、できることがあればやっていきたいと考えております。
○8番(鮎川浩一議員) できるだけ電話の支柱は道路に立っているのはちょっとおかしいんじゃないかと思っておりますので、相談されて、道路の外に立てるような工面をするようにお願いしてもらいたいと思います。
それでは、(2)の歩車道境界ブロック、ブロックについてですけれども、⑥を出してください。(議場内ディスプレーへの資料表示)これが高さが22センチの幅が19センチなんですけれども、ちょっとはっきりしないんですけれども、⑦を出してください。(議場内ディスプレーへの資料表示)これを見れば、道路歩道からすれば大分高いというのが分かるんじゃないかと思います。非常に子供が自転車に乗っている場合に道路に出なければ通れないという箇所もあります。また、子供がブロックの上に乗って、平均台の代わりじゃないんですけれども、上に乗って、歩いて滑ったのを私も見たことがあります。また、大人、老人もなんですけれども、ブロックに気づかずに引っかかって転倒するという場合もあるんじゃないかなと私は思っております。それでは、⑧番を出してください。(議場内ディスプレーへの資料表示)ここが非常に車にとっても子供たちにとっても危ないところなんですけれども、⑨を出してください。(議場内ディスプレーへの資料表示)ちょうど真ん中あたりが電柱と壁で、傘を差してはもちろんですけれども、通りにくいんですよ。電動自動車も回らないと通らないようなところです。それでは、⑩を出してください。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、高い22センチのブロックからすれば、大分低いです。これぐらいなら通りやすいし、横切ったりするのにもそんなに苦はないという気がいたします。ともかく、このブロックについては電話支柱と一緒で、このブロックについて、今、書画をいろいろ出しましたけれども、市長、見られて、どのように思われましたか。
○小原一郎建設部長 この歩車道境界ブロックですけれども、現道幅の中で地域の人たちがどうしても子供たちの安全の確保をする方法、縁石を入れてもらえないかとか、そういうのがあって、沿線には宅地が相当連担していまして、広げることもなかなか難しい状況もございましたので、現道幅の中でこうやって入れたということで歩道幅員自体も狭いところもあるんですけれども、縁石を設置したということは御理解いただきたいと思います。
○8番(鮎川浩一議員) ちょっと納得いかないんですけれども。
それでは、(3)について、市長も言われたんですけれども、私は、グリーンベルトを引いて、車とか、やっぱりここには横断歩道があるんだというのをぜひ認識してもらいたいんですけれども、できないということであれば私も諦めますけど、ぜひまた検討して、できればこの線を、グリーンベルトを引いて、歩道にしてもらえたらと思っております。
それでは、次に大きな2の人口増加についてですけれども、(1)若者の未婚増、過去最低の出生率1.2、これは全国ですけれども、加速する少子化、この状況を市長はどう思われますかという質問だったんですけれども、若者が結婚しない状況はさらに進むんじゃないかと思っております。市も、最近、婚活イベントもないような気もします。出水市の人口は、市報によく毎月の載ってきますけれども、直近の6か月の動向を調べたら、1か月に40人ぐらいずつ減少しております。この数字だといろんなイベントをしたり、いろいろ質問事項を言いましたけれども、実施したら人口増につながるんじゃないかと思っております。ぜひ、市長に質問しましたけれども、こういう、やはりさっきのことやら、人口増につながるようなイベントを市も真剣にやってほしいと思います。
急ぎますけど、(2)の少子化対策室を設置する考えはないでしょうかということですけれども、答弁は、今のところ設置するようなことは考えていないということですが、今の状況を見れば少子化は真剣に考えないと、出水市は多分発展しないし、減少の一途をたどるんじゃないかと思っております。対策室は、真剣に徹底した人口対策を議論し、対策を実行する意味で少子化対策室を設置するというのが人口増加につながるんじゃないかと思っておりましたけれども、いろいろそれにつながる課もあるようですので、やはり人口増加につなげるような事項を真剣に考えてもらいたいと思います。
(3)ですけれども、結婚費用祝い金を1カップル100万円支援できないかということですけれども、非常に100万円というのは大金ですが、若い男女に二、三聞いてみたら、100万円もらったら非常に助かるという話も聞きましたし、これぐらいの対策金額でないと若者は振り向かないんじゃないかなと私も思っております。ヒアリングのときに、子供のできない年齢、例えば70歳同士が結婚した場合はどうなるんだろうかという話も出ましたけれども、ここはやはり人口増加の対策ですので、その辺のことはいろいろ説明してもらって、もしできればそういうのをまた考えてやってください。
それでは、(4)ですけれども、出産費用祝い金として1子50万円支援できないでしょうかという質問ですけれども、これも50万円と言っても、なかなか大金ですけれども、これも若い人に、二、三人に聞いたんですけれども、大変助かるという話で、できれば1人の子供に50万円ずつもらえれば子供を増やす人口増の意味から本当に喜んでもらえるんじゃないかと思っております。また、2子、3子と安心して出産してもらえる、そして出生率が確実に上がるんじゃないかと思っております。ぜひ前向きに検討をお願いしたいと思います。
それでは、(5)ですけれども、子育て施策として、ア、おむつの満1歳までの無料化についてですが、先ほども答弁をもらったとおり、いろいろと年齢制限があったりして、補助はしているという話ですけれども、できればやはり出生率を上げるためにいろんな補助をやってもらいたいと思っております。
2子以降の保育料、副食費の無料化についても、やはり井伊議員がいいことを言われたとおり、出水市でなければできないということで、やはり2子以降の保育料の無料化についても前向きに検討してもらいたいと思います。
最後のウですけれども、学校の給食費の無料化については、何人かの方が無料化について質問されましたけれども、ぜひこれはやはり今、大変税金も上がったりして、物価も上がったりして、非常に苦しい生活をされている方もいらっしゃると思いますので、兵庫県の明石市のことを今から読みますけれども、やはりこれもできれば苦しい家庭の経済的なことを助ける意味で無料化はぜひ必要じゃないかと思っております。
4月4日の新聞に兵庫県の明石市の例が出ておりまして、人口9年連続増、住みやすいと感じる人が9割、8年で32億円税収増という過疎化に悩む地方都市がうらやむ数字が並んでおります。高校3年生までの子ども医療費の無料化をはじめ、子供を核としたまちづくりを進めてきて、非常に効果が上がってきているようです。ぜひ、今、質問した項目を実行してもらえば、人口増とか、そういうのはできるんじゃないかと思っております。
また、都城市は、本年度、10年後の人口増の保育料の無料化に踏み切る。国より手厚い支援策の財源には魅力的な返礼品などで好調が続くふるさと納税の寄附金を充てるそうです。平均的な世帯で2人預けると年間約70万円の負担軽減になるというから、関心を寄せる子育て世帯は多いに違いない。新型コロナウイルス禍で地方への移住が脚光を浴びている。多くの人を呼び込める可能性がある。池田宜永市長は、本紙の取材に「国より一歩も二歩も先に行けば、背中を押してもらえる。」と述べていた。国の指示待ち、他都市と横並びで乗り切れる時代ではないということだろう。自治体が独創的なアイデアを競い合い、活気ある地域が全国に広がっていく。そんな好循環が生まれればいい。人口減対策は待ったなし。政府が重い腰を上げるのを待ってはいられないという記事があります。全くそのとおりだと思っております。
やはり井伊議員も申したとおり、阿久根ができるのに出水市ができないわけがないというようなことを言われましたけれども、補助金とか、そういうのを待っては人口増加も望めないんじゃないかと思いますので、やはり出水市独自のそういう対策をどんどん実施してもらえば人口増につながるんじゃないかと思っております。
大変急ぎましたけれども、以上で私の質問を終わります。
○議長(田上真由美議員) 以上で、本日の一般質問を終結いたします。
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△ 延 会
○議長(田上真由美議員) お諮りします。本日の会議はこれで延会したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会いたします。
第5日の会議は、明日20日に開きます。御苦労さまでした。
午後2時04分 延 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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