令和4年出水市議会第1回定例会会議録第5号
-------------------------------------------------------
令和4年3月18日
-------------------------------------------------------
会議の場所 出水市議会議場
-------------------------------------------------------
出席議員 20名
1番 南 鶴 洋 志 議員
2番 橋 口 住 眞 議員
3番 上須田 清 議員
4番 日 髙 信 一 議員
5番 北御門 伸 彦 議員
6番 枦 山 卓 二 議員
7番 吉 元 勇 議員
8番 土 屋 工 吉 議員
9番 鶴 田 均 議員
10番 田 上 真由美 議員
11番 杉 本 尚 喜 議員
12番 出 水 睦 雄 議員
13番 鶴 田 悌次郎 議員
14番 中 嶋 敏 子 議員
15番 宮 田 幸 一 議員
16番 道 上 正 己 議員
17番 榎 園 隆 議員
18番 垣 内 雄 一 議員
19番 築 地 孝 一 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
-------------------------------------------------------
地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
宮 﨑 毅 財政課長
青 﨑 譲 二 企画政策課秘書監(課長補佐)
冨 永 栄 二 保健福祉部長
揚 松 智 幸 市民部長
春 田 和 彦 商工観光部長(農林水産部長兼補)
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
東 畠 賢 一 高尾野支所長(支所庁舎建設部長兼補)
吉ケ島 英 章 野田支所長
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
大 平 伸 章 消防長
大久保 哲 志 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
冨 田 宏 選挙管理委員会委員長
横 峯 均 農業委員会会長
-------------------------------------------------------
議会事務局
髙 橋 正 一 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
中 村 勇 士 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北 紘 至 主査
-------------------------------------------------------
付議した事件
令3陳情第6号 生活保護の「扶養に関する届出書」等の見直しを求める陳情書(文教厚生委員長報告)
議案第16号 出水市都市下水路条例の制定について(産業建設委員長報告)
議案第23号 出水市環境基本計画の策定について(文教厚生委員長報告)
議案第32号 出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(総務病院委員長報告)
議案第33号 出水市職員の給与に関する条例及び出水市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(総務病院委員長報告)
議案第34号 出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(総務病院委員長報告)
議案第10号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
議案第30号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
議案第31号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第9号)(総務病院委員長報告)
議案第1号 令和4年度出水市一般会計予算(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
議案第2号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計予算(文教厚生委員長報告)
議案第3号 令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計予算(文教厚生委員長報告)
議案第4号 令和4年度出水市介護保険特別会計予算(文教厚生委員長報告)
議案第5号 令和4年度出水市交通災害共済特別会計予算(総務病院委員長報告)
議案第6号 令和4年度出水市地方卸売市場特別会計予算(産業建設委員長報告)
議案第7号 令和4年度出水市水道事業会計予算(産業建設委員長報告)
議案第8号 令和4年度出水市下水道事業会計予算(産業建設委員長報告)
議案第9号 令和4年度出水市病院事業会計予算(総務病院委員長報告)
議案第24号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
議案第25号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)(総務病院委員長報告)
議案第26号 令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第1号)(総務病院委員長報告)
議案第27号 令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第1号)(総務病院委員長報告)
議案第28号 令和4年度出水市下水道事業会計補正予算(第1号)(総務病院委員長報告)
議案第29号 令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第1号)(総務病院委員長報告)
決議案第1号 ロシアによるウクライナ侵略に断固抗議する決議
意見書案第1号 台湾の世界保健機関(WHO)への参加を求める意見書
閉会中の継続審査について
令3陳情第5号 貴議会での「川内原発20年運転延長」に伴う課題の調査・研究、議論などを求める陳情書
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(杉本尚喜議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和4年出水市議会第1回定例会第5日の会議を開きます。
-------------------------------------------------------
△ 諸般の報告
○議長(杉本尚喜議員) 諸般の報告を申し上げます。
監査委員から報告のありました定期監査結果につきましては、その写しを送付しておきました。
以上で、諸般の報告を終わります。
-------------------------------------------------------
△ 議事日程の報告
○議長(杉本尚喜議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和4年出水市議会第1回定例会
議 事 日 程 第 5 号
令和4年3月18日 午前10時 開 議
第1 令3陳情第6号 生活保護の「扶養に関する届出書」等の見直しを求める陳情書(文教厚生委員長報告)
第2 議案第16号 出水市都市下水路条例の制定について(産業建設委員長報告)
第3 議案第23号 出水市環境基本計画の策定について(文教厚生委員長報告)
第4 議案第32号 出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(総務病院委員長報告)
第5 議案第33号 出水市職員の給与に関する条例及び出水市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(総務病院委員長報告)
第6 議案第34号 出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(総務病院委員長報告)
第7 議案第10号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
第8 議案第30号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
第9 議案第31号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第9号)(総務病院委員長報告)
第10 議案第1号 令和4年度出水市一般会計予算(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
第11 議案第2号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計予算(文教厚生委員長報告)
第12 議案第3号 令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計予算(文教厚生委員長報告)
第13 議案第4号 令和4年度出水市介護保険特別会計予算(文教厚生委員長報告)
第14 議案第5号 令和4年度出水市交通災害共済特別会計予算(総務病院委員長報告)
第15 議案第6号 令和4年度出水市地方卸売市場特別会計予算(産業建設委員長報告)
第16 議案第7号 令和4年度出水市水道事業会計予算(産業建設委員長報告)
第17 議案第8号 令和4年度出水市下水道事業会計予算(産業建設委員長報告)
第18 議案第9号 令和4年度出水市病院事業会計予算(総務病院委員長報告)
第19 議案第24号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
第20 議案第25号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)(総務病院委員長報告)
第21 議案第26号 令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第1号)(総務病院委員長報告)
第22 議案第27号 令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第1号)(総務病院委員長報告)
第23 議案第28号 令和4年度出水市下水道事業会計補正予算(第1号)(総務病院委員長報告)
第24 議案第29号 令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第1号)(総務病院委員長報告)
第25 決議案第1号 ロシアによるウクライナ侵略に断固抗議する決議
第26 意見書案第1号 台湾の世界保健機関(WHO)への参加を求める意見書
第27 閉会中の継続審査について
令3陳情第5号 貴議会での「川内原発20年運転延長」に伴う課題の調査・研究、議論などを求める陳情書
-------------------------------------------------------
△ 議 事
○議長(杉本尚喜議員) これより議事日程により、議事を進めます。
-------------------------------------------------------
△ 日程第1令3陳情第6号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第1令3陳情第6号を議題といたします。
ここで、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) おはようございます。令3陳情第6号生活保護の「扶養に関する届出書」等の見直しを求める陳情書について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、御報告申し上げます。
昨年12月15日の委員会で担当課の意見を求めましたが、改めて意見を求めました。担当課の見解としては、「前提として、趣旨文の3行目にある厚労省が3月30日付で、「生活保護の扶養照会の取扱いを大幅に改善する通知を発出しています」と書かれているが、この改正点については扶養照会に関するものである。扶養照会をする際の対象者の振り分けとして、扶養の可能性が期待できない者、いわゆる扶養照会をしない者の基準、これが緩和をされている。改正以前については、福祉施設の入所者、長期入院者、専業主婦等の生計維持者でないもの、未成年者、70歳以上の高齢者、DVの関係にある者、そして特別な事情として20年以上音信不通である場合は、これに該当していました。この3月の改正により、20年の音信不通が10年に短縮をされたほかに、借金を重ねている、相続で対立をしている、それから縁を切られているなどの著しく関係不良である場合も、対象から除外するという改正があった。また、扶養照会の実施の仕方として、要保護者に丁寧に聞き取り、直接照会することが適当でない場合、扶養の義務履行が期待できないものと判断された場合は、扶養照会を行わない。一方、扶養義務が期待できるものと判断した場合には、管内、出水市内に居住する方については実地調査を行う。それから出水市が、管外の居住者については、文書による照会を行うなど、必要最小限の調査を行うこととされている。さらに、担当者向けの問答集において、扶養義務者による金銭的扶養は、被保護者の収入として取り扱うという意味であって、保護の可否の判定に影響を及ぼすものではないという解釈が付け加えられている。このような内容が、改正と言われるものになる。
本市としては、これらの改正に合わせ、申請者からの聞き取りにより、調査対象外と判断した場合には、特段の事情にあるものとして、扶養照会をしないようにしているところである。管外調査については、以前から申請時点では、行っていなかったが、年に1回関東、関西、それから九州内ということで、何らかの扶養が期待できる方に対してのみ行ってきているとの説明でした。
続いて、陳情の内容については、1項目めの扶養調査において、福祉事務所が出している扶養照会をするときに出しているお願い文書に参考として関係法令を記載しているのは、誤解を与える可能性があるので、削除する等の見直しを求めているものだが、この関係法令というのが、生活保護法第4条において、民法に定める扶養義務者の扶養は保護に優先して行われる。そして民法第877条において、「直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある」という部分を記載している。これについては、生活保護法施行細則準則で国が示している様式に準じたものを使用しており、見直しは考えていない。
2項目めの扶養照会において、扶養者に回答していただく「扶養に関する届出書」の様式において、扶養義務のない家族の平均月収や資産等を記載する欄の削除を含めての見直しを、そして裏づけとなる書類添付をやめるように求めているものだが、国が作成している保護の実施要領において、扶養義務者の世帯構成、職業、収入等の状況の把握に努めることとされており、1項目めと同じように、本市では、生活保護法施行細則準則の様式を準用したものを使用している。家族の職業、平均月収、扶養義務者の資産と負債の状況を記載していただき、書類の添付を求めているところである。従って、これも国が示した保護の実施要領等に基づき今後も適正に行っていきたいと考えている。
3項目めの、コロナ禍の中、親族に対する扶養援助について(お願い)、これと「扶養に関する届出書」、この2つについては、いずれも厚労省の通知内容に沿ったものに改めるよう求めているものだが、本市としてはコロナ禍に関係なく、扶養義務者に対する文書と「扶養に関する届出書」については、国が示している様式に準じて、今後も使用していきたいと考えている。
4項目めの、管外の扶養義務者調査については、厚労省通知に沿って、扶養の可能性が期待されるものに限って、文書による照会を行うなど、必要最小限の調査をするよう見直しを求めているものである。この実施要領では、調査に当たっては金銭的な扶養の可能性のほかに、精神的支援の可能性についても確認することとされている。管外の扶養義務者調査については、夫婦、親子関係等の扶養義務者のうち、精神的支援も含めた扶養能力があると認められる場合に、国の補助金を活用しながら、今後も実地による調査を行って行きたいと考えている」との説明でした。
続く質疑では、「扶養調査で出かけた結果、精神的な扶養の可能性があった事例が過去にあったか」との質疑に対し、「扶養義務者による支援ということについては、1番ベストなのは、経済的な支援をしていただき、その世帯の方が生活保護によらなくても、自立した生活を営むことができるのが理想とする形かと思う。生活保護での調査の場合、精神的な支援というものは、お願いをすれば、管内の場合であっても、この管外の場合であっても、今日、実際にその扶養義務者の方とお話をして、「最近は携帯電話が発達しているので、手紙よりは電話でとか、その手段を用い、「元気にしている」とか、「御飯食べた」とか、そういったことでの精神的な支援ということをします」ということで実際、お答えをいただいている例はある」との答弁でした。
「費用対効果とか、逆の関係になってしまう例もたくさんあるということは一応述べておきたいが、以前の審議の折、福岡県の見直した事例を示したが、「努めること」とはなっているが、「しなければいけない」義務規定ではないとすれば、見直しを図ることもあると理解していいのか」との質疑に対し、「国が示してる様式については、必ずこれでしなければならないというものでは当然ない。レイアウト、文言、項目等については、各福祉事務所で検討して、変えることは可能だと思う。ただ、説明したとおり、今我々の考えの中では、特段これを見直すというものは持っていない。また、見直しも検討していない。また、鹿児島県内の18市の調査をしたところ、ほぼ本市と同等の内容となっており、急に出水市だけ変えるということも、均衡が図れなくなるということもある。県と協議をしながら、変えるのであれば変えていくというような統一的な方向性と考え方を持った上で見直すとすれば、その時期に見直していくことも、想定はしている」との答弁でした。
また、賛成できる項目や逆に反対の項目もある、県との協議などが不十分だと判断して、継続審査の提案がありました。
採決した結果、継続審査に賛成・反対同数のため、委員長採決で継続審査にしないことに決定しました。
続く討論では、反対の立場で「コロナ禍の中で、生活保護の進捗が進まない現状は理解できる。担当課からの現状報告から、体の病、心の病に十分配慮されながらの審査が行われていると判断できることから、反対する」との討論がありました。
また、賛成の立場で、「生活保護を必要とする方が保護に到達し得ているのを捕捉率と言うが、必要な方の2割にしか到達していないのが現状である。これは国連が指摘する生活保護に対するスティグマ、恥だという思想とか、扶養調査の問題、車の使用の問題などが申請を妨げていると言える。特に扶養に関する届出書については、家族の収入、借入れなど生活の現状など記入させることは、大変な負担になり、逆に親族との関係を悪くすることは多く起きている。
また、管外についての扶養義務者調査は、できるだけ簡易なものにするよう言われている。出水市のここ5年間ぐらいの調査の結果でも成果がなく、費用対効果からしても、無駄ではないか。最後のセーフティーネットとして機能させていくためにも、妨げとなることを取り除くことが、私たちに課せられていると思うので、陳情に賛成する」との討論がありました。
また、反対の立場で「福祉課より詳しい説明を聞いたところ、県内19市ほぼ同一内容との報告である。今後の状況を見ながら、改めて見直すことが適当と判断するので、今回は反対とする」との討論がありました。
採決の結果、賛成少数により不採択相当とすべきものと決定いたしました。
以上で、文教厚生委員会委員長報告を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 令3陳情第6号、生活保護の「扶養に関する届出書」等の見直しを求める陳情書について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま議題となっております生活保護の「扶養に関する届出書」等の見直しを求める陳情書に対して、委員長報告に反対し、陳情書を採択する立場で討論したいと思います。
生活保護は最後のセーフティーネットとして、昨年の国会等でも首相自ら「困ったときはどなたでも申請できます」と言われ、また厚労大臣は「扶養義務者調査は義務ではありません」と、何回も国会質疑の中で言われております。先ほど委員長報告にもありましたように、日本の生活保護は世界各国と比べて、非常に捕捉率が悪いんですね。生活保護を必要としている方の2割にしか至っていない。捕捉率2割と言われております。国連からも、この改善を何回も勧告を受けているほどであります。やはり、1つは「生活保護は恥」「スティグマ」という考え方が広く浸透しているというのがあるかと思います。私が今、お願いしているアンケートの中でも、生活保護に対する誤解、偏見からくる声ですね、意見が散見して見られます。「生活保護を増やすな」とかですね、本当、何か誹謗中傷みたいなものもかなり含まれております。そういうものを背景にして、生活保護に当然行ってよい方が、生活保護にだけは行きたくないというふうに拒否されて、相当きつい暮らしを強いられている母子家庭の方とか、たくさんおられるわけですね。やはり、このスティグマについては、教育をきちんと正していくべきではないかと思います。
そして、扶養義務者調査ですね、今、管外も含めて精神的な扶助も含めてお願いするんだというふうに言われましたけれども、実際は自分の恥を親兄弟や親戚に披瀝するようなものだということで、保護の申請に至らない方もおられるわけですね。それが基で餓死された事例も、私は経験をしております。だから、親戚の方が扶助していただければ、その分は保護費から差し引かれるという関係ではありますけれども、それぞれの生活が今大変なときに、扶助をしましょうという方はなかなかおられないんじゃないかと。逆にそういう扶養照会をしたことで、兄弟親族間にもめごとが起きて、断絶の状態になってしまったという方もたくさんおられるわけであります。なるだけ、そういう実態・現状を見たときに、困ったときに、いつでも誰でもこの制度に基づいて申請しやすい雰囲気をつくっていくのが、私たちの役割ではないかと、私は常々考えております。今、担当課のほうがいろいろと国が示した問答集の中などにあるものを捉えて、そういうふうにやっているんだと言われましたけれども、実際、福岡県と北九州市などでは、すごく緩和したものが使われているわけです。それは、厚労省も違法だと指摘をしておりません。だから、「ねばならない」ではなくて「できる」規定なんですね。そういう点では、やはり実態をしっかり見て、なるだけ保護申請しやすい、そういう状況を作っていく必要があるのではないかと考えております。令和3年度、全国的にはコロナの影響による保護の申請件数が非常に増えてきておりますけれども、委員会質疑の中で聞いたところでは、出水市は申請件数ゼロでした。これはちょっと異常かなという気がしております。逆に1年に1回、しなくてもよかった資産調査をかけて、13人の方が保護の給配停止になっているという事例も報告をされております。なるだけ、保護を受けている方が、保護を受けることで自立をして生きていきやすい、そういう日本をつくっていくことが私たち議員に課せられた努めでもあるのではないかと思います。
憲法第25条に基づく生活保護法が生きて機能するためにも、そのネックになっているものは、なるだけ省いていく必要があるのではないかと考えますので、この陳情書については、賛成の立場で討論といたします。皆さんの賛同、よろしくお願いいたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は、起立によって行います。この陳情に対する委員長の報告は不採択です。従って、原案について採決いたします。本陳情を採択することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立少数です。よって、本案は不採択とすることに決定いたしました。
-------------------------------------------------------
△ 日程第2議案第16号・日程第3議案第23号
日程第4議案第32号・日程第5議案第33号
日程第6議案第34号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第2から日程第6までの条例議案4件及び環境基本計画の策定議案1件を一括して議題といたします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。
○総務病院委員長(枦山卓二議員) 議案第32号出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、御報告いたします。
「改正の理由は、令和3年人事院勧告に基づいて、国の指定職職員に準じて本市の特別職、病院事業管理者の期末手当の支給率等の改正を行うものである。
初めに、期末手当の改正、令和4年度分として期末手当の支給率、6月、12月ともに1.675月から1.625月へ0.05月分を減額する。年間で言うと、0.1月分の減額となる。
もう一つ、令和4年6月期末手当の調整ということで、人事院勧告が出されたときに、令和3年12月の期末手当の額で調整をするという内容だったが、国がその人事院勧告を見送って、令和4年度に見送ったところで実施をするという方針が出され、地方についても、国に準じて見送るように通知が来たことから、昨年12月の人事院勧告は本市も見送ったところであり、県内全ての自治体が見送りをした。
今年度、今国会で改正、昨年12月に減額する分について、令和4年6月に調整をするような通知が来て、法案等も出たことから、県もそれに準じて改正を出し、県内自治体もそれにならうようにということがあり、その調整を行うものである。
具体的には、令和3年12月支給額に167.5分の10を乗じて得た額を令和4年6月期の期末手当の支給額から減額するというのが、特別職の分である。病院事業管理者については、令和3年12月期末手当の支給額162.5分の10を乗じて得た額を令和4年6月期の期末手当の支給額から減額するというものになる」との説明があり、質疑、討論ともになく、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続いて、議案第33号出水市職員の給与に関する条例及び出水市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、御報告いたします。
「改正理由としては、令和3年人事院勧告に基づき、国家公務員に準じて本市の関連する条例を改正しようとするものである。
具体的には、一般職の期末手当、令和4年度分として6月期、12月期ともに、昨年1.275月から今年度1.2月分へ、0.075月分減額をする。年間で言うと、0.15月分の減となる。もう一つ、令和4年6月の期末手当の調整ということで、令和3年12月の期末手当の支給額に127.5分の15を乗じて得た額を減額し、令和4年6月期の期末手当として支給をするものである。
再任用職員についても一般職に準じて、支給月数は違うが、同じような調整を行う。
それから、一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正については、特定任期付職員の改定になる。本市には現在、特定任期付職員はいないが、条例としては、必要な改正を行うものである」との説明があり、質疑、討論ともになく、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第34号出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、御報告いたします。
「この改正は、病院事業の経営が依然として厳しい状況にあり、令和4年度においても、病院のプロパー職員の給料月額について、独自の給料削減を行わなければならないという状況に鑑みて、病院事業管理者の給料月額について、令和4年度も現行の削減率により減額するために、所要の改正を行おうとするものである。
改正内容については、現行の規定では、病院事業管理者の給料月額を、昨年4月1日から本年3月31日までに、18%削減することとしている。これを、本年4月1日から来年3月31日まで、引き続き18%の削減を継続しようとするものである。これにより病院事業管理者の削減額は、年間157万320円になる」との説明があり、質疑、討論ともになく、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、総務病院委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第32号出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第33号出水市職員の給与に関する条例及び出水市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております議案第33号出水市職員の給与に関する条例及び出水市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対いたします。
これは一般職及び特定任期付職員の期末手当について、人事院勧告に基づく期末手当に改定するため、所要の改正をするものとされております。
この改正による影響額は、一般職、特別職合わせて3,300万円ほどとされています。職員の給与引下げは、地域で賃下げ競争の引き金になりかねず、もともと人事院勧告は民間との賃金格差を埋めるために勧告されるものではありますけれども、職員の給与引下げをやりますと、これが地域で賃下げ競争の引き金になりかねず、地域経済への波及効果も大きいことから、この条例改正には反対いたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに、討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第34号出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) では、議案第23号出水市環境基本計画の策定について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、御報告申し上げます。
「出水市環境基本計画については、現行の計画が令和3年度で終了することから、令和4年度から令和13年度までを計画期間とする新たな計画を策定するもので、計画内容は、第1章から第6章までの構成で、第1章では「計画の基本的考え方と背景」、第2章は「出水市における環境の現状と課題」、第3章は「望ましい地域環境の将来像と基本目標」として、望ましい地域環境の将来像とその実現に向けた具体的な基本目標を5つ整理、望ましい地域環境の将来像は、環境審議会で審議いただき、「未来に羽ばたく環境都市 みんなで守り育てる清らかなまち 出水」となっている。また、基本目標については、「安心して暮らせるまち」「ごみの減量・資源化を進めるまち」「多様な自然に彩られたまち」「住み続けられるまち」「みんなが主役のまち」としており、関連する持続可能な開発目標SDGsも示し、第4章は、「施策の展開と各主体の取組」として、施策の体系と数値目標、その具体的な取組内容、そして、重点的に取り組むべき施策として、重点施策を整理、第5章では「環境配慮指針」として、主要な産業ごとに環境配慮指針を整理、第6章は、「計画の総合的な推進方策」として、計画の推進体制と進行管理等を整理している」との説明がありました。
続く質疑では、「今回特に変わった点は何か」との質疑に対し、「国が進めている持続可能な開発目標等を入れ、市民が取り組みやすい体系を進めたところである」との説明がありました。また、「この計画の進捗をどのように評価、公表していくのか」との質疑に対し、「現計画策定過程で行った市民や事業所のアンケートなどで実施しているので、そのようにしていきたい」との答弁でした。
また、「計画策定委託費は幾らだったのか、審議会の開催回数と委員の構成は」との質疑に対し、「2年間で330万円ほどの委託料がかかった。審議会は昨年度2回、今年度2回で、女性が2名、男性が8名、計10名の委員構成である」との答弁でした。
「地球温暖化防止活動実行計画との連動、改定時期について」の質疑に対しては、「市庁舎、各支所庁舎の電気料等の実績が分からなければ積算ができないところや、ラムサール登録で、来年度は湿地自治体というところで考えており、各企業を含めたところで考えなければならないので、数年かかると想定される。しかし、事務事業については、ある程度概略版を策定できるのではないか」との答弁でした。
次に、「この計画を立てるに当たって、令和3年11月1日から11月30日までパブリックコメントを取っているかと思うが、10年前のときは、パブリックコメントがゼロだったと記載されていたが、今回はどうだったのか」との質疑に対し、「今回もパブリックコメントの結果は、ゼロだった」との答弁でした。
「計画書107ページの環境上の課題のところの、課題2のところに、ごみの発生抑制とリサイクルの推進というのがある。地域の意向アンケートの結果では、生ごみを自家処理している市民が少ないとか、環境審議会より生ごみに関する問題が顕在化していると書かれているが、これはどういう意味なのか」との質疑に対し、「環境審議会の委員の方から出た意見について、載せている」との答弁でした。
また、委員会外の委員からの質疑として、「市民アンケートの抽出方法はどうだったのか。アンケートを取った総数、回答数、反映の方法はどういうふうにしたのか」という質疑に対し、「アンケートの抽出については、年代別に市民2,000人を無作為に抽出した。そのほかに事業所100か所にアンケート調査をして、市民から46%、事業所から65%の回答をいただいた。また、反映方法については、アンケート結果について、前回の計画を見直した上で、前回計画に掲げられた結果を達成された分については、基本目標に反映していない。ほかの意見は、環境基本計画の1番後ろにつけてあり、目標に反映している」との答弁でした。
続く討論では、賛成の立場で、「前回の計画改定時から、パリ協定の発効、国連サミットでの持続可能な開発目標SDGsの採択、国の第5次環境基本計画の閣議決定、気候変動適応法の施行など、様々な社会情勢の変化により、本市を取り巻く状況も大きく変化している。よって、現在の多様化した環境問題に対応していくために基本計画は10年計画であり、適宜改定し、よりよい環境づくりのための指針となることを願って、賛成する」との討論がありました。
採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第23号出水市環境基本計画の策定について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) 123ページに、「ごみ減量・資源化を進めるまち」とありますね。本定例会の初日にも、この計画の説明があった後質疑をしましたが、例えば庁内で出る紙。年度末に大量廃棄していると。環境センターに持って行くというのを指摘して、市長部局も教育部局も正々堂々と「燃やしています」というような答弁でした。
やはり、今は秘密保持という形で業者と契約すれば、秘密をきちんと守りながら再資源化できるという施策があるんですが、その辺を進めるという質疑はなかったですか。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) そういった庁内の取組については、言及しておりません。
○7番(吉元勇議員) 「住み続けられるまち」ということで、大気汚染負荷の削減。本市においてはグリーン電力の導入を促進しますということで、何か具体的な施策になっていませんが、やはりエネルギーはなかなか作れないもので、火力あるいは原子力に頼っているのが現状ですが、ここにきて風力発電の整備が出水も含めて全国的に進められていますが、その辺の風力発電の文言を、やはり入れるべきではないかと。本市も風力発電については研究し、なるべく再生可能エネルギーの推進をということで、風力発電の整備の推進的な文言を入れるべきではないかといったような議論はなかったでしょうか。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) この計画案に対して、追加の意見はありませんでした。
○9番(鶴田均議員) この議案について、目次とか、ページとか、そういうものがあれば分かりやすいのですが、その件についてはどうでしょうか。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) そこには触れておりません。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○2番(橋口住眞議員) 議案第23号出水市環境基本計画の策定について、賛成の立場で討論をいたします。
自治体行政の重要な課題の一つは、将来及び現在の住民に対し、快適で安全な生活環境を保障することであります。その取組の一つが、この出水市環境基本計画であり、国・県の環境基本計画と整合性を図りながら、出水市環境基本条例に基づき、2か年度をかけて策定されたものであります。この間、私も一度参加させていただきましたが、市民向けワークショップも開催されるなど、多大な労力や計画作成コンサルタント委託料330万円を費やし策定されたこの計画は、関係法制度を踏まえた適切な計画であると理解をいたしました。
10年間の計画ですが、今後、この計画の環境保全の様々な達成状況を市民に公開し、市民にとってそれが効果的であったのか。不十分なら、何が原因か常に検証し、修正をかけていただけるものと思います。
とりあえず、計画に取り込まれただけのSDGsではなく、科学的根拠、住民の声をよりどころとし、企業・住民・広域行政一体となった取組がなされる方向であることを確認し、賛成討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに、討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) それでは、産業建設委員会に付託された審査事件は、議案第1号令和4年度出水市一般会計予算所管部分、議案第6号令和4年度出水市地方卸売市場特別会計予算、議案第7号令和4年度出水市水道事業会計予算、議案第8号令和4年度出水市下水道事業会計予算、議案第10号令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)所管部分、議案第16号出水市都市下水路条例の制定について、議案第24号令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)所管部分、議案第30号令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)所管部分、以上8件、会議規則第39条の規定に基づき現地調査を含め、その審査の経過と結果について報告いたします。
本委員会は、令和4年3月9日、8時58分より全委員の出席のもと開会し、10時28分まで現地調査を行い、10時44分より14時10分まで、令和4年3月10日、8時59分全員出席のもと、14時5分まで机上審査を第三委員会室で関係部長、課長、技監、課長補佐、係長等の出席を求め審査を行いました。
それでは、議案第16号出水市都市下水路条例の制定について、課長より、「本条例は、南九州西回り自動車道出水インターチェンジ周辺に、都市下水路を整備することに伴い、都市下水路の設置及び管理に関し必要な事項を定めようとするものである。平成29年の出水インターチェンジ開通を契機に、インターチェンジ周辺に商業施設が進出し、今後も開発が進むことが予想されるため、開発に伴う雨水排水の処理が課題となることから、令和2年度に米ノ津地区雨水管理方針を策定し、今年度は排水路整備の測量設計業務を進めている。来年度以降、同排水路を雨水排水の処理を目的とした都市下水路として位置づけ、計画的な整備を進めるため、本条例を制定しようとするものである」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「初めて聞く名前で、整備が必要だと分かっているが、「都市排水路」でなく、「都市下水路」としたのは何かあるのか」との質疑に、課長より「都市下水路とは、主として市街地における下水を排除するために、地方公共団体が管理している下水道。ただし、公共下水道を除くというような位置づけになっている。都市下水路条例を制定する目的は、管理者を明確にして、下水道法第28条に基づく、適正な維持管理を行うためである」との説明でした。
討論に入り、賛成の立場で、「議案第16号出水市都市下水路条例の制定について、この条例を制定しようとする場所は、新規の工場、販売店などが広く設置される予定のところで、この下水路を造るということで、災害が未然に防げるのではないかとのことで、この条例に賛成をいたします」との討論があり、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、産業建設委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第16号出水市都市下水路条例の制定について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○8番(土屋工吉議員) 議案第16号出水市都市下水路条例の制定について、意見を付して賛成討論といたします。
今、委員長から説明がありましたように、参考図面を見ております。上流から北側に延長815メートル、南側に826メートル、その流末を農業用排水を利用しまして拡張しながらの都市下水路であります。都市下水路の管理に対し、第4条では多孔管を利用し、自然環境に配慮しながら地下に浸透させる非常に優れたものかと思います。また、耐震性の可撓継手を設置するなど、今の時代に沿った耐震性に富んだ設備が設置されようとしております。
流末は、今、農業排水の小次郎川水系を利用されまして、最終的には流末として400馬力の2台、フルオート制御の福ノ江排水機場のポンプで強制廃棄されるわけですが、特に本当に今から先、この出水市の中心になろうかというこの地域におきまして、やはり農業用排水を使うわけですから、この面積に対するにぎやかなまちとその付近に接する代わる農地が必要かと思います。農業委員会等ですね、いろいろ工夫されながら、そこの都市計画によってなくなった農地を稼げる農地として利用いただく、そういったバランスの取れた市民の生活を考えなくてはいけないと考えます。
将来、豪雨災害、線状降水帯がいつ来るか分かりませんが、それに対応できるような形で市民の安心・安全な地域を支える心の備えを期待しております。
皆様方の賛同をお願いし、賛成討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに、討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
-------------------------------------------------------
△ 日程第7議案第10号・日程第8議案第30号
日程第9議案第31号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第7から日程第9までの令和3年度各会計補正予算議案3件を一括して議題といたします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。
○総務病院委員長(枦山卓二議員) それでは、議案第10号令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)所管部分について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告いたします。
まず、財政課所管分について、「議案第10号令和3年度18号補正では、国の補正予算に伴い、国庫補助金の内示があった事業等があり、それらの新規計上、あるいは事務事業費の確定見込みによる調整、人事異動等に伴う給与費の調整、そのほか、特別会計への繰り出し等の調整をしている。
歳入では、市税、あるいはいずみみらい基金等の寄附金の増加による増等があり、地方消費税交付金、地方譲与税等も追加計上している」との総括説明があり、質疑において、「予算書51ページ、8款土木費の04細目都市公園等整備事業費、屋根付き市民ふれあい広場整備事業費で、今後の見込みについて」との質疑に対して、「64ページ、継続費の表で今回、3年度から5年度までの3年間の継続費で対応するということで計上をしている」との答弁でした。
次に、企画政策課所管分について、「37ページ、2款総務費、05細目高速交通企画推進費で、コロナ禍での、おれんじ鉄道の経営状況について」との質疑に対して、「決算額については今後、取締役会等で公表されてくるが、コロナの関係、豪雨の関係で利用者が減ったり、支出が増えたりしているようである」との答弁でした。
次に、総務課所管分について、「予算書35ページ、2款総務費、02細目職員給与費で人事異動等に伴う給与費の調整で、令和4年1月1日付及び2月1日付で人事異動を行っており、それに伴う給与費の調整を行っている」との説明があり、特に質疑はありませんでした。
次に、くらし安心課所管分について、37ページ、2款総務費、01細目地域活性化事業費の算定根拠はどのようになっているのかとの質疑に対し、「必要な経常経費というのがあり、過去3年の平均を出して、運賃収入分を差し引いたところを関係市町村で算出している」との答弁でした。
次に、情報課所管分について、「8ページ、繰越明許費の光ブロードバンドの関係で、上場地区も場所によっては未整備のところもあると開いているが」との質疑に対して、「基地局の整備、あるいは幹線の部分については、整備が完了している。申請者の引く場所が、道路からかなり離れていると、工事に時間がかかるようであるが、その状況はNTT側に話をして、早くつなげるようにお願いをしている」との答弁でした。
次に、議会事務局所管分について、「予算書35ページ、1款議会費、03細目議会活動費を、新型コロナウイルス感染症対策に伴い行政視察を見送ったことなどで減額するものである」との説明があり、特に質疑はありませんでした。
次に、支所庁舎建設課所管分について、「財源変更される一番の理由について」との質疑に対して、「歳入の31ページ、公共施設整備事業基金繰入金から1億円を繰り入れる予定だったが、決算見込みで、国からの交付金で満たされたということで、基金の繰入れをしなくても済んだ」との答弁でした。
次に、消防本部所管分について、「予算書23ページ、15款使用料及び手数料、01細節危険物申請手数料で90万円の減額をするもので、53ページ、9款消防費、02細目一般管理費、02細々目予防管理費は47万7,000円の減額補正で、アルコール工場の特定屋外タンク貯蔵所の設置完成が遅れることで、危険物保安技術協会への設置等審査委託料が令和4年度に延期されるためである。
55ページ、03細々目警防管理費52万7,000円の減額で、新型コロナウイルス感染症対策に伴う研修の中止による調整である」との説明があり、特に質疑はありませんでした。
次に、選挙管理委員会所管分について、「39ページ、2款総務費、01細目衆議院議員総選挙費は、歳出が確定し不用額を減額するものである」との説明があり、特に質疑はありませんでした。
続く討論において、賛成の立場で、「基金の積立金、いずみみらい基金積立金などの寄附金の増に伴う、積立金の調整で多く積立てができている。また、コロナの影響で、地域活性化事業の中で、地域間幹線系統確保維持費補助金などで、水俣線、空港線が運営がままならないということで補助金の増になっているが、空港線などは特に市民の交通手段となる大切な幹線でもある。これが維持できるように、予算が組まれているものと思っている。そのほかにおいても、国から内示が出ており、保育の充実にもつながる予算となっているので賛成する」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第30号令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)所管部分について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告いたします。
最初に、財政課所管分について、「マルイさんの国の補助事業については、きちんと説明をしないと誤解されてると思うが」との質疑に対して、「当局としての答弁が足りなかったかもしれない。食肉等流通体制整備事業というのは非常に大きな国の畜産関係の事業であり、マルイさんのほうで国の補助要綱等に基づいて、適正に執行される」との答弁でした。
次に、7款商工費、04細目観光施設維持補修費の「ツル観察センター屋外トイレ整備事業の財源は、16款国庫支出金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が充てられているのか」との質疑に対して、「新型コロナウイルス感染症地方創生臨時交付金の1億700万円から3,000万円充当している」との答弁でした。
次に、企画政策課所管分について、予算書13ページ、16款国庫支出金の01細目新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億750万3,000円の歳入の増額のみである、との説明があり、特に質疑はありませんでした。
次に、くらし安心課所管分について、19ページ、9款消防費、01細目防災対策費、「現在の避難所用の感染症対策備品の充足状況で追加になるのか」との質疑に対し、「既にこの避難所用のコロナ対策備品については、昨年度から整備をしており、全部の避難所ではないが、開設の早い避難所があり、第一次開設避難所を中心に整備をしている。ただ避難所全てには整っていないので、随時、購入し整備をしていきたい」との答弁でした。
「開設の早いところから順次、やってきているということだが、今回やろうと思っている場所はどこなのか」との質疑に対し、「今回の整備については、それぞれ品物によって場所は異なる。例えばテントであれば避難場所が今45か所あるが、5個ずつ入れるところもあるし、大型扇風機については、開設順の早い避難所で28か所に整備をする予定である。一応、避難所が開設されてすぐに対応できるように、避難所の近くに配置はしているが、そのときの災害によって開設する避難所も異なるので、備蓄倉庫にも補充して、柔軟に対応できるように考えている」との答弁でした。
続く討論では、賛成の立場で、「今回、大きな金額として国庫支出金の中で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が大きく組まれている。そしてまた、これを活用して、防災対策費の中で、新型コロナウイルス感染症対策として、避難所用感染症対策備品等購入経費が充てられている。大型のテント45か所、そしてまた大型扇風機などを配置されることで、避難所においての備品が充実していくことはとても望ましいことだと思う」との発言や、賛成の立場で、「新型コロナウイルス感染症対策の関係で、放課後の児童健全育成事業費等の増、それに合わせて、学校関係のコロナウイルス感染対策としての学校のトイレの洋式化工事、これら等に使用される財源があるということで、賛成する」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に議案第31号令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第9号)について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告いたします。
「今、この第6波といわれるオミクロン株というのは、PCR検査をした場合にやっぱり陽性率が高いというような現場でそういった実感があるのか」との質疑に対して、「陽性率が高いか分からないが、ただ感染力が強いというのは実感している」との答弁でした。
21ページ、「職員のPCR検査で使われている金額だが、これは、厚生福利費で処理しないといけないものなのか」との質疑に対して、「通常院内では針刺し事故とか生じた場合も、本来だとその職員が個人負担しなければならない額を、病院が負担するという運用をしている。今回もコロナに関して、病院の命令で職員にPCR検査を受けさせた部分について保険適用はされるが、個人が負担しないといけない部分については病院が負担するということで厚生福利費になじむと思って処理している」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場で、「新型コロナウイルス感染者の増加に伴い、多くの事業の負担を強いられている病院から出たものでもある。この件については粛々と、市民の健康福祉増進のために取り組んでいる予算だと思うので賛成する」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、総務病院委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩いたします。再開を11時20分といたします。
午前11時04分 休 憩
午前11時20分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行し、議案第10号令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止いたします。
次に、議案第30号令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止いたします。
次に、議案第31号令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第9号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) 議案第10号令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)所管部分について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告申し上げます。
予算書43ページ、「保育所一般管理費、会計年度任用職員給与費等の確定見込みによる調整について」の質疑に対し、「フルタイム分3人継続して募集をかけたが応募者がなく、減額になった分の代替方法はパートタイムで対応した」との答弁でした。
予算書45ページ、「予防接種事業費の緊急風しん対策の実績について」の質疑に対し、「現状は対象者が5,650人、うち1,817人が接種済み」という答弁でした。
次に「商業高校での直近の生徒及び教職員のコロナ感染症の感染者数について」の質疑に対し、「今年1月から3月までについては、10名の生徒が陽性で、教員には感染者がいなかった」との答弁でした。
予算書55ページ、「英語指導助手設置事業費がコロナ対応の関係で来日が遅れて減額だが、具体的にどういう対応をしたのか」との質疑に対し、「ALTが5人そろわなかったので、実施回数は少なくなったが、大事な発音の学習部分をCDやタブレットを使い対応した」との答弁でした。
続く討論はなく、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第30号令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)所管部分について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告申し上げます。
予算書21ページ、「統合型校務支援システム等導入事業について」の質疑に対し、「今まで別々に管理運営されてきた生徒の名簿情報、出席情報、成績処理、通知表作成、指導要録作成、調査書作成などの業務について、グループウエア機能を一体的に管理できるようシステム化して、大幅な業務改善を図ろうとするもので、先生方が使う校務用パソコンの中に入れて、クラウド上で使う」との答弁でした。
同じページ、「トイレ改修について」の質疑に対し、「整備については、計画の中で県が集約し、国に申請するような形を取っている」との答弁でした。「関連して、トイレの洋式化について」の質疑に対し、「今回実施するのは、令和3年度に設計した5校の洋式化と乾式化を含めた工事を計上してあり、そのほか、今年度、洋式化の修繕として7校の学校の和式を一部洋式に変更する整備を行っている」との答弁でした。
続く討論では、賛成の立場で「放課後児童クラブとか、保育士さんの処遇改善臨時特例事業を含んだ予算であり、まだまだ中身としては不十分ではあるが、一定の前進としての評価をして賛成する」との討論がありました。
採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、文教厚生委員会委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第10号令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) コロナの関係で、出水商業高校の生徒とそれから教職員の発生状況を委員が聞かれたようですが、これって公表をきちんとされて、会議録も残るんですけど、その辺は教育部局も答えたなら、これよかったのかなと思いますけれど、その辺、会議録に残ることについて委員の質疑に対して、ちょっと答弁を求めるのは問題じゃなかったかと思うんですが、その辺の委員会の中でのやり取りは別になかったですか。というのは、例えば出水中は何人いますか。西出水小は何人いますかということを聞いたら、答えるんじゃないかと思うんですけれども、その辺を。質疑に対しての答弁は、これはちょっと会議録に載せるのはいかがなものかという議論はなかったですか。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) そういう議論はありませんでした。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに、質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止いたします。
次に、議案第30号令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止いたします。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) 先ほど若干、ざわめきましたけれども、私が付託を受けた審査事件について、会議規則の第39条に基づいて現地調査を含め、その審査の経過と結果について報告いたしておりますので、御理解をいただきたいと思います。
それでは、議案第10号令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)所管部分について、産業建設委員会が審査しました概要とその結果について報告いたします。
下水道課分について、課長より、「45ページ、05細目合併処理浄化槽設置整備事業費は、補助金の確定見込みにより、456万4,000円を減額するもので、当初、小型合併処理浄化槽を25基見込んでいたが、20基に減らしたことによるものである」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「歳入の27ページの県補助金78万7,000円の減額補正は、当初どのような予定で考えていたのか。また、どう分析されているのか」との質疑に、課長より「当初は小型合併処理浄化槽を25基見込んでいたものを、今回20基に減らしたことによるもので、今年度から新築住宅については、補助の対象外となったことも影響があろうかと思う」との説明でした。
次に、都市計画課分について、課長より、「51ページ、03細々目屋根付き市民ふれあい広場整備事業費の2億8,932万6,000円は、今年度、国の防災・安全交付金の補助を受け、設計等の業務を実施しているが、国土強靭化の5か年加速化対策を前倒しし、進めるということで、先般、国の補正予算で、この広場整備の工事費についても、防災・安全交付金の要望額の満額の補助内示があったとの説明。また、工事概要については、大屋根、トイレ整備、駐車場の連絡屋根の通路、外構工事、防災備蓄倉庫、そのほか防災遊具等の設置も考えている」との説明でした。
続く質疑はありませんでした。
次に、道路河川課分について、課長より、「51ページ、03細目道路新設改良補助事業費の防災・安全交付金分3,600万円の増額補正は、幹線道路整備として、浦窪連尺野線の改良工事を実施するもので、本補正予算で一応事業完了の予定である」との説明でした。
次に、02細々目県単独砂防事業負担金15万9,000円の新規計上は、令和3年7月9日から12日の豪雨により、大川内小学校付近の米之津川に流入する井出口川に大量に土砂が堆積し、人家、道路及び学校等に被害を及ぼす恐れがあったことから、県単砂防事業として緊急的に土砂除去工事を行うものである」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「51ページ、04細目砂防事業費、井出口川の土砂撤去は、昨年7月の豪雨のときに、大川内小学校のバス停付近の道路が冠水していたが、冠水の理由は、この辺の土砂がたまって暗渠が詰まり、あふれたと認識している。土砂を撤去することで、冠水が改善されるのか」との質疑に、課長より「井出口川のところが詰まり、越水している状況であったが、今回の土砂除去で、水の流れがよくなり、冠水の原因を除去できると思う」との説明でした。
次に、住宅課分について、課長より、「53ページ、01細目空家等対策事業費は、補助金の確定見込みにより、576万6,000円を減額しようとするもので、この補助事業費は、特定空家等除却事業補助金と空き家バンク登録物件改修事業補助金、それに加えて、令和3年度から3年間は、上場、大川内、江内地区を対象に空き家バンク登録物件の改修事業補助の拡大と、地域提案型空き家活用モデル事業補助を新規事業として行っているところである。減額の内容は除却事業が、10件を見込んでいたが、実績見込みとして4件となったことから、226万3,000円を減額するものである。また、地域提案型空き家活用モデル事業については、当初、2件を見込んでいたが、1件分を残して1件分の270万円を減額するものである」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「53ページ、空家等対策事業費の減額補正は、特定空家の協議会の申請自体が少なかったのか、また、件数は上がったが、持ち主のことなどで除去に至らなかったのか」との質疑に、課長より、「対策協議会で申請が至ったものが4件であった。4件の全てが、特定空家に認定された」との説明でした。
次に、観光交流課分について、課長より「37ページ、11細々目地域おこし協力隊活用事業費、起業支援補助金は、協力隊員として2年以上任用されたものが自ら起業する際に申請要件を満たすが、今年度の申請見込みがないため、減額補正するものである。
続いて、10細目総合戦略推進管理費のシティセールス推進費は、現在、地域おこし協力隊員を1名募集しているが、今年度の採用見込みがないため減額補正する」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「37ページの地域おこし協力隊は、今何名で何年経過しているのか」との質疑に、係長より、「地域おこし協力隊は、現在、3名任用している。女性が1名、男性が2名という形で3名を任用している。経過年数は、全員2年目に入ったところである」との説明でした。
次に、市民スポーツ課分について、課長より、「57ページ、04細々目陸上競技場全天候化事業費は決算見込みによる財源変更をした」との説明でありました。
続く質疑はありませんでした。
次に、農政課分について、課長補佐より、「47ページ、33細目畜産クラスター事業費補助金2億1,008万9,000円の減額補正は、昨年6月の補正予算において承認いただいた出水市畜産クラスター協議会の取組主体1件と、マルイクラスター協議会の取組主体2件の畜舎等の施設整備を予定していたが、その後、マルイクラスター協議会の取組主体1件が、施設整備に伴う規模拡大が困難になったことから、今回、事業の取下げと事業費の確定に伴う減額になった」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「47ページ、33細目畜産クラスター事業費補助金の減額は、マルイクラスター協議会からの規模拡大が困難との説明であったが、内容についてブロイラーなのか、レイヤーなのか、事業の中身について説明してほしい」との質疑に、課長補佐より、「今回の取下げされたのは採卵系の事業者で、6月補正で議決した後に、現在、鶏ふん処理を頼んでいる業者が処理できないということで取引ができなくなった経緯がある。現在運営している鶏ふん処理については、マルイに確保してもらったが、増築して増えた分については処理が難しいとのことで、今回、事業の取下げを行った」との説明でした。
次に、農林水産整備課分について、課長より、「47ページ、04細目有害鳥獣防除事業費の増額補正は、イノシシ・シカ等緊急捕獲活動支援事業補助金で、国の補助事業が増になったことによる事業費である。続いて、19細目竹材搬出促進支援事業補助金100万円の減額補正は、補助金の確定見込みによる、減額補正である」との説明でした。
続く質疑はありませんでした。
次に、商工振興課分について、課長より、「49ページ、03細目観光施設管理費、高野山公園の71万7,000円の増額補正は、指定管理運営委託料の増で、浄化槽のブロアーの交換が必要となり、指定管理者に修繕してもらうための修繕料の増額補正となった」との説明でした。
続く質疑はありませんでした。
次に、農業委員会事務局分について、事務局長より、「27ページ、02細節農業委員会交付金の121万9,000円の減額は、農業委員、推進委員の農地集積と遊休農地解消面積の成果実績により交付される、農地利用最適化交付金の減額である」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「農業委員会の交付金は、具体的に件数や何人でやっているのかなど分かれば」との質疑に、事務局長より、「手元に資料がなく、概略だが、今、全国の農業委員会全体で、目標と実績報告をやっているが、令和4年度から実際に委員の見える活動を作っていこうという形で、各個人の委員毎に計画を立てて、農業会議で了承してもらって、それを検証していく形に変わってきている」との説明でした。
以上で審議が終わり、討論に入り、委員より、賛成の立場で、「道路新設改良事業においては、浦窪連尺野線改良工事が、この予算で念願の工事が進み、確実に完成するということ、都市公園の整備事業については、屋根付き市民ふれあい広場の整備事業費、約2億9,000万円についても防災の観点から、国庫補助金が満額である事業費の半分ついたこと、確実に事業を進めるといったようなことを含めて、賛成討論といたします」との討論がありました。
採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと、決定しました。
次に、議案第30号令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)所管部分について、産業建設委員会が審査しました概要とその結果について報告します。
観光交流課分について、課長より、「19ページ、04細目観光施設維持補修費4,500万円、現在のツル観察センターの屋外トイレは、大型バス観光が主流だった、平成元年に設置されたもので、現在は、観察センター入り口から遠い等、利便性があまりよくなく、また、新しい生活様式やウィズコロナ、ポストコロナのインバウンド対策を強化するためには、トイレ内の空間を広げること、便器の洋式化が急務であり、観光客の利便性の向上を総合的に勘案し、観察センター入り口付近にトイレを新設したいと考えている。なお、財源は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が3,000万円、一般財源が1,500万円で計上した」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「ツルの飛来シーズンは、当然観察センターのトイレを使えばいいわけで、時期が来れば観察センターが閉まる。屋外トイレは、何か目的をもって地域に来られた方が使うことになるとの意味で必要なのか」との質疑に、課長から、「館内にも確かにトイレはあるが、非常に小さい。観光客が小グループで来ると、もうすぐ満員になったりするので、屋外トイレは必要だという認識である。それから閉館期間中については、公衆トイレとして機能を果たしているところである」との説明でした。
次に、農政課分について、課長補佐より、「17ページ、27細目食肉等流通体制整備事業費補助金の3億円は新規計上になる。国道3号沿いの野田川に近いところに、現在、マルイ食品株式会社が運営する食鳥処理加工施設があり、今回、隣接地に移転新築するための施設の整備費用の一部を補助するもので、国庫の2分の1になる。整備期間は、令和4年度から令和6年度までの3年間を予定しており、総事業費107億7,340万円、補助金の総額が43億円を見込んでいる。
なお、関連して5ページの第2表、繰越明許費補正の追加分の3段目、食肉等流通体制整備事業費補助金は、令和4年度へ繰越しをさせていただきたいとの説明でした。
質疑に入り、委員より「17ページの27細目食肉等流通体制整備事業費補助金について、新たに施設をつくるということだが、農地として一種農地であると思うが、いろんな施設をつくるときは、農業委員会等を含め調査され、問題があるとか、ないとかの形で進められているが、今回の場合は、農業施設ということで、何ら問題はなかったのか」との質疑に、課長より、「農政課の農地に対する業務は農振除外となる。その後、農業委員会で転用という形になるが、農振除外については、農畜産業施設ということで、県、農業委員会、土地改良区にも承認をいただいて除外をし、農業委員会で転用となる」との説明でした。
次に、商工振興課分について、課長より、「5ページ、繰越明許費補正で、7款、1項移動販売支援事業補助金の150万円は、キッチンカーに対する補助金で、10月下旬に交付決定をしていたが、キッチンカーが大分人気があり、改造が間に合わないということで繰越しをするものである」との説明でした。
質疑はありませんでした。
次に、農業委員会事務局分について、事務局長より、「13ページ、02細節農業委員会交付金の21万7,000円の増額補正は、農地利用状況調査への利用や農地の出し手、受け手の意向を速やかに現地で把握し、関係機関との情報を共有するためのタブレットの導入費との説明でした。
質疑に入り、委員より、「このタブレットは2人に1台ということだが、1人が自宅に持ち帰るとか、そういう通信費をみてるのか」との質疑に、事務局長より、「今、予算としてタブレットが7台来るという形で、どういう形で利用するかはまだ考えていない。また、通信費に関しては、令和4年度の予算で、国費で100%つく」との説明でした。
討論に入り、賛成の立場で、「食肉等流通体制整備事業費、マルイ食品への交付ですが、食鳥処理加工施設の3億円、大きな金額であり、その後も大事業の予算となっているようです。マルイ食品、マルイグループについては、鳥インフルエンザのこともあって、地域あるいは建設業を含んだ支援も大分あります。そのことを考えますと、加工施設のこと、それから整備する土地の造成のこと、地元企業を優先して使うといったようなことは、自然的な要望になってくると思います。このことを希望しまして、賛成といたします」
続いて、「賛成の立場で討論します。ツル観察センターのトイレが新しくなることはすごく観光面でも多大な効果が出るんではないかと期待いたしまして、賛成いたします」との討論があり、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、産業建設委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第10号令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を中止いたします。
これから、先に質疑を中止していました議案第10号令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)について、3常任委員長の報告に対する質疑を再開いたします。質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)に、問題点を指摘して反対いたします。
この補正予算の大半は事業費や補助金、委託料の確定見込みによる調整が多くを占めているように思います。また、必要な事業もありますけれども、本予算に8款土木費、5項都市計画費、14節工事請負費、都市公園等整備事業費2億8,932万6,000円の屋根付き市民ふれあい広場整備事業費として、新規計上されていることがあるためであります。
この事業については、当初5億円ほどで、雨の日に親子連れが遊ぶ場所とかグラウンドゴルフ大会などをするところとか、という提案でありましたけれども、一昨年9月議会では設計に関わる予算を議会が一旦否決をしましたけれども、昨年3月議会では、国の補正においてコロナ関連と称しながら、国土強靭化防災・減災予算と称して、莫大な予算が国の補正として成立をしております。国の補助が取れたんだということではありましたけれども、国の補助とはいっても国民の税金であります。
昨年3月議会では、7名の議員が連名で修正動議を出しました。結果は否決されましたけれども、私の最近の市民アンケート調査では多くの市民が「税金の無駄遣い」「箱ものは要らない」「今はコロナを優先して」などという声と同時に、川の近くで防災で大丈夫なのか、家から遠くてそこまで行けない、緊急避難場所というなら、近い所に無数に避難場所をたくさんつくっていただきたい。原発の避難場所などともなり得ないのではないかなどの声が寄せられているように、事業の目的にも疑問が出されております。コロナ禍で多くの市民が生活困窮に陥り、しかも先が見えない中、市民生活の救済が先だと考え、このまま本事業の推進には問題ありとする立場から、本補正予算に反対いたします。
○8番(土屋工吉議員) 議案第10号令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)について、賛成の立場で討論いたします。
臨時特別支援事業など、市民の方々にコロナで大変困っていらっしゃる方の、本当に生活環境を確保しながら、こういったものを進めていくというのが大事かと思います。
ページ数は58ページですが、11款災害復旧費の中で、現年発生河川災害等の事業は、減額補正されておりますが、第3表繰越明許補正では、災害復旧をしっかりと補正してあります。今現在、年度末にかけて災害復旧の現地を見てまわりますと、本当に今まで努力された70代前後のOBの方と若い方が一緒になって、仕事をやっております。ただ、災害箇所が多すぎて、なかなか困難な仕事が多いという話を聞いてまいりました。特に、非常に災害というのは、しにくい所が多くございまして、なかなか大変だなと。「まあ、怪我せんごっきばらないかんど」ということで伝えてまいりますが、特にこういったものをしっかりと災害復旧してまいることをお願いしたいと思います。
また、道路新設改良補助事業費では、浦窪連尺野線、六月田上村線、用地補償調査が計上されております。最近、非常にインター付近の交通事故も増えております。また、屋根付き市民ふれあい広場の大屋根整備事業等、市民の安心・安全な事業に対し、皆さん方の賛同を得ながらお願いしまして、賛成討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに、討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり、可決されました。
次に議案第30号令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を中止いたします。
これから、先に質疑を中止していました議案第30号令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)について、3常任委員長の報告に対する質疑を再開いたします。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
ここで暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
午前11時59分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
-------------------------------------------------------
△ 日程第10議案第1号・日程第11議案第2号
日程第12議案第3号・日程第13議案第4号
日程第14議案第5号・日程第15議案第6号
日程第16議案第7号・日程第17議案第8号
日程第18議案第9号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 次に日程第10から日程第18までの令和4年度各会計予算議案9件を議題といたします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。
○総務病院委員長(枦山卓二議員) それでは、議案第1号令和4年度出水市一般会計予算所管部分について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告いたします。
財政課所管分について、予算書123ページ、4款衛生費の08細目、「水道事業会計繰出金の関係で、これも繰出金の増ということになっているが、これについては人口減少に伴う、いわゆる給水人口の減ということに関係するものなのか」との質疑に対して、「水道事業の繰出金については、この簡易水道の関係の施設整備に関する元利償還金の分に対する交付税措置分であるので、その分の毎年度、毎年度の償還額に応じての金額による増減があるというところになる。基本は、同じ金額同額程度になってきている」との答弁でした。
次に、高尾野・野田支所総合課所管分について、「歳出の予算書の85ページ、2款総務費、01細目庁舎等一般管理費、高尾野支所においては850万9,000円、野田支所においては307万5,000円、前年度から減額している。これは主に、支所庁舎の光熱水費の減であるが、令和3年度、電気料金について、補正減を行ったことを踏まえ、実績等を勘案した上で計上したものになる。また、高尾野支所においては、旧高尾野図書館等跡地の駐車場整備が令和3年度に完了し、借り受けていた松永整骨院前の駐車場の借上料が不要になったこと及び返却するにあたって、原状回復工事費用を前年度に計上したことなどから、その分が減額になっている」との説明があり、特に質疑はありませんでした。
次に、企画政策課所管分について、81ページ、2款総務費の01細目の中の「過疎地域協議会等負担金ということで、今回新たに負担金を計上したと説明があった。ここに参加することになった経緯と、この負担額の算定根拠について」との質疑に対して、「ここに入ることになった経緯は、県の過疎地域協議会の事務局が町村会にあり、来年度4月から一部過疎で指定をされるということで、その事務局のほうから、入ってほしいということで連絡要請があった。次に、負担金の算出根拠だが、これは国・県、どちらも均等割である」との答弁でした。
次に、総務課所管分について、73ページ、2款総務費、03細目人事管理費の中で、「人事給与管理システム改修事業の委託になるが、改修となると、以前、構築していたところに、また随意契約などになるのかどうか」との質疑に対して、「システムについては、今ある既存のシステムに、この会計年度任用職員の今度共済の対象になる方、パートタイムの方を新たに登録するということで、新たにシステムの中に追加するということになる」との答弁でした。
85ページ、2款総務費、01細目の庁舎等一般管理費で、「今までの駐車場が変わり、狭くなるということだが、駐車場が不足するということはないのか」との質疑に対して、「今現在の場所に平均的にとめてある台数が50台程度である。新しく駐車場を借りるときに区画線を引いてみたが、80台程度とめられるので、足りると見込んでいる」との答弁でした。
次に、くらし安心課所管分について、83ページ、2款総務費の18細々目、「買い物支援事業費は、週3回32か所ということだが、これの委託先はどこなのか」との質疑に対して、「イズミライプロジェクトに委託をしているところである」との答弁でした。
次に171ページ、9款消防費、01細目防災対策費で、「今年度も大変な豪雨の中で判断を強いられる場面がたくさんあったかと思うが、令和4年度も想定外といわれるようなことにも対応していかなければならない中で、発令の仕方など、こうやっていくとかあるのか」との質疑に対して、「災害対策基本法が変わり、避難勧告とかはなくなり、今までは避難準備があって避難指示というふうになっていたが、今後は高齢者の避難というのは、3段階、4段階でもう避難指示というふうに段階区分が変わっているので、それに合わせて、市の地域防災計画も改定した。内規的には初動対処マニュアルというのも、今年度策定している。令和3年5月20日から避難勧告がなくなったが、その日に、全国で初めて出水市も避難指示を出しており、その経験値を生かして、来年度も気象庁がいろいろ出している気象データとかを分析して、より細かく開設する避難所もできるだけ限定し、早め早めの避難を促進するための防災行政無線での働きかけなど、力を入れていきたいと考えている」との答弁でした。
次に、25ページ、13款交通安全対策特別交付金の関係で、「説明の中で交通違反の反則金が原資になっているということだが、その反則金、予算の算定根拠について」との質疑に対して、「この交通安全対策特別交付金は反則金が原資ということですけれども、各市町村への算定、割り振りについては、交通事故の発生件数とか、人口集中地区の人口とか、改良済みの道路の延長の割合とかなどを考慮して、各市町村に交付される」との答弁でした。
次に、81ページ、2款総務費、01細々目地域活性化事業費のふれあいバスの関係で、「今、10路線ということであるが、今後においてその路線の見直しとか、あるいは路線の増減などの協議をしているのか」との質疑に対して、「今、市内のふれあいバスは10路線走っているが、全く乗らない路線とかもあるので、そういったところについては、やはり乗っていただかないと、市のサービスが行き届かないというところもあるので、今ふれあいバスを走らせているが、ほかの公共交通の手段、例えば乗り合いタクシーなど、そういったのも考えながら今検討はしている」との答弁でした。
次に、81ページ、03細目地域活性化対策費の出水駅蔵之元港間シャトルバス利用促進協議会負担金について、「協議会自体開催されていると思うが、開催の実績、年間どれくらい開催予定しているのか、市のほうからは誰が参加されるのか。またその協議内容はどのようになっているのか」との質疑に対して、「利用促進協議会の開催回数は、年に2回、幹事会それから総会を合わせて年間3回ほど開催をされている状況である。出席者については、幹事会のほうが、市のくらし安心課長と観光交流課長2名出席しており、協議内容につきましては蔵之元港と出水駅を結ぶこのシャトルバスの利用状況、それから、それの収支状況、報告があってそれに見合う便数の検討だとか、その辺の審議をしていただいている。利用実績については、令和2年度の実績で、歳之元港から出水駅に向かう利用者が年間2,705人。逆に出水駅から蔵之元港に向かうその年間の利用者が2,029人となっている」との答弁でした。
次に、情報課所管分について、予算書85ページ、2款総務費、07細目電算システム管理運営費のところの「アドバイザーはどちらの方なのか、企業の方なのか、個人の方なのか」との質疑に対して、「令和元年に公募して、個人で手を挙げてこられた方を、引き続きお願いしている」との答弁でした。「具体的にどのような方なのか」との質疑に対して、「本市の方で、個人で事業をされており、その中にこういったホームページ等を自分でプログラムを書いたりとかをされたり、デザインの配色関係などを研究されている方で、業務でもそういったアドバイスをいただいている」との答弁でした。
次に、契約検査課所管分について、予算書75ページ、2款総務費、09細目契約検査一般管理費、「主なものとして、建設工事等の入札業務において、鹿児島県及び市町村で共同利用している電子入札システムの共同利用負担金を188万7,000円を計上している。この負担金は、前年度と比べて31万円の増となっているが、インターネットエクスプローラーのサポート終了に伴う、システム改修費の上乗せによるものである」との説明があり、特に質疑はありませんでした。
次に、議会事務局所管分について、「予算書73ページ、1款議会費、01細目議員報酬で、議員20人分の報酬、手当、それから共済費として計上している。なお令和4年度の特殊要因として、新人議員の防災服の購入費10着分、議場の議員の氏名標を全部修正する費用を計上している」との説明があり、特に質疑はありませんでした。
次に、会計室所管分について、「コンビニ収納は少し伸びてきていると思うが、このコンビニ収納ができることで、少し滞納とかが減ったことなどはあるのか」との質疑に対して、「会計室では徴収の割合とかは分からない。窓口収納については昨年度に比べて大体5,000件少なくなった代わりに、コンビニ収納が逆に5,000件増えたというような形で、窓口、銀行で納めていた方が、そちらのほうにシフトした」との答弁でした。
次に、消防本部所管分について、予算書169ページ、9款消防費、02細々目予防管理費の「特定屋外タンク貯蔵所設置等審査委託料で、外部に委託するということだったが、どこに委託されているのか」との質疑に対して、「国から認められている危険物保安技術協会というところに委託する。民間ではない」との答弁でした。
次に、監査委員事務局、公平委員会所管分について、いずれも歳入はなく、「まず、監査委員費では、予算書95ページから97ページ、01細目委員報酬、03細目監査一般管理費で監査委員2名の月額報酬及び定期監査、決算審査等に係る費用弁償のほか、全国、九州、県を単位とする監査委員会負担金等の経常的経費を計上している。
公平委員会費では、89ページ、01細目委員報酬、02細目公平委員会一般管理費であり、公平委員会開催に係る委員3名の日額報酬及び費用弁償のほか、全国、九州、県を単位とする公平委員会連合会等負担金の経常的経費を計上している」との説明があり、特に質疑はありませんでした。
次に、選挙管理委員会所管分について、予算書93ページ、2款総務費の01細目常時啓発費で、「この明るい選挙推進協議会は年間何回開かれるのか」との質疑に対して、「明るい選挙推進協議会の負担金については、本来、主権者教育であって、学校に出向いたり、選挙時については通常街頭啓発という形で行ったりしている」との答弁でした。
「この当初予算が可決されたら、来月の市長及び議員選挙において、街頭啓発等の取組というのは、予定があるのか」との質疑に対して、「市長、市議選については、小、大規模商店の店頭などで啓発グッズの配布と、呼びかけができればということで今準備を進めている。コロナの状況、お店のほうの受入れもあるので、調整しながら進めたいと思っている」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場で、「今回の当初予算においては、4月に市長及び市議会議員選挙が執行されることから、いわゆる骨格予算ということでの計上である。その中においても行政が義務的経費、これをしっかりと計上していることから、賛成する」との発言や、同じく賛成の立場で、「令和4年度においての骨格予算である。そうした中でも、基金の積立てとしてツルと歴史のまち応援基金寄附金、このふるさと納税制度を運用するということで、令和4年度の寄附見込みを5億円とし、そこに邁進してくれるということでもある。そしてまた、このふるさと納税の活用は大きく期待されるところでもあるので、今後も増額が見込めるような工夫を重ねてほしいと思う。また、防災対策推進事業費においても、防災訓練及び防災講演会の関連経費が計上されており、命に直結した部分でもある。このようなことを重ねていくことは重要だと思っている。消防業務の中においても、救命救急士研修をまた今年度もやっていくということであった。また防火服の備品購入の予算もある。これも隊員として活躍される皆様方の命を守り、それがまたひいては市民の皆様の命を守ることにもなるので、粛々とこの予算を執行していただくことを祈念し、賛成する」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第5号令和4年度出水市交通災害共済特別会計予算について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告いたします。
予算書327ページ、歳入の会費に関連して、「今までは自治会長さんたちが、好意によって令和3年度も集めていただき、御協力いただけたと思うが、令和4年度郵便局での振込みができるということで、今まで好意でやってくださっていた自治会長さんたちの反応はどうなのか」との質疑に対して、「今、自治会長さん方に任意で御協力いただいているところで、それらの方は、取り集めて市役所のほうに納入に来られるような形の自治会が多い。郵便局でもできるようになることは、これから周知をするので、反応というのはまだ確認していないが、より多くの選択肢が増えるということで、加入しやすくなるのではと考えている」との答弁でした。
「郵便局の窓口でもできるということは、それにかかる手数料の経費は、予算書329ページ、01細目一般管理費の中に入るということで理解してよいのか」との質疑に対し、「郵便局で振り込んだ手数料の請求は会計室にくる。そして会計室が出水市分ということで、一括して支払いをしている。交通災害共済として特別会計になるので、特別会計の一般管理費の中に、一般会計への負担金という形で計上し、かかった費用の分を支払う形になる」との説明でした。
続く討論において、賛成の立場で「令和4年度より、郵便局での支払いが可能になる。この制度を使い、加入していただける方が増え、そして円滑にこの事業が活用されること等を期待し、賛成する」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第9号令和4年度出水市病院事業会計予算について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告をいたします。
「年間の入院患者及び外来患者の見込みというところで、医療センターの場合が年間の入院患者の見込みが減、外来患者が増という見込みをしている。また、高尾野、野田については、両者とも、外来患者は減という見込みであるが、人口減によるものが影響として大きいのか」との質疑に対して、「出水総合医療センターの入院患者は、コロナの影響がどの程度あるか分からないので、ちょっと控え目に出しているので入院患者は減ると見ている。高尾野と野田については、やはり地域の人口減少というのが如実に表れてきているので、外来患者数は、高尾野、野田診療所については減としている。」との答弁でした。
次に、「病院事業の中では、その人口減に対応する対策というのは、何か考えているのか」との質疑に対して、「一つは、患者さんに多く来てもらうこと、それは結局、地域で信頼される病院になっていくことがまず大事かと思う。そのためには、地域の方と医療センターと語ろ会という座談会みたいなものを開催することだと考えている。それが開けていないということが非常に残念である。平成30年から続けていたが、コロナの影響でできていないので、コロナが落ちついたら、地域に出ていって、うちの病院を紹介する、そういう形をとっていきたいということである」との答弁でした。
次に、「市内の患者さん、市外の患者さんとあるが、市外の患者さんを呼び寄せるというような考えはないのか」との質疑に対して、「まずは、出水市から市外に行っていらっしゃる患者さんに戻ってきていただく。それがまず大事である。その次に、外から来ていただく、というのを考えている」との答弁でした。
次に、予算書53ページ、「特別室料金は個室の関連になるのか」との質疑に対して、「個室料金をいただいており、1番高いところが1日5,000円。その下が4,000円、3,000円という部屋もある。シャワーがなかったりすると、少しずつ下がっていく」との答弁でした。
次に、「高尾野診療所の件で、臨時の医師が1人来れなくなるということだが、現在何人いらっしゃるのか」との質疑に対して、「現在、医師は2人いらっしゃいます」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場で、「まず賛成の大きな理由としては、総合医療センター及び高尾野診療所、野田診療所において、収益的収入に着目をしたところ、これによると、総合医療センターの場合が年間の入院見込み数、これが減ということになっているようである。また、一方では、外来の患者数の見込みが増ということになっており、高尾野、野田の外来の見込みは、両者とも減ということになっているが、この要因になっているのが、やはり人口減少による影響。それとまた、コロナ禍の中においてのコロナ感染症の影響を受けているもの等があるようである。
しかしながら病院としては、より質の高い医療の提供、そのことによって健全な経営体質を確保していく、そういう意気込みが得られているような予算内容であるので、本当初予算については賛成する」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、総務病院委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第1号令和4年度出水市一般会計予算について、これから総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) 93ページ以降の選挙管理委員会事務局の関係ですが、市長選挙のこと、それから市議会議員選挙のことがありますけれども、期日前投票期間が6日間ということで、告示日の翌日から期日前投票が行われていますが、前から申し上げていますけれども、選挙公報が届く前に、こういう期日前投票を設定するのはいかがなものかという考えのもと、その期日前投票をやはり水曜日ぐらいからやったほうがいいのではないかといった議論はなかったかどうか、お願いいたします。
○総務病院委員長(枦山卓二議員) ただいまのような質疑はありませんでした。
○7番(吉元勇議員) 議会事務局関係の予算審議の中で、20人分の定員数のいろんな計上がありましたけれども、委員会として20人はいても多すぎではないかといった観点から、定数削減を委員会として提案しようじゃないかといったような議論はなかったですか。
○総務病院委員長(枦山卓二議員) はい、ありませんでした。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止いたします。
議案第5号令和4年度出水市交通災害共済特別会計予算について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり可決されました。
議案第9号令和4年度出水市病院事業会計予算について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
○14番(中嶋敏子議員) 1点だけ、お尋ねします。
大学への寄附講座を目的にした職員給与カットが入っていたと思うんですけれども、それはまだ続いているのか、続いているとすれば、カット率は幾らぐらいで、総額は幾らになるのか、質疑がなかったかというのと、それに関連して、市役所からの出向職員が何名いらっしゃるのか、ここには給与カットは以前入っていなくて、問題にしたことがあったんですけど、それはそのまま続いているのか、こうした質疑はなかったかお尋ねいたします。
○総務病院委員長(枦山卓二議員) ただいま2点質問いただきましたけれども、2点とも質疑はありませんでした。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) 議案第1号令和4年度出水市一般会計予算、所管部分について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告申し上げます。
予算書89ページ、軽自動車税納税情報等電子化に伴うシステム化の対応についての質疑に対し、「納税確認の照会を軽自動車協会のほうでできることになる。減免対象者の方は、証明を普通自動車と同様に発行することになると思う」との答弁でした。
予算書91ページ、戸籍住民基本台帳事務費に関し、「市民のマイナンバーカード取得率は幾らか」との質疑に対し、「交付実績は令和4年2月27日現在、36.47%である」との答弁でした。また、「全国平均は42.38%、鹿児島県平均が39.9%」との答弁でした。
予算書99ページ、「生活困窮者自立支援金給付事業費の活用が思うように伸びていないと感じるが、現状はどうなのか」との質疑に対し、「自立支援金は当初、昨年の12月までということで制度が施行されていた。それが3月末まで延長になっており、加えて緊急小口資金、総合支援資金の初回の方々も対象にして、支援金の支給がされている。7月からはこの制度が施行されているが、今年3月までの実績として16件、116万円の執行で、対象拡大により申請者数も増えてきている」との答弁でした。また、「農家でこの相談に行かれた方が対象になれたという話を聞いたが、この制度を活用するのは可能なのか」との質疑に対し、「収入要件、資産要件、それから求職活動要件ということで、ハローワークへも月2回以上の面接等の要件をクリアができれば、農業以外の新たな自立に向けた就職活動をされる方については、対象になる」との答弁でした。
同じページ、「ひきこもり者の支援事業費で出水市として、どれぐらいの想定や把握をしているのか」との質疑に対し、「ひきこもり者の実態については、令和元年の11月に市の保健福祉部が把握している方、それから、障害者の相談支援事業所の方が把握されている方ということで調査をしているが、62人の引きこもりの方がいらっしゃる結果となっている」との答弁でした。
関連して、「孤立、孤独の方の支援についてはどうしているか」との質疑に対し、「相談に来られる方には、いろいろな複合的な課題を持たれている方がたくさんおられる。そのような方については、まずは庁内での関係部署との連携、それ以外では、ハローワーク、社会福祉協議会など専門的な機関と連携を図りながら、支援をしていっている」との答弁でした。
予算書101ページ、「計画相談支援給付費の対象者が579名となっているが、どういった推移をしているのか」との質疑に対し、「令和3年度が585人で今回少し減ってきている」との答弁でした。また、関連して「支援員が少なく、それぞれ受け持つ人数がかなりオーバーフローしていると思うが、支援員の育成はどのように考えているか」との質疑に対し、「相談員さんの数は、増やす有効な手段がないということで事業所のほうも、常に募集をかけていても、あまり応募がない。事業所内で、ほかのサービスで働いている従業員の方を、相談員として育成したりするなどの現状がある。あと、本来ではないが、セルフプランという形で計画を立ててサービスを使っていくというようなところもせざるを得ないという一面もある」との答弁でした。
予算書103ページ、「障害者の手話奉仕員の養成事業費に関し、講座を年間、何回ぐらい実施し、対象者は何名ぐらいか」との質疑に対し、「今年度の手話フォローアップについては、17回の講座の開催を行っており、13人の参加者があった」との答弁でした。また、関連して「手話通訳者になる過程は」との質疑に対し、「手話奉仕員の入門課程と基礎課程があり、修了した方が進めることになっているが、意識を持って次のステップに行く方と、日常会話的なところを勉強して終わる方とおられる。なるべく手話通訳者まで行ってほしいということでサークルに入ってもらうなど声かけをしている」との答弁でした。
予算書113ページ、「公立の保育園の2園の予算編成において、その方向性について協議された点はどうか」との質疑に対し、「公立保育園の2園に関し、具体的に検討したり、協議したりというのはないが、非常に大事だと位置づけている」との答弁でした。
予算書115ページ、「子ども・子育て支援対策事業費の中の会議開催についての要件はどうなっているのか」との質疑に対し、「子ども・子育て会議については、子育て支援計画を定める中で数量、目標値など定めており、例えば、保育園の定員を増やすとかの場合に、この支援会議のほうにかけて審議をお願いしている状況である」との答弁でした。関連して、「新年度スタート時の待機児童の予想はどうなっているのか」との質疑に対し、「令和4年度4月のスタート時点では、待機のほうは解消していると思っている」との答弁でした。
予算書117ページ、「ファミリーサポートセンター事業の予算があまり変わらないが、実態はどうか」との質疑に対し、「事業については、社会福祉協議会に委託をして実施している。計上している予算は委託料であり、事業は、「まかせて会員」と「お願い会員」と分けて行っているところだが、コロナの影響もあり、利用は少し減少傾向になっている」との答弁でした。
予算書119ページ、「全国的に保護率が少し上がってきているかと思うが、出水市の状況はどうか」との質疑に対し、「令和2年度の平均は、被保護世帯数が442世帯、被保護人員が659人、保護率は12.7パーミルで、令和3年度の直近月では、被保護世帯数が424世帯、被保護人員は621人、保護率は12.1パーミルとの答弁でした。
予算書123ページ、保健予防一般管理費で説明があった北薩地区の産科医の状況と125ページの不妊・不育治療助成事業費の実績と見込みについての質疑に対し、「産科医に関しては、出水市には産科は2人、2つの医院ということで、他の地区と比べると1人の先生が受ける件数は非常に多いということで、手だてが必要なことは間違いないという認識である。北薩地域3市2町で見ても、決して充実しているというわけではないので、助成金を出すことによって1人でも多くの先生が来ていただけるということができれば大変ありがたいと考えている。また、不妊治療の件数については、令和2年度特定不妊治療が年間で50件の申請、今年度が現在、51件の申請、一般不妊治療は、令和2年度が42件、今年度が50件で、若干多くなってきている。来年度の予算は、保険が適用されるが、今年度中に治療を開始された方は、保険が適用されないので、現在の制度をそのまま経過措置として継続し、フォローをしていく予算となっている」との答弁でした。
同じページ、新型コロナウイルスワクチン接種事業費に関する質疑に対し、「出水市では、昨年の12月から医療従事者や高齢者施設の従事者、入所者に対し接種を進めてきて、おおむね1月中に接種を終えている。65歳以上の方々は1月から接種を始め、接種間隔を6か月間で前倒しを進めて、県の協力をもらいながら、マルマエ体育館で集団接種を行い、ほぼ65歳以上の方の接種が2月いっぱいで終わっている状況である。以降、一般の方々についても、高齢者の予約枠の空いているところなどで2月中から接種を始めており、今の見込みとして、一般接種が大体5月の中旬におおむね終わると見込んでいる。あと、5歳から11歳の子供の小児接種については、今、5つの医療機関から協力をいただき接種を進めているが、今の見込みでいくと、大体8月いっぱいぐらいかかるかというペースである。また、一般の接種が終われば、医療機関に協力をいただき小児接種が少しでも早くできればと考えている」との答弁でした。また、関連して異動時期での転入、転出の取扱いルールについての質疑に対し、「原則では、接種日現在の市町村での接種券で接種ということになる」との答弁でした。
また、「グループホームに入所された方が施設入所者扱いではなく居宅扱いで接種が遅くなったと聞いたが、確認したい」との質疑に対し、「グループホームは、介護サービス上では居宅の扱いになるが、協力医療機関を設けていただいている先生の都合で若干遅れたりするところもあったかとは思う」との答弁でした。
同じページ、「インフルエンザの予防接種とコロナワクチンとの兼ね合いは、どうなっているのか」との質疑に対し、「今年度、65歳以上の方のインフルエンザの接種率は、66.9%である。令和2年度が77.8%と比較すると、10ポイント以上減となっている。インフルエンザワクチンとコロナワクチンに関しては、接種間隔を2週間以上空けるという通知をしている」との答弁でした。
予算書173ページ、「事務局一般管理費のプールの集約化モデル事業について」の質疑に対し、「学校教育の体育の授業を補完するための計上で、プールの老朽化で整備費が巨額になるため、代替策を検証するためのものである」との答弁でした。関連して、「生徒あるいは保護者の方からの反応はどうか」との質疑に対し、「今年度、3年生から上の学年でこの事業をしており、バスを借り上げて、市民プールや米ノ津小学校に行っている。保護者からの声というのは直接なかったが、学校現場からのアンケートで、受け入れる側の学校として、時数との関連があり、今年度の学級数では何とかなったが、今後学級数が増えると難しくなる可能性はあるという意見があった」との答弁でした。
予算書の小学校が179ページ、中学校は183ページの就学援助について、人数が全校生徒に対して何%になっているかとの質疑に対し、「率は22.13%」との答弁でした。
また、「オンライン支援について」の質疑に対し、「オンラインに関してこれまで年額上限が1世帯1万円だったものが1万2,000円に拡大するものである」との答弁でした。
予算書179ページと183ページ、「学校の施設維持補修費に関して、台風時の避難所を屋内運動場に設けられるが、経年劣化で雨漏りがひどいところがある。改修についてはどうなっているか」との質疑に対し、「米ノ津小学校、西出水小学校については、今年度補修で行った。修繕後、改善がなされないようであれば、また業者に見てもらいながら進めていきたい」との答弁でした。また、「県下19市の教育総務担当課長会等もあるので、議題で取上げ、県内の状況等も把握してみたい」との答弁でした。
来年度から始まる教科担任制への対応についての質疑に対し、「積極的運用を始めるとなっているが、実際には人の配置が大幅にできているわけではなく、聞いているのは、県内で小学校に16人配置ということで、その中の1人は、出水市に配置いただける方向で進んでいる」との答弁でした。
また、「教職員の長時間労働が問題になって、それが原因の一つで成り手がいないというのもあるが、勤務時間の管理はどうされているのか」との質疑に対し、「令和2年度から、タイムカードを導入して、教員も出勤簿だけではなく、出勤したとき、退校時にタイムカードを押して、時間管理ができるようになっている。タイムカードを通して、客観的にできなかった勤務時間の管理が今できるようになっている」との答弁でした。また、「ここ3年間の計画で、時間外勤務を減らしていこうということで取り組み、調査を定期的に行ってきた。目指したのは、一月超過勤務が45時間以内ということが目標で、大分改善が図られているが、それに収まらない部分は、特に中学校部活動の時間等である。これはなかなか難しく、これまでと同様に時間を切るだけではなかなか改善されないので、業務自体を縮小したり、行事を精選したりなど具体的に各学校で進めていることと、校務支援ソフトを導入する予定にして、通知表や出席簿管理などの効率化を図りながら、業務の効率化により、超過勤務を少しでも減らす取り組みをしている」との答弁でした。
予算書185ページ、「商業高校のスクールカウンセラー設置に関し、勤務状況はどうなっているのか」との質疑に対し、「5月から2月までにかけ、年間10回、1回当たり3時間で勤務していただくものである」との答弁でした。また、関連で、卒業生の進路の状況、今年度の入学の状況についての質疑に対し、「令和4年3月卒業の進路状況は、進学が76人、うち大学が15人、短大が3人、専門学校58人、就職は49人、出水地区内が22人、地区外の県内が9人、県外が18人となっている。また、令和4年4月入学の受験者数は、141人」との答弁でした。
予算書193ページ、青年の家主催事業の星空観望会の開催状況についての質疑に対し、「四季の星空観望会ということで、春夏秋冬の4回、加えて、冬の双子座流星群観望会、ほかに出張星空観望会も行っていて、令和4年度予定で上場小学校で行う予定になっている」との答弁でした。
同じページ、「青年の家の維持補修費に関し、来年度からの短期改修計画はどうなっているか」との質疑に対し、「旧館は53年たって老朽化しており、令和2年度に屋上の防水改修工事、3年度に外壁の改修工事を行った。今後は出水市公共施設個別施設計画が、昨年度末に策定されており、その中で計画に基づき、4年度の前半はどういう改修を行っていくか検討する期間と位置づけており、令和5年度以降に必要な改修を行っていく考えでいる」との答弁でした。
次に青年の家の研修に関し、「教育機関として接遇研修や人権教育などの取り組みも必要だと考えるが、利用範囲を広げるために、まず青年の家というネーミングも変える時期ではないかと考える。検討をできないか」との質疑に対し、「青年の家は昭和43年度、国庫補助事業の社会教育施設整備費補助事業の青年の家施設費という事業で建設されたものであるが、過去にネーミングがどうかならないかということで検討した資料が残っている。県への確認では、なかなかハードルが高い、耐用年数が60年だが、それが過ぎるまでは難しい。場合によっては補助金を返さなければいけない可能性があるとも言われているが、研究、努力してまいりたい」との答弁でした。
また、「運営委員会の10人のメンバーの中で女性委員が2人だけだが、令和4年度について見直せないか」との質疑に対し、「令和4年10月1日から次の任期となるので、各社会教育団体に呼びかけるときに、女性委員の推薦をということで依頼を行い、少しでも女性委員が増えるように努めたい」との答弁でした。
予算書201ページ、学校給食の地産地消の取組についての質疑に対し、「金額ベースで約7割が市外で、約3割が市内との状況であり、地産地消について、さらに進めたいと思っているが、調理時間の制約や食材の数量確保、給食費の制限等があり、劇的には進められない状況である」との答弁でした。また、「野菜類は、地元で生産されたものを極力使うようにしている」との答弁でした。地産地消に関連して、「農水省のみどりの食料システム戦略ができており、安心・安全な有機野菜を増やして地域を盛り上げようと、例えば学校給食に有機野菜を導入した場合に、普通の野菜よりも高くなった分の補塡を国が補助するといったもので、農家の方を巻き込んで計画的にできることから取り組めないか」との質疑に対し、「その有機野菜の確保量が問題になってくるのではないかと思うが、生命を守る大切な部分なので、例えば1月にあるが、地元産の食材に特化した献立のときにスポット的でも何か導入できるものがないか、検討していきたい」との答弁でした。
また、施設面で衛生安全基準に関し、トイレの前室の有無についての質疑に対し、「前室はないが、基本的に調理着を着て直接トイレに入ることはなく、調理が一通り終わった後に、洗浄後の作業服に着替えるタイミング等でトイレに入ることで対応している」との答弁でした。重ねての質疑で、「衛生安全基準にのっとり新たに前室を設けるべきだと思うが、どう考えるか」との質疑に対し、「今後、基準に見合わないものについては、検討していきたい」との答弁でした。関連して、「県薬剤師会から、給食センターに薬剤師を委嘱するよう継続して要請があるのではないかと思うが、検討はどうなっているか」との質疑に対し、「課題として検討していきたい」との答弁でした。
続く討論では、反対の立場で、「評価できる部分もあるが、問題は戸籍住民基本台帳事務等の個人番号カードの発行等の業務委託負担金、マイナンバーカードの取得推進費、コンビニ交付システムのクラウド料等の莫大な予算を使って、マイナンバーカードが推進されていることは問題だというふうに思う。生活保護への扶養照会での管外調査の実施、コロナ禍の影響による令和3年度の生活保護申請はゼロだったこと、生活保護基準も引下げられ問題ではないかと考える。
国保に対する未就学児の均等割の軽減が入っている。これは一定の前進として評価するが、不十分だと思う。また、ごみ減量の問題、リサイクル率が非常に低いところで推移をしていること、生活困窮を訴える方があふれている中、財政調整基金が78億円もある。その一部を使ってでも、支援できればと考える」との討論がありました。
また、賛成の立場で、「令和4年度の文教厚生関係の予算は骨格予算とはいえ、緊急を要するものであったり、今後の市民福祉の増進につながる予算であったり、非常に大事な予算である。その中でも、安心サポートセンターでは、DV女性保護対策等支援事業や子ども家庭総合支援拠点の設置、こども課では、本年4月から子育て支援室運営事業にて子育て支援の充実を図り、市民福祉向上につなげている。また、教育関係では、教育総務課で若者の定住促進を図るため、鶴の恩返し奨学金貸与事業や待機児童の解消と幼児教育のさらなる充実を図るため、3園にて預かり保育の実施や学校の校舎窓枠修繕、屋内運動場屋根修繕等、教育関係ではコロナ禍であっても学びを止めない予算であると認識した。さらなる活力ある年になることを希望して、賛成する」との討論がありました。
また、賛成の立場で「本市においても、今後、人口減少、少子高齢化が予測されており、扶助費等の増加が懸念材料である。その中でも、人材育成のための教育予算、ICT事業への取組強化、また特認校への配慮など網羅されている。そして、今喫緊の課題であるコロナウイルス禍への対応など、市民生活にとって大事な予算と認め、賛成する」との討論がありました。
採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第2号令和4年度出水市国民健康保険特別会計予算について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、御報告申し上げます。
予算書241ページ、1款総務費の一般管理費では、制度改正で、未就学児均等割保険税軽減措置に伴う国保事務処理システム改修委託を新規に計上、243ページ、2款の保険給付費では一般被保険者療養給付費で、被保険者数の減少及び県が交付決定する普通交付金等を基に、所要見込額を計上し、昨年度比で1億1,000万円の減額、同じページの一般被保険者療養費で、先ほどと同じ理由で見込額を計上、昨年度比で1,000万円の減額、一般被保険者高額療養費も同じ理由で所要見込額を計上、昨年度比で1,112万9,000円の減額ということになっているとの説明がありました。
続いて、予算書では245ページ、3款国民健康保険事業費納付金の医療費分については、令和4年度は、団塊の世代の一部が後期高齢者医療制度に移行することなどに伴い、保険給付費は減少となるが、前期高齢者交付金などの公費による収入も減少したことにより、医療給付費分の事業費納付金は増額となっているとの説明がありました。
予算書247ページ、後期高齢者支援金等分及び介護納付金分の事業費納付金の令和4年度は、被保険者数等の減少に伴い、減額ということになっているとの説明、同じページの6款保健事業費で医療費通知の発送見込み件数の減によって減額、予算書249ページ、特定健康診査事業費で、特定健診受診率向上のため県国民健康保険団体連合会への受診勧奨等業務に係る委託料を新規計上との説明がありました。
続いて、歳入で予算書233ページ、1款の国民健康保険税で県国民健康保険運営方針に基づき、令和4年度も税率改正を実施、また制度改正により、子育て世代の経済的負担軽減のため、未就学児に係る均等割保険税の5割軽減を実施、税率改正等の影響もあり、令和3年度に対し、2,298万6,000円の減額の見込みとの説明、予算書235ページ、県支出金は保険給付費を賄う普通交付金等の減により全体として減額で計上、予算書237ページ、未就学児均等割保険税繰入金は、新規で未就学児に係る均等割保険税の5割軽減に対し、公費で補塡するため、未就学児均等割保険税繰入金を新たに計上との説明がありました。
続く質疑はなく、討論では、「国保の問題では、所得の割に負担が重過ぎるということであり、令和4年度は2年度から段階的に、賦課方式が4方式から3賦課方式に変えられる3年目で、資産割を減らした分、引下げられた分を最も負担が問題になる均等割に課せられていくやり方には賛成をしかねる。また、今年は未就学児の均等割の5割軽減が入ってきており、300世帯で約300万ぐらいだということだった。これまで指摘をしたことの一つの成果ではあるが、対象年齢も割合も不十分だと思う。国保税は資料によると今年の2月17日現在で、滞納件数が1,529件、滞納額が3億2,700万円余りに及んでいる。1月31日現在で、正規の保険証が発行されてない方、1か月短期が129人、3か月が113人、6か月が2人、窓口留め置き、未交付、文字どおり無保険になっている方が137人、全部合わせると381人が、正規の保険証をもらえてない方である。命を救う制度が、命を脅かすことになっているのは非常に大きな問題ではないかなと思う。
国もコロナ特例の減免を入れているが、昨年は64件の減免申請があったようだが、今年は2月15日現在で、22件しか減免されていない。これは対前年度比の収入の扱いの間題で、持続化給付金を課税対象にしながら、収入として扱わないということも影響していると思う。また広報不足もあると思う。
委員が実施したアンケート回答者の88%ぐらいが国保税を何とかしてほしいというような声が寄せられている。一般会計から繰入れしてでも、負担軽減を図る必要があると思うが、対策が打たれていない。よって反対する」との討論がありました。
採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第3号令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計予算について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、御報告申し上げます。
予算書273ページ、1款総務費の一般管理費では、制度改正により、令和4年10月1日から医療機関等における窓口負担割合の見直しが行われることに伴い、保険証再交付経費分が増額となっているとの説明でした。
2款広域連合納付金の後期高齢者医療広域連合納付金は、保険料の増収により、納付金が増額、対前年比較しまして6,789万7,000円の増との説明、同じページ、3款保健事業費の健康診査事業費は、健康診査等の委託件数の増加を見込み増額との説明でした。
続いて歳入では、予算書は269ページ、1款後期高齢者医療保険料は、鹿児島県後期高齢者医療広域連合による保険料率等の改定により、保険料は増収となり、令和4年、5年度の保険料につきましては、均等割額が1,800円の増で5万6,900円、所得割率が0.5%増の10.88%、賦課限度額が2万円増の66万円となっているとの説明でした。
次に、予算書269ページの繰入金の保険基盤安定繰入金は、保険料率の改定に伴い、保険料軽減分に対する公費負担分が増となっており、予算書271ページ、後期高齢者医療広域連合補助金、健康診査の受診件数増により、長寿健診に係る補助金が増となる見込みとの説明。また、医療機関等における窓口負担見直しに伴う事務費等に係る補助金を新規で計上しているとの説明でした。
続く質疑では、「制度改正で今年の10月1日から医療機関等における窓口負担が、一定の収入のある人が1割から2割負担になると思うが、その一定の収入というのは、どれぐらいか」との質疑に対し、「今回の制度改正により影響のある方は、課税所得が28万円以上かつ年収200万円以上の被保険者、複数世帯で言うと320万円以上ということを示されている。本市において、影響のある方は、令和3年8月末現在で令和3年度の課税状況の調査では1割から2割負担になられそうな方が、1,067人、割合で12%の影響があると見込んでいる」との説明でした。
続く討論では、反対の立場で、「この制度は、75歳以上の人を特別な医療体制の中でつくった世界に例のない高齢者を差別する医療だということは当初から申し述べてきているところである。令和4年度、5年度は、2年に1回ずつ保険料改定があるわけだが、均等割額が5万5,100円から5万6,900円に1,800円引上げられる。所得割率が10.38%から10.88%、0.5%引上げられる。限度額も2万円増えて66万円に引上げられる。また、一方、今年の10月からは、一定の収入のある方の窓口負担が1割から2割に引上げられると1,067人、12%の人が2割負担になるとの説明だったが、これは保険料と医療費も両方上がるということで、相当な負担を高齢者に強いることになるのではないか。コロナ減免も、令和2年度は6件あったが、今年は1件しかない。周知不足もあるのではないかと思う。高齢者の命を本当に守っていくためには、特別な財政出動が必要な問題ではないかと考えるので、反対したいと思う」との討論があり、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第4号令和4年度出水市介護保険特別会計予算について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、御報告申し上げます。
「予算書297ページ、02細目北薩広域行政事務組合介護保険業務費負担金が、対前年度比で約600万円の減額」との説明。「北薩広域行政事務組合内の職員の配置の見直しにより、介護保険係の職員が5人から4人と1名減ったことが主な要因」との説明がありました。
「予算書299ページ、01細目居宅介護サービス給付費が、対前年度比1億円の増額との説明。訪問介護、通所介護、通所リハビリ、そして福祉用具のレンタルサービスの利用の増になっている。今までは介護予防の方がこの訪問介護、通所等のリハビリ系のサービスを利用する方が多くなっていたが、このコロナ禍で、要介護、特に要介護度の低い方にも、今までの要支援の方と同じ傾向が顕著に見えているというのが今年度の特徴である」との説明でした。
次に、「06細目居宅介護サービス計画給付費、対前年度比1,100万円の増額になっており、01細目の居宅介護サービス給付費のサービス利用の増加に伴い、計画も増加となっている」との説明でした。
次に、「01細目介護予防サービス給付費が、対前年度比1,300万円の減額、訪問看護サービス利用件数の減が主な要因となっているとの説明でした。出水市の訪問看護の事業所は、リハビリに力を入れているところが多く、訪問看護を利用して、要支援の方たちが自分の地域で自分の家で生活できるような形でリハビリ等を利用するということが多かったが、このコロナ禍の中で家を出ないという傾向になり、訪問介護でのリハビリが減って、家に閉じこもるのが今の傾向かと推察している」との説明でした。
次に、「05細目介護予防サービス計画給付費、対前年度比90万円の減額で介護予防サービス給付費の利用者の減少に伴う減となっている」との説明でした。
「予算書305ページ、01細目職員の給与費、対前年度比で約770万円の減額で、予算計上の職員数が昨年が11人、今年が10人で1名減が主な要因」との説明でした。
「予算書309ページ、01細目訪問型サービス事業費、対前年度比約320万円の減額、サービス利用の延べ人数の減が要因」との説明、「02細目通所型サービス事業費、対前年度比約880万円の減額、サービス利用延ベ人数の減で、訪問型、通所型が減り、要支援の方、事業対象者の方のサービスの利用が減り、家に閉じこもる傾向かと考える」との説明でした。
次に、「01細目介護予防ケアマネジメントサービス事業費、対前年度比約350万円の増額、会計年度任用職員の介護支援専門員の方を昨年の年度途中から雇用して、今年も継続雇用しており、昨年度当初と比べ1人増が主な要因である」との説明がありました。
次に、「歳入について予算書291ページ、2項国庫補助金、1目調整交付金、1節の現年度分、対前年度比、約2,700万円の減額、令和4年度は調整交付金を対前年度比0.51%を減額の6.89%で積算しており、昨年度当初の段階では7.4%で積算をしていた。6.89%は、令和3年度の当初の申請、国から示された当初申請のパーセンテージで、調整交付金については、団体の高齢者の所得の格差を是正する働きもあり、5%を基準に交付されるが、交付割合が低ければ低いほど団体の財政力、介護保険の財政的には潤っているということで、今のところ、出水市はこれがどんどん縮小傾向となっている」との説明でした。
次に、「2目地域支援事業交付金(介護予防・日常生活支援総合事業)、01現年度分、対前年度比約1,600万円の減額、上限制度の見直しが令和3年度にあり、令和4年度は上限超過分に対して、国、県、市及び支払基金の負担が見込めないところから、減額した」との説明でした。
次に、「予算書293ページ、2目地域支援事業支援交付金は支払基金からの地域支援事業の交付金であるが、対前年度比が約1,700万円の減額」との説明。
「1節現年度分、対前年度比約800万円の減額、予算書295ページ、2目地域支援事業繰入金が介護予防・日常生活支援総合事業、1節現年度分、対前年度比の約800万円の減額」との説明がありました。
続く質疑では、予算書291ページ、「保険者努力支援交付金について」の質疑に対し、「保険者機能強化推進交付金、介護保険保険者努力支援交付金については、自治体への財政的インセンティブで、様々なその自治体の取組の達成状況を評価することで、主な指標として、PDCAサイクルの活用による保険者機能の強化、ケアマネジメントの質の向上、多職種連携による地域ケア会議の活性化などの改善の度合いなどについての評価である」との答弁でした。
続く討論では、反対の立場で「介護保険制度は、2000年に導入され22年経過をしたが、この間、保険料の負担増とサービスの削減が行われてきた。介護保険料は、スタート時は基準額3,200円だったのが、令和3年度、4年度も、続いているが、6,200円と倍近くに跳ね上がってきて、制度が改悪されてきている経緯がある。例えばサービス利用を阻む制度改革として、利用料の1割が2割、3割に引上げられている。
令和2年度決算の状況では、滞納者が353人、滞納額が2,806万円に上っており、滞納者滞納額は、月1万5,000円以下年金で年金天引きができない方のところで発生した滞納として、大変深刻ではないかと思う。コロナ特例の減免制度は入っているが、この間、令和元年度は22件、令和2年度は28件の減免があったようだが、令和3年度は6件しか減免をされていない。この制度はたくさんの問題をはらみながら進行しているが、公費負担を増やさない限りは、この矛盾は解決しないのではないかと思っており、反対する」との討論がありました。
採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、文教厚生委員会委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩いたします。再開を午後2時20分といたします。
午後2時05分 休 憩
午後2時20分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
議案第1号令和4年度出水市一般会計予算について、これから文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
○10番(田上真由美議員) ページ数は115ページです。放課後児童健全育成事業費です。こちらの予算になっておりますが、今児童クラブを利用したいと言われる方々も多くあるかと思います。
同じく、111ページの放課後等デイサービス給付費、こちらも利用者が199人となっておりますが、どちらもこの予算で大丈夫なのか。今、保育にかける保護者の方、大変多ございますし、発達障害の支援を多くする方々も多くあります。そうした中で、これで大丈夫なのかというような質疑はなかったかどうか、お伺いいたします。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) 児童クラブ等の定員、これで十分かということだろうと思うんですけれども、そういうことに関しての質疑はなかったです。
○7番(吉元勇議員) 113ページの市立保育園のことで、質疑の中では、この2園を今後どうするのかと、存続あるいは民営化を含めた目的だったと思いますけれども、担当課の答弁としては、非常に重要な問題だというけれども、まだ何も考えていないという、ちょっとちぐはぐした答弁だったと思いますが、その後の例えば、もう少し掘り下げた質疑とか議論で、例えば保育士もだんだん年齢が上がってきて、結局年齢の高い保育士さんしかいない状況の中で、市立の幼稚園、公立の幼稚園の定員不足もあって、今後は幼保連携の形で免許のこともいろいろと幼稚園の免許を持っている人は保育士の免許を取らせるとか、そういったことも含めた幼保連携のことも含めた、もうちょっと掘り下げた議論もなかったですかね。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) 幼保連携とか、公立保育園の今後在り方という具体的な質疑はありませんでした。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止いたします。
議案第2号令和4年度出水市国民健康保険特別会計予算について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております令和4年度出水市国民健康保険特別会計予算に、問題点を指摘して反対いたします。
国保の最大の問題は、所得の割に負担が重すぎることであります。この要因としては、低所得の世帯が多いということと、国保会計に対する国の負担割合が、この間、当初からすると半分近くに減らされております。また、他の健保と違って事業主負担がありません。均等割、平等割が賦課されていることなどで、他の健保と比較して、同じ所得で2倍を超える負担になっております。これは国と自治体の公費負担を増やさない限り、平成30年度から開始された県単位化でも解決できない構造的な問題であると考えます。
今年度は、昨年に引き続き、令和5年度までに賦課4方式の資産割をなくして、3方式に移行するための3年目です。資産割の引下げに反対するものではありませんけれども、その分を最も問題のある均等割に転嫁するやり方には賛同できません。少子化対策にも逆行していると考えます。
出水市では300世帯の300万円ほどの減免が入り、令和4年4月から未就学児の均等割が5割軽減されることになったのは、これまでの世論と運動の成果として一定評価しますけれども、全く不十分だと考えます。負担能力をはるかに超える税負担で、現在、私が実施している市民アンケートでは、コロナ禍の中で、仕事や売上げ減等で収入が減ったこともあり、回答した方の9割近い市民から、高すぎて払えない。母子家庭、国保払えば、生活できず、滞納しているとか、わずかな年金の3か月分が国保に持っていかれますとか、いろいろ書いてありますね。失業したのに、国保税が高すぎてびっくりしているとかですね、年金は下がっているのに、国保は上がっている。余裕のない生活なのに、当然のごとく差引かれているなど、悲鳴が上がっております。
令和4年2月17日現在、滞納件数が1,500件を超え、滞納額も3億円を超えております。滞納世帯への短期保険証は1か月129世帯、3か月短期が113世帯、6か月短期保険証2世帯の合計244世帯に発行されております。未交付者が窓口留め置きで無保険の状態が、社会保険に行っておられる方もおられるかもしれませんけれども、大半は無保険の状態が予想される世帯、これが137世帯に及んでおります。
この制度は、本来、人の命を救う制度であるはずのものが、負担能力をはるかに超える税金を課され、これを滞納すると正規の保険証が取り上げられて、命の危険にさらされる。こんなことがあってよいのか問われていると思います。払えば食えず、食えば払えず、残酷国保税。誰がつくった言葉なのか流行っております。
法や条例は、人が生きていくためにあるものだと考えます。人がつくった法律条例で問題があれば、見直せばいいのではないでしょうか。国の負担を大幅に引き上げるべきですが、すぐにやらないのであれば、住民に最も身近な自治体が基金を活用したり、一般会計からの繰入あるいは現在78億円あまりの市で自由に使える財政調整基金がありますけれども、その一部を使ってでも負担軽減を図るべきだと考えます。
政府はやるべきことをやらずに、保険者努力支援制度という名目で繰入解消や医療費削減が進んだ自治体に優先的に財源を配分する仕組みをつくり、令和4年度出水市の国保会計には特別調整交付金分を合わせますと、4,400万円余りが計上されております。住民いじめに自治体を駆り出すことは問題です。コロナ特例減免は、昨年の64件から今年度は2月15日現在22件と3分の1近くに落ち込んでおります。これは持続化給付金をはじめとした国等の給付金を課税対象にしながら、前年度比30%以上減収を判断する際、事業収入に含めないとされ、対象が狭まることが問題になり、私たちは国や県と繰り返し交渉してきましたが、現時点では、解決しておりません。
○議長(杉本尚喜議員) 中嶋議員、簡潔にそろそろまとめてください。
○14番(中嶋敏子議員) そのことも影響しているかと思います。1階のカウンターに制度の周知の案内をしていただけたことは評価しますけれども、ほとんどの市民が知らず、広報不足があるのではないかと思います。せっかくの制度です。市の防災無線で繰り返し広報したり、税金を払いに来られた際、窓口等で周知徹底を図って、減免対象者をこの制度を知らず、未活用のままで残さないようにしていただきたいと思います。
以上、主な問題点を指摘し、私たち行政をチェックし市民の民意を市政に反映させる役割を担っている議員各位の賛同を期待して討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり、可決されました。
議案第3号令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計予算について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計予算に、問題点を指摘をして反対いたします。
この制度がスタートして14年目に入りました。今回を含めて6回保険料改定が行われていますが、令和4年、5年度、6回目の改定では、均等割5万5,100円が1,800円上がって5万6,900円、所得割10.38%が0.50%増の10.88%、限度額が2万円増の66万円になります。
高齢者が増えて医療費が上れば、保険料に跳ね返る仕組みがあるからであります。これに加えて、昨年の通常国会で医療費の自己負担額に2割負担を導入する法改悪が行われましたが、その実施は今年10月からであります。これまでは一部の現役並み所得者で3割負担となっている人以外は1割負担でした。これが10月からは、単身者年収200万円以上、夫婦世帯で年収320万円以上、住民税課税所得でいいますと28万円以上の方が2割負担になります。負担増の対象となるのは、全国では370万人、出水市では令和3年8月末で12%にあたる1,061名と試算されているようであります。1人当たりの負担増は令和4年度途中からですので、約2万円。満年度ベースでは平均5万円にもなります。夫婦で一緒にかかっておられる80代の方は、これで病院が遠のくと心配されているように、受診控えを助長することは明らかではないでしょうか。受診せずに重症化したら、結局は医療費が膨らむだけの悪循環に陥るわけであります。現役世代の負担減のためと政府は説明していますけれども、これは年間数百円に過ぎず、国の負担割合が大幅に減るのが実態であります。
鹿児島県の保険料は全国平均より高く、令和3年度の当初で滞納者100人、滞納額580万円。これは年金天引きができない一月年金1万5,000円以下の年金者のところで発生していることとして、深刻であります。年を重ねれば病気にかかりやすくなります。コロナ禍で受診控えが広がり、持病の重症化が起きている中で、令和4年度の保険料値上げと医療費窓口負担2倍化のダブルパンチは、高齢者の命と暮らしを一層脅かすこととして、許せません。
保険料の負担軽減のために、国と県の財政支援を強く求めます。元の老人保健制度に戻せば、保険料の際限ない値上げや劣悪の診療報酬による差別医療をなくすことができることから、この制度の見直し、廃止を含めて、高齢者医療の在り方について抜本的な検討を要求して、討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論はございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり、可決されました。
議案第4号令和4年度出水市介護保険特別会計予算について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております令和4年度出水市介護保険特別会計予算に、問題点を指摘して反対いたします。
この制度は、当初、家族介護の解放、介護の社会化をうたって、2000年にスタートし、導入から22年目を迎えようとしておりますけれども、この間は負担増とサービスの切り捨ての連続で、保険あって介護なし、介護の社会化の投げ捨てと言われるまでにひどい状況に陥っております。
介護保険料基準額は、3,200円から6,200円に2倍近くに跳ね上がっております。一方、サービスを利用しようとすれば、当初の1割負担が2割、3割と上がり、要介護1、2を特老などの施設入居対象から除外した上に、施設入所者に対しては2021年8月から補足給付が改悪され、自己負担大幅増により施設を退所せざるを得ない人が続出している傾向があります。
同じく同年8月から実施された市町村民税非課税世帯の食費負担の引き上げ、預貯金要件強化、高額介護サービス費自己負担限度額の引き上げなどで、低所得高齢者の悲鳴と怒りの声が渦巻いております。要支援1、2の訪問・通所介護を介護保険から外して、ボランティアなどによる安上がりの自治体の総合事業に移行しました。最近の傾向として、全国的な傾向として要介護認定者は増えないのに、要支援認定者が大きく増加するなど、必要な医療介護サービスが受けにくいとの指摘もあり、認定システムの在り方を根本から変える必要があるという関係者の声もあります。コロナ禍の影響と報酬を大幅に減らしたことから、介護事業所の倒産・廃業が相次ぎ、人手不足に拍車がかかり、そのことが介護離職者の急増にもつながっています。
スタート時から2倍近くに跳ね上がった介護保険料、令和3年度当初で年金1か月1万5,000円以下のところで滞納者が353人、滞納額280万円、負担増の下で介護保険料滞納差し押さえが2019年度全国で2万人を超えたことが報道されております。
保険者機能強化推進交付金、保険者努力支援交付金がそれぞれ1,000万円、国から交付されておりますけれども、これは介護給付の抑制につながる介護サービスからの卒業の推進、介護給付適正化など、自立支援、重度化防止に関する取組を採点し、評価して、自治体に介護給付抑制を競わせる。これでは、必要な介護サービスの抑制につながり問題です。
高齢になり、介護が必要になったとき、誰でも安心してサービスを受けられる制度にするためには、国庫負担割合を大幅に増やす以外にありません。同時に、市独自に介護保険料利用料の減免制度の拡充に取り組む必要があると考えますけれども、令和4年度の取組では、こうしたものは見えてきません。最大で全額免除になるコロナ特例減免は、令和4年2月15日現在で6件、47万1,500円にすぎません。市民への周知不足もあるのではないでしょうか。
以上、問題点を指摘して、反対討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり、可決されました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) それでは、議案第1号令和4年度出水市一般会計予算、所管部分について、産業建設委員会が審査しました概要とその結果を報告いたします。
下水道課分について、課長より、「131ページ、05細目合併処理浄化槽設置整備事業費は、下水道区域外及び農業集落排水整備区域外において、専用住宅の単独処理浄化槽及びくみ取り槽を小型合併処理浄化槽に転換するものに対して、その工事費用の一部を補助するものである。令和4年度当初予算における、小型合併処理浄化槽設置整備事業補助金については、1,631万3,000円を計上している。内訳は、5人槽を15基、7人槽4基、10人槽を1基の合計20基を見込んでいる」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「131ページの合併処理浄化槽の設置事業で、5人槽が15基、それぞれ、あとは4基、1基とのことだが、この設定の根拠は何か」との質疑に、課長より、「この5人槽、7人槽、10人槽の区分けは、家の大きさによって違ってくる。この根拠は、近年の実績に基づき、振り分けをしている」との説明でした。
次に、都市計画課分について、課長より、「161ページ、02細々目東光山花見山公園整備事業費678万円は、午前中、現地調査した「東光山花見山整備基本構想」に基づき、東光山の西側斜面約7ヘクタールに四季折々の草花や花木の植栽及び遊歩道の整備を5年かけて行うという構想である。4年度の部分については伐採業務に係る経費を骨格的予算として計上した」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「161ページ、東光山花見山公園は、いよいよ市有地部分の整備が始まったところだが、全体の5年間の計画の中で、市有地と民有地の割合はどの程度か。また、ほぼ1町歩近くあると思うが、残っている市有地はどれくらいで、民有地にかかるまで年数をどれくらいと予想されているか」との質疑に、課長補佐より、「市有地と民有地はおおむね半分半分位である。また、市有地の残り部分は、来年度伐開するところの1.8ヘクタールぐらいである。今年が、約1ヘクタールぐらいだったので、合計3ヘクタールぐらいになり、全体が7ヘクタールぐらいなので、半々ぐらいだと思う。工事は、来年度の分は全部市有地で、再来年度分は、市有地と民有地が半々ぐらいになる」との説明でした。
次に、道路河川課について、課長より、「159ページ、06細目里道等整備事業費300万円は、里道、赤線、青線等の自治会が協力して行う整備に要する費用のうち、人件費を除いた原材料費及び機械等の借上料を30万円を限度として支援する制度である」との説明でした。
質疑に入り、委員より、159ページ、「里道等整備事業費は、自治会内の里道等を舗装する際には、この事業を利用するが、骨格予算だから工事費は入っていないとの説明であったが、毎年実施していても、骨格予算には入れないものか」との質疑に、課長より、「里道支援事業なので、先ほど説明したように原材料と機械の借上料ということで、今までの予算編成を見て、支援事業費は、工事費については骨格予算には含んでいなかったので、今回も同様の予算編成の形をとった」との説明でした。
次に、住宅課分について、課長より、「153ページ、21細目住宅建築等工事促進事業費4,900万円は、市内事業者が施工する木造住宅の新築、増改築、住宅解体工事を行う場合にそれぞれ補助率上限等はあるが、補助金を交付するものである」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「153ページ、住宅解体工事促進事業補助金の上限15万円は、今もあるのか。それとも、4月からの次年度の予算でやるものか。また、解体しようとした場合は、本年度分の予算でも間に合うのか」との質疑に、課長より、「本年度も予算はあるが、これは令和4年度分の予算になる。また、今年度は予算額全ての申請があり、今からはできない状況であるが、問合せがあれば、来年度もあるという案内はしているところである」との説明でした。
次に、国体推進課分について、課長より、「83ページ、20細目国体開催事業費638万2,000円は、令和5年度に開催される、「燃ゆる感動かごしま国体」に向け、先催県である「いちご一会とちぎ国体」の視察、開催機運醸成のための広報啓発等について実行委員会への負担金を計上した」と説明でした。
質疑に入り、委員より、「先催地視察とのことだが、どこの県か」との質疑に、課長より、「令和4年度に栃木県で開催される「いちご一会とちぎ国体」である」との説明でした。
次に、クレインパーク分について、館長より、「191ページ、03細目特別天然記念物ツル保護事業費6,436万1,000円は、まず、01細々目ツル保護対策事業費については、ツル保護に係る協力謝金やツル保護センターの管理経費などの特別天然記念物ツルに係る保護事業経費である。次の02細々目特定地域鳥獣保護事業費は、ツルの保護監視業務、保護区域の借り上げ、あぜの復旧など、出水干拓東工区におけるツル保護管理業務の経費である。次に、03細々目ツル食害対策事業費の5,111万1,000円はツルへの給餌など、主に荒崎地区におけるツル保護管理業務及び市内全域の食害対策やツルの死亡原因調査、ツル保護対策調査費等の経費である」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「191ページ、ツル保護対策事業費で、予算的には6,400万円、9割以上が委託先の県ツル保護会に支出されている。県ツル保護会について短く説明してほしい」との質疑に、館長より、「ツル保護会については、鹿児島県の関係課、文化財課、自然保護課と市の関係課、土地改良区などの関係者で組織している。主な事業としては、環境省の特定鳥獣の事業だとか、文化庁の事業になるが、ツルの食害の対策事業費などの一部を委託により実施している。主な事業内容は、土地の借り上げやあぜの復旧、それから、鳥インフルエンザ対策を含めたツルの保護等の事業を行っている」との説明でした。
次に、観光交流課分について、課長より、「155ページ、04細目観光施設維持補修費の150万円は、公開武家屋敷内通路修繕費で、出水麓武家屋敷群竹添邸、税所邸の敷地内の土砂が減少し、飛び石が浮き出し、水はけが悪い状況が生じているため修繕したい」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「155ページ、公開武家屋敷内の通路修繕は、どんな工法でされるのか。修繕をされたら、永久的にといった形の修繕をされるのか。数年たってからまた同じことをされるようではいけないと思うが、その工法についてどのように考えているか」との質疑に、課長より、「修繕工事については、武家屋敷という位置づけがあり、排水路をつくったりするのが現状では難しい状況である。これについては、公開されてから初めて修繕に入るが、可能な限り、再度修繕をしなくていいようには、道路河川課や建設部とよく相談しながら進めたい」との説明でした。
次に、文化財課分について、課長より、「191ページ、06細目埋蔵文化財発掘調査事業費224万円は、出水城跡や市内遺跡発掘調査に係る経費など、埋蔵文化財整理作業、収蔵にかかる経費を計上した」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「191ページ、発掘調査は長年やっていると思うが、調査結果は、どのような形で公表しているか」との質疑に、係長より、「出水城の発掘調査については、国庫補助事業であり、毎年その実績を上げるために報告書を作成して県を通して文化庁に報告している。今のところ一般市民には、まだ正式な報告はしていない。平成30年度に一旦、5年分の発掘調査を調査報告書にまとめたものを図書館の方で閲覧できるように置いている。これを公開ということで、広報、調査結果を公開している」との説明でした。
次に、市民スポーツ課分について、課長より、「197ページ、01細目社会体育施設一般管理費は、出水、高尾野、野田とある。出水地域については、出水地域社会体育施設等管理運営委託料ということで、出水スポーツさんが、また、来年度からも継続して指定管理を受けてくださることになった。それと市民プール管理運営費は、改修工事により今年については5月まで、そしてまた6月から再開し、翌年の1月から3月まで、また来年度の工事ということで休館予定である。高尾野地域と野田地域については、それぞれ指定管理の運営委託料ということで、令和5年度までが現在の辻��産業さん、出水スポーツさんのほうの指定管理となる」との説明でした。
質疑に入り、「197ページ、社会体育施設一般管理費の指定管理運営委託料については、応募者が少ないという印象を受ける。指定管理に魅力がないような仕組みになっているのではないかと思うが、どのような認識を持っているか」との質疑に、課長より、「所管課としても、本来は競争原理が働いた上で、指定管理を受けてくださったほうが、よりよいサービスが提供できるのではないかと考えている。実際、手を挙げたところが1社しかないということは、魅力が薄いのかなという点もあるので、そこは指定管理の大本の所管である、企画、あるいはその算定料を算出するために財政課と協議しているので、その中で、担当課としての意見としてはもっと魅力ある方向に進め、今後も募集していきたいと考えている」との説明でした。
次に、農政課分について、課長より、「137ページ、71細目新規就農者支援対策事業費は、本市における農業の担い手を確保、育成するため新規就農に向けた農業技術等の研修を行うことで、就農が円滑に進むよう支援するもので、鹿児島いずみ農協と市が2分の1ずつの負担で、月額15万円の研修助成をするものである。研修場所については、畑作技術振興促進センター、通称アグリセンターで、研修期間は8月から翌年7月まで、研修期間に給付される農業次世代人材投資事業の準備型、年間150万円の受給者の場合は、その残額を助成するもので、昨年からの研修生1人が該当している。この事業については、平成22年度からスタートをし、本市からは、今まで16人が研修を受けて、卒業されている。
次に、72細目農業次世代人材投資資金交付事業費は、青年新規就農者の意欲の喚起と就農後の定着を図るための国の事業である。満50歳未満の新規就農者が経営を開始した場合に、満額で年間150万円、最長5年間交付する制度で、負担割合は国が10の10である」との説明でした。
続く質疑はありませんでした。
次に、農林水産整備課分について、課長より、「145ページ、32細目森づくり推進事業費2,500万1,000円は、森林環境譲与税を活用して森林整備の推進を図るため、林政アドバイザーや森林経営管理意向調査等に係る費用を計上した」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「145ページ、1目林業振興費の森林環境譲与税について、伐採した後に緑を植栽し、環境をつくるというのが最大の目的だと思うが、その事業については、いつ頃からされるのか。今回も積立てと言われたが、出水市として、その植栽に向け環境贈与税の利用は考えているのか、どうされるのか」との質疑に、課長より、「環境譲与税を活用して、今、市内の民有林について、自分たちで管理ができるのか、それとも市に管理を移行し、経営管理権を取得した上で、経営が成り立つかどうかを判断するような、そんな事業を進めている。経営権をどこが持つか意向調査し、その後、集積計画で経営が成り立つかどうか、それらについて、今調査を始めたところである。4年度については面積も増やしているので、環境譲与税の使途については、令和4年度からは積立てではなく、積立てたのを取り崩していくような状況になるのではないかと考えているところである。その中で、適切な時期に伐採をして、また、造林をしてという形で、山を保全していきたいと考えている」との説明でした。
次に、商工振興課分について、「課長より、133ページ、01細目労働者福祉対策費、高校生向け企業説明会開催経費42万円は、令和3年度については、市内5校と鶴翔高校の1、2年生を対象に800人、そして企業が38社参加している。3月10日午後から金曜日、月曜日までの3日間開催される」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「133ページ、労働者福祉対策費、高校生向け企業説明会開催費、これが定着しつつある。開催するのが目的ではなく、これはあくまでも手段であり、企業側の思いと、高校生側の思いがマッチングするのが目的で、そのマッチングは、大体どのように評価しているか。昨年のことをずっと調査、あるいはチェックしている点があれば」との質疑に、課長より、「マッチングという部分だが、市内の企業を知ってもらい、すぐ卒業してすぐ就職だけではなく、Uターンなり大学が終わって帰ってきて、就職を考えられたときに、市内の企業もその候補の一つとして考えてくださればと考えている」との説明でした。
次に、農業委員会事務局分について、事務局長より、「133ページ、03細目農業委員会一般管理費は、農業委員会運営に係る一般管理費で、委員、職員の各種研修会費の費用弁償、旅費及び負担金等になる。
続いて63ページ、01細節農業者年金業務委託手数料は、農業者年金事務を執行するための委託手数料である」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「63ページ、01細節農業者年金業務委託手数料で、今、農業者年金の受給者は何人ぐらいなのか、また、もらえる可能性があるのは何人ぐらいか」との質疑に、事務局長より、「20歳以上で60歳未満で農地を持っていない農業者、配偶者、後継者も加入できる。数が多いため、一応、認定農業者と新規認定農業者で240人いるので、この方をターゲットに加入促進をしている。実際の加入者は56人である。受給者は、446人である」との説明でした。
続く委員より、「135ページ、委員活動研修等旅費93万5,000円、農業委員の研修は大事だと思っている。研修場所が既に決まっているのか」との質疑に、事務局長より、「ほとんど農業会議主催の会であり、県内で鹿児島市であったり、県内の先進地の事例発表をもらったりしている。県外については、今のところ計画していない」との説明でした。
討論に入り、「賛成の立場で討論をいたします。都市計画課が所管する事業で、屋根付き市民ふれあい広場整備事業費、約3億8,000万円。国庫事業も満額、1億9,000万円の補助がついたということで、これらのいわゆるシンボル的な施設にもなるであろう施設が、きちんと予算がついて事業が進むことに対し、賛成したい。その意味で、賛成討論といたします」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第6号令和4年度出水市地方卸売市場特別会計予算について報告します。
課長より、「347ページ、地方債は当初3億4,560万円の借入れがあったが、令和4年度末には1,542万7,000円となる見込みである」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「一つの法人として市も関わりを持ってやる事業だが、大きな建屋で駐車場スペースも広く、市民から見ればもったいない気がする。社長ともなれば、フルパワーに活用する考えや農家の生産販売やその指導など、色々な企画をされるべきだと思う。行政がついているからといった考え方でなく、将来にわたっての考え方も市としては指導すべきと思うがどうか」との質疑に、部長より、「先日も株主総会があり、出水市も株主の役割を持っている。その中で、今、販売額が減ってきている。それに伴い、市場での手数料の収入も減少していくとのことで、そのことについて、今後のことも考えて、色々計画をしていかないといけないという株主の中からの発言もあった。そのあたりも含め、今後、市場関係者の皆さんと協議していきたいと考えている」との説明でした。
討論に入り、委員より、「賛成の立場で討論します。売上げの方も極端な減少でもないようですし、使用料も確実に入っている中で、公債費の償還のほうも順調に進んでおります。何ら問題とする点もありませんので賛成といたします」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第7号令和4年度出水市水道事業会計予算について報告します。
課長より、「1ページ、第2条業務の予定量として、給水戸数では、前年度より110戸増と見込み、2万5,350戸を予定している。給水人口については、前年度より200人減少を見込んだところで5万1,500人とし、それによる営業収益を見込んだ当初予算としているところである。
次に、第3条収益的収入及び支出と第4条資本的収入及び支出について、26ページ、収益的収入、水道事業収益について7億8,842万円。前年より335万円の減少を見込んでいるところである。主な要因としては、給水収益の減少を見込んだことによる予算となっている。
次に、30ページ、収益的支出、水道事業費用7億5,840万1,000円。前年度より2,294万8,000円減少を見込んでいる。主な要因としては、前年度との給与費の減額及び、33ページ中段付近にある、委託料にある計量法によるメーター取替えの件数が、本年度は前年度より減少する見込みで予算計上してある。なお、修繕費において、メーター購入費の減少によるものが主な要因となっている。
次に、第4条資本的収入及び支出について、40ページ。資本的収入については、1億1,460万7,000円を見込み、前年度より1,804万2,000円の減少を見込んでいる。主な要因としては、企業債の抑制によるものである」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「43ページ、施設整備事業費の工事請負費の1億3,000万円は、この中で金額の大きいのはどのくらいか」との質疑に、課長補佐より、「金額については、一番大きいところは国道504号沿いの鳥越工区の配水管整備が約2,100万円程度になる。小さいのは200万円から300万円程度で、平均で800万円程度である」との説明でした。
討論に入り、委員より、「賛成の立場で討論いたします。事業の中で、特に配水管の整備工事も数多く計画され、この配水管の整備工事が順調に行くことを申し、賛成といたします」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第8号令和4年度出水市下水道事業会計予算について報告します。
課長より、「1ページ、第2条業務の予定量は、排水戸数は前年度比200戸増の1万6,800戸、年間総処理水量を前年度比7万3,000立方メートル増の437万5,000立方メートル、1日平均処理水量は、前年度比200立方メートル増の1万1,986立方メートルを見込んでいる。主な建設改良事業の概要であるが、管路建設改良事業が1億2,266万4,000円、ポンプ場建設改良事業が2,327万円、処理場建設改良事業が3,121万1,000円となっている。
次に、第3条収益的収入及び支出は、下水道事業収益として、16億4,101万8,000円。下水道事業費用として、16億1,337万2,000円を予定している。
次に、2ページ、第4条資本的収入及び支出は、資本的収入7億8,188万1,000円。資本的支出12億2,904万8,000円を予定している。資本的収入の主な収入は、建設改良に伴う企業債のほか、他会計からの補助金の4条予算計上分として、3億8,926万9,000円、建設改良事業に対する国庫補助金として、2,540万2,000円を予定している。また、一般国道504号阿久根高尾野道路建設工事に伴う工事の負担金として1,538万2,000円を予定している。資本的支出では、主要な建設改良事業費のほか、企業債償還金10億5,190万3,000円を計上している。資本的収入が資本的支出額に対し不足する額4億4,716万7,000円については、過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金及び繰越利益剰余金で補塡する予定としている」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「3ページ、第6条の一時借入金の限度額を5億円と予定してあるが、自然災害とか特殊事情があったときの借入れと思うが、そういう考え方でいいのか」との質疑に、課長より、「そのとおりである。実際問題、予算は組ませてもらったが、実際は使っていない。不測の事態に備えての対応として予算化してある」との説明でした。
討論に入り、委員より、「令和4年度出水市下水道事業会計予算について、賛成の立場で討論します。いろんな面で、事業が確実に推進していくんではなかろうかと思っています。委員会の中で、3つに分かれています呼び方を統合したほうがいいとか、そういうこともありますので、今後、そういう課題を含めて、この下水道事業が、確実に進捗することを願いまして賛成討論といたします」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で産業建設委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩いたします。再開を午後3時35分といたします。
午後3時18分 休 憩
午後3時35分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
議案第1号令和4年度出水市一般会計予算について、これから産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。ここで質疑を中止いたします。
これから、先に質疑を中止していました議案第1号令和4年度出水市一般会計予算について、3常任委員長の報告に対する質疑を再開いたします。質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております令和4年度出水市一般会計予算に問題点を指摘して反対いたします。
岸田自公政権の当初予算は、不十分な新型コロナ対策、社会保障削減路線の継続と、軍事費拡大が特徴であります。こうした下で、国民・住民の命と暮らしを守る地方自治体の役割発揮が、ますます求められています。
令和4年度の予算の問題点として、昨年に引き続き新型コロナウイルスに対するPCR検査体制等は不十分なまま、検査に対する独自の補助もありません。当局資料で、市長部局で383人、病院事業を含めると537人、これは令和3年6月30日時点の資料請求で明らかになったものですけれども、低賃金不安定雇用の会計年度任用職員が市政運営の業務を担っていることです。この8割は女性です。このことは、女性の幹部職員、この議場に女性の部長が一人もいないことと相まって、ジェンダー平等の取組遅れの反映であり、市の重要な政策決定に、女性職員の意見が反映されないこととして問題であります。
総務費の中の戸籍住民基本台帳事務として、マイナンバーカード関連経費が含まれています。昨年、政府はマイナンバーカードを取得して、キャッシュレスの登録をした人に5,000円のポイントをつけるマイナポイントを実施し、このために2,700億円が使われましたが、この普及率はまだ国民の4割、出水市では2月24日現在、36.47%にとどまっております。さらに、カードを健康保険証として使用する人や公金受取用として、銀行口座にひもづける登録をした人に、最大2万円のポイントをつけるなど、令和4年度中には全国民にカードを持たせるとして、莫大な血税を湯水のように投入しようとしております。
出水市でも、特別体制を取っているにもかかわらず、なぜ思うように進まないのか。差し迫って必要性がないからではないでしょうか。欲しくもない人にカードを持たせるために、多額の税金を使う無駄遣いの極みだと考えます。総務省が進めている自治体のシステム標準化、共通化によって、地域の実情に即した自治体独自の制度の創設や継続に障害が出る恐れがあることも指摘をされております。
コロナ禍で最後のセーフティーネットとして、昨年の国会で当時の首相が「困ったときは、誰でも申請を」と勧めたほどですけれども、日本のこの制度は必要な人の2割にしか届いていない。生活保護の問題に対するスティグマ、扶養義務者調査、車の使用制限などがネックになって、本来の機能を発揮せず、捕捉率2割代は国連からも繰り返し改善の勧告を受けているほどであります。生活保護適正実施推進事業費で管外の扶養義務者調査は、厚労省通知に基づいて扶養の可能性が期待できるものに限って、文書による照会を行うなど、必要最小限にするべきであります。委員会審査では、あくまで県外等の扶養義務者に対する管外実地調査を実施するとされたことは、問題であります。
都市公園等整備事業に、屋根付き市民ふれあい広場整備事業費が3億8,000万円余り計上されております。令和3年度一般会計補正予算(第18号)に計上された2億8,932万6,000円と合わせると6億7,000万円近い大型公共事業の予算であります。これに対しては、令和3年第1回定例会で修正動議が出され、7人の議員が問題ありと指摘した事業でもあります。昨年から、私は3回にわたってアンケートを実施しておりますけれども、取るたびに、この事業に対する疑問点、問題点、意見が上がってきております。コロナ禍の生活困難がますます増えてきていることの反映ではないかと思いますけれども、この事業に対しては9割を超える方が疑問の声を上げておられます。このままで推進されることには、賛成できません。
市政運営の問題で、出水ツルマラソン大会終了の知らせが届きました。知り合いの市民から、「こんなことが、いつ、どこで決まったのか。議会議員は何をしていたのか」と、きついお叱りを受けました。31年の歴史を持つ県内3大マラソンの1つ。市民の皆さんは何年も沿道で水やポカリ等で参加者をもてなし、励まし、スポーツがつなぐ人の絆を毎年実感してまいりました。ここ数年は、コロナ禍で中止が続いていましたので、早く再開できる日を待ち望んでいた矢先に届いた「廃止」という知らせに驚いたのは、私だけではありません。屋根付き市民ふれあい広場整備や麓武家屋敷を高級ホテルに造り替える事業なども、十分な説明がないまま、独断専行が気になります。こんな事業が、いつ、誰が、どこで決めるのかという市民の声も寄せられております。
コロナ禍の中で、市民の暮らしは非常事態であります。アンケートには、政治に救済を求める声があふれております。市が自由に使える財政調整基金78億円余りは、人口12万5,000人の霧島市と同額の基金であります。自力ではどうすることもできない市民がたくさんいます。この一部を使って、支払い能力をはるかに超える国保税の引下げ、学校給食費、保育料、18歳までの子供にかかる国保税均等割の減免などで、子育て世代を支援するなど直ちに取り組むべきではないでしょうか。本予算には、そういう取組の方向が見当たりません。
よって、本予算に反対するものであります。
○7番(吉元勇議員) 賛成の立場で討論いたします。
ただいまの反対の討論の中で、屋根付き広場への整備事業について反対がありました。この事業は、出水市にとっては改めて必要だなと思った次第であります。それは、先日の日曜日、鹿児島市で行われました平和行進に私も参加し、その後鹿児島市内の幾つかの公園を見てまわりました。かんまちあ、あるいは旧鹿児島市立病院があった跡地、それと現在鹿児島市立病院が建っている隣に整備された公園、芝生広場、大きな遊具、広い空き地、こういった広場で多くの家族連れ、多くの子供たちがいっぱいになって遊んでいました。これを見たときに、全てが鹿児島市に集まる、子育てはやっぱり鹿児島市だなと思わせるようなことがあってはいけません。
地方は、どんどんそういう意味では衰退していくと思います。この鹿児島市の公園を見て、改めて出水市にはこの屋根付き広場の整備で、やっぱり出水市も子育て世代は「いい場所があるね」と思っていただけるためにも、この屋根付き広場の整備は本当に必要だなと思った次第であります。反対する方もいろいろと意見があるかもしれませんけれども、それよりもワクチンだと、コロナ対策だと言いますが、それをやった上で将来の投資です。全てが鹿児島市、あるいは霧島市、姶良市、ここだけが一人勝ちしてはいけません。地方の自治体もどんどん少しお金を使って、地方もこれから人口減少を緩やかにする、その本気の対策が必要です。そのためにも、この屋根付きふれあい広場の整備はぜひとも必要だということを申し上げて、討論といたします。
○2番(橋口住眞議員) 議案第1号令和4年度出水市一般会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。
令和4年度は、骨格予算であります。一般会計総額247億9,400万円と、前年度比4.6%減、任意的経費が38.1%と前年度比3.2%減の中、DV・女性保護対策等支援事業、委員長報告でもありましたが、子ども家庭総合支援拠点の設置が計上されていることの意味は大きいと思います。公助としての役割をさらに推し進めていただけるものと思います。
並行して、このように新規事業が増える分、コロナ禍の中、職員の時間外がさらに増え、振休を取れず、体調を壊したり、疲弊してしまうことは、市の行政にとって大きなマイナスであります。令和4年度事業達成のためにも、市民へのまた質の高いサービス提供ができるように既存の政策を再検討し、よりよい政策を選択していくことは、非常に大切であります。スクラップ アンド ビルドが着実に実行されることを期待して、賛成討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決をいたします。この採決は、起立によって行います。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり、可決されました。
議案第6号令和4年度出水市地方卸売市場特別会計予算について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第7号令和4年度出水市水道事業会計予算について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第8号令和4年度出水市下水道事業会計予算について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
-------------------------------------------------------
△ 日程第19議案第24号・日程第20議案第25号
日程第21議案第26号・日程第22議案第27号
日程第23議案第28号・日程第24議案第29号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 次に日程第19から日程第24までの令和4年度各会計補正予算議案6件を一括して議題といたします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。
○総務病院委員長(枦山卓二議員) それでは議案第24号令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告いたします。
まず、財政課所管分について、予算書21ページ、3款民生費、3項児童福祉費の16細目保育士等処遇改善臨時特例事業費で、「ここに計上されている予算は、処遇改善について、令和4年度に行われるものとして1年間分を追加計上しているのか」との質疑に対して、「4年度1年間分の計上ということになるが、4年の9月までは、国庫補助金交付金としてくるが、そのあと10月からについては、例えば、私立の保育所の分であれば、運営費の負担金というのを市から国・県の財源として出すものがある。その中で、その処遇改善分も計算の負担金として、私立の保育所に出す計算のもとになるお金のところで処遇改善のところもしっかり見ている」との答弁でした。
次に、企画政策課所管分について、予算書13ページ、16款国庫支出金の01細節新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で、「事業費に執行残が発生した場合の対応はどうなっているのか」との質疑に対して、「基本的には余ったら返すが、充てられる事業が今充てている。この事業だけではなくて計画書上、他の事業もまた計上していくことになると思う。したがって、その必要な事業同士で、やりくりができるものと考えている。そのようにならないように、多少執行額が落ちても補助金の返還がないような枠組で予算を計上している」との答弁でした。
次に、総務課所管分について、総括的説明があり、「議案第24号から議案第28号までは、議案第32号、議案第33号で改正条例の説明をしたが、それに伴う予算の補正ということになる。減額する期末手当の額としては、一般会計で特別職、一般職合わせて2,922万7,000円の減。国民健康保険特別会計で68万9,000円の減。介護保険特別会計で105万7,000円の減。水道事業会計で76万円の減。下水道事業会計で54万7,000円の減となる。これは減額する期末手当の額になる。1人当たりでは、平均で5万3,000円程度の減ということになる」との説明があり、総括的に質疑は特になく、続く討論では議案第24号令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)ついて、賛成の立場で、「この予算においても、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が3,000万円組まれている。これを活用して飲食店等緊急支援事業費なども盛り込まれていること、そしてまた、保育士等の処遇改善においても、こちらの予算で計上をされていることから賛成する」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第25号令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、討論において賛成の立場で、「この予算においては人事院勧告に伴う期末手当の調整であるので賛成する」との発言があり、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続く、議案第26号令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、質疑、討論もなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第27号令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第1号)について、質疑、討論ともになく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第28号令和4年度出水市下水道事業会計補正予算(第1号)について、質疑、討論もなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第29号令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第1号)について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について御報告いたします。
「今回の補正は、期末手当の特例措置に伴い、職員の給与費について所要の調整をしようとするものである。議案第32号の管理者の給与等に関する条例の一部改正をする条例の分も含んでの補正となる」との説明があり、質疑、討論ともになく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、総務病院委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第24号令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を中止いたします。
次に、議案第25号令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) 議案第25号令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)に反対の立場で討論します。
この補正予算は、人事院勧告に基づく期末手当を減額しようとするもので、本会計予算に係る減額は81万9,000円とされています。職員給与の引下げは、地域で賃下げ競争の引き金になりかねず、地域経済への影響も大きいことから反対いたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり、可決されました。
議案第26号令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案をされております令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第1号)に反対いたします。
この補正予算は人事院勧告に基づき期末手当の減額をしようとするもので、本会計に係る減額は125万4,000円とされています。職員給与の引下げは、地域で賃下げ競争の引き金になりかねず、地域経済への影響も大きいことから反対いたします。
○議長(杉本尚喜議員) 賛成討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり、可決されました。
議案第27号令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第1号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されました議案第27号令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第1号)に反対いたします。
本補正予算は人事院勧告に基づき職員の期末手当を減額しようとするもので、本会計に係る減額は90万1,000円とされています。職員給与の引下げは、地域で賃下げ競争の引き金になりかねず、地域経済への波及効果も大きいことから反対いたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり、可決されました。
議案第28号令和4年度出水市下水道事業会計補正予算(第1号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案をされております議案第28号令和4年度出水市下水道事業会計補正予算(第1号)に反対いたします。
本補正予算は人事院勧告に基づき職員の期末手当を減額しようとするもので、本会計に係る減額は64万7,000円とされております。職員給与の引下げは、地域で賃下げ競争の引き金になりかねず、地域経済に及ぼす影響も大きいことから本補正予算に反対いたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり、可決されました。
議案第29号令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第1号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) 議案第29号令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第1号)に反対いたします。
本補正予算は人事院勧告に基づき職員の期末手当を減額しようとするもので、本会計に係る減額は1,912万9,000円とされています。職員給与の引下げは、地域で賃下げ競争の引き金になりかねず、地域経済への影響も大きいことから、本補正予算に反対いたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり、可決されました。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) 議案第24号令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)所管部分について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告申し上げます。
予算書21ページ、「5歳から11歳の子供さんに対するコロナワクチン接種について」の質疑に対し、「今月7日から接種が始まっている」との答弁でした。
予算書26ページ、「商業高校の教職員の給与改定は、人事院勧告に基づいてのものだと思うが、会計年度任用職員にも適用されるのか」との質疑に対し、「対象教員としましては、常勤教員と再任用教員が対象者であり、臨時的任用職員と会計年度任用職員は対象外となっている」との答弁でした。
続く討論では、反対の立場で、「人事院勧告に基づく職員の給与費の減額が含まれており、職員の給与を削減することは、地域の民間への影響があり、反対する」との討論がありました。
採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、文教厚生委員会委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第24号令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止いたします。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) それでは、議案第24号令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)所管部分について、産業建設委員会が審査しました概要とその結果について報告いたします。
課長より、予算書23ページ、26細目飲食店等緊急支援事業の3,631万8,000円は、新型コロナウイルス感染症対策の営業時間短縮要請に伴う、県の協力金給付事業の負担金で、令和4年1月27日から3月6日までの39日間分であるとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「23ページ、26細目の負担金の件について、過去の実績を踏まえてやられる予算計上だと思うが、現況として対象になる、なりそうな飲食店の方々の現状はどうなのか。また、過去の反応もいろいろ伺いながら、次の予算に向けて設定される状況について、現況が分かっていたら」との質疑に、課長より、「昨年の5月、6月と8月、9月の時短要請のとき、270店舗ほど協力金の申請をされている。それに対して、国が8、県が1、市が1の負担割合で負担をしている」との説明でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、産業建設委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第24号令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を中止いたします。
これから、先に質疑を中止していました議案第24号令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)について、3常任委員長の報告に対する質疑を再開いたします。質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) 議案第24号令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)に、反対の立場で討論いたします。
この本予算に盛り込まれた国の処遇改善臨時特例事業で、会計年度任用職員の保育士給与引上げに反対するものではありませんけれども、この同じ補正予算で人事院勧告に基づく期末手当支給率の改定等に伴う調整として、減額が含まれております。公務員の賃下げは、全国800万人近くに及ぶ幅広い労働者の賃金に影響を与えること、地域経済に与える影響も大きいことから、賛同できません。
よって、反対いたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり、可決されました。
-------------------------------------------------------
△ 日程第25決議案第1号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第25、決議案第1号ロシアによるウクライナ侵略に断固抗議する決議を議題といたします。
提出者の趣旨説明を求めます。
○9番(鶴田均議員) ロシアによるウクライナ侵略に断固抗議する決議。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、国際社会の秩序を失わせ、世界の平和と安全を脅かし、断じて容認できない。
ロシアの一方的な武力による侵略に対し、我が国をはじめとする国際社会は、あらゆる外交努力を行い、1日も早いウクライナの平和と安定を確保しなければならない。
ここに、出水市議会はロシアによるウクライナへの武力による侵略に断固抗議するとともに、ロシア軍の即時かつ無条件での完全撤退を強く求めるものである。
以上、決議する。
令和4年3月18日 鹿児島県出水市議会
○議長(杉本尚喜議員) これより、決議案第1号ロシアによるウクライナ侵略に断固抗議する決議について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○7番(吉元勇議員) 決議案第1号ロシアによるウクライナ侵略に断固抗議する決議に、賛成の立場で討論をします。
この決議、大事な決議であります。出水市議会として提出することに、提出者である鶴田均議員に敬意を表したいと思います。
ただし、賛成者に宮田幸一氏が連ねていることに大変な問題があります。彼は議員でありますので、ここに載せる賛成者として資格もありますし、そういう立場でもありますが、そういう状況ではないということは自覚していただきたい。あなたには、議員辞職勧告を我々出水市議会は全会一致で決議しました。そのことは全く意識がないと思われます。いまさらですけれども、ここに賛成者として載せていることに、大変な疑問を持つということを申し上げて、賛成討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
-------------------------------------------------------
△ 日程第26意見書案第1号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第26意見書案第1号台湾の世界保健機関(WHO)への参加を求める意見書を議題といたします。
提出者の趣旨説明を求めます。
○15番(宮田幸一議員) ただいま上程されました意見書案第1号台湾の世界保健機関(WHO)への参加を求める意見書案ですが、意見書案の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
日台相互の人的往来は年々増加傾向にあり、2019年の訪日外客数約3,200万人のうち台湾からの訪日客数は約490万人となっており、文化・観光・経済など、様々な分野で、台湾は日本の重要なパートナーとなっている。新型コロナウイルス感染症の収束後は、再び交流が活発化されることが予想される。
このように、国際交流の進展に伴い相互理解が図られる一方で、新型コロナウイルス感染症などの国境を越える感染症のまん延など世界規模の課題に対しては、これまで以上に関係各国・地域との連携が必要となっている。
しかしながら、この度の感染症の世界的大流行の中で、保健衛生分野の豊富な知見と経験を有するとともに、新型コロナウイルス感染症対策においても防疫の最前線に立ち、いち早くウイルスの封じ込めに成功するなど、世界各国から高い評価を受けている台湾が、2017年以降、WHOの年次総会にオブザーバーとして参加が認められないことは極めて遺憾である。
WHO憲章では、「到達しうる最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的若しくは社会的条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つである。」とうたっており、WHO年次総会へのオブザーバー参加について、台湾を排除することはこの基本理念に反するものである。また。特定の地域が取り残されることによる地理的空白を生じさせないことが、世界全体の感染拡大防止の目的にかなうものでもある。
よって、国におかれては、台湾のWHO参加支持を表明している関係各国・地域と連携し、台湾のWHOへのオブザーバー参加の実現に向けての取組をこれまで以上に強化するよう、強く要望する。
台湾南投縣埔里鎮と2017年5月31日姉妹都市盟約締結をした出水市の議会として、以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
令和4年3月18日 鹿児島県出水市議会
なお、意見書提出先につきましては、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣、厚生労働大臣、内閣官房長官とします。
皆様の御理解の上、御協賛賜りますよう、伏してお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) これより、意見書案第1号台湾の世界保健機関(WHO)への参加を求める意見書について、質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) この意見書ですが、国会でもちょっと話題になっていますが、中身の問題ではなくて、外見の問題があるという点で質疑いたします。
宮田議員はなぜか、台湾には非常に熱心でいらっしゃいますが、埔里鎮の姉妹都市盟約、ちょうど不当要求行為真っただ中で行われた盟約締結ですが、あなたはこのWHOの参加を求める意見書を出して、何か台湾から見返りなり、何かそういうものを求めているのではないかという疑問がありますが、何を求めているのですか。
○15番(宮田幸一議員) 私は、何の見返りも求めておりません。
先ほども言いましたけれども、西暦では2017年ですが、平成29年5月31日、出水市と南投縣の埔里鎮が姉妹都市盟約を結ぶ際に、1年ぐらい前から、私今ここに手紙が来ているんですけれども、台北駐福岡経済文化弁事処というところの処長、こっちでは大使館の一番の上の方と思ってくださればいいんですが、この方から各市町村長で台湾と友好都市、もしくは姉妹都市盟約を結んでいるところに、全てお願いの文書を出してあるということで、これを受け取って、そして各県議会、特に鹿児島県議会の外薗勝蔵議長のときに、これをきちっと全会一致で可決されたということで、県議会のほうにもお聞きしまして、そしてこうなればいいのかなという気持ちと、台湾は非常に日本に親日的であって、いろんなことで協力をしていただきました。そのおかげで、1年という短い期間で埔里鎮と姉妹都市が出水市で結べたということで、その感謝の意味も込めてこれをしたんであって、何の見返りも私は求めておりません。
○7番(吉元勇議員) 先ほどの決議でも申しましたが、宮田さん、あなたはこういう提出者として、議員でありますから、その資格もありますし、そういう立場でもありますが、そういう状況でないと。つまり、あなたには議員辞職勧告をしましたが、その後の反省もなく、今年度の一般質問のこの状況を見たときに、あなたにはやっぱりこういうものを出水市議会において、提出者として出すべきではないというふうに私は思いますが、その思いに対して、あなたはどういうふうに答えられますか。
○15番(宮田幸一議員) 地方自治法で認められた議員辞職勧告をされても、法的効力というのがないために、私が今ここにいることは、地方自治法で認められている議員の籍はあると認識していますので、それに従って今この意見書案を提出したわけです。
○7番(吉元勇議員) 賛成者が5人おられますが、1人は除いて、あとの4人は宮田氏を支持した支持者として、ずっとレッテルを貼られていくわけですが、そういった議員辞職勧告を受けた者の賛同者として、この5人のうち4人はずっと言い続けられているわけですが、その辺に何か痛みは覚えませんか。
○15番(宮田幸一議員) 言っていらっしゃる意味が分からないのですが。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○7番(吉元勇議員) 意見書案第1号台湾の世界保健機関(WHO)への参加を求める意見書について、反対の立場で討論いたします。
中身ではなく、外見に問題があります。提出者である宮田議員は、3年前に市長から市の職員に対しての不当な要求に関して警告を受け、その1年後に我々出水市議会は全会一致をもって議員辞職勧告決議をしました。あれから、まだ2年しかたっておりません。その間に、本定例会での一般質問のあの態度、反省の色もない。あるいは、北薩広域議会の令和3年第4回定例会における広域議会での一般質問、この一般質問の中身を見ても、こういうことを平気で言う人なんだなと思います。「川内地方検察庁へ連れて行かれ、担当検事にというのから始まり、有罪が確定し、大分刑務所を出所した後の市議会議員選挙で当選した私の住むアパートの通路には、23名の出水市職員が午前7時前から列をなしていて、一番前にいた職員は、私が家のドアを開けたとたん、すぐに土下座をして、大声で泣き叫び、「裁判所で嘘の証言をして、すみませんでした。私を許してください。」との大声に、」そのような発言を平気でされる方です。なお、この会議録を持って私は今後、川内検察庁、あるいはいろんな関係部門に話をしに行かねばならないと思っているところであります。
このような発言を今もされている提出者である宮田議員に対して、中身は台湾のWHO参加支持、これは我々も当然支持するべきものだと思います。これを私が反対することによって、何か中国寄りの考えかということ、そういうことは全くありません。台湾の世界保健機関への参加は当然望むものでありますが、中身ではなくて、外見に問題がある。提出者は今一度、それを自覚すべきです。
また、賛成者の5人のうち4人は、本当にこの方に賛成するんですか。それでいいんですか。そのことを申し上げ、賛成者の賛成討論もぜひ聞きたいということを述べまして、大反対の討論とします。
○8番(土屋工吉議員) 台湾の世界保健機関(WHO)への参加を求める意見書に対し、賛成の立場で討論いたします。
世の中、世界人類皆平和、皆さん望むことだと思います。その中で、出水市議会の内部でいろいろ今討論がありましたが、やはり今の世界情勢を見たときに、誰もが自由に、誰もが健康に過ごせる、そういった子供たちをはじめ、高齢者の皆さん、望むところかと思います。
そういったことから、この意見書に対し、賛成といたします。
○12番(出水睦雄議員) ただいま議題となっております意見書案について、反対の意思を表明し、反対討論をいたします。
私は台湾が大好きです。友好都市のある台湾の幸せを願っておりますが、本市にとって、とても重要なことであるがゆえ、議会としても全員協議会等で議論を重ねつつ、結論を出すべきだと考えます。
今、市長、市議会議員の改選を目の前にし、勇退される議員も多く、新しい議員の下で検討されるべきと考えます。
意見書案につきましては、今ではないと考えます。よって、時期尚早と判断し、反対討論とします。議員各位の御賛同をお願いいたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、鶴田悌次郎議員及び髙崎正風議員から、無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。
これは、会議規則第71条第1項の要件を満たしております。よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き19名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので御注意をお願いいたします。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
押し忘れ等はございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで投票を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 在席のまま、暫時休憩いたします。
午後4時37分 休 憩
午後4時39分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。
ここで、ただいまの投票システムによる障害を申し上げます。投票総数は19票なければいけないのですけれども、18票のカウントが今こちらのほうに出ております。ということですので、投票総数に符合していないという状況が、ただいま発生しました。したがいまして、再度、投票をいたします。
(発言する者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 申し上げますね。押していない人も白票でカウントされます。ところが、今の投票総数の結果を見ますと、19票なければいけないのが18票しか出てきておりません。なので、投票総数に符合していないという状況が発生しましたので、再度、投票のやり直しをいたします。よろしいでしょうか。
(発言する者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 押していない人は、ちゃんと白票で出てくるんです。なので、投票総数と実際、賛成・反対を押していらっしゃる方、白票でされている方の数が1つ合わないということです。
(発言する者あり)
○議長(杉本尚喜議員) いやいや、押していない人もカウントが出ます。なので、再度、投票をやり直しますけれども、よろしいでしょうか。
それでは、投票をいたします。
在席のまま、暫時休憩いたします。
午後4時42分 休 憩
午後4時44分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。電子投票システムに不具合が出たため、旧来どおり、紙の投票用紙にて、再度投票を行います。
申し上げます。投票用紙には賛成または反対を記してください。また、白票もございます。白票の場合は、反対ということでみなします。
今回の投票におきましては、開票立会人に1番南鶴洋志議員、2番橋口住眞議員を指名いたします。
それでは、投票用紙を配ります。
[投票用紙の配付]
○議長(杉本尚喜議員) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 配付漏れなしと認めます。投票箱の点検を行います。
[投票箱の点検]
○議長(杉本尚喜議員) 異常なしと認めます。それでは、職員が議席番号と氏名を読み上げますので、随時、投票をお願いいたします。
○華野順一議会事務局次長 1番、南鶴洋志議員、2番、橋口住眞議員、3番、上須田清議員、4番、日髙信一議員、5番、北御門伸彦議員、6番、枦山卓二議員、7番、吉元勇議員、8番、土屋工吉議員、9番、鶴田均議員、10番、田上真由美議員、12番、出水睦雄議員、13番、鶴田悌次郎議員、14番、中嶋敏子議員、15番、宮田幸一議員、16番、道上正己議員、17番、榎園隆議員、18番、垣内雄一議員、19番、築地孝一議員、20番、髙崎正風議員。
○議長(杉本尚喜議員) 投票漏れはございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 投票漏れはなしと認めます。投票を終わります。
それでは開票いたします。立会人の南鶴議員及び橋口議員は、壇上までお願いいたします。
[開票]
○議長(杉本尚喜議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数19票、有効投票19票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち、賛成10票、反対9票うち白票1票。以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、本案は可決することに決定いたしました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
-------------------------------------------------------
△ 日程第27閉会中の継続審査
○議長(杉本尚喜議員) 日程第27、閉会中の継続審査についてを議題といたします。
総務病院委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
お諮りいたします。総務病院委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、関係委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
-------------------------------------------------------
△ 議決事件の字句等の整理
○議長(杉本尚喜議員) 議決事件の字句等の整理。
お諮りいたします。出水市議会会議規則第43条の規定により、本定例会の会議結果作成において、条項、字句、数字、その他の整理については議長に委任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。
-------------------------------------------------------
△ 閉 会
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。よって、本日の会議を閉じ、これをもって令和4年出水市議会第1回定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。
午後4時53分 閉 会
-------------------------------------------------------
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
- 237 -