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出水市令和3年第2回定例会 第2日

○椎木伸一市長 今回の私どもの検証については、県の検証と同様ですけれども、国から示されたこういった事案が発生したときの検証の仕方についての考え方は示されております。それに基づきまして、県も検証をし、その中で出水市のいろんな状況もヒアリングを実際にされて、その中で出水市の課題や問題点等もお示しいただいております。それを私どもも同じ考え方に基づきまして、決して個人を賞罰するとか懲罰するとかそういった視点ではなく、再発防止の観点からいろんな提言をいただくと。
今後、出水市がそのことで何が足りなかったのか、何がいけなかったのか、その点を掘り下げていただいて御提言いただくということ。そのことで、再発防止に努めたいという目的でございますので、その趣旨からいいますと、最初に私も答弁で事案が発生したときに言いましたように、県が検証をいたしますので、その結果を踏まえて私どももそれを掘り下げて検証していきたいという話をいたしました。今回が、その再発防止検討委員会ということになるわけです。
当初、事案が発生してすぐに、いろいろな関係の人からヒアリングをし、その中で発覚したのがやはりこのスキルが専門性がなかったと、足りなかったということ。それから、警察・児相とのあるいは民児協等々の連携が足りなかった、その中でまた緊急性、重要性を把握することができなかったということが問題でありましたので、それに対応するために取り急ぎ安心サポートセンターを立ち上げたわけでございます。
その中で緊急性、重要性を判断しながら、職員のスキルも県から専門家を派遣してもらい、また私どもも中央児童相談所に今年二人目が研修に行っておりますけれども、スキルアップを図っているところであります。それに足りなかった分を今回提言していただき、さらに改善をしていきながら今後につなげ、児童虐待をなくしていこうというのが趣旨でございますので、検証というのはそういった意味でされていると思っているところであります。