令和2年出水市議会第4回定例会会議録第6号
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令和2年12月25日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 20名
1番 南 鶴 洋 志 議員
2番 橋 口 住 眞 議員
3番 上須田 清 議員
4番 日 髙 信 一 議員
5番 北御門 伸 彦 議員
6番 枦 山 卓 二 議員
7番 吉 元 勇 議員
8番 土 屋 工 吉 議員
9番 鶴 田 均 議員
10番 田 上 真由美 議員
11番 杉 本 尚 喜 議員
12番 出 水 睦 雄 議員
13番 鶴 田 悌次郎 議員
14番 中 嶋 敏 子 議員
15番 宮 田 幸 一 議員
16番 道 上 正 己 議員
17番 榎 園 隆 議員
18番 垣 内 雄 一 議員
19番 築 地 孝 一 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
宮 﨑 毅 財政課長
松 岡 秀 和 企画政策課長
宗 像 完 治 企画政策課秘書監(課長補佐)
冨 永 栄 二 保健福祉部長
揚 松 智 幸 市民部長
春 田 和 彦 産業振興部長
東 畠 賢 一 農林水産統括監(参与、農林水産整備課長事務取扱)
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
池 田 幸 弘 高尾野支所長
山 口 徹 野田支所長
髙 橋 正 一 出水総合医療センター事務部長
大 平 伸 章 消防長
溝 口 省 三 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
冨 田 宏 選挙管理委員会委員長
川 平 信 二 選挙管理委員会事務局長
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議会事務局
畠 山 義 昭 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
浦 﨑 紀 光 主任主査
中 村 勇 士 主査
野 﨑 育 美 主査
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付議した事件
陳情第3号 種苗法改正の白紙撤回を求める陳情書(産業建設委員長報告)
議案第112号 出水市子ども医療費助成条例及び出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
議案第114号 出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
議案第115号 出水市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
議案第116号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市放課後児童クラブ)(文教厚生委員長報告)
議案第117号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市出水老人福祉センター)(文教厚生委員長報告)
議案第118号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市高齢者ふれあいセンター)(文教厚生委員長報告)
議案第119号 公の施設の指定管理者の指定について(天神コミュニティセンター)(産業建設委員長報告)
議案第120号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市畑作技術振興促進センター)(産業建設委員長報告)
議案第121号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市漁船上架施設)(産業建設委員長報告)
議案第122号 財産の取得について(教育用タブレット(市立高校用))(文教厚生委員長報告)
議案第97号 令和2年度出水市一般会計補正予算(第14号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
議案第99号 令和2年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)(文教厚生委員長報告)
議案第100号 令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)(文教厚生委員長報告)
議案第102号 令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第5号)(文教厚生委員長報告)
議案第104号 令和2年度出水市水道事業会計補正予算(第3号)(産業建設委員長報告)
議案第106号 令和2年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)(産業建設委員長報告)
議案第109号 令和2年度出水市病院事業会計補正予算(第8号)(総務病院委員長報告)
発議案第5号 出水市議会基本条例の一部を改正する条例の制定について
閉会中の継続審査について
請願第4号 風力発電事業の風車の設置場所を牧場から少なくとも2キロメートルの距離をおくことについての請願
午前10時00分 開 議
△ 開 議
○議長(杉本尚喜議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和2年出水市議会第4回定例会第6日の会議を開きます。
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△ 諸般の報告
○議長(杉本尚喜議員) 諸般の報告を申し上げます。
教育委員会から、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定による令和2年度教育委員会の事務事業点検評価報告書の提出がありましたので、皆様の議席にその写しを配付しておきました。
以上で、諸般の報告を終わります。
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△ 議事日程の報告
○議長(杉本尚喜議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和2年出水市議会第4回定例会
議 事 日 程 第 6 号
令和2年12月25日 午前10時 開 議
第1 陳情第3号 種苗法改正の白紙撤回を求める陳情書(産業建設委員長報告)
第2 議案第112号 出水市子ども医療費助成条例及び出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
第3 議案第114号 出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
第4 議案第115号 出水市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長報告)
第5 議案第116号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市放課後児童クラブ)(文教厚生委員長報告)
第6 議案第117号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市出水老人福祉センター)(文教厚生委員長報告)
第7 議案第118号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市高齢者ふれあいセンター)(文教厚生委員長報告)
第8 議案第119号 公の施設の指定管理者の指定について(天神コミュニティセンター)(産業建設委員長報告)
第9 議案第120号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市畑作技術振興促進センター)
(産業建設委員長報告)
第10 議案第121号 公の施設の指定管理者の指定について(出水市漁船上架施設)(産業建設委員長報告)
第11 議案第122号 財産の取得について(教育用タブレット(市立高校用))(文教厚生委員長報告)
第12 議案第97号 令和2年度出水市一般会計補正予算(第14号)(総務病院・文教厚生・産業建設委員長報告)
第13 議案第99号 令和2年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)(文教厚生委員長報告)
第14 議案第100号 令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)(文教厚生委員長報告)
第15 議案第102号 令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第5号)(文教厚生委員長報告)
第16 議案第104号 令和2年度出水市水道事業会計補正予算(第3号)(産業建設委員長報告)
第17 議案第106号 令和2年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)(産業建設委員長報告)
第18 議案第109号 令和2年度出水市病院事業会計補正予算(第8号)(総務病院委員長報告)
第19 発議案第5号 出水市議会基本条例の一部を改正する条例の制定について
第20 閉会中の継続審査について
請願第4号 風力発電事業の風車の設置場所を牧場から少なくとも2キロメートルの距離をおくことについての請願
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△ 議 事
○議長(杉本尚喜議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第1陳情第3号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第1、陳情1件を議題といたします。
ここで、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) おはようございます。それでは、産業建設委員会に付託された審査事件は、陳情第3号種苗法改正の白紙撤回を求める陳情書について、会議規則第39条の規定に基づき、その審査の経過と結果について報告いたします。
本委員会は、令和2年12月15日午前8時49分に開会し、机上審査を9時31分から12時まで、第三委員会室で全委員出席のもとで、関係部長、農林水産統括監、課長、係長の参考意見を求め、審査を行いました。
この陳情は、これまで原則として農家に認められてきた登録品種の自家増殖を許諾制にすることで事実上一律禁止し、農家の種取りの権利が著しく制限されることになり、同時に、許諾手続・費用、もしくは種子を毎年購入しなければならないなど、日本の農業を支える圧倒的多数の農家にとって新たに大きな負担が発生し、農家の経営を圧迫し、ひいては地域農業の衰退を招きかねずといった趣旨の陳情であります。
参考意見として、課長より、令和2年12月2日、改正種苗法が可決、成立した。影響について、自家増殖の方に対して影響があるということだが、自家増殖の許諾制については、令和4年4月から適用されるということで、その間に、自家増殖の方の負担が少なくなるように、今、農林水産省のほうで動いているとの説明でありました。
質疑はなく、続く討論では、委員より、反対の立場で、「今回の改正法については、特に国内で開発された種苗等を、特に海外に安易に出さない、防止するというような観点があり、これは、現在の日本の農業を見たときに、大変重要な改正法ではなかろうかと思います。陳情書の中にもありますように、改正によって農家への負担増などがあるというようなこともありまして、特に今回の改正法の成立においては、衆・参両院の農林水産委員会が附帯決議を採択しております。それは、政府に、種苗の適正価格での安定供給や自家増殖の許諾手続の適正な運用などを求めるといったような附帯決議でありまして、陳情者が求める内容も入っていると考えます。今回の陳情書については、種苗法改正の白紙撤回を求める陳情書でありますが、日本の農業を考えたときに、現在のこの改正法が必要であるという認識から、不採択と考えます。」という反対討論があり、また、委員より、反対の立場で、「今回、改正種苗法が令和3年4月に施行されます。これは海外流出防止ということでありますけれども、それぞれ食物、果樹、いろんなニュースを見たところ、ブドウ農家では200種以上のブドウを育てているけれども、研究開発に何十年という、新品種をつくるのに手間暇がかかって、これが成立したことによって、私たちのやっている仕事が重要、かつ日本の農業に貢献するという御意見も伺ったところであります。よって、今回の改正種苗法成立については賛成であり、本陳情については、不採択と考えます。」という反対討論があり、採決の結果、賛成皆無により、不採択とすべきものと決定しました。
以上で、産業建設委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 陳情第3号種苗法改正の白紙撤回を求める陳情書について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいまの委員長報告は、陳情に不採択の立場でありますけれども、その不採択の委員長報告に反対し、採択すべしという立場で討論をいたします。
種苗法は、さきの通常国会で、食の安全を願う多くの消費者、農民、市民の反対の声に押され、一度も審議されることなく、通常国会では継続審査となりました。しかし、政府は、臨時国会でごく短時間の審議で成立をさせました。
種苗法は、日本政府も批准する食料及び農業のための植物遺伝資源に関する国際条約が規定する農民の自家増殖の権利を原則禁止するものであります。これは、主要農作物種子法廃止と同時に成立した農業競争力強化支援法で、公的機関が保有する種子の知見を民間企業に提供することを盛り込み、さらに、海外企業が日本での品種登録をしやすくするなど、日本の優良品種を多国籍種子企業に提供するものと言わざるを得ません。自家増殖を禁止しても、海外流出を防げないことは、農水省自身が認めています。自家増殖禁止は、許諾料や毎年種子を購入せざるを得なくなるなど、農民に負担増を強いることは明らかであります。農水省は、育成者権が及ぶのは1割にも満たない登録品種だから影響はないといいますが、実際の栽培では、米では3割以上を占めるなど、登録品種の利用が増えております。また、人気の在来種を、ゲノム編集技術で栄養素強化の性質などを組み込んで新たな品種として登録し、在来種を企業の許諾の特許の権利下におき、もうけの種にすることを可能にしています。さらに、種子企業は、遺伝子組換え種子の開発依頼、種子の栽培マニュアル、契約に肥料や農薬などの使用料や使用時期を組み込み、農民の栽培に対する自主的判断を奪う傾向も強めており、栽培面からの企業依存をも狙っております。
このように、種苗法は種子の企業支配を拡大させ、品種の多様性と農民の栽培技術を奪い、気候変動などへの対応力を低下させ、日本の多様な食文化を支えてきた農産物の安定生産への消費者の願いにも逆行するものであります。
以上、問題点を指摘をし、陳情書そのものを採択すべしという立場から討論いたします。
○7番(吉元勇議員) 議題となっています陳情に対して、委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
今回の改正種苗法は、優良品種の海外流出の防止を目的とした改正種苗法であります。あわせて、今回、衆・参の農林水産委員会のほうで附帯決議を採択しております。政府に、種苗の適正価格での安定供給や自家増殖の許諾手続の適正な運用を求めるという附帯決議です。このような形で、農家の負担も軽減されると考えられます。
よって、今回の陳情に対しては反対するものであり、委員長報告に賛成するものです。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。この採決は起立によって行います。この陳情に対する委員長の報告は、不採択です。したがって、原案について採決いたします。本陳情を採択することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立少数です。よって、本案は不採択とすることに決定いたしました。
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△ 日程第2議案第112号・日程第3議案第114号
日程第4議案第115号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第2から日程第4までの条例議案3件を、一括して議題といたします。
ここで、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) おはようございます。それでは、議案第112号出水市子ども医療費助成条例及び出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果につきまして御報告を申し上げます。
審査にあたり、こども課長から、「平成30年10月から、市民税非課税世帯の未就学児6歳までを対象として、医療機関窓口での自己負担のない現物給付となっていたものを、県の乳幼児医療費助成事業制度の改正を受け、令和3年4月から、非課税世帯の7歳から18歳までの医療費について、窓口負担を不要とするため制度改正を行う。また、あわせて、転入者等の課税状況を把握するため、個人番号を利用した情報連携により他の自治体の課税情報を確認できるようにして、対象者の利便性の向上、事務の効率化を図る。なお、非課税世帯の7歳から18歳までの本市の人口は約800人、世帯数は約350世帯で、手続をすると4月から医療費を受けた際、自己負担が不要となる」との説明がありました。
続く質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第114号出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果につきまして御報告申し上げます。
審査にあたり、税務課長から、「地方税施行令の一部を改正する政令が令和2年9月4日に公布され、国民健康保険税に関する改正について、令和3年1月1日から施行されることに伴い、所要の改正をするもので、背景として、平成30年度の税制改正において、働き方の多様性を踏まえた個人所得税の所要の見直しで、給与所得控除及び公的年金等控除を10万円引き下げ、基礎控除を10万円引き上げる改正があり、出水市税条例においても、平成30年第3回定例会で改正を議決いただいた。基礎控除前の総所得金額等が活用される国民健康保険税等の社会保険制度等において、その負担に影響や不利益がないように適切な措置を講じるため、平成30年度の税制改正が行われ、今回、国民健康保険税の軽減措置について影響が出ないようにするための改正である」との説明がありました。
続く質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第115号出水市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果につきまして御報告申し上げます。
審査にあたり、いきいき長寿課長から、「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準及び指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の一部改正に伴う所要の改正をするものである」との説明があり、続く質疑では、「主任介護支援専門員と介護支援専門員の違いで、経験年数、研修に関するものなどあるのか。また、これを緩和して、6年間の暫定期間を置く場合のサービス利用についてのデメリットは想定されないのか」との質疑に対し、「主任介護支援専門員は、介護支援専門員、ケアマネジャーですが、ケアマネジャーを5年経験して、資格受検の要件を満たすということになる。また、主任介護支援専門員と介護支援専門員の違いでの利用者の方へのデメリットは、特に想定されない」との答弁でした。また、「介護支援事業所では、主任がいるとメリットはあるのか」との質疑に対し、「給付費等のメリットはないが、管理者を主任介護支援専門員とした背景は、質の高いケアマネジメントの推進ということであった」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第112号出水市子ども医療費助成条例及び出水市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第114号出水市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第115号出水市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△ 日程第5議案第116号・日程第6議案第117号
日程第7議案第118号・日程第8議案第119号
日程第9議案第120号・日程第10議案第121号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第5から日程第10までの公の施設の指定管理者の指定議案6件を、一括して議題といたします。
ここで、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) それでは、議案第116号公の施設の指定管理者の指定について(出水市放課後児童クラブ)について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果につきまして御報告申し上げます。
審査にあたり、こども課長から、「令和3年3月31日で指定管理者の指定期間が満了する出水市放課後児童クラブについて、新たに指定管理者を指定するため提案するもので、障害児の児童クラブが1施設、通常児童クラブが6施設、計7施設の管理を、社会福祉法人出水市社会福祉協議会に指定し、指定期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間とするものである。また、市社会福祉協議会は、平成18年度から本年までの3期15年の実績があり、この間、大きな事故もなく、安定的に運営をされていて、この規模の児童クラブを継続的に開所できる経験豊富な支援員を多数有しており、非公募により選定を行い、選定審議会から問題ない旨の答申もいただいている」との説明がありました。
続く質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第117号公の施設の指定管理者の指定について(出水市出水老人福祉センター)及び議案第118号公の施設の指定管理者の指定について(出水市高齢者ふれあいセンター)について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果につきまして、一括して御報告申し上げます。
審査にあたり、いきいき長寿課長から、「議案第117号出水市出水老人福祉センターについては、指定管理者を出水市社会福祉協議会に指定し、指定期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間とするものである。また、市社会福祉協議会は、3期の実績がある」との説明がありました。
次に、「議案第118号出水市高齢者ふれあいセンターについては、指定管理者を出水市平和町72番地、公益社団法人出水市シルバー人材センターに指定し、指定期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間とするものである。また、シルバー人材センターは、3期の実績がある」との説明がありました。
両議案ともに、続く質疑、討論はなく、採決の結果、議案第117号、議案第118号、それぞれ全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第116号公の施設の指定管理者の指定について(出水市放課後児童クラブ)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
○2番(橋口住眞議員) 議案第116号公の施設の指定管理者の指定について(出水市放課後児童クラブ)について、意見を付して賛成をいたします。
今回、6件の指定管理者の指定議案が上程されております。委託管理制度については、現状では事業の継続や雇用問題のリスクを内蔵している制度であります。施設の安定的な運営、利用者、住民サービスの向上のためには、この指定管理の民間施設で働かれる方々のために公契約条例を制定することにより、賃金を上げることは不可欠であります。市が民間と結ぶ公契約において最低賃金を制定することは違法ではなく、全国各地で、自治体で条例を制定されております。働く方々、中でも若者も将来の明るい展望を描ける賃金、雇用体制であることが地域の活性化につながります。特にこのコロナ禍にあっては、不安定な雇用状況の改善は不可欠であります。早急な公契約条例の制定を行っていただくことを意見いたしまして、賛成討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第117号公の施設の指定管理者の指定について(出水市出水老人福祉センター)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第118号公の施設の指定管理者の指定について(出水市高齢者ふれあいセンター)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) それでは、産業建設委員会に付託された審査事件は、議案第119号公の施設の指定管理者の指定について(天神コミュニティセンター)、議案第120号公の施設の指定管理者の指定について(出水市畑作技術振興促進センター)、議案第121号公の施設の指定管理者の指定について(出水市漁船上架施設)、以上3件、会議規則第39条の規定に基づき、その審査の経過と結果について報告いたします。
本委員会は、令和2年12月15日8時49分より開会し、9時31分から12時まで、机上審査を第三委員会室で全委員出席のもと、関係部長、農林水産統括監、課長、係長等の出席を求め、審査を行いました。
それでは、議案第119号公の施設の指定管理者の指定について(天神コミュニティセンター)について、課長より、「天神コミュニティセンターについては、平成28年4月1日から5年間、天神自治会を指定管理者として指定しており、令和3年3月31日で指定管理者の指定期間が満了する。引き続き、令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間、天神自治会を指定管理者とし、引き続き提案するものである。公の施設指定管理者選定審議会からも、公募によらず、引き続き天神自治会を選定することに問題ない旨の答申を受けている、また、本施設については、第3回定例会において、令和6年4月1日に天神自治会へ譲与することについて、議決を受けている」との説明がありました。質疑はなく、討論に入り、賛成の立場で、「この天神コミュニティセンターは、もともとから天神自治会が管理運営してきたところで、天神自治会がそのまま継続するということで、賛成いたします」との討論があり、採決の結果、全会一致により、原案のとおり、可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第120号公の施設の指定管理者の指定について(出水市畑作技術振興促進センター)について、課長より、「出水市畑作技術振興促進センター、通称アグリセンターは、旧高尾野町時代の平成6年4月に整備され、農業者に対する各種研修をはじめ、農業経営の完全合理化、生産技術向上、情報交換等、地域農業の振興を図るために整備され、本市の農業振興に寄与している施設である。指定管理者による管理は、現在5期目で、全て鹿児島いずみ農業協同組合にお願いしている。施設の設置目的を効果的かつ効率的に達成できると判断し、また、公の施設指定管理者選定審議会からも、公募によらず、鹿児島いずみ農業協同組合を選定することに問題ない旨の答申を受けたので、同組合を指定管理者として提案するものである」との説明でした。
質疑に入り、委員より、「公募によらない対象の指定管理ということで理解しているが、興味を示している民間等の団体からの問合わせなどはなかったのか」との質疑に、課長より、「運営については、現在に至るまで、他の業者から管理運営に関する問合わせや相談はなく、積極的に参加したいと考えている業者はいないのではないかと考えている」とのこと。
討論に入り、賛成の立場で、「本件につきましては、5年間の期間満了ということで、また引き続き、これまでのノウハウをしっかりと継続していきたいということで、賛成の討論といたします」との討論があり、採決の結果、全会一致により、可決すべきものと決定しました。
次に、議案第121号公の施設の指定管理者の指定について(出水市漁船上架施設)について、農林水産統括監より、「本案については、令和3年3月31日で指定管理が満了する。平成28年から5年間、高尾野町漁船上架施設管理運営組合にお願いしてきた。この団体が管理運営についてはノウハウを持っているということで、公募によらない方法で選定をしようとするものである。この施設について、公の施設指定管理者選定審議会から、問題ない旨の答申を受けたので、この団体を指定しようとするものである」との説明がありました。
質疑はなく、討論に入り、賛成の立場で、「本施設におきましては、高尾野町漁船上架施設管理運営組合が今まで継続されてきている施設ですので、また、これについては熟知されていることだと思います。継続的意味もあることから、議案については賛成いたします」との討論があり、採決の結果、全会一致で、可決すべきものと決定いたしました。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第119号公の施設の指定管理者の指定について(天神コミュニティセンター)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第120号公の施設の指定管理者の指定について(出水市畑作技術振興促進センター)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
議案第121号公の施設の指定管理者の指定について(出水市漁船上架施設)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△ 日程第11議案第122号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第11、議案第122号財産の取得について(教育用タブレット(市立高校用))を議題といたします。
ここで、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) それでは、議案第122号財産の取得について(教育用タブレット(市立高校用))について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果につきまして御報告申し上げます。
審査にあたり、商業高校事務長から、「ICTを活用した学習の充実を図るため整備しようとするもので、財産の種類及び数量は、タブレット端末270台、統合ソフト270本であり、今回購入分は、生徒1学年と2学年分になる」と説明がありました。
続く質疑では、「タブレット端末等の詳細は」との質疑に対し、「前回、3年生分を購入したものと同様で、Windows系のサーフェスプロ2である」との答弁でした。
次に、「予定価格はあったのか」との質疑に対し、「入札は契約検査課に依頼したが、予定価格は設定してあったと確認している」との答弁でした。
次に、「全国的な調達で、納期など大丈夫か」との質疑に対し、「納期限を3月31日までとしている」との答弁でした。
次に、「実際に学校で活用する時期は、令和3年度の新学期からできるのか」との質疑に対し、「4月に入って先生方の研修などあると思うが、できるだけ早い段階で使えるような状態にはしたい」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第122号財産の取得について(教育用タブレット(市立高校用))について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△ 日程第12議案第97号・日程第13議案第99号
日程第14議案第100号・日程第15議案第102号
日程第16議案第104号・日程第17議案第106号
日程第18議案第109号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第12から日程第18までの各会計補正予算議案7件を、一括して議題といたします。
ここで総務病院委員長の審査報告を求めます。
○総務病院委員長(枦山卓二議員) 議案第97号令和2年度出水市一般会計補正予算(第14号)所管部分について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について、質疑部分を中心に御報告いたします。
今回の補正は、政策経営部の財政課、総務課、くらし安心課、企画政策課、情報課の5課、選挙管理委員会、消防本部、議会事務局の補正予算について審査いたしました。
予算議案1件で、総額は3億6,984万2,000円で、補正後の規模は369億8,199万7,000円になるとの説明があり、財政課所管分については、「歳出の分で、32ページの財産管理費、備品購入費の車両管理費で、令和2年度については、庁用自動車の10人乗りを1台、軽の箱バンを2台購入している。また、ドライブレコーダーについては、財政課分として72台の購入及び設置が完了しており、事業費が確定したため、不用額を減額補正するものである」との説明がありました。特に質疑はありませんでした。
次に、総務課所管部分について、「8ページの第2表繰越明許費補正の追加で、2款総務費の勤怠管理システム導入事業で5,000万円。この事業については、現在、本市の仕様書と契約先の基本システムとのすり合わせを行っており、約百数十項目の調整、協議のところが終了した。年明け、新型コロナの関係でスケジュールが遅れることも想定をしており、現在スケジュールどおりに事業進捗をしているが、不測の事態も想定し、繰越しの手続をしている。次に、9ページ、第3表債務負担行為の補正の追加で、メンタルヘルスケア業務委託264万円は、メンタル不調による病休者が現在2名、そのほかにもメンタルに若干不調を訴えている職員等もおり、契約先と、24時間365日途切れなく対応していただくための債務負担行為を設定するところである。次に、33ページの総務管理費、06職員研修費の減額で208万円、新型コロナウイルス感染症対策に伴う研修旅費等の調整で、軒並み年間を通じて中止になった研修の分の旅費と負担金の減額になる。次に、65ページの補正予算給与費明細書で、1の特別職共済費が35万1,000円の減で、共済負担率の変更による減で、教育長の分になる。次に、2の一般職1人減は、商業高校の教員が退職をされ、その補充としては期限付教諭を補充したが、期限付教員はここの給与費明細書には記載されず、結果的にマイナス1という記載になっている。括弧書きで1増になっているが、これはマイナンバーカード交付事務に伴う会計年度任用職員を、市民生活課で雇用した分が増になっている。そのほか給与費については、実績見込みに応じて減額、職員手当については179万6,000円の増とあるが、新型コロナウイルスの感染症等対策で時間外勤務が増加したこと、台風10号対策で、410人程度の職員が土日勤務をした関係で時間外勤務手当が増になったところが主な原因となっている」との説明がありました。
続く質疑において、「65ページにおいて、時間外勤務手当が上がったという話だったが、以前から問題になっていた超過勤務ということで、1か月における残業時間が1番多かった職員は」との質疑に対して、「一番時間外勤務が多かったのは、財政課の財政係の職員が、コロナの関係で補正予算、定額給付金の関係や、いろんな子育ての給付金の関係、その予算編成で、補正も今回第14号ということで、異例と言えば異例ぐらいの補正予算の編成作業をしているため、財政係の職員が一番多い」との答弁でした。続いて、「そのときに、ラインとなる1か月の超過勤務が100時間とか、大幅に超えてしまう。今年度の場合は、特に致し方なかったかと思うが、労働環境の整備という点では負担をかけているのではないかと思うが、そういったラインはどのようになっているのか」との質疑に対して、「1か月の時間外勤務が100時間を超えたら、医師の面談が必要と。あるいは2か月から6か月の平均で80時間を超えた職員、それから1か月80時間を超えて、本人が申し出た場合においては産業医の面談を受けることになっており、その対象となる職員全員に医師の面談を受診させた。医師の面談の結果、異常がないというような結果をいただき、極力時間外勤務が増えないような対策はとっているが、今年度については致し方ない部分もあったと考えている」との答弁でした。次に、「医師の面談を受けた職員は何名ぐらいいるのか」との質疑に対して、「今年度においては、31名いる」との答弁でした。
次に、くらし安心課所管分については、「歳出のみで、04細々目地区コミュニティ協議会支援事業費で156万7,000円の減額は、今年度設立準備に動いていた野田地区コミュニティ協議会が、新型コロナの影響を受け協議ができず、設立後の運営補助金の額を調整している。予算書の9ページ、債務負担行為の補正では、文書配送業務委託が、市から各自治会長や学校に送る文書の使送の業務に関わる委託であるが、令和3年度、年度当初からの業務のため、332万7,000円の債務負担行為の設定をしている」との説明がありました。
続く質疑において、予算書の35ページ、自治会活動費の04細節の地区コミュニティ協議会支援事業費で、コロナの影響で取組ができてないということだが、現時点での設立に向けての進捗状況について質疑すると、「当初、7月か8月に設立を予定していたが、協議が中断したところがあり、なるだけ早い時期に、設立に向けて準備を進めていると確認はしている」との答弁でした。
次に、企画政策課所管分について、「歳入のほうで、29ページの総務雑入の中の企画雑入で、ふるさと納税事務委託料であるが、出水市のふるさと納税サイトで出水総合医療センターに対するふるさと納税を募集するため、サイトの使用料、返礼品代、送料等を事務委託料として受け入れるもので、医療センターへの寄附は病院事業会計へ直接納付をするようにしており、寄附金額は、今のところ300万円を想定している。歳出では、33ページの05細目秘書業務費で、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった全国市長会やふるさと会などに対する旅費、負担金等を減額している。次に、企画一般管理費では、東京2020オリンピックの聖火リレーが来年の平日の開催となり、出発式を市役所駐車場で開催できなくなることから、警備図面、告知看板等を新たに製作する負担金が増となったものである。次に、35ページの14細々目ふるさと納税事務費では、病院事業からの事務手数料が雑入で入り、その分を財源変更している」との説明がありました。
続く質疑において、「オリンピックの聖火リレーの件で、実行委員会の負担金は、コロナの影響でオリンピックが実施できないとなった場合は、負担金の扱いはどうなるのか」との質疑に対し、「今のところ実施の方向で進んでいるが、仮に実施されなかった場合は、使用されない部分については精算があると考えている」との答弁でした。
次に、情報課所管部分について、「予算書の8ページ、第2表繰越明許費補正では、光ブロードバンド整備事業費補助金について、現在、電気通信事業者を決定して、国のほうに申請をしているが、交付決定の通知が届いておらず、事業着手ができていない。この時期であるので、年度内の完成が見込めないためである。次に、35ページの電算管理費では、07電算システム管理運営費158万9,000円の減額である。備品のパソコンで、執行残等が発生したものである」との説明がありました。続く質疑は特にありませんでした。
次に、選挙管理委員会所管分について、歳出で、予算書37ページ、選挙執行費では175万6,000円の減額になる。補正額の内訳については、7月12日に執行した県知事選挙費の選挙費が確定したので、減額補正になる。これについて、大きいもので、1節の報酬で122万7,000円の減額となっている。これは、開票作業が思ったより早く済んだこと、期日前投票を、高尾野地区、野田地区については時間を2時間短縮した関係で、選挙事務の従事者、会計年度任用職員の報酬等が少なくて済んだことによるものである。
続く質疑において、「直接予算とは関係ないが、投票率の目標率というのは設定されていたのか」との質疑に対して、「投票率については、前回が参議院の通常選挙と同日選挙であり、57%とかなり高い数字であった。その前が48%、その前も40%台ということで、ちょっと心配はしていたが、特にコロナとかの影響も予想されたが、50%台は当然確保したいと考えていたが53.36%であった」との答弁でした。
次に、消防本部所管分について、「消防総務課分では、57ページの消防総務業務費、令和3年度新規採用消防職員被服等購入に伴う調整として35万円を計上している。消防職員新規採用者1人分の被服等を購入するものである。警防課分では、02細節消防団活動費を86万3,000円減額するもので、新型コロナウイルス感染症対策に伴う研修旅費等の調整である。次に、8ページの繰越明許費の補正では、消防団施設整備事業540万円であり、出水市消防団再編計画に基づき、令和3年4月1日から、大川内地区6分団及び野田地区11分団、12分団、13分団を統廃合するため、不要となる消防団車庫を解体するが、新車庫完成後の解体工事となることから、年度をまたぐため、繰越明許費とするものである」との説明がありました。
続く質疑において、「57ページの令和3年度新規採用消防職員の被服等購入の点で、今度新規採用は1人で認識していいのか」との質疑に対して、「1人分ということで計上している」との答弁でした。次に、「令和3年度の新規採用が1名ということで、消防職員の全体的な構成としてはバランス的にはどうなのか」との質疑に対して、「今年度73人で、1人退職者がおり、その分の補充ということになる。来年度も73人ということでいく予定である」との答弁でした。
次に、議会事務局所管分について、「33ページの歳出、議会活動費では、関東ふるさと出水会等の中止や議会運営委員会の行政視察中止など、251万6,000円の減額である。04の議会一般管理費では、新型コロナウイルス感染症対策に伴う会議旅費等の調整で5万7,000円の減である」との説明がありました。続く質疑は特にありませんでした。
続く討論において、賛成の立場で、「今回、所管部分においての説明で、事業確定によるもの、そしてまた、新型コロナウイルス感染症対策による各事業が実施できなかったことによる減額等も含めた内容での提示であった。このように、行政運営に支障を来すおそれのある新型コロナウイルス感染症であるが、ぜひ、ここに万全の対策を期していただき、今後も、市民の福祉向上のためにスムーズに運営していただけることを切に願い、賛成する」との発言や、反対の立場で、「今回の予算にも、マイナンバー交付というものが交付事務という形で提案されているが、マイナンバー、もう毎回申し上げているが、専門の皆さんで、相当なレベルの皆さんが、日本のこのマイナンバーのやり方では必ず破綻すると言いはなっている。これを出水市としてはやらざるを得ないだろうが、すんなりやるんじゃなくて、反対があるんだということをきちっと理解しておいてもらいたいという意味で、私はこれを理由に反対する」との発言があり、採決の結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第109号令和2年度出水市病院事業会計補正予算(第8号)について、総務病院委員会が審査いたしました概要とその結果について御報告申し上げます。
「予算書の29ページの収益的支出の1目給与費の1,491万5,000円は、10月の人事異動により医師が2人退職し、4人入職しており、給与費を追加計上しようとするものである。あわせて、人事院勧告に準じて、期末手当の支給率の引下げを行っている。医業費用3目経費の1,607万円では、常勤医の産休代替医師、麻酔科医師の体調不良による応援医師や、熊大放射線科の教授が月1回診療に来ていただけることより、非常勤医師が増員していることから、報償費、旅費、交通経費の所要経費1,564万1,000円を追加し、また、省令の改正により、来年度から放射線の被曝線量の管理等が改定され、より厳しくなること等から、令和2年度に限り、改修等に係る補助事業があったので、本年度中に放射線防護用器具の購入をしようとするものである。次に、31ページの資本的支出では、1目固定資産購入費の89万1,000円は、放射線防護用カーテン一式の購入に係る経費である。同じく、建設改良費の2目電算整備事業の300万円は、マイナンバーカードを活用したオンライン資格確認システムの体制整備に係る導入費である。次に、33ページの高尾野診療所では、収益的支出の4目雑損失の3万6,000円は、マイナンバーカードを活用したオンライン資格確認システムの体制整備を高尾野診療所でも実施するので、これに係る事業費に伴い生じる控除対象外消費税である。次に、35ページの資本的支出の2目電算整備事業費の40万円は、マイナンバーカードを活用したオンライン資格確認システムの導入に係る事業費であり、その財源として、医療提供体制整備交付金として補助率4分の3を受入れ、残りは企業債を充てる。次に、37ページの野田診療所では、収益的収入の1目夜間一次救急診療所収益の77万8,000円の減。これは、夜間一次救急診療所の令和元年度、昨年度の事業費の精算に伴い、今年度の一般会計負担金に減額が生じ、所要額を調整するものである。今年度、令和2年度運営の精算については、金額が確定したら3月補正予算に計上する予定である。今回の補正予算については、第2条収益的収入及び支出の病院事業収益において56万4,000円を減額し、予算規模は49億9,215万3,000円となる。また、病院事業費用において3,137万5,000円を追加し、予算規模は50億7,625万5,000円になる。次に、第3条資本的収入及び支出の資本的収入では419万7,000円を追加し、予算規模は5億9,321万7,000円になる。資本的支出においては429万1,000円を追加し、予算規模は8億106万円になる。
次に、第4条の債務負担行為では、令和3年度以降に行う、医療器械等の保守業務委託や賃貸、検査業務委託、施設管理業務委託など、今年度中に契約または契約に向けて準備行為を行う必要がある44件の業務について、設定するものである。
次に、第5条の企業債では、放射線防護用器具の購入やマイナンバーカードを活用したオンライン資格確認システムの導入に伴い企業債を発行するため、限度額を調整しようとするものである。次に、第6条議会の議決を得なければ流用することのできない経費については、職員給与費の増額補正に伴い、職員給与費を調整するものである。
次に、17ページの予定損益計算書の病院事業合算では、補正前の経常利益は、マイナス5,273万4,000円が、医業費用及び医業外費用の増、並びに附帯事業収益の減により3,193万9,000円の減のマイナス8,467万3,000円になる。これにより、当年度純利益も同額の減となる。また、令和2年度末の予定未処理欠損金は15億9,976万5,195円になる。最後に、12、13ページの予定キャッシュフロー計算書の病院事業合算では、令和2年度中に、現金預金が補正前よりも3,164万3,000円の減、マイナス2億2,425万9,000円になり、これにより、令和2年度末の残高は2億290万9,945円になる」との説明がありました。
続く質疑において、「医師が2人退職され、4人入ったということだが、現在の医師数は何人か」との質疑に対して、「10月の異動後に28人になっている。この28人の中には、会計年度任用職員が3名いる」との答弁でした。
続く討論において、反対の立場で、「出水総合医療センターが非常に、今、活躍し、その存在は市民にとって大変支えになるものだと高く評価している。しかしながら、残念だが、これは病院が好んでやったことではなくてやむを得ずやっていると思うが、これにもマイナンバーカードの関係の予算が組まれている。このマイナンバーには絶対に賛成できないという趣旨から反対する」との発言や、賛成の立場で、「今回の補正予算においても人事異動に伴う調整、2名の医師が退職をされたが、4名が採用され、10月以来28人の医師で運営をしていると説明であった。今後、円滑にこの医療を提供するために必要な措置、放射線防護用に関するものとか多々あるので、賛成する」との発言や、賛成の立場で、「微妙だが、経営はキャッシュフロー計算書を見ると、私が一般質問で何回も言ってきたが、いわゆる現金預金の残高が、令和2年度の末を見ると2億2,000万円になってしまっている。重要なのは、月に3億5,000万円ぐらいの売上げである。ということは、2か月で7億円。ところが、国からお金が入ってくるのは診療料金、60日後である。ということは、7億円なければキャッシュが回らない、これを心配している。ただ、本当に、今コロナの中で一生懸命されている。しかも、彼らの責任でもない、この赤字や負債は。だから、そういうのを考えると、補正の部分については賛成する」との発言があり、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、総務病院委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩いたします。再開を11時25分といたします。
午前11時07分 休 憩
午前11時25分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、議案第97号令和2年度出水市一般会計補正予算(第14号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。
ここで質疑を中止いたします。
次に、議案第109号令和2年度出水市病院事業会計補正予算(第8号)について、総務病院委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
○13番(鶴田悌次郎議員) 私は、議案第109号出水市病院事業会計補正予算に反対の立場から討論いたします。
私は、病院事業については、最近、大変よく、ここ四、五年ですね、三、四年といったらいいかな、よくなりまして、やっておられることについては大賛成で反対するものではないんですが。一つだけ、これは関連で反対せざるを得ないというのがありまして、31ページにマイナンバーカードを活用したオンラインシステム導入というのがあります。マイナンバーカードのことについては、私はずっと反対し続けております。病院が悪いということではなくて、入れざるを得ない病院の立場はよく理解しております。ただ、やはり、だからといって、ここでマイナンバーは何も言わなければいいという話になってもらっても困るので、大変、病院事業管理者はおられないから幸いですが、反対させていただきます。マイナンバーカードは、実は後のほうで、もう一つあるんですけれども、そっちのほうで言おうと思っておりましたけれども、ここで申し上げます。
これは会計検査院もマイナンバーカードについては厳しい指摘をしております。このようなマイナンバー制度の施行を控えた平成27年5月に、日本年金機構が外部から標的攻撃を受け、日本年金機構のLANシステム上の共有ホルダーに保存されていた個人情報が外部に流出する事案が発生したことは、多くの住民情報を扱う地方公共団体に重大な警鐘となったと。これは、実は令和2年1月15日の会計検査の報告です。そのように、会計検査院という国の機関ですら、このシステムについては厳しいと言いますか、強い警鐘を鳴らしている。それを積極的というか、何も考えずにというと言いすぎだとは思いますけれども、国はどんどん進めている。この後、大変なことが起きてくると言うのが十分考えられます。国の指摘に対しては、日本経済新聞もすぐにこのことを取り上げて、いろいろ言っているんです。内容についても、我々は国がやっているからと一生懸命やっておりますけれども、会計検査院が検査した12自治体のうち、そして、指摘した12自治体のうちの10自治体は導入予定がなくというところまであるんですよ。いかに、我々がやみくもに一生懸命、国の方針に積極的に協力しているかという証左だと思うんですが。まだまだ、我々がトップを走るような状況ではないと思います。これは日経がそういうふうな指摘をしておりますが、朝日も、カードの裏面には一生使う12桁の番号が記載されて、この番号をむやみに人に教えてはならないと国は言ってきたんですね、説明してきているんです。このカードを人に見せる機会を増やすのであればと、今度はマイナンバーをほかにも使おうという考え方が出てきたから、これを人に見せる機会が増えるんだったら、番号の記載をやめるといった、不安を和らげる措置もセットで考えるべきであると。マイナンバーへの銀行口座のひもづけについて、政府は検討していた義務化を見送り、本人の意志で行う方針にした。本人の意思と言われれば、国は許してますよと言われれば、個人はそうなるし、そうなったら、国はそれはあなたの意思でやったことでしょうとなってしまいます。個人情報を一つの番号でひもづけるマイナンバーシステムについて、政府は万全のセキュリティ対策を強調してきた。だが、会計検査院の1月の検査報告では、一部の自治体が、国の求める対策を怠っていたことが判明した。これは、つい先日、11月30日の社説です。とにかく、マイナンバーに一生懸命、積極的に、国に褒めてもらおうなんていうようなあれで取り組むべきではないと。本当に、自分たちができる範囲で、リスクが出ないように、できるだけリスクを回避するような形でやってもらいたいという意味で、私はこのマイナンバーを取り入れるということはやむを得ないとは思いますけれども、こういう意味で病院会計に反対いたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、文教厚生委員長の審査報告を求めます。
○文教厚生委員長(北御門伸彦議員) それでは、令和2年度出水市一般会計補正予算(第14号)所管部分について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果につきまして、質疑部分を中心に御報告申し上げます。
「予算書19ページ、1款、1項、1目法人市民税の4,000万円の減額について、主な原因は何か」との質疑に対し、「コロナの影響もあるかと思うが、税制改正が主な要因となっている」との答弁でした。また、「何社程度で、業種はどうなっているか」との委員外委員の質疑に対し、「業種はバラバラで、何とも言えないが、約1,500社ぐらいが対象となっている」との答弁でした。さらに、「法人税の税率が12.1%から8.4%に減額された分の交付税措置はあるのか」との質疑に対し、「交付税措置はなく、減収になる」との答弁でした。
「予算書35ページ中ほど、2款、1項、6目、細目21特別定額給付金給付事業の給付状況が99.91%と、かなり高いが、あと何人が給付されていないか。また、原因は何か」と質問したところ、「拒否世帯があったり、訪問したが、申請されなかった世帯などがあった」との答弁でした。また、「申請主義なので、認知症の方とか心配するが、そのようなケースはなかったか」との質疑に対し、「こちらの調査できる中で、認知症と思われる方には、支援を行っている人につなぐような形で行った」との答弁でした。また、「予算書37ページ、2款、2項、2目賦課収納費の県特別滞納整理班設置について、特別なことをするのか」との質疑に対して、「市が行っていることと同じで、令和3年度の1年間、出水地区で財産調査を行い、催告書を発送し、分納とか滞納整理の計画を立てたり、履行計画の管理や滞納処分をしたりする」との答弁でした。
次に、「2款、3項、1目の戸籍住民基本台帳事務費のマイナンバーカード交付事業で、国がキャッシュレス決済でマイナポイント付与の制度の期限を延ばすという報道があるが」との質疑に対し、「制度開始時には、令和3年3月までとなっていた。同年9月まで延ばすとの報道があるが、正確な情報はまだない」との答弁でした。また、「マイナンバーカードの取得状況はどうか」との質疑に対し、「12月6日現在で、20.09%の交付率である」との答弁でした。次に、「2目の障害福祉サービス給付費のシステム改修の内容は何か」との質疑に対し、「令和3年度の報酬改定に伴うもので、主に報酬支払いに関するコードなどの整理などになる」との答弁でした。「その下の介護給付費の増額補正に関する件数等はどうなっているか」との質疑に対し、「居宅介護が8件の増、生活介護が16件の増などで、障害者が日常生活を営むための介護サービスである」との答弁でした。
次に、「41ページ、3款、1項、4目後期高齢者医療の繰出金が制度改正に伴うシステム改修費の予算との説明だったが、改正内容は」との質疑に対し、「平成30年度税制改正に伴う控除額の見直しに伴うものである」との答弁でした。
次に、「下段の3款、2項、1目の介護施設等簡易陰圧装置設置支援事業費補助金の詳細は」との質疑に対し、「感染リスクを低減するため、居室等に陰圧装置を据える工事に必要な経費を補助するものである」との答弁でした。また、「この補助制度の周知はどうなっているか」との質疑に対し、「県から各施設に周知され、1施設から希望があった」との答弁でした。
次に、「43ページ、3款、3項、1目、中ほどの保育環境改善等事業の西出水認定こども園の病児保育について、入所児童のみを対象としているとのことだが、その内容と、下段の保育所返納金が多額だが、その理由は」との質疑に対し、「病児保育については、看護師などの雇用で運営される。また、返納金は、保育所無償化などもあり、各保育園の運営費の算定に苦労した。実績に基づいて、差額分を返納することになる」との答弁でした。
次に、45ページ中ほど、3款、4項、1目生活保護システム改修委託の内容についての質疑に対し、「生活保護法の改正による日常生活支援施設の基準生活費などの改修である」との答弁でした。また、「その下の、2目の医療扶助費1億円の補正増についての原因は」との質疑に対し、「入院患者が増えたことによるものが大きい」との答弁でした。また、「4款、1項、1目救急医療対策事業費の減額に関し、診療所への派遣医師はボランティアとの報道があったが、報酬等措置されていたのではないか」との質疑に対し、「医師は1日、午後7時から11時までの4時間、4万円。看護師が1日6,000円の2人分。事務職が1日5,000円の経費がかかっている。ボランティアとは違う」との答弁でした。
次に、「57ページから59ページ、10款、1項、3目のICT教育推進事業に関し、モバイルルーター50台の根拠は」との質疑に対し、「各家庭の調査で回答された中で、26.3%の家庭が「Wi-Fi環境がない」と回答があったが、就学援助家庭にこの率を掛けて算出した見込みで、もし足りない場合には、今後、国の補助金、自主財源等も考えて検討する必要がある」との答弁でした。
次に、「59ページ、10款、2項、2目の就学援助費について、58ページの国庫支出金が11万2,000円、一般財源が11万4,000円で、2分の1ずつにならない理由は」との質疑に対し、「端数の積み上げによる結果である」との答弁でした。また、「特別支援就学奨励費の入学準備金などについて、就学援助費のように入学前に支給する仕組みはないのか」との質疑に対し、「特別支援については、実績を見ての支給なので制度上、新年度の支給になる」との答弁でした。
次に、「63ページ、11款、4項、1目の大川内中学校南側のり面復旧は、原則原形復旧だと思うが」との質疑に対し、「災害で流出した丸石積みの部分を、ブロック積みで復旧しようとするものである」との答弁でした。また、関連して、「護岸が壊れなければ、学校側も被害を受けなかったということから、河川管理者の県に幾らかの負担をお願いできなかったのか」との質疑に対し、「土地の境界を確認しての復旧作業で、御指摘のような観点での交渉はしていない」との答弁でした。
「9ページに戻りますが、債務負担行為補正に関し、学校教育課関係で、下段の小・中学校の学力検査等委託があるが、世界的に比較し、日本の学力の中で特に読解力が落ちている原因について、分かっていることは」との質疑に対し、「検査の仕方が選択式であり、最後まで読まないと判別しにくいものになっており、現在、しっかり設問を読むことを指導徹底している。また、いろんな学力検査がコンピューターを使った検査であり、この方式に対応するため、GIGAスクール構想により試験慣れをさせる必要があるとも言われている」との答弁でした。
続く討論では、反対の立場で、「マイナンバーカードの推進事業費が組まれていることは許し難いと考える。理由としては、個人情報の漏えいへの不信感や、5年間やってきても、20.09%の交付率であることなどである。また、法人の税収が4,000万円の減税であり、税収に穴を開けることが問題であると指摘し、反対する」との意見や、「今回の補正は、事業費の確定による補正や、新型コロナウイルス感染対策による事業費の調整、制度改正を伴うシステム改修である。また、保育対策総合支援事業や介護施設等簡易陰圧装置設置支援事業費など、暮らしや福祉を向上させる事業もあり、必要な予算であると思い、賛成する」との討論があり、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第99号令和2年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果につきまして、質疑部分を中心に御報告を申し上げます。
「予算書11ページ、歳入の10款、1項、1目財政安定化支援事業繰入金について、保険税の負担の平準化という説明があったが、もう少し説明をお願いしたい」との質疑に対し、「市町村国保財政が脆弱なため、所得や高齢化率など勘案し、国が地方財政措置を行うことである」との答弁でした。
次に、「歳出13ページ、2款、2項、1目一般保険者高額療養費について、今年は、特にコロナ禍で、病院の受診控えがあったが、がんなどは変わりなく増えているのか」との質疑に対し、「外来関係は2%程度落ちているが、入院はがんなどの高額医療が伸びている」との答弁でした。
続く討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第100号令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果につきまして御報告申し上げます。
審査にあたり、市民生活課長から、「今回の補正は、歳入歳出ともに92万4,000円を追加し、予算規模は7億4,145万2,000円となる。13ページ、一般管理費の92万4,000円の増額は、一般会計で説明した制度改正に伴う後期高齢者医療システム改修委託によるものである」との説明があり、続く質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第102号令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第5号)について、文教厚生委員会が審査しました概要とその結果につきまして、質疑部分を中心に御報告を申し上げます。
まず、「予算書17ページ、4款、3項、2目介護予防ケアマネジメントサービス事業の中で、ケアプラン作成委託件数の減になった原因は」との質疑に対し、「昨年の2月以降、コロナ禍ということで申請の件数も認定件数も、思ったより伸びないということで、委託件数もそれに比例して減っている」との答弁でした。
次に、「15ページ、1款、1項、1目のシステム改修の中身は」との質疑に対し、「令和3年4月以降、要介護認定を受けた方の総合事業利用の弾力化、介護報酬の改定、更新認定の有効期間の上限36月を48月へ変更などへの備えが主な内容である」との答弁でした。
続く質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、文教厚生委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案97号令和2年度出水市一般会計補正予算(第14号)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。
ここで質疑を中止いたします。
次に、議案第99号令和2年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第100号令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第102号令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第5号)について、文教厚生委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、産業建設委員長の審査報告を求めます。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) それでは、産業建設委員会に付託された審査事件は、議案第97号令和2年度出水市一般会計補正予算(第14号)所管部分、議案第104号令和2年度出水市水道事業会計補正予算(第3号)、議案第106号令和2年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)、以上3件、会議規則第39条の規定に基づき、その審査の経過と結果について報告いたします。
本委員会は、令和2年12月15日8時49分より開会し、9時19分まで現地調査を行い、9時31分から12時まで、机上審査を第三委員会室で全委員出席のもと、関係部長、農林水産統括監、課長、特命統括監、技監、係長等の出席を求め、現地調査を含め審査を行いました。
それでは、議案第97号令和2年度出水市一般会計補正予算(第14号)所管部分の主な内容について、産業振興総務課分について、課長より、51ページ、2目商工業振興費、25細目商工業イベント事業費の387万7,000円の減額補正は、新型コロナウイルス感染症対策としてイベントが中止や縮小となったため、実行委員会に対する負担金を減額調整したものとの説明でした。
質疑はありませんでした。
次に、農政課分について、係長より、47ページ、3目農業振興費、27細目鳥獣被害対策実践事業費の1,127万9,000円の減額補正は、国の全額補助で事業費が確定したことによる減額であるとの説明。次に、40細目農業・農村活性化推進施設等整備事業費の730万7,000円は、01細々目産地づくり対策事業費で、3戸以上の農業者で組織する団体等が省力化機械等を整備する費用について補助するもので、県が3分の1以内、市が6分の1以内、合計2分の1以内との説明でした。次に、49ページ、82細目機構集積協力金交付事業費補助金の224万8,000円のうち、地域集積協力金交付事業の170万円は、地域内の農地の一定割合以上を農地中間管理機構に貸し付けた地域に対して、協力金を交付する事業であるとの説明。
質疑に入り、委員より、「鳥獣被害対策実践事業費は、金網をするとなると、3戸以上の農家がいないとできないのか、面積が広くても対象にならないのか」と質疑があり、係長より、「要件については、3戸以上で構成することになっている。面積の要件はない」との説明でした。委員より、82細目の機構集積協力金交付事業費補助金の協力金の返還があったとのことだが、農地を売却できない年数について質疑があり、係長より、「貸付期間は10年となっている」との説明でした。
次に、農林水産整備課分について、農林水産統括監より、49ページ、12目農地費、09細目海岸堤防等老朽化対策緊急事業費の154万8,000円は、東干拓側の堤防関係工事の事業費確定による負担金とのこと。39細目団体営農業水路等長寿命化・防災減災事業費899万6,000円の減額補正は、昨年度から実施していた、17か所の重点ため池の防災ハザードマップについて、本年度予算の事業費が確定したことから調整によるものであるとのこと。1目林業振興費、02細目林業振興一般管理費の201万5,000円は、緊急緑化樹病害虫防除用薬剤散布業務委託料で、害虫のキオビエダシャクが発生し、市内で増加しており、西出水地区については予算計上していたが、全自治会に調査をしたところ、市内各地に広がっていたことが判明したことからの増額補正であるとの説明。04細目有害鳥獣駆除事業費の572万円は、イノシシ・鹿等の捕獲補助金等で、昨年度より1.5倍の捕獲があったことから追加補正との説明。
質疑に入り、委員より、林業振興一般管理費の201万5,000円について、薬剤や委託作業、散布費用について質疑があり、係長より、「緑化樹の四つの団体に委託し、2人体制、1日約20アールから30アールくらい散布する形で、1日当たりの単価を6万円で設定している」とのこと。農林水産統括監より、「薬剤名はロックオンを指定して、散布している」との説明でした。
委員より、有害鳥獣防除事業費で、捕獲数が1.5倍増になっていると説明があったが、イノシシ、鹿、どちらが増えているのか質疑があり、農林水産統括監より、「10月末で、イノシシが481頭、鹿が621頭、アナグマが237頭とのことで、鹿が増えてきている」とのことでした。
次に、シティセールス課分について、課長より、33ページ、6目企画費、02細目国際交流事業費、02細々目産業・観光交流事業費62万円の減額補正は、当初計画していた順天市長訪問団の訪問や大産業祭での交流が、新型コロナウイルス感染症の影響で実施できなくなったことに伴う旅費等の減額であるとの説明。51ページ、2目商工業振興費、27細目中小企業等緊急支援事業費5,056万1,000円の減額補正は、新型コロナウイルス感染症拡大防止により深刻な影響を受けている事業者に対して、一律10万円の支援金を給付したが、6月30日で申請受付が終了したため、事業終了による執行残を減額するものであるとの説明。
次に、歳入について、29ページ、1目不動産売払収入、1節市有地売払収入、02細目シティセールス課分979万7,000円は、野田町上名の松ケ迫工業団地の市有地に隣接する土地で操業を予定し、令和2年4月30日付で立地協定を締結した株式会社東亜産業に売却するとの説明でした。
質疑に入り、委員より、売却する野田町上名の市有地についての質疑があり、課長より、「以前、立地していた豊瑛電研の跡地に株式会社東亜産業が入り、その横に隣接する土地である」との説明でした。
○議長(杉本尚喜議員) ここで、昼食のため休憩いたします。再開を午後1時といたします。
午後0時00分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、髙崎正風産業建設委員長の審査報告を続行いたします。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) それでは、委員より、中小企業等緊急支援事業費の5,056万1,000円の減額補正について質疑があり、課長より、「当初予算を決めたときに緊急的に予算を確保したが、そのときの見積が、アンケートを取ったりなど精度の持てる予算の取り方でなく、経済センサスなど既存の資料から個数を割り出したもので、実績との差額分を減額する」との説明でした。
次に、文化財課分について、課長より、61ページ、3目文化振興費、07細目伝統的建造物群保存対策事業費の755万4,000円の減額補正は、当初7件の補助事業の申請があり、うち2件が、事業開始を令和3年度からの開始に変更したいとの申出があったことから、調整したものであるとの説明でありました。質疑はありませんでした。
次に、市民スポーツ課分について、係長より、63ページ、2目社会体育施設費、02細目社会体育施設維持補修費、02細々目高尾野地域230万円の補正は、台風10号による高尾野体育館南側壁の一部崩落箇所の修繕費との説明。次に、03細目の社会体育施設整備事業費、05細々目市民プール改修事業費930万円の補正は、平成元年8月に建設された市民プールが、令和元年で耐用年数の30年を経過しており、老朽化が激しいことから、大規模改修を行うための実施設計業務委託であるとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「社会体育施設整備事業費で、市民プールが30年経過し、経年劣化も激しいとのことだが、大規模改修という名前からして当初予算で計上すべきだと思うが」との質疑に、部長より、「建設から30年経過していることで、施設の詳細調査をずっと行ってきた。その詳細調査を受け、大規模改修を早くしないといけないということで、まずは設計委託費を計上した」との説明でした。
次に、都市計画課分について、課長より、57ページ、4目建築物耐震改修促進事業費、01細目建築物耐震改修促進事業費90万円は、地震発生時におけるブロック塀等の倒壊による通行人への被害や避難経路、緊急車両の通行の妨げを未然に防止するため、道路に面する危険なブロック塀等の撤去と、撤去後に、安全基準を満たした新たな塀等の設置を行うものに対する補助金との説明。質疑に入り、委員より、「建築物耐震改修促進事業費は、申請者があって助成をするということだが、昔の建物にはブロックが使われ、また、空き家が多くなっているが、行政として申請を待つだけでなく、危険なブロック塀を見たときに、なかなか申請が上がってくるような状況でない場合に、行政として何らかの形で自己の事業を進めるといった事例はないのか」について質疑があり、技監より、「今年度から、ブロック塀の補助金を始めた。年度当初から、市内事業者にパンフレットを送付し、事業者からの相談も受けている。広報いずみの5月、6月、9月に掲載し、今回の補正予算が議決されると、1月に掲載を考えている」とのことでした。
次に、住宅課分について、課長より、55ページ、1目住宅管理費、03細目住宅維持補修費190万円は、9月6日から7日にかけて通過した台風10号において、市営住宅38か所が被災したその修繕費用との説明。3目がけ地近接危険住宅移転事業費、01細目がけ地近接危険住宅移転事業費の829万3,000円の減額補正は、今年度移転計画があった方が、移転候補地が見つからず断念され、ほかに希望者がなかったとの説明でした。
質疑に入り、委員より、「住宅維持補修費の、台風10号で市営住宅38戸が被害を受け、修繕が必要だということだが、具体的に、瓦なのか壁なのか、あるいは市営住宅のどこが特に災害被害があったのか、それとも市内全域なのか」について質疑があり、課長より、「地域的に出水地域が多かった。特に鹿島団地、平和団地で、隔壁板が破れてしまったところの復旧や雨漏りもあったところの補修が出水地域に多くあった」との説明でした。
次に、道路河川課分について、課長より、53ページ、2目道路維持費、02細目道路維持補修費の3,000万円は、市内全域の市道維持補修工事に係るもので、舗装工事1路線、蓋版整備工事2路線、側溝整備工事等6路線の合計9路線の整備に関わる工事請負費とのこと。次に、3目道路新設改良費、04細目道路新設改良単独事業費の1億円は、市道の改良や舗装工事で、工事内容は、64ページに記載のとおりであるとの説明。次に、05細目県施行事業負担金の300万円は、県道湯出大口線の道路整備事業に係る出水市負担金であるとの説明。次に、55ページ、1目河川海岸費、07細目災害関連地域防災がけ崩れ対策事業費の3,200万円は、7月3日から7月4日にかけての梅雨前線豪雨により、高尾野町江内の野口地区の人家裏の崖が崩壊し、人家に隣接している倉庫に土砂が流入する災害が発生した。それに、国・県の補助を活用した復旧工事を行うものであるとの説明。
質疑に入り、委員より、「02細目道路維持補修費の9事業、04細目道路新設改良単独事業費の一般道路整備事業の7事業の中に、広瀬川漁協や高尾野内水面漁協と協議する、また同意を得る文言が仕様書に入っている部分があれば、事業名を教えていただきたい」との質疑に、課長より、「道路維持補修費、一般道路整備事業費については、協議は必要ないものと思っている」との説明でした。委員より、「07細目災害関連地域防災がけ崩れ対策事業費、野口地区について、土砂を個人が撤去されたのか、その上の道路の上の山が崩壊したところの場所なのか」について質疑があり、課長より、「場所は野口漁港の側で、個人宅のその上に個人の道路があり、その個人の道路ののり面が崩れ、崩れた土砂は個人の方で撤去が終わっている」との説明でした。
以上で所管部分の審査が終わり、討論に入り、賛成の立場で、「歳入で、シティセールス課分979万7,000円計上されております。これは、旧豊瑛電研野田工場跡に東亜産業が事業開始されて、その隣接地を求められたということであります。長年、管理整備に経費を支出しておりました野田町松ケ迫工業団地の環境整備にも寄与するものと思っております。歳出については、産地づくり対策事業費730万7,000円があります。それから、減額補正については、新型コロナウイルス感染症対策に伴う補助金などが減額されておりますが、1日も早いコロナ感染がなくなることを念じつつ、賛成討論といたします」との討論があり、採決の結果、全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、令和2年度出水市水道事業会計補正予算(第3号)について、課長より、1ページ、第2条収益的収入及び支出において、9月の人事異動により給与費等の調整が必要となったことから、294万円を増額し、事業費用の合計額として7億7,217万円となるとの説明。第3条資本的収入及び支出において、標準報酬月額の変更による給与費の調整のほか、市道改良工事に伴う配水管整備工事2件を追加計上したとのこと。これにより412万3,000円の増となり、資本的支出合計5億71万4,000円となるとのこと。第4条議会の議決を経なければ流用することのできない経費については、346万3,000円計上するものであるとのこと。第5条債務負担行為については、取替メーター購入費、納付書用シーラー用紙購入費、水質検査業務委託費、3件とも、令和3年4月から業務開始が必要なことから、例年、この時期に債務負担行為の期間と限度額を設定するものであるとのこと。
質疑はなく、討論に入り、賛成の立場で、「本補正については、人件費の補正等及び道路改良工事に基づく予算であり、原案どおり賛成いたします」との討論があり、採決の結果、全会一致により、原案のとおり、可決すべきものと決定しました。
次に、令和2年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)について、課長より、今回の補正は、9月の人事異動に伴う職員給与費等や、9業務委託の債務負担行為の期間及び限度額を設定するものであるとのこと。人事異動等に伴う給与費の調整で、第2条の収益的収入及び支出の支出で41万5,000円の増額、第3条の資本的収入及び支出の支出で2万4,000円の減額となるとのこと。第5条の債務負担行為では、出水浄化センター維持管理業務ほか8件について、期間と限度額を設定するものであるとのこと。質疑はなく、討論に入り、賛成の立場で、「本補正予算は9月の人事異動に伴う変更であり、また出水浄化センター維持管理業務の期間及び限度額を定める令和3年度から令和5年度の債務負担行為も含まれています。このようなことから、本補正予算に賛成いたします」との討論があり、採決の結果、全会一致により、原案のとおり、可決すべきものと決定しました。
以上で、産業建設委員会の委員長報告といたします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第97号令和2年度出水市一般会計補正予算(第14号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
○8番(土屋工吉議員) 今の一般会計補正予算第14号のページ数は、歳出の47、6款農林水産業費、農業費の中の細目27です、1,127万9,000円の減額補正になっているんですが、2点だけ伺います。今、山間部では、とにかくおいしい米をつくりたいということでいろいろ努力されているんですが、その中で、7月の豪雨災害によって用排水路のいろいろとそういった支障を来したということがあるんですが、特に制約の中で、面積には制限がないと。3戸以上ということで、交付先が対策協議会となっていますけども、例えば山間部で、今荒廃しつつある農地を確保するために、そういった、極端に言えば2戸しかないと、面積は幾らでもということですから、そういった委員会の中で質疑はなかったのか伺います。
それと、もう1点は、そういう中で、出水市の事業の中で、山間部においてそういう地域的に協議会ができない状況の場所はないのか、そういった質疑はなかったのか伺います。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) 前段のほうですが、委員長報告にあったとおり、結局、面積要件は関係ないと。でも、3戸以上の要件があるということの説明したとおりであると思います。
あとの後段については、そういう、できたらそういう話もあったけれども、特別それを議論する立場ではなかったです。
○8番(土屋工吉議員) もう1点なんですが、特に7月の豪雨で、河川敷に近い施設が金網等が破損したと。そういう、これは設置に関してなんですが、今から先は特に維持補修の時代だと思うんですが、そこら辺の御意見はなかったのか伺います。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) 説明の中で、結局、補助対象になると、壊れたやつはですね。そういう説明がありました。
○2番(橋口住眞議員) 63ページでございます。05市民プール改修事業費が計上されておりますけれども、この改修をすることにより、プールが、あと何年、使用期間が延びるのか、そのあたりの質疑はなかったでしょうか。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) そのことは、全くありませんでした。しかし、今、設計の段階だからということを、委員長報告で申し上げたとおりでございます。
○2番(橋口住眞議員) 委員長報告にありましたとおり、この改修は老朽化に伴うものであるということでございましたが、現在、市のほうでは公共施設等総合管理計画が進んでおりますが、これは例えば、この管理計画の一つとして、例えばほかの学校のプール、施設等との集約化等を視野に入れたものなのかどうなのか、その辺の質疑はなかったのか教えてください。
○産業建設委員長(髙崎正風議員) そんな話はありませんでした。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を中止いたします。
これから、さきに質疑を中止していました議案第97号令和2年度出水市一般会計補正予算(第14号)について、3常任委員長の報告に対する質疑を再開いたします。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
○14番(中嶋敏子議員) ただいま提案されております議案第97号令和2年度一般会計補正予算(第14号)に、問題点を指摘して反対いたします。
この補正予算には、令和2年事業確定に伴う国・県への返納金、新型コロナウイルス感染症関連対策に伴う減額や事業費の確定に伴う調整などが計上されております。そのことなどに反対するものではありませんけれども、幾つかの問題がありますので、そのことを指摘をいたします。
その一つが、マイナンバー推進に関連する予算です。これについては、毎回指摘をしておりますけれども、今回は戸籍住民基本台帳事務費として41万4,000円、全額国庫負担であります。マイナンバーについては、菅政権の看板政策であるデジタル庁の創設ですが、暮らしに役立つ行政のデジタル化は必要であると考えますけれども、その中身についてはよく吟味して進めるべきものは進めていくことが求められていると言えます。しかし、今の動きは、マイナンバーカード普及のみに走る危険性があることを懸念しております。この取得が低迷しているために、広告費を毎月27億円も投入して、このカードを持つ人へのポイント還元事業、マイナポイントのコマーシャルがテレビであふれております。マイナンバーカードが普及しない最大の理由は、国民の行政に対する不信、個人情報漏えいへの不信感があるためですけれども、何よりも、国民が毎日の生活にカードを必要としていないからではないでしょうか。カード導入から5年間たちましたが、2割しか普及しておりません。これを、22年度までにほぼ全員に持たせるという目標のもと、来年3月に、健康保険証代わりにマイナンバーカードが使えるようにすると、利便性を強調しております。実際の診療所の診療窓口では、患者も病院も手間が増えるだけだと、医療関係者が指摘をしております。さらに、運転免許証にひもづけるということになれば、ますます、大事な個人情報の漏えいや、そのことによる被害の拡大が懸念されます。こうした問題を積み残したままで、多額の税金をつぎ込む本事業は中止するべきだと考えます。
歳入の部分で、市民税4,000万円の減額が計上されています。これは、平成30年度、国の法人税率が12.1%から8.4%に減額された影響が主な要因であり、これに対する国からの交付金はないとの説明でありました。国の税率改正によるものでありますが、国民には10%の消費税の増税を強いながら、500兆円近い多額の内部留保を持つ大企業・法人には減税では、国民は納得しません。世界では、資産格差を縮小するために富裕層増税を提言する動きもある中で、この国のやり方は逆立ちしているのではないでしょうか。これも、国が要因を持ち込んでいるとはいえ、市の税収に穴を開けることから問題であります。
中小企業等緊急支援事業費が5,056万1,000円の減額が計上されています。これは、市内事業者で、前年同期比20%減の事業者に10万円支給するという事業でありました。担当課の説明、委員長報告では、実績からではなく、経済センサスから見込んで1,500件程度を見込んでいたけれども、968件にとどまったための減額という説明でした。申請期間が、5月連休明けから6月末までという、わずか2か月足らずでありました。これについては、市内のある団体から、あまりに短すぎる、この延長はできないのか、という相談を受けて、担当課に伝えましたけれども、当初の予定どおりで、こうした要望には応じてもらえませんでした。せっかくの支援制度が、周知不足や何らかの事情で必要な人に行き渡らず、そのために多額の事業残につながっているとすれば、問題ではないでしょうか。
また、緊急医療対策事業費3,626万4,000円が3,548万7,000円に、77万7,000円の減額補正が計上されています。これは、夜間一次救急診療所運営負担金の確定による調整とされております。病院問題では、この12月議会の一般質問で、夜間一次救急の問題を含めて3人の議員の皆さんが関連質問されていますが、私はこのことに関連して、11月6日夕方放映されたMBCニュース、「出水市と医師会が対立、夜間診療から、来月撤退」という放送の中で、医師会が、出水市野田町の夜間診療への医師のボランティア派遣を12月1日から中止すると、11月6日、市側に伝えたと放送されております。そういう内容は、市民の皆さんに大変誤解を招くものではなかったかと思います。ボランティアではなく、きちんと医師派遣の費用は、同行する看護師や事務職員まで支給され、そのための予算は毎年計上されていたわけで、今回の補正もそのことを裏づけるものだと考えます。市民の世論形成にも大きな影響を持つ公共放送が、一方的な取材のみで不正確な報道をされたとすれば大変遺憾に思います。同時に、市当局としては、この内容に対して放送内容の訂正を求めるべきだと考えます。現時点で、まだされてないようであれば、早急に検討されるよう要望いたしておきます。
コロナ感染症の先が見えない中で、今年前半から12月末ごろまでの国・県・市の様々な支援対策で何とか一息つけた事業者や農家、関係者の皆さんが、ここに至って息切れして困窮している事態が広がっております。12月補正に事業継続支援給付金給付事業等のような新たな予算計上を求めておりましたけれども、それがなされていないことや、感染を未然に防止し、防疫目的のPCR検査の実施で感染源を断ち、経済活動にも安心して取り組めるための検査拡充の予算等も計上されていないことは問題だと考えます。今後の早急な取組を期待する意見を付して、討論といたします。
○議長(杉本尚喜議員) ほかに討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。
採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(杉本尚喜議員) 起立多数です。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第104号令和2年度出水市水道事業会計補正予算(第3号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第106号令和2年度出水市下水道事業会計補正予算(第3号)について、産業建設委員長の報告に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△ 日程第19発議案第5号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第19、発議案第5号出水市議会基本条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提出者の趣旨説明を求めます。
○議会運営委員長(田上真由美議員) ただいま議題となりました発議案第5号出水市議会基本条例の一部を改正する条例の制定について、趣旨説明を申し上げます。
今回の改正は、災害発生時や新型コロナウイルス等の全国的な感染拡大に対応するため、年1回以上行うものとされている議会報告会の開催について、例外規定を設けるものです。
改正内容につきましては、お手元に配付してありますように、出水市議会基本条例の第5条第3項中「広報するため」の次に、「、災害その他の特段の事情がある場合を除き」を加えるものです。
最後に、附則でありますが、条例の施行期日については、交付の日からとするものです。
以上、出水市議会会議規則第14条第2項の規定により、発議案を提出いたします。
よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 発議案第5号出水市議会基本条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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△ 日程第20閉会中の継続審査について
○議長(杉本尚喜議員) 日程第20、閉会中の継続審査についてを議題といたします。
文教厚生委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
お諮りいたします。請願1件は、文教厚生委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、文教厚生委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
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△ 閉 会
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。よって、本日の会議を閉じ、これをもって令和2年出水市議会第4回定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。
午後1時31分 閉 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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