令和4年出水市議会第2回定例会会議録第1号
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令和4年6月13日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 20名
1番 井 伊 健 一 議員
2番 迫 田 小百美 議員
3番 池 田 幸 弘 議員
4番 田 中 秀 一 議員
5番 宇 都 修 一 議員
6番 江川野 一 成 議員
7番 南 鶴 洋 志 議員
8番 鮎 川 浩 一 議員
9番 上須田 清 議員
10番 日 髙 信 一 議員
11番 北御門 伸 彦 議員
12番 吉 元 勇 議員
13番 土 屋 工 吉 議員
14番 鶴 田 均 議員
15番 田 上 真由美 議員
16番 杉 本 尚 喜 議員
17番 出 水 睦 雄 議員
18番 中 嶋 敏 子 議員
19番 道 上 正 己 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
中 原 貴 浩 総務課課長補佐兼職員係長
戸 﨑 基 夫 くらし安心課長
大 田 直 子 財政課長
山 田 丞 財政課財政係長
青 﨑 譲 二 企画政策課長
福 川 正 樹 企画政策課秘書監(係長)
田 中 一 将 情報課長
柿 木 彰 保健福祉部長
阿 多 広 隆 安心サポートセンター長
田 口 宏 幸 福祉課長
谷 川 弘 之 健康増進課長
長谷川 健 健康増進課新型コロナウイルスワクチン接種対策室長(課長級)
田 畑 幸 二 いきいき長寿課長
高 口 悟 こども課長
宮 﨑 毅 市民部長
松 原 淳 市 市民生活課長
堂之上 健 二 生活環境課長
新 森 章 悟 税務課長
松 岡 秀 和 商工観光部長
松 井 勉 商工観光部参与(文化財・ツル博物館担当、文化財課長兼補)
田 口 保 商工振興課長
駒 壽 ひとみ 観光交流課長
濵 畑 信 一 市民スポーツ課長
堀 昌 伸 ツル博物館クレインパークいずみ館長
揚 松 智 幸 農林水産部長
中 原 克 章 農政課長
中 村 孝 文 農林水産整備課長
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
小 村 郁 則 住宅課長
小田原 豊 道路河川課長
吉ケ島 英 章 高尾野支所長
東 畠 賢 一 野田支所長
鮫 島 幸 二 病院事業管理者
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
﨑 迫 真 也 出水総合医療センター総務課長
今 川 武 出水総合医療センター総務課課長補佐兼財政係長
永 山 修 出水総合医療センター総務課調整監(課長補佐)
松 島 邦 子 出水総合医療センター総務課総務企画係長
宇 都 眞由美 出水総合医療センター医事課長
武 宮 由 美 出水総合医療センター医事課外来医事係長
大 平 伸 章 消防長
川 曲 徹 消防本部警防課長
大久保 哲 志 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
住 吉 祐 一 教育総務課長
川 添 直 生涯学習課長
東 陽 一 生涯学習課生涯学習係長
井 上 美和子 出水商業高等学校事務長
横 峯 均 農業委員会会長
岡 本 賢 一 下水道課長
井 山 博 貴 下水道課管理係長
西 郷 博 行 下水道課技術主幹兼建設維持係長
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議会事務局
春 田 和 彦 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
中 村 勇 士 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北 紘 至 主査
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付議した事件
選挙第6号 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙
報告第1号 令和3年度出水市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について
報告第2号 令和3年度出水市一般会計継続費繰越計算書の報告について
報告第3号 令和3年度出水市下水道事業会計予算繰越計算書の報告について
承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(令和4年度出水市一般会計補正予算(第2号))
同意第2号 出水市教育委員会委員の任命について
同意第3号 出水市公平委員会委員の選任について
議案第47号 出水市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第49号 出水市特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例の制定について
議案第50号 出水市病院事業診療費等の料金条例の一部を改正する条例の制定について
議案第35号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第3号)
議案第37号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第38号 令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第40号 令和4年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)
議案第41号 令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第2号)
議案第43号 出水市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について
議案第44号 出水市病院事業職員定数条例の制定について
議案第45号 出水市税条例等の一部を改正する条例の制定について
議案第46号 出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第48号 出水市保育所条例の一部を改正する条例の制定について
議案第51号 出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について
議案第36号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第4号)
議案第39号 令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)
議案第42号 令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第3号)
陳情第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2023年度政府予算に係る意見書採択の要請について
午前10時00分 開 会
△ 開 会
○議長(田上真由美議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和4年出水市議会第2回定例会を開会します。
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△ 開 議
○議長(田上真由美議員) これより本日の会議を開きます。
南日本放送並びに南日本新聞から本日の会議を撮影したい旨の届出があり、それを許可しております。
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△ 日程第1会議録署名議員の指名
○議長(田上真由美議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、4番田中秀一議員、5番宇都修一議員、6番江川野一成議員を指名いたします。
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△ 諸般の報告
○議長(田上真由美議員) 令和4年第1回定例会以降の諸般の報告を申し上げます。
諸会議の出席報告につきましては、お手元に配付のとおりであります。その配付してあります諸会議の概要及び監査委員から報告のありました例月出納検査の結果につきましては、事務局に保管してあります資料により御承知願いたいと存じます。
また、市長から提出のありました諸会議の出席報告がありましたので、皆様の議席にその写しを配付しておきました。
以上が、議長としての主な報告事項であります。これで、諸般の報告を終わります。
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△ 議会運営委員長の報告
○議長(田上真由美議員) ここで議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(杉本尚喜議員) おはようございます。本定例会の会期及び日程について、議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
まず、会期日程について申し上げます。6月14日から6月22日までは休会といたします。6月23日、24日、27日、28日は、本会議第2日、第3日、第4日、第5日の会議を開き、一般質問を行います。6月29日から7月7日までは休会とし、この間の6月29日、30日及び7月1日は、付託されました案件の委員会審査を行っていただきます。7月8日は本会議第6日の会議を開き、休会中審査事件の委員長報告の後、採決を行います。また、新たに意見書等の申出があったときは、この日に上程することといたします。以上が、会期日程等の概要でございます。
なお、一般質問の通告期限は6月15日正午までとなります。質問をされる方は通告書に所定の事項を記載し、提出されるようお願いいたします。一般質問提出時に発言順位の抽選を行います。一般質問は、申し合わせにより1日におおむね4人といたしていますが、質問者の人数によっては、一般質問を予定している本会議が休会となることもございます。この場合、委員会審査予定日を変更し、委員会審査を行っていただきます。
以上のことから、本定例会の会期は、本日から7月8日までの26日間と定めました。
次に、本日の議事日程について申し上げます。日程第3は鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙を行っていただきます。日程第4は施政方針を行っていただきます。日程第5から日程第7までの報告議案3件を一括上程いたします。日程第5から日程第7は提案理由説明の後、これらの報告に対する質疑をする取扱いといたします。日程第8の承認議案を個別に上程、日程第9及び日程第10の同意議案2件を一括上程、日程第11から日程第13までの条例議案3件を一括上程、日程第14から日程第18までの令和4年度各会計補正予算議案5件を一括上程いたします。日程第8から日程第18までは、いずれも委員会付託を省略し、即決の取扱いといたします。日程第19から日程第24の条例議案等6件を一括上程、日程第25から日程第27までの令和4年度各会計補正予算議案3件を一括上程いたします。日程第19から日程第27までについては、いずれも提案理由の説明の後、これらの議案に対する総括質疑を行います。総括質疑終了後、議案の委員会付託区分表のとおり、関係常任委員会に付託いたします。日程第28は陳情1件を上程し、請願等の委員会付託区分表のとおり、文教厚生委員会に付託いたします。
皆様の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
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△ 日程第2会期及び会期日程の決定
○議長(田上真由美議員) 日程第2、会期及び会期日程の決定を議題とします。
お諮りいたします。本定例会の会期及び会期日程については、議会運営委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日から7月8日までの26日間とし、会期日程については、配付いたしております会期日程表のとおりとすることに決定しました。
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△ 議事日程の報告
○議長(田上真由美議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和4年出水市議会第2回定例会
議 事 日 程 第 1 号
令和4年6月13日 午前10時 開 議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期及び会期日程の決定
第3 選挙第6号 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙
第4 施政方針
第5 報告第1号 令和3年度出水市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について
第6 報告第2号 令和3年度出水市一般会計継続費繰越計算書の報告について
第7 報告第3号 令和3年度出水市下水道事業会計予算繰越計算書の報告について
第8 承認第4号専決処分の承認を求めることについて(令和4年度出水市一般会計補正予算(第2号))
第9 同意第2号 出水市教育委員会委員の任命について
第10 同意第3号 出水市公平委員会委員の選任について
第11 議案第47号 出水市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第12 議案第49号 出水市特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例の制定について
第13 議案第50号 出水市病院事業診療費等の料金条例の一部を改正する条例の制定について
第14 議案第35号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第3号)
第15 議案第37号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
第16 議案第38号 令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)
第17 議案第40号 令和4年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)
第18 議案第41号 令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第2号)
第19 議案第43号 出水市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について
第20 議案第44号 出水市病院事業職員定数条例の制定について
第21 議案第45号 出水市税条例等の一部を改正する条例の制定について
第22 議案第46号 出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第23 議案第48号 出水市保育所条例の一部を改正する条例の制定について
第24 議案第51号 出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について
第25 議案第36号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第4号)
第26 議案第39号 令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)
第27 議案第42号 令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第3号)
第28 陳情第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2023年度政府予算に係る意見書採択の要請について
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△ 議 事
○議長(田上真由美議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第3選挙第6号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第3、選挙第6号鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙を議題とします。
鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員は、県内市町村の長及び議員のうちから、市長区分6人、市議会議員区分6人、町村長区分4人、町村議会議員区分4人によって構成されています。現在の広域連合議会議員のうち、市議会議員から選出する議員について、一人の欠員が生じているため、広域連合規約第9条第3項及び広域連合議会の議員の選挙に関する規則の規定に基づき、選挙の告示を行い、候補者の届出を締め切ったところ、市議会議員から選出すべき人数を超える2人の候補者がありましたので、広域連合規約第8条第2項の規定により、選挙を行います。この選挙は、同条第4項の規定により、全ての市議会の選挙における得票総数の多い順に当選人を決定することになりますので、会議規則第32条の規定に基づく選挙結果の報告のうち、当選人の報告及び当選人の告知は行いません。
そこでお諮りいたします。選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票数のうち、候補者の得票数までを報告することとしたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。したがって、選挙結果の報告については会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することに決定しました。選挙は投票で行います。
議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(田上真由美議員) ただいまの出席議員数は議長を含め20名です。
次に、立会人を指名いたします。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に2番、迫田小百美議員、12番、吉元勇議員を指名いたします。
投票用紙を配ります。
[投票用紙の配付]
○議長(田上真由美議員) 念のため申し上げます。投票は単記無記名です。
投票用紙の配付漏れはございませんでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検します。
[投票箱の点検]
○議長(田上真由美議員) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。職員が議席番号と氏名を呼び上げますので、順番に投票を願います。
○華野順一議会事務局次長 1番、井伊健一議員、2番、迫田小百美議員、3番、池田幸弘議員、4番、田中秀一議員、5番、宇都修一議員、6番、江川野一成議員、7番、南鶴洋志議員、8番、鮎川浩一議員、9番、上須田清議員、10番、日髙信一議員、11番、北御門伸彦議員、12番、吉元勇議員、13番、土屋工吉議員、14番、鶴田均議員、16番、杉本尚喜議員、17番、出水睦雄議員、18番、中嶋敏子議員、19番、道上正己議員、20番、髙崎正風議員、15番、田上真由美議員。
○議長(田上真由美議員) 投票漏れはございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 投票漏れなしと認めます。
これで投票を終わります。
これより開票を行います。迫田議員及び吉元議員、開票の立会いをお願いいたします。
[開票]
○議長(田上真由美議員) 選挙の結果を報告します。投票総数20票、有効投票20票、無効投票0票で、出席議員数に符合いたしております。有効投票のうち、下川床泉議員14票、畑中香子議員6票。以上のとおりです。この鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙の結果を報告いたしておきます。
議場の閉鎖を解きます。
[議場の開鎖]
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△ 日程第4施政方針
○議長(田上真由美議員) 日程第4、施政方針を議題とし、市長の発言を求めます。
○椎木伸一市長 おはようございます。令和4年出水市議会第2回定例会の開催に当たりまして、市長としての所信の一端と施策の大綱を申し上げます。
私は、このたびの選挙におきまして、市民の皆様方の御信任をいただき、引き続き市政運営の重責を担わせていただくこととなりました。心から感謝申し上げますとともに、出水市の新たな歴史の一端を担うことを考えますと、改めて身の引き締まる思いとともに、さらなる安心のまちづくりへのチャレンジに向けて決意を新たにしております。
私は、これまで、草の根的な活動により多くの市民の皆様からそれぞれの思いや御苦労、そして希望を直接伺ってまいりました。市政にすぐに反映できなくても、その思いをしっかりと受け止め、市政に臨むことが市民の皆様に寄り添うことだと考えており、これからも、このことを心に刻み、市政運営に取り組んでまいります。
平成30年に就任以来、市民に信頼され安心できる市政を目指し、「市民が主人公」を基本とし、「明るくまっすぐな安心できる市政」の実現に向けて全力で取り組んでまいりました。
私の出水市への熱い思いは、4年たった今でも全く変わっておりません。これからも、市民の皆様の御意見を拝聴しながら、安心のまちづくりに全身全霊で取り組んでまいります。
任期後半の2年余りは新型コロナウイルス感染症や鳥インフルエンザの発生などにより、地域経済は大きな影響を受け、市民の皆様も大変御苦労されたことと思います。いまだに新型コロナウイルス感染症は人々の暮らしや経済活動に影響を及ぼし続け、収束の見通しが依然としてたたない不透明な状況が続いております。コロナ禍の中にあっても市政は燈々無尽であり、一時も停滞させることがあってはなりません。
このような考えのもと、私はコロナ収束後や、10年後、20年後の出水市の将来像を見据え、本市のポテンシャルを引き出し、次世へ代すばらしい出水市を引き継ぐため、ラムサール条約湿地登録や市民が集える屋根付き市民ふれあい広場の整備、南九州西回り自動車道直結型の防災道の駅の整備、デジタル化には不可欠な光ブロードバンドの整備など、多くの種をまいてまいりました。
今後、このまいた種を大きく開花させ、ポテンシャルあふれる出水市の輝かしい未来を拓き、市民の皆様の「しあわせ」という結実のため、「こどもの安心」「いのちの安心」「くらしの安心」、この3つの安心を柱に、誰一人取り残さない「安心のまちづくり」の実現に向け、議員の皆様のお力添えをいただきながら、市政運営に邁進してまいります。
また、地方創生やSDGsに向けた取組を着実に推進し、持続可能な活力ある社会づくり、花いっぱいプロジェクトなど市民の一体感の醸成を推進しながら、魅力あるわくわくするまちづくりに取り組んでまいります。
それでは、施策の大綱について申し上げます。
「安心のまちづくり」の中の「こどもの安心」でございますが、子育て支援として、学校給食費における保護者負担の軽減を図ります。第1子、第2子については給食費の一部を、第3子以降は全額を助成いたします。
次に、スポーツ環境の充実に向け、熱中症対策として総合体育館(マルマエスポーツセンター出水)にエアコンを設置いたします。本市は、陸上の一山麻緒選手や白石黄良々選手、サッカーの大迫敬介選手をはじめとする世界レベルで活躍するアスリートを輩出しています。全天候型に改修された陸上競技場や、令和5年度に完成予定の屋根付き市民ふれあい広場なども併せて活用し、彼らに続く子供たちが将来の夢を描けるようなスポーツや音楽イベントなどを開催してまいります。
これまで、全ての小・中学校に熱中症対策としてエアコンを設置し、年次的なトイレの洋式化等を進めております。児童・生徒が良好な教育環境の下で学習に取り組めるよう、安全で快適な環境整備を今後も進めてまいります。
また、小・中学校、商業高校での1人1台タブレットの配置も含めたデジタル化を進める中においても、豊かな心を育む教育が併せて必要となってまいります。これまでの体験学習や読書活動に加えて、ラムサール条約湿地への登録を機に、環境学習などを新たに取り入れ、心の教育の充実を図ってまいります。
本年4月、手狭になっておりました子育て支援室を高尾野農業者健康管理センターへ移転し、リニューアルオープンしました。大型の遊具等を設置し、親御さんと一緒に子供たちが元気よく遊べる場であり、子育て期の不安の解消や、心の安らぎの場となっております。
また、本年度は、クレインパークの敷地内にも大型遊具を設置するなど、引き続き、安心して子供を生み育てられる環境と子育て支援の拡大・充実に努めてまいります。
次に、「いのちの安心」でございます。
まず、病院事業についてでございますが、市民の皆様が安心して必要な医療を受けられる医療提供体制を確保することは市政の最重要課題であります。その中で、出水総合医療センターは、公設の医療機関として救急医療や小児医療などの不採算部門や、新型コロナウイルス感染症の重点医療機関として医療を提供し、市民の病院として役割を果たしています。
これからも公設として将来にわたって存続させていかなければなりませんが、同時にその経営状況からくる負担が、住民の福祉に影響を及ぼしてはならないことは言うまでもありません。
まずは、現在の経営改善、経営安定化に向けた、より具体的な取組を継続し、次の段階として、長期的視点から広く2市1町の出水医療圏における安定的な医療供給体制確立に向けて関係機関等と協議を進めていくことが必要であると考えます。
次に、新型コロナウイルス感染症対策についてでありますが、当初から、市民の皆様には自分を守り、家族を守り、大切な地域を守るため、一人一人ができることにしっかり取り組み、市民がワンチームになって乗り越えましょうとお願いしてまいりました。人口10万人当たりの感染者数でみますと県内19市中14位であり、市民の皆様の御努力と御協力に感謝申し上げます。
新型コロナウイルスワクチン接種については、医師会など市内医療関係者の皆様に御協力いただき、順調に進んでおりまして、4回目のワクチン接種も先月から開始しております。新規感染者数は減少傾向ではありますが、まだまだ先を見通せない状況にあります。今後も、基本的な感染対策はもとより、一刻も早い地域経済の回復に向けた対策についても、これまでと同様に、時期を逸することなくスピード感をもって進めてまいります。
災害関連としましては、近年の大雨や地震などの自然災害は、頻発化・激甚化する傾向にあり、市民の皆様の災害に対する関心は高く、市政における危機管理は、これまで以上に重要な課題となってきています。水害や地震、原子力災害等、災害に対する市民の皆様の高い関心を実際の防災・減災行動に結びつけるために、市民参加型の避難・防災訓練や講演会の実施のほか、防災無線・防災メール・LINEメッセージ等の多様な伝達手段で、迅速かつ正確な情報を発信してまいります。
また、感染症に対応した避難所の運営、災害発生後の迅速な消防救助体制や早期の応急復旧体制の整備にも取り組んでまいります。
そのほか、大規模災害等も想定して、災害時の一時物資置き場やボランティアセンターなど、災害支援の拠点となる屋根付き市民ふれあい広場や、南九州西回り自動車道直結型の防災道の駅を計画しており、また、出水インター周辺の排水路の整備など防災機能の向上にも努めてまいります。
防災対策は、自分の身は自分で守る「自助」、隣近所、地域で協力して助け合う「共助」、行政が行う「公助」の3つが基本とされております。令和3年度には、日頃からの災害への備えとしての自主防災組織率が100%となり、自助、共助の体制が確保されつつあります。今後とも、自助・共助・公助の連携により防災・減災などの取組が効率的に機能し、市民の安全安心な暮らしを守れるよう防災対策をしっかり展開してまいります。
また、交通事故防止強化対策として、学校周辺の交差点や交通量の多い市道等の区画線・防護柵等の補修を重点的に実施し、さらなる事故防止対策に努めます。併せて、道路維持補修事業や一般道路整備事業、国の補助事業を活用した道路改良や橋梁補修を実施することにより、安全で快適な生活基盤の充実を図ります。
安心サポートセンターでは、令和2年度から安心サポート専門監として県職員を配置し、また、令和4年4月から、子ども家庭総合支援拠点及び配偶者暴力相談支援センターを設置しております。子供や家庭等に関する相談全般から、要保護児童等への対応、児童相談所等関係機関との連携調整など、引き続き、支援体制の強化に努めてまいります。
次に、「くらしの安心」でございます。
出水市はこれまで「ツルと歴史のまち」を標榜し観光振興に取り組んでまいりましたが、ここ2年余りの新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、出水市の観光産業も大きく影響を受けております。コロナ禍以前は農家民泊を中心に、県外の修学旅行や訪日外国人旅行者を多く受け入れておりましたが、各種イベントの中止とも相まって、観光客数が激減しているのが現状です。
このような中、国の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の変更に伴う経済活動の再開に向けた動きに加え、6月に入り外国人観光客の受け入れも再開しており、これらの動きに合わせた施策の展開が急務となっています。
今後の観光振興を図っていくためには、国内の観光需要をターゲットとした着地型観光の推進や、稼げる観光地づくりに取り組んでいかなければなりません。
具体的には、麓武家屋敷群での着物着付け体験や、ツルの早朝観察、日本で見られる野鳥約600種のうち約300種が確認される恵まれた自然環境を活用した野鳥観察エコツアーの実施等、独自性の高い体験プログラムを提供していかなければならないと考えています。
幸いにして、ラムサール条約湿地に登録された「出水ツルの越冬地」や、日本遺産に登録された400年の歴史を持つ「出水麓武家屋敷群」というすばらしい観光資源があります。さらには、麓地区の規制緩和により、武家屋敷「宮路邸」が宿泊施設として今月末に開業予定となっており、後に続く民間事業体の動きに期待しながら、これらの新たな観光資源を活用し「世界に誇れる豊かな自然・未来へ紡ぐいにしえのまち」として観光振興を図ってまいります。
また、来年秋には特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」が本市でも開催されます。市全体でおもてなしの心で選手団を迎え、市民の皆様の心に残る大会にしたいと考えています。このほか、皆様に長年親しまれておりました出水ツルマラソン大会については、その後継イベントの開催に向けて実行委員会を立ち上げ、竹灯籠祭いずみマチ・テラスやツル観光、オールドカーフェスティバル等のこれまでの観光資源と、先ほど申し上げました新たな観光資源を結び付けた宿泊滞在型のイベントとして育てていきたいと考えています。
早期開通が望まれる南九州西回り自動車道に直結した防災道の駅については、整備に向け着実に準備を進めてまいります。同時に、地域活性化施設としての活用も視野に入れて取り組むこととし、稼げる観光地づくりの戦略的組織として期待している出水市観光特産品協会と連携して積極的な事業展開を進めてまいります。
また、これまでも企業誘致と地場産業への支援強化を図ってまいりましたが、今後につきましては、これまでの企業・団体への支援はもとより、現在、福祉・医療従事者や建設技術者等の人材不足が叫ばれており、人材確保や人材育成への支援が不可欠な状況となっています。有資格者の職場復帰支援や、新卒者の雇用支援のほか、働き手の人材育成支援を行うとともに、建設業における魅力発信イベント等にも支援するなど、人材不足対策を実施してまいります。
これまで、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済対策としましては、国の予算と連動しながら、消費喚起・生活支援のためのプレミアム付き商品券の発行や国の給付金など、少しでも早く支援が届けられるように努め、議員の皆様方の御協力をいただきながら、その都度、予算措置も行い、地域経済の下支えのための経済対策・支援対策を講じてまいりました。
今後も、長引く新型コロナウイルス感染症の市民生活や地域経済への影響を注視しながら、時期を逸することなく必要な対策を講じてまいります。
以上、私が市長として臨む所信の一端と施策の大綱について申し上げました。
繰り返しになりますが、1期目にまいてきた種を大きく開花させ、市民の「しあわせ」という結実のために、「こどもの安心」「いのちの安心」「くらしの安心」の3つの安心を柱として、さらなる「安心のまちづくり」のために、市民の皆様に寄り添いながら力強く攻めの行政を進めてまいります。
また、この度、出水市が国内初となるラムサール条約の湿地自治体として認証され、この認証決定に合わせて、2050年に二酸化炭素の実質排出量ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」も同時に行いました。
地球の住人として、市民・事業者・行政が一体となって、環境・経済・社会が調和したSDGsの達成に向け取組を加速させるとともに、再生可能エネルギーの地産地消など、私たちにできることを積極的に取り組んでまいります。
今後におきましても、「市民が主人公」を基本とし、明るくまっすぐな安心できる市政に努め、魅力あるすばらしい出水市を、次代を担う子供たちに誇りを持って引き継ぐため、勇気・行動力・決断力を持って全力で取り組んでまいる所存でございます。
出水市の輝かしい未来が拓けるよう、議員の皆様、市民の皆様と共に手を携えて、「オール出水」で、全力で取り組んでまいります。
議員各位、市民の皆様方の御理解と御協力をいただきますようお願いを申し上げます。ありがとうございました。
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△ 日程第5報告第1号・日程第6報告第2号
日程第7報告第3号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第5から日程第7までの令和3年度各会計繰越計算書の報告議案3件を一括して議題とします。
提案理由の説明並びに報告を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました令和3年度出水市一般会計繰越明許費繰越計算書ほか2件の報告について、一括して説明します。
繰越明許費繰越計算書及び継続費繰越計算書の報告については、地方自治法施行令第146条第2項及び第145条第1項の規定により、また、予算繰越計算書の報告につきましては、地方公営企業法第26条第3項の規定により報告するものであります。
まず、一般会計繰越明許費繰越計算書から、繰越明許費として議決をいただきました順に説明いたします。
令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)で繰越明許費の議決をいただきました、教育費の市民プール改修事業については、所要額を繰り越し、令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)で繰越明許費の議決をいただきました土木費の道路維持補修事業(第13号補正予算分)、一般道路整備事業(第13号補正予算分)、県単急傾斜地崩壊対策事業及び災害復旧費の現年発生農業用施設補助災害復旧事業、現年発生農地補助災害復旧事業については、全額を繰り越しておりますほか、民生費の家庭児童相談管理システム移行業務委託、農林水産業費の漁港等施設整備事業、土木費の橋梁維持補修補助事業及び災害復旧費の現年発生林業用施設補助災害復旧事業については、所要額を繰り越しております。
また、令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)で繰越明許費の議決をいただきました総務費の住民基本台帳システム改修業務委託、民生費の住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業、住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事務費、子育て世帯臨時特別給付金給付事業、農林水産業費の林道維持補修事業(平岩線路面舗装事業等)、土木費の道路新設改良補助事業(防災・安全交付金分)、教育費の小学校新型コロナウイルス感染症対策消毒薬等購入経費、中学校新型コロナウイルス感染症対策消毒薬等購入経費、高等学校新型コロナウイルス感染症対策消毒薬等購入経費及び災害復旧費の現年発生農地・農業用施設単独災害復旧事業については、全額を繰り越し、総務費の光ブロードバンド利用促進事業補助金、交通安全施設整備事業、土木費の地域活性化施設予備設計業務委託及び災害復旧費の現年発生道路補助災害復旧事業、現年発生河川補助災害復旧事業、現年発生河川単独災害復旧事業、現年発生林業用施設単独災害復旧事業については、所要額を繰り越しております。
また、令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)で繰越明許費の議決をいただきました、民生費の児童クラブ施設整備事業補助金、農林水産業費の農地利用状況調査等用タブレット導入事業、食肉等流通体制整備事業費補助金、商工費の移動販売支援事業補助金、ツル観察センター屋外トイレ整備事業、教育費の教育総務費ではICT教育環境運用支援事業、小学校費の統合型校務支援システム等導入事業、小学校トイレ洋式化等改修事業、中学校費の統合型校務支援システム等導入事業、高等学校費の統合型校務支援システム等導入事業については、全額を繰り越し、消防費の新型コロナウイルス感染症対策避難所用備品等購入経費については、所要額を繰り越しております。
一般会計の38事業では、合計13億36万円の繰越額となるものです。
また、繰越財源については、特定財源が11億6,959万9,000円、一般財源が1億3,076万1,000円となっておりまして、特定財源では、国庫支出金等を未収入特定財源として繰り越し、令和3年度決算事業分として借り入れた漁港等施設整備事業等にかかる市債の過充当相当額を既収入特定財源として繰り越したものです。
次に、一般会計継続費繰越計算書について説明します。
令和3年度から令和5年度までの継続費を設定しております、屋根付き市民ふれあい広場整備事業については、令和3年度の年割額2億8,932万6,000円全額を、国庫支出金、市債、繰越金を財源として繰り越したものです。
次に、下水道事業会計予算繰越計算書についてでありますが、これは、地方公営企業法第26条第1項の規定により、年度内に支払義務が生じなかった建設改良費のうち、本町第一雨水ポンプ場更新事業及びストックマネジメント実施計画策定業務委託について、機器の調達や計画作成等に係る所要の工期を確保するため、合計で2事業の繰越額1,305万5,000円を、国庫補助金、企業債、過年度分損益勘定留保資金を財源として繰り越すものです。
以上、報告いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 以上で報告は終わりました。
報告第1号令和3年度出水市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、報告第2号令和3年度出水市一般会計継続費繰越計算書の報告について、報告第3号令和3年度出水市下水道事業会計予算繰越計算書の報告についてに対して、一括して質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) 報告第1号と第2号の款で言えば土木費、それから災害復旧費ですが、この繰越しについて、特に内水面漁協との協議のことが影響して繰り越したという事例はないでしょうか。説明できる点があれば、お願いします。
○小原一郎建設部長 その後、工期の延期等についても異議なく進めているところです。特に問題はございませんでした。
○20番(髙崎正風議員) 今、市長のほうから繰越明許について説明がございましたが、非常に繰越額、件数がたくさんありますが、どのくらいこれが今年度の何月までかかって消化されるのか。
また、次年度に向けて、またこういうのが発生してくるのではないかと思っております。ですから、事業が遅れていると私は感じているんですけれども、その事業の遅れがならないように、また新年度予算も消化していかなければなりませんので、その辺について、どうお考えなのかですね。ただ、繰越額の件数が非常に多いような気がしますが、その点についてお伺いいたします。
○冨田忍政策経営部長 確かに令和3年度から4年度への繰越額は事業も金額も大きいものでございます。ただ、災害復旧費につきましては、当然、災害発生から被害が甚大でございましたので、工事・事業内容等も大きくなっております。
災害復旧については、北薩1号線の林道を除けば、おおむね6月中には目途がつくというふうに考えております。
そのほかの繰越事業につきましては、国の補正予算のコロナウイルス感染症対策の交付金等を受けて、国の補正予算を受けての事業がほとんどでございます。それらは、国の補正の時期に合わせて本市の予算計上時期も遅れております。9月、12月、3月というような形で予算計上をしておりますので、その部分については繰越しもやむを得ないものと考えております。
事業全般にわたっては遅れることがないよう迅速に進めてまいりますので、御理解を賜りたいと思います。
○13番(土屋工吉議員) 報告第3号の下水道会計予算繰越計算書の報告についてなんですが、日本全国、半導体かれこれでちょっと量的に困っているという話を伺いますが、この本町第一雨水ポンプ場の説明の中で、ポンプの発注、生産までということなんですが、やはりこうした機器の発注関係で全国的に納入が遅れているというような傾向はないのか、伺います。
○岡本賢一下水道課長 今、本町第一雨水ポンプ場のポンプの件でございますが、このポンプ場につきましては、半導体とか全国的にとそういった影響ではないんですが、ポンプ自体が汎用品ではなく受注生産になるということで、今回につきましては納期がかかるということで繰越しということでございます。
○議長(田上真由美議員) ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
これで、報告第1号、報告第2号、報告第3号について、終了いたします。
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△ 日程第8承認第4号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第8、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(令和4年度出水市一般会計補正予算(第2号))を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました令和4年度出水市一般会計補正予算(第2号)の専決処分の承認を求めることについて、提案理由を説明いたします。
専決処分をしました補正予算は、国の子育て世帯生活支援特別給付金の支給に係る経費や、文化会館空調設備の改修設計に係る委託費のほか、林道北薩1号線における地すべり対策のための調査測量設計に係る委託費を新規計上するものであります。
まず、子育て世帯生活支援特別給付金につきましては、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中、物価高騰などに直面する低所得の子育て世帯に対し、生活を支援するため給付金を支給するもので、ひとり親世帯のうち、令和4年4月分の児童扶養手当の受給者等、また、ひとり親以外の世帯のうち、令和4年度分の住民税均等割が非課税の世帯等に対して、児童一人当たり5万円を支給するものです。本給付金の趣旨を踏まえ、まずは、児童扶養手当の対象となっている592世帯の児童987人分の給付金を、6月15日に支給する予定としています。
次に、文化会館空調設備改修設計委託につきましては、文化会館の空調設備に一部故障が確認されるなど、老朽化が著しく、全面的な更新工事が必要となりましたことから、設計委託を実施するものです。早急に対応することで、利用者への影響を最小限にとどめるため、予算を計上しました。
また、林道北薩1号線地すべり対策調査測量設計委託につきましては、令和3年7月豪雨により被災した林道北薩1号線において、復旧に向け工事を進めておりましたが、地すべり災害発生のおそれが生じたため、工事を一時中断した上で、早期の復旧に向け、まずは、対策工法等の調査を実施するものであります。
いずれの予算につきましても、緊急の予算措置が必要となりましたので、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、5月23日に専決処分を行ったものです。
議員の皆様におかれましては、諸般の事情を御賢察の上、御理解を賜りたいと存じます。
補正予算第1条の歳出では、予算書15ページ、第3款民生費、児童福祉費の職員給与費において、子育て世帯生活支援特別給付金の給付事務に当たる職員の時間外手当に係る財源変更をし、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費では、給付金及び給付事務に係る経費をそれぞれ新規計上しました。
次に、第10款教育費、社会教育費の文化会館等施設整備事業費では、空調設備改修設計に係る委託費を新規計上しました。
また、第11款災害復旧費、農林水産施設災害復旧費の現年発生林業用施設単独災害復旧費では、林道北薩1号線における地すべり対策調査等に係る委託費を新規計上いたしました。
以上が歳出の概要ですが、これに対します歳入としましては、国庫支出金及び市債を追加計上し、地方交付税を調整しました。
次に、補正予算第2条の地方債の補正ですが、現年発生林業用施設単独災害復旧事業の市債を追加するものです。
なお、本条によります補正後の市債の現在高は、予算説明書17ページの資料のとおりとなるものです。
以上が、本補正予算の内容でございますが、今回の補正額は、1億3,589万円の追加で、これにより予算規模は250億2,905万円となるものです。
よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) これから、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(令和4年度出水市一般会計補正予算(第2号))について、これから質疑を許します。
○18番(中嶋敏子議員) 2点ほどお尋ねいたします。
子育て世帯生活支援特別給付金給付事業ですけれども、児童扶養手当の受給者等が592世帯、987人とおっしゃったんでしょうか。
それと、もう一つある、ひとり親世帯以外分についてはどれほどと見込んでおられるのかですね。そこに対する上のほうは申請は必要ないのかなと思うんですけど、このひとり親世帯以外分については、申請が必要なのかどうか、その広報等はどうされているのかもお尋ねいたします。
あと、それが何世帯、何人と見込んでおられるのかですね。
あと確認ですけれども、これは生活保護世帯も対象となり、それは収入認定をしないということでいいのか、確認させてください。
○高口悟こども課長 ひとり親以外の世帯につきましては、児童を900人、世帯数を450世帯と見込んでおります。申請が必要な方々がいらっしゃいますけれども、この方々には対象となり得るような方につきましては、データ等を拾い、直接、申請書とかパンフレット等をお送りする予定ではございますけれども、その他の世帯の方々にはホームページや広報紙、そして今、ポスター等の作製を予定しておりまして、スーパー等、目につくところに貼っていったり、あと小学校、保育園、幼稚園等にパンフレットを子供宛てで配る予定をしております。
そして、生活保護の関係でございますが、この給付金については収入認定はしないということでございます。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、これを承認することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は承認されました。
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△ 日程第9同意第2号・日程第10同意第3号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第9及び日程第10の同意議案2件を、一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました出水市教育委員会委員の任命について、ほか1件の提案理由を説明いたします。
まず、出水市教育委員会委員の任命について説明します。
本案は、出水市教育委員会委員である川畑純義氏の任期が、本年5月16日をもって満了したことに伴い、後任に中村修一氏を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
中村修一氏の履歴は、お手元に配付してある参考資料のとおりでありますが、長年郵便局や九州郵政局に勤務され、米ノ津郵便局長を最後に本年3月に退職されています。また、米ノ津東小学校PTA会長や、出水市PTA連絡協議会副会長等を歴任され、本市の教育行政に大きく貢献されています。
このような幅広い経験を持たれていることから、今回、教育委員会委員として任命したいと考え、提案するものです。
次に、出水市公平委員会委員の選任について、提案理由を説明します。
本案は、出水市公平委員会委員である今釜博泰氏の任期が、本年5月16日をもって満了したことに伴い、後任に川曲聡氏を選任することについて、地方公務員法第9条の2第2項の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
川曲聡氏は、大学卒業後、高尾野町に採用され、監査委員事務局長、公平委員会事務長、議会事務局長を歴任され、長年、市職員として本市に勤務し、平成28年3月に定年退職されております。
在職中、数々の管理・監督職を歴任され、特に公平委員会事務長も経験されていることから適任であると考え、提案するものです。
よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 以上で説明が終わりました。
ここで、暫時休憩といたします。再開を午前11時15分といたします。
午前10時59分 休 憩
午前11時15分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開いたします。
これから同意第2号出水市教育委員会委員の任命についてに対する質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) 中村氏の提案ですけれども、教育委員の重要な職務というのは、「教育行政の基本方針や重要事項を審議し、決定すること」とありますけれども、そこにこの方ができるといったような判断は、例えば職歴を見たときの「こういった職歴の実績があるんだ」とか、あるいはPTA会長のほうをよくいろんなことをされていますけれども、特に期待できる点があって、教育委員にはふさわしいといったような、何か一つ重要な決定のことが説明できる点があれば一つぐらい説明していただきたいですが。
○椎木伸一市長 教育委員の中村修一氏への教育委員としての何が一番推しかというような話だと思いますけれども、中村修一氏は米ノ津郵便局をこの3月に退職されたわけですけれども、人格等も非常に温厚で、いろんな識見もあられます。そういった中で、この各小・中・高校ですね、そういったところでのPTAの会長と副会長等を歴任されていらっしゃいますので、教育環境についての知識は相当おありだというふうに思っておりまして、そういったことを総合的に勘案して、教育委員としてふさわしい方だというふうに思ったところであります。
○12番(吉元勇議員) 出水市出身で地元で仕事をされて、こういった高校のPTA会長もされていますけれども、教育委員の任命の中で、例えば政治的に中立であるとか、あるいは継続性があるとか、あるいは地域住民の意向の反映をするといったようなことも期待されておりますが、今の教育委員に長島さんがいらっしゃいますけれども、校区という言い方はあまり今使わないのかもしれませんが、中学校区で言えば米ノ津中学校区からこの方が入ると2名になるといったように考えると、地域住民の意向の反映といったような観点からすると、少し固まっているのではないかという見方もできますが、その点についてはどう考えればよろしいですかね。
○椎木伸一市長 校区は米ノ津の小学校は違うわけでありますけれども、中村さんは地域の方とのいろいろ交流も盛んにされている方でして、地域からのいろんな親御さんであるとか、あるいはそのまた上のおじいさんとかおばあさんとかですね、そういった方の御意見も反映できる方だと思っておりますし、また郵便局時代の勤務でも広く出水市内にかかわらず、多くの交友関係もお持ちですので、広く出水市内の教育行政に対する御意見等が集積できるというような方であると思っております。そして、また中村さんは元々が県外の御出身であられまして、そういった視点でこの鹿児島、出水を見ていただくということも非常に期待できるのではないかというふうにも考えているところです。
○12番(吉元勇議員) よく市長も説明できて、よく分かります。もう1点ですね。この教育委員の方も任命されて、すぐ辞めるといったようなことでは困ります。継続性があることといったような観点からですけれども、年からすれば65歳という方ですが、今回、任命された後、もう1期で終わるといったようなことになるのか、少し継続性があった場合に考えると、やっぱり僕は若い方がいいなと思っているんですけれども、その点、少し長くやっていただけると。そうでないと、教育委員の任務というか、それを考えたときに、そこ2、3年で終わるとか1期で終わるといったようなことでも困りますし、その辺の継続性という観点から見たときに、65歳であるけれども少し長くやっていただける期待が持てるのかどうか、説明できる点があればお願いします。
○椎木伸一市長 教育委員の皆様の年齢構成を見ますと、まだ子供さんを持っていらっしゃる方とか、あるいは卒業された方、あるいはこの中村さんのように、もう大分前に卒業された方とかいうふうなバランスでしておりますが、教育行政についてはいろんな御意見がある中での教育委員の活動をしてもらいたいと思っておりますので、やはり若い人ばかりでもいろんな御意見を把握するという意味ではどうかなという思いがあります。そういったことで、こういった幅広い年代層の方の御意見を集約する組織としたいという思いもありますし、そういった中での活動でございます。御本人はいたって健康であられますので、ウォーキングもされているようでございますので、年齢に関係なく、しばらくはお務めいただけるものと期待しております。
○議長(田上真由美議員) ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び道上正己議員から無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは、会議規則第71条第1項の要件を満たしております。
よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(田上真由美議員) ただいまの出席議員数は、19名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので、御注意をお願いいたします。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
[投票]
○議長(田上真由美議員) 押し忘れ等ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで、投票を終わります。
[開票]
○議長(田上真由美議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数19票、有効投票19票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち、賛成19票、反対ゼロ票、うち白票ゼロ票。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、同意第2号出水市教育委員会委員の任命については同意することに決定しました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
○議長(田上真由美議員) 次に、同意第3号出水市公平委員会委員の選任についてに対する質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) 川曲さんは出水市職員出身で、事務局長等と考えますと管理職であったと認識しますが、前任者が今釜さんということで、引き続き市の職員の方を選任の同意を求めるといったことなんですが、昨今の公平委員会にかけられる事案として、市職員の処遇に関する件が時々ありますが、その辺にちょっと影響はないのかどうか、その辺についてどのような視点で見られているのか、答弁できる点があればお願いします。
○椎木伸一市長 市の職員OBで今釜さんもそうでしたし、今回お願いしている川曲さんもそうであります。おっしゃるとおりでありますが、公平委員の場合は、ほかにも民間の御出身の方も含めての合議体でありますので、そういった意見を集約しながら、あるいは行政の中の組織もある程度分かっていらっしゃる方も中におられたほうが、いろいろな円滑に進める中で非常に有効だと思っております。これまでも、そういった中で貴重な御意見等を賜っておりますので、今回もぜひ、こういった形でお願いをしたいということでございます。
○議長(田上真由美議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び道上正己議員から無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは、会議規則第71条第1項の要件を満たしております。
よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(田上真由美議員) ただいまの出席議員数は19名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので、御注意をお願いいたします。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
[投票]
○議長(田上真由美議員) 押し忘れ等ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで、投票を終わります。
[開票]
○議長(田上真由美議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数19票、有効投票19票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち、賛成17票、反対2票、うち白票ゼロ票。
以上のとおり、賛成多数でございます。よって、同意第3号出水市公平委員会委員の任命については同意することに決定いたしました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
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△ 日程第11議案第47号・日程第12議案第49号
日程第13議案第50号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第11から日程第13の条例議案3件を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました出水市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、ほか2件の提案理由を説明します。
まず、出水市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
本案は、特別職の給料月額について、病院事業の経営が依然として厳しい状況にあることから、市長にあっては20%、副市長にあっては10%、教育長にあっては8%の特例による減額を実施するものです。
減額の期間は、この条例の施行の日から今和5年3月31日までといたします。
次に、出水市特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、本年3月25日に公布された特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律施行規則の一部を改正する省令により、同規則の一部が改正され、条例で引用していた条項が繰り下げられたことに伴い、引用を改め、公布の日から施行しようとするものです。
次に、出水市病院事業診療費等の料金条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、療担規則及び薬担規則並びに療担基準に基づき厚生労働大臣が定める掲示事項等の改正に伴い、選定療養費の額が改正されたことから、出水総合医療センターにおいてもこの措置を講ずるため、所要の改正をしようとするものです。
それでは、改正の内容について説明します。
別表中、他の病院等からの紹介がない初診の患者に加算する初診時加算料を5,000円から7,000円に改め、他の病院等に紹介する旨を申し出たにもかかわらず当院を再受診する患者に加算する再診時加算料を2,500円から3,000円に改めるものです。
附則ですが、この条例は、本年10月1日から施行するものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。
これから議案第47号出水市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) 現在の令和3年4月1日から令和4年3月31日までを今回は令和5年3月31日までに改めるということで、この提案理由で市長、副市長、あるいは教育長の特別職の減額にしたのは、いつぐらいからですかね。あるいは何年ぐらいこういうことをやっていますかね。ちょっと急で申し訳ないけど、大体令和何年から、あるいは平成何年からやっているという説明ができればお願いします。
○山元周作総務課長 特別職のカットにつきましては、平成18年から継続的に、率が変わっておりますけれども、継続しております。現在の市長の20%になったのは平成30年の8月からになります。
○12番(吉元勇議員) 提案理由が病院事業の経営状況に鑑みとあります。私たちも議員は、こういう議会の中でいろいろと議論をしてきて、病院事業のこともいろいろと聞いてきて何となく分かりますけれども、市民からはなかなか理解できないものがあると思いますが、簡潔でいいので、「病院事業の経営状況に鑑み」一体これはどういうことですかね。単なる赤字が続いているとか、そういうことではなくて、それは採算も取れない部分もあるでしょうから赤字も出るんです。でも、その経営状況を鑑み、やはり市長、特別職の給与をカットしなきゃいけない、本当に状況にあるのか。その辺を説明できれば、お願いしたいと思います。
○椎木伸一市長 病院事業につきましては、私が就任しての直前からいろいろ市民も交えて、大きな議論がございました。私が就任したときは1丁目1番地の改革の課題だということであったわけでございます。その後、鮫島事業管理者においでいただいて、花田院長をはじめ病院事業の職員が一丸となって、いろいろな改革を進めております。
順調に来ておりましたけれども、残念ながら新型コロナウイルス感染症という大きな感染症が病院のほうにも影響が大きく出まして、外来患者等が減ったり、医業収益が落ちまして、本来の医業収益での黒字化というものができていない状況であります。空床補償費、国からの補助金等によりキャッシュフローはありますけれども、黒字化は医業外収益、そういった補助金等の収益で黒字化されているという状況にありまして、私としては市民の命を守るための拠点ですので、不採算部門ももちろん抱えていらっしゃいますので、大きく黒字化にする必要はないとも思っておりますが、赤字が続いて、ほかの市民生活に大きく影響すればいけないということは当然でございます。そういったことから鑑みますと、やはり安定した経営が医業収益の中から生まれないといけない。そういったときまでは、我々も頑張るんだということで、私、そして事業管理者等々、特別職含めて、こういった対応をして、職員にも一丸となって頑張ってもらいたいという思いで減額をしているところでございます。言いましたように、大きくもうける業種の公設の病院ではございませんので、私は本当は理想はとんとんでいいと思っておるんですけれども、やはり赤字を出したらいけないというのは大きな思いであります。そういった面では、言葉としては安定した経営ができるようになるまで、こういった対応を続けたいというふうに考えているところであります。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○12番(吉元勇議員) 議案第47号出水市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。
今回は病院事業の経営状況に鑑み、これまでどおり市長、副市長、教育長の特別職の給与を減額するといったようなものであります。最近、私も医療センターにお世話になりました。大変立派な事業を行っていらっしゃると思います。
もう減額はいいんじゃないかと僕は思っています。皆さんが努力して立派な病院経営ができ、患者も安心して市民も安心のよりどころになっていると思います。そこに市長の気持ちは「特別職だから、政治家だから」分かりますが、もう20%の減額は僕は必要ないと思います。改めて、20%ではなく10%、あるいは副市長も5%、教育長もその割合で下げる。もうこういう20%、10%、8%、何かここに特別職の方の責任で病院の事業の経営が思わしくないんだといったような感じがします。平成30年度から4年間やってきました。この減額率はあまりにも大きい。できれば僕はゼロでいいと思います。ゼロにしながら、経営安定のために、あるいは市民の生命を守る、あるいは病院の医療倫理を守る、そういったことに力を注ぐべきだと思います。
再度、この減額率を減らす、あるいはもう減額はしない。その点を再度、提出していただくといったことを申したいと思います。
よって、反対討論といたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 賛成多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第49号出水市特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
○18番(中嶋敏子議員) 先ほど市長から説明があったんですけど、ただ条項が抜けるだけということの説明だったんですけれども、中身的には何もないということで理解してよろしいでしょうか。どういう中身なのか、もし分かったら答えてください。
○小原一郎建設部長 法律の施行規則の中で1号、用語の部分があるんですけれども、そこが追加になりました。その追加になったことで号が一つずつずれまして、出水市の条例の号を変えなければいけなくなったということです。本市の条例については何の影響もないというところです。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第50号出水市病院事業診療費等の料金条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
○18番(中嶋敏子議員) これは、何年前でしたかね。厚労省の方針がベッド数が400床以上に課せられていたのが200床以上に変更になったということから、持ち込まれたんじゃなかったかなと思うんですね。ここ出水医療圏の中には医師会病院があるわけですけれども、開業医の先生方は自分たちが経営責任を負っていらっしゃると思うんですね。開業医からの紹介といえば、診療科がだぶらなければ医師会病院を紹介されるというのが当然ではないかなと考えるんですけれども、そのときも私、ちょっと討論の中で述べたような気がするんですけど、その後の紹介件数の変化とかですね、あるいは値上げをされることで患者の側にとっては受診件数の抑制につながるのではないかなというのも懸念されるわけですけれども、ちょうど新型コロナ、インフルエンザ感染症の影響などもあるので、どっちがどっちなのかはっきりしないかもしれませんけれども、そういうことについて何か分かれば、答弁してください。お願いします。
○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 今おっしゃったように、令和2年度の10月から導入された制度でございます。この令和2年度以降、3年度を比較しますと、発熱外来等の患者がありまして外来患者は増えたようにも見えますけれども、初診だけを見ますと、やはり減ってきている状況でございます。これが選定療養費だけの関係なのか、また後ほどコロナ感染症も蔓延しておりましたので、はっきりとした原因は分かりませんけれども、初診の患者は減ってきております。
○19番(道上正己議員) この改定は、合併して2回目じゃないかと私は記憶しております、初診料のですね。5,000円から7,000円ということなんですが、まず最初、野田診療所、高尾野診療所ありますが、ここと一緒の考えでいいのか。それと、7,000円ということなんですが、これは上限が7,000円なのか。以前は、合併以前の話ですけれども、出水市の初診料が非常に安いということで、野田も病院を持っていたもんですから、そういう記憶をしとったんですが、それでは安すぎるということで、1回目、今回で2回目の改定と思うんですが、この上限についてはどうなのか。
○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 まず高尾野と野田は対象になっておりません。と申しますのが、200床以上の病院となっておりますので、診療所のほうは対象でございません。
また、先ほど7,000円が上限かというお話でしたけれども、これにつきましては改正案では、「医師である保険医による初診の場合7,000円」と定めてありますので、上限とか下限はなく、7,000円というふうにいたしております。
○19番(道上正己議員) 私が記憶しているのは、合併以前、上限が5,000円なのに2,500円か半分くらいの初診料を徴収しているというお話だったんですが、これ上限はもう7,000円という、初診の場合はベッド数によって決まっているということなんですか。今まで私が上限と言っていたのが嘘なのかちょっと分かりませんけれども。
○鮫島幸二病院事業管理者 この選定療養費というのは国の定めた基準でございまして、7,000円を減額するとか、またもっと上乗せするというのはできない状況です。事業管理としては、200床に選定療養費を取るような病床数を下げたことに対しては、非常に危機感を持っていて、こちらが望むような施策ではないというふうには考えています。
今後、病院の将来の在り方を考えるときには、この選定療養費を取るか取らないかが、大きな次のステップの考え方になってくるかなと思いますし、将来的には取らないような病院事業の在り方に持って行くべきではないかなとは考えております。ただし、現在は厚労省が定めた金額でございますので、これを踏襲するしか今のところ道がないということでございます。
○19番(道上正己議員) 病院経営を何とか市も含めて、医療センターも含め、それぞれ個人経営の病院も含め、お互い持ちつ持たれつの経営をやろうという意図もあるのかと思うのですが、先ほど言われましたとおり、なかなか初診料を上げるということによって、ちょっとした風邪ぐらいはどうだろうかとか、わざわざ行くと病院が変わってくるんじゃないかという、そういう危惧をします。できることなら、ここのところは私は、上げるということにはちょっとどうかなという異議を唱えるところでございます。
○鮫島幸二病院事業管理者 補足いたしますと、この選定療養費が取られるのは、一般診療の中に組み入れられる初診だけでございまして、救急医療とかにはこれは初診であっても選定療養費は取られません。
また、一度紹介して初診の際にのみ必要ですけれども、その後、再診、あるいは1か月後、2か月後また来てくださいという際には、そういった選定療養費は取りませんので、最初、初めて病院に来られる場合にのみというふうに限定してやっております。
○18番(中嶋敏子議員) もう1点ですが、その加算として取った金額は病院事業の収益としてカウントされるんですか。例えば、その分は国に納めないといけないとか、そういうものではなくて、病院収益として加算していけるものなのか、お聞かせください。
○鮫島幸二病院事業管理者 今回の5,000円から7,000円にアップします2,000円の差額は病院の収入にはなりません。と申しますのは、診療報酬改定の中で、保険点数というのが決められておりますけれども、初診点数の中から2,000円分を減額して保険は支払われることになりまして、私どもが初診5,000円のときに受け取った診療報酬と7,000円のときに受け取る診療報酬は、診療報酬自体から2,000円を減らされて受け取ることになりますので、病院にとっては収益にはならず、プラスマイナスゼロというような仕組みで、患者さんの自己負担が増えるだけという仕組みになっております。
○18番(中嶋敏子議員) 今の病院事業管理者の答弁ですと、2,000円上がった分についてはそうだ。でも、最初の5,000円についても診療報酬からカットされるという方法を取られていたわけですか。病院の収益にはカウントされない。結局は、患者負担を増やした分だけ、病院もあまり面白くない事業で、国が結局、診療報酬を払う側だけにウエイトが残るという持ち込みなんですか、この政策は。
○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 今、管理者が御説明いたしましたのは、5,000円と7,000円の場合の病院の取り分がプラスマイナスゼロだというお話でございまして、まずこの5,000円につきましては病院の収入となります。7,000円に上ったときに、診療報酬から2割(80ページに発言訂正あり)カットされますので、病院の取り分としては7,000円負担していただいても5,000円しか病院としては収入はありませんので、プラスマイナスゼロということであります。
○議長(田上真由美議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております議案第50号出水市病院事業診療費等の料金条例の一部を改正する条例の制定について、問題点を指摘して反対いたします。
提案理由は国の改正に伴うものだということでありますが、前回、紹介状なしの出水総合医療センターの受診の際、初診時加算料5,000円、再診時加算料2,500円が導入されました。この加算が導入されたとき、それまで400床以上の病院が対象とされていたものが、200床以上に国の見直しがされたことが理由とされましたが、今回はそれを、それぞれ2,000円と500円引き上げて、7,000円と3,000円に値上げしようとする提案であります。
出水郡内の2次医療圏内には医師会立病院がありますが、その病院の理事である開業医の紹介は、まず同じ診療科があれば自ら経営責任を負っている医師会病院を紹介されることが当然かと考えます。紹介状のある患者数の減少と患者負担増による受診抑制で、医療センターの事業収入への影響が懸念されますが、何よりもコロナ禍と物価高騰が市民の暮らしを直撃している中での市民負担増には、賛成できません。よって、この条例改正には反対いたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△ 日程第14議案第35号・日程第15議案第37号
日程第16議案第38号・日程第17議案第40号
日程第18議案第41号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第14から日程第18までの各会計補正予算議案5件を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、令和4年度出水市一般会計補正予算(第3号)ほか4会計に係る補正予算について、一括して提案理由を説明します。
はじめに、一般会計補正予算(第3号)について説明いたします。
今回の補正は、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中、物価高騰等による影響も踏まえた国のコロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策に基づく、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金の支給経費のほか、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、マイナンバーカード普及促進を図るための取得促進商品券発行事業等に係る経費及び市内の消費喚起や生活支援を目的としたプレミアム付商品券発行事業に係る経費について、それぞれ所要の予算措置を講じようとするものです。
補正予算第1条の歳出では、予算書の13ページ、第2款総務費の戸籍住民基本台帳事務費ですが、マイナンバーカード取得率は、5月末現在における全国平均が44%で、本市は約39%となっております。本市における取得率向上、カードの普及促進を図るとともに、コロナ禍により打撃を受けた地域経済の活性化を図るため、カード取得者に5,000円分の商品券を交付することとし、商品券発行等に係る経費を新規計上しました。また、これに伴いまして、新規取得申請の増加が見込まれますことから、窓口対応を行う会計年度任用職員2人分の給与費及び受付用パソコンのリース料を新規計上しました。併せまして、マイナンバーカードを使用することで、短時間での住民票等の交付申請が可能となるシステムの導入経費を新規計上しました。
次に、第3款民生費、社会福祉費の職員給与費では、住民税非課税世帯等臨時特別給付金の給付事務に当たる職員の時間外手当に係る財源変更をし、住民税非課税世帯等臨時特別支援事業費では、給付金及び給付事務に係る経費をそれぞれ新規計上しました。
なお、今回の給付対象者及び給付額は、令和4年度の住民税非課税世帯等のうち、令和3年度に本給付金を受給された方以外を対象とし、1世帯当たり10万円を支給するもので、生活、暮らしの支援としての給付金を速やかに支給してまいります。
続きまして、第7款商工費、プレミアム付商品券発行事業費では、長引く新型コロナウイルス感染症の影響による地元経済の落ち込みに対する消費喚起及び生活支援としまして、額面1万円分の商品券を5,000円で販売するプレミアム付商品券の発行経費を新規計上しました。
以上が歳出の概要ですが、これに対します歳入としましては、国庫支出金、基金繰入金を追加計上し、地方交付税を調整しました。
以上が一般会計補正予算(第3号)の概要ですが、今回の補正額は5億4,560万円の追加で、これにより予算規模は、255億7,465万円となるものです。
次に、国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、説明します。
まず、歳出では、人事異動等に伴い職員給与費を調整しましたほか、会計年度任用職員に係る雇用保険料率の改定に伴い、共済費を調整しました。
これに対します歳入では、一般会計繰入金及び基金繰入金を調整しました。
今回の補正額は、152万9,000円の追加で、これにより予算規模は74億9,871万円となるものです。
次に、介護保険特別会計補正予算(第2号)について、説明します。
まず、歳出では、人事異動等に伴い、職員給与費及び北薩広域行政事務組合負担金を調整しましたほか、地域支援事業費では、国・県補助金の内示等に伴い財源変更をしました。
また、諸支出金では、令和3年度の介護給付費及び地域支援事業費の確定見込みに伴う社会保険診療報酬支払基金への精算返納金を新規計上しました。
これに対します歳入では、令和3年度決算の確定見込みに伴う前年度繰越金を追加計上し、国・県支出金及び繰入金を調整しました。
今回の補正額は、1,690万5,000円の追加で、これにより予算規模は62億5,615万1,000円となるものです。
次に、下水道事業会計補正予算(第2号)について、説明します。
今回の補正は、補正予算第2条の収益的収入及び支出の支出では、人事異動等に伴う給与費の調整を行い、補正予算第3条の資本的収入及び支出の支出においても給与費の調整を行いました。
補正予算第4条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費では、職員給与費を調整しております。
これにより、収益的収入及び支出の支出では49万8,000円を追加し、予算規模は16億1,335万4,000円となり、また資本的収入及び支出の支出では、24万1,000円を減額し、予算規模は12億2,867万6,000円となるものです。
次に、病院事業会計補正予算(第2号)について説明します。
今回の補正は、一般診療及び新型コロナウイルス感染症に対する、安定した医療提供体制を整備するため、老朽化しているCT装置の更新に要する経費を計上するものです。
まず、第2条の収益的収入及び支出では、医業外費用において、控除対象外消費税の増加に伴い、雑損失を調整しました。
第3条の資本的収入及び支出では、建設改良費において、CT装置の更新費として固定資産購入費を追加計上し、その財源として県補助金を新規計上しました。
また、第4条の重要な資産の取得では、CT装置を追加しました。
今回の補正により、収益的収入及び支出の病院事業費用で600万円を追加し、これにより予算規模は53億8,452万7,000円となり、また、資本的収入及び支出の資本的収入で6,600万円を追加し、これにより予算規模は、4億2,753万8,000円となり、資本的支出で6,600万円を追加し、これにより予算規模は7億3,177万4,000円となるものです。
以上が、一般会計補正予算(第3号)ほか4会計の補正予算に関する説明です。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。
ここで昼食のため、暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。
午後0時02分 休 憩
午後1時00分 再 開
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△ 発言の訂正の申出
○議長(田上真由美議員) 再開します。
ここで、福濱医療センター事務部長より、議案第50号の質疑に対し、発言の訂正の申出がございましたので、それを許可いたします。
○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 大変申し訳ございませんでした。中嶋議員が選定医療費のところで、病院の収益はどうかという御質問がございました。それに対しまして、私、2割控除すると申し上げまして、診療報酬から2,000円控除されますというところを、2割と言ってしまいました。2,000円控除されますので、7,000円から2,000円引いて5,000円で変わらないということです。
謹んでおわび申し上げます。すみませんでした。
○議長(田上真由美議員) これから、議案第35号令和4年度出水市一般会計補正予算(第3号)に対する質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) 全協でも説明がございましたが、まず全協での宿題事項というふうな位置づけと僕は思っていますけれども、国の事業とはいえ、各自治体もこれを進める立場にあり、今回、市長からこういう提案がございましたが、まずは隗より始めよです。職員の取得率、まだ基本的に結果はいただいていませんので、現在の市職員の取得率、お答えいただきたいと思います。
○冨田忍政策経営部長 職員のマイナンバーの取得率についてお答えいたします。
職員全体で81.7%、病院事業等を除きますと97%の取得率という状況でございます。
○12番(吉元勇議員) 97ということで、説得力ある提案ではなかろうかと思いますが、実は全協の後、この話題を家族に出したところ、ちょっと意外だったのが、結局今回は50%取得を目標にしていますけれども、恐らく子育て世代が多数、これは申請すると思います。つまり、マイナンバーカードはもう子供がいても、なかなか発行というようなきっかけにならないと思うんですが、5,000円の商品券をもらうとなると、実は私の娘がお産で帰ってきて、1か月になる孫がいるんですけど、孫の分もせっかくだから取ろうとなったときに、乳児、幼児あるいは児童・生徒を持っている世帯が、マイナンバーをこのきっかけで作ると5,000円の給付があるとなると、これは一斉に申請があると思います。まずは、この促進事業をする際に、その辺の子育て世代、乳児・幼児を含めた子育て世代の申請が大分増えて、もしかしたら目標を大分超えるんじゃないかといったような議論はございませんでしたか。
○宮﨑毅市民部長 今、ありましたように、5,000円の商品券ということで申請者の数が増えるんじゃないだろうかというお話でございます。
それに対しましても、窓口等も増設をして対応をするというところになるんですけれども、ひとまずは先ほど市長からも、提案理由の中でもありました全国の平均とか県内の平均ですね、44%、42%というところでございますけれども、まずは半分の50%のところを目標としてやっていきたいと考えております。後はまた状況を見ながら、その予算の対応であるとか、申請の状況を見ながら今後また対応していきたいと考えております。
○議長(田上真由美議員) ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○18番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております令和4年度出水市一般会計補正予算(第3号)に問題点を指摘して反対いたします。
ほかの事業が含まれているんですけれども、反対する理由は、戸籍住民基本台帳事務費に新規計上として新型コロナウイルス感染症対策と称して、マイナンバーカード普及促進事業、マイナンバーカード取得者に5,000円の商品券を補助することに、1億5,100万円が計上されていることであります。これは全額国庫補助ではあります。先ほどの質疑では、大いにやれと、促進を図れと、職員は強制してはならないとなっておりますけれども、この達成状況を見ると、かなり強制力が働いているのかなと判断をしております。
国は成長戦略の一つにデジタル化を挙げ、マイナンバーカードの普及促進、利活用に毎年多額の予算を充てています。今回、計上された予算は新たにカードを取得した人や、前に取得したがまだポイントはもらっていない人、転入時の継続手続完了者に対して5,000円の商品券を交付するというものであります。国はあの手この手を使って、マイナンバー普及促進を図ろうとしております。コロナ禍に乗じて、普及率を図ろうとしているのもいえるわけですけれども、普及率は40%台で出水市では5月31日現在で39.23%と報告をされております。
国は来年度中には全国民にカードを持たせるとして、保険証とか銀行口座にひも付けをしようとしておりますけれども、なぜこれが進まないのか。それは個人情報漏えいやなりすまし等に対する不信が解消されていないということもありますけれども、何よりも必要としないからであります。欲しくもない人にカードを持たせるために、多額の税金を使うというのは無駄遣いの極みであります。もともとマイナンバー制度は国民に対して利便性を図るためだと、様々言われますけれども、本当の狙いは税と社会保障の個人情報を国が一元的に管理し、徴税の強化、給付の削減を狙うことにあります。これは権力による国民監視とプライバシー漏えいなどのおそれが指摘をされております。
また、情報が集中することで、災害などで電源が確保できないときに、業務への支障が出ないのか。障害者や高齢者など、デジタル弱者への配慮が十分でないとか、様々な問題を積み残したままで、多額の税金を投入して推進されることには納得できませんことから、この予算には反対するものであります。
住民税非課税世帯等臨時特別支援事業費には反対するものではありませんが、コロナ禍で本当に困窮している世帯へ、給付金が行き渡らないことなどの問題を残していることや、申請を必要としている家計急変世帯等への制度の説明を含めた防災無線等も活用した広報の徹底を図られるよう、この点は要望しておきたいと思います。
以上で、討論を終わります。
○16番(杉本尚喜議員) ただいま議題となっております令和4年度一般会計補正予算(第3号)につきまして、賛成の立場で討論いたします。
そもそも、今回の3号補正によりますと、まずマイナンバーカード普及促進につきまして、これについてはいわゆる商品券の補助金制度、これを創設しての提案でございます。そしてまた、非課税世帯に対しましての件におきましても、これは国庫支出金ということで、全てが国庫で賄える、そしてまた1世帯当たり10万円という額でございまして、これは非常に給付を受けた側は助かる内容ではないでしょうか。
それとプレミアム商品券、これも同じことでございまして、このコロナで疲弊した経済状況を何とかして立て直すんだという提案者の意気込みが見られております。しかも、この件につきましては、スピード感を持って取り組まないといけません。私たち議会は、やはり行政と同時に市民を向かなければならないというふうに思っております。そうした中で、このスピード感の取組に対しましては、私たち議会も理解を示して、そしてここに判断をすべきだと感じております。
どうか、議員各位の御理解とそして御賛同をお願い申し上げまして、賛成の討論といたします。
○議長(田上真由美議員) ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田上真由美議員) 賛成多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に議案第37号令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)に対する質疑を許します。
○18番(中嶋敏子議員) この中の13ページの説明のところの医療費適正化特別対策事業費が若干ですけど、増額補正で出されているわけですけれども、この適正化事業の中身はレセプト点検などが入っているのかなと思いますけれども、費用対効果の点で、どれぐらいのメリットが、レセプト点検を含んでいるのかということと併せて、どれだけのメリットが出ているのか、分かれば教えてください。
○宮﨑毅市民部長 今回の補正予算に係る分につきましては、会計年度任用職員のレセプトの点検員ですとか、あと訪問指導員の会計年度任用職員の雇用保険料の共済費の関係ですね、雇用保険料率の改定に伴う共済費の調整という内容でございます。
全体の医療費適正化の費用対効果というところですけれども、ちょっとそこを具体的に今、私のほうで持ち合わせておりませんのでお答えできません。
○議長(田上真由美議員) ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に議案第38号令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)に対する質疑を許します。
○18番(中嶋敏子議員) 1点だけお尋ねいたします。
17ページのところの予算計上のところですが、新規計上として令和3年度介護給付費等支払基金交付金精算返納金となっているわけですね、1,960万円ですか。この背景は介護サービスがその分減ったというか、予定よりも少なかったんだというふうに判断していいのか、お尋ねいたします。
○田畑幸二いきいき長寿課長 お答え申し上げます。介護保険に関します国・県、この支払基金等の負担金、交付金等につきましては、実績見込みで当該年度交付されまして、翌年度に精算をするという形を取っております。今回につきましては、決算に伴う返納金ということでの計上でございます。
○議長(田上真由美議員) ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第40号令和4年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第41号令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第2号)に対する質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) さっきの全員協議会で説明していただきましたけれども、大変気になる説明文があるので、ちょっとここを確認しておきます。CT装置の更新について、2進む経年劣化。ここに「故障する頻度が増え、診療に支障を来すおそれが出てきている」と。今回更新するCTの機器というか、この故障するCTも今も結構使っているんですか。それとも、こういった状態だから、あまり使えていなくて、もう一方のほうのCTを主に使っているということですか。この文章だけが走ると、私も最近CTやりましたけれども、そういう故障が頻繁に起こっているのでやったのかなと、大変不安になりますが、この故障する頻度が多いCTの扱い、どのようなことになっていますか。なるべく、こっちは使わないとか、ちょっとその辺の内部的な運用があれば。
○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 全協の資料に、そういうふうに記入しておりました。しかし、これは患者の検査には全く支障はございません。毎朝、点検をして異常がなければ使っておりますので、2台とも大体一緒のような割合で使っております。
○12番(吉元勇議員) もう一つ確認ですが、県のほうに令和4年5月20日に申請書を出していると、計画書。それで機器を購入する場合は令和4年9月30日までに納品されることが補助対象となり、大分期限がレアな状態だということで、早急な購入手続が必要となるということですが、結局、仕様書も決まって、もう購入するメーカーといいますか、あるいは相手先、この辺ももう決まっているというような話で進めているんですか。
○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 県に申請した時点では、CT装置を購入するということをしております。予算を可決していただきましたら、機種選定委員会、どの機械にするかというのを決めます。その後の入札手続になりますので、現在のところ、まだ決まっておりません。
○12番(吉元勇議員) 今回、6,600万円の支出となりますが、そもそもCTもどういったものが世の中にあるのかは、はっきりと認識してませんけど、いいものが恐らくいいんでしょうけど、あまりにも良すぎると価格も上がります。その辺の6,600万円の基準にしたのは、大きな理由はどういったものですか。例えば、これで十分出水の医療センターでの能力は、この6,600万円の今回購入するCTでいいという判断なのか、それとも病院事業管理者も医師ですので、その辺の判断も踏まえて、この装置がいいだろうという判断。ちょっと判断の経緯を、簡単によければ説明していただきたい。
○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 機種につきましては、現在、使っているものとほぼ同等の機械です。まだいいものでありますと、まだあるんですけども、今現在使っている機械とほぼ同等のものを購入する予定といたしております。
○議長(田上真由美議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△ 日程第19議案第43号・日程第20議案第44号
日程第21議案第45号・日程第22議案第46号
日程第23議案第48号・日程第24議案第51号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 次に、日程第19から日程第24までの条例議案等6件を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました出水市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、ほか5件の提案理由を説明します。
まず、出水市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について説明いたします。
本案は、公営企業部局の病院事業に従事する職員定数を定めた出水市病院事業職員定数条例を新たに制定すること及び教育委員会の職員の区分の見直しに伴い、所要の改正を行うものです。
それでは、改正の内容について説明します。
まず、第2条第1号の2を削る改正規定は、病院事業職員の定数に関する規定を削るものです。
次に、第2条第4号及び第4号の2の改正規定は、教育委員会の職員の区分を事務局と教育機関に整理し、定数の内訳を改めるものです。
また、病院事業職員に係る規定を削ることに伴い、定数の合計を980人から668人に改めています。そのほか、第2条中の号番号の整理を行っています。
附則ですが、附則第1項では、この条例の施行期日を定め、附則第2項では、この条例の制定に伴い、出水市職員の厚生制度に関する条例において、対象となる職員から病院事業職員が除かれてしまうことから、引き続き対象となるよう必要な改正を行っています。
次に、出水市病院事業職員定数条例の制定について、提案理由を説明します。
これまで、公営企業部局の病院事業の職員を含め、本市の職員の定数については、出水市職員定数条例により定めておりました。
今回、公営企業部局の病院事業に従事する職員の任免等の事務を担任する病院事業管理者が、現場に即した職員の定数管理を行うため、新たに病院事業職員定数条例を制定するものです。
それでは、条例の内容について説明します。
第1条は職員の定義について、第2条は職員の定数について、第3条では休職職員等、定数外とすることができる職員について、第4条は職員の定数の配分について、それぞれ定めています。
附則ですが、この条例は、公布の日から施行するものです。
次に、出水市税条例等の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
地方税法等の一部を改正する法律等が本年3月31日に公布され、一部を除き、令和5年1月1日以降施行されることに伴い、出水市税条例についても、所要の改正をしようとするものです。
それでは、主な改正の内容について説明します。
第18条の4、第73条の2及び第73条の3の改正規定は、DV被害者等の住所に代わる事項を証明書及び固定資産課税台帳に記載することが義務付けられることに伴い、所要の改正を行うものです。
第33条、第34条の9、附則第16条の3、附則第20条の2及び附則第20条の3の改正規定は、上場株式等に係る配当所得等の課税方式及び上場株式等の譲渡損失の損益通算及び繰越控除に係る適用要件を所得税と一致させる等所要の措置を講ずるものです。
第36条の2、第36条の3の2及び第36条の3の3の改正規定は、給与所得者又は公的年金等受給者が、退職手当等に係る所得を有する一定の配偶者等を有する場合、扶養親族等申告書の記載事項に当該配偶者等の氏名を加える等、所要の措置を講ずるものです。
附則第7条の3の2の改正規定は、個人の市民税に係る住宅借入金特別税額控除について、適用期限を令和15年度から令和20年度まで5年間延長し、令和7年末までの入居者を対象とする措置を講ずるものです。
以上が、主な改正内容であり、そのほか引用条文の整理を行っております。
附則ですが、附則第1条では、この条例の施行期日を定め、附則第2条から第4条まででは、この条例の施行に伴う経過措置を定めています。
次に、出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、市長の附属機関である出水市地域公共交通会議を廃止し、出水市病院事業運営委員会を市長の附属機関から病院事業管理者の附属機関へと移管するため、所要の改正をしようとするものです。
出水市地域公共交通会議については、より多くの方に公共交通を利用してもらうため、出水市地域公共交通計画を作成し、運行ルート等の見直しや国の補助金活用など、効率的で利便性の高い公共交通体系の再編に向けて、これまでの地域公共交通会議の役割を兼ねた、地域公共交通活性化協議会を新たに設置することとし、これまでの地域公共交通会議を廃止するものです。
出水市病院事業運営委員会は、これまで市長の附属機関として設置しておりましたが、病院事業の運営に対し、事業管理者の意向をより反映しやすくするため、病院事業管理者の附属機関へと移管するものです。
それでは、改正の内容について説明します。
別表中、市長の附属機関である出水市地域公共交通会議及び出水市病院事業運営委員会を削り、病院事業管理者の附属機関とし、出水市病院事業運営委員会を加えるものです。
附則ですが、この条例は公布の日から施行するものです。
次に、出水市保育所条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
保育所における保育料は、平成27年4月の法改正により、それまで児童福祉法にあった徴収根拠が改正され、公立の保育所にあっては条例に基づく公の施設の使用料として、私立の保育所にあっては法律の規定に基づく利用者負担額として、どちらも市町村が徴収することとされています。
現在、本市では、規則を定めて保育料の徴収を行っていますが、公立保育所については条例に保育料の額を規則に委任する規定を定める必要があることから、今回、開所時間等の規定を含めて整理をするものです。
それでは、改正の内容について説明します。
改正内容は、一般的な公の施設の条例の規定を設ける改正で、第4条に開所時間及び休所日を、第5条に入所及び退所の手続を、第6条に保育料の徴収を規定するものです。
附則ですが、この条例は公布の日から施行するものです。
次に、出水市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について、提案理由を説明します。
本市では、昨年7月26日に出水市と日本郵便株式会社との包括連携に関する協定を締結し、これに基づき日本郵便株式会社と連携事項について協議を行ってきたところです。この中で、地域住民の利便性向上に関することとして、議案にお示ししている各種証明書等の交付事務の委託の協議が整ったことから、地方公共団体の特定の事務の郵便局における取扱いに関する法律第3条第1項の規定に基づき、本市の特定の事務を取り扱う郵便局を指定するため、同条第3項の規定に基づき、議会の議決をお願いするものです。
指定する郵便局は、本庁及び両支所から比較的遠距離にある米ノ津郵便局、大川内郵便局、福ノ江郵便局、荘郵便局、江内郵便局の5か所で、取り扱う事務は、住民票の写し等の交付請求の受付及び引渡しに関する事務など5件です。郵便局での取扱期間は、令和4年10月1日から令和6年3月31日までとしています。なお、法律の規定に基づき議案にお示ししている事務のほかにも、高額療養費支給申請書の受領や敬老バス乗車券の交付請求の受付及び引渡しに関する事務など9件の業務も併せて委託し、市民サービスの向上を図っていきます。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 以上で提案説明が終わりました。これより、総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号を示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては、所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内とします。
質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっています条例議案等6件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第25議案第36号・日程第26議案第39号
日程第27議案第42号 一括上程
○議長(田上真由美議員) 日程第25から日程第27までの令和4年度各会計補正予算議案3件を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○冨田忍政策経営部長 それでは、出水市一般会計補正予算(第4号)ほか2会計に係る補正予算につきまして、それぞれ所管部長から説明をいたします。
各部の所管部分ごとの主な事業等について御説明を申し上げますので、予算書のページが前後しますことをあらかじめ御了承ください。なお、先ほど市長が提案理由の中で申し上げました事業につきましては、基本的に重複を避け、詳細につきましては、各常任委員会で御説明をいたします。また、各会計、3会計の補正額、歳入等につきましては、歳出等の説明の後に各会計分をまとめて私のほうで申し上げます。併せまして、今回、所管する予算説明の前に各部長がそれぞれの所管事務の執行に当たっての方針等を申し上げますので、よろしくお願いいたします。
それでは、改めまして政策経営部長の冨田でございます。政策経営部では、防災関係事業、交通安全対策、これらの充実に努めてまいりたいと考えております。そのほか、デジタル庁の設置など急速に進展するデジタル化にも的確に対応していく必要があろうと考えております。施政方針にありましたように、防災道の駅など大型プロジェクト、多くの新規重要事業等がございます。これらの事業につきましては、複数の部署が連携して推進していくことが必要不可欠でございます。市長の政策判断に遅れないよう、時期を失することがないよう、確実に進展させていくため、行政運営体制の全庁的な改善強化にも取り組んでまいりたいと考えております。「市役所は市民の皆様の役に立つ人がいるところ。」市長がよく言われる言葉でございます。市民の皆様にそう言っていただける市役所を目指して、私自身の役割に全力で取り組んでまいります。
それでは、所管部分の予算説明に入らせていただきます。
まず、一般会計補正予算(第4号)の29ページをお願いいたします。
議会費でございます。議員報酬では、期末手当の特例措置に伴う調整を行っております。
次に、第2款総務費、総務管理費の市長等給与費では、先ほど議決いただきました出水市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例に基づく給与削減措置等に伴う給与費を減額しました。車両管理費では、公用車の2トンダンプについて、購入後25年が経過して、老朽化しております。1.5トントラックへの更新経費を新規計上いたしました。
また、地域活性化対策費の地域活性化事業費では、新型コロナウイルス感染症の大きな影響を受けている公共路線バス事業者を、阿久根市、長島町と連携して支援するための経費を新規計上しております。より効率的で利便性の高い公共交通体系の構築に向けた協議を行うため、これまでの地域公共交通会議に代わる組織として、新たに地域公共交通活性化協議会を設置することとし、協議会への負担金を新規計上しております。
次に、29ページの一番下から31ページにかけましての頑張る学生応援事業費では、令和3年度に引き続き、本市出身の学生や市内事業所に勤務されている外国人の方々に、本市の特産品をお贈りすることとして、所要経費を新規計上いたしました。
続きまして、総合戦略推進管理費の総合戦略事務費では、持続可能な開発目標であるSDGsの理念を取り入れ、地域課題の解決と地域活性化につなげるための具体的な取組について検討するため、令和3年度に引き続き、SDGs推進事業検討協議会開催経費を新規計上いたしました。そのほか、地域経済循環システム構築事業費では、市内の農産物などについて、ラムサール条約登録などを活用してブランド化を図り、その消費の拡大につなげるための取組に係る業務委託費を新規計上しております。
33ページの一番上でございます。電算システム管理運営費では、加速するデジタル化に対応し、市民サービスの向上、業務の効率化などを図るため、DX推進アドバイザー設置経費を新規計上いたしました。その下、感染症拡大防止対策情報化推進事業費では、適切な感染対策を図りながら様々な会議を開催していくため、オンライン会議システムの購入費を新規計上いたしました。
次に、諸費でございます。自治会活動費では、一般財団法人自治総合センターの事業採択を受けまして、テント等を購入し活用される柴引自治会へのコミュニティ助成事業補助金を新規計上いたしました。
続きまして、43ページ、第4款衛生費でございます。保健衛生費の病院事業会計繰出金では、感染症医療に要する経費分として繰出金を計上し、水道事業会計繰出金では、先ほど市長が申し上げました水道事業の配水管工事に対する補助金として繰出金を計上いたしております。
次に、71ページの一番下でございます。第9款消防費の防災対策費では、避難所用の扇風機、備蓄倉庫などの感染症対策備品購入費を新規計上いたしました。
○柿木彰保健福祉部長 保健福祉部長の柿木でございます。どうぞ、よろしくお願いします。
補正予算の説明の前に、保健福祉部長としての部の運営方針を述べさせていただきます。
市長は施政方針の中で「市民の思いをしっかり受け止めることが、市政においてまずは第一歩である」ということを触れております。保健福祉部の業務は、妊娠から出産・子育て・健康・生活支援・高齢者介護サービスなど、人の生涯にわたる幅広い業務を担っております。
各種施策の実施に当たりましては、制度上、公助である行政サービスの限界があるケースも中にはあるでしょうが、まずは、相手の立場に立って、市民の方と一緒に考えていく。このことを職員の基本的な姿勢・対応としまして、部を運営していきたいと考えております。
それでは、保健福祉部所管部分の主な事業について、御説明申し上げます。
予算書の37ページをお願いいたします。
一番上の第3款民生費、社会福祉費の社会福祉一般管理費では、新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者となり、自宅待機が必要となった方への生活支援品支給につきまして、これまで既定予算内で対応しておりましたが、支給件数の増加に伴い、必要経費の不足が見込まれますことから、所要見込額を新規計上いたしました。
次に、住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事務費では、令和3年度国庫補助金の交付確定に伴い、精算返納金を計上いたしました。
また、生活困窮者自立支援事業費の自立相談支援事業費では、「生理の貧困」対策としまして、経済的な理由等により生理用品を必要とされる方に無償で給付をいたしますとともに、必要な相談や支援につなげていくために生理用品の購入経費を新規計上し、生活困窮者自立支援金給付事業費及び、その次の給付事務費では、緊急小口資金等の貸付けを終えた方を対象に交付をしております生活困窮者自立支援金につきまして、当初6月末までとなっておりました申請期限が、本年8月末まで延長されるとともに、対象者に求められます求職活動に関する要件が緩和されたことに伴いまして、給付件数の増が見込まれますことから、所要見込額を追加計上しております。
続きまして、39ページ、上のほうになります老人福祉費の老人福祉センター管理運営費では、旧耐震基準で建設をされております老人福祉センターにつきまして、今後の長寿命化改修などの検討を行うに当たりまして、まずは耐震診断を実施することとし、必要経費を新規計上しております。
次に、児童福祉費の児童福祉総務一般管理費では、令和3年度子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金の確定に伴う精算返納金を計上し、保育環境改善等事業費では、市内私立保育所等21園に対します消毒薬等購入に対する助成金を新規計上いたしました。
その下、保育所等整備事業費補助金では、社会福祉法人出水愛育会及び社会福祉法人カラーズが実施をいたします保育園改修工事等に係る補助金を新規計上し、保育所一般管理費では、消毒薬等の購入経費を新規計上しております。
次に、41ページの一番上になります。放課後児童健全育成事業費から、43ページの一番上、子育て支援室一般管理費では、消毒薬等購入に係る助成金等をそれぞれ新規計上しております。
次に、下から2つ目、第4款衛生費、保健衛生費の保健予防一般管理費では、看護師の会計年度任用職員に係る経費を新規計上し、43ページから45ページにかけての予防接種事業費では、国が子宮頸がんワクチンの積極的勧奨を差し控えておりました平成25年6月から令和4年3月までの間に自費で任意接種されました方に対しまして、その接種費用を助成することとし、所要見込額を新規計上しましたほか、骨髄移植等に係る再予防接種費用助成金に対する県補助金の計上に伴う財源変更を行っております。
次に、真ん中より少し下、乳児健康支援事業費の乳児全戸訪問事業費及び養育支援訪問事業費では、消毒薬等の購入経費をそれぞれ新規計上しております。
○議長(田上真由美議員) 説明の途中ではございますが、ここで暫時休憩をいたします。再開を午後2時15分といたします。
午後1時58分 休 憩
午後2時15分 再 開
○議長(田上真由美議員) 再開します。休憩前に引き続き、提案理由の説明を求めます。
○宮﨑毅市民部長 市民部長の宮﨑です。よろしくお願いいたします。
まず、市民部の方針、業務にあたっての心構えについて申し上げます。
先ほど、保健福祉部と重複するところもございますけれども、市長の施政方針の中に「市民が主人公を基本として、市民の皆様の思いを酌み取ること、心を受け止めることが市政において最も重要である」ということがございました。それから、市長が常々言われることにも、市民に寄り添うこと、市民の方々の話を誠意をもって丁寧に聴くこと、そのことと併せて、公平・公正・適法に毅然とした対応を、ということをよく言われております。
市民部においては、住民票などの証明書の発行ですとか、転入・転出などの住民異動に関すること、税に関する窓口ですね、いろんな窓口がございます。毎日、市民の方々と接する機会の多い、いろいろな窓口がございます。そういう部署である市民部においては、まさに、今申し上げたことが重要であると考えておりますので、そのことを常に職員一人一人が意識しながら、市役所の顔としての窓口での応対、これをはじめといたしまして、日々の業務、いろいろな事務事業にあたっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、補正予算の市民部の所管部分の主な事業についてでございます。
予算書の35ページをお願いいたします。
一番上のところになります。徴税費の課税事務費でございます。これにつきましては、国のデジタル田園都市国家構想推進交付金を活用いたしまして、市税等の申告に係る利便性の向上、事務の効率化を図るために、市税等申告支援システムの導入等に係る委託費を新規計上しております。それからその下、収納業務費でございます。令和3年度の税制改正に伴うものでございますが、個人の納税者において納付機会の多い固定資産税等の4税目につきましても、今回、地方税共通納税システム、eLTAXですけれども、これを通じた電子納付が令和5年4月からできるようになるということでございまして、このことに対応するための税務システム改修費を新規計上しております。
それから、戸籍住民基本台帳事務費でございます。マイナンバーカードの交付申請に使用するタブレットの更新経費の新規計上、それから会計年度任用職員に係る雇用保険料率の改定に伴う共済費の調整となっております。
それから、45ページの下のほうになります。火葬場管理費では、慈光苑の屋上防水改修工事費を新規計上しております。
○松岡秀和商工観光部長 商工観光部長の松岡です。
市長の施政方針にありましたように、商工観光部では、コロナで影響を受けた地域経済の回復に向けて必要な対策を講じますとともに、ラムサール条約湿地自治体認証を受けた自然環境、日本遺産に登録された歴史的資源を活用して、関係団体と連携して本市のPRと交流人口の増加に力を入れて取り組みたいと考えております。
経済対策では、必要な時期に必要な分野への施策を実施しなければならないと考えておりますので、企業・関係団体等と連絡を密にすることで、情報や課題の把握に努め、迅速に対応してまいります。
また、わくわくステイプラン事業をはじめ、商工観光部の事業は関係団体及びその構成員の方々との情報の共有、方向性の一致が重要だと考えます。各事業の実施スケジュールに合わせ、できる限りの協議と合意形成の場の確保に努めてまいりたいと考えております。
それでは、所管部分の主な事業について、御説明申し上げます。
予算書の29ページをお願いします。
真ん中あたりです。国際交流事業費の産業・観光交流事業費では、平成24年11月に締結しました大韓民国順天市との姉妹都市盟約につきまして、今年で締結から10周年を迎えますとともに、昨年度、新型コロナウイルスの影響により中止となっておりました台湾埔里鎮との姉妹都市盟約5周年記念事業が、改めて今年度開催される運びとなりましたことから、それぞれの記念式典への参加経費を新規計上いたしましたほか、ページ下のほうの都市交流事業費では、出水市・錦江町敵対都市連絡協議会負担金を新規計上しております。
次に、31ページの国体開催事業費では、弓道の競技会場設計経費に対しまして、県から施設整備費補助金の内示がありましたので、財源を変更しております。
続きまして、47ページ、第5款労働費です。労働諸費のスキルアップ事業費では、子育て世代や在宅勤務を希望される方への就労支援のため、令和3年度に引き続き、在宅就労研修会の開催経費を新規計上いたしました。
次に、51ページ、第6款農林水産業費、真ん中より少し下の産業祭開催事業費では、集客を図るためのステージイベントの実施や飲食ブースでの感染対策に係る経費の追加に伴い、実行委員会への負担金を調整しております。
次は57ページです。第7款商工費の地場産業振興費では、本市が、令和元年に続き、令和2年も鶏卵産出額日本一となりましたことに伴いまして、昨年度に引き続き、鶏卵や鶏肉を使用した料理やスイーツをPRしていくための実行委員会負担金を新規計上しました。
次の59ページ、企業立地対策費では、令和2年度に作成しました出水市版産業連関表の分析結果から、情報通信業の分野において多くのお金が域外に流出していることが明らかになりましたことから、地方創生推進交付金を活用し、情報通信関連産業の誘致と必要な人材の育成を図るための戦略検討などに係る委託費を新規計上し、企業立地促進事業費では、設備投資や新規雇用に対する企業立地促進補助金の所要見込額を新規計上いたしました。
次に、地場産業販路拡大促進事業費では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市内特産品等製造事業者などを支援するため、令和3年度に引き続き、観光特産品協会を通じて購入した商品の送料を助成する経費を新規計上しております。
また、リノベーションまちづくり事業費では、地方創生推進交付金を活用し、令和2年度から3年度にかけ、検討してきました事業のフォローアップ等を行うための委託費を新規計上いたしました。
次に、移動販売支援事業費におきましては、令和3年度に引き続き、移動販売を行う方を対象としまして、車両の新規購入や改造等の経費に係る移動販売支援事業補助金を新規計上しております。
61ページ真ん中ほどです。観光業等緊急支援事業費では、新型コロナウイルス感染症による影響の長期化により、いまだ利用が回復しない貸切バス事業者を支援するため、令和3年度に引き続き、市民が市内事業者の貸切バスを利用する際の借上料を助成する貸切バス利用促進事業費補助金を新規計上いたしました。また、同様に影響を受けているホテル・旅館等の早期事業回復を支援するため、九州内にお住まいの方が、市内のホテル・旅館等に宿泊される場合に宿泊費の半額を助成し、宿泊された方に、市内のお土産店で使える1,000円分のクーポンを贈呈する「泊まって応援キャンペーン」の実施経費を新規計上しております。
次に、観光事業費では、出水駅及び出水麓武家屋敷群とツル観察センターを結ぶ交通手段の確保と、これらの観光地の誘客を図るため、ツル観光タクシー事業に係る委託費を新規計上し、一番下から63ページにかけての稼げる観光地づくり事業費では、新たな観光ツアーの開発に向けたモニターツアーの実施及び市内観光地の周遊につなげるスタンプラリーの実施に係る委託費を新規計上いたしました。
また、観光客誘致事業費では、コロナ後の観光客誘致につなげるため、将来的には本市の観光資源に関する情報を市民がSNSなどを通じて動画で発信していくことを目的として、動画クリエイターの養成に係る委託費を新規計上しております。
次に少し飛びます、77ページです。第10款教育費、上から2つ目、社会教育費の伝統的建造物群保存対策事業費では、出水麓武家屋敷群の街なみを守るため、イヌマキに被害を与えるキオビエダシャクを一斉防除するための薬剤散布経費を新規計上し、真ん中より少し下の歴史民俗資料館維持補修費では、高尾野郷土館・古城画伯コレクション館の外壁改修等に係る経費を新規計上しております。
次に、79ページ一番上、保健体育費の社会体育施設一般管理費では、野田体育館のバレーボール支柱2組の購入費を新規計上し、社会体育施設維持補修費では、総合運動公園多目的広場トイレの洋式化等改修費を新規計上いたしました。また、体育振興費では、福岡ソフトバンクホークスなどで活躍された川﨑宗則氏、吉村裕基氏をお招きして開催させていただきます野球教室に係る経費を新規計上しております。
○揚松智幸農林水産部長 農林水産部長の揚松です。
私は、市長の施政方針を受けて、農林水産業の振興に努めてまいりたいと考えております。
本市の現状としまして、従事者の高齢化と後継者不足が加速していることから、新規就業者の人材育成や遊休農地の集約化による効率的農業ができるような施策に取り組みたいと考えております。
また、市内で消費される農林水産物の約5割は市外から輸入されているという結果も出ていますことから、地域内調達率の向上、さらには市外への販路拡大など近年のデジタルトランスフォーメーションを活用した施策を展開できるよう努めてまいりたいと思います。
それでは、所管部分の主な事業について、御説明申し上げます。
予算書の51ページをお願いします。
第6款農林水産業費、農業費の農業委員会一般管理費では、農地利用状況調査システムの利用料等を新規計上いたしました。
次に、農林水産物消費拡大等推進事業費では、市内農林水産物直売所を活用した地産地消推進業務に係る委託費を新規計上しましたほか、機構集積協力金交付事業費補助金では、地域集積協力金交付単価の改正に伴う追加交付経費を新規計上いたしました。
次に、農産品販路拡大可能性調査事業費では、令和3年度に引き続き、市内の農産物の価値を引き上げるとともに、農家の所得向上を図るため、新たな販売手法の習得などへの支援を行う、農産品販路拡大支援業務委託費を新規計上いたしました。また、畜産クラスター事業費補助金では、マルイクラスター協議会が実施する鶏舎等の整備に対する補助金を新規計上しております。
続きまして、53ページをお開きください。真ん中より少し上、市単独土地改良事業費では、土地改良事業に対する助成として、かんがい排水施設等整備事業補助金を新規計上し、農道等維持補修費では、車両や歩行者の安全を確保するため、広域農道の劣化した区画線を復旧するための工事費のほか、野平地区における舗装工事費を新規計上しております。また、農業用施設整備地域支援事業費では、建設機械を借り上げた際に、これまで対象外としておりましたオペレーター代を対象経費に追加することに伴う所要見込額を追加計上し、みんなで守るふるさと農道管理事業費では、広域農道における伐採業務委託費及び防草対策工事費を新規計上いたしました。
次に、53ページから55ページにかけての林業費の林業振興一般管理費でございますが、キオビエダシャクによるイヌマキへの被害を防ぐための薬剤散布費用を助成しております緊急緑化樹病害虫防除対策補助金につきまして、これまで設けておりました1年当たりの申請回数の上限を撤廃したことに伴いまして、所要見込額を追加計上しております。また、有害鳥獣防除事業費では、有害鳥獣による農作物等への被害防止活動に有効なジビエ産業を支援するためのジビエ処理施設支援補助金、国の補助事業の内示を受けたイノシシ・シカ等緊急捕獲活動支援事業補助金や商談会参加経費に係る補助金を、それぞれ新規計上しておりますほか、猟犬治療費補助金の単価見直しによる調整を行っております。
次の特用林産物の恵み豊かな産地づくり事業費では、出水特林会に対する特用樹林の造成に係る補助金を新規計上し、かごしまの竹で育む産地づくり事業費では、出水特林会ほか2団体の竹林改良及び管理路整備に係る補助金を新規計上いたしました。
また、緑化産業活性化推進事業費では、植木の定額料金制サービスなどの新しいビジネスモデルを開発するための支援経費を新規計上しましたほか、緑化樹生産機械購入等補助金の申請件数の増加が見込まれますことから、所要見込額を調整しております。
続きまして、ふるさとの森生産性強化対策事業費では、森林経営計画に基づき市有林の間伐及び森林作業道整備に係る経費を新規計上いたしました。
57ページをお願いいたします。林道維持補修費では、郷田山線ほか2路線の舗装工事費及び椿原線の落石防止対策工事費を新規計上しましたほか、林道点検診断・保全整備事業費では、樋之谷線及び猪木谷線の橋梁補修設計委託費のほか、高川線ほか2路線の橋梁補修工事費及び北薩1号線の局部改良工事費を新規計上いたしました。その下、水産業費の名護漁港機能高度化事業負担金では、県施工の物揚場防蝕工事や護岸改良工事に係る負担金を新規計上しております。
○小原一郎建設部長 建設部長兼水道部長の小原でございます。よろしくお願いいたします。
私は、市民の方が安全で安心して暮らせる生活環境を整えるため、施設の適正な維持や整備改善を行うとともに、近年の大雨などの現状をよく把握し、これらに対応した整備を行うことで、「安心のまちづくり」に努めてまいりたいと考えているところです。
また、屋根付き市民ふれあい広場や防災道の駅の整備を着実に進めるなど、出水市の10年後、20年後を見据えた地域活性化につながるまちづくりを推進してまいります。
また、水道部の水道事業においては、先月も高尾野地域において断水が発生しました。このようなことから老朽化の更新による安定した水の供給に努めるとともに、下水道事業においても施設の適正な改築更新に努めてまいりたいと考えているところです。
それでは、建設部所管部分の主な事業につきまして御説明申し上げます。
予算書の63ページをお願いいたします。
第8款土木費、ページ真ん中、道路橋梁費の道路橋梁一般管理費では、公用車1台の購入経費を新規計上しましたほか、道路維持補修費では、当初予算では骨格予算として計上しておりましたので、今回4,500万円の維持補修費を追加計上いたしました。
また、みんなで守るふるさと市道管理事業費では、宮之元上場線の防草対策工事費を新規計上しましたほか、多くの市民の方々の御協力をいただき、取り組んでおります「花いっぱいプロジェクト」につきまして、おかげさまで事業の広がりに伴いまして、花苗等の支給も増えておりますことから、必要経費を追加計上しております。
次に、65ページをお願いします。道路新設改良補助事業費の交通安全対策事業費補助金分では、春日町沖田線ほか5路線の改良工事費等を新規計上し、道路新設改良単独事業費の一般道路整備事業費では、82ページの一覧表に記載のとおり、広瀬太田線ほか11路線の整備事業費を新規計上いたしました。
65ページに戻っていただきまして、次の辺地道路整備事業費では、宮之元上場線の落石防護工事費を新規計上しております。
次に、里道等整備事業費におきましては、下中地区に対する里道等整備事業補助金を新規計上しましたほか、里道等整備地域支援事業費では、53ページの農業用施設整備地域支援事業費と同様に、建設機械借り上げの際のオペレーター代について対象経費に追加したことに伴い、所要見込額を追加計上しております。
続きまして、橋梁維持補修単独事業費では、古市踏切橋ほか2橋の補修工事費を新規計上しましたほか、次のページの橋梁維持補修補助事業費では、小木場2号橋ほか3橋の補修設計費、深水橋ほか11橋の補修工事費及び橋梁点検に係る委託費を新規計上いたしました。
次に、河川海岸費の急傾斜地崩壊対策事業費では、令和3年7月及び8月の大雨で被害が発生しました岡迫地区の崩壊対策に係る工事費を新規計上しております。
次に、都市計画費の都市公園等維持補修費でございますが、東光山公園多目的広場トイレの洋式化等改修に係る経費を新規計上いたしました。
また、67ページから69ページにかけての都市公園等整備事業費では、先ほど市長が説明しました総合体育館の空調設備設計委託、トイレ改修費のほか、市民プールろ過装置の改修等に係る経費、朝日公園及び沖田公園の公園遊具更新経費、第2期公園施設長寿命化計画策定に係る委託費を新規計上しております。
次に、真ん中あたり、出水駅周辺都市計画施設管理費では、西口第1駐車場などの精算機等更新経費を新規計上いたしました。
次に、69ページから71ページにかけての公営住宅ストック総合改善事業費では、令和4年度で計画期間が終了します公営住宅等長寿命化計画の見直しに係る委託費を新規計上しましたほか、計画に基づき、鶴亀タウンの3点給湯・給水管等改修工事費、鹿島団地の外壁・屋上防水改修工事費、花立団地の3点給湯・給水管等改修設計委託費を新規計上しております。
続きまして、水道部所管部分の主な事業について、御説明申し上げます。
水道事業会計補正予算(第2号)についてでございます。
今回の補正は、補正予算第2条の収益的収入及び支出の支出において、人事異動等に伴う給与費の調整のほか、会計年度任用職員の給与費の調整を行いました。
補正予算第3条の資本的収入及び支出の支出において、先ほど市長が申し上げました国道504号の柴引地内配水管整備工事費のほか、国道328号の下知識地内配水管新設工事費を追加計上し、各工事費の財源として、一般会計補助金及び電源立地地域対策補助金を計上いたしました。
補正予算第4条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費については、職員給与費を調整いたしました。
○大平伸章消防長 消防長の大平でございます。
近年の災害をみますと、火災や地震、集中豪雨など多様化・大規模化しており、常に新しい対応が求められているところでございます。
消防本部では、これらの災害等に迅速・的確に対応するために消防・救急・救助体制の充実・強化を図ってまいります。消防施設や車両の更新、資器材の整備に努めながら災害時の初動体制としまして、消防本部と消防団のさらなる連携強化を進めるとともに、署員及び団員の教育・訓練に取り組んでまいります。
また、複雑・多様化する救急・救助需要に対しましては、医療機関等と連携しながら、救急救命士の養成、それから救助隊員など、人材育成に努めてまいりたいと思います。
消防職員、消防団員が一丸となり、安全安心な暮らしが守れるよう職務に精励し、最善を尽くす所存でありますので、よろしくお願いいたします。
それでは、消防本部所管部分の主な事業について御説明申し上げます。
予算書の71ページをお願いいたします。
第9款消防費、常備消防費の警防管理費では、8月26日に東京都立川市で開催されます全国消防救助技術大会及び7月22日に長崎県諫早市で開催されます九州地区消防救助技術指導会に、本市消防職員が出場いたしますことから、職員の旅費等を新規計上しましたほか、消防車両費では、広報車の購入経費を新規計上しております。
次に、非常備消防費の消防団車両費では、第1分団自動車部の消防ポンプ自動車及び第3分団第2部、それから第5分団第3部の小型動力ポンプ積載車の購入費を新規計上しております。
○溝口雄二教育部長 教育部長の溝口でございます。
教育部の事業実施方針を申し上げます。
市長は施政方針の一つとしまして、地域の中で子供を安心して産み育てられ、子供がのびのびと成長できる子供の安心を掲げ、さらに出水市教育大綱の中でICTを活用したさらなる学びの進化を図る一方、人と人とのつながりを大切にし、心や人間力を育てる教育は人材育成の根幹をなすと述べられております。これらのことを踏まえまして、教育部の方針を申し上げます。
一点目に、子供たちが安心して学校生活を送れるように、令和2年度までに市立学校すべての空調機の設置が完了しましたことから、今年度からは、学校のトイレ・校舎等の施設整備を計画的に実施していきます。
また、保護者の負担軽減を図るため学校給食費の助成を行っていきます。
二点目に、確かな学力を身につけるために、これまで整備した1人1台端末を活用して、児童生徒の力を最大限引き出す取組やグローバル化に対応した外国語教育の充実を図ります。
三点目に、子供たちの郷土を愛し誇りに思う心を育むために、ラムサール条約登録湿地、「出水ツルの越冬地」等の環境を学ぶ機会を充実させ、郷土「いずみ」の自然や文化、伝統に触れる教育活動を展開します。
それでは、教育部所管部分の主な事業につきまして、御説明申し上げます。
予算書の73ページをお願いいたします。
第10款教育費、教育総務費の英語指導助手設置事業費では、外国青年英語指導助手のうち、令和3年度で最終年度を迎える予定でありました1人につきまして、今年度に限り1年間の再任用が認められましたことから、給与費等の経費について調整いたしました。
次に、特色ある学校づくり推進事業費では、大川内小学校の特認校生が当初の見込みより増加し、登下校に利用しているふれあいバス及び通学タクシーの定員を超える状況となりましたことから、必要となった通学タクシーの借上料を追加計上しましたほか、地域ぐるみ学校安全体制推進事業費では、県補助金の内示を受けまして、通学路の巡回等を行うスクールガードの方々への支援や指導等を行うため、スクールガードリーダー2人の配置に係る経費を新規計上いたしました。
次に、小学校費の小学校一般管理費では、会計年度任用職員に係る雇用保険料率の改定に伴い、共済費を調整しましたほか、小学校通学補助費では、特認校の対象児童が当初の見込みより増加しましたことから、通学補助金の所要見込額を追加計上しております。
75ページをお願いいたします。中学校費の中学校一般管理費につきましても、会計年度任用職員の雇用保険料率改定に伴う共済費の調整を行い、高等学校費の高等学校一般管理費では、新規採用教員の配置に伴う指導教員に係る給与費を新規計上しましたほか、会計年度任用職員雇用保険率改定により共済費の調整を行っております。
次の幼稚園費の幼稚園一般管理費におきましても、雇用保険料率改定に伴い共済費を調整しております。
続きまして、77ページをお願いいたします。社会教育費の文化祭開催事業費でございますが、令和3年度に引き続き、文化庁の伝統文化親子教室事業の採択をいただきましたので、茶道や華道など地域の伝統文化等を体験できる伝統文化親子体験フェスタの開催経費を新規計上いたしました。
また、文化会館等維持補修費では、利用者の安全確保及び利便性向上のため、文化会館前スロープ等の改修費を新規計上いたしました。
次に79ページをお願いします。真ん中あたりの小学校給食一般管理費及び中学校給食一般管理費につきましても、共に会計年度任用職員の雇用保険料率改定に伴い共済費をそれぞれ調整しております。
○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 出水総合医療センター事務部長の福濱でございます。よろしくお願いします。
病院事業の経営方針について申し上げます。
まず、昨年度は院内におきまして新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生し、患者さんをはじめ市民の皆様に大変御迷惑と御心配をおかけいたしました。
病院事業の経営状況につきましては、令和3年度の決算において、新型コロナウイルス感染症の影響で地域包括ケア病棟を感染症病棟として運用した関係で、本来の入院収益が減少いたしました一方、それに伴う病床確保事業補助金が増加いたしましたので黒字決算となりました。
令和4年度におきましては、地域包括ケア病棟を再開させることやコロナウイルス感染患者診療をどういう体制で行っていくか検討しながら、さらなる機能強化及び全職員が一丸となった経営改善に取り組み、医師をはじめとした医療スタッフの確保や医療機器の充実に努めてまいります。また、感染症対策につきましては、過去のクラスター経験を教訓にし、病院内感染拡大を阻止するため、職員の教育や施設の整備を検討するなど、感染対策には万全を期しながら運営してまいります。
出水市病院事業は、市長の施政方針にございました「いのちの安心」の一端を担っておりますので、市民の皆様に寄り添い、良質な医療を提供し、信頼される病院を目指してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
では、病院事業会計補正予算(第3号)について、御説明申し上げます。
まず、第2条の収益的収入及び支出では、医業費用において、人事異動等に伴い給与費を調整いたしましたほか、出水総合医療センター本館病棟の換気設備改修、非常勤医師の増員等に伴い経費を調整し、換気設備改修については、その財源として、医業外収益に他会計負担金を追加計上いたしました。
また、医業外費用においては、へき地勤務医師等就学資金の県への負担金を新規計上いたしましたほか、控除対象外消費税の増加に伴い、雑損失を調整しております。
第3条の資本的収入及び支出では、建設改良費において、全身麻酔器の更新及びPCR検査装置の増設に伴う固定資産購入費を追加計上し、それらの財源といたしまして、それぞれ企業債及び他会計負担金を調整いたしました。また、出資金及び貸付金では、本年4月の人事異動等に係る医師就業支度金を追加計上いたしました。
第4条の企業債では、建設改良事業の限度額を調整し、第5条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費では、職員給与費を調整いたしております。
○冨田忍政策経営部長 以上、今回の補正の主な概要について、各部長から申し上げました。
なお、一般会計補正予算(第4号)の歳入といたしましては、コロナ関係も含めまして、国・県支出金、基金繰入金、市債及び地方交付税等を追加計上をして調整をしております。
予算書の8ページをお願いいたします。地方債の補正でございます。補正予算第2条、地方債の補正は、上水道事業補助金ほか10件を新たに追加をし、都市公園等整備事業の起債限度額を変更するものでございます。本条によります補正後の市債の現在高は、説明書87ページの資料のとおりとなります。後ほど御覧いただきたいと存じます。
それでは一般会計補正予算(第4号)今回の補正額は、22億6,391万円の追加で、これにより予算規模は278億3,856万円となるものでございます。
また、水道事業会計補正予算(第2号)では、収益的収入及び支出の水道事業費用で、805万9,000円を減額し、予算規模は7億4,964万6,000円となり、また、資本的収入及び支出の資本的収入で、3,360万円を追加し、予算規模は1億4,820万7,000円となり、資本的支出で3,525万1,000円を追加し、予算規模は4億6,374万6,000円となるものです。
病院事業会計補正予算(第3号)では、収益的収入及び支出の病院事業収益で、617万6,000円を追加し、これにより予算規模は52億341万9,000円となり、病院事業費用で3,307万9,000円を追加し、これにより予算規模は54億1,760万6,000円となり、また、資本的収入及び支出の資本的収入で1,527万8,000円を追加し、これにより予算規模は4億4,281万6,000円となり、資本的支出で、1,687万6,000円を追加し、これにより予算規模は7億4,865万円となるものでございます。
以上が一般会計補正予算(第4号)ほか2会計の補正予算に係る説明でございます。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田上真由美議員) 以上で、提案説明が終わりました。
これより、総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号、何ページと示していただき、簡潔にお願いいたします。
細部にわたっては、所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内とします。
質疑を許します。
○12番(吉元勇議員) 議案第36号の一般会計補正予算(第4号)ですが、5ページに今回の補正が加わって、いわゆる当初予算の後継が示されました。その中で、6款の農林水産業費、13億8,959万5,000円ですが、実は、この定例会の最初、市長が施政方針を説明されましたが、農業振興に関する施政方針の話というのが資料も含めて全くなかったと、僕は認識しておりますが、予算上は前年度比約4%の増額だということになっているんですが、これはどう考えればいいんですかね。施政方針の中では、特に目新しい説明もなく、こういった方針でいくんだという説明はありませんでしたが、予算的には約4%の増額ということなんですが、その点、説明できる点があればお願いしたいと思います。
○揚松智幸農林水産部長 特に説明と言われましてもあれですが、国庫補助等の採択に伴う事業経費の計上というのが一番大きいと御理解いただければと思います。
○議長(田上真由美議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(田上真由美議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております令和4年度各会計補正予算議案3件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第28陳情第1号 上程
○議長(田上真由美議員) 日程第28、陳情第1号教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2023年度政府予算に係る意見書採択の要請についてを議題とします。
陳情第1号については、請願等の委員会付託区分表のとおり、文教厚生委員会に付託いたします。なお、付託された議案について、文教厚生委員会委員以外の委員で、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 散 会
○議長(田上真由美議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。よって、本日はこれで散会いたします。第2日の会議は6月23日に開きます。御苦労さまでした。
午後2時57分 散 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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