令和4年出水市議会第1回定例会会議録第1号
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令和4年2月21日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 20名
1番 南 鶴 洋 志 議員
2番 橋 口 住 眞 議員
3番 上須田 清 議員
4番 日 髙 信 一 議員
5番 北御門 伸 彦 議員
6番 枦 山 卓 二 議員
7番 吉 元 勇 議員
8番 土 屋 工 吉 議員
9番 鶴 田 均 議員
10番 田 上 真由美 議員
11番 杉 本 尚 喜 議員
12番 出 水 睦 雄 議員
13番 鶴 田 悌次郎 議員
14番 中 嶋 敏 子 議員
15番 宮 田 幸 一 議員
16番 道 上 正 己 議員
17番 榎 園 隆 議員
18番 垣 内 雄 一 議員
19番 築 地 孝 一 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
戸 﨑 基 夫 くらし安心課長
益 山 剛 くらし安心課防災対策監(参事)
宮 﨑 毅 財政課長
大 田 直 子 財政課課長補佐兼財政係長
松 岡 秀 和 企画政策課長
青 﨑 譲 二 企画政策課秘書監(課長補佐)
冨 永 栄 二 保健福祉部長
双 津 真 安心サポート専門監(参与)
阿 多 広 隆 安心サポートセンター長
田 口 宏 幸 福祉課長
中 里 豊 福祉課福祉総務係長
谷 川 弘 之 健康増進課長
田 畑 幸 二 いきいき長寿課長
平 原 義 浩 いきいき長寿課介護保険係長
高 口 悟 こども課長
揚 松 智 幸 市民部長
松 原 淳 市 市民生活課長
森 山 佐 知 市民生活課課長補佐兼住民年金係長
山 口 寿 市民生活課健康保険係長
堂之上 健 二 生活環境課長
東 原 敏 郎 生活環境課生活環境係長
新 森 章 悟 税務課長
神 嵜 洋 子 税務課課長補佐兼課税係長
春 田 和 彦 商工観光部長(農林水産部長兼補)
中 原 克 章 農政課長
中 村 孝 文 農林水産整備課長
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
小田原 豊 道路河川課長
東 畠 賢 一 高尾野支所長(支所庁舎建設部長兼補)
吉ケ島 英 章 野田支所長
鮫 島 幸 二 病院事業管理者
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
﨑 迫 真 也 出水総合医療センター総務課長
今 川 武 出水総合医療センター総務課課長補佐兼財政係長
宇 都 眞由美 出水総合医療センター医事課長
大 平 伸 章 消防長
川 曲 徹 消防本部警防課長
道 添 正 樹 消防本部警防課消防団係長
大久保 哲 志 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
田 口 保 教育総務課長
冨 田 宏 選挙管理委員会委員長
吉 本 純 久 代表監査委員
横 峯 均 農業委員会会長
今 釜 博 泰 公平委員会委員長
山 村 祐一郎 下水道課長
西 郷 博 行 下水道課技術主幹兼建設維持係長
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議会事務局
髙 橋 正 一 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
中 村 勇 士 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北 紘 至 主査
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付議した事件
意見第1号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
意見第2号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度出水市一般会計補正予算(第17号))
議案第17号 出水市子育て支援室の設置及び管理に関する条例及び出水市農業者健康管理センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第18号 出水市部設置条例の一部を改正する条例の制定について
議案第19号 出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第20号 出水市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第21号 出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第22号 出水市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
発議案第1号 出水市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
議案第11号 令和3年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議案第12号 令和3年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第13号 令和3年度出水市介護保険特別会計補正予算(第4号)
議案第14号 令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第4号)
議案第15号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第8号)
議案第16号 出水市都市下水路条例の制定について
議案第23号 出水市環境基本計画の策定について
議案第10号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)
議案第1号 令和4年度出水市一般会計予算
議案第2号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計予算
議案第3号 令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計予算
議案第4号 令和4年度出水市介護保険特別会計予算
議案第5号 令和4年度出水市交通災害共済特別会計予算
議案第6号 令和4年度出水市地方卸売市場特別会計予算
議案第7号 令和4年度出水市水道事業会計予算
議案第8号 令和4年度出水市下水道事業会計予算
議案第9号 令和4年度出水市病院事業会計予算
午前10時00分 開 会
△ 開 会
○議長(杉本尚喜議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和4年出水市議会第1回定例会を開会いたします。
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△ 開 議
○議長(杉本尚喜議員) これより本日の会議を開きます。
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△ 日程第1会議録署名議員の指名
○議長(杉本尚喜議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、4番日髙信一議員、5番北御門伸彦議員、6番枦山卓二議員を指名いたします。
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△ 諸般の報告
○議長(杉本尚喜議員) 令和3年第4回定例会以降の諸般の報告を申し上げます。
諸会議の出席報告につきましては、お手元に配付のとおりであります。その配付してあります諸会議の概要及び監査委員から報告のありました例月出納検査の結果につきましては、事務局に保管してあります資料により御承知おき願いたいと存じます。
公の施設の指定管理者監査の結果につきましては、その写しを議員皆様へ送付しておきました。
また、市長から提出のありました諸会議の出席報告は、皆様の議席にその写しを配付しておきました。
以上が、議長としての主な報告事項であります。これで、諸般の報告を終わります。
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△ 議会運営委員長の報告
○議長(杉本尚喜議員) ここで議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(田上真由美議員) おはようございます。本定例会の会期及び日程について、議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
まず、会期日程について申し上げます。2月22日から3月2日までは休会とします。3月3日、4日、7日、8日は、本会議第2日、第3日、第4日、第5日の会議を開き、一般質問を行います。3月9日から17日までは休会とし、この間の3月9日、10日及び11日は、付託されました案件の委員会審査を行っていただきます。3月18日は本会議第6日の会議を開き、休会中審査事件の委員長報告の後、採決を行います。また、新たに意見書等の申出があったときは、この日に上程することといたします。以上が、会期日程等の概要でございます。
なお、一般質問の通告期限は2月24日正午までとなります。質問をされる方は通告書に所定の事項を記載し、提出されるようお願いいたします。一般質問提出時に発言順位の抽選を行います。一般質問は、申し合わせにより3月7日を除き、1日におおむね4人としていますが、質問通告者が13人に満たなかった場合は3月7日を休会といたします。また、質問通告が9人に満たなかった場合は、委員会審査予定日を変更し、委員会審査を行っていただきます。
以上のことから、本定例会の会期は、本日から3月18日までの26日間と定めました。
次に、本日の議事日程について申し上げます。日程第3及び日程第4の人権擁護委員候補者推薦の人事議案2件を一括上程、日程第5の承認議案を個別に上程、日程第6から日程第11までの条例議案6件を一括上程、日程第12の発議案を個別に上程、日程第13から日程第17までの令和3年度各会計補正予算議案5件を一括上程いたします。日程第3から日程第17までは、いずれも委員会付託を省略し、即決の取扱いといたします。日程第18及び日程第19の条例議案1件と環境基本計画の策定議案1件を一括上程、日程第20の令和3年度一般会計補正予算議案を個別に上程、日程第21から日程第29までの令和4年度各会計予算議案9件を一括上程します。日程第18から日程第29までは、提案理由説明後、これらの議案に対する総括質疑を行います。総括質疑後、委員会付託区分表のとおり、関係常任委員会に付託いたします。
皆様の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
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△ 日程第2会期及び会期日程の決定
○議長(杉本尚喜議員) 日程第2、会期及び会期日程の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の会期及び会期日程については、議会運営委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日から3月18日までの26日間とし、会期日程については、配付いたしております会期日程表のとおりとすることに決定いたしました。
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△ 議事日程の報告
○議長(杉本尚喜議員) 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおり定めました。
令和4年出水市議会第1回定例会
議 事 日 程 第 1 号
令和4年2月21日 午前10時 開 議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期及び会期日程の決定
第3 意見第1号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
第4 意見第2号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
第5 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度出水市一般会計補正予算(第17号))
第6 議案第17号 出水市子育て支援室の設置及び管理に関する条例及び出水市農業者健康管理センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第7 議案第18号 出水市部設置条例の一部を改正する条例の制定について
第8 議案第19号 出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第9 議案第20号 出水市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第10 議案第21号 出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
第11 議案第22号 出水市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第12 発議案第1号 出水市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
第13 議案第11号 令和3年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
第14 議案第12号 令和3年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
第15 議案第13号 令和3年度出水市介護保険特別会計補正予算(第4号)
第16 議案第14号 令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第4号)
第17 議案第15号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第8号)
第18 議案第16号 出水市都市下水路条例の制定について
第19 議案第23号 出水市環境基本計画の策定について
第20 議案第10号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)
第21 議案第1号 令和4年度出水市一般会計予算
第22 議案第2号 令和4年度出水市国民健康保険特別会計予算
第23 議案第3号 令和4年度出水市後期高齢者医療特別会計予算
第24 議案第4号 令和4年度出水市介護保険特別会計予算
第25 議案第5号 令和4年度出水市交通災害共済特別会計予算
第26 議案第6号 令和4年度出水市地方卸売市場特別会計予算
第27 議案第7号 令和4年度出水市水道事業会計予算
第28 議案第8号 令和4年度出水市下水道事業会計予算
第29 議案第9号 令和4年度出水市病院事業会計予算
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△ 議 事
○議長(杉本尚喜議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第3意見第1号・日程第4意見第2号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第3及び日程第4の人権擁護委員の候補者推薦の意見を求めることについて、2件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 おはようございます。
ただいま一括上程されました人権擁護委員候補者推薦の意見を求める議案2件について、提案理由を説明します。
現在、本市には法務大臣から人権擁護委員として9人が委嘱されており、任期は3年です。委員のうち、橋口靖一氏及び福井宏子氏の任期が本年6月30日をもって満了することから、鹿児島地方法務局から推薦依頼があり、両氏を再任として推薦するため、議会の意見を求めるものです。
両氏の履歴はお手元に配付してある参考資料のとおりですが、橋口氏は平成25年4月から人権擁護委員として3期9年、精力的に職務を遂行され、令和2年に川内人権擁護委員協議会会長に、令和3年には鹿児島県人権擁護委員連合会副会長に就任され、広域的に活躍されています。
また、民生委員・児童委員も務められ、自治会長としても地域住民のために積極的に活動されています。
福井氏は、令和元年7月から人権擁護委員として1期3年、精力的に職務を遂行してこられました。在宅介護支援センターの生活支援コーディネーターとして勤務する傍ら、本市の食生活改善推進委員、スポーツ推進委員などとして、子供から高齢者まで幅広く市民と交流され、御活躍いただいています。
このように、橋口氏及び福井氏ともに、人格職見ともに高く、広く社会の実情にも精通されていることから適任と考え、両氏を推薦しようとするものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 意見第1号人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて、これから質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) まず、橋口さんの人権擁護委員候補者推薦のことについてですが、市長から福井さんも含めて、精力的にやっていただいているというような説明がありました。
具体的に、精力的にやっているということを紹介する点があれば、橋口さんについて紹介できる点があれば紹介していただきたいですが。
○揚松智幸市民部長 おはようございます。
橋口さんにつきましては、出水市内では年間に大体24回程度、人権教育がありますが、橋口さんについては野田地域を中心として、そういう教室等に参加をされ、御講演をいただいているというところです。
○7番(吉元勇議員) 現在、世の中というか世界的にSDGsのことが叫ばれるというか、それに向かって目標が幾つかあって、それに国あるいは自治体、いろんな団体含めて入っていますけども、橋口さんは昭和28年生まれということで69歳ということで、昭和の中でどっぷり過ごされた方で、こういった方々は僕に言わせると、このSDGsの中の特にジェンダー平等のことなんかを、どう理解されているのかというような感じがあります。
このジェンダー平等のことについては、橋口さんも例えば理解して積極的に取り組んでいるとか、私は学校の男女混合名簿の導入に向けて活動したように、こういったことにも明るいといったような点で紹介できる点があれば、お願いしたいところですが。
○揚松智幸市民部長 この人権教育につきましては、各学校から「今回はこういうテーマをしてほしい」というようなことで、今行かれておりますので、そこにたけていらっしゃるかどうかというのは私は判断ができません。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
本案は申し合わせにより、委員会付託を省略します。
これに対して、御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び鶴田悌次郎議員から無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは、会議規則第71条第1項の要件を満たしております。
よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き19名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので、御注意願います。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
[投票]
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで、投票を終わります。
[開票]
○議長(杉本尚喜議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数19票、有効投票19票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち、賛成19票、反対ゼロ票、うち白票ゼロ票。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、本案は異議なしと答申することに決定いたしました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
○議長(杉本尚喜議員) 次に、意見第2号人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて、これから質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) 先ほどのことと同じですが、福井さんについて精力的に活動していただいているという点がありますが、紹介できる点があればお願いしたいと思います。
○揚松智幸市民部長 福井さんにつきましては、令和3年度に出水小、西出水小、下水流小など小学校を中心に回っておられます。
また、福井さんにつきましては、活動の分野が女性・子供・高齢者・障害のある人というふうに活動をされております。保健指導員等もされ、精力的に動かれているものと考えます。
○7番(吉元勇議員) 福井さんは明日が誕生日ということで、精力的に今後も活動されるんだろうと思いますが、先ほどの橋口さんについても野田の方、それから福井さんについても野田地域の方、ほかの擁護委員の方もそれぞれ地域があるわけですけど、今回野田、野田ということで、この地域のバランス云々というのは、特にこの擁護委員の選任に当たってはあまり関係ないところと理解してよろしいですか。
○揚松智幸市民部長 たまたま今回、野田の方々がここで満期を迎えられるということで、それ以外にも出水地域であり、高尾野地域であり、今現在もいらっしゃいます。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
本案は申し合わせにより、委員会付託を省略します。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び鶴田悌次郎議員から無記名投票にされたいとの要求書が提出されおります。これは、会議規則第71条第1項の要件を満たしております。
よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き19名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので、御注意願います。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
[投票]
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等はございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで、投票を終わります。
[開票]
○議長(杉本尚喜議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数19票、有効投票19票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち、賛成19票、反対ゼロ票、うち白票ゼロ票です。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、本案は異議なしと答申することに決定いたしました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
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△ 日程第5承認第1号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第5、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(令和3年度出水市一般会計補正予算(第17号))を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました令和3年度出水市一般会計補正予算(第17号)の専決処分の承認を求めることについて、提案理由を説明します。
専決処分をしました補正予算は、国の補正予算に伴う住民税非課税世帯等に対する給付金支給事業に伴う経費でございまして、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、様々な困難に直面した方々への生活・暮らしの支援としての給付金を速やかに支給するため、緊急の予算措置が必要となりましたので、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、1月6日に専決処分を行ったものです。
議員の皆様におかれましては、諸般の事情を御賢察の上、御理解賜りたいと存じます。
補正予算第1条の歳出では、予算書13ページ、第3款民生費の住民税非課税世帯等臨時特別支援事業費では、給付金及び給付事務に係る経費をそれぞれ新規計上しました。
今回の給付対象世帯及び給付額は、住民税非課税世帯等に対して1世帯当たり10万円を支給するもので、本給付金の趣旨を踏まえ、既に2月4日から順次振り込みを開始し、2月21日現在、6,441世帯、対象世帯の約8割の世帯へ給付金を支給したところです。
これに対します歳入としましては、同額の国庫支出金を計上しました。
以上が、本補正予算の内容でございますが、今回の補正額は11億8,140万円の追加で、これにより予算規模は、317億1,419万9,000円となるものです。
よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 承認第1号専決処分の承認を求めることについて(令和3年度出水市一般会計補正予算(第17号))について、これから質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) 本提案は専決処分の承認でございますが、専決処分についてはいろんな自治体の議会でどういう議論をやっているかどうか分かりませんけれども、1月6日に専決をしたということで、その上に書いてある「議会を招集する時間的余裕がないと認め」ということですが、つまり、国の国会が閉じてから日程的に余裕がなかったとしても、例えば1月4日から仕事始めとなったとして、その間に議会に臨時会を開くということが困難であろうということがあっての1月6日の専決処分といったような、そういったことだと私は理解するのですが、それでも臨時議会をやってもよかったなと思っているんですけど、まずはその日程的なもの、招集する時間的余裕がないというのは、そういったことでしょうか。
○冨田忍政策経営部長 暮れの12月の確か23日が最終本会議で、第4回定例会だったと思います。そこに、最終日にも追加議案を送らせていただきましたけれども、その前に国から明確な支給の方法あるいは支給対象者、国の要綱等が定まっておりませんでしたので、第4回定例会では議案をお送りできなかったということでございます。
その後、国のほうも最終的に固まってまいりましたので、その取扱いの要綱等を受けて議案の準備に入ったところでございます。そうしまして、2月に入れば支給を開始するというのが国の方針、県の方針でございまして、他市等もそういう動きをしておりました。
出水市においても一刻も早く送付をするという方針でおりましたので、このような日程でさせていただきました。先ほど市長も申し上げましたが、2月4日に最初の振り込みをしたところでございます。そうしますと、予算措置はどうしても3週間以上前にお願いをせざるを得ないと。第4回定例会が終わって、年明けすぐにというのが時間的な制約でございました。年明けの4日、5日に臨時をすればよかったんじゃないかという趣旨かと思いますけど、それよりも専決をさせていただいて、全員協議会等できちんと報告をさせていただくと、そういう趣旨で議案の扱いを進めてきたところでございます。
○7番(吉元勇議員) ちょっと事務手続のことをお伺いします。
例えば、1月6日に専決処分をされたわけですが、考え方によっては1月6日の臨時議会を市長が招集するといったような流れをもったときに、1月4日の仕事始めからスタートしたときに、1月6日に臨時議会を招集するというのは、資料の準備だとかあるいはその辺の事務手続のことが、物理的にできなかったということですか。できたけれども、やはり緊急には招集するのもいかがなものかということの判断ですか。その資料の準備、物理的な点において1月6日の臨時議会招集はできなかったということですか。
○冨田忍政策経営部長 物理的なと申しますか、6日に臨時会でお願いする、そういう場合に当たっては、これまでの慣例に従いますと3日前に議案を送付すると、そうなりますと、議案の送付は前年度ということになります。コロナ対応等で数十に渡って現在20回弱の補正予算も計上しております。そこも含めて、年末も必死に予算編成作業は財政課のほうも進めております。もう日程的に、そこがぎりぎりであったと私自身は考えております。国の要綱等が明確に出され、予算準備をしてから6日の臨時会というのは日程的に議会との関係においても、大変難しいことだったと考えております。
○14番(中嶋敏子議員) この住民税非課税世帯等臨時特別給付金となっておりますので、全員協議会でも説明されたと思いますけど、住民税非課税世帯が9,000世帯と家計急変世帯が2,700世帯だったでしょうか。こういうふうに見込んだ上で、この予算計上をされているのかなと理解していいのかですね。
それと、今おっしゃった2月21日、今日現在ですね、6,441世帯、対象世帯の8割にもう既に給付されたということでしたけれども、この中には家計急変世帯というのも含まれているのか。含まれていないとすれば、家計急変世帯分については現時点でどれぐらいなっているかお答えください。
○冨永栄二保健福祉部長 予算計上につきましては、議員おっしゃるとおり、非課税世帯については9,000世帯、それと家計急変世帯数については2,700世帯ということの予算計上になっております。
それと、市長が先ほど御説明させていただいた中では、非課税世帯の方についての振込件数を申し上げております。その他、家計急変世帯につきましては、現時点では21件、受付をしております。それと、2月21日現在で13件、振り込みをしているところでございます。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
本案は申し合わせにより、委員会付託を省略いたします。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○7番(吉元勇議員) 承認第1号、専決処分の承認を求めることについて(令和3年度出水市一般会計補正予算(第17号))について、意見を述べまして賛成討論といたします。
今回の住民税非課税世帯等臨時特別支援事業費補助金は、約12億円の補正であります。金額的には非常に大きい補正であります。状況は十分認識しており、必要な補正予算だと、早急に支給してもらいたいという考えはありますが、先ほど質疑の中で申しましたけれども、専決については今回12億円近いお金であったことを考えますと、市長サイドも非常に議会への配慮があったと思いますが、我々というか私は常に臨時議会の招集については、いつでもお願いしたいといったような気持ちを持っています。
さらに、この12億円については大きなお金でありますし、物理的にも可能であれば、やってもよかったんじゃないかなと思っていますし、今後の参考にしていただきたいと思います。
住民非課税世帯に早急な支給をするという市長のスピード感を持った姿勢は、相変わらず敬意を表するところでありますが、約12億円の予算、それから議会に配慮するというよりも、議会を信頼して臨時議会を開くといったような姿勢も、今後は大事かなと思います。そういう議会で我々はありたいとも思っております。
以上を述べまして、賛成討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ここで、議員の皆様方に申し上げます。
ただいま吉元議員から、意見を付してという討論でございましたけれども、討論とは現に議題となっている事件に対して、自己の賛成または反対の意見を表明する場でございます。
討論の目的は、自己の意見に反対するもの及び賛否の意思を決めていないものを自己の意見に賛同させること。また、討論は提案者に対して行うものではございません。したがって、意見を付して賛成・反対は発言すべきではないとされております。
討論する場合は、冒頭に賛成または反対を明らかにし、続いて、その理由を明確に述べるのが望ましいとされておりますので、御注意願います。
ほかに討論ございませんか。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております承認第1号、専決処分の承認を求めることについて、賛成の立場で討論したいと思います。
先ほど説明がありましたように、住民税非課税世帯等臨時特別給付金の給付事業費ですけれども、大変大きな予算が入ってきているわけですけれども、専決処分については私自身も議会を開くべきではなかったかなと。県内でも専決処分にしたところ、議会を開いて対応したところがあるようですので、そこについては可能な限り、議会に提案をして意見を求めていただきたいなと私自身も考えております。
この対象世帯に対しての6,441世帯の8割に給付をされたということは、非常に速いペースで進めてくださっているのかなと考えるわけですけれども、この家計急変世帯の方ですね、私もいろんな形で相談を受けたりしておりますけれども、なかなかいろんな状況の方がおられて、自分が対象になるのか、どうなのかというのも分からない方もたくさんおられるようにお見受けしております。だから、ここは私どもとしても、なるだけ丁寧にですね。例えば防災無線等を活用したり、様々な形で広報をして、今予定されております2,700人というのは非常に大きな数ではないかなと思いますので、議会としては、対象の方が一人も漏れることがないように周知徹底をしていただくことを求めていくべきではないかと、そういうことを述べた上で、予算そのものには賛成したいと思います。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は承認されました。
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△ 日程第6議案第17号・日程第7議案第18号
日程第8議案第19号・日程第9議案第20号
日程第10議案第21号・日程第11議案第22号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第6から日程第11までの条例案6件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括して上程されました出水市子育て支援室の設置及び管理に関する条例及び出水市農業者健康管理センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、ほか5件の提案理由を説明します。
まず、出水市子育て支援室の設置及び管理に関する条例及び出水市農業者健康管理センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明いたします。
平成29年10月に出水市老人福祉センター内に開所した子育て支援室は、利用者が多く、手狭となっていたことから、高尾野農業者健康管理センターへ移設する計画で、建物や設備等の改修工事を行ってきたところです。
本案は、本年4月から移設するために、関係条例の改正をしようとするものです。
それでは、改正の内容について説明いたします。
第1条の出水市子育て支援室の設置及び管理に関する条例の一部改正では、子育て支援室の移設により同条例第2条に規定する施設の位置を改め、第2条の出水市農業者健康管理センターの設置及び管理に関する条例の一部改正では、子育て支援室の移設に伴う改修により、同センターの施設の一部が使用することができなくなるため、使用料の表から削るものです。
附則ですが、この条例は本年4月1日から施行するものです。
次に、出水市部設置条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、新支所庁舎建設事業が今年度をもって完了することに伴い、支所庁舎建設部を廃止しようとするものです。
新支所庁舎建設に当たり、平成30年8月に支所庁舎建設部を設置し、事業を進めてきましたが、両支所庁舎は令和2年度に開庁し、今年度中には外構等の附帯工事及び旧野田支所庁舎の跡地整備が完了するところです。
附則ですが、この条例は本年4月1日から施行するものです。
次に、出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、市長の附属機関である出水市児童虐待再発防止検討委員会の所掌事務について審議が終了したため、同委員会を廃止しようとするものです。
本委員会は、令和元年8月に発生しました市内4歳女児死亡事案について、県の検証結果を踏まえ、報告内容の検証及び再発防止策等について御審議いただき、昨年6月16日に提言書の取りまとめが終わり、同日提出されました。
また、昨年12月20日には、第6回の会議が開催され、本市の取組状況、施策の進捗状況を報告し、委員の皆様からは、おおむね順調に進捗しているとの評価をいただいたところであり、同日をもって本委員会での全ての審議を終了したところです。
今後は、鹿児島県中央児童相談所、出水郡医師会、出水警察署等の代表者で構成される出水市要保護児童対策地域協議会代表者会議において、取組状況等を報告することとしております。
附則ですが、この条例は公布の日から施行するものです。
次に、出水市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、昨年8月に人事院が行った国家公務員の育児休業等に関する法律の改正についての意見の申出を受け、国家公務員に係る妊娠・出産・育児等と仕事の両立支援のために講じる措置のうち、非常勤職員の育児休業・介護休暇等の取得要件が、本年4月1日から緩和されることに伴い、本市職員についても、国に準じて改正しようとするものです。
それでは、改正の内容について説明いたします。
第2条及び第18条の改正規定は、非常勤職員の育児休業の取得要件のうち、引き続き在職した期間が1年以上としている要件を廃止するものです。
第22条では、職員から妊娠または出産等についての申出があった場合の任命権者が行う措置を、第23条では、育児休業の承認の請求が円滑に行われるよう講じる措置を新たに規定しております。
附則ですが、この条例は本年4月1日から施行するものです。
次に、出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、国民健康保険税率の見直し及び国民健康保険法等の一部改正に伴い、所要の改正を行うものです。
まず、国民健康保険税率の見直しについては、県国民健康保険運営方針において、国民健康保険税率を令和5年度までに、資産割を除く所得割、均等割、平等割の3方式で標準的な賦課割合にすることが定められており、段階的に見直しを行いつつ、国民健康保険事業費納付金に必要な税額を確保しようとするものです。
次に、国民健康保険法等の一部改正については、子育て世帯の経済的負担の軽減の観点から、国民健康保険の納税義務者の属する世帯内に未就学児である被保険者がいる場合、当該未就学児分の基礎課税額及び後期高齢者支援金等課税額の均等割を5割軽減し、その軽減分を国と地方の公費により負担するための改正が行われ、本年4月1日から施行されることによるものです。
それでは、主な改正の内容について説明いたします。
まず、第4条、第7条及び第9条の改正規定は、資産割を基礎課税額3.75%、後期高齢者支援金等課税額1.5%、介護納付金課税額1.25%、合計で6.5%引き下げるものです。
次に、第7条の2の改正規定は、後期高齢者支援金等課税額の均等割を1,000円引き上げるものです。
次に、第23条第1項第1号から第3号までの改正規定は、中低所得世帯に係る7割・5割・2割の法定軽減額を改正するものです。
次に、第23条に第2項を追加する改正規定は、国民健康保険の納税義務者の属する世帯内に未就学児である被保険者がいる場合、当該未就学児分の基礎課税額及び後期高齢者支援金等課税額の均等割に係る法定軽減額を規定するものです。
以上が主な改正内容であり、その他、引用条文等の整理等を行っております。
なお、この改正案については、本年1月19日に開催された出水市国民健康保険運営協議会において、全会一致で御承認いただいたところです。
附則ですが、附則第1項では、この条例の施行期日を定め、附則第2項では、適用区分を定めています。
次に、出水市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、総務省消防庁が消防団員の報酬等の基準を定めたことに伴い、現在、費用弁償として支給している出動手当を出動報酬として支給するため、所要の改正をするものです。
それでは、改正の内容について説明します。
第12条の改正規定は、団員への報酬を年額報酬及び出動報酬とし、出動報酬の額については現行の出動手当と同水準で定め、その支給方法等については規則で定めることとするものです。
第13条の改正規定は、第12条で出動報酬を規定することに伴い、出動手当に関する規定を削除し、支給方法等を規則で定めることとするものです。
附則ですが、この条例は本年4月1日から施行するものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第17号出水市子育て支援室の設置及び管理に関する条例及び出水市農業者健康管理センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
○2番(橋口住眞議員) 子育て支援室移転の広報を、今後どのように具体的に考えていらっしゃるのか教えてください。
○高口悟こども課長 今後の広報についてお答えいたします。
今、広報いずみのほうに掲載を予定しておりますことと、子育て支援アプリのほうでもお知らせする予定でございます。
そして、現在の子育て支援室には張り紙をしまして、現在の利用者の方々にはそれぞれ周知を行っているところでございます。
○2番(橋口住眞議員) 努力していただいていると理解をいたします。
この子育て応援室は、ツルと歴史のまち応援基金、5,900万円を投入しての移設となります。これは、現在使用していらっしゃる方だけでなく、今まで使用していらっしゃらなかった子育て世代への方の子育て支援の拡大という意味も込めまして、今後、利用されてこなかった方々に対して、例えば保育園、幼稚園、美容室等々の広報は考えておられないかお伺いをいたします。
○冨永栄二保健福祉部長 もう既に、各保育園とかそういう幼稚園のほうにも、それぞれパンフレット等をお配りして、既に広報をしております。
今回、新しく設置もいたしますので、また改めて、そちらのほうは広報したいということで進めております。
○2番(橋口住眞議員) 大変、いろいろ拡大広報をされていると理解をいたします。
あと、看板等の設置はどのように考えていらっしゃるか教えてください。
○高口悟こども課長 看板等の設置でございますが、まず県道から入るところにつきまして、現在看板を設置しておりますが、まだ4月からということもあり、設置条例を提案しているということもありますので、子育て支援室の部分については、今見えないような形で、既に設置をしております。また、敷地の入り口にも設置をしておりまして、さらに建物の入り口にも1階部分について看板のほうは設置をしているところでございます。
○7番(吉元勇議員) 現在の子育て支援室は、出水市社会福祉会館に隣接する老人福祉センターの中の間借りして使っている状況ですが、私はちょっと勘違いしていたのは、この農業者健康管理センターが子育て支援課みたいになるのかなというイメージだったんですね。でもそうじゃなくて、これも今と現状同じように、農業者健康管理センターの建物としては残っているところの一部、間借りして支援室を改修して、それを使うといったようなこんなイメージですかね。ちょっとその辺、説明いただければ。
○高口悟こども課長 現在の高尾野農業者健康管理センターにつきましては、2階部分に食品加工の施設がございますので、そこは農業者健康管理センターとして残しまして、1階部分につきましては子育て支援室ということで新たに設置条例のほうを制定しますので、この建物については2つの設置条例が入ってくると、そういうことになります。
○7番(吉元勇議員) ということは、ちょっと今よく分からなかったけど、農業者健康管理センターとしての機能は残す。それでこの建物としては、もう一つの用途として子育て支援室、支援室というのは普通、部屋のことを言いますよね、支援課みたいな使い方もすると。この2つを同じ建屋で2つの籍を持って設置するということですか。
○冨永栄二保健福祉部長 建物が1階部分と2階部分とございます。1階部分が従来、いわば保健センターのほうの健診等を実施しておりました。そこの部分が子育て支援室に改修をいたします。そして、2階の部分が実習室と研修室がありまして、そこで今までみそ加工をされたりとか、めんつゆ等を作られる方がいらっしゃいました。そこの部分が従来の農業者健康管理センターの部分として残るという形になります。イメージはそんな感じです。
○7番(吉元勇議員) では、例えば鹿児島市内辺りにある子育て支援建屋といいますか、いしきららとか、りぼんかんとか、ああいった子育て支援専用の建物ではなくて、これは残しつつ、でもボリューム的にはこれはどちらかというと子育て支援室の使い方、あるいはこれは常時使うでしょうから、こっちのボリュームが必然的には大きくなるといったようなことになるということですか。
○冨永栄二保健福祉部長 もう、子育て支援室は土日を除いて平日はずっと開所しておりますので、頻度的には子育て支援室のほうが大きいということで考えております。
○7番(吉元勇議員) 前から僕が提案しているのが、せっかく子育て支援室を大きくするわけだから、これを利用者からコミュニケーションネームといいますか、建物の名前を公募して、これを普通の「出水市子育て支援室」ではなくて、まあ「なんとかかん」とか、そういったことをやるべきだという話をしてきましたが、その辺の協議はされたかどうか、どうなったか、まだどうだとか、ちょっとその辺で答弁できる点があれば。
○冨永栄二保健福祉部長 ネーミング的なところは協議をいたしておりません。
○10番(田上真由美議員) この設置条例に反対するものでもなく、ただお伺いしたいのが、今のところが手狭ということで新たにこちらのほうに設置されるということです。このコロナ禍におきまして、実際にどのぐらいの利用数だったものが、実際にはこのぐらいの人数が使えるという目安と、このコロナ禍においてどのぐらい制限を受けるものなのか、その点だけお聞かせください。
○冨永栄二保健福祉部長 おっしゃるとおり、コロナ禍で利用者の方に制限もおかけしたり、またお控えしていただいている部分もございます。
これまでの実績を申し上げますと、延べ利用者数になりますけれども、平成30年度が9,764人、令和元年度が8,661人、令和2年度からコロナの影響もございます、6,470人となっております。令和3年度はまだちょっと手持ちがございませんけれども、そういった形で影響はございますけれども、やはり今回は子育て支援室、広さも大きくなり、またそこの中にも遊具等も充実をさせていただいております。そういったことから、今後はまたさらに利用者数というのは増えていくという形で見込んでいるところでございます。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に議案第18号出水市部設置条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第19号出水市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第20号出水市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○2番(橋口住眞議員) 議案第20号出水市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論をいたします。
改正育児介護休業法が2022年、令和4年4月1日から段階的に施行され、育児休業を取得しやすくするため、雇用環境整備、個別の周知、個別確認措置の義務化、有期雇用労働者の休業取得等の要件が緩和され、これらがうたわれました。これは、退職することなく、男女共に育児と仕事が両立できるよう、子育て支援の一環として改正されたものと理解をいたします。
まず、賛成の1点目は、有期雇用労働者の休業取得要件が緩和されたこと。2点目は申出によってしかこの制度を利用できませんが、特に配偶者の妊娠・出産に伴う制度の周知は大切であり、個別周知の義務化が条例化されたことの意義は大きいと思います。
以上、2点をもって賛成討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
ここで、暫時休憩いたします。再開を11時15分といたします。
午前10時59分 休 憩
午前11時15分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、会議を続行いたします。
次に、議案第21号出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
○14番(中嶋敏子議員) この一部改正の中で、未就学児の5割軽減が入ってきているわけですけれども、これは出水市の対象者数と軽減総額は幾らになるのかですね。そしてまた、市の負担分については交付税措置がされると聞いておりますけれども、そうなのか確認をさせてください。
それと、7割・5割・2割の法定減免の対象が広がるんですかね、拡充されると。これは確か全協の説明では、前期高齢者が後期高齢者に移行することで拡充ができるんだと記憶しておりますけれども、それで正確なのかですね。
そして、それぞれ対象の世帯数と軽減総額が幾らになるか、分かったら教えてください。
それと、この改正の一つは資産割率が6.5%減らされるわけですけど、平均の国保は1人当たりと1世帯当たり減るんだと、893円と560円ですかね、という説明をいただいているわけですけれども、資産のない方、資産割率減少の恩恵を受けない方は国保税の負担増になる世帯が出てくるのではないかと懸念するんですけれども、それはどうなのか。もし、あるとすれば、どれぐらいの世帯で負担増がどれぐらいになるのか、もし分かったらお答えください。お願いします。
○揚松智幸市民部長 まず、未就学児の対象だったと思いますが、現段階の調査時点では、未就学児数が約300人いらっしゃると思います。そのうちで、軽減税額につきましては、約300万円ほどになるだろうと想定をしておりますが、今現在、申告を受けている最中ですので、これはあくまでも今年度のやつでやったときにということで御理解をください。
次に、交付税措置ということでしたが、これは国が2分の1、4分の1を県、4分の1を市という負担割合になっております。
次に、法定軽減のことをお尋ねだったんですが、すみません、よく聞き取れませんでしたので、また後ほどお願いします。
それから、対象世帯とかやったんですが、これも後ほどまたお願いします。
この改正について、確かにおっしゃるとおり資産をお持ちでない方については上がるだろうとは考えますが、これにつきましても現在申告を受けている最中です。どうしても前年度でやったときのことで今は計算をしておりますので、御理解をいただきたいと思います。大変申し訳ありません、先ほど法定軽減と対象世帯についてお尋ねがあったんですが、それについて私ちょっと聞き逃してしまいました。すみません。
○議長(杉本尚喜議員) 中嶋議員、再度お願いいたします。ちょっと、はっきり言ってください。
○14番(中嶋敏子議員) 言ったつもりですけど、すみません。
先ほど、未就学児の5割軽減については、確かに国が2分の1、県と市が4分の1と。その4分の1の負担分について交付税措置がされるというふうに読んだんですけれども、そういうふうにされるのか確認をさせてください。そこについてはですね。
7割・5割・2割の法定減免の対象者数とその軽減総額がもし分かれば、お答えくださいという質問でした。これは、説明では確か前期高齢者が後期高齢者に移行することで、前期高齢者分の負担が減るので、その分で7割・5割・2割の法定軽減に回すんだという説明を受けたように記憶しているんですけれども、それで正しいのか、そこについてもお答え願いたいと思います。
先ほど、その資産割が資産のない方の負担増について、今申告の途中なのでと言われたんですけれども、現時点での例えば令和3年度分についての申告で見たときに、それはどれぐらいの対象者がいるのか。そこに対する措置は何もないのか、そこが分かったら現時点での数字を教えていただければと思います。よろしくお願いします。
○揚松智幸市民部長 その交付税措置があるかどうかということだったんですが、これにつきましては法定内の繰入ということで一般会計からの繰入になります。
次に、軽減世帯数の見込みですが、現時点でのシミュレーションという形では、被保険者数につきましては3,600人ほど、7割軽減でした。5割軽減につきましては2,500人ほど、2割軽減につきましては1,800人ほどと、合計で約8,000世帯(42ページ、発言訂正あり)の方が軽減になるのではないかというふうにシミュレーションをしております。
次に、後期高齢の話をされたと思うのですが、今回、後期高齢者に移られる昭和22年の方々が約700人強というところになっておりますので、その分は後期高齢の支援金は増加するものと見込んでおります。
それから、固定資産をお持ちの方とそうでない方という質問があったと思うのですが、それにつきましては現段階ではまだ出しておりませんので、御了承いただきたいと思います。
○14番(中嶋敏子議員) 試算はされていないということですけど、固定資産を持っていない、資産割を持っていない方については負担が上ってくるであろうということは予測されるのかというのは、先ほど「可能性がある」ということでしたので、それでいいのかなというのを確認させてください。
それと今、軽減世帯数を言われたわけですけれども、今回のこの減免の拡充による増加分ですね、それは窓口のほうでちょっと聞いたときに、7割・5割・2割が2,700人、2,400人、1,000人というふうに聞いたんですけど、これは今回の軽減措置の対象が広がったということで理解していいのか、教えてください。
○揚松智幸市民部長 大変申し訳ありません。先ほど、私が申し上げたのは、保険者数でしたので、大変申し訳ありません。世帯数でいえば、約5,000世帯が軽減有りと御理解ください。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案をされております議案第21号出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、問題点の指摘をして反対いたします。
今回の条例改正は、国民健康保険税率の見直しと22年度から子供の均等割の減免が、国の制度として導入されるものの2つと、あと7割・5割・2割の法定減免の拡充の改正というのが含まれているのかなと理解しております。
1つは今年4月から未就学児の均等割の5割を公費で軽減するもので、負担割合は国が2分の1、県と市が4分の1ずつで、地方の負担については交付税措置されると聞いております。
先ほどの質疑で、出水市ではこの対象者が300人で、軽減総額が年間約300万円と試算をされているということでありました。このことについては、私も繰り返し、特に子供の均等割はなくすべきだというのを主張してまいりましたし、自治体などからも上がっていた均等割は、少子化対策に逆行するという指摘を認めた形で一歩前進として一定の評価はしますけれども、対象年齢の拡大と同時に、高すぎる国保税を引き下げるために、国保負担の抜本的増強が必要だと考えます。
もう1つは県国民健康保険運営方針に基づき、令和4年度国民健康保険税率の改正、これ令和2年度から5年度までに段階的に資産割を含む賦課4方式から資産割率をなくして、所得割、均等割、平等割の3方式の標準的な賦課割合に改正していくもので、令和4年度は資産割率を医療分、後期高齢者支援金分、介護納付分合わせて6.5%減らし、その分が後期高齢者支援金分の均等割に1,000円上乗せされるという提案かと理解します。もともと均等割は先ほども述べましたが、生まれたばかりの赤ちゃんを含め、国保世帯の一人一人にかかってくる。戦前、批判が非常に強かった人頭税に類似したもので、少子化対策にも逆行するため、これはなくすよう求めてきております。令和2年度にもこのやり方には反対いたしましたが、今回もこのやり方には賛同できません。
国保の前期高齢者が後期高齢者への移行で減少したことから、7割・5割・2割の軽減が拡充されているようであります。令和4年度の1世帯当たりの国保税額は893円減って13万1,379円、1人当たりの国保税額は560円減って8万2,366円になるという試算が示されております。
一方、資産のない世帯は資産割率減の恩恵を受けないため、負担増になることが考えられます。ここに対する対策がないことと、もともと国保世帯は所得は低いのに事業主負担がないこともあって、共済健保などほかの健康保険制度と比べて2倍超の重い負担になっていますが、そこへの対策も含まれておりません。私が今お願いしている市民アンケートでは、「コロナ禍の中で仕事がない、収入が減った、国保税が高すぎて払えない」という悲鳴にも近い声が寄せられております。国保負担の抜本的増強、一般会計からの繰入をしてでも、今コロナ禍で生活困難者の救済に取り組むべきだと考えます。そうした対策が含まれていない今回の条例改正には反対するものです。
○議長(杉本尚喜議員) 賛成討論ございませんか。ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は、起立によって行います。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり、可決されました。
次に、議案第22号出水市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) 消防団員の方の報酬を引き上げるということで、時代の流れだと思いますが、私が消防団員の頃は、出動人数に応じて団に出動手当が振り込まれました。今は個人にいっているようですが、この出動といっても現場によっては出動したけれどもすぐ撤収だとか、場合によっては1時間の現場、あるいは四、五時間、半日の現場とありますが、その辺は区別なく今後も災害警戒等の場合は1日1万円ということなんですかね。ちょっとその辺、説明できる点があれば。
○大平伸章消防長 ただいまの質問でございますが、今回の改正につきましては、年額報酬と出動報酬を支給するとなっております。
出動報酬につきましては、これまで1回として4時間とした場合に5,000円としておりました。4時間を超えた場合には2回分、1万円を支給するというふうなことでやっておりました。今回の改正は、1日分を1万円支給する、4時間に満たない場合は5,000円というような支給の方法で、これまでの支給の額とは何ら変わるものはございません。
○7番(吉元勇議員) 今はそういうことはないんでしょうけど、昔はちょっと聞いた話では、消防団の出動人数報告のときに、もしかしたら水増しの報告があって、実際各団からは10人出ていないけど10人とかそういうことがあったんじゃなかろうかというようなうわさも聞いたことがありましたが、そういうことはなかっただろうと思いますが、今回、高額な報酬になります。
全国的なニュースを見ても、この報酬についてあまりいい話がないところもありますが、やっぱりお金が大きくなると、それなりにきちんとした出動の管理も重要かと思いますが、その辺の出動したときにきちんと払うのは前提としてでも、きちんと確実に出動したんだというような把握は、どのような形で把握されているのか説明いただきたいと思います。
○大平伸章消防長 出動、主に現場等になりますが、現場でチェック表を用いております。チェック表を用いまして、そこの責任者の方がしっかり把握して、そのチェック表に基づいて消防署のほうに提出していただくというような方法を取っております。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△ 日程第12発議案第1号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第12、発議案第1号出水市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提出者の趣旨説明を求めます。
○議会運営委員長(田上真由美議員) ただいま上程されました発議案第1号につきまして、趣旨説明を申し上げます。
今回の改正は、令和4年4月1日から部設置条例が改正されたことに伴い、所要の改正を行おうとするものでございます。
改正の内容につきましては、お手元に配付してありますように、委員会条例第2条第2項の表中、総務病院委員会の所管事項の欄の支所庁舎建設部を削除するものでございます。
なお、この条例は令和4年4月1日から施行するものでございます。
以上、趣旨説明といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 発議案第1号出水市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
本件は会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△ 日程第13議案第11号・日程第14議案第12号
日程第15議案第13号・日程第16議案第14号
日程第17議案第15号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第13から日程第17までの各会計補正予算議案5件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、令和3年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)ほか4会計に係る補正予算について、提案理由を説明いたします。
まず、国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について、説明いたします。
今回の補正は、歳出の国民健康保険事業費納付金では、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税の減免に対して、昨年度と同様に、国の災害等臨時特例補助金が交付されることとなりましたので、歳入にその収入見込額を計上しましたほか、減免見込額の増加に伴う特別調整交付金も併せて追加計上し、財源変更しました。
また、基金積立金では、国民健康保険基金積立金を調整し、諸支出金では、第三者行為により生じました保険給付費に係る過年度分の国庫負担金を返還するため、所要見込額を新規計上しました。
これに対します歳入では、先ほど、歳出で申し上げました、国の災害等臨時特例補助金等の計上に伴い国民健康保険税を調整しました。
今回の補正額は139万9,000円の追加で、これにより予算規模は78億1,403万8,000円となるものです。
次に、後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、説明します。
今回の補正は、歳出の後期高齢者医療広域連合納付金では、確定見込みにより調整し、歳入では、後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金を追加計上しました。
今回の補正額は1,094万1,000円の追加で、これにより予算規模は7億5,819万3,000円となるものです。
次に、介護保険特別会計補正予算(第4号)について説明します。
今回の補正は、歳出の総務費では、人事異動等に伴う職員給与費の調整及び認定調査費の確定見込みによる調整をし、保険給付費の居宅介護サービス給付費及び居宅介護サービス計画給付費では、利用者の増加等により所要見込額をそれぞれ追加計上しました。
また、地域支援事業費の高齢者紙おむつ支給事業費、認知症総合支援事業費及び介護予防ケアマネジメントサービス事業費についても、確定見込みによりそれぞれ調整し、基金積立金では、介護給付費準備基金積立金を調整しました。
これに対します歳入では、国・県支出金、支払基金交付金、諸収入の所要見込額を追加計上し、一般会計繰入金を調整いたしました。
なお、先ほど説明いたしました国民健康保険特別会計と同様に、新型コロナウイルス感染症の影響による介護保険料の減免については、保険料の調整及び国庫支出金において、災害等臨時特例交付金等も併せて調整しております。
今回の補正額は1,233万8,000円の追加で、これにより予算規模は63億5,379万3,000円となるものです。
次に、下水道事業会計補正予算(第4号)について、説明します。
今回の補正予算は、決算見込みによる所要の調整のほか、収益的収支から資本的収支への予算組替えにより、補助事業を活用し、下水道事業における施設管理の最適化を進めようとするものです。
補正予算第2条の収益的収入及び支出の収入では、営業外収益の事業費の確定による補助金の調整のほか、長期前受金戻入額を調整しました。
支出では、営業費用において、職員給与費、委託料、減価償却費、資産減耗費を調整し、営業外費用において、企業債利息、消費税及び地方消費税を調整しました。
第3条の資本的収入及び支出では、建設改良費において、ストックマネジメント計画に基づき、出水浄化センター及び高尾野浄化センターにおける設備の点検・調査業務委託費を計上し、収入では、その財源として収益的収支からの予算組替えにより国庫補助金を計上しましたほか、決算見込みにより企業債を調整しました。
第4条の企業債では、建設改良事業の限度額を調整し、第5条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費についても、職員給与費を調整しました。
今回の補正により、収益的収入及び支出の下水道事業収益で181万円を減額し、これにより予算規模は19億2,249万9,000円となり、下水道事業費用で1,730万5,000円を減額し、これにより予算規模は18億3,320万円となり、また、資本的収入及び支出の資本的収入では、347万2,000円を減額し、これにより予算規模は5億7,234万4,000円となり、資本的支出で745万5,000円を追加し、これにより予算規模は11億6,952万4,000円となるものです。
次に、病院事業会計補正予算(第8号)について説明します。
本補正予算は、収入支出の決算見込みにより所要額等の調整を行うものです。
まず、第2条の業務の予定量では、入院、外来ともに患者数を調整しました。
第3条の収益的収入及び支出の収入では、医業収益において業務の予定量の変動に伴い、入院及び外来収益を調整し、医業外収益において、新型コロナウイルス感染症に係る入院病床確保や、ワクチン個別接種促進支援などの国庫補助金の収入見込額を新規計上しましたほか、退職給付引当金戻入額を調整しました。
また、支出では、医業費用において、給与費、材料費及び経費を調整しました。
第4条の資本的収入及び支出の収入では、本年度整備しました超音波診断装置等の医療機器が、新型コロナウイルス感染症に係る補助金の対象となったことに伴い、その財源を企業債から県補助金へ変更しました。
第5条の企業債では、建設改良事業の限度額を調整し、第6条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費についても、職員給与費を調整しました。
今回の補正により、収益的収入及び支出の病院事業収益で2億5,802万5,000円を追加し、これにより予算規模は56億3,594万5,000円となり、病院事業費用で6,322万8,000円を減額し、これにより予算規模は52億9,469万8,000円となり、また、資本的収入及び支出の資本的収入で6万円を追加し、これにより予算規模は10億89万2,000円となるものです。
以上が、国民健康保険特別会計補正予算(第4号)ほか4会計の補正予算に関する説明です。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第11号令和3年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)に対する質疑を許します。
○14番(中嶋敏子議員) コロナ禍による収入減による減免の取組状況が分かれば教えてください。現時点で。
○揚松智幸市民部長 67件、軽減額が480万円(53ページ、発言訂正あり)になるだろうという見込みです。
○14番(中嶋敏子議員) この件数的には、ちょっと少ないのではないかというふうな感じがしますけど、前年度比と比べてどんな感じですかね。
○揚松智幸市民部長 昨年度とあまり変わりはないんじゃないかというぐらいの金額だと思います。(53ページ、発言訂正あり)
すみません、手元に資料がありません。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第12号令和3年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)に対する質疑を許します。
○14番(中嶋敏子議員) 先ほど質疑をいたしましたけれども、これも令和3年度のコロナ禍の減収による軽減の対象者がどれぐらいおられるのか。これは、県の管轄ですかね。この補正予算には出てこないのでしょうか。分かっていれば教えてください。
○揚松智幸市民部長 すみません、今回の補正予算は連合会の納付金の変更でしたので、手元に資料を持ってきておりません。(53ページ、発言訂正あり)
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第13号令和3年度出水市介護保険特別会計補正予算(第4号)に対する質疑を許します。
○14番(中嶋敏子議員) 先ほどと同じく、新型コロナの影響による減免の状況、現時点での状況が分かれば、件数と金額を教えてください。
○田畑幸二いきいき長寿課長 現在のところ5件、39万7,100円の減額となっております。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第14号令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第4号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第15号令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第8号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△ 日程第18議案第16号・日程第19議案第23号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第18及び日程第19の条例議案1件及び環境基本計画の策定議案1件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました出水市都市下水路条例の制定についてほか1件の提案理由を説明します。
まず、出水市都市下水路条例の制定について説明します。
本案は、南九州西回り自動車道出水インターチェンジ周辺に都市下水路を整備するため、必要な事項を定めるものです。
平成29年の出水インターチェンジ開通を契機に、インターチェンジ周辺に商業施設が進出し、今後も開発が進むことが予想されます。そのため、開発に伴う雨水排水の処理が課題となることから、令和2年度に米ノ津地区雨水管理方針を策定し、今年度は排水路整備の設計を進めています。
来年度以降、同排水路を雨水排水の処理を目的とした都市下水路として位置づけ、計画的な整備を進めるため、本条例を制定しようとするものです。
それでは、条例の内容について説明します。
第1条は条例の趣旨について、第2条はこの条例における用語の定義について、第3条は都市下水路の名称及び位置について、第4条から第6条までは、都市下水路の構造及び維持管理の基準について、下水道法施行令で定める基準に基づき規定しています。
第7条及び第8条は、都市下水路に工作物等を設ける場合の許可の手続等について、第9条及び第10条は、都市下水路の占用の手続、占用料及び現状回復について、第11条及び第12条は、市長の監督処分権限及び規則への委任について、第13条から第15条までは、罰則について、それぞれ規定しております。
附則ですが、この条例は、整備状況を踏まえて、規則で定める日から施行することとしています。
次に、出水市環境基本計画の策定について、提案理由を説明します。
本案は、出水市環境基本条例第8条第1項の規定により定める出水市環境基本計画について、出水市議会基本条例第9条の規定に基づき提案するものです。
本計画は、第二次出水市総合計画に掲げられている本市の将来像「みんなでつくる活力都市住みたいまち出水市」を環境面から実現するためのものとして、本市における環境の保全と創造等に係る行政の施策に資するための指針として位置づけられます。
現行の計画期間が令和3年度で終了するため、令和4年度から令和13年度までを計画期間とする新たな出水市環境基本計画を策定するものです。
策定に当たっては、市民及び市内の事業所を対象としたアンケート調査やパブリックコメントの実施、出水市環境審議会での審議により、市民の皆様の意見を反映するよう努めております。
計画の内容について、説明します。
第1章では、計画の基本的な考え方と背景について、第2章では、本市における環境の現状と課題やアンケート調査結果に基づく地域の意向等についてまとめました。第3章では、望ましい地域環境の将来像とその実現に向けた5つの基本目標について、第4章では、次に掲げた基本目標における数値目標や特に優先的に取り組むべき6つの重点施策を示しています。第5章では、本市の主要な産業ごとに環境配慮指針を整理し、第6章では、各種施策を円滑に展開していくための「計画の総合的な推進方策」を示しています。
なお、施策については、国が推進するSDGsやカーボンニュートラル、県の動向等を勘案しながら策定しています。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で提案説明が終わりました。
これより、総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号を示していただき、簡潔にお願いいたします。
細部にわたっては、所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内といたします。
質疑ございませんか。
○8番(土屋工吉議員) 議案第16号の都市下水路条例の制定について伺います。
第4条の(5)、耐震補強のために可撓継手等を使うということなんですが、私は一般質問でもこの水系に関しては質問したことがあるんですが、今回都市下水路を造るに当たって、ほかから影響がある、例えば3号線の橋梁部分ですね、そこらの辺の検討をされたのか伺います。
○小原一郎建設部長 今回の条例制定につきましては、その構造等のものであったり、管理についての条例でございます。それぞれの排水につきましては検討をして、計画を立てているところでございます。
あくまでも、今回は維持管理するに当たっての条例制定ということで、御理解いただきたいと思います。
○8番(土屋工吉議員) 続きまして、第6条の都市下水路の年1回に、ということなんですが、これは維持管理だと思うんですが、今回指定される都市下水路のみの考え方ということでいいですか。実質は、小次郎川水系を経由して福ノ江ポンプ場に排水するということで、非常に今、測量も大体終わって、びょうも打ってあるんですが、そこら辺は今回設置する都市下水路だけのということで考えてよろしいんでしょうか。
○小原一郎建設部長 この計画している水路だけ、ということで御理解いただきたいと思います。
まず、この条例なんですけれども、今の328号部分、水路を入れようとしている所の部分の箇所が、下水道区域外になっておりました。整備をするに当たって、都市下水路としての位置づけを明確にしなければいけないということで、今回328号に排水路を入れる部分につきまして、この条例をつくって、維持管理等を明確にしようとするものでございます。
○8番(土屋工吉議員) 総括的なものなんですが、その地域に下水道区域でない所に、そういった都市下水というものを考えていただくというのは非常にありがたいことなんですが、実質は地域の方が不安に思われているのが、明神町と下知識町、ここら辺の水田を変更したインターの周辺における都市計画等が計画されておりますが、やはり流末側の方が非常に心配されるのが、最近、線状降水帯による災害等が非常に多くなっておりますので、そこら辺の考え方というのが、特に地域の方は心配されているということを考慮されて、維持管理等の計画もやっていただきたいというお願いなんですが、そこら辺の総括の条例制定ということは、今回そこまで考えていいのか伺います。
○議長(杉本尚喜議員) 土屋議員の総括質疑の途中でございますが、ここで暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
午後0時00分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。
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△ 発言の訂正の申出
○議長(杉本尚喜議員) ここで申し上げます。先ほどの中嶋議員の質疑に対する当局の答弁に訂正の申出がございましたので、これを許可します。
○揚松智幸市民部長 先ほどは大変申し訳ありませんでした。
コロナウイルス感染症の減免の実績ということでお尋ねがありましたが、私が数字を間違っておりました。令和3年度の見込みといたしましては、24件、480万円、それに対比します令和2年度のお尋ねのときに、ほぼ同額と申し上げましたが、大変申し訳ありません。件数が64件、約1,100万円の減免でございました。
それから、後期高齢につきまして、令和2年度8件、29万4,000円でした。令和3年度は1件、約8万円でございます。
それから、介護につきましては、いきいき長寿課長のほうが令和3年度の説明は申し上げたと思いますが、令和2年度50件、143万円ほどの減免になっております。
おわびして訂正を申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 休憩前に引き続き会議を続行し、土屋議員の総括質疑に対する当局の答弁を求めます。
○小原一郎建設部長 先ほどの都市下水路の部分ですけれども、その流末部分につきましては、それぞれの所管と、また田んぼの用水とか、それを利用されている方々があります。そういうことを考えますと、そういう所管であったり利用される方々と協議を進めながら、適正な維持管理が今後下流側部分につきましてもできるように対応していきたいと考えているところです。
○8番(土屋工吉議員) 今、答弁がありましたように、ここの地域は米之津川の扇状地でありまして、非常に優秀な農地であります。そういうところに、都市下水路ということで、やはり幾らかは対象面積に対して、補正係数をもって完璧な設備というのはなかなか難しいんですが、提案理由の中に「設置及び管理に関して必要な事項を定める」ということですから、あとで出ます令和4年度当初予算の概要の中にも、この排水路事業の中に農林水産整備課も入っていますので、ぜひそこら辺をですね。ここら辺の優秀な農地を都市計画の中で農地が減ると、その農地の代替えに何かそれらしきものを附則でもいいですから、そういう補正を見込んで、ある程度の都市下水路の規模というものを考えていただきたいと思います。
特に、この地域から除外された地域の方は、そういった店舗の雨水系統が瞬時に流れてきて、今までできた耕作物ができなくなったという事情もありますので、そこら辺を十分踏まえての条例制定にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○小原一郎建設部長 雨水計画におきましては、現状よりも水が多く出ないように、そして、かつ流域を広げないようにというような考え方で進めております。最近の大雨などを考えますと、なかなか簡単にはいかない部分もあるかと思いますけれども、現状の雨の量で考えますと、今までよりは氾濫する頻度等も少なくなっていくんじゃないかと考えているところでございます。
○7番(吉元勇議員) 議案第23号の環境基本計画の策定ですが、言葉の意味なんですけど、よく市長の答弁、あるいは我々の一般質問の中でもよく「市としては」とか、なんかそういう言い方があるんですが、この環境基本計画の中にある「本市」、例えば118ページ、119ページあたりに基本目標があって、それぞれ市民の目標、事業者の目標、本市の目標とあるんですが、この「本市」という言い方は、普通であれば本市として、例えば市民がこれだけ、こういう目標、事業者がこういう目標、場合によっては行政も、こういう目標というところが出ると僕は思っているんですが、これを見ると市民があって、事業者があって、あと本市とあるんですね。それぞれが同じレベルの言い方だと思うのですが、ここでいう「本市」というのは、何を指します。この基本計画の中では。
または、行政の全体の考え方として、この「本市」という言い方も含めて、「本市」という言い方を説明いただけますか。
○椎木伸一市長 私どもが、今、社会活動、生活様式の在り方があるわけですけれども、今後は市民の皆さん、そして事業者の皆さん、本市というのは行政、市民があれば行政というようなことでございますけれども、市民・事業者・行政の各主体ですね、そういったそれぞれが責任と役割を適切に認識・分担しながら参画と協働の下に環境保全に関する取組をさらに発展させていくということで、行政だけでもできない、もちろん事業者だけでもできないし、市民だけでもできないということで、参画と協働ということで共に一緒になってやっていきましょうというようなことでございますので、本市というところは行政側というような意味合いでございます。
○7番(吉元勇議員) そうであれば、本来、僕は本市があって事業者、市民、行政というのが後々は分かりやすいんじゃないかと思うんですね。こういう疑問はいつも出てくると思います、この解説もないので。
そこで、この基本目標の中に「本市」いわゆる行政の目標がないところありますよね。例えば、123ページのごみ減量とか幾つかあるんですが、これ、行政は先頭に立ってやるということがないところもあるということなんですか。
○椎木伸一市長 詳細が不足していれば補完してもらいますけれども、先ほど言いましたように、それぞれの責務と役割ということで、主な役割の箇所について記してあるわけでございまして、全くないということでは全くございませんので、それぞれ協働はしていくわけですけれども、役割分担という観点からも、こういった整理をしているということだと認識しております。
○7番(吉元勇議員) この一冊にちょっと具体的に書いていないんですけど、この環境基本計画をつくった経緯ですね、どういうメンバーでつくられて、どういう会議でこれを策定されたか、ちょっと説明いただけますか。
○堂之上健二生活環境課長 こちらにつきましては、環境基本審議会という会をもちまして、市民、事業者等を入れまして策定しているところでございます。
○7番(吉元勇議員) それでこれは委員会付託になっておりますけれども、最後に1点だけお聞きしますが、3年ぐらい前だったでしょうか、この年度末になると市役所からボンゴ車に段ボールいっぱい紙を詰め込んで、「今からどこに行くんですか」と聞いたら、「環境センターに行きます」と、普通、紙はいわゆるリサイクル、リサイクルといってもやり方があって、固形燃料化、あるいは紙資源、紙の原料ですね、これで全部いけると思っているんですが、行政の紙というのは、これは教育部もちょっと答弁をいただきたいですけど、年度末になると大方の紙は、教育部で出た紙あるいは行政で出た紙は捨てるのを基本にしていますか。これでは、これを訴える説得力もないし、二、三日前でしたか、防災無線でも紙リサイクルをやってくださいと市民に訴えながら、行政は紙をどんどん燃やしていませんか。ちょっと、これが僕は基本になると思うので、その辺の現状を説明いただきたいと思います。そうでないと、この環境基本計画の説得力がありません。教育部も大方、紙を捨てているのですか。主事がいっぱい紙を持って、「今から環境センターに行くんですよ」と言っていた、毎年やっているんじゃないですか。
○冨田忍政策経営部長 年度末に限らず、効率よく処理するために年度末のほうで行政文書の処分等を行っております。これにつきましては、税の課税台帳でありますとか保存年限等を過ぎたもの、そういったものについては保管の年限等はございますので、そういったものが大量に処分すべきものということで、そういったものについては再利用ができませんので、そういう税の台帳とか個人情報も含む再利用等ができないものについては、処分をさせていただいております。
○溝口雄二教育部長 教育部もということでございました。ただいま、政策経営部長からございましたとおり、機密文書等につきましては期限を区切って年度末に処分をさせていただいているという状況でございます。
○14番(中嶋敏子議員) 議案第23号の出水市環境基本計画の策定についてというところですけれども、よろしいでしょうか。52ページの自然災害というところに、真ん中の下に、現在、本市には土石流危険渓流が132か所とかずっと書いてあるわけですが、今、新たなマップをつくっておられる途中だという話も聞いたような気がするんですけど、これは書いたマップかどこなのかというものの資料がいただけるのかなというのと、1か所だけ教えていただきたいのは、高潮・津波危険箇所が1か所となっていますけど、ここはどこなのか分かったら教えてください。
○冨田忍政策経営部長 環境基本計画案の52ページの土石流危険渓流等のことに関して、まずハザードマップの関係で申し上げます。地震、津波のハザードも含めまして、浸水想定区域等も踏まえたハザードマップは、政策経営部くらし安心課のほうで来月中旬以降になろうかと思いますけど、県の最新の情報を踏まえたものを策定して市民の皆様、全世帯にお配りをさせていただきたいと考えております。
高潮・津波の1か所という件については、今現在把握できておりません。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております条例議案ほか1件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第20議案第10号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第20、議案第10号令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)について、提案理由を説明いたします。
今回の補正予算は、国の補正予算に伴い国庫補助金の内示があった事業や、事務・事業費の確定見込み等による調整のほか、人事異動等に伴う給与費の調整及び特別会計への繰出金等の調整、財源変更など、それぞれ所要の予算措置を講じようとするものです。
なお、これまでの補正予算と同様に、新型コロナウイルス感染症対策に伴い、会議や研修等が中止になっているものなどについては、不用額を減額しております。
これらのほか、新規計上事業など、主なものについて、第1条の歳入歳出予算の補正の歳出から説明いたします。
35ページ、第2款総務費、総務管理費のいずみみらい基金積立金では、当初の想定を上回る寄附金が見込まれるため、収入見込額に合わせて調整しました。
37ページ、企画費の地域活性化事業費では、地域生活に不可欠な路線バスの維持のため、南国交通株式会社の運行実績に基づきまして、地域間幹線系統確保維持費補助金を新規計上しましたほか、3市1町で共同運行しております出水駅蔵之元港間シャトルバスの利用者が、新型コロナウイルス感染拡大に伴い大幅に減少し、当初見込んでおりました運行収入が見込めない状況となりましたことから、利用促進協議会負担金を追加計上しました。
また、交通対策費の交通安全施設整備事業費では、新学期に向け、通学路等の安全を確保するため、特に交通量の多い市道等の区画線標示修繕費等を追加計上しました。
次に、39ページ、戸籍住民基本台帳事務費では、国の補正予算による転出・転入手続ワンストップ化に伴う住民基本台帳システム改修委託費を新規計上しました。
マイナンバーカードの所有者が、マイナポータルを利用して転出届・転入予約を行い、転出・転入手続の時間短縮、ワンストップ化を図るもので、全国的な運用は、令和5年1月頃からの開始予定となっております。
続きまして、43ページ、第3款民生費、児童福祉費の放課後児童健全育成事業費では、児童クラブの運営に係る国の補助基準額が改定されたこと等により運営補助金を追加計上し、放課後障害児児童健全育成事業費では、修繕料の精算に係る管理運営委託料の所要見込額を追加計上しました。
また、保育サービス事業費の障害児保育事業費では、対象者の増加に伴い、特別保育事業補助金を追加計上しました。
次に、45ページ、第4款衛生費、保健衛生費の保健予防一般管理費では、産前産後サポート事業等に係る令和2年度国庫補助金精算返納金を追加計上しました。
47ページ、第6款農林水産業費、林業費の有害鳥獣防除事業費では、イノシシ・シカ等の捕獲件数の増加により、捕獲補助金を追加計上しましたほか、森づくり推進基金積立金では、本年度に譲与されます森林環境譲与税の一部は、森林経営に関する森林所有者への意向調査等の経費に活用しておりますが、譲与税の使途の明確化及び、今後の森林整備等に係る事業の着実な執行と財源管理を行うため、その執行見込額を勘案して残額を積み立てようとするものです。
また、49ページ、水産業費の名護漁港機能高度化事業負担金では、県が実施する航路しゅんせつ工事費の増加に伴う負担金を追加計上しました。
続きまして、第7款商工費、観光費の観光施設管理費では、高野山公園指定管理者の修繕料精算に係る施設管理運営委託料の所要見込額を追加計上しました。
次に、51ページ、第8款土木費、道路橋梁費の道路新設改良補助事業費では、国の補正予算に伴う補助内示を受け、浦窪連尺野線の改良工事及び六月田上村線の用地補償調査に係る委託料を計上し、県施行事業負担金では、県道湯出大口線の改良事業費の増加に伴う負担金を追加計上しました。
また、河川海岸費の県単砂防事業負担金では、井出口川の土砂撤去工事に係る負担金を新規計上しました。
51ページから53ページにかけての、都市計画費の屋根付き市民ふれあい広場整備事業費では、今年度行っている実施設計がほぼ完了しており、昨年と同様に、国の補正予算に伴う補助内示も受けておりますことから、実施設計に基づき大屋根の整備やトイレの整備等に係る工事費のほか、防災拠点としての防災備蓄倉庫や防災遊具等の設置工事費を新規計上しました。
なお、令和5年度に開催されます「燃ゆる感動かごしま国体」での活用も見据え、令和3年度から5年度までの継続費を併せて設定し、事業を実施するものでございます。
次に、出水駅周辺都市計画施設管理費では、利用料金制をとっている指定管理施設において、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、減収となっている利用料に対する補塡や、修繕料の精算に係る施設管理運営委託料の所要見込額を追加計上しました。
続きまして、55ページ、第10款教育費の小学校一般管理費、また、57ページの中学校一般管理費、高等学校一般管理費では、感染症対策のための消毒薬等購入経費をそれぞれ追加計上し、社会教育費の文化会館等一般管理費では、指定管理者の修繕料精算に係る施設管理運営委託料の所要見込額を追加計上しました。
次に、59ページ、第12款公債費、市債定時償還元金及び利子では、令和2年度事業分の借入額の確定等により、それぞれ調整しております。
以上が歳出の概要ですが、これに対します歳入は、増収が見込まれる市税や、いずみみらい基金寄附金の増加による寄附金のほか、地方消費税交付金、地方譲与税等を追加計上し、地方交付税、国・県支出金、繰入金、市債等を調整しております。
次に、8ページです。補正予算第2条の継続費につきましては、先ほど御説明申し上げました、屋根付き市民ふれあい広場整備事業の事業期間と各年度の年割額を設定するものでございます。
今回の設定は、事業期間が令和3年度から令和5年度までの3年間、事業費総額を8億7,936万円とし、年割額を令和3年度が2億8,932万6,000円、令和4年度が3億8,040万7,000円、令和5年度が2億962万7,000円と設定するものでございます。
次に、補正予算第3条、繰越明許費の補正は、光ブロードバンド利用促進事業補助金ほか13件について、年度内の事業完了が見込めないことや、所要の工期確保等の関係から繰越明許費を設定し、9ページ、現年発生道路補助災害復旧事業ほか2件について、それぞれ繰越明許費の金額を変更しようとするものです。
また、補正予算第4条の債務負担行為の補正は、新型コロナウイルスワクチン接種予約対応業務委託及び出水駅南側駐車場巡回等業務委託について、期間及び限度額を設定するものです。
続きまして、10ページから14ページまでの、補正予算第5条の地方債の補正は、都市公園等整備事業及び現年発生農地単独災害復旧事業をそれぞれ追加し、合併処理浄化槽設置整備事業ほか10件の借入限度額をそれぞれ変更しようとするものです。
なお、本条による補正後の市債の現在高は、予算説明書67ページの資料のとおりとなります。
以上が本補正予算の概要となりますが、今回の補正額は1億6,538万9,000円の減額で、これにより予算規模は315億4,881万円となるものです。
以上が、一般会計補正予算(第18号)に関する説明です。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、提案説明が終わりました。
これより、総括質疑に入りますが、質疑をされるときは簡潔にお願いいたします。細部にわたっては、所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内といたします。
質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第10号令和3年度出水市一般会計補正予算(第18号)につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第21議案第1号・日程第22議案第2号
日程第23議案第3号・日程第24議案第4号
日程第25議案第5号・日程第26議案第6号
日程第27議案第7号・日程第28議案第8号
日程第29議案第9号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第21から第29までの令和4年度各会計予算議案9件を、一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、令和4年度出水市一般会計予算ほか8会計に係る予算につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
御承知のとおり、私の市長としての任期は本年4月22日をもって満了いたしますことから、当初予算は基本的には政策的経費を除いた骨格的予算として編成いたしております。また、慣例によりまして、市政運営に臨む施政方針につきましても、差し控えさせていただきたいと存じます。
全体的な流れといたしまして、国の経済見通しにおいては、長引く新型コロナウイルス感染症の影響下にある中、コロナ克服・新時代開拓のための経済対策を迅速かつ着実に実施し、消費の回復や堅調な設備投資に牽引される形で、「成長と分配の好循環」の実現に向けて着実に前進していくこととし、引き続き、感染症による内外経済への影響など、下振れリスクに十分注意する必要があるとしております。
新型コロナウイルス感染症につきましては、本市におきましても、先月の中旬頃から連日の新規感染者の確認が相次ぎ、様々な分野で、その影響を受けております。
また、先月の27日からは、鹿児島県に、まん延防止等重点措置も適用され、県内全ての地域の飲食店への営業時間短縮の要請などにより、引き続き本市の地域経済は大きな痛手を受けているところであります。
このようなコロナによる影響も踏まえますと、引き続き地域経済の浮揚、下支えを図ることが本市の喫緊の政策課題となっており、また、総合計画や総合戦略に基づいた様々な施策、事業につきましても継続的な取組が必要でございますので、当初予算の編成に当たりましては、市民生活を支える安定した行政運営の面からも、骨格的予算編成の中にも、地域活性化策や地域経済振興策など、継続性が不可欠なもの、計画的な取組などにつきましては、予算計上したところでございます。
また、国の補正予算に伴い、補助事業を活用して実施する継続事業等は、先ほど提案いたしました令和3年度の一般会計補正予算(第18号)に計上しておりますが、このほか、国庫補助事業の内示待ちとなっている事業や、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する事業等につきましては、現在、調整中でございまして、工期確保や早期着手の関係から、予算措置が必要な事業等は追加の補正予算を提案させていただく予定でございます。
さて、平成30年に市長に就任し、やがて4年が経過しようとしております。ここで、お時間をいただき、これまでの取組について御説明させていただきたいと存じます。
振り返りますと、就任以来この4年間は、市民に信頼される安心できる市政のため、「市民が主人公」を基本とし、「明るくまっすぐな安心できる市政」を目指し、「子どもの安心」、「いのちの安心」、「くらしの安心」の3つの安心を柱とした「安心のまちづくり」の実現に向けて情熱を持って全力で取り組んでまいりました。
具体的には、平成30年度におきましては、鶴の恩返し奨学金を創設し、入学一時金の新設や修学資金も含め、大学等を卒業後、出水市内に居住し就労した場合の奨学金の免除や補助制度を設け、子育て支援や、ふるさと愛に満ちた子供たちを育むため取り組んでまいりました。
学校における熱中症対策としては、国の補助事業を活用し全ての小・中学校及び幼稚園での空調整備にも、いち早く取りかかりました。
また、交通事故防止強化対策にも積極的に取り組んでまいりました。交通事故を未然に防ぐための市道等における区画線・防護柵等の補修や、国庫補助事業の活用及び市単独での道路改良等も実施してまいりました。
そのほか、みんなで守るふるさと市道農道管理事業として、新たに基金を創設し、市道、農道の除草等を行う団体に対する支援制度の拡充や、花苗の配布、防草対策工事も進めることといたしました。
また、消防力の強化としましては、はしご付消防ポンプ自動車や、消防団の消防ポンプ自動車等の更新も継続して行っております。
福祉分野においては、生活支援体制整備事業として、誰もが住みなれた地域で、安心して暮らし続けることができるよう地域包括ケアシステム構築のため、本格的に取組を始めました。
また、内部管理事務の業務改善、効率化としての会議用タブレット端末も導入しております。
令和元年度におきましては、3つの安心に加え、「未来への投資」、「持続可能性への挑戦」を大きなテーマとして、前例にとらわれず移り変わる時代の変化を捉えながら、地域が活躍し魅力あるすばらしい出水市を次代ヘ引き継いでいくため積極果敢に取り組んでまいりました。
まず、前年度から取りかかっておりました小・中学校及び幼稚園の普通教室等への空調整備が予定どおり完了しております。
また、8月に発生した児童虐待事案を受け、再発防止に向けて直ちに安心サポートセンターを設置し、相談事案の迅速かつ的確な把握や情報の一元化、関係機関とも連携強化を図りながら重大事案等に対応するための体制を構築いたしました。
ラムサール条約登録につきましては、調査研究に着手しましたほか、令和元年5月には、国の重要伝統的建造物群保存地区である出水麓が日本遺産として認定され、都市計画用途地域見直しや出水御仮屋門の修理事業なども行いながら、歴史的資源を活用したまちづくりにも取り組みました。
また、地域住民の自主的なコミュニティ活動を促進するため、地区コミュニティ協議会の設立準備や運営支援の充実も進めてまいりました。
令和2年度におきましては、「未来への投資」、「持続可能性への挑戦」に加え、「安心のまちづくり」にさらに磨きをかけるため、時代の変化への素早い対応などもテーマとしながら職員とともに一丸となって取り組んでまいりました。
子育て支援といたしましては、公立幼稚園での給食の提供や産後ケアサービス利用に係る助成事業の助成率の引上げのほか、安心サポートセンターの機能強化のための家庭相談員の増員、不妊不育治療費助成事業の拡大などにも取り組みました。
また、屋根付き市民ふれあい広場及び東光山花見山公園の整備に向けた基本構想の策定や、辺地総合整備計画の新たな5か年計画に基づいた宮之元上場線の落石防護対策へも取り組むことといたしました。
そのほか、北薩広域行政事務組合での新焼却処理施設整備や下高尾野橋架け替えにつきましては、予定どおり完了したところでございます。
消防分野におきましては、救助工作車の更新や、消防団再編に伴う詰所の移転整備を行いましたほか、下水道事業の企業会計への移行や、市民交流センター機能も備えた高尾野・野田支所庁舎整備事業も予定どおり進捗し、それぞれ、支所機能だけではなく地域のにぎわいの拠点施設としてスタートしております。
また、市ホームページのリニューアルやSNSも活用した情報発信にも取り組み、マイナンバーカードの交付推進のほか、ワンストップ型おくやみ窓口につきましても運用を開始しております。
令和3年度におきましては、市民の皆様の安全で安心な日常を市民の立場で考え行動し、公平・公正・適法に、毅然とまっすぐに市政を執行するという原点を改めて意識しながら、コロナ禍も踏まえ、将来を見通しながら、これからもずっと住み続けたいと思われるような安心のまちづくりに邁進し、まちの持続可能性に果敢に挑戦いたしました。
地域活性化策としては、これまで稼げる観光地づくり事業に取り組んできておりますが、関係団体等の御協力もいただきながら、令和2年11月には新観光戦略推進組織として出水市観光特産品協会が設立され、令和3年4月から本格的に活動を開始しております。また、南九州西回り自動車道に直結する道の駅として整備いたします地域活性化施設については、基本計画に基づき予備設計を実施しております。
光ブロードバンド整備事業では、コロナ禍も想定した新しい生活様式、新しい日常において、地域間格差のない情報通信基盤の整備が不可欠であることを踏まえ、光ファイバー網の整備事業者に対する助成を行い、昨年11月からは、整備エリアとして拡大された上場・大川内・江内地区において、既にそのサービスが提供されております。この整備に併せて、新たに光ブロードバンドに加入する世帯への助成も行いながら利用促進を図ったところでございます。
また、陸上競技場の全天候化事業では、スポーツ振興くじ助成金も活用しながら令和2年度から着手しておりますが、メインとなるトラック・フィールドの改修工事等が、現在、仕上げの段階となっており、3月には完了する見込みとなっております。
安全安心なまちづくりの推進といたしましては、市道や農道における区画線・防護柵等の交通安全対策のための整備において、特に交通量の多い市道等の区画線の補修等を重点的に実施し、自主防災組織率100%への取組につきましては、未結成の自治会においての状況把握や課題整理を進め、結成に向けての支援を強化したことなどにより、全ての自治会において自主防災組織が結成されたところであります。
また、消防関係においては救急救命士の計画的な養成を行いましたほか、街頭防犯カメラの設置や、防災訓練、防災講演会を毎年実施とするなど、防犯・防災対策の強化にも努めました。
このほか、産後ケア事業では助成対象事業を拡大し、放課後児童クラブにおいては、小学校の空き教室も活用しながら利用定員を増やしております。
また、小・中学校でのトイレの洋式化、青年の家の外壁改修や野田図書館の屋根改修など、施設の長寿命化にも取り組んできたところでございます。
また、これまで実施してまいりましたコロナ対策についてでありますが、当初より市民の皆様へは、自分を守り、家族を守り、大切な地域を守るため、一人一人ができることをしっかりと取り組み、「市民がワンチームとなってこの難局を乗り越えましょう」とお願いいたしますとともに、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金も活用しながら、保育所や小・中学校等での基本的な感染防止対策、中小企業や飲食店等への支援策もいち早く、そして状況に応じては繰り返し実施してまいりました。そのほかにも、プレミアム付商品券の発行による地域経済対策、コロナ禍における新たな旅行スタイルや歴史的資源の活用も考慮し、出水麓武家屋敷の宮路邸を宿泊施設として改修する事業者への助成など、コロナを前提とした新しい生活様式等も踏まえ、様々な対策を講じてまいりました。
また、国の定額給付金などにつきましても少しでも早く支援が届けられるように努め、市民生活や地域経済への影響を注視し、議員の皆様方の御協力をいただきながら、その都度、予算措置も行い、時期を逸することなく必要な対策を講じてまいりました。今後においても同様の対応が必要であると考えております。
次に、防災危機管理関連ですが、災害関係では、過去に経験した災害での教訓も踏まえながら予測できない災害への備えとして、必要な防災・災害対策の強化に努めてまいりました。国による避難勧告、避難指示の一本化等へも適切に対応しながら、特に、令和2年7月の豪雨災害、9月の台風災害、令和3年7月の豪雨災害、8月の長雨による災害においては、本市においても大きな被害をもたらしており、災害発生後は迅速な対応を心がけ、避難所においてはコロナ対策も踏まえながら対応してまいりました。災害復旧事業においても、予備費での対応や緊急の補正予算措置を講じながら、梅雨時期までに復旧できるように、早期の事業着手、事業完了に努めてまいりました。
また、鳥インフルエンザ対策につきましても、高病原性の鳥インフルエンザウイルス検出後は、散水車による休遊地周辺の道路消毒や、有人の消毒ポイントの設置など、必要な防疫対策を直ちに行ったところでありますが、改めて、防災危機管理体制の強化、災害等の発生防止、発生後の迅速な対応の重要性を認識させられたところでございまして、今後においても果断な取組が必要であると考えております。
このようなこれまでの取組も踏まえ、冒頭に申し上げましたが、継続性が不可欠なもの、計画的な取組などにつきましても令和4年度の当初予算に計上しております。
それでは、令和4年度当初予算の主な事業等について、令和3年度補正予算と関連のある事業等については、そのことも含めて御説明いたします。
まず、新型コロナウイルスワクチン接種事業でありますが、基本的には一般の方々への3回目のワクチン接種経費を計上しております。
現在の本市における感染状況を考えますと、希望する全ての市民が安心して、早期に、また確実に接種できる体制を整えることが、感染拡大防止としての重要な対策でございます。
本市における3回目のワクチン接種につきましては、医療従事者は既に1月までに完了し、高齢者施設等の従事者につきましても2月までに完了する見込みとなっております。
また、65歳以上の高齢者につきましては、2回目のワクチン接種から6か月経過後、3回目のワクチン接種を速やかに実施できるよう、個別接種と並行して集団接種も行いながら2月末の接種完了に向けて進めているところでございます。65歳以上の対象人口の約5割が本日現在で終了しているところでございます。
このほか、教職員や保育所等の職員についても、2回目の接種から6か月経過後、早期接種が可能となるよう既に接種予約を開始しており、一般の方々についても、当初の予定より前倒して2月28日から接種できるよう調整しております。
なお、5歳から11歳までのワクチン接種については、現在、接種体制の確保など、3月からの接種開始に向けて準備を進めておりますが、今後、予算措置も講じながら速やかに対応していきたいと考えております。
市民の皆様には、引き続き、御自身や大切な人を守るためにも、「感染しない・感染させない」ための行動を切にお願いしながら、新型コロナウイルス感染症の発症を予防し、まん延防止を図っていくことが必要であると考えます。
子育て支援の関係では、まずは、喫緊の課題として保育所等の待機児童対策についてでありますが、これまで、国の補助事業を活用しながら定員増に向け、施設整備の推進等に取り組んでまいりました結果、新規保育所の開設等により定員がさらに増えることとなり、令和4年4月における待機児童の解消が図られる見込みとなっております。
子育て支援室につきましても、平成29年度の開設以来、子育て中の親子の交流や子育てに関する相談支援の場として、大変多くの方々に利用していただいておりますが、手狭になっており、コロナ対策も考慮し、国の補助事業も活用しながら、高尾野農業者健康管理センターへ移転することとして進め、既に施設の改修は完了し、4月の開所に向け、新たに設置する遊具など、その準備を行っているところであります。
また、安心サポートセンターにおいては、令和4年4月から子ども家庭総合支援拠点及び配偶者暴力相談支援センターを設置し、相談等に対する専門的・包括的な支援や関係機関とのさらなる連携強化に努めてまいります。
次に、継続して取り組んでおります投資事業関連についてでございますが、屋根付き市民ふれあい広場の整備につきましては、令和3年度の実施設計に基づき、子供から高齢者まで、全ての市民のふれあいの場として活用しながら、防災拠点機能も有し、新型コロナウイルス感染症対策も踏まえた多機能型の施設として、大屋根の整備をはじめ、防災備蓄倉庫や防災遊具の設置等に取りかかります。昨年と同様に、引き続き国の補正予算に伴う補助事業を活用しながら、令和3年度の一般会計補正予算(第18号)において、3年間の継続費を設定し事業を進めていくこととしました。
また、東光山花見山公園整備につきましては、四季折々の花木や草花を、年間を通して楽しむことができる公園を整備することとし、基本構想に基づき、既に令和3年度から事業に着手しておりまして、継続的な事業展開が必要なことから、当初予算においては、今後、花木の植栽や遊歩道整備を予定している区域の伐開に係る経費を計上しました。
道路改良補助事業では、浦窪連尺野線の改良について、国の補正予算に伴う補助事業を活用し、令和3年度の一般会計補正予算(第18号)に事業費を計上しております。この路線につきましては、旧高尾野町時代から継続して整備を進めてまいりましたが、令和4年度までに改良工事が完了する予定となっております。
南九州西回り自動車道出水インター周辺排水路整備については、令和3年度に実施している測量設計に基づき、今回、必要な関係条例を制定し、都市下水路として位置づけた上で、今後の整備を進めることといたしております。
次に、かごしま国体開催事業でございますが、令和5年度に延期となった特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」の開催に向け、広報活動等にも力を入れながら準備を進めてまいります。本市で開催されます野球や弓道の開催時期は令和5年10月となっておりまして、ちょうどその頃には、屋根付き市民ふれあい広場が完成予定となっておりますので、国体の開催においても、この広場を活用し大会運営ができるものと考えております。
また、ラムサール条約湿地利活用推進事業につきましては、令和3年11月に「出水ツルの越冬地」が国内で53番目となるラムサール条約湿地として登録されておりますが、当初予算においては、当面必要なラムサール条約の湿地自治体認証や推進協議会に係る経費を計上いたしております。
次に、産業振興分野でございますが、稼げる観光地づくり事業では、新たな観光戦略推進組織として令和3年4月から活動しております出水市観光特産品協会と引き続き連携しながら、地域資源を活用して集客を図り、さらなる稼げる観光地づくりを推進いたします。
また、ツルと歴史のまち応援基金寄附金では、これまでの取組の成果により、年々、寄附金額は増加しており、今年度においても既に前年度を上回る寄附を頂いております。
今後は、観光特産品協会とも連携しながら、返礼品となる地元特産品の企画開発や、周知広報等をより充実させ、本市のPRと寄附者の増加につなげることが必要であると考えます。
教育分野におきましては、GIGAスクール構想推進事業でございますが、令和2年度に小・中学校、商業高校に1人1台のタブレットを導入し、令和3年度から既に運用を開始しておりますが、感染症の発生等による学校の臨時休業などの非常時においても活用しておりまして、今後においても学びを止めない環境を整えながら、さらなるICT教育の推進を図ります。
また、マイナンバーカードの交付推進につきましては、出張申請や土日の交付窓口を拡充しながら、より一層の取得推進を図りますほか、マイナンバーカードを活用した転出・転入手続の時間短縮が可能となります、転出・転入手続ワンストップ化事業について、令和3年度の一般会計補正予算(第18号)に所要額を計上いたしました。
そのほか、定住促進施策や子育て支援施策に係る助成制度、産業振興分野における新規就農者への支援や住宅建築等工事促進事業などにつきましても、継続性が不可欠な施策に係る経費として計上いたしております。
ここで、国の令和4年度予算を見てみますと、新型コロナウイルス感染症については、新たな変異株の出現による感染拡大に直面し、国民生活や経済への影響が依然として続いていることを踏まえ、コロナ対策への対応に万全を期すとともに、成長と分配の好循環による新しい資本主義の実現に向けて取組を進めることとしております。
本市におきましても、総合計画や総合戦略に基づく必要な事業の着実な推進と、新型コロナウイルス感染症対策の継続も想定しながら、持続可能な市政運営との両立を予算編成の基本方針としたところでございます。
また、本市の予算編成の基本となります令和4年度地方財政計画では、計画規模は90兆5,918億円と、前年度比0.9%の増となっておりまして、地方税等が増収となる中で、出口ベースの地方交付税は、18兆538億円と前年度比3.5%の増となり、地方交付税を補塡する臨時財政対策債は、1兆7,805億円と前年度比67.5%の減となっております。
これらを受けまして、本市の令和4年度当初予算案におきましては、骨格予算の所要額として、地方交付税を約89億7,400万円、臨時財政対策債を3億円計上したところでございます。
なお、国民健康保険特別会計などの5特別会計及び水道事業会計、下水道事業会計、病院事業会計につきましては、従来どおり、年間予算として編成したところでございます。
国民健康保険特別会計につきましては、県が財政運営の主体となっておりますが、保険税率につきましては、県が算定した標準保険料率を参考に検討し、標準的な算定方式である所得割、均等割、平等割の3方式へ令和5年度までに段階的に移行することとして、令和3年度に引き続き、税率改正を行うことといたしました。
また、介護保険特別会計では、令和3年度から令和5年度までの第8期高齢者福祉計画介護保険事業計画に基づき事業に取り組むこととし、介護予防体操教室「出水こけん塾」の活動など、引き続き、地域での取組の支援も継続しながら、介護予防の推進も図ります。
病院事業につきましては、コロナによる影響を受け厳しい状況にありながらも、ワクチン接種におきましては中心的な役割を担いながら、引き続き経営基盤の強化に取り組んでおります。これまでも、医師招聘の成果により、平成30年度以降、腎臓内科医師や整形外科医師など、6人の医師が増えているところでございまして、本年4月からは、さらに麻酔科医師が1人増える予定となっております。
このほかにも、一般病棟の一部を地域包括ケア病棟へ転換したり、院内保育所の開設や医療機器の更新など、病院改革プラン等に基づき様々な取組を行っております。
また、一般会計からの繰出金による支援や長期貸付金の繰延べも継続しながら、事業管理者や院長をはじめとする病院事業関係職員一丸となって取り組んできております。
今後におきましても、これまで以上に市民に信頼され良質な医療を提供できる病院を目指し、より一層の経営改善を図りながら、市民の皆様の命を守る地域の中核的病院としての役割を果たしていく必要があると考えます。
なお、各会計予算の概要につきましては、後ほど、所管の各部長等から説明させていただきたいと存じます。
今後におきましても、第2次出水市総合計画の将来都市像である「みんなでつくる活力都市住みたいまち出水市」の実現を目指し、6つの施策の基本方針に基づきながら、市勢発展に欠かせない重要事業のほか、総合戦略における、地域産業発展の支援、若者の妊娠・出産・子育ての切れ目ない支援、地域資源を有効活用した持続可能なまちの空間形成、住みたいまち・行きたいまちの創造に係る施策などを積極的に、着実に進めていくことが、出水市勢の発展に大きく貢献するものと考えます。
今後も、議員各位、市民の皆様方の、市政に対する御理解と御協力をお願い申し上げるものでございます。
それでは、各会計予算の概要につきましては、所管の部長等が説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
私からは以上であります。
○冨田忍政策経営部長 それでは、それぞれの所管につきまして、部長等のほうで説明をさせていただきます。
まず、私のほうから予算規模について申し上げます。令和4年度当初予算案の概要ということで、A4版の資料をお届けしてあるかと思います。その41ページを御覧ください。41ページのほうに、それぞれの会計の今年度予算、前年度との比較を記載してございます。
一般会計のほうから申し上げます。一般会計におきましては、4.6%減の247億9,400万円、これは骨格的編成によるものでございます。国民健康保険特別会計が1.9%の減、74億9,800万円、後期高齢者医療特別会計が10.0%の増、8億2,100万円、介護保険特別会計が微減です。62億4,050万円、交通災害共済特別会計が微増の1,536万円、地方卸売市場特別会計が増減なしの1,683万円、特別会計の合計額が145億9,169万円となります。一般会計と特別会計を合わせた総額は、393億8,569万円となるものでございます。
また、企業会計の収益的支出と資本的支出を合わせた予算規模について申し上げます。水道事業会計が2.7%の減で11億8,710万1,000円、下水道事業が5.5%減の28億4,242万円、病院事業会計が0.1%増の60億6,343万円となっております。
続きまして、令和4年度各会計予算案につきまして、会計ごとに、各部長のほうから所管部分の主な事業につきまして御説明をさせていただきます。各部ごとに説明をいたしますので、お開きいただく予算書のページが前後することもございます。あらかじめ御了承いただきたいと思います。
先ほど市長が申し上げた事業につきましては、基本的には重複を避け、詳細については各常任委員会で説明をさせていただきます。常任委員会等での説明資料については、後日議員の皆さまに配付をさせていただきたいと考えております。
また、一般会計の歳入、債務負担行為、地方債等につきましては、歳出の説明の後に、私のほうでとりまとめて御説明を申し上げます。
それでは、まず政策経営部所管部分の主な事業から御説明をいたします。
予算書の73ページを御覧ください。
議会費でございます。第1款議会費、議員報酬のほか議会活動に伴う旅費、政務活動費、議会会議録作成費等を計上いたしております。
次に、第2款総務費でございます。
総務管理費の人事管理費では、県からの受入職員に係る人件費の負担金、あるいは日本航空株式会社からの社員受入に係る人件費の負担金を引き続き計上いたしております。
75ページ、職員研修費でございますが、市政発展と市民サービス向上に寄与することを目的としまして、業務能力向上のために資格を新たに取得した職員に対する助成金の制度を設けることとしてその助成金を新たに計上させていただいております。法制管理費につきましては、複雑・多様化する行政事務において適法・公正に行うための弁護士派遣委託費を引き続き計上しております。
79ページ、財産管理費の車両管理費でございます。これまでどおりの車両の管理経費のほか、令和4年度から道路交通法の施行規則の改正がございまして、安全運転管理者の業務として、公務に伴う運転前後の酒気帯びの確認が追加されました。これにつきましては口頭での覚知ではなく、機器を使ったアルコール類が体内にないかという検査をするということになっておりますので、そのアルコール検知器の購入費を計上しております。
次に、81ページ、企画費でございます。企画一般管理費では、令和4年度から市の一部が過疎地域として指定されることとなりました。これらのことから、新たに国レベル県レベルでの過疎地域協議会というものがございます。そこへの負担金を計上いたしました。地域活性化対策費では、出水地域の2市1町及び天草地域の観光振興並びに新幹線の利用促進を図るための協議会を設置をしております。その出水駅蔵之元港間シャトルバス利用促進への負担金を計上いたしました。そのほか、出水ふれあいバス運行事業委託費など地域活性化対策事業費をこれまでどおり計上いたしております。
次に、がんばる地域応援事業費でございますが、地域コミュニティによる自立的・主体的な地域課題の解決及び地域づくり活動への取組に対する助成として、がんばる地域応援事業補助金を計上し、83ページの買物支援事業費では、買物不便地域の解消を図るための移動販売業務委託費を計上いたしました。
また、高速交通企画推進費では、肥薩おれんじ鉄道利用促進協議会への負担金や、地域住民の公共交通機関として長期的な安定運行を図るため、肥薩おれんじ鉄道経営安定化支援事業補助金を計上し、男女共同参画推進事業費では、第2次男女共同参画計画が令和4年度で計画期間の終了を迎えますので、次期計画の策定に係る経費を新たに計上しております。
85ページの電算管理費の電算システム管理運営費では、出水市公式LINEなどの情報発信力強化経費、あるいは住民情報システムのクラウド化に伴うサービス利用料及び機器リース料等を計上いたしました。
87ページから89ページにかけての自治会活動費では、自治会活動助成金や今後の地域づくりの担い手を育成していくため、各種研修会の参加経費を支援する地域づくり人材育成支援補助金を引き続き計上しておりますほか、自治公民館整備事業補助金では、射場元ほか11自治会での設備改修等に対する補助金を計上しました。
93ページの選挙費におきましては、令和4年度の参議院議員選挙、市長選挙及び市議会議員選挙執行に係る経費のほか、令和5年度執行予定の県議会議員選挙に係る準備経費を計上しております。
95ページ、統計調査費でございます。就業構造基本調査費では、令和4年10月1日を調査基準日とする就業構造基本調査に係る指導員・調査員の報酬等を計上しております。
続きまして、飛びますが121ページを御覧ください。
第4款衛生費でございます。第4款には病院事業、水道事業に対する繰出金を計上しております。
まず、病院事業に対する財政支援でございますが、医師確保対策に要する経費分や不採算地区に所在する中核的な病院の機能の維持に要する経費分等を繰出基準に基づき計上しております。
123ページ、水道事業に対する財政支援では、繰出基準に基づく簡易水道の経営健全化対策事業及び未普及解消緊急対策事業で借り入れました水道事業の企業債の元利償還に係る補助金を計上しております。
続きまして、163ページをお願いいたします。
第8款の土木費では、下水道事業に対する繰出金を計上しております。
公共下水道事業に対する繰出金では、繰出基準に基づく雨水処理に要する負担金、分流式下水道等に要する経費分等としての補助金を計上しますとともに、基準内の繰出分だけでは経営困難な現状でございますので、繰出基準外の補助金も計上させていただいております。
また、下水道事業の会計上の区分単位で繰出金を計上しておりますことから、特定環境保全公共下水道事業分は163ページの土木費の中で、農業集落排水事業分は141ページになります、これが第6款農林水産業費でございますが、それぞれに分かれて計上させていただいております。お目通しいただきたいと思います。
続きまして、171ページをお願いいたします。消防費でございます。第9款消防費の災害対策費では、防災行政無線の管理費、防災システムの通信料、県消防防災へリコプター運航連絡協議会の負担金など、これまでの施策に要する経費を計上しておりますほか、防災行政無線屋外子局の非常用バッテリーを順次取り替えてまいりますので、その業務委託費を計上いたしております。
続きまして、203ページをお願いいたします。災害復旧費でございます。第11款災害復旧費におきましては、政策経営部では現年発生庁舎等施設単独災害復旧費をこれまでどおり計上させていただいております。第12款公債費におきましては、定時償還に係る元金、利子の償還金を計上いたしました。
第14款予備費でございますが、これまでの予備費の実績を踏まえて、計上をしております。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩いたします。再開を午後2時20分といたします。
午後2時05分 休 憩
午後2時20分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、提案説明を続行いたします。
○揚松智幸市民部長 それでは続きまして、市民部所管部分の主な事業について御説明申し上げます。
予算書の87ページを御覧ください。
第2款総務費の生活相談事業費では、相談件数の増加や複雑化する消費者問題等に持続的に対応するため、令和3年度に引き続き、消費生活相談員の給与費など消費生活相談体制に係る経費等を計上し、89ページの課税事務費では、軽自動車税の納税情報等電子化に伴うデータ連携のためのシステム改修委託費を新たに計上しました。
91ページの戸籍住民基本台帳事務費では、窓口業務の外部委託費や、コンビニエンスストアでの住民票等交付及び個人番号カード発行等に係る地方公共団体情報システム機構への負担金を計上しましたほか、国のマイナポイント付与キャンペーンの開始に伴い、マイナンバーカードの申請増加が予想されるため、会計年度任用職員を増員し対応することといたしております。
次に、第4款衛生費について申し上げます。131ページを御覧ください。
環境費では、害虫対策事業費や公害対策事業費など、従来からの施策に要する経費のほか、環境にやさしいまちづくり事業費では、事業所ごみの減量化対策や各種苦情に対応する環境指導員の設置に係る経費を計上しましたほか、生ごみの自家処理をさらに推進し、ごみ減量化を図るため、生ごみ処理器「キエーロ」等の購入助成金を引き続き計上いたしました。
○冨永栄二保健福祉部長 続きまして、保健福祉部所管部分の主な事業について、御説明申し上げます。
予算書のほうは97ページを御覧ください。
第3款民生費の社会福祉費では、これまでどおり障害者居宅介護サービスなどの障害福祉サービス給付費や相談支援事業など、障害者地域生活支援事業費、重度心身障害者医療費助成事業費、障害者タクシー利用助成事業費、社会福祉協議会への運営補助金等を計上いたしました。
次に99ページになります。DV・女性保護対策等支援事業費では、これまでの相談体制を強化するとともに、安心サポートセンター内に令和4年4月から配偶者暴力相談支援センターを設置し、支援を必要とする方の早期発見・早期支援を図ってまいります。また、生活困窮者自立支援金給付事業費では、支援金の申請期間が3月末まで延長となりましたので、その申請に係る給付費を引き続き計上し、安心サポートセンター事業費では安全・安心まちづくり指導員の設置経費を計上いたしました。
続きまして、107ページになります。老人福祉費の老人福祉総務費では、敬老バス乗車券交付事業、高齢者介護手当支給事業、介護予防支援事業費等に係る経費を計上いたしました。
また109ページの高齢者元気度アップ地域包括ケア推進事業費では、県の補助事業を活用し、グループでの地域互助活動に対し、商品券に交換できるポイントを付与する事業を引き続き実施いたしますことから、ポイント交換用の商品券購入費や社会福祉協議会への活動団体登録等の事務委託費を計上いたしました。
次に、111ページ、児童福祉費ですが、児童福祉総務費の家庭児童相談等事業費では、日常的に迅速な情報共有を行う全国統一の情報共有システムとの連携のため、家庭児童相談管理システム改修経費を計上しました。
また、こちらも安心サポートセンター内に、令和4年4月から子ども家庭総合支援拠点を設置し、子供と家庭等に関する相談全般から、要保護児童等への対応、児童相談所等関係機関との連携調整など、引き続き、支援体制の強化に努めてまいります。
障害児通所支援事業費では、児童発達支援給付費、放課後等デイサービス給付費など、これまでどおりの事業を実施しますことから、給付費に係る所要見込額を計上いたしました。
次に、児童措置費では、ひとり親家庭等医療費助成事業費、児童手当など、こちらも従来からの施策に係る事業費を計上しております。
113ページの保育所費では、市立保育園の運営費等を計上し、115ページ、子ども・子育て支援費の私立保育所等運営費では、私立保育所等の定員の増加、小規模保育及び事業所内保育事業も含め、所要見込額を計上しておりますほか、育児用品購入券交付事業費では、子育て世帯の経済的負担を軽減するため、引き続き、出生時と1歳到達時にそれぞれ1万円分の育児用品購入券を交付し、第3子以降についてはそれぞれ5万円分の育児用品購入券を交付することといたしまして、所要見込額を計上しました。
また、市が設置する児童クラブの管理運営委託や小規模児童クラブ運営及び民間の児童クラブ運営を支援する放課後児童健全育成事業費、一時預かりや延長保育促進事業等に係る保育サービス事業費など、引き続き従来の事業を実施するため、所要見込額を計上しました。
児童クラブについて申し上げますと、令和3年度に、出水、東出水児童クラブを増設し、江内児童クラブにつきましては、4月からはカントリーコアから江内小学校の校舎内へ移転する予定となっております。
また、117ページの子育て支援室一般管理費では、老人福祉センター内に開設しております子育て支援室は、高尾野農業者健康管理センターに移転し、4月の開所に向けて準備を進めておりますが、支援体制の強化に向け会計年度任用職員保育士の増員や施設の管理経費を計上しました。
119ページの生活保護費では、生活扶助費、住宅扶助費及び医療扶助費等につきまして、令和2年度の実績、令和3年度の推移等を勘案して計上しました。
次に、第4款衛生費について申し上げます。
121ページをお願いいたします。保健衛生費の保健衛生総務費では、ドクターヘリ運航業務負担金等を計上し、123ページ、保健予防一般管理費では産科医療体制の安定を図るため、北薩3市2町医療体制確保推進協議会において、産科医療に従事する医師や助産師を新たに雇用する医療機関への補助金や、市内の産科医院の医師が学会への参加等で不在となる場合に、代替勤務する医師を確保することで産科医療体制の安定を図るため、産科医代替医師確保事業補助金を計上いたしました。
また、予防費の予防接種事業費では、子宮顎がんワクチン接種の積極的勧奨の再開に伴う委託費を計上しましたほか、骨髄移植等に係る再予防接種費用助成金を新たに計上しました。
新型コロナウイルスワクチン接種事業費では、一般の方々へのワクチンの追加接種分を計上しております。
なお、3月から始まる5歳以上11歳以下のワクチン接種については、今後、予算措置も講じながら速やかに対応してまいります。
125ページ、子ども・子育て支援費の子ども医療費助成事業費では、18歳までのお子さんに係る医療費の自己負担分全額を引き続き助成いたしますとともに、子ども医療費給付事業費では、非課税世帯の18歳までのお子さんに係る医療費の自己負担分につきまして、医療機関等での窓口負担のない現物給付による助成制度を引き続き実施することとして、所要見込額を計上しました。
また、125ページから127ページにかけての、不妊・不育治療助成事業費では、4月からの治療への医療保険の適用開始に伴い、経過措置に係る補助金を計上しております。
妊産婦・新生児健康支援事業費の産後ケア事業費では、出産後の体調不良や育児不安を抱えている母子へのサービス利用に対する助成を引き続き計上し、また、産婦健康診査事業費でも、産後うつ病の予防及び新生児への虐待防止を図るため、産後間もない時期の産婦を対象とした健康診査に係る費用を令和3年度に引き続き助成することとしましたので、その所要見込額を計上しました。
127ページから129ページにかけての妊産婦・子育て応援券交付事業費では、妊産婦や子育て世帯の負担軽減を図り、安心して子供を産み育てることができる環境を整備するため、子供の一時預かりなどの保育・育児等支援サービスや、乳房ケアや沐浴などの保健サービスに使用できる応援券を交付することとし、所要見込額を計上しました。
健康増進事業費では、従来からのがん検診、健康相談、訪問指導等などの未病対策に係る経費を計上いたしました。
○春田和彦商工観光部長兼農林水産部長 続きまして、商工観光部、農林水産部所管部分の主な事業について、御説明申し上げます。
予算書は81ページを御覧ください。
第2款総務費の企画費、国際交流事業費の産業・観光交流事業費では、ここ数年、新型コロナウイルス感染症の影響で交流ができていない状況ではありますが、姉妹都市でございます大韓民国順天市及び台湾埔里鎮の特産品を本市の大産業祭に出店していただきますことから、それぞれの訪問団との交流会開催等に係る経費を引き続き計上しました。
次に、地域活性化対策費の定住促進事業費では、いきいき自治会定住支援事業補助金や、住宅取得補助金、通勤補助金、子育て世帯の定住促進を図るための家賃補助金をそれぞれ計上し、83ページの総合戦略推進管理費のシティセールス推進費では、引き続き、5名の地域おこし協力隊等を活用して、外部からの視点で観光客誘致促進や交流人口の拡大、定住促進に向けた情報発信等を推進し、再生可能エネルギー利活用推進事業費の畜産バイオマス利活用調査事業費では、畜産バイオマス推進協議会開催経費を計上しました。
次の国体開催事業費では、令和5年度に延期となりました「燃ゆる感動かごしま国体」の開催に向けた準備経費等に係る実行委員会への負担金を計上しました。
次に飛びますけれども、133ページの第5款労働費でございますが、労働諸費の労働動者福祉対策費では、人口流出と地元企業の人材不足解消、また、地域雇用の拡大を図るため、市内の高校生を対象とした市内企業説明会の開催経費を計上しましたほか、市の広報紙を活用して地元企業の魅力を発信する、いずみ仕事図鑑作成に係る委託費を引き続き計上しました。
続きまして、第6款農林水産業費について申し上げます。
まず、137ページ、来て観て体農自味交流事業費では、観光特産品協会と連携した修学旅行などの教育旅行誘致に対する奨励金を計上しました。
次に、就農を希望する方を対象に、鹿児島いずみ農協と連携して実施する新規就農者支援対策事業や国庫補助事業として実施しております農業次世代人材投資資金交付事業などに係る所要見込額を計上しました。
続きまして、139ページ、畜産業費でございますけれども、本年10月に霧島市及び南九州市で開催予定の第12回全国和牛能力共進会の県実行委員会への負担金や出品対策事業費補助金を計上しましたほか、既存の制度融資に係る利子補給金や、優良繁殖素牛導入事業費及び優良種豚導入事業費、肉用牛産地銘柄確立対策事業費等を計上しました。
また、鳥インフルエンザ対策事業費につきましては、緊急な事態に備え迅速な対応ができるよう、防疫対策経費をあらかじめ計上するものでございます。
141ページから143ページにかけての農地費では、農業用施設の管理経費、農業用施設整備地域支援事業費、多面的機能支払交付金等を計上いたしました。
次に、145ページ、林業費、林業振興一般管理費では、市の木であるイヌマキの害虫被害拡大を防止するため、薬剤散布を実施した自治会に対して経費の一部を補助する緊急緑化樹病害虫防除対策補助金を計上し、有害鳥獣防除事業費では、鳥獣被害対策実施隊報酬やイノシシ・シカ等捕獲補助金のほか、出水市猟友会への捕獲出動補助金や猟犬事故死等見舞金等に対する補助金を引き続き計上しました。
また、竹材搬出促進支援事業補助金では、引き続き、竹林保全のため、市内の竹林を伐竹し加工業者に搬入した場合、1キログラム当たり3円以内を助成することとし、所要見込額を計上いたしておりますほか、緑化産業活性化推進事業補助金では、本市の地場産業の一つでございます植木を中心とした緑化産業の支援と、植木市の活性化を図るため、植木市で植木を購入された方への購入費や運搬費に対する補助金のほか、植木農家の生産性向上のための機械購入費等補助金を計上しました。
145ページから147ページにかけての森づくり推進事業費では、森林環境譲与税を活用して、地域林政アドバイザー雇用経費や、森林所有者への森林経営管理意向調査や伐採再造林巡視業務に係る委託費を計上しましたほか、森林現地確認用の機器購入費を新たに計上しました。
また、水産業費では、稚鮎等放流事業補助金や北さつま漁協に対する水産振興事業補助金等のほか、経営健全化へ取り組まれる北さつま漁協に対しましては、販売事業の強化や、経費削減及び事務の合理化等を支援するため、長期経営改善計画支援事業負担金を引き続き計上しました。
また、149ページの水産業活性化推進事業費では、漁協組合員の漁船等や、のり製造機械の購入・修繕費用の一部を助成する水産業活性化推進事業補助金を計上しましたほか、漁港等施設整備事業費では、野口漁港の漁港施設長寿命化に係る護岸補修工事費を計上し、市単独漁港整備事業費では、安全で円滑な漁業活動を支援するため、福ノ江航路しゅんせつ事業補助金を計上いたしました。
続きまして、第7款商工費について申し上げます。
149ページから151ページにかけての商工業振興費では、出水商工会議所や鶴の町商工会への補助金等を計上し、地場産業振興として、関東・関西などのふるさと会関連物産展につきまして、出店経費に係る補助金を計上いたしましたほか、中小企業振興資金等の各種利子補給金を計上いたしております。
151ページから153ページにかけての地場産業支援事業費の新規創業者支援事業費では、新規創業及び、既存事業所の後継者が新しい分野への事業展開に要する店舗改装等に係る経費の一部を助成する創業支援事業補助金のほか、空き店舗や空き家を利用して事業を始められる方に対する家賃助成事業補助金を計上し、地場産業販路拡大促進事業費では、国内外で行われる商談会や直売会に参加される事業所に対し、参加費用の一部を助成する地場産業販路拡大支援事業補助金を計上しました。
また、魅力ある商業空間創出事業費では、販売やデザイン、建築等の専門家と商店街の連携をマネジメントするための魅力ある商業空間創出マネジメント業務委託や、商店街への出店を目指す方や空き店舗所有者に対しまして、店舗改装経費を助成するリノベーション支援事業補助金を計上しましたほか、各種イベントを支援する商工業振興イベント事業費を計上いたしました。
次に、第10款教育費について申し上げます。
189ページです。中学生友好都市派遣事業では、令和3年度も新型コロナウイルス感染拡大に伴い、釧路市への派遣事業が中止となりましたので、令和3年度に予定していました生徒も含めて派遣することとし、補助金を計上しております。
191ページからの文化振興費におきましては、文化財保護対策費やツル保護対策事業費、ツル食害対策事業費及び東干拓の特定地域鳥獣保護事業費をそれぞれ計上し、195ページのツル博物館費では、クレインパークや花公園の管理経費等を計上しております。
195ページから199ページにかけての保健体育費では、各地域の社会体育施設の指定管理料のほか、スポーツ交流促進事業費では、スポーツ合宿の誘致活動経費や本市のスポーツ施設を活用し合宿を行う団体に対する宿泊費の一部を助成するスポーツ合宿等誘致推進補助金等を計上しました。
次に、203ページ、第11款災害復旧費では、現年発生農地・農業用施設及び林業用施設の単独災害復旧費をこれまでどおり計上しました。
○小原一郎建設部長 それでは続きまして、建設部所管部分の主な事業につきまして御説明申し上げます。
予算書の131ページを御覧ください。
第4款衛生費でございますが、従来どおり合併処理浄化槽設置整備事業補助金を計上しております。
続きまして、153ページをお願いいたします。
第7款商工費でございますが、住宅建築等工事促進事業費では、市内業者が施工する住宅の新築、増改築工事費に対する補助金や増加傾向にある空き家の解消と遊休不動産の流動化を促進するため、住宅解体工事促進事業補助金を計上しました。
次に、第8款土木費について申し上げます。
159ページをお願いいたします。道路橋梁費の道路維持補修費では、市道の補修費や除草作業などの委託費を計上し、里道等整備地域支援事業費では、農業用施設整備地域支援事業費と同様に、引き続き、原材料支給事業の補助対象経費に機械借上料を加え、限度額を30万円とし、所要見込額を計上いたしました。
161ページ、都市計画費の東光山花見山公園整備事業費では、令和3年度から整備に着手しておりますが、今後、花木植栽や遊歩道の整備を予定している区域の伐採に係る経費を計上し、屋根付き市民ふれあい広場整備事業費では、令和3年度から令和5年度までの3年間の継続費に係る、2年目の事業費を計上しております。大屋根の整備工事をはじめ、芝生広場の改修、防災備蓄倉庫等の設置工事等を予定しております。
また、165ページの住宅費の建築物耐震改修促進事業費では、引き続き、木造住宅の耐震化を促進するため、民間木造住宅耐震診断等補助金を計上いたしましたほか、危険ブロック塀等安全確保支援事業補助金を計上しました。
次に、空家等対策事業費では、空家等対策協議会開催経費や、市の特定空家等の認定を受けた危険家屋等の除却に対して助成する特定空家等除却事業補助金を計上しましたほか、これまでの空き家バンク登録物件の改修補助金や、自治会・コミュニティ協議会が中心となり空き家改修を行う、上場・大川内、江内地区を対象とした地域提案型空き家活用モデル事業補助金を引き続き計上いたしました。
次に、201ページをお願いいたします。第11款災害復旧費では、現年発生道路及び河川の単独災害復旧費をこれまでどおり計上いたしました。
○大平伸章消防長 続きまして、消防本部所管部分の主な事業について、御説明申し上げます。
予算書の167ページをお開きください。
第9款消防費の常備消防費では、消防救急指令台・デジタル無線保守点検業務委託費や、ページをめくっていただきまして169ページ、県消防学校での救急科等に係る研修費などのほか、消火栓設置負担金等を計上いたしました。
また、非常備消防費におきましては、消防団員の報酬や費用弁償など、消防団の活動経費を計上いたしました。
○溝口雄二教育部長 続きまして、教育部所管部分の主な事業につきまして、御説明申し上げます。
予算書の81ページを御覧ください。
第2款総務費、国際交流事業費の青少年交流事業費では、令和3年度も令和2年度に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大に伴い派遣が中止となりましたが、オンラインでの交流を行ったところです。令和4年度は、大韓民国順天市の中学生が本市を訪れることとなっておりますので、その受入経費等を計上いたしております。
次に、173ページを御覧ください。
第10款教育費、教育総務費の事務局一般管理費では、令和3年度から実施しておりますプール集約化モデル事業における、学校と市民プール間等の移動のためのバス・タクシー借上料や、教職員のメンタルヘルスケア業務委託費を引き続き計上し、また、173ページから177ページにかけての指導研修費では、外国語の授業実施による英語指導助手、特別支援教育支援員、学習支援アドバイザーなどの配置に係る経費のほか、大川内小学校の特認校通学用のタクシー借上料を引き続き計上しました。
特認校区活性化事業費では、特認校区の活性化活動を支援する地域活性化協議会支援補助金や、放課後教室授業に対する地域活性化推進事業費補助金につきまして、引き続き計上しました。
人権教育研究推進事業費では、令和3年度から令和4年度までの事業として、大川内小学校を指定校として、子供たちがお互いの個性を認め合い自他の存在を尊重するなど、人権意識を培うため、学校・家庭・地域が連携・協力しながら、幅広い視点から実践的な研究を行うための研修会等実施経費を計上しております。
続きまして、179ページからの小学校費でございますが、中学校費と共通する事業が多くございますので、併せて申し上げます。
学校管理費の施設維持補修費ですが、小学校では、老朽化しております出水小学校の教室棟・管理棟の窓枠修繕費のほか、大川内小学校ほか2校の屋内運動場の屋根改修費を、中学校では、米ノ津中学校の屋内運動場屋根改修費をそれぞれ計上しました。
教育振興費の教材費では、小学校、中学校ともに、学校図書等の購入費を計上いたしました。
続きまして、185ページからの高等学校費でございますが、管理運営費等のほか、生徒たちの心の安定と保護者の精神的負担軽減のためにスクールカウンセラーの設置に要する経費や、高等学校施設維持補修費では、体育館渡り廊下の改修費を計上しました。
187ページからの幼稚園費では、市立幼稚園の運営費等のほか、幼稚園施設維持補修費では、鶴荘幼稚園のフェンス修繕費を計上し、施設利用等支援事業費では、預かり保育等に係る施設利用料給付金や公立幼稚園副食費給付金をそれぞれ計上しました。
社会教育費では、社会教育総務費におきまして、189ページ、学校教育を地域で支援する学校応援団事業費、異年齢での集団生活を体験する出水ふるさと学寮事業費など、従来からの施策に係る経費を計上しております。
このほか、193ページの文化会館費、青年の家費、図書館費では、従来からの施策に係る経費や、指定管理施設の指定管理料等を計上しておりますほか、201ページの学校給食費及び給食センター管理費では、学校給食提供に係る経費を計上しております。
203ページ、第11款災害復旧費では、現年発生公立学校施設等単独災害復旧費をこれまでどおり計上しました。
○冨田忍政策経営部長 以上が令和4年度一般会計当初予算の歳出の概要でございます。これに対します歳入といたしまして、分担金、負担金、国・県支出金、市債等を特定財源とし、市税、地方交付税等を一般財源として計上して、編成をいたしております。
市税につきましては、市民税、固定資産税及び軽自動車税の増収を見込んで計上しましたほか、地方譲与税等につきましては、国の地方財政計画を参考に計上しております。
なお、地方消費税の税率引上げ分を全て社会保障施策に要する経費に充て、その使途について、予算書、決算書の説明資料等において明示をすることが求められておりますので、204ページのほうにその説明資料をお示ししてございます。お目通しを願います。
地方交付税につきましては、地方財政計画によりますと前年度比3.5%の増額となっておりますが、当初予算におきまして現段階では、一般財源としての所要額を計上しているところでございます。
繰入金につきましては、屋根付き市民ふれあい広場整備事業等の財源としてツルと歴史のまち応援基金から繰り入れますほか、減債基金等からの繰入金を計上しております。
市債では、臨時財政対策債につきましては、地方財政計画を参考にして減額の計上となっております。
続きまして、予算の第2条債務負担行為でございます。県議会議員選挙ポスターの掲示場管理・撤去業務委託のほか2件の期間と限度額を設定し、予算第3条地方債におきましては、起債の目的、限度額等を設定しております。本条によります令和4年度末起債残高の見込額等につきましては、219ページの調書のとおりでございます。
次に、特別会計、企業会計について、所管部長から各会計予算に計上しました主なものについて、説明をさせていただきます。
まず、私のほうからですが、315ページをお願いいたします。交通災害共済特別会計でございます。歳出におきましては、記載は329ページになりますけれども、前年度までの実績を踏まえまして、交通災害共済見舞金等の所要見込額を計上いたしております。歳入としましては、会費と基金からの繰入金を計上いたしました。
○揚松智幸市民部長 続きまして、221ページからの国民健康保険特別会計について、御説明申し上げます。
保険税の算定については、県国民健康保険運営方針に基づき、令和2年度から令和5年度まで段階的に資産割をなくす3方式、標準的な賦課割合とし、令和4年度国民健康保険事業費納付金に必要な税額を確保することも併せて、税率改正を行うこととしております。
また、令和4年度の制度改正としては、子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、未就学児に係る均等割保険税の5割を軽減することとなっております。
予算の概要ですが、歳出では保険給付費について、これまでの医療費の実績及び県が交付する普通交付金等を基に所要見込額を計上し、国民健康保険事業費納付金については、県に納付する納付金を計上しました。
また、保健事業費では、特定健康診査事業費において受診率向上のため、対象者の特性に合わせた受診勧奨通知等を実施し、そのほか、医療費通知、人間ドック補助事業費等に係る所要見込額を計上しました。
これに対します歳入では、国民健康保険税のほか、県支出金であります保険給付費等交付金、一般会計繰入金等を計上しました。
次に、257ページからの後期高齢者医療特別会計について申し上げます。
令和4年度及び令和5年度の保険料率については、県後期高齢者医療広域連合において、所得割率及び均等割率が、ともに引き上げ改定がなされたところでございます。
また、令和4年度の制度改正としては、令和4年10月1日から一定以上の所得がある方の医療機関等における窓口負担割合が2割に見直しされることとなっております。
予算の概要ですが、歳出では、総務費において制度改正に伴う保険証の再交付経費を計上することとしましたほか、広域連合納付金について、後期高齢者の保険料及び保険基盤安定負担金等に係る納付金見込額を計上するとともに、後期高齢者健康診査事業費等に係る所要見込額を計上しました。
これに対します歳入では、後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金等を計上しました。
○冨永栄二保健福祉部長 次に、277ページをお願いいたします。
介護保険特別会計につきまして、申し上げます。
令和4年度は、第8期介護保険事業計画の2年目として事業を実施してまいります。
歳出では、要介護認定者の増加に伴う介護サービス利用者、利用件数等を見込みまして、保険給付費等を計上しました。
また、地域支援事業といたしまして、高齢者が歩いて通える場所に「集いの場」の立ち上げ支援を行う出水こけん塾事業費を計上しておりますほか、生活支援体制整備事業費では、高齢者生活支援推進協議会の設置に係る経費を計上するとともに、生活支援コーディネーターの勤務体制を充実させ、協議会が設置されていない地域への事業推進に取り組むこととしております。
また、認知症総合支援事業費では、認知症初期集中支援チームを設置し、認知症の早期診断・早期対応に努め、認知症地域支援推進員を配置して、引き続き、速やかな相談対応等を図ってまいります。
これに対します歳入でございますが、保険料、国・県支出金、支払基金交付金及び一般会計繰入金等を計上いたしました。
○春田和彦農林水産部長 次に、331ページからの地方卸売市場特別会計につきまして、申し上げます。
歳出では、345ページですけれども、施設管理費のほか市場建設に係る市債の元利償還金を計上し、歳入では、343ページですけれども、市場使用料及び一般会計繰入金等を計上いたしました。
○小原一郎水道部長 続きまして、水道事業会計について御説明いたします。別冊になります。
水道事業会計は、収益的収支では給水人口の減少、世帯構成の変化、節水意識の向上等の影響による営業収益の減収に対処した営業費用としました。
一方、資本的収支の事業として、老朽化に伴う管路、機器の更新及び耐震管の整備並びに道路改良工事等に伴う配水管の整備事業を予定しています。
予算規模は、水道事業収益で7億8,842万円、水道事業費用で7億5,840万1,000円、資本的収入で1億1,460万7,000円、資本的支出で4億2,870万円となっています。
今後も経費の節減に努め、市民の皆様に安全で良質な水の安定供給に努めてまいります。
次に下水道事業会計について御説明申し上げます。
下水道事業は、供用開始から古いものでは30年以上が経過し、施設の老朽化による更新時期を迎えていることから、下水道施設全体の長期的な改築事業のシナリオでありますストックマネジメント計画や農業集落排水施設の更新計画である最適整備構想に基づき、施設の更新事業を進めています。
令和4年度の主な事業としましては、下水道法第4条の規定による次期計画の策定や下水道区域の浸水対策を計画的に進めるための雨水管理総合計画の策定を行います。
建設改良事業では、ストックマネジメント計画に基づく点検調査及び改築実施計画策定業務を実施します。
また、農業集落排水施設の既存施設の規模や最適な処理方法を検討するための維持管理適正化計画を策定するとともに、農業集落排水施設整備計画に基づいた更新事業を進めていきます。
下水道事業の予算規模は、下水道事業収益で16億4,101万8,000円、下水道事業費用で16億1,337万2,000円、資本的収入で7億8,188万1,000円、資本的支出で12億2,904万8,000円となっております。
今後におきましても、都市の健全な発達及び公衆衛生の向上に寄与し、併せて公共用水域の水質の保全に資するよう務めてまいります。
○福濱敏郎出水総合医療センター事務部長 次に、別冊になりますけれども、病院事業会計について御説明します。
病院事業では、基本的理念である良質な医療を提供し、市民に信頼される病院を目指して、職員一丸となって経営改善に取り組んでまいります。
現在、新型コロナウイルス感染症患者に対応するため、出水総合医療センターの一部の病棟を感染症専用病棟として運用しており、入院患者を制限せざるを得ない状況が続いています。
また、院内で発生した感染の影響で、その状況はさらに深刻なものとなっており、事態の収束に向け全職員が一丸となり、責任感と使命感をもって対応に当たっているところです。
医療センターを取り巻く環境は、感染症の終息のめどが立たないなど、依然として厳しい状況が続いておりますが、市民の健康を守るため、目下の感染症対応に全力で取り組みつつ、経営改善にも努めてまいります。
それでは、令和4年度当初予算の方針を申し上げます。
出水総合医療センターにおいては、出水地域の中核的な医療機関としての自覚を持ち、救急や小児、感染症医療など地域に不可欠な医療を担う公立病院としての使命を果たしてまいります。
また、地域で求められる医療提供体制を安定して確保するとともに、持続可能で健全な経営基盤を築くための施策を積極的に展開してまいります。
高尾野診療所、野田診療所におきましては、在宅療養支援診療所として、引き続き地域に密着した医療を提供し、その運営をさらに強化することで、経営改善に努めてまいります。
次に、令和4年度の主な事業を説明いたします。
出水総合医療センターでは、令和3年度中に導入する診療案内表示システムと令和4年度に更新する自動再来受付機を連携させ、さらなる感染症対策の強化を図るほか、CTやMRIで撮影しました画像を管理するための画像管理システムをはじめとする医療機器等を更新し、医療の質の向上を図ります。
また、医師招聘対策といたしまして、研究講座寄附金を継続するとともに、大学医局等への積極的な訪問活動に努めてまいります。
高尾野診療所におきましては、老朽化したX線撮影装置を更新し、また、野田診療所においても、老朽化したCT装置を更新することで、医療の質の向上を図ります。
このようなことから、予算規模は、病院事業収益が51億9,724万3,000円、病院事業費用が53億9,765万6,000円、資本的収入が3億6,153万8,000円、資本的支出が6億6,577万4,000円となるものでございます。
今後も引き続き、他の医療機関、介護施設等と緊密に連携しながら、地域に必要な医療を安定して提供することで、市民の命と健康を守り、地域の健全な発展に貢献してまいりたいと考えております。
○冨田忍政策経営部長 以上が令和4年度当初予算各会計にわたる主な事業の所管からの説明でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で提案説明が終わりました。
これより、総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号、何ページと示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては、所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内といたします。
質疑を許します。
○15番(宮田幸一議員) 議案第1号の一般会計で、壇上より市長がるる説明された中で、私の聞き取り方が悪かったのか何か、ちょっと不安な材料があるので、確認のためにお聞かせください。
確か、国の財政状況を話される中で、私もよく知っているんですけれども、国の資産と負債の部分を差引きしますと、日本の国は債務超過です。それが何百兆円と債務超過です。ですから、国にお金がないからかもしれませんが、市長の壇上の説明では、確か地方交付税を出水市は89億円程度、それから臨時財政対策債を3億円程度減少して、出水市としては予算編成に取り組んだというふうに聞こえました。
私の知る限り、この地方交付税なるもの、それから臨時財政対策債なるものというのは、御存じだと思いますが、総務省が地方財政計画を吟味して、その中で基準財政需要額、要するに出水市を市民のために維持するのにどれだけ金がかかるか。それに対して、基準財政供給額、これはすなわち端的に申しますと、出水市民たちが納めてくれる税金等々が入る自主財源ということになって、ここの不足分に対して国は地方交付税をしてくれるんだという。そして、地方交付税をしなきゃいけないんだけど、その地方交付税の積立金が国がちょっとないもんだから、その分、県もそうですけれども、都道府県市町村で一時借り替えておいてくれというのが臨時財政対策債だというふうに私は理解しておりますが、何かこれを聞いていると、合計で約92億円、令和4年度よりも少ない予算で編成をしたんだから、市民サービスが低下してもしょうがないよね、というふうに私は聞こえたんですが、この辺の説明を。
となると、もう総務省がはじき出した数字、それで地方交付税はこれぐらい減りますよ、臨時財政対策債はこれぐらい減りますよというのが国から内示があったのかどうか、その辺も含めて教えていただきたいと思います。
○冨田忍政策経営部長 国の財布の事情で、市民サービスは減るんだよということではございませんで、市長も再三申し上げているとおり、選挙を控えての骨格的予算編成ということで、通例どおり減額となっているということでございます。何かそこに結び付けようというお話であれば、それは間違いかと思います。
それと、臨時財政対策債と地方交付税の関係でございます。地方交付税の計上額は毎年度のことではございますが、その年の当初予算の編成におきまして、所要の一般財源として必要額を交付税を予算計上しております。これは例年どおりのことでございまして、今年度の地方交付税の予算措置額につきましては5.9%の増ということになっております。その振りかわりとして、市債でございます臨時財政対策債が減少をしております。これはなぜかと申し上げますと、私どもの予算編成の都合ではなく、市長のほうも申し上げましたとおり、国の地方財政計画において、国全体の臨時財政対策債の総額が前年比で67.5%の減額となっております。これは市長も明確に申し上げたとおりでございます。そういうことでございますので、地方交付税においては、その臨時財政対策債を大きく減少して、計上せざるを得ませんので、その分、所要の地方交付税額を増額して、予算編成をしたということを、市長は申し上げたかと思います。
○15番(宮田幸一議員) 今の説明でよく分かりました。なぜ、私がこう言ったかというと、確か僕の耳が悪かったのかもしれませんが、国が非常にあらがって、確か債務超過とは言われなかったと思うんですが、先ほど1兆何千億円の話をされたあとに、地方交付税と臨時財政対策債の話をされたので、だから、そうなのかなと思いました。
確かに冨田政策経営部長がおっしゃるように、地方交付税がそれだけ増えてくると、その分の臨時財政対策債というのは減らしていいわけですので、それでよく理解いたしました。ありがとうございました。
○7番(吉元勇議員) 議案第1号、一般会計の147ページ。内水面漁業振興対策事業費です。この関係で、南九州西回り自動車道の特に米之津川に架かる橋の整備について、これまで広瀬川内水面漁協に対して2回、要請書を出しております。にも関わらず、私の認識ではいまいちの状況である中で、今回もこうやって稚鮎等放流事業補助金を計上されております。道義的な観点から申せば、そういう状況にありながら補助金を出すというのは、いかがなものかと思っております。
なおかつ、警告を出した、あるいは議会から議員辞職勧告を受けた理事が幹部の理事をしているという、そういう団体に補助金を出すという、市民の財源を使って補助金を出すということはいかがなものかと思っていますが、今ここで言うのはちょっと所管がまたぐので、建設部長の関係もあるので、ここで質疑するのがいいと思いますが、この要請書に対してはうまくいっていると認識されていますか。そうであれば、道義的な観点からいったら、この内水面漁業振興対策事業費も計上するのは、一般的にはいいとは言えんけど、悪くはないのかなと思いますが、その辺の認識。この要請書をもう2回出しましたけれども、事業費として上げることに関しては、何も問題はないですか。その辺の行政の認識をお知らせください。
○椎木伸一市長 147ページの内水面漁協への補助金の関係でございますけれども、確かに私どもは、西回り自動車道の建設促進のために、議長との連名等々で2回にわたって要請をお願いし、建設促進の協力依頼をお願いしてきました。それはそれでですね、いろんな事業推進のための要請でございますが、内水面漁協のいわゆる川の資源の要請といいますか、そういったこととはまたの別の次元でございまして、それを我々が材料に協力要請をしているわけではなくて、地域の発展のために沿線自治体も含めてお願いをしているわけでございますので、個々の補助事業と連動しての考え方というのは切り離しているところであります。
○7番(吉元勇議員) 続きまして、151ページです。19企業立地対策費、これは担当部長というよりも市長の今後の方針のこともあるので、ここで大綱として質疑しますが、御案内のとおり熊本県菊陽町に大規模な半導体工場、TSMCが来るということで、国・県・熊本市、それから菊陽町、大規模な投資をするような予算を組んでおりますが、出水市も企業誘致をこの企業立地対策費の中でやっていますけれども、今後は誘致あるいは立地というよりも、その受入体制の整備というのを、今後、将来を見込んでやらないかんと思うんですが、この企業立地対策費、特に開発促進審議委員会の委員の中で、今後は誘致あるいは立地の、これは規則によってどういう審議があるのか決まっていますけれども、今後はいわゆる誘致する、あるいは立地してもらうというような、いわゆる工業団地の整備化ですね、ここまで踏み込んだことを令和4年度は、あるいは令和4年度、5年度、6年度、7年度やるべきだと思っているのですが、そういう受入れの土台づくりのための対策費という。
○議長(杉本尚喜議員) 吉元議員、今、質疑ですので。今、話を聞いていると自分の思いはどうなのかというような、一般質問に値するような発言でございます。もっと整理をしてください。
○7番(吉元勇議員) そういった考えも市長が持った上での対策費になっていますか。
○春田和彦商工観光部長 この企業立地対策費につきましては、ここに予算計上しております産業開発促進審議会委員の報酬でありますとか、いろいろ書いてあります。現在、この産業開発促進審議会の審査の内容といいますのは、企業が立地したときの減免の対象になるかとか、そういったところを審議していただいているところでございまして、現在、誘致活動につきましては、ある一定度のところまできておりまして、誘致もなんですけれども、今来ている企業に対して地元で長く活動していただくための、いわゆる留置、留まっていただく、そういう活動も含めてこの予算には計上しているところでございます。
○7番(吉元勇議員) 131ページ、清掃費のじんかい処理費、家庭ごみ収集運搬業務委託、令和2年度に突然、祝祭日の収集をしないということがあって、令和3年度復活しました。令和4年度予算ですが、祝日あるいは祭日の収集はしない予算にはなっていませんね。確認です。
○揚松智幸市民部長 土日はやりませんが、休みの日はやるようになっております。
○14番(中嶋敏子議員) 一般会計のほうの153ページの21のところ、住宅建築等工事促進事業費の4,900万円計上されているわけですが、以前、これ店舗改装にも活用できないかというのを何回か取り上げたような気がするんですけれども、それに代わるものということで、その前のほうにあるリノベーション支援事業補助金が充当するのかなというふうに言う方もおられたんですけど、これを見ると上限が60万円で、180万円の予算しかないので、3人の方が使ったら終わりなのかなと思うんですけれども、この住宅リフォーム助成制度は今のこの予算書の中では、店舗には活用できないと理解してよろしいでしょうか。
○小原一郎建設部長 今言われました住宅建築等工事促進事業費につきましては、個人の住宅を対象としておりますので、店舗等の改装にはこの事業としては使えないということで、御理解いただきたいと思います。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第1号から議案第9号までの令和4年度各会計予算議案9件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で、自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑をされる事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 散 会
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。よって、本日はこれで散会いたします。第2日の会議は3月3日に開きます。御苦労さまでした。
午後3時22分 散 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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