令和3年出水市議会第4回定例会会議録第6号
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令和3年12月23日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 20名
1番 南 鶴 洋 志 議員
2番 橋 口 住 眞 議員
3番 上須田 清 議員
4番 日 髙 信 一 議員
5番 北御門 伸 彦 議員
6番 枦 山 卓 二 議員
7番 吉 元 勇 議員
8番 土 屋 工 吉 議員
9番 鶴 田 均 議員
10番 田 上 真由美 議員
11番 杉 本 尚 喜 議員
12番 出 水 睦 雄 議員
13番 鶴 田 悌次郎 議員
14番 中 嶋 敏 子 議員
15番 宮 田 幸 一 議員
16番 道 上 正 己 議員
17番 榎 園 隆 議員
18番 垣 内 雄 一 議員
19番 築 地 孝 一 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
宮 﨑 毅 財政課長
大 田 直 子 財政課課長補佐兼財政係長
松 岡 秀 和 企画政策課長
青 﨑 譲 二 企画政策課秘書監(課長補佐)
冨 永 栄 二 保健福祉部長
谷 川 弘 之 健康増進課長
高 口 悟 こども課長
中 里 豊 こども課こども福祉係長
揚 松 智 幸 市民部長
春 田 和 彦 商工観光部長
住 吉 祐 一 商工振興課長
宗 像 完 治 観光交流課長
池 田 幸 弘 農林水産部長
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
東 畠 賢 一 高尾野支所長
吉ケ島 英 章 野田支所長
鮫 島 幸 二 病院事業管理者
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
﨑 迫 真 也 出水総合医療センター総務課長
今 川 武 出水総合医療センター総務課課長補佐兼財政係長
登 本 義 和 出水総合医療センター医事課主幹兼情報管理係長
大 平 伸 章 消防長
大久保 哲 志 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
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議会事務局
髙 橋 正 一 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
中 村 勇 士 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北 紘 至 主査
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付議した事件
議案第73号 出水市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について(産業建設委員長報告)
議案第74号 出水市駅前広場等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について(産業建設委員長報告)
議案第77号 市道の路線の認定について(産業建設委員長報告)
議案第75号 公の施設の指定管理者の指定について(出水地域社会体育施設等)(産業建設委員長報告)
議案第76号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市立図書館及び出水市歴史民俗資料館)(文教厚生委員長報告)
議案第65号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
議案第66号 令和3年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)(文教厚生委員長報告)
議案第68号 令和3年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)(産業建設委員長報告)
議案第69号 令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)(産業建設委員長報告)
議案第70号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第6号)(総務病院委員長報告)
議案第81号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第16号)
議案第82号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第7号)
閉会中の継続審査について
陳情第5号 貴議会での「川内原発20年運転延長」に伴う課題の調査・研究、議論などを求める陳情書
陳情第6号 生活保護の「扶養に関する届出書」等の見直しを求める陳情書
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(杉本尚喜議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和3年出水市議会第4回定例会第6日の会議を開きます。
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△ 諸般の報告
○議長(杉本尚喜議員) 諸般の報告を申し上げます。
教育委員会から、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定による、令和3年度(令和2年度事業)教育委員会の事務事業点検評価報告書の提出がありましたので、皆様の議席にその写しを配布しておきました。
以上で、諸般の報告を終わります。
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△ 議会運営委員長の報告
○議長(杉本尚喜議員) ここで、議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(田上真由美議員) おはようございます。議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
本日の議事日程はお手元に配付のとおりでございますが、12月20日に追加送付のありました令和3年度各会計補正予算2件を日程第11及び日程第12として一括上程、提案理由説明ののち、委員会付託を省略し、即決の取扱いといたします。
皆様方の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
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△ 議事日程の報告
○議長(杉本尚喜議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和3年出水市議会第4回定例会
議 事 日 程 第 6 号
令和3年12月23日 午前10時 開 議
第1 議案第73号 出水市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について(産業建設委員長報告)
第2 議案第74号 出水市駅前広場等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について(産業建設委員長報告)
第3 議案第77号 市道の路線の認定について(産業建設委員長報告)
第4 議案第75号 公の施設の指定管理者の指定について(出水地域社会体育施設等)(産業建設委員長報告)
第5 議案第76号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市立図書館及び出水市歴史民俗資料館)(文教厚生委員長報告)
第6 議案第65号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)(総務病院、文教厚生、産業建設委員長報告)
第7 議案第66号 令和3年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)(文教厚生委員長報告)
第8 議案第68号 令和3年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)(産業建設委員長報告)
第9 議案第69号 令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)(産業建設委員長報告)
第10 議案第70号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第6号)(総務病院委員長報告)
第11 議案第81号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第16号)
第12 議案第82号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第7号)
第13 閉会中の継続審査について
陳情第5号 貴議会での「川内原発20年運転延長」に伴う課題の調査・研究、議論などを求める陳情書
陳情第6号 生活保護の「扶養に関する届出書」等の見直しを求める陳情書
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△ 議 事
○議長(杉本尚喜議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第1議案第73号・日程第2議案第74号
日程第3議案第77号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第1から日程第3までの条例議案2件及び市道の路線の認定議案1件を一括して議題といたします。
ここで、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) おはようございます。
産業建設委員会に付託された、審査事件は議案第65号令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)(所管部分)、議案第68号令和3年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)、議案第69号令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)、議案第73号出水市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、議案第74号出水市駅前広場等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第75号公の施設の指定管理者の指定について(出水地域社会体育施設等)、議案第77号市道の路線の認定について、以上7件、会議規則第39条の規定に基づき現地調査を含め、その審査の経過と結果について報告いたします。
本委員会は、令和3年12月15日8時57分より全委員の出席のもと開会し、10時42分まで現地調査を行い、10時55分より14時48分まで、第三委員会室で関係部長、課長、課長補佐、技監、係長等の出席を求め、机上審査を行いました。
それでは、議案第73号出水市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について報告いたします。
課長より、出水市総合運動公園の野球場及び陸上競技場の大規模改修工事が完了することに伴い、使用料の見直しをしようとするものである。
野球場は、スコアボードについて、フルカラー映像も流せるようLED化の改修を行った。
条例改正の内容としては、スコアボードの使用料、1回につき500円を来年4月1日から1試合につき1,000円に改めようとするものであるとの説明。
次に、陸上競技場は、従来のクレーから全天候型へと大幅な改良を実施し、今後は大会誘致や利用者の増につなげていきたいと考えている。また、日本陸上競技連盟が定める4種ライトの公認を想定している。
条例改正の内容としては、陸上競技場使用料を見直し、新たに会議室や温水シャワーの使用料も設定するものである。来年4月1日から実施するとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「陸上競技場の分は、おおむね1.4倍の値上げとなっている。これは県内の同規模の自治体と比較して同等なのか、安いのか、大分高くなったのか」との質疑に、課長より、「見直し後の使用料の額は、従来の維持管理費や県内他市の事例、県内の4種競技場かつ全天候型の競技場の使用料も参考にしながら設定しており、大きな違いはない」との説明であった。
討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第74号出水市駅前広場等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、課長より、出水駅前広場の一つとして出水駅南側駐車場を整備することに伴い、所要の改正をしようとするものである。南側駐車場は、駐車台数が30台の月ぎめ専用駐車場として、出水駅東口緑地公園に隣接する市有地に整備している。駅前広場の一つとして南側駐車場を位置づけ、使用料を西口第2駐車場と同額の税抜き2,370円とする改正である。月ぎめの募集を3月から、使用開始を来年4月からと考えているとの説明であった。
質疑に入り、委員より、「月ぎめだけではなく、緑地公園等の利用者の駐車場として、短時間利用の考えはなかったのか」との質疑に、課長より、「月ぎめ専用の南側駐車場と一緒に東口緑地公園用の駐車場も整備しており、そこは一般に使える駐車場として考えている」との説明でした。
討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第77号市道の路線の認定について、課長より、今回認定しようとする路線は、市道坪ノ坂平松上線と広域農道とを結ぶ600メートルの路線で、本路線は、出水市道路総合整備計画で将来骨格路線として設定し、南九州西回り自動車道(仮称)出水北インターチェンジと市街地を結ぶ重要な路線として位置づけられている。さらに、現在計画中の道の駅へのアクセス道路としても計画している。路線名は平松上広域線で、出水市下鯖町1794番1地先から出水市境町3591番地先まで市道認定しようとするものであるとの説明でありました。
質疑に入り、委員より、「この路線は道の駅計画の中に含まれてくると思うが、歩道について十分配慮し、将来を見据えての計画を考えたほうがよい。用地相談等が必要となってくるが、何年頃までに完了する計画なのか」との質疑に、課長補佐より「(仮称)出水北インターチェンジが開通すると同時までには整備をして、インターチェンジでの乗り降りに合わせて運用できるような体制としたい。今、西回り自動車道の整備は令和10年度が目標と聞いているので、それに合わせて整備ができないかと考えている」との説明でありました。
討論に入り、賛成の立場で、「本路線の認定については西回り自動車道の道の駅構想もあり、今後においても広域農道につながる路線の計画もされていることから、利用者も増える可能性が十分見込まれる道路です。歩道設置を考慮に入れ認定されることを考え賛成します」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、産業建設委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第73号出水市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
○14番(中嶋敏子議員) 4点か5点ほど、ちょっと聞かせてください。
スポーツ団体等との事前説明とか合意とかは必要なかったのか、されなかったか、その質疑はなかったかというのと、あと料金の見直しというのが、時間ごとにされておるんですけれども、使用時間の頻度がどの時間帯が一番多いのかという質疑はなかったかですね。
それと、使用時間が1時間未満は1時間とするとされておりますけれども、この1時間という使用料というのは2時間からしか出ていないわけですけれども、2時間未満ですね、この中に含まれるのか、1時間という使用料設定が別途されているか、その質疑はなかったかというのと、野球場のスコアボードの使用料が1回につき500円だったのが、1試合につき1,000円になったとされております。私はあまりスポーツに詳しくないので、ちょっとお尋ねですけれども、1回と1試合とどういう違いがあるのか、そういう質疑はなかったか聞かせてください。
それと、団体使用の中に「団体使用とは」というので、スポーツクラブなどの団体が陸上競技場の一部を使用する場合というふうになっておりますけれども、このスポーツクラブの中にスポーツ少年団なども含まれているのかですね。単純な質問かもしれませんけれども、そういう質疑がなかったか教えてください。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) 団体協議がありまして、ヒアリングをして説明をしたと、そこに異議はありませんでしたということでした。
2番目が時間の使用料の件についてだと思いますけれども、これについては特別説明のとおりだと思います。
3番目が、500円から1,000円になったということで、これについても一応質疑はありましたけれども、他市との関係で、調査した上でこれで決定したということでありました。
4番目については、スコアボードについては、1回と1試合との違いというのは、ちょっと説明がなかったです。
○議長(杉本尚喜議員) 髙崎議員、スポーツクラブの中にスポーツ少年団は含まれるかどうかという質疑だったと思いますけれども。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) それについては、別にないようでした、スポーツ団体についてはですね。
○14番(中嶋敏子議員) 今言われたので、1時間未満を1時間とするというのは、2時間未満の使用料に含まれるのかということについて、ちょっと委員長からの答弁がなかったので、そういう質疑がなされなかったのか。そういうふうに考えていいのか、ちょっとお答えください。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) そのことについては、協議はなされませんでした。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております、議案第73号出水市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、理由を述べて反対したいと思います。
今、いろいろ質疑をしましたけれども、十分回答があったとは思えないんですけれども、いずれにしましても、大規模改修工事が約6億円近い事業費がかかったようですけれども、全天候型で使用できる立派なものができたことは大変喜ばしいことですけれども、この使用料区分の中で、例えばアマチュアスポーツに使用する場合、児童生徒の場合が200円だったものが、時間頻度がどれぐらいなのかというのはありますけれども、例えばスポーツ少年団の皆さんが使うとすれば、この2時間未満というのが一番多いのではないかなと推測をされるわけですけれども、それが200円が300円に150%の値上げになっているということがあります。いろいろな方が使われるとは思うんですけれども、コロナ禍の中でのこうした負担増は、せっかく今あるスポーツ振興に水を差すのではないかというふうに懸念をするわけであります。公の施設ですので、受益者負担の原則などというのは適応するべきではないのではないかと、私としては思います。
だから、この上げ幅についても非常に大きいのではないかなと思いましたので、理由を述べて反対したいと思います。今、新たにシャワーとか会議室の使用料なども別途徴収するようになっているようですので、ここらも負担が増えてくることにつながるかなと考えております。
以上、理由を述べまして反対といたします。
○7番(吉元勇議員) 議案第73号出水市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、意見を少し述べて賛成討論いたします。
今回の値上げについては、御承知のとおり、施設の大規模改修によるものであります。委員会の審査の中でも、この使用料の設定については近隣の自治体の施設の使用料とほぼ同額だと、その辺も参考にした上での提案であるということでありました。これについては、そのとおりでありますし、そこ辺まで配慮した金額であります。
なお、私はこの社会体育施設の使用については、出水市は以前から安いと。安いということは、施設の維持管理にそのお金を回せないといったことを述べてまいりました。今回の値上げのことで、その辺のことも含めた値上げだと思います。
なお、今後は、これもこれまで申し上げてきましたが、多目的広場を無料で契約を、使用をさせるといったようなことは、この辺の自治体ではあり得ないことであります。契約をする場合は、幾らかの使用料を取って、その使用料によって施設の維持管理を行うといったようなことをぜひ進めていただきたいということを述べまして、賛成討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり、可決されました。
議案第74号出水市駅前広場等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第77号市道の路線の認定について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△ 日程第4議案第75号・日程第5議案第76号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第4及び日程第5、公の施設の指定管理者の指定議案2件を一括して議題といたします。
ここで、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) 議案第76号公の施設の指定管理者の指定について(出水市立図書館及び出水市歴史民俗資料館)について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、御報告申し上げます。
まず、生涯学習課から、平成29年4月1日から5年間、株式会社図書館流通センター出水営業所を指定管理者として指定し、管理運営を行っているところで、今回の指定期間満了により、指定管理者の公募を行ったところ、同社のみの申請であった。申請の内容については、出水市公の施設の指定管理者選定審議会において、審議した結果、株式会社図書館流通センター出水営業所を指定管理者とすることが適当である旨の答申を受け、審議会の答申を尊重し、同社を令和4年4月1日から令和9年3月31日までの期間の指定管理者として提案するものであるとの説明がありました。
また、同センターは、多くの自治体で指定管理者となっているほか、図書館窓口業務の受託、書誌、データベースの作成及び販売等を行っている法人であるとの説明があり、続く質疑では、「過去5年間の間のモニタリング調査では、市民からの意見なり報告はなかったのか」との質疑に対し、「毎年モニタリングも行っており、指定管理者で御意見箱を設けて、その中で御意見いただいたものがある。その中で研修室の机を増やしてほしいとかの意見や、子供たちの読み聞かせのコーナーがあるが、ちょっと騒いだりしたときに苦情が寄せられるなどはある」との答弁でした。
また、「意見や苦情にどう対応しているか」との質疑に対し、「年に二、三回はそのような苦情などがあり、指定管理者のほうで対応ができるような案件については、管理者で対応した報告をいただくが、管理者だけで処理できない場合は、相談を受け、一緒に協議して対応する状況である」との答弁でした。
また、添付資料の22ページ、「市民の声の中で、コロナ禍での対応かと思うが、貸出冊数が無制限ということについての判断はどうだったのか」との質疑に対し、「コロナ禍で休館せざるを得ないという状況があった時、開館のめどがつかず、できるだけ多くの方にたくさんの本を借りていただきたいということで協議を行い、無制限という判断をした」との答弁でした。
また、「休館日数は何日か、休館中の職員の仕事内容はどうしたか」との質疑に対し、「合計139日の休館を行い、休館中には通常できない作業で、書架の見直し、配列の見直し、閉架書庫の整理等された」との答弁でした。
次に「出水市は、読書活動日本一のまちづくりと冠をかぶしているわけだが、今回直営でやるという考えは、全くなかったのか」との質疑に対し、「指定管理で今まで3期やってきていただいた実績等があり、今回も指定管理で進めさせていただいた」との答弁でした。
また、「指定管理をやることにより、市の職員のノウハウがどんどん失われる懸念がある。直営時代以上の遜色のない運営をやっているという認識でよいのか」との質疑に対し、「どうしても直営時代の職員が年々少なくなっていくことは当然だが、直営に戻した場合の混乱等も考えられ、指定管理者が全国的に増えてきている現状と図書館流通センターが全国規模の会社であり、特に研修面に力を入れており、運営支援のサポート面や住民に対してのサービス面でも非常に高評価を得ているところである」との答弁でした。
さらに関連して、「日本図書館協会が、図書館の運営については、指定管理じゃなくて直営が望ましいと意見を出している理由は、どんなことがあるのか」との質疑に対し、「基本的に図書館は、ほかの公共施設と違い、使用料、利用料金が取れないため、原則無料であり、図書館法ができた当初から基本的に市民の平等、公正な面をうたっており、誰もが本を借り勉強できるという生涯学習の一環でもあり、公共性を一番大事にしている関係でそのような趣旨も言われていた。現在は、指定管理を導入して、民間のノウハウを最大限活用して運営していくということで、考えているところである」との答弁でした。
次に「司書資格を持った方が何人なのか、その方々は正規職員なのか」との質疑に対し、「司書は現在10人で、全員正規職員である」との答弁でした。また、「書籍の購入はどうしているか」との質疑に対し、「全部出水市立図書館納入組合を通して購入をしている」との答弁でした。
また関連して、「雇用契約はどうなっているか、最低賃金の上昇を反映したものか、また司書の資格者として賃金に反映があるのか」との質疑に対し、「雇用契約については、1年ごとの更新であり、指定管理料を決める際は、過去5年間の最低賃金の上昇率等も加味した上で考慮し、指定管理料を算出している。単価は上乗せがある」との答弁でした。
続く討論では賛成の立場で、「提案に反対するものではないが、指定管理の現状を見れば様々な問題が起き、直営に戻すところも出ている。一方で橋口議員が質問されているが、公契約条例などがつくられないとそこで働く人の雇用条件が悪くなったりする。日本図書館協会が図書館業務は指定管理者にはそぐわないということの指摘をされたこともあったが、現時点では、委託されているところが、きちんとされているということであったので、反対するものではない。意見を述べて賛成する」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第76号公の施設の指定管理者の指定について(出水市立図書館及び出水市歴史民俗資料館)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) この指定管理者は、もうこれまでも長くやっているという、実績があるというような議論もあったと報告がありましたけれども、今年度に入って館長(305ページ、発言訂正あり)が代わられたようです。私は資料請求で、プレゼンテーションが行われた指定管理者選定審議会会議録を読みましたけれども、この選定委員会では、その辺の説明もあるいは議論もなかったようです。
ここで、委員会として、館長が代わったわけだけれども、今後の方針が少し変わるのかとか、あるいはこれまでどおりの運営をさらに伸ばしていこうだとか、そういうことが館長が代わることに関しての議論等は。ちょっと僕が聞いた話というか、僕も図書館に行って会いに行こうと思ったんですけど、たまたまその日は休みだということでいらっしゃったんですが、代表者名がここ所長と変わっていますので、この館長が代わったということに対しての議論と報告があれば、お願いします。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) 館長が交代したことに関する議論はありませんでした。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○2番(橋口住眞議員) 議案第76号公の施設の指定管理者の指定について(出水市立図書館及び出水市歴史民俗資料館)について、意見を述べて賛成をいたします。
図書館業務、歴史民俗資料館業務に携わっておられます現場職員の皆様におかれましては、常に明るく笑顔で業務に従事され、地域の生涯学習の場としての充実にも懸命に尽力しておられますことに、心から感謝を申し上げます。
しかしながら、この現場で働いておられます方々の労働条件は適正なものなのでしょうか。指定管理制度の最大の課題は、一定額以上の賃金を保障する仕組み、つまり賃金の下限額の水準設定が構築されていないということです。このことは、将来にわたる図書館振興、専門性の構築に懸念を抱く一因となっております。専門性の高い資格を有する方々の賃金は、考慮されるべきであります。
私は2020年3月議会の一般質問において、このことを改善すべく、公契約条例制定をお願いしてまいりました。残念ながら制定されておりませんが、賃金下限額を市が民間と契約する公契約において定めることは、何ら違法性はなく、2021年3月現在、全国24自治体で賃金条項を含む、公契約条例が制定されているところです。このことは労働環境のみにとどまることだけでなく、地域住民の共同利益、権利保障など公共サービスの質の向上につながることであります。
先ほど来、出ておりますが、出水市は読書活動日本一のまちづくりを掲げている自治体です。図書館の持続的な充実は不可欠です。今回行われる契約において、契約の際の指導文書に賃金を含め、労働条項を挿入されることを強く希望いたしまして、賛成討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) それでは、議案第75号公の施設の指定管理者の指定について(出水地域社会体育施設等)について、産業建設委員会が審査しました概要とその結果を報告いたします。
課長より、出水地域の社会体育施設、全13施設は、現在の指定期間が令和4年3月31日までとなっていることから、今回指定管理の公募をしたところ、現在の指定管理者である有限会社出水スポーツからのみ申請があった。出水スポーツについては、指定管理者制度を導入後1期目と3期目の合計8年間、施設を管理していただいている。選定に当たり、公の施設指定管理者選定審議会から、有限会社出水スポーツを指定管理者とすることが適当である旨の答申を受け、令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5年間を指定管理者としようとするものであるとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「出水スポーツの過去3年間の財政状況が記載してあり、損益はプラスで、事業としてはうまくいっていると読めるが、出水スポーツの会計とは別の指定管理の会計は、どうなっているのか」との質疑に、課長より、「令和2年度は、収入が4,460万9,806円、支出が4,487万5,385円で、トータルで26万5,579円のマイナスとなっている。令和元年度は、収入が4,877万4,711円、支出が4,907万5,156円でマイナス30万445円となっている」との説明でした。
討論に入り、委員より、賛成の立場で、「今回の募集は1件しかなかったということ。さらに利用者等から特別な苦情もなく、問題なしと思う。この指定管理者の指定について賛成します。」
また、賛成の立場で、「1管理者に指定をお願いした施設は、あまりにも多すぎると考えます。今後は、体育施設の管理と運動公園的な管理を分けた指定管理にすべきで、そのほうがより管理がしやすく、指定管理者の思う運営もできると考え、今後の提案をして賛成討論といたします」との討論があり、採択の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で産業建設委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第75号公の施設の指定管理者の指定について(出水地域社会体育施設等)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております議案第75号公の施設の指定管理者の指定について(出水地域社会体育施設等)について、意見を述べて賛成したいと思います。
指定管理者制度というのは、当初、民間活力を活用するんだということで、導入されたというふうに思うんですけれども、結果を見れば、財政上の理由で持ち込まれたのが明らかになってきているのではないかというふうに思います。指定管理者として行き詰まって、また元の公に戻されたという事例も全国ではたくさん起きているわけですね。一応、指定管理者の期間が過ぎるたびに、非常に経営者としては、またもう一回自分が取れるのかという不安を抱えての事業ですので、なかなか安定した事業運営をやっていくというのにも不安な要素を抱えている制度だというふうに思います。
私がちょっと相談を受けたのは、ある公園の管理を任されている男性が、最低賃金で仕事をしていると。そして、公園によっては傾斜地があって、非常に危険な所もあるけれども、ほとんど一人作業でやらされていると。経営者に言うと、人手がなかなか集まってこない、人手不足と経営的にも大変だというようなことを言われるというふうなことをおっしゃっておりました。
それで、先ほど討論もありましたけれども、この事業を進めていくためには、事業する人にとっては、安定した経営がなかなか設備投資的なものもやっていけない。見通しが立てにくいというのと、働いている人にとっても非常に雇用が不安定で、低賃金で仕事をやらされているという実態もあるかと思うんですね。だから、一方でこういう制度を続けるのであれば、事業の継続とか雇用の安定を図るためにも、公契約条例等の制定が必要ではないかと考えているところです。
以上、今後の取組に対して意見を述べて、提案されている指定については賛成したいと思います。
○7番(吉元勇議員) 議案第75号公の施設の指定管理者の指定について(出水地域社会体育施設等)、賛成の立場で討論しますが、少し不安な話もしながらの賛成討論であります。
今回の指定管理の議案については、委員長報告があったとおりではありますが、私は少し不安を覚えるところがあります。それは、公の施設の指定管理者選定審議会の会議録、この会議録を読み、最終的な審議会の会議録でありますけれども、ここでは指定管理者のプレゼンテーションが行われております。そのプレゼンテーションの内容を見たときに、6年前の出水市立の保育園、2保育園の民営化の提案がありましたけれども、私はこの2保育園のうちの1保育園の法人について反対いたしました。それは保育園があまりにも保育事業からかけ離れているような、いわば聞こえのよいことを言っているなというような印象を受けたからであります。「保育士は歴史の伝道者である」とか、「海外進出を狙っている」とか、そういったことでありまして、保育園児の健康はどうなんだ、安全はどうだという不安を覚えておりまして、いまだにちょっといろんな園の不安が聞こえてきます。
そう考えたときに、今回の出水スポーツさんのプレゼンテーションを読みますと、ちょっと似たような感覚を覚えます。例えば、管理者のほうでは人格の形成とか、SDGs、ダイバーシティを認識した運営とか、ダイバーシティて何だろうなと思ったら、私が今述べているマイノリティの関係のことでありましたけれども、あるいは気候変動により頻発する災害への危機管理意識の何とかとか、あるいは出水にないような団体とのコネクションとか、コネクションて何だっけなと思ったら、これは通信機器のほうで使用されるという用語で、主に「つなげる」といったような言葉のようです。こんな難しいことよりも、現在社会体育施設は、こういう状況の中、健康維持だとか健康の向上だとか、そういうことを含めて利用者が大変多くなっております。それよりも、老朽化する施設をどうするかとか、その辺を市と一緒になって取り組んでいきたい。あるいは、職員がもっと働きやすい環境を作りたいといったようなことでよかったのではないかと思いますけれども、こんないくつもの言葉を並べますと、一体どこに向かっていくんだろうなというふうな不安を覚えたからであります。
今後、2年後に国体もありますし、これまで培ってきた指定管理者としての業務を生かす意味でも、今後また5年間をお願いしたいところではありますが、この会議録の中に、「今後、カフェ等もやっていきたい」といったようなことがあります。この辺はどんどんしていただいて、出水市の社会体育施設は鹿児島県内でも相当いい運営をしているよといったような声が、出水市民から、あるいは出水市外の県民からも聞こえてくるような運営を本当に期待しまして、賛成討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△ 日程第6議案第65号・日程第7議案第66号
日程第8議案第68号・日程第9議案第69号
日程第10議案第70号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第6から日程第10までの各会計補正予算議案5件を一括して議題といたします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。
○総務病院委員長(枦山卓二議員) 議案第65号令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)所管部分について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について質疑部分を中心に御報告いたします。
政策経営部の財政課、企画政策課、高尾野・野田支所総合市民課、総務課、くらし安心課、情報課の7課と消防本部、議会事務局の補正予算について審査いたしました。
今回の補正は、事務事業費の確定見込みによる調整、人事異動に伴う給与費、国・県負担金の過年度の精算返納金、特別会計の繰出金、北薩広域行政事務組合負担金も調整をしている。そのほか、コロナに関係するイベント等経費を調整するものと、7月の豪雨災害に伴う、災害関係の経費も含まれている。
それと、3回目のコロナワクチンの接種に係る経費を計上している。との概要の説明があり財政課所管分について、19ページ、普通交付税では今回の補正予算全体の財源調整になり、3,578万9,000円追加計上している。
29ページ、基金繰入金、12細節振興基金繰入金は、今回の補正予算の歳出で事業費の確定見込みによる調整をしている。財源として繰り入れている基金繰入金を、187万7,000円減額するものである。充当の内訳として、がんばる地域応援事業費、地域コミュニティ協議会支援事業費の事業確定による減額分が287万7,000円、里道等整備地域支援事業費が、7月の豪雨災害で申請が伸びており、そちらの増額分が100万円で、合計で187万7,000円を減額している。
31ページ、市債では、今回の補正予算の歳出における、財源のための起債である。
財政課については、歳入のみになる。との説明があり、続く質疑において、「予算書16ページ、4款衛生費の中で北薩広域の負担金の減額が大きいとのことだが、減額になった理由は何か」との質疑に対し、「北薩広域の負担金の関係の調整では、令和2年度の広域の組合での決算で2年度から3年度への繰越金に伴っての精算がまずはあり、あと歳出のほうでの決算見込みの調整が出ており、環境センターの管理費の関係で、排ガスの処理に使用する活性炭やアンモニアなどが、当初の見込みよりも使用量が少なくて済んだ。3年度から新たな焼却施設の稼働ということになっており、当初の段階では見込みづらかったところもある。
歳入のほうで、鉄とかアルミの収入関係の当初の見込みよりも増えているものもあり、結果、構成市町の負担金は減額の調整になっている」との答弁でした。
次に、企画政策課所管分について、「ふるさと納税の件で、いろんなツールを使っているが、どこのアクセス数が多かったのか、どういう品目が選ばれているのか」との質疑に対し、「ふるさと納税の募集サイトとしては現在8つあり、その中で1番返礼の申込みが多いサイトは、楽天である。次がふるさとチョイスとなっている。
選ばれている上位のものは、1番が黒毛和牛のユッケ、次が焼酎の5本セット、次にハンバーグと唐揚げのセット、次に鶏の胸肉、その下にまた焼酎、となっている」との答弁でした。
次に、「その比率はどのようになっているのか」との質疑に対し、「はっきり比率は出してないが、11月中旬までの額の推移でいくと黒毛和牛のユッケが、2,700万円弱。焼酎が1,400万円ぐらい。ハンバーグと唐揚げが1,200万円。胸肉が1,100万円となっている」との答弁でした。
次に、高尾野・野田支所総合市民課所管分について、33ページ、01細目庁舎等一般管理費、02細々目高尾野支所、03細々目野田支所の両支所の光熱水費、電気料金について、高尾野支所が360万円、野田支所が340万円の減額するものである。
理由として、両支所とも市民交流センター、高尾野支所では、図書館を含む複合施設として、野田支所が昨年11月30日に、高尾野支所が昨年12月7日に、新支所庁舎に移転をしており、その際、電気料金を算定するに当たり、住民が集う新たな複合施設となっているが、基本料金を含む電気料金を高めに設定をしたこと。加えて、新型コロナウイルス感染対策に伴い、今年度2回、計85日間施設の臨時休館があったこと。加えて3密を避けるために、各種団体が総会等の会合が例年に比べて中止され利用者が減少し、比例して、電気を使用する量が減少したので、今回減額をさせてもらうものである。との説明があり、続く質疑では、「減額された理由の中に、電気料金の当初の設定よりも、低く抑えられたということだが照明器具の機材がLEDになり、そういう効果も出ているのか」との質疑に対し、「旧支所や公民館、出水市健康増進センターについては、通常の蛍光灯だが、新しい施設については、ほぼLEDになっており、その関係もあるかと考えている」との答弁でした。
次に、総務課所管分について、8ページ、「債務負担行為、メンタルヘルスケアの業務委託の件で、業務委託されている会社以外にも、こういった業務を扱うのは日本国内にあるのか」との質疑に対し、「単発で職員研修、カウンセリング、ストレスチェックだけやる会社はあるみたいだが、包括的に安全衛生法に基づいたストレスチェックテスト、それに基づいたカウンセリングを行ったり、安全衛生委員会の中に入ってアドバイスをいただいたり、あるいは職員研修をしていただいたり、個人的につながりを持ってSNS等の相談窓口を開設してもらったりなど、包括的に支援をしてもらえるのは、県内ではここの会社だけと伺っている」との答弁でした。
次に、「その会社は、鹿児島県内で、他の自治体ともそういう契約を結ばれているという実績があるのか」との質疑に対し、「12自治体があると伺っている」との答弁でした。
次に、「全体的な職員で見た場合に、何年かに1回ぐらいは相談を受けるように、全ての職員に周知があるのか」との質疑に対し、「気軽に相談できますというのは全職員に周知をしている。またストレスチェックテストであったり、アンケートについては、全職員に必ず提出をするように案内し、簡単にSNSでできるので、回答率も非常に高くて95%を超えるのではないか」との答弁でした。
次に、「正規職員だけでなくて、会計年度任用職員の方々もできると認識していいのか」との質疑に対し、「アンケート調査については会計年度任用職員のほうもでき、会計年度任用職員のほうから相談があったら、受けてもらえる」との答弁でした。
次に、くらし安心課所管分について、35ページ、「自治会活動費の中のコミュニティ協議会の関係で、今回、野田が設立されたということで、野田地区も非常に活性化されると思うが、その他の地区の動向はどうなっているのか」との質疑に対し、「ほかの地区で言うと高尾野地区が設立に向けて、動き始めたところである」との答弁でした。
次に、情報課所管分について、8ページ、第3表、債務負担行為補正の追加分で、上から9番目のウイルス対策ソフト使用料は、職員が使用する端末、パソコンにウイルスバスターというソフトを入れてセキュリティを保つソフトの使用料である。
その下のインターネットセキュリティソフト使用料は、業務でインターネットのサイトを閲覧する際に、ある一定程度閲覧制限をかけるソフトの使用料である。
その下の住民情報システムクラウド使用料は、住基情報、住民基本台帳のデータは、ソフトを使ってデータ管理しているが、データセンターは市役所以外のところにサーバーがあり、そちらのほうに通信を行い業務を行っており、そのソフトの使用料である。
その下のホームページクラウド使用料は、出水市のホームページがあるが、こちらもデータセンターのほうにサーバーを置き、そこから発信しており、その使用料である。
最後に、情報発信アプリ使用料は、今年の1月から、出水市はLINEの公式アプリを使って発信しており、そちらの運用を業者に委託している分の使用料であり、こちらのほうもデータセンターのほうにサーバーがあり発信している。との説明があり、特に質疑はありませんでした。
次に、消防本部所管分について、55ページ、「消防団活動費の中でのトランシーバー103台となっているが、これまで使用していたのが老朽化しての更新なのか」との質疑に対し、「電波法が変わり、各部に貸与していたものの中で、電波法後、使用できないものが判明し、調査し、買換え対応するものである」との答弁でした。
次に、「投光器の購入2台、発電機の購入2台は、どこの部に配備されるのか。トランシーバーの103台は各部に何個ずつ貸与されるのか」との質疑に対し、「各部に4台トランシーバー、投光器、発電機2台は、今回第5分団第3部、第7分団第3部である」との答弁でした。
次に、議会事務局所管分について、8ページ、第3表債務負担行為補正の追加で、議会会議録作成業務委託である。期間が令和4年度から令和5年度までの2年間であり、限度額は309万8,000円である。会議録の作成に関しては、議会、議員ごとにそれぞれ個性があり、1年ごとに契約をしていたのではこの成果物の品質管理に難しい部分が出てくるということで、複数年、2か年の期間という形で設定している。との説明があり、特に質疑はありませんでした。
続く討論では、賛成の立場で、「議案第65号令和3年度一般会計補正予算(第13号)に賛成の立場で討論する。今回計上されているのは、ふるさと納税の寄附金の増に伴うものが大きな目を引くものだと考えている。そして、その他においては事業確定見込みによるものや、次年度のスムーズな事業展開に必要な債務負担行為の補正などが組まれているのが重要な点だと思うので、賛成する。」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第70号令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第6号)について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について質疑部分を中心に御報告いたします。
今回の補正では、収入においては、ふるさと納税の寄附金増額見込みに伴い調整をしている。
支出においては、非常勤医師等の時間外勤務の増加に伴う調整、ふるさと納税の寄附金額の増に伴う事務委託料の調整、医療機器の除却に伴う調整、医療機械等の保守業務委託や賃借、検査業務委託、施設管理業務委託等に係る債務負担行為を設定している。
予算書の24ページ、25ページでは、収益的支出の1款病院事業費用、1項病院費用、3目経費の1,248万2,000円は、まず、報償費で、麻酔科、脳外科の医師が2人体制になるなど、非常勤医師に応援をお願いをするところが増えてきており、そのため時間外勤務が増えて調整を行うもので、152万4,000円の増額である。
また、今年度ふるさと納税が好調とのことで、病院に対する寄附金も増額が見込めるので、寄附金額の増額に伴う事務委託料の調整で、1,095万8,000円を増額するものである。との説明があり、続く質疑では、「25ページ、報償費の関係では、非常勤医師の時間外勤務の増加に伴う調整ということで説明があったが、どの診療科が時間外勤務が多いとかあるのか」との質疑に対し、「特に時間外勤務が増えているのは、血液内科と麻酔科である」との答弁でした。
続く討論では、賛成の立場で、「議案第70号令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第6号)に賛成の立場で討論する。
一般会計補正予算(第13号)と同様に、ふるさと納税の寄附が多く、医療センターにも寄せられている。皆さんの関心がこの病院の経営にも重きを置いていただいていることに感謝しながら賛成する」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、総務病院委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩いたします。再開を11時20分といたします。
午前11時06分 休 憩
午前11時20分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。
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△ 発言の訂正の申出
○議長(杉本尚喜議員) ここで、吉元勇議員より、発言の訂正の申出がございましたので、これを許可いたします。
○7番(吉元勇議員) 指定管理者議案の件で、図書館の分ですけれども、この中で私が質疑の中で「館長が代わりましたが」と発言しましたが、館長ではなく、統括責任者のことでありました。訂正いたします。
○議長(杉本尚喜議員) 休憩前に引き続き、議案第65号令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を中止いたします。
次に、議案第70号令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第6号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) 議案第65号令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)所管部分について文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告申し上げます。
予算書19ページ、「たばこ税の税収が減った場合を想定した検討はされているのか」との質疑に対し、「まだ議論もなされていないのが現状である。たばこ税は、現在ヨーロッパなどで1,000円を超えているようなところも多々あるようだが、農業との兼ね合いも考慮されながら、国が調整していくと思うが、今のところ、年間二、三億円程度入ってくるものと想定をしている」との答弁でした。
予算書37ページ、「生活困窮者自立支援金給付事業費が4件にとどまっている要因は」との質疑に対し、「総合支援資金の再貸付けの終了者、46人の方に対し申請書等を送付し、案内をしたところである。収入、資産、求職活動の3要件があるが、その申請が少ない原因として、求職活動要件ではないかと思っている。要件としては、月1回以上、サポートセンターでの面談、月2回以上、ハローワークで職業相談、また、原則週1回以上、求人先への応募、または面接という条件になっている。県内の他市等に聞いてみたが、いずれも見込みの約1割ぐらいの申請件数にとどまっている」との答弁でした。
また、「自立支援給付金が3月末まで延長されたと思うが、条件は変わらないのか」との質疑に対し、「今般の国の経済対策により、この自立支援金の初回の支給、最大3か月に加えて、再支給最大3か月の合計6か月の支給が可能になっている。また申請受付期間も令和4年の3月まで延長された。さらに、総合支援資金の再貸付けについては申請期限が本年の12月末までであるが、12月までで終了した後、来年の1月以降について、緊急小口資金の借入れをされた方、総合支援資金の初回の借入れをされた方も自立支援金の対象となる」との答弁でした。
予算書39ページ、「家庭児童相談員管理システムが全国統一されるという説明だが、現段階で県下の状況はどうなっているのか」との質疑に対し、「システムは、令和2年度に構築され、早いところは、令和3年度から導入されている。県内の状況は、詳しく調べていないが、まだ県内でこの導入に至った自治体は少ないものと捉えている」との答弁でした。
また、「このシステムで県内19市のネットワークは構築できるのか」との質疑に対し、「このシステム自体は児童相談所と市町村との情報共有システムであり、対象者の転居があった場合に、その転居先の自治体との連携はできると考えている」との答弁でした。
同じページ、「児童手当の特例給付の所得上限が設定されたということだったが、その内容は」との質疑に対し、「児童手当の特例給付は、本則給付はそれぞれ年齢で、1万5,000円とか1万円とかあるが、この特例給付は、5,000円になっている。夫婦と子供が2人の世帯、家族4人の世帯をモデルにすれば、960万円以上の収入がある方については、現在この特例給付の5,000円が適用されているところだが、扶養人数によっても変わるがモデルでは今回1,200万円までと上限が設定されている」との答弁でした。
39ページから41ページ、「保育園に対する支援制度などがあり、よく申請が出てくる福祉会があるが、人手が特別足りてないなどの理由があるのか」との質疑に対し、「今回、新規で計上した保育対策総合支援事業には幾つかのメニューがある。保育士、保育園をサポートするためにこの補助事業をできるだけ活用していただきたいという立場でお願いをしている。今回はほかの保育園からも希望があり、さらに保育士の離職防止や負担軽減のためにも補助金の活用の推進をしている」との答弁でした。
予算書43ページ、不妊・不育治療助成事業費の対象者についての質疑に対し、「11月末現在で71件の申請がある」との答弁でした。
予算書45ページ、「北薩広域行政事務組合リサイクルセンターの不燃物及び資源物の売却収入が増えたということだが、その要因は」との質疑に対し、「鉄は当初11円で計画していたものが、平均で41円、アルミは当初72円で計画していたものが、平均121円となっており、単価が上がったことによる増額である」との答弁でした。
予算書55ページ、「特別支援学校級数が増える学校の見込みはどうなっているのか」との質疑に対し、「教室が足りるところについては、修繕が必要なくそのままで活用するが、学級数が増えるところで、調整が必要なところを計上している。特別支援の児童・生徒数については、全体で、令和3年の小学校の特別支援学級の児童数が262人に対し、令和4年度の見込みで、254人で8人減る見込みである。中学校が令和3年度の72人に対し、令和4年度は100人に増える見込みで、合計すると令和3年度の334人に対し、令和4年度の見込みが、354人で20人増える見込みとなっており、それに伴う学級の編成等があり、修繕費を計上しているところである」との答弁でした。また、関連して「それに見合うだけの教職員は対応できるのか」との質疑に対し、「毎年、教職員の定数が決まった段階で、県の方で、それに見合った定数を用意はするが、近年、100学級ほどの単位で特に特別支援学級数が増えている。それに関し、教員がやや足りない状況が生じており、免許を持った先生方や以前学校に勤めていた方々にも声をかけながら、教員の確保に努めているところである。現在、出水市内の全小・中学校、義務教育学校を含めて、欠員が生じている状況はなく、来年度もそのように努めていく」との答弁でした。
続く討論では、賛成の立場で「今回の補正は、主にコロナ関係の不用額の減額調整、また特別会計への繰り出し、人事異動による調整が主だったものである。そのほか教育関係では小学校・中学校の特別支援学級増に伴う改修経費、福祉関係では新型コロナウイルス感染症対策で生活困窮者自立支援事業費の調整、また新型コロナウイルスワクチン接種事業費、保育関係では保育体制強化事業、保育補助者雇上強化事業費など保育士の雇用管理改善や労働環境改善に積極的に取り組んでいるなど必要な補正と感じたので、賛成する」との討論がありました。
採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に議案第66号令和3年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告申し上げます。
予算書10ページ、「歳入の保険給付費等交付金で、普通交付金と特別交付金があろうかと思うが、これは合算をされているという認識でいいか」との質疑に対し、「今回は県から交付される保険給付費と高額療養費の普通交付金のみである」との答弁でした。
次に予算書13ページ、「医療給付費分の財源変更に関し、繰入金はどこから入ってきたものか」との質疑に対し、「一般会計からの繰入金で、保険税軽減分として、県から4分の3、市が4分の1負担している繰入金であり、一般会計補正予算37ページに記載の国民健康保険特別会計事業勘定繰出金の保険基盤安定繰出金を特別会計に繰り入れて、それを充当している」との答弁でした。
また、「コロナ禍で全国的に受診控えがあり、医療費は落ちているということだが、前年度比、金額ベースで、受診控えの影響が出ているのか」との質疑に対し、「令和2年度は、令和元年度に比較して、約9,000万円ほど減額になっている」との答弁でした。
続く討論はなく、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第65号令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を中止いたします。
次に議案第66号令和3年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) それでは議案第65号令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)(所管部分)について、産業建設委員会が審査しました概要とその結果について報告いたします。
国体推進課分について、課長より、一般会計補正予算書(第13号)、33ページ、20細目国体開催事業費は、三重国体の中止が決定されたことに伴い、三重国体視察の調査費分として出水市実行委員会負担金63万6,000円を減額するものであるとの説明があり、続く質疑はありませんでした。
クレインパーク分について、係長より、57ページ、20細目中学生友好都市派遣事業費は、鶴荘学園及び高尾野中学校ツルクラブ員を友好都市釧路市に派遣研修することにより、ツルに関する知識を深め、ツルクラブ員の資質向上を図る事業だが、新型コロナウイルス感染症の影響により、昨年度に引き続き中止となった。昨年度、今年度と連続して中止となり、研修を経験できないまま中学生活を終える3年生に対し記念品を贈呈し、記念品代とキャンセル料を除いた差額の41万円(312ページ、発言訂正あり)を減額するものであるとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「記念品の内容を具体的に示してほしい」との質疑に、係長より、「学校側と協議を行い、ツルクラブだったので、ニコンの双眼鏡を贈呈した」との説明でした。
次に、商工振興課分について、課長より、「44から45ページ、15細目産業祭開催事業費の58万2,000円の減額補正は、野田郷むらまつりが中止になったもの。51ページ、02細々目企業立地促進事業費は、本市の産業の開発を促進し、雇用の増大または確保に寄与することが目的の補助金である。今回、株式会社KOCが、医療従事者向けにサージカルマスクを製造する工場の増設を計画しており、設備投資費補助金については、投資額9,000万円に対して、100分の5の45万円(312ページ、発言訂正あり)、新規雇用補助金については、3人分の90万円、あわせて540万円の交付の計画で、6月補正の執行残を差し引いた232万7,000円を計上したとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「企業立地促進事業費で、今回事業をする会社の立地場所や従業員の雇用数、設備投資額が幾らかなど具体的な説明を」との質疑に、課長より、「この企業は建設業のほかタオル、Tシャツ等への刺しゅうプリント事業の会社で、今回コロナ感染拡大に伴い医療従事者向けに安心安全なサージカルマスクを製造するとのことで、切通の中村鉄工所の敷地内に工場を増設する。新規雇用3名で準社員2名、パート1名。どちらも市内居住者である。設備投資額は9,000万円」との説明であった。
市民スポーツ課分について、課長より、57ページ、04細々目陸上競技場全天候化事業費の100万円は、来年2月に完成予定の陸上競技場について、3月に予定している落成式の開催経費である。落成式には、本市出身の陸上選手を招待し、子供たちへの陸上教室等も開催方向である。また、本市出身のアスリートの功績をたたえ、記念プレート等を作成し、新たに整備される競技場の一角に飾りたいとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「陸上競技場全天候化事業費の分で、アスリートを呼ぶとのことだが、具体的な説明を」との質疑に、課長より、「今の時点で了承をいただいている方が、一山麻緒選手と白石黄良々選手である。」との説明でした。
住宅課分について、課長より、51ページ、21細目住宅建築等工事促進事業は、市内の建設業者を利用して、木造住宅の新築あるいは増改築工事、または空き家による住環境の悪化を抑制するため解体工事を行う場合にその経費の一部を補助する事業である。申請件数が増加する見込みで、所要見込額が600万円の増額補正である、との説明でした。
質疑に入り、委員より、「住宅建築等工事促進事業費は、改修または新築が主か。それとも空き家のほうが、今回多かったのか」との質疑に、課長より、「今回の補正の内訳は新築と解体がある。新築が12件のプラス、解体は16件のプラスを見込んでいる」との説明でした。
道路河川課分について、課長より、51ページ、02細目道路維持補修費、2,000万円の追加補正は、工事執行の平準化、端境期対策としての補正であるとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「51ページ、道路維持補修費の蓋版整備工事や側溝整備工事等は、地域の要望で上がってきたものか」との質疑に、係長より、「道路維持補修費に予算化された工事については、自治会連合会要望や地元からの要望を選んで、あとは地域ごとで調整をしながら予算計上している」との説明でした。
農政課分について、課長補佐より、47ページ、82細目機構集積協力金交付事業費補助金の地域集積協力金交付事業は、地域内の農地の一定割合以上を中間管理機構に貸し付けた地域に対して、協力金を交付する事業である。今年度は、江内地区中部地域と野田の中郡地域で取組を実施しており、実績見込みが固まったことから819万6,000円を新規計上したとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「47ページ、中間管理機構の集積協力金交付事業で、江内中部地域や野田の中郡地域の819万6,000円は、団体に交付されるだけか、それとも協力してくださった個別に協力金が配布される仕組みなのか」との質疑に、課長補佐より、「地域集積協力については、重点地区として指定した地区の中で、主に認定農業者や大きな担い手農家を中心に組織化し、その地区の中で、各農家に協力をもらい、農地の集積や契約をする。その実績に合わせて、その団体に交付することになる」との説明でした。
農林水産整備課分について、課長より、今回の補正は国県の内示や災害に係る事業費の確定が主な補正となる。47ページ、09細目県営海岸堤防等老朽化対策事業負担金215万円は、出水干拓東工区の海岸堤防改修に対する県への負担金で、事業費追加による増額である。場所は蛇渕川堤防左岸で1,275(312ページ、発言訂正あり)メートルの追加分であるとの説明。
次に、59ページ、05細目現年発生農地補助災害復旧費843万円は、令和3年7月の豪雨により被災した、田原地区、堀之内地区、正現地区の水田復旧に係る費用であるとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「現年発生農地補助災害復旧費だが、河川敷側に土砂流入はどれくらいの差で何平米ぐらいの堆積か。それを除去した後の復旧はどうするのか」との質疑に、課長より、「田原地区は面積が0.15ヘクタール、堀之内地区は0.36ヘクタール、正現地区は0.13ヘクタールが、河川等の水により土砂が流出しており、それぞれ水田に作物が耕作できるよう、土砂を入れ表土をする事業となっている」との説明でした。
討論に入り、委員より、賛成の立場で、「主な事業について、金額べースで言えば、土木費、農林水産業費が主な補正であります。土木費については、事業の平準化等を目的にしたものが主であり、農林水産業費では、機械導入や農地集積など農業の活性化に関するもので、いずれにしても必要な予算であると考えます。よって賛成討論といたします。」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案68号令和3年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)について、報告いたします。
課長より、第3条、資本的収入及び支出について、道路河川課の舗装工事に伴う水道管の整備で、948万8,000円を増額し、4億5,096万1,000円となった。
次に、2ページ、第5条、債務負担行為は、今回の補正において、債務負担行為の期間とその限度額を制定するものである。この負担行為については、いずれも令和4年4月1日から事業を開始する必要があるため、例年この時期に行っているものであるとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「道路河川課の工事に伴う配水管整備工事は、老朽管を今回、道路整備工事があるからやろうという目的か」との質疑に、課長補佐より、「今回の工事に伴う路線は全線調査しているが、耐用年数を超えたところの管である。約40年を経過したところの管を更新していく計画である」との説明。
委員より、「2ページ、水質検査業務委託は年何回、どんな検査方法で何項目実施しているのか」との質疑に、課長補佐より、「浄水は飲める水の状態の検査では、上水が9か所、簡水が12か所の合計21か所の検査となる。毎月の検査項目は9項目、年4回の検査項目が21項目、年1回の全項目の検査が51項目である」との説明でした。
討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第69号令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)について報告いたします。
課長より、資本的収入及び支出については、鹿児島相互信用金庫出水支店敷地内に設置してある本町第1雨水マンホールポンプ場の2基あるポンプのうちのナンバー1ポンプの故障による更新工事、560万円を計上し、その財源として企業債を追加計上するものである。第4条の企業債では、建設改良事業、限度額を3億4,570万円から3億5,130万円へ560万円増額したとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「19ページ、資本的収入及び支出の支出、本町第1雨水ポンプ更新工事560万円は、ポンプが主と思うがどのような工事をされるのか」との質疑に、課長より、「ポンプ2基のうち1基が故障したため、今回新品のポンプを受注生産で現地に設置する。あと、基盤関係も併せて、更新工事をする」との説明でした。
さらに、委員より、「原因は究明されたのか」との質疑に、課長より、「平成22年に設置しており、既に11年経過している。毎月業務委託をしている業者を通じてポンプメーカーにも直接見ていただいた結果、原因不明ということであった」との説明でした。
討論はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、産業建設委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 在席のまま、暫時休憩いたします。
午前11時50分 休 憩
午前11時50分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) 大変、申し訳ありません。訂正をさせていただきます。
クレインパークの分で「3年生に対して記念品を贈呈し」というところがあるのですが、その差額で「41万円」と申し上げたそうで、実際は「410万円」の減額ということでございます。
次に、商工振興課分で、投資額9,000万円に対し、「100分の5の45万円」と申し上げたそうですが、正しくは「450万円」。
次に、農林水産整備課分について、場所は蛇渕川堤防左岸で、これを「1,275メートル追加である」と説明を申し上げましたけれども、「1,257メートル」でございます。訂正しておわびを申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第65号令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を中止いたします。
これから、先に質疑を中止していました議案第65号令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)について、3常任委員長の報告に対する質疑を再開いたします。
質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
○8番(土屋工吉議員) 議案第65号令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)について、賛成の立場で討論いたします。
今回、5億8,098万9,000円の追加補正ですが、私は今何が必要か、各地域の活性化です。小さなことですが、8款土木費、53ページ、2項道路橋梁費、06細目里道等整備事業費、100万円増額補正されております。災害に伴う申請件数が多かったということで、自分の地域は自分でやるんだということで、のり面崩壊等の事業費であります。
紹介しますと、つい先日、ある自治会の50世帯しかない自治会で、20名程度の70歳過ぎの方が、市道に越境している立木の撤去等をですね、自分のことは自分の自治会でやるんだということを、私も安全管理の面から参加させていただきました。
本当に自分の地域は自分でやる、地域に元気が出る予算。令和4年度は5億8,000万円の580分の1の100万円の追加ですが、これを年々増額していただいて、安心安全な地域をつくるんだということを期待し、賛成の立場で討論をいたします。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております議案第65号令和3年度出水市一般会計補正予算(第13号)に、意見要望を述べて賛成したいと思います。
まず一つは、企業立地対策費のところですけれども、企業立地促進補助金増に伴う調整として232万7,000円が計上されております。提案では、切通にある株式会社KOCがやる設備投資額の5%と新規雇用3人分、1人30万円の90万円だという提案でありますけれども、2人が準社員で1人は短期雇用のパートだというふうに報告を受けております。
私は、毎回言っておりますけれども、やはり雇用創出のためには、社員を原則にするべきではないかと思います。そして、短期とかパートとか準社員とか、そういう方の場合にはやはりランクを付けて補助金も充当するというふうにしたほうがベターではないかと考えております。
今後、引き続き検討していただければと思います。
もう1点は、有害鳥獣防除事業費が657万円追加をされて、4,043万6,000円になっております。中身は新規としてジビエ在庫情報等管理システム導入補助金とイノシシ・シカ等捕獲補助金の増による調整ということであります。有害鳥獣が年々増えて、農産物への被害が広がっていることから、予算も年々増えてきている実態があります。この駆除に携わっておられる猟友会、駆除実施隊の皆さんの活動には敬意と感謝を表したいと思いますけれども、私が今議会の一般質問で指摘をした有害鳥獣駆除実施隊の中にある一部不正常な実態を解明し、これは全額税金でやられている事業ですので、早期に正常な状態に戻していただくことを要望して、討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
ここで暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
午後0時00分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行し、議案第68号令和3年度出水市水道事業会計補正予算(第2号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第69号令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△ 日程第11議案第81号・日程第12議案第82号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第11及び日程第12、各会計補正予算議案2件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました、令和3年度出水市一般会計補正予算(第16号)及び病院事業会計補正予算(第7号)について、一括して提案理由を説明します。
まず、一般会計補正予算(第16号)について、説明いたします。
今回の補正は、国の生活支援対策に伴う子育て世帯への臨時特別給付金の計上や、これまでの国の新型コロナ対応地方創生臨時交付金充当事業の決算見込みによる調整とともに、ウィズコロナの下での必要な感染症対策の強化や事業者支援経費等の予算措置を講じるものであります。
今後においては、国の補正予算を踏まえながら、市としても経済対策等へ取り組んでいくこととなりますが、それまでの間の、必要なコロナ対策として、また、地域経済活動が動き始めている今、必要な緊急対策について予算措置が必要となりましたので、会期最終日での補正予算の提案となったところであります。
議員の皆様方におかれましては、諸般の事情を御賢察の上、御理解を賜りたいと存じます。
補正予算第1条の歳出では、予算書13ページ、総務費、総務管理費の頑張る学生応援事業費でありますが、コロナにより日常生活に大きな影響を受けている本市出身の学生や、母国への帰国に様々な制限もあり、不安を抱えながら市内の事業所で働いておられる在留外国人の方々を応援するため、本市の特産品を贈呈する経費を追加計上しました。
本事業については、本年5月に第1弾を実施しており、今回の第2弾では、対象を拡大し、在留外国人の方々へも特産品を贈呈することとしております。
次に、第3款民生費、児童福祉費の子育て世帯への臨時特別給付金給付事業費では、子育て世帯への臨時特別給付金を追加計上しました。
本給付金は、当初、国においては、一人当たり現金による給付が5万円、クーポンを基本とした給付が5万円となっておりましたが、全額現金での給付が可能となりましたので、既に議決いただいております一般会計補正予算(第14号)と、今回の補正予算を合わせまして、一人当たり現金10万円の一括給付を行うものであります。
なお、児童手当の仕組みを活用した中学生以下への10万円の給付につきましては、当初の予定通りの今月27日に口座振込を予定しております。また、中学生まで以外の16歳から18歳につきましては、1月中旬以降の振込予定としているところであります。
続きまして、第4款衛生費、保健衛生費の病院事業会計繰出金では、出水総合医療センターでの診療案内表示システム導入に係る、感染症医療に要する経費分を追加計上しました。
次に、感染症拡大防止施設等対策費の児童福祉施設では、私立保育所等における感染症対策のため、玩具等の滅菌消毒ができる滅菌庫購入費に対する助成金を新規計上しました。
なお、公立保育所等につきましても、同様に、既定予算を活用して滅菌庫を設置することとしており、新型コロナウイルスの感染防止に加えて、感染力の強い季節性インフルエンザ等の対策も強化できるものと考えております。
次に、15ページ、第7款商工費の中小企業等緊急支援事業費では、本年8月から9月にかけての、まん延防止等重点措置等により売上げが減少し、国・県の月次支援金を受給した事業者を対象として、事業継続を下支えするための緊急経営支援金を新規計上いたしました。
給付額は、本年8月・9月分の月次支援金受給額の2分の1としております。
また、商工費におきましても、既定予算を活用し、市民や観光客等が安心して施設を利用できるように、県の飲食店第三者認証や宿泊施設感染防止対策認証の取得を後押しするため、認証を受けた施設に3万円を支給する飲食店等第三者認証取得推進事業を実施しているところであります。
これに対します歳入としましては、国庫支出金及び繰入金を追加計上し、地方交付税を調整いたしました。
以上が、本補正予算の内容でありますが、今回の補正額は、4億9,096万円の追加で、これにより予算規模は305億3,279万9,000円となるものです。
次に、病院事業会計補正予算(第7号)について、提案理由を説明いたします。
本補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策のための設備を整備するため、所要の調整を行うものです。
まず、第2条の収益的収入及び支出では、医業外費用において、控除対象外消費税の増加に伴い、雑損失を調整しました。
第3条の資本的収入及び支出では、建設改良費において、出水総合医療センターの外来待合室における密を避け、患者の感染リスクの低減を目的とした、待合室のモニターやスマホ等で診療状況が確認できる、診療案内表示システムの整備に伴う固定資産購入費を追加計上し、その財源として、企業債及び他会計負担金を追加計上しました。
また、第4条の企業債では、建設改良事業の限度額を調整しました。
今回の補正により、収益的収入及び支出の病院事業費用で、118万8,000円を追加し、これにより予算規模は、53億5,792万6,000円となり、また、資本的収入及び支出の資本的収入で、1,300万円を追加し、これにより予算規模は、10億83万2,000円となり、資本的支出で、1,306万8,000円を追加し、これにより予算規模は、11億4,954万7,000円となるものであります。
以上が、一般会計補正予算(第16号)及び病院事業会計補正予算(第7号)に関する説明でありますが、本市においては、これまでの感染対策やワクチン接種の効果もあり、10月以降、新規感染者は確認されておりませんが、新たな変異株である「オミクロン株」の発生や、県内においても、先週から新規感染者が確認され、県における感染拡大の警戒基準がレベル0からレベル1、現状を維持すべきレベルへと引き上げられていることも踏まえ、感染が落ち着いている今こそ、強い警戒感を維持しながら、感染防止の行動が必要であると考えます。
市民の皆様に、引き続き、御自身や大切な人を守るための行動を切にお願いいたします。
市としましても、市民生活や地域経済への影響を注視しながら、安全・安心を確保した社会活動の再開・継続のため、時期を逸することなく必要な対策を講じてまいりたいと考えております。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第81号令和3年度出水市一般会計補正予算(第16号)に対する質疑を許します。なお、質疑に当たりましては、簡潔にお願いし、質疑回数は4回以内とします。
○14番(中嶋敏子議員) 議案第16号の2点ほどお尋ねしますが、13ページの感染症拡大防止対策費が154万円の減額補正で上がっているわけですけれども、これはPCR検査業務委託料の確定による調整となっております。この減額が出た理由と、あと検査をされた結果などについてどうだったのか、分かっていたら教えていただきたいと思います。
もう一つは、その次のページですけれども、地場産業支援事業費が200万円の減額で上がっているわけですけれども、これは地場産業販路拡大促進事業費ですね、これ1,200万円を1,000万円に減額されてあるんですけれども、当初予算で計上されたのは1,000万円ではなかったかなと記憶してしているんですけれども、そこらの確認とですね、私、資料請求を2回ぐらい取らせていただいたんですけれども、最初取ったのはお中元が終わった9月か10月頃取ったときが600万円かなと思ったら60万円消化しましたというか、予算消化ですね、60万円でした。近頃取ったのでは、3事業者で50万円、そして予算執行率は25%というのでいただいたんですけど、ちょっとそこらの説明をしていただければ。一体今、執行率としてはどういう状況になっているのか、そこら教えてください。
○冨永栄二保健福祉部長 まず、感染症拡大防止対策費の154万円の減額補正になります。これは、御存じのとおり、新たに高齢者施設等へ入所する方を対象として、そのときにPCR検査を実施するという事業となっております。この際、期間を令和3年5月17日から令和3年9月30日までの間の期間を設けました。これは、そのときにクラスターの発生やら、また65歳以上の高齢者の2回までの接種がまだ完了をしていないということもありまして、大体8月下旬か9月上旬だと思います。そのときに2回目、おおむね65歳以上の方の接種が終わられたと思います。そういうこともありまして、9月30日までの期限を区切っての事業とさせていただきました。そういうことで、その事業が完了したということで、実績につきましては23件の2万円ということで、46万円の実績となっております。
○春田和彦商工観光部長 地場産業販路拡大促進事業費の件でございます。
まず、今回200万円の減額をしたのは、送料に当たる1,000万円の費用に対する200万円を減額しております。残りの200万円につきましては、従来行っております販路拡大、商談会であるとかそういったところへの参加の費用の補助金を200万円計上しておりまして、その資料請求で求められたときの執行率が25%というのは、その商談会等へ参加された業者が3業者いらっしゃったということでございます。
○14番(中嶋敏子議員) では、先ほどのPCR検査の件は分かりましたけれども、結果については何も異常はなかったと判断していいのか、確認をさせてください。
それと、今おっしゃったもろもろ含めての1,200万円だったんだということでしたけれども、当初12月末までの事業だったんですかね、それで予算消化したら終わりますということだったんですけれども、本来のこの事業に対しての現時点での到達と、そのための予算執行率というのは分かるんですか。
○冨永栄二保健福祉部長 検査結果については、異常があったという報告はありませんでした。
○春田和彦商工観光部長 この1,000万円に対する送料の関係でございます。当初、12月いっぱいで始めたところですけれども、出足が悪かったこともあり2月末までの事業を延長をして、今取り組んでおります。12月末で、見込みですが450万円ほどの執行を見込んでおりますので、あと1月、2月で、その分は利用することになります。
○14番(中嶋敏子議員) 私も何回か行って、実際に活用させていただいたりとかしたんですけれども、お店のPRがほとんどされていないですよね。何か壁際に「2,000円以上のお買い物で送料無料になりますよ」というのが小さな板みたいなのが置いてあるんですよ。ちょっと「カタログを見せてください」と言ったら、「ネット販売用のだったらありますと。店頭でこれを買われてもいいんですよ」みたいな感じで、そのカタログを見せていただいたんですね。2,000円以上のものとなっているんですけれども、店内を回っても2,000円以上の表示が付いたものがないんですよね、そんなに。だから、ちょっとネットを中心にしたこれは計画予算だったのかな。飛来里に来るお客さんを呼ぶために、新幹線の動きが悪いので飛来里を活用してやられる事業じゃなかったのかなと理解しているんです。
1回行ったら、駐車場がいっぱいだったので、「ああ、これは大繁盛しててよかったな」と思って行ったら、隣の食堂に行っている人たちが大半だったんですけど、だからちょっとPR不足というのもあるんじゃないかなという気がしたんです。だから、大きな事業所さんなんかで、お歳暮なんかを使われるような事業所には、積極的にカタログを持って行ってPRをするとかですよ、そういう活動も必要ではないのかなという気がしたんです。店内にも横断幕でもポスターでも貼られていてもいいんじゃないかなという気はしているんですけど、そこらはどうなんですか。ネットを中心にした事業計画だったのか、そこらをちょっと確認させてください。
○春田和彦商工観光部長 出水市観光特産品協会のほうでは、今年度、いわゆるネットを利用したECサイトを立ち上げて、今一生懸命、特産品の売り込みをしているところでございます。そこに、この送料を無料ということでまずは打ち出してきたところでございますが、飛来里のほうでお買い物をされた方の分を発送するにも、これを利用できますので、残りの期間、そういったところも一生懸命PRをするように伝えておきます。
○7番(吉元勇議員) 一般会計補正予算(第16号)、全員協議会の後、いろいろとシミュレーションをしてみましたが、13ページの感染症拡大防止施設等対策、いわゆる保育園・幼稚園施設の滅菌消毒の件ですが、僕はちょっと別な図書館の関係で都城市のある図書館を見たんですが、あそこは返ってきた本を滅菌するための庫があって、返した本をその中に入れて滅菌しているんですけれども、紫外線照射ですよね。いわゆる、紫外線ですから、ちょっとその危険性もあるんじゃないかと。
ああいう施設はちゃんと返ってきたやつを職員が云々するんだけれども、保育園・幼稚園施設は子供がいっぱいいるし、ちょっと紫外線の管理がきちんとできるかなということを考えるのですが、まずその辺の紫外線を照射する滅菌庫、どういうふうに安全管理を考えているか。
○高口悟こども課長 この滅菌庫については、紫外線で御紹介があったとおり消毒するものでございまして、今回、導入を検討しているものにつきましては、その安全装置が付いたものの価格を参考に、補助額を決定しているところです。
開けたら、その紫外線が止まるような装置が付いておりまして、多くの保育園に導入されているものを確認しております。
○7番(吉元勇議員) それで、全員協議会でも質問した中で、保育士の労働の改善にもつながるということでしたが、さっき言った都城図書館の場合は、そこに1個あって、返ってきた本をそこに入れればいいだけだけど、保育園という施設は御案内のとおりゼロ歳児、1歳、2歳児と部屋がたくさんありますよね。予算額からみたら、恐らく保育園施設1個だと思いますね。そうしたときに、どういうふうな運営をするのかなというイメージがあるんです。
例えば、滅菌庫を動かすのか、それとも保育士が1回1回持って行ってとなると、余計、労働が増えるなというのがあるのですが、先ほどの一般会計補正予算(第13号)でも出てきましたけど、保育園によっては今、保育士の労働改善ということで、別に雇っている制度がありますよね、保育士以外の業務をできると。そういった活用を含めての保育士の労働環境の改善になるのか。その辺のシミュレーションをしたときに、これ逆に労働負担にならんかなと思っているのですが、説明できる点があればお願いします。
○高口悟こども課長 この滅菌庫につきましては、約1分足らずで消毒が完了するものを想定しておりまして、保育園には無数の小さなおもちゃからぬいぐるみ、絵本等たくさんありまして、これを一つ一つ保育士が消毒作業をする手間と、その機械に入れて滅菌する手間を考えたときには、滅菌庫にどんどん入れていくほうが、保育士の負担軽減につながるものと考えております。
○7番(吉元勇議員) 保育士の労働改善のために雇っている労働者、その辺が作業ができるということで理解してよろしいですか。
○高口悟こども課長 保育士の負担軽減を図る、その補助事業はあるんですけれども、全ての保育園がそれを今活用しているわけではございませんが、保育士に限らず、保育免許がない方でもその作業はできるものと考えております。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております議案第81号令和3年度出水市一般会計補正予算(第16号)に、意見要望を述べて賛成討論したいと思います。
今回、子育て世代の支援に先の5万円に現金5万円を追加する予算で、年内に10万円一括で支給する予算計上がされました。2転、3転、全国的にもしましたけれども、全国的にも10万円を現金で年内支給がほとんどだったかというふうに判断しております。
先ほど、全協の中でも述べましたけれども、全ての該当する方に行き渡るためには、10月以降に離婚した方の場合、実際に扶養していらっしゃる母親のほうに、その支援金がいかない可能性が国のほうでも問題になっているようであります。兵庫県の明石市は9月以降の離婚した夫婦に関して、実際に子育てをしている側、母親ということかなと思いますけれども、そこに振り込む措置をしたということにしているようであります。出水市でも、そういう事例はないのかですね。今後もしあれば、適切な対応を求めておきたいと思います。
今、先ほど聞きました地場産業販路拡大促進事業費ですけれども、なかなかコロナの影響で事業者の方の売上げも上がらず、飛来里の利用者も減っているということもあって、7月でしたか、予算をされた分だったと理解しておりますけれども、7月7日からスタートして、お中元の時期を挟んでお歳暮も、もう大分進んでいる頃かなと思うんですけれども、ちょっと予算の執行率が問題、悪いんじゃないかなというふうに思います。
先ほども言いましたけれども、飛来里は市外の方々もたくさん来られるのであんまり前面に出した販促も考えないといけないのかなというふうには思いますけれども、もう少しこの販促を強化したりですね、カタログなどについても、来られたお客さんが手に取っていつでも見れるような、そういうところに置いておくとかですね。あと、2,000円以上の商品を展示するコーナーをちょっとつくったりとかですね、ネットを中心にというのは分かりますけれども、お歳暮をされる人というのは年配の方も多いかなというふうに思うんですね。であれば、やはり店内での来店客というのも重要視する必要もあるんじゃないかと思うんです。せっかくの制度で、売上不振に陥っていらっしゃる。
○議長(杉本尚喜議員) 中嶋議員、簡潔に願います。
○14番(中嶋敏子議員) 市内の業者の方の力になろうということで予算化されたものですので、ぜひ今後、販促についても検討して、市内事業者の売上増につながるように頑張っていただきたいと意見を述べて、討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第82号令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第7号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△ 日程第13閉会中の継続審査
○議長(杉本尚喜議員) 日程第13、閉会中の継続審査についてを議題といたします。
総務病院委員長及び文教厚生委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
お諮りいたします。陳情2件は、関係委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、関係委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
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△ 閉 会
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。よって、本日の会議を閉じ、これをもって令和3年出水市議会第4回定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。
午後1時30分 閉 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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