令和3年出水市議会第3回定例会会議録第6号
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令和3年9月29日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 19名
1番 南 鶴 洋 志 議員
2番 橋 口 住 眞 議員
3番 上須田 清 議員
4番 日 髙 信 一 議員
5番 北御門 伸 彦 議員
6番 枦 山 卓 二 議員
7番 吉 元 勇 議員
8番 土 屋 工 吉 議員
9番 鶴 田 均 議員
10番 田 上 真由美 議員
11番 杉 本 尚 喜 議員
12番 出 水 睦 雄 議員
14番 中 嶋 敏 子 議員
15番 宮 田 幸 一 議員
16番 道 上 正 己 議員
17番 榎 園 隆 議員
18番 垣 内 雄 一 議員
19番 築 地 孝 一 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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欠席議員 1名
13番 鶴 田 悌次郎 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
宮 﨑 毅 財政課長
大 田 直 子 財政課課長補佐兼財政係長
松 岡 秀 和 企画政策課長
青 﨑 譲 二 企画政策課秘書監(課長補佐)
冨 永 栄 二 保健福祉部長
揚 松 智 幸 市民部長
春 田 和 彦 商工観光部長
池 田 幸 弘 農林水産部長
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
東 畠 賢 一 高尾野支所長
吉ケ島 英 章 野田支所長
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
大 平 伸 章 消防長
大久保 哲 志 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
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議会事務局
髙 橋 正 一 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
中 村 勇 士 主任主査
野 﨑 育 美 主査
北 紘 至 主査
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付議した事件
請願第1号 地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての請願書(総務病院委員長報告)
議案第52号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
議案第55号 令和3年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)(文教厚生委員長報告)
議案第56号 令和3年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)(総務病院委員長報告)
議案第57号 令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)(産業建設委員長報告)
議案第58号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第4号)(総務病院委員長報告)
議案第64号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第11号)
意見書案第2号コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書
意見書案第3号地方財政の充実・強化を求める意見書
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(杉本尚喜議員) おはようございます。ただいまの出席議員は19名であり、定足数に達しております。これより令和3年出水市議会第3回定例会第6日の会議を開きます。
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△ 議員の欠席の申出
○議長(杉本尚喜議員) 鶴田悌次郎議員から、本日の会議に欠席する旨の届出が出ております。
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△ 議会運営委員長の報告
○議長(杉本尚喜議員) ここで、議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(田上真由美議員) おはようございます。議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
本日の議事日程はお手元に配布のとおりでございますが、9月24日に追加送付のありました議案第64号令和3年度出水市一般会計補正予算(第11号)を日程第7として上程、提案理由説明ののち、委員会付託を省略し、即決の取扱いといたします。
皆様方の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
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△ 議事日程の報告
○議長(杉本尚喜議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和3年出水市議会第3回定例会
議 事 日 程 第 6 号
令和3年9月29日 午前10時 開 議
第1 請願第1号 地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての請願書(総務病院委員長報告)
第2 議案第52号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
第3 議案第55号令和3年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)(文教厚生委員長報告)
第4 議案第56号 令和3年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)(総務病院委員長報告)
第5 議案第57号 令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)(産業建設委員長報告)
第6 議案第58号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第4号)(総務病院委員長報告)
第7 議案第64号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第11号)
第8 意見書案第2号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書
第9 意見書案第3号 地方財政の充実・強化を求める意見書
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△ 議 事
○議長(杉本尚喜議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第1請願第1号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第1、請願第1号を議題といたします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。
○総務病院委員長(枦山卓二議員) おはようございます。請願第1号地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての請願書について、総務病院委員会で審査いたしました概要と結果について、御報告いたします。
財政課長から参考意見として、「2021年度の地方財政計画、6月に閣議決定した経済財政運営と改革の基本方針2021も含め、1番目から6番目までの各項目については、昨年と少し重複するところもあると思う」との冒頭説明があり、「1項目めでは2021年度の地方財政計画で交付税の交付団体ベースでの一般財源総額でみると、前年比0.4%の増、地方交付税の出口ベースで5.1%の増となっており、前年度を上回る額が確保されている。2項目めでは、新型コロナの関係で骨太の方針を見ると、「新型コロナウイルス感染症の克服とポストコロナの経済社会のビジョン」というタイトルで、医療提供体制の強化、ワクチン接種の促進、経済回復を確実なものにしていくという記述がある。3項目めでは、子育て支援、地域医療の確保は、昨年の内容とほぼ同じと思う。4項目めでは、会計年度任用職員制度の関係では、この施行に伴う経費については令和2年度から交付税措置があり、その制度の中で措置をされている。算定の中身は個別の算定であったりとか包括的な算定であったり、いろいろあるが、2年度から交付税制度の中で措置をされている。5項目めでは、地方税財源の充実確保に向けても、内容は昨年と同じかと思う。6項目めでは、地方交付税の財源保障機能、財源調整機能のところも、昨年と内容はほぼ同じだと思う」との説明があり、続く質疑では、「4項目めの会計年度任用職員の関係で、この請願の提出者は職員組合だが、職員組合と会計年度任用職員は、何か関係があるのか」との質疑に対し、「特に職員組合と会計年度任用職員との関係はないとの考えである」との答弁でした。
次に、「処遇改善額が明確になるよう配慮することまでうたってあることが疑問点と思うが」との質疑に対し、「処遇改善額が明確となるよう配慮することとはどういう意味なのか、はっきり言って意味が分からない」との答弁でした。
次に、「会計年度任用職員制度については、国が示したものにのっとって適切に運用していて、改善する点があれば、そこを改善していくと捉えてよいのか」との質疑に対し、「会計年度任用職員の方に恒常的に残業をさせたり、会計年度任用職員がいるのに正規職員が帰るというのは、基本的にあり得ない。実態があるのであれば、職員に対しては指導するべきだと考えている。管理職も含めて指導する必要があると考える」との答弁でした。
次に、参考人として、請願書の提出者である出水市職員等労働組合連合会、段下執行委員長を召致して質疑をしました。「4項目めの「2020年度から」と書いてあるが、今後も当該職員の処遇改善が求められることから、引き続き所要額の調査を行うなどとして、さらなる財政需要を十分に満たすこと、また処遇改善額が明確となるように配慮することと書いてあるが、市役所の当該職員に処遇改善は当てはまらないと同時に、今度は処遇額が明確でない中で妥当性というのも判断できないと思うが」との質疑に対し、「会計年度任用職員というものがいるということでの話をさせていただいた上で、処遇改善というものを呼びかけなければいけないというところで、地方に対する財政という全体的なものを見たときに、この項目を削るわけではなく、求めたほうがいいと判断した。会計年度任用職員の制度が始まってまだ間もなく、制度についての検証を行っていると聞いている。その中で必要額の分については、改善に必要な額を求めるというものをしていかなければならないと考える」との答弁でした。
次に、「出水市にこれは全て当てはまると認識した上で出されているのか」との質疑に対し、「自治労中央本部での方針に出されたものより、今回出させていただいたものについては、減らしてある」との答弁でした。
次に、「職員組合と会計年度任用職員の関係というのは、どのような関係になっているのか」との質疑に対し、「我々の職場としては、同じ正規職員の組合員と会計年度任用職員が同じ職場にいるということで、会計年度任用職員がもし休まれたら、正規職員に対する業務の負担が出てくる。逆もしかりというところで、我々が働く環境の上で、会計年度任用職員への仕事の負担というものの関係性を考えたときには、同じ組合の中でも我々が一緒になって働いている仲間として、認識をするべき部分ではないかと思う」との答弁でした。
次に、「1、2、3、5、6項目めは広義的で理解できるが、4項目めは狭義的に思うので理解できるように説明してほしい」との質疑に対し、明確な答弁はありませんでした。
続く討論において、採択に賛成の立場で「地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての請願について、加除修正の必要があると思っている。執行委員長の段下委員長にも話を聞く機会を初めて経験した。その中で、提出されている項目の1から6の中の4項目めにある2020年度から始まった会計年度任用職員制度についての文言では、委員の皆様からも質疑があった。その点について、明確な答弁がなかった。ほかの項目では、出水市にとって財政面では重要な文章もあることから、4項目めについて会計年度任用職員の処遇改善等を示してある内容では、地方財政に少し離れる面があるように解釈されることから、この文面の修正を図り、加除修正して提出する必要がある。参考として、県議会が提出をしている「会計年度任用職員制度の運用に必要となる財政需要については、地方公共団体の実情を踏まえ、所要額について地方財政措置を確実に講じること」と、このように文言を変えての意見書提出であれば、理解できると思う」との発言があり、全会一致により採択相当とすべきものと決定いたしました。
以上で、総務病院委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 請願第1号地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての請願書について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり採択することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。
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△ 日程第2議案第52号・日程第3議案第55号
日程第4議案第56号・日程第5議案第57号
日程第6議案第58号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第2から日程第6までの令和3年度各会計補正予算議案5件を、一括して議題といたします。
ここで、総務病院委員長の審査報告を求めます。
○総務病院委員長(枦山卓二議員) それでは、続きまして、議案第52号令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)所管部分について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告いたします。
財政課所管分について、「23ページ、23款市債の臨時財政対策債が減額、また19ページの20款繰入金の財政調整基金繰入金など全て減額になっているが、このあたりの大きな要因は何か」との質疑に対し、「臨時財政対策債については、普通交付税の決定のときに交付税の振りかわりという形なので、それと一緒に金額が決まってきて、当初の見込みと少し開きがあり、調整を今回一緒にしている。基金の繰入金の関係は、今回の補正で、一般財源の調整を市税の関係や普通交付税、繰越金の金額的なものが固まってきた。当初ははっきり分からないので、見込みとして基金繰入金も計上するが、今回、その他一般財源も含めて調整ができるということで減額の調整をしている」との答弁でした。
次に、14ページ11款の地方特例交付金の関係で、「今回、固定資産税の減収分の補塡ということで説明があった。コロナ対策緊急対策の中で第8弾を出されたが、その中には市単独の支出というものもあると思うが、これらに国からの補塡はこれまでもあったのか。今後もあるのか」との質疑に対し、「今回の第8弾コロナ対策で補正予算の第10号では、これらの国からのコロナの交付金も事業者支援分ということで追加の金額を示され、それを活用することになっている。今後もコロナの対策がまだ続くのではないかと思うので、そこら辺は国のほうでも幾らか配慮をしれもらえるのかなと思っているが、はっきり決まっているわけではないが、状況に合わせて今度も事業者支援分の追加の交付があったので、何かしらそこら辺の配慮はあるのかなと思っているが、そこはまだ確定ではない」との答弁でした。
総務課所管分について、特に質疑はなく、次に企画政策課所管分について、「19ページ19款寄附金の地方創生応援税制寄附金で、どういったタイミングで知り、寄附されるきっかけになるのか」との質疑に対し、「まず、ホームページ等でお知らせをしているほか、今、県の大阪事務所、東京事務所に派遣されている職員が積極的にこのPRをしており、今回の寄附についてはこの動きが大きかったと考えている」との答弁でした。
次に、「25ページ2款総務費6目企画費の01細々目総合戦略事務費のSDGsの関係で、説明でいくと大学教授ほか、まちづくり団体、農業団体等と言われたが、全部で何人になるのか」との質疑に対し、「全部で11人の予定である。構成については今後変わるかもしれないが、民間企業とかまちづくり団体とか農業団体、市民代表とおおむね2名ずつを今のところ考えているが、ちょっと変動の可能性もある」との答弁でした。
「協議会なので、一応考え方としては、プラットフォームみたいな扱いなのかと思うが、メンバーを見ても、以前から産官学金労言みたいな、いろんなジャンルからピックアップして、委員になってもらいたいということだと思うが、どうなのか」との質疑に対し、「SDGsがその多様なステークホルダーの連携で取組を進めるということになっているので、そのような多様な関連する団体の方に入っていただければと考えている」との答弁でした。
次に、消防本部所管分について「37ページ、9款消防費02細目消防団活動費の操法大会の件で、コロナ対策の関係で中止をされたが、各分団の反応はどうなのか」との質疑に対し、「反応としては当然、今もできない。しないほうがいい。要するに、少ない練習であっても、消防団員にあっては、医療関係者やトラック運転手で都市圏から帰ってきた人が来て、練習すること自体が駄目だろうという意見で、消防団の反応としては、しないほうが今は正解だという意見を聞いている」との答弁でした。
次に、「消防の車両費の関係で、6月定例会で財産取得の議案が上程されたが、今回、減額補正ということだが、車両はいつ頃の納車なのか」との質疑に対し、「納入時期は令和4年2月25日です」との答弁でした。
続く討論では、賛成の立場で「今回この補正予算においては、農林水産業債、そして災害復旧債などが大きな金額を占めているが、これらに関しては7月に起きた豪雨災害に対しての措置であること、そしてまた人命に関わる点も多々含まれていることから、これが有意義に執行されることを理解する。また、関係所管においては、企画費の総合戦略推進管理費の中でのSDGs推進事業検討協議会の開催経費が計上されているが、これから持続可能な開発目標として17項目挙げられているが、まずは「何ができるか」というところをこの協議会で協議していただき、これから先、後世に残していけるもの、そして身近にSDGsがあるということを、市民に知っていただくことが有益だと思うので、この補正予算に賛成をする」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第56号令和3年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告いたします。
13ページ1款事業費で、「システム改修を行うことによって、大きなメリットは何か」との質疑に対し、「これまで加入申込については、郵便局を除く金融機関の窓口で、直接納付書を持って行って納めて「加入」という形を取っていたが、新しくシステムを改修することによって、郵便局との協議が整い、郵便局の窓口でも加入申込みができるということが一番大きなところである」との答弁でした。
次に、「納付の関連でコンビニ納付はできないのか」との質疑に対し、「コンビニ納付も検討したが、交通災害共済については、加入金が世帯、お一人お一人で加入金額が決まっている。入られない方、入られる方がいて、その1枚の納付書で加入金額が確定しないというところがあり、そこが税の納付と異なるところなので、またそこについては今後検討をしていかなければならないと考えている」との答弁でした。
続く討論では、特に発言はなく、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第58号令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第4号)について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告いたします。
31ページ、「資本的支出の認定看護師資格取得奨学金は、二人の奨学金と考えていいのか」との質疑に対し、「皮膚排せつケア認定看護師と緩和ケア認定看護師の資格取得にかかる奨学金である」との答弁でした。
次に、「皮膚排せつケアとは、具体的にどういう作業をされる方か」との質疑に対し、「人工肛門等を作った場合の排せつする場所のことをストーマといい、それに装着する袋の取替えのケアを行ったりするのが、皮膚排せつケアの認定看護師ということである」との答弁でした。
続く討論において、賛成の立場で「このコロナ禍においてのワクチン接種費用等が計上されていることから、もう当然のことだと思うが、これ以上、感染を拡大しない、そういう思いが病院側から伝わってくるような内容であると思う。それと、評価できるのが、認定看護師資格取得の奨学金である。これは皮膚排せつの関係、そしてまた緩和ケアの関係、その認定看護師が育ってきているということは、非常に病院事業においてもメリットが高いと考える。以上の内容で賛成する」との発言があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、総務病院委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第52号令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止いたします。
次に、議案第56号令和3年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第58号令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第4号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) 議案第52号令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)所管部分について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告申し上げます。
予算書27ページ、民生委員に対する報酬についての質疑に対し、「全国的に無給の県の非常勤特別職となっており、実費弁償的な手当は支給している」との答弁でした。
また、「コロナ禍で民生委員の研修などはどうされているのか」との質疑に対し、「感染の状況に応じてということで、日程を後半に押している状況で、人数制限もあり、検討を重ねている」との答弁でした。
同じページ、「介護保険の特別会計でも出てくるが、システム改修の内容及び負担が増える人の把握はどうか」との質疑に対し、「利用者負担の部分については、医療でも高額医療という制度があるが、介護保険で、ある程度一定額を超えたら、その分については払戻しという制度になっている。対象となる方の一番所得の高いほうの階層で現役並みの所得相当の方の区分がさらに細分化されて、3つの区分に分かれる。もう一つは、特定入所者介護サービス費で、施設に入所されている方の食費・居住費の部分で、同様に軽減対象者となる方がいる。所得が多くなるに応じて、軽減される金額が縮小するという制度改正が行われる。高額介護については、一番高い「現役並み」が昨年度の状況が102名で、3つに細分化された上のランクの19名に影響があると想定している。特定入所者については、第三段階で認定をされた方が437名で、7月31日現在で、影響を受ける方は235名であり、54%程度が影響を受けるとみている。また、預貯金等の要件が縮小することにより、第二段階でも影響を受ける方が18名になると想定している」との答弁でした。
同じページの保育対策総合支援事業費のソフトについての質疑に対しては、「専門の支援ソフトが入っているパソコンを導入する経費」との答弁でした。
関連して、「保育園のコロナに対する心配があり、待機児童が全国的には減る傾向が言われているが、出水はどうか」との質疑に対し、「ほぼ、令和2年度と3年度は変わらない数字になると思う」との答弁でした。
予算書29ページ、「制度改正に伴う健康管理システム改修で、どんなメリットが発生するのか」との質疑に対し、「健診データについて、マイナポータルでデータとして確認ができ、転出、異動をした場合でも、転入した市町村でも以前の健診のデータを見ることができるということで、継続的なフォローができることがメリットである」との答弁でした。
予算書39ページ、「英語指導助手設置事業費に関し、ALTの国別はどうなっているのか。またコロナ対応はどうするのか」との質疑に対し、「二人がアメリカ、二人がカナダで、研修費等の中の予算で2週間ホテルに缶詰状態での研修と検査をするようにしている」との答弁でした。
また、関連して「英語指導助手が4月から8月来られなかったことの授業への支障はなかったのか」との質疑に関し、「その間は、3人いたALTと日本人の英語助手(AEA)でしのいで、特に授業に支障はなかった」との答弁でした。
予算書41ページ、野田図書館の改修工事についての質疑に対し、「平成9年に建築し24年ほど経過している建物で老朽化し、屋根の面積が1,268平方メートルでさびているため、今回、改修・防水・屋根の補修工事を行う」との答弁でした。
同じページ、「学校給食費の財源変更は分かるが、学校給食施設整備単独事業はどこの給食施設か」との質疑に対し、「当初予算で計上していた給食室の屋上防水改修工事で、実施した学校は西出水小学校、米ノ津小学校、出水中学校、米ノ津中学校の4校」との答弁でした。
続く討論では、反対の立場で「介護保険の特別会計に関するシステム改修費が予算計上され、その中身では8月から預貯金など所得が細分化され、負担が非常に増えてくる中身になっている。そのことにより反対する」との討論がありました。
また、賛成の立場で「教育関係では、商業高校の理科室、窓枠修理、大川内小学校の災害復旧工事、幼稚園関係のコロナウイルス対策事業が計上されている。福祉関係では、健康管理システムの改修、こども課の保育所等業務効率化推進事業など、必要な対策であると理解し、さらなる社会福祉の向上、教育関係の整備、充実をお願いして賛成する」との討論がありました。
採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第55号令和3年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果について、質疑部分を御報告申し上げます。
予算書11ページ、介護給付費準備基金繰入金が3,434万円の減額理由についての質疑に対し、「6月補正までで、介護保険特別会計の中で3,434万円、この基金から繰り入れる予算構成になっていたが、第1号被保険者保険料、前年度繰越金の確定の2つの要素で繰入れが不要となった」との答弁でした。
続く討論では、「介護サービス受給者の負担を非常に増やすことになるために、反対する」との討論があり、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第52号令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止いたします。
次に、議案第55号令和3年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております令和3年度介護保険特別会計補正予算(第2号)に、問題点を指摘をして反対いたします。
本補正予算に、制度改正に伴う介護保険システム改修委託費264万円が計上されております。これは特別養護老人ホームなどに入所する低所得の高齢者の食費・居住費を減額する補足給付制度が8月から改正されることに伴い、必要なシステム改修委託の予算の計上であります。特養以外に在宅復帰に向けたリハビリなどを提供する介護老人保健施設、いわゆる老健ですけれども、介護療養型医療施設、介護医療院の入所者、ショートステイの利用者も対象になります。
今回、改正の柱の一つは資産要件の見直しです。これまでは収入に関係なく、単身世帯1,000万円以下、夫婦世帯で2,000万円以下となっていた要件を、収入に応じて単身で500万円から650万円、夫婦で1,500万円から1,650万円に厳格化し、そのために収入は変わらなくても要件金額によって、制度からはじき出される人が生まれます。どの施設でも、年間約30万円から80万円の負担増になります。
もう一つの柱は、食費の負担増です。対象になるのは本人の年間収入が120万円超155万円以下の入所者です。食費がこれまでの1日650円から1,300円に引き上げられることから、これまで月約2万円の負担が4万2,000円に引き上げられます。ショートステイ利用者は日額210円から650円の引き上げになり、1週間利用した場合、最大で4,550円の負担増になります。
補足給付とは、施設入所者の食費・居住費に関する負担軽減制度ですが、施設入所者の食費や居住費は、もともと介護保険に含まれていましたけれども、国は2005年、ホテル宿泊費と同様に支払うべきとして、全額自己負担を導入しました。しかし、このときに負担があまりに大きかったことから、住民税非課税世帯の負担軽減策として、補足給付が導入された経緯があります。
今回の制度改正による出水市での影響は、令和2年7月末の認定者を686人としたとき、約4割にあたる270人に及ぶことが、先日の委員会審査時の資料で明らかになりました。
今回の改正は、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年末に打ち出されたものであります。しかし、その後の政権はコロナ危機の下でも方針を変えずに、これを強行しました。補足給付制度から外され、重い負担に耐えられず退所を余儀なくされる人や、入所を希望しても費用を工面できず、断念する人が続出する危険があると指摘をされております。老健施設では、病院を退院して自宅に戻らず、直接入所する人が約半数にのぼると言われていますが、費用負担できない人の退院先の選択肢がなくなってしまうおそれもあり、医療機関にとっても重大な問題だという声も上がっております。
高齢者を大事にしない国に未来はありません。今回の施設入居の低所得高齢者に大幅な負担増をもたらす制度改正に賛同できないことから、これに伴うシステム改修委託費を含んだ本補正予算に反対いたします。
○議長(杉本尚喜議員) 賛成討論ございませんか。ほかに、討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) それでは、産業建設委員会に付託された審査事件、議案第52号令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)所管部分、議案第57号出水市下水道事業会計補正予算(第2号)、以上2件、会議規則第39条の規定に基づき、現地調査を含め、その審査の経過と結果について報告いたします。
本委員会は、令和3年9月15日午前9時より、全委員出席のもと開会し、11時まで現地調査を行い、11時10分より14時49分まで机上審査を第三委員会室で、関係部長、課長、課長補佐、技監、係長の出席を求め審査を行いました。
それでは、議案第52号令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)所管部分の主なものについて、御報告をいたします。
クレインパーク分について、館長より「25ページ03細目地域活性化対策費、15細々目ラムサール条約登録推進事業費の164万6,000円は、秋に予定されているツル越冬地の湿地登録にかかるラムサール条約登録記念式典の開催経費で、177万5,000円の減額補正はラムサール条約締約国会議が来年度に延期となり、その参加経費」との説明であった。
質疑に入り、「登録記念式典があった後に締約があるというのは、順番的に別かなという気がするが、登録式典を先にやっていいのか」との質疑に、館長より「通常4年に一度の締約国会議のときに登録発表があり、認定証を頂くことになっているが、今回はコロナの関係で1年先送りになる。登録の事務手続は、環境省の作業を事務手続し、外務省を経由し、事務局に登録依頼をするということで、湿地登録自体は今秋に登録完了するよう進めていただいている」との説明であった。
次に、商工振興課分について、課長より「29ページ、15細目産業祭開催事業費1,105万円は、実行委員会負担金の増による380万円と、大産業祭プレミアム付商品券発行事業725万円である。今回はコロナ禍からの復興イベントとの位置づけとしてイベント内容を考え、規模拡大したところである。会場は出水会場のみで、飲食スペース設置、既存ステージを活用したイベント開催、初日の土曜日には鶴翔祭の花火大会を行う見込みで、17時までだったのを19時までとする。プレミアム付商品券は1,500円分を1,000円で発売したい」との説明であった。
質疑に入り、「コロナ禍後の経済的な復興との部分もあろうが、感染拡大が11月下旬の時点でどうなっているのか分からない。会場全体の感染に関する安全対策は具体的にはどのように考えているか」との質疑に、部長より「昨年同様、入り口を一つにして、そこで検温、名簿の作成、それと飲食スペースについてはシートを張った形で飛沫飛散防止、密にならないようにテーブルの配置、椅子の配置等を含めて対策を講じたい」との説明であった。
次に、観光交流課について、課長より「35ページ、03細目地場産業振興費の50万円は新規事業で、とり・たまごグルメPR事業実行委員会(仮称)への負担金を補正計上したとのこと。これは、本市が令和元年度鶏卵産出額日本一を獲得した喜びを市民の皆様と共有し、市内外に広くPRすることを目的とした事業の開催と合わせ、コロナ禍で経営に悪影響が及んでいる市内飲食業者への支援を考えており、財源は全額新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金である」との説明であった。
質疑に入り、「とり・たまごPR事業の実行委員会を立ち上げ、PR活動するとのことだが、日本一になったからといってしなければならないのか。最終的な予測として、どのように考えているか」との質疑に、課長より「今回の事業の発端は卵の産出額が日本一になったことであり、改めて、出水市の基幹産業は農林水産業だということに着目して、そこを売り出さなければならない。皆さんの口に入る卵を前面に出し、消費量アップと出水市は「日本一の卵のまち」だということをもっと市内外にPRしていきたいという効果を見込んでいる」との説明でありました。
次に、文化財課分について、課長より「41ページ、07細目伝統的建造物群保存対策事業費306万4,000円は、令和2年度に次年度事業として文化庁に提出した事業計画の内容に修正指示があり、一旦保留となっていたものについて、今回、修正した事業内容が固まり文化庁の内諾が得られたため、建物修理・復旧補助金の調整として増額の計上をした」との説明で、質疑に入り「修理のたびに意外と縛りがある中で、空き家も多くなってきている状況である。伝建地区に住まれている住民は補修のことがあった際に、大変なところに住んでいる感じなのか、補助金を使ってでも保全して、将来につなげて残していく意向なのか、また修理事業のたびにどういう声が聞こえてくるのか」との質疑に、課長より「伝建地区として制定されたときと比べて世代が代わり、転出された方もいるが、補助事業を使ってやられる方は、守っていきたいと思われている方が多い。空き家については、昨年規制緩和がされたので、空き家等を利用した民間の力を借りて利活用ができるような方法もあると話をしている」との説明であった。
次に、市民スポーツ課分について、課長より「41ページ、05細々目市民プール改修事業費1億2,100万円は、市民プールが築30年以上経過しており、劣化が進んでいることから、複数年で大規模改修を行うものである。今年度は、施設の安全性を最優先とし、特定天井の耐震化工事及び照明の落下防止、雨漏りの補修等をメインに改修工事をする。工期は6か月程度を見込んでおり、その間は休館となる」との説明であった。質疑に入り、「天井の耐震改修工事の設計は全体的な大規模改修とのことだが、この天井のほかに主なものが幾つかあれば」との質疑に、課長より「今年度は天井、屋根、照明関係がメインとなる。翌年度は、機械設備やろ過機、ポンプ、さらには屋外の幼児児童プールがあり、劣化しているので改修工事を行う」との説明であった。
次に、農政課分について、係長より「29ページ、72細目農業次世代人材投資資金交付事業費262万5,000円は国の事業で、新規就農者が経営を開始された場合に満額年150万円を最長5年間給付する制度で、全額国庫負担である。今回、対象者の増加に伴い、事業費の増額補正をする」との説明であった。質疑に入り、「29ページ、72細目農業次世代人材投資資金交付金について、それぞれの業種があるが、この増額分はどういう方なのか」との質疑に、係長より「増額分の営農形態については施設野菜農家の方でアグリセンターで昨年から今年にかけ、1年間イチゴの研修をされ施設野菜を目指す方と、果樹農家で夫婦で就農してミカン等の栽培を目指す方が増額対象となっている」との説明であった。
次に、農林水産整備課分について、課長より「31ページ、02細目農地一般管理費2,201万8,000円は、北薩横断道路建設工事に伴う工作物移設等の経費と国庫補助金等の返還金で、これは野田町上名の籠土山親水公園が、北薩横断道路の事業用地となったために、工作物のあずまやがまだ使えることから、移転する計画がある」との説明。
次に、同じく「33ページ、07細目泉の森づくり事業費577万5,000円は、林業事業体が実施する個人所有の森林整備に対する負担金」との説明であり、質疑に入り「31ページ、02細目北薩横断道路建設工事に伴う工作物の移転等は、青木地区の青木消防団倉庫のところに移転予定としてある。集落で話があったと聞いているが、この場所について特段の問題はなかったのか」との質疑に、課長より「移転先の場所については、野田土地改良区が所有している土地で地元からの要望もあったもので、事前に野田土地改良区に伺いを立てている。今回の審議で良いということならば進めていく考えである」との説明であった。
「33ページ、07細目泉の森づくり事業費の交付先は森林組合だが、どういう形なのか」との質疑に、課長補佐より「泉の森づくり事業は、平成4年度から実施している事業で、北薩森林組合が民有林の森林経営計画を立て間伐事業を行うもので、国、県の造林補助事業で実施し、それに対して、出水市として地元上乗せ補助という形で実施している事業で、北薩森林組合へ補助金を支出している」との説明であった。
次に、都市計画課分について、課長より「37ページ、02細々目東光山花見山公園整備事業費は、当該事業の財源としてツルと歴史のまち応援基金から繰入金750万円を予定していたが、そのうち100万円分を企業版ふるさと納税の寄附金に財源変更しようとするものである。なお、寄附を頂いたのは、出水紙工株式会社様で、本年7月に100万円の寄附があったものである」との説明であった。質疑に入り、「37ページ、02細々目東光山花見山公園整備事業について、長寿命化計画を策定したほうが良いという話で、それに基づいての公園整備が順調にいっていると思うが、現在どんな状況か」との質疑に、課長より「昨年度、東光山の花見山整備基本構想を策定し、本年度から実際の事業に取りかかっているところである。現時点では、伐採業務を発注し、一応の伐採業務の完了のめどがついたので、この後は遊歩道の整備、そして植栽というふうに今年度中に事業計画している」との説明であった。
次に、道路河川課分について、課長より「35ページ、05細目県施行事業負担金800万円は、県が施工する県道湯出大口線と県道水俣出水線の改良工事に対する負担金である。次に、7ページ、第2表繰越明許費、11款災害復旧費は、今回、災害復旧費を計上するに当たり、事業執行の工程と災害復旧工事の規模における標準工期から年度内に完成が見込めない工事があることから、予算計上と同時に繰越明許を設定するものである」との説明であった。質疑に入り、「35ページ、05細目県施行事業負担金、県道湯出大口線は、3号線の代替道路との位置づけも頻繁に言われている道路だと思うが、出水側について、いつ頃終わるのか」との質疑に、課長補佐より「湯出大口線の状況については県の執行ということで、内容については十分把握できていない部分である。この線は今、上場小学校前の改良工事を行っており、今年度、小学校前の舗装までできないかと事業計画を進めているところまでは把握している」との説明であった。質疑に入り、「7ページの11款災害復旧費は、繰越明許費を設定するということだが、ここ何年か入札するが不調不落が続いている。例えば、100万円と100万円であれば200万円にしてとか、早急な復旧工事につながると思うので、そんなことを含めて不調不落にならないような対策を考えている点があれば」との質疑に、課長より「今、災害査定の準備を今月末から来月頭にかけてやっている。もともと工期が足りないものもあり、繰越明許をした。工事規模については、できるもの、できないもの、同じ工事でも距離が離れたらできないものもあり、その辺を加味しながら、おっしゃるようなことを十分留意しながら発注に努めていきたい」との説明であった。
以上で、審査が終わり、討論に入り、賛成の立場で「まず、産業祭開催費、コロナ禍の中でイベント等をやりたいというような市民の声もあり、経済的な効果もある。芝生広場を中心とした大産業祭、期待するものである。コロナ対策も十分にされるようなことになっているので、準備万端で進めていただきたい。
市民スポーツ関係のプール改修、大規模な改修を計画されているようである。今回は、天井の大規模改修を12月から5月に休館をして改修をやるとのことで、市民の利用の妨げになるので、その辺の市民への周知とともに、フォロー等もしていただきたい。
農業次世代人材の件については、国の事業で、年額150万円の新規就農者への給付ということだが、今後は市の独自での上乗せのことも検討し、新規就農者が現在よりも増えることを希望する。
東光山花見山公園においては、伐採が完了し、今後遊歩道、植栽と進んでいくようである。市民の誰もが行きたくなる、そういう花見公園を今後も進めていただきたい。
災害復旧工事においては、河川内の工事も大分多い。これまで入札において不調あるいは不落等が多い現実がある。なるべく災害復旧なので、早期に進めるように入札の改善を求めることを申して賛成討論とする」
続く委員より、賛成の立場で「補正予算は、国県の支出金が決まったこともあり、またコロナ対策においては、様々、貸切バス利用促進事業もあり、また、とり・たまごグルメ、これについても新型コロナ感染症による交付金でできるということであり、補正予算としては非常に重要な予算であるので賛成する」との討論があり、採決の結果、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第57号令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)について、下水道課長より「15ページ、収益的収入及び支出の委託料370万円は、今年7月10日の梅雨前線豪雨により、出水中央高校敷地の一部が床上浸水した被害、またレストケア出水在宅医療センターが床下浸水した被害、この浸水被害を受けて上知識第2号雨水幹線の西出水駅北側にある出水工業高校グラウンドから多面的広場を通り、米之津川までの3,416メートル区間の既設排水路の調査業務委託料である」との説明であった。
質疑に入り「15ページ、収益的収入及び支出の上知識第2号雨水幹線排水調査業務委託だが、調査目的は排水路からの越流によって建物被害をなくすことだと思う。全体的にどういう調査をするのか」との質疑に、課長より「雨が降ったときにオーバーした排水路に流れ込む流域面積を調査する。流域面積の中には田畑や宅地等で雨の浸透係数が違うので、それを調査し、次に既設排水路の断面、勾配等を測量し、排水路のどの区間が断面不足になっているかの調査を主にする」との説明であった。
続いて、「上知識第2号の雨水幹線排水調査業務委託は何年くらい後に、着工とか工事とか、分かるのはいつ頃か」との質疑に、課長より「調査結果にもよるが、例えば3,416メートルの全てが断面不足であったら、到底補助事業でないとできないので、国に要望し補助金申請をする形になる。国の予算のつき方で進捗状況が変わってくる。実際、被害を受けているところがあるので、一生懸命要望していきたい」との説明であった。
討論に入り、賛成の立場で「議案第57号令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)、今回の予算は先般の豪雨により上知識地区が相当越水した場所で、今後については各関係機関と十分協議し解決していただきたい。そうすることによって、快適な市民生活が取り戻せると思う。それを十分把握し、事業を進めていただきたい」との賛成討論があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、産業建設委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩いたします。再開を11時15分といたします。
午前11時00分 休 憩
午前11時15分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、議案第52号令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。ここで、質疑を中止いたします。
これから、さきに質疑を中止していました議案第52号令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)について、3常任委員長の報告に対する質疑を再開いたします。
○7番(吉元勇議員) 45ページの現年発生公立学校施設等単独災害復旧費ですが、大川内小学校、いろいろと私も安全面で指摘しておりますが、昨年も護岸の崩れで被災し、本年度も越流によって校庭、建物、体育館、浸水しております。その関係で、この審査のとき、大川内小学校のこういった不安全な所で児童を学ばせるということは良くないといったような強い指摘のもと、そのようなことで担当課とそのような協議がなされた面があれば。説明がちょっとあったかもしれないけれども、もう少し深い議論があれば報告いただきたいと思います。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) ちょっと、報告のところで触れ損なっていましたけれども、委員会で現地調査をしております。その折、学校関係者は立ち会えなかったのですけれども、教育委員会の事務局に立ち会っていただきまして、状況は把握しております。戻ってから、そこについて詳しい審議はしておりません。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案をされております令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)に問題点を指摘して、反対いたします。
本補正予算に民生費、介護老人費の介護保険特別会計繰出金132万円が計上されております。これは先ほど、介護保険特別会計補正予算で指摘をしました制度改正に伴うシステム改修に要する費用264万円の2分の1に当たる出水市負担分です。予算額としては小さいんですけれども、その影響が非常に大きいことから、介護保険特別会計補正予算で指摘をしましたことと同じく、施設入居の低所得高齢者に大幅な負担増をもたらす制度に賛成できないことから、本補正予算に反対いたします。
○議長(杉本尚喜議員) 賛成討論ございませんか。
○7番(吉元勇議員) 議案第52号令和3年度出水市一般会計補正(第8号)につきまして、討論いたします。我が議会は討論時間についておおむね10分ぐらいにしたらどうかというような要望を出しましたが否決されまして、討論時間は設けないということになりました。思う存分、やりたいと思います。
総合戦略推進管理費22万1,000円、これは第二次出水市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標にSDGsを踏まえた地方創生の推進があり、その推進事業を検討する協議開催経費であります。そのSDGsの中にある17のゴールを目指す項目に食料のことや健康と福祉、さらに教育があります。
全国的にこども食堂が推進され、鹿児島県内でも70を超えるこども食堂が開催されております。コロナ禍においても、県内、いろいろと工夫をしながら、各食堂は頑張って行っております。
私も西出水こども料理教室食堂として行ってまいりました。恐らく、出水市民の中では、その意義、ノウハウ的なもの、そして何よりも楽しいということを誰よりも理解しております。今後、この推進協議会の委員にはなれないとは思いますが、この協議会の会議の中でこのこども食堂の場面になったときには、ぜひ、参考意見という立場で呼んでもらえたらと思います。しっかりした意見が述べられると思います。
産業祭開催事業費、1,105万円。プレミアム付商品券発行事業を含む大産業祭の経費分でありますが、今回の大産業祭はとても楽しみであり、また重要な要素を含んでいます。当然のことながら、農産物や特産品などの販売・購入により、経済の向上等にもつながりますが、飲食ブースを設置することにより例年に近い形での開催になり、多くの市民の憩いの場や楽しみの場になる久しぶりのすばらしいイベントになると思います。11月20日、21日、土・日に開催されますが、天候が良いことを願いたいと思います。
さらに、野球場と隣接する芝生広場で行うことで、昨年度もこの場所で行いましたが、ちょうど2年後に完成する屋根付き市民ふれあい広場での将来の開催の参考にもなります。大産業祭を成功させてください。協力します。
災害復旧費ですが、特に公共土木施設災害復旧費約4億円、いずれも令和3年7月の豪雨による被災分でありますが、入札が順調に進み、復旧が早急に進むことを改めて要望します。なお、主に河川の災害復旧工事については、内水面漁協との関わりについては本定例会でも述べたように、受注業者の立場に立った対応を改めてお願いしたい。特に特記仕様書においては、その中に内水面漁協への工事概要と汚濁防止のことについて、このことについてはまず文書を送り、漁協から説明を求められたら説明に行けばいいわけです。このことにより、協議費は発生しません。漁協から説明を求められたら出向けばいいわけです。協議費は発生しません。現在、協議費を受注業者が払う状況にあり、行政に代わって肩代わりしている状況。これは異常であります。ぜひ、改善を求めます。工事説明についても、受注者である出水市が行い、工事業者も同行すればいいことであり、このことで工事に関する説明の窓口が発注者である市行政になり、このことによって工事協力金を求めることになりません。これをまず市が示し、今後は県、国の発注工事においてもこのようになることを私も進めてまいりたいと思うし、望みたいと思います。
最後に、大川内小学校の土砂撤去経費に種々伴う調整です。残念ながら現地調査はされたようですが、質疑においては十分な質疑、あるいは討論はなされなかったようであります。大川内小学校、昨年も大がかりな護岸の崩れがあって、昨年の3月末まででしょうか、工事が大分かかりました。そして今年度も校庭あるいは体育館への浸水。この状況の中で子供を教育させる現場として使うのは、私は異常ではないかと思います。この際、大川内中学校を利用して護岸の整備も進んで、一体となった教育を進めるべきではないでしょうか。
さらに言えば、私は求めている小規模校の考え方、特に中学校の小規模校の生徒は不公平な教育環境に置かれています。中学校においては、専門家の教師による教育が行われていますが、小規模校では行われていません。部活においても、いろいろな中学校であれば、その選択肢は多いですが。
○議長(杉本尚喜議員) 吉元議員、ちょっと議案から、かなり離れていっているんですけれども。
○7番(吉元勇議員) あまり離れていないと思いますけどね。
○議長(杉本尚喜議員) ちょっと整理してください。
○7番(吉元勇議員) 分かりました。
このようなことを含めて、今後、こういう状況の中で大川内小学校の児童がいつまでも教育の環境に置かされることは望みません。抜本的な改善を望み、賛成討論とします。
○議長(杉本尚喜議員) 反対討論はございませんか。賛成討論はございませんか。
○8番(土屋工吉議員) ただいま3常任委員長より報告を受けました。
議案第52号令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)に意見を付して、賛成の立場で討論いたします。
6款3項水産事業費、名護漁港機能高度化事業負担金等計上してあります。この事業と平行して、今現在、昭和初期に築かれた老朽化した堤防の改修工事等が進んでおります。熊本県の三角港ではありませんが、出水市の遺産登録もできるのではないかという立派な昔の堤防が築かれつつあります。
また、県営湛水防除事業費負担金の福ノ江ポンプ場、特に地域の方が来年、再来年の事業に期待されております。それと、御手洗ダム、嶽ダムの管理システム更新、豪雨の際は出水市の職員の方が夜を徹して勤務されております。早急の改修を願っております。
次に11款災害復旧費の中で、今指摘された大川内小学校土砂除去もありました。我々も現地調査に入りましたら、即、県の担当者に電話をして「どうにかならんですか」という相談もあったのを耳にしております。令和3年7月の豪雨災害の工事請負費3億7,905万円計上してあります。令和4年の春までに繰越明許等でいろいろな地域の方が期待されております。毎年起こり得る災害を早期に復旧されること。建設業の労務管理をされ、安全で無理のない現場管理を望み、議員の皆さん方の賛同をいただき、安心安全な地域づくりに期待して討論とします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第57号令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△ 日程第7議案第64号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第7、議案第64号令和3年度出水市一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 それではよろしくお願いいたします。
ただいま上程されました令和3年度出水市一般会計補正予算(第11号)について、提案理由を説明します。
今回の補正は、損害賠償請求事件の判決に伴う訴訟経費を新規計上するものです。
本件訴訟については、本日の全員協議会で申し上げましたとおり、出水市職員倫理委員会の公金支出を違法とする損害賠償請求事件で、令和2年10月20日に原告の請求を棄却する鹿児島地方裁判所の第一審判決が出ましたが、原告側がそれを不服として、福岡高等裁判所宮崎支部に控訴し、本年4月14日には原告の訴えを棄却する控訴審判決が下されております。
その後、さらに原告側が控訴審の判決を不服とし、最高裁判所に上告受理申立てをしましたが、本年9月9日には上告審として受理しないとの最高裁判所の決定があり、判決が確定いたしました。
そのようなことから弁護士への成功報酬等の緊急な予算措置が必要となりましたので、会期途中での補正予算の提案となったところであります。
議員の皆様方におかれましては、諸般の事情を御賢察の上、御理解を賜りたいと存じます。
補正予算第1条の歳出では、予算書13ページ、第2款総務費、総務管理費の人事管理費において、所要額を新規計上し、同額の地方交付税を歳入に計上しました。
以上が、本補正予算の内容ですが、今回の補正額は78万4,000円の追加で、これにより予算規模は288億2,891万8,000円となるものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第64号令和3年度出水市一般会計補正予算(第11号)に対する質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) この事件の内容、大変残念な話でしたけれども、私もミイラ取りがミイラになると言いますので、私もミイラにならんごとせないかんなと思っております。
そこで、先ほど全員協議会でも申し上げましたが、やはり地方公共団体にこうやって裁判が今後も出るようになると、予算措置というのも国で何らかせないかんと思いますよ。
そこで例えば、県内の市町村会とか全国の市長会とかそういう場で、ぜひ財源的な措置を求めるようなアピールなり提言なりをせないかんなと思いますが、全員協議会でそういう話をしたばかりでありますけれども、その辺のこと、一般財源を使って裁判を行うというのは事務的には簡単ですけれども、やはりこういうことがどんどん財源として出ていくのは、いかがなものかなと思いますし、国が決めた法の中でのことでありますので、国にそういった財源を求めていくというようなことを、改めて市長の中で思いあるいは考え等があれば、ぜひお聞かせいただきたいと思います。
○椎木伸一市長 3年間という期間と労力を要してきたわけでございます。そしてまた、一般財源についても、このように経費を支出しなければならない。非常に残念な思いでありますし、じくじたる思いをしております。
公平公正で適法な行政執行ということは燈々無尽として、我々行政機関、地方自治体の使命でありまして、私ども市役所にもそのことは大変求められている重要なことであると認識しております。
このような事例には、今後も誠実に粛々と対応してまいりたいという思いでございまして、国のほうに予算をお願いするとか、そのようなことではなくて、地方自治体の使命を果たすんだということで今後も誠実に取り組んでいきたいと思っております。
○7番(吉元勇議員) 内容は公職にある立場の人のことではありますが、原告は市民であります。内容は別として、この市民が裁判を起こしたということは、僕は逆に良いとか悪いとかではなくて、そういう環境にある中で市民も裁判をたてた、市長も受けた。これは、僕は正常な状況だなと思っております。
つまり、内容は何となくじくじたる思いとかありますけれども、市民が権利を使って裁判を起こしたということは、決しておかしいことではないし、悪いことでもありません。そのような認識を市長の中にもあるかどうか、その辺答弁いただければと思います
○椎木伸一市長 先ほど答弁しましたように、私どもの使命は公平公正に適法に行政を執行していくということでございますので、そこに市民の皆様が疑義を感じられ、このような行為に出られるということは、当然のことであろうと思いますので、それについては先ほど申しましたように、誠実に粛々と対応していきたいと思っております。そのことが、そういった行政を執行していくことの責任でもあると思っております。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
○7番(吉元勇議員) 議案第64号令和3年度出水市一般会計補正予算(第11号)につきまして、賛成討論をいたします。
長い間の裁判でありました。我々は議会議員として状況を把握しながら、それを見ているような状況でありましたけれども、ここに一つの結論が出たと思っております。
先ほど、自席から市長に質疑しましたが、市長も我々も市民のためにこの場にいます。仕事をしております。その市民の一人からこのような裁判を起こされたわけですけれども、私は今日の熱海の土石流の賠償提訴の記事を読んで、「なるほどな」と思ったのが、この方々は賠償請求のこともありますが、先を見ているなと思いました。それは、悲惨な災害を二度と起こしてはならないという強い使命感で訴訟に踏み切ったとあります。この方々は、もう二度と私たちの思いを日本国民の皆さんにさせたくないと。だから当然、お金のこともあるけれども、その先を見た提訴だと思っております。
このことの記事を読んだときに、私はここで結審したわけですので、原告は市民であります。市長のほうも、これからも市長が常に申し上げておられる、市民の安心安全なまちづくりといった観点でみたときに、この市民の方にも当然のことでありますけれども、同様な感覚で一緒に良いまちをつくっていきましょうといったような政治家の気持ちといいますか、事務職員にはなかなかそういったことは言えないと思いますが、この中で唯一政治家である市長は、そのような気持ちで市民の一人からこういったことが起こったけれども、今後も一緒になって良い出水市をつくっていこうと、そういう大きな、そして先を見込んだ気持ちで、これからも臨んでいただきたいと思います。
毅然とした態度は当然必要ですが、これからもこういった市民の一人から裁判をされましたけれども、ぜひ、この方も含めて、今後も出水市民の安心安全な、そして皆が幸せになるような気持ちを持って、行政を執行していただきたいということを述べまして、討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△ 日程第8意見書案第2号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第8、意見書案第2号コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書を議題といたします。
提出者の趣旨説明を求めます。
○議会運営委員長(田上真由美議員) ただいま上程されました意見書案第2号コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書につきまして、趣旨説明を申し上げます。
意見書案文の朗読をもって、趣旨説明としたいと思いますので、御了承願いたいと思います。
新型コロナウイルス感染症のまん延により、地域経済にも大きな影響が及び、地方財政は来年度においても、引き続き巨額の財源不足が避けられない厳しい状況に直面している。
地方自治体では、コロナ禍への対応はもとより地域の防災・減災、雇用の確保、地球温暖化対策などの喫緊の課題に迫られているほか、医療介護、子育てをはじめとした社会保障関係費や公共施設の老朽化対策費など、将来に向け増嵩する財政需要に見合う財源が求められる。その財源確保のため、地方税制の充実確保が強く望まれる。
よって、国においては令和4年度地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう強く要望する。
1、令和4年度以降、3年間の地方一般財源総額については、「経済財政運営と改革の基本方針2021」において、令和3年度地方財政計画の水準を下回らないよう、実質的に同水準を確保するとされているが、急速な高齢化に伴い、社会保障関係費が毎年度増大している現状を踏まえ、他の地方歳出に不合理なしわ寄せがなされないよう、十分な総額を確保すること。
2、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは、家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。生産性革命の実現や新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として講じた措置は、本来、国庫補助金などにより国の責任において対応すべきものである。よって、現行の特例措置は今回限りとし、期限の到来をもって確実に終了すること。
3、令和3年度税制改正において、土地にかかる固定資産税について講じた課税標準額を令和2年度と同額とする負担調整措置については、令和3年度限りとすること。
4、令和3年度税制改正により講じられた自動車税・軽自動車税の環境性能割の臨時的軽減の延長について、さらなる延長は断じて行わないこと。
5、炭素にかかる税を創設または拡充する場合には、その一部を地方税または地方譲与税として地方に税源配分すること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
皆様の御賛同をお願いいたします。
なお、意見書提出先は、衆参両院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、経済再生担当大臣であります。
以上で、趣旨説明といたします。
○議長(杉本尚喜議員) これより、意見書案第2号コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書について、質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) 提出者が議運の委員長、田上真由美さんということで、提案者であれば質疑もしやすかったのかもしれませんけれども、答えられる範囲でいいので答弁いただきたいと思いますが、全協でも話をしましたように、この意見書は地方自治体もいろんな意味で財源が厳しいんだと。だから、国も何とか充実を求めるということも議会として提出しようということですが、我々もそうであれば、身を切る覚悟という意味で議員報酬のカットのことをお話しましたが、今後こういう意見書を出水市議会で出す以上、例えば議運のほうであと任期も7か月ほどしかありませんけれども、少しでもいいから議員報酬カットを協議していこうではないかといったようなことを考えていらっしゃるかどうか。議運でも協議をしていただきたいという思いもありますので、もし答えられる点があればお願いしたいです。
○議会運営委員長(田上真由美議員) この意見書の提出につきましては、全員協議会でお話をさせていただき、皆様と協議をした結果、出させていただくというふうになったものでございます。
そして、今おっしゃいましたような議員報酬のカットの話は、本日の全員協議会で吉元議員のほうが皆様にお話をされた案でございます。この件については、私個人の考えでは返答しかねる問題であると存じます。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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△ 日程第9意見書案第3号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第9、意見書案第3号地方財政の充実・強化を求める意見書を議題といたします。
提出者の趣旨説明を求めます。
○総務病院委員長(枦山卓二議員) ただいま上程されました意見書案第3号地方財政の充実・強化を求める意見書につきまして、趣旨説明を申し上げます。
意見書案文の朗読をもって、趣旨説明といたしたいと思いますので、御了承願いたいと思います。
新型コロナウイルスの出現により、今地方自治体には新たに多くの行政需要が発生しています。
ワクチン接種体制の構築、防疫体制の強化、新しい生活様式への変化を余儀なくされた市民の日常生活から発生する問題など、あらゆる課題に即時の対応が求められています。それと同時に、医療・介護など社会保障への対応、子育て支援策の充実、地域交通の維持・確保など少子高齢化の進展とともに、従来からの行政サービスに対する需要も、これまで以上に高まりつつあります。
しかし、現実に公的サービスを担う人材は不足しており、疲弊する職場実態にある中、近年多発している大規模災害の対応も迫られています。
こうした地方の財源対応について、政府はいわゆる骨太方針2018に基づき、2021年度の地方財政計画までは2018年度の地方財政計画の水準を下回らないよう、実質的に同水準を確保してきました。
しかし、新型コロナウイルスへの対応により、巨額の財政出動が行われる中、2022年度以降の地方財源が十分に確保できるのか大きな不安が残されています。
このため、2022年度の政府予算と地方財政の検討に当たっては、コロナ禍による新たな行政需要なども把握しながら、国民の生活の実態に即した歳入・歳出を的確に見積もり、地方財政の確立を目指すよう、政府に下記の事項の実現を強く求めます。
1、社会保障、感染症対策、災害対策、環境対策、地域交通対策、人口減少対策など、増大する地方自治体の財政需要を的確に把握し、これに見合う地方一般財源総額の確保を図ること。
2、とりわけ、新型コロナウイルス対策としてワクチン接種体制の構築、感染症対応業務を含めた、より全体的な保健所体制・機能の強化、その他の新型コロナウイルス対応事業、また地域経済の活性化まで踏まえた十分な財源措置を図ること。
3、子育て支援、地域医療の確保、介護支援、ひきこもり者支援、児童虐待防止対策、生活困窮者自立支援など、急増する社会保障ニーズが自治体の一般行政経費を圧迫していることから、地方単独事業分も含めた十分な社会保障経費の拡充を図ること。また、人材を確保するための自治体の取組を支える財政措置を講じること。
4、会計年度任用職員制度の運用に必要となる財政需要については、地方公共団体の実績を踏まえ、所要額について地方財政措置を確実に講じること。
5、地方税財源の充実・確保に向けて、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めること。
6、地方交付税の財源保障機能・財政調整機能の強化を図り、市町村合併の算定特例の終了への対応、小規模自治体に配慮した段階補正の強化など対策を講じること。
地方財政の不足額については、地方交付税の法定率を引き上げるなど、引き続き臨時財政対策債に頼らない地方財政の確立に取り組むこと。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
皆様の御賛同をお願いいたします。
なお、意見書提出先は、衆参両院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、厚生労働大臣、内閣府特命担当大臣(地方創生)、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)であります。
以上で、趣旨説明といたします。
○議長(杉本尚喜議員) これより、意見書案第3号地方財政の充実・強化を求める意見書について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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△ 散 会
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。よって、本日はこれで散会いたします。第7日の会議は10月5日に開きます。御苦労さまでした。
午前11時54分 散 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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