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出水市令和4年第2回定例会 第4日

○12番(吉元勇議員) 漁協も法人であります。これまで我々議会も市長の音頭でありましたけれども、2回にわたって環境調査含め、いろんな要請をしまして、漁協に協力を求めてきたところでありますし、通常であれば喜ばしいことだと思いますので、私もそういった気持ちで、今後は漁協さんに対してもこの工事の進捗状況を見ながらやっていきますけれども、これまでの経緯を見ると、本当に順調に進むのかなと。
和解というのは、ある意味、補償の中で折り合いがついたと、場合によっては国もこういう提示をした、納得いくかどうか。あるいは漁協もこういう提示をした、納得いくかどうか。その納得いった上での和解というのも考えられますが、納得いかなかったけれども、土地収用法に基づいて収容されたといったようなことで、和解になったんだといったようなことを考えますと、どこかには納得いかないままでの和解なんだろうなと私は認識しているところです。だから素直には喜べないと、今後協議をしながら進めるということですけど、先の定例会では、建設部長のほうからこの橋の建設に関しては7年はかかるだろうと、いわゆる橋は年間通じて工事ができるんではなくて、工事ができる期間もあればできない期間もあると、出水期はできないといったようなことを聞きますと、7年もかかると最低でも。それを考えますと、和解したから素直に喜ぶ、しかし、できた頃には今度は芦北出水道路、あるいは出水阿久根道路が出てきたけれども、なかなか橋がつくられない。なぜかと言うと着工が遅れたから。その原因は交渉にあったと。あのとき和解したからいいじゃないかというわけにはいかないと思うんですね。だから、こういった交通渋滞をどうするのか、これは和解したからいいということではなくて、これはずっとやっぱり見ていかなければいけないと、議会も議員も、あるいは行政も、ずっと注視していかなければいけないと思っているところであります。
漁協には、本当にこの建設については、整備については、協力していただきたいというところは同じ立場であります。
関連して、4番目の質問の公共工事における内水面漁協が金銭を受け取っていることについてですね、ちょっと話題が関連するんですけど、市長も御存じだと思いますけど、枕崎で、枕崎といえばカツオが盛んな場所ですけども、静岡県焼津市の焼津漁協で発覚した冷凍カツオ窃盗事件、盗品の一部が指宿市や枕崎市に横流しされた事件ですね。6月20日の南日本新聞の見出しに「競り補塡の悪習が本性」と、悪い習慣がこういったことになったんだというような記事であります。内容は、「補塡では加工業者らへのクレーム対応の一種。」ということで、この再発防止委員会の委員長を務めた弁護士によると、こういう補塡的な慣習が組織的な窃盗を引き起こす要因になった可能性は高いということでありました。
つまり、先ほどの西回り自動車道のこの件も、私も議会で申しましたけれども、結局、補償金ですよね。補償金をどうするのかというのはこの議会でも、当時の組合長が市議の立場で話をされましたけれども、結局お金の絡みでずっとやってきたと。このお金はどこから、僕に言わせると悪い習慣だというふうに思いますが、結局やっぱり工事協力金なんですよ。工事協力金をいわゆる河川の組合が、受注業者からお金を取ってきた、取れるんだと、当たり前に取れるんだと、こういったことが僕に言わせると悪い習慣です。みんながこれは悪い習慣なのに、取るのが当たり前だと、取るほうも取られるほうも思ってきた。ここにやっぱりメスを入れなければ、安心して土木業者は仕事はできませんよ。僕はそれをずっと聞いてきたから、発注業者である行政がやっぱりきちんとせないかんという立場で物を申しているんですけども、先ほどの市長の答弁では、この件については何回か取り上げてますけど、関係協議とこの件の同意書については協議すると、まだ協議中ですか。今からやるんですか。僕はやってしかるべきだし、時間も経っていると思うんですが、どんな協議になってます。