令和4年出水市議会第3回定例会会議録第1号
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令和4年8月29日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 19名
1番 井 伊 健 一 議員
2番 迫 田 小百美 議員
3番 池 田 幸 弘 議員
4番 田 中 秀 一 議員
5番 宇 都 修 一 議員
6番 江川野 一 成 議員
7番 南 鶴 洋 志 議員
8番 鮎 川 浩 一 議員
9番 上須田 清 議員
10番 日 髙 信 一 議員
11番 北御門 伸 彦 議員
12番 吉 元 勇 議員
13番 土 屋 工 吉 議員
14番 鶴 田 均 議員
15番 田 上 真由美 議員
16番 杉 本 尚 喜 議員
17番 出 水 睦 雄 議員
18番 中 嶋 敏 子 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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欠席議員 1名
19番 道 上 正 己 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
戸 﨑 基 夫 くらし安心課長
大 田 直 子 財政課長
山 田 丞 財政課財政係長
青 﨑 譲 二 企画政策課長
福 川 正 樹 企画政策課秘書監(係長)
宮 木 隆 裕 契約検査課長
柿 木 彰 保健福祉部長
田 口 宏 幸 福祉課長
谷 川 弘 之 健康増進課長
長谷川 健 健康増進課新型コロナウイルスワクチン接種対策室長(課長級)
田 畑 幸 二 いきいき長寿課長
高 口 悟 こども課長
宮 﨑 毅 市民部長
松 原 淳 市 市民生活課長
新 森 章 悟 税務課長
松 岡 秀 和 商工観光部長
田 口 保 商工振興課長
堀 昌 伸 ツル博物館クレインパークいずみ館長
揚 松 智 幸 農林水産部長
中 原 克 章 農政課長
中 村 孝 文 農林水産整備課長
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
小田原 豊 道路河川課長
吉ケ島 英 章 高尾野支所長
東 畠 賢 一 野田支所長
鮫 島 幸 二 病院事業管理者
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
﨑 迫 真 也 出水総合医療センター総務課長
大 平 伸 章 消防長
川 曲 徹 消防本部警防課長
大久保 哲 志 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
住 吉 祐 一 教育総務課長
床 並 伸 治 学校教育課長
川 添 直 生涯学習課長
冨 田 宏 選挙管理委員会委員長
吉 本 純 久 代表監査委員
横 峯 均 農業委員会会長
川 曲 聡 公平委員会委員長
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議会事務局
春 田 和 彦 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
中 村 勇 士 主任主査
北 紘 至 主査
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付議した事件
意見第3号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
議案第66号 財産の取得について(消防ポンプ自動車)
議案第55号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第56号 令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第57号 令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第58号 令和4年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)
議案第59号 令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第3号)
議案第61号 出水市過疎地域持続的発展計画の策定について
議案第62号 出水市過疎地域における固定資産税の課税免除及び法人市民税の不均一課税に関する条例の制定について
議案第63号 出水市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第65号 市道の路線の廃止について
議案第54号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第6号)
議案第60号 令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第4号)
認定第1号 令和3年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第2号 令和3年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 令和3年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 令和3年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 令和3年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第6号 令和3年度出水市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第7号 令和3年度出水市水道事業会計決算の認定について
認定第8号 令和3年度出水市下水道事業会計決算の認定について
認定第9号 令和3年度出水市病院事業会計決算の認定について
議案第64号 令和3年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について
陳情第2号 川内原発の20年延長運転期間に関する陳情書
午前10時00分 開 会
△ 開 会
○議長(田上真由美議員) おはようございます。ただいまの出席議員は19名であり、定足数に達しております。これより令和4年出水市議会第3回定例会を開会いたします。
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△ 開 議
○議長(田上真由美議員) これより本日の会議を開きます。
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△ 議員の欠席の申出
○議長(田上真由美議員) 道上議員から本日の会議に欠席する旨の届出が出ております。
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△ 日程第1会議録署名議員の指名
○議長(田上真由美議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、7番南鶴洋志議員、8番鮎川浩一議員、9番上須田清議員を指名いたします。
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△ 諸般の報告
○議長(田上真由美議員) 令和4年第2回定例会以降の諸般の報告を申し上げます。
諸会議の出席報告につきましては、お手元に配付のとおりであります。その配付してあります諸会議の概要及び監査委員から報告のありました例月出納検査の結果につきましては、事務局に保管してあります資料により御承知願いたいと存じます。
また、市長から提出のありました諸会議の出席報告、並びに地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定による令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率についての写しを、また監査委員の審査意見書を付けて報告がありましたので、皆様の議席に配付しておきました。
以上が、議長としての主な報告事項であります。これで、諸般の報告を終わります。
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△ 議会運営委員長の報告
○議長(田上真由美議員) ここで議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(杉本尚喜議員) おはようございます。本定例会の会期及び日程について、議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
まず、会期日程について申し上げます。8月30日から9月7日までは休会といたします。9月8日、9日、12日、13日は、本会議第2日、第3日、第4日、第5日の会議を開き、一般質問を行います。9月14日から9月29日までは休会とし、この間の9月14日、15日、16日及び20日は、付託されました案件の委員会審査を行っていただきます。9月30日は本会議第6日の会議を開き、休会中審査事件の委員長報告の後、採決を行います。また、新たに意見書等の申出があったときは、この日に上程することといたします。以上が、会期日程等の概要でございます。
なお、一般質問の通告期限は8月31日正午までとなります。質問をされる方は通告書に所定の事項を記載し、提出されるよう願います。一般質問提出時に発言順位の抽選を行います。一般質問は、申し合わせにより1日におおむね4人といたしておりますが、質問者の人数によっては、一般質問を予定している本会議が休会となることもあります。
この場合、各常任委員会の審査予定日を変更して、委員会審査を行っていただきます。
以上のことから、本定例会の会期は、本日から9月30日までの33日間と定めました。
次に、本日の議事日程について申し上げます。日程第3及び日程第4の人権擁護委員候補者の推薦の意見を求めることについて、及び財産の取得についてを個別に上程、日程第5から日程第9の令和4年度各会計補正予算議案5件を一括上程、これら7件はいずれも委員会付託を省略し即決の取扱いといたします。日程第10から日程第13までの条例議案等4件を一括上程、日程第14及び日程第15の令和4年度各会計補正予算議案2件を一括上程、日程第16から日程第24までの令和3年度各会計決算の認定9件を一括上程、日程第25の令和3年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分についてを個別に上程いたします。日程第10から日程第25まで、提案理由説明の後、これらの議案に対する総括質疑をいたします。総括質疑終了後、日程第10から日程第15までについては、議案の委員会付託区分表(その1)のとおり、日程第16から日程第25までについては議案の委員会付託区分表(その2)のとおり、関係常任委員会に付託いたします。日程第26の陳情1件を上程し、請願等の委員会付託区分表のとおり、総務病院委員会に付託いたします。
皆様の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
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△ 日程第2会期及び会期日程の決定
○議長(田上真由美議員) 日程第2、会期及び会期日程の決定を議題とします。
お諮りします。本定例会の会期及び会期日程については、議会運営委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日から9月30日までの33日間とし、会期日程については、配付いたしております会期日程表のとおりとすることに決定いたしました。
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△ 議事日程の報告
○議長(田上真由美議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和4年出水市議会第3回定例会
議 事 日 程 第 1 号
令和4年8月29日 午前10時 開 議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期及び会期日程の決定
第3 意見第3号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
第4 議案第66号 財産の取得について (消防ポンプ自動車)
第5 議案第55号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
第6 議案第56号 令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第7 議案第57号 令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第3号)
第8 議案第58号 令和4年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)
第9 議案第59号 令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第3号)
第10 議案第61号 出水市過疎地域持続的発展計画の策定について
第11 議案第62号 出水市過疎地域における固定資産税の課税免除及び法人市民税の不均一課税に関する条例の制定について
第12 議案第63号 出水市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第13 議案第65号 市道の路線の廃止について
第14 議案第54号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第6号)
第15 議案第60号 令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第4号)
第16 認定第1号 令和3年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について
第17 認定第2号 令和3年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第18 認定第3号 令和3年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
第19 認定第4号 令和3年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第20 認定第5号 令和3年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について
第21 認定第6号 令和3年度出水市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定について
第22 認定第7号 令和3年度出水市水道事業会計決算の認定について
第23 認定第8号 令和3年度出水市下水道事業会計決算の認定について
第24 認定第9号 令和3年度出水市病院事業会計決算の認定について
第25 議案第64号 令和3年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について
第26 陳情第2号 川内原発の20年延長運転期間に関する陳情書
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△ 議 事
○議長(田上真由美議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第3意見第3号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第3、意見第3号人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 おはようございます。よろしくお願いいたします。
ただいま上程されました人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることにつきまして、提案理由を説明いたします。
現在、本市には法務大臣から人権擁護委員として9人が委嘱されており、任期は3年となっております。
委員のうち、吉田一郎氏の任期が令和4年12月31日をもって満了することから、鹿児島地方法務局から推薦依頼があり、吉田一郎氏を再任として推薦するため、議会の意見を求めるものであります。吉田氏の履歴につきましては、お手元に配付してある参考資料のとおりでありますが、平成29年1月から人権擁護委員として2期6年、精力的に職務を遂行してこられました。また、県立高校の教員としても、生徒同士が人権を尊重し、支えあう学級集団作りに努められておられます。このように、人格識見共に高く、広く社会の実情にも精通されており、人権擁護委員として適任と考え再任により推薦しようとするものであります。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 意見第3号人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて、これから質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び出水睦雄議員から無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは、会議規則第71条第1項の要件を満たしております。
よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(田上真由美議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き18名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので、御注意をお願いいたします。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
[投票]
○議長(田上真由美議員) 押し忘れ等はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで、投票を終わります。
[開票]
○議長(田上真由美議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数18票、有効投票18票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち、賛成18票、反対ゼロ票、うち白票ゼロ票。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、意見第3号人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについては、異議なしと答申することに決定しました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
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△ 日程第4議案第66号 上程
○議長(田上真由美議員) 次に日程第4、議案第66号財産の取得について(消防ポンプ自動車)を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、財産の取得につきまして、提案理由を説明いたします。
本案は、消防団第1分団自動車部に配備している消防ポンプ自動車が購入後21年を経過していることから、消防団車両更新計画に基づき更新しようとするものであり、地方自治法第96条第1項第8号及び出水市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、提案するものであります。
取得しようとする車両は、消防団が対応する消火活動等に必要な資機材等を装備し、消防団活動の主力となる消防ポンプ自動車1台です。
取得の相手方は、鹿児島市松原町12番32号、鹿児島森田ポンプ株式会社で、取得価格は2,222万円です。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 議案第66号財産の取得について(消防ポンプ自動車)に対する質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) 予算を通ってから消防署のほうで仕様化して、今回の財産取得に至ったと認識しますが、昨今、半導体の供給不足等もあり、こういう車両関係の納車が遅れているような世の中でありますけれども、今回のこの財産取得に関しては、納品に関しては特にいろいろと手間取った、あるいは部品供給が怠ったとか、あるいは途中でちょっと仕様を変更せざるを得なかったとか、その辺のことがあったかどうかを確認したいと思います。
○大平伸章消防長 今回の消防自動車の納入につきましては、特に問題なく、仮契約で納期も遅れることなく納入できるということで、仮契約をしております。
○12番(吉元勇議員) 現在の車両が21年使っているということで、私も消防団の経験はありますが、機械員の経験はないところではあるにしても、21年間機械員が慣れたポンプ車両を今度、新しくポンプ車を使うわけですけれども、現在の仕様と大きく異なっていることがあれば、消防団の特に機械については取扱いに戸惑う点もあると思いますが、この辺、大きく変わった点があるのかどうか、その辺説明できる点があればお願いします。
○川曲徹消防本部警防課長 仕様については、20年は経過していることから、電子制御等が多く入ってきております。基本的な手順としては変わるものはあまりありませんので、業者納入時には3時間程度の講習をしっかり行って手渡すという形で、現在の近年の消防車においても、不備なく対応されております。特に変わるところは、電子制御系だけであります。
○18番(中嶋敏子議員) 入札執行調書を見ているんですけれども、予定価格は事前公表制かと思うんですけれども、予定価格のところは黒塗りがされておりまして、これでは落札率も幾らだったのか判断もつかないんですけれども、何か物品購入の場合には予定価格は公表できないんだという問合せに対しては、そういう回答だったんですけれども、それでは私たちはどう判断したらいいのか基準になるものがないのかなと考えますが、いかがでしょうか。
○宮木隆裕契約検査課長 予定価格に関する御質問かと思います。予定価格の事前公表につきましては、建設工事又は建設工事に係る測量調査及び設計に係る入札に関して公表規定がございますので、それに基づきまして事前公表を行っております。
物品購入等につきましては、事前公表を行っておりませんで、予定価格につきましては契約に関する事務に関しまして、市の財産上の利益を害するおそれがあるということで、公表しておりません、ということになっております。
○18番(中嶋敏子議員) 何か納得し難いですけれども、じゃあ、落札率は幾らだったのかというのは教えていただけるんですか。
○宮木隆裕契約検査課長 予定価格を公表しておりませんので、落札率につきましては公表できません。
○16番(杉本尚喜議員) 1点だけお伺いいたします。
今回、この契約議案が可決されますと、本車両の納車時期はいつ頃になるのでしょうか。
○大平伸章消防長 納車の期限は令和5年2月28日までとなっております。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△ 日程第5議案第55号・日程第6議案第56号
日程第7議案第57号・日程第8議案第58号
日程第9議案第59号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第5から日程第9までの令和4年度各会計補正予算議案5件を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)ほか4会計に係る補正予算について、一括して提案理由を説明いたします。
まず、国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、説明いたします。
歳出の総務費では、人事異動に伴い給与費を調整し、一般管理費では、制度改正に伴います国保情報データベースシステムの改修委託費を新規計上いたしました。
また、国民健康保険事業費納付金の医療給付費分では、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税の減免に対して、昨年度と同様に、国の特別調整交付金が交付されることとなりましたので、その収入見込額を歳入に計上し、財源変更しましたほか、後期高齢者支援金等分を調整しました。基金積立金では、令和3年度決算に伴う純繰越金の確定等により調整し、諸支出金では、令和3年度の保険給付費や特定健康診査事業費等の確定に伴う、国・県への精算返納金をそれぞれ計上しました。
これに対します歳入では、先ほど歳出で申し上げました、国の特別調整交付金のほか、令和3年度決算の確定に伴う前年度繰越金や増収が見込まれる国民健康保険税を追加計上し、繰入金を調整いたしました。
今回の補正額は2億878万9,000円の追加で、これによりまして予算規模は77億749万9,000円となるものであります。
次に、後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、説明いたします。
歳出の後期高齢者医療広域連合納付金では、令和3年度の出納整理期間中に収納した後期高齢者医療保険料が確定しましたので、従来からの広域連合との協議に基づきまして追加計上いたしました。これに対します歳入では、前年度繰越金を計上しました。今回の補正額は124万4,000円の追加で、これにより予算規模は、8億2,224万4,000円となるものです。
次に、介護保険特別会計補正予算(第3号)について、説明いたします。
今回の補正は、歳出では人事異動等に伴い、職員給与費や北薩広域行政事務組合負担金を調整しましたほか、総務費では、制度改正に伴う介護保険システム改修委託費を計上し、保険給付費では、先ほど説明いたしました国民健康保険特別会計と同様に、新型コロナウイルス感染症の影響による介護保険料の減免に対して、国の調整交付金が交付されることとなりましたので、その収入見込額を歳入に計上し、財源変更いたしました。また、地域支援事業費では、増加しているケアプラン作成業務に対応するため、会計年度任用職員介護支援専門員給与費を計上し、基金積立金では、介護保険特別会計の令和3年度決算に伴います純繰越金の確定により調整し、諸支出金では、令和3年度の介護給付費及び地域支援事業費等の確定に伴う国庫負担金等の精算返納金を計上いたしました。
これに対します歳入では、増収が見込まれる介護保険料及び令和3年度決算の確定に伴う前年度繰越金、国庫・県支出金を追加計上し、繰入金を調整いたしました。
今回の補正額は、9,948万3,000円の追加で、これにより予算規模は、63億5,563万4,000円となるものです。
次に、交通災害共済特別会計補正予算(第1号)について、説明いたします。
歳出の交通災害共済基金積立金では、令和3年度決算に伴う純繰越金の確定により、積立金を追加計上いたしました。
これに対します歳入では、令和3年度決算の確定に伴う前年度繰越金を追加計上し、基金繰入金を調整いたしました。
今回の補正額は、266万3,000円の追加で、これにより予算規模は、1,802万3,000円となるものであります。
次に、水道事業会計補正予算(第3号)について、説明いたします。
今回の補正は、補正予算第2条の収益的収入及び支出の支出では、人事異動等に伴う給与費の調整のほか、会計年度任用職員の給与費を調整し、補正予算第3条の資本的収入及び支出の支出では、共済費の標準報酬月額の変更に伴い給与費を調整いたしました。また、補正予算第4条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費については、職員給与費を調整しました。
今回の補正によりまして、収益的収入及び支出の支出で296万6,000円を減額し、予算規模は7億4,668万円となり、また、資本的収入及び支出の支出で10万2,000円を追加し、予算規模は4億6,384万8,000円となるものであります。
以上が、国民健康保険特別会計補正予算(第3号)ほか4会計の補正予算に関する説明であります。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。
これから議案第55号令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)に対する質疑を許します。
○18番(中嶋敏子議員) まず、11ページのところの特別調整交付金分で59万1,000円計上されておりますが、新型コロナウイルス感染症対応分として、交付率が10分の4、その他特別事情分が10分の10となっておりますけれども、この違いは何なのか。そして、それぞれ件数が分かったら教えていただきたいというのと、あと15ページのところの新規計上として、制度改正に伴う国保情報データベースシステム改修委託費が16万5,000円出されておりますけれども、この制度改正の中身、内容についてお答えください。
○松原淳市市民生活課長 歳入の特別調整交付金分で新型コロナウイルス感染症対応分でございますけれども、これは収入が減少しました方に対します国民健康保険税の減免分です。これが、10分の4が国から交付されます。7月1日時点で3件の認定があったところでございます。その他特別事情分の10分の10につきましては、国保情報データベースシステムの改修費用の補助金ということになります。歳出の15ページに制度改正に伴う国保情報データベースシステム改修委託、この費用になります。
制度改正につきましては、2分の1減免することになっております未就学児の国民健康保険税を、そちらのほうの国・県に報告するシステムの改修となります。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に議案第56号令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に議案第57号令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第3号)に対する質疑を許します。
○18番(中嶋敏子議員) 2点ほどお尋ねします。
まず、11ページの新型コロナウイルス感染症対応分の10分の4交付率で、15万円ですか、出ていますけれども、この件数が分かれば教えていただきたいというのと、あと15ページの新規計上で制度改正に伴う介護保険システム改修委託費が8万8,000円出ておりますけれども、この制度改正の内容が分かったらお答えください。
○田畑幸二いきいき長寿課長 11ページの新型コロナウイルス感染症対応分の15万円ということですけれども、件数としては12件ということで見込んでいる状況です。
続きまして、15ページ、この制度改正に伴う介護保険システムの改修の内容ということですけれども、令和3年11月19日に閣議決定されましたコロナ克服新時代開拓のための経済対策ということで、令和4年2月から都道府県を通じて介護職員の処遇改善支援補助金というのが創設されました。これの期限が令和4年9月までということで、令和4年10月以降は、その補助金による賃上げ効果の継続の観点ということから、新たに介護報酬の中で介護職員等ベースアップ等支援加算ということが創設されます。この届出は、受けるのが指定権者ということで、当然、市にもきますので、そのことに対して対応するための改修となっております。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております介護保険特別会計補正予算(第3号)に対して、意見を述べて反対したいと思います。
反対する理由は、先ほど言われたシステム改修の中身ですけれども、回答がありましたように令和3年11月19日閣議決定され、2022年、今年2月から新たな介護従事者の処遇改善が開始されました。その中身は、全産業平均給与との差を縮めるには程遠い水準であり、また中身もケアマネジャー、訪問看護師、福祉用具相談員などが対象から外されているなど、職場に混乱と分断を持ち込む内容だったんですけれども、この10月からは国の補助から外されて、介護報酬に組み込むこととされており、そのためのシステム改修だということだったわけですけれども、システム改修そのものは国の制度改正に伴うものでありますから反対するものではありませんけれども、その中身が新たな利用料負担が利用者の方に発生をするわけであります。利用者、介護事業所従事者が直面している困難の早急な打開と、介護保険制度の建て直しこそ、今急がれるべきだと考えます。経済的な心配をせず、必要なときに必要なサービス利用を提供できる制度への転換を求めて、この制度改正の問題点を指摘をして討論といたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第58号令和4年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第59号令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第3号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△ 日程第10議案第61号・日程第11議案第62号
日程第12議案第63号・日程第13議案第65号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第10から日程第13までの条例議案等4件を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました出水市過疎地域持続的発展計画の策定について、ほか3件の提案理由を説明いたします。
まず、「出水市過疎地域持続的発展計画」の策定について説明いたします。
本案は、令和2年の国勢調査の結果により、本年4月1日付けで旧野田町の区域が過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づく過疎地域となったことから、当該区域において、過疎対策事業債など有利な財源を活用した事業を実施し、持続的な発展の促進及び地域振興を推進するため、基本計画を定めようとするものであります。本計画は、県の過疎地域持続的発展方針を勘案し、第1章から第13章で構成されております。
それでは、計画の内容について説明いたします。
まず第1章では、本市の概況や人口及び産業の推移と動向などの基本的な事項を示し、第2章から第12章までにおいては、移住・定住の促進、産業の振興、地域の情報化、交通施設の整備、生活環境の整備、子育て環境の確保や高齢者等の福祉の向上、医療の確保、教育の振興、集落の整備、地域文化の振興、再生可能エネルギーの利用の推進と個別分野での現状と課題及び、その対策等を示し、第13章において、そのほか地域の持続的発展に関し必要な事項として、1つ目に男女共同参画の推進、2つ目に公共施設等のマネジメント、3つ目に関係人口の増加推進、4つ目に広域行政について現状と課題及び、その対策等を示しております。なお本計画の期間は、県の過疎地域持続的発展方針の終期に合わせ、令和4年度から令和7年度までの4年間としております。
次に、出水市過疎地域における固定資産税の課税免除及び法人市民税の不均一課税に関する条例の制定について、提案理由を説明いたします。
本案は、議案第61号で提案しています「出水市過疎地域持続的発展計画」で産業振興促進区域に位置づけている野田地域において、振興すべき業種としている製造業、情報サービス業等、農林水産物等販売業、旅館業の用に供する設備の取得をした者に係る固定資産税の課税免除又は法人市民税の不均一課税の特別措置を行うことにより、当該地域の産業の持続的発展を支援しようとするものであります。
固定資産税の課税免除の対象となる者は、本年4月1日から令和6年3月31日までに、野田地域において対象となる業種の事業の用に供する一定の設備の取得をした事業者で、対象となる設備は、当該事業に係る家屋及び機械、装置等の償却資産並びに当該家屋の敷地である土地となります。課税免除の期間は、取得した対象設備に対し、新たに固定資産税が課されることとなった年度から3年ですが、業種によっては、設備の取得価額や新規雇用者数等に応じて、その期間を延長しております。
法人市民税の不均一課税は、対象設備を取得した事業者のうち、設備の取得価額や新規雇用者数等の要件を満たした事業者に対し、対象設備を事業の用に供した日の属する事業年度から10年間、実施します。
なお、この条例の規定に基づき固定資産税の課税免除を行った場合は、その減収額の4分の3を基準財政収入額から控除することにより、普通交付税による減収補塡措置があります。
それでは、条例の内容について説明いたします。
第1条は、条例の目的について、第2条は、条例における用語の定義について規定し、第3条では、事業者の事業が本市の産業の持続的発展の促進等に寄与すると認める場合に、固定資産税の課税免除又は法人市民税の不均一課税を行うことができると定めております。第4条及び第5条は、特別措置の対象、期間及びその額について、第6条及び第7条は、特別措置を受けるための手続について、第8条は、事業者に対する報告及び立入検査について、第9条では、特別措置を受ける事業者の責務等について、第10条は、指定の取消しについて、それぞれ規定し、第11条では、特別措置の適用等については、附属機関である出水市産業開発促進審議会において審議することとしています。第12条は、規則への委任について規定しております。
附則ですが、附則第1項では、この条例の施行期日を定め、附則第2項及び第3項では、この条例の制定に伴い、「出水市産業開発促進条例」及び「出水市附属機関の設置に関する条例」について、必要な措置を行っております。
次に、「出水市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」の制定について、提案理由を説明いたします。
本案は、昨年8月に人事院が行いました「国家公務員の育児休業等に関する法律の改正についての意見の申出」を受け、国家公務員に係る妊娠・出産・育児等と仕事の両立支援のために講じる措置のうち、非常勤職員の育児休業等の取得要件が、本年10月1日から緩和されること、及び地方公務員の育児休業等に関する法律が改正されたことに伴い、本市職員についても、国に準じて改正しようとするものであります。
それでは、改正の内容について説明いたします。
第2条の改正は、子の出生後8週間以内に育児休業を取得する場合の非常勤職員の任期の基準日を、「子が1歳6か月に到達する日」から「子の出生の日から起算して8週間と6月を経過する日」に緩和するものであります。
第2条の3及び第2条の4の改正は、子が1歳に到達する日以後の非常勤職員の育児休業について、配偶者と交替での取得が可能になるなど、柔軟な取得を可能とするものであります。第3条の改正は、再度の育児休業取得に係る「条例で定める特別の事情」に関し、育児休業等計画書により申し出た場合の再度取得に係る規定を削り、また、任期を定めて採用された職員について、任期の更新等があった場合についての規定を改めております。
附則でありますが、附則第1条では、この条例の施行期日を定め、附則第2条では、経過措置について定めています。
次に、市道の路線の廃止について、提案理由を説明いたします。
今回、廃止しようとする路線は、高尾野内陸工業団地内にある市道矢房5号線で、延長165.1メートル、平均幅員7.2メートルの路線であります。本路線は、市道矢房線と市道矢房1号線を結ぶ路線であり、主に工業団地内の連絡道として使用されています。
今回、株式会社マルマエと株式会社マツバラの両社から、工場生産性の向上を目的とし、本路線を工場敷地と一体的に利用するために払下げを目的とした、市道用地用途廃止申請書が提出されました。これに対し、本路線の現況は「出水市市道路線の認定、廃止及び変更に関する事務取扱要綱」第5条第1項に規定する、路線の廃止又は変更の条件のうち同項第2号の「沿道付近の土地における土地利用の変化等により隣接する地権者から払下又は付替の申請がなされた場合で、これを廃止しても支障がないと認められたとき」に該当すると認めたことから、本路線を廃止することについて、道路法第10条第3項の規定に基づきまして、議会の議決をお願いするものであります。
なお、当該申請書には、高尾野内陸工業団地内の8社、及び周辺地域自治会6自治会からの同意書も添付されております。
今回の路線廃止に伴い、市道管理路線は1,102路線となり、延長は75万7,488メートルとなります。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。これより、総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号を示していただき、簡潔にお願いします。細部にわたっては所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内とします。質疑を許します。
○16番(杉本尚喜議員) 議案第61号出水市過疎地域持続的発展計画の策定について、1点だけお伺いいたします。
計画書の15ページになります。15ページにSDGsの関係がございますけれども、御案内のとおりSDGsは国連サミットにおきまして全会一致で17の開発目標が採択をされたものでございますが、本市においてはSDGs推進協議会たるものを立ち上げられるということでお聞きしております。その協議会と今回のこの策定内容というのは、どうリンクされているのか、その関係性を伺います。
○青﨑譲二企画政策課長 まず協議会のほうですが、すでに立ち上げを行っております。当然ながら、今回の計画とその協議会の取組というのはリンクさせていきたいと考えております。
○12番(吉元勇議員) この議案第61号の過疎地域持続的発展計画ですが、野田地域といいますか、そういう地域になったということですが、これを見ると、どう見ても野田町の地域が持続可能になるのかなと。逆に、これ出水市が今後5か年、あるいは10か年で人口減少をどういうふうに対応していくかというような策定にしか見えなくて、時々、野田町の云々とか出てくるんですが、出水市自治基本条例にもあるように、市の役割、責務、あるいは議会の役割・責務、そして住民の役割・責務がありますが、これは野田町の住民が本気になってやらないとなし得ないことだと思うんですが、この策定において、あるいはこの計画の内容において、野田町の住民の方々はどのようにこれは絡んだ策定になっていますか。
○青﨑譲二企画政策課長 野田の方を限定した意見聴取というのは行っていないところですが、パブリックコメントにおいて住民の皆様の御意見をいただいたところです。
○12番(吉元勇議員) いや、やっぱり、これは基本的には野田町の方々の話を。それは出水市の同じ住民としては考えなきゃいけないけど、もっと野田も今コミュニティもできたし、もっと野田町の住民の方を入れて、その方を中心に市と、あるいは議会も一緒になってやるという、やっぱり野田町の住民の方を先頭に出してやらんと、これは絵に描いた餅で、もしかしたら絵に描いたところにカビが生えるくらいになるかもしれません。だから、野田の住民の方々をもっと積極的にして、皆さんの地域は本当に危機なんですよというようなことを訴えていかないと、計画書だけが光っていて、後がついて来ないというようなことになってはいけません。もう1回、野田町の住民の方々をどう取り入れて、本気になってやっていただけるのか。そこの辺の決意を市長でもいいですので、やっていただかないと、これが絵に描いた餅にならないかと考えているものですから、質疑いたします。
○椎木伸一市長 野田地域が令和2年の国勢調査でこういった取扱いになるというようなことでございますけれども、私どもとしましては市全体を眺めつつも、そういった非常にこの過疎地域ということで今まで指定がなかったわけですけれども、これに指定されると有利な過疎対策事業債という事業債が使えるということもございます。そういったことで、その条件として、この計画を作成し、それに基づいて振興発展を図っていくという位置づけでございますので、まずは計画を作りまして、それを実施する際には当然ですけれども、今、この野田地域を持続可能な発展に持っていくためには、どのようなことがいいかコミュニティ協議会とも真剣な議論をしながら取り組んでいきたいとは思っておりますけれども、まずはこういった計画を作って、そういった事業債を取り扱えるような体制を作りたいということでの計画でございますので、御理解を賜りたいと思っております。
○20番(髙崎正風議員) 議案第61号ですが、出水市過疎地域持続的発展計画の策定についてであるんですけど、策定をされて内容的にも非常に細々にできていると思っているんですが、しかし、これは人口要件の中で結局、過疎に指定されたということですが、これによって人口増に、いろんな人口要件が解消されるのか。それで、何年ぐらいをめどにした策定の考え方だったのかですね。今、4年間というのがありましたが、4年間で解消するのか、それとも解消しないままずっと続けられるのかですね。やはり、そういうことはどうなのかということをお聞きしたいと思っております。
それから、もう1点ですが、議案第65号ですが、市道の路線の廃止についてということでありますが、地元の議員なんかは全く知らないままに、これが進められているということで、びっくりしたところなんですけれども、ある程度地域にいる我々は住民の代表なんだから、やっぱりその辺のことについても情報を提供してされなかったのかですね。なぜ、売却要件を満たすために、結局6自治会の同意だけ取ったということについて、その辺についてよければ説明をもっと詳しくしていただきたいと思っております。
金額については、75万円だったですかね、(50ページ、発言訂正あり)これはそれなりのものなのかですね。非常に面積的にも広いんですけれども、もう1回、説明をしていただきたいと思っております。
○冨田忍政策経営部長 過疎の計画期間とその成果の見通しについてでございます。
先ほど市長が申し上げましたとおり、今年4月に指定を受けて、今回この計画でございます。過疎対策事業債を活用する上でも必要な計画でございますので、まず全体の計画、県の方針に沿った計画を策定した上で、今後、それぞれの野田地域の事業等については、地元の皆さん等の意見も聞いてやっていくことになろうかと思います。
4年間の計画ということなんですけれども、その間に過疎地域の要件から外れるような状況になれば、それが最も必要なことなんだろうとは認識をしておりますけれども、全体としての人口減少社会の中で令和7年度までに解消できますと、今は申し上げることはできないのが実情でございます。
○小原一郎建設部長 先ほどの市道の廃止につきまして、お答えいたします。
まず、6自治会、なぜかということだったんですけれども、高尾野地域の自治会の役員さん達にどの程度まで、この廃止のことについて同意をもらえばいいのかということを御相談いたしました。その中で、近隣の方、近隣の自治会、6自治会でいいのではないかというようなことで助言いただきましたので、6自治会に話をいたしました。
それと、またこの6自治会の同意をいただくようにというときに、会社の方々につきましては近隣、議員さん達もいらっしゃいますので、ということで、事前に話をしていただきたいということでは、お話したところでございます。
○20番(髙崎正風議員) 第61号議案については、なかなか質疑をしてみても、ですけれども、今の65号について、結局、業者の方からの説明を地域の議員に相談するという、執行機関が直接、「こういうふうに将来やっていきたいと思うが、どうなんですか」というのが筋じゃないかと思います。全部、人に任せるということは、自分達で何でそういうことをやらないのかということが、ちょっと今の答弁の中で気に障るところです。ですから、事前にある程度の協議をやりながら進めていくべきじゃないかと思っていますので、その辺は今後、注意をしていただきたいと思っております。
その6自治会なんですけれども、これが売却された場合に、一般の人は通れないんですか、どうなんですか。その辺について聞きたいのですが。
○小原一郎建設部長 市道の廃止を認めていただけましたなら、当然、そこのところはいろいろな手続をしまして、そして最終的には廃止という形、そして事業者の方々からの払下げ申請という形になりまして、最終的にはその会社の方々に払下げを行うというようなことになります。そして、そういうことで個人の会社の土地になりますので、一般の方は基本的には通れなくなるというようなことで、以上です。
○20番(髙崎正風議員) 一般の方のことについては、6自治会の中の説明の話を聞いたんですけれども、普通、特別な時には通っていいという条件というか、条件は書いてないだろうと思うけど。言葉の中では通常、通れるときには通っていいよという話もちょっと聞いて、その説明を受けたというような気がするんですけど、絶対通っちゃだめだよということはないというような話もあったんですけど、その辺については、執行部関係はどうお聞きしているんですか。
○小原一郎建設部長 土地所有者の方が「通ってもいいですよ」というようなことであれば、個人の私道であっても一般の方は通っていいですよ、となれば、通っていいかと思いますので、払下げをしたあとに、私たちのほうから、こちらのほうから「通ってはいけませんよ」ということは、当然言えない話でございますけれども、土地所有者が「いい」というのであれば、通れるというような考え方でいいのではないかと思います。
○20番(髙崎正風議員) 私は説明の中でおっしゃったと言っているんですから、説明の中で緊急の場合はやむをえないから通ってもいいよ、というようなことで、説明されて、地域住民はそれで納得したんだろうと、理解したんだろうと思うのですよ。「絶対だめだよ」といえば、ちょっと待ってくれと、まだいろんな話をあったかもしれないと思う。私はそこを聞いている。そこはどうだったのかと聞いているわけであって、あとは所有者が勝手に売却した場合は自由でいいですからね、そんな単純な考え方でないわけですから、わざわざここで質疑をするのはですね。もうちょっとしっかりとした内容についてはあったのか、なかったのか、その辺をお聞きしたいと思います。
○小原一郎建設部長 基本的にうちのほうとしては、払下げをするという前提になれば通れなくしなきゃいけないですよね、というような話だけは会社のほうにはしたところで、あとはその後の地域との話合い等によっていろいろ意見が出てきたことから、そういうような話になっているんじゃないかなと思うところです。
○議長(田上真由美議員) それではここで、暫時休憩いたします。再開を午前11時20分といたします。
午前11時05分 休 憩
午前11時20分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。
休憩前に引き続き、質疑を続行いたします。
○18番(中嶋敏子議員) 議案第65号の市道の路線の廃止についてを若干お尋ねします。
私の委員会にかかりますので、詳細はそこでと思っていたんですけれども、全体的な質疑が相次いでいるようですので、関連してですけれども、その承諾書がついていたという6自治会はどこどこなのかですね。その自治会に入っていらっしゃる何名かの方から連絡をいただいたんですけれども、集落で総会か何かを開いて話合いをした上で承諾書を出したというのではなくて、業者からの説明するチラシか何かが配付されただけだったと。それでびっくりして、一人は何か業者のほうに直接電話をして、この間の経緯などをいろいろ聞いて、大変疑問に思っておられるようでした。それで、本来なら先ほど髙崎議員もおっしゃいましたけれども、行政が市道を廃止するわけですから、市民が長年使ってきた道路でもあるし、行政が関わって業者の皆さんも一緒になるんだったら、そこでやっぱりちゃんとした説明を必要ではなかったかと思うんですけれども、そういうお考えはなかったのか。
そして、先ほど私は譲渡するのか、売却かと思ったら、売却だとおっしゃったと思うんですね。その積算単価を幾らにして、幾らを考えているのかと委員会でも聞こうかと思ったら、髙崎議員の口から75万円という金額が出たんですが、この資料の中には何も載っていないんですけれども、それはどこから出た数字なのか。そして、その積算根拠はどうなっているのかですね。市民の皆さんによっては、そこの道路は朝晩使っている方もおられたんですね。私も何回か通ってみましたけど、逆の田んぼ側のほうに道路が入ってはいるんですけど、狭いんですよね。だから、ちょっと朝晩散歩をしたり、交通の量が多かったりするときは、離合するのもちょっと危険を感じることもあると。だから、ここは非常に利用としては集落では、自分達は利用していたんだという話もあったわけですけれども、やっぱりもっと住民の皆さんには丁寧な、関係する議員の皆さんも含めて、事前の説明があってしかるべきじゃなかったのかなという考えがしていますけれども、そういうことは配慮されなかったのかお尋ねします。
○小原一郎建設部長 まず自治会の同意をいただいたところの自治会名ですけれども、上の原自治会、松ヶ野自治会、大久保自治会、御岳自治会、上り立自治会、野平自治会の6自治会のほうから了解のほうをいただいているところです。
それと合同での説明会ということでございますけれども、今回につきましては自治会の地域の方など代表の方とお話をさせていただいて、ということで、本来であれば合同で1回申請を上げてもらってから、その後に確認の意味を含めての合同での業者さんと市のほうと、というような形での合同の説明をしてもよかったのかなというような感じで思っているところでございます。
それと積算根拠につきましては、当然、土地評価委員会等にそこの土地、それと、この道路を造るのに当たりましての工事費等、相当かかっております。そういうことを配慮して売却が決まれば、決めていきたいと考えているところです。
○18番(中嶋敏子議員) 先ほどの6自治会は、非常に早口で言われましたので、私も高尾野集落じゃないもんですから、ちょっと聞き慣れないところもあったので、もう1回ゆっくり言っていただきたいというふうに思います。
それと、先ほどの道路を造るのに非常に費用がかかったんだということと、土地評価委員会で評価をした上で売却にしたんだという話だったかと思うんですよ。75万円というのを髙崎議員の口から出たんですけれども、それの根拠、信ぴょう性、それをちょっとお尋ねしたかったんですけれども、それについては答弁はなかったと思うのですが、いかがでしょうか。
○小原一郎建設部長 自治会名、すみません。もうちょっとゆっくり言います。上の原自治会、松ヶ野自治会、大久保自治会、御岳自治会、上り立自治会、野平自治会、以上の6自治会でございます。
それと、その75万円については、私のほうも知らないところでございまして、土地代も、もうちょっとかかるんじゃないかなと思っているところでございます。私のほうは、まだその70幾らについては知り得ないというところです。
○12番(吉元勇議員) 同じく第65号の市道路線の廃止ですが、事業発展のためにいろいろと苦慮されて、市も提案された話だと思います。我々議会も支えていかなきゃいけないかなと考えているところであります。これ、大分かかった話なのか、どうなのかですけれども、事業を発展させるためには、ここを買い取りたいということですけれども、これいつぐらい提案があった話でしょうか。
○小原一郎建設部長 一番最初に相談があったのは、今年の5月以降だったかな、春以降ぐらいの話でございました。
○12番(吉元勇議員) 場合によっては、これは事業発展のためには、譲渡という考えもあってもいいかなという感じはします。だけれども、財産ですので買っていただくのは当然かなと思いますが、市長部局のほうではこれを売却するのか、あるいは譲渡するのか、その辺の議論があったのであれば紹介いただきたいと思いますが。
○小原一郎建設部長 市道の廃止の申出ということは、申請者からしてみると、もう自分のものにしたいと、売却してほしいというような意思表示でございますので、それを前提に自分たちのほうも考えていたところです。
○4番(田中秀一議員) 第65号議案ですけれども、いろんな方が今質問されましたので、大体分かりました。2点だけですが、この8事業者と6自治会から同意をもらったということで、その中で反対するような意見がなかったのか1点伺いたいのと、それから、これをそういった形を取ることによって何か住民にプラスになるようなことはないのか、その辺を伺いたいと思います。
○小原一郎建設部長 申請自体に同意というような形できておりますので、反対意見があったかどうかということにつきましては知り得ないところでございます。
それと、地域の方のプラスになるという、当然廃止されるということで、今まであった道路がなくなるということを考えれば、悪くなるというのが基本的なのかなと自分なりには思うところで、ただ日頃の地域の方々の道路の利用を考えたときに、ちょうど道路の線形というか、ルート的にも、道路を挟んでその区間だけでしか通り抜け、あとは交差点で曲がってというような通行ルート的には、しにくいのかなというような感覚を持っていまして、市民の方からすると、そんなに大きな悪いところは少ないんじゃないかなと考えて、それよりも会社のほうの利用のほうを優先したという考え方でいるところです。
○椎木伸一市長 市道の廃止について、いろいろ御意見、御心配をかけておりますけれども、もともとこの道路は高尾野町時代に工業団地として造られた団地内の分譲の際に新設された道路でございます。もともとはなかった道路でございますけれども、分譲するに当たっての都合から道路を入れたというような事情もございます。度々、中はこの関係者の車両等が往復しておりまして、なかなか通りづらい道路ではございました。そういったことで、一部上場企業のマルマエ様から、あるいはマツバラ様のほうから、このような話がありまして「買い取りたい」と言う話でございましたので、この企業の振興発展、市民の雇用も促進できると思いますし、そういったことで市としては周りの皆さんの意見を聞いて、支障がなければそのようにしましょうというような話で進めた事業でございますので、御理解を賜りたいと思っております。
○17番(出水睦雄議員) この話というのは、マルマエさんのほうからあったんですか。それともマツバラさんのほうかあったんですか。それとも、その中でこのマルマエさんとマツバラさんと、どっちに譲渡されるのか。その譲渡された中はどうなるのか。そういうところまでは、考えての話なのですか。
○小原一郎建設部長 まず最初に話があったのはマルマエ様のほうからの話になります。それと、譲渡した後につきましては、申請自体がマルマエさんとマツバラさん、2社での申請でございますので、2社で御利用されるというようなことで聞いているところでございます。
○17番(出水睦雄議員) ということは、この道路は一般車が通れないようにしないということでよろしいですかね。
○小原一郎建設部長 一般車両が通行できないようにしないということではないのかなと。基本的には、当然この道路の入り口には「私道です」というような表示等も必要になるのかなと。もし、ここで事故等も発生した場合には、責任等もいろいろ出てくる部分もあるかと思います。ただ、道としては残して、そして言うところの矢房線のほうが幹線道路、荷物の出し入れになるかと思いますので、それへの出入りということでの利用はあるのかなと考えているところです。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっています条例議案等4件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表(その1)のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第14議案第54号・日程第15議案第60号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第14及び日程第15の令和4年度各会計補正予算議案2件を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、令和4年度出水市一般会計補正予算(第6号)及び病院事業会計補正予算(第4号)について、一括して提案理由を説明いたします。
まず、一般会計補正予算(第6号)について説明いたします。
今回の補正予算は、国・県支出金の内示等に伴う事務事業費の追加及び財源変更、人事異動等に伴う給与費の調整、市単独事務事業費及び国庫補助金の過年度精算返納金の新規計上、特別会計繰出金や北薩広域行政事務組合負担金を調整するため、それぞれ所要の予算措置を講じようとするものであります。また、新型コロナウイルス感染症対策として、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等を活用して、感染症拡大防止対策、生活支援・地域経済対策等に係る経費及び原油価格の高騰などにより影響を受けている農家等の支援に係る経費を計上しております。
それでは、第1条の歳入歳出予算の補正について、主なものを歳出のほうから説明いたします。
まず25ページ、第2款総務費、総務管理費の庶務管理費では、10月から市内5か所の郵便局で行政窓口サービスの提供を開始することとしておりますが、それに伴いまして、江内出張所で行っております住民票交付などの行政事務を、江内郵便局に移行することから、江内出張所勤務の会計年度任用職員を高尾野支所へ配置換えするため、事務員給与費について、カントリーコア管理費から予算組替えを行っております。
次に、公共施設整備事業基金積立金では、令和3年度決算に伴います純繰越金が確定しましたので地方財政法第7条に基づく積立金を追加計上いたしました。
また、出水ツルの越冬地利活用推進事業費の保全・再生推進事業費では、ラムサール条約湿地に登録されました「出水ツルの越冬地」などにおける湿地生息生物調査を、国の補助事業を活用して、出水ツルの越冬地生物多様性協議会で実施することとなりましたので、負担金を新規計上いたしました。これらの調査結果を基に、多種多様な生物が生息できる貴重な自然環境の保全などにつなげてまいりたいと考えているところであります。
続きまして、25ページから27ページにかけましての戸籍住民基本台帳事務費では、先ほど御説明いたしました江内出張所と同様に、郵便局での行政窓口サービスの提供開始に伴い、米ノ津出張所で行っております行政事務を、米ノ津郵便局に移行することから、会計年度任用職員給与費を調整いたしました。
次に、第3款民生費、社会福祉費の社会福祉一般管理費では、感染が広がりやすいとされるオミクロン株BA5への置き換わりなど、新型コロナウイルス「第7波」の急拡大によりまして、本市におきましても感染者が急増する中で、自宅待機者も増加しておりますことから、自宅待機者への生活支援品支給経費を追加計上しましたほか、民生委員・児童委員を任期満了で退任される方々への記念品等購入費を新規計上いたしました。また、障害福祉サービス給付費では、国による障害福祉サービスデータベース構築に伴う福祉総合システム改修委託費を新規計上いたしました。
次に、29ページ、老人福祉費の介護予防支援事業費では、ケアプランの作成につきまして、市内の居宅介護支援事業所に委託しておりますが、委託件数の減が見込まれますことから、委託費を調整し、地域介護基盤整備事業費補助金では、現在、小規模多機能型の居宅介護事業所のない、大川内・東出水地区、出水・西出水地区、米ノ津・米ノ津東・荘地区の3地区において、新たに施設整備を行う事業者を募集しており、この施設整備に対する補助金を新規計上しました。
続きまして、児童福祉費の保育所一般管理費では、東出水保育園、米ノ津保育園の公立保育園2園におきまして、園児の登園管理や帳票作成などができるシステムの導入経費を、新規計上いたしました。また、放課後児童健全育成事業費及び病児・病後児保育事業費では、新型コロナウイルス感染症対策として実施する、手洗用蛇口の自動水栓化への改修費に対する助成金を、それぞれ新規計上いたしました。
続きまして、31ページ、第4款衛生費、保健衛生費の不妊・不育治療助成事業費では、不妊治療への医療保険適用開始に伴う経過措置に係る補助金について、当初の見込みを上回ることとなりましたので、所要見込額を追加計上いたしました。また、幼児健康診査事業費では、3歳児健診の際に、弱視を早期発見し、早い段階で治療につなげるため、視覚検査用屈折検査器の購入費を新規計上しました。
次に、33ページ、第5款労働費、就労支援モデル事業費の拠点施設整備事業費では、昨年度、鹿児島銀行出水支店跡の2階部分に整備されました就労支援事業所において、子育て世代が安心して就労できる環境を整えるため、国の補助事業を活用し、1階部分に保育所を整備することとなりましたので、保育所整備事業に対する補助金を新規計上いたしました。
続きまして、第6款農林水産業費、農業費の産業祭開催事業費では、当日、会場で使用できる1,500円分の商品券を1,000円で販売し、消費喚起により地域経済の活性化を図るため、大産業祭プレミアム付商品券発行事業に係る経費を新規計上いたしました。
また、かごしまの農業未来創造支援事業費では、49歳以下の認定新規就農者の方が行う省力化機械導入を支援するため、新規就農者育成対策事業費補助金を新規計上し、新規就農者育成総合対策事業費では、こちらも同様に、49歳以下の認定新規就農者の方を対象に、経営開始資金として支援を行う、新規就農者育成総合対策事業費補助金を新規計上しました。この経営開始資金補助は、月額12万5,000円、年間で150万円を、最長3年間、農業経営の安定と定着を図るために支援するものとなっており、今回、12人の方が対象となる見込みとなっております。
次に、33ページから35ページにかけましての、農業等緊急支援事業費では、配合飼料や燃油などの価格高騰の影響を受けている農家の方々を支援するため、畜産業配合飼料及び施設園芸等燃油価格高騰緊急対策事業費補助金を新規計上いたしました。配合飼料については、畜産業を営む方を対象に、配合飼料の購入1トン当たり200円を補助し、燃油については、施設園芸又は茶業を営む方を対象に、燃油の購入1リットル当たり5円を補助の上限とし、実際の購入価格に応じて補助することとしております。
次に、経営継承・発展支援事業費では、中心経営体等である事業者から経営を承継した農業後継者に対する、省力化・業務効率化機械導入に係る経営継承・発展等支援事業費補助金を新規計上いたしました。また、農村環境改善センター維持補修費では、高尾野農村環境改善センター多目的ホールの空調につきまして、屋外設備の取替に係る修繕費を新規計上いたしました。
次に、農地費の農地一般管理費では、出水平野第2地区において、老朽化がみられる畑地かんがい排水などの営農施設の更新事業実施に向け、営農促進基本計画の策定に係る委託費を新規計上いたしました。また、県営海岸堤防等老朽化対策事業負担金では、県が実施する出水干拓の海岸堤防改修工事及び、西工区排水機場のポンプ設備修繕に係る負担金を新規計上し、県営農村振興総合整備事業負担金では、出水西部地区の農業集落道の整備に係る県への負担金を新規計上いたしました。
次に、ダム管理費では、高尾野ダムの放流ゲート制御装置の圧力計について、設備の定期点検において不具合が確認されましたことから、取替に係る修繕費を新規計上いたしました。また、県営農道保全対策事業負担金では、広域農道の路面改良工事に係る県への負担金を新規計上し、県営防災ダム事業負担金では、御手洗ダムの管理システム更新に係る県への負担金を新規計上いたしました。
次に、県営湛水防除事業負担金では、福ノ江排水機場のポンプ設備更新に係る県への負担金を新規計上し、県営水利施設整備事業負担金では、嶽ダムの管理システム更新などに係る負担金を新規計上いたしました。また、県営農業農村基盤整備事業負担金では、先ほど農地一般管理費でも申し上げました、出水平野第2地区における畑地かんがい排水などの営農施設の更新事業実施に向け、実施計画等については県が策定することとなっておりますことから、計画策定に係る県への負担金を新規計上いたしました。
次に、林業費の森林・山村多面的機能発揮対策事業費では、里山林保全・竹林整備に取り組まれる活動組織を市としても支援するため、県のかごしまみどりの基金から交付される森林・山村多面的機能発揮対策交付金に係る市負担金を新規計上いたしました。
39ページ、水産業費の水産業等緊急支援事業費では、燃油価格高騰の影響を受けている漁業者を支援するため、水産業燃油価格高騰緊急対策事業費補助金を新規計上いたしました。本補助金は、北さつま漁業協同組合出水支所組合員を対象として、先ほどの農業等緊急支援事業費と同様に、燃油の購入1リットル当たり5円を補助の上限とし、実際の購入価格に応じて補助することといたしました。
続きまして、第7款商工費の地場産業振興費では、特産品等販売所「ふれあい館」の事務所空調機の取替に係る修繕費を新規計上いたしました。
次に、観光費の観光施設管理費では、高野山公園親水広場駐車場のトイレ浄化槽撤去経費のほか、案内看板の老朽化が見られますことから、修繕などに係る経費を新規計上いたしました。
続きまして、41ページ、第8款土木費、道路橋梁費の県施行事業負担金では、県道湯出大口線及び県道水俣出水線の整備事業に係る負担金を新規計上いたしました。また、河川海岸費の河川維持補修費では、4月26日の大雨などによる流木や土砂の撤去等経費の緊急支出に伴う調整をし、県単独砂防事業負担金では、水之頭第二支渓の渓流保全工事に向けた測量設計に係る県への負担金を新規計上いたしました。
次に、43ページ、第9款消防費の消防団活動費では、消防団員用の雨衣の購入費を新規計上し、防災行政無線管理費では、緊急地震速報の発表基準が見直されたことから、全国瞬時警報システム情報配信装置の改修委託費を新規計上しました。
続きまして、第10款教育費、高等学校費の高等学校振興事業費では、出水商業高校の体操部、珠算部の全国大会出場など、すばらしい生徒の皆さんの活躍がありましたので、生徒対外運動競技会等参加補助金を追加計上しました。
次に、45ページ、幼稚園費の幼稚園一般管理費では、公立幼稚園における新型コロナウイルス感染症対策のための消毒薬等購入経費を新規計上いたしました。また、社会教育費のツル食害対策事業費では、国・県補助金の内示に伴い事業費を調整し、文化会館等施設整備事業費では、現在、行っております実施設計に基づき、空調設備の改修工事費を新規計上いたしました。改修工事は、来年6月には完了する予定となっており、夏前には冷房の利用を再開できる見通しでございます。
続きまして、第11款災害復旧費の現年発生河川単独災害復旧費及び、47ページの現年発生農地・農業用施設単独災害復旧費では、4月26日の大雨などによる復旧経費について既定予算で対応しておりますが、今後の災害等の緊急的な支出に備えるため、それぞれ追加計上しました。
以上が歳出の概要でありますが、これに対します歳入といたしましては、増収が見込まれる市税及び、令和3年度決算に基づく繰越金のほか、地方特例交付金や国庫・県支出金、市債等を追加計上し、地方交付税及び繰入金を調整いたしました。
次に、7ページの補正予算第2条の繰越明許費でありますが、高尾野農村環境改善センター空調設備取替修繕事業ほか2件について、所要の工期確保等の関係から繰越明許費を設定するものであります。また、補正予算第3条の地方債の補正については、県営農村振興総合整備事業負担金のほか7件を追加し、市道整備事業ほか3件の起債限度額を変更するものであります。なお、本条によります補正後の市債の現在高は、予算説明書51ページの資料のとおりとなるものでございます。
以上が本補正予算の概要でありますが、今回の補正額は、11億8,568万4,000円の追加で、これによりまして、予算規模は290億8,423万8,000円となるものでございます。
次に、病院事業会計補正予算(第4号)について、説明いたします。
今回の補正は、第2条の収益的収入及び支出の収入では、医業外収益において、新型コロナウイルス感染症に係る入院病床確保事業補助金の収入見込額を新規計上しました。また、支出では、医業費用において、新型コロナウイルス感染防止対策を図るため旧MRI室を入院患者向けのリハビリ訓練室に改修するための経費及び、心臓カテーテル手術の増加に対応するための補助装置の賃借に要する経費を追加計上し、医業外費用では、控除対象外消費税の増加に伴い、雑損失を調整いたしました。
第3条の資本的収入及び支出の支出では、建設改良費において、新たなリハビリ訓練室で使用する歩行訓練用平行棒等の固定資産購入費を追加計上し、収入では、その財源として、企業債を調整しました。第4条の企業債では、建設改良事業の限度額を調整しました。
今回の補正により、収益的収入及び支出の病院事業収益で、2億9,915万8,000円を追加し、これによりまして予算規模は、55億257万7,000円となり、病院事業費用で574万6,000円を追加し、これによりまして予算規模は54億2,335万2,000円となり、また、資本的収入及び支出の資本的収入で460万円を追加し、これにより予算規模は4億4,741万6,000円となり、資本的支出で、468万2,000円を追加し、これにより予算規模は7億5,333万2,000円となるものであります。
以上が、一般会計補正予算(第6号)及び病院事業会計補正予算(第4号)に関する説明でございます。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。
これより、総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号、何ページと示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いします。なお。質疑回数は4回以内とします。質疑を許します。
○17番(出水睦雄議員) 一般会計補正予算(第6号)の33ページ、この新規就労者に対しての住民に、これは出水の方なんですか、それとも出水在住の方ですか、それとも他地区からの方が含まれているのか。
それと、45ページのツル食害対策事業費、減の509万円、かなり高額にわたる調整なんですけど、これはどうしてこのくらいの食害対策の調整費ができたのか、教えていただけますか。
○田口保商工振興課長 就労支援モデル事業の関係ですが、こちらにつきましては基本的に保育所に預けて仕事をされる出水市内の方が中心と考えております。
○堀昌伸ツル博物館クレインパークいずみ館長 ツル食害対策事業費の削減についてお答えいたします。こちらにつきましては、当初、我々のほうが国のほうに要望しておいたんですが、国のほうの内示が20%減できました。ただ、20%減につきましては、我々のほうも事業が行えないということで要望を重ねまして、最終的には10%減ということになりましたので、今回の削減になりました。
○18番(中嶋敏子議員) 一般会計補正予算(第6号)のほうの33ページのほうの、就労支援モデル事業費が新規計上されております。旧鹿銀の1階に保育所を新設されるんだということでしたけれども、運営をするのはどこが運営をするのかですね。一応、園児としては何歳児を何人ぐらい想定しておられるのか、まず1つお聞きします。
あともう1つは、同じページですけれども、農業等緊急支援事業費が組まれて、新規計上で出されております。対象者は畜産業を営む者と、これは配合飼料の購入に対してのトン当たり200円と、燃油価格高騰の対応などが載せられております。もう1つは、施設園芸又は茶業を営む者ですけれども、それぞれ対象者が何人くらいおられて、そして配合飼料の購入費というのはしたことがないからちょっと予測がつかないものですからお尋ねしますけれども、配合飼料の購入費というのはトン当たり大体どれくらいなのか。200円補助することで補助率がどれぐらいになるのかですね。それと、燃油価格についても補助率としてはどれくらいに該当するのかですね。施設園芸と茶業を営む方が、大体何人ぐらいおられるのか、まず、お聞かせください。
関連してですけれども、39ページの水産業等の緊急支援事業費ですね、そこでも対象者が何人ぐらいおられて、補助率上限5円となっておりますけれども、どれぐらいの補助率になるのか、併せてお答えください。
○議長(田上真由美議員) ここで昼食のため、暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。
午後0時00分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
まず、中嶋議員に申し上げます。ただいま上程されております議案につきましては、委員会付託されることから、細部につきましては委員会で審議し、本日は大綱のみ質疑くださいますよう冒頭申し上げております。休憩前の質疑に関しましては、細部にわたる点もあったかと認識しております。ですので、今後、このような質疑については即発言の中止を求めますので、御注意いただきたいと存じます。
それでは、中嶋議員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
○田口保商工振興課長 就労支援モデル事業費に係る就労支援事業所内保育所につきまして、実施主体は有限会社ASSになっております。
計画している園児数ですが、ゼロ歳から2歳児を対象としまして、令和5年度が10人、その後段階的に増やしていく計画になっているようです。
○中原克章農政課長 まず、配合飼料のほうになりますが、対象者が241件を見込んでおります。また、配合飼料の価格についてですが、令和4年の1月から3月期の平均輸入原料価格で申し上げますと1トン当たり4万2,665円となっております。
次に、燃油価格のほうですが、対象戸数を125戸と見込んでおります。燃油価格の単価についてですが、令和4年4月で重油がリッター当たり110.9円となっております。
○中村孝文農林水産整備課長 水産業等の支援事業の事業費についてでございますが、対象者は98名となっております。そして、金額についてですけれども、こちらにつきましては施設園芸等の緊急対策事業と同等で5円以下というふうに設定しておりますので、補助率としては設定していない状況でございます。
○12番(吉元勇議員) 財源の根拠についてお伺いします。
今回も一般財源、あるいは市債、繰入金等の財源となっておりますが、例えばその根拠ですけれども、39ページの企業立地促進事業、このこととふれあい館の空調機取替え、これが一般財源から市債になった。これの根拠といいますか、一般財源から市債にした理由ですね。同じような考えで、45ページ、文化会館のいわゆる空調の改修工事、これは一般財源が1割、それから市債が9割となっておりますが、この辺の考えの根拠をお示しください。
○冨田忍政策経営部長 6号の39ページ、その財源の中身でございます。企業立地対策費において、財源変更をいたしております。この財源変更につきましては、今回の企業立地対策、企業立地促進事業費の中身が補助金でございまして、立地奨励補助金でございます。その立地の場所が旧野田町にございます。そこに進出された企業に対しての補助金に対する財源として、先ほど上程していただきました過疎債の適用ができるということで、3,500万円をもともとの一般財源から起債のほうに振り替えたということでございます。それだけでは、一般財源が3,500万円の減になるはずなんですけれども、別途同じ目のところに30万円の新規経費を入れておりますので、その分は一般財源が出てまいります。その差引きで一般財源が3,470万円の減になっているところです。
45ページの文化会館の施設整備でございます。この事業につきましては地方活性化事業債といいます新しい、あまりこれまで活用しておりませんけれども、新しい種類の起債でございまして、充当率90%、交付税措置3割という起債でございます。その時々によって補正予算で起債のめどがついたり、事業費が確定して改めて取るときには、こういうふうに一般財源のほうから振替させていただくこともございます。
○20番(髙崎正風議員) 議案第54号ですね、一般会計補正予算(第6号)の17ページ、歳入からですが、先ほど、一般財源について話が出ておったけれども、地方交付税の5億3,483万8,000円のこの減額について、どうだったのか説明をしていただきたいと思います。
それから25ページの新規計上ということで、湿地生息生物調査事業の負担金ということで、交付先は出水ツルの越冬地生物多様性協議会ということですが、新規だから新たに協議会を立ち上げられたと思いますが、その協議会のメンバーと、それから大きな目的というのを説明をしていただきたいと思います。
それともう1つ、35ページですが、農村環境改善センター維持補修費で4,000万円ということですが、これは高尾野農村環境改善センターの多目的ホールの空調屋外設備取替修繕ということでなっておりますけれども、これは建設時以来初めて交換されるのか、それとも何回もここについては相当な修理をしていると確認していると思います。いくらやっても、この空調設備がうまくいっていないんですけれども、これをやったら今度はうまくいくのか、その辺についてちょっと聞いてみたいと思います。
それと、最後に先ほど私が議案第65号について、市道の路線の廃止について売却価格を75万円ということで申し上げたと思っております。このことについては、私は市長がそう申し上げられたと思ったもんだから、その勘違いでありまして、何も根拠はありませんので、訂正しておわびを申し上げたいと思います。すみませんでした。
○議長(田上真由美議員) それでは、ただいまの質疑に対し答弁をお願いいたします。
○冨田忍政策経営部長 普通交付税の減額の調整についてでございます。市長のほうからも提案理由説明で申し上げましたとおり、今回、純繰越金、21ページにございます。令和3年度の決算が終わりまして、令和4年度に繰り越すべき一般財源として13億円という数字が出てまいります。今回の補正で12億6,600万円ほど繰越金が増えてまいりました。その関係で、これまで計上をしていた普通交付税を一旦下げて調整を、全体の所要一般財源の調整をするために減額をしたものでございます。
○堀昌伸ツル博物館クレインパークいずみ館長 出水ツルの越冬地生物多様性協議会の目的とメンバーについて、お答えいたします。
設立目的につきましては、越冬地の生物多様性保全再生等に資することということで、内容につきましては、環境省からの交付金による生物多様性保全推進支援事業に関する業務や、協議会が定める地域の生物多様性の保全再生計画を実施するために必要な業務等を行う協議会としております。
メンバーにつきましては、出水市、出水民泊体験推進協議会、鹿児島県ツル保護会、鹿児島大学総合研究博物館となっております。
○中原克章農政課長 高尾野農村環境改善センターの件について、お答えをいたします。
前回、空調設備を更新したのが18年前の平成16年ということでございます。
○20番(髙崎正風議員) 平成16年に1回取替えされたと答弁がなされたんですけど、そのあとまたこうして取り替えなきゃならないような状況になったのは、どんな原因があったのか。そこが分かっていれば、説明していただきたいと思います。
○中原克章農政課長 16年に更新をしてから、修繕をちょこちょこしながら使ってきましたけれども、今回はもう電源が入らないというところで、また昔の機器ですので部品もないということで、今回の更新の予算を計上させていただいております。
○5番(宇都修一議員) 33ページの一番下、農業等緊急支援事業費の畜産業配合飼料価格高騰緊急対策事業費補助金なんですけれども、これは配合飼料価格安定制度のことだと思うんですけど、この制度が生産者と配合飼料メーカー、国のほうで積み立てて、急に価格が上った時なんかに補塡するようにという制度なんですけど、この金額が去年400円だったのが今年600円になって、その差額の200円を県のほうで助成しようということだと聞いているんですけど、これがほかの県はですね、例えば愛知県であればトン当たり7,900円、兵庫県であればトン当たり2,400円という助成をするというふうに聞いております。鹿児島県は今のところ、そういう話は聞いていないので、今後、県に対してそういう要望をする考えはないのか。また、県のほうでもし、しないとなった場合、市のほうで独自で助成をするとか、そういう考えはないのかお伺いします。
○揚松智幸農林水産部長 今回、御紹介があったとおり、鹿児島県のほうが200円の補塡をするというところで、出水市もそれに倣いプラス200円の補塡をするというところでやっております。また今後につきましては、それぞれのJAさんであったりとか、マルイさんであったりとか、またそういうところからの意見も聞きながら、県としてどういうふうな対応をされるか、またそういうところも協議はしていきたいと思います。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっています令和4年度各会計補正予算議案2件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託の区分表(その1)のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第16認定第1号・日程第17認定第2号
日程第18認定第3号・日程第19認定第4号
日程第20認定第5号・日程第21認定第6号
日程第22認定第7号・日程第23認定第8号
日程第24認定第9号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第16から日程第24までの令和3年度各会計決算認定9件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま、一括上程されました令和3年度出水市一般会計ほか5特別会計及び、水道事業会計ほか2事業会計の決算の認定について、提案理由を説明します。
本案は、令和3年度の各会計の決算について、先に監査委員の審査を受けましたので、その意見や法令で定める関係書類を添えて、市議会の認定をお願いするものです。
令和3年度予算の編成状況から申し上げます。
本市の令和3年度一般会計当初予算額は、259億8,200万円、また、特別会計で146億6,143万円、企業会計の支出で102億8,538万3,000円、合計で509億2,881万3,000円を計上して、令和2年度の補正予算と併せた執行により、第2次総合計画や第2次まち・ひと・しごと創生総合戦略を基本としながら、「未来への投資」につながる各種施策に積極的に取り組むものでありました。
国においては、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、ウィズコロナ下での社会経済活動の再開と「成長と分配の好循環」の実現に向けた対策が講じられる中、本市におきましても、10年後、20年後の将来を見据えた各種施策に取り組み、その代表的なものといたしまして、令和3年11月には、「出水ツルの越冬地」が、ラムサール条約湿地に登録されましたほか、雨天時におけるイベントや、災害時の拠点施設としても利用可能な屋根付き市民ふれあい広場の整備工事が本格的に開始されたところであります。また、出水麓武家屋敷群の宮路邸を宿泊施設として改修する事業者への助成を行い、歴史的資源の有効活用やコロナ禍における新たな旅行スタイルに対応した取組を進めるとともに、四季折々の花木や草花で、年間を通して楽しむことができる東光山花見山公園の整備につきましても、着手したところであります。
次に、私が政策の柱として掲げております「3つの安心」の1つ目、「こどもの安心」につきましては、手狭になっておりました子育て支援室を、高尾野農業者健康管理センターへ移転し、大型遊具の設置なども行い、リニューアルオープンいたしました。移転後も、多くの方々に御利用いただき、好評を得ているところでございまして、9月2日には、募集しておりました愛称をお披露目するセレモニーの開催を予定しているところであります。また、放課後児童クラブにおきましては、空き教室の活用により利用定員を30人増員するとともに、国の補助事業を活用した保育所整備の推進などにより、本年4月における保育所の待機児童数はゼロとなるなど、子育てしやすい環境の整備に努めてまいりました。
次に、「いのちの安心」についてであります。
まず、新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、国の方針に基づき、地元医師会や医療関係者の皆様の御協力をいただきながら、確実な接種体制を速やかに確保し、感染拡大防止を図ってまいりました。本市の接種対応のスピード、接種率については、県内でもトップクラスとなっているところでございまして、皆様の御理解と御協力に感謝申し上げます。
また、出水総合医療センターにおきましては、新型コロナウイルス感染症患者の受入れや、PCR検査をはじめとする発熱患者の対応、感染予防対策としてのワクチン接種など、市民の皆様の命と健康を守る公立病院としての役割を果たしてまいりました。経営状況につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、経営改善に向け、一定程度の成果を示すことができたところであります。
さらに、日頃からの災害への備えといたしまして、自助、共助の体制確保を目指す、自主防災組織率100%への取組につきましても、未結成の自治会においての状況把握や課題整理を進め、結成に向けての支援を強化したことなどにより、全ての自治会において自主防災組織が結成されたところであります。
3つ目の「くらしの安心」では、コロナ禍における新しい生活様式への対応も踏まえ、地域間格差のない情報通信基盤の整備のため、上場・大川内地区及び江内地区において、光ブロードバンドの整備を行い、併せて、光ブロードバンドへの加入助成も行うことで、利用促進を図ってきたところであります。
また、陸上競技場におきましては、全天候化への改修工事が完了し、3月のオープニングイベントには、一山麻緒選手、白石黄良々選手をお招きし、市内の子供たちを対象とした陸上教室を開催いたしました。今後は、10月に開催が予定されておりますツルトライトリレーマラソンをはじめとする各種イベントでの利用や、スポーツ大会、スポーツ合宿の誘致を行うなど、さらなる活用を図ってまいります。
市民交流センター機能も備えた高尾野・野田支所庁舎の整備につきましても、令和2年度の庁舎完成に続き、令和3年度には、車庫の建築工事や跡地の整備工事等も含めた全ての整備が完了し、支所機能だけではなく、地域のにぎわいの拠点として利用いただいているところであります。
このほか、南九州西回り自動車道に直結いたします「防災道の駅」を目指す地域活性化施設の整備に向けた準備を進めるなど、各種施策に着実な成果を上げることができたところであります。特に、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、先ほど申し上げましたワクチン接種事業のほか、住民税非課税世帯や子育て世帯などへの臨時特別給付金については、少しでも早く支援を届けられるように努め、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、影響を受けた市民の皆様への生活支援策、中小企業や飲食店などの事業者への支援策、プレミアム付商品券の発行などによる地域経済対策など、時期を逸することなく、適時の補正予算措置を行い、対応してきたところでございまして、度重なる予算措置における議員の皆様方の御協力に、心より感謝申し上げます。
さらに、令和3年7月、8月の豪雨災害などにおける災害復旧や、11月に発生しました鳥インフルエンザへの対応などにおきましても、緊急の補正予算措置や予備費での対応を講じながら、早期の事業着手、事業完了に努めてまいりました。被災箇所につきましては、一部を除き、災害発生が心配される梅雨時期前には、おおむね復旧工事を終えることができたところであります。
以上が、令和3年度の主要な施策についてですが、当初予算に、補正予算及び前年度からの繰越予算を加えた令和3年度の最終予算額は、一般会計では332億6,347万9,000円、特別会計では149億6,255万1,000円、企業会計の支出では107億6,980万7,000円、合計で589億9,583万7,000円となったところでございます。
また、令和3年度一般会計の決算額は、歳入が317億1,914万4,000円、歳出が301億7,088万8,000円で、歳入から歳出を差し引いた額は15億4,825万6,000円となり、そのうち令和4年度への繰越しにかかる財源が1億8,135万7,000円でありますので、これを差し引きますと、実質収支は13億6,689万9,000円となったところであります。なお、財政調整のための基金繰入につきましては、普通交付税の増加などにより、繰入れをせず決算することができたところであります。
次に、普通会計ベースでの財政指数については、財政運営の弾力性を示す経常収支比率は86.9%、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく実質公債費比率については、7.7%となっております。両指数ともに前年度より改善しており、おおむね健全な財政運営がなされているものと考えておりますが、指数の推移には、引き続き留意してまいりたいと考えております。
また、企業会計におきましては、水道事業会計では、柴引地区における国道504号配水管整備工事や、連尺野地区における送配水管整備工事を実施するなど、安全で良質な水の安定供給に努めてまいりました。下水道事業会計では、出水浄化センターの耐震化工事及び改築更新工事の実施などにより、都市の健全な発達及び公衆衛生の向上、並びに公共用水域の水質保全に努めてまいりました。また、病院事業会計では、MRIやデジタルガンマカメラ等の医療器械の更新を行うなど、基幹病院としての医療の質の向上を図ってきたところでございます。
このあと、各会計の決算状況の詳細につきましては、各部長に説明させますが、今後におきましても、扶助費や公債費の推移、公共施設マネジメントに係る改修費などのほか、新型コロナウイルス感染症対策も含め、本市の財政運営に大きな影響を与える要因を見通しながら、必要な事業の着実な推進と、持続可能な市政運営の両立を図りつつ、安心して住み続けられるまちづくりの実現に向けた施策の推進に努めてまいりたいと考えております。
引き続き、市民の皆様との対話により信頼される市政を目指しながら、市民の皆様と共に「みんなでつくる活力都市 住みたいまち 出水市」の実現のために努力してまいる所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。
○冨田忍政策経営部長 それでは、各会計の決算状況につきまして、所管の部長のほうから一般会計、特別会計等、説明をさせていただきます。
令和3年度の主な事務事業内容の詳細につきましては、別添の主要な施策の成果の説明書やその他の添付書類等で説明をするところでございます。ここでは、総体的な財政収支等について御説明をさせていただきます。
一般会計から申し上げます。主要な施策の成果の7ページをお願いいたします。
一般会計歳入の目的別決算状況でございます。歳入の構成比では、地方交付税が31.0%を占め、次いで、国庫支出金が22.8%、市税が18.7%、県支出金が8.2%、市債が5.6%となっております。
令和2年度と比較しますと、増減の大きなものとしましては、普通交付税に追加交付がございましたので、地方交付税が約7億2,800万円の増となっておりますほか、法人税等が伸びましたので、市税が約1億900万円の増となっております。令和2年度に全額国費負担で実施しました特別定額給付金給付事業に対しまして国からの大型の補助金がございましたので、それがなくなった関係上、令和3年度の国庫支出金においては約38億9,900万円の大幅な減となりました。そのほか、新焼却処理施設整備事業が終わりましたこと、新支所庁舎の完成などに伴いまして、財源としておりました基金からの繰入金や市債が減少しております。
なお、自主財源の構成比につきましては、市税、繰越金及び諸収入等で26.9%、依存財源は、地方交付税、国庫支出金、県支出金及び市債等で73.1%となっております。自主財源では、市税や寄附金などは増収となっておりますが、分担金及び負担金、繰越金のほか、繰入金が大きく減となったところでございます。前年度と比較しまして、約14億4,800万円、率にしまして14.5ポイント減少しております。
続きまして、8ページをお願いいたします。
歳出の目的別決算状況でございます。構成比を申し上げますと、民生費が40.3%、次いで総務費が13.0%、教育費が10.1%、公債費が8.9%、衛生費が8.1%の順となっております。令和2年度と比較をいたしますと、特別定額給付金給付事業費や新支所庁舎整備事業費の減によりまして、総務費で約59億6,000万円減少をし、民生費につきましては、住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業や子育て世帯臨時特別給付金給付事業の実施がございましたので、約13億3,500万円の増となっております。先ほど、普通会計ベースでの財政指数を市長のほうから申し上げましたけれども、昨年度と比べますと改善をしております。その要因でございますが、地方消費税交付金や普通交付税の増加など、分母に当たる経常一般財源の増加によるものでございまして、90%を下回ることはできたものの、今後の財政の弾力性については、引き続き注意をしていく必要があると考えております。実質公債費比率は7.7%となっておりますが、昨年度と比較して0.2ポイント改善をしております。こちらも、指数算定による分母となる普通交付税が増額になったことが主な要因となっております。地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率、並びに企業会計における資金不足比率の各指標を監査委員の審査に付し、その意見を添付して、報告事項として提出しておりますので、御覧いただきたいと存じます。
最後に、一般会計における令和3年度末の基金残高を申し上げます。財政調整基金が78億4,740万円、減債基金が29億7,270万円、基金全体合計で179億774万8,000円となっております。これは令和2年度末と比較しますと、3億2,356万3,000円の増となっているところでございます。
一方の起債残高でございます。令和3年度末で238億9,659万8,000円となり、令和2年度末と比べますと、8億691万8,000円の減となっております。
続きまして、所管をしております、交通災害共済特別会計について申し上げます。
主要な施策の成果の2ページ及び3ページでございます。各特別会計の決算状況でございます。私のほうから交通災害共済申し上げます。当初予算額が1,530万円でございました。その後の補正予算等を講じ、最終予算額は1,969万7,000円となりまして、令和3年度の本共済加入者は、1万9,642人、加入率は37.72%で、歳出における死亡見舞金の支給はございませんで、傷害見舞金のみの支給となっております。その支給件数は35件、金額で184万4,000円となっております。前年度と比較をした場合に、死亡見舞金につきましてはゼロ件で変わりはございませんが、傷害見舞金が15件減少しておりますことから、金額でいいますと79万1,000円の減額となって、決算となっております。
歳入が1,956万7,000円、歳出が813万8,000円で、差し引き1,142万9,000円となっております。
○柿木彰保健福祉部長 続きまして、保健福祉部で所管をしております介護保険特別会計について、御説明いたします。
同じく施策の2ページ、3ページを御覧ください。当初予算額は62億4,210万円で、その後の補正予算により、最終予算額は63億5,379万3,000円となったところでございます。
令和3年度におきましては、第8期介護保険事業計画の初年度に当たりまして、計画に基づき各事業を実施させていただきました。
決算状況でございますが、歳入の介護保険料の現年度分の収納率は99.59%となっております。また、歳出では、制度改正に伴いまして、特定入所者介護サービス費が前年度より減少したことなどにより、保険給付費が減となったほか、前年度国庫負担金等の精算返還金の減少もあり、歳出全体では、前年度比0.5%の減となっております。
決算額は、歳入が62億5,454万6,000円、歳出が60億6,211万6,000円、差し引き1億9,243万円となるものでございます。
○宮﨑毅市民部長 続きまして、国民健康保険特別会計について、説明いたします。
当初予算が76億4,050万円でございます。その後の補正予算により最終予算額は78億1,403万8,000円となりました。
決算状況でございます。歳入の国民健康保険税現年課税分の収納総額は、対前年度比で3.18%の減、金額で約3,400万円の減収となっております。歳出の保険給付費では、療養給付費が46億5,048万5,000円となり、対前年度比0.97%の増となっております。決算額は、歳入は76億3,738万円、歳出が74億6,388万3,000円で、差し引き1億7,349万7,000円となるものです。
次に、後期高齢者医療特別会計については、当初予算7億4,670万円を計上しまして、その後の補正予算により最終予算額は7億5,819万3,000円となっております。
決算状況の主なものは、歳入では、後期高齢者医療保険料において、現年度特別徴収保険料の収納率が100%、現年度普通徴収保険料の収納率が98.80%となっております。歳出につきましては、広域連合納付金として、被保険者の保険料、それから保険料軽減分に相当する保険基盤安定負担金を支出いたしました。決算額は、歳入が7億5,497万4,000円、歳出が7億5,372万9,000円で、差引き124万5,000円となるものでございます。
○揚松智幸農林水産部長 続きまして、地方卸売市場特別会計について説明します。
地方卸売市場は、平成11年4月開設以来、24年目を迎えております。
歳出では、市場管理費及び市債元利償還金を支出しております。
歳入では、市場使用料及び一般会計繰入金が主なもので、最終予算額は1,683万円で、決算額は1,672万2,000円となりました。
○小原一郎水道部長 続きまして、水道事業会計について御説明いたします。
まず、事業概要です。令和3年度末における給水人口は、昨年度と比較しまして680人減少し5万1,370人、また、年間総有収水量は給水人口の減少によりまして、昨年度と比較しまして、6万9,155立方メートル減少し、589万519立方メートルとなっております。施設整備費につきましては、先ほど市長が申し上げました柴引地区における国道504号配水管整備工事、連尺野地区における送配水管整備工事のほか、旭水源地から荒崎配水池への送水管整備工事等の施設の整備・拡充工事などを実施いたしました。
続きまして、経理の状況でございます。収益的収支におきましては、給水収益が減少しており、また、営業費用におきましても、施設の維持管理を委託したことによる委託料の増加などによりまして、当年度純利益は昨年度と比較しまして、1,015万2,693円減少し、9,334万2,839円となったところです。
また、資本的収支におきましては、建設改良費及び企業債償還金の支出が収入を上回り、3億266万321円の不足が生じましたが、この不足額につきましては内部留保資金等によって補塡しております。
続きまして、下水道事業会計について御説明いたします。
まず、事業概要ですが、令和3年度末における水洗化人口は、昨年度と比較しまして546人減少し、3万910人となりました。また、年間有収水量は、昨年度と比較しまして1万8,986立方メートル減少し、392万8,107立方メートルとなりました。
令和3年度の主な事業は、昨年度に引き続き、下水道施設全体の長期的な改築事業のシナリオを策定するため、管路及びポンプ場施設のストックマネジメント計画を策定するとともに、西出水地区の排水対策について調査・検討するため、上知識第2号雨水幹線排水調査業務を実施いたしました。建設改良事業におきましては、出水浄化センターの耐震化工事、改築更新工事のほか、公共下水道管渠更生工事、枝線築造工事等を実施いたしました。
次に、経理の状況でございます。当年度の純利益は1億2,958万6,320円で、前年度繰越利益剰余金に同額を加算した1億9,076万468円が、当年度未処分利益剰余金となり、また、企業債利息の財源に充てるため、企業債3,550万円を借り入れております。
資本的収支においては、建設改良費及び企業債償還金の支出が収入を上回り、6億612万2,852円の不足が生じましたが、この不足額につきましては内部留保資金等によって補塡しております。
○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 続きまして、病院事業会計について御説明いたします。
まず、事業概要ですが、令和3年度は、先ほど市長も申し上げましたとおり、1年を通して新型コロナウイルス感染症患者の受入れや発熱患者の対応など、必要とされる感染症医療を切れ目なく提供することで、公立病院として、また、感染症指定医療機関としての役割を果たしてまいりました。そのような中、院内感染の発生により、患者の受入れを制限せざるを得なかったこと、また、市中感染の拡大により、感染症患者用の病床を確保するために病棟機能を変更するなど、一般診療を制限したことで、本来の収益を確保することができませんでした。感染症に係る補助金等の交付もあり、最終的には経常利益が約7億3,000万円となり、前年度に引き続き、黒字を計上いたしました。
出水総合医療センターにおいては、前年度に着手いたしました非常用発電設備更新の完了による災害拠点病院としての安定した医療提供体制の確保と、医療器械、病棟ベッド等の更新など、基幹病院としての医療の質の向上を図りましたほか、感染症対策としては、待合室の感染リスクを軽減するための診療案内表示システムの新規導入や、検査体制充実のためのPCR検査装置の追加整備を行いました。延べ患者数について申し上げますと、令和2年度と比較しまして、入院が3,723人減少し、5万8,793人、外来が5,172人増加し、7万2,281人となりました。収益については、入院が1億5,900万9,795円減少し、26億9,397万6,372円、外来が1億636万9,483円増加し、12億815万2,029円となっています。高尾野診療所においては、外来診療のほか在宅療養支援診療所として、地域密着型の医療を提供してまいりました。令和2年度と比較いたしまして、延べ患者数については、849人減少し、8,667人となりました。収益については、188万6,564円増加し、7,183万3,113円となっています。野田診療所においても、外来診療のほか在宅療養支援診療所として、地域の在宅医療の充実に努めてきました。令和2年度と比較して、延べ患者数については、617人減少し、8,846人となりました。収益については、531万4,161円減少し、9,539万22円となっています。
次に、経理の状況でございます。病院事業全体の当年度純利益は、7億2,881万9,181円の純利益となり、前年度繰越欠損金から同額を減算した、5億1,457万5,337円が当年度未処理欠損金となっています。また、病院事業全体の資本的収支では、建設改良費や企業債償還金の支出額が収入額を上回り1億9,617万2,876円の不足が生じましたので、内部留保資金等で補塡いたしました。
なお、期末現金預金残高は、前年度と比べ8億6,460万3,179円増加し、14億661万8,225円となっています。
以上のように、令和3年度は、前年度以上に新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた決算となりましたが、今後においても、感染症対応を含め、市民の命と健康を守るとりでとして、職員一丸となって医療提供体制を確保するとともに、将来に向け、独立採算による持続可能な経営基盤を築くため、引き続き全力で経営改善に取り組んでまいります。
○冨田忍政策経営部長 特別会計、企業会計等の決算の認定議案については、以上の説明のとおりでございます。例年どおり、決算の審査に当たりましては、改めて資料等を決算の説明資料を作成をした上でお届けをいたします。委員会審査において、御活用いただきたいと考えております。
○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。
これより、総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号、何ページと示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いします。なお、質疑回数は4回以内とします。質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっています令和3年度各会計決算認定9件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託の区分表(その2)のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第25議案第64号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第25、議案第64号令和3年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました令和3年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について、提案理由を説明いたします。
本案は、地方公営企業法第32条第2項の規定により、剰余金の処分について議会の議決をお願いするものであります。
令和3年度決算により生じました当年度未処分利益剰余金1億5,944万8,839円についての処分の方法でありますが、当年度純利益分9,334万2,839円につきましては、老朽化した施設の更新費用のために、建設改良積立金に積み立てようとするものであります。また、その他未処分利益剰余金変動額分6,610万6,000円につきましては、資本金に組入れを行おうとするものでございます。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 議案第64号令和3年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分についてに対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっています令和3年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分については、お手元に配付の議案の委員会付託の区分表(その2)のとおり、産業建設委員会に付託いたします。なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨、お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第26陳情第2号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第26、陳情1件を議題とします。
陳情第2号川内原発の20年延長運転期間に関する陳情書については、請願等の委員会付託区分表のとおり、総務病院委員会に付託いたします。なお、付託された議案で自己の属する委員会以外で質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 散 会
○議長(田上真由美議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。よって、本日はこれで散会いたします。第2日の会議は9月8日に開きます。御苦労さまでした。
午後1時54分 散 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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