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出水市令和3年第2回定例会 第2日

○椎木伸一市長 南鶴洋志議員の御質問にお答えします。
まず、樹木葬についてですが、本市の墓地、納骨堂の状況については、現地調査を行い状況把握に努めたところです。
墓地については、慣習的に地域や墓の所有者により管理されており、地域組合の承継不明などにより正確な利用状況は把握できていませんが、墓じまいなどによる空き地も増加していると聞いております。
納骨堂については、年会費を納めて管理されているようであり、近年は管理ができなくなってきた墓地等から大型の共同納骨堂へ移転が進んでいるようです。
次に、市営墓地の利用状況についてですが、市営墓地としましては出水地域の城山墓地と野田地域の寺原墓地の2箇所があります。城山墓地は116区画中106区画、寺原墓地は25区画中15区画が利用されています。
次に樹木葬霊園を城山墓地公園や出水市公共施設個別施設計画にて統合の方針が出されている火葬場に計画する考えについてですが、公園は市民の憩いの場であり、現在も利用されていることから、樹木葬霊園にすることは考えておりません。
また火葬場は今後統合の方法などについて検討することとなっており、現段階では具体的な活用についてお答えすることはできないと考えております。
次に再生可能エネルギー建設計画についてですが、(仮称)北鹿児島風力発電事業に対する意見書は、水環境の適正な管理やツルなどの生態系に影響を及ばさないように配慮することなど、環境保全の見地からの意見を付して回答しています。
次に開発行為に関する環境保全条例を作る考えについては、都市計画法または森林法の許可申請や、鹿児島県の自然環境保全条例の届出が必要なことから、これ以外に新たな規制を求める条例を制定する予定はありません。
次に、工事中、稼働後に自然災害や道路の崩壊等があった場合の責任の所在と対応については、事業の実施に起因する災害が生じた場合は、事業者の責任において迅速な対応と復旧を行うものと考えております。
次に野生動物による農作物被害、事故が発生した場合の責任の所在と対応についても、工事中、稼働後の災害等と同様に、事業の実施に起因する被害や事故の発生が明らかな場合は、事業者の責任において対応されるものと考えます。
次にEV車の普及と充電設備の整備についてお答えします。
まず、市内の充電スタンド設置状況につきましては、インターネット上で公表されている情報によりますと、本市内に12箇所の充電スタンドが設置されているようです。
次にEV車普及促進のため、購入者に対する補助金を出す考えはないか、との御質問についてですが、エネルギー政策についてはまずは国が主導で進めるべき政策であると考えます。EV車購入に対する補助制度については、現在、国による補助制度がありますので、まずは国の制度を活用していただくための周知等を行ってまいります。なお、EV車の普及促進について、国から地方自治体への働きかけが出てくることも想定しながら、状況に応じて対応してまいります。
次に、公共集合住宅居住者の充電インフラ整備についても、国等の動向、EV車の普及状況や民間での充電インフラの整備状況など、情報収集に努めてまいります。
次に出水ツルKoiマラソン大会について、お答えします。
今年度については、スタート・ゴール地点となる陸上競技場の改修工事が令和4年1月までの予定となっており、またランナー及び関係者の安全が確保されたコース設定ができないことから、昨年度中に休止が決定されたところです。今年度の開催休止は既に広報いずみやホームページ等でお知らせしていますが、例年エントリーされている方への周知はランナー向け情報サイト「RUNNET」での周知も考えています。
次に、次年度以降についてお答えします。
昨年度の関係団体との協議結果として、ランナー及び関係者の安全確保のためのコースの全面通行止めや交通警備員の増強、沿線事業者様や周辺住民の皆様の御理解、新型コロナウイルス感染症対策などを考えますと、新たなコース設定が大変厳しい状況であるとの見方で一致しております。
今後については、関係団体と協議し方向性をお示ししたいと考えているところです。また、国体が開催される2023年についても、次年度以降の方向性を含めたところで、関係団体と協議していきたいと思っております。