令和4年出水市議会第2回定例会会議録第4号
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令和4年6月27日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 20名
1番 井 伊 健 一 議員
2番 迫 田 小百美 議員
3番 池 田 幸 弘 議員
4番 田 中 秀 一 議員
5番 宇 都 修 一 議員
6番 江川野 一 成 議員
7番 南 鶴 洋 志 議員
8番 鮎 川 浩 一 議員
9番 上須田 清 議員
10番 日 髙 信 一 議員
11番 北御門 伸 彦 議員
12番 吉 元 勇 議員
13番 土 屋 工 吉 議員
14番 鶴 田 均 議員
15番 田 上 真由美 議員
16番 杉 本 尚 喜 議員
17番 出 水 睦 雄 議員
18番 中 嶋 敏 子 議員
19番 道 上 正 己 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
戸 﨑 基 夫 くらし安心課長
花 田 勝 宏 くらし安心課安全安心推進係長
森 山 佐 知 くらし安心課課長補佐兼コミュニティ推進係長
大 田 直 子 財政課長
青 﨑 譲 二 企画政策課長
福 川 正 樹 企画政策課秘書監(係長)
山 﨑 裕 樹 企画政策課総合政策係長
柿 木 彰 保健福祉部長
谷 川 弘 之 健康増進課長
長谷川 健 健康増進課新型コロナウイルスワクチン接種対策室長(課長級)
宮 﨑 毅 市民部長
新 森 章 悟 税務課長
中 村 俊 二 税務課固定資産税係長
松 岡 秀 和 商工観光部長
田 口 保 商工振興課長
戸 﨑 奈 里 商工振興課課長補佐兼地域振興支援係長
濵 畑 信 一 市民スポーツ課長
肱 岡 広 一 市民スポーツ課スポーツ振興係長
揚 松 智 幸 農林水産部長
中 村 孝 文 農林水産整備課長
酒 本 祐 喜 農林水産整備課技術主幹兼基盤整備係長
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
川 畑 正 樹 都市計画課長
澤 田 誠 一 都市計画課技監(参事)
高 見 勇 吉 都市計画課西回り道・防災道の駅推進室長(課長級)
古 川 新太郎 都市計画課西回り道・防災道の駅推進室次長(係長)
小田原 豊 道路河川課長
松 尾 善 博 道路河川課管理係長
松 木 健 治 道路河川課課長補佐兼建設第二係長
松 下 透 道路河川課維持係長
吉ケ島 英 章 高尾野支所長
東 畠 賢 一 野田支所長
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
大 平 伸 章 消防長
大久保 哲 志 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
床 並 伸 治 学校教育課長
西 村 かおり 学校教育課参事兼指導主事
諏訪園 直 子 学校教育課学校教育係長
永 野 優 希 学校教育課指導主事
甲 斐 優 子 学校教育課主任主査
岡 本 賢 一 下水道課長
西 郷 博 行 下水道課技術主幹兼建設維持係長
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議会事務局
春 田 和 彦 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
中 村 勇 士 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北 紘 至 主査
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付議した事件
一般質問
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(田上真由美議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和4年出水市議会第2回定例会第4日の会議を開きます。
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△ 議 事
○議長(田上真由美議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第1一般質問 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第1、一般質問を議題とします。
24日に引き続き、一般質問を続行いたします。
質問順に従い、日髙信一議員の質問を許します。
○10番(日髙信一議員) みなさん、おはようございます。本日1番目の日髙でございます。
4月の市議会議員選挙において、2期目の議席を与えていただきました。私のモットーとしている「出水への思い」を意識して活動をしていきたいというふうに考えております。
新型コロナウイルス感染症が発症して2年半になりますけれども、出水市においては、職員、医療従事者の方々による対応や市内の医療機関の皆様にも感染症対策、ワクチン接種等への御協力、御苦労に感謝をいたしております。
ワクチン接種の現状を見ると、県内の他市等に比べ、出水市が県内一の早い取組を行っております。4回目の接種も始まっております。感染者の減少につなげていければというふうに考えます。
それでは、通告に従いまして質問をいたします。
市長にお尋ねします。1、新型コロナウイルス感染症について。(1)出水市の感染者発生状況を伺います。(2)4月以降のクラスター発生状況を伺います。(3)12歳以上のワクチン接種状況を伺います。(4)5歳から11歳までのワクチン接種状況を伺います。(5)児童・生徒への土・日曜日接種について伺います。
次、教育長にお尋ねします。2、コロナ禍での学校運営について。(1)昨年度の児童・生徒の学校生活について伺います。(2)令和4年度の学校運営の状況について伺います。(3)学校種別ごとの新型コロナウイルス感染状況を伺います。
3、学校給食について。各校の値上げの状況を伺います。
4、公立幼稚園について。公立幼稚園の再編計画の現状について伺います。
以上で、1回目の質問を終わります。
○椎木伸一市長 おはようございます。日髙信一議員の御質問にお答えいたします。
本市の感染者及びクラスターの発生状況については、後ほど政策経営部長に答弁させますが、本市の人口は県内、皆さん御存じのとおり19市中6位であります。10万人当たりの感染者数で比較しますと14位となっておりまして、人口の割合に比べ感染者は少ない状況となっております。これは、市民の皆様や医療機関の皆様の御理解、御協力のおかげさまであると考えておりまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。
次に、新型コロナウイルスワクチン接種状況についてお答えいたします。
12歳以上及び5歳からの小児ワクチンの接種状況については、後ほど保健福祉部長から答弁させますが、本市における新型コロナワクチン接種については、これまでも率先して迅速に対応してきておりまして、順調に進んでおります。
市民の皆様の御理解と市内医療関係者の皆様の御協力に対しまして、改めて感謝を申し上げます。
さて、2回目接種から5か月を経過し、3回目接種がお済みの65歳以上の方の割合は、98.0%となっているなど、どの世代の接種率も県下19市でトップクラスとなっております。なお、60歳以上の方を対象とした4回目のワクチン接種についても、5月26日から既に開始しているところであります。
次に、児童・生徒の土曜・日曜日の接種についてお答えいたします。
一部の医療機関で5歳から11歳までの小児用ワクチンと12歳以上を対象として、土曜接種を現在も実施しています。
日曜日の接種は、市内の5医療機関の協力をいただき、12歳以上の方を対象として5月に実施いたしました。今後は、児童・生徒等の夏休み期間中にも接種することができる体制を確保してまいります。
○大久保哲志教育長 日髙信一議員の御質問にお答えいたします。
まず、コロナ禍での学校運営についてですが、令和3年度においては、基本的な感染対策を徹底した上で教育活動を行うこととし、その実施の可否を検討する際には、できない理由を考えるのでなく、どのようにすれば実施できるかを考えることとしました。その結果、各学校では、地域の実情等に応じて実施方法を工夫しながら、学校行事をはじめ、ほとんどの教育活動を実施することができました。
また、市内全ての小・中・高等学校に、1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備したことによって、自宅待機等が生じた場合にも、オンライン授業など学びを止めない取組を積極的に行い、教育課程を予定どおり実施することができました。
さらに、オンラインを活用した学習活動を実施する機会が増えたことで、児童・生徒の情報活用能力の育成にも寄与することができたという副次的な効果も見られています。
次に、令和4年度の学校運営の状況についてですが、年度当初のクラスター発生により、一部で混乱も見られましたが、全体としては落ち着いた状況の中で学校生活を送ることができています。
今後は、引き続き、感染拡大防止の対策を充実させていくとともに、夏場に向けて、体育の授業や部活動、登下校時などはマスクを外すといった熱中症対策も講じていくこととします。
次に、新型コロナウイルス感染症の学校種別ごとの感染状況についてですが、本年4月1日から6月14日までの市立学校の陽性者は、小学生83人、中学生28人、高校生4人の計115人です。
次に、学校給食費の値上げの状況についてお答えします。
現在、市内小・中・義務教育学校20校、幼稚園7園の給食を実施しており、その実施方法は、給食センター方式と単独調理場方式、また複数の学校分をまとめて調理するブロック調理場方式の3つの方式で実施しています。
内訳としましては、給食センター方式が9校と5幼稚園、単独調理場方式が5校、ブロック調理場方式が6校と2幼稚園となっています。
このうち、令和4年度に給食費の値上げを実施したのは、単独調理場方式の小学校1校です。
次に、公立幼稚園の再編計画についてですが、令和2年3月に策定された「出水市学校施設等長寿命化計画」における幼稚園整備方針に基づき、令和2年度から幼稚園の在り方について検討しています。
令和2年度は幼稚園長、幼稚園教諭、学校教育課等で、公立幼稚園の現状と課題、幼稚園教育のニーズ等の共有や在り方の方向性を決定していく上で必要となる情報の収集を行い、今後の幼稚園の在り方を検討してきました。
令和3年度は、令和2年度に検討したことを踏まえて、企画政策課、財政課等の意見も参考にしながら、方針の決定に向けたスケジュール等について具体的に検討を進めてきました。
今年度は、現在、公立幼稚園を利用している保護者や出水市内のゼロ歳から6歳までの乳幼児を持つ世帯を対象にしたアンケートを実施し、今後の幼稚園運営の在り方について具体的な方針を示せるよう検討を進めているところです。
○冨田忍政策経営部長 本市の感染者数等について、私のほうから申し上げます。直近一週間で発生状況についてお答えをいたします。
6月20日に4人、21日が17人、22日13人、23日が14人、24日が5人、25日が9人、26日に10人となっております。6月では、1日から昨日までの間で159人となっております。
4月以降に確認された本市におけるクラスターは、合計8件でございます。内訳を申しますと、学校が5件、飲食店、事業所、高齢者施設、各1件となっております。
○柿木彰保健福祉部長 接種状況について、お答えをいたします。
まず、12歳以上が対象となります3回目の接種がお済みの方は、6月24日現在で3万6,023人、対象人口接種率は75.8%でございます。出水市の全人口に対する接種率では67.9%であり、全国より6.6%、県より5.5%高い状況にあります。
次に、5歳から11歳までの接種状況についてですが、1回以上接種した方は1,189人、34.0%で全国より15.8%、県より14.9%高い状況となっております。うち、2回目まで接種した方は1,116人、31.9%で全国より15.6%、県より15.2%と高い状況となっております。
○議長(田上真由美議員) 日髙信一議員より書画カメラの使用について申入れがありましたので、許可しております。
○10番(日髙信一議員) 回答、どうもありがとうございました。
感染者発生状況については、全国、九州で見ますと減少傾向にありましたけれども、このところまた以前に戻りつつあるように思います。
先ほど市長のほうからありましたけれども、鹿児島県内においても、出水についてはちょっと増えているような感じもあるんですが、近似値の一週間を見てみましても、相当この頃増えているようにあります、出水市がですね。それについて、出水の現状を見て、市長の見解はどうなのかちょっとお伺いしたいんですけれども。
○椎木伸一市長 1月からのこれまでの状況について、半年分ぐらい見てみますと、山が2つあるような感じであります。2月上旬に23人という方が出た1つの山と、あと、3月上旬には沈静化しまして、それからまた山ができておりまして、25人というのが今までの最高でありますけれども、これが4月下旬にまいりました。それ以降は、5月中旬あたりまで横にずっと並行的にいっていたんですけど、最近は5月21日あたりから大分下がりましたけれども、おっしゃるように6月10日過ぎ頃からまたクラスターの関係もあったりして増えております。
御存じのとおり、子供たちがですね、若年代の方が感染する率が高くなっておりまして、これはワクチン接種率との因果関係だと思いますけれども、そういった中でそういった方々の接種も急いでやっているわけですが、感染して家庭に入りますと、親御さん等が一緒に暮らしているわけですので、家庭内でも感染が広がってしまうということで、学校でクラスター等が発生しますとその御家族にまた発生するという悪循環なわけでございまして、今その状況でございます。
出水が増えているように見えておりますけれども、いずれもどこの市町村もそういった状況でありまして、先ほど私が申しましたように、県内人口では、実人口では6位ですけれども、10万人当たりに換算する感染者数で比較しますと、出水市は19市中14位ということで、市の中では低いほうにはなってはおります。
ですから、やはり毎日放送等でもお願いをそれぞれしておりますけれども、それぞれできる感染対策を徹底していただくということが、今一番重要なことだというふうに思っておりますが、今の感染のリスクといいますのは、重症化リスクが非常に低いということは言えると思います。ただ、感染力は強いということでありますので、そういったことで感染する人が非常に多く、症状的には軽い方が多いというような状況でありますけれども、国のほうではまだ2類のままでございますので、しばらくはそれぞれの感染対策をしっかりしていただきたいという思いであります。
○10番(日髙信一議員) 今、市長のほうからありました、私も市の情報をネットで見てみますと、やはりこの頃、年齢的に上の方よりも真ん中から下の方が多いということを見ていくと、やはり、今市長がおっしゃったように、家庭の感染とかそういうのがあるのかなというふうに思うところです。ありがとうございました。
次に、本市ではこれまでに、ワクチン接種者での感染者はあったのでしょうか。分かっていたら教えてください。
○冨田忍政策経営部長 もう御案内のとおり、感染者については個別の情報を持っておりませんので、そこについては把握はできておりません。全体の傾向としては、先ほど市長が申し上げた関係性にはあるかと思います。
○10番(日髙信一議員) 感染者発生状況の市の放送等で、マスクの着用が不十分との説明がよくなされます。感染は今後も続きますけれども、時折、マスク未着用の方も見かけたりするんですが、感染リスクを防ぐ基本でありますマスクの着用、それから手洗いの励行、換気で自己の感染予防に努めていきたいというふうに思います。
そしてまた、マスク着用の在り方については、国でも検討がなされておりまして、一部未着用を認める対応が発表されているところです。
議長に書画カメラの使用をいただいておりますので、書画カメラを御覧ください。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、出水市の4月以降、昨日までに出ました事業所、飲食店、高齢者施設、学校等での8件のクラスターのナンバーと6月10日現在のかかった感染者数です。クラスターの発生予防の対策は、どのような取組がなされているのかお聞きします。
○冨田忍政策経営部長 クラスターの発生防止に関してということでございますが、どこでクラスターが発生するかどうかというのは、事前に予測は非常に難しいものですけれども、感染自体を防ぐために、三密の回避でありますとか、手指の消毒、そういったものを粘り強く市民の皆様方に、放送等を通じてお知らせをする、お願いをする、そういう市民の皆様の協力があってのことでございます。
それと、クラスターに関しては、それぞれの施設の方、集団の方々で早期の情報共有、そういったものが最も肝要かと思います。行政としては、個別の情報を持ち得ませんので、どこでどなたが感染をしたというのを明確に把握をして、そこにどうこうということがなかなかできないことになっておりますので、市としては粘り強く感染対策予防拡大防止策の訴えをしていくしかないと思っております。
○10番(日髙信一議員) 今、冨田部長のほうからありました。全体的には理解はできるんですけれども、やはり事業所とか施設ですね、ここらにはちゃんと連絡といいますか、こういうふうにしてくださいよというようなお願いはしてあるということですよね。
○冨田忍政策経営部長 それぞれの施設、そういうところから御相談があって、これこれこういうことだがどういうことに注意したらいいか、どういう対策を取ればいいかというのは、相談は受けます。相談を受けた際には、それぞれの所管課のほうで対応策を享受したり、情報を共有をして、それ以上の拡大が広がらないように、クラスターが広がらないように対応をしていただいております。そのことについて、行政は協力をしながらですね、大分前の話になりますけど、救急であってマスクが足りない、消毒液が足りない、そういう場合には現物を提供をしたりとかして、御支援してきたところでございます。
それともう1件、そのクラスターの関係で、職員の関係がございますので、職員の場合はこちらでどこの職員がかかったとかいうのは分かりますので、そういった場合は、クラスター発生に備えて職員の行動指針等もございますので、そういう休暇を取らせたり、自宅待機にしたり、リモートの業務に就かせたりというような対応をして、拡大防止に努めているところです。
○10番(日髙信一議員) それでは、書画カメラの資料2をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これ、ちょっと見にくいと思うんですけれども、出水市の先ほど回答いただいたワクチンの接種状況です。上の行が12歳から65歳以上までの年代別のワクチン接種状況です。先ほど回答いただきましたように、1回目、2回目の接種には、似たような数値での、80%から90%ですね、これが出ているんですけれども、3回目のですね、やはり12歳から59歳まで、この欄が少し3割減ぐらいなんですよ。だから、今3回目を実施しているから3割減ぐらいでいっているのかなと。これがまた、6か月以上の数字が入ってくると、やはり8割から9割ぐらいの実施状況になるのかなというふうに思っています。
下の行が5歳から11歳までです。5歳から11歳までのワクチン接種については、やはり国の取組が遅れました関係で、1回目、2回目ともに32.7%、そして30.9%というふうに、対象人口の3割を少し上がっている経過が見られます。これも5歳から11歳以下についての、保護者へのワクチン接種の周知、お願いといいますか、これはどのようになっているのかお尋ねをしたいんですけど。
○柿木彰保健福祉部長 小児ワクチンの接種の呼びかけでございますが、広報等、ホームページ等も通じてやっておりますが、一番効果のあるのは、やはり市のLINEを登録されている方で、ワクチン接種についての周知をしますと、その後の予約率がすぐ上昇するという傾向がございます。
特に、日髙議員からの御指摘がありましたとおり、今後については、子育て世代、小児ワクチンを含めた子育て世帯への3回目接種の強化も併せてやっていこうかと考えておりますので、特に、夏休みを据えたワクチン接種を強力に進めていきたいと考えております。
○10番(日髙信一議員) 何で日曜日も。土曜日の関係は分かったんですが、日曜日もしていただけないのかなとは、過去1回あったみたいなんですけれども。やはり通常は、働いている保護者が多いと思います。そして幼稚園、保育園、小学校においては、予約時間をしたところで病院に親がワクチンをしに連れていかなければなりません。そのために母親が休みであればいいんですけど、休みを取って、学校に迎えに行って、それから時間によっては、また学校まで送らないといけないと。それで予約を2回目をかけていると、学校の行事で中止をしなければいけない。それから後に予約を取り直そうとすると、なかなか予約が取れないときもあるということで、日曜日の接種はできないかと、お願いできないかということだったんですが、夏休み等も集団でされるということですので、その様子をまた見てみたいと思います。
それでは、教育長のほうにお尋ねいたします。
2-(1)で、昨年度の状況を聞いたんですけれども、やはり、かなりの学校の計画に沿って2年目は学校運営がされたんだなというふうに思っております。
それと、その中で1年目の経験を生かして、昨年度2年目になるわけなんですけれども、ここでは変わった授業とかですね、さっきオンラインが出てきましたけれども、これも私もちょっと見たんですが、オンラインの状況も見ました。それに併せて勉強のほうはそれでいいんですが、運動とか、そういう体育、運動会も去年はまた縮小でしたけれども、そういう体育、それから音楽ですね、理科専科とか、いろいろありますけれども、そういう個別な授業というのはどんなだったのかを教えてください。
○大久保哲志教育長 今ありましたように、通常の授業はオンライン等を使うということでありますけれども、今おっしゃったように、行事でありましたり、それから理科の授業で実験、そして家庭科で調理、そういったものがありますので、そういったものをじゃあどうやっていくかというので、それは先ほども申しましたように各学校の実情に合わせて、例えば、人数が少ない学校でありませば、調理実習も距離をかなりおいてできたりするわけですけれども、大きな学校ではそれはなかなか難しいので、人数を減らして、時期をずらして実施するとか、そういう形で、さっき言ったように中止にはしないで、どうしたら実施ができるかということを各学校が、その学校の置かれた実情に応じて進めていくというのを基本にしました。ですので、例えば合唱にしても、歌えば飛沫が散るから中止というのではなくて、じゃあ距離をおいて、そして同じ方向を向いて歌う限りは感染のリスクは少ないという情報があれば、そのような形で実施するとか、そうやって一つ一つの行事や教育活動をどうやれば感染リスクが低くなるかということに基づいてやってきたというようなことでございます。
○10番(日髙信一議員) 実はですね、私は東出水校区なんですけれども、今月の始めですか、先月の末でしたかね、ちょうど学校から一斉にオンライン授業があるということで、1時間目は学校であって、2時間目に下校して、3時間目にオンライン授業ということでした。全てだということで、私も孫がいるもんですから、ちょっと見に行きました。そうすると、やはり部屋を分けて授業をしていたんですけれども、それぞれに、3年生と6年生なものですから違うところだったんですけど、話を聞いて、見てみると、こういうふうにやりよるのかなというのを見ながら、こういうやり方、オンラインの会議なんかでも一緒なんですけれども、そう言いながら、先生によっては、やはり子供の相手をしながら、こういう授業をされているんだなということがよく分かった次第です。
そこで、当日は集団下校でみんな帰ったということでしたけれども、今のオンラインの設備の中で、各家庭とも全てオンラインが整っているんですかね。
○大久保哲志教育長 今ありましたように、この前、学校であった一斉のオンラインの授業でございますけれども、これは感染が実際に起こって、クラスターが発生して出て来れないという状況が生まれた場合にどうするかということで、試行的に一斉にオンラインを使っても、通信がきちんといくかどうかということもありましたので、そうやってやった学校。これは昨年も別の学校で同じような形でやって、どの学年でもできるかというようなことをやったということで、そういったのも今取り組んでいるわけでございますが、このオンラインの家でのネットの通信の状況でございますけれども、ネット環境としましては、ネット環境が整っているところ、整っていないところあるわけですが、6月に調査した時点では、インターネットの通信環境としては、95.8%がネット環境があるというような調査結果が出ております。
ネット環境が整っていないところには、Wi-Fiを貸し出すという方法もありますし、今現実的にやっている方法としては、家庭にない場合は、その子供たちについては基本的に学校に来て、教室の中が全て通信環境が整っていますので、席を離して座って、授業を受けられるとそういったことでも取り組んでいます。
○10番(日髙信一議員) 分かりました。昨年から今年にかけての授業については、理解できたところです。
今年度の学校の運営の中で、やはり昨年に引き続き同じような状況でされると思うんですけれども、運動会、修学旅行ですね。楽しみな修学旅行なんですけど、ここら辺についてはどのような計画でされるのか、ちょっとお聞かせください。
○大久保哲志教育長 今年度と昨年度の違いでございますが、基本的には感染対策を行った上で、とにかくどのようにしたらできるかを考えるわけですけれども、具体的なところで申しますと、既に中学校の修学旅行などが終わっていますけども、例えば、昨年度、県内の場所を回る修学旅行であったものが、今年は以前に戻して県外で実施するとかそういった形でありましたので、運動会はこれからでございますけれども、昨年とはまた違った形で実施できるのではないかと思っております。
○10番(日髙信一議員) 分かりました、ありがとうございます。
それでは、先ほどクラスターの件が出たんですが、クラスター発生状況の1の書画カメラをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これが4月以降、出水市では8件のクラスターが発生しております。そして、4月以降に学校でのクラスターが5件発生になっております。4月に2件、5月に1件、6月に2件です。4月のクラスター発生後に、市教委としてどのような指導をされたのかお伺いします。
○大久保哲志教育長 今、学校におけるクラスターの発生状況のお話が先ほど5件とありましたが、市立の小・中学校でその内訳を見てみますと、市立の学校は、そのうち4件が市立だったわけですけれども、その前半3件続けて起こったのが、4月の下旬に3件発生しまして、1件が先日6月の末に起こったわけでございます。この4月の下旬に小学校でクラスターが発生した際に、まず、保健所のほうからその状況を調査した際に、クラス内での感染対策というのは十分にできているけれども、子供たちというのは密になりやすいこと。そしてウイルスが、オミクロン株ですか、BA.2ということで非常に感染力が高くなっていると。このことを踏まえて対応を考えてくださいというような専門家の指導がありましたので、これを踏まえて、全ての学校に対して、まず基本的には感染者を学校に入れない、つまり、体調不良、熱発等があった場合には、基本的には登校を控える、まず1点。それから、手洗いや換気、マスクの着用、それから三つの密、これを徹底的に回避するということ。そして、3点目に給食とか、それから体育など、マスクをどうしても外さないといけない場面がありますので、この際に細心の注意を払うということで、黙食とか、あるいは体育の時間の会話をする活動を少し控えるとか、こういったのをまず最初に4月18日に通知を出しました。
そして、引き続いてその3日後には、先ほどもちょっと出ましたけれども、ワクチン接種が非常に進んでないということもありましたので、出水市では、5歳から11歳までにはその時点で接種券が全てに配付してあるということを教職員にも知らせる必要があるということで、その3日後にはワクチン接種が可能であるということを伝えて、教職員にしても、児童についても、そしてこれはワクチンを接種するかどうかは御家庭の判断もありますけども、接種できる状況にあるということをまず知らせるということをしました。
さらに、4月下旬から5月初めについて、中学校で1件、部活動のクラスターが発生しましたので、部活動における感染対策を再度通知で連絡をしました。その際には、部活動の実施をする際には、始める前に健康観察をしっかりして、体調が十分でない場合は休みを取らせること。それから、練習中はマスクを外すわけですけれども、それでも例えば監督の指示を聞く場面とか、更衣室ではマスクを着用しようと、そういうきめ細かな指導をするような形と、それから最後に、大会等に行く場合に車で移動するわけですけども、その際の車内の密、換気、こういったことを注意するようにといった通知をクラスターの発生に伴って通知を行ったという状況であります。
○10番(日髙信一議員) それでは、21日に最後のクラスター、現在の205が出ているんですよね。これで当初は13名でしたけれども、現在、昨日もまたその関連が1人出ているみたいですが、現在、クラスター205で感染した方は何名なんですか。
○大久保哲志教育長 今、6月21日にクラスターが認定されたわけですけれども、この時点では、児童が11名と教職員1名ということで、その後も発生しているわけですけども、このクラスのほうは、認定された日から5日間、学級を閉じておりますので、そのクラスにおいては基本的に感染が広がっているということはございませんので。その関係というか、それを起因にした感染者が何人かということは、詳細はちょっと把握しておりません。
○冨田忍政策経営部長 お尋ねのクラスター205に関係する直近の、昨日現在で把握できている数字で申し上げますと、28人になっております。
○10番(日髙信一議員) 28名ということですね。
今回もマスクの不備が原因と言われておるみたいなんですけれども、学校でのマスク着用、給食での黙食、それから、これが児童・生徒にはマスクでの学校生活が2年半ぐらいになるわけなんですけれども、ストレスも相当溜まっているんじゃないかというふうに思います。学校においては、プールの授業も始まっております。これから暑い中で運動会の練習とか部活動、それから夏休みに入っていくわけなんですけれども、熱中症が心配です。
私の自治会では、SOSの会というのがありますが、この会員が月曜日から金曜日の小学1年生の下校時間に、交代で毎日通学路での見守り補導をしているわけなんですけども、マスクの着用、未着用の児童、今おっしゃると、登下校時はしなくてもいいのかなと思ったりするんですが、そうしながら、おしゃべりしながら携帯ボトルの水を飲んだりして、わいわい言って帰るんですけれども、先ほど言いましたように、登下校時のマスクの指導というのはどのようになっているのか、ちょっと教えてください。
○大久保哲志教育長 今年、これからの指導について、先ほどの答弁の中でも、今後は感染症対策だけではなくて、熱中症対策も必要であるということを申し上げましたが、具体的に申し上げますと、今年5月26日に学校生活におけるマスク着用の基本的な考え方ということを、まず国の指導を含めまして学校に通知をいたしました。その際には、十分な身体的距離が確保できる場合は、マスクの着用は必要ないこと。それから、気温、湿度や暑さ指数、これWBGTっていうんですかね、この指数が高くて、熱中症などの発生するおそれがある場合はマスクを外させる。ただし、一律に強制はしないことというようなことで指導をして、通知を出しました。
このときは、マスク着用が必要ないというレベルの、どちらかというと通知だったんですけども、今度は6月13日に、全国的に熱中症で搬送される児童・生徒が急激に増えたこともございまして、6月13日には、今度はマスク着用する必要がないではなくて、外させることを指導するような通知ということで、基本的には感染対策の基本は変わらないけれども、しかし、次のような場合には外させるような指導をしてくださいという通知を出したんです。
この中身は、先ほど議員もおっしゃられたように、登下校時を含めて、部活動、体育の時間、プールは当然外さざるをえないわけなんですけども体育の時間、こういった熱中症のリスクが高い場面では、マスクを外すように指導すると。ただし、これも強要はできませんので、そこは十分配慮をしながらであっても、それでも熱中症対策を講じた上で外すような指導をするということにしました。ただし、やはりその際は、例えば換気は十分に行うとか、あるいは今おっしゃったみたいに、登下校時は会話を控えるとか、そういったことも併せて指導はしてあるんですが、なかなか子供たちにも、おしゃべりをしたいというのもあって、なかなか徹底できていない部分もあるかと思います。
○10番(日髙信一議員) 今の6月13日の発出のことでおっしゃいましたけれども、これは文科省が6月10日に出した中身を出されたということですね。
○大久保哲志教育長 おっしゃるとおりで、6月10日付けに事務連絡が文科省から来ております。ただ、このまま出すとなかなか外すのか、着用させるのか分かりにくかったので、出水市の実情に合わせた形で通知を1枚に集約して、そしてまた文科省の通知も併せて、添付して通知したというような状況であります。
○10番(日髙信一議員) やはり、マスクの不要の到来を早く迎えられるように願うばかりでございます。
それでは、感染者数、小学校・中学校・高校で150だったですかね、それなりの数が出ているんだなというふうに感じたところでございます。
それでは、大きい3番目の学校給食費についてです。
今回の原油高、それから円安を伴う物価上昇による学校給食費の値上げの問題が全国的にクローズアップされているわけなんですけども、お聞きしますと、鹿児島県下で7校、そして出水でも1校、小学校が入っているということでございます。他校では、値上げをされなくて栄養士の先生や関係者の皆さんが、値上げを防ぐいろんな工夫をされているという話も聞きます。
今回、子育て世帯の家計負担を軽減する学校給食費助成ということで、9月からの実施予定で、補正予算が提案されております。当局の迅速な対応に非常に感謝しているところでございます。
しかし、物価高、円安、その他、条件次第で給食費の今後はまだまだ先行きが不透明だというふうに考えます。
そこで、この学校給食費の助成のほかに、今回の条件等での急激な給食費の高騰の場合、給食費の値上がり分を市で補助できるよう、検討する考えはないか市長にお尋ねします。
○椎木伸一市長 給食費の保護者負担軽減につきましては、今回の補正予算で肉付け予算でお願いをしてございます。これは、コロナ禍の中で非常に保護者の皆様も大変な生活をされていらっしゃるというようなことに配慮いたしました。
今回のいろんな物価高騰に伴う給食費の経費等が上がって、それに対して、市内で1校だけ今のところ値上げをされておりますけれども、今後もそれは継続的に実態を調査しながら、しかるべき時期に、できるだけ速やかに対応していきたいというふうに考えております。
○10番(日髙信一議員) 最終的には、児童・生徒の楽しい給食です。大人も昼食は楽しいものなんですけれども、学校生活の一部でございます。私は限られた予算の中で、児童・生徒のために栄養バランス等を考慮して、給食をつくってくださる給食の関係者の方々に感謝をしております。ぜひ、臨時的な給食費補助を検討いただくようよろしくお願いいたします。
それでは、次に大きい4番目の公立幼稚園についてです。
この件については、令和3年第4回定例会において質問しました、幼稚園再編計画についてです。何回か会合も重ねていらっしゃるようです。そして、その中に企画政策課、それから財政課等とも話をされているみたいなんですけれども、会合の正式名称は分かりませんけど、運営メンバーの構成はどのようになっているんでしょうか、お聞きします。
○大久保哲志教育長 先ほど企画政策課と、それから財政課等というふうに答えましたが、そのほかにもこども課でありましたり、教育総務課、そういったところの部署からの参加をお願いしています。
○10番(日髙信一議員) PTAとかそういうのは入ってないんですね。
○大久保哲志教育長 今の在り方検討会議の中には、出席者は今申したとおりで、関係課のほうからの出席でありますが、現在、公立の幼稚園に通っている保護者の皆様からは、アンケートをもって、それで意見を述べるような形を取らせていただきます。
○10番(日髙信一議員) 私はそれで悪いというわけじゃないんですけども、前回の質問のときに、ちゃんと押えておけばよかったなと今後悔しているところなんですけども、在園児の保護者もアンケートに参加できるということでしたが、やはり生の声を聞くために、幾らかメンバーの中に入れてもらえばよかったんじゃないかなというふうに考えております。
それで、この結論については、いつ頃までに方向性を示されるのかお尋ねします。
○大久保哲志教育長 まず、最初におっしゃった在園の生の声を聞くという機会ですけども、これについては、まだ検討会議がありますので、そういった中でオブザーバーとして呼ぶかどうかも含めて検討させていただきたいというふうに思います。
ただ、いろんな立場の方がいらっしゃいまして、そういう意味では全員にアンケートを取って、皆さんから声を聞かないと、一部の方の声だけではなかなか難しいと。また、幼稚園も都市部といいますか、町なかにある幼稚園と、そしてまた中心部からかなり離れて、交通の便が悪いところにいらっしゃる保護者の方がいらっしゃったりして、なかなか同じようなニーズではないということもありまして、アンケートという形で取らせていただいたということまずお伝えしておきます。
それから、もう1点、いつまでということは、今の時点では、前回ここの市議会の場で答えさせていただいたように、4年度末までにというような形でありますが、議員のほうから御指摘がありましたように、保護者の皆様方が発表を聞いて、慌てて何かしら対応を迫られるような、そういった形にはならないように進めていきたいというふうに考えております。
○10番(日髙信一議員) 今、最後のほうでお答えいただきましたけれども、なるべく早くして、というのが、来年入園を予定されている方もあると思います。だから、そういうことでお願いしたいなというふうに思います。
それと、結果の内容の市民への周知はどのようにされるお考えですか。
○大久保哲志教育長 まだ具体的に、今どういう在り方でいくかということについて最終的にまとまった場合は、それをどのような形で市全体、市民の皆様方にお伝えするかというのも、残りの検討会議の中で検討することになっておりますので、今の時点では、まだ具体的にこんな方法を使ってということはありませんけど、少なくともどの方でも見られるように、例えば、ホームページ等も使いまして、全員が、どの方が、見たいという方が見られるような形は取りたいというふうに考えています。
○10番(日髙信一議員) 各幼稚園のホームページには、以前も申しましたけれども、教育目標、そして年間の努力目標、具体策を定めて、特徴ある各幼稚園ごとの教育が実践されていることだというふうに思っております。
前回の質問のときの申しましたけれども、幼稚園を希望する保護者にとっては、早めの情報提供が必要だというふうに思っております。私はこれまでに教育関係、子育て等の質問を主として行ってまいりましたけれども、自分の子供が小・中・高時代には、PTA、それから青少年育成など長年にわたって関わってきましたけれども、私たちの未来を託す出水の宝子を育てるために、ぜひ今後も努力をしていきたいというふうに思います。
そして、長寿命化計画の検討が早急に終了し、幼稚園整備の方向性が示されることを希望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。
○議長(田上真由美議員) ここで、暫時休憩いたします。再開を午前11時15分とします。
午前10時59分 休 憩
午前11時15分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行いたします。質問順に従い、吉元勇議員の質問を許します。
○12番(吉元勇議員) 本日、2人目の質問者、吉元です。よろしくお願いします。
先日、出水総合医療センターに一週間、それからその後、鹿児島大学病院に紹介状を持って一週間、検査入院をしました。改めて感じたことは、出水総合医療センターと鹿児島大学病院医療センターとの密な連携だと、そういうことを感じました。どちらも大変心強い病院であり、受診する私もはじめ、多くの患者が安心して受診できる、あるいは場合によっては手術、そういったことも感じる病院だということを改めて感じたところです。
鹿児島大学病院は、県内唯一の特定機能病院として、特に難治疾患者の最後のとりでとして対応されております。そんなことを考えますと、もう少し鹿大の病院に寄附があってもいいんじゃないかと思ったところであります。
鹿大の総合案内所のフロアには、寄附者の紹介する銘板が貼ってあって、そこには出水郡医師会病院の寄附、あるいは出水総合医療センターの寄附と名前もありました。いろいろと考えたときに、最後は出水市民も、あるいは阿久根市民、長島町民もこの鹿児島大学病院を頼る場面があると思います。それを考えますと、例えば、出水市、阿久根市、長島町、ここの共同での寄附があってもいいんじゃないかと思いました。
検査入院とはいえ、大病になるかもしれないといったことを考えますと、本当にこの医療センター、あるいは大学病院を最後は頼るのが我々人間だなと思ったところであります。この寄附のこと、2市1町で寄附するということも、ある意味、2市1町の市・町民にも福祉になるのではないかと考えたところであります。そんなことを考えながら、今日は道路行政を中心に質問いたします。
まず、1つ目、南九州西回り自動車道の整備について伺います。
自動車道の整備について、特に米之津川に架かる橋の整備は、皆さんよく御存じのとおり広瀬川漁業協同組合と国が補償のことで長く協議をしております。その結果、橋の工事が大幅に遅れております。
このことについて、先日の県議会での一般質問で取り上げられ、取り上げたのは出水選出の伊藤議員でありますが、県行政、土木部の答弁では、漁協と国との和解が成立し、今後、漁協と協議しながら工事が進められるとの答弁でありました。
和解はしたけど、協議をしながら工事を進める。私はこれは一体なんだという疑問をまず持ちました。また、和解したということは、漁協に対して国は補償金を幾ら支払うのか、あるいは道路の整備が順調に進む中、橋の完成が間に合わず、その結果、米ノ津橋周辺の渋滞、米ノ津東地区の生活道路の渋滞が考えられ、このことをどのように考え、この渋滞の責任は誰が取るのかなど、素直にこの和解は喜べずいろいろと考えることでした。
まず、この和解について、市長はどのように思われるか答弁をお願いします。
次に、国道、県道の権限移譲と一部コンクリート化についてであります。
国道及び県道に整備してある植栽帯は、例年、草丈の高い状態や植栽帯の低木の樹木の剪定が進まず伸び放題。その結果、景観を損なったり、ごみ捨て場になったり、交通安全の観点からも見通しが悪い状態であり、交通事故発生の要因にもなります。県行政の道路管理に問題があるわけではありますが、その件も管理には苦心しているとここ数年見ております。
そこで、市内の国道、県道の一部というか、そのほとんどについて、市の管理とする権限移譲を進めるべき状況と考えます。このことについては、出水市道路行政は県と協議を進めているようですが、どのような状況ですか。答弁を求めます。
権限移譲を進める目的は、道路植栽帯の景観づくり等ですが、その植栽帯について、一部の道路では樹木を取り除いてのコンクリート化を行っております。今後も場所によってはコンクリート化を進め、管理のしやすさからこのコンクリート化を進めるべきと考えますが、考えをお答えください。
3つ目に、交差点の改良工事について伺います。
改良が必要な交差点の場所は、県道出水高尾野線と市道上知識武本線が交わる西出水交差点。分かりやすく言えば、出水高校を高尾野方面に向かうと、ドラッグストアコスモスがありますが、その交差点であります。この交差点は、交通量に比べ狭い交差点であり、また自転車通学や歩行者も多いことから、交差点を広くし、歩道を整備する改良工事が必要であります。このことについて、市長はどうお考えか、答弁をお願いします。
4つ目の質問、公共工事における内水面漁協が、これは内水面漁協、あるいは漁業協同組合、出水には2つ漁協がありますが、この漁協が、金銭を受け取っていることについて伺います。
このことについては、公共工事においてはこれまで問題があり、やめさせるべきとして問題提起し、市長も問題があるという認識であります。公共工事に絡んで、漁協が受注業者に対して工事協力金を求める状況の一つに、工事に関して、その同意書を漁協に取る場合、受注業者が対応しているため、その結果、工事協力金を求める状況がつくられています。
そこで、この工事同意書は、発注者である市行政が取るべきとこれまで申してきました。どのような状況ですか。
また、一部の漁協では、公共工事に絡んで工事協力金以外に、協議費や工事立会費を求め支払われています。協議についても漁協が求めたら、発注者が出向けばよく、また立会費についても、現在漁協が立ち会っていることを発注者である市行政が立ち会えば立会費は発生しません。このことをどう考えるか、答弁をお願いします。難しいことではないと思います。
最後の質問ですが、総合体育館の空調整備計画について伺います。
本年度は、この工事のための設備設計を行うとしておりますが、整備について全般的なことを伺います。
1、空調を利用する頻度を年間でどれぐらいとしていますか。2、利用料金はどれぐらいと考えていますか。3、利用に関して市民や体育館を利用する体協や団体等にアンケートを取るべきと思いますが、どうしますか。4、鹿児島県内各市の総合体育館の空調整備状況を把握していますか。5、整備費用はアリーナ及び2階席をそれぞれどれくらいと考えますか。
以上の答弁を求め、壇上からの質問を終わります。
○椎木伸一市長 吉元勇議員の御質問にお答えいたします。
まず、南九州西回り自動車道の整備についてでありますが、長年懸案となっていました米之津川架橋に係る国と広瀬川漁業協同組合との協議は、本年4月に和解が成立したとお聞きしています。
また、先日の県議会の一般質問の中で、現在米之津川橋の詳細設計を行っており、今後は必要に応じて環境調査を行うなど、国と漁協で協議をしながら工事を進めていく旨の答弁がなされたことも承知しております。
今回の和解に至るまで長い期間を要したことから、市民の皆様や企業の方々には御心配をおかけいたしましたが、ようやく工事着工の見通しが立ったことについて、大変ありがたく安堵しているところでございます。
ここに至るまでの国や県の担当部署の方々の長年にわたる御尽力に対し、深く感謝申し上げます。
また、今回の和解は、これまで私どもと市議会、当時の出水睦雄議長、そして杉本尚喜議長とともに、これまで2回にわたり、漁協に対し本自動車道整備への協力要請を行ってきましたことも非常に大きいと考えていますので、要請に賛同していただいた南九州西回り自動車道建設促進期成会の加盟13自治体の全首長、議長及び市内関係12団体の皆様にも心から感謝いたします。なお、要請に賛同いただいた自治体及び各団体の皆様方には、適宜状況報告をしているところであります。
今後の工事については、漁協と協議しながら進められるとのことでしたので、漁協の皆様方には引き続き御協力いただくとともに、本市としましても本自動車道の早期全線開通に向け、国に対し全力で協力していく所存であります。
次に、国道、県道の権限移譲と植栽帯の一部コンクリート化についてお答えします。
国道、県道の植栽帯の雑草繁茂については、出水地区社会基盤整備推進協議会等の各種協議会を通じ、毎年機会があるごとに適正な管理の要望を行っていますが、地元住民等から苦情が絶えない状況であります。これらの改善を図るには、県から権限移譲を受け、国道・県道・市道を一元的に管理する必要があると考えております。
また、本市で取り組んでいます「花いっぱいプロジェクト」により、市民の皆様と協働で、出水市を「花いっぱいのまち」にすることで、魅力的な景観づくりが図られ、管理に要する経費も削減されるものと考えております。
現在、権限移譲の対象となる路線の範囲や交付金額等の協議を行っており、最終的な受入れの回答を9月下旬にする予定としております。
また、道路植栽帯の一部コンクリート化については、現在、県道荘上鯖淵線の吉井中央病院から高尾野側の区間において、見通しが悪い交差点部分においてコンクリート化を行い、視距の確保がなされており、今後も権限移譲と併せて、視距の悪い箇所等を優先してコンクリート化ができないか、県と協議してまいります。
今後も引き続き、道路の適正な維持管理を図り、地域環境の向上や共生、協働による活力ある地域づくりに努めてまいります。
次に、市道上知識武本線の交差点改良についてお答えいたします。
市道上知識武本線は、県道荘上鯖淵線の鹿島交差点から県道出水高尾野線を結ぶ路線で、大野原と鹿島の両工業団地の産業軸となっており、大型車等の交通量が多い路線であります。
現在、県道出水高尾野線との交差点部分に未改良の区間があり、交差点に右折車がある場合などには通行しにくい時間帯があるので、交差点改良の必要性があると認識しているところであります。
次に内水面漁協の金銭の受け取りについてでありますが、河川工事に係る工事協力金等については、現在の状況がよいとは考えておりません。
また、工事同意書の必要性については、県内自治体の事例を参考に、関係機関と協議したいと考えております。
次に、総合体育館の空調整備計画についてお答えいたします。
今回の総合体育館(マルマエスポーツセンター出水)の空調設備整備は、近年の、特に夏場の気温上昇を考慮し、スポーツや避難所としての利用時における熱中症対策として行うものです。
また、年間の空調利用頻度についてでありますが、体育館を全面的に利用し、空調の利用が見込まれるようなイベントとして、卓球及びバドミントンの市民体育大会、自治会対抗バレーボール大会、保育園の運動会等があり、本年度の場合で想定すると、約20日程度の利用があるのではないかと考えております。
また、空調が整備されることで、これまで夏場を避けたり、ほかの体育館で行っていたイベントもこの時期に総合体育館で行うことができるようになり、スポーツ合宿にも有利になることから、利用者の増加につながると考えられます。
さらに、災害時には指定緊急避難場所として利用いたします。
次に、利用料金についてでありますが、輻射式の空調設備を採用している他市の事例では、1時間当たり1,500円から3,000円程度の使用料となっております。実施設計を進める中で、ランニングコストも勘案しながら、使用料の額を検討してまいります。
次に、市民へのアンケートを取ることについてでありますが、総合体育館を利用する主な競技団体に確認したところ、空調設備が整備されれば、各種大会で利用したいという意向はあるようであります。
総合体育館を有効に活用してもらうために、特に夏場以外の時期に利用している団体等にアンケートを取り、運用面での改善を図り、夏場の利用促進につなげられればと考えております。
次に、県内各市の総合体育館の空調設備状況については、本市の総合体育館のように各種スポーツができる体育館は県内に80か所あり、このうち空調設備がある体育館は19か所あります。
主に、夏場のバドミントン、バレーボール、バスケットボールなどの大会で利用されているようであります。
次に、整備費用についてでありますが、他市の取組実績による試算では、事業全体で2億2,000万円程度を見込んでおります。
○12番(吉元勇議員) 関連するので、質問順番を1番、その後4番にいきたいと思います。あと2、3、5といきたいのと思いますので、よろしくお願いします。
西回り自動車道の米ノ津橋の整備については、市長としては和解がうまくいって今後進めるということで早期の完成が見込めるということで喜ばしいことだということでありました。
私はこの件について、鹿児島県行政の土木部の管理課土地対策室にあります県収用委員会、それから同じく高速道の対策室、それと八代にありますこの西回り自動車道の整備を直轄する八代河川国道事務所、ここに出向いていろいろと聞いたところであります。
こういった和解とかこういうのは悪い話ではないんですが、何とも素直に喜べないというのは、市長も立場があるでしょうし、市長もしかしたら素直に喜んでいらっしゃるのかもしれないけど、僕は今までの経緯を考え、また今後の交通渋滞を考えると、本当喜ばしくてどうなのかなという気がするんですが、この和解と協議、和解という言葉と協議という言葉が出てきました。これは、場合によっては相反する言葉だと思います。和解はしたけど、今後は協議しながら進めるんだと。これをちょっとどうなのか、本当に順調に進むのかと。和解はしたけど、協議をしながら順調に進むのかなという疑問がありますが、市長はその辺は順調に進むと考えていらっしゃるかどうか。和解して、協議しながら進むんだろうから、順調に進むだろうとそういう認識ですか。やっぱり協議の中でいろいろと、これまでの経緯を見ると出てくるのではないかと思うんですが、ちょっと市長、その辺のこれまでの経緯を見たときに和解と、それから協議をしながら進める、順調に進むと、工事は進むと思われますかね。
○椎木伸一市長 先ほど申しましたように、この結果につきましては、大変ありがたく安堵しております。長年かかった経緯がございますので、そのように感じているところであります。
今後は、国のほうも実施設計、そして川の中の工事にいよいよ入っていくわけでありますけれども、そういった中で、いろいろ環境問題とか汚濁の問題、そういった問題があるときはそれぞれ協議していくというように思っております。
そういった中で、ぜひ内水面漁協、そして国のほうでは順調に事業が進むようにお互いを理解しながら協議していただきたいというふうに期待しております。
○12番(吉元勇議員) ヒアリングでも確認しましたが、この補償ですね、ちょっと行政側で一般的な補償というのはどういったものがあるのか、ちょっと把握している点があれば、こういった補償があるというのを紹介していただけますか。
○高見勇吉都市計画課西回り道・防災道の駅推進室長(課長級) 補償につきましては、河川内に物ができることによって、漁業が行えない場合の補償としまして「消滅補償」がございます。また、工事をすることによって、その部分についても漁業ができないことについて補償をします「制限補償」、それから工事によりまして鮎の遡上などが減った場合に工事に関して影響があった場合については「影響補償」がございます。
○12番(吉元勇議員) こういったことをいろいろ掘り下げていくと、いろんな補償があるんだなと認識するんですが、これだけ補償があると、補償金を幾らか国が払うといったようなことも考えられますし、場合によっては、禁漁区ですので補償金は支払えないということもあるでしょうし、具体的に県の収用委員会の事務局等にも聞きましたけども、個別の交渉事だからなかなかその辺は開示できないということでしたけども、場合によっては今後、県の学事法制課に行って、情報開示請求で県の補償のことはどうかというのを請求できたらとは思ってますけども、行政は漁協に対しては、事業の補助金を出してますけど、この辺、出水市としては、漁協のこの補償、国との和解の関係の補償のことですね。この辺の開示請求によって把握しておきたいといったような考えは特にないですか。
○小原一郎建設部長 補償の開示などを県のほうに対してお聞きするというようなことかと思いますけれども、そこにつきましては、とりあえず一回国のほうにその内容について教えていただけないかということで問い合わせをしたところ、やっぱり当事者間のことであるので、情報提供はできないというようなことでございました。
○12番(吉元勇議員) 漁協も法人であります。これまで我々議会も市長の音頭でありましたけれども、2回にわたって環境調査含め、いろんな要請をしまして、漁協に協力を求めてきたところでありますし、通常であれば喜ばしいことだと思いますので、私もそういった気持ちで、今後は漁協さんに対してもこの工事の進捗状況を見ながらやっていきますけれども、これまでの経緯を見ると、本当に順調に進むのかなと。
和解というのは、ある意味、補償の中で折り合いがついたと、場合によっては国もこういう提示をした、納得いくかどうか。あるいは漁協もこういう提示をした、納得いくかどうか。その納得いった上での和解というのも考えられますが、納得いかなかったけれども、土地収用法に基づいて収容されたといったようなことで、和解になったんだといったようなことを考えますと、どこかには納得いかないままでの和解なんだろうなと私は認識しているところです。だから素直には喜べないと、今後協議をしながら進めるということですけど、先の定例会では、建設部長のほうからこの橋の建設に関しては7年はかかるだろうと、いわゆる橋は年間通じて工事ができるんではなくて、工事ができる期間もあればできない期間もあると、出水期はできないといったようなことを聞きますと、7年もかかると最低でも。それを考えますと、和解したから素直に喜ぶ、しかし、できた頃には今度は芦北出水道路、あるいは出水阿久根道路が出てきたけれども、なかなか橋がつくられない。なぜかと言うと着工が遅れたから。その原因は交渉にあったと。あのとき和解したからいいじゃないかというわけにはいかないと思うんですね。だから、こういった交通渋滞をどうするのか、これは和解したからいいということではなくて、これはずっとやっぱり見ていかなければいけないと、議会も議員も、あるいは行政も、ずっと注視していかなければいけないと思っているところであります。
漁協には、本当にこの建設については、整備については、協力していただきたいというところは同じ立場であります。
関連して、4番目の質問の公共工事における内水面漁協が金銭を受け取っていることについてですね、ちょっと話題が関連するんですけど、市長も御存じだと思いますけど、枕崎で、枕崎といえばカツオが盛んな場所ですけども、静岡県焼津市の焼津漁協で発覚した冷凍カツオ窃盗事件、盗品の一部が指宿市や枕崎市に横流しされた事件ですね。6月20日の南日本新聞の見出しに「競り補塡の悪習が本性」と、悪い習慣がこういったことになったんだというような記事であります。内容は、「補塡では加工業者らへのクレーム対応の一種。」ということで、この再発防止委員会の委員長を務めた弁護士によると、こういう補塡的な慣習が組織的な窃盗を引き起こす要因になった可能性は高いということでありました。
つまり、先ほどの西回り自動車道のこの件も、私も議会で申しましたけれども、結局、補償金ですよね。補償金をどうするのかというのはこの議会でも、当時の組合長が市議の立場で話をされましたけれども、結局お金の絡みでずっとやってきたと。このお金はどこから、僕に言わせると悪い習慣だというふうに思いますが、結局やっぱり工事協力金なんですよ。工事協力金をいわゆる河川の組合が、受注業者からお金を取ってきた、取れるんだと、当たり前に取れるんだと、こういったことが僕に言わせると悪い習慣です。みんながこれは悪い習慣なのに、取るのが当たり前だと、取るほうも取られるほうも思ってきた。ここにやっぱりメスを入れなければ、安心して土木業者は仕事はできませんよ。僕はそれをずっと聞いてきたから、発注業者である行政がやっぱりきちんとせないかんという立場で物を申しているんですけども、先ほどの市長の答弁では、この件については何回か取り上げてますけど、関係協議とこの件の同意書については協議すると、まだ協議中ですか。今からやるんですか。僕はやってしかるべきだし、時間も経っていると思うんですが、どんな協議になってます。
○小原一郎建設部長 協議の内容ですけれども、漁業権のある河川の自治体等に現状をお聞きしているところでございます。
また、今後、河川管理者の県の考え方であったり、それぞれ発注されるところの県であったり、国、また近くには国のほうもいらっしゃいますので、そういう方とどのような取扱いをされているのか、今後そういうことについて協議をしていきたいと考えているような状況でございます。
○12番(吉元勇議員) 県議会議員もこれを聞いてますので、本来、現状は河川の工事というのは県発注が多いですよ、国もありますけど。市の発注はそんなにないけども、僕は市議会議員なのでどうしても県行政に云々というよりは、まず市行政になるわけですけども、これはそんなに難しいことですかね、そんな関係団体で協議せにゃいかんて。結局、同意書を取るのを今受注業者に任せているから、こんなことが起こるんですよ。それを、行政が前だって発注者ですよ、発注者はいろんなことをしますよ。僕なんかも、地元の里道を整備するのに、舗装工事をするのに、説明にも私が受けましたし、発注者がですね、業者から受けましたし、発注者が前に出てやれば何も問題は起こらないんですよ。だから、発注者が同意書が必要なら、これは基本的には裁判の事例もありますけど、同意書を取るというのは、正確に言えば本当は取る必要はありません。でも、流れ上、取ることもあるんでしょうけども、取れなかったら取れなかったでいいんですよ、取る必要ないんだから。
そういったときに、こういったことを受注業者に任せるからこういったことが発生する。だから、発注者がやればいいじゃないですか。同意書を取ればいいじゃないですか。取れなかったら、たんたんと進めればいいじゃないですか、説明責任を果たしたんだから。はっきり言って、これは取るまで同意をやらんとか、そんなことを昔は多分やってましたよ、これ、悪い習慣で。
僕が今、ごちゃごちゃごちゃごちゃ二、三年前から言うようになったから、ちょっといろいろとあるのかもしれんけど、でもそれは多分変わらないでしょう。はっきり線を引かないと。だから、なぜ発注者が同意書を取らないんですか。取れないことはないと思う、取るべきですよ。取ってくださいよ。もう1回、その辺答弁をいただけますか。今日初めて言うんじゃないから、ずっと言ってきたことですから。受注業者を安心して工事をさせてください。どうなってますか。
○小原一郎建設部長 今、実際私たちがやっている手続の中で、県の方なんかと内水面も含めて協議のほうを進めております。その協議に基づいて、手続等をやっております。県のほうも同じようにやっております。そのやっていることにつきまして変えようとするのであれば、当然、協議をしてしなければいけないのではないかと。また、そのためにも県のほうにもちゃんと意見を聞いてするべきだというふうに考えているところです。
○12番(吉元勇議員) 出水市は、市内の土木業者といろんな協定を結んだり、お手伝いをしてもらってますよね。鳥インフルエンザが出たときには来ていただいて、いろんな処置をしてもらう。あるいは道路の洗浄、それから出入りする車のタイヤの洗浄、あるいは石灰、あるいは今から先、災害も発生するでしょうけど、雨水関係の大雨が発生したときに、いろんな業者から手伝いをもらって、本当にボランティア的にやっていらっしゃいますよ。
こういった方々のためにも、普段はそうやっていいときには業者にいろんなお願いをするけど、こういった黒のところには目をつぶるということはやっちゃいけませんよ。こういったことを、なぜじゃあお金を払うかというと、僕に言わせると、お金を払わんとまたいろいろと大変だから、もう払っておけと、そういったのは悪い習慣です。払っておけと、後にいろんなことが出る前に払っておけと、やっぱりここにメスを入れて、受注業者が安心して仕事ができる、これを今やっていると信じます。これは私と行政と和解じゃないですけど、信じますから、やってください。安心して受注業者が仕事できる環境をつくってください。お願いします。この訴えを県議も聞いたはずですから、今度は県のほうにもきちんと伝えてください。県の発注金額のほうが多いわけですから、よろしくお願いします。
参考までに言いますと、八代の河川国道事務所に行ったときにこんな話が出たんですね。「やっぱりこの特記仕様書の中に漁協への説明があるから云々と言ったら、いや、国は特記仕様書には漁協への説明は書いてませんよ」と、「発注、受注業者には。」「じゃあどうしているんですか。」「我々が出向いて説明します」と。おかしいなと思いました。何がおかしいかと言うと、西回りの建設に関しては、県内のいろんな大手の建設業が入っています。聞くと、みんな支払っているんですよ、ほとんどが。みんなは確認できてないから、ほとんどが内水面漁協に対して工事協力金を払っているんですよ。おかしいですよ、接点がないのに。つまり、国の特記仕様書には、漁協への説明をしなさいと書いてないということは、受注業者が内水面に対して出向く場面がない。でもお金を支払っている。僕は今度これにメスを入れます。どういったことが起きているのか。ある意味、河川に近いところの工事は説明をするようになっているからって、もしかして行っているのかもしれない。それによって、実は同意のことだと、これかと、やっぱり払ったほうがいいのかなということで、県内の土木業者も払っているんですよ、この西回りの通常の建設に関しては。何が起こっているのか、これは僕がまた調べますけど、これも悪い習慣の延長になってこういうことが起きている。もう、工事協力金、あるいは協議費、立会費、全部悪い習慣ですよ。取って当たり前、取るのが慣例だと、取れるんだと。
ちょっと工事協力金を話しましたけども、協議費と立会費は、これもちょっと協議を進めていることですか。つまり、立会は発注者がやればいいだけの話です。やればいいじゃないですか。
ちょっと答弁をいただきたい。
○小原一郎建設部長 協議につきましては、工事協力金であったり、協議費であったり、立会費につきまして、今後県のほうとも含めて協議をしていきたいと考えているところです。
○12番(吉元勇議員) しつこくやりたいけど信じますから、これは当分やりませんから、期待しています。お願いします。
それで、2番目の質問、国道、県道の権限移譲と植栽帯の一部コンクリート化ですね。
選挙の頃は4月ですから、僕も選挙をぼちぼちしながら、本当にぼちぼちしながら道路の草刈りをやっていました。びっくりした選挙カーもいましたけども、もう国道447号、あるいは328号、それから出水高尾野、もういろんなところが草だらけ、それから低木は伸び放題。僕も4月に入ってすぐに検査入院して、僕は鹿大に行きましてブランクがあったので、その間、草に負けました。今いろいろとやってますけど、もう追いつきません。
こういった状態の中、県のほうにもいろいろとお願いしましたけども、県は予算がないというような言い方です。予算がなかったら、この人たち仕事を何をやるのかなと僕は疑問に思いましたけど、仕方がないんでしょう、これだけ県内いろいろありますから。
今、権限移譲を進めているといったような話でありましたが、全部一元的にやろうというふうなほうがいいと思います。これは、県が国がと言うんじゃなくて、自分たちのまちの道路ですから、国道、県道であっても、市の行政がやって、まずは予算上やったほうがいいと思いますが、一元化ということは、いわゆる市内の国道、県道、出水市が権限移譲して全て管理するといったような方向性を持っているということですか。
○椎木伸一市長 県道、国道、市道も含めてですけれども、植栽帯の繁茂については、これまでも、私も就任してから4年間、県に言い続けてきました。そういった中ではっきり分かるのが、やはり振興局のほうにも聞きましても、とにかく予算がないんだというようなことでした。らちが明きませんのでしたので、私のほうで建設部のほうとも話をしまして、権限移譲を順次していこうと、これまでもその話はしておりましたけれども、全部をするわけには莫大な予算がかかります。ですから、当面はこの主要な通りで、非常に市民からの苦情が多い路線とか、そういったところをやりますし、また、先ほどゴルフ場の前の通りあたりはですね、県議の皆さんの御努力とかありまして、視距を確保するためにああいうコンクリート張りとか一部なっておりますけれども、それらもしながら、まずはこの利用頻度の高いそういった主な道路を順次やっていきたいと思っておりまして、今その検討をしておりまして、それが9月めどということで考えているところでございます。
これは本来ならば、国の方針としてそういった管理の方法を一元的にということで改められれば、それが一番効率的なやり方だというふうに思っておりますけれども、今、個別に県と市で権限移譲という形での協議をしていくしか今のところございませんので、そういった形で快適な生活環境ができるように、少しずつやっていきたいというふうに考えております。
○12番(吉元勇議員) 「花プロジェクト」の話が出ました。私も今、西出水地区の人間ですので、西出水地区の景観づくりという一環で、特に、八幡花立線、八幡神社からコープ前を通って、平田整形外科のあの通りですけど、ここに私たち、西出水盛り上げ隊のほうで、市の花プロジェクトの予算を使いまして、一部草を取って、枯れた樹木も低木も取って花を植えております。そうした活動の中で、行政側の音頭も効果があったんですけども、道沿いのある事業所、あるいは個人等も協力してくれて、今あそこは3つの団体で「花いっぱいプロジェクト」を使って花を植えております。
こうやって、最後はちょっとまとめになるかもしれんけど、さっき莫大な予算がと言われました。この市道の管理をすることによって、権限移譲が目的でなくて、これを手段の一つとすると。じゃあ目的は何かというと、景観づくりをやると。景観づくりを何でやるかというと、やっぱり2つあって、1つはやっぱり予算ですよね。予算をやる、直接やる場合と、シルバー人材センターの予算を少し増やす。もう一つは、やっぱりここにきて住民自治でやらないと、これはもう結果は出ません。出水の本町の商店街を朝通りますと、まず店の方々が道路沿いの歩道の掃除から始めますよね。あそこまで自分家のある意味管理なんだというか、ここをきれいにすることによって通りがきれいになる。あるいは、麓の通りを見るといつもきれいですよね。自分たちのまちに誇りを持っているということで、定期的に朝掃除をされて、きちんとその観光客のことも含めてきれいにされている。あれが住民自治だといったときに、僕は実は国道328号を中心に、あるいは出水高尾野線を中心に道路の草刈り、あるいは低木の伸びたやつの剪定とかをやってますけど、この姿を見て、住民の皆さん、一緒にやりませんかというメッセージを送っているのもあります。つまり、予算と住民自治でしかこの景観づくりはできない。予算だけでも難しいし、住民自治だけでもなかなか難しい。この一体となってやれば、まだ出水はきれいになります。ラムサール条約、それから日本遺産、それからいろんなことができましたけれども、そこに道路が景観づくりがきれいだと、もっとすばらしいまちになります。
ヒアリングではちょっと話ができませんでしたけど、多分市長はその考えを持っていらっしゃると思いますが、住民自治にも期待するんだと。権限移譲が進んで、市の管理によって予算もきちんとつくでしょう、県からも予算をもらう、それに併せて、住民自治で皆さんと一緒にきれいな道路づくり、景観をやりませんかというこのメッセージを出すべきだと思いますが、ちょっと一言、その辺の政治家としての、市長としての答弁をいただきたいと思います。
○椎木伸一市長 吉元勇議員には「花いっぱいプロジェクト」、きれいな環境づくりに御協力いただいて、本当に感謝申し上げます。
私は、ちょうど3年、もう4年目になりますけれども、「花いっぱいプロジェクト」ということでお願いをし、一部のNPO法人の方々が中心にいろんなことをしてくださっていました。そういった中で、今取り組んでいるのは、団体をつくって、そこを中核、中心的な活動団体ということで、協議会をつくろうということで今取り組んでおります。いろんな各種団体入っていただいて、おっしゃるように市内全域にこの「花いっぱいプロジェクト」が行き届くようにしたいという思いでしておりまして、市道、農道、あるいは国道、県道沿いの花壇には、市が苗補助をしていろんな四季折々の花を楽しんでもらおうという思いでありますし、また、東光山にしましても、昨年から5年計画で花見山構想ということで、花いっぱいプロジェクトの一貫でございますけれども取り組んでおります。
そういったことを、おっしゃるように住民自治、皆さんがそれぞれ取り組んでくださるということを期待しながらやっているわけでございまして、市議会議員の中にも何人もこのそういった活動に御参画いただいて活動していただいている方もいらっしゃいまして、本当に感謝を申し上げております。
これが、今後、市内の全域に広がり、長島町を追いかける形になっておりますけども、私は長島町長を師匠だといつも呼んでおりますけれども、そういったすばらしい花いっぱいのまちづくりをやっていきたいと思っておりますので、ぜひ住民が、住民自治の一貫として、してくださるという形になるまで取り組んでいきたいというふうに考えています。
○12番(吉元勇議員) 道路の景観づくり、予算と住民自治、これをキーワードに、場合によっては広報紙を使って、住民の皆さんと一緒にやって、この草だらけの道路を景観というふうに変えませんかといったようなメッセージを送っていただきたいと思います。
3番目の交差点の改良工事についてですが、一般質問の初日に、高尾野のもみじ温泉に入るところの改良工事の要請がありましたけれども、市道西水流・上の原線と県道出水高尾野線がぶつかる。あそこはまだどっちかというと、西水流・上の原線がちょっと引っ込んでますので、少し広い交差になってます。出水から高尾野のほうに向かう右折車がいても、ちょっと交差点の止め方によっては、後続車が右折車があっても行くといったことを含むと、あれはもしかしたら路面の表示でうまくいくのかなと思いますし、大きいお金を使って改良工事も、それはその次かなと思ってますが、私が言うこの西出水の交差点、これはもうひどいですね。朝夕は右折車が1台あると全然進みません。僕も何とか抜けて行けんかと思うけど、そうなると、本来歩行者が使う側溝の蓋の上に車が乗り上げて行かないかんということで大変な苦労をしておりますが、僕が思うに、まずあそこは交差点が狭いから、歩行者が安全が確保できない。あるいは、右折車がいると渋滞する。もう一つは、いわゆるNEC跡地にいろんな企業が入ってますけど、工業団地の一貫としたときに、ああいう狭いところであれば、マルハニチロがあるのに、交差点がああいうことであれば、マルハニチロのトラックにも影響がある、こういった企業があるところに問題がある。この3つの問題があると思っているんですが、行政側も同じような考えで、この交差点の改良工事が必要だと、この3つの問題と同じ認識でしょうかね。
○議長(田上真由美議員) ここで、昼食のため暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
午前11時59分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行し、吉元勇議員の質問に対する当局の答弁を求めます。
○小田原豊道路河川課長 交差点改良につきましては、我々も同様の認識を持っております。
○12番(吉元勇議員) この交差点を出水の商店街のほうに向かうと、花立交差点というのがありまして、これも私が議員になってから、この交差点の拡張、いわゆる改良工事がありました。つまり、県道出水高尾野線と、それから出水高校、出水工業がある、私がよく行く建四郎もあるあの交差点ですけども、ここの改良工事は県道はそのままで、右折レーンもありません。市道側をへっこんだというか、拡張したことによって、その市道側を拡張したことによって必然的に県道出水高尾野線の右折車もあっても、後続車は抜けていくという構造になりました。
それを考えると、ここの西出水交差点、大野原交差点と僕たちは呼んでますけど、あえて西出水交差点と銘板が打ってあるので西出水交差点で言いますけど、ここもまずは市道側、つまりセキスイというか、おれんじ鉄道の踏切側から交差点に入る市道、それからその交差点から清水、江川野方面に向かう市道、こちら側を交差点を中心にしてへっこむという言い方がいいかどうかですけど、下げることによって交差点の広さが大きくなると、こういうふうに市道側をへっこんで広くすることによって、県道側の右折レーンもあえて造らなくても、右折車があっても後続車は抜けていくといったような僕は考えを持っているんですが、一般的にここの改良をやろうとしたときには、まずは市道側を、いわゆる土地買収して、へっこんで広げるといったようなことが一般的かなと僕は思うんですけど、行政側の考えをもし示せればよろしくお願いします。
○小田原豊道路河川課長 交差点の改良につきましては、まだ古い、大分前に改良工事が止まっておりまして、図面等詳しい資料が残っておりませんが、今おっしゃるような形で、市道側の拡幅だけで、もし右折レーンがなくても渋滞解消ができるようであれば、そちらのほうが経済的でございますので、そういうところも含めて今後検討をしたいと、もし段々進んでいけば、そういうふうな検討をしたいと思います。
○12番(吉元勇議員) すみません、参考までにもう1点。
先ほど花立交差点の場合は、拡張というのは民家を2軒ほど解いて、土地を買収して広げたという工事になりました。ここの交差点は、民家というよりも樹木のイヌマキが大分植栽されている場所ですが、いわゆるもし買収となると土地買収、あるいはそのイヌマキを移す補償、この辺が主になるという考えでよろしいですか。もし市道側をへっこんで広くするといったような工事が基本であれば、そういった工事の補償については、土地を買うお金、それから樹木をどこかに移すお金、その辺の補償が必要だということになりますかね、基本的には。
○小田原豊道路河川課長 実際、その設計をしてみて、どの部分が支障するかということがございますので、今の段階で、見た目には樹木もございますので、そういうふうになる可能性はございますが、実際、どこがという具体的なものは今のところははっきりと見えておりませんので、その設計なりをした段階でということにはなります。
○12番(吉元勇議員) 市長もここの交差点は渋滞もですし、やはり交差点の中が全く歩道のエリアがないということは、歩行者、小学生もおります。それから、高尾野方面、野田方面から出水高校、出水工業、あるいは出水中央高校に向かう自転車も相当あります。こういった歩行者の安全、あるいは近くにコスモスという店もあって、近くの買い物をする歩行者も自転車も多いところです。やはり歩行者が安心してあの交差点を利用できる交差点改良、そして、右折車があったときの渋滞解消、これが必要だという認識をお互い持ちましたし、必要だというようなことですので、今後、私も地元ですので、特に土地のこと、樹木のこと、やっぱり議員として率先して、地元の立場を利用してといいますか、協力をもらいながらやらないかんと思ってますので、ぜひこれ一緒になってやりたいと思います。私も頑張ります。よろしくお願いします。
最後の質問の、総合体育館の空調整備計画ですが、ちょっと私が先ほど市長答弁を聞き漏れがあって、輻射パネルのことがどうだったっけと確認したら、料金のところで輻射パネルの場合はというような話がありました。輻射パネルの整備をするというような方向性を持っていらっしゃるという考えで、まずはよろしいですかね。天井等のダクトからの吹き出し云々じゃなくて、輻射パネルの整備を行う予定であるような考えでよろしいですか。
○澤田誠一都市計画課技監(参事) 詳細については、設計の中で一般的な対流方式の空調と輻射パネル空調の比較検討を行って、最終的な判断はしたいと思っています。
○12番(吉元勇議員) 恐らく輻射パネルでないといかんのだなというのは後で説明をしますけど、ここにいらっしゃる皆さんも輻射パネルとはどんな感じかなと、インターネット等で調べればすぐ分かるんですが、ちょうどこの議場を見ると、円形になってますけど、ここに格子戸といいますか、格子状になってますけど、こんな感じのものが体育館の平面の4面に整備されるといったようなのがこの輻射パネル方式で、私も霧島の総合体育館を見に行きましたけれども、簡単にできてて、場所も取らずに安全性もあってできているなという感じがして、逆に言えば、ダクトの分を牧園アリーナ、あるいはいちき串木野市にある体育館を見に行きましたけれども、先ほど利用料金のことを言われました、1時間1,500円とか3,000円とか。霧島の場合は、アリーナの部分、競技場の部分を半分に分けて、半分だったら1時間750円とか、そういった運営もある。これができるのは輻射パネルでないとできないと思います。逆に、牧園アリーナ、いちき串木野市は後付けじゃなくて、多分最初の建屋を造ったときからそういう空調ダクトだったんで仕方がなかったかもしれませんが、金額が8,000円とか1万円とか、空調ダクトにするとこういった利用料金になって、とてもじゃないけど、大きな大会の1つや2つしか空調は使えませんねという話でした。ただ、輻射パネルでしたら1時間、例えばコートを半分使うと1時間750円とか、1,500円とか、3,000円とか、そういった設定ができるので、もう輻射パネルで進めたほうが僕はいいんじゃないかと思いますけど、なんか今ダクトのことも設計の中で考えていると言ったけど、この利用料金のことを考えると、恐らく空調ダクトは無理だと思いますけど、もう一回その辺の観点が、何か考えがあれば。輻射パネルは利用料金を考えたときには、逆に後付けになったから出水総合体育館はよかったと思います、輻射パネルができるから。輻射パネルでもうやったほうが僕はいいと思いますけど、何か考えがあれば。
○冨田忍政策経営部長 空調の方式のお話です。建設部のほうから、慎重に設計の状況も踏まえた上でという答弁を申し上げました。事業計画の事業の採択に当たりましては、今議員が言われたように、輻射式の空調のほうが、バドミントンとかいろんな競技に影響を与えない、空気対流をもたらさない輻射方式がいいのではないかというようなことを前提に調査研究、方向性の決定をしております。まだ断定はできませんけれども、そういう方向で検討しているのは事実でございます。
○12番(吉元勇議員) 僕は競技というか、スポーツはソフトテニスをやるので、コートのほうはしょっちゅう行っていて、状況は分かっていて、コートのほうの整備も大変だな、やらないかんなと思ってますけど、総合体育館のほうに改めてこの空調のことで行きましたけど、総合体育館もちょっとはっきり言ってひどい状態ですね。暗いし、なんせ雨漏りですよ、雨漏り。6月に入って出水の地区総体、中学生の総合体育大会がありましたけど、聞くところによると、バスケットの試合があったみたいですけど、ちょうど6月の最初の月曜日の大会、大雨でしたけど、雨漏りがしてバスケットの試合をしながら、横にはモップ係がいて、しょっちゅうモップで拭きながらの大会運営だったと。そういったことを考えると、空調を整備したけど、雨漏りがあるとその辺の効果的なものはどうなのかと思いましたが、これ雨漏りは、これはやらないんですか。空調整備はやるけど、問題ないですか。これ雨漏りやらんとですね、ある団体が県内各地から来て大会をやったけど、出水は空調はできているけど、雨漏りしながらの大会だったよってなったらですね、これは笑い物にもならんですけど、雨漏りはどう考えてますかね。
○松岡秀和商工観光部長 雨漏りの修理になりますと、事業費もかなり大きくなることも考えられますので、これまでは出水市の公共施設個別施設計画に基づいて行う大規模改修に合わせてというふうに考えておりました。しかしながら、今回また新たに雨漏りがあるようです。そこはちょっと指定管理者とも協議をして、対応を検討したいと思います。
○12番(吉元勇議員) 実は、この出水の総合体育館は、換気というか排気とか、このダクトの施設が実はあって、僕もこれを動かすとちょっと涼しいなというイメージがありました。でもお金が大分かかるからこれを動かさずに、大会があったりイベントがあったりしたんですけど、これ聞くと、指定管理者に聞くと故障中らしいですね。だから、これは故障中で修理云々というのは難しいから、空調整備を行うといったような考えなんですか。この換気、排気をもう一回修理してこれをうまく使えば、大分その空調の代わりになるなと。夏場はいいけど、冬場の対応はなかなか、エアコンじゃないので温かい風は出てきませんけど、換気設備、これはどう考えてますかね、修理云々も含めて。これは使わないんだという方向なんですかね。
○松岡秀和商工観光部長 換気設備につきましてですが、故障中といいますか、整備をしてから年数が経過して、換気能力が低下しているというふうに捉えております。これも大規模改修に併せて検討できればというふうに今考えております。
○12番(吉元勇議員) 大規模改修というか、もう整備ができているんだったら、この感染症の時代ですので、もしかしたら閉め切った状態で空調を使う、でも換気が必要なときにはどっちも使わないかんかもしれんけど、いろいろと検討が大変でしょうけど、整備せないかんとかもしれんし、修理せないかんとかもしれんし。
この空調整備については、市長が申されたように、これができると県内、あるいはいろんな団体が大会等を開いて誘致もできるといったような感じですが、そうであれば、ついでにちょっと話しますけど、玄関から入ってもう暗くて、床はめくれて波打っているし、なんか暗い、とても明るいイメージで僕は霧島の総合体育館に行ったときは、もうとにかく玄関からフローリングもきれいになっていて、壁も白くて明るかったと。この空調で人を呼ぶということであれば、この床もなんとかとか、ロビーの照明とか併せて、まずは床のこの波打っている、これは安全上も問題ですね。空調に併せて、せっかく整備するんだったらこの床の問題というのも、何か考えはあるんですか。
○松岡秀和商工観光部長 現在のところ、部分的な補修ということでさせていただいております。今後、状況を見まして、シートの張替えも検討していきたいと思っております。だんだん、今、トイレの手洗いのところのシートのところ、ちょっとひどいですけれども、そこは今年度トイレを改修しますので、それに併せて改修ができる予定です。
○12番(吉元勇議員) いろいろとありがとうございました。
出水もいろんな施設が整備されて、いろんないいまちになります。道路もきれいになって、いいまちに来て、いい施設を使って、いいまちだなと。地元も、あるいは市外から来られた方も満足していただける、そういったところにお金を使うというのは、税金の使い方としては妥当かなと思います。
いいまちですので、さっきから市長もこの定例会で「ツルと武家屋敷のまち出水」という言葉を使われました。僕もそう思っていましたけど、せっかくですから、これをまたもう一歩進んで「ツルと武家屋敷のまち出水」から「ラムサール条約と日本遺産のまち出水」とすれば、少しインパクトも違って、また令和のこれからの出水の発展を願うという意味でも、「ラムサール条約と日本遺産のまち出水」ということも提案していきたいなと思います。
いろいろと今回、道路行政を中心に質問しました。担当課の皆さんにはいろいろお世話になりました。これからもお互い、いい出水市をつくって、人口減少あるいは発展につなげていきましょう。終わります。
○議長(田上真由美議員) 次に、田中秀一議員の質問を許します。
○4番(田中秀一議員) 初めてこの壇上に立ちます。新人議員の田中秀一です。どうぞよろしくお願いいたします。
初めての質問は、大きく2つのことについて伺います。1つ目が都市計画区域内の狭あい道路について。そして2つ目が指定管理者制度についてです。
それでは、1つ目の都市計画区域内の狭あい道路についてですが、狭あい道路とは、道幅の狭い道路のことで、都市計画区域内で住宅などを建築する場合は、その多くが建築基準法第42条第2項に関係します。少し専門的になりますが、多くの方が直接影響を受けることもある重要な問題だと考えますので、皆様が住宅を建設されるにあたり、必要な道路に関し、少し説明を加えた上で質問をいたします。
平成28年に出水都市計画区域の変更が決定され、以前の都市計画区域内に高尾野及び野田地域の多くの部分が編入されました。それに伴いまして、一般的な住宅においても確認申請が必要な区域が拡大したところです。
建築基準法では、都市計画区域内にある建築物の敷地は、幅員4メートル以上の道路と接しなければならないという規定があります。
今回、質問します2項道路とは、建築基準法第42条第2項において定められている道路のことで、「みなし道路」とも呼ばれています。
基準法が施行される昭和25年より前に建てられた住宅などは、接地している道路の幅員が4メートル未満の場合もあります。その場合、これらの住宅を建て替えたり増築すると、建築基準法に違反した建築物として、建築の許可が出なくなります。そのため、幅員が4メートル未満の道路であっても、法施行前から使用されていた道路であり、一定の条件のもと、特定行政庁が道路して指定したものに関しては、建築基準法上の道路とみなすことになっています。
法第42条第2項では、幅員4メートル未満の道路は、「その中心線からの水平距離2メートルの線をその道路の境界線とみなす」と規定されています。これは、道路の中心線から2メートルの範囲は道路の境界線とみなすため、その部分に関しては、建築物を建築することができないということを示しています。
したがって、2項道路に接地する住宅の建て替えなどを行う際には、道路の中心線から2メートルの範囲までセットバックすること、つまり道路に接地する敷地を後退させることが求められています。結果的に、2項道路に接地する土地では、自分の敷地でありながら、建物や塀などを建築することができない部分が発生するということになります。
また、以前は建て替えの場合に建築物を後退させる義務はあっても、既存の垣根やブロック塀等を撤去したり、道路を築造したりする義務はないとされていましたが、現在は、みなし境界線の外側にある交通に支障のある工作物等に関しては撤去をお願いしているとのことです。
少し分かりづらいと思いますので、後ほど書画カメラを使って説明いたします。
では、以上のことを踏まえまして質問いたします。
1番目として、出水市内に2項道路として特定行政庁による包括的指定となる土地を特定せずに一定の条件を満たす道を一括して指定している道路はありますか。また、今後その計画はありますか。
2番目、2項道路にみなされる道路位置及び総延べ距離数等について把握されていますか。
3番目、これまでに狭あい道路に関し、相談や苦情などありましたか。あった場合、どのような内容でどう対処しましたか。
4番目、出水市として、狭あい道路整備等促進事業を活用した情報整備や拡幅整備事業を行いましたか。行った場合、その内容を教えてください。また今後行う予定がありますか。
5番目、2項道路指定の関連として、出水地域に比べ高尾野地域の地籍調査の精度が低いことに関し、何か対策を取っていますか。
質問の1つ目は以上です。
続きまして、2つ目の指定管理者制度について質問いたします。
指定管理者制度とは、平成15年公設民営の一環として施行された制度で、地方公共団体が定める条例に従って、プロポーザル方式や総合評価方式など、指定管理者候補の団体を選定し、最終的に選ばれた管理者に対し、管理運営の委任をすることができる制度です。
メリットとしては、管理者が民間の手法を用いて、弾力性や柔軟性のある施設の運営を行うことが可能となり、それによって利用時間の延長など施設運営面でのサービス向上や利用者の利便性の向上、管理運営経費の削減による収益の増加、施設を所有する地方公共団体の人件費等の軽減などがあります。
一方で、多くの問題も抱えています。管理者選定の段階から既に出来レースとなっている場合がある。外郭団体などに管理委託を継続し委ねる事例が見られる。条例・施行規則等により、民間の実力が十分に発揮できない。地方公共団体が出資者となる第3セクターなどが指定管理者となり、実際に当該施設の運営に対して、地方公共団体がどれぐらい経費を負担しているかが分かりにくい。さらに、指定期間の満了後も同じ団体が管理者として継続して指定を受けられる保証はなく、管理者が変更した場合は職員が入れ替わることも考えられる。指定期間が3年から5年程度と短期間であり、正規職員を雇用して配置することが困難で人材育成が難しくなり、職員自身にも公共施設職員としての自覚や専門性が身に付きにくい。また、指定期間の短さは、設備投資や運営面での長期的計画も立てにくくなる。
以上のように、指定管理者制度は多くのメリット、デメリットを抱えています。しかし、デメリットに挙げられる部分でも、その運営方法によってはメリットに変えられる場合もあると考えます。
そこで、次の各項目について伺います。
1番目、出水市内において、指定管理者制度が施行された当初の段階での指定管理者制度導入施設数と現在の施設を教えてください。
2番目、過去10年間に指定管理者制度を廃止した施設名と一時的に停止している施設名、またその理由及び新たに指定した施設名を教えてください。
3番目、過去10年間で指定管理者が変わったことがある施設名と指定取消しがあった場合の施設名を教えてください。
4番目、データのある施設で、制度導入前と後、直近でよろしいんですけれども、利用者数及び管理運営費増減の比較値を教えてください。
5番目、指定管理者募集の広報の方法と指定期間を決定する基準を教えてください。
6番目、管理者の収益納付基準の設定内容と指定管理料の基準額の設定方法を教えてください。
7番目、指定管理者制度運営指針(ガイドライン)の有無について教えてください。
以上で、壇上からの1回目の質問を終わります。
○椎木伸一市長 田中秀一議員の御質問にお答えいたします。
まず、都市計画区域内の狭あい道路の包括指定についてでありますが、平成28年に都市計画区域を拡大した際に、鹿児島県において、包括指定し、告示を行っております。なお、今後の包括指定の計画は、今のところないとのことでした。
次に、いわゆる2項道路の位置と距離についてですが、鹿児島県が告示しました2項道路の位置は63か所、総延長距離は1万927.38メートルとなっています。
それ以外に、指定された2項道路全体の位置については把握はしていますが、全体の延長については把握できておりません。
次に、2項道路に関する相談や苦情についてですが、住宅を建て替えるときに中心後退が必要かなどの相談は受けておりますが、2項道路に関する苦情の事例はございません。
次に、狭あい道路整備等促進事業の活用についてですが、市ではこれまで同事業の実績はなく、現時点では予定していませんが、平成28年に都市計画区域を拡大した区域では、沿線住民だけでなく、不特定多数の市民が利用する狭あい道路に安全面などで問題が発生することも考えられますので、その際には、狭あい道路の拡幅事業の活用を考えてまいります。
次に、高尾野地域の地籍調査の精度が低いことへの対策についてお答えいたします。
高尾野地域の地籍調査は、昭和29年度から54年度にかけて実施していますが、精度が低いため、その成果は法務局では不動産登記法第14条第2項に規定する地図ではなく、同条第4項に規定する地図に準ずる図面として備え付けてあり、一筆ごとの座標値がない状況です。
高尾野地域内には、座標値がある基準点が約1,100点ありますので、今後もその管理・保全に努めてまいりたいと考えております。
次に、指定管理者制度についてお答えします。私からは、指定管理者制度の効果など、総括的な部分をお答えし、詳細につきましては政策経営部長から答弁をさせます。
指定管理者制度は、多様化する市民のニーズに効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用することで市民サービスの向上を図るとともに、経費の削減等を図ることを目的としております。
また、施設の管理にとどまらず、自主事業の実施により、民間のアイデアやノウハウを生かした、新たな公共施設の活用や市民ニーズへの対応につなげています。
今後も民間事業者の皆様に能力を最大限に発揮していただくために、指定管理者の公募に当たっては、まずは多くの事業者に参加していただく取組を行うとともに、選定においても、コストの削減だけでなく、自主事業の提案等も加味して選定したいと考えております。
なお、指定管理者の経営努力により使用料収入が増加した場合は、指定管理者の収入も増加する仕組みとしており、自主事業も含め、経営努力の成果をインセンティブとして付与することで、指定管理者のモチベーションを高めるとともに、公共施設の利用者増や市民サービスの向上につながればと考えております。
○冨田忍政策経営部長 それでは、私のほうから、本市の指定管理者制度の現状等についてお答えします。
まず、本市は平成17年に制度を導入し、当初の導入施設数が21施設、現在101施設でございます。
次に、過去10年間に指定管理者制度を廃止した施設でございますが、15施設ございます。今から申し上げます。連尺野地区簡易水道施設、海洋公園プール、海の家、働く婦人の家、地域交流スペース、職業訓練施設、野田堆肥センター、福祉作業所めーぷるハウス、高尾野公民館、野田農産加工施設、高尾野老人福祉センター、野田老人福祉センター、江内北部コミュニティセンター、青木原コミュニティセンター、上場農村緑地広場、以上の15施設でございます。
廃止の理由でございますが、水道事業への統合が1施設、利用者減少や地元自治会への譲渡による行政財産の処分廃止に伴うものが10施設、指定管理者の応募がなく廃止したのが4施設でございます。
次に、一時的に制度を停止している施設は市民プールで、施設の大規模改修のため、指定期間が終了した令和元年度の翌年度から直営で運営しているところでございます。
また、新たに制度を導入した施設は、高尾野市民交流センター、野田市民交流センターの2施設です。
次に、過去10年間で指定管理者が変わった施設についてですが、陸上競技場や総合体育館など出水地域の13の社会体育施設、高野山公園、市民プールの15施設です。
なお、指定取消しをした施設はございません。
次に、制度導入前の利用者数と指定管理料の比較について、一例として、出水地域の社会体育施設における利用者数と指定管理料について申し上げます。
直営時の平成22年度、38万1,916人、それが直近の令和3年度になりますと、27万1,385人でございます。単純に比較をしますと3割ほど減少をしております。これは、新型コロナウイルス感染症の影響による利用者数の減でございまして、感染の影響がなかった令和元年度以前の利用者数は平均で約40万人となっておりまして、直営時と比べると5%ほど増加しているようです。
これに対応する施設管理費でございますが、直営時、平成22年度で4,506万7,000円、令和3年度が4,495万円でございます。直営時と比べまして、物価等、人件費等の上昇がある中で、同等の費用で施設管理を行っており、管理者の方の経営努力によるものと考えております。
次に、指定管理者募集の広報の方法ですが、広報いずみ、あるいは市ホームページ等への掲載、防災行政無線を使って広報に努めております。市長答弁にもございましたけれども、公募施設については、多くの民間事業者等に参加していただく取組として、令和4年度から公募前のサウンディング調査を実施してまいりたいと考えております。
次に、指定期間を決定する基準についてでございます。指定管理導入1期目は原則3年、2期目以降は原則5年としています。
次に、指定管理者の収益納付基準は設定しておりませんけれども、指定管理料の基準額算定をする際に、指定管理者の努力が収益となるよう、収入については直営時の金額を用いております。なお、大幅に収入が増加した場合につきましては、収益納付基準を設け、収入の一部を市に納付するようにしたいと考えているところです。
次に、指定管理料基準額の設定方法ですが、導入の1期目でございます。初めての導入時に当たりましては、直営時の過去3年間の管理運営費用の実績を基に算定をしています。2期目になりますと、直営時3年間の実績と指定管理者の実績を考慮して算定をしています。
次に、指定管理者制度運用指針についてですが、平成20年度に「指定管理者制度導入・運用指針」を定め、適宜改定を繰り返しながら制度の適切な運用に努めているところでございます。中身につきましては、内部の事務処理に関する内容となっておりますので、公表はしていないところでございます。
○議長(田上真由美議員) 田中秀一議員より書画カメラの使用について申入れがありましたので、許可しております。
○4番(田中秀一議員) 書画カメラをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)ちょっと分かりにくいんですけれども、かなり大きくしたつもりで書いております。
仮に2メーターの道路に、10メーター、10メータ―の敷地が接地している場合の図になりますけれども、先ほど説明しましたように、この土地に住宅を建てるためには、道路の中心線から両サイドに2メーター、2メーターで引いた線、これがみなし境界線ということになります。
したがいまして、1メートルはみなし道路ということで、道路に含まれるということになります。ですから、仮にこれが100平米の敷地だった場合には、建築基準法上では90平米の敷地ということになります。これは建蔽率とか容積率に絡んでくるので、かなりやっぱり重要な数値になります。
みなし道路、要するにみなし境界線というのは、このような状況のことをいいます。
先ほどの質問に関しての答えの質問ということになりますけれども、市民の方が例えばこの自分の前の道路、これがそういった包括的指定となっているのか、あるいは2項道路になっているのかというのを知りたいといった場合には、どのような方法があるのかを教えてください。
○澤田誠一都市計画課技監(参事) 2項道路の確認の方法ですけれども、鹿児島県の北薩地域振興局、または都市計画課で確認はできます。
○4番(田中秀一議員) それから、先ほど狭あい道路に関して、苦情等ほぼないというようなことでありました。私は直接関わった感じでも、結構これは問題として取り上げられる場合が多いんですけれども、今の説明を伺う限り、やはりそれに関係された不動産屋さんだとか設計業者、建設業者、そういう方が適切に説明をされて、理解を得られる努力をされていたんだろうなというふうに考えます。
ただ、先ほども言いましたように、高尾野地域が都市計画区域になりました。以前はどこでも家を建てられたわけですけれども、それがそうでなくなった状況の中、今後やはり、かなりこの問題に関しては、いろんな問題が出てくるのではないかなというふうに感じております。
なかなか、先ほど役所のほうに聞けば分かるということでありましたけれども、できるだけ何かこれを定期的でもいいんですけども、皆さんの目に止まるような、こちらからモーションかけなくても目に止まるようなものを、例えば年に1回配付するとかですね、そういったものをしてもらえれば、また少しは皆さんも理解ができるのではないかなというふうに思ってます。
それと、こういった道路に関しましては、やはりいろんな所有者もそうですし、その道路を利用される方もそうですけれども、いろんな方がそれぞれに関わってきますので、個人的にはなかなか問題を解決するのは難しいと思いますので、少しずつこのことが認知されればいいかなと思っております。
続きまして、質問ですけれども、2項道路指定により生じた現状道路境界線からみなし境界線までの敷地、要するにセットバック部分ですけれども、これの固定資産税の減免等の対応について教えてください。
○宮﨑毅市民部長 2項道路、みなし道路の固定資産税のお尋ねでございます。
これにつきましては、該当する土地につきましては、申し出により非課税ということになります。地方税法にその規定がございます。
周知に、また関しましても、先ほど議員からもありましたけれども、市のホームページですとか、そういったところに掲載をしながら、周知をするということ。あと、実際の家屋調査の際、このときにも説明をしていきたいというふうに考えております。
○4番(田中秀一議員) なかなか個人の方、そうやって家を建てた場合なんか、特にそっちの方が優先されて、そこまで思いがいかないというのは結構あると思いますので、極力そういったことは告知して、そのような制度があるんでしたら、そのように進められるようにしていただきたいなと思っております。
同じ件なんですが、これを地代や家賃の発生する戸建ての借家等の場合はどうされているのか伺います。
○新森章悟税務課長 借家については、その地方税法の348条のただし書きで、固定資産を有料で借り受けた者が使用する場合には、非課税ではなくて課することができるとはなっておりますが、現地も様々でありますので、その時々で、現地をよく見て判断していきたいと思います。
○4番(田中秀一議員) 次の質問ですけれども、先ほど言ったセットバックの部分ですね。みなし道路の部分ですけれども、これに関しての有償というのはなかなか難しいのかもしれませんけど、無償譲渡だとか、有償譲渡の可能性があるのか。あるいは無償使用承諾、または管理承諾などに関する要請、そういったものはされているのか。
それともし、そういった無償譲渡でもいいんですが、そういった場合の分筆登記や所有権移転登記の費用は、そういう場合はどうなのかをちょっと伺います。
○小原一郎建設部長 2項道路の関係で後退した土地の買収であったり、寄附については、今のところ実績はないような状況なんですけれども、里道についてちょっと御説明いたしますと、市が必要と認める部分につきましては、法定外、現況の道路を広くされた場合ですね、そういうところに必要であるというときには、市のほうで寄附を受け入れているというような状況もあります。
ただ、それと里道等の整備を実際に実施する場合において、どうしても道が本当に狭いと、みんなで出し合って広げたいというような場合には、登記費用等の補助金の対象にもしているというような状況で、所有権移転については、市のほうで行っているというような現状でございます。
○4番(田中秀一議員) はい、分かりました。それともう一つですけれども、セットバック部分にある工作物などの撤去費用等に関して、補助金制度があるのかないのか教えてください。
○小原一郎建設部長 今、先ほど説明しましたように、里道等整備事業で道路を拡幅するという場合ですね、今、現道があって、ブロック塀があって2メーターしかないというような場合、みんなで出し合って広げようというようなときには、その取壊し費用などについては補助の対象にするというようなことでしております。
それと、危険ブロック等の撤去をする場合にも補助制度がありますので、ただ、高さが60センチ以上なければならないとか、いろいろ条件等もありますので、取りあえず市のほうに相談していただければと思うところです。
○4番(田中秀一議員) 先ほど私が言いましたけれども、今は撤去をお願いしているというようなことですので、今、市のほうでもいろんな住宅解体だとか、今おっしゃった危険ブロックに関しての、撤去に関しての補助金があります。もし可能でしたら、例えば今のみなし道路部分に関しても、塀や植木などの撤去に関して、幾らかなりとも補助が出るんであれば、そっちのほうも進んでいくのではないかなというふうに考えますので、その辺を御検討お願いしたいと思います。
今、いろいろ説明しましたけれども、基本的には私自身はこの2項道路の規定は、非常に重要な規定だと思っております。一般の車が通行する上で、災害時避難や消防活動、あるいは日照、採光、通風の確保などにとても重要な制度になりますので、それを踏まえての質問でした。
これで、都市計画道路に関してのこれは終わりまして、指定管理者についてです。
今大体説明をお伺いしましたけれども、同じ方が結構続けて指定管理者として続けられているというところもあるみたいです。決してそれが私は悪いとは思っておりません。ただ、やはりどうしても長い間、同じ方がずっとされていくとマンネリ化して、また違った形での発想というのがなかなか出にくくなりますので、その辺はまた行政のほうでもいろいろと注意されて、指導をしていかれたらよいのではないかなというふうに考えます。
それから、先ほどの収益があった場合はどうするかという話の中で、収益があった場合は、それはそのままという話でした。ただ、現実問題は、これも本当にずっとかなりの収益が上がるような状態が続くのであれば、それは決して市民にとってはプラスにならないといいますか、やはりそれはそれなりの利益が上がるんであれば、またそこは多少の徴収をするとかという方法もまた検討はしていかなければいけないんでしょうけれども、ただ、市長がおっしゃったように、それでやる気がなくなってしまっては元も子もないので、私もそれほど目立ったものでなかったら、せっかく自分で努力をされて収益を上げるわけですから、それはそのままでいくべきだろうなというふうには考えております。
それでは、関連の質問を続けます。
出水市公の施設の指定管理者の公募に関する要綱と、総務省、平成30年4月25日付けの第94号通知についての整合性について伺いたいんですけれども、簡単に説明しますと、市の要綱のほうは、第2条第1項第5号に、「出水市議会の議員、市長、副市長、又は地方自治法第180条の5第1項及び第3項に規定する委員会の委員が代表取締役、社長、副社長、専務取締役、常務取締役その他これらに準ずる役員等に就任している法人等でないこと」というふうになっておりまして、ただし書きの中に、「地方自治法第92条の2の請負に係る兼業禁止規定の趣旨を踏まえ、施設の事情等により特に必要があると認める場合を除く」というような、そこにただし書きがあります。ここの要綱のただし書き、ただしが間違っておりますので、そこはまた修正をしておいてください。
平成30年4月25日、94号通知についてですけれども、大分省きますけれども、「議員または議員が無限責任社員等を務める企業等が指定管理者の指定を受けることについては、議会の決議を経た上での地方公共団体に代わって公の施設の管理を行うものであり、特段の事情がある場合を除き、いずれも当該地方公共団体と営利的な取引関係に立つものではないため、同法第92条の2の請負に該当するものではないと解されます」とあります。この二つの整合性について教えてください。
○冨田忍政策経営部長 出水市公の施設の指定管理者の公募に関する要綱と、総務省の通知の整合性ということでお尋ねでございます。
両方の文書、文脈等は異なりますけれども、どちらともただし書きがあり、議員が代表等を務める法人等であっても、指定管理者となり得るものではございます。本市は、より高く公平性、透明性を確保する点から、公募、非公募に係わらず募集要項及び選定要領に兼業禁止規定を盛り込んでいるところでございます。
○4番(田中秀一議員) はい、よく分かります。ただ、総務省がこのような通知を出されたということは、やはり全ての指定管理者が一律でなくてもよいことを示しているのではないかなというふうに私は理解しています。
したがって、出水市の要綱のただし書きに沿った形で運営する施設があってもよいと思いますけれども、それが続けての質問につながってくるんですが、一般社団法人出水市観光特産品協会で市議会議員が理事に就任することに関して、どのようなお考えかお聞かせください。
○冨田忍政策経営部長 各それぞれの社団等があるかと思いますけど、各団体の理事の就任につきましては、それぞれの団体の方針等に基づく在り方だと考えておりますので、市がどの団体は議員の方が理事に就任することは、いい悪いというものは言えないかと思います。
先ほど来、指定管理者の話でございますので、指定管理者となれる法人、団体等については、市の要綱で定めておりますので、市議会議員が役員等に就任している法人ではないことなどが、先ほど申し上げた要綱の中でうたっておりますので、そういうことになろうかと思います。
役員とは何ぞやということで言いますと、団体の登記において、役員に関する事項等に記載されている方々が該当していくものと考えております。
○4番(田中秀一議員) ちょっと今よく分からなかったんですけど、以前は以前の観光協会が指定管理を受けるときに、議員の方が数名いらっしゃいましたけれども、指定管理者を受けるということでやめるということになられました。
現状いた理事の方が新たに議員になろうとするときに、やはり理事を辞任されたという経緯があります。それは先ほどおっしゃった、議員はなれないということでの要綱に書いてあるということでのことだったんですけれども、この市の要綱そのものが先ほど言いましたように、例えば、観光協会等が一般の企業とは違いまして、営利を目的としていない団体で、しかも収益が上がった場合はそれは地域のために貢献するために使うといったのが原則基本であります。ですから、今、市長がものすごく観光に力を入れて、これからますます観光特産品協会もいろんな仕事を割り振られて、道の駅構想もありますけれども、そういったものにも力を入れていこうとするときにですね、やはり私は、もちろん議員がなれるかどうかは、先ほどおっしゃったようにそれは観光特産品協会が決めることですけれども、もちろん場合によっては選挙になったりするわけですけれども、その可能性がある道筋というのは、やはりつくっておいて、もしなった場合には、議員の方も一緒になって、その観光特産品協会を盛り上げていこうという、そういったことであってもいいんじゃないかなと個人的には思っております。それは一応私の意見として聞いてください。
次に移ります。市民プールの指定を取りやめたのか、辞めざるを得なかったですけど、その理由をもう一度詳しくお聞かせください。
○松岡秀和商工観光部長 1問目、政策経営部長答弁でも一部ございましたが、この市民プールは、平成23年度から指定管理を導入をしまして、3年ごとに更新を行いまして、令和元年度までこの形態で運用をしておりました。令和2年度以降、建物、それから施設の大規模改修を予定しておりましたので、直営で管理をしているところでございます。この改修工事が令和5年度で終了予定です。改修後の施設の状況等を確認した上で、改めて指定管理を導入できないかというふうに考えているところです。
○4番(田中秀一議員) はい、分かりました。このプールに関してなんですけれども、以前は指定管理されているとき、昼休み時間を運営されていました。できれば開館の時間も早めてほしいんですけど、なかなかそれは難しいんですけれども、せめてお昼休みの時間、というのが、10時から開いて12時まで、中には11時、11時半とか来られる方もいらっしゃいます。基本2時間は利用できるわけですけれども、どうしてもやはり昼が来たということで出らなければいけないといったのが今の現状です。
市民プールは、非常に評判がいいんです。阿久根、長島、水俣、大口、いろんなところから利用をされております。よく耳にするのが、この近辺で一番泳ぎやすいプールだということです。特に今回、多額の予算を使って大規模改修して、ますますよくなったわけです。
ぜひ、この恵まれた施設を、まだまだ有効に活用する方法を検討していただいて、できたら昼休み時間をなくしていただければ、皆さん喜ばれるんではないかなと思っております。
一応それもお願いですけど、以上で私の質問を終わります。ありがとうございます。
○議長(田上真由美議員) ここで、暫時休憩いたします。再開は午後2時15分とします。
午後2時00分 休 憩
午後2時15分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
質問順に従い、土屋工吉議員の質問を許します。
○13番(土屋工吉議員) 早速8番議員の同年議員から、あんまり長くするなという指示が入りましたので、がっついの時間でいきます。
一般質問3日目の最後の質問になりました。お疲れのことかと存じますが、しばらくお付き合いください。
今回は、令和3年度の質問事項の確認と、前向きな行政の令和4年度予算概要についての質問です。
「続く物価高尽きぬ不安」と報道の中にありました。こんな時代にコロナウイルス、ウクライナ侵略の多くの一般市民、子供さんまでが犠牲になっております。心からお見舞い申し上げます。
考えられないことが起きるとは、思いもしない状況です。ある出水の肥育牛の農家さんからの御意見を紹介しますと、「配合飼料が1トン当たり1万1,400円上昇で、10トン車で配達を受けると11万4,000円のアップ、月に80万から100万の経費が上昇してどうしようもないですよ」と。本当に食料品、またガソリン価格等上昇の中に、ちょうど昭和49年、我々が高校を卒業して1年目のオイルショックの時代としますと、あの頃は、例えばトイレットペーパーがないから田舎から送ってくれという状況でありました。あの当時のレギュラーガソリンがリッター47円から48円、いつになれば落ち着くのか、世界中の方が思いをはせておられる、皆さんも同様かと思います。
それでは、通告に従い質問に入ります。
1番目に、令和4年度予算の概要で、いのちの安心事業の中で、「交通安全施設整備事業」横断歩道等区画線表示と計上してありますが、今年度の総工事費と延長何キロメートルぐらいあるかを伺いたい。
次に、市道上使道線、大野原から高尾野上り立への地域づくり、最近、若い方が住宅、造成されて建築が増えている中ですが、蓋版の設置により、より安全な居住域ができるかと思いますが、計画的な地域づくりは考えてないかを伺います。
2番目に、令和3年7月発生の豪雨災害対応について、全体の何%完成され、繰越明許での工事は、令和4年何月を予定されているのかを伺いたい。
3番目の持続可能な将来の投資について、西回り自動車道の全線開通前に「若人のつどいの広場」として、例えば、櫓木の海の家周辺を利活用し、オートキャンプ場の整備は考えていないかを伺います。
最後に、今回4号補正でも上がっておりますが、出水インター周辺排水路について、今年度、農業用排水路60メーターを施工計画ですが、小次郎川の合流地点で内水氾濫が近くの住民の方から心配されております。いろいろと地域の説明会にも私も参加しましたが、その中の御意見として、どのような対策を考えているのかを伺い、登壇しての1回目の質問とします。
○椎木伸一市長 土屋工吉議員の御質問にお答えします。
まず、令和4年度予算の交通安全施設整備事業について申し上げます。
本事業は、市道、農道の中央線や外側線、横断歩道などの路面標示が経年劣化により薄れてきている箇所があることから、引き直しをするものです。
具体的には、今回の補正予算に加え、当初予算計上分も含めまして、国道、県道、市道や農道の横断歩道等整備を47か所、市道の区画線整備を51路線、総延長1万4,000メートル、農道の区画線整備を広域農道1路線、総延長3,300メートルを計画しております。
また、令和3年度の繰越分については、横断歩道等7か所の整備を実施し、5月末に完了したところです。
次に、市道上使道線の蓋版設置についてお答えいたします。
市道上使道線は、県道出水高尾野線の上り立交差点から、県道荘上鯖淵線方面へ延長1,190メートルの路線で、車道の東側に延長約550メートル、水路幅約1.5メートルの排水路が隣接しており、安全対策のためガードレールを設置している状況です。
市道上使線については、地元自治会から冠水解消の要望があったため、水路をボックスカルバートに改良する工事を、平成30年度から令和3年度までの4年間で実施したところです。
市道上使道線の蓋版設置についても、地元自治会と協議をし、危険度や優先度を勘案しながら計画していきます。
次に、令和3年7月発生の豪雨災害対応についてお答えします。
令和3年度に道路河川課で発注した補助災害復旧工事の件数は28件であり、全体の約80%に当たる22件が完成しています。
残り6件の工事は、天候不順等により工期を1か月ほど延長したことから、最終工期は、本年7月8日となっています。
次に、持続可能な将来への投資についてお答えします。
海の家周辺を利活用し、オートキャンプ場として整備できないかとの御質問ですが、本市では現在、公共施設個別施設計画に基づき、施設の在り方について検討を進めているところであり、海の家もその対象施設の一つとなっております。
そのようなことから、オートキャンプ場の御提案については、一つの御意見として賜ります。まずは、施設の在り方について、その方向性の議論を進めてまいりたいと考えているところであります。
次に、出水インターチェンジ周辺排水路の農業排水路と小次郎川の合流地点の内水対策についてお答えします。
出水インターチェンジ周辺排水路整備については、令和2年9月に策定しました「米ノ津地区雨水管理方針」において、計画降雨量は時間当たり85ミリメートルの10年確率で流量計算を行い、国道328号両側歩道に新設する排水路と、その流末の既存の農業用排水路で断面不足となる区間を拡幅改修する計画とし、令和3年度に測量設計を行いました。
その設計において、農業用排水路と小次郎川との合流地点については、拡幅改修する区間に比べて、現況水路の排水勾配があり、計画降雨量に対応可能な断面も確保されていることから、既設利用として計画しているところであります。
なお、インターチェンジ周辺が開発されれば、小次郎川に流れてくる水量が増えるのではないかと心配されているようでありますが、基本的には開発行為をされる場合、現状の農地と変わらない排水量に調整して流すことが条件となりますので、排水量が極端に増えることはないと考えてはいるところです。
○議長(田上真由美議員) 土屋工吉議員より書画カメラの使用について申入れがございましたので、許可しております。
○13番(土屋工吉議員) 書画カメラの1をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)最初に、この道路区画線から入りたいと思うんですが、ラムサール条約に決定して、これは蕨島小学校のちょうど正門の前ですが、ここはしっかりとしてあります。次をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、蕨島の周辺道にあるんですが、ここは自治会と一緒になって学校と協議いろいろされておりますが、やはりいろんな、この近くの住民の方はよく御存じなんですが、やはりそういった、いろんな登録をされて、各地からお出でになる中で、どうも蕨島、その次をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは江内小学校の入り口です。ここはガードパイプでしっかりとしてあるんですが、その次をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは野田小学校、ここは県道ですので、縁石とガードパイプでしっかりと学童の安全を図ってあります。その全体的に見てですね、やはり車のナビゲーションはスクールゾーンをしっかりと案内してくれますが、我々軽トラック族ではですね、どうもナビが付いていないもんですから、そのサイン計画、前はサイン計画というのをやってましたけど、そういったもので、ここには学校があるんですよということで、最初の書画カメラに紹介したようなああいったグリーンロード、あれで幾らか変えてしまえば、車両の多いところは四、五年でもういっぺん描かなくちゃいけないと、そういった維持管理上もいろいろ大変でしょうが、やはり、野田、高尾野、上場から米ノ津まで含めて、学校周辺だったら幾らか、ここには学校がありますよといったサインが必要だと思うんですね。そこら辺を考えた上でのサイン計画、ここには学校があります。簡単に言えば、グリーンの線が引かれれば、ここら辺には学校があるんだなというのを感じられますが、そこら辺どうお考えか、計画的にどうお考えか伺います。
○戸﨑基夫くらし安心課長 学校周辺につきましては、これまでも登下校、児童・生徒さんがいらっしゃいますので重点的にやってまいりました。今、蕨島小はじめ、いろんな学校を見させていただきましたけれども、それぞれの学校の状況ですとか、交通量ですとか、そういったところもございますので、今までと同じように重点的にやっていきたいとは考えているところでございます。
○13番(土屋工吉議員) 今、答弁ありましたように、やはりそういったものをサインとして、学校全体をですね、今、学童注意とか我々農地・水で舗装した通学路までにも、しっかりそういった学童のこういうふうに歩きなさいよというようなマーカーが打ってあります、すごいなと思います。
だから、出水市はそういった道路の中でも、大体明記されているんですが、地域地域によって少しラインが足りないところもあるし、ここはどうかなというのがありますから、そこら辺も我々が見て回って、学童が今一番、6歳から7歳の交通事故、全国で増えているというデータがありますけども、やはりもうそろそろ子供たちも学校に慣れて、今やっとそういった通学ができている状況なんですが、大きな事故がないうちにぜひ計画的にお願いしたいと思います。
区画線については、ある程度出水市はしっかりしてやっていただいておりますので、計画的にそこら辺もお願いして、次の2番目の豪雨災害についてお願いします。
書画カメラの5番からかな。(議場内ディスプレーへの資料表示)今、去年の7月4日、5日の雨の中で、ちょっと光ってぼけてますが、これはちょうど野平の納骨堂前から写真を撮ったところです。ブルーシートのところは崩壊しているんですね。どうしても地域の方と、そこの地域の議員さんもいらっしゃいます。いろんなアドバイスを受けながら、改良型の災害復旧が本当にできております。これは、排水管を布設して山からの雨水を集めて、川に運んで、その上であのブルーシートの擁壁を復旧しようという計画です。いろいろとそういった、次をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、中嶋議員が1回言われた角石の去年7月5日以降は通行止めになった部分ですが、この下にコルゲート管の1メーター50が布設されてまして、7月5日の夕方行ってみたら、水が一滴も流れないんですね。次をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)その受けに、今度ああいった升をつくって、石を受けてから水を流そうと、これも改修型の災害復旧ではないかと思います。非常に担当の職員の方も、国に申請に当たっていろいろと難儀された点がありましたらお聞かせください。ぜひ、市長、こういう出水の土木の現場の方、職員の方も改良型ができるんだということですね。結果的に出しているんですよ、褒めてやってください。本当にこういったものを今から先ですね、1回1回災害復旧に当たって面倒な点があったかと思いますが、そういった申請上の面倒な点があったら、一つ御披露願いたいと思います。
○小原一郎建設部長 今ありました写真につきましては、宮之元上場線の道路災害復旧工事で、昨年度被災を受けた箇所です。今の写真はもう復旧が終わった状況でございます。
この宮之元上場線の道路災害復旧工事に当たりまして、この箇所は令和2年度に道路災害を受けました。そして、出来上がって1年もたたないうちに、再度災害を受けてというようなことで、自分たちの中では一年未満、未満災というようなことで呼んでいるところなんですけれども、その未満災ということで、国土交通省のほうとも事前に協議が必要な路線になっておりました。それぞれの協議の中、年の被災原因ですね、そして本路線を横断している暗渠部分の土砂とか転石などですね、詰まらないように再度災害が起きないようにするには、どういう方法があるのかとかいう復旧工法に相当時間を費やして、担当のほうも知恵に知恵を出してといいますか、そういうした結果として、今写真で披露いただきましたそのような形になったということでですね、こういう状況になったというようなことでございます。
○13番(土屋工吉議員) 書画カメラ、次をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)今御披露があったように、本当にすばらしい施設ができてます。地域の方もやはりあじさい園とかいろいろありますが、あそこのお客さんは、鹿児島だけでなくて、大阪、東京あたりからよくお出でになっているんですね。あの道路を見たときに、やはり地域の方も非常に喜んでいらっしゃると思います。結果がついてきますから、今から。これは、この書画カメラは、大川内中学校の正面から山に入ったところの正現地区なんですね。今6件の繰越でまだ残工事がありますと、市長の答弁の中にもありましたが、本当に足場が悪いところです。ここで一生懸命、今出水の建設業の方が一生懸命汗を流していらっしゃいます。次をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、1回私が正現の現場を写真撮ったんですが、もう川底、河床が流されてしまって、後はもう擁壁が倒れるのが時間の問題だなというところを撮ってまいりました。ここもしっかりとした基礎を造って、河川終了しております。次をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)ここの地域の方はですね、「6月の災害復旧では田んぼはでけんど」と私が言ったことがありますが、しっかりと田植えも終わっております。次をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、今この前、南日本新聞でしたか、大川内の子供たちが代の中でいろんな遊びをしながら、最後に田植えをする、大川内中学校の学校田ですね。この周りもすごい石垣なんですよ。この石垣を守りながら、水稲をやっていらっしゃいますが、本当にあの災害だったら、石ころが石ころじゃなくて、大きな石がごろごろごろ流れて来て、相当恐かっただろうなというのを災害現場で感じます。災害復旧されている建設業の方とも話をしてくるんですが、水場の作業で本当に作業が難航しているということを聞いてまいりました。「けがせんごつきばいやんを」ということで帰ってきましたが、そういったものをやはり地域の方が喜ばれるように、地域の方といろいろな説明会をしながら、改良型の災害復旧をしていけば、「わあ、出水の土木はすごいよ」と言われるぐらいですね、努力、職員共々建設業の方と一緒になって努力されることをお願いします。
次に、3問目の持続可能な将来への投資ということで、ちょうど私が前の議員さんと、3人の議員さんと櫓木の海洋公園の施設利用ということで打ち合わせに入りましたが、そのときにたまたまオートキャンプ場というのが出たんですね。やはり西回り道が全線開通する前に、やはり若人が集う出水市、長島でもいいです、阿久根でもいいです、芦北でもいいです、そういったものが一緒になって九州西岸を盛り立てていくと。そういったものを西回りのオープン前に考えておきたいと思うんですが、市長、もう一度そういった面を答弁をお願いできればと思います。
○椎木伸一市長 御答弁する前に、先ほどの災害復旧の関係でございますけれども、私どもも未満災とかありますので、今の災害復旧だけではなくて、改良復旧に力を入れてほしいということを、要望書も含めてお願いをしておりまして、大川内小学校のグラウンドの横の堤防もですね、災害復旧で元の形にした上で、その上に、あれはタラペット方式っていうんでしょうか、ある程度の高さの施設を上に乗っけるという工事を今してもらってまして、もうじき完成の予定だというふうに聞いておりますけども、そういったことで、従来の雨量を上回るような雨量が多々ありますので、そういったことに対応できるような災害復旧にしていきたいと思っております。
職員の皆さんには、去年から度重なる災害に対応してもらって、早急に今年の出水期までにはということで頑張っていただいた結果、ああいうことで大部分が終了しておりまして感謝を申し上げております。
この西回り自動車道の開通前に、若人が集えるような施設をということで、大いに私もそのように思ってはおります。ただ、いろんな施設がございますけれども、中には先ほど答弁しましたように、個別施設計画で公共施設等管理計画にのっとってやっている部分もありますので、そういったものも含めながら検討していきたいというふうに思っておりまして、今、海の家についてそのようにしますということは申し上げられませんけれども、いろんなそういった施設整備についても、総合的な見地からの考えで取り組んでいきたいというふうに考えております。
○13番(土屋工吉議員) 次の書画カメラをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)この書画はですね、熊本震災のときに、出水市の職員が支援に参りました熊本県甲佐町の、これは民間のオートキャンプ場です。緑川の上流にですね、次をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)こんなすばらしいオートキャンプ場があるんですね。例えば、今災害対策としても、河川流域ではちょっと難しいんですが、やはり今申し上げた海の家あたりは、夕日を眺めながら散策して、昔はあそこの国道沿いに温泉がありましたけども、私もこの現地に入る前に、車1台で、毛布1枚積んで夜に走るんですよ。夜走ったときに、着いたとき風呂が欲しいな、一番欲しいものは風呂です。やはり災害のときも、東北も入りましたけども、やはり「みんな風呂も入っとらんとに自分ばっかり気の毒っかいどんね」と思いながら、やはり4日目ぐらいには温泉を求める。そういったものがですね、例えば海の家を改修しても、シャワーと、夏場はプールがありますから、シャワーとそういったものが一つあれば、あまり箱物を造らんでも改修ができる可能性があるんですね。
例えば、災害時には、熊本の大手の製薬会社の駐車場に入りましたけども、そこにはテント村がいっぱいありました。災害の救援者の方もある大手のスーパーに車で宿泊。そして、テント村で宿泊されながら災害対応をしていくということもできますから、今、市長の計画の中に、今度屋根付きのドーム、例えば、サービスエリアの防災拠点とする井戸のある、2週間続けて自衛隊が生活できる、そういった防災拠点として、出水はすごいよと、出水市はすごいまちになるんだという中で、やはり西回りが全線開通したときには、ぜひ若者が集える、そのときだけでなくて、平常に行けるそういった施設をと思いますが、担当部長はいかがお考えか伺います。
○松岡秀和商工観光部長 今、書画カメラでも出していただきましたけれども、このオートキャンプ場、どちらかと言うと、民間の方が経営されるほうが、ひょっとしたらうまくいくのかなというような気もしております。
海の家のシャワー設備ですけれども、現在のところ、あそこのシャワー設備は水しか出ない設備でございます。市長の答弁にもございましたが、あそこ、海の家を含めて、周辺の施設も含めて今在り方を検討しているところですので、まずはそちらのほうの検討を進めたいと考えるところです。
○13番(土屋工吉議員) しつこいようですが、その在り方委員会に我々議員3人、前の議員さんが3人出たんですね。いろいろと御意見くださいということでしたので、お湯を沸かそうと思えば太陽がありますよ。だから、そういったものを利活用しながら、できるものはやろうと思えばできるんです。そういったものをぜひお願いしたいと思います。
次に、オートキャンプ場はそれぐらいにしまして。まだ書画カメラが2枚残ってますね。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは緑川の上流の河川敷を利用した甲佐町のオートキャンプ場。次をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)ちょうど甲佐の役場が橋の向こう側の平地にあるんですが、ここに私が行った日には、テントが8つぐらい張ってあります。非常にのどかなところです。そうめん流しもありました、山に行けばですね。そういったものを今、我々高齢者もそうですが、若い方もそういった家族的に楽しもうという時代が来てますので、ぜひ、開通前に造るなら造って、出水にお客様を寄せましょうよ。そういったお願いをして次の質問に入ります。
最後に、出水インター周辺排水についてですが、これも私もある地域の説明会に参加しました。その中で、どうも前回、3号線を中国の三峡ダムに例えて私が書画カメラで映したことがありますが、どうしてもその地域の方が、あの地域の都市下水路をつないで、用排水して、小次郎川水系に放り込んで、最終的には、これも職員の方が努力されて、福ノ江ポンプ場400馬力2台、フル装備で回る予定なんですが、この説明会の中で、今回、4号補正で上がってます農業用排水60メーターの施工に対して、地域の方からどうしても、市長の答弁では勾配と河川断面を計算すれば、雨量が幾ら、ある程度の雨量がきても、各店舗が貯水槽を設けて流量調整してくれれば、何とかなるという答弁でしたが、その説明会の中でも、やはりそういう説明でした。でも、地域に住まれる方は、昔は今釜地区が水没して、名護から船でにぎりめしを配付したという時代があったらしいです。そこまで言われるんです。
だから、そういうものを考えたときに、今の基本設計、詳細設計で施工にあたるわけですが、そこら辺ももう一度確認しておきたいと思います。どうでしょうか。
○小原一郎建設部長 建設に当たりましても、何年かかけて下流側から上流のほうに向かって整備をしていきます。そのときにおきましても、当然、現地の状況を確認をしながら、そしてまた心配にされている方の御意見等もですね、状況等を間近で見ていらっしゃると思いますので、そういう意見等も現状を把握しながら、整備のほうも進めていきたいと考えております。
○13番(土屋工吉議員) 最後の書画カメラをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、私が田中議員の質問時間中にちょっとイラストで描いてみたんですが、米ノ津小学校が一番上です。例の農業用排水が小次郎川水系に入るところが、ちょうど橋の付け根なんですね。赤でマーカーして目のマーク書いてありますが、そこの排水断面、河川断面がどうも少ないんじゃないかと。流量に考えれば、やはり流量に対して断面が少なければ広くすると。私が十八番の流体力学で言いますと、Q=AV、面積が大きければVは流速なんですが、流速が収まります。その中で、やはり内水氾濫を考えられているのは、どうも小学校の上流側から結構面積があるんですけど、そっちから流れてくる水と、今度の排水と一緒になって合流する点で、どうも難しいんじゃないかということを言われるんですね。
今年施工に入るわけですが、私の考え方としては、この橋の手前をカルバートでぶっちぎって、斜めに小次郎川水系に放り込めば、非常に無難じゃないかなという、簡単な、金はかかりますけど、簡単な考えです。いかがでしょうか。
○小原一郎建設部長 今のところは計算上では、OKが出ているというような現状がありますので、ただ、実際に計算通りの水の流れ、特に合流部分になってますので、行かないところもあるのかなと。そのためには、やっぱり現状をよく知らなければいけないのかなと考えますので、まずは大雨が降ったときとか、そういうときにはよく現地のほうを確認をして言われるような方法をしたほうがいいのかどうかとか、そういうようなのも判断をその中でしていきたいと考えているところです。
○13番(土屋工吉議員) 結果はどうあれですね、要は主流とバイパスを設けてやれば、二次災害というのは防げます。これははっきり言えます。だから、バイパス工事をするんであれば、後々追加工事ですね、そういったものを考えていただきたいなと考えます。
今、前の、私が2期目の頃だったかな。風速88メーター、888ヘクトパスカル、時間雨量88ミリ、どうされますかという質問をしたことがありますが、やはりもう今88ミリというのはざらですよね。だから、私は球磨川から川辺川、九州山脈のあの受け皿をずっと見てきましたが、すごい雨量が球磨川に注いでいる。出水市も本当に便利なまちになりつつありますが、そういった面をしっかりとしていかないと、貯水槽は店舗の方にお願いしてもですね、いきなり雨が降ってしまえば、どうしようもない状態になってきます。あとはポンプがくんでくれますけども、そういった安心感はありますが、やはりそういうものをぜひ検討していただきたいなと思います。
それと、もう一つ、これは要望じゃないんですが、小次郎川水系は今年度も4月の予算だったかな、今釜の自治会が清掃しているんですよ。準用河川ですから、当然小次郎川水系と犬童川というのが入って、福ノ江ポンプ場をポンとくみ上げるんですが、鶴寿園もあります。その中で、老健施設もありながら、そういうものがあれば、やはりある程度はもう自治会の清掃作業というのも、出水平野の清掃をしても、なかなか人間が集まらないんですよ。だから、地域活性化で市長が今度オペレーターのほうにも予算化を今計上してありますが、そういったものを地域で起こすと、今日質問があった7番議員と12番議員が、一生懸命、国道3号には花がいっぱい咲いてますよ。国道328号は12番議員が一生懸命、あのくそぬっかて、汗かいて頑張ってますよ。そういった方々がなかなか少なくなっている。そういう中で、準用河川である小次郎川の管理体制ですが、将来はどうお考えか伺います。
○小原一郎建設部長 急に言われたので、何て答えていいのか分からないところなんですけれども、準用河川ですので基本的には市で管理すべきところなのかなと思います。
ただ、言われるように農業用施設が逆に下流側にあるということで、そこら辺、調整をしながらしていかなければいけないのではないのかなと思います。
○13番(土屋工吉議員) 本当に道路にしても、川にしても、きれいであれば誰もごみを放り込まないんですね。
今日、ロードサイドでいろいろと花いっぱいを言われましたけども、やはりできる人はそういう形で地域の方と一緒になって、地域を盛り上げていくという形で、ぜひ、小次郎川水系の後の管理も、要望じゃなくて意見として与えておきます。ぜひ検討していただき、ちょっと3時には早いんですが、これで質問を終わります。ありがとうございます。
○議長(田上真由美議員) 以上で、本日の一般質問を終結いたします。
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△ 延 会
○議長(田上真由美議員) お諮りいたします。本日の会議はこれで延会したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会いたします。
第5日の会議は、明日28日に開きます。御苦労さまでした。
午後2時57分 延 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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