令和4年出水市議会第1回定例会会議録第4号
-------------------------------------------------------
令和4年3月8日
-------------------------------------------------------
会議の場所 出水市議会議場
-------------------------------------------------------
出席議員 20名
1番 南 鶴 洋 志 議員
2番 橋 口 住 眞 議員
3番 上須田 清 議員
4番 日 髙 信 一 議員
5番 北御門 伸 彦 議員
6番 枦 山 卓 二 議員
7番 吉 元 勇 議員
8番 土 屋 工 吉 議員
9番 鶴 田 均 議員
10番 田 上 真由美 議員
11番 杉 本 尚 喜 議員
12番 出 水 睦 雄 議員
13番 鶴 田 悌次郎 議員
14番 中 嶋 敏 子 議員
15番 宮 田 幸 一 議員
16番 道 上 正 己 議員
17番 榎 園 隆 議員
18番 垣 内 雄 一 議員
19番 築 地 孝 一 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
-------------------------------------------------------
地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
中 原 貴 浩 総務課職員係長
戸 﨑 基 夫 くらし安心課長
遠 矢 秋 彦 くらし安心課地域政策係長
宮 﨑 毅 財政課長
大 田 直 子 財政課課長補佐兼財政係長
石 橋 明 彦 財政課管財係長
松 岡 秀 和 企画政策課長
青 﨑 譲 二 企画政策課秘書監(課長補佐)
冨 永 栄 二 保健福祉部長
谷 川 弘 之 健康増進課長
長谷川 健 健康増進課新型コロナウイルスワクチン接種対策室長(課長級)
前 田 良 征 健康増進課新型コロナウイルスワクチン接種対策室次長(係長級)
高 口 悟 こども課長
松ケ角 哲 哉 こども課こども施設係長
揚 松 智 幸 市民部長
堂之上 健 二 生活環境課長
東 原 敏 郎 生活環境課生活環境係長
春 田 和 彦 商工観光部長(農林水産部長兼補)
住 吉 祐 一 商工振興課長
窪 田 貴 博 商工振興課商工労政係長
宗 像 完 治 観光交流課長
田 中 誠 観光交流課交流推進係長
川 添 直 市民スポーツ課長
肱 岡 広 一 市民スポーツ課スポーツ振興係長
松 井 勉 ツル博物館クレインパークいずみ館長(ツル博物館クレインパークいずみラムサール推進室長事務取扱)
田 頭 修 ツル博物館クレインパークいずみ管理係長
橋 元 邦 和 ツル博物館クレインパークいずみラムサール推進室次長(係長)
小 原 一 郎 建設部長
川 畑 正 樹 都市計画課長
小 村 郁 則 住宅課長
西 野 竜 一 住宅課主幹兼住宅対策係長
小田原 豊 道路河川課長
松 尾 善 博 道路河川課管理係長
永 山 勝 久 道路河川課課長補佐兼建設第一係長
松 木 健 治 道路河川課課長補佐兼建設第二係長
松 下 透 道路河川課維持係長
東 畠 賢 一 高尾野支所長
吉ケ島 英 章 野田支所長
鮫 島 幸 二 病院事業管理者
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
﨑 迫 真 也 出水総合医療センター総務課長
今 川 武 出水総合医療センター総務課課長補佐兼財政係長
松 島 邦 子 出水総合医療センター総務課総務企画係長
大 平 伸 章 消防長
大久保 哲 志 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
田 口 保 教育総務課長
西 鶴 浩 二 教育総務課教育総務係長
-------------------------------------------------------
議会事務局
髙 橋 正 一 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
中 村 勇 士 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北 紘 至 主査
-------------------------------------------------------
付議した事件
一般質問
議案第32号 出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第33号 出水市職員の給与に関する条例及び出水市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第34号 出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第30号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)
議案第31号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第9号)
議案第24号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)
議案第25号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第26号 令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第27号 令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第28号 令和4年度出水市下水道事業会計補正予算(第1号)
議案第29号 令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第1号)
議案の訂正について(議案第23号 出水市環境基本計画の策定について)
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(杉本尚喜議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和4年出水市議会第1回定例会第4日の会議を開きます。
-------------------------------------------------------
△ 議会運営委員長の報告
○議長(杉本尚喜議員) ここで、議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(田上真由美議員) おはようございます。議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございますが、3月4日に追加送付のありました議案の取扱いについて協議した結果を御報告いたします。日程第2から日程第4までの条例議案3件を一括上程、日程第5から日程第12までの各会計補正予算議案8件を一括上程、日程第2から日程第12までは、提案理由説明後、これらの議案に対する総括質疑を行います。総括質疑後、委員会付託区分表のとおり関係常任委員会に付託いたします。また、2月21日に上程されました議案第23号に対して、議案訂正請求書が提出されましたので、日程第13として上程いたします。日程第13は、訂正理由説明の後、即決の取扱いといたします。皆様方の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
-------------------------------------------------------
△ 議事日程の報告
○議長(杉本尚喜議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和4年出水市議会第1回定例会
議 事 日 程 第 4 号
令和4年3月8日 午前10時 開 議
第1 一般質問
第2 議案第32号 出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第3 議案第33号 出水市職員の給与に関する条例及び出水市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第4 議案第34号 出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第5 議案第30号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)
第6 議案第31号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第9号)
第7 議案第24号 令和4年度出水市一般会計補正予算(第1号)
第8 議案第25号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第9 議案第26号 令和4年度出水市介護保険特別会計補正予算(第1号)
第10 議案第27号 令和4年度出水市水道事業会計補正予算(第1号)
第11 議案第28号 令和4年度出水市下水道事業会計補正予算(第1号)
第12 議案第29号 令和4年度出水市病院事業会計補正予算(第1号)
第13 議案の訂正について(議案第23号 出水市環境基本計画の策定について)
-------------------------------------------------------
△ 議 事
○議長(杉本尚喜議員) これより議事日程により、議事を進めます。
-------------------------------------------------------
△ 日程第1一般質問 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第1、一般質問を議題といたします。
4日に引き続き、一般質問を続行いたします。
質問順に従い、鶴田悌次郎議員の質問を許します。
○13番(鶴田悌次郎議員) 空き家の管理について質問をいたします。
我が国の空き家率は、過去最高の13.6%に達したと総務省は公表しました。2015年には、空家対策特別措置法が施行され、施行後の5年間で1万2,000軒の特定空家が除去されております。ここで言う特定空家とは、周辺に悪影響を及ぼしていることを公式に認定した空き家のことです。出水市の現状と、今後、出水市内の空き家対策をどのように進めるお考えかお尋ねいたします。
まず、空き家対策について。
空家等対策の推進に関する特別措置法によれば、地域住民の生命・身体・財産の確保、生活環境の保全、空き家等の活用のため対応が必要とされております。
1番として、市町村は国の基本指針に則した空き家対策計画を策定、協議会を設置するとされております。協議会の設置状況は、出水市の場合はどういうふうな状況でしょうか、お尋ねします。2番目に、空き家等の情報収集について、市町村長は、法律で規定する限度において、空き家への立入検査、これは9条ですが。それから、空き家等の所有者等を把握するために固定資産税の資料の内部利用、これは10条です、等が可能と法で定められております。その結果をお尋ねします。そして、アとして、出水市内の空き家数は幾つあるでしょうか。それから、イ、そのうち、近隣に対して損害等を与えている戸数は幾つあるでしょうか。ウ、出水市の今後の対策はどのような対策を取られるおつもりでしょうか。
次に、クレインパークの今後の展開について質問をいたします。
クレインパークは着工当時は国会でも話題になり、期待された施設でありました。出水市民は、今回のラムサール条約の湿地登録により、やっとクレインパークが脚光を浴びると期待しております。今後の展開を市長はどのように構想しておられるかお尋ねします。
壇上から以上です。
○椎木伸一市長 おはようございます。鶴田悌次郎議員の御質問にお答えします。
まず、空き家対策についてでありますが、「空家等対策の推進に関する特別措置法」が平成27年5月に施行され、本市におきましても平成28年4月に出水市空家等対策協議会を設置し、同年10月に出水市空家等対策計画を策定いたしました。これまでに、15回の空家等対策協議会を開催し、特定空家等の認定や対策等について協議を行い、48件を特定空家等と認定しています。うち42件は除却され、残りの6件につきましても適宜指導等を行っているところであります。
次に、本市内の空き家数についてでありますが、平成27年度に空き家の現状を把握するための実態調査を行い、この結果、戸建て住宅で空き家とみなされる建物が2,032戸、うち適正な管理がされていない危険空き家が342戸となっています。これらの危険な空き家等の対策としましては、近隣住民や自治会長等から相談を受けますと、現地調査を行うとともに、法に基づき固定資産税情報の提供を受けるなどし、所有者や相続人などの情報収集を行い、管理者を特定いたします。その後、清掃や解体、補助制度などの情報提供をしながら、適正な管理をお願いしております。ほとんどの場合は、市からの連絡後、適正に管理していただいておりますが、改善されず、周辺に重大な影響を及ぼすおそれのある空き家等につきましては、立入調査を行った上で、特定空家等に認定する手続を取り、法に基づき除却、修繕、立木等の伐採、その他周辺の生活環境の保全を図るため必要な措置を取るよう助言又は指導し、次に勧告を行います。それでもなお状態が改善されない場合には、命令、行政代執行といった手続を取ることになります。
次に、市の対策としましては、特定空家等除却事業補助金や住宅解体工事促進事業補助金、シルバー人材センターとの空き家管理に係る連携協定等により、老朽化し危険な空き家等による住環境悪化の抑制を図っております。また、空き家を地域資源と捉え、有効活用を図るため、空き家バンク制度や空き家バンク登録物件改修補助等により移住定住の促進を図っております。さらに、令和3年度から5年度までの3年間、上場、大川内、江内地区に限定しておりますが、自治会等が空き家所有者に空き家バンクへの登録を促し、売買契約や賃貸契約が成立した場合に、自治会等へ補助する事業を行っているところでございます。
今後もこれらの対策を行いながら、空き家の増加による住環境悪化の抑制と空き家の利活用による地域活性化を図りたいと考えております。
次に、クレインパークの今後の展開についてお答えいたします。
今回のラムサール条約湿地登録は、先人が守り続けてきた、国際的に重要なツルの越冬地である、本市の恵まれた環境を次の世代を担う子供たちに引き継ぐため、自然環境を守りながら、持続的に活用していくことを目的に、令和2年1月に協議会を設立し、地域住民や関係団体の皆様と一緒に登録に向けて作業を進めてきました。また、条約登録を機に、湿地を保全し、活用していくための指針として「出水市ラムサール条約湿地保全・利活用計画」を策定いたしました。来年度以降、この計画に基づきまして、様々な事業を効果的かつ、スムーズに実施していきたいと考えております。
計画では、交流・学習の一つとして、拠点施設の機能充実を掲げ、ツル博物館クレインパークいずみにおいては、今後、ツルや野鳥だけでなく、ラムサール条約に関しても、様々な媒体を通じて国内外に広く情報発信し、常設展示、企画展示などの充実も図ります。また、主に子供たちを対象とした自然環境に関する学習支援のほか、次世代を担う子供たちが湿地を身近に感じ、郷土愛の醸成に寄与する施設として事業を展開していきたいと考えております。
○13番(鶴田悌次郎議員) 今、いろいろ適切な御回答をいただいたと考えておりますが、もうちょっと分からないところがありましたので、お尋ねいたします。
県外の方なんかもあるんだろうと思いますけれども、空き家の場合にこちらから連絡して、除却等いろいろ指導をされているということですが、地域の人には、どこに親族といいますか、その空き家の持ち主がおられるか、さっぱり分からないという例が結構多いんですよ。その場合にはどういうふうなやり方をすればいいのか、実は地域の皆さんは大変困っているわけです。その辺はいかがでしょうか。
○小原一郎建設部長 建物等の所有者につきましては、先ほど市長のほうからもありましたように、税情報であったり、登記簿の情報でございましたり、そういうところを確認を行いまして、そこの土地所有者のところに連絡を取ってやっていってるというような状況でございます。
○13番(鶴田悌次郎議員) 一生懸命やっていただいてるだろうとは思うんですけれども、その周辺の大変迷惑のかかってる人たちは、私の知る限り、こういうふうなことで市がやってくれてるから、もうちょっと待てば何とかなるんだという安心感を持ってる方は、あるんでしょうけど、私はお会いしてないんです。皆さんどうしたらいいんだろうと。実際、私も我々のすぐ近くの方がお亡くなりになったり、よそへ行かれてそのままになってて、どこへ行っておられるか分からないようなところですね、そういうふうなところ。この前、市役所の担当の方にも見てもらって、これは非常に台風でも来たら瓦が飛んだり、大変な隣近所、新築の住宅もすぐ隣にあるもんですから、迷惑をかけてしまうんだけどと言ったけれども、実際、私どもには教えていただけない。それは分かるんです。そう簡単にプライバシーを教えるわけにはいかない。だったら、市のほうが代わりにきちんと対応していただけるかというと、今のところ、こうした、ああしたというのは何の報告もないと、そのままだと。これはどうしたらいいのでしょうか。
○小原一郎建設部長 言われるように、そういう危険な空き家がありまして、調査をしまして、そして郵送をしまして、そして土地所有者の方が対応をしていただくというようなことになりますと、やっぱり、それなりの相当な時間等もかかるかと思います。近隣の方々、申出のあった方々に対しまして、そこら辺の今の現状というのを、市のほうは今こういうふうにしてますよと伝えることで、安心といいますか、何も動いていないというような状況ではないですよということが伝わることが一番いいのじゃないかと思います。あくまでも個人の所有物になりますので、勝手に市のほうですることも、当然、それはもうできませんし、所有者において適正に管理することが一番大事かと思いますので、そこの時間のかかることにつきましては、ちょっと御理解いただきたいと思います。
○13番(鶴田悌次郎議員) おっしゃることも分かるんですが、逆にですね、近くの方は市がどういう対応をされてるのか。具体的に相手にこうして、ああしてでなくても、こういうふうなことで向こうに伝えてあって、向こうからこういうふうな一応返事が来てますから、もうちょっと待ちなさいとか、何かあればいいんですけれども、全く何もない場合は、本当に対応されてるんだろうかと思ってしまうんですが、どうですか。
○小原一郎建設部長 言われるとおり、何か月も置いておくとそのような心配、「市には相談してるんだけど。」と、「どげんなっとっとけ。」というようなことに、やっぱり思われることかと思います。やっぱり、ある一定の期間になったらそのときの状況をですね、今、所有者と思われる方の住所が分かりましたよとか、その時々の状況に応じてある一定期間、定期的といいますか、何か月も置くというようなことではなくて、そういうある一定期間をたったら、申出のあった方に、今こういう状況であると、まだ探しておりますとか、郵送しましたとか、その時々の状況等を報告すればいいんじゃないかなと考えております。
○13番(鶴田悌次郎議員) おっしゃるとおりだと私は思ってはいるんですが、現実には、すぐ隣の方は、もう壊れかけた家、朽ち果てかけた家がそばにあって、大きい台風でも来たりすると、そこの立木も何もかも吹き飛んで、自分たちのところに飛んできて被害があるんじゃないかという心配を非常にされてるし、うわさでは全く向こうは何もする気はないと。お母さんがおられて亡くなったんですけど、1回もその間、何十年もこちらへ来ておられないし、遠く離れたところにおられて、息子さんたちはもう何もする気はないみたいです。ただですね、だからといってそれを安くででも、除却を含めて、もうしてもらおう、売ろうかというのはなくて売らないというようなことをおっしゃってたりして、なかなか土地というのはそれぞれの特別な事情やら何やらあって難しいとは思うんですけど、そういうことに対して調査をされてるんだろうけれども、全くこうこうこうなってるから、今もうちょっと待ってほしいみたいなことは聞いてないとおっしゃるもんですから、私は、じゃあもう議会で取り上げていいでしょうという話になってるんですが、いかがですか。
○小原一郎建設部長 そのように連絡を取りまして、どうしても対応をしていただけないようであれば、やっぱりこの法に基づいた形で順序立てて、適正に指導をしていかなければいけないと考えているところです。
○13番(鶴田悌次郎議員) 今、法に基づいてとおっしゃって大変心強いんですが、実は、法に基づいてやっていただかないと、よそへいる人たちは、昔は結構、値のした宅地だから今もするんじゃないかとかというような、全く根拠のないあれで、ほっておかれる場合が多いと思うんです。そういう人たちは土地に対する、また建物に対する税金はどうなってるんですか。
○小原一郎建設部長 税金のほうにつきましては、それぞれに価値があるという言い方は悪いんでしょうけれども、適正に課税されているものと思います。
○13番(鶴田悌次郎議員) いや、課税はされてると思うんですが、納入されてるかどうかなんですよ、よそへおられて。その辺りは市役所としては、もうあまり関係しないところですかね。
○揚松智幸市民部長 固定資産税については、当然、滞納とかになってくれば不動産の差押え、公売というようなことになっていくと思います。今ここでその方がどうだということがちょっと言えませんので、申し訳ありません。
○13番(鶴田悌次郎議員) 恐らく何十年も払っておられないだろうと私は聞いてるんですよ。だけども、一応、そういうふうに税務の課長さんおっしゃるから、そこはそういうことで、じゃあ、対応していただいてると。じゃあ、払っておられるということですかね、大概、不在地主は。
○揚松智幸市民部長 一概に何とも申し上げられないんですが、我々税務の関係から言えば、空き家よりももっと深く相続人等を探し、そして法定の相続等をしていただくのが一番いいんでしょうけれども、それでもならない場合には、相続人の方を代表を立てていただいてお支払いをしていただくというのが今の現状でございます。
○13番(鶴田悌次郎議員) 相続とおっしゃいましたが、その相続人がいない場合の話をしてるんです。
○揚松智幸市民部長 皆さんが相続放棄をされたりとかというときには、もう我々としてもそこができませんでしたので、そのままになっているところもあるのかなと思いますが、建物、土地、当然、建物が古くなっていったりすると免点未満、いわゆる20万円の再建築費を超えなければ、まず税がかかりません。それから、土地につきましても30万円を超えなければ税がかかりませんので、そこについては個々ありますから、ここでお答えできることはないかと思います。
○13番(鶴田悌次郎議員) 個々の問題は言えないというのはよく分かりますが、そういう方々は、私の判断では、大概税金を払っておられないんじゃないかという気がするんですが。来たこともない、何十年も見たこともない、その自分の土地を。そういう方々は、大半はきちんとそういう税金は払っておられるんですか、どうですか。
○揚松智幸市民部長 先ほどから申しておりますが、ちょっと個々が今分かりませんので、ここでお答えすることがちょっと困難です。ただ、固定資産税でそういうのがあまり見受けられなかったというのが、今の私の感覚です。当然、相続人等を調べてそこに送るというのもありますので、すみません、今ちょっと答弁がなんとも難しいんですが、以上のようなことになっております。
○13番(鶴田悌次郎議員) 具体的にどなたをというわけにいかないので、答弁される側も難しいだろうとは思いますが、私の知るところでは、逆にそんなふうにスムーズに行ってない例ばかりなんですよね。だから、スムーズに行ってるから部長は御存じなのだろうと思います。スムーズに行ってないところは、名前も上がってきてないんじゃなかろうかと思ったりします。行方不明とその近所では皆さん思ってる。全く後継者はどこにいるかも分からないというようなところがたくさんあると思うんですが、その分はまたいつか、きちんと整理した形で対応していただければ、大変ありがたいと思いますが、いかがですか。
○椎木伸一市長 議員が御指摘のいろんな状況については、そのような対応をこの地域の住民の方々も望んでいらっしゃるというふうに考えます。この空き家対策につきましては、いわゆる近隣の皆様への住環境、そういったもので非常に御迷惑をかけるということ。それから、今のこの日本の状況の中で、空き家がどんどん増えていっているということでの非常に大きな問題があって、そこでできた法律でありますので、私ども出水市でも協議会をつくりまして、おっしゃるような御指摘があったときは現地調査をしながら、衛生的に問題はないかとか、おっしゃるように台風のときに壊れて隣家に影響がないかとか、そういったところを重点的に専門家が立ち入りをしながら総合的に判断し、対応しております。場合によっては、ボランティアで解体をしていただいた件もこれまで数件ございました。そういったことも含めて、住環境をいかに守っていくかということに重点を置きながら、個々の個人情報もいろいろありますから、そういった可能な限りで自治会長さん、あるいは隣家の皆様にも状況等はできるだけ分かりやすく説明しながらの対応を今後も取っていきたいというふうに考えます。よろしくお願いいたします。
○13番(鶴田悌次郎議員) 今市長がいいことをおっしゃいました。ボランティアでやっておられる方々もあると。実際、全国的に調べますと、ボランティアとまではいかないけれども、大変良心的な価格で処理をされてる方々もそれぞれ地域にはあるということです。そういうふうなこともございますので、本当に朽ち果てた住宅が自分の隣にあったら、これ台風のときなんかどうしようかと、多分皆さんお思いになるだろうと思うんです。ぜひ、これは今後もうちょっとスピードアップして、部長、やっていただけたらと。大変皆さん心配されておりましてですね。以前も私随分頼まれたことがありましたけども、強制というやり方も何かあるようなことは聞きましたが、ぜひ強制でなくても、そこはやっていけたらと思っております。ぼろ空き家と言うと失礼なんですが、もう朽ちる寸前の空き家が街中にあちこち点在してるというのは、今後、移住希望者が見られても、出水は大変力を入れて、私も実はパソコンを久しぶりに、以前は何年も同じ住宅だけが出てたんですよ。これで来るもんかと思ってましたけど、もうそれ以後見なかったんですが、最近見てみますと、大変いい写真で、住んで見たいなと思わせるいい写真も、また紹介の仕方もすばらしいものができておりますから、ぜひその辺をもう少し積極的にそういう空き家の問題を解決していただけないか。その辺いかがでしょうか。
○椎木伸一市長 ありがとうございます。空き家につきましては、今ちょうど新型コロナの関係もありまして、地方への回帰ということもよく言われております。私どもはそういったタイミングも捉えながら、先ほど御紹介いたしました上場や大川内や江内地区の空き家対策についても対応をしてきているところでございまして、活用できる空き家については、大家さん、持ち主といろいろ相談しながら対応していきたいというふうに思っておりますけれども、先ほどボランティアでと申しました解体については、解体の業者さんの団体等の御協力で、学校の通学に支障があるようなところでしたので、早急に必要だというようなことで、家主さんも非常に経済的にも対応ができないというような事情もありまして、そういうところは、本当限定的に実施しておりまして、本来ならば自分の財産でございますので、その方が責任をもって対応をしていただくというのが大原則であります。そういった中で、可能となるようにいろんな補助事業も設けておりますので、それらも対応をしながら今後も進めていきたいというふうに思いますし、議員が御紹介いただいた空き家バンク等も、さらに住んでみたくなるような紹介内容等に改善しながら、引き続き、積極的に対応していきたいというふうに思います。
○13番(鶴田悌次郎議員) 先ほどから空き家、空き家と言っておりますけど、また人が住めたり、転売できるような空き家は除いて、今、申し上げた空き家というのは、市長は十分そのつもりでお答えいただいておりますが、担当部長もですね。とにかく、一方では、本当に住みたくなるような空き家の写真もいっぱい出水市は出しておられて、大変積極的にやっておられるんですが、出水市内にああいうふうな空き家、不動産屋さんともタイアップされているのかもしれませんが、大体どれぐらいあるもんなんですか。すぐ入居できるような空き家というのは、戸数として。
○小村郁則住宅課長 すぐ入居できる空き家といいますか、今、出水市のホームページで公開をしている空き家で残っているのは、今4軒、現在、空き家バンクとして紹介してるのは4軒でございます。
○13番(鶴田悌次郎議員) ありがとうございました。じゃあ、私はあれ以外に出てないのもまだまだ空き家はたくさんあるのかと思ってましたけど、一応、あそこに出てる4軒ということでした。空き家については、出水はいいところですから、住みたい人というのはたくさんあるだろうと思います。今は積極的にやっていただいておりますが、さらに空き家対策というのはやっていただけたらと希望します。
次に、クレインパークの問題ですが、先ほど市長から回答を得て、私も十分納得しております。実は、クレインパークは、私は合併してちょっとしたとき、合併前に私はこちらへ転居してきたときに家内と見に行ったら、これで人が呼べるかとびっくりしたぐらい荒れ果てておりました。それから3年ぐらいして行っても全然修理もされてなくて、大変機械類というか、紙芝居みたいなのが自動で動くようなそういうふうなのがたくさんあって、ほとんど全部故障しておったんですが、もうそれで諦めて、外回りはよく行きますけど、中は行かなかったんですけど、大変失礼だったなと思うんですが、先日行きましたら、それは全部撤去して動くのだけにして、そして、また別に金はかけずにいい写真とか、いい展示をですね、大変もうこれが前のと一緒かというぐらいよくされておりました。実はクレインパークは、今度、ツルの渡来地としていろいろたくさんの方が来ていただければ、大変いい場所にもなるんじゃないかと思っております。最近はですね、以前も来ておられたんですが、家族連れというか、女性がほとんどですが、お母さんが子供さんを遊ばせてる。これが今年は私今度見たら、大変数が増えておりました。増えてと言ったって、最初私が見るころは五、六人か10人だったのが20人、30人ぐらいおられました。そして、また奥までよく清掃もされ、手前のほうも危険な箇所はなくて、大変いいふうになってたわけです。クレインパークも脚光を浴びるようになってきたと思いますので、ぜひもう少し、さらに予算をかけないとできない部分があると思います。やっていただけたらと。
それから、市民からふれあい広場をあそこに造られたけど、クレインパークの奥のほうはたくさん空いてるのに、なぜ市長はあそこのクレインパークをさらに活性化しようというふうにはされなかったんだろうかという声が何人か入ってきておりますが、市長、その辺はどうなんでしょうか。
○椎木伸一市長 これまでクレインパークは私も子供の交流学習も含めて、子供たちを中心に未来へこの環境を引き継いでいくために活用してほしいという意味で花公園を活用したり、あるいは、今おっしゃった奥のほうのふれあい広場ですね、そちらもできるだけ多くの人が呼び込めるようにということでテイクアウト市場をしたり、いろいろな工夫をしております。また、コロナで最近できていなかったんですけれども、また再開いたしましたシアタードームでの子供たちへの簡単な映画の上映とか、そういったものもしております。そして、ふれあい広場のほうにもベンチとか、椅子とか置くような計画もありますし、また遊具等の充実もしていきたいというふうに思っているところで、クレインパークをラムサール条約登録を契機に、さらに子供たちの交流学習の場、あるいは研究の場、あるいは広報周知の場というようなことで、さらに活性化、活用していただきたいということで、いろいろ取組はお願いをしておりまして、今後、利活用計画の中でもいろんな位置づけをしておりますので、さらに市民の皆様から愛されるツル博物館にしていきたいというふうに考えております。
○13番(鶴田悌次郎議員) 市民の皆さんもクレインパークをぜひさらに活性化してほしいという声が寄せられておりますので、今、市長のお話を聞きまして、大変安心いたしました。
以上で、私の質問は終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 次に、枦山卓二議員の質問を許します。
○6番(枦山卓二議員) おはようございます。予定より早いペースで進んでまいりました。
出水市民憲章。
わたしたち出水市民は ツルの訪れる豊かな自然と由緒ある歴史 先人の築いた伝統と文化を受け継ぎ 人と自然が融和したにぎわいある元気都市を実現するために この憲章を定めその実践につとめます
一 わたしたちは 自然を愛し 美しく住みよいまちをつくります
一 わたしたちは きまりを守り 安心して暮らせるまちをつくります
一 わたしたちは 思いやりとぬくもりに満ちた 明るいまちをつくります
一 わたしたちは 健やかで心豊かな市民を 育むまちをつくります
一 わたしたちは 力を合わせて活力ある 豊かなまちをつくります
通告に従い質問させていただきます。
最初に、大項目1、公有財産の活用について。
今回、地方自治法第238条の不動産に焦点を絞らせていただき質問させていただきます。
1番目、地方自治法238条の2(公有財産に関する長の総合調整権)「普通地方公共団体の長は、公有財産の効率的運用を図るため必要があると認めるときは、委員会若しくは委員又はこれらの管理に属する機関で権限を有するものに対し、公有財産の取得又は管理について、報告を求め、実地について調査し、又はその結果に基づいて必要な措置を講ずべきことを求めることができる。」とありますが、椎木市長は、この法律を行使したことがあるのか伺います。
2点目に、長期保有している市有地の活用と処分についてであります。
現在、市が保有する資産として土地がありますが、その土地の中で行政目的のない普通財産と目的のある行政財産に分けられます。普通財産は積極的な活用や処分されることが望ましく、また、行政財産は目的がなくなった財産については普通財産に移行して早期の処分が望ましく、未活用・未処分のまま長期保有することは望ましくないと考えます。そこで、直近3年で、行政財産として未利用と判断されたのはあるのか、あるとすれば何件あるのか伺います。
3番目に、施設の統廃合、複合的活用などにより、今後、目的を失った行政財産の有効活用についての見解をお伺いいたします。
次に、4番目、直近3年で、普通財産として処分(売却・譲渡)した事例があるのか、あるとすれば何件あるのか伺います。
次に、大項目2番目、体育施設の充実についてお伺いいたします。
まず1番目に、現在、市民プールの改修工事が進められておりますが、進捗状況はどのようになっているのかお伺いいたします。
2番目に、陸上競技場の改修工事が終盤にきております。改修後の陸上競技、球技の年間利用目標、大会等を含めてどのように設定されているのかお伺いいたします。
3番目に、快適な環境での体力づくり、健康づくり、鍛錬、競技の観点から、武道館、体育館などに空調設備の充実が求められておりますが、そうした環境整備をどのように考えておられるのかお伺いいたします。
4番目に、今後、サッカー競技場などの新規建設の予定についての考えをお伺いいたします。
以上で、壇上からの質問を終わります。
○椎木伸一市長 枦山卓二議員の御質問にお答えいたします。
まず、公有財産の活用状況について、公有財産に関する長の総合調整権についての御質問であります。公有財産の管理、運用等は、地方自治法及び出水市公有財産管理規則に基づきまして、公有財産の取得、管理及び処分に関し、適切に異動増減の状況等を把握しながら、行っております。また、行政財産の用途変更、貸付け及び使用許可等についても、市長部局に限らず、各行政委員会も含め、市全体として協議、調整を行いながら、財産の効率的運用を図っているところです。
次に、直近3年で未利用と判断された行政財産が何件あるかについてでありますが、平成30年度から令和2年度までの3年間で、行政財産の用途廃止を行い、普通財産として、売却や貸付け等を行ったものについて申し上げます。
土地につきましては、未利用の市道敷きや法定外公共物等で53筆、建物につきましては、野田堆肥センターの民営化に伴う10棟であります。また、令和3年度におきましては、未利用ではございませんけれども、江内北部コミュニティセンター及び青木原コミュニティセンターの自治会への譲渡や、出水麓武家屋敷宮路邸の利活用事業等により、行政財産の用途廃止を行っております。
次に、今後、目的を失った行政財産の有効活用についての見解でありますが、先ほども申し上げましたとおり、これまでも未利用の市道敷きの売却や施設の民営化に伴う売却など、その時々の状況に応じまして行政財産の用途廃止を行い、有効活用に努めており、今後も個別具体の案件により対応してまいります。また、出水市公共施設等総合管理計画に基づき、施設の統廃合、複合的活用により、行政財産の用途廃止の必要がある場合においても、状況に応じて、売却や貸付け等の有効活用を図ってまいります。
次に、直近3年で、普通財産として処分した事例があるかについてでありますが、平成30年度から令和2年度までの3年間で、行政財産の用途廃止を行ったものや、これまで普通財産として維持管理していたものを含めて申し上げます。土地につきましては71筆、建物につきましては10棟の普通財産の処分を行っております。
次に、体育施設の充実についてお答えします。
まず、市民プールの改修工事についてでありますが、令和3年度は主に特定天井関連の耐震化改修工事を行い、令和4年度は特定天井以外の内部工事及びろ過機等の設備改修を予定しております。工事の進捗率等につきましては、後ほど商工観光部長に答弁をさせます。
次に、陸上競技場の年間利用者の実績と改修後の年間利用者目標について、平成30年度の利用者は5万6,916人、令和元年度は5万5,541人です。改修後は合宿、大会等の誘致やスポーツ教室等の開催も含め、年間利用者7万人を目標としているところです。
次に、武道館、体育館等の空調設備の整備について、現在の夏場の気象条件下におきましては、体育館等を快適な環境で利用できているとは言い難いものと考えます。特にマルマエスポーツセンター出水については、スポーツ競技の利用だけでなく、災害時や緊急時等においても多目的に利用されており、空調設備の必要性はほかの施設よりも十分にあるものと認識しているところです。そのような中、空調設備の整備に向けては、その財源確保及びランニングコストを含めた空調システムの調査・研究を既に行っておりまして、今後早急に対応したいと考えております。
次に、サッカー競技場等の新規建設の予定について、本市のサッカー競技については、Jリーグサンフレッチェ広島に所属する大迫敬介選手を輩出するなどしており、また、市内の活動状況につきましてもスポーツ少年団をはじめ、クラブチームや部活動・社会人チームもあるなど、比較的盛んに行われているものと認識しております。
サッカー競技場の新規建設につきましては、現在のところ予定はございませんけれども、まずは昨年度芝の改修工事を行いました陸上競技場をはじめ、既存施設の利用状況や他市のサッカー施設の利用状況を見ながら、現在サッカー競技でよく利用されている高尾野多目的運動場の改修も含めたところで今後検討していきたいと考えております。
○春田和彦商工観光部長 市民プール改修工事の進捗率等につきましてお答えします。
今年度の改修工事は、令和3年11月から令和4年5月の期間で、進捗率は令和4年3月末で約7割程度の見込みとなり、当初の予定どおりに進んでおります。また、令和3年12月から令和4年5月までの6か月間を休館とし、令和4年6月から12月まで開館予定です。令和4年度の工事期間は、令和4年9月から令和5年3月を予定しておりまして、工事に伴う休館期間は令和5年1月から3月までの3か月間を予定しているところです。
○議長(杉本尚喜議員) ここで申し上げます。枦山卓二議員より、書画カメラの使用について申出がございました。よってこれを許可してございます。
○6番(枦山卓二議員) まず、第1点、公有財産の件からなんですけども、出水市公有財産管理規則、先ほど市長も答弁の中にあったと思うんですけども、第45条、「所管課長は、その所管する公有財産について、毎年3月31日現在の数量、年間異動増減、使用許可及び貸付けの状況等について、公有財産現在高報告書(第15号様式)を調製して、政策経営部長に報告しなければならない。2政策経営部長は、前項の報告を取りまとめ、その結果を会計管理者に送付しなければならない」となっております。ここで書画カメラをお願いしたいと思います。書画カメラの1をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)左側に第15号様式というふうになっております。公有財産の報告書に各担当所管から政策経営部長宛てに出される公有財産の管理の報告書です。土地、建物等いろいろ記載してあるんですけども、これは実数を各所管課長が報告するわけなんですけども、私、総務病院委員長をやらせていただきまして、こういった公有財産のロスというか、お金を生む公有財産もあれば、お金を生まずに経費費用だけかかるような公有財産が結構見受けられると。委員会の中でもちょっとお伺いしたんですけども。総体的に数字として5万4,000ですね。ちょっと数字的にははっきり正確ではないかもしれないですけども、5万4,000平方キロメートルあると。ここでちょっと提案なんですが、各行政財産の管理報告を所管からされるところで、あとは財政課が今度は作業しないといけないんですけども、財政課の負担の効率の向上を図るために、この第15号様式を利用して各所管課の必要価値としての評価、例えばAからEランクという格付を行って、全体的に行政財産として必要なものをA評価から、順次処分相応なものをE評価というものをつけ加えたら財政課の管理もしやすいのではないかなというふうに考えるんですけども、その辺の見解をお伺いいたします。
○冨田忍政策経営部長 公有財産の現在高報告書に基づいて移動、廃止等の報告を受けるようになっております。その際に、それぞれの所管課のほうから格付をしてもらい、その状況を取りまとめて利用度の低いものの利活用に生かしてはという御指摘、御助言だと思います。現在も実際、最近ではそんなに多く移動があるわけではございませんので、それぞれの中身については各所管課でも把握をしておりますし、報告を受けた私どもでも整理はできていると思います。できるだけそういう未利用のものについては有効活用できるように、行政改革大綱に基づく対応も必要ですので、そのような方向で取り組んでおります。御指摘のあった格付については内部で検討をさせていただきます。
○6番(枦山卓二議員) 先ほど市長の答弁の中にもあったと思いますけども、ちょっと再度繰り返します。今後、未利用、未活用と想定される土地、建物等がどれぐらいあるのかということなんですけども、お願いいたします。
○冨田忍政策経営部長 基本的に行政財産は行政運営上必要な用途、設置目的等をもって運用しております。現時点でその行政財産が未利用、未活用ということで具体的に想定をしているものはございません。状況によってこれまでのように行政財産としての用途は廃止して、普通財産に転換し、その状況に応じて売却なり、そういったものが出てくる可能性はございます。また、公共施設等総合管理計画に基づきまして、施設の統廃合、複合的活用を進めていく中にありましては、行政財産の用途廃止が必要な場合も考えられるかと思います。その未活用の土地はどれとどれか、行政財産でということでございますれば、今現在、未利用ということで評価をしている行政財産は、現在のところ想定をしておりません。
○6番(枦山卓二議員) 万が一、未利用、未活用というのが発生した場合は、普通財産として売却処分をしていただきたいというふうに思います。適宜適正に行うことで、また塩漬化も防げるんじゃないかなというふうに思っております。ちょっと、先ほどの施設の統廃合、複合的活用ということで、今、部長の答弁もあったんですけども、ちょっと一つ具体的なところでお伺いしたいんですけども、しもずる保育園の跡地、あそこはどういった取扱いになっているのかお伺いいたします。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩いたします。再開を11時15分といたします。
午前10時58分 休 憩
午前11時15分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行し、枦山卓二議員の質問に対する当局の答弁を求めます。
○冨田忍政策経営部長 旧しもずる保育園の利用状況についてでございます。鳥インフルエンザ対策用の防護服、資機材、動噴等も含めて保管の倉庫として利用をしております。そのほか、産業祭等のイベントがございます。イベント等ののぼりの保管庫として利用しているところでございます。
○6番(枦山卓二議員) 現在、資機材等の倉庫に利用されているとは思うんですけども、この施設もかなり老朽化が進んでまいりまして、そういった中にある資機材等が、やっぱり建屋が古くなって雨漏りとか、そういうのが発生すると守れなくなってくるんだと思うんですけども、これも今後まだ活用していく、老朽化が進んだ場合は建て替え等を含めて検討しているのかお伺いします。
○冨田忍政策経営部長 御指摘のように老朽化をしております。倉庫としてどのように、今後ずっと同じように活用していくかといいますと、改めて検討の必要があろうかと思います。広さ的に宅地としてなら有効活用できるということもございますので、それらも含めて検討してまいります。
○6番(枦山卓二議員) 先ほど来、未利用、未活用になった場合を想定してるんですけど、その場合、出水市公有財産管理規則第24条にのっとって、適宜に普通財産として売却処分したほうがよいと考えますかということなんですけども、再度、見解をお伺いいたします。
○冨田忍政策経営部長 行政財産としての設置目的を失ったものについては、状況によってきちんと判断をした上で、普通財産への転換、譲渡、貸借等の有効活用を図りたいと考えております。
○6番(枦山卓二議員) 普通財産で公売ということもされているようでありますが、民間事業者を活用したり、市のホームページを活用して、より見やすく情報公開をして未利用財産にかかる情報を積極的に発信をすることで、効率的に最小限の経費で整理が進められていくのではないかなというふうに思うんですけど、市長の見解をお伺いいたします。
○冨田忍政策経営部長 土地等につきましては、社団法人鹿児島県宅地建物取引業協会と市有地売却の媒介に関する協定を締結しております。平成26年度には、協定に基づき普通財産の売却も行った実績がございます。また、ホームページの市有地の売却物件につきましては、現在も該当する物件の写真のほかに学校、そういった公共施設等の最寄りの公共施設の位置、距離、交通機関の情報等を掲載をしております。物件情報について、より検索をしやすくするための工夫もしながら情報発信に努めていきたいと考えます。
○6番(枦山卓二議員) 行政財産の中で、よく道路の拡幅工事に伴い行政財産として残地が発生しているところが多数見られます。こういったところも普通財産にして、隣接する地主さんとかに売却、もしくは無償譲渡できないのかお伺いいたします。
○小原一郎建設部長 旧道敷きであったり道路敷きにつきましての処分につきましては、隣接土地所有者から要望があった場合になるんですけれども、市道改良計画等の確認を行い、そしてまた現地調査を行いまして、出水市市道路線の認定、廃止及び変更に関する事務取扱要綱に準じて手続を行って、適正な価格で売却を行っているところでございます。
○6番(枦山卓二議員) それは分かるんですけども、隣接する方が買いたいというようなことを希望されれば売却等をされてるということなんですけども、わざわざ必要なかった土地を買われる方もいらっしゃらないと思うんですよね。そうした中で、ちょっとイメージしづらいでしょうけど、S字の道路があって、それを直線化したら、やっぱりおのずと残地が残ってきます。その残地というのが雑草とかそういうのが生えて、そういった維持管理は出水市がしないといけなくなってくるんですよね。そういった経費だけがかかってくる無駄な土地というのも、まさにこのことだと思うんですけども、もう無償譲渡してもいいんじゃないかなというふうに思うんですが、その辺の見解を伺います。
○小原一郎建設部長 無償譲渡となりますと、やはり沿線、隣接の土地の評価というのも、当然ございますので、公平性等を考えますと、やはり適正な価格で売却するというのが一番じゃないのかなと考えているところです。
○6番(枦山卓二議員) じゃあ今後もそういった残地を残して維持管理を進めるというお考えでよろしいんでしょうか。
○小原一郎建設部長 進めていくといいますか、道路改良を行うときに、隣接土地所有者の方、交換とか、そういうようなのができるようであれば、そういうのをされませんかとお聞きしまして、なるべく残地等が多くならないように努力をしていかなければいけないと考えているところです。
○6番(枦山卓二議員) ぜひその方向でよろしくお願いいたします。ここで、書画カメラの2をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは高尾野にあるアグリセンターの地図になります。右側の大きい建物がアグリセンターで、真ん中の紫に塗ってあるところが道路になっております。書画カメラの3番をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これが県道側から奥のほうの右側には出水中央高校のサッカー場があります。北側から撮影した写真です。左側がアグリセンターになっておりまして、道路に沿ってヒトツバの壁木をずっと植えてある状態です。書画カメラの4番をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは出水中央高校のサッカー場側から撮影した写真であります。右側がアグリセンター、3メートルほどのヒトツバで壁木をずっと沿道に植えてあるというところであります。アグリセンターの西側の道路というのは、アグリセンター共々、本市の公有財産であるところであります。現在、今御覧になっていただいたようにS字のようになっておりまして、住宅地でもあります。南側には出水中央高校のサッカー場がある道路でありますが、大変見通しが悪くなっております。この道路部分を公有財産であるうちに直線化したほうがよいと思われるんですが、市長の見解をお伺いいたします。
○小原一郎建設部長 今の路線につきましては、市道太鼓橋野平線のことかと思います。この路線につきましては、平成23年度に測量設計を行いました。平成26年から28年の3か年間で県道からの住宅が建ち並んでいる部分です。150メートルほど改良を実際行ったところです。その先の、今言われたアグリセンター側の西側のほうにつきましては、将来、道路線形を見て直線化するように計画はしているところでございます。
○6番(枦山卓二議員) 計画はされてるということでありましたが、その事業化の目途というのはいつ頃になるのかお伺いいたします。
○小原一郎建設部長 平成23年度に計画を立てて、半分ほどはしたところなんですけれども、県道部分におきまして、道路の冠水等が若干見受けられると。原因としましては、これはアグリセンター側からの結構水が道路側のほうに出てくるというような、そのようなのもございましたところで、上使線のほうの排水路の改良を行いましたので、そこの状況を見ながら改良のほうを検討をしていきたいと考えているところで、あまり上流ばかりよくすると下流側にまた水の被害が多く出るということで、ちょっと状況を、今、そういう対策を見ながら計画していこうと考えているところでございます。
○6番(枦山卓二議員) 部長が課長時代から実施されていたというのも理解しております。今、アグリセンターのほうからの排水が悪いんだということなんですけども、アグリセンターのほうに一時貯水池というのはあるのか、分かっていればお伺いいたします。
○小原一郎建設部長 簡易的な穴を掘って、そして、そこに水をためて、そこにポンプを大雨のとき等は設置して、別の排水路に流してるというような状況でございます。
○6番(枦山卓二議員) あとはやっぱりもうちょっと将来的にそういう方向性であれば、市民の皆様に、先ほど鶴田悌次郎議員もありましたけれども、やっぱり可視化できるように、今計画はあるんですよと、何年後にはこういった事業を行って直線化してまいりますとか、そういったことをせめて住民の方に説明する。これは出水市自治基本条例の第6条、説明責任、市議会及び市は市の仕事の計画、実施、評価及び改善のそれぞれの課程で、その経過、内容、効果及び手続を市民に分かりやすく説明する責務を有しますとありますので、ぜひそういった計画があるのであれば、地域の住民の方にも説明していただきたいというのと、あと壁木をどうもやっぱり視界を悪くしてます。そこだけでも先に改良していただきたいと思いますけども、どうでしょうか。
○小原一郎建設部長 壁木につきましては、アグリセンターのほうで管理されているかと思います。早急に枝の剪定のほうをお願いしていきたいと考えます。
○6番(枦山卓二議員) 先ほど普通財産としての処分(売却・譲渡)の事例を説明いただきました。令和4年度当初予算書の18款財産収入で、普通財産市有地貸付料3,590万6,000円、普通財産建物貸付料1,108万8,000円、行政財産貸付料50万9,000円と、先ほども申し上げましたけども、お金を生む公有財産もあれば雑草の除草作業などに費用を必要とする公有財産もあるので、市民の負担が少なくなるように努めていただきたいと、再度、お考えをお伺いいたします。
○椎木伸一市長 公有財産の活用につきましては、特に遊休財産につきましては、まずは有効活用を検討するということが基本でありまして、その上で、それもなければ売却というような順番で一般的にはいくわけでございますけれども、これまでも、今、条例改正をお願いしています高尾野農業者健康管理センターを子育て支援室へしたり、あるいは、以前の紅葉園、高尾野鶴寿園の裏側ですけれども、めーぷるハウスが使っていた施設を室内相撲場等に活用したりというような、そういった有効活用はこれまでも図っておりますので、これからも基本的には有効活用をまずは検討し、それでも利用が見込めない部分については、積極的な売却等も考え、自主財源の確保という観点からも取り組んでいきたいというふうに考えております。
○6番(枦山卓二議員) 次に、大項目、体育施設の充実についてですが、市民プールの改修工事の進捗状況を先ほどお伺いいたしました。今後、完成してから利用者の利用料は改定される予定であるのかお伺いいたします。
○春田和彦商工観光部長 市民プールの利用料金については、改定する計画はございません。
○6番(枦山卓二議員) 次に、陸上競技場の改修工事の件ですが、新たなスポーツ合宿の誘致にも期待されます。そういった取組も想定していると、先ほど市長の答弁でありました。さらに市民の競技力向上につながるように期待しております。
ここからなんですけども、来月改選がありますことから、椎木市政が続くという前提での質問になりますので、続かなかった場合はもうナンセンスな質問だと思ってください。快適な環境で体力づくりということで、武道館、体育館などのということで、先ほど空調設備のことを質問いたしました。市長の答弁には、体育館のことは御答弁いただいたんですが、近年の猛暑を受けて、児童・生徒の快適な学習環境が整いましたが、最近だとワクチンの集団接種での利用、また、先ほど答弁にもありました防災上の観点から、災害発生時に避難所としての機能を有しております。予測困難な災害に対応できるような環境整備が急務と考えておりますが、市長の見解をお伺いいたします。
○椎木伸一市長 まさに御指摘のとおりで、前提での話ということでしたけれども、今のこの酷暑、学校等にもエアコン等を整備しました。やっぱり、次はこういった公共施設の中でも多目的に利用されるような体育館等も、御指摘のようにワクチン等にもこの間集団接種で使いましたけれども、冬も寒い中での対応でしたけれども、暖房も必要です。夏についてはもちろんクーラーが必要だというふうに認識しておりまして、設置箇所が多いこともありまして、優先順位を付しながら、まずは総合体育館、マルマエスポーツセンター出水について、どういった財源確保でどのようなシステムの空調機を入れればいいか、ランニングコストも含めてですね。今、先進地を視察させ、具体的に試算させ、具体的導入に向けて検討をしておりますので、まずはマルマエスポーツセンター出水に設置ができればというふうには考えておりまして、その後につきましても、優先順位を付して、必要なところからしたいとは思っておりますが、それまでの間は可搬式であったり、あるいは扇風機であったり、暖房機であったり、そういったものを活用しながら対応していきたいというふうに思っております。
○6番(枦山卓二議員) そういった前向きな御答弁をいただいたんですけど、体育館の中でもジムがあるんですけども、そこもかなり過酷な状況で皆さんトレーニングされてて、扇風機の持込みも許されないとか、何かそういった縛りがあるみたいで、ぜひともやっぱりそういった、熱中症になれば元も子もないので、そういった対応というのはされたほうがいいのかなと思います。今、体育館の空調設備については、随時、先進地を勉強されてるということですけども、費用の平準化を図るためにリースとか、そういったことも検討されてるんだとは思うんですけども、ぜひよろしくお願いいたします。優先順位としては体育館ということだったんですけど、武道館もこれはもう以前から、議長も何度も一般質問をされてたと思うんですけども、柔道、空手、剣道など、夏季は、彼らあの暑い道着を着て鍛錬を積まれているんですけども、もっといい環境でやらせてあげたいなというようなことは、私も子供が小さいころ空手を習っておりましたので、そういう思いを持っておりました。そうした環境なら大会や合宿の誘致にも有利に働いて、ひいては本市に経済効果をもたらすというふうに考えるんですけども、そういった点から武道館も前向きに検討していただきたいと思うんですけども、市長の見解をお伺いいたします。
○椎木伸一市長 武道館につきましても御指摘のとおりであると思います。最近でも臨時に避難所として活用した経緯もございました。畳が敷いてあるというようなことも踏まえましてですね。ですから、先ほど申しましたように、優先順位をあらゆる角度から検討をしながら対応をしていきたいというふうに思っております。
○6番(枦山卓二議員) 先ほども申しましたけど、いろんな設置に関しては必要な財源等もありますし、設置に関してリースというスタイルもありますので、そういった複合的に考えてすると、同時に設置しても費用的には大分軽減されるのかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
最後に、サッカー競技場などの新規建設の予定についてなんですけども、公共施設で新規建設であっても、必要であるならば建設してもよいというふうに私は思ってるんですけども、市長の見解をお伺いいたします。
○椎木伸一市長 私もそのように考えておりまして、その際は、やはり利活用状況でありますとか、見込まれる利用者の状況でありますとか、ほかのスポーツ等もありますので、総合的にいろんな検討をしながら進めていきたいというふうに思っております。
○6番(枦山卓二議員) 今の質問はサッカー競技場だけに限らずいろんな施設等を、やっぱり今後、人口減も言われておりますので、複合化というのはそういう利活用の方法はあると思います。でも、やはり必要な施設というのは、今後もやっぱり建設してもいいのではないかな。そうでないと、今後生まれ行く子供たちと我々、今の時代を生きた人間と、利用できる施設がある、ないというのは、まさに不平等でありますので、そこら辺は市長も前向きによろしくお願いいたします。
ちょっとここで、他市の事例ということで、書画カメラを御覧いただきたいと思います。書画カメラの5番をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)先ほど市長が他市の状況をということで、いろんなところにこうした施設はあります。近くですと薩摩川内市とか、ちょっと大隅半島に行きますと志布志とか、結構、鹿児島市内に行くとフレスポとかいろんなところにあります。これは今見ていただいてるのは、指宿のフットボールパークのサッカー場の配置図になっております。これはまだできたばかりで、真ん中がサッカーのメインの天然芝です。左側が人工芝、右側が多目的になっております。手前が駐車場と、あと建屋があります。
2番目、書画カメラ6番をお願いいたします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これはサッカー場の、先ほど申し上げました真ん中のメインのグラウンドの正面にこれを掲示してあるんです。寄附をいただいた企業の御紹介ということで、こういうふうに掲示されております。こうした公共工事であっても、実際に指宿市では新しいサッカー場の建設に当たり民間から資金の寄附を集められたそうです。本市においても民間資金を活用してもよいのではと考えますが、市長の見解をお伺いいたします。
○椎木伸一市長 私もそのようにしたいというふうに思っておりますし、現在、取り組んでおりますのが、これは県内企業ではございませんけれども、ふるさと納税の企業版ということで、私どもが推進する事業に御寄附をいただく。そして、そのことで御寄附先の公表を行いながら社会貢献をいただいてるというような恩返しをするというような形の納税制度ですけれども、既に何企業か出水市に縁のあられる方々から多額のふるさと納税をいただいておりますので、これはふるさと納税制度を活用した部分でございましたけれども、今後、いろいろなそういった事業で自己資金を資金繰りをする際には、こういった、今、金融機関でありますとか県内のいろんな大企業でありますとか、そういったところにもお声掛けをしながら取り組んでいければというふうに考えております。
○6番(枦山卓二議員) こうした事業には財源確保が絶対条件にあるんですけども、以前、私はPPPとPFIについて質問したことがあります。本市においても日本PFI・PPP協会の特別会員になっているようであります。ぜひそういったものを活用して、サッカー場の建設にも前向きに検討をしていただきたいというふうに思います。財源で言えば、市長も御存じのとおりスポーツくじもありますし、鹿児島県に国から毎年サッカー協会に交付されておりますお金も助成金として申請されれば活用できるようでありますし、いろんな方法があると思いますので、ぜひ前向きに検討をしていただきたいというふうに、再度、見解をお伺いいたします。
○椎木伸一市長 今回の陸上競技場についてもtoto、スポーツ振興宝くじに直接出向きましてお願いをし、付けていただいた経緯もございますけれども、そういったつくり方についてもPFIやPPP、民間の活力、民間資金を生かすということも非常に大きな課題でございます。出水市はこれまでそういった事業を実施してきたことがございませんでした。エアコン整備についても、当初はそういったやり方でしようかという検討もいたしましたが、いわゆる組織を整備するのにしばらく時間が要したというようなことで、そのときは断念をいたしました。今後、大きな事業として防災道の駅等も控えてございますので、これらを実施する際は、あるいは、今議員が御提案いただいているスポーツ施設等の大きな整備をする際には、民間の資金を活用したそういった方式での取組を積極的に検討していきたいと思っております。
○6番(枦山卓二議員) 現在の施設というのが、この屋根付き広場もできます、あの一帯になっております。あの一帯というのは、以前から市の施設というのが多く、会館や音楽ホールといった施設、体育施設が密集しすぎて、複数のイベントを開催するときには、制約がかかってしまっているのが現状で、大ホールを使うと小ホールが使えないとか、小ホールを使うと大ホールが使えない。または、ああいう文化施設を利用すると、駐車場の確保のために多目的が制限を受けるというようなことで、あまり密集しすぎてるなというふうに思うんです。あと、サッカー場も県内のをあちこち見て回りますと、多くはそういった施設は山間部に建設してあったりするんです。例えば、本市であれば小原地区であったりも理想かなというふうに思うんですけども、ただ、やはり先ほどから、今ある施設を改修してというのがコスト自体に低価格で収まるという観点からすれば、高尾野の多目的グラウンドの再整備といったことも考えられます。高尾野多目的グラウンドであれば、路盤自体ももう大分硬くなっておりますので、費用としては安くなります。現在の天然芝は軽石等がどんどん浮き上がってきて、選手がけがをするリスクがあるので、改良自体が、現在でもあるんです。ここをハイブリッド芝とか人工芝に改良することで、1年を通して競技ができるので、これまで出水市の大会誘致ができなかったのが可能になり、また、これも経済効果が生まれてまいります。出水ばかりにこうやって、先ほど言いました施設が集約してますけども、高尾野多目的グラウンドの改修工事に前向きに検討をしていただきたいと考えますが、市長の見解をお伺いいたします。
○椎木伸一市長 いろんな施設整備をする際は、地域バランスも考慮しながら取り組んでいるつもりでありますけれども、高尾野多目的運動場につきましては、大変活用が大規模にできる。県内の大きな大会もあの場所でして、河原の駐車場等も活用しながら行われております。そういった意味では、おっしゃるように、今後またさらに整備を進めながら、多くの方に安心して利用できるようなスポーツ施設として整備していくことも大変重要なことだと思っておりますので、今後、そういった方向の検討もしていきたいというふうに考えます。
○6番(枦山卓二議員) 市長は常々言われているんですけど、市民に夢と希望の持てるような市政運営について。これは私自身も非常に共感をするところがありまして、私も常々、やっぱり夢と希望の持てる出水市であってほしいというふうに訴えてきてました。私は夢と希望、その先に期待の持てる市政であればよいと思っております。施策であっても施設建設であっても、事業自体が、先ほど来、申し上げているとおり、市民に見えること、つまり可視化することで市民は期待感が膨らむのではないかというふうに考えております。道路整備においても、予算次第で終わりが見えない、市民に伝わっていないというところから、期待よりも不安を助長することが多いようであります。ぜひ市民が夢と希望と期待の持てる出水市を築いていただきたいと考えますが、市長の思いをお伺いいたします。
○椎木伸一市長 私も「夢と希望を持って、いきいきと暮らせる安心のまちづくり」ということを、これまでキャッチフレーズに市政に取り組んでまいりました。御指摘のとおり、やはり市民の皆様が将来に夢が持てる。あるいは、わくわく感があるような若者の住んでみたくなるような市政をしていくことが、今、求められていることだというふうに思っておりますので、先ほどおっしゃったように、いろんな情報開示もできる限りしながら、そういった思いをできるだけストレートに伝えられるような努力をしながら取り組んでいくべきだというふうに考えますので、夢と希望が持てるまちづくりに取り組めればというふうに思っております。
○6番(枦山卓二議員) 「士は節義を嗜み申すべく候。節義の嗜みと申すものは口に偽りを言はず身に私を構へず、心直にして作法乱れず、礼儀正しくして上に諂らはず下を侮どらず人の患難を見捨てず、己が約諾を違へず、甲斐かいしく頼母しく、苟且にも下様の賎しき物語り悪口など話の端にも出さず、譬恥を知りて首刎ねらるゝとも、己が為すまじき事をせず、死すべき場を一足も引かず、其心鐵石の如く、又温和慈愛にして、物の哀れを知り人に情けあるを以て節義の嗜みと申すもの也。」この精神で。
また出水市自治基本条例第18条、「市議会議員は、住民の負託を受けて選出された責任を認識し、政策立案能力その他の必要な能力の向上に努めます。
2市議会議員は、関係法令、市議会議員としての倫理等を遵守するととともに、自らの議員活動及び市政運営に関する考えを市民に説明することにより、市民との信頼関係の確保に努めます。」
この条文を遵守して議員活動を務めてまいりました。今後、さらに出水市が繁栄し、市民の福祉の向上が図られますことを願っております。
以上で、私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。
○議長(杉本尚喜議員) 次に、吉元勇議員の質問を許します。
○7番(吉元勇議員) 本定例会最後の質問者、そして、この任期最後の質問者の吉元です。やはり、何かを持ってるんでしょうか。最後の質問になりました。持ってると言えば、今回も議員辞職願、持参しております。日本、多くの議会がありますけれども、議員辞職願を持参して一般質問、あるいは議会に臨むのは恐らく私だけではないでしょうか。結局、恐らく使うことはありませんでした。これを学んだのが曽於市末吉にあります山中貞則顕彰館、年に1回は行くようにし、政治とは何か、政治家とは何をすべきか、それを常に学び、自覚し勉強してまいりました。そのこともあって、この4年間もいろんなことができたんではなかろうかと思いますが、この定例会最後になりましたので、うまく締めたいと思います。
先日、鹿児島県庁男女共同参画室が生理の貧困の調査を行い、その結果を公表しました。令和4年度から県の相談機関等で困難を抱える女性に生理の用品を配布するようです。市町村にも生理用品を配布し、同様の取組を支援する事業を予定しているとのこと。県の当初予算にもそれが計上されているという回答をいただきました。先日の防災無線で、出水市は生活困窮者の相談員の会計年度任用職員の募集もしております。いよいよ本格的にいろんな支援が始まるんだなと思います。そういう優しいまち、共助のまちをこれからもつくり、支えていきたいと思っております。そういうことを述べまして質問に入ります。
まずは、企業誘致のための工業団地の開発、整備についてであります。
台湾の半導体製造大手TSMCの新しい工場が熊本県菊陽町に進出します。その新工場の設備投資額は、約9,800億円、建設用地の広さは21.3ヘクタール、約6万5,000坪、1,700人規模の先端技術に通じた人材を雇用するとしています。2024年度末の生産開始を目標に、来月の4月から6月期には工場の建設が始まり、人材の募集も始まるという状況です。このような夢のような話が実際進行中であり、進出地が熊本県ということもあり、早速、現地を視察しました。その場所は、先ほども述べましたが、熊本県菊陽町の工業団地である第二原水工業団地、熊本空港から車で15分程度の場所にあるその工業団地では、ソニーグループが出資して設立したJASM会社により造成工事が、これまた建設会社大手の鹿島により始まっており、その整備地の大きさに感動と驚きを覚えました。その工業団地には、半導体製造機械の大手である東京エレクトロンやソニー系列会社、そして熊本県立技術短期大学校もあり、改めて大きな刺激を受けるとともに、この町が今後も大きく発展することを確信しました。この第二原水工業団地がどのような経緯で整備されたかは、まだ調査中ではありますが、やはり、このような大きな工業団地が用意されていたことが、今回の半導体大手企業の進出につながった大きな要因であることは間違いないと考えているところであります。企業誘致は、全国の各自治体が積極的に取り組んでおり、競争も激しいところではあります。このような状況の中ではありますが、自治体としての企業進出施策については、大きな決断も必要ではないでしょうか。その決断というのが企業誘致のために、ある程度大規模な工業団地の整備ではないでしょうか。工業団地の整備は、長い時間と大きな予算、インフラ整備、法的な対応、そして、何よりも整備するための土地が必要となってきます。そうであれば、早いうちに決断し、数か年計画を打ち立て、目標を定める必要があります。工業団地の整備はやがて企業進出につながり、そのことにより最終的な目的である若い世代をこの地に残すことになり、人口増加につながります。その結果、まちは発展し、それを維持できる。このことは自治体が秘策として行う最たるものではないでしょうか。
以上、申したように、将来企業誘致を進めるためにも、まず工業団地整備に向けての数か年計画作成についてを検討する時期ではないかと私は考えます。市長はこのことについてどのようなお考えをお持ちか、または、その思いみたいなものも含めて答弁を求めます。
次に、地域おこし協力隊の募集について、その活動の内容をもう少し具体的に示しての募集を行ったらどうかについて伺います。
地域おこし協力隊には、これまでも観光客誘致のことや定住促進等に関わり、出水市での定住を目標に活動してもらっておりますが、その定住については全国的にも苦戦していると認識しております。定住につながるには、行っている活動が安定した収入につながる結果になり、住みつくことになる場合や、出水市での活動により出水が好きになったり、一緒に活動する親友等ができて、ここに住みたいと思うに至り、他の仕事に就きながらでも、今までの活動は続けたいとの思いで住み続けることになるといったようなことでしかないと考えます。このように考えると、地域おこし協力隊の募集については、今以上に具体的な活動を示したほうが募集に応じやすく、活動目標や実際の活動も行いやすくなり、隊員として自信みたいなものがつき、成果が出やすくなる。その結果、最終的な目標である隊員自身の定住のことにもつながると考えます。そこで、募集内容について具体的に示す内容は、多目的芝生広場の屋外ステージや出水公会堂などを使用してのイベントを年数回行うと提案したいと思います。どのようにお考えか答弁を求めます。
最後に、公共工事における内水面漁協とその工事を受注した工事業者との金銭の授受について伺います。内水面漁協の中では公共工事に絡んで、工事協力金、または工事協議費、理事会等の協議費や現場に出向いたときの立会費を求めています。大雨等で河川が氾濫し、その結果、護岸が崩れたり、道路ののり面が崩れたりして復旧工事が必要になり、税金を使ってその復旧工事をやるわけでありますが、絶対にやらなければならない復旧工事なのに、どうして受注した工事業者が内水面漁協にお金を払う必要があるのでしょうか。おかしいと思いませんか。このことについて、公共工事を背景に金銭の要求があることを発注者としては問題があると考えないかどうか答弁を求め、壇上からの質問とします。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
午前11時59分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行し、吉元勇議員の質問に対する当局の答弁を求めます。
○椎木伸一市長 吉元勇議員の御質問にお答えします。
まず、企業誘致のための工業団地の開発、整備のための計画についてでありますが、平成21年のパイオニアプラズマディスプレイ株式会社及びNEC液晶テクノロジー株式会社鹿児島工場の閉鎖以降、全国の企業を訪問し、本市への企業誘致に取り組んできました。その結果、パイオニア、NEC跡地につきましては、株式会社マルマエ、株式会社マルハニチロ物流出水物流センター、株式会社エネルギーギャップの3社が立地し、その結果、新たに企業が進出できる残地は約2万7,000平方メートル程度となっております。そのため、企業誘致活動から、現在は立地した企業が市外に移転しないための活動を重視しているところであります。今後、南九州西回り自動車道の全線開通により、地域経済活動が大きく変わっていくものと考えていますので、今後の状況を注視してまいりたいと思います。
次に、地域おこし協力隊についての御質問にお答えします。
地域おこし協力隊は、都市地域から転入し、地域ブランドや地場産品の開発・PR等の地域おこし活動を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。現在、本市は3名の協力隊員を任用しておりまして、リノベーションによる本町商店街の活性化、定住支援、物産品を活用した体験メニューの企画、着地型ツアーの造成などを行っています。また、出水麓武家屋敷群、高野山公園、駅前の貸店舗等を活用したイベントの企画も積極的に行っており、地域活性化の一翼を担っていただいています。御提案のありましたイベント企画に特化した人材の募集につきましては、現在のところ予定しておりませんが、地域おこし協力隊の趣旨や、任用期間終了後の定住等を踏まえ、調査研究してまいりたいと考えております。
次に、公共工事における内水面漁協の金銭の受け取りについて、お答えいたします。
河川工事に係る工事協力金等については、現在の状況がよいとは考えておりません。そのため、先般、県内の漁業権が設定されている河川が所在する自治体などに内水面漁協との協議状況について、実態調査を行っており、今後も引き続き関係機関などの意見を聞きながら取り組んでいきたいと考えているところです。
○議長(杉本尚喜議員) ここで申し上げます。吉元勇議員よりパネルの持込み及びその資料について申出がございました。よってこれを許可してございます。
○7番(吉元勇議員) そこで、1番、2番、3番と質問があって、特に1番、2番については、ちょっとモチベーションのことが大きくあるなということで、モチベーションというのをキーワードに話をしたいと思いますが、椎木市政になって市民のためにいろいろな施策を打ち立てて、実施を行ってこられた。私の評価としては、その結果、人口減少が緩やかになっていると評価しております。あとやるべきことは、こういう今度は企業誘致というよりも、このためのやはり工業団地の整備、これが大きな課題であり、宿題であり、将来的に取り組むべき最たるものではないかと考えております。私もモチベーションがなぜここにいったかというと、先ほど申したように、NEC鹿児島に25年勤務して、その思いといいますか、すばらしい会社だった、ああいう会社で働いてよかったという思いを、これからも出水の若い世代に伝えたいなと思いますと、どうしてもこういうTSMCが進出してくるところを見て、改めて「うわあ、こういう会社が来るといいな。こういう立地する整備されてる工業団地があればいいな。」と思ったところであります。そこで、皆さんもこの一般質問があるということで見られたかどうかですけども、私も早速、熊本県菊陽町の第二原水工業団地に行ってきまして、写真も撮ってきて、すばらしい整備された敷地があって、現在、工場立地へ向けての整備が進んでるわけです。そういうことで、ここに行きますと改めて「こういう会社が今後やっぱり来ないかん。東証一部上場の会社が来ないかんな」と改めて思います。そういうモチベーションを高めるためには、やはり現地に行っていいものを見て、いい感触を得て刺激を受ける。このモチベーションを高めるということが大事ではなかろうかと思いますが、早速、この第二原水工業団地、こういったところに職員を派遣して、今後工業団地の整備に向けたモチベーションを上げる第一歩として、ぜひこういったところに職員を派遣していただきたいと思いますが、ちょっとその辺について考えがあれば答弁をいただきたいと思います。
○椎木伸一市長 御紹介いただいたTSMC、台湾の企業でございますけれども、ソニーグループ等の合弁での新会社を設立してのというようなことで、御紹介いただいたように1,700人の雇用規模が生まれるというような、非常にすばらしい誘致であるというふうに思います。この2年間以上に及ぶ新型コロナ禍の中でこういった進出があるということは、非常にびっくりしているところでありますけれども、世界の経済情勢であるとか、あるいはいろんなタイミング、この工業団地の空き状況のタイミングとか、いろいろ取組の状況のタイミングとかというのが非常に絶妙だったんだろうというふうに思っておりますけれども、私もここの第二原水工業団地というところの状況については知り得ませんでしたので、この質問を機に商工観光部のほうに調査をさせました。私は、まずはこういった経緯等も踏まえて、それから必要であれば現場に赴かせますけれども、とりあえず経緯等について、部長からこの後調査状況を報告したいというふうに思います。
○春田和彦商工観光部長 第二原水工業団地の経緯についてということでございますけれども、この熊本県の菊陽町は、地理的条件というのにも相当恵まれた地域でございまして、以前から多くの企業から立地に関する問合せがあったというふうに聞いております。既に近隣のセミコンテクノパーク、これは熊本県が整備した工業団地でございます。また原水工業団地、これは菊陽町が整備した工業団地でございますけれども、これらの既存の工業適地が完売状況ということもございまして、新たな工業団地が必要な状況であったということで、既存の工業団地に隣接する地域に第二原水工業団地の整備を進められておりました。このような中に、また国においては、半導体の安定調達を国家戦略と位置づけまして、TSMCの工場誘致に取り組んできたということでございます。また、ソニーの半導体生産子会社が隣接するなど、場所の優位性、それから時間的なタイミングが重なり、令和3年11月にソニーグループとTSMCが合弁で新会社JASMというのを設立されまして、約21.3ヘクタールの第二原水工業団地に新工場を建設するということになったようでございます。
○7番(吉元勇議員) いろいろと調べられたようですが、この調査というのは現地にまず行った調査ですか。それともいろいろとインターネット等で調査をして、状況を把握したと。現地にはまだ行ってないということですか。
○春田和彦商工観光部長 現地には行ってはおりません。
○7番(吉元勇議員) データ的には皆さん、職員は把握できたということです。現地に行くのが非常に大事かというのは、先ほど申したように、モチベーションを今度はさらに高めることによって、出水もこういう団地をつくるべきだという思いに至ると。このモチベーションについて、僕はいろいろと考えたんですが、市長がラムサール条約を一生懸命進められて、今回、条約の成立になったわけですが、実際、我々は、西出水に住む人間としては、どちらかというとラムサール条約については意識は低いほうでした。市長はラムサール条約に向けて思いが強かったです。このモチベーションの違いは何かなと考えたときに、恐らく、やっぱり市長は江内の出身ということで、江内時代から長年ツルの渡来地を見られて身近に感じられたと。私ども西出水の人間というのは、果たしてツルの渡来地にはいつ行ったかなと。30代か40代のときに行ったのが最初だということになると、そこでまずモチベーションが違うわけです。だから、何かを施策する。何かの思いを実行に移すということは、このモチベーションは非常に大事だということで、今回、工業団地はやっぱり整備しなければいけないという思いを高めるためには、ぜひ現地に行って、もう見ればですね、こんないいところがあるのかと。東のほうには阿蘇山、九重連山も見えます。ぜひ職員を派遣してモチベーションを高めていただきたいと思います。もう一度、視察について答弁できる点があれば。
○椎木伸一市長 4年前に私が市内をいろんな意見聴取で回ったときも、一番市民の皆様から多い意見の中の一つに、子供が残れるような仕事の場を確保してほしいというような内容が本当に多かったことを今も思っております。そういった意味では、企業誘致、働く場の創設というのは非常に重要なことだというふうに認識はいたしております。そういった中で、こういった御紹介をいただきましたので、それはそれでまた現地等にも赴くなど、調査はしてまいります。私どもが今思っておりますのは、出水市は、これは本当に現実問題に返ってしまって吉元議員には申し訳ない話かもしれませんが、有効求人倍率が出水市は非常に県内でも高い状況でありまして、1.8を超えた状況でございます。ですから、ほぼ1人に対して2企業から求人がある。いわゆる人手不足というような状況になっておりまして、実際、私が市内の企業を回りましても、どこも異口同音に人手が足りない。外国人労働者も来ないし、人手が足りない。何とかしてほしいという声を多々聞いております。そういった中、あるいはこのコロナ禍の経済情勢、そういったものを鑑みたとき、まずは雇用を創出していかないといけない。人手をつくっていかないといけないというほうに目が行ってしまいまして、この企業誘致については、なかなか議員のおっしゃるようなモチベーション的なものは、私としてはまだ今の状況の中では上がってこないというのが率直なところでございます。でも、こういう情勢は何年かおきに、もう大きく変わってまいりますので、この企業の経済活動の状況でありますとか、世界経済の状況でありますとか、日本の、先ほどありましたような方針ですね。そういったものも見ながら、今後の方向については、その都度検討していかなければならない、敏感に対応していかなければならない部分だと思っておりますので、そういった気持ちは忘れずに、今後も取り組んでいきたいというふうに思っております。
○7番(吉元勇議員) 人手不足の話も出ました。TSMCの1,700人の雇用、大丈夫かなと思ったら、いろんな国、県、町、いろんな立場のある人が施策を持ってどうにかして人を集めようと、要はしてるので、企業誘致はしたが、人がいるのかといったようなところが企業誘致を行う自治体の回答に非常に困るところではありますけれども、将来を見込んだ、まずはこの数か年計画をどうするかということを検討すべきだと思いますし、市がちょっと期待するのは、今後、再生可能エネルギーの整備がますます進む中で、風力発電、この一般質問をする中でどういう企業かなと思ったときに、風力発電の装置というのが、全てが海外調達品だと。これを思ったときに、大きな装置なので大分大きな装置、工場が必要だと思います。そういうときにいろんな鹿児島県内も沖合も含めて風力発電の整備が今後進んだときに、地元で、あるいはここで製造すると輸送のコストも云々というのが改善できるし、将来に向かってのことをやるためには、今、検討を検討する段階ではなかろうかということも含めまして、今回の質問にさせていただきました。
参考までに、これまで企業誘致いろいろとされてきましたけども、こういう工業団地の整備、これを実際、五、六年、七、八年の間に整備の検討というのは、実際、庁舎内といいますか、担当課内でされたかどうか。そういう経緯があれば御紹介ください。
○春田和彦商工観光部長 工業団地の整備の計画についてですけれども、最初の答弁でありましたように、まず、ここ数年間、NEC、パイオニアの跡地等を含めたところへの企業誘致というのを第一の優先に行っておりまして、新たな工業団地の計画等については検討をしていないところです。
○7番(吉元勇議員) 私は議員としてこういうのはどうか、こういうのはしたほうがいいと、こういうのはどうか、こういうのはしたほうがいいと、そういうことも言う場面もあります。でも、これに関しては一緒じゃないといけないと思ってます。そのためには、先ほど壇上から申し上げた、じゃあ土地はどこがいいかとなったときに、マルマエの周辺の農地が今後どうなっていくか。植木の状況も厳しいといったときに、土地の有効利用をどうあるべきかというのを、私も地元ですので、調査、研究しながら、これをずっと提案しながら、五、六年、七、八年かかるでしょうけども、でも、今スタートしないと五、六年後にはそういう夢と希望も出てきませんので、ぜひこれは今後も私の取組の柱としてやっていきたいと考えております。ぜひ市長もモチベーションを高めるといったようなことから始めて、職員の皆さんもぜひよろしくお願いします。
続きまして、地域おこし協力隊ですが、多目的芝生広場の屋外ステージや出水公会堂のイベントを行うということを具体的に申しました。壇上から実は質問を半分にはしょって質問をしました。12時も近かったので、時計を見ながら、ある意味ペースメーカー的なこともしながら質問したところで、ペースメーカーと言えば、一山麻緒選手が日本人トップになったということで、楽しい、うれしい話題もありましたけれども、この地域おこし協力隊ですね、やっぱりイベントを先ほどもやってるということですが、ちょっと苦労してるんじゃないかなと思います。何をすればいいか、一人で何ができるかなと。自分で創生してせないかんと。やっぱりちょっと苦労してるというイメージがあるんですが、実際どんな感じですか。ちょっと今の、あるいはこれまでの紹介できる点があったらちょっと話していただければと思いますが。
○春田和彦商工観光部長 現在、地域おこし協力隊3名の方にいろいろ活動をしていただいております。その地域おこし協力隊の3名の方と毎月ミーティングをさせてもらって、いろんな事業の進捗と、その中で課題等もあれば、いろいろお話を伺いながら、活動が円滑にできるような体制で、今、協力をさせていただいてるところです。
○7番(吉元勇議員) モチベーションを上げるといったような話を今してますが、私は先日、初めてじゃないですけど、何回かこれまで行ったことがありますけど、熊本県山鹿市の八千代座、ここに行って、先ほど質問の中で公会堂とか話しましたけど、私は公会堂が八千代座に見えてしょうがないんです。あそこでNEC時代からツルを送る夕べで活躍しまして、ツルを送る夕べに吉元ありといったようなことで、公会堂に育ててもらったような経緯もあるんですが、参考までに、市長は山鹿市の八千代座、行かれたことありますかね。すみません、突然ですが。
○椎木伸一市長 過去に2回ほど視察やら、自分でも行ったことがあります。
○7番(吉元勇議員) 行かれたこともない方もいらっしゃいますから、八千代座の上の写真が正面から見た写真、中が相撲で言えば升席というんですかね、このようになってて、公会堂が床敷きですけど、ここに畳が敷いてあって、仕切りがしてあると。それから、左右にはやはり観覧席も桟敷席といいますか、畳敷きがしてあって、ここで、今コロナで来ませんけど、坂東玉三郎が年に何回か来てやってると。この公会堂と、それから多目的芝生広場、この多目的芝生広場は、もう近い将来に屋根付きふれあい広場ができます。このことがあったときに、地域おこし協力隊、我々もそうですけど、イベントがありますというのは人が来ますし、まち自体もにぎやかになります。ところが、こういうのも役所、商工観光部がやれ、誰かがやれというのも、土日のこともありますし、仕事の量も増えるということもあったときに、僕は地域おこし協力隊にこれに特化して、イベントを何かやりませんかと。年に3回か4回、公会堂でいろんなイベント、音楽コンサート、飲食フェスティバル、あるいは、多目的広場の屋根付き広場で市内の保育園の園児を集めた、そういう何かショータイム。あるいは、福岡のイベント会社と提携してコンサートをやる。こういったときに、やっぱり職員が前に出なければいけない場面があったときに、地域おこし協力隊はこれに特化してやると、1か月、2か月、3か月の準備を経て、4か月目にそういうのができると。そうなると、地域おこし協力隊は考えなくていい。まずそのイベントに向かって突き進んでいく、いろんな人脈、いろんな人を頼る。地域の人を頼る。そういった活動のやりやすさにつながると思うんです。この話、今やりやすさという点にどうお考えになりますか。
○椎木伸一市長 屋根付き広場等が今後出来上がった後等も考えたり、アフターコロナというようなことも考えれば、そういったイベントの重要性でありますとか、非常に大切なことで、そこにまたそういった人材がいれば、非常に重宝されるというふうには思っております。
○7番(吉元勇議員) ちょっと後もありますので、ぜひ地域おこし協力隊活動をしやすい。で、いい活動ができる。出水にこのまま住みたい。3年後には、このイベントだけでは収入が少ないけれども、この活動はやっていきたい。ほかの企業に勤めてもやっていきたい。そういった意味では、地域おこし協力隊の目標である3年後の定住、それにもつながりますし、結果的に、イベントがいろいろとあって、出水は楽しいまちだね。観光客も増える。この公会堂で金曜日、土曜日は必ず夜に何か演芸大会がある。出水に泊まった観光客は公会堂で演芸を見て、そのまま川端通りへ流れる。こういうストーリーも生まれるわけですので、それを誰がやるかと言ったときに、職員がやってもいいし、我々がやってもいいし、川端通り会がやってもいいし、商工会議所がやってもいいし、そこに地域おこし協力隊が専属でやるというのは非常に力強いと思います。ぜひそのことも、今後、検討をしていただきたいと思います。
最後の公共工事における内水面漁協が金銭を受け取ってることについてであります。
難儀な話なんです。僕は内水面漁協が嫌いなわけじゃないんです。でもあんまり好きじゃないんです。なぜかと言うと、お金のことがあまりにも顕著に出過ぎてるところがあると思ってます。その分さえなければ、もう大好きで内水面さん、ありがとうございますという、心からそういうことを述べたいですけど、どうももうこの議員活動をやってますと、お金のことがどんどん出てきて、結果的には公共工事を受注した工事業者が、難儀なことといいますか、もう諦めですね。このことになってる。こういってきてますか、受注した工事業者がやっぱり難儀してるんじゃなというようなのは、ニュアンス的に受け取ってますか。ちょっとその辺、答弁できる点があれば。
○小原一郎建設部長 直接的にはお話などはあまり聞いたことはないんですけれども、やっぱり吉元議員のこういう質問等をお聞きしながら、具体的にそういう話があるということをお聞きして、実態的に今感じているところでございます。
○7番(吉元勇議員) ちょっと内水面漁協との同意のことなんです。これ同意というのが絡んでくるんです。同意については、昭和29年の行政実例において同意を得るべきというのが実はあるんです。でも、鹿児島県のほうの見解としては、これは米之津川の激特事業があったころの県の見解ですが、河川工事等を行う際、内水面漁協から同意の取得を義務付ける法令上の規定はないということで、ついでに、昭和29年の行政実例において同意を得るべきとの記載があるが、国土交通省河川局治水課に確認したところ、基本的には同意を得るべきであるが、不合理な理由で同意が得られない場合等においても、必ず同意を要する主旨ではないとのことであったということで、じゃあ、なぜ同意のことを問題視、僕がするかというと、平成22年2月27日の南日本新聞、これが新聞記事の中で工事業者が言ってるのは、協力金は払わなかった別の業者が、漁協から工事説明書を受け取ってもらえず、着工が大幅に遅れ、赤字が出たという話を聞き、仕方なく払ったと。これが平成22年、それから12年たってます。やっぱり、こういうのがずっと僕はどこかに根付いているんだと思います。根付いたことによって、もう仕方なく払ってるということになったときに、災害が発生するたびに工事業者は、当然、工事はするんだけども、そのたびにやっぱりお金が発生する。これは公共事業を背景にしてあるのは、やっぱりおかしい。どこかでやっぱりおかしいのに気づいて、おかしいことは訂正せないかんと思いますが、今の話も含めて、やはり工事協力金はどこかできちんとやらないかんという気持ちがあるでしょうか。もし答弁できるのであれば。
○小原一郎建設部長 県内の状況等も調査を行いまして、どのように取扱いしたほうがいいのかですね、そこら辺を詳しく調べて対応していきたいと考えております。
○7番(吉元勇議員) それで、今度は工事業者と発注者である行政、それから漁業権を持ってる内水面の関係の中で、災害が発生して護岸が崩れた、工事をせないかんと。コンサルタントに頼んで設計を依頼して、予算をある程度決めると。その時点で、行政が内水面へと出向きますよね、工事が必要だと。その時点で説明をする。入札があって、受注業者が決まる。そこで工事仕様書ができる。それを持って内水面漁協にも説明をしなさいとなったときに、問題は同意願を誰がいつ取るかなんです。これによって大分違ってくると思います。現在は、同意願を受注業者が取ってるという状況ですが、これを行政という立場が取れば、当然、内水面漁協は行政に対してお金をくださいとは言えないだろうし、払う根拠もないだろうし、払うお金も用意されてないと思います。だから、この同意願というのを行政が取ると。取る際に工事業者にも説明は当然させるけども、同意は行政が取るといったようなことを、これからやっぱりやる方向でいけば、僕はこの問題はある程度解決すると思ってます。その辺の検討を、今後どうするか、答弁できる点があればお願いしたいと。
○小原一郎建設部長 繰り返しになるんですけれども、出水市だけするわけにもいきませんし、他市の状況等も見ながら検討していきたいと思います。
○7番(吉元勇議員) いろいろと時節柄なかなか具体的なこういうふうにやりたいという答弁も難しいところではありますけども、やはり、おかしいことはおかしいというふうに私は思ってます。私が思ってるから、皆さんもそう思いなさいとも言えないけれども、どう考えても、やっぱり是正する点があれば、せないかんなというふうな気持ちはあります。
一般質問、これまで3期12年間掛ける4、48回やってきました。交通安全のことも一生懸命やってきましたけれども、先日、西出水で生徒が車にはねられる事件も発生しました。大変心が痛みます。私もよく知ってる子でした。何とか無事になればいいなと思いますし、その前には隈之城小学校の正門前で、児童が登校中にはねられた事件あり、現場も見てきました。こんな身近なところではねられた。大人の目がなかったかなと思ってます。交通安全、それから児童・生徒を交通事故から守る。これは大人の責務であります。これからも、皆さん、大人として子供を交通事故から守る。その目になっていただきたいというのを最後に述べまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、質問者全員の質問が終わりました。
-------------------------------------------------------
△ 日程第2議案第32号・日程第3議案第33号
日程第4議案第34号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第2から日程第4までの条例議案3件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、ほか2件の提案理由を説明いたします。
議案第32号及び第33号につきましては、人事院勧告に基づき、市長、副市長及び教育長並びに病院事業管理者並びに本市職員の期末手当について、国の改定率に準じて、改正をしようとするものです。
それでは、改正の内容について説明します。
まず、出水市特別職の職員の給与に関する条例及び出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、市長、副市長及び教育長並びに病院事業管理者の令和4年度以降の期末手当の支給月数を、6月及び12月支給分ともに0.05月分引き下げるものです。
附則ですが、附則第1項では、この条例の施行期日を定め、附則第2項及び第3項では、令和4年6月の期末手当の額について、令和3年12月の期末手当の支給額に市長、副市長及び教育長については167.5分の10を、病院事業管理者については162.5分の10を乗じて得た額を減額した額とする特例措置を、附則第4項では、規則等への委任について定めております。
次に、出水市職員の給与に関する条例及び出水市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、第1条の改正は、出水市職員の給与に関する条例に規定する、一般職及び再任用職員の令和4年度以降の期末手当の支給月数を、6月及び12月支給分ともに、一般職は0.075月分、再任用職員は0.05月分引き下げるものです。
第2条の改正は、出水市一般職の任期付職員の採用等に関する条例に規定する特定任期付職員の令和4年度以降の期末手当の支給月数を、6月及び12月支給分ともに0.05月分引き下げるものです。
附則ですが、附則第1項では、この条例の施行期日を定め、附則第2項では、令和4年6月の期末手当の額について、令和3年12月の期末手当の支給額に同月1日時点で一般職であった者については127.5分の15を、再任用職員であった者については72.5分の10を乗じて得た額を減額した額とする特例措置を、附則第3項では、規則への委任について定めています。
次に、議案第34号出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、病院事業の経営が依然として厳しい状況にあり、病院事業職員の給料月額について、令和4年度も引き続き、独自の削減をせざるを得ない状況に鑑み、病院事業管理者の給料月額を、令和4年度も現行の削減率により、減額しようとするものです。
それでは、改正の内容について、説明いたします。
附則において、病院事業管理者の給料月額を18%削減する期間を、本年4月1日から令和5年3月31日までとするものです。
附則ですが、この条例は、本年4月1日から施行するものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で提案説明が終わりました。
これより、総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号を示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内といたします。質疑ございませんか。
○14番(中嶋敏子議員) まず、議案第32号のですね、ただいま市長のほうから提案されましたけれども、それぞれ市長、副市長、教育長、病院事業管理者の減額分が総額で幾らになるのかというのと、あと、33号についても、同じくそれぞれ分かってたらお答えください。
○山元周作総務課長 市長、副市長、教育長の減額分につきましては、共済費を含めまして46万7,000円の減額となります。それから、33号の一般職の分ですけれども、一般会計、特別会計を合わせたところで影響額としましては、約3,300万円程度になるものです。
○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 病院管理者の削減額でございますが、19万2,292円となっております。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております条例議案3件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で、自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑をされる事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
-------------------------------------------------------
△ 日程第5議案第30号・日程第6議案第31号
日程第7議案第24号・日程第8議案第25号
日程第9議案第26号・日程第10議案第27号
日程第11議案第28号・日程第12議案第29号
一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第5から日程第12までの各会計補正予算議案8件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、令和3年度出水市一般会計補正予算(第19号)ほか7会計に係る補正予算について提案理由を説明いたします。
まず、令和3年度の補正予算ですが、一般会計については、補正予算(第18号)の調製後に、国の補正予算に伴い、国庫補助金の内示があった事業や、保育士・幼稚園教諭等の処遇改善に係る予算措置のほか、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加内示を活用したコロナ対策事業費の計上及び財源変更など、それぞれ所要の予算措置を講じようとするものであり、また、病院事業会計補正予算(第9号)については、新型コロナウイルス感染症の市内における感染の拡大等に伴うPCR検査経費等を計上するものです。
また、令和4年度の補正予算ですが、先ほど、御説明いたしました出水市職員の給与に関する条例及び出水市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例等に基づく、期末手当の特例措置等に伴う給与費の調整や、新型コロナウイルスワクチン接種対象年齢の拡大に伴う経費のほか、令和3年度に引き続き、保育士・幼稚園教諭等を対象とした処遇改善臨時特例事業経費や、飲食店等への時短要請協力金に係る県への負担金について、所要の予算措置をそれぞれ講じようとするものであり、会期途中での補正予算の提案となったものでございまして、諸般の事情を御賢察の上、御理解を賜りたいと存じます。
初めに、令和3年度一般会計補正予算(第19号)について説明いたします。
補正予算第1条の歳出では、予算書17ページ、第3款民生費、児童福祉費の保育所一般管理費、障害児児童クラブも含めた放課後児童健全育成事業費及び保育士等処遇改善臨時特例事業費では、国の処遇改善臨時特例事業に伴う、会計年度任用職員保育士給与費の調整や私立保育所等への処遇改善に係る補助金を新規計上しました。本事業は、国の保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業に対応するもので、新型コロナウイルス感染症への対応など、最前線の現場において働く方々の賃金引上げを目的として行うものであります。なお、今回の国の交付金事業の対象とならない障害児児童クラブや小規模児童クラブにつきましても同様の対応が必要であると判断し、市単独での処遇改善に係る補助金を計上いたしました。また、放課後児童健全育成事業費においては、国の補助事業を活用し、社会福祉法人南嶺山福祉会が実施されます放課後児童クラブの移転建設に係る補助金を併せて新規計上しました。
続きまして、第6款農林水産業費、農業費の農業委員会一般管理費では、国の補助事業を活用し、農業委員の方々が現地確認をされる際の情報収集業務等の効率化のため、農地利用状況調査等用タブレット購入に係る経費を新規計上しました。
次に、食肉等流通体制整備事業費補助金では、国の補正予算に伴い、マルイ食品株式会社の食鳥処理加工施設整備に対する補助金を新規計上し、19ページ、観光施設維持補修費では、ラムサール条約湿地に登録された「出水ツルの越冬地」での、基本的な感染症対策やウィズコロナにおける観光客誘致を踏まえ、老朽化したツル観察センターの屋外トイレ整備工事費を新規計上しました。ツルの渡来時期前までの完成を期して事業を進めたいと考えております。
続きまして、第9款消防費の防災対策費では、避難所におけるコロナ対策や熱中症対策として、必要な間仕切りや大型扇風機などの備品購入費を新規計上しました。
第10款教育費、教育総務費のICT教育推進事業費では、1人1台のタブレットを小・中学校及び高等学校に導入し既に運用を開始しておりますが、コロナ対策も踏まえ、さらなるICT教育の推進を図るため、現在行っている授業や職員研修等の支援業務委託を継続して実施するため、所要額を新規計上しました。
19ページから21ページの小学校費、中学校費、高等学校費の教育設備整備事業費では、児童・生徒の出欠状況や成績処理など、現在、個別に管理している情報を一体的に管理することにより、教員の業務負担の軽減を図るため、統合型校務支援システム等導入経費をそれぞれ新規計上しました。また、小学校施設整備事業費では、国の補助事業を活用し、感染症対策のため、出水小学校ほか4校のトイレ洋式化等に係る改修工事費を新規計上し、中学校費の中学校教材費では、出水中学校及び米ノ津中学校への指定寄附がございましたので、寄附の趣旨に沿いまして、図書購入費を計上しました。
23ページ、幼稚園費の幼稚園一般管理費では、先ほど第3款民生費で説明しました保育士等と同様に、処遇改善に係る会計年度任用職員幼稚園教諭給与費を調整いたしました。
これに対します歳入としましては、国・県支出金、寄附金及び市債を追加計上し、地方交付税を調整しました。なお、国庫支出金においては、国の補正予算に伴う新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を追加計上し、対象事業への充当及び財源変更をしております。
次に、5ページ、補正予算第2条、繰越明許費の補正は、児童クラブ施設整備事業補助金ほか10件について、年度内の事業完了が見込めないことや、所要の工期確保等の関係から繰越明許費を設定するものです。また、補正予算第3条の地方債の補正は、小学校大規模改造事業を追加するもので、本条による補正後の市債の現在高は、予算説明書27ページの資料のとおりとなります。
以上が、本補正予算の内容ですが、今回の補正額は、5億2,680万円の追加で、これにより予算規模は、320億7,561万円となるものです。
次に、令和3年度病院事業会計補正予算(第9号)について説明します。
本補正予算は、新型コロナウイルス感染症の市内感染の拡大及び2月に発生した出水総合医療センターの院内感染に伴い、所要の調整を行うものです。
まず、第2条の業務の予定量では、発熱外来受診者数の増加に伴い、外来患者数を調整しました。
第3条収益的収入及び支出の収入では、医業収益において、業務の予定量の増加に伴い、外来収益を追加計上し、医業外収益において、新型コロナウイルス感染症に係る入院病床確保事業や医療従事者宿泊支援事業などの国庫補助金の収入見込額を計上しました。
また、支出では、医業費用においてPCR検査件数の増加に伴う、院内検査及び外部検査業務委託に係る経費や、医療廃棄物の増加に伴う処理業務委託経費を追加計上しましたほか、医療センターが負担すべき看護師等のPCR検査経費や、感染症病棟などで働く職員用の宿泊施設借り上げ経費を追加計上しました。
今回の補正により、収益的収入及び支出の病院事業収益で、1億2,964万円を追加し、これにより予算規模は、57億6,558万5,000円となり、病院事業費用で、2,441万7,000円を追加し、これにより予算規模は、53億1,911万5,000円となるものです。
続きまして、令和4年度の一般会計補正予算(第1号)について説明します。
今回の補正は、期末手当の特例措置等に伴う給与費や特別会計繰出金の調整のほか、予算書19ページから21ページの第3款民生費、児童福祉費の保育所一般管理費、私立保育所等運営費、障害児児童クラブも含めた放課後児童健全育成事業費及び保育士等処遇改善臨時特例事業費では、令和3年度に引き続き、国の処遇改善臨時特例事業に伴う会計年度任用職員保育士給与費の調整や私立保育所等への処遇改善に係る補助金を新規計上しました。
続きまして、第4款衛生費の新型コロナウイルスワクチン接種事業費では、接種対象年齢を拡大し、5歳から11歳までの子供のワクチン接種を、既に先日から開始しておりますことから、接種委託料の所要見込額を追加計上しました。コロナウイルスワクチンの接種につきましては、感染拡大防止としての重要な対策でございますので、今後においても、希望するすべての市民が安心して、早期に、また確実に接種できるように努めてまいります。
23ページから25ページにかけての第7款商工費の飲食店等緊急支援事業費では、先般の鹿児島県へのまん延防止等重点措置の適用を受け、県では、県内全域の飲食店等に営業時間の短縮を要請しており、1月27日から3月6日までの期間、要請に応じた市内飲食店等に支給される新型コロナウイルス感染症対策時短要請協力金に係る県への負担金につきまして新規計上しました。
27ページから29ページにかけましての、第10款教育費、幼稚園費の幼稚園一般管理費では、先ほど第3款民生費で御説明しました保育士等と同様に、令和3年度に引き続き、処遇改善臨時特例事業に伴う、会計年度任用職員幼稚園教諭給与費を調整しました。これに対します歳入としましては、国・県支出金を追加計上し、地方交付税を調整しました。
以上が、本補正予算の内容でありますが、今回の補正額は、9,916万円の追加で、これにより予算規模は、248億9,316万円となるものです。
次に、令和4年度国民健康保険特別会計補正予算(第1号)ほか4会計の補正予算でありますが、いずれの会計におきましても一般会計と同様に、職員給与費において、期末手当の特例措置に伴い、それぞれ減額するものです。
各会計補正予算の歳出における減額は、国民健康保険特別会計で、81万9,000円、介護保険特別会計で、125万4,000円、水道事業会計で、90万1,000円、下水道事業会計で、64万7,000円、病院事業会計で、1,912万9,000円となるものです。これらに対します歳入としましては、国民健康保険特別会計及び介護保険特別会計では、一般会計繰入金等を調整いたしました。
今回の補正により、予算規模は、国民健康保険特別会計が、74億9,718万1,000円、介護保険特別会計が、62億3,924万6,000円、水道事業会計の収益的収入及び支出の水道事業費用が、7億5,770万5,000円、資本的収入及び支出の資本的支出が、4億2,849万5,000円、下水道事業会計の収益的収入及び支出の下水道事業費用が、16億1,285万6,000円、資本的収入及び支出の資本的支出が、12億2,891万7,000円、病院事業会計の収益的収入及び支出の病院事業費用が、53億7,852万7,000円となるものです。
以上が、令和3年度一般会計補正予算(第19号)ほか7会計の補正予算に関する説明です。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、提案説明が終わりました。
これより総括質疑に入りますが、質疑をされるときは、議案番号、何ページと示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内といたします。質疑ございませんか。
○14番(中嶋敏子議員) 議案第30号についてお尋ねいたしますが、令和3年度一般会計補正予算(第19号)ですね。これは、国の特別対策に対する補正だということですけれども、これは2月からの支給に遡らなければ国の補助が付かないというのがあるかと思うんですけれども、実際そうなのかというのと、あと、その財源的に2月から9月までは国が100%補助だけれども。
○議長(杉本尚喜議員) 中嶋議員、ページ数は何ページになりますか。
○14番(中嶋敏子議員) 総括で言ってますから、全体として。この保育士とか、介護士とか、そういう人たちに対する特別支給ですけど、2月に遡って支給対象にするということと、あと財源の関係についてちょっと質疑をさせていただきたいということですので、よろしくお願いします。
○宮﨑毅財政課長 処遇改善の件でございます。国の処遇改善の特例事業に対応するものということでございまして、令和4年の2月分からの処遇改善ということになっております。
財源の関係につきましては、令和4年の2月から9月分までは国庫の補助事業と、補助金が交付をされるということになっております。それから10月以降につきましては、私立保育所等であるところは、通常の運営費の中ですね、公定価格の中で処遇改善の分が反映されるということになっております。
○14番(中嶋敏子議員) 10月以降については、運営費の公定価格の範囲内でということは、結局、園の持ち出しになることと理解していいのか。それか、何か交付税措置をされるみたいな話として、どこかで読んだような気がするんですけど、そこらをちょっと説明してください。
○冨田忍政策経営部長 持ち出しということではなくて、単価の改正がその分上乗せをされて改定をされますので、その上乗せ分の中で支給等をしていただくということになります。交付税措置については、財政課長のほうから申し上げます。
○宮﨑毅財政課長 今、政策経営部長が申し上げたとおり、私立保育所につきましては、公定価格の中で処遇改善分もちゃんと引上げをしてみられるということになります。あと、公立の保育士の関係ですね、会計年度任用職員の分であったりとかするところは、交付税の中でみられるということになっております。
○7番(吉元勇議員) 教育関係ですが、議案第30号一般会計補正予算(第19号)の21ページですが、小学校施設の整備事業でトイレを洋式化すると。田口課長のほうには少し問合せはしましたけど、いまいち理解したような、しなかったので、再度聞きますが、これはこの洋式化によって、もしかしたら1個当たりのトイレのスペースが広くなるというような感じがするんですが、それによってトイレの便器の数というか、個数が減るとなると、短い休み時間に集中すると、洋式にはなったけど個数が減るとなると、また新たな問題が出ますが、その点ちょっと説明できる点があればお願いしたいし、減るということであれば、その対策は何かあるんですかね。その辺までお願いします。
○田口保教育総務課長 トイレの洋式化につきましては、便器の和式を洋式化にやはり変えるとなると、基数は減ってはきますが、そこにつきましては、大規模な改修を行うところでは、その基数を含めまして学校等とも協議をしながら、これで足るのかどうかとか、その辺も含めながら進めておりますので、そこの点につきましては。若干減るという、面積的にやはり洋式化となりますと面積を取りますので、その基数につきましては、各学校と協議しながら整備を進めているところです。
○7番(吉元勇議員) 同じく、第19号の17ページの畜産業費の食肉等流通体制整備事業費補助金、ちょっと支出金の流れ的なものなんですが、いろんな事業で国庫支出金があれば、大方、行政の施策に支出するので、当然、出水市の行政が窓口になってするんですが、これは全部県の支出金で、相手が市内の業者、マルイ食品さんだと。これは出水市の行政が中に入るというのはどういうことかな。逆に言えば、県とマルイさんがやるという事業ではないんですね。これは市が入るというのはどういったことですかね、流れとしては。
○春田和彦農林水産部長 今回のマルイ食品株式会社の事業につきましては、国の国庫補助になりますが、これにつきましては、申請等は市も通してしますけれども、補助自体は、いわゆるトンネルと言いますか、国から来た分が県を通して市を通してマルイさんのほうに行くというような形でございます。
○7番(吉元勇議員) トンネルという言い方もよく分からん、トンネルなんでしょうけど。よく我々議員も言いますけども、これだけ3億円の支出金であれば、市の行政も何らかの形で関わったということであれば、この加工施設の入札といいますか、依頼先が、例えば、地元の企業をお願いするといったような立場に出水市行政はあるのかどうか。ちょっと、もう二、三年前の話ですけど、GPセンターのことでいろいろとちょっとその辺の地元企業とのことがあって、私もうんと事実確認まで行かなかったんですけど、問題があったので、この大きな3億円の補助金、これについて地元企業を使うといったことについて、出水市行政は何らかのことが言える立場にあるのかどうか。その辺ちょっと答弁できる点があれば。
○春田和彦農林水産部長 実際は、企業がされる事業ですので、市のほうからいろいろそういう要望というのは厳しい面もあろうかと思いますけれども、最終的には企業さんが判断をされて、事業としてされるというふうに考えております。
○7番(吉元勇議員) なぜこういう質疑をするかというと、マルイさんについては鳥インフルエンザのことの関係で、私が言うのも何ですけど、地元の建設業者や地元の自治体、場合によっては地域、いろんな方のお世話になる中で、出水市の行政としては、それをもう鑑みてのお願いという立場に私はあるのではないかと思ってますが、その辺も酌んだ地元企業のお願いということも、やっぱり私はやるべきではないかと思ってるんですが、その辺も酌んだ答弁が何かできればお願いします。
○春田和彦農林水産部長 マルイ農協さんといろいろお話しする中で、常々、地元への貢献、地元への協力というのは常々おっしゃっていらっしゃいます。そういう点から、ある程度考えていただけるものと思っております。
○16番(道上正己議員) 議案第24号令和4年度一般会計補正予算(第1号)の21ページです。細目の04新型コロナウイルスワクチン接種事業について、ちょっとお伺いしたいと思います。
ワクチン接種を受けて、それぞれ感染防止、抑制、そして感染しても重症化しないというありがたいワクチンを接種されて、私ももう3回打ちましたけれども、その中身がほとんど分かっていない中で、ありがたいなと思ってるんですが、1人当たりワクチンの接種というのが1本と言っていいんですかね、1人当たり接種するワクチンがどれだけするのか。それと、また医師の方にそれぞれ接種していただくんですが、1人当たりの医師接種費用といいますか、看護師も含めてですので、それだけ入ってると思うんですが、どのようになっているのかお尋ねしたいと思います。
○谷川弘之健康増進課長 接種委託料についてということだと思いますけれども、ワクチンの値段については、ちょっとこちらのほうにお知らせがないもんですから、幾らぐらいかかってるかというのはちょっと分からないんですが、医療機関に支払います接種委託料、1回当たり2,277円となっているところです。
○16番(道上正己議員) 全体的な1人当たりの費用ですけれども、これはやっぱりワクチン1本当たりというのは、それぞれメーカーもあったりですので、言いかねるのか分かりませんけど、国民としては、受ける人としては、やっぱり製造費用とか、いろんなのを事業としては考えるわけですが、どのような形で値段が決まってくるのかというのも知りたい一つであるわけです。と言いますのも、それぞれ事業経営、市、行政も含めて、やっぱりそこら辺のところは出せないものなのか、そこら辺のところをどのように接種費用として全体は出てくるけど、個別に分からないというところは、どうしようもないところなんですか。誰かそこに対してお考えがある方がいらっしゃったら御答弁願いたいと思います。
○冨永栄二保健福祉部長 先ほど、1回当たりの単価を申し上げました。あと、ワクチンの供給については、全て国のほうから供給されます。全て国が現物、いわゆるワクチンをそのまま県を通じて市に幾ら配分をしますと。それはもう直接配送されて、現物が来るもんですから、実質私どもがそれがどれだけかかってるかというのは、実際分からないところでございます。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております各会計補正予算議案8件におきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で、自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑をされる事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
-------------------------------------------------------
△ 日程第13 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第13、議案の訂正について(議案第23号出水市環境基本計画の策定について)を議題といたします。
訂正理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、議案第23号出水市環境基本計画の策定についての訂正についてでありますが、同議案の一部を訂正することについて、承認をお願いするものです。
訂正の内容につきましては、この後、市民部長から説明をさせますので、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。
○揚松智幸市民部長 議案第23号出水市環境基本計画の策定についての訂正について、御説明します。
訂正箇所は、訂正表にありますとおり、52ページ「エ 自然災害」の17行目から20行目までになります。
本市内の土砂災害警戒区域等の箇所数について記載をしておりましたが、当該区域等は随時更新されますことから、具体的な数値を記載するのではなく、土砂災害防止法に基づく警戒区域等が複数箇所指定されていることについて記載するよう訂正するものです。
議案上程後の訂正ということで、大変御迷惑をおかけして申し訳ありませんが、議案の訂正をお願いいたします。
○議長(杉本尚喜議員) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案訂正の件は、承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第23号の訂正の件は承認することに決定いたしました。
-------------------------------------------------------
△ 散 会
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。よって、本日はこれで散会いたします。第5日の会議は3月18日に開きます。御苦労さまでした。
午後2時10分 散 会
-------------------------------------------------------
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
- 210 -