令和5年出水市議会第1回定例会会議録第6号
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令和5年3月20日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 19名
1番 井 伊 健 一 議員
2番 迫 田 小百美 議員
3番 池 田 幸 弘 議員
4番 田 中 秀 一 議員
5番 宇 都 修 一 議員
6番 江川野 一 成 議員
7番 南 鶴 洋 志 議員
8番 鮎 川 浩 一 議員
10番 日 髙 信 一 議員
11番 北御門 伸 彦 議員
12番 吉 元 勇 議員
13番 土 屋 工 吉 議員
14番 鶴 田 均 議員
15番 田 上 真由美 議員
16番 杉 本 尚 喜 議員
17番 出 水 睦 雄 議員
18番 中 嶋 敏 子 議員
19番 道 上 正 己 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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欠席議員 1名
9番 上須田 清 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
中 原 貴 浩 総務課課長補佐兼職員係長
大 田 直 子 財政課長
山 田 丞 財政課財政係長
青 﨑 譲 二 企画政策課長
福 川 正 樹 企画政策課秘書監(係長)
柿 木 彰 保健福祉部長
谷 川 弘 之 健康増進課長
長谷川 健 健康増進課新型コロナウイルスワクチン接種対策室長(課長級)
高 口 悟 こども課長
宮 﨑 毅 市民部長
松 岡 秀 和 商工観光部長
松 井 勉 ラムサール・文化スポーツ統括監(部長級)
田 口 保 商工観光課長
揚 松 智 幸 農林水産部長
中 原 克 章 農政課長
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
川 畑 正 樹 都市計画課長
澤 田 誠 一 都市計画課技監(参事)
小田原 豊 道路河川課長
吉ケ島 英 章 高尾野支所長
東 畠 賢 一 野田支所長
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
大 平 伸 章 消防長
大久保 哲 志 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
住 吉 祐 一 教育総務課長
床 並 伸 治 学校教育課長
川 添 直 生涯学習課長
冨 田 宏 選挙管理委員会委員長
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議会事務局
春 田 和 彦 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
中 村 勇 士 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北 紘 至 主査
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付議した事件
令4陳情第3号 政府に対して「インボイス制度実施延期を求める意見書」の提出を求める陳情(文教厚生委員長報告)
議案第18号 出水市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
議案第20号 出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について(産業建設委員長報告)
議案第21号 出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
議案第28号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について(総務病院委員長報告)
議案第29号 第3次出水市男女共同参画計画の策定について(総務病院委員長報告)
議案第1号 令和5年度出水市一般会計予算(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
議案第2号 令和5年度出水市国民健康保険特別会計予算(文教厚生委員長報告)
議案第3号 令和5年度出水市後期高齢者医療特別会計予算(文教厚生委員長報告)
議案第4号 令和5年度出水市介護保険特別会計予算(文教厚生委員長報告)
議案第5号 令和5年度出水市交通災害共済特別会計予算(総務病院委員長報告)
議案第6号 令和5年度出水市地方卸売市場特別会計予算(産業建設委員長報告)
議案第7号 令和5年度出水市水道事業会計予算(産業建設委員長報告)
議案第8号 令和5年度出水市下水道事業会計予算(産業建設委員長報告)
議案第9号 令和5年度出水市病院事業会計予算(総務病院委員長報告)
同意第2号 出水市副市長の選任について
議案第32号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第13号)
議案第31号 令和5年度出水市一般会計補正予算(第1号)
報告議第2号 閉会中における調査事項の報告(広報広聴特別委員会)
議員の派遣について
閉会中の継続審査について
令4陳情第2号 川内原発の20年延長運転期間に関する陳情書
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(田上真由美議員) おはようございます。ただいまの出席議員は19名であり、定足数に達しております。これより令和5年出水市議会第1回定例会第6日の会議を開きます。
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△ 欠席の申出
○議長(田上真由美議員) 上須田議員から、本日の会議に欠席する旨の届出が出ております。
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○議長(田上真由美議員) 鶴田均議員より、議場でつえを使用したいとの申入れがありましたので、これを許可しております。
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△ 諸般の報告
○議長(田上真由美議員) 諸般の報告を申し上げます。監査委員から報告のありました定期監査及び公の施設の指定管理者監査の結果につきましては、その写しを議員皆様へ送付しておきました。
以上で諸般の報告を終わります。
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△ 議会運営委員長の報告
○議長(田上真由美議員) ここで議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(杉本尚喜議員) おはようございます。議会運営委員会が協議しました結果につきまして、御報告申し上げます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。日程第1から日程第15までは、各常任委員会に付託された議案等の委員長報告、採決を行います。3月17日に新たに追加送付となりました同意議案1件及び各年度、各年度というのは令和4年度及び令和5年度のことであります。一般会計補正予算議案2件の取扱いについては、日程第16、日程第17及び日程第18として個別に上程、提案理由説明の後、委員会付託を省略し、即決の取扱いといたします。また、日程第19報告議第2号は、広報広聴特別委員長より閉会中における調査事項の報告がありましたので、これを上程いたします。
皆様の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
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△ 議事日程の報告
○議長(田上真由美議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和5年出水市議会第1回定例会
議 事 日 程 第 6 号
令和5年3月20日 午前10時 開 議
第1 令4陳情第3号 政府に対して「インボイス制度実施延期を求める意見書」の提出を求める陳情(文教厚生委員長報告)
第2 議案第18号 出水市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
第3 議案第20号 出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について(産業建設委員長報告)
第4 議案第21号 出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
第5 議案第28号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について(総務病院委員長報告)
第6 議案第29号 第3次出水市男女共同参画計画の策定について(総務病院委員長報告)
第7 議案第1号 令和5年度出水市一般会計予算(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
第8 議案第2号 令和5年度出水市国民健康保険特別会計予算(文教厚生委員長報告)
第9 議案第3号 令和5年度出水市後期高齢者医療特別会計予算(文教厚生委員長報告)
第10 議案第4号 令和5年度出水市介護保険特別会計予算(文教厚生委員長報告)
第11 議案第5号 令和5年度出水市交通災害共済特別会計予算(総務病院委員長報告)
第12 議案第6号 令和5年度出水市地方卸売市場特別会計予算(産業建設委員長報告)
第13 議案第7号 令和5年度出水市水道事業会計予算(産業建設委員長報告)
第14 議案第8号 令和5年度出水市下水道事業会計予算(産業建設委員長報告)
第15 議案第9号 令和5年度出水市病院事業会計予算(総務病院委員長報告)
第16 同意第2号 出水市副市長の選任について
第17 議案第32号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第13号)
第18 議案第31号 令和5年度出水市一般会計補正予算(第1号)
第19 報告議第2号 閉会中における調査事項の報告(広報広聴特別委員会)
第20 議員の派遣について
第21 閉会中の継続審査について
令4陳情第2号 川内原発の20年延長運転期間に関する陳情書
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△ 議 事
○議長(田上真由美議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第1令4陳情第3号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第1、令4陳情第3号を議題といたします。
ここで、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) おはようございます。それでは、政府に対して「インボイス制度実施延期を求める意見書」の提出を求める陳情について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、御報告申し上げます。
税務課から「令和5年度税制改正大綱で負担軽減策が示された。小規模事業者向けの届出として、納付税額を売上税額の2割に軽減するという激変緩和措置を3年間講じること、中小事業者向けに、制度施行から6年間、1万円未満の課税仕入れについては、帳簿のみで仕入税額が控除可能とするもの、全ての方を対象に、10月の制度開始に対する登録期限が、3月31日から9月末までになったことなどが盛り込まれた。」との参考意見があり、質疑として、「この届出は、業者から申請等が必要か。」との質疑に、「事前の申請が不要で、売上収入を把握するだけで申告ができる。」との答弁でした。
「12月に陳情が1団体から出たが、税務課のほうには、ほかの団体からの問合せや中止を求める意見などはなかったのか。」との質疑に、「そのような陳情は、ほかにはなかった。」との答弁でした。
続く討論において、不採択の立場から、「令和5年10月からインボイス制度が開始される。緩和措置もある中、議会が改めて制度の導入の補足を求めるような状況でもないと思うため、反対する。」との発言があり、採決の結果、賛成少数により不採択相当とすることに決定いたしました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告を終わります。
○議長(田上真由美議員) 令4陳情第3号、政府に対して「インボイス制度実施延期を求める意見書」の提出を求める陳情について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○18番(中嶋敏子議員) 皆さん、おはようございます。ただいま提案をされております政府に対して「インボイス制度実施延期を求める意見書」の提出を求める陳情は、委員長報告では不採択でありますが、委員長報告に反対し、陳情に賛成する立場で討論いたします。
声優やアニメーター、ライターなどフリーランスや零細業者など、幅広い反対を前に、政府与党はインボイス制度の導入に経過措置を入れました。政府が今年10月を狙うインボイス制度は、商品やサービスごとに消費税額と税率を記載した請求書をやり取りするものであります。インボイスがないと、買い手が納税額から仕入れで払った消費税を差引けなくなります。売上高1,000万円以下の免税業者も取引先からインボイスを発行できる課税業者になるよう、迫られかねません。免税業者は課税業者にならなければ、取引を断られるおそれがあり、課税業者になれば、納税と課税事務の重い負担がのしかかります。
検討されている経過措置は、免税業者から転換した課税業者の納税額軽減や少額取引ならインボイスを不要とすることなどであります。しかし、いずれも期間限定であります。
財務省は、インボイス導入は複数税率における適正課税のためと説明しております。それなら、複数税率が導入された2019年10月にインボイス制度も実施したはずであります。しかし、準備期間が必要だとして実施を23年10月とし、導入後も6年間は免税業者から仕入れても、払った消費税の一部は納税額から差し引けるとしました。
すでに盛り込まれていた経過措置に、さらに措置を重ねられるのは適正課税は口実にすぎないからであります。狙いは着実に制度を導入することです。経過措置があっても、免税業者は数年後、課税業者か廃業かの選択肢を迫られます。フリーランス、零細業者の営業と日本経済を守るため、経過措置のごまかしを見破り、インボイスの導入は断念させなければならないと考えます。
少なくとも、この陳情書は、まだ理解が進んでいないこともあり、問題点をたくさん残したまま、インボイスの導入については実施延期を求める意見書でありますので、これは当然、議会としては採択するべきだと考えます。
以上で、賛成討論といたします。
○12番(吉元勇議員) 陳情につきまして、反対の立場で討論いたします。
内容については、文教厚生委員長の報告のとおりでありますが、このインボイス制度の導入に至っては、小規模事業者にもいろいろと緩和措置があり、また、いろんなソフト関係の導入についても補助の上乗せがあったりして、何ら問題はないんじゃないかと考えますし、世の中の動きをみますと、この導入に向かって消費税の在り方をきちんとやっていこうというようなことになっているような気がします。
今回の陳情については、一部の反対のための反対的なことではないのかなというようなことも考えるところであります。消費税の導入が入ってから、もう大分たちます。きちんとした税のことに進むように願います。
以上によって、陳情については反対するものです。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。この陳情に対する委員長の報告は不採択です。したがって、原案について採決いたします。その採決は、起立によって行います。本陳情を採択することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立少数です。よって、本案は不採択とすることに決定しました。
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△ 日程第2議案第18号・日程第3議案第20号
日程第4議案第21号・日程第5議案第28号
日程第6議案第29号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第2から日程第6までの条例議案等5件を、一括して議題とします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。
○総務病院委員長(鶴田均議員) おはようございます。総務病院委員会が審査しました概要と結果につきまして報告いたします。
まず、議案第28号「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について」、概要と結果について報告します。
所管課より、「出水市内には辺地地域が2か所あり、一つは上場辺地、あと一つは辺田辺地の2か所です。辺田辺地については、西辺田集落のところが辺地地域となっています。辺田配水地の送配水管の老朽化に伴い、断水事故が多発している状況であり、今回、この設備を更新する総合整備計画を策定するものです。
事業の内容は、延長510メートルを来年度から2か年計画で更新するもので、この総合整備計画を策定することで、有利な財源である辺地対策事業債の活用が可能になります。この送配水管の更新箇所は、辺地地域には含まれていないが、本設備の給水区域に辺田辺地が含まれていることから、給水区域内の人口に占める辺田辺地の地域の人口割合大体12.1%になり、辺地対策事業債の対象となるものである。」との説明があり、質疑はなく、続く討論において賛成の立場で、「今回は、西辺田地区の簡易水道の送配水管の給水地となる地区の整備計画であります。命の水、災害といろいろあるときに、やはり、水が1番である。こういった施設を各地域、地域で、耐震化などをしながら保存していくことを願って、賛成討論とする。」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり、可決すべきものと決定しました。
次に、議案第29号「第3次出水市男女共同参画計画の策定について」、質疑部分を中心に概要と結果を報告します。
「前回の第2次の計画から、今回の第3次の計画、この計画のどこがどのように具体的に変わったのか。」との質疑があり、「基本的には大きな変更はないが、市民アンケート調査で、幾つかの課題があったので、議案19ページ、第3章の「固定的な性別役割分担意識や無意識の思い込み」という項目の追加を行った。また議案35ページ、「男女共同参画の視点に立った複合的に」という項目などを加え、「ひとり親家庭」や「高齢者の就業促進」などの項目を追加している。」との答弁でした。
また、市民に対しての広報についての質疑があり、「毎年、男女共同参画だよりを発行している。市民の皆さんに手にとって読んでいただくような形で、普及啓発には取り組んでいるところである。」との答弁でした。
討論において、賛成の立場で、「ジェンダーの平等と女性のエンパワーメントは、SDGsの重要なテーマです。日本では、男女共同参画社会基本法で、21世紀の最重要課題となっている。充実した取組を期待し、賛成する。」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり、可決すべきものと決定しました。
以上で、総務病院委員長報告といたします。
○議長(田上真由美議員) 議案第28号「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について」、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第29号「第3次出水市男女共同参画計画の策定について」、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) これからの国の在り方、あるいは自治体の在り方で非常に大事な策定ですが、質疑の少なさをちょっと懸念いたしました。
まず、1点。本定例会の初日にも質疑をして、市長からの答弁をいただきましたが、パートナーシップ制度の導入のことであります。パートナーシップ制度の導入について質疑と討論がなかったように聞こえましたが、改めてお伺いしますが、パートナーシップ制度の導入を委員会側としてどのような考えを持って、当局からどのような答弁を引き出したかどうか、その点、答弁できる点があればお願いします。
○総務病院委員長(鶴田均議員) この件については、そんなに討論とかございませんでしたが、市民の皆さんに手に取って読んでいただくような形で、普及活動を今後行っていくということでございましたので、特に主に討論等はございませんでした。
○12番(吉元勇議員) 討論を聞いているわけではないですけど、議論があったかを聞きましたが、以前もいつの定例会だったか忘れましたが、出水市の本庁舎の市民課の窓口、ここを見ますと、受付が女性だけの職員です。市の職員じゃなくて委託先ですけれども、この辺がいかにも市民課の窓口サービスは女性がするもんだよというようなのを見せつけているようなもんで、この策定とは全く異なるような事業体系になっています。その辺の指摘、それから改善、どういう方向でいくのか、その辺の議論があれば御報告いただきたい。
○総務病院委員長(鶴田均議員) 簡単に言えば、日本では今、男女共同参画社会基本法で21世紀の最重要課題となっておりますので、充実した取組を期待したいということで、そういう討論は賛成ということでありました。
○12番(吉元勇議員) 19ページのほうに第3章として「計画内容」とあります。この中で、教育の観点からも必要だということでありました。本定例会初日に、教育長に答弁いただいた件で、答弁は部長がしましたけれども、まず市が取り組んだ、いわゆる教育現場における男女混合名簿の導入、令和4年度に導入し、令和5年度、2年間入りましたけれども、混合名簿の導入が目的であったかのように、現場ではいまだに「男子」「女子」そういったことを意識づけが全くない状態であります。
今後、教育部においては、その辺をきちんとやっていくという報告でしたが、その辺のことについての具体的な取組の指摘、あるいは委員会からの指摘等はなかったですか。
○総務病院委員長(鶴田均議員) その件については、ありませんでした。
○議長(田上真由美議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○12番(吉元勇議員) 議案第29号「第3次出水市男女共同参画計画策定について」、反対の立場で討論いたします。
内容的には、いいものができたと思っております。必要な計画の策定であります。ただ、今の委員会報告、あるいは私の質疑に対しての報告、答弁、聞いたときに、審議不十分と考えます。よって、再度提案のもと、審議のやり直しを求め、今回は反対といたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
この採決は、起立によって行います。本案は委員長の報告のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) それでは、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、御報告申し上げます。
まず、議案第18号「出水市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について」、御報告申し上げます。
担当課から「この条例改正は、児童福祉法、国の基準省令の改正に伴い、本市の3つの条例を改正するものである。小規模保育事業者や事業所内保育事業所に、設備の点検や避難訓練等の安全計画の策定を義務づけるもの、送迎バスの置き去り事故を受け、ブザーの設置や子供の点呼を義務づけるもの。児童クラブに感染症及び食中毒の蔓延防止に必要な研修や訓練を行うことなどが改正となる。」との説明があり、質疑において、「出水市内で実際にバスでの送迎をされている事業所は、どのくらい把握しているのか。」との質疑に、「聖母幼稚園と慈光幼稚園の2か所である。」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第21号「出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定」について御報告申し上げます。
担当課からは「今回の改正は、鹿児島県国民健康保険運営方針や令和5年度の事業費納付金に基づき、出水市国民健康保険税条例について、一部を改正する必要があるため行うものである。改正内容は、医療費分に相当する基礎課税額の所得割を0.7%引き下げること、資産割を削除すること、基礎課税額の均等割を1,500円、平等割を1,500円引き下げ、併せて、特定世帯の平等割については750円、特定継続世帯の平等割については、1,125円引き下げること。また、後期高齢者支援金等課税については、所得割を0.5%、均等割を2,000円、平等割を1,000円引き上げ、併せて、特定世帯の平等割については500円、特定継続世帯の平等割については、750円引き上げること。また、介護納付金課税については、所得割を0.1%、均等割を1,000円、それぞれ引き上げること。中低所得世帯に係る7割、5割、2割及び未就学児に係る均等割の法定軽減額を改定するものである。これらの改正による影響は、年間平均の対前年度比で、1人当たり1,171円、1世帯当たり1,872円の減額となる見込みである。」との説明があり、続く質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告を終わります。
○議長(田上真由美議員) 議案第18号「出水市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について」、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第21号「出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案をされております「出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」、問題点を指摘して反対いたします。
令和5年度は国保税は4方式から資産割をなくして3方式にしていく最終年度とされています。資産割をなくしていくのに反対ではありません。提案されている条例改正で問題なのは、所得割率、平等割率は、いずれも減額されているのに、一人一人に課税される均等割額が増えていることであります。これは、少子化対策にも逆行するやり方です。
資料では、1世帯当たり、1人当たりの国保税額はいずれも下がっているようですが、所得も資産もないが、子供を含む多人数世帯では、負担が増えていることが懸念されます。資料請求で令和5年度国保税額のモデルケース、40代夫婦、小学生2人の4人世帯で、所得220万円、固定資産税5万円の世帯の国保税は、2割軽減対象で2,100円減額されても、年間38万1,000円の国保税負担であることが明らかになりました。所得に対する負担割合17.3%は、協会けんぽや組合健保等の約2倍の負担で、重い負担に変わりありません。国保の基金や財政調整基金からの繰入などで、少なくとも協会けんぽ並みの負担まで引き下げるべきですが、そうした取組はされていません。よって、この条例改正には反対いたします。
なお、昨年10月17日に日本共産党地方議員団とたいら行雄県議で、県の担当課と交渉し、県の国保基金残高約72億円のうち、財政調整に活用可能な38億円を、県平均の一人当たりの納付金額が対前年度比伸び率10%を超過した場合にのみ活用できるとした、県の基金の運用方針の見直しで、全市町村の納付金の引き下げ措置を講じるよう要求いたしました。これを受けて県は、約5億円を活用しております。
ちなみに、出水市への充当額は1,816万711円と試算されていることを述べておきたいと思います。
以上で、討論といたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
この採決は、起立によって行います。本案は委員長の報告のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(道上正己議員) それでは、議案第20号「出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、産業建設委員会が審査しました概要とその結果について、報告します。
附属機関の追加等を行うため、所要の改正を行うものであり、観光基本計画策定のため、「出水市観光基本計画審議会」を追加するもの、ラムサール条約の登録に向けて協議を行ってきた「出水市ラムサール条約登録推進協議会」を登録後の活動、施策について協議する「出水市ラムサール条約保全・利活用推進協議会」に名称を改めるもの、水道事業については、調査及び審議するための審議会がなかったことから、出水市下水道事業審議会と合わせて、新たに設置するものであるとの説明があり、続く討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、産業建設委員長報告といたします。
○議長(田上真由美議員) 議案第20号「出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△ 日程第7議案第1号・日程第8議案第2号
日程第9議案第3号・日程第10議案第4号
日程第11議案第5号・日程第12議案第6号
日程第13議案第7号・日程第14議案第8号
日程第15議案第9号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第7から日程第15までの令和5年度各会計予算議案9件を、議題とします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。
○総務病院委員長(鶴田均議員) それでは、総務病院委員会が審査しました概要と結果について、御報告します。
まず、議案第1号「令和5年度出水市一般会計予算」所管部分について、概要と結果について、質疑部分を中心に報告します。
歳出部分において、予算書11ページ、第2表債務負担行為の企画・想像力等研修支援業務委託について、「今まで1年で済ましていたが、実質的に何か月ぐらいで研修成果を出していたのか。」との質疑があり、「8か月から多くても10か月ぐらい、最初の研修からプレゼンテーションまでの期間、今年度で言えば、5月から始めて、2月に発表があった。ただ、11月、12月は鳥インフルエンザの関係で、なかなか進まなかったというところもあるが、最終的な出来栄えは非常によかった。」との答弁でした。
予算説明書79ページ、06細目車両管理費、公用車リース料について、「電気自動車をゼロカーボンシティの取組で2台また増やすことについて、現状では足らないので2台増やすのか、それとも違った形での利用方法を考えて2台を増やすのか。」との質疑に、「現在購入している2台については、介護保険などの現地調査に使っているが、秋以降、ツルの越冬地の利用調整のほうで活用している。そうなると、庁内での稼働がなかなかできない状況もあり、今後、ラムサール条約登録湿地での活用も、もう少し拡大するのではないかというところから、今回増やす方向でいる。」との答弁でした。
予算説明書81ページの03細目地域活性化対策費、出水駅蔵之元港間シャトルバス利用促進協議会負担金について、「年間で何人利用があったのか。」との質疑に、「令和3年度の実績としては、5,911人の利用である。」との答弁でした。
予算説明書89ページの02細目防犯対策費、防犯関係カメラ設置工事について、「令和5年度で6基ということで、3年間の予定の分が終わるということだが、3年間で何基の設置になったのか。」との質疑に、「3年間で38基である。」との答弁でした。
予算説明書89ページの13細目自治会活動費、地区コミュニティ協議会支援事業費について、「新規にコミュニティ協議会設立の動きがあるとのことだが、どこの地域なのか。」との質疑に、「高尾野地区について動きがある。」との答弁でした。
予算説明書175ページの05細目消防施設管理費、防火水槽撤去工事費補助金について、防火水槽の撤去に伴う埋め戻しについて質疑があり、「埋め戻しについて消防本部側が指定するものではないが、自治会や地権者に方法を助言する。」との答弁でした。
討論では、賛成の立場で、「歳出では、261億3,200万円を計上され、安心のまちづくりの実現に向け、「こどもの安心」では、熱中症対策や緊急避難所としての活用が可能となる総合体育館への空調設備の設置や、「いのちの安心」では、防災対策として、自治公民館等を活用した自主防災避難所の開設等に係る経費の助成、「くらしの安心」における取組では、自治公民館の空調設備の補助対象拡充やバリアフリー化事業の対象拡大、また、地域再生可能エネルギー利活用推進事業では、ゼロカーボンシティの実現やSDGsの達成に向けた本市のエネルギー分野における取組の第一歩である、公共施設の屋根に太陽光発電設備を設置し、発電した電気を自家消費することは、電力の地産地消にもつながる。併せて、蓄電池を設置することで、災害時にも活用できるとこういった事業等が盛り込まれていること。歳入では、これらの事業を実施するため、財源の確保として、前年度と比較して、基金の繰入れは増加したものの、市税の増やふるさと納税としてのツルと歴史のまち応援基金、寄附金の増加が見込まれており、健全な財政としての予算が計上されていると考えられることから、令和5年度出水市一般会計予算について、賛成する。」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第5号「令和5年度出水市交通災害共済特別会計予算」について、概要と結果について報告します。
所管課より、歳入において、「予算説明書339ページ、会費について、加入率37%で計上しているところである。見舞金等の歳出と、この会費の歳入で不足する分を交通災害共済基金からの繰入金ということで調整して、予算をつくっている。」との説明があり、質疑はなく、討論において、賛成の立場で、「各地域、人口減少とか高齢化によって、いろいろと共済関係、減少しつつあるが、やはり共に助け合うという、こういった交通災害の共済であるので、広報啓発をまだまだ広めていただき、存続することを願って賛成する。」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第9号「令和5年度出水市病院事業会計予算」について、概要と結果について、質疑部分を中心に報告します。
財務計画諸表53ページ、「外来収益の年間患者見込数を7万5,700人、5,700名増ということだが、自然にこれだけ増えるだろうという見込みなのか。あるいは、これだけ増やそうということでの数字なのか。コロナ前には、どれくらいだったのか。」との質疑があり、「令和5年度は目標として挙げている。コロナ前の平成30年度では外来患者数が6万5,000人程度になっている。令和元年度も同様に6万5,000人で、令和4年度の外来患者の決算見込みも7万5,000人程度は見込んでいるので、来年度もほぼ同程度というところで、その目標値を急激に上げたということはではない。」との答弁でした。
財務計画諸表71ページの医療器械購入費の血管造影装置及び眼科用手術顕微鏡の購入について質疑があり、「血管造影装置については、循環器内科が主に使っており、心臓の血栓に対して、足の付け根からガイドワイヤーを入れて、バルーン療法という風船を膨らまして、血管の詰まったところに、血が通るようにしたり、そこにまた、ガイドワイヤーを通して、そこを広げるステントを入れて、血液の通りをよくする。それをレントゲンで見ながら行っていくという装置であり、先日、市民講座を開催して、そこでいろいろな患者の症例を市民の方に説明した。眼科用手術顕微鏡については、主に白内障の手術に使用する。」との答弁でした。また、出水市からの長期借入金について質疑があり、「市からの長期借入金の今の現在の残高は15億7,200万円である。償還を猶予しているのは、令和元年度から令和6年度までで、令和7年度から順次、9年間になるが、償還をまた再開していく予定になっている。令和7年度から最初の5年間は2億5,000万円程度である。」との答弁でした。
討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、総務病院委員長報告とします。
○議長(田上真由美議員) 議案第1号「令和5年度出水市一般会計予算」について、これから総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止いたします。
議案第5号「令和5年度出水市交通災害共済特別会計予算」について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○13番(土屋工吉議員) ただいま委員長のほうから報告がありました議案第5号「令和5年度出水市交通災害共済特別会計予算」について、賛成の立場で討論します。
委員長の報告でもありましたが、少子高齢化の中で、加入者がだんだん減少しつつありますが、実質はまだまだ37%で伸びております。地方地自法も第235条の3第2項の規定により、一時借入金の借入れの最高額を定め、今回も基金繰入をし、1,243万円で計上してあります。出水市の周囲を眺めてみますと、高齢化社会また西回り自動車道の完成を控えつつ、交通事情が変わりつつあります。諸物価の上昇もありますが、共に助け合う交通災害であります。我々の自治会でも、たまたま高齢者の方が事故に遭って亡くなられたときに、この共済を利用されて、本当に喜んでいらっしゃいました。
市民の安全、自治会長をはじめとし、行政も広報啓発しながら、皆さん方の賛同を得て、継続を願って賛成討論といたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第9号「令和5年度出水市病院事業会計予算」について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
ここで暫時休憩いたします。再開を午前11時5分とします。
午前10時52分 休 憩
午前11時05分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) それでは文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、御報告申し上げます。
まず、議案第1号「令和5年度出水市一般会計予算」所管部分について、質疑を中心に御報告申し上げます。
歳出について、予算書101ページ、06細々目自立相談支援機能強化事業費について、「アウトリーチ支援員を新たに市で雇用するとのことだが、市で直接することになった経緯は。」との質疑に、「障害者相談支援事業所への委託により実施してきたが、現在の人員では、家庭訪問などがなかなかできなかったこともあり、自立相談支援機関である安心サポートセンターが直営でアウトリーチ支援員を配置し、家庭訪問等を強化していきたいと考えた。」との答弁でした。
予算書109ページ、39細目介護予防支援事業費について、「居宅支援のケアマネジャーが減少している理由は。」との質疑に、「主な要因は、退職が一番大きい。そして、妊娠・出産の休み等で減少している。」との答弁でした。「ケアマネジャーが増えるような施策を持っているか。」との質疑に、「ケアマネの育成には長期の期間を要する。ケアマネ不足は、市内の事業所も含め、確保に相当苦労している。今、取り組んでいるのは、自分たちのところで育てていこうと切り替え、育てているところである。」との答弁でした。
予算書113ページ、12細目障害児通所支援事業費の放課後等デイサービス給付費について、「放課後等デイサービスを必要とされる方の需要と供給のバランスは、うまくいっているのか。」との質疑に、「放課後デイサービスについては、昨年度、10人定員の施設を2か所で新設ができていたので、今のところほぼ充足していると考えている。」との答弁でした。
予算書117ページ、05細目放課後児童健全育成事業費について、「児童クラブについて、支援員の確保はできているのか。」との質疑に、「支援員の確保については、支援を必要とする子供が多い小学校区については、年度途中で加配ができており、令和5年度に係る支援が必要な児童についても、早めに情報を提供し、どのくらい加配できるのかを伝え、調整している。」との答弁でした。
予算書125ページ、22細目若年者在宅ターミナルケア支援事業費について、「この支援事業の内容は。」との質疑に、「基本的には、生活の質が落ちないように、介護保険適用を受けない若年者に対して、住宅の改修等に係る経費等を補助するものである。」との答弁でした。
予算書129ページ、08細々目初回産科受診料助成事業費について、「妊娠初回の受診控えの解消には、周知を工夫すべきだと考えるがどうか。」との質疑に、「生活困窮者でそのようなケースが多々見られるため、保健福祉部内の安心サポートセンター、こども課、民生委員の方たちとも連携を深め、周知広報等努めていきたい。」との答弁でした。
予算書133ページ、06細目環境にやさしいまちづくり事業費の飼い主のいない猫の不妊去勢手術費助成事業費について、「飼い猫か、そうでないかのすみ分けは。」との質疑に、「補助対象者を、市内に居住し、同一世帯でない3人以上のグループ、市内事務所等を有する団体、市内の自治会等としている。また、手術をしたか、しないかの判断がつくよう、猫の耳もカットするので、そこで区別したい。」との答弁でした。
予算書181ページ、01細目指導研修一般管理費、部活動地域移行推進協議会開催経費について、「来年度から、段階的に地域移行とのことだが、学校管理が絡むのか。」との質疑に、「1つの学校の部活動を地域指導者の指導によって活動する単独型。いくつかの学校の部活動を合同で指導する合同型。地域のスポーツ少年団で小学生とともに中学生も活動するスポーツ少年団型。民間スポーツクラブ等で活動するクラブ型など、それぞれの地域で、いろんな形が考えられる。地域差が出てくるため、それぞれの地域にどのような人材がいるのか、来年度は協議をしながら方向性を検討し、できるところから段階的に進めていこうと考えている。」との答弁でした。
予算書183ページ、01細目教員住宅一般管理費について、「教職員住宅の廃止についてどう考えるのか。」との質疑に、「令和元年につくられた、出水市学校施設等長寿命化計画では、原則として、法律上設置の必要のある、へき地の上場小以外は、新たな教員住宅の設置、既存住宅の改築は行わない。民間賃貸住宅の供給数が多い校区については、人事異動に合わせ教員住宅としての用途を廃止する計画である。」との答弁でした。
予算書187ページ、07細目小学校教育設備整備事業費の児童用机・椅子購入について、「出水地域を5年間で終わらせるとのことだが、それ以外の地域はどうか。」との質疑に、「出水地域は20年ほど前に木製机・椅子を導入している。高尾野・野田地域については、10年ほど前に、木製机・椅子を導入しているので、時期を見て、更新することになると考える。」との答弁でした。
予算書193ページ、03細目高等学校振興事業費、部活動強化支援補助金について、「商業高校の体操同好会の躍進が目覚ましく、生徒募集にもつながっていると考えるが、体操同好会に対する補助金はどうなっているか。」との質疑に、「前年度に全国大会や九州大会に出場した実績のある部活動等については、補助金を上乗せする運用でやっている。体操部は例年、全国大会に出場しているので、その補助金で対応している。」との答弁でした。
予算書195ページ、13細目青少年地域活動事業費の出水ふるさと学寮事業費について、「年2回の実施となったこと、場所が青年の家になったことの要因は何か。」との質疑に、「1番の要因は職員の負担軽減である。課の職員数が減っていること、食事の準備等がかなりの負担であったことなどを少しでも軽減したうえで、子供たちが共同生活ができないかとのことで、青年の家になった。」との答弁でした。
予算書201ページ、04細目受入研修事業費について、「令和4年度は、コロナで宿泊を受け入れるというイメージがないが、どうか。」との質疑に、「コロナ対策との兼ね合いで非常に苦慮して、要望どおりの宿泊研修ができなかったという状況はあったが、今後、学校と意見調整しながら、元に戻していきたい。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場から、「初回産科受診の補助について、こども課、安心サポートセンターが連携しながら、妊娠された方が必ず受診をし、いろいろな事故や事件等につながらないために、フォローアップをしてほしい。出水市自殺対策計画は、実行性のある結果が出るような、自殺者が少しでも少なくなるような計画となるよう、5年度の施策を求めたい。教育関係においては、必ず、児童・生徒、職員の安全になるよう、十分な施策を求めたい。光熱費の高騰で需用費が上がっているが、学校等で担任の教室での業務においても、省エネを指導することを求めて、賛成討論とする。」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第2号「令和5年度出水市国民健康保険特別会計予算」について、御報告申し上げます。
担当課から、「予算書255ページ、01細目一般被保険者療養給付費について、医療費の高い、団塊の世代が後期高齢者へ移行することに伴い、医療費が減少するため、減額となっている。予算書259ページ、01細目医療費通知事業費について、発送回数を年4回から2回に見直したことにより、減額した。」との説明があり、続く質疑において、予算書255ページ、01細目診療報酬明細書審査支払手数料について、「重複受診は、最近はあまりないという認識か。」との質疑に「重複受診をしている方のデータが連合会から送られてくるので、チェックをしながら、重複頻回受診訪問指導員が対象者へ連絡を取り、本当に必要な治療なのか確認してもらっている。」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第3号「令和5年度出水市後期高齢者医療特別会計予算」について、御報告申し上げます。
担当課から、「歳出について、予算書285ページ、01細目健康診査事業費について、被保険者の増加に伴い、健康診査等の委託料を増額した。歳入について、予算書281ページ、1項後期高齢者医療保険料について、団塊の世代の75歳到達により、被保険者数が増加しているため、保険料を増額している。」との説明があり、続く質疑も討論もなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第4号「令和5年度出水市介護保険特別会計予算」について、質疑を中心に御報告申し上げます。
歳出について、予算書311ページ、02細目地域密着型介護サービス給付費について、「小規模多機能事業所1か所を新設するとのことだが、場所はどこで、事業主は誰か。」との質疑に「事業主は、「有限会社リハシップあい」である。大野原の「リハシップあい」というデイサービス事業所の西側に建設予定である。」との答弁でした。
予算書319ページ、04細目高齢者成年後見制度利用支援事業費について、「どのような事業か。」との質疑に、「病的原因、認知症等で判断能力がかなり低下した方が、例えば、新たな施設に入所するときの契約を本人が判断できなかったり、身内も親戚も誰もいないといった場合に、法的な契約をされる方を後見人、補佐人、補助人という形で裁判所に認定、選任してもらう。通常は、選任申立てを家族がするが、誰もいない場合には、市町村長が行う。この経費は、申請に係る経費や、申請後に弁護士等に支払う報酬等についても、低所得者の方については、市町村が払う経費である。」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場から、「本来、小規模多機能施設は、3地域でそれぞれ施設を求めるものであったが令和5年度は、1地域で1施設の開設とのこと。今後は、特にケアマネジャーも人材不足とのことで、行政もケアマネジャーの育成等に何らかの立場で寄与してほしい。併せて、看護師の補充も必要で、看護師についても掘り起こしを今後もやってほしい。残りの2地域でも、スムーズな応募があり開設できることを望み、賛成とする。」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告を終わります。
○議長(田上真由美議員) 議案第1号「令和5年度出水市一般会計予算」について、これから文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
○13番(土屋工吉議員) 資料のほうは181ページです。10款教育費、1項教育総務費の中の、今、商業高校の体操を紹介されましたが、この04特色ある学校づくり推進事業の地域人材活用謝金として計上してありますが、例えば、今、参議院議員の議長をなさっている尾辻��先生はいつも挨拶の中で、「いずんは陸上はどもこも強かとこじゃった」というのを、よく話を聞きます。我々も、もうあれから50年、学校の部活で先生たちも非常に忙しい中に指導していただく。ある地域地域にそういった、例えば高尾野のほうはバレーボール、米ノ津は体操、出水は陸上とか、そういった個性のある種目がどんどん、子供たち頑張っていますが、そういった調査というのはいくらかなさったのか、委員会で出なかったでしょうか。
○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) そのような具体的な話、質疑はありませんでしたけれども、今年度協議をしていくという話は聞いております。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止します。
議案第2号「令和5年度出水市国民健康保険特別会計予算」について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております令和5年度出水市国民健康保険特別会計予算に、問題点を指摘して反対いたします。
国保の最大の問題は毎回指摘していますが、所得に比して税負担が重すぎることです。この主な要因は、加入者に高齢者や低所得者が多いということと、国保会計に対する国の負担割合が、当初から半分近くに減らされていることであります。また、協会けんぽなどと違って事業主負担がありません。均等割、平等割が賦課されていることも他の制度にない賦課方式であります。こうした要因で、他の健保と比較して、同じ所得で2倍を超える負担が課されているのは不公平であります。国と自治体が文字通りの事業主になって、公費負担の割合を増やさない限り、平成30年度からスタートした県単位下でも解消されない構造的矛盾であります。
令和5年度は国保税賦課4方式の資産割をなくして、3方式に移行する最終年度で、先ごろ当局から改正に伴う内容が示されました。資産割はゼロにする、所得割は0.10%の減、平等割は500円の減になる一方で、均等割が一人当たり1,500円増になっています。資産割に対する賦課は、以前から問題とされていましたので、これをなくすことに反対ではありませんが、その分を人頭税とやゆされる批判の強い均等割に転嫁するやり方は、少子化にも逆行するもので、賛同できません。1世帯当たり、1人当たりの国保税額はともに減額になるという説明ですが、資産も所得もない世帯で子供の多い事例では、税率改正の恩恵は少ないか、逆に負担が増えていることが考えられます。
資料請求で4人家族、40代夫婦、小学生2人、所得220万円、固定資産税5万円のモデルケースで2割軽減の年間の国保税が2,100円下がって、38万1,000円と示されましたが、所得に対する負担割合は17.3%で、協会けんぽ等の約2倍の負担には変わりなく、重い負担であります。国保の滞納世帯は、令和5年2月17日現在、1,432世帯、滞納者へは1か月短期保険証96世帯、3か月短期保険証74世帯、未交付者が171世帯と正規の保険証が発行されず、無保険の状態も予想されています。この制度は本来命を救うはずの社会保障制度であるにもかかわらず、負担能力をはるかに超える税金を課され、滞納すると正規の保険証が取り上げられ、命の危険にさらされる不条理な制度になっています。全国知事会も1兆円規模の国の負担増を求めていますが、国の負担増を求めると同時に基金の活用や一般会計からの繰入等で、負担軽減を図るべきであります。
また、医療費の窓口負担の減免制度について、今議会で取り上げましたが、収入減を前提としない恒常的低所得者の入院医療に係る一部負担金の減免を行う自治体に対して、平成22年度から国は財政支援をしていることを明らかにして、その実施を求めましたが、あくまで収入減が前提であるとして、令和5年度の取組には含まれていません。最大で全額免除になるコロナ特例減免の要件緩和による制度活用の拡充や制度の周知徹底も見えてきません。
以上、主な問題点を指摘して、討論といたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
この採決は、起立によって行います。本案は委員長の報告のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第3号「令和5年度出水市後期高齢者医療特別会計予算」について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案をされております令和5年度出水市後期高齢者医療特別会計予算に、問題点を指摘して反対いたします。
この制度がスタートして15年目に入ります。令和5年度は昨年改定された6回目の保険料で均等割5万6,900円、所得割10.88%、限度額66万円が賦課されています。高齢者が増えて医療費が上れば、保険料に跳ね返る仕組みで、2008年スタート時の所得割8.63%は2.25%上がり、均等割4万5,900円は1万1,000円、24%も上がっています。昨年10月には所得28万円以上の方が医療費の窓口負担1割が2割に引き上げられました。出水市では12%に当たる1,061名が負担増になることが示されました。国は現役世代の負担軽減のためと説明してますが、これは年間数百円で、国の負担割合が大幅に減っているのが実態であります。出産育児一時金の引き上げに伴い、財源の一部に後期高齢者の医療保険料増額分が充てられようとしているのは、弱い者同士で負担を押し付け合うような仕組みで問題です。鹿児島県の保険料は全国平均より高く、出水市の滞納者90人、滞納額516万円、これは年金天引きできない月年金1万5,000円以下の低所得者のところで発生していることとして深刻であります。短期保険証、未交付を含めて8人への発行は高齢で医療の必要性の高い方への対応として、人道的にも許されません。
2024年度に向けて、現在さらなる負担増が検討されているようですが、コロナで受診控えが広がり、持病の重症化が懸念されている中で、高齢者の命と暮らしを一層脅かすものになりかねません。保険料や医療負担軽減のために、国・県の財政支援を強く求めます。同時に元の老人保健制度に戻せば、保険料の際限ない値上げや別立てでの診療報酬による差別医療もなくすことができることから、この制度の廃止を含めて見直しを図り、高齢者医療の在り方について早急な検討を求め、本予算に反対いたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
この採決は、起立によって行います。本案は委員長の報告のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第4号「令和5年度出水市介護保険特別会計予算」について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案をされております令和5年度出水市介護保険特別会計予算に問題点を指摘して反対いたします。
介護の社会化、家族介護の解放をうたって2000年にスタートしたこの制度は、導入前から「保険あって介護なし」への懸念が指摘されていました。介護保険の4つの壁、1つは要介護認定の壁、2つは基盤不足の壁、3つは利用料負担の壁、第4は保険料負担の壁があります。2000年代から始まった自公政権の社会保障費削減路線の結果、介護保険の23年間は、負担増・給付削減の制度改悪の連続となり、4つの壁はますます高くなっていき、介護の社会化は事実上骨抜きにされております。
出水市の介護保険料は、制度開始時の3,200円から6,200円に2倍近くに跳ね上がっています。一方でサービスを利用しようとすれば、当初の原則1割負担が2割、3割に引き上げられ、特老など施設入所は要介護3以上に限定された上に、施設入所者に対して2021年8月から補足給付が改悪され、自己負担が大幅に増えました。
同じく同年8月から実施された市町村民税非課税世帯の食費負担の引き上げ、預貯金要件の強化、高額サービス費自己負担限度額の引き上げなどの連続改悪は、「介護難民」、「介護殺人」などの悲劇を生み、社会問題になっています。その後、要支援1、2の訪問・通所介護を介護保険から外して、ボランティアなどによる安上がりの自治体の総合事業に移行させました。コロナ禍の影響と介護報酬を大幅に減らしたことから、介護事業所の倒産、廃業が相次ぎ、介護人材の深刻な不足を生み、介護離職、ヤングケアラーなど新たな社会問題を生んでいます。わずかな年金からの有無を言わせぬ介護保険料の年金天引きに、怨嗟と怒りの声が渦巻いていますが、スタート時から2倍近くに跳ね上がった介護保険料、1か月1万5,000円以下年金の天引きができないところで、滞納者、滞納額が生まれていることは、この制度の深刻な実態の現れではないでしょうか。こうした負担増の下で、介護保険料滞納の差押えが全国で2万人を超えたことが明らかになっております。
この制度は3年ごとに事業計画、介護報酬、保険料などが見直され、2024年度から第9期の事業計画期間に入ります。現在、そこに向けたさらなる改悪が検討されていることは許されません。高齢になり、介護が必要になったとき、お金の心配をしないで誰もが安心してサービスを受けられる制度にすることは政治の責任です。国庫負担割合の大幅増を求めると同時に、市独自に介護保険料利用料の減免制度の拡充が必要です。令和5年度の予算には、こうした取組はありません。また、最大で全額免除になるコロナ特例減免は、令和5年2月17日現在、5人にすぎません。制度の問題もありますが、市民への周知不足があると考えます。
以上、主な問題点を指摘して、反対討論といたします。
○12番(吉元勇議員) 賛成の立場で討論いたします。
討論内容については委員長報告のとおりではありますが、私たちのような年代になりますと、親をいろんなデイサービスに通わせたりする会話も増えてまいりました。改めて、この介護保険事業のありがたさを思うところであります。社会でいろんな介護の必要な方々を面倒みる、いろいろと問題もありますけれども、この制度ができて、多くの国民が支えとなっていることは事実であります。
今後、介護保険料のほうも、だんだんと上がっていくのも予想されますが、皆さんと一緒に知恵を絞って、削減できる点があれば削減し、そして支える点があれば支える、そういったことを子育て支援とともに、この介護保険事業が今後も継続していくように、この事業の予算がきちんと執行されて、介護保険を支えていくように願いまして、賛成といたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
この採決は、起立によって行います。本案は委員長の報告のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(道上正己議員) それでは、議案第1号「令和5年度出水市一般会計予算」所管部分について、産業建設委員会が審査しました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告申し上げます。
予算書85ページ、22細目出水ツルの越冬地利活用推進事業費、01細々目ラムサール条約湿地利活用推進事業費について、「協議会は年何回開催されるのか、また協議内容・構成メンバーについて」の質疑に対し、「年1回の開催を予定している。協議内容は利活用計画を作成しており、その中で進めていくことに対しての審議、課題等について委員から意見を賜りたいと考えている。また、委員は土地改良区の理事、学識経験者、学校の校長、県のラムサール条約湿地等に関する課の課長、鹿児島いずみ農協、マルイ農協、赤鶏農協等の利害関係者を主に委員としてお願いしている。」との答弁でした。
予算書139ページ、07細目農業者年金受託事業費について、「年金加入者はどうなっているのか。」との質疑に対し、「令和3年度実績で受給者が395名、被保険者は55名である。加入者は令和2年度とほとんど変わっていないが、受給者は死亡等があり減少している。」との答弁でした。
予算書141ページ、62細目農業認証制度取得助成事業費について、「補助内容と見込件数はどうなっているのか。」との質疑に対し、「グローバルGAP、アジアGAP、J-GAPの取得に対する経費の補助である。これらを取得する際には、国の補助があり、国の補助を除いた個人負担分の2分の1、上限10万円とするもので、5件を想定している。」との答弁でした。
予算書151ページ、02細目市有林整備単独事業費において、「市有林の面積と管理について」の質疑に対し、「市有林の面積は9,502ヘクタールあり、現在10名雇用して管理をしている。今後については、市有林をある程度区分けし、森林組合や林業事業体に経営管理を委託する予定である。」との答弁でした。
予算書151ページ、01細目林道維持補修費の「林道蕨島線遊歩道基本構想策定業務委託について」の質疑に対し、「市有地を活用した桂島の景観、ツルの北帰行が見えるような遊歩道や休憩場所等の整備を考えており、その基本構想を策定するものである。」との答弁でした。
予算書155ページ、19細目企業立地対策費の「工業用適地調査業務委託について」の質疑に対し、今持っている工業用地が、西出水にあるパイオニア工場跡地1区画のみである。そのため、相談があったときに紹介できる区画が、そこしかないので、ほかに紹介できる適地も必要ではないかと考え、調査するものである。」との答弁でした。
予算書167ページ、04細目都市公園等整備事業費、02細々節東光山花見山公園整備事業費について、「事業のスケジュールはどうなっているか。」との質疑に対し、「今年度は市有地部分を行っている。来年度は民有地を購入する予算を計上しており、再来年度以降に民有地部分の工事を行っていく予定である。」との答弁でした。
予算書197ページ、02細目文化財保護対策費の五万石溝土木遺産認定準備調査業務委託について、「土木遺産に認定されるメリットは何か。」との質疑に対し、「土木遺産のプレートが文化財の近くに掲示が可能となる。そのことによって、消失していってしまう近代の土木技術を残して、知っていただくことが可能になる。」との答弁でした。
予算書199ページ、03細目特別天然記念物ツル保護事業費、03細々目ツル食害対策事業費について、「防護資材を配布するのではなく、農業被害に対し直接支給することはできないのか。」との質疑に対し、「我々の予算規模では、農業被害に対し直接補償することは難しい。しかしながら、危害を加えない方法で追い払う方法等を試行錯誤していきたい。」との答弁でした。
討論において、反対の立場で、「武家屋敷群を活用した観光行政の全体像が、なかなか見えてこない。農業行政においては、旧態依然として、規模拡大優先の農政である。価格補償、所得補償、家族農業、小規模農業を守り、耕作放棄地の解消や自給率の向上を図るべきではないかと思う。そして、燃料費や、飼料代、肥料代等が高騰の中で、効果的な支援策が入ってないのは問題と思う。そして、老朽化した市営住宅建て替えに対する予算がないので反対する。」との意見や、賛成の立場で、「屋根付き市民ふれあい広場整備事業が今着々と進んでおり、市民の期待もある。10月に行われる国民体育大会に向けての活用も、最大限に取組がなされるというふうに思うので期待する。また、防災道の駅についても市民の期待は多い。農業関係においては、農業を担う若者に対しての助成が盛り込まれている。鳥インフルエンザ対策事業においても、満遍のない、対策事業となっている。総括的に所管部分については、市民の安心を守るための予算ということで認識していることから、賛成する。農政と観光について、しっかりと鳥インフルエンザの対策をしつつ、農業も観光もしっかりとやっていくという難しいところはうまくこなしていると思うので、賛成する。」等の意見があり、採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決定しました。
次に、議案第6号「令和5年度出水市地方卸売市場特別会計予算」について、審査しました概要とその結果について報告します。
歳入については、例年通りの使用料、株券収入、一般会計繰出金および預金利子である。歳出についても、例年通りの一般管理費、償還金元金及び償還利子である。
予算書358ページ、「令和5年度で償還が終了することから、当年度見込額がゼロとなっている。」との説明でした。続く質疑、討論はなく、全会一致で可決すべきものと決定しました。
次に、議案第7号「令和5年度出水市水道事業会計予算」について、審査しました概要とその結果について、質疑部分を中心に報告します。
「六月田水源地の状況はどうなっているか。」との質疑に対し、「建設してから年数が経過している。今後、更新事業に入る計画のため、基本設計委託を行い投資事業費の見通しを立てる予定である。建屋にクラック等もあり、耐震力もないことから、基本計画の中で建屋の建設等についても検討したい。」との答弁でした。
「六月田水源地からの送水管も劣化しているのか。」との質疑に対し、「耐用年数の期限を経過している。」との答弁でした。
続く質疑、討論はなく、全会一致で可決すべきものと決定しました。
次に、議案第8号「令和5年度出水市下水道会計予算」について、審査しました概要とその結果について報告します。
「収益的収入及び支出の下水道事業収益として、16億548万5000円、前年度比で3,553万3,000円の減であり、国庫補助金長期前受金戻入の減が主な要因である。
下水道事業費用として、15億6,669万6,000円、前年度比で4,667万6,000円の減であり、計画策定業務委託の減、企業債利息の減が主な要因である。
資本的収入及び支出の資本的収入として、9億1,045万4,000円、前年度比で1億2,857万3,000円の増、資本的支出は13億5,010万5,000円で、前年度比で1億2,105万7,000円の増である。建設改良費として、ストックマネジメント関連の業務委託、耐水化計画策定業務、農業集落排水施設維持管理適正化計画策定業務委託を計上している。
ストックマネジメント関連の業務は令和4年度に策定した実施計画に基づき点検調査、実施調査を行うものである。耐水化計画は出水浄化センター、本町ポンプ場、住吉雨水ポンプ場の計画を策定する。農業集落排水施設維持管理適正化計画は、江内中央地区の計画を策定するものである。工事請負費として、西出水地区における浸水被害解消のための改良工事となる上知識第2号雨水幹線排水路整備工事を計上してある。」との説明でした。
償還計画についての質疑があり、「ほとんどのものが返済の金額と利息は確定しているので、それに準じて毎年返済していくものである。」との答弁がありました。
続く討論はなく、全会一致で可決すべきものと決定しました。
以上、産業建設委員長報告といたします。
○議長(田上真由美議員) 議案第1号「令和5年度出水市一般会計予算」について、これから産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) 153ページの内水面漁協振興対策事業費、一般質問でも私が取り上げているので、今から言うことは分かられると思うのですが、やはりこの補助金を出すという以上は、その法人がきちんとした社会的にも道義的にも指摘がないような立場であるかどうかというのも当然必要ですが、そういったこの事業費は、振興費は別だよ、しかし、片方では例えば西回り自動車道の橋の橋脚で長い間、内水面漁協が何らかの形で止めていて、2回にわたって要望書も出しました。そういった観点からも、本当に別々に考えて、事業費として補助金を出していいものかと、そういった観点からの議論はなかったでしょうか。
○産業建設委員長(道上正己議員) ありませんでした。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止します。
これから、先に質疑を中止していました議案第1号「令和5年度出水市一般会計予算」について、3常任委員長の報告に対する質疑を再開します。
○12番(吉元勇議員) 再度、産業建設委員長にお伺いします。
155ページ、157ページの企業立地対策費、この中の工業用適地調査業務委託、私も議会等で熊本県菊陽町のTSMCの進出に関することで、担当課にも資料等を渡して、これをいい時期だということで捉えてほしいということで、資料等もあるいは写真等も渡しましたが、今後、調査をして、どこにどういう場所があるかという調査をするということでしたが、その調査の在り方だとか具体的に調査したあとの報告の在り方だとか、その辺のことを議会にも求めるような議論等はなかったでしょうか。
○産業建設委員長(道上正己議員) 業務委託されるわけですので、その委託会社が検討されるであろうという話はありました。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております令和5年度一般会計予算に、問題点を指摘して反対いたします。
まず、市政運営の問題として、病院事業を除く405人分の氏名は全て黒塗りにされた会計年度任用職員の所属と職種を記載した資料を、資料請求で入手いたしました。これを見ますと、看護師、家庭相談員、個人相談員、保育士、麓歴史館専門員、生活困窮者相談支援員、学校主事、幼稚園教諭など、専門的な仕事や正規職員とほぼ同じ仕事をしている方が多く含まれております。昨日の地元紙では、市民が必要とする公共サービスを担う専門職は正規化していかないと充実した体制にならないとする専門家の指摘が掲載されていましたが、市の資料では全てが主に正規職員を補助する仕事に分類されていることに、大きな違和感を受けました。
いずれにしても、低賃金、不安定雇用の会計年度任用職員が市政運営に欠かせない業務を担っていることは、問題であります。
制度がスタートして3年が経過した今年の末で、大量の雇止めが懸念されております。いわゆる3年目の壁にぶつかる任用職員が277人、この約8割は女性であります。令和5年度公募による予定募集人員は250人、ほぼ全員に当たる方が採用試験を受けなければ、継続して働けるのか3年目の壁にぶつかって不安を抱えておられます。県内では枕崎市と日置市は5年公募、霧島市と姶良市は公募は行わないとしております。不安定な雇用は優秀な人材の流出を招き、何よりも住民サービスの低下につながりかねず、問題であります。直ちに見直すべきです。
行政のデジタル化とマイナンバーカードの普及をめぐる政府のなりふりかまわぬ押しつけ策は、2万円のポイントばらまきや紙の保険証廃止という脅しなど、常軌を逸しております。任意であるカード取得を、生活に不可欠な健康保険証と一体化させることは、保険証を人質にして事実上、マイナンバーカードの取得を強制することにつながり、問題であります。政府はこのように、アメとムチでカード取得を進める背景には、発行開始から7年近く経っても、普及が進まないことに対する焦りがあるのは明らかです。多くの国民は、その必要性や利点を感じないどころか、むしろ情報流出や個人情報を悪用させるおそれのほうを強く感じているのではないでしょうか。マイナンバーカード推進の事業はやめるべきであります。
財政管理課の財務会計システム改修業務委託の新規事業に、インボイス制度導入に関する予算が計上されています。今年10月1日の実施予定とされていますが、小規模事業者への影響や複雑な制度が明らかになるにつれて、中止や延期を求める声が各界に広がっています。こうした声を無視できなくなり、様々な負担軽減策が講じられていますが、課税業者になることが前提であり、しかも時限的なものであります。こうした特例措置で、インボイス制度の本質的な矛盾は解決されず、むしろ混乱を招きかねません。制度はきっぱり中止を求めるべきであります。
市長の3つの安全の1つ、「いのちの安心」として、屋根付き市民ふれあい広場に、令和5年度は最終年度として2億962万7,000円が計上されています。原子力災害に備えた拠点、避難住民らに放射性物質が付着していないか、ここを検査するスペースとする、という説明は、どう考えても理解できません。原子力からの第一の避難場所は壁のある所ではないでしょうか。激甚化、頻発化する大規模災害に対して、災害時の支援物資の中継基地、ボランティア活動の拠点等という説明も、川の近くで、またそこに侵入する文化会館前の道路は、ちょっとした雨でも冠水することもあり、むしろ大丈夫なのかと言う市民の声のほうが理にかなっているように考えます。
規模拡大重視の農政では、耕作放棄地の解消、自給率アップにはつながらず、根本的な農政の転換が必要です。安倍政権が大軍拡、大増税に向かおうとしているときに、本人の事前の了承、事後の承知もされない、周知もされないまま、年度内に18歳及び22歳になる市民の名簿を自衛隊に紙により提供していることは大問題であり、直ちにやめるべきであります。少なくとも、自衛隊に情報提供されたくない人には除外申請することができることを知らせ、その手続の方法を周知するべきであります。
地方自治体の仕事は、第一に住民の福祉の増進を図ることです。大軍拡、社会保障費等の削減が、岸田政権の悪政が進行する中で、財政調整基金を活用するなどして、コロナ禍、物価高騰で苦しむ市民の命・暮らし第一の市政運営への転換が必要であります。
以上、主な問題点を指摘して討論といたします。
○3番(池田幸弘議員) 私は議案第1号令和5年度出水市一般会計予算について、賛成の立場で討論いたします。
当該予算に係る歳出では、261億3,200万円を計上され、安心のまちづくりの推進に向け、熱中症対策や緊急避難所としての活用が可能となる総合体育館への空調設備の設置、自治公民館等を活用した自主防災避難所の開設等に係る経費の助成及び自治公民館の空調設備の補助対象の拡充や、バリアフリー化事業の対象の拡大が予定されています。
また、地域エネルギー会社を民間と共同で設立し、ゼロカーボンシティの実現やSDGs達成に向けた地域再生可能エネルギー利活用推進事業においては、地域経済の好循環にもつながると考えられます。このほか、防災やイベントの拠点となる屋根付き市民ふれあい広場整備、新たな観光スポットとしてのツル北帰行観察のための蕨島の遊歩道整備、GAP、農業生産工程管理といいますが、この認証取得助成制度の創設、鳥インフルエンザ対策の充実が図られています。
一方、歳入では、前年度と比較して基金の繰入は増加したものの、市税の増やふるさと納税としてのツルと歴史のまち応援基金寄附金の増加が見込まれており、各種の事業を実施するための財源を確保して、歳入と歳出全体においてバランスの取れた健全な予算が計上されていると考えられることから、令和5年度出水市一般会計予算について、賛成するものです。
議員各位におかれましては、御理解と御協賛を賜りますようお願い申し上げまして、賛成討論といたします。
○12番(吉元勇議員) 吉元ですが、足元をしっかり見て歩きたいと思います。
議案第1号令和5年度出水市一般会計予算につきまして、99.9%は賛成でありますが、どうしても賛成できない大きな事業予算がありますので、反対討論といたします。
本来であれば、この部分を削除しての修正案を発議して提案しなきゃいけないところではありますが、賛同者を得られる議員の見込みがありませんでしたので、反対をするものであります。
153ページ、内水面漁協振興対策事業費467万5,000円であります。このことについては、一般質問でも取り上げてまいりましたが、内水面漁協の振興対策費は対策として補助金を出す、それは当然のことでありますが、一方では法人に何らかの形で問題があれば、本当に補助金として市民の財産を提供していいものかと、ここを苦慮していろいろと考えましたが、やはり私は補助金を出すべきではないと考えております。
なぜ、反対するかというと、例えば平成20年に発行された建設協会出水支部の文書では、広瀬川漁協に対する工事着工前説明という文書については、このように書いてあります。「今般、事業所により、漁協の同意書を取得できないために、工事着工できない等の事案があったため、工事着工前説明を行う件を次のようにする。」となっております。「工事着工説明書を広瀬漁協に提出するのは、各工事施工者が行う。工事着工説明書を広瀬川漁協に提出し説明する場合、もし説明書を受理してもらえない等説明ができない場合は、少なくとも2回は説明の意思を広瀬川漁協に対して行う。その上で説明ができない場合、内容証明で工事着工説明書一式を広瀬漁協に郵送し、もし返送されたら郵便局より受取後開封せずに保管してください。また、ここまでの過程は、日時、場所、担当者と記録しておいてください。」
このようなことまでしなければならないのでしょうか。平成30年の同じ建設協会出水支部の文書では、これまでの工事案件協議費は1,000分の3としておりましたが、今後は工事案件協議費、いわゆる工事協力金のことです。工事請負金額、いわゆる受注金額のことですが、1,000分の3、それから全案件について協議して5,000円を別に取る。それから工事部会が現場に立ち会うこと3,000円。ここまでしなければ、なかなか工事のことが進められないのでしょうか。それを示すのが議会でも紹介しましたが南日本新聞の記事を議会で紹介しますと。
○議長(田上真由美議員) 吉元議員に申し上げます。
予算審議に対しての討論に終始していただけますよう、お願い申し上げます。
○12番(吉元勇議員) 反対討論の意味を言っているんです。
○議長(田上真由美議員) 内容としては、一般質問に該当するかと存じます。
○12番(吉元勇議員) いやいや、反対する意味を言わんといかんでしょ。なぜ、反対するか。
○議長(田上真由美議員) 予算審議に対してのみ討論をお願いいたします。
○12番(吉元勇議員) だから、補助金を出しちゃいけないよという根拠を示しているんですが。
以上な問題を指摘し、どうしても、この補助金には賛成できません。市長においては、支出の場合、慎重に慎重にやっていただきたいと思いますが、改めてこの補助金の部分を削除して、再提案してほしいという願いもあります。よって、99.9%は一般会計予算には賛成でありますが、この部分におきまして、どうしても賛成できない。そういった意味を込めまして、反対討論といたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
この採決は、起立によって行います。本案は委員長の報告のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
ここで、昼食のため暫時休憩いたします。再開は午後1時5分といたします。
午後0時06分 休 憩
午後1時05分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
議案第6号「令和5年度出水市地方卸売市場特別会計予算」について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第7号「令和5年度出水市水道事業会計予算」について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
○13番(土屋工吉議員) 委員長の報告の中で、六月田の送水管とか建屋まで説明があったんですが、去年起きました鳥越上水の配水なんですが、そこも一応舗装工事まで終わって、完了していますが、そういった改修された管は特に耐震性でいいんですが、そのまだ既設管のところが特に、今度新しくなればそこに集中して力が入りまして、また漏水事故が起きるというのがよくあります。そういった協議は何か、ほかの施設整備の中で、委員会でなかったのか伺います。
○産業建設委員長(道上正己議員) そこまでの質疑とか説明は受けておりません。
○12番(吉元勇議員) 安定したおいしい水を供給するといった点においては、水源池のきちんとした管理、確保が大事ですけれども、この事業予算を審査する中でちょっと懸念するのが、国道328号線の定之段付近というんでしょうか、産業廃棄物の一次的な保管場所があります。この辺はいろいろと僕もしょっちゅう通ることがあるんですけど、大変な臭いがするときもありますし、たまたま入り口が開いていた場合にちょっとのぞきますと、フレコンバックに入ったものが地面に直置きしてあると。どうも腐食しているんじゃないかといった懸念もあるんですが、今度は水源池の上部にそういう場所がありますが、その辺の懸念からくる水質への影響とか、その辺の審査は、この委員会の中ではなかったでしょうか。
○産業建設委員長(道上正己議員) ありませんでした。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第8号「令和5年度出水市下水道事業会計予算」について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△ 日程第16同意第2号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第16、同意第2号「出水市副市長の選任について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました出水市副市長の選任について、提案理由を説明いたします。
本年3月1日、吉田定男副市長から3月31日付けでの退職願が提出されました。吉田氏においては、令和元年7月8日に副市長に就任し、本市が抱える政策課題に真っ正面からしっかりと取り組んでいただきました。その後任として、冨田忍氏を選任したいと考え、地方自治法第162条の規定に基づき提案するものであります。
冨田氏は、昭和62年3月に大学を卒業後、同年4月に出水市役所に入庁、総務部、企画部、合併協議会事務局、政策経営部で勤務され、平成25年4月からは政策経営部財政課長、平成29年4月からは市民福祉部長、平成30年8月からは政策経営部長として重責を担っております。
このように長年にわたる豊富な行政経験で、市職員として市政の発展に貢献されており、その豊かな知識と経験は、本市が抱える喫緊の課題解決に必要なものであり、これからも精力的に取り組んでいただけるものと確信しております。さらに、出水市への情熱や業務への責任感も強く、また、職員からの信望も厚く、本市の副市長として最適任者であると考えております。
このようなことから、今回、冨田氏を副市長として提案するものでございます。
よろしく御審議の上、御同意賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 同意第2号「出水市副市長の選任について」について、これから質疑を許します。
○18番(中嶋敏子議員) 3点ほどお尋ねします。
市長も県職員として行政経験が長いわけですが、また、今提案をされた冨田氏も行政畑を歩いてきた方ですよね。ここで、例えば民間人からの起用ということは考えられなかったかというのが1つと、2つ目は今、ジェンダー平等などが声高に言われているときですけれども、女性を副市長にというお考えはなかったか。3つ目は、もしお答えできればですけど、どなたか相談をされた上で決められたか。3点、もし分かればお答えください。
○椎木伸一市長 中嶋敏子議員から3点、御質問いただきました。
まず1点目の民間人からの起用、そしてまた、2点目のジェンダー平等と同じ回答になるかと思いますけれども、私、今抱える出水市の市政、これまで私が5年間、市政に対して行ってきた、いろんな種をまいてきたという表現をしますけれども、10年後、20年後を見据えてやってきたこと、それらを行政の継続性ということを重視しながら、どうしてもこの花を咲かせ、結実させて、市民の幸せにつなげたいという強い思いがありましたので、この行政の継続性をどうしても堅守したいという思いがございます。そういった中で、いろいろ考えた際に、たまたま市の職員の一緒に力を尽くしてくれた冨田氏でありましたし、そしてまた、たまたま男女の話ではございませんけれどもジェンダーフリーということでありますが、冨田氏であったということでございまして、先ほど提案理由でも申しましたように、いろんな喫緊の課題がある中で、行政を進めていくためには、市民の皆様の幸せに近づけていくためには、冨田氏をお願いしたいという結論になったところでございます。
それから、誰かに相談しましたかという話だったかと思いますが、私だけでいろいろ考え、御本人に相談し、吉田副市長にも相談はいたしました。そういった中で、冨田氏にお願いすることに決めたところでございます。
○12番(吉元勇議員) 経時的なことをお伺いします。
吉田副市長からは、ちょっと聞き漏れがあったかもしれませんけど、いつ辞任の相談があって、どなたかということで冨田さんにお願いするといったようなことで、いつ吉田副市長から辞任の申出があって、冨田氏のほうにはいつ相談されたのか、ちょっと答弁いただけますか。
○椎木伸一市長 先ほど申しましたように、退職願が3月1日付でございますが、その前の2月下旬に正式には吉田副市長からお話を伺いました。
そしてまた、3月1日にこの退職願を受理するわけですけれども、そのあとに冨田氏に次期の副市長へのお願いをしたところであります。
○12番(吉元勇議員) その時間軸のことを聞いたのは、今回、この同意第2号の選任が私どもの議会に届いたのが先週の3月17日でありました。平日はなく土日だけで、この期間に選任してくれということで、議会開会中ですから、もう少し早くこの選任については提案できたのではないかと思いますが、その辺については、どのようにお考えですか。
○椎木伸一市長 議会の中で、いろんな質問等もあり、そういったものへの回答とか、あるいは令和4年度の予算の執行のこと、それから当初予算に向けてのいろんな対応のこと、冨田氏を中心に取り組んでおりました。
冨田氏から正式に「私でよければ」という返答をいただいたのは、私がお願いしてからしばらく経ってからでございますので、3月の中旬にかかった頃だったかと考えております。
○12番(吉元勇議員) 冨田さんのほうに、部長といいましょうか、冨田部長のほうに相談されたときに、冨田部長の答弁というか回答としては、どのような意気込みを持って、今、市長は冨田さんのいろんな経歴、それから人柄、職員としての仕事ぶり、紹介がありましたけれども、冨田部長においては、どのような気持ちを持って臨みたいといったような報告というか、答えがあったかどうか、紹介できる点があればお願いします。
○椎木伸一市長 皆様御存じのとおり、冨田氏が政策経営部長に就任しましたのは、私が就任して間もなくの8月であったかと思います。そういった中で、ほぼ5年を大変いろんな課題がありました。最初、元市議会議員の方の不当要求等の対応、それから新型コロナ、鳥インフルエンザとずっといろんな課題がついてまいりまして、非常に行政を運営する中では難しい局面も多々ございました。そういった中で、私がぶれずに、いろんな政策を打ち出しながら、ここまで来れたのは吉田副市長の支えはもちろんでありますけれども、各部長の尽力の賜物であるという思いでありましたし、またそれをまとめてくれたのは冨田氏でございました。そういったことで、これからもまだまだ難しい課題が続きます。そういった中で、どうしても冨田氏の力を貸してほしいというお願いをいたしたわけでございますけれども、冨田氏からも私のこの政策的な信念でありますとか、そういうところに共感していただいておりますので、ぜひ、そういったことを進めるためにも少しでも力になればというようなことで、承諾してもらいましたので、そういったことでは吉田副市長が真正面からという話をしましたけれども、冨田氏も同じような対応で真っすぐ進んでくれるものと期待しているところであります。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
本案は申し合わせにより、委員会付託を省略します。御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案をされております同意第2号出水市副市長の選任について、意見を述べて反対いたします。
本日、市長から提案された副市長の選任には、一般論としては、先ほど質疑をしましたけれども、市長も県の職員であられるので、副市長には民間からの起用は考えられなかったか、またジェンダー平等が話題になっているとき多様性を重んじる立場から女性を登用されれば、全国的にも大きなニュースになり、出水市の宣伝効果は計り知れないものがあるのでは、とも考えましたけれども、市長は御自分の信念に基づいた対応をされたということが分かりました。そして、あまり誰にも相談されず、もちろん吉田副市長や本人には話をされたということであると思います。
提案されている冨田忍氏は、いただいた参考資料でも明らかなように、大学卒業後、今日まで36年間にわたり、市の行政畑を歩いて来られた方です。とりわけ、政策経営部、財政課勤務が係長、主幹係長、課長を含めますと8年7か月にわたっております。これは異例だという話を当時聞いたこともありますが、その頃、在籍していたM議員も、冨田氏の財政マンとしての能力を高く評価していたのを何回も話をされたのを記憶しております。
一方、人間性としての評価では、先ほど市長は「非常に信頼も厚い」とおっしゃいましたけれども、私は違う立場で職員や議員に対する対応として、疑問に感じるところがあることを指摘したいと思います。その一つは―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――その問題は、その年の12月議会で私と鶴田悌次郎議員が一般質問で取り上げています。その後、私は12月26日から28日にかけて、職員アンケートを実施いたしました。四百数名の方にアンケートを配りました。たくさんの方から回答が寄せられました。その中で、―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――私自身、あるとき議会事務局の中で、部長に激しく叱責された経験があります。そのときの彼の態度に、二元代表制である議員に対するリスペクトは全く感じ取れませんでした。それどころか、私は背筋が寒くなるような恐怖を感じたことを思い出します。議員に対してこうなのですから、職員は怖くてものが言えないのではないかと懸念します。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――私も同感です。行政マンとしての評価はあったとしても、何よりも職員が働きやすい環境をつくっていくという市長に次ぐナンバー2としての役割を考えれば、私は冨田氏は不適切ということを指摘をして、討論といたします。
○議長(田上真由美議員) 椎木市長、討論中ではございますが、今の発言についての異議でございますか。
○椎木伸一市長 今、中嶋敏子議員から冨田氏の過去のことについて、あたかも事実であったかのような手紙、あるいは電話でのことを引用されての発言がございましたけれども、事実として認定されていないようなことを、こういう議案の中で発言されるというのは、いかがなものかというふうに考えますけれども、その取扱いについて議会に問いたいというふうに思っております。
○議長(田上真由美議員) ここで暫時休憩いたします。再開は、追ってお知らせいたします。
午後1時27分 休 憩
午後2時45分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
中嶋敏子議員に申し上げます。中嶋議員の討論内容において、――――――――――――発言がありましたが、これについては地方自治法第132条に規定する無礼の言葉に該当すると思われます。その発言について、取り消す考えはございませんでしょうか。
○18番(中嶋敏子議員) 事実無根でもありませんし、これは職員の声であり、市民の声でもあるということは言えます。だから、私としては、そう言われるのではあれば、きちんと調査をしていただきたいというふうに考えるところです。
○議長(田上真由美議員) それでは、発言の取消はしないという発言でしたので、地方自治法第129条に規定する議長の議場秩序維持権を行使し、発言取消を命じます。
引き続き、討論を許します。
○13番(土屋工吉議員) 同意第2号出水市副市長の選任について、賛成の立場で討論します。
私ども、今御指名になっている方は、サッカーの同志でもあります。よくサッカーで決勝点を入れるのは、その前にアシストというのがあるんですが、今、指名になっている次期副市長は、このアシストを狙ってほしい。あとは、部長がやりますから。
なお、最初に言うべきですが、吉田副市長、長い間ご苦労さまでした。また、今から裸の付き合いで、農業面とか畑かん事業もそろそろかと思いますので、そこら辺をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
今、サッカーの例えで言いますが、我々50年前、てそなってから、まいっちょきばらんかということを、いつも監督に言われました。そのつもりで御指名があった副市長、ぜひ、出水・高尾野・野田地域が市長が申しました5年、10年後に本当にすばらしい出水になったぞと言えるくらい、頑張っていただきたい。そこをお願いし、皆さんの賛同をお願いして、賛成討論といたします。足を引っ張らずに、手を差し伸べてやってください。よろしくお願いします。
○5番(宇都修一議員) 私は、今回上程され、ただいま議題となっております同意第2号について、賛成の立場で討論いたします。
現在、副市長の吉田定男さんにつきましては、本当にお疲れさまでした。ここ数年、次々と難問が発生し、大変苦労されたと思います。
さて、今回提案された冨田忍氏ですが、職歴にもあるとおり、あらゆる知識と経験を糧に、次から次と湧き上がる難問を解決し、出水市の発展を導いてくれると思います。税務課の経験がありますので、生活の苦しい人たちの気持ちも理解していると思います。合併対策室では、旧市町の難しい問題を解決し、財政や人事に精通していることは、今後の出水市の発展に役に立つと思います。また、市役所以外の友人も多いことから、住民目線、市民ファーストで市政を運営していただけるものと信じています。
なので、この同意案については賛成の立場でございます。議員各位におかれましては、御理解くださり御協賛賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
あと、先ほどの昔の職員のことでちょっと言いたかったんですけど、もう議長のほうから取消という話がありましたので、これ以上は言わないことにします。
○3番(池田幸弘議員) 同意第2号出水市副市長の選任について、賛成の立場から討論します。
まず、3月31日をもって勇退される吉田定男副市長にあられましては、もともと市職員として、さらに副市長として、就任後もその任務に当たられ、本市の市政発展や市民福祉の向上に寄与されたところであります。長年にわたって貢献いただきましたことに、感謝申し上げます。そして、お疲れさまでした。
今回、副市長として提案のありました冨田忍氏につきましては、現在、政策経営部長として、本市の行政事務全般を統括されています。冨田忍氏は、同じ高校部活の後輩になりますが、当時から先輩、後輩、同僚のことをよく考えてくれる人間で、人情味と包容力があります。そこが魅力でもありますので、今後も各方面の調整をしながら、副市長として活躍していただけるものと期待しています。
また、職歴からも分かるように、今後、本市が取り組んでいくべき新たな施策や、各種の事務事業の推進、並びに行政課題の解決を進めていく上で、行財政に関する知識や経験が豊富であり、地方自治によく精通している冨田忍氏が適任であると考え、賛成討論といたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び道上正己議員から無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは、会議規則第71条第1項の要件を満たしております。
よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(田上真由美議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き18名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので、御注意をお願いいたします。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
[投票]
○議長(田上真由美議員) 押し忘れ等はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで、投票を終わります。
[開票]
○議長(田上真由美議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数18票、有効投票18票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち、賛成17票、反対1票、うち白票ゼロ票。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、本案は同意することに決定しました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
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△ 日程第17議案第32号 上程
○議長(田上真由美議員) 次に日程第17、「令和4年度出水市一般会計補正予算(第13号)」を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、「令和4年度出水市一般会計補正予算(第13号)」について、提案理由を説明いたします。
今回の補正は、補正予算(第12号)の調整後に、国の補正予算等に伴い国・県支出金の内示がございました事業や、損害賠償請求控訴事件の訴訟に要する経費などについて、それぞれ所要の予算措置を講じようとするものであり、会期最終日での補正予算の提案となったものでございまして、諸般の事情を御賢察の上、御理解を賜りたいと存じます。
補正予算第1条の歳出では、予算書17ページ、第2款総務費、総務管理費のいずみみらい基金積立金では、本定例会初日に承認いただきました補正予算(第11号)において、寄附金の増加に伴い追加計上したところでございましたが、その後、さらに寄附の申出をいただきましたので、収入見込額に合わせて調整いたしました。
また、第3款民生費、児童福祉費の保育環境改善等事業費では、国の補助金を活用し、園児の送迎用バスへの安全装置の設置に対する補助金を新規計上いたしました。
本事業は、子供のバス送迎時の置き去り事故を防止するため、保育所などが所有する送迎用バスへのブザー等の安全装置の設置が義務づけられたことに伴いまして、その設置費用を助成するものでございます。
次に、第6款農林水産業費、農業費の農業総務一般管理費では、損害賠償請求控訴事件への補助参加に係る訴訟経費を新規計上いたしました。本件訴訟は、令和2年8月3日、地方卸売市場の卸売業者である「鹿児島いずみ青果株式会社」が、買受人から売買取引について提訴された損害賠償請求事件において、同年11月19日に、地方卸売市場の設置者である本市に対して訴訟告知がありましたことから、本件訴訟に補助参加していたものでございます。令和5年1月30日に、原告の請求棄却の判決が出されましたが、2月14日に、原告側が判決を不服とし、福岡高等裁判所宮崎支部に控訴したことから、引き続き控訴審に補助参加するものでございます。
次に、食肉等流通体制整備事業費補助金では、マルイ食品株式会社が、現在、野田工場横に建設を進めております食鳥処理加工施設整備に対する補助金を新規計上しております。
続きまして、第8款土木費、道路橋梁費の道路新設改良補助事業費では、今釜津山線の改良工事に係る測量設計委託費を新規計上いたしました。
また、19ページ、都市計画費の都市公園等整備事業費では、現在、整備を進めております屋根付き市民ふれあい広場を含めた総合運動公園の防災機能を強化するため、防災あずまや及びソーラー照明を設置しますほか、建設から長年が経過しております屋内ゲートボール場について、今後の長寿命化改修に向けた健全度調査を実施するための委託費を新規計上いたしました。
次に、第10款教育費の小学校一般管理費では、国の補助内示を受けて、感染症対策のための消毒薬等購入経費を追加計上し、小学校施設整備事業費では、令和5年度に工事を予定しておりました上場小学校屋内運動場の長寿命化等改修について、本年度、国の補助事業の追加内示がありましたことから、工事を前倒しで実施することとし、改修に係る工事費を新規計上いたしました。また、中学校一般管理費及び、高等学校一般管理費では、先ほどの小学校一般管理費と同様に、感染症対策のための消毒薬等購入経費をそれぞれ追加計上しております。
続きまして、21ページ、社会教育費の文化会館等施設整備事業費ですが、中央公民館小ホールでは、本年2月下旬に空調設備の故障が判明し、現在は修繕により復旧したところでございますが、設置から長年が経過しておりますことから、早急に改修工事を実施することとし、改修に係る設計委託費を新規計上いたしました。
以上が歳出の概要でございますが、これに対します歳入としましては、国・県支出金、寄附金、繰入金及び市債を追加計上し、地方交付税を調整いたしました。
次に、5ページ、補正予算第2条、繰越明許費の補正につきましては、園児送迎用バス安全装置設置事業費補助金ほか8件について、年度内の事業完了が見込めないことや、所要の工期確保等の関係から繰越明許費を設定し、補正予算第3条の債務負担行為の補正は、新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター等業務委託について、期間及び限度額を設定するものであります。
また、6ページ、補正予算第4条の地方債の補正は、市道整備事業及び小学校長寿命化改良事業の起債限度額をそれぞれ変更しようとするものであります。
なお、本条による補正後の市債の現在高は、予算説明書23ページの資料のとおりとなります。
以上が、本補正予算の内容でありますが、今回の補正額は、21億9,144万9,000円の追加で、これにより予算規模は、323億227万1,000円となるものであります。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 議案第32号「令和4年度出水市一般会計補正予算(第13号)」に対する質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) 補正の議案が先週の金曜日の夕方届いて、今日、即決するといったようなことで、慌てていろいろと調査しましたが間に合わず、ちょっと掘り下げていろいろと聞きたいと思いますが、ページ数で言えば19ページの小学校施設整備事業費、上場小学校屋内運動場長寿命化等改修工事ですが、体育館と呼ばさせていただきます。
この体育館の事業は令和5年度に予定していたということで、ちょっと僕の中では、そういった計画があったんだなという認識が正直ですが、まずこの体育館の長寿命化のことについては、これまで、いつぐらいにそういう話があって、どういう協議があって、どのような経過があったかを説明いただくのと、いつからこの問題が生じていたかですね、併せて。それは問題を放置していたのか、どんなことをやってきていらっしゃったのかということです。
再度、先ほど申しましたけれども、3月17日に議案として提示されましたが、3月20日の今日に採決しなきゃいけないんですけど、17日に議案として提案されたのは、そんなに緊急な内示があったのかどうか。ちょっと、その辺説明いただけますか。
○溝口雄二教育部長 まず、どういう問題があったのかというところでございますけれども、先ほど来ですね、出水市学校施設等長寿命化計画というのをつくっております。それが令和2年3月につくっておりますので、それ以前も校舎等あるいは屋内運動場、経年劣化が進んでおりましたので、調査をいたしましてそういう計画を立てているところでございます。
○議長(田上真由美議員) あと、内示は急に出たのかということも質疑の内容にございました。
○溝口雄二教育部長 内示は令和5年2月16日にあったところでございます。
○住吉祐一教育総務課長 いつから計画されていたのかという質問があったかと思いますが、これにつきましては令和3年度に設計委託のほうを行っております。令和3年度から計画しておったところです。(335ページ、発言訂正あり)
○12番(吉元勇議員) 今回提案されている金額、1億3,500万円。この1億3,500万円の根拠は何かというのと、経年劣化というけど、具体的には、僕はちょっと聞いた話は「雨漏りが」とか、現場を見にいきましたけれども、天井のはりが大分さび付いてるとか、あるいは外壁が穴が結構開いているとか、ここに420平米をやるということですが、1.3億円の根拠ですね、具体的にどういったことをやろうとしているのか。あるいは対象となる平米が420平米、どのようなことをやろうとしていますかね。もうちょっと、17日に我々は貰って、今日即決で決めるということは分かっていたはずですから、もうちょっと丁寧な説明をいただけますか。委員会付託を除いてやるんですから、もうちょっと丁寧な説明をいただけますか。
○溝口雄二教育部長 長寿命化計画の改修についてでございますが、屋内運動場につきましては、基礎・柱等を残しまして、全部あとは撤去いたします。そうした上で新しいものをつけていくというところでございます。上場小学校の屋内運動場につきましては、昭和57年に建築で、すでに40年が経過しているところでございます。
○12番(吉元勇議員) 長寿命化ということは、その施設がいろんな意味で今後も使われるということですが、上場小学校というところは、現在児童が10人だったかな、で卒業する2人、それから来年度4月には新入生はない。令和6年度の4月には3人ぐらい地元から入学があるという予定ですけれども、この長寿命化の位置づけですね。地域の利用は全くないということですが、そもそもこの長寿命化は、なぜ上場という地域は人口も少ないし、学校の今後の存続もどうかといったような状況があります。この長寿命化というのは、例えば今後の児童の入学、あるいは児童の在籍数の推移をどう考えた上での長寿命化ということになっているんですか。
○溝口雄二教育部長 学校の存続につきましては、先ほど来、教育長が申し上げていますように、地域の特色を生かしたというところで、存続させるという方向づけでおりますけれども、上場小学校の屋内運動場につきましては、避難所の指定にもなっておりますことから、経年劣化の著しい上場小学校から取りかかろうとしているところでございます。
○12番(吉元勇議員) 主な理由は、児童の体育館利用のことよりも、避難所のことと言われましたけど、年に何回、避難所を開設されますかね。僕は、あの避難所がふさわしいと思いません。コスモス畑がある地域活性化施設の秋桜館を使えばいいじゃないですか。それを考えると、長寿命化のことというのはどうも納得いかないんだけども、避難所はやっぱり秋桜館でいいんじゃないですかという話をどう考えるかですね。避難所ということが出ましたから。秋桜館にすれば、避難所という位置づけはクリアはできるんじゃないですか。避難所という扱いでやるんじゃなくて。
それで、市債ですけれども、今回市債が4,390万円の市債だということで、市債というのは広く長く返していこうということですけど、本当にこれ、広く長く返していくような施設なのかどうか。その辺の市債の考えですね。
それと、もう1点。先ほど17ページ、道路新設改良補助事業費、交通安全対策事業費、金額と今釜津山線だけを述べられました。どのようなことをやろうとしているのか、説明いただきたいと思います。
○冨田忍政策経営部長 避難所の関係と耐用年数に対応する市債の借入の関係のお尋ねであったかと思います。市債につきましては、小学校債ということで議員おっしゃる4,390万円計上をしております。これは、財源の構成上、この起債は国庫補助の裏に当たるものでございまして、その部分だけの借入ということになりますので、補助金の裏を全部起債で借りるというわけにはいきません。これは、財政制度上の問題でございます。
あと、避難所の関係でもお尋ねがございましたが、上場地域、辺地指定を受けております。長年かけて宮之元上場線の改良を続けてまいりました。やや、道路事情は改善はしておりますけれども、大きな災害があったときに、角石のところで交通寸断をされて、というような事象もございました。そういう地域的な特性を考えれば、避難所の機能としても耐震性を兼ね備えたきちんとした体育館が必要であろうというのは、我々防災担当部署としても考えております。
あと、計画的なもので申し上げますと、既に予算をいただいて設計業務に取りかかっておりまして、令和5年度の予定と申しますのは、5年度の補助申請をしておりましたけれども、国のほうから令和4年度の執行枠があるのでということで、前倒し内示があったということで、今回予算を提案させていただいたところでございます。
利用の期間については、当然、学校も存続いたしますので、その間大事に使わせていただいて、起債のほうも適正に償還していく計画でございます。
道路に関しては、建設部長のほうからお願いします。
○小原一郎建設部長 市道の今釜津山線の測量設計委託業務の内容でございますけれども、まず、ここの路線につきましては、地域の学校の通学路点検というのがございまして、その中でこの市道の今釜津山線と西回り高速道が交差している部分なんですけれども、ちょうどカーブになっておりまして、大変危険だということで、用地的にも西回りの道路敷地を使って歩道ができるような形態にもなっておりましたので、今回、国のほうに、その設計委託のほうを要望しておりまして、そして国のほうからの内示がきたというようなことで、今回、設計委託のほうを計上したところでございます。
○住吉祐一教育総務課長 先ほど、吉元議員の御質問の中で、「令和3年度に設計を行い」と回答したところですが、「令和4年度」の誤りでした。訂正させてください。
○澤田誠一都市計画課技監(参事) 上場小学校の屋内運動場の工事概要について、説明させていただきます。
まず、建物ですけれども、鉄骨造平屋建て、延べ床面積350平方メートルの建物で、この部分の床の基礎、鉄骨部分の柱・はりについては既存のものを利用して、それ以外の内外装について、設備機器については、全て更新する計画としています。一部、構成建具については既設利用をして、バスケットボールゴールなど使用できるものは、再使用するものとしています。
あと、これまで建物に倉庫がありませんでしたので、倉庫の増築、鉄骨平屋建て延床面積70平方メートルを計画していまして、最終的な建物の面積としましては420平方メートルとなります。
○18番(中嶋敏子議員) 1点だけ確認させてください。
17ページのほうに、これはトンネル予算だというふうには理解しておりますけど、食肉等流通体制整備事業費補助金、新規計上でマルイ食品に対する予算ですけれども、食肉処理加工施設となっていますね。何か輸出向けの食肉加工施設ではないかというふうには聞いているんですけれども、これについての大まかなものについては、何か答弁していただけるのはないのかですね。というのが、外国に輸出向けであれば、特に欧州では健康的な環境で飼育するアニマルウェルフェア動物福祉の思想があってのものでないと、なかなか輸出は厳しいというふうに、ある文献でも読んでいますので、そこらについてどうなのかなということで、分かれば教えてください。
○中原克章農政課長 輸出の拡大ではないかということの御質問にお答えを申し上げます。
この食鳥処理場は輸出の増加、今でも輸出をされているんですけれど、その輸出の増加も目標に掲げてございます。数値的なものにつきましては、現在の食鳥処理量が約190トン、輸出に向けてありますけれども、それが食鳥処理場を新設したあとは367トンというふうにマルイ食品から伺っております。
○6番(江川野一成議員) ちょっと教えてください。1億3,500万円が計上されておりますけれども、350平米、これを長寿命化でやられるということで、基礎と柱の部分、19ページの04小学校施設整備事業の上場小学校屋内運動場でございます。1億3,500万の計上をされております。このことについて、質問させてください。
地域の小学校の核として、それを避難所として整備されるというのは、大変ありがたいことで賛成のほうですけれども、1億3,500万円の高額な金額を上程されておるんですが、長寿命化で基礎と柱部分を残して計上されたということですけれども、新築との比較検討はされたのか、お伺いしたいと思います。耐用年数とかいろいろありますので、41年経過しておりますので、その後に1億3,500万円投資したときに、何年ぐらいもてるとかいうその辺を、改修と新築と比較検討されたのか、お伺いしたいと思います。
○住吉祐一教育総務課長 長寿命化計画の策定時におきまして、整備後40年経ったところで、長寿命化の改修を行う。そして40年、また使い続けるという計画でおりますので、都合80年使うということになります。新築だと40年があれですので、比べた場合、長寿命化のほうが有利ではないかと考えたところでございます。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△ 日程第18議案第31号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第18、「令和5年度出水市一般会計補正予算(第1号)」を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、「令和5年度出水市一般会計補正予算(第1号)」について、提案理由を説明いたします。
今回の補正は、新型コロナウイルスワクチン接種について、令和5年4月以降の方針が示されたことに伴う接種事業の実施に係る経費や、鳥インフルエンザの発生や新型コロナウイルス感染症により、大きな影響を受けた地域経済の活性化を図るためのイベント開催等に係る経費などについて、それぞれ所要の予算措置を講じようとするものであり、こちらについても、会期最終日での補正予算の提案となったものでございまして、諸般の事情を御賢察の上、御理解を賜りたいと存じます。
補正予算第1条の歳出では、予算書13ページ、第4款衛生費、保健衛生費の新型コロナウイルスワクチン接種事業費では、4月以降の接種事業の実施に当たり、医療機関での接種業務及び、予約対応等を行うコールセンター等業務に係る委託費のほか、医療機関に交付する個別接種促進支援事業協力金や、会計年度任用職員の雇用に係る経費等を新規計上しております。
なお、4月以降のワクチン接種につきましては、初回接種等が未接種の方の接種を継続しながら、5月から8月にかけての春開始接種では、65歳以上の高齢者や基礎疾患をお持ちの方などの重症化リスクが高い方及び、医療機関、高齢者施設等の従事者を対象とした追加接種を、また、9月から12月にかけましての秋開始接種では、5歳以上の全ての方を対象に、追加接種を行う予定となっておりますので、接種を希望される全ての市民が安心して、早期に、また確実に接種できるよう、引き続き努めてまいります。
次に、第6款農林水産業費、農業費の降灰地域野菜・果樹等安定対策事業費では、県補助金の内示に伴いまして、ハウスの被覆資材更新に対する補助金を新規計上いたしました。
続きまして、第7款商工費、商工業振興イベント事業費でありますが、皆様、御存知のとおり、昨年11月から12月にかけまして、本市の養鶏農場において複数の鳥インフルエンザが発生し、本市の主要産業である養鶏業をはじめとする地域経済は、大きな影響を受けたところでございます。
また、新型コロナウイルス感染症については、感染症法上の位置づけが、本年5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行することとなり、社会経済活動の本格的な再開が期待されますが、地域の経済はまだ回復の途中にございます。
そこで、これらの影響を受けた養鶏業をはじめとする地域経済の活性化を図るため、鶏肉や卵をはじめとする本市の様々な特産品を販売いたします「いずみ肉・たまご祭り(仮称)」を5月下旬に開催することとしました。イベント会場で利用可能なプレミアム付き商品券の発行に係る補助金及び、イベント開催に係る実行委員会への負担金を新規計上いたしました。
イベントでは、1,500円分の商品券を1,000円で購入できるプレミアム付き商品券を発行することとしています。また、イベントの開催時期に合わせまして、地元応援つるのしんクーポンを、市公式LINEを通じて発行することとし、発行に係る補助金及び、実行委員会への負担金を新規計上しております。
このクーポンは、市内の取扱店舗で1,500円以上の買い物等をされた場合に500円分として使用できるもので、こちらも5月下旬の発行を予定しているところであります。
以上が歳出の概要ですが、これに対します歳入としましては、国・県支出金を追加計上いたしまして、地方交付税を調整いたしました。
以上が、本補正予算の内容でありますが、今回の補正額は2億1,044万8,000円の追加で、これにより予算規模は、263億4,244万8,000円となるものであります。よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 議案第31号「令和5年度出水市一般会計補正予算(第1号)」に対する質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) 13ページの商工業振興イベント「いずみ肉・たまご祭り」という祭りのようですが、実行委員会はどのような組織を予定されておりますか。
○松岡秀和商工観光部長 この肉祭りというのは、平成27年にも実は開催しておりまして、そのときの実行委員会と大体似たところで考えております。今、考えておりますのが、出水商工会議所、鶴の町商工会、出水市観光特産品協会、出水市飲食業組合、マルイ農業協同組合、赤鶏農業協同組合、鹿児島いずみ農業協同組合でございます。
○12番(吉元勇議員) 今の実行委員会の窓口は、例えば商工観光課のほうがやるのか、その辺をお答えいただいて、つるのしんのクーポン発行事業ですけれども、鹿児島県のぐりぶーが終わって、使うときにはこれはラッキーだということで使っていましたけれども、じゃあ、なくなったからといって居酒屋に例えば僕なんかは毎週2回、ノルマにしてますけれどもぐりぶーが終わったからといって、それが減ることもありませんし、余計行っているような気もしますし、今後はより皆さん行くんだろうけれども、このつるのしんのクーポン500円ですね、そんなに効果があるのかなというか、これを使ったところの事業者は1回1回、例えば手続のときに、結構、手間暇かかって記入してもらって、LINEの画面を開いてもらって「こうですよ、ああですよ」て。忙しいときに限ってそれを利用されて、500円のために事業者も大変だなと言う声も少し聞こえてきます。
そこで、今までつるのしんクーポンのこの事業、どのように評価しているのか。これがあったから余計地元での購買意欲が高まった、経済力が活性化したという評価になっているのかどうか、その辺も含めて2点お伺いします。
○田口保商工観光課長 つるのしんのLINEクーポン使用の関係ですが、こちらにつきまして、この事業を行うに当たって事業者の方に御説明申し上げまして、それに伴いまして、この事業に参画いただける事業所の方に申請いただいて、実施しているところです。
効果といたしましては、3月20日現在で、2万8,200人弱の登録者があるところでございまして、こういったところで利用を希望される方がかなり登録をされまして、需要としましては、順調に登録者も増えたものと考えているところです。
○松岡秀和商工観光部長 「いずみ肉・たまご祭り(仮称)」の事務局ですが、現在のところ商工観光課でというふうに考えております。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△ 日程第19報告議第2号
○議長(田上真由美議員) 日程第19、報告議第2号閉会中における調査事項の報告を議題といたします。
広報広聴特別委員会から提出のありました行政視察の報告は、お手元に配付したとおりであります。
お諮りいたします。本件は、これを受理することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、閉会中における調査事項の報告は、これを受理することに決定いたしました。
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△ 日程第20議員の派遣
○議長(田上真由美議員) 日程第20、議員の派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。会議規則第167条の規定により、お手元にお配りしました議員の派遣についてのとおり、派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、議員の派遣については、お手元にお配りしました議員の派遣についてのとおり、派遣することに決定いたしました。
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△ 日程第21閉会中の継続審査
○議長(田上真由美議員) 日程第21、閉会中の継続審査についてを議題といたします。
総務病院委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
お諮りいたします。総務病院委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、関係委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。
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△ 議決事件の字句等の整理
○議長(田上真由美議員) 議決事件の字句等の整理をお諮りいたします。
出水市議会会議規則第43条の規定により、本定例会の会議結果作成において、条項、字句、数字、その他の整理については、議長に委任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。
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△ 退任の挨拶
○議長(田上真由美議員) ここで3月に退任される吉田定男副市長から、退任の挨拶をお願いいたします。
○吉田定男副市長 皆さん、こんにちは。議会も終わり、お疲れのところに貴重な時間を割いていただき、ありがとうございます。議会の皆さん方には3年9か月もの長い間、市民の皆さんの声や御意見、そして関係機関の様々な情報を提供していただき、また、いろんなことを教えていただきましたことに感謝をしています。
4年前に市長に声をかけていただき、議会の皆さんに同意をいただきました際に、私は市長の3つの安心を推進するため、職員と一緒になって補佐をしてまいりたいというふうなことを申し上げましたが、十分な役割を果たせたかというふうに思いますときに、反省すべき点も多々ございます。任期中は新型コロナウイルス感染症対策、年末の鳥インフルエンザ対策、そして4歳女児の死亡案件等もございましたけれども、市長がこのような状況下の中でも将来を見据えて、いろんな種をまいています。市民ふれあい広場であったり、地域活性化施設の防災道の駅の整備をはじめ、ツル渡来地におきましてはラムサール条約への湿地登録、麓地域におきましては規制緩和によりますホテルや旅館、土産売り場など民間の活力を生かした地域活性化など、やがて花が咲いて実がなるものと信じています。私も今後は一市民として応援をしていきたいと考えております。
最後に、議員の皆さん方におかれましても、これからも健康に留意をされて、市民のために、出水市のために、また御活躍をくださるようお願いをいたします。今日はありがとうございました。
(拍手)
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△ 閉 会
○議長(田上真由美議員) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。よって、本日の会議を閉じ、これをもって令和5年出水市議会第1回定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。
午後3時35分 閉 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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