令和3年出水市議会第3回定例会会議録第1号
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令和3年8月30日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 20名
1番 南 鶴 洋 志 議員
2番 橋 口 住 眞 議員
3番 上須田 清 議員
4番 日 髙 信 一 議員
5番 北御門 伸 彦 議員
6番 枦 山 卓 二 議員
7番 吉 元 勇 議員
8番 土 屋 工 吉 議員
9番 鶴 田 均 議員
10番 田 上 真由美 議員
11番 杉 本 尚 喜 議員
12番 出 水 睦 雄 議員
13番 鶴 田 悌次郎 議員
14番 中 嶋 敏 子 議員
15番 宮 田 幸 一 議員
16番 道 上 正 己 議員
17番 榎 園 隆 議員
18番 垣 内 雄 一 議員
19番 築 地 孝 一 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
戸 﨑 基 夫 くらし安心課長
花 田 勝 宏 くらし安心課安全安心推進係長
宮 﨑 毅 財政課長
大 田 直 子 財政課課長補佐兼財政係長
松 岡 秀 和 企画政策課長
青 﨑 譲 二 企画政策課秘書監(課長補佐)
冨 永 栄 二 保健福祉部長
田 畑 幸 二 いきいき長寿課長
平 原 義 浩 いきいき長寿課介護保険係長
揚 松 智 幸 市民部長
松 原 淳 市 市民生活課長
森 山 佐 知 市民生活課課長補佐兼住民年金係長
山 口 寿 市民生活課健康保険係長
新 森 章 悟 税務課長
神 嵜 洋 子 税務課課長補佐兼課税係長
中 村 俊 二 税務課固定資産税係長
春 田 和 彦 商工観光部長
住 吉 祐 一 商工振興課長
松 下 誠 観光交流課観光振興係長
松 井 勉 ツル博物館クレインパークいずみ館長
池 田 幸 弘 農林水産部長
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
東 畠 賢 一 高尾野支所長(支所庁舎建設部長兼補)
鮫 島 幸 二 病院事業管理者
福 濱 敏 郎 出水総合医療センター事務部長
﨑 迫 真 也 出水総合医療センター総務課長
今 川 武 出水総合医療センター総務課課長補佐兼財政係長
大 平 伸 章 消防長
大久保 哲 志 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
田 口 保 教育総務課長
冨 田 宏 選挙管理委員会委員長
戸 澤 広 彰 選挙管理委員会事務局長
吉 本 純 久 代表監査委員
横 峯 均 農業委員会会長
今 釜 博 泰 公平委員会委員長
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議会事務局
髙 橋 正 一 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
中 村 勇 士 主任主査
野 﨑 育 美 主査
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付議した事件
選挙第2号 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙
報告第4号 出水市一般会計継続費精算報告書の報告について
意見第4号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
議案第59号 出水市交通安全対策会議条例の一部を改正する条例の制定について
議案第53号 令和3年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第54号 令和3年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第52号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)
議案第55号 令和3年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第56号 令和3年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)
議案第57号 令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)
議案第58号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第4号)
認定第1号 令和2年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第2号 令和2年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 令和2年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 令和2年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第6号 令和2年度出水市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第7号 令和2年度出水市水道事業会計決算の認定について
認定第8号 令和2年度出水市下水道事業会計決算の認定について
認定第9号 令和2年度出水市病院事業会計決算の認定について
議案第60号 令和2年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について
陳情第5号 貴議会での「川内原発20年運転延長」に伴う課題の調査・研究、議論などを求める陳情書
午前10時00分 開 会
△ 開 会
○議長(杉本尚喜議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和3年出水市議会第3回定例会を開会いたします。
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△ 開 議
○議長(杉本尚喜議員) これより本日の会議を開きます。
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△ 日程第1会議録署名議員の指名
○議長(杉本尚喜議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、18番垣内雄一議員、19番築地孝一議員、20番髙崎正風議員を指名いたします。
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△ 諸般の報告
○議長(杉本尚喜議員) 令和3年第2回定例会以降の諸般の報告を申し上げます。
諸会議の出席報告につきましては、お手元に配付のとおりであります。その配付してあります諸会議の概要及び監査委員から報告のありました例月出納検査の結果につきましては、事務局に保管してあります資料により御承知おき願いたいと存じます。
また、市長から提出のありました諸会議の出席報告並びに地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定による令和2年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率についての写しを皆様の議席に配付しておきました。
以上が、議長としての主な報告事項であります。これで、諸般の報告を終わります。
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△ 議会運営委員長の報告
○議長(杉本尚喜議員) ここで議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(田上真由美議員) おはようございます。本定例会の会期及び日程について、議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
まず、会期日程について申し上げます。8月31日から9月8日までは休会とします。9月9日、10日は、本会議第2日、第3日の会議を開き、一般質問を行います。9月11日、12日は休会とします。9月13日、14日は、本会議第4日、第5日の会議を開き、一般質問を行います。9月15日から9月28日までは休会とし、この間の9月15日、16日、17日及び21日は、付託されました案件の委員会審査を行っていただきます。9月29日は本会議第6日の会議を開き、今会期中の令和3年度各会計補正予算議案について、審査事件の委員長報告の後、採決を行います。9月30日から10月4日までは休会とします。10月5日は、本会議第7日の会議を開き、令和2年度各会計歳入歳出決算の認定について及び令和2年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について、それぞれの審査事件の委員長報告の後、採決を行います。また、新たに意見書等の申出があったときは、この日に上程することといたします。以上が、会期日程等の概要でございます。
なお、一般質問の通告期限は9月1日正午までとなります。質問をされる方は通告書に所定の事項を記載し、提出されるようお願いいたします。一般質問提出時に発言順位の抽選を行います。一般質問は、申合わせにより1日におおむね4人としていますが、質問者の人数によっては、一般質問を予定している本会議が休会となることもあります。この場合、各常任委員会審査予定日を変更し、委員会審査を行っていただきます。
以上のことから、本定例会の会期は、本日から10月5日までの37日間と定めました。
次に、本日の議事日程について申し上げます。日程第3は、鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙を行います。日程第4から日程第6の報告議案1件、人事議案1件、条例議案1件を個々に上程、日程第7及び日程第8の令和3年度各会計補正予算議案2件を一括上程し、これら5件は、いずれも委員会付託を省略し、即決の取扱いといたします。日程第9から日程第13までの令和3年度各会計補正予算議案5件を一括上程、日程第14から日程第23までの令和2年度各会計決算の認定9件及び令和2年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について1件を一括上程いたします。日程第9から日程第23まで、提案理由説明後、これらの議案に対する総括質疑をいたします。総括質疑終了後、日程第9から日程第13までについては議案の委員会付託区分表(その1)のとおり、日程第14から日程第23までについては議案の委員会付託区分表(その2)のとおり、関係常任委員会に付託いたします。日程第24の陳情1件を上程し、請願等の委員会付託区分表のとおり、関係常任委員会に付託いたします。
皆様の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
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△ 日程第2会期及び会期日程の決定
○議長(杉本尚喜議員) 日程第2、会期及び会期日程の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の会期及び会期日程については、議会運営委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本定例会の会期は、本日から10月5日までの37日間とし、会期日程については、配付しております会期日程表のとおりとすることに決定いたしました。
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△ 議事日程の報告
○議長(杉本尚喜議員) 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおり定めました。
令和3年出水市議会第3回定例会
議 事 日 程 第 1 号
令和3年8月30日 午前10時 開 議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期及び会期日程の決定
第3 選挙第2号 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙
第4 報告第4号 出水市一般会計継続費精算報告書の報告について
第5 意見第4号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
第6 議案第59号 出水市交通安全対策会議条例の一部を改正する条例の制定について
第7 議案第53号 令和3年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
第8 議案第54号 令和3年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第9 議案第52号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)
第10 議案第55号 令和3年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)
第11 議案第56号 令和3年度出水市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)
第12 議案第57号 令和3年度出水市下水道事業会計補正予算(第2号)
第13 議案第58号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第4号)
第14 認定第1号 令和2年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について
第15 認定第2号 令和2年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第16 認定第3号 令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
第17 認定第4号 令和2年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第18 認定第5号 令和2年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について
第19 認定第6号 令和2年度出水市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定について
第20 認定第7号 令和2年度出水市水道事業会計決算の認定について
第21 認定第8号 令和2年度出水市下水道事業会計決算の認定について
第22 認定第9号 令和2年度出水市病院事業会計決算の認定について
第23 議案第60号 令和2年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について
第24 陳情第5号 貴議会での「川内原発20年運転延長」に伴う課題の調査・研究、議論などを求める陳情書
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△ 議 事
○議長(杉本尚喜議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第3選挙第2号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第3、選挙第2号鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙を議題といたします。
鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員は、県内市町村長の長及び議員のうちから、市長区分6人、市議会議員区分6人、町村長区分4人、町村議会議員区分4人によって構成されます。現在の広域連合議会議員のうち、市議会議員から選出する議員について1人の欠員が生じているため、広域連合規約第9条第3項及び広域連合議会の議員の選挙に関する規則の規定に基づき選挙の告示を行い、候補者の届出を締め切ったところ、市議会議員から選出すべき人数を超える2人の候補者がありましたので、広域連合規約第8条第2項の規定により選挙を行います。
この選挙は、同条第4項の規定により、全ての市議会の選挙における得票総数の多い順に当選人を決定することとなりますので、会議規則第32条の規定に基づく選挙結果の報告のうち、当選者の報告及び当選人の告知は行いません。
そこで、お諮りいたします。選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することとしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。したがって、選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することに決定いたしました。
選挙は、投票で行います。議場の閉鎖をいたします。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を含め20人です。
次に、立会人を指名いたします。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に17番榎園隆議員、4番日髙信一議員を指名いたします。
投票用紙を配ります。
[投票用紙の配付]
○議長(杉本尚喜議員) 念のため申し上げます。投票は単記無記名です。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
[投票箱の点検]
○議長(杉本尚喜議員) 異常なしと認めます。
ただいまから投票を行います。職員が議席番号と氏名を読み上げますので、順番に投票を願います。
○華野順一議会事務局次長 1番、南鶴洋志議員、2番、橋口住眞議員、3番、上須田清議員、4番、日髙信一議員、5番、北御門伸彦議員、6番、枦山卓二議員、7番、吉元勇議員、8番、土屋工吉議員、9番、鶴田均議員、10番、田上真由美議員、12番、出水睦雄議員、13番、鶴田悌次郎議員、14番、中嶋敏子議員、15番、宮田幸一議員、16番、道上正己議員、17番、榎園隆議員、18番、垣内雄一議員、19番、築地孝一議員、20番、髙崎正風議員、11番、杉本尚喜議員。
○議長(杉本尚喜議員) 投票漏れはございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 投票漏れなしと認めます。
これで投票を終わります。これより開票を行います。榎園隆議員及び日髙信一議員、開票の立会いをお願いいたします。
[開票]
○議長(杉本尚喜議員) 選挙の結果を御報告申し上げます。投票総数20票、有効投票20票、無効投票ゼロ票で、出席議員数に符合いたしております。有効投票のうち、川越信男議員13票、畑中香子議員7票。以上のとおりです。この鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙の結果報告をいたしておきます。議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
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△ 日程第4報告第4号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第4、報告第4号出水市一般会計継続費精算報告書の報告についてを議題といたします。
提案理由の説明、並びに報告を求めます。
○椎木伸一市長 おはようございます。よろしくお願いいたします。
提案理由の説明をさせていただく前に、一言御報告をさせていただきたいと思います。今回の東京オリンピック・パラリンピックについての御報告でございます。皆様御承知のとおり、本市出身の女子マラソン、一山麻緒選手、男子サッカーの大迫敬介選手が、さきの東京オリンピックに出場されました。また、現在開催中のパラリンピックには、本市野田出身の宮地満英選手が馬術において、裕美子夫人と二人三脚で出場されておられます。本日、自由演技がある予定と聞いております。それぞれすばらしい成績をお納めになりました。この1年の延期、そしてコロナ禍という非常に困難な状況を乗り越えての出場、成績でございます。出水市民、私どもに、夢と勇気と希望を与えてくださいまして心から感謝申し上げます。そしてまた、議員の皆様をはじめ市民の皆様におかれては、それぞれ応援をしていただきまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。
それでは、提案理由の説明に入らせていただきます。
出水市一般会計継続費精算報告書の報告について、提案理由を説明いたします。
橋梁整備事業については、下高尾野橋の架け替えに係るもので、平成29年度から令和2年度までの4年間の継続費を設定し、事業を実施してまいりましたが、事業期間が終了しましたので、地方自治法施行令第145条第2項の規定により今回御報告するものです。
本事業は、橋梁の建設工事のほか、既設橋の撤去や仮設橋の設置・撤去工事等を事業内容とするもので、平成29年度の年割額5,150万円のうち、1,858万円を年度内に執行し、3,292万円を翌年度以降に繰越して執行しております。平成30年度は、年割額5,830万円と前年度からの繰越分を合わせて5,198万1,000円を年度内に執行しております。また、令和元年度は、年割額1億6,530万円と前年度からの繰越分を併せて1億5,288万1,000円を年度内に執行し、令和2年度は、年割額1億990万円と前年度からの繰越分を併せて1億6,058万8,000円を執行したところです。4年間の全体計画予算3億8,500万円に対しまして、執行額は3億8,403万円となりました。
以上、御報告いたしますのでよろしくお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、報告は終わりました。報告第4号出水市一般会計継続費精算報告書の報告についてに対して、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
これで、報告第4号について終了いたします。
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△ 日程第5意見第4号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第5、意見第4号人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて、提案理由を説明します。
現在、本市には、法務大臣から人権擁護委員として9人が委嘱されており、任期は3年となっております。委員のうち、家村照子氏の任期が、本年12月31日をもって満了することから、鹿児島地方法務局から推薦依頼があり、家村照子氏を再任として推薦するため、議会の意見を求めるものです。
家村氏の履歴は、お手元に配付してある参考資料のとおりでありますが、同氏は、平成28年1月から人権擁護委員として2期6年、精力的に職務を遂行してこられました。現在も出水市交通安全協会代議員として、通学する子供たちの安全確保のため御尽力いただいております。人格識見ともに高く、広く社会の実情にも精通されており、人権啓発活動にも積極的に取り組んでおられることから、適任と考え、再任により推薦するものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 意見第4号人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて、これから質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) 私に言わせると、令和はまさしく人権の時代だと考えます。その代表的なことの1つが、性的マイノリティに関する、いわゆるLGBTの啓発といいますか、それに関することで、学校では男女混合名簿、その辺の導入が一気に進みまして、まさしく人権の時代だということだと私は思っております。その中で、家村さんは、まさしく人権の時代の、特にそういう性的マイノリティに関すること、あるいは、鹿児島県内では残念なことに教員の指導死、鹿児島市、奄美市でもありましたような人権を無視した指導死のこと、その辺を含めまして、人権に関して、特に性的マイノリティに関することに関して活動をされたり、あるいは意見を述べたり、逆に、この辺のことについてはあまり、少し疑問を持っていらっしゃるとか、その辺のことの認識が答弁できる点がありましたらお願いいたします。
○揚松智幸市民部長 家村様については、子供たちの明るい将来というところから私はやっていきたい、いじめ問題等々に解決できるようにやっていきたいということでお話は伺っております。LGBTについては、すみません、伺っておりません。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び鶴田悌次郎議員から、無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは会議規則第71条第1項の要件を満たしております。よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き19名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので御注意願います。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
押し忘れ等はございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで投票を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数19票、有効投票19票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち賛成19票、反対ゼロ票、白票ゼロ票。
以上のとおり、賛成が多数であります。よって、意見第4号人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについては、異議なしと答申することに決定いたしました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
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△ 日程第6議案第59号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第6、議案第59号出水市交通安全対策会議条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました出水市交通安全対策会議条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明いたします。
現在、交通安全対策会議の委員は、国、県、出水警察署及び市の職員並びに教育長となっているところです。
本案は、この委員のうち、教育長については職名で特定されていることから、他の委員と同様に関係行政機関の職員とするために、教育委員会の職員に改めようとするものです。
また、併せて文言の修正を行っています。
附則ですが、この条例は、公布の日から施行するものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第59号出水市交通安全対策会議条例の一部を改正する条例の制定についてに対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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△ 日程第7議案第53号・日程第8議案第54号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第7及び日程第8の各会計補正予算議案2件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました国民健康保険特別会計補正予算(第2号)及び後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、一括して提案理由を説明します。
まず、国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について説明します。
歳出の総務費では、人事異動等に伴い給与費を調整し、国民健康保険事業費納付金では、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税の減免に対して、昨年度と同様に、国の特別調整交付金が交付されることとなりましたので、その収入見込額を歳入に計上し、財源変更しました。
また、基金積立金では、国民健康保険特別会計の令和2年度決算に伴う純繰越金の確定等により調整し、諸支出金では、令和2年度特定健康診査事業費等の確定に伴う、国・県への精算返納金を計上しました。
これに対します歳入では、先ほど歳出で申し上げましたが、国の特別調整交付金のほか、令和2年度決算の確定に伴う前年度繰越金や、増収が見込まれる国民健康保険税を追加計上し、繰入金を調整しました。
今回の補正額は5,004万4,000円の追加で、これにより予算規模は76億9,252万7,000円となるものです。
次に、後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について説明します。
歳出の後期高齢者医療広域連合納付金では、令和2年度の出納整理期間中に収納した後期高齢者医療保険料が確定しましたので、従来からの広域連合との協議に基づきまして追加計上しました。
これに対します歳入は、前年度繰越金を計上しました。
今回の補正額は55万2,000円の追加で、これにより予算規模は7億4,725万2,000円となるものです。
以上が、国民健康保険特別会計補正予算(第2号)及び後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)に関する説明です。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、提案説明が終わりました。これから、議案第53号令和3年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)に対する質疑を許します。
○14番(中嶋敏子議員) 議案第53号の国保の特別会計補正予算の説明についてですけれども、コロナに対する減免の感染症対応分としての特別調整交付金だということだったんですけれども、令和2年度については全額国庫補助で賄われたかと思うんですけれども、今年度は、ちょっと何か国の負担割合が違ってきているように聞いておりますけれども、分かれば説明してください。
○揚松智幸市民部長 補正予算書の11ページにございます特別調整交付金分とあるところに、交付率10分の4というふうに書いてございます。昨年度は、これにプラスされまして災害等臨時特例補助金というのが10分の6ございましたが、今年度は今のところございませんので、10分の4となっております。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第54号令和3年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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△ 日程第9議案第52号・日程第10議案第55号
日程第11議案第56号・日程第12議案第57号
日程第13議案第58号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第9から日程第13までの令和3年度各会計補正予算議案5件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 はじめに、7月10日の豪雨や、8月11日から19日にかけて降り続いた大雨により被災された市民の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。また、全国的にも大きな被害を今回もたらしておりまして、犠牲となられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧・復興を御祈念申し上げます。
今回の補正予算におきましては、災害対応に係る予算を計上しておりますが、早期の復旧に向けて全力で取り組んでまいります。
それでは、ただいま上程されました、令和3年度出水市一般会計補正予算(第8号)外4会計に係る補正予算について、一括して提案理由を説明します。
まず、一般会計補正予算(第8号)について説明します。
今回の補正は、国・県支出金の内示等に伴う事務事業費の追加及び財源変更、市単独事務事業費の新規計上、また、特別会計への繰出金等の調整や、人事異動等に伴い給与費を調整するため、それぞれ所要の予算措置を講じるもののほか、コロナ後の復興に向けた産業祭開催経費など、地域経済対策に係る経費を計上しております。なお、災害関係につきましては、7月の豪雨災害に伴う予算でございまして、土木施設や農地・農業用施設等の災害復旧においては、その緊急性から既定予算の流用や予備費の充用により先行して復旧作業に取りかかっておりますが、議決後に執行に着手する災害復旧費の予算措置のほか、今後の災害等の緊急的な支出に備える経費を補塡する調整を講じようとするものです。また、甚大な被害を受けている本市の被災状況を踏まえ、7月11日には、地元選出の国会議員に実際の被災現場を見ていただきながら状況を説明し、早期復旧をお願いするとともに、7月19日には、県知事に対し、従来の災害復旧だけではなく、近年の異常気象にも対応できるよう、機能強化を図ることができる改良復旧について、直接要望をいたしております。
それでは、第1条の歳入歳出予算の補正について、主なものを歳出のほうから説明します。
25ページ、第2款総務費、総務管理費の公共施設整備事業基金積立金では、令和2年度決算に伴う純繰越金が確定しましたので、地方財政法第7条に基づく積立金を追加計上しました。
次に、地域活性化対策費のラムサール条約登録推進事業費では、中国の武漢での開催予定となっていましたラムサール条約締約国会議が来年度に延期になりましたので、会議とは切り離して、10月以降に登録されることが予定されておりますので、ツル越冬地等の湿地登録に係るラムサール条約登録につきましては記念式典開催経費を新規計上したところです。
行政改革推進費では、公共施設の個別施設計画において、改めて今後在り方を検討する施設について、具体的な方針を決定するための市民アンケート調査経費を新規計上し、総合戦略推進管理費では、持続可能な開発目標であるSDGsの要素を、地域課題解決や地方創生に向けた手法として取り入れ、環境保全や地域資源の有効活用、地域活性化事業等の取組を検討するため、SDGs推進事業検討協議会開催経費を追加計上しました。
また、庁舎等一般管理費では、一般廃棄物収集運搬業務委託料が不足しており、所要見込額を追加計上しました。
続きまして、27ページ、第3款民生費、社会福祉費の社会福祉一般管理費では、3年に一度実施しております民生委員・児童委員の管外研修が、令和2年度と同様に今年度も新型コロナウイルス感染症対策に伴い中止となりましたので、研修補助金等を調整し、また、児童福祉費の保育対策総合支援事業費の保育所等業務効率化推進事業費では、保育に関する計画や記録等を管理する業務支援システム導入に対する保育所等業務効率化推進事業費補助金を新規計上しました。
続きまして、29ページ、第4款衛生費、保健衛生費の健康増進事業費では、国が運営するオンラインサービスで子育てや介護をはじめとする行政手続の検索などが行える、マイナポータルを活用した本人による健診情報の閲覧や、市町村間での情報連携に向けたシステム改修委託費を新規計上しました。
続きまして、第6款農林水産業費、農業費の産業祭開催事業費では、コロナ後の地域経済復興に向け、感染対策を強化した上で産業祭を実施するための追加経費や、延期となっておりました鶴翔祭花火大会を、産業祭と同日に開催する予定となりましたので、花火大会の時間に合わせた産業祭の時間延長に係る負担金を追加計上しました。また、当会場で使用できる1,500円分の商品券を1,000円で販売し、消費喚起により地域経済の活性化を図るための、大産業祭プレミアム付商品券発行経費を新規計上しました。産業祭の開催に当たりましては、現在、緊急事態宣言対象地域やまん延防止等重点措置地域が全国的に拡大され、本市においても、8月に入り感染者が確認されている状況でありますが、新型コロナ感染症による深刻な影響を受けている地域経済の活性化、コロナ禍からの復興イベントとして開催したいと考えており、感染状況等を見ながらではありますが、時機を逸することなく実施できるように、今回、予算措置をお願いするものでございますので御理解を賜りたいと存じます。
次に、農業次世代人材投資資金交付事業費では、対象となる認定新規就農者が当初の見込みを上回ることとなりましたので、所要見込額を追加計上し、29ページから31ページにかけての活動火山周辺地域防災営農対策事業費補助金では、飼料収穫機等の購入に対する機械導入補助金を新規計上し、農村環境改善センター維持補修費では、高尾野農村環境改善センター農事研修室等の空調機取替修繕経費を新規計上しました。また、農地一般管理費では、県の北薩横断道路建設工事に伴い、籠土山親水公園敷地が用地買収の対象となりましたことから、あずまやなどの移設等に係る経費を計上しましたほか、国庫補助事業費等を活用し整備している施設であるため、財産処分に係る返還金も併せて計上しました。なお、今回の移設経費や返還金については、県からの補償金を受けて対応するものです。
次に、農道等維持補修費では、7月の豪雨災害による路面破損など農地・農業用施設の災害復旧経費の緊急支出に伴う調整をし、県営海岸堤防等老朽化対策事業負担金では、県が実施する出水干拓の堤防改修工事に係る負担金を新規計上し、県営農村振興総合整備事業負担金では、出水西部地区の農道、排水路等の整備に係る県への負担金を新規計上しました。また、県営農道保全対策事業負担金では、広域農道の橋梁補修工事に係る県への負担金を新規計上し、県営防災ダム事業負担金では、御手洗ダム管理システム等の更新に向けた設計委託に係る負担金を新規計上しました。
33ページ、県営湛水防除事業負担金では、福ノ江排水機場のポンプ設備更新などに係る県への負担金を新規計上し、県営水利施設整備事業負担金では、嶽ダムの放流警報設備などの管理システムの更新に係る負担金を新規計上しました。
次に、林業費の泉の森づくり事業費では、森林所有者が実施する間伐に対する私有林育成事業補助金を新規計上し、森林・山村多面的機能発揮対策事業費では、里山林保全・竹林整備等に取り組まれる活動組織を市としても支援するため、県のかごしまみどりの基金から交付される森林・山村多面的機能発揮対策交付金に係る市負担金を新規計上しました。また、里山林等保全管理促進事業費では、県の補助事業を活用し、幹線道路等沿線の集落周辺で荒廃している私有林を整備し、景観・防災等の観点から森林環境の保全を図るため、荒廃雑木竹林伐採業務委託費を新規計上し、林道維持補修費では、のり面崩土など林道の災害復旧経費の緊急支出に伴う調整をしました。
水産業費の水産業活性化推進事業費では、漁船購入等に対する水産業活性化推進事業補助金の申請件数の増加が見込まれることから所要見込額を追加計上し、35ページ、名護漁港機能高度化事業負担金では、県が実施します護岸堤防工事に係る負担金を新規計上しました。
続きまして、第7款商工費の地場産業振興費では、産出額日本一となった本市の鶏卵や、ふるさと納税の返礼品としても好評を得ております鶏肉を使用した料理やスイーツを、市内飲食店等から広く募集し、グルメマップ作成によるPRやSNS等を活用しながら、市内外への認知度を高めるとともに、コロナ禍の影響を受けている飲食店等の支援を踏まえ、「とり・たまごグルメPR事業」実施に係る実行委員会負担金を新規計上しました。また、観光業等緊急支援事業費では、貸切バス利用促進事業費補助金の申請件数増加が見込まれることから、所要見込額を追加計上しました。なお、県の感染拡大警報基準の引き上げにより、8月21日から本事業は一時休止しておりますが、コロナの感染状況等を見ながら再開したいと考えており、今後に備えて、今回、予算措置をお願いするものです。
次に、観光施設管理費では、ツル越冬地入域実証実験期間である11月20日から12月19日の間、ツル観察センターの屋上展望所で早朝のツルの飛び立ちを観察・体験していただけるよう、早朝解放に係る施設運営委託料を追加計上しました。
続きまして、第8款土木費、道路橋梁費の道路維持補修費では、7月の豪雨災害による市道等への流入土砂撤去等経費の緊急支出に伴う調整をし、県施工事業負担金では、県道湯出大口線及び県道水俣出水線の整備事業に係る負担金を新規計上しました。
37ページ、第9款消防費の消防団活動費では、新型コロナウイルス感染症対策に伴い、市操法大会等が中止となりましたので、開催経費等を調整し、消防団車両費の車両購入費では、消防ポンプ自動車等購入費の確定により調整しました。
続きまして、39ページ、第10款教育費、教育総務費の学校教育一般管理費では、損害賠償請求事件の和解に伴う弁護士報酬など訴訟経費の確定による調整をし、英語指導助手設置事業費では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い外国青年英語指導助手の来日見込みが9月以降となりましたので、給与費を調整しました。また、高等学校費の高等学校施設維持補修費では、老朽化している出水商業高等学校の理科室等の窓枠修繕費を新規計上しました。
次に、41ページ、幼稚園費の幼稚園一般管理費では、感染症対策のための消毒薬等購入経費を新規計上し、社会教育費の伝統的建造物群保存対策事業費では、建物修理・復旧補助金の増加に伴い、所要見込額を追加計上しました。
保健体育費、社会体育施設整備事業費の市民プール改修事業費では、市民プールの老朽化に伴い実施しております大規模改修実施設計に基づき、特定天井の耐震改修工事費等を新規計上しました。
続きまして、43ページからの第11款災害復旧費は、7月の豪雨災害による災害復旧経費を計上しております。まず、現年発生道路補助災害復旧費では、宮之元上場線外4路線の路肩復旧費等を新規計上し、道路単独災害復旧費では、中川線など43か所の路肩復旧費等を追加計上しました。また、現年発生河川補助災害復旧費では、角石川外8河川の護岸復旧費を新規計上し、河川単独災害復旧費では、馬流川など31か所の護岸復旧費を追加計上しました。
次に、現年発生農地・農業用施設及び林業用施設単独災害復旧費では、農道のり面復旧や林道崩土除去等に係る経費をそれぞれ追加計上しました。
45ページ、現年発生公立学校施設等単独災害復旧費では、大川内小学校校庭への流入土砂撤去経費の支出に伴う調整をしました。
続きまして、第14款予備費では、5月に開催しました成人式の参加者に係るPCR検査経費や、7月の豪雨災害による災害復旧経費などに、既に1,682万1,000円を充用しておりますことから、引き続き、今後の不測の事態への緊急対応に時期を逸することなく適時適切な対応ができるよう、1,500万円を追加計上するものです。
以上が歳出の概要ですが、これに対します歳入としましては、増収が見込まれる市税及び令和2年度決算に基づく繰越金のほか、地方特例交付金や国庫・県支出金、寄附金、市債等を追加計上し、地方交付税及び繰入金を調整しました。なお、市税のうち固定資産税においては、地方税法の改正により、新型コロナウイルス感染症の影響を受け厳しい経営環境にある中小事業者等に対し、売上高の減少割合に応じて固定資産税が軽減されるため、その減収分を調整した上で予算計上しております。この軽減措置に伴う減収分については、全額、国が補塡することとなっておりますので、併せて新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補塡特別交付金を新規計上しました。
次に、7ページの補正予算第2条の繰越明許費ですが、市民プール改修事業外3件について、所要の工期確保等の関係から繰越明許費を設定するものです。また、補正予算第3条の地方債の補正については、県営農村振興総合整備事業負担金の外10件の追加と、消防車両整備事業外2件の起債限度額を変更するものです。なお、本条によります補正後の市債の現在高は、予算説明書49ページの資料のとおりとなるものであります。
以上が、本補正予算の概要でありますが、今回の補正額は10億8,963万4,000円の追加で、これにより予算規模は287億7,829万4,000円となるものです。
次に、介護保険特別会計補正予算(第2号)について説明します。
まず、歳出の総務費では、人事異動に伴い職員給与費を調整しましたほか、制度改正に伴う介護保険システム改修委託費を追加計上しました。保険給付費では、先ほど説明いたしました国民健康保険特別会計と同様に、新型コロナウイルス感染症の影響による介護保険料の減免に対して、国の調整交付金が交付されることとなりましたので、その収入見込額を歳入に計上し、財源変更しました。また、基金積立金では、介護保険特別会計の令和2年度決算に伴う純繰越金の確定により調整し、諸支出金では、令和2年度の介護給付費及び地域支援事業費等の確定に伴う国庫負担金等の精算返納金を計上しました。これに対します歳入では、増収が見込まれる介護保険料及び令和2年度決算の確定に伴う前年度繰越金、国庫支出金を追加計上し、繰入金を調整しました。
今回の補正額は1億544万8,000円の追加で、これにより予算規模は63億4,071万9,000円となるものです。
次に、交通災害共済特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。
歳出の一般管理費では、交通災害共済加入者の利便性向上のため、郵便局でも会費を納めることができるように、ゆうちょ銀行対応に係るシステム改修委託費を新規計上し、交通災害共済基金積立金では、令和2年度決算に伴う純繰越金の確定により調整しました。これに対します歳入ですが、令和2年度決算の確定に伴う前年度繰越金を追加計上し、基金繰入金を調整しました。
今回の補正額は439万7,000円の追加で、これによる予算規模は1,969万7,000円となるものです。
次に、下水道事業会計補正予算(第2号)について説明します。
今回の補正は、補正予算第2条の収益的収入及び支出の支出では、大雨による浸水被害が西出水地区内の上知識第2号雨水幹線沿いの一部の地域で発生していることから、排水対策に係る調査検討を行うための委託費を新規計上したほか、過年度下水道使用料還付金の増加により、過年度損益修正損を調整しました。また、補正予算第3条の資本的収入及び支出の収入においては、資本費平準化債の確定に伴う調整をし、補正予算第4条の企業債では、建設改良事業の限度額を調整しました。
今回の補正により、収益的収入及び支出の支出では572万4,000円を追加し、予算規模は18億5,135万5,000円となり、また、資本的収入及び支出の収入では170万円を追加し、予算規模は5億7,021万6,000円となるものです。
次に、病院事業会計補正予算(第4号)について説明します。
まず、第2条の収益的収入及び支出では、医業収益において、新型コロナウイルスワクチン接種に係る収益を追加計上しました。医業費用においては、人事異動等に伴う給与費や、非常勤医師等の勤務条件変更等に伴う経費を調整しましたほか、6月に発生した新型コロナウイルスの院内感染に伴い生じたPCR検査委託費等を調整し、医業外費用では、控除対象外消費税の増加に伴い、雑損失を調整しました。
第3条の資本的収入及び支出では、建設改良費において、出水総合医療センターの輸血検査システム更新に伴う固定資産購入費を追加計上し、その財源として企業債を追加計上しました。また、出資金及び貸付金においては、皮膚・排せつケア、緩和ケアの認定看護師を育成するため、令和4年度の就学に向けた認定看護師資格取得奨学金を新規計上しました。
第4条の企業債では、建設改良事業の限度額を調整し、第5条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費では、職員給与費を調整しました。
今回の補正により、収益的収入及び支出の病院事業収益で3,510万5,000円を追加し、これにより予算規模は53億7,792万円となり、病院事業費用で3,691万2,000円を追加し、これにより予算規模は53億3,218万7,000円となり、また、資本的収入及び支出の資本的収入で410万円を追加し、これにより予算規模は9億6,049万2,000円となり、資本的支出で775万7,000円を追加し、これにより予算規模は11億2,862万5,000円となるものです。
以上が、一般会計補正予算(第8号)外4会計の補正予算に関する説明でございます。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩いたします。再開を11時20分といたします。
午前11時02分 休 憩
午前11時20分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行いたします。
休憩前におきまして、日程第9から日程第13までの令和3年度各会計補正予算議案5件の提案説明が終わりました。
これより総括質疑に入りますが、質疑をされるときは、議案番号を示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内といたします。
質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) 議案第52号一般会計補正予算(第8号)の25ページの総合戦略推進に関する事務費であります。これは、令和2年3月に作成された第2次出水市まち・ひと・しごと総合戦略の基本目標になっている件のSDGsを踏まえた地方創生の推進とあります。これは大変な事業だなと思っていますが、上げている以上は何らかの推進と答えを出すということになると思うんですが、これは協議会開催と新規ということになっていますが、協議会のメンバーはどのようなメンバーになっているかをお示しいただければお願いしたいと思います。
○松岡秀和企画政策課長 現在想定しておりますのが、大学教授1名、それから市内の民間企業、まちづくり団体、農業団体、市民代表等で委員が10名、合計11名の協議会を想定しております。
○7番(吉元勇議員) 今、合計11名の協議委員でやるんだということですが、皆さん御案内のとおり、このSDGsには17のゴールがあります。中身を見ると、相当なボリュームで、これを市の事業でやるということは、例えば、今、説明をされた企画課のほうも相当なエネルギーがいるなと認識しておりますが。それぞれやっぱり専門的な立場から意見を言えるメンバーでないと、少し進まないなと思うんですが、これは考えていらっしゃるというのは、市民からも幾らかということでしたが、これはあくまでも市民の一般的な意見を聞くということですか。それとも、やはり、ちょっと専門的な方だなという方を想定して応募されますか。
○松岡秀和企画政策課長 専門的なというか、それぞれの企業とかまちづくり団体等からの意見、それから、市民代表については公募ということで考えております。
○7番(吉元勇議員) ちょっと市長にお伺いしますが、この地方創生の一番の目的は人口減少の対策です。緩やかに減少を求めるといいますか、増えるということは、これは社会現象としてはあり得ないのかなという気がしますが、市長が、改めて総合戦略のことになると思いますが、このSDGsで行って、一番の出水市としてどこに目標を持っていくためのSDGsの基本戦略なのか。余りにもこれは具体的すぎて、17もやって、出水市は結局どういう形になるのかなと私はちょっとよく見えないんですね。それぞれ担当課がやっていること自体が、もうSDGsのそれぞれの取組だと思うんですが、このSDGsを導入して、出水市はどういったところに進むんだということ、こういう青写真を描いているんだというのが市長の中にあれば、ちょっとお示しいただきたいと思います。
○椎木伸一市長 SDGsの協議会に関連する御質問ですけれども、私としてはいろんな市民の方、あるいは専門家の方々の御意見も伺いたいとは思っておりますが、私が考えておりますのは、今、ちょうどラムサール条約登録が、武漢での会議が中止ということで、それとは切り離した形で、今秋に願わくば登録にこぎ着けたいと思っているんですが、切り離していただくということでございますので、それらのラムサール条約が、いわゆる地域の資源を改めて見直して、すばらしい出水の環境、そして子供たちの誇りになる、将来に向けての出水市の進むべき方向の軸になるというような思いがございます。それと、400年の歴史を持つ武家屋敷群も日本遺産に登録されておりますので、その辺の資源等も併せて、今後の定住促進に活用でき、あるいは市民の所得向上に貢献できればという思いがあり、そういったものを含めて環境保全、あるいは地域資源の有効活用、そういったことでの地域課題を解決に少しでも取り組んでいきたいという思いでいるところであります。
○16番(道上正己議員) 今の上なんですが、一般会計補正予算(第8号)の25ページの行政改革推進費、08ですが、先般、定例会が終わった後の全員協議会の中で、個別施設計画の在り方検討というところで説明をいただいたわけですけれども、今回、市民へのアンケート調査ということで予算が計上されております。単なるアンケートとなれば、どういう方々なのか、何名なのか、どういう方々を抽出されるのかということも大変大事なことだろうと思うんですが、どのような方法でやろうとされているのか、まずお伺いしたいと思います。
○松岡秀和企画政策課長 本年度、在り方を検討することとしておりました施設については、利用者等を含めたワークショップ等を開催して方向性を決めたいと思っておりますが、そこについて、そこで出た意見等について、今度は市民全体の意見も伺う必要があろうかと考えておりまして、アンケートを取りたいと思っております。アンケートの対象は2,500人を予定しております。無作為抽出の予定です。
○16番(道上正己議員) それぞれ、市内には類似施設といいますか、いろんな施設があるわけですけれども、それぞれに必要とされる形にいくのか、不必要という形で行くのか、それぞれ御意見も出ると思うんですが、最終的には身近なところにあった施設は身近な地域の方々は必要だと思うし、遠距離の方は必要でないという、人口密度によっても考え方は変わってくると思うんですが、そこら辺の大きな、市民全体の立場から言いますと、ややもすると人口が少ないところの施設、ちょっとなくなるのかなという気もしますけれども、そこら辺の執行部としての考え方は、今述べられるんであれば述べていただいて、そういう調査、アンケートを取っていただきたいと思うわけですが、いかがでしょうか。
○冨田忍政策経営部長 アンケートの取り方については、企画政策課長が申し上げたとおりなんですけれども、これまでに、現在、具体的な検討を進めております対象の施設につきましては、地元、近隣の皆様、あるいは利用の多い方々、それらの方々の意見を踏まえて検討を進めてきておりますので、その意見を取りまとめた上で全市域的に意見を伺うというのがこのアンケートの趣旨でございますので、地域の皆様方、特に、その施設の利用が多い方々を中心に意見は聞きながら進めていっておりますので、改めて、そこの意見だけをアンケートするということではございませんので御理解いただきたいと思います。
○17番(榎園隆議員) 同じく、議案第52号の一般会計補正予算。25ページの、先ほども市長からもあったわけですが、ラムサール条約登録推進事業費、ラムサール条約登録の会議が4年に1回、今年は中国の武漢で開催される予定が、来年に延期という説明でした。
一方、ラムサール条約登録記念式典開催経費が164万6,000円計上をされております。これは、ラムサール条約登録が内定したと理解してよろしいのかどうか、すみません、説明をお願いします。
○椎木伸一市長 先般も九州環境事務所さんのほうに出向きまして、その辺の事務手続の確認をさせていただきました。環境省としては、もう全て書類は整え、外務省経由で事務局にお願いしていると。それで、国の審査会のほうも、ほぼ了解をもらっているというようなことでございまして、あとはラムサールの加盟国の会議が武漢である予定であったんですけれども、本来ならそこで決定される予定ですが、この湿地条約の登録については切り離して、その時期に登録を事務的に進めるということでございます。内定とまではちょっと確約はもらっておりませんけれども、その方向で順調に進んでいるというような御報告はいただいております。
そしてまた、先ほど申し上げればよかったんですけれども、認証自治体という制度がありまして、新潟市と出水市が申請をしておりますが、そちらのほうは延期されて、1年後に発表になるということで聞いておりますけれども、湿地の登録は切り離して、この秋に実施されるということでございますので、この式典等はその際の決定に基づく式典をさせていただきたいということでございます。
○7番(吉元勇議員) 具体的には43ページの災害復旧費の予算の内容なんですが、こういう災害復旧工事とはいえ、こういう河川に関したり、あるいは河川に準じる工事であれば、結果的には内水面漁協が工事協力金を請求する、あるいは受注した建設業者が工事協力金を払うというのが実態です。そこで確認ですが、この予算の中に、実際は入札予定、あるいは入札の金額なんですが、そういった工事協力金ですね、あるいは具体的には特記仕様書の中に内水面漁協へ説明することとなれば、漁協に建設業者が行って説明するんですが、その際も費用が発生します。その後も幾つか発生して、金、金、金という感じですが。この予算の中には、こういう工事協力金が実際あるということで、それを見込んだ予算、あるいは入札金額ということにはなってないと私は理解しますが、確認です。そのとおりですか。
○小原一郎建設部長 経費の中には一般的な経費でございまして、協力金という項目については入っておりません。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております令和3年度各会計補正予算議案につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表(その1)のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で、自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨をお伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第14認定第1号・日程第15認定第2号
日程第16認定第3号・日程第17認定第4号
日程第18認定第5号・日程第19認定第6号
日程第20認定第7号・日程第21認定第8号
日程第22認定第9号・日程第23議案第60号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第14から日程第23までの令和2年度各会計決算認定9件及び令和2年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分についてを一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました令和2年度出水市一般会計外5特別会計及び水道事業会計外2事業会計の決算の認定、並びに令和2年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について、提案理由を説明します。
まず、令和2年度出水市一般会計外5特別会計及び水道事業会計外2事業会計の決算の認定について、提案理由を説明いたします。
本案は、令和2年度の各会計の決算について、さきに監査委員の審査を受けましたので、その意見や法令で定める関係書類を添えて、市議会の認定をお願いするものです。
令和2年度予算の編成状況から申し上げます。
本市の令和2年度一般会計当初予算額は273億1,200万円、また、特別会計で146億1,444万円、企業会計の支出で96億7,968万8,000円、合計で516億612万8,000円を計上して、令和元年度の補正予算と併せた執行により、第2次総合計画や、新たな総合戦略を基本としながら、未来への投資や地域経済の活性化等に積極的に取り組むものでした。その後、国においては、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、防災・減災対策等も含め、3次にわたる補正予算を編成し緊急対応策を講じることとなり、本市でも、国の補正予算にも連動しながら、GIGAスクール構想を踏まえた児童・生徒用タブレット端末の整備、ラムサール条約登録の推進、高尾野・野田支所庁舎整備などのほか、屋根付き市民ふれあい広場の整備に着手するなど、各種施策に着実な成果を上げることができました。また、新型コロナウイルス感染症対策についても、国の交付金等を活用しながら、特別定額給付金や子育て世帯への臨時特別給付金など、職員が一丸となり取り組んだことにより、いち早く支援することができたところであります。そのほか、必要な生活支援、地域経済対策等を、時機を逸することなく、スピード感を重視した補正予算措置を講じてきたところであり、これらに前年度からの繰越予算を加えた令和2年度の最終予算額は、一般会計では393億8,809万4,000円、特別会計では148億2,524万1,000円、企業会計の支出では104億2,875万9,000円、合計で646億4,209万4,000円となりました。
それでは、決算状況について説明いたします。
令和2年度の主な事業内容の詳細については、別添の「主要な施策の成果の説明書」やその他の添付書類等で説明するところでありますが、ここでは総体的な財政収支等について説明いたします。
まず、一般会計からですが、主要な施策の成果の3ページをお開きください。決算額は、歳入が378億1,640万2,000円、歳出が369億1,213万8,000円で、歳入から歳出を差し引いた額は9億426万4,000円となり、そのうち令和3年度への繰越しに係る財源が1億519万8,000円ありますので、これを差し引きますと実質収支は7億9,906万6,000円となりました。
7ページをお開きください。歳入の目的別決算状況でありますが、歳入の構成比では、国庫支出金が29.5%を占め、次いで地方交付税が24.0%、市税が15.4%、市債が8.1%、県支出金が8.0%となっております。また、自主財源の構成比は、市税、繰越金及び諸収入等で26.4%、依存財源は、地方交付税、国庫支出金、県支出金及び市債等で73.6%となり、自主財源では寄附金や財産収入などは増収となったものの、分担金及び負担金、繰入金や繰越金などが減収となったことにより、前年度と比較して約2億4,800万円、率にして2.4ポイント減少いたしました。基金繰入については、公債費負担の平準化を図るための減債基金の繰入れや財政調整のための基金繰入れを行い、決算することとなりました。
8ページをお願いいたします。歳出の目的別決算状況でありますが、歳出の構成比では、民生費が29.3%、次いで総務費が26.8%と大きく、衛生費が9.0%、教育費が8.9%、土木費が7.1%となっております。また、普通会計ベースでの財政指数を見ますと、経常収支比率が93.1%、実質公債費比率が7.9%となっております。指数のうち、財政運営の弾力性を示す経常収支比率ですが、昨年度と比較しまして1.8ポイント改善いたしました。これは、地方消費税交付金の増加や、地域社会再生事業費の創設による普通交付税の増加等によるものでございますが、前年度に引き続き90%を上回ることとなり、財政の弾力性に留意する必要があると考えております。また、実質公債費比率が、昨年と比較して0.4ポイント改善しております。これは、標準税収入や普通交付税が伸びたこと等が要因となっておりますが、公共施設マネジメントに係る改修費や、新型コロナウイルス感染症の影響等にも留意しながら、今後の起債の発行や借入れについては、これまで以上に適正な管理に努めてまいりたいと考えております。
以上のように、各指数ともおおむね良好な中に注意を要する部分があることから、引き続き、指数の推移には留意した財政運営に努めてまいります。
また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づきまして、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率、並びに企業会計における資金不足比率の各指標を監査委員の審査に付し、その意見を添付して報告事項として提出しておりますので御覧いただきたいと存じます。
以上が、令和2年度の決算の概要でありますが、合併算定替による普通交付税の優遇措置が令和2年度で終了したことや、扶助費や公債費の推移、公共施設マネジメントに係る改修費などのほか、新型コロナウイルス感染症対策も含め、本市の財政運営に大きな影響を与える要因を見通しながら、必要な事業の着実な推進と持続可能な行財政基盤の構築を両立しつつ、住みたいまちであり続けるための施策の推進に努めてまいりたいと考えております。
以上で一般会計の説明を終わり、次に国民健康保険特別会計について説明します。
当初予算は76億9,350万円で、その後の補正予算により最終予算額は77億3,500万6,000円となりました。
決算状況ですが、歳入の国民健康保険税現年課税分の収納総額は、対前年度比で5.05%の増、金額で約5,100万円の増収となっております。
歳出の保険給付費では、療養給付費が46億563万7,000円となり、対前年度比2.12%の減となっております。
決算額は、歳入は75億3,422万2,000円で、歳出が75億2,598万円で、差引き824万2,000円となるものです。
次に、後期高齢者医療特別会計については、当初予算7億3,960万円を計上し、その後の補正予算により最終予算額は7億4,323万4,000円となりました。
決算状況の主なものは、歳入では、後期高齢者医療保険料において、現年度特別徴収保険料の収納率が100%、現年度普通徴収保険料の収納率が99.22%となっております。
歳出ですが、広域連合納付金として、被保険者の保険料及び保険料軽減分に相当する保険基盤安定負担金を支出しました。
決算額は、歳入が7億4,114万5,000円、歳出が7億4,059万2,000円で、差引き55万3,000円となるものです。
次に、介護保険特別会計については、当初予算額は61億4,930万円で、その後の補正予算により最終予算額は63億1,496万1,000円となりました。令和2年度は第7期介護保険事業計画の最終年度として、計画に基づき各事業を実施してまいりました。
決算状況ですが、歳入の介護保険料の現年度分の収納率は99.62%となっております。また、歳出では、介護認定者数及びサービス利用者数が、それぞれ前年度より伸びたこと等により介護サービス給付費の増加につながり、歳出全体では前年度比2.22%の増となっております。
決算額は、歳入が62億1,439万2,000円、歳出が60億9,558万9,000円、差し引き1億1,880万3,000円となるものです。
次に、交通災害共済特別会計については、令和2年度の本共済加入者は2万337人、加入率は38.54%となっております。令和2年度は死亡見舞金の支給はなく、傷害見舞金のみの支給となっており、支給件数は50件、金額で263万5,000円となっております。また、前年度と比較しますと、死亡見舞金が皆減、傷害見舞金は35件減少しておりますことから、金額で512万7,000円の減額となりました。最終予算額は1,530万円で、決算額は歳入が1,767万9,000円、歳出が462万円で、差し引き1,305万9,000円となるものです。
次に、地方卸売市場特別会計について説明します。
地方卸売市場は、平成11年4月開設以来23年目を迎えております。
歳出では、市場管理費及び市債元利償還金を支出しております。歳入では、市場使用料及び一般会計繰入金が主なもので、最終予算額は1,674万円で、決算額は1,668万円となりました。
次に、水道事業会計について説明します。
まず、事業概要では、令和2年度末における給水人口は、昨年度と比較しまして244人減少し5万2,050人。一方、年間総有収水量は、新型コロナウイルス感染症予防対策であるステイホームの影響で一時的に上がり、昨年度と比較しまして7万1,540立方メートル増加し、595万9,674立方メートルです。
施設整備につきましては、柴引地区における国道504号配水管整備工事、旭水源地から荒崎配水池への送水管工事、小原ポンプ場残留塩素計取替工事等の施設の整備・拡充工事などを実施いたしました。
次に、経理の状況ですが、収益的収支においては、給水収益及び給水負担金が増加しており、また、費用においては、職員数の見直しによる給与費の減少及び企業債支払利息の減少などによりまして、当年度純利益は昨年度と比較して3,738万8,651円増加し、1億349万5,532円となりました。また、資本的収支においては、建設改良費及び企業債償還金の支出が収入を上回り、3億2,123万6,148円の不足が生じましたが、この不足額については内部留保資金等によって補塡しております。
次に、下水道事業会計について説明します。
下水道事業は、令和2年度から地方公営企業法の全部を適用し、公営企業会計を適用した最初の決算となります。
まず、事業概要ですが、令和2年度末における水洗化人口は、昨年度と比較しまして231人減少し、3万1,456人となりました。
一方、年間有収水量は、昨年度と比較しまして8,544立方メートル増加し、394万7,093立方メートルとなりました。
令和2年度の主な事業は、下水道施設全体の長期的な改築事業のシナリオを策定するため、処理場施設のストックマネジメント計画を策定するとともに、農業集落排水施設の計画的・効率的な保全と改築更新を行うため、農業集落排水事業計画を策定しましたほか、建設改良事業におきましては、公共下水道管渠更生工事、枝線築造工事等を実施しました。また、将来にわたり安定的に事業を継続していくため、令和3年度から令和12年度までの経営戦略を策定しました。
次に、経理の状況でありますが、収益的収支については6,117万4,148円の当年度純利益を計上しており、また、企業債利息の財源に充てるため、企業債4,340万円を借入れております。資本的収支においては、建設改良費及び企業債償還金の支出が収入を上回り、3億8,507万6,521円の不足が生じましたが、この不足額については内部留保資金によって補塡しております。また、公営企業会計への移行に伴い、令和元年度特別会計の打切り決算における特例的収入及び支出の経理として、未収金4,849万1,318円の収入と未払金2,412万3,681円の支出を行いました。
次に、病院事業会計について説明いたします。
まず、事業概要ですが、令和2年度は、年度当初からの新型コロナウイルス感染症の影響により一時患者が減少し、経営状態が悪化しましたが、その後は徐々に回復し、感染症対策に係る補助金収入等もあり、最終的には経常利益が約2億7,000万円となり、前年度に引き続き黒字を計上しました。
出水総合医療センターにおいては、前年度着手した南館の改修工事が完了し、地域包括ケア病棟として再開したほか、院内保育所の開所に向けて施設を整備し、令和3年4月から園児を受入れております。また、感染症指定医療機関として役割を果たすため、発熱外来を設置し、発熱患者の診療・検査体制の確保に努め、CT装置や人工呼吸器等を整備したほか、デジタルマンモグラフィシステムや病棟ベッド等の更新を行うことで、基幹病院としての医療の質の向上に努めてまいりました。
令和元年度と比較して、延べ患者数については、入院が1,986人増加し6万2,516人、外来が2,312人増加し6万7,109人となりました。収益については、入院が2億5,393万3,517円増加し28億5,298万6,167円、外来が7,839万5,029円増加し11億178万2,546円となっています。
高尾野診療所においては、外来診療のほか、在宅療養支援診療所として地域密着型の医療を提供してきました。令和元年度と比較して、延べ患者数については、1,821人減少し9,516人となりました。収益については、581万4,403円減少し6,994万6,549円となっています。
野田診療所においても、外来診療のほか、在宅療養支援診療所として地域の在宅医療の充実に努めてきました。令和元年度と比較して、延べ患者数については777人減少し9,463人となりました。収益については、303万8,962円減少し1億70万4,183円となっています。また、夜間一次救急診療所については、11月末で運営が終了しているため、患者数については660人減少し338人、収益については、630万5,565円それぞれ減少し、209万6,803円となっています。
次に、経理の状況ですが、病院事業全体の当年度の純利益は2億7,169万7,677円の純利益となり、前年度繰越欠損金から同額を減算した12億4,339万4,518円が当年度未処理欠損金となっています。また、病院事業全体の資本的収支では、建設改良費や企業債償還金の支出額が収入額を上回り1億7,130万8,913円の不足が生じましたので、内部留保資金等で補塡しました。なお、期末現金預金残高は、前年度と比べ1億1,484万6,101円増加し5億4,201万5,046円となっています。令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた決算でしたが、単年度計上損益は黒字となりました。しかしながら、本業である医業損益は、医業収益は伸びているものの、経費の増大等により悪化していることから、独立採算による継続的で健全な経営基盤を築くため、引き続き、全力で経営改善に取り組んでまいります。
以上が、一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定についての説明であります。今後においても、市民の皆様との対話により信頼される市政を目指しながら、市民の皆様とともに、「みんなでつくる活力都市、住みたいまち出水市」の実現のために努力してまいる所存でございます。
続きまして、令和2年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について説明します。
本案は、地方公営企業法第32条第2項の規定により、剰余金の処分について議会の議決をお願いするものであります。令和2年度決算により生じました当年度未処分利益剰余金1億6,760万6,532円についての処分の方法ですが、当年度純利益分1億349万5,532円については、老朽化した施設の更新費用のために建設改良積立金に積み立てようとするものです。また、その他未処分利益剰余金変動額分6,411万1,000円については、資本金に組入れを行おうとするものであります。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
午前11時58分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行いたします。
休憩前において日程第14から日程第23までの令和2年度各会計決算認定議案9件及び令和2年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について、提案説明がございました。
これより総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号、何ページと示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては、所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内といたします。
質疑を許します。
○9番(鶴田均議員) 主な施策成果の交通災害共済特別会計のほうなんですが、これについては令和元年度は48%でありますが、令和2年度は38%、約10%ほど減っております。これは、御承知のとおり自治会連合会が今まで徴収をしていたのが、去年から個人に直接お願いしてするようになったという、それが原因じゃないかなと思いますが、その件について、それが原因なのかお伺いしたいと思いますがどうでしょうか。
○冨田忍政策経営部長 加入率の減少については、要因の1つは確かに御指摘の部分が大きいかと思います。40数パーセント、50%近くあったものが4割を切ったということで、予算編成時もいろいろ申し上げましたけれども、幸い、自治会長の皆さん方が、これまでと同様に、個人的にお預かりするような形で加入促進に努めていただきましたおかげで、本来、このように行政事務連絡員制度の活用ができなくなると、いずれの市町村も20%台に落ちているというのが現実でございましたけれども、ありがたいことに自治会長の皆さん方の地域への貢献というような形で継続をしていただいて、何とか40%近い数字を上げられたということでございます。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております令和2年度各会計決算認定9件及び令和2年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分についてにつきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表(その2)のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について質疑をされる事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨をお伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第24陳情第5号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第24、陳情1件を議題といたします。
陳情第5号貴議会での「川内原発20年運転延長」に伴う課題の調査・研究、議論などを求める陳情書については、請願等の委員会付託区分表のとおり、総務病院委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で自己の属する委員会以外で質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨をお伝えおき願いたいと存じます。
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△ 散 会
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。よって、本日はこれで散会いたします。第2日の会議は9月9日に開きます。御苦労さまでした。
午後1時05分 散 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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