令和4年出水市議会第2回定例会会議録第6号
-------------------------------------------------------
令和4年7月8日
-------------------------------------------------------
会議の場所 出水市議会議場
-------------------------------------------------------
出席議員 20名
1番 井 伊 健 一 議員
2番 迫 田 小百美 議員
3番 池 田 幸 弘 議員
4番 田 中 秀 一 議員
5番 宇 都 修 一 議員
6番 江川野 一 成 議員
7番 南 鶴 洋 志 議員
8番 鮎 川 浩 一 議員
9番 上須田 清 議員
10番 日 髙 信 一 議員
11番 北御門 伸 彦 議員
12番 吉 元 勇 議員
13番 土 屋 工 吉 議員
14番 鶴 田 均 議員
15番 田 上 真由美 議員
16番 杉 本 尚 喜 議員
17番 出 水 睦 雄 議員
18番 中 嶋 敏 子 議員
19番 道 上 正 己 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
-------------------------------------------------------
地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
盛 永 桜 総務課主事
渡 邊 零 司 くらし安心課主事
大 田 直 子 財政課長
山 田 丞 財政課財政係長
青 﨑 譲 二 企画政策課長
福 川 正 樹 企画政策課秘書監(係長)
柿 木 彰 保健福祉部長
宮 原 華 美 健康増進課技師
濱 川 智 いきいき長寿課技師
疋 田 り え こども課主事
園 畠 莉 奈 こども課主事
宮 﨑 毅 市民部長
二ノ方 祐 治 市民生活課主事
大 平 侑紗生 市民生活課主事
砂 田 樹 哉 市民生活課主事
郡 山 ひかる 税務課主事
松 岡 秀 和 商工観光部長
出 水 海 大 国体推進課主事補
畦 浦 隼 人 観光交流課主事
揚 松 智 幸 農林水産部長
福 山 将 司 農政課主事
宮 川 大 輝 農林水産整備課主事
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
古 賀 千 晴 都市計画課技師
二 宮 星 流 住宅課主事補
坂 元 大 祐 道路河川課技師
吉ケ島 英 章 高尾野支所長
東 畠 賢 一 野田支所長
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
大 平 伸 章 消防長
大久保 哲 志 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
松 山 圭 水道課長
尾 野 丈 志 水道課管理係長
前 川 昌 之 水道課主事
-------------------------------------------------------
議会事務局
春 田 和 彦 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
中 村 勇 士 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北 紘 至 主査
-------------------------------------------------------
付議した事件
陳情第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2023年度政府予算に係る意見書採択の要請について(文教厚生委員長報告)
議案第43号 出水市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について(総務病院委員長報告)
議案第44号 出水市病院事業職員定数条例の制定について(総務病院委員長報告)
議案第45号 出水市税条例等の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
議案第46号 出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について(総務病院委員長報告)
議案第48号 出水市保育所条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
議案第51号 出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について(文教厚生委員長報告)
議案第36号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第4号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
議案第39号 令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)(産業建設委員長報告)
議案第42号 令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第3号)(総務病院委員長報告)
報告第4号 令和3年度出水市水道事業会計予算繰越計算書の報告について
議案第53号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第5号)
意見書案第2号 教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(田上真由美議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和4年出水市議会第2回定例会第6日の会議を開きます。
-------------------------------------------------------
△ 議会運営委員長の報告
○議長(田上真由美議員) ここで議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(杉本尚喜議員) おはようございます。議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
本日の議事日程はお手元に配付のとおりでございます。日程第1から日程第10までは、各常任委員会に付託された議案の委員長報告、採決を行います。7月5日に新たに追加送付のありました報告議案及び補正予算議案の取扱いについては、日程第11として報告議案を上程、報告に対する質疑をする取扱いといたします。日程第12として補正予算議案を上程、提案理由説明の後、委員会付託を省略し、即決の取扱いといたします。
皆様の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
-------------------------------------------------------
△ 議事日程の報告
○議長(田上真由美議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和4年出水市議会第2回定例会
議 事 日 程 第 6 号
令和4年7月8日 午前10時 開 議
第1 陳情第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2023年度政府予算に係る意見書採択の要請について(文教厚生委員長報告)
第2 議案第43号 出水市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について(総務病院委員長報告)
第3 議案第44号 出水市病院事業職員定数条例の制定について(総務病院委員長報告)
第4 議案第45号 出水市税条例等の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
第5 議案第46号 出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について(総務病院委員長報告)
第6 議案第48号 出水市保育所条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
第7 議案第51号 出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について(文教厚生委員長報告)
第8 議案第36号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第4号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
第9 議案第39号 令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)(産業建設委員長報告)
第10 議案第42号 令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第3号)(総務病院委員長報告)
第11 報告第4号 令和3年度出水市水道事業会計予算繰越計算書の報告について
第12 議案第53号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第5号)
第13 意見書案第2号 教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書
-------------------------------------------------------
△ 議 事
○議長(田上真由美議員) これより議事日程により、議事を進めます。
-------------------------------------------------------
△ 日程第1陳情第1号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第1、陳情1件を議題といたします。
ここで、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) それでは、陳情第1号教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2023年度政府予算に係る意見書採択の要請について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について御報告いたします。
「学校現場が年々多様化していく中で、教職員の人数がもっと欲しいという現場の声がある。いろんな学校の課題に対応するために、もっと人数を増やすことが求められる中で、定数を増やすということ、教員を確保するための予算、国庫負担を2分の1に復元してほしいということ、学級編制の基準がこれまでずっと40人だったものが、段階的に、小学校では年度ごとに1学年ずつ35人に引き下げられているが、中学校については今のところ見通しが出ていないため、中学校についても35人学級の実現をお願いしたいとの陳情であるが、教育委員会としても、学校現場の状況を見て、そこに理解をし、お願いしたい」との説明があり、続く討論において、反対の立場から、「教職員に対して、こういう国庫負担金を含めて、定数の改善と本来やるべきことはなおざりになり、こういったことだけはどんどん進んでいるように感じる。改めて、教職員には児童・生徒のために仕事をきちんとすることを優先してもらうことが望ましい状況だと思い、反対する」との発言や、賛成の立場で、「教職員の人員について、計画的なことをやってもらい、改善する必要があると思うので賛成したい」との発言があり、採決の結果、賛成多数により採択すべきものと決定しました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告を終わります。
○議長(田上真由美議員) 陳情第1号教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2023年度政府予算に係る意見書採択の要請について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○12番(吉元勇議員) ただいま提案の陳情書に対して、反対の立場で討論いたします。
本提案は、昨年も同様な提案がなされており、私自身は反対の立場で討論いたしております。なお、参考までに、薩摩川内市議会は、委員会、そして本会議でも、これを不採択あるいは否決しております。その内容については、教職員定数の改善については、少人数学級の必要性は、これからの厳しい財政状況を考えたときに、果たして効果が高いものかと、非常に懸念するといったような討論があって、採決の結果、委員会では起立者なし、不採択、本会議でも賛成少数、否決となっております。
私は、このような陳情に対して、昨年も反対討論をいたしました。出された方は学校の事務の方のようですが、県内、どの議会でも同じような陳情がなされております。どのような意味でこういう陳情を出されたかというのは私自身はっきり思いませんが、結果的には、学校教職員は多忙なんだ、忙しいんだ、こういう、学校職員を腫れ物に触るような世の中をつくってしまい、結局、こういう陳情を採択することによって、それがまた加速する状況にあります。なぜ、こういう、教職員を腫れ物に触るような状況をつくってしまったのでしょうか。これは、恐らく、学校現場でいろんなことがあったとしても、学校の先生は忙しいんだ、学校は忙しいんだ、そんなに言うなよ、こういう世の中をつくるための状況になったのではないかと思います。昨今の世の中を見ても、例えば救急車を呼ばなければいけない状況にあっても、呼ばない学校。でも、こういう陳情を含め、学校は忙しいから、そんなことを言うなよと、あるいは、修学旅行の朝、父親が亡くなって修学旅行に行けなかった中学生、修学旅行の思い出はないのに、教職員からは何か思い出を書けと、いや、書けない、書くんだ、その結果、中学生は不登校になった。でも、こういう陳情を含めて、学校は忙しいんだ、教職員は忙しいんだ、そんなに言うなよと、こういった世の中をつくってしまったのではないかと、私は非常に思います。それよりも、子供たちのために一生懸命、質の高い教育をやるんだと、そういった世をつくるべきではないかと思います。
昨年も述べましたが、鹿児島県内では、教職員による、主に担任による指導死がありました。これについて、我が出水市教育委員会はどのようなことをされたかどうかは分からないけれども、こういう指導死についてもあまり世論は動かない。なぜか。やはり、教職員は忙しいんだ、学校は忙しいんだ、そういう多忙感をあおって、腫れ物に触るような世の中をつくってしまった結果、こういったことにもあまり興味を示さなくなった世の中をつくってしまったのではないかと、私は非常に懸念します。
よって、このような定数についての改善要求については反対します。
○18番(中嶋敏子議員) ただいま、本陳情書に対する反対討論がありましたけれども、私は賛成の立場から意見を述べたいと思います。
教員不足が深刻であります。文部科学省は、昨年4月時点で2,558人不足との調査結果をまとめましたが、今年は多くの地域で、「これだけ足りないのは初めて」という悲鳴が上がっております。教員からは、このままでは全国の学校が崩壊するという強い危機感が表明されております。教員の足りない学校では、1人の教員が2クラスの授業を同時に進める、教える先生が毎時間替わるため児童が不安定になるなど、子供たちにマイナスの影響を与えています。欠員の分、教員の負担が重くなり、教員に新たな病休者が生まれるという負の連鎖も起きております。
教員は、本来、やりがいがあり、身分も安定した職業であります。また、教員確保は教育行政の基本中の基本です。それなのに、なぜ教員不足が止まらないのか。最大の要因は、学校での異常な働き方が放置されていることであります。公立小・中学校の教員は、国の調査で、1日平均12時間近く働き、土日も出勤しております。専門職としての自主性が尊重されず、自由が欲しいという声も切実であります。こうした働き方のために、もう続けられないと、現職教員の早期離職が後を絶たないのであります。教員免許保有者は、声をかけられても二の足を踏んでおります。教育系の学生たちも、教職以外の道を選ぶようになっているといいます。
教員不足の解決は、教員の働き方の改善以外にありません。とりわけ、授業数にも見合っていない教員定数を増やすことが不可欠であります。問題解決へ最も急がれるのは、政府が教員の働き方の改善へ予算も投入し、真剣な対応を行うことであります。今の事態は小手先で解決できるものではありません。教職員定数の大幅増などの抜本的な対策と同時に、不要不急の業務の中止、育児短時間勤務のための代替教員の配置、非正規教員の正規化、教員の奨学金返還免除制度の復活など、実行できる緊急の対策が急がれます。
教育の原点は、養護学校にあるといわれております。このことも申し述べ、提案されている意見書採択に賛成の立場で討論いたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、委員長の報告のとおり採択とすることに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 賛成多数です。よって、本案は、委員長の報告のとおり採択することに決定しました。
-------------------------------------------------------
△ 日程第2議案第43号・日程第3議案第44号
日程第4議案第45号・日程第5議案第46号
日程第6議案第48号・日程第7議案第51号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第2から程第7の条例等議案6件を、一括して議題といたします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。
○総務病院委員長(鶴田均議員) それでは、議案第43号出水市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、総務病院委員会が審査しました概要と結果について、質疑部分を中心に報告します。
委員より、「職員定数は何を基準に決めているのか」と質疑があり、「定数条例はあくまでも大枠を示すものであって、通常はこの定数の範囲内で人員を調整しているところである」との答弁でした。
討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第44号出水市病院事業職員定数条例の制定について、報告します。
所管課より、「病院事業の職員定数に関しては、出水市職員定数条例を基に管理してきたところであるが、引き続き診療体制の強化を図るに当たり、従事する職員を適正に配置するための判断は病院事業管理者の権限となっている。より現場に即した職員定数の管理、より良い医療サービスを提供するため、出水市職員定数条例から病院事業部分を切り分けて、新たに出水市病院事業職員定数条例を制定しようとするものである」との説明があり、質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第46号出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について、報告します。
所管課より、「出水市附属機関の設置に関する条例の一部改正ということで、この附属機関の中にくらし安心課が所管している地域公共交通会議を今回廃止し、新たに地域公共交通活性化協議会を任意団体として設置する。また、病院事業の運営に関する重要事業について協議を行う出水市病院事業運営委員会を、市長の附属機関から病院事業管理者の附属機関へ変更する改正を行うもので、病院経営の責任を負う病院事業管理者が、病院事業の運営等に関し、委員から評価や提言を直接受け、そのことを経営に生かしていくことで、さらなる経営改革につなげていけるものと考え、市長の附属機関から病院事業管理者の所管に移管するものである」との説明があり、質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、総務病院委員会委員長報告といたします。
○議長(田上真由美議員) 議案第43号出水市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第44号出水市病院事業職員定数条例の制定について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第46号出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) それでは、議案第45号出水市税条例等の一部を改正する条例の制定について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、御報告いたします。
「地方税法等の一部を改正する法律が令和4年3月31日に公布され、令和5年1月1日以降に施行されるものについて所要の改正をしようとするものである。改正内容は、課税方式を所得税と個人住民税は一緒の方式を選択することになる措置を講ずるものや、個人住民税における公的年金等控除の算定における合計所得金額には退職手当を含まないものを用いるというのが明確化されたものなどである」との説明があり、「これが、市民生活の中で、特に税法上何か負担が生じるとかではなく、そして、いろんな判断をしていく上でこれまで不透明であったところが、ある程度、ここに明記されたことで判断をしやすくなったと理解してよいか」との質疑に、「そのような認識で大丈夫である」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第48号出水市保育所条例の一部を改正する条例の制定について、御報告いたします。
「子育て支援新制度の施行に伴い児童福祉法の改正があり、これまで児童福祉法にあった保育料の徴収根拠規定について、民間保育所の保育料は子育て支援法に規定され、公立保育園の保育料については公の施設の使用料として、条例に規則への委任規定を定める必要があったため、今回整理するものである。また、併せて、開所時間等の一般的な公の施設の条例の規定を整理している。平成27年度の関係法令の改正ということで、改正時期を逸しているところである」との説明があり、続く質疑、討論もなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第51号出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について、審査しました概要とその結果について、質疑を中心に御報告いたします。
「郵便局にも職員の方々がいらっしゃる中で、取り扱う際の個人情報に関しての守秘義務等はここに明記されていないが、それはどういった形で守られるものなのか」との質疑に、「委託契約の中で、個人情報の取扱いに関する規定を設ける予定である。また、郵便局の委託については、その地方公共団体の特定の事務の郵便局における取扱いに関する法律があり、その中で秘密保持の義務等がある。郵便局の職員についても、その取扱い事務に関して、知り得た秘密を漏らしてはならないというのが法律の中にもうたわれている」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告を終わります。
○議長(田上真由美議員) 議案第45号出水市税条例等の一部を改正する条例の制定について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第48号出水市保育所条例の一部を改正する条例の制定について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第51号出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
-------------------------------------------------------
△ 日程第8議案第36号・日程第9議案第39号
日程第10議案第42号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第8から日程第10までの各会計補正予算議案3件を、一括して議題といたします。
ここで総務病院委員長の審査報告を求めます。
○総務病院委員長(鶴田均議員) 議案第36号令和4年度出水市一般会計補正予算(第4号)所管部分について、総務病院委員会が審査しました概要と結果を、質疑部分を中心に報告します。
歳出部分において、「説明書31ページの04細々目地域経済循環システム構築事業費のラムサールブランド商品化について、検討されている部分があるのか」と質疑があり、「ラムサールの自治体認証というのは、市全体が認証を受けているというところがある。今現在でどの商品をというよりは、市内で生産された農産品、あるいは加工品、全部をブランド化していきたい」との答弁でした。
「説明書33ページ、07細目電算システム管理運営費のDXアドバイザー設置については、市内に人材を求めるのか、それとも市外に人材を求めるのか」との質疑があり、「一応、出水市内にいらっしゃる方で、IT企業などに勤めていた方、ノウハウを持っている方、そういった方にお願いしたいと考えている」との答弁でした。
「説明書71ページの01細目防災対策費の中で、新型コロナウイルス感染症対策で備品の購入経費とのことだが、大型扇風機は何個で、防災倉庫というのはどのようなイメージの倉庫なのか」との質疑があり、「防災倉庫については4基、大型扇風機に関しては26台を購入する予定である。防災倉庫については、イメージ的にはヨドコウ物置のような屋外に置く物置で、大型扇風機は、一般的に工場扇と言われる大型の扇風機である」との答弁でした。
歳入部分においては、「説明書25ページの1節土木債の19細節都市下水路整備事業について、出水インター周辺の排水路の事業は、福ノ江排水機場の完成に合わせた事業という考えでよろしいのか」との質疑があり、「令和4年度から3年間計画で実施をする。その上のバイパス沿いの両側については、4年間事業ということで4分割して事業を実施する予定で動いているところである」との答弁でした。
続く討論においては、賛成の立場で、「安全・安心のまちづくりのための交通安全施設整備事業の道路区画線等の表示修繕600万円及び通学路防犯カメラ設置工事850万円など、それぞれ安心・安全のまちづくりに対する重要予算が組まれている。消防本部における、市民の安全・安心のための必要車両の更新も予算計上されており、また、これらに対する地方創生臨時交付金であるなど、国・県の補助金の活用がなされている。そういうことから、本案に賛成するものである」との討論があり、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第42号令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第3号)について、概要と結果について、質疑部分を中心に報告します。
予算参考資料29ページの医療器械購入費について、全身麻酔器とPCR検査装置の耐用年数について質疑があり、「全身麻酔器の耐用年数が、手術用ということで5年である。また、PCR検査装置は6年である」との答弁でした。また、「全身麻酔器の従来使用している器械は、まだ使用するのか」との質疑があり、「更新する2式については、廃棄する」との答弁でした。
続く討論では、賛成の立場で、「医療器械購入費として、全身麻酔器2式、PCR検査装置1台が計画されている。機器の使用年数が14年から16年を経過しているということで、コロナウイルス感染症が終息せず、病院医療が逼迫する中で、早急に購入されるように」との討論があり、採決の結果、全会一致により、可決すべきものと決定しました。
以上、総務病院委員会委員長報告といたします。
○議長(田上真由美議員) 議案第36号令和4年度出水市一般会計補正予算(第4号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) 71ページの消防関係の警防管理費ですが、救助技術大会、あるいは、その指導者会等が8月並びに7月に開催されますが、この時期というのは全国的に温暖化の関係もあって大雨が予想される時期ですが、そういった観点から、委員会として、この時期に開催されるのは、全国的に一番災害が起きやすいときに開催するのはやっぱりなぜなのかといったような申入れ等を入れたような議論はなかったかどうか、あれば、ちょっと詳しく話を聞かせください。
○総務病院委員長(鶴田均議員) 今の件については、質疑はありませんでした。
○12番(吉元勇議員) 同じような内容で、そういう時期ですので、もしかしたら出水市でもそういう災害級的な状況になった場合に、こういった消防署員が、3泊4日とかそういった日程なのか分かりませんけども、大分不在になります。その辺の補充等云々についての委員会からの指摘、議論あれば、お答えいただきたい。
○総務病院委員長(鶴田均議員) 今の件についても、特に質疑はございませんでした。いろいろと、全国大会、九州大会それぞれ消防署員の1位になったということから派遣される人がおりますが、それも調整されて派遣されるということは説明の中で出てはきましたが、今言われたことに対しては質疑はございませんでした。
○12番(吉元勇議員) 同じページの消防車両の購入ですが、私も消防団の経験がありますが、ポンプ車にとって一番のネックは、真空が取れないといったような車両の問題が長くありましたが、今回、これまでも毎年、ポンプ自動車あるいは小型動力ポンプについては更新があるようですけども、そういう真空の問題について、指摘して改善がなされたような報告のもとに議論があったかどうか。その辺ちょっと答弁をいただきたい。
○総務病院委員長(鶴田均議員) 今の件については、新しい素材が入ったとか、あるいは耐数年数とかいろいろな話もありましたが、それについての特別な質疑等はありませんでした。
○議長(田上真由美議員) ほかに質疑ございませんでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。
ここで質疑を中止いたします。
次に、議案第42号令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第3号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○9番(上須田清議員) 議案第42号令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第3号)に、賛成の立場で討論をします。
委員長の報告とかぶる部分がございますけれども、医療器械購入費で全身麻酔器の耐用年数が5年のところが10年が経過をしております。とても大切に使われております。全身麻酔器もPCR検査装置も医療を支える重要な機器であり、早急に購入する必要があり、賛成討論とします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(南鶴洋志議員) それでは、議案第36号令和4年度出水市一般会計補正予算(第4号)所管部分について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、質疑を中心に御報告いたします。
歳出では、33ページ、19細目行政事務窓口設置事業費の住民票交付事務等業務委託について、「これは委託料と考えていいと思うが、コピー機の設置や端末とのつなぎなどは、また別にやるのか」との質疑に、「準備経費ということである。端末、いわゆるコピー機の導入費用も、この中に含まれている」との答弁でした。
35ページ、01細目課税事務費については、「市税等の申告支援システムを導入するもので、このシステムを県内19市で導入していないのが本市のみである。導入により、課税事務の効率化・適正化を図り、また、確定申告も、同時に合わせて受け付けられるとのことで、住民サービスの向上を図ろうとするものである」との説明があり、「出水市が県内の市で一番遅いのはなぜか」との質疑に、「数年前まで、出水が最後だとの認識がなかった。税務署の確定申告の受付も、手作業で受け付ける関係でデータ送信がすんなり行かない状態や、税務署からの依頼もあり、システム導入を検討していたもので、今回、デジタル田園の交付金やコロナ関連の交付金を活用し、導入することとなった」との答弁でした。
37ページ、16細目生活困窮者自立支援事業、01細々目自立相談支援事業費の生理の貧困対策用消耗品購入経費について、「これは窓口で配布するのか」との質疑に、「本庁、各支所の窓口で配布をしたいと考えている。周知の方法については、ホームページや公式LINE、市役所等のトイレにカードを設置して、スマートフォンの画面を提示していただく方法で提供していきたいと考えており、そのことで今後の生活困窮者に対する相談支援につなげていこうという趣旨である」との答弁でした。
39ページ、01細目老人福祉センター管理運営費について、「老人福祉センターの利用頻度は」との質疑に、「直近3か年度の利用者数は、コロナ禍がなかった令和元年度が1万102名、コロナ禍に突入した令和2年度が2,897名、令和3年度が3,381名である」との答弁でした。
43ページ、11細目病児・病後児保育事業費について、「社会福祉法人南嶺山福祉会に消毒薬等購入費助成とあるが、関連して、病児・病後児保育はいつぐらいからやっていたのか」との質疑に、「在園児の体調不良があったときに、そこで病児を預かるという仕組みで、令和2年度から実施している」との答弁でした。
45ページの01細目予防接種事業費の「子宮頸がんワクチン任意接種費用助成の周知方法は」との質疑に、「自費で打っている方については、償還払いがあるという旨のお知らせを、対象者に送付する接種券に同封して周知を行う予定である」との答弁でした。
45ページ、01細目火葬場管理費について、慈光苑の屋上の防水改修工事に対し、「これは建屋の防水改修工事なので、地元のいろんな業者でできると考えるが、そのとおりか」との質疑に、「指名委員会で決まるものだが、地元業者でできるものと考えている」との答弁でした。
73ページ、03細目英語指導助手設置事業費について、「ALTが5人配置されている」との説明に対し、「5名だけで済むのではなく、この範囲を拡大するような学校の方針を持っていただきたいと思うが、どのような考え方を持っているのか」との質疑に、「このALTは各市町村教委に配置がされているが、この規模において、5名は結構多いほうである。これからも、グローバル化していく中で子供たちにはどんどん英語教育は進めていきたいと思っている。1人1台端末を配備したことで、今、韓国、台湾、そういったところの学校と出水市内の学校とをネットでつなぎ、英語で交流をするという事業をどんどん進めている。そういったことも活用しながら、地域にいる英語の堪能な方も、地域人材としていろんな場面で活用を図っていきたいと考えている」との答弁でした。
73ページ、07細目小学校教育設備整備事業費については「児童用机・椅子の購入で、出水地域の児童机・椅子が20年ほどたっており、5年計画で計画的に入れ替えていく予定」との説明があり、「入札については、どのように考えているのか」の質疑に、「1回1式で考えていたが、分割発注の意見をもらったので、参考にし、指名委員会へも伝えていきたい」との答弁でした。
77ページ、01細目文化活動費について、「文化庁の補助採択を受けて実施する、伝統文化親子体験フェスタの開催経費で、実施については、昨年同様、文化祭と同日に、華道、茶道、俳句、能の4つの体験コーナーを設けて、子供たちに伝統文化等を体験できる機会を提供するものである」との説明があり、「ほかに何か伝統文化はないのかと思うが、どうか」との質疑に、「昨年度から始めて、参加者からの評判もすごくよかったこともあり、今年度も同じ形で実施するということにした。今後については、ほかの伝統文化もこの文化祭の中で実施できないか、関係団体といろいろ協議していきたい」との答弁でした。
79ページ、07細目学校給食費助成事業費については、「学校給食における保護者負担の軽減を図るため、第1子、2子が1,000円、第3子以降は実費相当額を助成するものである」との説明があり、「この助成は、どういった手続をするのか」との質疑に、「学期ごとに、保護者へ助成額をお支払いするという形を検討している」との答弁でした。
続く歳入においては、予算書15ページ、01細節高等学校授業料の減額補正について、「生徒数が減少したためとの説明であったが、この傾向を教えてほしい」との質疑に、「生徒数の減少に関しては、定員の160名に対し、実際の入学者が141名であった。生徒数の推移に関しては、平成30年度が427人、令和元年度が419人、令和2年度が411人、令和3年度が390人、令和4年度は400人という推移をしている。若干減少傾向ではあるが、今年は、また、入学生が若干増えたという状況である」との答弁でした。
続く討論においては、賛成の立場から、「今回の補正の中で、特に労働費における福祉人材、介護人材、保育人材、医療人材、特に看護師の確保について予算がついている。予算の執行により人材確保がなされることを希望する。教育総務課の出水地域の4校の机・椅子の入替えの予算について、入札に関しては複数の地元業者の事業の確保ができることを希望して、賛成討論とする」との発言があり、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告を終わります。
○議長(田上真由美議員) 議案36号令和4年度出水市一般会計補正予算(第4号)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。
ここで質疑を中止します。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(道上正己議員) それでは、議案第36号令和4年度出水市一般会計補正予算(第4号)所管部分について、産業建設委員会が審査しました概要とその結果を、質疑部分を中心に報告いたします。
予算書31ページ、03細々目賢明な利用推進事業費について、購入するトレーラーハウスの活用方法についての質疑に対し、「東干拓の衛生センターにて、フォトスポットとして使用予定である。また、夏場は、高野山公園でバンガローとして活用できないか検討中である」との答弁でした。
予算書51ページ、12細目農林水産物消費拡大等推進事業費について、「対象となる農産物直売所は」との質疑に対し、「特産館いずみ、山ん神、より道いずみ、村おこし屋、青木の茶屋の5件である」との答弁でした。
予算書55ページ、04細目有害鳥獣防除事業費の補助単価見直しについて質疑があり、「猟犬の治療費の上限を、5万円から10万円に引き上げるものである」との答弁でした。
予算書59ページ、02細々目企業立地促進事業費についての質疑に対し、「長期間の雇用を前提に、雇用保険に入ることのみが条件であり、雇用形態に関係なく、1人一律30万円の補助となっている」との答弁でした。
同じく予算書59ページ、02細々目地場産業販路拡大促進事業費について質疑があり、「2,000円以上の特産品を、飛来里や観光特産品協会のECサイトを通じて購入した場合の送料を補助するものである」との答弁でした。
予算書61ページ、26細目飲食店等緊急支援事業費において、「市内飲食店ではキャッシュレスに対応していないところも多いが、そのような飲食店に対し周知活動を行う計画はあるのか」との質疑に対し、「キャンペーンに併せて周知を考えている」との答弁でした。
予算書65ページ、03細目道路新設改良補助事業費、04細目道路新設改良単独事業費において、「上下水道の老朽化に伴う敷設替えと同時に行う場所はあるのか」との質疑に対し、「必要なものは同時にするようにしている。水道課等とも連携し、二重にならないように対応している」との答弁でした。
予算書77ページ、06細目クレインパークいずみ公園整備事業費において、芝生広場複合型遊具について質疑があり、「障害の有無、年齢を問わずに、誰もが一緒に遊べるインクルーシブ遊具と呼ばれるものを設置する計画である」との答弁でした。
討論に入り、賛成の立場で、「新型コロナ対策費として、影響の大きかったバス事業への支援、出水ツルの越冬地利活用推進事業費等において、出水市が持っている資源を存分に生かした事業内容である。また、道路関係では、インフラ整備においては市民の負託に応えるべく実施してほしい。相対的に見て、この予算はすぐに事業化に向けて動くべきと考え、賛成する」との意見や、反対の立場で、「この予算の中に屋根付き市民ふれあい広場整備事業費が含まれること、企業立地促進事業費において、雇用の形態に関係なく1人30万円と一律に補助する点が問題であるため、反対する」との討論があり、採決の結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第39号令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)について、概要とその結果を、質疑部分を中心に報告いたします。
参考資料21ページの水道事業資本的支出の施設整備事業費について、「都市下水路工事に伴う工事なのか」との質疑に対し、「別工事であり、先行して水道の新設管を敷設するものである」との答弁でした。
討論に入り、賛成の立場で、「国道504号柴引地内の配水管整備工事は、市民の不安を払拭するべく、なるべく早い手当をしなければならないので賛成する」との意見があり、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、産業建設委員会の委員長報告といたします。
○議長(田上真由美議員) 議案第36号令和4年度出水市一般会計補正予算(第4号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を中止します。
これから、さきに質疑を中止していました議案第36号令和4年度出水市一般会計補正予算(第4号)について、3常任委員長の報告に対する質疑を再開いたします。
○12番(吉元勇議員) 総務病院委員長の報告の中で、ラムサール条約関係の、31ページですが、ブランド化を云々とありましたけれども、ラムサール条約の関係で、藺牟田池のラムサール条約のその後の状況を見たときにいろいろと評価は分かれるところですが、藺牟田池のラムサール条約に関連した議論等があれば御紹介いただきたいと思います。
○総務病院委員長(鶴田均議員) 今の件につきましては、藺牟田池の状況を説明されましたが、今回の総務病院委員会といたしましては、この件については質疑等はありませんでした。ほかのラムサールブランド商品化、そういうのは、ほかの内容的にはありましたが、そういう点はございませんでした。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案をされております令和4年度一般会計補正予算(第4号)に、問題点を指摘して反対いたします。
今回の補正予算は、市長選挙の関係で3月議会では骨格予算のみでしたので、本予算が本格的な政策予算になるものだと考えます。予算の大きな項目としては、市長選挙公約に沿って編成した補正予算の主なもので、安心のまちづくりの実現に向けた三つの安心事業、第2次出水市総合計画の市政基本方針に基づく事業、第2次出水市まち・ひと・しごと創生総合戦略事業に分類されて提案をされているように受け止めております。その中で評価できる事業としては、学校給食費助成事業として3,500万円の予算が組まれていることであります。憲法第26条の義務教育の無償化の立場から、学校給食費の完全無償化を求めて、私はこれまでも主張してまいりましたけれども、今回の予算案は、そういう立場から、不十分ではありますけれども、まず第一歩として評価したいと考えます。里道等整備地域支援事業で、これまで助成対象とされてなかった建設機械のオペレーター人件費が新たに対象となり、結果として、地元負担、本人負担がなくなったことで高齢化や過疎化が進む地域救済につながり、早速相談を受けた地域の皆さんに喜ばれていることは評価したいと思います。新型コロナ感染症関連事業がプレミアム商品券発行事業、飲食店や市内事業所、バス、ホテル・旅館、お土産事業者支援の予算、病院事業へのCT装置の更新やPCR検査装置の追加購入等が、国の交付金を活用して計上されております。ほかにも、関連予算、必要なものだと考えるものであります。
問題点として、デジタル田園都市国家構想推進交付金、マイナンバー推進関連予算、屋根付き市民ふれあい広場の事業推進と企業立地促進事業費では1億8,600万円余りが計上されております。これは、3社への設備投資への補助と4社の新規雇用への補助金だとされております。新規雇用の雇用補助対象者は4社で102人、この中で正社員は66人で、36人、35%は正社員外だとされております。これまでも主張してまいりましたが、補助対象は正社員を条件とするか、正社員に30万円の補助であれば、正社員以外は補助額のランク分けをするのが税金の正しい使い方ではないかと考えます。今回も、その点が見直されないまま提案されていることは納得できません。今回、本会議の中で市長の施政方針と施策の概要が市長からありました。その中で、稼げる観光地づくりの麓地区に関する部分で、麓地区の規制緩和による武家屋敷「宮路邸」の宿泊施設としての開業、その後に続く民間事業体の動きに期待しながら、新たな観光資源を活用し、「未来へ紡ぐいにしえのまち」として観光振興を図っていくとされております。今回の補正予算の中では、伝統的建造物群保存地域の事業費として計上されているのはイヌマキ等薬剤散布事業委託54万円のみですけれども、今議会の一般質問でも指摘をしましたけれども、地元との協議・合意がないままで、補助金頼みの県外資本による高級宿2号店、土産店、高級レストラン等の事業が推進されていることは問題だと考えます。市の4,000万円の補助を受けた宮路邸は、高級宿として6月30日に開業しましたが、開業当日から入り口は固く閉ざされたままで、のっけから「この事業の検証が必要では」という市民の声も挙がっております。他の事業においても、市民との合意形成が不十分という声もあり、職員を増やして風通しのよい職場にすることもあり、市政運営上の問題・課題として必要な改善見直しを求めたいと考えます。
現在、コロナ禍に加えて物価の高騰が、暮らしと営業、農業に深刻な影響を与えております。政府が4月26日策定した原油価格・物価高騰等総合緊急対策の中に、地方創生臨時交付金、コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分1兆円の創設も組まれております。これに加え、21年度補正予算として交付を決めた地方創生臨時交付金地方単独事業分1兆円も、その8割は22年度に繰り越されているとされております。これらの財源を活用しての農家の飼料高騰・原油価格高騰に対する直接支援、生活者に対する電気・ガス料金を含む公共料金の負担軽減等が必要だと考えますけれども、この補正予算では見当たりません。
以上、主な問題点を指摘して、本補正予算に対する討論といたします。
○12番(吉元勇議員) 議案第36号一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場で討論いたします。
マイナンバーカードのことについて、反対討論がありました。もはや国家戦略というよりも、市民生活に大きな利点をもたらすと考えられるマイナンバーカードの取得。こういう社会が、今、まさに来ております。個人情報の漏えい等云々と心配がありますが、そういう心配があれば、キャッシュカードとかそういったことがこの世の中に広まるはずがありません。マイナンバーカードの普及によって市民生活の向上、あるいは社会全体の質の向上が図られることを、我々国民がつくるべきではないでしょうか。そういった意味ではマイナンバーカードの普及は必然たるものであります。
併せて、今回、学校給食費の助成事業があります。予算上は新型コロナウイルス感染症対策ということで、全体予算の3,500万円のうち、3,000万円が国庫支出金となっております。小学校、中学校ともに、第1子、第2子に1人当たり月1,000円の助成、第3子以降は実費相当額と。これを考えますと、確かに、今後のコロナ禍における子育て世帯の家計負担軽減のための給食費の助成は仕方がないということでありますが、今後、新型コロナ対策の予算がつかなかった場合の国庫支出金がなかった場合の一般財源からの支出、どのように考えるかというのは、皆さんと一緒に今後考えていかなければならない問題ですし、いろいろと市民にも聞きますと、果たして保護者に助成するのはいいのか、もしくは保護者から今までどおり給食費をもらって食費の購入に充てて、今以上に食材の質の向上、あるいは栄養価の高いものに給食を考えていく、そういったものに助成するのがいいのか、その辺のことを、今後、皆さんと一緒に議論をしていきたいと思いますが、今回はコロナ感染症対策の国庫予算がつきました。これは必然たるものかもしれませんけれども、この予算は通していくべき予算だと思います。
以上を述べまして、賛成討論といたします。
○議長(田上真由美議員) ここで暫時休憩いたします。再開を午前11時25分といたします。
午前11時08分 休 憩
午前11時25分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行し、討論を許します。
○16番(杉本尚喜議員) ただいま議題となっております議案第36号令和4年度出水市一般会計補正予算(第4号)につきまして、賛成の立場で討論いたします。
今回の補正予算、その予算規模の総額、歳入歳出22億6,391万円でございますけれども、これは、さきに反対討論されました中嶋議員が発言されましたように、改選後初めての定例議会の提案でございます。したがいまして、いわゆる肉付け予算、市長の政策予算でございます。そのことによりまして、市長が常々申し上げておられます「安心のまちづくり」、その内容が多く盛り込まれた補正予算内容であると認識しております。
したがいまして、先ほど3常任委員長の報告にもございましたように、3常任委員長の報告全てが、採決の結果、可決相当という判断をされておられます。このことを評価いたしまして、私は今回の4号補正につきましては賛成の立場でございます。議員各位におかれましては、御理解くださり御協賛賜りますよう、よろしくお願い申し上げまして賛成討論といたします。
○13番(土屋工吉議員) 私は、議案第36号令和4年度一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場で討論いたします。
今回の補正は、大きくは国庫支出金、県支出金、財源変更、特に第2表、地方債の補正では、起債の目的として上水道、林道、市道、漁港、橋梁、都市下水路、消防、社会教育施設整備事業としてあります。特に私が期待するのは、資料47ページの5款、1項労働諸費の中で、やっと出水市もやってくれるかという事業を御紹介します。その点では、人材育成、社会福祉士、介護支援専門員ですね、それに保育・医療人材、特に漁業の方が成り手が少ないということで、最後に建設業人材育成、特にここら辺に期待しております。予算的には小さな額かもしれませんが、特に今は地域の活性化と言えばオペレーターの支援にも事業がついております。ここら辺をですね、私たちは議員各位の賛同を得ながら広報啓発に回りまして、地域が元気が出てきたぞというものをですね、今回のこの補正に期待しながら地域活性化を最大に利用できますことをお願いし、議員各位の賛同を得ながら、この事業が推進することを願って賛成討論といたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第39号令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
○13番(土屋工吉議員) 委員会の中でもいろいろと協議があったと思うんですが、一般質問でもありました504号の水道事業、特に車道分離布設してある管路の破損ということで、市民の方に非常に迷惑されたわけですが、私もそういう仕事をしてまして、もう25年前からですね、高尾野地区は断水地域がどうも広いんだということで、交差点にはバブルを4つ設けましょうよという運動をしてきたことを覚えてますが。一般質問の中でもありました、あとの1,500メートルだったですかね、その布設というのは当然応急対策としてすぐ、もう1,500メートルぐらいの事業は1年で終わらすぞという、そういった質問はなかったのか伺います。
○産業建設委員長(道上正己議員) 今回は車道部分をやるということで、何年計画というところは質疑はなかったというふうに記憶しております。
○13番(土屋工吉議員) 一般質問でも、水道課長のほうからいろいろ説明がありましたけども、やはり水というのは、災害対策でも一番重要な、必要だと思うんです。だから、長期計画で耐震化というのは必要だと思うんですが、やはり、そういった応急対策というのは1年で終わらすんだというぐらいですね、各委員会の方もそういった質問は1人、2人いなかったのか伺います。
○産業建設委員長(道上正己議員) 先ほど申し上げましたとおり、計画的なものは、今のところ伺っておりません。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
-------------------------------------------------------
△ 日程第11報告第4号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第11、報告第4号令和3年度出水市水道事業会計予算繰越計算書の報告についてを、議題とします。
提案理由の説明、並びに報告を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました令和3年度出水市水道事業会計予算繰越計算書の報告について、説明いたします。
予算繰越計算書の報告につきましては、地方公営企業法第26条第3項の規定により報告するものであります。
予算繰越計算書については、地方公営企業法第26条第1項の規定により、年度内に支払義務が生じなかった建設改良費について繰り越すもので、市道上の原線の舗装工事に伴う配水管整備工事について、市道整備事業の繰越しに伴い、本事業の繰越額950万円を過年度分損益勘定留保資金を財源として繰り越すものです。
以上、報告しますのでよろしくお願い申し上げます。なお、この報告は本会議初日に報告すべきものでありまして、大変御迷惑をおかけし申し訳ございません。なお、本日の報告に至った理由については、この後、水道部長より説明をさせます。
○小原一郎水道部長 御説明いたします。
本予算につきましては、昨年度12月におきまして、令和3年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)で議決をいただいたものでございますが、市道整備の繰越しに伴い、本事業を繰り越すこととなりました。本来、本会議初日に、他の会計と同時に報告すべきものでありましたが、そのことを失念しており、最終日の報告となりました。
議員の皆様方には大変御迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。今後、このようなことがないよう努めてまいりたいと考えております。
○議長(田上真由美議員) 以上で、報告は終わりました。報告第4号令和3年度出水市水道事業会計予算繰越計算書の報告についてに対する質疑を許します。
○20番(髙崎正風議員) 初日に出せなかった理由で、何で本日になったのか、その経過について説明をお願いしたいと思います。
○松山圭水道課長 先ほど、市長及び部長のほうからも報告がありましたとおり、当課のほうにおきまして失念した関係で報告が遅れたものでございます。
○20番(髙崎正風議員) 遅れたことについては分かるんだけど、どんな理由で遅れたのか、どういう結果だったのか、その報告が遅れたことについて具体的に説明をお願いしたいと思います。
○松山圭水道課長 本来ならば、本議会初日に報告すべき案件ということで、先ほどから市長及び部長のほうからも御説明があった次第でございます。それを、我々担当課としまして失念した関係で遅れたものでございまして、本当に申し訳なく思っているところでございます。
○議長(田上真由美議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
これで、報告第4号について終了いたします。
-------------------------------------------------------
△ 日程第12議案第53号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第12、議案第53号令和4年度出水市一般会計補正予算(第5号)を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、令和4年度出水市一般会計補正予算(第5号)について、提案理由を説明します。
今回の補正は、コロナ禍において物価高騰等に直面する子育て世帯の負担を増やすことなく栄養バランスや量を保った給食を実施するための、保育所や学校等に対する給食支援事業補助金や賄材料費のほか、補正予算(第4号)の調整後に県支出金の内示があった事業に係る予算を追加するものであり、会期最終日での補正予算の提案となったところであります。
議員の皆様方におかれましては諸般の事情を御賢察の上、御理解を賜りたいと存じます。
補正予算第1条の歳出では、予算書13ページ、第3款民生費、児童福祉費の職員給与費では、保育所等給食支援事業補助金の事務に当たる職員の時間外勤務手当に係る財源変更をし、保育事業費では、公立保育園における給食材料の購入に係る賄材料費を追加計上いたしました。
次に、保育所等給食支援事業費では、県の補助金を活用し、市内の私立保育所等に対する給食支援事業補助金を新規計上いたしました。本補助金は、県が消費者物価指数などを参考に、現時点で物価上昇率を10%としており、主食及び副食を提供している園については児童1人当たり月額750円を。副食のみを提供している園については児童1人当たり月額450円を基準として支援するもので、本年4月から補助することとしております。
なお、私立幼稚園及び認可外保育施設については、県が直接当該補助金を交付いたします。
次に、第6款農林水産業費、農業費の鳥獣被害対策実践事業費では、有害鳥獣捕獲対策協議会において、市内13地区で実施するイノシシ・シカ用金網柵等設置事業に対する補助金を新規計上いたしました。
また、第7款商工費のプレミアム付商品券発行事業費では、8月1日からの販売開始に向け準備を進めておりますが、市町村が実施するプレミアム付商品券発行事業に県の補助事業を活用できることとなりましたので、財源変更をいたしました。
続きまして、13ページから15ページにかけての、第10款教育費、保健体育費の学校給食物価高騰対策事業費では、市内の小・中学校及び公立幼稚園において、9月以降の給食に対する給食支援補助金を、それぞれ新規計上いたしました。本補助金は、学校給食における給食材料のこれまでの物価上昇率を参考に、小・中学校においては1人当たり月額300円程度、幼稚園においては1人当たり月額150円程度を基準として支援する予定としております。
これに対します歳入としましては、県支出金を追加計上し、国庫支出金及び地方交付税を調整いたしました。
なお、地域消費喚起プレミアム商品券支援事業費補助金の計上による財源変更に伴いまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を調整し、今後の物価高騰対策、あるいは新型コロナの影響も含めた経済対策などの事業実施に活用することとしております。
以上が本補正予算の内容でありますが、今回の補正額は5,999万4,000円の追加で、これにより予算規模は、278億9,855万4,000円となるものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 議案第53号令和4年度出水市一般会計補正予算(第5号)に対する質疑を許します。
○18番(中嶋敏子議員) 私は、事前にちょっと確認した時点で、学校給食費が4月から値上げになるところが市内1校あるというふうに確認していたんですけれども、この事業によってその値上げ分はどうなるのか、解消されるのか、お尋ねしたいと思います。
○溝口雄二教育部長 その学校につきましては、現時点で教育委員会が考えておりますのは、元の単価に戻しまして、今回、上昇する高騰分の差額を支給するという形で考えているところでございます。
○12番(吉元勇議員) 13ページの鳥獣被害対策実践事業費、主に中山間地域への金網設置等ですが、状況を見ていますと、確かに設置した当時は、まだ耕作者がいて、その管理もできていたにもかかわらず、ここ最近、特に中山間地は道のかかり、あるいは面積等のこともあって、なかなか、もう耕作放棄地になっているところがあります。つまり、金網設置をしたけれども、耕作放棄地になっていて、金網設置の有効性ができていないということですが、その辺の状況を説明できますか。いわゆる、金網を設置したけど、実際は作っていないというところが今どれだけあるのか、それの説明ができますか。
○揚松智幸農林水産部長 すみません。データとして取っておりませんので手元に資料がありません。申し訳ありません。
○12番(吉元勇議員) 今回、補助事業については、結局、申請があったからこういう補助金を支出するんだということですが、この申請した場所は、今後も、当分は耕作がされる地域だということでこのような申請があったと思われますが、それの確認はとれていますか。
○揚松智幸農林水産部長 今回は13組合ということでやっておりまして、出水、米ノ津、野田というところが中心です。果樹園、それから水田等々で、今現在もされているところというのは確認済です。
○18番(中嶋敏子議員) 先ほどの答弁の確認ですけれども、200円、確か値上げをされたと聞いていたんですけれども、そこの値上げについてはないということで、解消できるということで判断していいのか、もう一回、確認をさせてください。
○溝口雄二教育部長 その校につきましては、確認をしなければならないところなんですが、その分は、できれば解消しまして、今回の学校等分の単価で補助をしていきたいというふうには考えております。詳細につきましては、後ほど、また、進めてまいりたいと考えております。
○20番(髙崎正風議員) 13ページ、農林水産業費の、先ほど12番議員の質問と重複するんですけれども、12番議員が言われたように、そういう荒廃地のところに柵があるということなんですけれども、今回、13地区の設置をするという説明がなされたんですが、その13地区の中でどういうところを主にされているのか、その説明ができますか。
○揚松智幸農林水産部長 主にと言われると、水田、畑、田んぼあるんですが、主には、米ノ津地区でいくと針原地域の果樹園等、それから大川内の水田等、そして出水地区については鍋野、江川野辺りの水田、それから野田地域については上特手というところの水田というふうになっております。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
-------------------------------------------------------
△ 日程第13意見書案第2号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第13、意見書案第2号教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書を議題といたします。
提出者の趣旨説明を求めます。
○7番(南鶴洋志議員) ただいま上程されました意見書案第2号教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書につきまして、趣旨説明を申し上げます。
意見書案文の朗読をもって趣旨説明といたしたいと思いますので御了承願いたいと思います。
21年の法改正により、小学校の学級編制標準は段階的に35人に引き下げられるものの、今後は、小学校に留まることなく、中学校・高等学校での早期実施も必要です。加えて、きめ細かい教育活動を進めるためには、さらなる学級編制標準の引き下げ、少人数学級の実現が必要です。
学校現場では、貧困・いじめ・不登校など解決すべき課題が山積しており、子供たちのゆたかな学びを保障するための教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況となっています。また、新型コロナウイルス感染症対策にともない新たな業務も発生しています。ゆたかな学びや学校の働き方改革を実現するためには、加配教員の増員や少数職種の配置増など教職員定数改善が不可欠です。
一方、厳しい財政状況の中、独自財源により人的措置等を行っている自治体もありますが、自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。義務教育費国庫負担制度については、小泉政権下の「三位一体改革」の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。国の施策として定数改善にむけた財源保障をし、子どもたちが全国のどこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。ゆたかな子供の学びを保障するための条件整備は不可欠です。
よって、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるように、下記の措置を講じられるよう強く要請します。
1 計画的な教職員定数改善を推進すること
2 教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元すること
皆様の御賛同をお願いいたします。
なお、意見書提出先は、衆・参両院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、文部科学大臣であります。
以上で、趣旨説明といたします。
○議長(田上真由美議員) これより、意見書案第2号教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○12番(吉元勇議員) 意見書案第2号について、反対討論いたします。
本日の議案でありました陳情第1号のことについて、反対討論いたしました。その反対討論と同じ理由で、本意見書の提出にも反対するものです。
○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書の採択について、賛成の立場で討論いたします。
内容は、先ほど陳情のところで述べたとおりであります。提出者の意見を酌んで賛成するべきだと考え、討論といたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
-------------------------------------------------------
△ 議決事件の字句等の整理
○議長(田上真由美議員) 議決事件の字句等の整理をお諮りいたします。
出水市議会会議規則第43条の規定により、本定例会の会議結果作成において、条項、字句、数字、その他の整理については、議長に委任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。
-------------------------------------------------------
△ 閉 会
○議長(田上真由美議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。よって、本日の会議を閉じ、これをもって令和4年出水市議会第2回定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。
午前11時55分 閉 会
-------------------------------------------------------
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
- 311 -