令和3年出水市議会第1回定例会会議録第1号
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令和3年2月22日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 19名
1番 南 鶴 洋 志 議員
2番 橋 口 住 眞 議員
3番 上須田 清 議員
4番 日 髙 信 一 議員
6番 枦 山 卓 二 議員
7番 吉 元 勇 議員
8番 土 屋 工 吉 議員
9番 鶴 田 均 議員
10番 田 上 真由美 議員
11番 杉 本 尚 喜 議員
12番 出 水 睦 雄 議員
13番 鶴 田 悌次郎 議員
14番 中 嶋 敏 子 議員
15番 宮 田 幸 一 議員
16番 道 上 正 己 議員
17番 榎 園 隆 議員
18番 垣 内 雄 一 議員
19番 築 地 孝 一 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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欠席議員 1名
5番 北御門 伸 彦 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
宮 木 隆 裕 総務課課長補佐兼庶務法制係長
中 原 貴 浩 総務課職員係長
戸 﨑 基 夫 くらし安心課長
宮 﨑 毅 財政課長
大 田 直 子 財政課課長補佐兼財政係長
宗 像 完 治 企画政策課秘書監(課長補佐)
田 中 一 将 情報課長
冨 永 栄 二 保健福祉部長
田 口 保 福祉課長
田 畑 幸 二 いきいき長寿課長
松 本 恵美子 いきいき長寿課主幹兼高齢者支援係長
小田原 由 美 いきいき長寿課課長補佐兼地域包括ケア推進係長
平 原 義 浩 いきいき長寿課介護保険係長
高 口 悟 こども課長
揚 松 智 幸 市民部長
松 原 淳 市 市民生活課長
森 山 佐 知 市民生活課住民年金係長
新 森 章 悟 税務課長
春 田 和 彦 産業振興部長
東 畠 賢 一 農林水産統括監(参与、農林水産整備課長事務取扱)
住 吉 祐 一 産業振興総務課長
小 村 郁 則 シティセールス課長
堀 昌 伸 シティセールス課特命統括監(参事)
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
池 田 幸 弘 高尾野支所長(支所庁舎建設部長兼補)
山 口 徹 野田支所長
鮫 島 幸 二 病院事業管理者
髙 橋 正 一 出水総合医療センター事務部長
﨑 迫 真 也 出水総合医療センター総務課長
今 川 武 出水総合医療センター総務課主幹兼財政係長
内之浦 昭 出水総合医療センター医事課長
大 平 伸 章 消防長
吉 岡 公 生 消防本部予防課長
坂 口 幸 生 消防本部予防課予防係長
川 曲 徹 消防本部警防課長
溝 口 省 三 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
東 秀 文 教育総務課長
冨 田 宏 選挙管理委員会委員長
川 平 信 二 選挙管理委員会事務局長
吉 本 純 久 代表監査委員
横 峯 均 農業委員会会長
今 釜 博 泰 公平委員会委員長
小田原 豊 下水道課長
井 山 博 貴 下水道課管理係長
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議会事務局
畠 山 義 昭 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
浦 﨑 紀 光 主任主査
中 村 勇 士 主査
野 﨑 育 美 主査
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付議した事件
選挙第1号 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙
同意第1号 出水市公平委員会委員の選任について
同意第2号 出水市固定資産評価審査委員会委員の選任について
同意第3号 出水市固定資産評価審査委員会委員の選任について
同意第4号 出水市固定資産評価審査委員会委員の選任について
意見第1号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
意見第2号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
意見第3号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
議案第24号 出水市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第25号 出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第28号 出水市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
議案第29号 出水市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
議案第30号 出水市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
議案第11号 令和2年度出水市一般会計補正予算(第18号)
議案第12号 令和2年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)
議案第13号 令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議案第14号 令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第6号)
議案第15号 令和2年度出水市水道事業会計補正予算(第4号)
議案第16号 令和2年度出水市下水道事業会計補正予算(第4号)
議案第17号 令和2年度出水市病院事業会計補正予算(第10号)
議案第18号 出水市議会議員及び出水市長の選挙における選挙運動用自動車の使用並びに選挙運動用ビラ及び選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例の制定について
議案第19号 各種申請書等における性別記載及び押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
議案第20号 出水市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について
議案第21号 出水市農村公園条例及び出水市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
議案第22号 出水市部設置条例の一部を改正する条例の制定について
議案第23号 出水市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第26号 出水市ツルと歴史のまち応援基金条例の一部を改正する条例の制定について
議案第27号 出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第31号 出水市野田農産加工施設の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について
議案第32号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市出水駅観光特産品館「飛来里」、出水市総合観光ステーション及び出水市ツル観察センター)
議案第2号 令和3年度出水市一般会計予算
議案第3号 令和3年度出水市国民健康保険特別会計予算
議案第4号 令和3年度出水市後期高齢者医療特別会計予算
議案第5号 令和3年度出水市介護保険特別会計予算
議案第6号 令和3年度出水市交通災害共済特別会計予算
議案第7号 令和3年度出水市地方卸売市場特別会計予算
議案第8号 令和3年度出水市水道事業会計予算
議案第9号 令和3年度出水市下水道事業会計予算
議案第10号 令和3年度出水市病院事業会計予算
午前10時00分 開 会
△ 開 会
○議長(杉本尚喜議員) おはようございます。ただいまの出席議員は19名であり、定足数に達しております。これより令和3年出水市議会第1回定例会を開会いたします。
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△ 開 議
○議長(杉本尚喜議員) これより本日の会議を開きます。
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△ 議員の欠席の申出
○議長(杉本尚喜議員) 北御門伸彦議員から、本日の会議に欠席する旨の届出が出ております。
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△ 日程第1会議録署名議員の指名
○議長(杉本尚喜議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第88条の規定において、議長において、8番土屋工吉議員、9番鶴田均議員、10番田上真由美議員を指名いたします。
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△ 諸般の報告
○議長(杉本尚喜議員) 令和2年第4回定例会以降の諸般の報告を申し上げます。
諸会議の出席報告につきましては、お手元に配付のとおりであります。その配付してあります諸会議の概要及び監査委員から報告のありました例月出納検査の結果につきましては、事務局に保管してあります資料により御承知願いたいと存じます。
また、市長から提出のありました諸会議の出席報告は、皆様の議席にその写しを配付しておきました。
以上が、議長としての主な報告事項であります。これで諸般の報告を終わります。
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△ 議会運営委員長の報告
○議長(杉本尚喜議員) ここで議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(田上真由美議員) おはようございます。本定例会の会期及び日程について、議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
まず、会期日程について申し上げます。2月23日から3月4日までは休会とします。3月5日、8日、9日、10日は、本会議第2日、第3日、第4日、第5日の会議を開き、一般質問を行います。3月11日から22日までは休会とし、この間の3月11日、12日及び15日は、付託されました案件の委員会審査を行っていただきます。3月23日は本会議第6日の会議を開き、休会中審査事件の委員長報告の後、採決を行います。また、新たに意見書等の申出があったときは、この日に上程することといたします。以上が、会期日程等の概要でございます。
なお、一般質問の通告期限は2月25日正午までとなります。質問をされる方は通告書に所定の事項を記載し、提出されるようお願いいたします。一般質問提出時に発言順位の抽選を行います。一般質問は、申し合わせにより1日に5人としていますが、質問者の人数によっては、一般質問を予定している本会議が休会となることもあります。この場合、委員会審査予定日を変更し、委員会審査を行っていただきます。
以上のことから、本定例会の会期は、本日から3月23日までの30日間と定めました。
次に、本日の議事日程について申し上げます。日程第3は鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙を行います。日程第4から日程第7までの公平委員会委員の選任など人事議案4件を一括上程、日程第8から日程第10までの人権擁護委員候補者推薦の人事議案3件を一括上程、日程第11から日程第15までの条例議案5件を一括上程、日程第16から日程第22までの令和2年度各会計補正予算議案7件を一括上程いたします。日程第4から日程第22までは、いずれも委員会付託を省略し、即決の取扱いといたします。日程第23から日程第30までの条例議案8件を一括上程、日程第31及び日程第32の公の施設の廃止条例1件と公の施設の指定管理者の指定議案1件を一括上程、日程第33から日程第41までの令和3年度各会計予算議案9件を一括上程し、ここに施政方針を含めます。日程第23から日程第41までは、提案理由説明後、これらの議案に対する総括質疑を行います。総括質疑後、委員会付託区分表のとおり、関係常任委員会に付託いたします。
皆様の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
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△ 日程第2会期及び会期日程の決定
○議長(杉本尚喜議員) 日程第2、会期及び会期日程の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の会期及び会期日程については、議会運営委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本定例会の会期は、本日から3月23日までの30日間とし、会期日程については、配付いたしております会期日程表のとおりとすることに決定いたしました。
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△ 議事日程の報告
○議長(杉本尚喜議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和3年出水市議会第1回定例会
議 事 日 程 第 1 号
令和3年2月22日 午前10時 開 議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期及び会期日程の決定
第3 選挙第1号 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙
第4 同意第1号 出水市公平委員会委員の選任について
第5 同意第2号 出水市固定資産評価審査委員会委員の選任について
第6 同意第3号 出水市固定資産評価審査委員会委員の選任について
第7 同意第4号 出水市固定資産評価審査委員会委員の選任について
第8 意見第1号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
第9 意見第2号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
第10 意見第3号 人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて
第11 議案第24号 出水市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第12 議案第25号 出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第13 議案第28号 出水市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
第14 議案第29号 出水市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
第15 議案第30号 出水市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
第16 議案第11号 令和2年度出水市一般会計補正予算(第18号)
第17 議案第12号 令和2年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)
第18 議案第13号 令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
第19 議案第14号 令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第6号)
第20 議案第15号 令和2年度出水市水道事業会計補正予算(第4号)
第21 議案第16号 令和2年度出水市下水道事業会計補正予算(第4号)
第22 議案第17号 令和2年度出水市病院事業会計補正予算(第10号)
第23 議案第18号 出水市議会議員及び出水市長の選挙における選挙運動用自動車の使用並びに選挙運動用ビラ及び選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例の制定について
第24 議案第19号 各種申請書等における性別記載及び押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
第25 議案第20号 出水市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について
第26 議案第21号 出水市農村公園条例及び出水市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
第27 議案第22号 出水市部設置条例の一部を改正する条例の制定について
第28 議案第23号 出水市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第29 議案第26号 出水市ツルと歴史のまち応援基金条例の一部を改正する条例の制定について
第30 議案第27号 出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
第31 議案第31号 出水市野田農産加工施設の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について
第32 議案第32号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市出水駅観光特産品館「飛来里」、出水市総合観光ステーション及び出水市ツル観察センター)
第33 議案第2号 令和3年度出水市一般会計予算
第34 議案第3号 令和3年度出水市国民健康保険特別会計予算
第35 議案第4号 令和3年度出水市後期高齢者医療特別会計予算
第36 議案第5号 令和3年度出水市介護保険特別会計予算
第37 議案第6号 令和3年度出水市交通災害共済特別会計予算
第38 議案第7号 令和3年度出水市地方卸売市場特別会計予算
第39 議案第8号 令和3年度出水市水道事業会計予算
第40 議案第9号 令和3年度出水市下水道事業会計予算
第41 議案第10号 令和3年度出水市病院事業会計予算
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△ 議 事
○議長(杉本尚喜議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第3選挙第1号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第3、選挙第1号鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙を議題といたします。
鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員は、県内市町村の長及び議員のうちから、市長区分6人、市議会議員区分6人、町村長区分4人、町村議会議員区分4人によって構成されます。現在の広域連合議会議員のうち、市議会議員から選出する議員について1人の欠員が生じているため、広域連合規約第9条第3項及び広域連合議会の議員の選挙に関する規則の規定に基づき、選挙の告示を行い、候補者の届出を締め切ったところ、市議会議員から選出すべき人数を超える2人の候補者がありましたので、広域連合規約第8条第2項の規定により選挙を行います。
この選挙は、同条第4項の規定により、全ての市議会の選挙における得票総数の多い順に当選人を決定することになりますので、会議規則第32条の規定に基づく選挙結果の報告のうち、当選人の報告及び当選人の告知は行いません。
そこで、お諮りいたします。選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することとしたいと思いますが御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。したがって、選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することに決定いたしました。
選挙は投票で行います。議場を閉鎖いたします。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を含め19人です。
次に、立会人を指名いたします。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に16番道上正己議員、15番宮田幸一議員を指名いたします。
投票用紙を配ります。
[投票用紙の配付]
○議長(杉本尚喜議員) 念のため申し上げます。投票は単記無記名です。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
[投票箱の点検]
○議長(杉本尚喜議員) 投票箱異常なしと認めます。
ただいまから投票を行います。職員が議席番号と氏名を読み上げますので、順番に投票を願います。
○華野順一議会事務局次長 1番、南鶴洋志議員、2番、橋口住眞議員、3番、上須田清議員、4番、日髙信一議員、6番、枦山卓二議員、7番、吉元勇議員、8番、土屋工吉議員、9番、鶴田均議員、10番、田上真由美議員、12番、出水睦雄議員、13番、鶴田悌次郎議員、14番、中嶋敏子議員、15番、宮田幸一議員、16番、道上正己議員、17番、榎園隆議員、18番、垣内雄一議員、19番、築地孝一議員、20番、髙崎正風議員、11番、杉本尚喜議員。
○議長(杉本尚喜議員) 投票漏れはございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 投票漏れなしと認めます。
これで投票を終わります。これより開票を行います。道上正己議員及び宮田幸一議員、開票の立会いをお願いいたします。
[開票]
○議長(杉本尚喜議員) 選挙の結果を報告します。投票総数19票、有効投票19票、無効投票0票で、出席議員数に符合いたしております。有効投票のうち、森山良和議員9票、大園たつや議員10票。以上のとおりです。この鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙の結果報告をいたしておきます。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
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△ 日程第4同意第1号・日程第5同意第2号
日程第6同意第3号・日程第7同意第4号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第4から日程第7までの、出水市公平委員会委員の選任について1件、出水市固定資産評価審査委員会委員の選任について3件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 おはようございます。
ただいま一括上程されました出水市公平委員会委員の選任について、ほか3件の提案理由を説明します。
まず、出水市公平委員会委員の選任について説明します。
本案は、出水市公平委員会委員である森代武志氏の任期が、本年3月31日をもって満了することに伴い、引き続き、同氏を公平委員会委員に選任することについて、地方公務員法第9条の2第2項の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
森代氏におきましては、長年、鹿児島地方裁判所調停委員及び同裁判所司法委員を務められ、平成29年4月からは本市の公平委員会委員に御就任いただき、職員の利益の保護及び公平な人事権の行使を保障するため御尽力いただいています。このたび、任期満了に伴い、公平委員会委員としての実績を踏まえ、引き続き公平委員会委員として選任したいと考え、提案するものです。
次に、出水市固定資産評価審査委員会委員の選任議案3件について、提案理由を説明します。
本案は、出水市固定資産評価審査委員会委員の任期が、本年5月16日で満了することに伴い、石神憲一氏及び松下正弘氏については再任、橋口靖一氏については同氏から退任の意向が示されていることから、新任として郷元茂氏を選任するため、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
石神憲一氏は、大学卒業後、法律事務所等に勤務され、その後、昭和59年から市内で司法書士事務所を開業される傍ら、平成16年から現在に至るまで固定資産評価審査委員会委員として御尽力いただいています。
松下正弘氏は、高校卒業後、民間企業勤務を経て高尾野町役場に勤務され、合併後は高尾野支所税務課長、高尾野支所地域振興室長等を歴任されました。平成30年5月から固定資産評価審査委員会委員を務めていただいておりますが、選挙管理委員会補充員や保護司、また人権擁護委員としても御尽力いただいています。
郷元茂氏は、大学卒業後、野田町役場に入職され、税務課勤務のほか、合併後は野田支所地域振興室長、支所建設課長、野田支所総合市民課長を歴任され、平成29年3月定年退職されています。定年退職後も身体障害者相談員として御尽力いただいており、公的な立場でも活躍されています。
このように3人の方はいずれも、住民の信望の厚い方であり、公平公正な審査が必要とされる固定資産評価審査委員会委員として適任であることから提案するものです。なお、委員の定数は3人、任期は3年です。また、委員会の業務としましては、固定資産課税台帳に登録された価格について不服のある納税者が、地方税法で規定する申立期間内に審査の申出を行った場合、直ちに必要な調査や審議を実施し、申出を受けた日から30日以内に審査の決定を行うものです。
よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 同意第1号出水市公平委員会委員の選任について、これから質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) 今、出水市職員の申立てによって公平委員会が、その分、何回か開かれると認識しておりますが、現在、公平委員会委員の森代さんは、まず、公平委員会の出席率はどんな感じでしょうか。これまでの公平委員会、あるいは今回の市職員からの申立てによる公平委員会の開催についての出席率を答弁いただきたいと思います。
○今釜博泰公平委員会委員長 公平委員会を開催をされたときには、毎回、欠席なく出席されていらっしゃいます。
○7番(吉元勇議員) まさしく、市の職員が市長に対して申立てを行っている中で公平委員会が開催されておりますが、委員長のほうから答弁をいただいたので、改めてもう1回答弁をいただきたいと思いますが、森代さんは、この委員の選任については市長が提案して、議会が同意するといったような流れの中で、やはり行政寄りだとか、職員寄りだとか、そうではなくてやっぱり公平である立場である人じゃないといろいろと不都合が生じますが、委員長から見て、森代さんの公平な考えというのは、その辺、推薦していただけるかどうか。委員長が答えにくければ、やっぱり委員長なのかな。その辺、公平委員としては公平な立場でされているという認識はどうか、お伺いしたいと思います。
○今釜博泰公平委員会委員長 当然のことではございますけれども、私から見ても公平な考え方で審査をしていただいているものと確信いたしております。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び鶴田悌次郎議員から、無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは会議規則第71条第1項の要件を満たしております。よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き18名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので御注意をお願いいたします。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
押し忘れ等はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
よって投票を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数18票、有効投票18票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち賛成18票、反対ゼロ票、うち白票ゼロ票。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、本案は、同意することに決定いたしました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
○議長(杉本尚喜議員) 次に、同意第2号出水市固定資産評価審査委員会委員の選任について、これから質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び鶴田悌次郎議員から、無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは会議規則第71条第1項の要件を満たしております。よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き18名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので御注意をお願いいたします。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
押し忘れ等はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
よって投票を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数18票、有効投票18票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち賛成17票、反対1票、うち白票1票。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、本案は、同意することに決定いたしました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
○議長(杉本尚喜議員) 次に、同意第3号出水市固定資産評価審査委員会委員の選任について、これから質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び鶴田悌次郎議員から、無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは会議規則第71条第1項の要件を満たしております。よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き18名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので御注意願います。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
押し忘れ等はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
よって投票を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数18票、有効投票18票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち賛成17票、反対1票、白票ゼロ票。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、本案は、同意することに決定いたしました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
○議長(杉本尚喜議員) 次に、同意第4号出水市固定資産評価審査委員会委員の選任について、これから質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び鶴田悌次郎議員から、無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは会議規則第71条第1項の要件を満たしております。よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き18名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので御注意願います。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
押し忘れ等はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで投票を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数18票、有効投票18票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち賛成18票、反対ゼロ票、白票ゼロ票。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、本案は、同意することに決定いたしました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
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△ 日程第8意見第1号・日程第9意見第2号
日程第10意見第3号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第8から日程第10までの人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて3件を、一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました人権擁護委員候補者推薦の意見を求める議案3件について、提案理由を説明します。
現在、本市には、法務大臣から人権擁護委員として9人が委嘱されており、任期は3年です。委員のうち、西尾久子氏、永野裕子氏及び橋口悦朗氏の任期が、本年6月30日をもって満了することから、鹿児島地方法務局から推薦依頼があり、引き続き、3人の方を再任として推薦するため、議会の意見を求めるものです。
3人の履歴は、お手元に配付してある参考資料のとおりですが、西尾氏は、平成27年7月から人権擁護委員として2期6年、精力的に職務を遂行してこられました。現在も荘児童クラブに勤務され、児童に慕われ、温厚な人柄で物腰が柔らかく、常に相手の立場に立って相談に応じるなど、住民の信望の厚い方です。
永野氏は、平成30年7月から人権擁護委員として1期3年、精力的に職務を遂行してこられました。長年、教職に就かれ、特に人権教育においては、子供一人一人に自他の人権について考えさせ、人権感覚の育成に尽力されました。現在も男女共同参画や社会教育の場において、人権啓発活動に積極的に活動され、優しく誠実なお人柄です。
橋口氏は、平成30年7月から人権擁護委員として1期3年、精力的に職務を遂行してこられました。高校卒業後、出水市役所へ入庁され、福祉事務所在職中には社会福祉主事として、高齢者や障害者など社会的弱者の方に寄り添い、相手の立場に立った福祉業務に努められました。退職後も少年補導員として地域の安心・安全及び青少年の健全育成に尽力されるなど、地域住民のために積極的に活動され、気さくな人柄で人望も厚い方です。
このように西尾氏、永野氏及び橋口氏共に、人格識見ともに高く、広く社会の実情にも精通されており、適任と思われますので再任として推薦しようとするものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 意見第1号人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて、これから質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び鶴田悌次郎議員から、無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは会議規則第71条第1項の要件を満たしております。よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き18名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので御注意願います。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
押し忘れ等はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで投票を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数18票、有効投票18票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち賛成18票、反対ゼロ票、白票ゼロ票。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、本案は、異議なしと答申することに決定いたしました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
○議長(杉本尚喜議員) 次に、意見第2号人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて、これから質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び鶴田悌次郎議員から、無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは会議規則第71条第1項の要件を満たしております。よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き18名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので御注意願います。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
押し忘れ等はございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで投票を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数18票、有効投票18票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち賛成18票、反対ゼロ票、うち白票ゼロ票。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、本案は、異議なしと答申することに決定いたしました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
○議長(杉本尚喜議員) 次に、意見第3号人権擁護委員候補者推薦の意見を求めることについて、これから質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。この採決につきましては、髙崎正風議員及び鶴田悌次郎議員から、無記名投票にされたいとの要求書が提出されております。これは会議規則第71条第1項の要件を満たしております。よって、この採決につきましては、会議規則第73条第3項の規定に基づき、電子投票システムによる無記名投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を除き18名です。
無記名投票による表決におきましては、会議規則第73条第5項の規定により、投票機の賛成表示と反対表示のいずれも押していないときは、反対表示を押したものとみなしますので御注意願います。
それでは、本案について賛成の方は賛成を、反対の方は反対をお押し願います。
押し忘れ等はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 押し忘れ等はないものと認めます。
これで投票を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 投票の結果を御報告申し上げます。投票総数18票、有効投票18票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち賛成17票、反対1票、うち白票ゼロ票。
以上のとおり、賛成が多数でございます。よって、本案は、異議なしと答申することに決定いたしました。
議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
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△ 日程第11議案第24号・日程第12議案第25号
日程第13議案第28号・日程第14議案第29号
日程第15議案第30号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第11から日程第15までの条例議案5件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました出水市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について外4件の提案理由を説明します。
まず、出水市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
本案は、特例による減額を実施している特別職の給料月額について、病院事業の経営が依然として厳しい状況にあることから、市長にあっては20%、副市長にあっては10%、教育長にあっては8%の削減を、令和3年度も継続するものです。
附則ですが、この条例は、本年4月1日から施行するものです。
次に、出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、病院事業の経営が依然として厳しい状況にあり、病院事業職員の給料月額について、令和3年度も引き続き、独自の削減をせざるを得ない状況に鑑み、病院事業管理者の給料月額を、令和3年度も現行の削減率である18%減額しようとするものです。
附則ですが、この条例は、本年4月1日から施行するものです。
次に、出水市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律が本年2月3日に公布され、一部を除き、本年2月13日に施行されました。今回の改正では、新型コロナウイルス感染症を感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律において、新型インフルエンザ等感染症と位置付けるなどの措置が講じられました。
本案は、これに伴い、出水市国民健康保険条例についても一部を改正する必要があることから提案するものです。
それでは、改正の内容について説明します。
附則第3条の改正規定は、傷病手当金給付に係る新型コロナウイルス感染症の定義について、新型インフルエンザ等対策特別措置法の条文を引用していたものを、当該規定が削除されたことに伴い、改正前の特措法の定義と同じく規定し、給付要件に変更が生じないようにするものです。
附則ですが、この条例は公布の日から施行するものです。
次に、出水市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、健康保険法施行令等の一部を改正する政令による介護保険法施行令の一部改正及び介護保険計画の策定に伴い、所要の改正をしようとするものです。
介護保険料については、介護報酬が令和3年度から0.67%引き上げられることや、介護給付費の伸びが今後も引き続き見込まれること等を勘案して推計した給付見込額に対し、国・県・支払基金及び市の負担額等をそれぞれ差し引き、第1号被保険者の方々に負担していただく介護保険料額を算出しましたところ、現在の第7期計画期間の介護保険料額に比べ増額となることが見込まれるところです。しかし、令和3年度から令和5年度までの第8期計画期間においては、介護給付費準備基金を1億9,000万円取り崩すことにより、月額保険料の基準額を、第7期計画期間と同額の6,200円に据え置くこととし、本年1月27日の介護保険運営協議会においても御承認いただいたところです。
それでは、主な改正の内容について説明します。
第8条の改正規定は、介護保険料を定める期間を第8期計画期間である令和3年度から令和5年度までとし、また、令和2年度税制改正により、低未利用地等を譲渡した場合の長期譲渡所得に係る特別控除が創設されたことに伴い、条文中の法律の規定の引用を追加するものです。
次に、附則第12項から第14項までを追加する改正規定は、平成30年度税制改正において給与所得控除及び公的年金等控除について、10万円引き下げるとともに、基礎控除を10万円引き上げることとされたことに伴い、保険料の算定に不利益が生じないよう所要の改正を行うものです。
附則ですが、附則第1項では、この条例の施行期日を定め、附則第2項では、この条例の施行に伴う経過措置を定めています。
次に、出水市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、急速充電設備の技術上の基準について、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令が改正されたことから、同設備について定める本市の条例についても所要の改正をしようとするものです。
それでは、主な改正の内容について説明します。
まず、第11条の2第1項の改正規定は、電気自動車等に充電する急速充電設備の全出力の上限を、50キロワットから200キロワットに拡大するものです。また、設備の設置位置に関する基準やコネクター操作に伴う不時の落下防止対策、設備の異常の自動検知及び自動停止機能、蓄電池を内蔵する設備における当該蓄電池の温度及び制御機能に対する措置などの管理に関する安全対策についての基準を追加するものです。
次に、第44条の改正規定は、設置の際に消防長への届出が必要となる設備に、全出力50キロワットを超える急速充電設備を追加するものです。
そのほか引用条項の整理等を行っています。
附則ですが、附則第1項では、この条例の施行期日を定め、附則第2項では、この条例の施行に伴う経過措置を定めています。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第24号出水市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第25号出水市病院事業管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
ここで暫時休憩いたします。再開を11時15分といたします。
午前10時58分 休 憩
午前11時15分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行いたします。
次に、議案第28号出水市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第29号出水市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第30号出水市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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△ 日程第16議案第11号・日程第17議案第12号
日程第18議案第13号・日程第19議案第14号
日程第20議案第15号・日程第21議案第16号
日程第22議案第17号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第16から日程第22までの各会計補正予算議案7件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました令和2年度出水市一般会計補正予算(第18号)外6会計に係る補正予算について、提案理由を説明します。
まず、一般会計補正予算(第18号)について説明します。
今回の補正予算は、事務・事業費の確定見込み等による調整、人事異動等に伴う給与費の調整及び特別会計への繰出金等の調整、財源変更など、それぞれ所要の予算措置を講じようとするものです。なお、これまでの補正予算と同様に、新型コロナウイルス感染症対策に伴い会議やイベントが中止になっているものなどについては、不用額を減額しています。これらのほか、新規計上事業など主なものについて、第1条の歳入歳出予算の補正の歳出から説明します。
31ページ、第2款総務費、総務管理費のいずみみらい基金積立金では、令和2年度6月定例議会において、地域経済の活性化の推進と、出水市の未来を担う子供たちに活気に満ちた魅力的なまちを引き継げるよう、いずみみらい基金を設置し、積立金を計上しましたが、当初の想定を大きく上回る寄附金が見込まれるため、収入見込額に合わせて調整しました。
33ページ、企画費の地域活性化事業費では、地域生活に不可欠な路線バスの維持のため、南国交通株式会社の運行実績に基づきまして、地域間幹線系統確保維持費補助金を新規計上し、また、3市1町で共同運営しております出水駅蔵之元港間シャトルバスの利用者が、新型コロナウイルス感染拡大に伴い大幅に減少し、当初見込んでおりました運行収入が見込めない状況となりましたことから、利用促進協議会負担金を追加計上しました。交通安全施設整備事業費では、新学期に向け、通学路等の安全を確保するため、特に交通量の多い市道等の区画線表示修繕費等を追加計上しました。
続きまして、37ページ、第3款民生費、老人福祉費の介護予防支援事業費では、令和3年度介護報酬改定等の制度改正に伴う地域包括支援システム改修委託費を追加計上し、老人福祉センター管理運営費では、高尾野・野田老人福祉センターの機能を高尾野・野田支所へ統合したことなどに伴う調整をいたしました。
39ページ、児童福祉費の障害児保育事業費では、対象者の増加に伴い、所要見込額を追加計上しました。
次に、43ページ、第6款農林水産業費、農業費の農道等維持補修費では、令和2年7月豪雨災害により被害を受けている平坊地区の排水路改修工事費を新規計上しました。
45ページ、林業費の有害鳥獣防除事業費では、イノシシ・シカ等捕獲補助金を追加計上したほか、森づくり推進基金積立金では、本年度に譲与されます森林環境譲与税の一部は、森林経営に関する森林所有者への意向調査等の経費に活用しておりますが、譲与税の使途の明確化及び今後の森林整備等に係る事業の着実な執行と財源管理を行うため、その執行見込額を勘案して残額を積み立てようとするものです。
第7款商工費の企業立地促進事業費では、設備投資や新規雇用に対する企業立地促進補助金について、新たに申請がありましたことから、所要見込額を追加計上しました。
47ページ、第8款土木費、都市計画費の出水駅周辺都市計画施設管理費では、利用料金制をとっている指定管理における新型コロナウイルス感染拡大の影響により減収となっている利用料に対する補塡や修繕料の精算に係る施設管理運営委託料の所要見込額を計上しました。
続きまして、53ページ、第10款教育費、文化会館等一般管理費、図書館一般管理費につきましても、出水駅周辺都市計画施設管理費と同様に、減収となっている利用料に対する補塡や修繕料の精算等に係る施設管理運営委託料の所要見込額を追加計上しました。
次に、55ページ、第12款公債費では、市債定時償還元金及び利子の確定見込みによる調整を行っておりますが、令和元年度事業分の借入額の確定や、これまでに借り入れた市債の利率見直し等により調整しております。
以上が歳出の概要ですが、これに対します歳入は、いずみみらい基金寄附金等の増加により寄附金を追加計上し、地方交付税、分担金及び負担金、国・県支出金、繰入金、市債等を調整しております。
次に、7ページ、補正予算第2条、繰越明許費の補正は、交通安全施設整備事業ほか9件について、年度内の事業完了が見込めないことや所要の工期確保等の関係から繰越明許費を設定し、補正予算第3条の債務負担行為の補正は、ふるさと納税推進事業について、債務負担行為の限度額を変更するものです。
また、8ページからの補正予算第4条の地方債の補正は、新焼却処理施設整備事業負担金ほか10件の借入限度額をそれぞれ変更しようとするもので、本条による補正後の市債の現在高は、予算説明書59ページの資料のとおりとなります。
以上が、本補正予算の概要となりますが、今回の補正は5億518万円の減額で、これにより予算規模は369億1,794万5,000円となるものです。
次に、国民健康保険特別会計補正予算(第6号)について説明します。
今回の補正は、歳出の諸支出金では、令和元年度の普通交付金及び第三者行為により生じました保険給付費に係る過年度分の国庫負担金を精算するため、所要額をそれぞれ新規計上し、歳入では、国民健康保険基金繰入金を追加計上しました。
今回の補正額は1,634万7,000円の追加で、これにより予算規模は77億3,500万6,000円となるものです。
次に、後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について説明します。
今回の補正は、歳出の後期高齢者医療広域連合納付金では、確定見込みにより調整し、歳入では、一般会計繰入金を追加計上しました。
今回の補正額は178万2,000円の追加で、これにより予算規模は7億4,323万4,000円となるものです。
次に、介護保険特別会計補正予算(第6号)について説明します。
今回の補正は、歳出の総務費では、認定調査費及び北薩広域行政事務組合介護保険業務費負担金の確定見込みにより調整し、保険給付費では、国庫支出金の追加交付による財源変更をしましたほか、特定入所者介護サービス費では、利用者の増加により所要見込額を追加計上しました。また、地域支援事業費の高齢者紙おむつ支給事業費及び認知症総合支援事業費では、確定見込みにより調整し、基金積立金では、所要見込額を追加計上しました。
これに対します歳入では、保険料、国庫支出金、支払基金交付金及び一般会計繰入金等を調整しました。
今回の補正額は511万8,000円の減額で、これにより予算規模は63億1,496万1,000円となるものです。
次に、水道事業会計補正予算(第4号)について説明します。
今回の補正は、決算見込みにより所要の調整を行おうとするものです。第2条の収益的収入及び支出の支出では、営業費用の賞与引当金等の繰入額を確定見込みにより調整しました。第3条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費では、職員給与費を調整しました。
今回の補正により、収益的収入及び支出の水道事業費用で30万1,000円を追加し、これにより予算規模は7億7,247万1,000円となるものです。
次に、下水道事業会計補正予算(第4号)について説明します。
今回の補正は、決算見込みにより所要の調整を行おうとするものです。第2条の業務の予定量では、利用量の増加に伴い、年間総処理水量及び1日平均処理水量を調整しました。第3条の収益的収入及び支出の収入では、営業収益において、業務の予定量の変動に伴う下水道使用料を追加計上し、営業外収益において、事業費の確定による補助金の調整のほか、長期前受金戻入を調整しました。支出では、営業費用において、給与費、委託料、賞与引当金等を調整し、営業外費用において、企業債利息、消費税及び地方消費税を調整しました。
第4条の資本的収入及び支出の収入では、事業費の確定見込みによる企業債、国庫補助金を調整し、支出の建設改良費では、確定見込みによる調整のほか、企業債償還金を調整しました。
第5条の企業債では、建設改良事業の限度額を調整し、第6条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費についても、職員給与費を調整しました。
今回の補正により、収益的収入及び支出の下水道事業収益では185万円を減額し、これにより予算規模は18億8,701万2,000円となり、下水道事業費用で1,491万7,000円を減額し、これにより予算規模は18億6,627万3,000円となり、また、資本的収入及び支出の資本的収入で1,080万2,000円を減額し、これにより予算規模は8億1,260万8,000円となり、資本的支出で136万8,000円を減額し、これにより予算規模は11億9,808万4,000円となるものです。
以上が、一般会計補正予算(第18号)外6会計の補正予算に関する説明ですが、病院事業会計補正予算(第10号)については病院事業管理者が説明します。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○鮫島幸二病院事業管理者 令和2年度出水市病院事業会計補正予算(第10号)について、提案理由を説明いたします。
本補正予算は、決算見込みにより所要額等の調整を行おうとするものです。
まず、第2条の業務の予定量では、入院、外来ともに患者数を調整しました。第3条の収益的収入及び支出の収入では、医業収益において、業務の予定量の変動に伴い、入院及び外来収益を調整し、医業外収益において、新型コロナウイルス感染症患者等入院病床確保事業補助金の所要額を新規計上したほか、退職給付引当金戻入額を調整しました。
また、附帯事業収益においては、夜間一次救急診療所の終了に伴い、一般会計負担金に減額が生じましたので、所要額を調整しました。支出では、医業費用において、給与費、材料費、経費及び資産減耗費を調整しました。
第4条の資本的収入及び支出の収入では、本年度整備したCT装置等の医療器機が、新型コロナウイルス感染症重点医療機関等設備整備事業の対象となったことに伴い、財源を企業債から県補助金へ変更しました。
第5条の企業債では、病院設備整備事業の限度額を調整し、第6条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費についても、職員給与費を調整しました。
今回の補正により、収益的収入及び支出の病院事業収益で7,858万3,000円を追加し、これにより予算規模は50億9,297万6,000円となり、病院事業費用で1億1,854万円を追加し、これにより予算規模は52億1,277万5,000円となり、また、資本的収入及び支出の資本的収入で786万5,000円を追加し、これにより予算規模は6億1,608万2,000円となるものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第11号令和2年度出水市一般会計補正予算(第18号)に対する質疑を許します。
○8番(土屋工吉議員) 資料としては7ページなんですが、6款農林水産業費の1項農業費の基幹水利施設管理事業ということで追加補正いただいております。特に、今、年度末にかけて建設業の方も働き方改革等で非常に苦労されている中で、こういった繰越明許の追加補正ということで非常にありがたいことなんですが。大川内方面の河川を見ますと、今、一生懸命災害復旧等で頑張っていらっしゃいます。その中で、どうも、高川ダムののり面を見ますと、ブルーシートがいつもかかっていると。一番、災害等の調整を伴う高川ダム等の施設ですので、ここら辺を追加補正していただいている中で、労力不足なのか、そういった状況で工期が遅れているのか、そこら辺を伺いたいと思います。令和3年度工期として、雨期が、当然、二、三か月後来るんですが、そこら辺の工期的な調整まで伺いたいと思います。
○東畠賢一農林水産統括監 令和2年度の予算の中で、今、議員がおっしゃったブルーシートがかかっている部分ののり面の補修の工事でございます。本年度予算をいただいていたのが、設計の予算をいただいておりました。前半部分で設計をいたしまして、現在、こちらの工事に向けて、繰越明許ということで一応6月いっぱいには工期を終了したいというふうに考えております。
○8番(土屋工吉議員) ぜひ、市民の方も大川内、山の区間を越えるときに高川ダムを見れば、いつまであのブルーシートがかかっているのかなという不安感がまいりますので、そこら辺も、ぜひ確実な着手のほうをお願いしたいと思います。
○14番(中嶋敏子議員) 予算書で言いますと45ページのところですけれども、企業立地対策費が1,155万7,000円、市長の説明では、新たに申請があったところの設備費と雇用対策の調整だということでした。
差し障りがなければ、事業内容とあと、その予算の内訳と、雇用対策であれば、その雇用の内容について、分かっていたらお答えください。
○春田和彦産業振興部長 企業立地対策費の企業立地促進事業費の内訳でございます。まず、事業所につきましては、有限会社ヤナセ精機第二工場ということで、令和2年4月1日に操業を開始しております。この補助金につきましては、設備投資の5%の補助金と、市内の方を雇用された方の人数の補助金の二本立てになっております。
設備投資の補助金につきましては、1,065万7,000円ということでございます。これは、設備投資の5%の額です。
それから、新規雇用補助金が、新規雇用4人のうち3人が出水市民ということで、3人分の90万円の補助金となっております。ちなみに、この3人については全て正社員ということで聞いております。
○20番(髙崎正風議員) 43ページの細目78活動火山周辺地域防災営農対策事業費補助金ですが、減額の2,165万5,000円は、誰も事業実施されなかったのか、それとも執行残なのか、それをちょっとお聞きしたいと思います。
それから、その下の31細目です。2,679万9,000円、これについては資源向上施設長寿命化活動対策費なんですが、これも事業実施ができなかったのかということなんですけれども、事業調整としてありますけど。
それと、もう一つですが、45ページのところなんですけれども、企業経営支援事業費の3,105万4,000円の減額補正。これは、当初予算上から見たときに、どういう理由でこのように大きな減額補正をしなきゃならなかったのか、その説明をお願いしたいと思います。
○東畠賢一農林水産統括監 まず、活動火山周辺地域防災営農対策事業費補助金でございます。こちらはハウスの建設に伴います補助金でありましたが、当初、組合で4名の構成員でハウス7棟を建てる予定でありましたけれども、お一人辞退ということで、最終的にハウスが6棟になったことに伴います事業費の減になります。
続きまして、43ページの多面的機能支払交付金、細目03の資源向上施設長寿命化活動対策費ということで、こちらも、ここ数年、満額の交付金をいただいておりません。昨年度も70%でございましたけれども、今年は最終的に61%の交付金額ということに対します補正の減ということになりました。
○春田和彦産業振興部長 予算書45ページの企業経営支援事業費の減額のことにつきましてでございます。これにつきましては、利子補給金、信用保証料の給付金の減額でございますが、当初見込んでおった額より少なかったということでございますが、主にこの理由としましては、今回、コロナの関係で国・県が行います制度資金、セーフティネット等の借入れに移行されたということでの減額というふうに理解しております。
○7番(吉元勇議員) 予算書53ページの文化会館等一般管理費、細々目ですが、新型コロナウイルス感染症対策による減収補塡分13万6,000円、ちょっと僕は勘違いしたんですけど、これは、使用料は、文化会館あるいは音楽ホール、それから中央公民館、この使用料は指定管理者のほうの収入でしたか、それとも、それは役所のほうの収入でしたか。ちょっと、まず、それを確認させてください。
○溝口雄二教育部長 使用料金の減少につきましては、この使用料は指定管理者のところに入ってくるというところでございます。
○7番(吉元勇議員) 恐らく使用料というか、ちょっと僕は少ないなと思うのは、結局、施設を予約して、予約したけれども結局できなかったから、予約の時にお金を支払ったけど返したと、そういうのが一つ。もう一つは、例年であれば行われている事業が、最初から予約できなかったと、もう、やれないよねということで、もともと予約もできなかった分の、本来、収入として入ってくるものが予約もしなかったと。その辺を見ても、13万6,000円は少ないなと思うんですが、もしかしたら、指定管理者のほうが、予約はできてない分は請求していないんじゃないかと思うんですが、その辺、説明できますか。
○溝口雄二教育部長 これは、コロナウイルス感染症拡大に伴いましてキャンセル料が発生したものに対して減収補塡を行うというものでございます。
○7番(吉元勇議員) 結局、キャンセル料という考え方と、それからキャンセル以前の問題、つまり、使う側がもともと開催できないねと、結局、予約できないわけですね。だから、キャンセル料も発生しないと。その辺の補塡は、なぜ見ないんですか。
○冨田忍政策経営部長 今回の減収補塡につきましては、予約があったものが、施設の利用が止まったことによってキャンセル料が出たものだけではなく、通常、利用料金制をとっておりますので、その利用料金は1年間でおおよそのめどが付いております。その金額が、コロナの関係で急激に減少したもの、その減収分を補塡するものでございます。その減収した分に見合ってかかる経費が、また減少をしておりますので、収入は減って、その分は見ますけども、それに伴って必要となる歳出側の経費が減額している。そういったものについては、その差額分を、補塡をする金額として計上させていただいております。それぞれの施設によって収入が減った分は見て、それに伴う経費が不用になった部分についても相応の調整をさせていただいたと、そういう形で調整をさせていただいております。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第12号令和2年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第13号令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第14号令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第6号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第15号令和2年度出水市水道事業会計補正予算(第4号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第16号令和2年度出水市下水道事業会計補正予算(第4号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第17号令和2年度出水市病院事業会計補正予算(第10号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
ここで暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
午前11時54分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行いたします。
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△ 日程第23議案第18号・日程第24議案第19号
日程第25議案第20号・日程第26議案第21号
日程第27議案第22号・日程第28議案第23号
日程第29議案第26号・日程第30議案第27号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第23から日程第30までの条例議案8件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました出水市議会議員及び出水市長の選挙における選挙運動用自動車の使用並びに選挙運動用ビラ及び選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例の制定について、外7件の提案理由を説明します。
まず、出水市議会議員及び出水市長の選挙における選挙運動用自動車の使用並びに選挙運動用ビラ及び選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例の制定について説明します。
平成29年6月に公布された公職選挙法の一部を改正する法律により、平成31年3月1日以後に告示される市議会議員の選挙において、選挙運動用ビラの頒布が解禁され、条例で定めることにより、ビラの作成費用を公費負担とすることができることとなりました。本案は、選挙運動用ビラについて、市議会議員及び市長の選挙における作成費用を公費負担とするとともに、これまで個別に定められていた選挙運動用自動車の使用及び選挙運動用ポスターの作成の公営に関しても併せて規定する条例を制定しようとするものです。
それでは、条例の内容について説明します。
第1条は、この条例の趣旨について、第2条から第6条までは、選挙運動用自動車の使用の公営について、第7条から第10条までは、選挙運動用ビラの作成の公営について、公職選挙法等に基づいて規定し、第11条から第14条までは、選挙運動用ポスターの作成の公営について、それぞれ規定しています。なお、選挙運動用自動車の使用及び選挙運動用ポスターの作成の公営に関する規定は、これまでの条例と同じ内容となっています。
附則ですが、附則第1項では、条例の施行期日等について定め、附則第2項では、本条例の制定により、出水市議会議員及び出水市長の選挙における選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例及び出水市議会議員及び出水市長の選挙における選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例を廃止することとしています。
次に、各種申請書等における性別記載及び押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、提案理由を説明します。
現在、本市では、性の多様性について配慮し、また、行政手続の簡素化及び市民の利便性の向上を図るため、申請書等における性別の記載及び押印の見直しを行っているところです。本案は、見直しの結果、改正が必要となる6本の条例について、所要の改正を行うものです。
それでは、改正の内容について説明します。
第1条の出水市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正では、印鑑登録原票への性別の登録及び印鑑登録証明書への性別表示を削除するものです。
第2条の出水市公平委員会委員の服務の宣誓に関する条例及び第3条の出水市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正では、公平委員会委員及び市職員の各職種ごとの服務の宣誓書において押印を不要とし、第4条の出水市固定資産評価審査委員会条例の一部改正では、審査申出書への審査申出人の押印を不要とすることから、該当する条文を削るものです。
第5条の出水市治山施設事業施行条例の一部改正では、治山事業の施行の通知を受けた土地所有者等が提出する承諾書における押印を見直すことに併せ、条例中に様式が規定されているところを、他の条例と同様に様式については規則等で定めることとするため、様式に係る規定を削るものです。
第6条の出水市森林等の火入れに関する条例の一部改正では、火入許可申請書において、押印及び性別記載について見直すことに併せ、第5条の改正と同様に条例から様式に係る規定を削り、そのほか必要な事項等について、内部で定めることができるよう委任の規定を加えるものです。
附則ですが、この条例は、本年4月1日から施行するものです。
次に、出水市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
指定居宅サービス等の人員、設備及び運営に関する基準等については、介護報酬に係る改定と併せて、社会保障審議会介護給付費分科会の審議を踏まえ、3年に一度の改正が行われており、本年1月25日に指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令が公布されたところです。本案は、この基準省令の改正に伴い、第1条から第4条までにおいて、本市の4条例について、条例の規定を定めるものです。
今回の改正では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大、災害への対応力強化、介護人材の確保や介護現場の革新等、変化していく社会情勢に対応していくための措置がなされており、全サービスに共通する事項として、感染症対策の強化、災害時などの業務継続に向けた取組の強化、ハラスメント対策の強化、会議や多職種連携におけるICTの活用、介護現場の業務負担軽減の推進のため、書面に代わり電磁的記録などによる対応を認めること、高齢者虐待防止の推進、介護関連データ情報の収集・活用と事業所ごとのPDCAサイクルの推進などが規定されています。その他、サービスごとに、認知症介護基礎研修の受講の義務付けや地域等との連携強化などが規定されており、それぞれ基準省令に準じ改正を行うものです。また、文言等の修正も行っています。
附則ですが、附則第1条では、この条例の施行期日を定め、附則第2条から第11条までは、この条例の施行に伴う経過措置を定めています。
次に、出水市農村公園条例及び出水市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
農村公園の取扱いについては、都市計画区域内の農村公園のうち、住宅地に近接し、近隣住民の利用が多い公園について、都市公園または一般公園とすることとしています。平成28年4月の都市計画区域及び昨年8月の地域地区の変更を踏まえ、公園の周辺状況や利用実績等の実態調査を行いました。その結果、要件を満たしている城山東農村公園、八幡農村公園及び西部地区農村公園を都市公園に変更することとしました。
本案は、今回、都市公園に変更する公園のうち、西部地区農村公園が唯一照明施設を有していることから、当該施設に係る規定について、所要の改正をしようとするものです。なお、今回の都市公園への変更に併せて、城山東農村公園は城山東公園、八幡農村公園は八幡公園、西部地区農村公園は高尾野西部運動公園に、それぞれ名称を変更します。
それでは、改正の内容について説明します。
第1条の改正は、出水市農村公園条例に規定する照明施設使用料の納付に関する規定及び西部地区農村公園の照明施設使用料を規定する別表を削るものです。
第2条の改正は、出水市都市公園条例の夜間照明施設を有する有料公園施設及び使用料を規定する別表に、それぞれ高尾野西部運動公園を加えるものです。
附則ですが、この条例は、本年4月1日から施行するものです。
次に、出水市部設置条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、商工観光部及び農林水産部を新たに設置するため、所要の改正をしようとするものです。
商工観光部は、アフターコロナを見据え、観光戦略、商工業者支援、定住促進を一体的に推進するため、農林水産部は、基幹産業である農業、水産業の振興態勢を強化するとともに、森林環境譲与税を活用した林業振興のため、それぞれ設置するものです。これに伴い、産業振興部を廃止するものです。
附則ですが、この条例は、本年4月1日から施行するものです。
次に、出水市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本市では、女性活躍推進の観点から、印鑑登録に関して、申請により、住民票に記載された旧氏を登録印鑑とすることや印鑑登録証明書等に記載することができるようにしています。今回、窓口交付のみとしていた旧氏併記の印鑑登録証明書について、コンビニ交付システムで交付されるものも対応可能となることから、所要の改正を行うものです。
それでは、改正の内容について説明します。
第14条第1項第2号の改正規定は、印鑑登録証明書の旧氏併記について、「コンビニ交付システムで交付されるものは除く」とする文言を削除するものです。
附則ですが、この条例は、本年4月1日から施行するものです。
次に、出水市ツルと歴史のまち応援基金条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
本案は、現在、寄附者に対する贈呈品や送料等、ふるさと納税制度の運用に要する経費の財源を一般財源としていますが、寄附額の増加により所要一般財源が増加していることから、当該年度の寄附金の一部を制度運用の財源として活用できるよう、所要の改正をしようとするものです。
附則ですが、この条例は、本年4月1日から施行するものです。
次に、出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明します。
県国民健康保険運営方針では、国民健康保険税率を令和5年度までに、資産割を除く所得割、均等割、平等割の3方式で標準的な賦課割合にし、国民健康保険事業費納付金に必要な税額を確保することが定められています。このため、出水市国民健康保険税条例について、一部を改正する必要があることから提案するものです。
それでは、改正の内容について説明します。
まず、第4条、第7条及び第9条の改正規定は、資産割を基礎課税額3.75%、後期高齢者支援金等課税額1.5%、介護納付金課税額1.25%、合計で6.5%引き下げるものです。
次に、第5条、第7条の2及び第9条の2の改正規定は、均等割を基礎課税額1,500円、後期高齢者支援金等課税額500円、介護納付金課税額200円、合計で2,200円引き上げるものです。
次に、第23条の改正規定は、中低所得世帯に係る7割・5割・2割の法定軽減額を改正するものです。これらの改正による影響は、年間平均対前年度比で、1人当たり1,286円、1世帯当たり3,015円の減となる見込みです。
なお、この改正案については、本年1月14日に開催された出水市国民健康保険運営協議会において全会一致で御承認いただいているところです。
附則ですが、附則第1項では、この条例の施行期日を定め、附則第2項では、適用区分を定めています。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で提案説明が終わりました。
これより総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号を示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては、所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内といたします。
質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) 議案第18号出水市議会議員及び出水市長の選挙におけるの分でありますが、選挙公営はできるとなっています。ですから選挙公営は制定しなくてもいいということになりますが、選挙運動用ビラのことが新たに追加されるわけですが、例えば市民あるいは現職の議員等から、ビラのことについても公営でできるように制定すべきというような申入れ等はあったかどうかを確認させてください。
○冨田宏選挙管理委員会委員長 市民あるいは議員からの申入れ等はございません。
○7番(吉元勇議員) 現在の公職選挙法及び公職選挙法施行令の実施規定によりますと、ビラの届出ということで、政党その他の政治団体のビラの届出が必要となりますが、この公営についてはあくまでも個人だと認識しますけども、政党及びその他の団体等の取扱い、あるいは区別等をどのように考えていらっしゃるか、その辺を答弁できる点があれば。
○冨田宏選挙管理委員会委員長 政治団体その他の部分につきましては規定の中に載っているんですけれども、その他、個人あるいは選挙に関するビラについては、今度定めるものでございます。
○7番(吉元勇議員) もう一回質疑します。あくまでも個人申請だと、立候補者の分の作成ビラだと思いますが、政党及び団体が作成した分との区別はきちんと分けられるような仕組みになっていますか。それとも、政党及び団体もこの公営が使えるということなんですか。その辺、ちょっと答弁できる点があれば。
○冨田宏選挙管理委員会委員長 政党その他の部分につきましては、別でございます。あくまでも個人の分でございます。
○7番(吉元勇議員) 選挙管理委員会で議論されたことだと思いますが、ビラについても選挙公営でいこうと言ったのは、あくまでも上位法がそういうことだから、そのまま制定しようということになったのか。それとも、やっぱり必要だというようなところ、何か根拠があればお示ししていただきたいと思います。
○冨田宏選挙管理委員会委員長 この条例を定めるにつきましての経緯を教えてほしいということだと思いますけれども、選挙公営制度は公職選挙法でお金のかからない選挙を実現するとともに、立候補者の機会均等、それから候補者間の選挙運動の機会均等を図る手段として、選挙や候補者の選挙運動費用を公費で負担する制度でございます。それで、条例を制定して公費負担としているものには、選挙運動用の自動車の経費及び選挙運動用のポスターの印刷等がございますけれども、選挙運動用ビラの印刷代についても、市長選挙に続き、平成31年3月1日以降に告示される市議会議員選挙でも対象とすることとなりました。
これまで、出水市選挙管理委員会では、県内他市の状況も見ながら検討してまいりましたけれども、公営選挙制度の内容やビラにより、有権者に立候補者の政策等を知らせる機会を拡大するという趣旨を考慮し、公費の負担をすることが正しい、適当だと判断いたしましたところでございます。
次回、令和4年4月22日任期満了の市議、市長選挙に向けて、令和3年度には説明会も開催する必要がありますことから、今回、条例制定を市長に御提案、お願いしたものでございます。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております条例議案8件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨お伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第31議案第31号・日程第32議案第32号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第31及び日程第32の公の施設の廃止条例議案1件、公の施設の指定管理者の指定議案1件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました出水市野田農産加工施設の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について外1件の提案理由を説明します。
出水市野田農産加工施設は、農産物の付加価値を高めるための加工技術の習得及び地域特産品の研究開発を図るとともに、生活研究グループの育成を図るため、平成2年、旧野田町において設置されたものです。しかしながら、現状は、当初の目的とは利用状況が異なり、利用者団体が自家消費用のみそ等を造るために利用されていることから、所期の目的は達成したものと判断し、廃止しようとするものです。
附則ですが、この条例は、本年4月1日から施行するものです。
次に、公の施設の指定管理者の指定について、提案理由を説明します。
本案は、現在の出水市出水駅観光特産品館「飛来里」、出水市総合観光ステーション及び出水市ツル観察センターの指定管理者である一般社団法人出水市観光協会が、本年4月1日付で出水市特産品協会と合併し、新団体の一般社団法人出水市観光特産品協会として活動していくことから、一般社団法人出水市観光特産品協会を、これらの施設の指定管理者として指定するため提案するものです。
現在、出水市観光協会は、令和2年4月1日から令和5年3月31日までの指定管理者として指定されているところです。同協会は、指定管理者制度導入時から、これらの施設の指定管理者として管理運営を行っており、観光案内や鳥インフルエンザ等の対応・対策に関する蓄積されたノウハウや専門的知識、技能などの経営資源を有しています。今回指定する出水市観光特産品協会においても、そのノウハウや専門的知識等は継承されることから、これまでと同じく、施設の目的を効果的かつ効率的に達成できると判断しました。また、公の施設指定管理者選定審議会からも、一般社団法人出水市観光特産品協会への指定管理業務に関する権利義務を継承することに支障はない旨の答申を受けましたので、同協会を指定管理者として提案するものです。
指定管理者として指定する期間ですが、出水市観光協会の指定期間の残りの期間である本年4月1日から令和5年3月31日までとしています。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で提案説明が終わりました。
これより総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号を示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては、所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内とします。
質疑を許します。
○16番(道上正己議員) 議案第31号ですけれども、出水市野田農産加工施設の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定についてのところでございます。
条例は廃止されますけれども、施設は、まだ今のところ残っているわけです。この利用についてはいろいろ、市の中でも協議された結果がこういう条例廃止ということになったんだろうと思いますけれども、施設自体がまだ現存するところで、利用者によっては利用したいという方もいらっしゃるわけですが、廃止をされても、施設利用者が利用したいということであれば施設は利用できるのか、全く、条例廃止したから施設は利用できないということになるのか伺いたいと思います。
○春田和彦産業振興部長 野田農産加工施設でございますが、この条例を廃止することによりまして、いわゆる行政財産ではなくなりますので、この後は行政財産ではございませんけれども、普通財産ということでまだ建物自体は残りますので、利用されたい方があれば、普通財産の貸付料に基づいて算定をしてお貸ししたいと考えております。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております公の施設の廃止条例議案及び公の施設の指定管理者の指定議案につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨をお伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第33議案第2号・日程第34議案第3号
日程第35議案第4号・日程第36議案第5号
日程第37議案第6号・日程第38議案第7号
日程第39議案第8号・日程第40議案第9号
日程第41議案第10号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第33から日程第41までの令和3年度各会計予算議案9件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 令和3年出水市議会第1回定例会が開催されるに当たりまして、市政運営の基本方針及び主要な事業について、所信の一端と施策の大綱を申し上げます。
市長就任4年目を迎えることとなりますが、今後も、市政発展のため、市民の皆様をはじめ、市議会議員各位の御理解と御協力を引き続き賜りたいと存じます。
まず、新型コロナウイルス感染症についてでございます。昨年の1月に国内初の感染者が確認されましてから、全国的に感染が拡大し、本市におきましても、昨年の10月からこれまでに、38例の感染者が確認されております。国内初の感染者の確認から1年が経過しておりますが、依然として、その猛威をふるっている状況です。
国においては、全国的な緊急事態宣言の発令や経済が停滞することへの様々な対応策をこれまでも講じてきているところでございます。本市におきましても、非常事態であり緊急な対策が必要であるとして、令和元年度末から、市民の皆様へは、自分を守り、家族を守り、大切な地域を守るため、一人一人ができることをしっかりと取り組み、市民がワンチームとなってこの難局を乗り越えましょうと、3密の回避などをお願いいたしますとともに、保育所や小・中学校等での基本的な感染拡大防止策や、中小企業や飲食店等への支援策もいち早く行ってまいりました。その後におきましても、国の特別定額給付金や子育て世帯への臨時特別給付金など、少しでも早く支援が届けられるように努めてまいったところです。直近では、2月4日に臨時会をお願いして、新型コロナウイルス感染症再拡大に伴い、深刻な影響を受けている中小企業、個人事業者、農林水産業者等への支援策を再度講じたところであります。その時々の状況に応じて、市民の皆様から、現状や御意見等もお伺いしながら、時機を捉えたコロナ対策を行ってまいりました。今後におきましても、市民の皆様と一体となって、この難局に立ち向かってまいる所存でございます。
なお、コロナワクチンの接種につきましては、臨時会でも申し上げましたが、保健福祉部内に設置した新型コロナウイルスワクチン接種対策室を中心として、出水郡医師会や出水総合医療センターとも連携しながら準備を進めているところでございまして、迅速かつ安全なワクチン接種に努めてまいります。
ワクチン接種関連の予算につきましては、今後、改めて具体的な接種日程や事業実施体制を整えた上で追加の補正予算をお願いする予定でございます。
鳥インフルエンザ関係につきましても、昨年11月13日にツルのねぐらの水から高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたため、直ちに消毒ポイントを設置し、関係者の皆様と連携をとりながら、時々の状況に応じ、必要な対応をしてまいりました。寒い中、消毒作業等に携わっていただいた方々、そして、現在も防疫対策に携わっておられる関係者の皆様に対しまして、改めて感謝申し上げますとともに、今後も警戒を緩めず適切に対応してまいります。
また、昨年7月の豪雨災害、9月の台風災害では、本市においても大きな被害をもたらしました。多くの方が避難を余儀なくされ、改めて自然災害の脅威を突き付けられました。避難所においては、新型コロナウイルス感染症対策も行いながらの対応となり、新たな災害対策の課題も出てきたところです。
先々週の13日には、福島県沖を震源とする地震も発生しており、予測できない災害への備えとして、今後においても、災害発生の防止、発生後の迅速な対応の必要性・重要性を再認識し、必要な取組の推進に努めてまいります。
暗い話題ばかりではございません。本市出身のワコール女子陸上競技部の一山麻緒選手が、1月に行われました大阪国際女子マラソン大会において大会新記録で優勝されました。開催が延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への出場も内定しており、その活躍が期待されます。また、同じく本市出身のアスリートであるサンフレッチェ広島の大迫敬介選手、セレスポ陸上部の白石黄良々選手の出場も期待されるところです。この三選手からは、「コロナに負けんど!きばれ!いずみ」と題し、市民の皆様に向けた応援メッセージをいただいており、心から感謝申し上げますとともに、さらに出水市民に大きな夢と希望を与えるような活躍を願うものでございます。
さらに、2月13日からスタートしました県下一周駅伝大会の2日目の14日には、出水チームが見事に日間優勝を果たしました。郷土入りの日の出水市役所でのゴールであり、一昨年と同様に感動的な優勝でございました。選手やスタッフの方々の日々の努力はもとより、市民の皆様の応援に心から感謝申し上げます。
また、スポーツ関係では、「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」も延期となっておりますが、改めて大会開催に向けて万全の体制で臨みたいと考えておりますので、仕切り直しにはなりますが、市民の皆様方にも御理解と御協力をいただきますようお願いいたします。
冒頭に、市長就任4年目を迎えるということを申し上げましたが、就任に当たり、生まれ育ったふるさと出水市を、恵まれた環境を生かし、更なる発展をさせ、将来の力となる次代を担う子供たちに、魅力あるすばらしい出水市を引き継いでいきたいという強い思いを胸に、運動靴で走り回りながら多くの市民の皆様とお会いし、思いや苦労、そして希望を直接お伺いしたことが昨日のことのように思い出されます。
就任後においても、市長と語ろ会などを通して、常日頃から市民の皆様の思いを聞かせていただきました。また、三つの安心への思いをまとめているマニフェストを常に傍らに置き、平成30年4月の市長就任時から一貫して、市民に信頼され、安心できる市政のため、「市民が主人公」を基本とし、「明るくまっすぐな安心できる市政」を目指し、安心のまちづくりに向け、職員ともこの思いを共有しながら情熱を持って全力を注いでまいりました。
令和3年度においても、このまちに住んでよかった、これからもずっと住み続けたいと思われるような、安心のまちづくりに邁進してまいりたいと考えておりまして、令和2年度は「5S」、「5S」は、「SPEED UP」、素早い対応、「SERVICE UP」、あいさつから、そして「SAFETY UP」、安全性の向上、「SECURITY UP」、安心な暮らし、「SUSTAINABILITY」、持続可能性への果敢な挑戦の五つをキーワードとして加え、取り組んでまいりましたが、令和3年度は、さらに「5AT」を意識しながら取り組んでまいります。
「5AT」とは、一つ目は「当たり前のこと」を、二つ目は「当たり前にやる」ということです。市民の皆様の安全で安心な日常を市民の立場で考え、行動し、公平・公正・適法に、毅然と真っすぐに市政を執行することです。三つ目は「After Ten Years」です。10年、20年、30年後を見通せる先見の明を持つことです。四つ目は「Attack and Try」です。コロナ禍の今だからこそ、攻めて守り、まちの持続可能性に果敢に挑むことです。最後の五つ目は、「All Together」です。三つの安心の実現という目的達成のために、同じ方向を向いて一丸となることです。
これらを念頭に置きながら、これまでの施策の仕上げや本市の将来に向けた道筋を付けるための取組を進めてまいります。
ここで、我が国の経済について見ますと、令和2年度当初においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、景気は急速に悪化しており、極めて厳しい状況でありましたが、直近の経済見通しでは、依然として厳しい状況ではありますが、感染拡大の防止策を講じる中で、各種政策や海外経済の改善もあり、持ち直しの動きが見られるようになっております。ただし、感染拡大による下振れリスクの高まりに十分注意する必要があり、安定した経済状況ではないところでございます。
このような中、国の令和3年度予算案を見てみますと、予算編成の基本方針におきましては、令和2年度第3次補正予算と併せ、新型コロナウイルス感染症拡大防止と社会経済活動の両立を図りつつ、ポストコロナの新しい社会の実現を目指し、中長期的な成長力強化の取組などを推進することとし、一般会計の総額は、前年度比3.8%増の106兆6,097億円となり、過去最大の規模となっています。
また、令和3年度の地方財政計画では、計画全体の規模は、前年度比1.0%の減となっておりまして、地方税等が減収となる中で、出口ベースの地方交付税は17兆4,385億円と前年度比5.1%の増となり、地方交付税を補塡する臨時財政対策債は5兆4,796億円と前年度比74.5%の増となっております。
これらを受けまして、本市の令和3年度当初予算案では、地方交付税を約84億7,800万円、臨時財政対策債を8億3,000万円計上したところでございます。
市長就任以来のこれまでの取組でございますが、「こどもの安心」といたしましては、鶴の恩返し奨学金制度の創設、市内全ての小・中学校及び幼稚園での空調設備の整備、GIGAスクール構想を踏まえ、小・中学校及び商業高校における一人一台端末等の整備、安心サポートセンターの設置、子育て支援室の整備充実、公立幼稚園給食提供事業などのほか、各種子育て支援施策等を実施し、地域の中で子供を安心して生み育てられるよう努めてまいりました。
また、「いのちの安心」といたしましては、交通事故防止強化対策として、市道や広域農道における区画線、防護柵等の補修、集中改革プラン等により、一歩一歩着実に成果を上げております病院事業の経営改善、日頃からの災害への備えとして、自主防災組織100%事業、防災危機管理体制の強化のほか、はしご付き消防ポンプ自動車や救助工作車の更新等を行い消防力の強化を図るなど、様々な手法により、病気や災害、交通事故等から命を守るための取組を進めてまいりました。
「くらしの安心」といたしましては、地元での十分な管理・対応が行き届かない地域での、みんなで守るふるさと市道・農道管理事業、コミュニティ協議会への支援、商工観光分野では、稼げる観光地づくり事業にも取り組み、昨年11月には、新観光戦略推進組織として出水市観光特産品協会が設立されております。また、令和元年5月の出水麓の日本遺産認定や都市計画の用途地域見直し等を踏まえた出水麓武家屋敷の活用、ラムサール条約登録の推進、地域おこし協力隊の活用などに積極的に取り組むとともに、企業誘致、企業立地におきましても、雇用創出等の成果が現れ、地域活性化につながっているところでございます。屋根付き市民ふれあい広場や陸上競技場全天候化の整備につきましても、本格的な整備に取りかかる段階に来ておりまして、このように、まちの活性化を図るため、まちづくりの先頭に立って取り組んでまいりました。
このほか、高尾野支所・野田支所の整備についても、予定どおり進捗し、昨年の11月30日には野田支所が、12月7日には高尾野支所がそれぞれ開所し、支所機能だけではなく、地域のにぎわいの拠点施設として新たにスタートしております。
また、ツルと歴史のまち応援基金寄附金では、返礼品の開発や周知広報等に取り組んだ結果、平成30年度は約3,700万円、令和元年度は約8,500万円、令和2年度においては、約3億円の寄附金をいただいているところです。
このように三つの安心を柱としながら、「安心のまちづくり」を進めてまいりました。
高速交通網につきましても、南九州西回り自動車道では、水俣インターから出水インター間の整備が推進されておりますが、関係者への協力要請を行いながら、今後は米之津川架橋工事に係る地質調査も実施される見通しであり、着実に進められております。
また、北薩横断道路では、阿久根高尾野道路の着工式が3月下旬に予定されており、今後におきましても、これらの高速交通網の整備効果も踏まえながら施策を推進してまいります。
各分野において、将来への確かな動きが見え始めるなどさらに魅力ある出水市に向かって順調に進捗しているものと考えます。
現在、コロナ禍による経済の停滞が続いており、回復にはしばらく時間がかかるのではないかと思います。そういう時期であるからこそ、今こそ、私が市長就任から大きなテーマとして掲げております「未来への投資」、「持続可能性への挑戦」が必要であると考えます。また、新型コロナウイルス感染症も含め、近年、頻発化・激甚化する災害の発生により、安心安全への市民の思いは高まっています。将来に対する不安も感じられます。さきに申したような時機を捉えたコロナ対策はもとより、防災・減災対策の強化などをこれまでも行ってきておりますが、より一層その必要性は高まっていますので、国・県の補助事業等も活用しながら様々な取組を進めることにより、「安心のまちづくり」の実現を目指します。
また、誰もが住み慣れた地域でいきいきと暮らしていくことができるように、行政だけではなく、地域との協働も推進します。
あわせて、コロナ禍において、人々の生活意識や行動にも変化が見られます。都市部から地方への移住・地方回帰への関心が高まっていることも踏まえ、地方での受け皿の整備にも取り組む必要があり、そのことが人口減少対策にもつながり、個々の地域での持続可能性を高めていくものと考えます。
これらのことを踏まえ、そして、これまでの流れをさらにこの先へつなげるため、令和3年度予算当初予算として計上いたしました主な事業等つきまして、その概要を御説明いたします。
「安心のまちづくり」の実現に向け、その柱となっております三つの安心のうち、「こどもの安心」についてでございますが、「未来への投資」といたしまして、令和3年度に予定されております新設の保育所整備や建て替えなどの施設整備に対する助成事業により、待機児童対策を図ることや、鶴の恩返し奨学金貸与事業及び修学資金返還に係る補助制度を継続いたしますほか、生活困窮者自立支援事業の一環として、新たに子供の学習・生活支援事業として、生活困窮世帯の子供やその保護者を対象として、学習支援や学校・家庭以外の居場所づくり等に取り組みます。
また、「持続可能性への挑戦」として、手狭になっている子育て支援室については、高尾野農業者健康管理センターへ移転することとし進めておりますが、令和4年4月からの運用開始に向けて、施設等の改修工事を行います。
産後ケア事業につきましては、これまでの宿泊型・通所型に加え、訪問型サービスを助成対象とすることにより、より充実した補助制度といたします。
なお、令和2年度において、新型コロナウイルス感染症対策として実施いたしました高校3年生までの子供を対象としたインフルエンザ予防接種費用への助成や、里帰り出産が困難となった妊産婦等に対する産前・産後サポート事業につきましては、令和3年度においても引き続き実施することといたしております。
このほか、安心サポートセンターについては、児童虐待再発防止等を検討しながら、市へ寄せられる相談等に対する支援や関係機関との連携のさらなる強化に努めます。
教育分野におきましては、新たに、小・中学校でのトイレの洋式化や商業高校でのスクールカウンセラーの設置を実施し、幼稚園の預かり保育では、紫翠幼稚園、切通幼稚園に加え、鶴荘幼稚園でも実施することといたしております。
郷土愛に満ちあふれた子供たちが伸び伸びと成長できるよう、「こどもの安心」への取組を今後も進めてまいりたいと考えます。
次に、「いのちの安心」における「未来への投資」、「持続可能性への挑戦」といたしまして、介護予防のための「こけん塾」事業ですが、市内の各地域においてころばん体操に取り組まれる団体も年々増え続けており、今後も活動支援を続けてまいりますほか、歯周疾患検診事業では、新たに41歳、51歳の自己負担額を無料とし、未病対策、高齢者の健康保持増進を図ります。
病院事業におきましては、市民の命の安心を守り、良質な医療を継続して提供できるよう、経営改善に引き続き取り組んでまいります。昨年の3月までは、これまでの経営改善へ向けた取組の成果もあり、入院・外来ともに患者数は増加傾向にありましたが、4月から6月にかけましては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う診療控えにより入院患者数が大きく減少し、収益が落ち込むこととなりました。その後、持ち直しの兆しも見られましたが、全体的には新型コロナウイルス感染症の影響により、予定していた改善効果が表れない状況となりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症に対して職員が一致団結して取り組む姿は、市民の皆様の命を守る地域の中核病院としての信頼を得られたと考えております。今後のワクチン接種におきましても中心的な役割を担うこととなりますので、万全を期して対応してまいります。
令和3年度におきましては、ウィズコロナの社会における医療供給体制の確保も考慮し、医師や看護師等が安心して就業することができるよう、院内保育所を開設することとし、また、医師招聘の成果により、昨年は整形外科医師が3人増えておりますことから、今後も大学医局との連携強化を図ります。あわせて、一般会計から長期貸付金返済の繰延べや、医師招聘対策に係る一般会計からの繰出金による支援につきましても、引き続き拡充することにより、経営基盤の強化を図ります。今後におきましても、これまで以上に市民に信頼される病院を目指し、地域医療を守るため、市内の医療機関との連携も密にしながら経営基盤の強化に努めてまいります。
そのほか、「いのちの安心」についてでございますが、市道や農道における区画線・防護柵等の交通安全対策のための整備においては、令和3年度は、特に交通量の多い市道等の区画線の補修等を重点的に実施し、更なる事故防止対策に努めます。
また、消防関係におきましては、緊急通信指令施設の中間更新や救急救命士の計画的な養成、消防団の消防ポンプ自動車の更新などを行い、消防・救急体制の強化を図ります。
次に、「くらしの安心」における「未来への投資」、「持続可能性への挑戦」といたしまして、まずは、令和3年度の登録に向けて進めております、ツル渡来地等のラムサール条約登録についてでございます。令和2年度においても推進協議会を重ねながら、去る1月29日には条約登録に向けた賢明な利用、いわゆるワイズユースを考えるシンポジウムの開催や、1月下旬から2月初旬にかけては、越冬地利用調整事業やツルフェスタの開催、湿地の保全利活用計画の策定など、着々と条約登録への準備を進めているところです。環境省の中央環境審議会におきましても、登録予定地の鳥獣保護区、特別保護地区の拡張について了承され、1月12日には正式に告示されております。
今後におきましても、ツル越冬地を中心とする希少な環境の価値をさらに高められるように、湿地の保全・再生、賢明な利用、交流・学習を視点とした様々な取組を推進しながら、条約登録につなげていきたいと考えております。
また、稼げる観光地づくり事業につきましては、さきに申しました新観光戦略推進組織としての出水市観光特産品協会が、令和3年4月から本格的に活動していくこととなっております。ツルや武家屋敷をはじめ、地域の食文化等やラムサール条約への登録も活用しながら、ウィズコロナやポストコロナも踏まえ、新しい視点での観光戦略事業や特産品販売促進事業等を展開し、いわゆる稼げる観光地づくりを実践してまいります。
なお、国の地域おこし企業人交流プログラムを活用し、日本航空株式会社から職員を派遣していただく予定となっておりますが、その専門知識や経営を本事業に生かしていただくこととしております。
また、屋根付き市民ふれあい広場の整備でございますが、関係団体等の御意見も伺いながら策定しております基本構想に基づき、建設に向け設計に取りかかります。予算計上につきましては、国の補助事業を活用できる見込みとなりましたので、今後、改めて、国の3次補正予算に伴うものとして追加の補正予算をお願いする予定でございます。この施設は、イベントやスポーツなどに利用することができ、子供から高齢者まで全ての市民のふれあいの場となり、災害時には一時避難所等の防災拠点機能を有するもので、様々な用途に活用できる多機能型の施設となるものです。風通しのよい広い空間で、天候に左右されず気楽に利用できるなど、新型コロナウイルス感染症を踏まえた新しい生活様式への対応にもつながります。
東光山花見山公園整備におきましても、基本構想に基づき、令和3年度から花木の植栽や遊歩道の整備に着手し、四季折々の花木や草花を、年間を通じて楽しむことができるような公園整備を進めます。
南九州西回り自動車道に直結する道の駅として整備を計画しております地域活性化施設では、地元特産品等の販売や休憩所、情報発信施設としての機能だけではなく、防災・防疫拠点としての機能を併せ持った施設として整備することとし、基本計画に基づき、予備設計を実施いたします。
また、南九州西回り自動車道出水インター周辺排水路整備につきましては、今後の都市的土地利用を見据え、既に作成している雨水管理方針に基づき、令和4年度から、排水路整備事業に向けた測量設計を行います。
このほか、「未来への投資」として、陸上競技場の全天候化事業では、インフィールドの芝改修等に引き続き、令和3年度は、全天候化事業のメインとなるトラック・フィールドの改修工事等を行い、競技力の向上とともに、大会・合宿誘致の増加による地域活性化を図ります。
みんなで守るふるさと市道・農道管理事業につきましても、市道、農道の除草等を行う団体に対する支援制度や防草対策工事、花いっぱいプロジェクトの推進を強化しながら、市民と行政が一体となった環境づくりを進めてまいります。
また、地区コミュニティ協議会育成支援事業では、既に設立されております米ノ津東・大川内地区コミュニティ協議会のほか、野田地区においてもコミュニティ協議会設立を目指し取組が進められており、地域住民の自主的な活動を促進するため、運営経費等について支援を続けてまいります。
生活支援体制整備事業におきましては、これまでも、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる仕組みづくりを進めておりますが、引き続き、地区コミュニティ協議会等との連携を強化し、新たに実施する介護保険の地域支援事業での通所型サービス事業とも組み合わせながら、地域包括ケアシステムの構築を推進していきます。
このほか、地域の持続可能性を高める取組といたしまして、買物不便地域における移動販売業務委託の継続や、光ブロードバンド利用促進事業では、光ブロードバンド環境がポストコロナに欠かせない社会インフラであることを踏まえ、令和2年度に引き続き令和3年度は、整備エリアとして拡大されることとなっている上場・大川内地区及び江内地区を対象として、新たに光ブロードバンドに加入される世帯への助成を行います。
また、空き家バンクへの登録推進を強化するため、従来の改修等に対する助成事業に加え、さきほど申しました光ブロードバンド環境が拡大される上場・大川内地区及び江内地区においては、登録物件の改修等に対する補助率や補助金上限額を引き上げることといたしましたほか、自治会やコミュニティ協議会が空き家バンクへの登録をあっせんする場合や、自治会内の空き家を借り上げ、改修等を行う場合の助成制度を設け、空き家の解消を図りつつ、コロナ禍においても、都市部からの移住も見据えた新たな取組を行うことといたしました。
そのほか、「くらしの安心」といたしましては、安全安心なまちづくりを推進するため、令和2年度に実施している調査設計に基づき、防犯カメラを設置いたします。3年間で設置する計画ですが、令和3年度は、まず、通学路を中心に設置いたします。また、防災訓練、防災講演会を毎年実施するなど、防災対策を強化し、市民の防災意識の高揚を図ります。
次に、総合計画の基本方針ごとの事業についてでございますが、まず、人と自然が将来にわたって共生するまちづくりでございます。平成28年度から建設工事に取りかかっておりました、北薩広域行政事務組合での新焼却処理施設整備につきましては、予定どおり事業が進められ、令和2年度で事業完了の運びとなっております。既に試運転を開始しており、エネクリン北薩として、令和3年4月からの本格的な運転開始を予定しております。この施設は、ごみの焼却による熱エネルギーを効率的に回収し、蒸気タービンで発電する施設となっています。
また、高川ダムの小水力発電設備整備事業につきましても、出水平野土地改良区と連携しながら、予定どおり整備工事は完了し、既に発電を開始しております。
両施設共に、環境負荷を低減する循環型社会の取組の一環ともなっております。
また、下水道事業については、令和2年度から公営企業会計へ移行しておりますが、引き続き、下水道施設のストックマネジメント計画策定を進め、事業費の平準化や削減等を図りながら、安定した事業継続を目指します。
水道事業におきましても、水道施設の耐震化計画等を策定しながら、経営基盤強化の取組を一層推進し、安全で良質な水の安定供給に努めます。
次に、都市基盤が整った機能性の高い快適なまちづくりでございます。下高尾野橋の架け替えにつきましては、平成29年度から事業を進めてまいりましたが、予定どおり令和2年度に完成見込みとなっております。
また、市道の整備等につきましては、国の補助事業を活用した浦窪連尺野線の改良や橋梁の補修事業、辺地総合整備計画に基づく宮之元上場線の落石防護対策、市単独での道路改良や維持補修事業を継続して実施し、出水駅南側においては、駅や公園の利用者の利便性向上のため、新たに駐車場を整備いたします。
次に、子供から高齢者まで健やかに暮らせる支え合いのまちづくりでございます。障害福祉サービス給付事業や私立保育所等運営費給付事業、放課後児童クラブ事業などにつきましては、継続して実施いたしますが、不妊・不育治療費助成事業では、国の制度改正に併せて対象者を拡充し、実施いたします。
このほか、生活困窮者の自立支援として、家計改善支援事業やひきこもり者支援事業の新たな取組や、医療的ケアを伴う障害者等のショートステイ事業の利用に対する新たな助成制度を設けることといたしました。
また、国民健康保険特別会計につきましては、県が財政運営の責任主体となり、令和3年度で4年目となります。保険税率につきましては、県の国民健康保険運営方針をもとに検討し、標準的な賦課割合である所得割、均等割、平等割の3方式へ段階的に移行することとして、令和2年度に引き続き、税率改正を行うことといたしました。今後においても、健康づくりなどの保健事業等へも取り組みながら、持続可能な国民健康保険の運営に努めてまいります。
介護保険特別会計におきましては、令和3年度から5年度までの第8期高齢者福祉計画・介護保険事業計画に基づき取り組むこととし、第1号被保険者の介護保険料基準額につきましては、第7期と同額の月額6,200円としております。
そのほか、介護予防体操教室「出水こけん塾」の活動など、引き続き、地域での取組の支援も継続してまいります。
次に、郷土を愛し文化を伝え豊かな心を育むまちづくりでございます。大韓民国順天市との青少年交流事業、友好都市釧路市への中学生派遣事業、夢を持つことの大切さなどを学ぶ心のプロジェクト「夢の教室」などに、引き続き取り組んでまいります。
また、青年の家の外壁改修や野田図書館の屋根改修など、施設の長寿命化も図ります。
そのほか、令和2年度に新型コロナウイルス感染症対策として実施しました、頑張る学生応援事業につきましては、いずみみらい基金を活用し、令和3年度におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響で日常生活に不安を感じている本市出身の学生等に地元特産品を贈ることとしております。
次に、地域の資源(たから)を生かした多様な産業でつくるにぎわいあるまちづくりでございます。国の補助事業を活用した林道や漁港施設の長寿命化に継続して取り組みますほか、大将季(赤身デコポン)苗木購入助成、新規就農者支援対策事業、森林の間伐等による整備事業、漁船の機材購入等に対して助成する水産業活性化推進事業なども、引き続き実施してまいります。
有害鳥獣防除事業では、イノシシ・シカ等捕獲補助金のほか、新たに、ジビエ加工処理施設への搬入・処理等に対する助成を行い、地域資源としての利活用を図ります。
また、地場産業販路拡大促進事業や魅力ある商業空間創出事業、新規創業者への支援事業などの継続実施のほか、来て観て体農自味交流事業では、新たな観光戦略推進組織、出水市観光特産品協会とも連携しながら、国内外誘客セールスや修学旅行等の誘致、ポストコロナも見据えたオンライン旅行体験やお試し居住体験事業等の実施により、既存の定住促進事業とも組み合わせながら、これまで以上に交流人口の増加、地域活性化を図ることとしております。
次に、市民と行政が協働するまちづくりでございます。高尾野・野田支所庁舎整備事業につきましては、さきに申し上げたとおりでございますが、令和3年は仕上げの段階となっており、公用車車庫や外構工事等を予定しております。あわせて、既存施設解体後の跡地整備も行うこととしております。
また、ツルと歴史のまち応援基金寄附金では、現時点で昨年度を大幅に上回る寄附金をいただいており、今後も、お礼として贈呈する特産品等の開発や周知・広報に努めてまいります。
このほか、マイナンバーカードの交付推進や、令和2年度から設置しておりますワンストップ型おくやみ窓口の運用も継続して取り組みます。
以上、令和3年度の市政運営に臨む所信の一端と予算の概要について申し上げました。引き続き、「市民が主人公」を基本とし、アフターコロナも見据えながら、できるだけ早い地域経済の回復も踏まえた「未来への投資」、「持続可能性への挑戦」にさらに磨きをかけていきます。魅力ある素晴らしい出水市を、次代を担う子供たちに誇りを持って引き継ぐため、全力で取り組んでまいりますので、重ねて、市民の皆様方、議員各位の御理解と御協力をいただきますようお願い申し上げます。
私からは以上でございますが、この後、各会計予算案の細部につきましては、各部長等に説明させますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員)
ここで暫時休憩いたします。再開を午後2時20分とします。
午後2時04分 休 憩
午後2時20分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行いたします。
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△ 議員の途中退席の申出
○議長(杉本尚喜議員) ここで申し上げます。髙崎正風議員より、途中退席する旨の申入れがございました。よって、これを許可してあります。
○冨田忍政策経営部長 それでは、私のほうから、順次、各会計予算案について説明をさせていただきます。
まず、各会計予算案の予算規模につきまして御説明を申し上げます。当初予算の概要ということで参考資料をお配りをしております。その53ページをお願いいたします。
それと、まずはじめに、おわびを申し上げます。今回、この当初予算案の概要につきまして訂正がございました。訂正表と、それぞれの差し替え原稿をお届けしてあるかと思います。誠に申し訳ありませんでした。
それでは、各会計予算案の予算規模につきまして、予算の概要の53ページでございます。前年度当初予算と比較しながら、一般会計から順に申し上げます。
一般会計が4.9%減の259億8,200万円、国民健康保険特別会計が0.7%減の76億4,050万円、後期高齢者医療特別会計が1.0%増の7億4,670万円、介護保険特別会計が1.5%増の62億4,210万円、交通災害共済特別会計が前年度同額の1,530万円、地方卸売市場特別会計が0.5%増の1,683万円、特別会計の合計額が146億6,143万円となります。一般会計と特別会計を合わせた総額が406億4,343万円となるものでございます。
また、企業会計の収益的支出と資本的支出を合わせた予算規模を申し上げます。水道事業会計が3.8%減の12億1,993万円、下水道事業が2.5%減の30億774万3,000円、病院事業会計が13.8%増の60億5,771万円となっております。
続きまして、令和3年度各会計予算案につきまして、会計ごとに、各部の所管部分の主な事業のほか、新たに取り組む事業や拡充しております事業等について、それぞれ所管部長のほうから説明いたします。各部ごとに説明をいたします関係から、御覧いただく予算書のページが前後いたしますことをあらかじめ御了解くださいますようお願いいたします。
また、一般会計に関する歳入、あるいは債務負担行為、地方債等につきましては、一般会計歳出の説明の後に、私のほうでとりまとめて御説明を申し上げます。
なお、これから説明をしますけれども、さきほど市長が施政方針施策の大綱の中で申し上げました事業につきましては、できるだけ重複を避けて説明をさせていただきます。昨年度予算の特別委員会のときにお配りをした、詳細にわたる説明資料等については、今回も分割付託になっておりますけど、全議員の皆様に配らせていただきますのでよろしくお願いいたします。
それでは、政策経営部所管部分について説明をいたします。まず、73ページを御覧ください。
議会費でございます。第1款議会費では、議員報酬のほか、議会活動に伴う旅費、政務活動費、議会会議録作成費等を計上しております。
次に、下のほうになります。第2款総務費でございます。総務管理費の人事管理費では、県からの受入職員に係る人件費負担金のほか、新たに日本航空株式会社からの職員受入れに係る人件費負担金を計上しております。
75ページをお願いいたします。下のほうでございます。法制管理費でございますが、複雑・多様化する行政事務を適法・公正に行うため、弁護士派遣委託費を引き続き計上をしておりますほか、行政手続における審査基準等を明確化するため、審査基準等設定支援業務委託費を、今回、新たに計上をしております。
79ページをお願いいたします。財産管理費の車両管理費でございます。環境に配慮した超小型電気自動車の購入費を計上をいたしました。道幅が狭い住宅地への介護認定調査業務だとかそういう訪問業務での活用、あるいは観光地周遊時における新たな移動手段としても活用できるのではないかというふうに考えております。
次に、81ページでございます。ちょうど真ん中ほどにございますが、企画一般管理費におきましては、令和4年2月6日に公開収録予定でありますNHKの番組「民謡魂ふるさとの歌」というものが開催をされます。そこに伴う経費を計上させていただいております。
その下のほう、地域活性化対策費でございます。出水駅蔵之元港間シャトルバス利用促進協議会への負担金のほか、出水ふれあいバス運行事業委託費など地域活性化事業費を、これまでどおり計上をしております。
83ページでございます。上のほう、07でございます。がんばる地域応援事業費では、地域コミュニティによる自立的・主体的な地域課題の解決及び地域づくり活動への取組に対する助成として、がんばる地域応援事業補助金を計上いたしております。また、高速交通企画推進費では、肥薩おれんじ鉄道利用促進協議会への負担金や、あるいは鉄道経営安定化支援事業補助金等を計上いたしております。
85ページにまいります。上段の真ん中ほどになります。総合戦略推進管理費の中で、地域経済循環システム構築事業費でございますが、市内経済の活性化、好循環、市内産業の地域内自給率を向上させる施策を展開していこうというふうに考えておりまして、令和2年度におきましては、地域経済構造の分析や調査をした上で出水市版の産業連関表を策定することとしておりまして、それに基づくデジタルトランスフォーメーションによる市内企業の域内自給率・生産性向上促進業務に係る委託費を新たに計上をいたしております。
85ページから87ページにかけてになります。電算管理費の電算システム管理運営費でございますが、出水市の公式LINEなど、情報発信力強化事業に取り組んでおります。そのほか、住民情報システムのクラウド化に伴うサービス利用料及び機器リース料等を計上しております。
その下のほうの庁舎管理費の庁舎一般管理費でございますが、本庁舎の節電対策のために、電気使用料を監視・自動制御するピーク電力制御システム導入経費を計上しております。
89ページになります。諸費の防犯対策費でございます。犯罪の未然防止と安全安心なまちづくりの推進のため、通学路20か所に防犯カメラを設置する経費を新規に計上しております。
その下のほうの自治会活動費でございます。自治会活動助成金や、今後の地域づくりの担い手を育成していくために各種研修会への参加経費等を支援する地域づくり人材育成支援事業費補助金を引き続き計上しておりますほか、自治公民館の整備事業補助金等も計上してございます。
ちょっと飛びますが、95ページをお願いいたします。95ページ、選挙費でございます。令和3年度は衆議院議員の選挙ということで選挙執行費を計上しておりますほか、令和4年度の市長選挙、市議会議員選挙に係る準備経費も当初予算で計上させていただいております。
97ページ、お願いいたします。統計調査費でございます。経済センサスに係る経費でございます。令和3年6月1日を調査基準日として調査に入る経済センサス調査に係る指導員・調査員の報酬等を計上しております。
続きまして、125ページをお願いいたします。第4款衛生費でございます。病院事業、水道事業に係る繰出金を計上しております。病院事業に対する財政支援でございますが、医師確保対策に要する経費分、あるいは不採算地区に所在する中核的病院の機能維持に要する経費分等を繰出基準に基づいて計上をしております。水道事業に対する財政支援では、繰出基準に基づく簡易水道の経営健全化対策事業及び未普及解消緊急対策事業等で借入れをした企業債に係る元利償還金補助金を計上しております。
続きまして、145ページをお願いいたします。145ページのちょっと下のほう、真ん中よりちょっと下のところに下水道事業会計繰出金とございまして、農業集落排水事業に係る繰出金を計上しております。
167ページを御覧ください。167ページ、土木費でございますが、下段のほうに下水道への繰出金、二つございます。公共下水道事業に対する繰出金と特定環境保全公共下水道に係る繰出金でございます。公共下水道事業に対する繰出金では、繰出基準に基づく雨水処理に要する負担金、あるいは分流式下水道等に要する経費等の補助金を計上しておりますほか、基準内繰出分だけでは経営が困難な現状がございまして、繰出基準外の補助金を計上しております。
次に、177ページをお願いいたします。第9款消防費の災害対策費になります。ここでは、防災対策費のほか、防災行政無線の管理費、防災システム通信料、県消防防災ヘリコプター運航連絡協議会負担金など、従来からの施策に要する経費を計上しました。なお、これまで隔年ごとに開催をしておりました、地区ごとの防災訓練、防災講演会を、令和3年度から、それぞれ毎年実施することとしております。防災訓練のほうは、夏場の暑い時期を避けまして11月頃開催をしたいと思っております。防災講演については、従来どおり9月の開催を考えております。そのほか、米之津川浸水想定区域での避難訓練の実施を新たに計画をしております。こういう訓練等を含めて、原子力防災訓練等も含めまして、感染症拡大防止対策を徹底した上で実施をすることとしております。市民の皆様の防災意識高揚を図ってまいりたいと考えております。
続きまして、ページがまた飛びます、211ページをお願いいたします。211ページ、上から2段目のところでございます。第11款災害復旧費の現年発生庁舎等施設単独災害復旧費でございます。これは、50万円これまでどおり計上しまして、その下、第12款公債費では、定時償還元金、利子の償還金を計上いたしました。
その下に予備費がございます。これまで、例年500万円を計上しておりました。令和2年度におきましては、皆様御案内のとおり、議会の皆様の賛同を得まして、500万円計上した後、補正で4,500万円ほど追加をさせていただいております。令和3年度におきましても、コロナ対策への備えもございますので、当初予算の段階で、今年度は2,000万円を計上させていただいております。
○揚松智幸市民部長 続きまして、市民部所管部分の主な事業について御説明申し上げます。
前に戻ります。89ページをお開きください。
第2款総務費の諸費、07の生活相談事業費では、相談件数の増加や複雑化する消費者問題等に持続的に対応するため、令和2年度に引き続き、消費生活相談員の給与費など消費生活相談体制に係る経費等を計上し、91ページ、課税事務費でございます。令和6年度の固定資産の評価替えに向け、総合固定資産管理システムの更新経費を計上し、収納事務費では、県特別滞納整理班設置に伴う経費を計上いたしました。
93ページの戸籍住民基本台帳事務費では、平成28年1月から行っております窓口業務の外部委託費や、コンビニエンスストアでの住民票等交付及び個人番号カード発行等に係る地方公共団体情報システム機構への負担金を計上しました。
次に、第4款衛生費について申し上げます。133ページをお開きください。環境費では、害虫対策事業費や公害対策事業費など、従来からの施策に要する経費のほか、133ページから135ページにかけての環境保全事業費では、令和4年度から令和13年度までを計画期間とする環境基本計画策定に係る委託費を計上しました。
135ページの環境にやさしいまちづくり事業費では、事業所ごみの減量化対策や各種苦情に対応する環境指導員の設置に係る経費を計上しましたほか、生ごみの自家処理をさらに推進し、ごみ減量化を図るため、生ごみ処理機「キエーロ」等の購入助成金を計上しました。
○冨永栄二保健福祉部長 続きまして、保健福祉部所管部分の主な事業につきまして、御説明申し上げます。
戻っていただきまして、99ページをお願いいたします。第3款民生費の社会福祉費では、これまでどおり、障害者居宅介護サービスなどの障害福祉サービス給付費や相談支援事業など障害者地域生活支援事業費、重度心身障害者医療費助成事業費、障害者タクシー利用助成事業費、社会福祉協議会への運営補助金等を計上いたしました。
また、101ページをお願いいたします。上のほうの生活困窮者就労準備支援事業費では、家計の状況を見える化することで生活困窮者の自立を支援する家計改善支援事業費や、生活困窮世帯とその子供を対象に、学習支援や日常的な生活習慣、育成環境の改善、進路選択に関する相談などの支援を行う、子どもの学習・生活支援事業費、ひきこもりの状態にある方やその家族の相談支援や交流支援サロン設置など社会参加に向けた支援をする、ひきこもり者支援事業費を新たに計上いたしました。また、安心サポートセンター事業費では、児童虐待再発防止等の対策を協議する委員会開催経費や安全・安心まちづくり指導員の設置経費を計上いたしました。
続きまして、107ページをお願いいたします。下のほうの老人福祉費になります。老人福祉費の老人福祉総務費では、敬老バス乗車券交付事業、高齢者介護手当支給事業、介護予防支援事業等に係る経費を計上しましたほか、高齢者福祉一般管理費では、高齢者サービスのしおり作成のための経費を計上いたしました。
次に、111ページをお願いいたします。上のほうになります。高齢者元気度アップ地域包括ケア推進事業費では、県の補助事業を活用しまして、グループでの地域互助活動に対し商品券に交換できるポイントを付与する事業を引き続き実施しますことから、ポイント交換用の商品券購入費や社会福祉協議会への活動団体登録等の事務委託費を計上しました。
次に、児童福祉総務費の家庭児童相談等事業費では、日常的に迅速な情報共有を行う全国統一の情報共有システムとの連携のため、家庭児童相談管理システム改修経費を新たに計上し、児童相談所や関係自治体との情報共有を図り、引き続き、連携強化に努めてまいります。障害児通所支援事業費では、児童発達支援給付費、放課後等デイサービス給付費など、これまでどおりの事業を実施しますことから、給付費に係る所要見込額を計上いたしました。
次に、113ページをお願いいたします。保育所等整備事業費補助金では、社会福祉法人カラーズ及び株式会社ニチイ学館が実施する保育園建て替え等に係る補助金を計上しました。児童措置費では、ひとり親家庭等医療費助成事業費、児童手当など、従来からの施策に係る事業費を計上しております。
次に、115ページをお願いいたします。真ん中の保育所費になります。市立保育園の運営費等を計上し、子ども・子育て支援費の私立保育所等運営費では、私立保育所等の定員の増加、小規模保育及び事業所内保育事業も含め、所要見込額を計上しておりますほか、育児用品購入券交付事業費では、子育て世帯の経済的負担を軽減するため、引き続き、出生時と1歳到達時にそれぞれ1万円分の育児用品購入券を交付し、第3子以降につきましてはそれぞれ5万円分の育児用品購入券を交付することといたしまして、所要見込額を計上いたしました。
117ページをお願いいたします。市が設置します児童クラブの管理運営委託や小規模児童クラブ運営及び民間の児童クラブ運営を支援する放課後児童健全育成事業費、一時預かりや延長保育促進事業等に係る保育サービス事業費など、引き続き従来の事業を実施するため、所要見込額を計上いたしました。
また、121ページをお願いいたします。上のほうになります。病児・病後児保育事業費では、医療法人三省会への委託費のほか、社会福祉法人南嶺山福祉会への体調不良児対応型病児保育事業に係る補助金を計上し、認可外保育施設等利用支援事業費では、預かり保育等のサービス利用に係る給付金を、引き続き計上いたしました。生活保護費では、生活扶助費、住宅扶助費及び医療扶助費等につきましては、令和元年度の実績、令和2年度の推移等を勘案して計上しております。
次に、第4款衛生費について申し上げます。125ページをお願いいたします。保健衛生費の保健衛生総務費では、ドクターヘリ運航業務負担金等を計上し、保健予防一般管理費では、産科医療体制の安定を図るため、北薩3市2町医療体制確保推進協議会において、産科医療に従事する医師や助産師を新たに雇用する医療機関への補助金や、市内の産科医院の医師が学会への参加等で不在になる場合に、代替勤務する医師の確保に対する産科医代替医師確保事業補助金を引き続き計上しました。
129ページをお願いいたします。子ども・子育て支援費の子ども医療費助成事業費では、18歳までのお子さんに係る医療費の自己負担全額を引き続き助成いたしますとともに、子どもの医療費給付事業費では、対象者を非課税世帯の18歳までのお子さんに拡大し、医療費の自己負担分につきまして、医療機関等での窓口負担のない助成制度を引き続き実施することとして、所要見込額を計上いたしました。また、不妊・不育治療助成事業では、補助金の交付要件でありました、住民登録後1年経過の要件をなくすことで、転入後、引き続き助成が可能となるなどの制度拡大を図っておりますほか、妊産婦・新生児健康支援事業費の産後ケア事業費におきましては、出産後の体調不良や育児不安を抱えている母子が、より利用しやすい環境を整えるため、従来のサービスに加えまして、訪問型サービスを助成の対象に追加いたしました。
次に、131ページをお願いいたします。産婦健康診査事業費では、産後鬱病の予防及び新生児への虐待防止を図るため、産後間もない時期の産婦を対象といたしました健康診査に係る費用を令和2年度に引き続き助成することとしましたので、その所用見込額を計上いたしました。妊産婦・子育て応援券交付事業費では、妊産婦や子育て世帯の負担軽減を図り、安心して子供を産み、育てることができる環境を整備するため、子供の一時預かりなどの保育・育児等支援サービスや乳房ケア・沐浴などの保健サービスに使用できる応援券を交付することとし、所要見込額を計上いたしました。健康増進事業費では、歯周疾患検診おきまして、これまで41歳、51歳、61歳から66歳、71歳を対象に、市内の歯科医療機関に委託して実施し、令和2年度までは61歳以上の検診につきましては、自己負担を無料としておりましたが、令和3年度から全対象者の自己負担を無料とし、未病対策を推進することとしましたほか、従来からのがん検診、健康相談、訪問指導などに係る経費を計上いたしました。
○春田和彦産業振興部長 続きまして、産業振興部所管部分の主な事業について、御説明申し上げます。
予算書は81ページをお願いします。第2款総務費の企画費、中ほどの国際交流事業費の産業・観光交流事業費では、姉妹都市であります大韓民国順天市及び台湾埔里鎮の特産品を本市の大産業祭に出展してもらいますことから、それぞれの訪問団との交流会開催等に係る経費を引き続き計上しました。
次に、81ページから83ページにかけての地域活性化対策費の定住促進事業費では、定住促進事業補助金につきまして、令和2年度から新制度に移行しておりますけれども、旧制度の経過措置分も含めて、いきいき自治会定住支援事業補助金や住宅取得補助金、通勤補助金、子育て世帯の定住促進を図るための家賃補助金をそれぞれ計上しております。
85ページの総合戦略推進管理費のシティセールス推進費では、引き続き、地域おこし協力隊を活用して、外部からの視点で、観光客誘致促進や交流人口の拡大、定住促進に向けた情報発信等を推進し、再生可能エネルギー利活用推進事業費の畜産バイオマス利活用調査事業費では、畜産バイオマス推進協議会開催経費を計上いたしました。
次の、国体開催事業費では、令和5年度に延期となりました「燃ゆる感動かごしま国体」の開催に向けた準備経費等に係る実行委員会への負担金を計上しております。
ページ、飛びまして、137ページからの第5款労働費でございますけれども、労働諸費の労働者福祉対策費では、人口流出と地元企業の人材不足解消、また、地域雇用の拡大を図るため、市内の高校生を対象とした市内企業説明会の開催経費を計上しましたほか、市の広報紙を活用して地元企業の魅力を発信する、いずみ仕事図鑑作成に係る委託費を引き続き計上しました。
続きまして、第6款農林水産業費でございます。141ページをお願いします。来て観て体農自味交流事業費では、アフターコロナを見据えた国内外誘客セールス事業や修学旅行等誘致事業等の、観光と連携したポストコロナ農泊事業を実施するため、いずみ民泊体験推進協議会への負担金を計上しております。
また、就農を希望される方を対象に、鹿児島いずみ農協と連携して実施する新規就農者支援対策事業や、国庫補助事業として実施しております農業次世代人材投資資金交付事業などに係る所要見込額を計上しました。
143ページでございます。荒廃農地等利活用促進事業費では、農地中間管理事業の重点地区となっている農地の再生利用を促進し、荒廃農地の解消を行うため、荒廃農地等利活用促進事業補助金を引き続き計上しました。
畜産業費でございます。既存の制度融資に係る利子補給金や優良繁殖素牛導入事業費及び優良種豚導入事業費、肉用牛産地銘柄確立対策事業費等を計上しましたほか、鳥インフルエンザ対策事業費につきましては、緊急な事態に備え、迅速な対応ができるよう防疫対策経費をあらかじめ計上するものでございます。
次に、145ページでございます。農村環境改善センター維持補修費では、米ノ津農村環境改善センター高圧気中開閉器の更新経費を計上しました。
145ページから149ページにかけての農地費では、市単独土地改良事業費、農業用施設の管理経費、農業用施設整備地域支援事業費、多面的機能支払交付金等を計上いたしました。
次に、林業費、林業振興一般管理費では、市の木であるイヌマキの害虫被害拡大を防止するため、薬剤散布を実施した自治会に対して経費の一部を補助する緊急緑化樹病害虫防除対策補助金を新たに計上いたしております。
また、有害鳥獣防除事業費では、鳥獣被害対策実施隊報酬やイノシシ・シカ等捕獲補助金や、令和2年度に発足しました出水市猟友会への捕獲出動補助金や猟犬事故死等見舞金等に対する補助金を計上しましたほか、有害鳥獣防除の推進とジビエとしての利活用を促進するため、ジビエ加工施設に搬入された際の搬入・処理等に対する補助金を新たに計上いたしております。
また、竹材搬出促進支援事業補助金では、引き続き、竹林保全のため、伐竹により発生する市内の竹材を加工業者に搬入した場合、1キロ当たり3円以内を助成をすることとし、所要見込額を計上いたしておりますほか、151ページ、緑化産業活性化推進事業補助金では、本市の地場産業の一つでございます植木を中心とした緑化産業の支援と、植木市の活性化を図るため、植木市で植木を購入された方への購入費や運搬費に対する補助金のほか、植木農家の生産性向上のための機械購入費等補助金を計上しました。
森づくり推進費では、森林環境譲与税を活用しまして、森林所有者への森林経営管理意向調査に係る委託費や伐採・再造林巡視業務に係る委託費を計上しましたほか、巡視用公用車の購入費を新たに計上しました。
また、林道費の林道維持補修費では、猪木谷線・平岩線の舗装工事費や、椿原線の落石防止対策に伴う工事設計委託費を計上し、林道点検診断・保全整備事業費では、北薩1号線ほか2路線における橋梁の補修設計委託費を計上しました。
153ページの水産業費では、稚鮎等放流事業補助金や、北さつま漁協に対する水産振興事業補助金等のほか、経営健全化に取り組まれる北さつま漁協に対しまして、販売事業の強化や経費削減及び事務の合理化等を支援するため、長期経営改善計画支援事業負担金を計上しました。また、水産業活性化推進事業費では、漁協組合員の漁船等やのり製造機械の購入・修繕費用の一部を助成する水産業活性化推進事業補助金を計上しました。なお、制度開始から5年以上経過しておりますことから、漁業者の漁獲効率の向上と水産業の活性化を図るため、より利用しやすく制度を見直すとともに、令和3年度から令和5年度の3年間は、改めて補助上限まで利用できることといたしております。漁港等施設整備事業費では、野口漁港の漁港施設長寿命化に係る護岸補修工事費を計上し、市単独漁港整備事業費では、安全で円滑な漁業活動を支援するため、福ノ江航路しゅんせつ事業補助金を計上いたしました。
155ページをお願いします。続きまして、第7款商工費についてでございます。商工業振興費では、出水商工会議所や鶴の町商工会への補助金等を計上し、地場産業振興として、関東・関西などのふるさと会関連物産展につきまして、出店経費に係る補助金を計上いたしましたほか、中小企業振興資金等の各種利子補給金を計上いたしております。
157ページの地場産業支援事業費の新規創業者支援事業費では、新規創業及び既存事業所の後継者が新しい分野への事業展開に要する店舗改装等に係る経費の一部を助成する創業支援事業補助金のほか、空き店舗や空き家を利用して事業を始められる方に対する家賃助成事業補助金を計上し、地場産業販路拡大促進事業費では、国内外で行われる商談会や直売会に参加される事業所に対しまして参加費用の一部を助成する地場産業販路拡大支援事業補助金を計上しました。
また、魅力ある商業空間創出事業費では、販売やデザイン、建築等の専門家と商店街の連携をマネジメントする魅力ある商業空間創出マネジメント業務委託や、商店街への出店を目指す方や空き店舗所有者に対しまして店舗改装経費を助成するリノベーション支援事業補助金を計上しましたほか、各種イベントを支援する商工業振興イベント事業費を計上いたしております。
159ページの下のほうです。観光事業費では、「イズミライプロジェクト」や「チェスト連合」、また「いずみ観光牛車」といった、本市をPRしていただいている地域活性化団体に対するスポンサー料を引き続き計上しましたほか、出水駅からツル観察センター間の交通手段として、事前予約型の乗合タクシー事業委託経費を計上いたしております。
続きまして、ページが飛びまして、195ページでございます。第10款教育費について申し上げます。下のほうの中学生友好都市派遣事業費では、令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、釧路市への派遣事業が中止となりましたので、令和2年度に予定していました生徒も含めて派遣することとして補助金を計上いたしております。
197ページからの文化振興費におきましては、文化財保護対策費やツル保護対策事業費、ツル食害対策事業費及び東干拓の特定地域鳥獣保護事業費をそれぞれ計上し、201ページの下段のツル博物館費では、クレインパークや花公園の管理経費等を計上しましたほか、非常用照明器具等の修繕費を計上しております。
203ページからの保健体育費では、各地域の社会体育施設の指定管理料のほか、205ページの社会体育施設維持補修費では、総合運動公園多目的グラウンド高圧受電設備の老朽化による更新経費や、総合武道館の排煙窓修繕費のほか、総合体育館及び総合武道館の非常用照明の取替経費を計上しました。
205ページから207ページにかけての体育振興費では、これまでの各種団体等への負担金のほか、4月3日から4日にかけて開催されます日本女子ソフトボール1部リーグ出水大会への助成金や、スポーツ交流促進事業費では、スポーツ合宿の誘致活動経費や、本市のスポーツ施設を活用し合宿を行う団体に対し、宿泊費の一部を助成するスポーツ合宿等誘致推進補助金等を計上しております。
続きまして、209ページの第11款災害復旧費では、下のほうですけれども、現年発生農地・農業用施設及び林業用施設の単独災害復旧費を、これまでどおり計上しました。
○小原一郎建設部長 続きまして、建設部所管の主な事業につきまして、御説明申し上げます。
予算書の135ページを御覧ください。第4款衛生費でございますが、従来どおり合併処理浄化槽設置整備事業費補助金を計上しております。
続きまして、157ページをお願いいたします。第7款商工費でございますが、住宅建築等工事促進事業費では、市内業者が施工する住宅の新築、増改築工事費に対する補助金や、増加傾向にある空き家の解消と遊休不動産の流動化を促進するため、住宅解体工事促進事業補助金を計上いたしました。
続きまして、163ページをお願いいたします。第8款土木費でございます。道路新設改良費の道路新設改良補助事業費では、国の防災・安全交付金を活用しまして整備しております浦窪連尺野線の改良工事を計上しましたほか、辺地道路整備事業費では、引き続き、宮之元上場線の落石対策を実施してまいりますので、工事費等の所要額を計上しました。なお、一般道路整備事業費の整備箇所につきましては、212ページの一覧表に記載のとおりでございます。令和2年度の第14号補正予算の繰越事業分と一体となった切れ目のない事業執行を計画しておりますので、市民生活に密着した路線の安全性の向上等が図られるものと考えております。
続きまして、里道整備事業費では、帆木ノ上地区ほか2地区の里道等の整備事業補助金を計上し、里道等整備地域支援事業費では、農業用施設整備地域支援事業費と同様に、引き続き、原材料支給事業の補助対象経費に機械借上料を加え、限度額を30万円として所要見込額を計上いたしました。
163ページから165ページにかけての橋梁維持補修補助事業費では、国の防災・安全交付金を活用しまして、野田郷こ線人道橋の補修委託費及び犬山橋ほか6橋の補修設計委託費を計上しました。
169ページをお願いします。街路事業費の出水駅周辺都市計画施設管理費では、西口第二駐車場の精算機等更新経費や出水駅南側の私有地を駐車場として活用するための整備工事費を新たに計上しました。
また、飛びまして、171ページをお願いいたします。建築物耐震改修促進事業費では、引き続き、木造住宅の耐震化を促進するため、民間木造住宅耐震診断等補助金を計上しましたほか、ブロック塀等の撤去や撤去後の新たな塀等の設置経費の一部を助成する危険ブロック塀等安全確保支援事業補助金を計上しました。
次に、空家等対策事業費では、空家等対策協議会開催経費や、市の特定空き家等の認定を受けた危険家屋等の除却に対して補助する特定空家等除却事業補助金を計上しました。
次に、飛んで209ページをお願いいたします。第11款災害復旧費では、現年発生道路及び河川の単独災害復旧費をこれまでどおり計上いたしております。
○大平伸章消防長 続きまして、消防本部所管部分の主な事業について、御説明申し上げます。
予算書は戻りまして、173ページを御覧ください。
第9款消防費の常備消防費では、安定した指令体制の確保のため、平成26年に運用を開始し、24時間、365日稼働し、119番通報に対応しております消防緊急通信指令施設の中間更新経費や指揮車の購入費を計上しましたほか、救急救命士による救急活動の体制の維持と、病院前救護の充実による地域の医療体制の向上を図るため、救急救命士の養成経費を計上いたしました。
175ページを御覧ください。非常備消防費です。下のほうです。第2分団自動車部の消防ポンプ自動車のほか、第11分団上名部及び第11分団下名部の小型動力ポンプ積載車の購入費を、それぞれ計上いたしました。
○溝口雄二教育部長 続きまして、教育部所管部分の主な事業について、御説明申し上げます。
戻りますけれども、予算書の81ページを御覧ください。第2款総務費、国際交流事業費の青少年交流事業費では、令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、派遣が中止となりましたので、改めて令和3年度に、本市の中学生・高校生を大韓民国順天市に派遣することとしておりますので、所要の旅費等を計上しております。
次に、飛びますけれども、179ページをお開きください。第10款教育費、教育総務費の事務局一般管理費では、訴訟事案に対する経費や教職員のメンタルヘルスケア業務委託料を計上し、181ページの特色ある学校づくり推進事業費では、大川内小学校の特認校通学用のタクシー借上料を計上し、また、小学校3年生から中学校3年生での外国語授業実施による英語指導助手、中学生の学力を向上させるための補助教員、特別支援教育支援員、学習支援アドバイザーなどの配置に係る経費を引き続き計上しました。
181ページから183ページにかけましての特認校区活性化事業費では、特認校区の活性化活動を支援する地域活性化協議会支援補助金並びに特認校留学事業や放課後教室授業に対する地域活性化推進事業費補助金につきましても、引き続き計上をいたしました。
このほか、183ページ、命の教育推進事業費では、各小・中学校に外部講師を招き、命の教育をテーマにした校内研修会の実施経費及び児童・生徒に、生と死の意味、自他の命の尊さ、生きる喜びを理解させ、いじめ・不登校などの諸問題を自らの問題として、市民ぐるみで考える機運を醸成していくために実施しております。各校の代表児童・生徒によるいじめ問題に関する取組発表や討論会を内容とする、いずみ宝子「命」のサミットの開催に係る経費を計上し、また、子供たちに、夢を持つことのすばらしさや仲間と協力することの大切さなどを学んでもらうために、各競技の第一線で活躍されたアスリートを講師として、中学校2年生を対象として実施するこころのプロジェクト「夢の教室」につきましても、引き続き、所要見込額を計上しました。
続きまして、小学校費ですが、185ページ、教育振興費の小学校教材費では、児童用図書の購入費を計上し、187ページ、学校建設費の小学校施設整備事業費では、出水小学校ほか4校の生徒用トイレの洋式化・乾式化に向けた改修設計委託費を計上しましたほか、上場小学校の屋内運動場の耐力度調査委託費を計上しました。
また、中学校費ですが、189ページでございます。教育振興費の中学校教材費では、教師用指導図書等の購入費を計上しました。
続きまして、191ページからの高等学校費でございますが、管理運営費等のほか、生徒たちの心の安定と保護者の精神的負担軽減のためにスクールカウンセラーの設置に要する経費や、高等学校教育設備整備事業費では、年次的に更新しております生徒用机・椅子の購入費をそれぞれ計上しましたほか、高等学校施設整備単独事業費では、教室棟西側の屋上防水及び手すり改修に係る工事費を計上しました。
193ページからの幼稚園費では、市立幼稚園の運営費等のほか、幼稚園施設整備事業費では、米ノ津幼稚園浄化槽取替工事を計上し、施設利用等支援事業費では、預かり保育等に係る施設利用料給付金や公立幼稚園副食費給付金をそれぞれ計上しました。
195ページ、社会教育費では、社会教育総務費におきまして、学校教育を地域で支援する学校応援団事業費、異年齢での集団生活を体験する出水ふるさと学寮事業費など、従来からの施策に係る経費を計上しております。また、成人式費では、新型コロナウイルス感染症感染拡大により、令和2年度の成人式が本年5月に延期となりましたので、2回分の開催経費を計上しております。
199ページでございます。青年の家維持補修費では、旧館外壁改修工事費等を計上しました。
201ページでございます。図書館費の図書館維持補修費では、野田図書館の屋根改修工事費を計上し、読書活動推進事業費では、ブックスタート事業経費及びセカンドブック事業経費を引き続き計上しました。
次に、207ページから209ページにかけましての学校給食費及び給食センター管理費では、学校給食提供に係る経費を計上しておりますほか、学校給食施設整備単独事業費では、小・中学校4校の給食室屋根防水工事費を計上しました。
211ページをお願いします。第11款災害復旧費では、現年発生公立学校施設等単独災害復旧費を、これまでどおり計上しております。
○池田幸弘支所庁舎建設部長 続きまして、支所庁舎建設部所管部分について、御説明申し上げます。
予算書の87ページを御覧ください。
第2款総務費、総務管理費の新支所庁舎整備事業費では、野田支所庁舎の外構工事費や高尾野・野田両支所の公用車車庫建築工事費を計上しましたほか、高尾野公民館や旧野田支所などの跡地整備に係る工事費をそれぞれ計上しました。
○冨田忍政策経営部長 以上、一般会計の歳出概要を御説明しました。
これに対します歳入といたしましては、分担金、負担金、国・県支出金、市債等を特定財源とし、市税、地方交付税等を一般財源として計上しております。市税につきましては、市民税、固定資産税、軽自動車税の減収を見込んで計上しましたほか、地方譲与税等につきましては、国の地方財政計画を参考に計上しております。
地方消費税の税率引上げ分を、全て社会保障政策に要する経費に充て、その使途について、予算書、決算書の説明資料等において明示することとされておりますので、その資料については213ページのほうに説明資料をお示ししてございます。
地方交付税でございますが、地方財政計画によりますと、前年度比5.1%の増額となっておりますけれども、令和3年度当初予算におきましては、一般財源としての所要額の調整ということで計上しております。
繰入金につきましては、陸上競技場全天候化事業等の財源として公共施設整備事業基金から繰入れますほか、財政調整基金及び減債基金等からの繰入金を計上しております。
市債では、臨時財政対策債につきましては、地方財政計画を参考に増額をしております。北薩広域行政事務組合への新焼却施設整備事業負担金や下高尾野橋完成に伴う橋梁整備事業費の減に伴いまして、衛生債及び土木債が減額となっておりまして、前年度と比較しますと大きく減額した形で計上をしております。
続きまして、予算第2条債務負担行為でございます。総合固定資産管理システムの更新業務委託ほか12件の限度額と期間を設定しております。
予算第3条地方債でございます。起債の目的、限度額等を設定しておりまして、3条に基づく令和3年度末の起債残高の見込額等につきましては、225ページの調書に記載をしてございます。
以上、一般会計の説明でございました。
次に、特別会計、企業会計について、それぞれ部長から、各会計予算案について主なものを説明を申し上げます。
まず、私のほうから、321ページをお願いいたします。交通災害共済特別会計でございます。歳出では、前年度までの実績を踏まえまして、交通災害共済見舞金の所要見込額を計上をしております。歳入では、会費及び基金繰入金等を計上いたしました。昨年から行政事務連絡員制度がなくなりまして、令和2年度共済会費の収入、懸念をしておりましたが、自治会長の皆様方の御尽力もありまして38.29%と、40%には届きませんでしたが、想定よりも高い会費をいただいて運営をしております。令和3年度におきましても、前年度を踏まえて収納の向上に努めていきたいと考えております。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩します。再開を3時30分といたします。
午後3時17分 休 憩
午後3時30分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、当局の提案説明を求めます。
○揚松智幸市民部長 それでは、続きまして、227ページからの国民健康保険特別会計の事業勘定についてですが、その概要について御説明申し上げます。
保険税の算定につきましては、県国民健康保険運営方針に基づき、令和2年度から令和5年度まで、段階的に資産割をなくす3方式、標準的な賦課割合とし、令和3年度国民健康保険事業費納付金に必要な税額を確保することも併せて税率改正を行うこととしております。
歳出では、保険給付費について、これまでの医療費の実績及び県が交付する普通交付金等を基に所要見込額を計上し、国民健康保険事業費納付金については、県に納付する納付金を計上しました。また、保険事業費においては、医療費通知、人間ドック補助事業、そのほか、特定健康診査事業費等に係る所要見込額を計上しました。
これに対します歳入では、国民健康保険税のほか、県支出金であります保険給付費等交付金、一般会計繰入金等を計上しました。
次に、263ページからの後期高齢者医療特別会計につきまして、申し上げます。令和3年度の保険料は昨年度と同率です。
歳出では、広域連合納付金について、後期高齢者の保険料及び保険基盤安定負担金等に係る納付金見込額を計上するとともに、後期高齢者健康診査事業費等に係る所要見込額を計上しました。
これに対する歳入では、後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金等を計上しました。
○冨永栄二保健福祉部長 次に、283ページからの介護保険特別会計について申し上げます。先ほどの国保と一緒で、その概要について説明をさせていただきます。
令和3年度は、第8期介護保険事業計画の初年度としての事業を実施してまいります。
歳出では、介護報酬改定や要介護認定者の増加に伴う介護サービス利用者、利用件数等を見込みまして、保険給付費等を計上いたしました。また、地域支援事業といたしまして、高齢者が歩いて通える場所に「集いの場」の立ち上げ支援を行う出水こけん塾事業費を計上しておりますほか、生活支援体制整備事業費では、高齢者生活支援推進協議会の設置に係る経費を計上するとともに、生活支援コーディネーターの勤務体制を充実させ、協議会が設置されていない地域への事業推進に取り組むこととしております。また、認知症総合支援事業費では、認知症初期集中支援チームを設置し、認知症の早期診断・早期対応に努め、また、認知症地域支援推進員を配置して、引き続き、速やかな相談対応を行ってまいります。
これに対します歳入でございますが、介護保険料につきましては、介護報酬の増額改定などの増加要因がございますが、介護給付費準備基金の取崩しにより、介護保険料基準額月額につきましては、第7期介護保険事業計画期間から引き続き据置きの6,200円として保険料を算定し、計上させていただいております。そのほか、国・県支出金、支払基金交付金及び一般会計繰入金等を計上いたしました。
○春田和彦産業振興部長 続きまして、337ページからの地方卸売市場特別会計につきまして、御説明申し上げます。
歳出では、施設管理費のほか、市場建設に係る市債の元利償還金を計上しております。また、歳入では、市場使用料及び一般会計繰入金等を計上いたしました。
○小原一郎水道部長 続きまして、水道事業会計について、御説明申し上げます。
水道事業会計につきましては、収益的収支では、給水人口の減少、世帯構成の変化、節水意識の向上等による影響で、営業収益において減収傾向が続いております。営業費用では、施設台帳整備及び電気工作物委託料を追加したことで増額となることから、前年度より1,288万3,000円の減となる176万2,000円の純利益を計上するものでございます。一方、資本的収支の事業としまして、老朽化に伴う管路、設備、機器の更新及び耐震管の整備、並びに道路改良工事等に伴う配水管の整備事業を予定しています。
予算規模としましては、水道事業収益で7億9,177万円、水道事業費用で7億8,134万9,000円、資本的収入で1億3,264万9,000円、資本的支出で4億3,858万1,000円となっております。
今後も、経営努力によりまして経費の節減に努め、市民の皆様に安全で良質な水の安定供給に努めてまいりたいと考えております。
続きまして、出水市下水道事業会計について、御説明申し上げます。
下水道事業は、令和2年度から地方公営企業法の全部を適用し、令和3年度予算が公営企業会計を適用した2年目の予算編成となります。都市の健全な発達及び公衆衛生の向上に寄与し、併せて公共用水域の水質の保全に資するよう努めてまいります。
令和3年度の主な事業としましては、下水道施設全体の維持管理・改築に関する長期的な改築事業のシナリオを策定するため、令和2年度に引き続き、ストックマネジメント計画を策定いたします。建設改良事業では、出水浄化センターの管理棟、汚泥処理棟の耐震化補強工事と継続の陶管更生工事を実施いたします。
下水道事業の予算規模としましては、下水道事業収益で19億2,632万9,000円、下水道事業費用で18億5,029万7,000円、資本的収入で5億6,851万6,000円、資本的支出で11億5,744万6,000円となっております。
今後におきましては、経営の基本であります企業の経済性を発揮するとともに、公共の福祉を増進するよう運営してまいりたいと考えております。
○髙橋正一出水総合医療センター事務部長 続きまして、病院事業会計について、説明を申し上げます。
病院事業では、基本理念である良質な医療を提供し、市民に信頼される病院を目指し、経営改善に努めているところでございます。昨年当初から、新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして患者数が減少し、一時的に経営が危ぶまれる状況もありましたが、全職員が一丸となり、責任感と使命感を持って取り組み、一般会計からの支援もいただいた結果、何とか経営を維持することができました。今後も見通しが厳しい状況ではございますが、感染症対応に当たりながら、経営改善を継続してまいります。
それでは、令和3年度当初予算の方針を申し上げます。出水総合医療センターにおきましては、独立採算による継続的で健全な経営基盤を築くため、新型コロナウイルス感染症を契機とする新たな日常に対応した医療供給体制の構築をはじめ、経営改善のための施策を積極的に展開してまいります。高尾野診療所におきましては、在宅療養支援診療所としての運営をさらに強化することで経営改善に努めてまいります。また、野田診療所におきましても、在宅療養支援診療所として、引き続き地域に密着した医療を提供してまいります。
続きまして、令和3年度の主な事業を説明申し上げます。出水総合医療センターにおきましては、院内保育所を開設し、働きやすい職場環境を整備するとともに、老朽化した非常用発電機設備の更新を行い、災害拠点病院として安定した医療供給体制を整備するほか、内視鏡システム機器をはじめとする医療機器等を更新し、医療の質の向上を図ります。また、医師確保対策としまして、医師修学資金貸与金、研究講座寄附金を継続するとともに、積極的な招聘活動に努めてまいります。
高尾野診療所におきましては、超音波画像診断装置を更新し、また、野田診療所におきましては、電子カルテシステムを新規導入することで医療の質の向上を図ってまいります。
このようなことから、予算規模は、病院事業収益が53億1,863万5,000円、病院事業費用が52億7,183万1,000円、資本的収入が6億2,150万4,000円、資本的支出が7億8,587万9,000円となるものです。
今後におきましても、他の医療機関、介護施設等と緊密に連携しながら、地域に必要な医療を提供することで市民の生命と健康を守り、地域の健全な発展に貢献してまいりたいと考えております。
○冨田忍政策経営部長 以上で、令和3年度当初予算、各会計にわたる主な事業の説明を終わらせていただきます。
長くなりましたが、ありがとうございました。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で提案説明が終わりました。
これより総括質疑に入りますが、質疑をされるときは、議案番号、何ページと示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては所管委員会において委員会審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内といたします。
質疑を許します。
○7番(吉元勇議員) 議案第2号令和3年度出水市一般会計予算です。61ページの繰入金、その中の財政調整基金繰入金でありますが、本定例会のために準備された令和3年度当初予算の概要を見ますと、繰入金の残高の推移があります。令和2年度が約8億円ぐらいの減になっていたと思います。一番最後の65ページです。基金残高推移。令和元年度末が約82億4,300万円で、令和2年度が74億1,400万円、令和3年度が、ここに財政調整基金繰入金が6億円とあります。だんだん減っていくような形で、特に令和2年度は、コロナの関係の財政的な緊急出動がありました。
令和3年度も、約6億円の財政調整基金のほうから繰入金をと考えていらっしゃいますようですが、ちょっと、この辺、何か大きいもの、あるいは考えられるもの、説明できる点があればお願いしたいと思います。
○椎木伸一市長 吉元勇議員のほうから財政調整基金積立金の減についての御質問ですけれども、以前にも、臨時議会の折でしたか、この減少については経済の不況あるいは災害の発生等、思わぬ支出があった時のために積み立てているものでございまして、まさにコロナの件につきましては、災害と同等のものであるという認識の中で時機を逸しない対策を打ってきたところであります。
中身の詳細については、政策経営部長のほうから答弁をさせます。
○冨田忍政策経営部長 財政調整基金の現状でございます。吉元議員おっしゃられたとおり、令和2年度においては約8億円の減少ということになります。更に令和3年度では、今現在、当初予算現在で6億円ほど減少していくということでございます。
令和2年度につきましては、コロナ対策の影響が一番大きいかと思います。ただ、今後、さきほど市長も施政方針等々で申し上げたとおり、国の3次補正がございますので、その3次補正の段階で、コロナ対策に係る地方創生臨時交付金がまた交付をされることになっておりまして、それらをまた財源として令和2年度財源として活用できますので、その分は若干、財政調整基金の取崩し額が減ってくるものだと考えております。
令和3年度、6億円の取崩しでございますが、現段階の調整でございまして、これにつきましても、コロナに係る臨時創生交付金等が令和3年度でも使えるというような形で内報を受けておりますので、今後、補正の機会を通じて減少するものだと思います。
ただ、財政調整基金につきましては、市長が申し上げましたとおり、臨機に必要な財源を調達する場合に備えて、積み立てておりますので、今回のようなコロナの事案等については、一般財源等の余裕がない場合でも基金を活用させていただくという考えについては変わりはございません。
○7番(吉元勇議員) 残高が68億1,800万円、財政調整基金の残高といいますか、これが大きいのか少ないのか、いろいろと、あまり節約してもでしょうし、使いすぎてもでしょうから、また、これは今後やりたいと思いますが。
93ページ、戸籍住民基本台帳事務費ですが、いつから始まったかは定かではありませんが、4年ぐらい前でしたか、新庁舎になってから共立メンテナンスさんのほうに外部委託しておりますが、本定例会にも条例改正で提案されているように、いわゆる性的少数者、マイノリティのことも含めて性別の多様性、この観点から条例改正の提案もされていますが、ここは、新庁舎になってから共立メンテナンスさんの従業員の方を見ますと、全員、毎年、女性でありますが、ここに僕はちょっと違和感を覚えるのが、やっぱりああいう窓口業務は女性がするものだよというような、ある程度メッセージを送っているような感じがします。ここに約6,000万円の窓口業務委託費があると思いますけど、その点、市長は、窓口業務は女性がするものだというようなメッセージを送っているというふうに僕は取られても仕方ないのかなという気がしますが、改めて、共立メンテナンスさんとのその辺の協議は今後されるのか、いや、それは吉元君、考えすぎだよということなのか、それを含めて、市長の今後の。
○議長(杉本尚喜議員) 吉元議員、質疑ですので、疑義については一般質問、あるいは委員会審査で行ってください。
○7番(吉元勇議員) 共立メンテナンスさんは女性だけですが、その辺、何か問題はないですか。
○椎木伸一市長 受付業務については、相手の委託先との内容の協議等でやっているわけですけれども、受付について、誰がやろうといいわけですけれども、こちらから女性をというようなあれは特にしておりません。
詳細については、市民部長のほうから答弁をさせます。
○揚松智幸市民部長 今、市長が申しましたとおり、契約において、男であるとか、女であるとかいう指定はしておりませんので、それは業者さんのお考えかというふうに思います。
○7番(吉元勇議員) 207ページ、教育費の学校給食費の中の一般職の職員給与費ですが、職員の管理という意味で、特に職員の病欠の扱いといいますか、ここにも会計年度任用職員の給与費が20人、あるいは、その下に、中学校であれば9人と出ておりますけども、どうも一般職の方の勤務について、少し病気休暇のことも含めて問題があるというふうに聞こえてきます。その辺の正職員への公務員としての休暇の取り方の在り方云々についてはきちんとできておりますでしょうか。
○溝口雄二教育部長 職員の服務については、従来から、ずっと適正にやっておりますので、病休というものは、ちょっとうちのほうで把握はしておりませんが、年次休暇のことだとは思うんですけど、年次有給休暇につきましても、正当な取得というふうに考えております。
○14番(中嶋敏子議員) 75ページのところに、高尾野診療所の外来収益が、年間外来患者見込数の延べで1万1,280人、患者1人1日当たりの収入が9,200円なんですね。あと、89ページのほうに野田診療所の部分が出ているわけですけれども、同じく、野田診療所は年間外来患者見込数が延べで9,500人、患者1人1日当たりの収入が1万600円なんですね。この差について、いつも、なぜ、こういう数字が出るのかというのと、あと、高尾野も在宅への取組を進めるんだというのは、昨年もそういう答弁だったのかなという気がしていますけど、ここら辺についてはどういうふうに考えておられるかお聞きいたします。
○髙橋正一出水総合医療センター事務部長 これまでも御指摘いただいておりますように、高尾野診療所、野田診療所、特に高尾野診療所は、休床化してからは、どちらも外来のみを対応するという形になっておりまして、対照的な経営状況になっております。
患者の1人1日当たりの収入というのが、野田診療所が大きい要因、あるいは高尾野が低い要因としましては、やはり訪問診療をどれだけやっているかというところで、この差が生じているところがございます。ですので、令和2年度当初におきましてもこの訪問診療に力を入れるということで予算も計上したところだったんですけども、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響がございまして、なかなか訪問診療で新規開拓をするというのが難しかったという部分がございます。その辺も含めまして、令和3年度、こちらも対応を強化していきたいと考えております。特に、現在、出水総合医療センターが第2病棟を感染症の専用病床にしていることで、本院のほうが病床数を減らしておりますので、そうすると、その分の患者さんというのを、何とか転院、あるいは早期の退院を促して、そして在宅医療で対応していく部分は対応したいというふうな考え方も持っておりますので、患者さんのサポートとして在宅診療を強化していきたいと、そのように考えているところです。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題におります議案のうち、議案第2号から議案第9号までの令和3年度各会計予算議案9件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で、自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨をお伝えおき願いたいと存じます。
-------------------------------------------------------
△ 散 会
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。よって、本日はこれで散会いたします。第2日の会議は3月5日に開きます。御苦労さまでした。
午後3時54分 散 会
-------------------------------------------------------
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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