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出水市令和4年第3回定例会 第4日

○20番(髙崎正風議員) それでは、通告順に従い、道路行政とふるさと納税について、一般質問をいたします。
いつになったら収まるのか新型コロナウイルス感染とロシアのウクライナへの軍事侵攻はどうなるのか、それに起因する世界中が政治経済ともに不安定な状況に追い込まれ、軍事面や物価高を招き、国民生活に大きな影響を及ぼしていることは否めない事実であります。一日も早い通常の社会生活が築かれることを望むものでもあります。
それでは、道路行政についてですが、交通機関は人・物・情報を運び、私どもの生活基盤に重要な役割を果たしております。新幹線はもとより、南九州西回り自動車道、北薩横断道路も着々と整備が進み、近い将来には全線供用開始のめどが立ち、本市がどのようにさま変わりしていくのか期待をしているところであります。また、本市においても将来を見据えた骨格道路網が設定され、整備プログラムが策定され、その中で整備優先順位が示されております。
本市は、平成18年3月に1市2町が合併し、現在に至っております。合併当時は均衡ある発展と言葉が当たり前に使われてきました。合併してから16年6か月が経過すると、その言葉が薄れ、忘れられた今日であります。その中、市長、市議の改選もあり、市長も議員も変わり、旧出水市を中心に物事が進められているような気がいたしております。本年4月から旧野田町が過疎地域の指定を受け、過疎地域持続的発展計画が策定され、議会に提案されたことは、均衡の発展が崩れたことになります。時代の流れとはいえ、合併による急速な人口減少を招いてしまったことは反省し、一部過疎で旧市町の活気を失うことのないように均衡ある発展を基礎にした政策をとるべきであります。
これらのことを踏まえ、出水市道路総合計画の整備優先順位の見直しを考えるべきです。そのことは、必然的に旧出水市の方向に人・物の流れが動いていることは、交通量が多くなり、いろいろな場所で渋滞を招き、そういうところから優先して整備が進められ、そうなると旧高尾野町、野田町は優先度が落ちてきます。いつまでたっても整備が進みません。そのことで、優先順位を旧市町ごとに決め、整備していくことが均衡ある発展につながると思います。そこで、出水市道路総合計画の優先順位の考え方を旧市町ごとに考えられないかお伺いをいたします。
次に、高尾野川の矢房橋上流下流付近は、鹿児島県が親水公園として整備されると同時に、ジョギングロードが整備されました。その周辺には、ふれあい公園、温泉センターもみじ、きらめきドームがあります。ジョギングロードは、散策だけでなく、利用者も多く、スポーツ行事などに活用されております。
旧高尾野町時代は、草木の刈り取りが行き届き、非常に良い環境が保たれ、景観もよく、憩いの場として利用されてきました。合併後は、草木などの管理が悪くなってきました。旧出水市方式というのか、予算がないからといって、なかなか整備がなされなく、管理が行き届かなくなりました。二級河川だから、県が管理するからといったような思いなのか、整備がなされないようです。市道高尾野川左岸ジョギングロード1号、右岸2号は、県が管理するのか、市の管理になるのかというところです。そこで、市道高尾野川左岸ジョギングロード1号、右岸2号の県との管理協定はあるのかをお伺いいたします。
次に、ふるさと納税についてですが、私で3人目の質問となります。令和4年第2回定例会で一般質問しましたが、納得できないところがありましたので、再度質問をいたします。
将来の目標値をお尋ねしましたら、本年度の目標値も将来の目標値も6億7,000万円と同じ金額の答弁がありました。それに、合わせて反問権も行使されました。私の50億円目標の公約について説明が求められ、少しでも私は参考になるように例えて説明したら、全然具体性がないとか、事業計画は立てられたのかとお聞きしたいとの反問権でありました。反発するような反問権であって、執行部は何を考えているのか、本当に事業に取り組まれていくのか、唖然といたしました。私は、本県で40億円から50億円の実績がある市町村があります。私は、この50億円は何もないところの話じゃありません、先進地を学び、どうしたら、どのようにしたらその目標が達成できるか研究を重ねることでその手法があると思います。その目標が達成できるよう努力してほしいですが、執行部は対抗するような反問権を行使し、恥ずかしいと思いませんか。それだけの能力しか、考えがないかと思うと残念でなりません。そこで、将来目標は6億7,000万円ということだが、その根拠を示してほしいです。御答弁をお願いいたします。
次に、私は、ふるさと納税課を設置する考えはないか、また協議会を立ち上げる考えはないかと質問いたしてまいりました。ふるさと納税は、国の施策の地方創生の一環であり、地方が活性する大きなチャンスだと捉えています。自主財源確保と地場産業の創出、活性化は、本市の将来の位置づけとなる起爆剤になると私は確信をしております。
何回も何回も質問しておりますが、御存じのとおり、行政は運営でなく、経営であることは御存じのとおりだと思っております。このふるさと納税で経営能力が問われます。また、出水市の将来も変わります。旧態依然とした考え方を変えて負け組にならないよう、何はともあれ集中的に取り組むべきであります。私が提案してまいりましたのは採用されませんでしたが、代わりにと申しますか、出水市観光特産品協会に業務委託をされているが、その成果はどのようになっているかお伺いをいたします。
1回目の質問を終わります。