令和3年出水市議会第1回定例会会議録第5号
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令和3年3月10日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 20名
1番 南 鶴 洋 志 議員
2番 橋 口 住 眞 議員
3番 上須田 清 議員
4番 日 髙 信 一 議員
5番 北御門 伸 彦 議員
6番 枦 山 卓 二 議員
7番 吉 元 勇 議員
8番 土 屋 工 吉 議員
9番 鶴 田 均 議員
10番 田 上 真由美 議員
11番 杉 本 尚 喜 議員
12番 出 水 睦 雄 議員
13番 鶴 田 悌次郎 議員
14番 中 嶋 敏 子 議員
15番 宮 田 幸 一 議員
16番 道 上 正 己 議員
17番 榎 園 隆 議員
18番 垣 内 雄 一 議員
19番 築 地 孝 一 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
宮 木 隆 裕 総務課課長補佐兼庶務法制係長
戸 﨑 基 夫 くらし安心課長
益 山 剛 くらし安心課防災対策監(参事)
花 田 勝 宏 くらし安心課安全安心推進係長
宮 﨑 毅 財政課長
大 田 直 子 財政課課長補佐兼財政係長
松 岡 秀 和 企画政策課長
青 﨑 譲 二 企画政策課課長補佐兼総合政策係長
宗 像 完 治 企画政策課秘書監(課長補佐)
田 中 一 将 情報課長
冨 永 栄 二 保健福祉部長
佐 藤 義 明 健康増進課長(健康増進課新型コロナウイルスワクチン接種対策室長(課長級))
田 畑 幸 二 いきいき長寿課長
小田原 由 美 いきいき長寿課課長補佐兼地域包括ケア推進係長
平 原 義 浩 いきいき長寿課介護保険係長
高 口 悟 こども課長
揚 松 智 幸 市民部長
新 森 章 悟 税務課長
池 田 強 税務課課長補佐兼収納管理係長
春 田 和 彦 産業振興部長
東 畠 賢 一 農林水産統括監(参与、農林水産整備課長事務取扱)
小 村 郁 則 シティセール課長
堀 昌 伸 シティセールス課特命統括監(参事)
小 原 一 郎 建設部長
江川野 誠 一 都市計画課長
澤 田 誠 一 都市計画課技監(参事、都市計画課建築係長事務取扱)
高 見 勇 吉 都市計画課課長補佐兼計画管理係長
下 村 吉 人 住宅課長
西 野 竜 一 住宅課主幹兼住宅対策係長
池 田 幸 弘 高尾野支所長
山 口 徹 野田支所長
鮫 島 幸 二 病院事業管理者
髙 橋 正 一 出水総合医療センター事務部長
﨑 迫 真 也 出水総合医療センター総務課長
今 川 武 出水総合医療センター総務課主幹兼財政係長
大 平 伸 章 消防長
溝 口 省 三 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
東 秀 文 教育総務課長
西 鶴 浩 二 教育総務課教育総務係長
宇 都 眞由美 出水商業高等学校事務長
谷 口 雄 二 出水商業高等学校次長(係長)
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議会事務局
畠 山 義 昭 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
浦 﨑 紀 光 主任主査
中 村 勇 士 主査
野 﨑 育 美 主査
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付議した事件
一般質問
議案第36号 出水市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
議案第35号 令和2年度出水市一般会計補正予算(第19号)
議案第33号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第1号)
議案第34号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第1号)
陳情第1号 陳情書(紫尾山系の風力発電事業計画の白紙撤回を求める陳情)
陳情第2号 陳情書(上大川内上場地域及び上大川内西側から上鯖淵地域の風力発電事業計画の白紙撤回を求める陳情)
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(杉本尚喜議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和3年出水市議会第1回定例会第5日の会議を開きます。
報道機関から本日の会議を撮影したい旨の届出が出ております。よって、これを許可してあります。
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△ 議会運営委員長の報告
○議長(杉本尚喜議員) ここで議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(田上真由美議員) おはようございます。議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございますが、3月4日に追加送付のありました議案第36号出水市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてを日程第2として上程し、提案理由説明の後、委員会付託を省略し、即決の取扱いといたします。日程第3から日程第5までの各会計補正予算議案3件を一括上程し、提案理由説明後、これらの議案に対する総括質疑を行います。総括質疑後、委員会付託区分表のとおり、関係常任委員会に付託いたします。また、新たに提出されました陳情2件を日程第6及び日程第7として一括上程し、請願等の委員会付託区分表のとおり、文教厚生委員会に付託いたします。
皆様の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
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△ 議事日程の報告
○議長(杉本尚喜議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和3年出水市議会第1回定例会
議 事 日 程 第 5 号
令和3年3月10日 午前10時 開 議
第1 一般質問
第2 議案第36号 出水市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
第3 議案第35号 令和2年度出水市一般会計補正予算(第19号)
第4 議案第33号 令和3年度出水市一般会計補正予算(第1号)
第5 議案第34号 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第1号)
第6 陳情第1号 陳情書(紫尾山系の風力発電事業計画の白紙撤回を求める陳情)
第7 陳情第2号 陳情書(上大川内上場地域及び上大川内西側から上鯖淵地域の風力発電事業計画の白紙撤回を求める陳情)
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△ 議 事
○議長(杉本尚喜議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第1一般質問 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第1、一般質問を議題といたします。
昨日に引き続き一般質問を続行いたします。
質問順に従い、枦山卓二議員の質問を許します。
○6番(枦山卓二議員) おはようございます。本定例会最後の質問者になりました。まずもって、皆さんの御出席に感謝申し上げます。
本日は、3月10日であります。10年前の今日は、日本中平穏で平和な何げない日常生活を送られていたでしょう。翌3月11日は、九州新幹線全線開通を前にして、沿線の各駅では開通記念イベントの準備をしており、私自身は出水商工会議所青年部のイベントの準備で出水駅東口におりました。緊急速報で東北地方では、宮城県沖で大地震が発生し未曽有の惨劇と言われる津波により尊い人命が失われました。幼少期、隣に住んでいた方も移住先の岩手県気仙沼市で津波によって行方不明のままであります。亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたします。
そして、早い復興を願い、復興のあかしとして東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されますことを願っております。
それでは、通告に従い、質問をさせていただきます。
最初に、大項目1番目、「屋根付き市民広場について」ですが、本定例会でも数名の方が質問されましたが、令和2年第4回定例会で準備しておりました質問になりますので、時間経過が逆転しているところがあるかもしれませんが、御了承ください。
1つ目に、基本構想策定にあたり、第1回目の入札が不調に終わっておりますが、その要因を伺います。
2つ目に、基本設計策定の進捗状況を伺います。
次に、2番目、「公共施設「個別施設計画」策定の進捗状況について」です。
1つ目に、個別施設計画策定にあたり、対象施設の健全度評価の基本的な考え方を伺います。
2つ目に、市民ワークショップを開催されてどのような意見があったのかお伺いいたします。
3つ目に、今後のタイムスケジュールをお伺いいたします。
次に、大項目3番目、「出水商業高校について」お伺いいたします。
まず、1つ目に、コロナ禍において、生徒の皆さんは数多くの制限を受けてこられております。今年度の学校行事の実施内容はどのような状況であったのかお伺いいたします。
2つ目に、3年生の皆さんは、3月1日に既に卒業されましたが、今年度の求人、進学の状況についてお伺いいたします。
3つ目に、体育会系の対外試合、文化系など、今年度の部活動の実情・現状はどうだったのかお伺いいたします。
次に、大項目4番目、「住宅建築等工事促進事業費について」お伺いいたします。
1つ目に、この事業費を利用された最近の実績と施工形態を分類すると、どのような傾向が見られるのかお伺いいたします。
2つ目に、市内各地でいまだに倒壊寸前の家屋が数多くみられるが、住宅解体の促進にも効果が見られているのかお伺いいたします。
3つ目に、住宅増改築工事補助金では、便器、キッチン等の資機材のみの交換は対象とならないようでありますが、事業効果の観点から見直しの時期に来ていると思うが、市長の見解をお伺いいたします。
次に、大項目5番目、「非常用ストックの取扱いについて」です。
1つ目に、現在、災害時の物資として、また、バックアップ電源の燃料を含め、どのようなものがあるのかお伺いいたします。
2つ目に、食料、飲料水、燃料など消費期限があるものの処分はどのようにされているのかお伺いいたします。
次に、大項目6番目、税の滞納者の差し押さえ財産の処分法についてです。
税の滞納等で差し押さえた動産、不動産等の処分の現状についてお伺いいたします。
○椎木伸一市長 おはようございます。枦山卓二議員の御質問にお答えします。
まず、屋根付き市民ふれあい広場については、基本構想策定業務委託の1回目の公募型プロポーザルが不調になった明確な要因は分かりませんが、2回目は公募型プロポーザル実施要領の参加資格である過去の受託実績の要件等を見直し、参加者を得たところであります。
次に、基本構想策定の進捗状況についてですが、昨年7月に事業者と委託契約を締結し、先日の道上正己議員の御質問に対してお答えしました検討会を5回開催しました。検討会では、施設の建設候補地や施設の機能、広場のイメージ、活用方法等について意見を伺い、基本構想案に反映させていただきました。
なお、第5回検討会では、基本構想案について説明し、御了承をいただいたところです。
次に、公共施設の「個別施設計画」策定の進捗状況についてお答えします。
まず、「施設の健全度評価」の判断基準ですが、各施設の1つ目に屋根・屋上、2つ目に外壁、3つ目に内部仕上げ、4つ目に電気設備及び、5つ目に機械設備ということで、5つの部位ごとに劣化状況を判断し、その結果を総合評価して判定しています。
次に、市民ワークショップでいただいた意見ですが、昨年9月から11月にかけて、市内10か所でワークショップを実施いたしました。市の再編素案をもとに参加者同士で議論していただいた結果、おおむね賛同する意見があったほか、参加者から個々の施設の具体的な統廃合の提案がありました。
今後のスケジュールですが、新型コロナウイルス感染症対策もあり、市民ワークショップの開始時期の遅れなど生じましたが、今月中に計画を策定したいと考えております。
次に、住宅建築等工事促進事業についてお答えします。
直近3年間の実績と施工形態については、後ほど建設部長から答弁をさせます。
次に、住宅解体補助の効果についてですが、本年1月末現在で31件の申請があり、解体工事促進に一定の効果があったと考えています。今年度から始まった補助事業ですので、今後も利用促進を図るため広報等を工夫し、生活環境の保全に努めていきたいと考えています。
次に、補助事業の見直しについてですが、この事業は、地域経済の活性化及び産業の振興並びに市内で生産される木材の消費拡大を図るため、市内建築業者を利用して、住宅の新築または増改築の工事を行った者に対して補助するものです。この事業を通じて、既存住宅の老朽化対策、長寿命化対策にもつながるものと考えていることから、建築工事を伴わない資機材のみの交換を補助対象に含めることは難しいものと考えております。
次に、非常用ストックの取扱いについてお答えします。
まず、災害時の備蓄品についてですが、主なものとして、避難者用の飲料水や食料、毛布や段ボールベッド、簡易トイレ等の生活用品を各避難所に備蓄しています。
このほか、本庁舎には、災害時に必要な電力を確保するため非常用発電機を設置しており、72時間稼働可能とする燃料の軽油を約5,000リットル備蓄しています。
次に、食料、飲料水、燃料など消費期限があるものの処分についてお答えします。
現在、災害時に備え、本市で備蓄している物資の中で、期限のあるものは、飲料水とアルファ米です。いずれも賞味期限は5年となっております。アルファ米とは、炊飯後に乾燥させて作った加工米のことで、お湯または水を注ぐだけで食べられることから非常用に利用されております。飲料水は飲みやすいよう500ミリリットルのペットボトルで備蓄しています。
これらの物資については、年次計画で購入しており、保管中に期限が近くなったものについては、防災訓練等に参加された方に意識啓発のため配布しているほか、過去においては、他自治体で災害が発生し、緊急に支援が必要となった際に支援物資として提供したこともあります。
また、軽油については、地下オイルタンクの漏えいの定期点検時に入替えを行い、適正に処分しています。
次に、税の滞納者の差し押さえた財産の処分の現状についてお答えします。
まず、市税等の滞納額についてですが、令和2年度現年度分を除く令和元年度分までの累計は、本年2月末現在で約5億4,000万円となっています。
差押えまでの主な流れは、納期限から20日以内に督促状を発送し、その後に、文書、電話または臨戸による催告を行います。この段階までに納付がない場合に、納税の意思がないと判断し、差押えとなります。
差し押さえた財産の処分についてですが、動産は、北薩地域の自治体で合同公売会を開催しています。不動産については、本市において公売会を開催し、今年度は1回目を10月13日に開催し、2回目を3月30日に開催する予定です。
滞納処分の状況については、市民部長から答弁をさせます。
○溝口省三教育長 皆さん、おはようございます。枦山卓二議員の御質問にお答えをいたします。
まず、コロナ禍の学校行事についてですが、今年度の学校行事は、入学式、体育祭、文化祭、卒業式を来場者の制限や内容を縮小した形で開催をいたしました。
商業デパートについては、毎年多くの来場者があり、好評をいただいているところですが、十分な感染症対策がとれないため、中止といたしました。
また、修学旅行についても、関西方面から宮崎・鹿児島方面に変更して、可能な限りの感染症対策を図り、実施したところです。
次に、今年度の求人、進学希望者の状況についてですが、今年度の求人の状況は、1,426件求人がありました。前年度と比べ88件少なくなっていますが、民間企業への就職希望者は100%と全員決定しております。
また、今年度の進学希望者の状況ですが、3年生146人中、82人が進学を希望しており、全員進学が決定しております。
次に、部活動の対外試合等の状況についてお答えをいたします。
今年度は、体育系・文化系ともに新型コロナウイルス感染症の影響により、春の地区大会、インターハイ県予選、国体、インターハイ等多くの大会が中止となりました。なお、9月以降の地区大会、県新人大会等は、観客の制限や感染症対策を講じながら、ほとんどの競技で実施をされました。
また、体操同好会においては、昨年10月に開催されました全日本高等学校体操競技選抜鯖江大会に出場し、団体15位の結果を残すことができました。
○小原一郎建設部長 それでは、私のほうから住宅建築等工事促進事業の実績と施工形態についてお答えします。
直近3年間の実績としましては、平成30年度が新築工事50件、増改築工事200件、令和元年度が新築工事56件、増改築工事203件、令和2年度が1月末現在で新築工事41件、増改築工事197件となっており、ほぼ横ばいの状況で推移しているところです。
施工形態の傾向ですが、水回り工事が最も多く、次いで塗装工事や内装工事となっているところです。
○揚松智幸市民部長 それでは、私のほうから滞納処分の状況についてお答えします。
件数とその徴収額でございます。令和元年度実績、預貯金が15件で171万6,292円、給与その他が23件で321万4,832円です。
また、不動産の差押えは7件行っております。
○議長(杉本尚喜議員) ここで申し上げます。枦山卓二議員より書画カメラの使用について申出がありました。よって、これを許可してあります。
○6番(枦山卓二議員) それでは、2問目以降の質問に入らせていただきます。
まず、屋根付き市民広場についてであります。
全員協議会を含め、昨日までの質問に対する市長答弁を伺いましたが、再度、確認のためにお伺いいたします。この事業は、椎木市長になってからスタートした構想なのか、前市長の引継ぎ事業なのか、市長の思いを含めお伺いいたします。
○椎木伸一市長 私の思いからの事業でございます。この発端はですね、市長と語ろ会を実施しておりますけれども、昨日も申し上げたかもしれませんが、子育て支援室のほうで実施した際にですね、若いお母さまから、この雨の日でもですね、子供が伸び伸びと遊べる環境の場所がほしいという要望が発端でございました。その後もいろんな場でそういった話を聞きましたけれども、屋外での音楽フェスタを実施した折もですね、その関係者、あるいは来場者の皆さんからですね、こういった屋外でするのは非常に有り難いというようなことですが、天候に左右されずにできるところがないかというようなこともお尋ねがあったり、要望があったりしたところであります。
そして、また、昨年の7月豪雨の際ですね、人吉の災害現場のいろんなこの報道を見ておりますと、球磨村にできております「さくらドーム」というのがございます。そこでボランティアセンターとか、あるいは物資の保管場所、あるいは一時避難先というようなことで、災害にも大きく貢献しているというのを見て、意を強くいたしました。そういった中でですね、やはりこの少子高齢化で活力が低下してきている。さらに、コロナ禍で追い打ちをかけている。そういった中でですね、どうしてもこの地方創生の拠点を今つくるべきだと意を強くしましたので、提案をさせていただいているところであります。
○6番(枦山卓二議員) 先ほど入札の件で質問させていただきました。参加要綱の条件を変えられたということだったんですけども、これによって公募の参加する企業が増えたのか、お伺いいたします。
○冨田忍政策経営部長 プロポーザルの実施要綱等の見直しをした結果、複数の参加を得ました。具体的な数については公開していないところでございます。
○6番(枦山卓二議員) それでは、建設のちょっと中身についてなんですが、建設候補地として7か所、うち2か所、出水駅東口緑地公園、クレインパーク、この2か所は参考という形で比較検討されておられます。当初予定されていた芝生広場になるようにですね、誘導されたのではないかなという疑問を感じるんですが、その辺どうなのかお伺いいたします。
○冨田忍政策経営部長 全員協議会、各議員の方の御答弁でも申し上げておりますとおり、当初、検討会の中で、検討会委員の皆さんに候補地とかの挙げていただけますかというお尋ねをして、それに対して、事務局のほうで候補地を挙げてくれということでございましたので、構想策定のコンサルタントのほうに種々の条件等を踏まえて、候補地を7か所選んでいただきました。東口緑地公園、クレインパークにつきましては、県の浸水想定区域図で言うとですね、この2か所は3メートル程度の浸水の可能性があるということでございましたので、対策の工事費等、あるいは道路高との関係上、非常に厳しいということで、参考ということで、合計5か所候補地と2か所、7か所の提案、御説明を行ったところでございます。
○6番(枦山卓二議員) 今、検討委員会が開かれて、20団体でしたっけ、参加されていたということで、計5回にわたって委員会開かれたということなんですけども、ちょっと残念なところがあってですね、市長、出水市に8青年団体があるのが御存じでしょうか。
○椎木伸一市長 野田、高尾野からですね、出水市にかけて青年団体活躍していただいております。
○6番(枦山卓二議員) でですね、その今、8青年団体というのが野田青年団、高尾野青年団、鶴の町商工会青年部、出水商工会議所青年部、さつま出水青年会議所、市職労ユース部、北薩法人会青年部、そして出水建築士会青年部という8団体、この若者が集まってですね、出水の活性化に向けていろんな事業にボランティア活動をしたり、取り組んでいらっしゃるんですが、この検討委員会の中にそういった意見を反映させるということでですね、野田青年団、高尾野青年団、さつま出水青年会議所、この3団体が入っております。そして鶴の町商工会と出水商工会の場合は、親会が参加されております。これは昨日もあったと思うんですけど、税理士の方、社労士の方、そういった方を会員に、参加されていただいたということだったんですけども、北薩法人会青年部というのがあります。これは税に関してスキルをあげるために頑張っている団体なんですけども、あと出水建築士会青年部というのがあります。建築士会の会でありまして、こういった事業のときにもですね、建築物等にもですね、かなり参考になる意見を持っていらっしゃる。出水のこの建築設計事務所の方であったりなんですけども、こういったことから考えると、この北薩法人会青年部、まあ市長がその御存じだったのであれば、北薩法人会青年部とか、出水建築士会青年部、この若い方の御意見をいただくということでですね、会員になってもらえたらということをできたんじゃないかなと思いますけど、その辺はどうなんでしょうか。
○冨田忍政策経営部長 今回の検討会につきましては、コロナ禍もございまして、いろんな方を次々にこの審議会というのを打ち立てていくのも困難な状況でございました。そういうことで、イベント等の検討会のほうにですね、検討をお願いすると。その中で、子育て世代の方とか、公募の方とかを加えて検討をしていったところでございまして、枦山議員おっしゃる、各種の団体の中にですね、青年部がいらっしゃるということなんですけれども、私どもとしては、一般的なところでJCさん、高尾野、野田の青年会ということでお願いをしたところでございます。あまり多くの方を入れ過ぎますと開催が困難な状況であったことも御理解いただきたいと思います。
○6番(枦山卓二議員) それでは、基本構想の概要版から質問いたします。
書画カメラ1番をちょっとお願いいたします。
もう早速、今日、南日本新聞にも掲載されたということだったんですけど、まだ私、一般質問残っておりましたのでちょっと出さしていただきますけども、真ん中にちょっと屋根のところをズームしていただけますか。これ全体的な運動公園のパース図になります。現在、芝生広場があるところのステージ側にこういった形で造りたいということで提案されております。
次に、書画カメラ2番をお願いします。
これが平面図と立面図になるということですよね。先ほどのパース図から多分皆さん全協でも話されたので分かると思うんですけど、この下の立面図、何をモチーフにされたのか、ちょっと伺ってよろしいでしょうか。
○椎木伸一市長 これは昨日も答弁があったかもしれませんけれども、出水のツルをですね、ツルがこの羽を広げている状況をですね、モチーフにしたものでございます。
○6番(枦山卓二議員) ですね。歴代の市長もツルをモチーフにした建造物を造りがちだったんですけども、椎木市長はそのようなことはないだろうと思っておったんですけど、全員協議会でこの資料を見せられて、ちょっと驚いたんです。これまあ私見かもしれませんけれども、市民ふれあい広場の屋根にツルのモチーフをされるのは、市民は期待していないんじゃないかなと思いますけども、見解をお伺いいたします。
○椎木伸一市長 先ほど申し上げましたように、地方創生の拠点、あるいは防災の拠点としたいというようなことで、何かこの出水らしいですね、特徴を出して、いわゆる出水のシンボル的な施設としたいという思いもありましたので、ツルをモチーフにですね、させていただいたところで、ちょっと期待外れだったかもしれませんけれども、そのような思いでしているところであります。
また、ラムサール条約登録になりますとですね、世界の条約でございますので、世界に出水市のツルというのが発信できるようになります。そういったことも考えますと、やはり出水はツルがメインのイメージではないかなというふうに思いますので、出水市民の皆さんもツルについてはですね、思いがそれぞれあられると思いますので、親しまれるようにツルの舞っている姿をですね、羽を広げている姿をモチーフとさせていただいたところでございます。
○6番(枦山卓二議員) あまりここで持論を述べたくなかったんですけども、直近で言えば、文化会館の補修工事、あれもツルです。屋根の勾配が急なばっかりに、屋根の防水補修工事、そういったちょっとコストが通常のやつよりも上回る。体育館も確かあれツルだったと思います。その北側に行くとクレインパーク、これつくったときから、今御覧になって分かると思うんですけど、夜間は照明がついて、イルミネーションがついてかなりきれいなんですけど、その先端にそびえたっているのが集成材といわれる木材を利用しています。これ造ったときに、将来的に腐れるのにねというのはもう誰が見ても分かるようなやつ。実際腐れました。その国道からの道路、あの道路も1回イベントをしたときにですね、外部の方から言われたんですけども、ここのクレインパークというのは、ウェルカム感がないよねと言われたことあったんですよ。何ですかね、そのウェルカム感ていうのがという話をしたら、いや、あんだけツルのオブジェが突き出してて、しかもS字になってて、これ何かすごい危険度の高い道で、くねくね曲がっていかないと到達できないという、やっぱりそういう思う方は思う。もう一つ言うと、ツルカメっていう、あれ上空から見ないと分かんないような迷路のような団地もあります。あまりそのツルというのにこだわる必要はないのかなというのが、これ私見ですので、答弁は要りません。
書画カメラ3をお願いします。
提案されたのがその5つのうちの右から2番目になります。ツルをモチーフにしたというところですかね。ちょっと左に、1番、A案、B案といきます。市長もあまり施工費、経済性的にそんな変わんないだよということを、全協のときにもおっしゃったんですけども、一番左のA案が、平米単価でいくと10万円ですかね。B案になると、そのツルのやつと変わんないということだったんですけども、これつくるときはそんな変わらないというふうに思うんですけど、これやっぱりあとあとを考えて造んないといけないですね。このA案とB案、それとB案とそれがD案ですね。これが平米でいくと10万円なんですけど、延べでいくとどれぐらい変わってくるのか、分かれば教えてください。
○冨田忍政策経営部長 違いは平米で1万円違うということで、2,000平米ですので、その違いが出てくるかと思います。
それとですね、AからE案までございます。この大屋根の形状についてもいろいろと検討会の皆さんに議論をいただいて、経済性も含めてですね、このD案を選択をいただいたという協議結果に基づいての選択もございます。
○6番(枦山卓二議員) そこで先ほどの質問なんです。せっかく出水には建築士会青年部というのがあるのに、なぜそういった方々をその検討委員会の委員に入れられなかったのかな。市の職員の方でも建築士会青年部に入っていらっしゃる方、現にいらっしゃるんで、そういった意見も本当は反映して委員に入れるべきだよねというのは、庁内会議で本当はされてたらよかったんじゃないかな、もうこれ結果論なんですけど。まだこれは建設されない段階なので、また今後検討をされてほしいところです。
公共施設マネジメントの観点から、無駄な箱物、施設は造る必要はないと思いますが、必要な施設は造るべきです。今までの市民は、利用できた施設などが将来の子供たちに存在すらないというのは、夢も希望もなく不公平であると思いますので、市長の攻めの考え方は賛同できます。
しかし、これからの公共施設は、自主財源も豊富にあるのならともかくですが、本来のコンセプトを重視し、機能性を求めて造らないと、建造物は完成した時がピークで、年数的には劣化していきます。
そこでなんですけれども、補修・更新と将来を見据えて建設することが必要条件だと考えますが、市長の見解をお伺いいたします。
○椎木伸一市長 ランニングコストの話も出ましたけれども、昨日思ったのがですね、この施設の場合、壁とか、構造物、建築物ですね、いわゆる壁もしっかりしているもの、そういったものは構造上、屋根については何年おき、壁については何年おきという、部所ごとにですね、メンテナンスの期限が、確か標準的なものが決まっておりました。それに基づいて我々もいろんなそのメンテナンスを定期的にやっていっているというふうに思っておりますけれども、そういった面ではですね、この構造物は非常に壁がない構造でございますので、比較的メンテナンスは、大きな改修はですね、何年かに1回もちろんするわけですけれども、年々の維持費というのは、普通の構造物に比べれば低いというふうに思っておりますけれども、できるだけのですね、ランニングコストを削減しなければならないという基本的な考えではございます。
○6番(枦山卓二議員) 今ありました、年間維持費が390万円ということでしたが、これは指定管理者に支払われる金額なのか、お伺いいたします。
○冨田忍政策経営部長 その指定管理者の指定管理費の中に含めるかどうかというのは、まだ今後の検討課題だと思っております。
○6番(枦山卓二議員) 市長は、鹿児島市のかんまちあの状況で、夜間もにぎわっていて、この広場をそうなってほしいということでありましたが、夜間は照明をつけて開放する予定なのか、お伺いいたします。
○椎木伸一市長 もちろん照明施設もですね、造りますので、夜間も何時ぐらいまでというのはありますけれども、ぜひですね、活用していただきたいというふうに思っております。
○6番(枦山卓二議員) KPIで令和6年度からの利用者数を15万人とされております。当初、ここで民間企業の展示会等も開催できるようにということだったんですけども、KPIの中にですね、民間企業の展示会開催誘致数、利用料なども含めてはいかがと思うんですけども、その辺の見解をお願いいたします。
○冨田忍政策経営部長 もちろんその占有をされる場合には、その団体利用であっても、民間利用であっても、現在の公共施設についても収益を伴う占用についてはということで、金額に差をつけてですね、利用していただいておりますので、基本的にはそういう形になろうかと思います。
○6番(枦山卓二議員) 現在の芝生広場でもですね、小学生、中学生、高校生、サッカーやフリスビーをしたり、子供たちが野球をしたり利用しております。そういった子供たちからも場所をちょっと奪う形にもなると思います。以前から考えていたんですけども、その代替えの広場として、多目的グラウンドをハイブリッド芝生化にできないかと思っておりました。現在、陸上競技場のトラック・フィールドの大改修工事をしておりますが、フィールド改修後は、サッカーやラグビー等にも利用できると思います。そうした大会等の誘致にもつながります。しかしながら、そういった大会というのはですね、サブフィールドが必要になってまいります。1面だけじゃちょっとそういう大会て誘致できないんですね。本市からも大迫敬介選手という日本の守護神になるべくJリーガーも輩出しております。子供たちに夢と希望を与えてくれております。多目的グラウンドをハイブリッド芝化できないか、検討していただけないか、お伺いいたします。
○椎木伸一市長 おっしゃるとおり、現在、陸上競技場をですね、天然芝で改修をしようとしているところでございます。その多目的の今後の改修等についてはですね、まずは陸上競技場をきれいにして、国体を終えて、その経過を見ながらですね、今おっしゃった御意見等も参考に協議をしていきたいというふうに考えます。
○6番(枦山卓二議員) 多目的グラウンドというのは、最近水はけが大変悪くなっております。以前からだったんですけど、これもう暗渠がもう詰まっておりましたので、そこら辺の工事が、また大改修が必要になるんだろうなと思っております。こういったものと合わせて検討していっていただきたいと思います。
この屋根付き広場について、建設に当たってはですね、市民福祉の向上につながることが重要な目的と考えられますが、大型公共事業が少ない中で、地元の設計事務所、建設業者に携わっていただくことも重要と考えますが、そういった配慮を検討されているのか、お伺いいたします。
○椎木伸一市長 具体的には建設部長から答弁をさせますけれども、基本的にですね、市の発注工事はできるだけ発注機会が増えるように、あるいは地元にお金が落ちるようにですね、考えながらしているつもりでございます。具体的には建設部長から答弁させます。
○小原一郎建設部長 今回の設計業務につきましては、本体の施設のほうは膜構造を採用しております。
また、交流拠点、防災拠点となるような施設としておりますので、設計には技術力、提案力が必要であると考えております。そういうことから、技術者が多く在籍する市外業者の本体工事につきましては、発注を検討しておりますけれども、外構の設計であったりとか、地質調査、そういう部分について、市内業者でできる部分については市内業者にお願いしていきたいと考えているところです。
○6番(枦山卓二議員) 非常に残念なお答えだったんですけども、これ設計に関しても2,000万円を越えます。この条件が一級建築士が2名以上いないといけないんです。それぞれ一級建築士を持った設計事務所の方、出水にいっぱいいらっしゃいます。2社JVですると可能なんです。もっと出水の設計士さんのスキルを信じていただきたい。そう思っています。
建築構造物、屋根になるとこれが鉄骨が、構造体、鉄骨になるんですけれども、出水にはM級を持った鉄骨企業もあります。ぜひ、これ総体的に10億円近い金額です。造ることには反対いたしませんけども、ぜひそこら辺は配慮して、出水の経済、出水の企業底上げを図るためにも全額出水市に落とせるように配慮していただきたいと思います。
薩摩藩の島津氏、政治理念「城をもって城とせず、人をもって城となす」、市長御存じだと思いますけれども、ここにちょっとそぐわないかもしれないですけども、島津は大体立派な城を持っていませんでした。その代わり、人材に投資しておりました。だから、今でも島津は鹿児島の方々に愛されていると。やっぱり、市長は常々おっしゃいます。人材育成大事です。
こういった公共物にも投資されるということも大事なんですけれども、人材にもより多く投資していただきたいと思います。
それでは、次に、公共施設の「個別施設計画」策定の進捗状況についてなんですけども、評価の低い施設は、廃止、大規模改修、先ほど5か所、統廃提案があったということだったんですけども、具体的にどこなのかお示しください。
○松岡秀和企画政策課長 先ほどの答弁で5か所提案があったということではなくて、最初の健全度評価のところで、5つの部位ごとに評価をしたというところ。もしくは、個々の施設について意見があったというようなことかと思います。
ワークショップについては、それぞれ、例えば、火葬場の集約を、3か所から1か所というような案を出した部分について言えば、それをいきなり3か所から1か所ではなく、2か所という方法もあるのではないかというアイデアでありますとか、現在、マイカー利用になっているので、公共施設がある程度遠方になっても移動はできるだろうけども、子供が利用するものであったり、防災機能を持つものであったり、そういうものについては配慮が必要だろうとか、そういう意見はいただいたところです。
○6番(枦山卓二議員) 先ほど今月中に策定されるであろうということだったんですけども、タイムスケジュール的に議会への説明はあるのか、お伺いいたします。
○冨田忍政策経営部長 現在取りまとめをして、パブリックコメント等が終わりましたので、今月中にということで、本定例会中にですね、多分、全員協議会をお願いをして、そこで説明をさせていただくということで動いております。
○6番(枦山卓二議員) 策定後にですね、集約、複合化、廃止することで、国からの財源措置というのがあるのか、お伺いいたします。
○冨田忍政策経営部長 時限措置的なものもございますけれども、公共施設等適正管理推進事業債という起債がございまして、これらについては、交付税措置がございます。ただどういう形でやるか、どういう工事内容によるかで適性等が分かれてまいりますので、交付税措置についても事業内容でこの高い低いがあるというようなことでございます。
○6番(枦山卓二議員) それでは、出水商業高校についてお伺いいたします。
県内のデータとして、サービス業、観光業界をはじめ、昨年度と比較すると20%も求人のほうが下がっているいうことでした。新型コロナウイルスの影響を受けておりますが、出水商業、先ほどちょっと教育長の答弁でありましたけれども、あんまり影響はなかったのかなというように感じております。
国の施策としてですね、デジタル庁を創設に向け動き出しております。次世代に向けてコンピュータ技術者の人材育成が求められてくることが予想されます。2030年には事務職が120万人過剰、余ってしまうという一方、IT系のほうは150万人の人手不足になるというようなデータも出ております。出水商業高校においても基礎を学び、さらにワンランク上のステージの学習環境をつくり、情報技術を学び、高度な国家資格などを取得できることを目的とした専攻科を創設できないものかと考えますが、教育長の見解をお伺いいたします。
○溝口省三教育長 枦山議員のほうからも話がございましたようにですね、現在、市長等と話をしながら、出水商業高等学校活性化検討委員会というのを設けて、その中でですね、現在の出水商業高校の在り方、あるいは、子供たちが減っていきますので、どのような魅力ある学校に、あるいはスペシャリストをどのように育てていくかということで、いろいろな検討をしようと思っております。学識経験者だとか、商工関係の方とかですね、ICT関係の方とか、職業斡旋関係とかといことでですね、しておりますが、その専攻科についてもですね、今のところ6回このような検討会をしようと思っておりますので、その中でですね、話が出るんじゃないかなと思っておりますので、その結果を踏まえながら進めていきたいと、こう考えております。
○6番(枦山卓二議員) 本市は、御存じのとおり、出生率というのは1.8を超えております。18歳を超えると進学・就職でやっぱり移動してしまいます。そういった面で人口が減少していく。若者の市外の流出というのをやっぱり止めて行く施策というのも大事なのかなというふうに思っております。今後、人口減少が続くと予想されますが、出水商業高校の、今教育長がおっしゃった検討委員会も開催されて、その商業高校自体をまた将来的に向けてよい方向に検討されるんだろうというふうに思っておりますけども、歴史を紡いでいくことを期待しておりますけれども、出水商業高校という校名についても、商業という名称には誇示せず、例えばですけど、市立出水高校、市立出水情報高校とか、校名も時代にあったものに変えたらいかがかなというふうに思っているんですけども、教育長の見解をお伺いいたします。
○溝口省三教育長 校名についてはですね、やはりその卒業生、あるいは歴史、文化というものが内在しております。ですから、よほど慎重にやっていかないとならない懸案でもあると思っておりますから、検討委員会の中でもですね、慎重に議論をしていきたいと、こう考えておるところです。
○6番(枦山卓二議員) 県の高等教育課のほうに伺ったんですけども、やはり市立の高校と県立の高校、かなりやっぱり温度差があります。現在、本市の中にも県立の高校が3校あります。今日も朝、出水高校と工業高校の前を通ってきたんですけども、今日、何の日か御存じですか。昨日、今日、高校受験の日なんです。朝から、ちょっと今日は昨日の表情と違って、昨日はまさに何か緊張した不安を抱えたような顔をしている子供たちばっかりだったんですけども、今日は2日目だったのか、ちょっとリラックスした感じの顔で出水高校の前におりました。出水高校も市長もこちらにも、結構、紫岳同窓会の方いらっしゃるんですけども、年々年々子供たち、生徒が減っております。今や2クラス、3クラスになろうかというような感じで、これ普通科の学区割の影響を受けてですね、あと少子化というのもあります。あと私学の青田買いというか、早めに私立高校に進学する子も増えてきた影響だと思うんですけども、私自身もやっぱり母校としても何か寂しい思いをしているんですけど、県の考え方というのが、県立の高校ではあるんだけれども、譲渡というのはいつでもいいですよみたいな、市で運営していただいてもいいですよみたいな、それもどうかなと思うんですけど。でも、出水高校あたりが出水市立になって、教育長のもとになると、またレベルも上がり、知名度も上がって、何かすごい夢が膨らむなというのもあったんですけど、そこはちょっと夢物語として聞いてください。
コロナ感染症の対策の観点から様々な行事が縮小されたということで、さっき答弁いただいたんですけども、毎年、夢と希望に満ちて、多少の不安を抱えて迎える入学式や3年間で大きく成長して社会に飛び立つ姿が見られる卒業式に参列して感動を享受できていたので残念な思いであります。
令和3年度の入学式も縮小で計画されているのか、お伺いいたします。
○溝口省三教育長 コロナの状況がですね、こうまだ続いておりまして、杉園校長とこの前話をしたところなんですが、令和3年度の入学式も縮小すると。ですから、具体的にはということで、保護者は出席をさせると。校歌斉唱はいたしません。国歌斉唱についてはですね、吹奏楽の演奏のみと。来賓も市長や教育長を中心にしてやりたいという話でございました。
○6番(枦山卓二議員) 当初予算書にあげられた、10款教育費の高等学校費で、商業高校の屋上防水及び手すり改修工事で780万円が計上されておりますが、具体的にはどのような工事になるのか、お伺いいたします。
○溝口省三教育長 宇都事務長が来ておりますので、ここはちょっと事務長のほうで回答をしてください。
○宇都眞由美出水商業高等学校事務長 教室棟の西側屋上の改修工事になりますが、雨漏りを防ぐための防水工事及び手すりのコンクリート欠落に伴う事故を防ぐための手すり改修工事となっております。
○6番(枦山卓二議員) 老朽化に伴う改修工事になると思いますが、築年数的にももう建て替えを検討してもよい時期に来ていると考えておりますが、そのような計画、先ほど検討委員会とおっしゃったので、その中で出てくるのか。そういった計画はないのか、お伺いいたします。
○椎木伸一市長 出水商業高校のですね、その検討会については、もともとその今、枦山議員がおっしゃったように、築年数が非常に古くなっていると。今後どうするのかというところから端を発しておりまして、どういった教育をしていくかによって生徒数も変わってきます。そういったことを踏まえながらですね、今後、どのように建物をしていくのかということも協議していきたいというふうに考えております。
○6番(枦山卓二議員) 次に、住宅建築等工事促進事業費についてなんですけども、先ほど答弁いただきました。目的を踏まえた上でのというのは分かったんですけども、最近の新築住宅の傾向としてですね、高気密、高断熱でソーラーパネルを設置するなど、ZEH基準に近い住宅を建築されるエンドユーザーが増えている傾向にあります。地球環境の面からも、そうした住宅を建築される方には補助金を割り増ししてもよいのではと考えておりますけれども、見解をお伺いいたします。
○小原一郎建設部長 先ほども市長のほうから申し上げましたように、この建築促進事業につきましては、地域の活性化でありましたりとか、そういうものを中心に、物に対しまして補助をしているところでございます。そういう新たな資機材等につきましてはですね、ちょっと調査等をさせていただければと考えているところです。
○6番(枦山卓二議員) 税の滞納者の差押え財産処分法についてなんですけども、ここで提案したかったのは、市長、ヤフオクっていうのを御存じでしょうか。税の滞納者から差し押さえた物、動産、不動産を含めて、あと公用車などや不要となった備品等を現金化する手段としてヤフオクを活用したらよいのではという提案でした。残念ながら、今月でですね、全国800以上の自治体が利用していた官公庁オークションが今月終了いたします。今後、別の企業が引き続き検討していくというようなことでありますので、それが開設されますと、また官公庁オークションが有利に働くと思います。ふるさと納税のところでだったんですけど、増加については、職員の努力もありますが、絶対的に効果を有しているのは媒体として、ネットを活用しているところだと思います。ぜひですね、今後、官公庁オークションが再開された折にはですね、本市も参加してもよいのではと思いますが、見解をお伺いいたします。
○揚松智幸市民部長 議員からも御紹介があったとおり、ヤフオクのほうが今月いっぱいということで、今後、それを引き継がれる企業が出てくるのであれば、当然検討したいというふうに考えております。
○6番(枦山卓二議員) 以上で、全ての質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、質問者全員の質問が終わりました。
ここで暫時休憩いたします。再開を11時20分といたします
午前11時02分 休 憩
午前11時20分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。
休憩前に引き続き会議を続行いたします。
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△ 日程第2議案第36号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第2、議案第36号出水市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました出水市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、「介護保険法施行規則及び介護保険の医療保険者の納付金の算定等に関する省令の一部を改正する省令」による「介護保険法施行規則」の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものです。
それでは、改正の内容について説明します。
第8条の改正規定は、国の第1号被保険者の保険料に係る基準所得金額の改定に合わせ、本市の保険料第8段階における合計所得額の上限額を「200万円」から「210万円」に、第9段階の上限額を「300万円」から「320万円」にそれぞれ引き上げるものです。
附則ですが、附則第1項では、この条例の施行期日を定め、附則第2項では、この条例の施行に伴う経過措置を定めています。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 提案理由の説明が終わりました。
これから、議案第36号出水市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について質疑を許します。
○14番(中嶋敏子議員) 確認も含めてお尋ねいたしますけれども、これは国の税法の改正に基づくものかなというふうに考えますけれども、そういうふうに考えてよいのかというのと、あと、第8段階、第9段階が示されたわけですが、これによって介護保険料に対する影響額が出るのかですね。そこらをちょっと確認させてください。
○冨永栄二保健福祉部長 まず、先月のですね、本定例会の初日に可決をいただきました、出水市介護保険条例の一部を改正する条例の制定で御説明いたしましたが、平成30年度の税制改正において、給与所得控除及び公的年金控除について10万円の引下げがされたことなどによる今回の介護保険料の所得段階の上限額の改正であるということで考えているところです。
あと、保険料への影響についてでございます。今回の変更でですね、各所得段階ごとの構成人口が変わってきて、各段階別の保険料率を乗じて算出される補正人口がですね、少なくはなります。保険料の基準額が若干高くはなるとは思いますが、逆にですね、5%を基準とした調整交付金の交付率が高くなってきます。結果としてですね、今回の保険料基準額に影響はないというところで考えております。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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△ 日程第3議案第35号・日程第4議案第33号
日程第5議案第34号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第3から日程第5まで各会計補正予算議案3件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました令和2年度出水市一般会計補正予算(第19号)ほか2件の補正予算について、提案理由を説明します。
今回の補正は、令和2年度一般会計補正予算(第19号)では、国の3次補正予算に伴い、国庫補助金の内示があった事業などに係る予算を計上し、また、令和3年度一般会計及び病院事業会計補正予算(第1号)では、国における新型コロナウイルスワクチンの承認に伴い、実施されるワクチン接種に係る経費をそれぞれ予算計上をするものであり、会期途中での補正予算の提案となったものでございまして、諸般の事情を御賢察の上、御理解を賜りたいと存じます。
はじめに、令和2年度一般会計補正予算(第19号)について説明します。
今回の補正は、国の3次補正予算に伴い、国庫補助金の内示があった事業や、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加内示による事業費の計上及び、既に予算計上している交付金活用事業の確定見込み等による調整などであります。
まず、予算書21ページの第2款総務費、総務管理費の高速交通企画推進費では、昨年7月の豪雨災害により肥薩おれんじ鉄道が甚大な被害を受けていることから、国の3次補正予算による災害復旧事業も活用しながら、熊本県、鹿児島県及び沿線自治体が協調して支援することとなりましたので、肥薩おれんじ鉄道への災害復旧支援事業費補助金を新規計上しました。
23ページ、第6款農林水産業費、農業費の委員報酬では、農業委員会交付金の確定に伴い、委員報酬を調整し、県営水利施設整備事業負担金では、国の3次補正予算に伴い、嶽ダムの管理システム更新に係る県の事業費の増加に伴う負担金を追加計上しました。
25ページ、第7款商工費、地場産業支援事業費の移動販売支援事業費では、移動販売車の購入等に対する移動販売支援事業補助金の申請件数の増が見込まれることから、所要見込額を追加計上しました。
観光費の観光客誘致事業費では、アフターコロナの観光を見据え、本市の魅力ある自然や歴史を広く情報発信するため、また、今後においては、ラムサール条約登録により国内外からの関心が集まることや、稼げる観光地づくりとしての出水の地域性を生かした着地型観光を打ち出すため、多言語にも対応した観光PR用動画作成業務等委託費を計上しましたほか、武家屋敷群などの観光地を巡りながら、スマートフォンなどで歴史体験ができる回遊アプリの導入業務委託費を、麓に思い入れのある方からの企業版ふるさと納税による寄附金を活用し、新規計上しました。
第8款土木費、道路橋梁費の橋梁維持補修補助事業費では、国の補正予算に伴い、松尾橋、西出水駅橋の補修工事費の計上と併せて、西出水駅橋補修計画の変更に伴う予算組み替えをしました。
27ページ、都市計画費の都市公園等整備事業費では、国の3次補正予算に伴い、子供から高齢者までのふれあいの場として、また、災害時には一時避難所等の防災拠点など、様々な用途に活用できる多機能型の施設となる、屋根付き市民ふれあい広場の設計業務委託費や、総合運動公園野球場スタンドの改修工事費及び公園遊具の更新経費を新規計上しました。
続きまして、27ページから29ページの第10款教育費、小学校費、中学校費、高等学校費の一般管理費では、感染症対策のための消毒薬等購入経費をそれぞれ追加計上し、小学校、中学校の施設維持補修費では、感染拡大対策のため、小・中学校のトイレ洋式化等に係る改修経費をそれぞれ新規計上しました。
次に、社会教育費の図書館維持補修費においても同様に、感染拡大対策のため、中央図書館のトイレ洋式化等に係る改修経費を新規計上しました。
また、保健体育費の陸上競技場全天候化事業費では、企業版ふるさと納税による寄附金を活用することとし、財源変更をしました。
これに対します歳入としましては、地方消費税交付金、国・県支出金及び寄附金を追加計上し、地方交付税、繰入金及び市債を調整しました。
なお、国庫支出金においては、国の3次補正予算に伴う新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を追加計上し、対象事業への充当及び財源変更をいたしました。
この結果、全体の財源調整として繰り入れていました財政調整基金繰入金を2億6,190万円減額して調整しております。
また、市債においては、地方財政法の改正により、減収補塡債の発行対象となる税目が令和2年度に限り拡充されたことに伴い、減収補塡債の発行見込額を計上しております。
次に、6ページ、補正予算第2条、繰越明許費の補正は、肥薩おれんじ鉄道災害復旧支援事業費補助金ほか13件について、年度内の事業完了が見込めないことや所要の工期確保等の関係から繰越明許費を設定し、光ブロードバンド整備事業費補助金については、繰越明許費の金額を変更しようとするものです。
また、7ページからの補正予算第3条、地方債の補正は、肥薩おれんじ鉄道災害復旧支援事業及び減収補塡債を追加し、光ブロードバンド整備事業ほか4件の借入限度額をそれぞれ変更しようとするもので、本条による補正後の市債の現在高は、予算説明書33ページの資料のとおりとなります。
以上が、本補正予算の内容ですが、今回の補正額は1億9,208万1,000円の追加で、これにより予算規模は371億1,002万6,000円となるものです。
続きまして、令和3年度一般会計補正予算(第1号)について説明します。
本補正予算は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に係るもので、2月の臨時会で報告しましたとおり、令和2年度補正予算(第16号)において、ワクチン接種に向けての準備経費を既に計上しておりますが、その後、国においてワクチンが承認され、今月中旬からの出水市内の医療従事者向けワクチン接種の開始や、今後、高齢者から始まる4月以降のワクチン接種に向けての体制確保や接種実施に係る4月以降の経費について、令和3年度補正予算を計上するものです。
予算書13ページ、第4款衛生費、保健衛生費の新型コロナウイルスワクチン接種事業費では、ワクチン接種実施計画の策定等を行うための出水郡医師会及び出水総合医療センターとの連絡調整会議開催経費や接種予約等に対応するためのコールセンター委託費及びワクチン接種を実施する医療機関への接種業務委託費等を新規計上しました。
また、接種業務に携わる職員の時間外勤務手当や会計年度任用職員の雇用に係る経費を計上しております。
これに対します歳入としましては、国庫支出金を新規計上しました。
以上が、本補正予算の内容ですが、今回の補正額は3億4,663万3,000円の追加で、これにより予算規模は263億2,863万3,000円となるものです。
なお、令和3年度病院事業会計補正予算(第1号)については、病院事業管理者が説明します。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○鮫島幸二病院事業管理者 令和3年度出水市病院事業会計補正予算(第1号)について、提案理由を説明いたします。
本補正予算は、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種の実施に伴い、接種実施医療機関として、所要の調整を行うもので、第2条の収益的収入及び支出において、ワクチン接種に係る医業収益を追加計上しました。
今回の補正により、収益的収入及び支出の病院事業収益で2,418万円を追加し、これにより予算規模は53億4,281万5,000円となるものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、提案説明が終わりました。
これより、総括質疑に入りますが、質疑をされるときは、議案番号及び予算書のページを示していただき、簡潔にお願いいたします。
細部に渡っては所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。
なお、質疑回数は4回以内といたします。
質疑を許します。
○10番(田上真由美議員) 議案第35号令和2年度一般会計補正予算(第19号)、ページ数、27ページ、都市公園整備等事業費について、質問をいたします。
この件につきましては、各議員一般質問もされております。3月5日には全員協議会にて説明もいただいておりますので、簡潔に私が整理をしたいがためにちょっと確認をさせていただきたいと思います。
まず、3月4日、議会運営委員会にて議案の取扱いを協議した際、議運のメンバーから出た意見でございますが、基本構想の方針も示されないまま、今回、実施設計の予算が計上されていることに対し、場所の選定結果も何も知らずに予算の上程はいかがなものかとか、あまりにも議会軽視ではないかなどの意見もございました。ですが、説明を受けて分かったことは、基本構想を策定するにあたり、コロナ禍で会議の開催がままならず、この時期になったこと。そして、防災の観点から、国の事業に予算要求した結果、国の3次補正に採択され、基本構想を議会に示す機会との間がなかった。ここが詰まっていたということの説明を受けたかと思いますが、この認識でよいのかどうかの確認を、まず1点、お願いしたいと思います。
そしてもう1点でございますが、各議員がここに防災拠点としての屋根付き市民ふれあい広場を設計する、ここに設置することで、いざ防災の観点、水害が起こった時のアクセスはどうなるんだとか、やはりこの場所は防災としてはどうなのかという意見などが出ておりました。そこで確認なのですが、川の掘削等、これは吉元議員のほうが真摯に一般質問の中で延べておられましたが、川の掘削などということを、丹念に県に要求をしてやっていくというような確約をいただけるのかどうか。やはりここは防災拠点として安全なのかというような不安を市民も持っていらっしゃる方もいらっしゃいますので、この2点についてお伺いいたします。
○椎木伸一市長 最初のですね、基本構想の策定については、おっしゃるとおりの理由でございまして、議員の皆様には大変御心配、御迷惑をかけたことを、この場を借りて改めてお詫びを申し上げたいと思います。
それから、水害等のアクセス等についてですね、川の寄洲除去等について、この県のほうへの要望しながらやっていくのかということでございますけれども、私ども開促協でありますとか、社会基盤整備事業でありますとか、行政懇話会でありますとか、機会あるごとにですね、市民の安全安心のために、河川の寄洲除去等をですね、それぞれお願いしてございます。今後もですね、機会あるごとにお願いをしながら対応してまいりたいと思っているところであります。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
○14番(中嶋敏子議員) 今日の南日本新聞に原発の防災拠点だというのが載っていたわけですけれども、私どもの今までの説明では、原発の防災拠点としての説明は受けてなかったような気がするんですけれども、これは当初からあったのでしょうか。
そして、これを読むと、放射性物質が付着していないかどうかを検査するんだ。いわゆるスクリーニングをされるのかなと思うんですけれども、壁のないところでそれをして、まあここは指定地域じゃないというふうには書いてありますけど、でもやっぱりそれはちょっと問題ではないかなというのをちょっと感じます。
それと、壁がない、屋根だけあるけど、壁がない。壁がないからいろいろ利用もあるんだというふうな説明ではあるわけですけれども、その防災拠点としてですね、雨風が吹いてる、その時じゃなくてその後ですよというふうな説明も受けたような気がするんですけど、その後にしても、壁のないところがなぜその防災の拠点としていいのか。また、支援物資を持ってくるにしても、雨風がしのげるのかとか。あと、夜、壁のないところで盗難の危険はないのかとかですね、いろんなことを考えると、そういう説明で納得できないような気がするんです。きらめきドームの2号館ができたみたいな議員からの話もちょっと耳にしましたけど、きらめきドームの壁は開閉式だと。だから、開けもできれば閉めもできると、そういうのは想定されなかったのか。やっぱり壁なしというのが最初からの想定の中にあって、こういう役割を果たすんだというふうに認識をされているのかですね。何か納得できないものですから、お聞かせください。
○椎木伸一市長 防災拠点としての活用についてはですね、当初から万一の原発事故等のこのスクリーニング等のですね、場所ということで、避難箇所が出水市の場合は、水俣とあるいは伊佐、霧島というふうに分かれておりますけれども、私の今の考えでは、この屋根付きテントについてはですね、伊佐、霧島方面の避難先の際にですね、活用できるし、道の駅については、水俣方面への時に活用できるというふう認識しておりまして、当初からそのような説明をさせていただいているところであります。
それから、壁がないところについてはですね、コストの関係もありますけれども、拠点となり得るのかというようなことでしたけれども、この間全員協議会でも御説明申し上げましたとおり、避難物資の持ち込みとかですね、そういったものには車を横付けしてそのまま持ち込むこともできますし、これは球磨村のですね、さくらドームの活用方法もそのようになっておりました。そして、またそこもですね、ボランティアセンターとして機能しておりました。ボランティアセンターは基本的にですね、皆さん長靴で来られて、そのまま上がって、場所を指定され、集合されて行かれるというようなところでございますので、開放されとったほうがですね、非常に使いやすいという面もございます。
そして、避難場所は別にですね、ちゃんと設けるわけでございますけれども、一時的に避難して来られる場所としても活用できるというような思いでしているわけでございまして、この車をですね、スクリーニングにしても、バスを横付けしてそれから入っていただくということでですね、テントが必要がところはまた大テントの下にですね、さらにテントをつくればいいというふうに思っておりますので、防災拠点となるというふうに確信しております。
○20番(髙崎正風議員) 一般会計補正予算の第19号の26ページから27ページ、都市計画費、その中の都市公園等の整備事業費で、委託費が5,800万円出ております。これは多分屋根付き市民ふれあい広場の設計委託料だと思っております。しかし、この当初予算の概要について、この19ページの中に出ていると、一応、令和2年の3月補正計上予定であるということで5,893万1,000円ですけれども、金額はそうでもないんですが、どちらを審査したらいいかということで、ちょっと、どの金額が正しいのかですね、そこをちょっと伺ってみたいのと、それからもう1点は、これ15日の日に議案が配られました。そして、22日が本会議がありました。その後に、3月5日に全員協議会開かれてこの説明がなされました。その期間、23日間の期間があるんですね、この補正説明するときにですね。なぜ早くこの、予定はちゃんとこうできているのに、なぜ早く全員協議会で説明が遅れたのか。それをお伺いしたいと思います。
○冨田忍政策経営部長 当初予算(案)の概要版の数字と予算額との差ということでございます。予算設計額だけではなくてですね、93万1,000円のその上に役務費等がございます。これらを含めたところでですね、全体事業費として概要版のほうには書かせていただいております。
それと手続の関係ですけども、若干全協でも申し上げたんですが、最終のですね、検討会の皆さんとの協議がですね、2月の確か20日頃だったと思います。その2月の20日にですね、最終的な基本構想の案について、委員の皆様にですね、了承をいただいて、そこから構想案として整理をしていったということもございまして、今回、議案の提出と一緒の時期になってしまったということでございます。
○19番(築地孝一議員) 議案第35号一般会計補正予算(第19号)の18ページから19ページ、減収補塡債の件でちょっと確認をさせてください。
今回、今の現状では、もう新型コロナウイルス感染症が経済を直撃をしているわけであります。地方税の減収やら、法人関係税、打撃を受けております。そういった意味で、先ほど説明の中に、減収補塡債の対象税目の拡大ということがありました。この減収補塡債については、税収が見込んだ収入額を下回ると見込まれる場合に発行することができるという認識を持っております。そこでちょっと確認なんですが、後年度の基準財政需要額に元利償還金の75%が算入をされるという認識を持っておりますが、ここについて確認ですけれども、お願いいたします。
○宮﨑毅財政課長 減収補塡債の計上についてでございます。今回、計上しておりますのが、新たに税目、減収補塡債の税目として追加をされた、税目についての減収補塡債の計上ということになっております。基本的に、交付税の措置の関係でございます。75%の基準財政需要額の算入があります。それと、今回、追加になっている税目につきましてはですね、もともと基準財政収入額の算入率がございます。普通交付税の計算のときにですね。その中で75%の算入率のものについてはですね、交付税措置が75%、100%の算入のものについてはですね、100%算入というようなことで交付税措置されていかれるということになると思います。
○3番(上須田清議員) 先ほどから質問がございましたけれども、令和2年度の出水市一般会計補正予算の第19号、27ページの屋根付き市民ふれあい広場事業、令和2年の3月補正計上予定で5,893万1,000円計上されていますけれども、市民のほうから、自営業者の方ですけれども、売上げが3割減したと、働いている人を私が首を切ったら、働く場所がなくなると。その中でも一生懸命にその雇っているんだけれども、今回のその屋根付きふれあい広場、5,893万1,000円、建築設計で計上されているけれども、これは本当にこのコロナ対策の中で、出水市が本来であれば、その自営業者、もしくは市民の生活復興と補償を、支援をしなきゃいけない中で、本当にこれが出水市のとるべき行動なのかということでお叱りを受けましたけれども、本当にこれがその優先するのかどうか、お伺いします。
○椎木伸一市長 これまでも御説明申し上げているんですけれども、コロナ対策についてはですね、これまでも、当初からスピード感を持ってその必要なときにですね、市民の皆様のそれぞれの意見等を拝聴しながら対応できるようにですね、対応しております。市議会の皆様の御理解をいただきながらですね、その都度実施してきたわけでございます。これからもそのように対応していきたいというふうには思っております。
ただ、それとは別にですね、これまで説明しておりますように、これまでの少子高齢化に加え、このコロナ禍、それによりますこの経済の低迷でありますとか、活力の停滞、そういったものをですね、できるだけ早く回復するためにはですね、地方創生の拠点としてのこのテント広場をですね、活用していって、経済の振興なり、復興に尽くしていかなければならないと思っておりまして、コロナ禍からの脱却、復興ということのシンボル的なですね、建物としても生かしていきたいというふうに思っての提案でございますので、御理解を賜りたいと思います。
○15番(宮田幸一議員) 先ほど髙崎議員が聞かれたところと一緒なんですが、議案第35号のところの26ページの5,800万円の設計料なんですが、私、長いこと関東地方で建設土木業に携わった者から言わせますと、私の頃は、建物に対する総工事費用の設計額というのは、3%から5%でした。それで私の時代ともうそれから30年近くたっているので、どうなのかなと思って、関東のほうにいろんな業者に聞いてみたら、いまだに3%から5%だと。それで設計監理まですると5%というのが多いということで、この設計監理まで含まれているかどうかは説明がないので分からないんですが、仮に3%だとすると、私たちが全員協議会で聞いた10億円を切る金額にはなりません。約20億円になります。ですので、設計のこの何%でこの設計額が設定されたのか。
それから、維持管理費まで入っているとなると5%という計算ですが、5%でもこれ10億円を切ることができないんです。ですから、専門家のって言えば、私が専門家と聞こえて生意気だと言われるかもしれませんが、長年建設業に携わった人間から言わせますとこういうことですので、その辺のことを詳細に説明をお願いいたします。
○小原一郎建設部長 設計委託についての詳しい積算の基準といいますか、根拠についてかと思います。担当課長のほうから説明させますので、お願いいたします。
○澤田誠一都市計画課技監 それでは、お答えします。
まず、今回の業務委託費の中に監理費は含まれていません。
そして、設計の項目については、建築設計、設備設計、外構設計、地質調査等含まれているんですけれども、この積算の考え方については、国土交通省官房営繕部による官庁施設の設計業務等積算要領に基づいて積算させていただいています。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております、議案第33号から議案第35号までの各会計補正予算議案3件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で、自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第6陳情第1号・日程第7陳情第2号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第6及び日程第7の陳情2件を一括して議題といたします。
陳情2件については、請願等の委員会付託区分表のとおり、文教厚生委員会に付託いたします。
なお、付託された議案について、文教厚生委員会委員以外の委員で、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 散 会
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。よって、本日はこれで散会いたします。第6日の会議は、3月23日に開きます。御苦労さまでした。
午前11時55分 散 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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