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出水市令和2年第4回定例会 第4日

○5番(北御門伸彦議員) 地域おこし協力隊専属ではないけれどもということでおっしゃっていただいたんですが、検討いただけると。
実は、1期目、私は質問の中で、四国の愛媛県内子町を参考に質問したことがあります。内子町は、伝建地区内に古民家を活用した地域の出張所を設けているわけです。それは10年以上前に申し上げたんですけれども、そうすることによって、地域の日常のいろんな意見を吸い上げることができるわけです。未来創造会議でいろいろ意見を聞いたと言われるんですけれども、私も、いろんな団体から不満を聞いております。そのためにも、できるだけ地域密着で意見を聞いていただく。ましてや、市の観光の一番の通年観光に供する場所だというふうに認識していただいているようですので、ぜひ、地域住民の声ももっと拾っていただきたいというふうに思いますし、その体制をつくっていただきたいというふうに思うところです。
最後に、ちょっと言わせていただきたいことがありますけれども。皆さんもお聞きになったことがあると思いますけれども、核融合発電という技術があります。文部科学省のホームページにも核融合研究という項目があり、地上に太陽をつくる研究というふうに書かれております。メリットは、資源が海水中に豊富にあること、原子力発電が核分裂反応で行い、その連鎖反応をコントロールするのが難しいのに比べて、核融合は、核分裂の8倍のエネルギーが得られ、反応を続けるほうの技術が難しくて、逆に、止めるのが容易という安全性があります。また、放射性廃棄物も低レベルということもあり、世界のエネルギー問題を一挙に解決するというふうに言われております。フランスに、日本を含め世界7カ国が出資して、人類初の核融合実験炉が2025年の完成に向けて進められております。日本では、それに連携し、茨城県那珂市に世界最先端の大型実験装置が完成しておりまして、2022年に本格稼働する見通しになっております。
何が言いたいかと言いますと、2050年、あと30年もすれば、商用ベースで、発電は核融合発電に置き換わると言われておりまして、風力発電は役割を終える可能性があるというこということです。つまり、耐用年数20年といわれ、風まかせの効率の悪い施設は置き去りにされる可能性が高く、紫尾山でいえば、崩れやすい四万十層の地質の中に、30メートルから40メートルの杭を打ち込んで建設されるとも言われておりまして、その大きな基礎は、会社が存続し、責任をもって処理できる可能性は低いと思います。東光山の高さを超える風車が尾根に並ぶさまを想像してください。原発から出る高レベルの放射性廃棄物は、害がなくなるまで何万年もかかります。つまりは、未来に処理技術が確立するまで埋立て保存するわけで、風力発電の後始末も、同様に未来にツケを残しているわけです。
今後、変化が激しく、様々なターニングポイントが来る時代だといわれております。時代に即応した行政に期待するところです。また、新年が、大きな夢が持てる、新しい時代の幕開けになることを願い、質問を終わります。ありがとうございました。