令和2年出水市議会第3回定例会会議録第1号
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令和2年8月31日
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会議の場所 出水市議会議場
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出席議員 19名
1番 南 鶴 洋 志 議員
2番 橋 口 住 眞 議員
3番 上須田 清 議員
4番 日 髙 信 一 議員
5番 北御門 伸 彦 議員
6番 枦 山 卓 二 議員
7番 吉 元 勇 議員
8番 土 屋 工 吉 議員
9番 鶴 田 均 議員
10番 田 上 真由美 議員
11番 杉 本 尚 喜 議員
12番 出 水 睦 雄 議員
14番 中 嶋 敏 子 議員
15番 宮 田 幸 一 議員
16番 道 上 正 己 議員
17番 榎 園 隆 議員
18番 垣 内 雄 一 議員
19番 築 地 孝 一 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
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欠席議員 1名
13番 鶴 田 悌次郎 議員
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地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
戸 﨑 基 夫 くらし安心課長
宮 﨑 毅 財政課長
大 田 直 子 財政課課長補佐兼財政係長
戸 澤 広 彰 財政課主幹兼管財係長
松 岡 秀 和 企画政策課長
青 﨑 譲 二 企画政策課課長補佐兼総合政策係長
宗 像 完 治 企画政策課秘書監(課長補佐)
冨 永 栄 二 保健福祉部長
田 口 保 福祉課長
田 畑 幸 二 いきいき長寿課長
松 本 恵美子 いきいき長寿課主幹兼高齢者支援係長
小田原 由 美 いきいき長寿課課長補佐兼地域包括ケア推進係長
平 原 義 浩 いきいき長寿課介護保険係長
揚 松 智 幸 市民部長
松 原 淳 市 市民生活課長
新 森 章 悟 税務課長
春 田 和 彦 産業振興部長
東 畠 賢 一 農林水産統括監(参与)、農林水産整備課長事務取扱
中 原 克 章 農政課長
大 迫 健 次 農政課課長補佐兼農政畜産係長
小 村 郁 則 シティセールス課長
堀 昌 伸 シティセールス課特命統括監(参事)
小 原 一 郎 建設部長(水道部長併任)
池 田 幸 弘 高尾野支所長(支所庁舎建設部長兼補)
山 口 徹 野田支所長
鮫 島 幸 二 病院事業管理者
髙 橋 正 一 出水総合医療センター事務部長
﨑 迫 真 也 出水総合医療センター総務課長
今 川 武 出水総合医療センター総務課主幹兼財政係長
大 平 伸 章 消防長
溝 口 省 三 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
宇 都 眞由美 出水商業高等学校事務長
谷 口 雄 二 出水商業高等学校次長(係長)
冨 田 宏 選挙管理委員会委員長
川 平 信 二 選挙管理委員会事務局長
吉 本 純 久 代表監査委員
河 野 通 子 監査委員事務局長(公平委員会事務長併任)
横 峯 均 農業委員会会長
今 釜 博 泰 公平委員会委員長
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議会事務局
畠 山 義 昭 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
浦 﨑 紀 光 主任主査
中 村 勇 士 主査
野 﨑 育 美 主査
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付議した事件
選挙第4号 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙
議案第88号 新市まちづくり計画の変更について
議案第82号 令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第90号 出水市出水駅観光特産品館「飛来里」の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第91号 財産の取得について(教育用タブレット等(市立高校用))
議案第84号 出水市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する等の条例の制定について
議案第85号 財産の譲与について(江内北部コミュニティセンター)
議案第86号 財産の譲与について(青木原コミュニティセンター)
議案第87号 財産の譲与について(天神コミュニティセンター)
議案第80号 令和2年度出水市一般会計補正予算(第10号)
議案第81号 令和2年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第83号 令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第3号)
認定第1号 令和元年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第2号 令和元年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 令和元年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 令和元年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 令和元年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第6号 令和元年度出水市下水道特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第7号 令和元年度出水市特定環境保全公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第8号 令和元年度出水市農業集落排水特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第9号 令和元年度出水市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第10号 令和元年度出水市水道事業会計決算の認定について
認定第11号 令和元年度出水市病院事業会計決算の認定について
議案第89号 令和元年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について
請願第1号 市道への木石流入防止の早期施工についての請願
請願第2号 地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての請願書
午前10時00分 開 会
△ 開 会
○議長(杉本尚喜議員) おはようございます。ただいまの出席議員は19名であり、定足数に達しております。これより令和2年出水市議会第3回定例会を開会いたします。
本日の会議に、報道機関より本日の会議の撮影をしたい旨の届け出が出ておりますので、これを許可してあります。
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△ 開 議
○議長(杉本尚喜議員) これより本日の会議を開きます。
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△ 議員の欠席の申し出
○議長(杉本尚喜議員) 鶴田悌次郎議員から、本日の会議に欠席する旨の届け出がでております。
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△ 日程第1会議録署名議員の指名
○議長(杉本尚喜議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、19番築地孝一議員、20番髙崎正風議員、1番南鶴洋志議員を指名いたします。
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△ 諸般の報告
○議長(杉本尚喜議員) 令和2年第2回定例会以降の諸般の報告を申し上げます。
諸会議の出席につきましては、お手元に配付のとおりであります。その配付してあります諸会議の概要及び監査委員から報告のありました例月出納検査の結果につきましては、事務局に保管してあります資料により御承知おき願いたいと存じます。
また、市長から提出のありました諸会議の出席報告、並びに地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定による令和元年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率について、監査委員の審査意見書をつけて報告がありましたので、皆様の議席にその写しを配付しておきました。
以上が、議長としての主な報告事項であります。これで諸般の報告を終わります。
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△ 議会運営委員長の報告
○議長(杉本尚喜議員) ここで議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(田上真由美議員) おはようございます。本定例会の会期及び日程について、議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
まず、会期日程について申し上げます。9月1日から9日までは休会とします。9月10日、11日は、本会議第2日、第3日の会議を開き、一般質問を行います。9月12日、13日は休会とします。9月14日、15日は、本会議第4日、第5日の会議を開き、一般質問を行います。9月16日から9月30日までは休会とし、この間の9月16日から18日まで、及び23日は、付託されました案件の委員会審査を行っていただきます。10月1日は本会議第6日の会議を開き、今会期中の条例議案及び令和2年度各会計補正予算議案等、休会中審査事件の委員長報告の後、採決を行います。10月2日から10月8日までは休会とします。10月9日は、本会議第7日の会議を開き、令和元年度各会計歳入歳出決算の認定について及び令和元年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について、それぞれの審査事件の委員長報告の後、採決を行います。また、新たに意見書等の申し出があったときは、この日に上程することといたします。以上が、会期日程等の概要でございます。
なお、一般質問の通告期限は9月2日正午までとなります。質問をされる方は通告書に所定の事項を記載し、提出されるようお願いいたします。一般質問提出時に発言順位の抽せんを行います。一般質問は、申し合わせにより1日に5人としていますが、質問者の人数によっては、一般質問を予定している本会議が休会となることもあります。この場合、各常任委員会審査予定日を変更し、委員会審査を行っていただきます。
以上のことから、本定例会の会期は、本日から10月9日までの40日間と定めました。
次に、本日の議事日程について申し上げます。日程第3は、鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙を行います。日程第4、日程第5の新市まちづくり計画変更議案1件、補正予算議案1件を個々に上程し、いずれも委員会付託を省略し、即決の取り扱いといたします。日程第6、日程第7の条例議案1件、財産の取得議案1件を一括上程、日程第8から日程第11までの条例議案1件、財産の譲与議案3件を一括上程、日程第12から日程第14までの各会計補正予算議案3件を一括上程、日程第15から日程第26までの令和元年度各会計決算の認定11件及び令和元年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について1件を一括上程いたします。日程第6から日程第26まで、提案理由説明後、これらの議案に対する総括質疑をいたします。総括質疑終了後、日程第6から日程第14までについては議案の委員会付託区分表(その1)のとおり、日程第15から日程第26までについては議案の委員会付託区分表(その2)のとおり、関係常任委員会に付託いたします。日程第27、日程第28の請願2件を一括上程し、請願等の委員会付託区分表のとおり、関係常任委員会に付託いたします。
皆様の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
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△ 日程第2会期及び会期日程の決定
○議長(杉本尚喜議員) 日程第2、会期及び会期日程の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の会期及び会期日程については、議会運営委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本定例会の会期は、本日から10月9日までの40日間とし、会期日程については、配付いたしております会期日程表のとおりとすることに決定いたしました。
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△ 議事日程の報告
○議長(杉本尚喜議員) 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおり定めました。
令和2年出水市議会第3回定例会
議 事 日 程 第 1 号
令和2年8月31日 午前10時 開 議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期及び会期日程の決定
第3 選挙第4号 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙
第4 議案第88号 新市まちづくり計画の変更について
第5 議案第82号 令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第6 議案第90号 出水市出水駅観光特産品館「飛来里」の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第7 議案第91号 財産の取得について(教育用タブレット等(市立高校用))
第8 議案第84号 出水市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する等の条例の制定について
第9 議案第85号 財産の譲与について(江内北部コミュニティセンター)
第10 議案第86号 財産の譲与について(青木原コミュニティセンター)
第11 議案第87号 財産の譲与について(天神コミュニティセンター)
第12 議案第80号 令和2年度出水市一般会計補正予算(第10号)
第13 議案第81号 令和2年度出水市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
第14 議案第83号 令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第3号)
第15 認定第1号 令和元年度出水市一般会計歳入歳出決算の認定について
第16 認定第2号 令和元年度出水市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第17 認定第3号 令和元年度出水市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
第18 認定第4号 令和元年度出水市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第19 認定第5号 令和元年度出水市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について
第20 認定第6号 令和元年度出水市下水道特別会計歳入歳出決算の認定について
第21 認定第7号 令和元年度出水市特定環境保全公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定について
第22 認定第8号 令和元年度出水市農業集落排水特別会計歳入歳出決算の認定について
第23 認定第9号 令和元年度出水市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定について
第24 認定第10号 令和元年度出水市水道事業会計決算の認定について
第25 認定第11号 令和元年度出水市病院事業会計決算の認定について
第26 議案第89号 令和元年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について
第27 請願第1号 市道への木石流入防止の早期施工についての請願
第28 請願第2号 地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての請願書
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△ 議 事
○議長(杉本尚喜議員) これより議事日程により、議事を進めます。
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△ 日程第3選挙第4号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第3、選挙第4号鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙を議題といたします。
鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員は、県内市町村長の長及び議員のうちから、市長区分6人、市議会議員区分6人、町村長区分4人、町村議会議員区分4人によって構成されます。現在の広域連合議会の議会議員のうち、市議会議員から選出する議員について2人の欠員が生じているため、広域連合規約第9条第3項及び広域連合議会の議員の選挙に関する規則の規定に基づき選挙の告示を行い、候補者の届け出を締め切ったところ、市議会議員から選出すべき人数を超える3人の候補者がありましたので、広域連合規約第8条第2項の規定により選挙を行います。この選挙は、同条第4項の規定により、全ての市議会の選挙における得票総数の多い順に当選人を決定することになりますので、会議規則第32条の規定に基づく選挙結果の報告のうち、当選人の報告及び当選人の告知は行いません。
そこで、お諮りいたします。
選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することとしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。したがって、選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することに決定いたしました。
選挙は、投票で行います。
議場を閉鎖いたします。
[議場の閉鎖]
○議長(杉本尚喜議員) ただいまの出席議員数は、議長を含め19人です。
次に、立会人を指名いたします。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に9番鶴田均議員、12番出水睦雄議員を指名いたします。
投票用紙を配ります。
[投票用紙の配付]
○議長(杉本尚喜議員) 念のため申し上げます。投票は単記無記名です。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
[投票箱の点検]
○議長(杉本尚喜議員) 投票箱異常なしと認めます。
ただいまから投票を行います。職員が議席番号と氏名を読み上げますので、順番に投票願います。
○華野順一議会事務局次長 1番、南鶴洋志議員、2番、橋口住眞議員、3番、上須田清議員、4番、日髙信一議員、5番、北御門伸彦議員、6番、枦山卓二議員、7番、吉元勇議員、8番、土屋工吉議員、9番、鶴田均議員、10番、田上真由美議員、12番、出水睦雄議員、14番、中嶋敏子議員、15番、宮田幸一議員、16番、道上正己議員、17番、榎園隆議員、18番、垣内雄一議員、19番、築地孝一議員、20番、髙崎正風議員、11番、杉本尚喜議員。
○議長(杉本尚喜議員) 投票漏れはありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 投票漏れなしと認めます。
よって、投票を終わります。 これより開票を行います。鶴田均議員及び出水睦雄議員、開票の立会いをお願いいたします。
[開票]
○議長(杉本尚喜議員) 選挙の結果を報告します。投票総数19票、有効投票19票、無効投票ゼロ票で、出席議員数に符合いたしております。有効投票のうち、川越桂路議員ゼロ票、木原繁昭議員11票、前川原正人議員8票。以上のとおりです。この鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙の結果報告をいたしておきます。議場の閉鎖を解きます。
[議場開鎖]
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△ 日程第4議案第88号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第4、議案第88号新市まちづくり計画の変更についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 おはようございます。よろしくお願いいたします。
ただいま上程されました新市まちづくり計画の変更について、提案理由を説明します。
今回の変更は、財源として合併特例債を起こすことのできる期間を延長するため、その根拠となる新市まちづくり計画の計画期間を延長するものです。新市まちづくり計画は、旧市町村の合併の特例に関する法律、いわゆる旧合併特例法の市町村建設計画に当たり、合併市町村の建設の基本方針、公共的施設の統合、整備に係る事項、合併市町村の財政計画等を定めた計画です。本計画に基づいて行われる事業は、関係法令等の規定により、合併年度及びこれに続く15年度に限り合併特例債を財源にすることができ、本市はこれまで合併特例債を有効活用しながら財政運営を行ってまいりました。地方交付税の合併算定替えの特例が本年度で終了し、今後も財源として合併特例債を確保することは、財政運営に必要不可欠なものと認識しています。平成30年4月、東日本大震災による被災地以外の合併市町村については、合併特例債の発行期限がさらに5年間延長され、20年間とされました。合併特例債の発行期限を延長するためには、その根拠となる新市まちづくり計画の計画期間についてもあわせて延長する必要がありますので、今回、変更を行うものです。
それでは、新市まちづくり計画の変更内容について説明します。
新市まちづくり計画の具体的な計画内容は、現在の第2次出水市総合計画基本構想に委ねられていることから、全体的な見直しは行わず、必要最小限度の変更にとどめています。具体的には、計画期間を、現行の15年から20年に延長します。また、財政計画についても、計画期間を5年間延長して令和7年度までとし、作成の前提条件として、平成18年度から平成30年度までの13年間は決算額、令和元年度は決算見込額、令和2年度から令和7年度までは推計額として算出し、その数値を掲載したところです。なお、旧合併特例法に基づく本市の合併特例債の借入限度額は約203億5,000万円であり、これと同額程度を今回の財政計画に計上しています。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願いします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第88号新市まちづくり計画の変更について、質疑を許します。質疑ございませんか。
○7番(吉元勇議員) 合併して13年でしょうか。いまだに、合併をしなきゃよかったと言う議員さんもいらっしゃって、大変残念なことだと考えますけども。改めて、財源のことですので、この合併特例債によって出水市が今後どのように市政として発展するか、非常に大事な話ではありますが、ややもすると、合併特例債に頼るといったようなことも考えられます。そのために我々議会があるわけですけども、その辺、市長も事業を提案する立場として、合併特例債に頼る計画はありながら、きちんと事業のことは事業として精査して提案していく、余り合併特例債に頼って安易に事業を提案しない、そのような気持ちは、私は必要かと思いますが、市長の御見解をお願いします。
○椎木伸一市長 吉元勇議員のほうから、余り合併特例債に頼るような事業というのはいかがなものかというような御懸念をいただきました。もちろん、合併特例債は有利な特例債ということですので有効活用という面での活用をしておりまして、合併特例債ありきで事業を組み立てるということはしておりません。これからも、そのようにしていきたいと考えております。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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△ 日程第5議案第82号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第5、議案第82号令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について説明します。
歳出の後期高齢者医療広域連合納付金では、令和元年度の出納整理期間中に収納した後期高齢者医療保険料が確定しましたので、従来からの広域連合との協議に基づきまして追加計上しました。これに対します歳入では、前年度繰越金を計上しました。
今回の補正額は92万8,000円の追加で、これにより予算規模は7億4,052万8,000円となるものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願いします。
○議長(杉本尚喜議員) 議案第82号令和2年度出水市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)に対する質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。討論を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。
採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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△ 日程第6議案第90号・日程第7議案第91号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第6、条例議案及び日程第7、財産の取得議案を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました出水市出水駅観光特産品館「飛来里」の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、ほか1件の提案理由を説明します。
出水駅観光特産品館「飛来里」は、中心市街地における商業施設等の集積を推進し、地域経済の活性化を図ることを目的としています。本案は、稼げる観光地づくりの取り組みを一層推進するとともに飛来里の機能強化を図り、多目的ホールを観光情報発信、市内事業者の支援などを一体的に実施する観光戦略推進の拠点として使用するため、所要の改正をしようとするものです。
改正の内容について説明します。
施設の使用料について規定している別表から、「多目的ホール」の項を削るものです。
附則ですが、この条例は令和3年1月1日から施行するものです。
次に、財産の取得について提案理由を説明します。
本案は、国が進めるGIGAスクール構想の1人1台端末を実現し、ICTを活用した学習の充実を図るため、出水商業高等学校に教育用タブレット等を整備しようとするものであり、地方自治法第96条第1項第8号及び出水市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき提案するものです。
取得しようとする財産は、タブレット端末195台のほか、ポータブルDVDドライブ及び統合ソフトになります。取得の相手方は、鹿児島県出水市本町6番1号、株式会社吉原商事で、取得価格は2,420万円です。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、提案説明が終わりました。
これより総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号を示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては、所管委員会において審査をいたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内とします。
質疑を許します。
○10番(田上真由美議員) 議案第90号出水市出水駅観光特産品館「飛来里」の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてお伺いをいたします。
この前、全員協議会におきまして説明をしていただきました。その後、やはりずっと考えていくうちに、ちょっと大丈夫なのかなという不安も出てきましたので、質問させていただきたいと思います。このようにコロナ感染の拡大で、観光業に限らず大打撃を受けております。その中で、出水観光未来検討委員会、説明でもありましたが、令和元年9月に出水観光アクションプランを策定され、令和元年10月以降、観光戦略推進役として新観光戦略推進組織の設立について協議を重ねてこられた、とございました。コロナ後の観光につきまして、検討を重ねて推進していかれることはとてもすばらしいことだと思うのですが、検討された時期というのが、コロナが全く予測されない時期に検討をされてきたということが見てとれます。それ以降、コロナがあってこのような経済的な打撃を受ける中で、観光につきましてはどのような検討を重ねてこられたのか、そこのところをまず教えてください。
○椎木伸一市長 田上真由美議員から、コロナ禍で非常に経済に大きな影響がある中ですけれども、今回の新しい推進母体の設立に向けて、コロナ禍の前の検討ではないかと、どのような検討を重ねてこられたかという御質問でございます。今、コロナ禍につきましてはいろいろな対策を、議会の皆様の御理解をいただきながら、市民の御協力をいただきながら対応しているところであります。今が観光にとって一番きつい時だと認識しておりまして、今だからこそ、次の施策、次のやり方について体制を整え、コロナ禍からの脱出を図っていかなければならないと考えているところでございまして、新しい特産品協会と観光協会の合併によりまして新しい拠点をつくるわけですけれども、コロナ禍の影響を十分皆さん承知の上での同意でございまして、その後については、コロナがあったからやめようとかそういった意見は聞いていないところでありますけれども、具体的については産業振興部長のほうから答弁をさせます。
○春田和彦産業振興部長 新組織が、コロナの収束後も含めてどういう検討をしているかということでございます。この組織につきましては、稼げる観光地づくりを目指しての組織でございまして、今後、出水市での観光消費額をどうやってふやしていくのかということを考えて、いろいろ検討をしてまいりました。その中で、出水観光アクションプランの実行を進めていく、それから観光プロパー、専門員を育成していく、それから専門員を育てることによりまして、旅行会社やマスコミとのつながりを強化できるのではないかと考えております。それから、特産品の販売の強化、ふるさと納税の返礼品の強化といったことを含めて、今後の活動を見据えた検討をしてきたところでございます。
○10番(田上真由美議員) 今お伺いする限り、コロナの影響が出たとしても、これはまた押し進めていく価値があるというふうに、皆さんが総意で思っていらっしゃるというような理解でよろしいかと思いますが、その中で、今の観光協会というのは、皆様それぞれ会員がいらして会費を徴収されています。そして、出水市から飛来里、それからツル観察センターなどを指定管理という形で受けていただいておりますが、コロナの打撃で、結局、飛来里にしてみても、それなりの収益というのがますます見込めないような状況になっているのが現状だと思っております。その中で、観光協会の会員方の負担というのは、金銭的なものが発生しないのかということが、まず前面にちょっとお聞きしたいなという点です。
そして、この中でも、この事業がうまく活用されていくためにも出水市の一部業務の実施を委託するというふうなお話も聞きましたが、会員の負担がふえないのかいうことと、一部事業というのはどういったことを検討されているのかお聞かせください。
○春田和彦産業振興部長 まず、会員の負担につきましてでございますが、今後、今の観光協会の会員さん、あと、特産品協会の会員さん等と意向は確認しないといけませんけれども、今後、また同じ会員となって活動していただけるのかというのはあろうかと思います。それで、その会員となれば会費も負担はあろうかと思いますが、今まで以上に負担を求めるということはないと考えております。
それから、飛来里の売上とかそういったものも含めて、今現在も取り組んでいるんですけれども、ネットによる販売とか、コロナ禍における販売方法、そういったものも研究をしております。
それから、市の一部の業務の委託の部分ですけれども、本来、市のほうで行っております情報発信でありますとかパンフレット等の作成、そういったものを一部お願いをして、市のほうで今かかっている経費の部分についてを、その組織にお願いして活動をしていくということでございます。
○10番(田上真由美議員) 今お伺いする限り、会員の会費の値上げというのは行わない方向でとおっしゃいましたが、ここの主体者は誰になるんですか。一般社団法人なので、出水市のほうが会費は上げないというお話で移行するだろうと思われても、観光協会の内部のほうで、やっぱりこれじゃやっていけないよ、会費を上げなきゃいけないよとなったときには、市には上げないでくれと言うことができるのかどうか、そこのところをお聞かせいただきたいと思います。
○椎木伸一市長 新しい、合併後の会費等につきましては、また総会等もあることですけれども、私どもも一緒に入りながら、今後の財政的な措置の必要性、今後の活動計画、そういったところを総合的に見ながら、できるだけ、部長のほうから答弁がありましたように、会員には負担がふえないような形で対応できればという措置をとっていきたいと考えております。
○10番(田上真由美議員) ありがとうございます。今のお話を聞きながら、私は観光推進していく、コロナ禍のこの時期だからこそ、土台をきちっとつくっていくことは望ましいことだと思っております。観光が回復してくるそのときに、実働としてこの時期に積み上げるものがあると、いつかそれが芽が出るときがあるのではないかと思うので、大いに期待をするところではありますが、今のように、やはり土台の組み方を間違えてしまうと無駄になってしまう点もあるかと思いますので質問をさせていただいているところです。
また、委託事業の中身が、情報発信とかその程度でこの会が回っていくのか。今、実際にコロナの打撃を受けて、本当に観光協会自体が疲弊していらっしゃるところに、少しそういった委託事業をお願いしたからといって本当に回っていくのかどうかということもありますので、これを今お伺いしたいと思います。また、あとは一般質問をさせていただきたいと思いますので、その点だけお聞かせください。
○春田和彦産業振興部長 市からの委託事業の部分です。先ほど、情報発信と申し上げました。あと、特産品の関係につきましても、今現在、市で行っているツルの恩返し便でありますとか、それを年間通して取り組むとか、あと、県内の他市で観光組織の中で取り組んでいらっしゃるのがふるさと納税の返礼品の発送、そういったもので特産品の磨き上げも含めて、収入は他市でも相当な収入になっておりますので、そういったものも含めて力を入れて取り組んでまいりたいと考えているところです。
○19番(築地孝一議員) 先般の全協で説明いただいておりますので、大方を理解いたしております。
そこで、ちょっと確認でありますけれども、これまで、多目的ホール、非常にいい場所にありましたので市内外の利用があったかと思われます。そういった意味で、市内・市外の割合、おおよそで結構でございますので教えてください。
○椎木伸一市長 築地孝一議員のほうから、多目的ホールのこれまでの利用状況等についての御質問でございます。内容については、産業振興部長のほうから答弁をさせます。
○春田和彦産業振興部長 これまでの多目的ホールの使用実績でございます。多く利用をされているのは、市外の企業といいますか、そういったところが利用されているところでございまして、市内でも企業のほうで採用試験の関係とかで利用されているところでもございます。昨年で言いますと、市内のほうでは市内の企業が3回ほど利用されておりますが、多くのところは市外の歯科医師であったりとか学習塾であったりとかそういったところが利用されているところで、比率についてはちょっと今のところ持ち合わせをしておりません。
○19番(築地孝一議員) 皆様御案内のように、飛来里は駅直結ということで非常に利便性がいいわけであります。そういった意味で、これまでも市外の利用者も結構あったかと思われます。今般、議会で議決をいただきますと、来年1月からはホールとしての使用ができないわけであります。そういった意味では、市としては、ホールとしては廃止になる、そういったことはホームページ等、また広報紙と宣伝されるかと思いますけれども、あわせて、これまで利用していらっしゃった方について、代替施設等の案内、そういったことは考えていらっしゃるのかお伺いいたします。
○春田和彦産業振興部長 今後、今まで利用されていらっしゃった方には、代替施設等も含めて案内していきたいと思います。代替施設としましては、市民交流センターであるとか、そういった会議室がある施設を幾つか紹介をさせていただきたいと考えております。
○19番(築地孝一議員) おおよそ理解をいただきました。今回は観光関連の施設でありますので、ある意味、出水市しっかりとおもてなしの心を持って、これまで利用いただいた方が、若干不便な場所にはなるけれども代替施設も十分にありますよと、こういった説明、どうぞよろしくお願いいたします。
○8番(土屋工吉議員) 議案第91号財産の取得について伺います。IT関係は、日本はすごくおくれているということを伺いますが、特に我々の年代はまだまだおくれているなと。孫は結構タブレットでゲームをやっていますけども。財産取得の場合、市立高校用ということで議案として上げてありますが、幼年期からの教育を重点的にするのか、それと、今、実務で、情報処理等でいろいろ頑張っています商業高校のICTを活用した学習の充実を図るということなんですが、これは国の政策から始まったのか伺います。
○溝口雄二教育部長 これにつきましては、先ほど提案理由からもございましたように、国のGIGAスクール構想に基づきまして発した事業でございますので、国の方針も含まれているところでございます。
○8番(土屋工吉議員) それなら、今回は出水商業高校の生徒数に対しての195台なんですが、これは生徒数に対して何パーセントぐらいなのか伺います。
○溝口雄二教育部長 195台の内訳についてでございます。160台が生徒用、これは予備の台数も13台含まれております。残りの35台が教員用となっているところでございます。これは3年生用になっております。
○8番(土屋工吉議員) それでは、小学校とか中学校、若いときにいろいろそういったタブレット等を利用して教育を受けるという状況になるんですが、全体計画として幾らぐらい考えていらっしゃるのか、何カ年で完備するんだという気持ちでやっていらっしゃるのか伺います。
○溝口雄二教育部長 残りの学年につきましては、今後、補正予算等で計上を計画しているところでございます。
○8番(土屋工吉議員) 小学校とか、出水市の中の全体のことなんですが。
○溝口雄二教育部長 小学校につきましても、6月補正で一部計上しております。残りの学年数につきましても、今後の補正で計上を考えているところでございます。小学校につきましては、国の補正予算等が計上されておりますので、残りの学年につきましては今年度中、あるいは高校につきましては、コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等を活用しながら、今年度中に計上を考えているところでございます。
○7番(吉元勇議員) 90号についてですが、多目的ホールを削るということですが、築地議員のほうからもありましたけれども、多目的ホールを処分しないと、そういう事務所的なものはなかったというふうに理解したいんですけれども、いろいろと使い勝手もよかった場所ですので、その辺からの苦情だとか、あるいはそれにかわる場所はなかったのかどうか、まず基本的なことをお伺いします。
○春田和彦産業振興部長 多目的ホールにつきましては、現在の場所が、今までの多目的ホールとしても便利という部分はあったかと思います。ただ、あそこで活動することによりまして、観光案内もありますし、情報発信もできます。それから、隣の売店「飛来里」における特産品販売も含めて、今現在の多目的ホールの場所が最適ということでの今回の御提案ということで御理解いただきたいと思います。
○7番(吉元勇議員) 現在、指定管理で観光協会が飛来里を運営しておりますが、飛来里も立派な事務所がありますけれども、ここではできないんですか。
○春田和彦産業振興部長 今後の新組織での活動につきましては、職員が7名から8名の想定をしております。そういうことで、ある程度の広さがないと活動は厳しいということでございます。
○7番(吉元勇議員) 飛来里の場合は、指定管理料を払って指定管理ということでやっていますが、今回の条例改正において組織が変わりますけれども、あわせて職員の採用もあるみたいですが、指定管理期間であるという中での行為というかスケジュール、問題はないですか。
○春田和彦産業振興部長 新組織につきましては、来年の4月1日からの活動ということで計画をしております。ですので、今回の指定管理につきましては、今現在、出水市観光協会にお願いをしておりますけれども、来年の第1回定例会で指定管理の委託の関係の議案も提案をさせていただきまして、4月1日からは新しい組織に移行をさせていただきたいというふうに考えております。
○7番(吉元勇議員) 議案第91号ですけれど、オンライン授業のことも含めたタブレット端末の配付ですけど、最初のコロナウイルス関係で学校閉鎖になったときも、私も苦情を申し上げましたけれども、こういうのが整備されると、学校での授業をやめてオンラインシステムの家庭教育につなげるといったことが安易にできるような環境づくりになるんだというふうに、僕はちょっと危惧しております。そこのことを踏まえて、きちんとそういうのも精査した上で、あるいはちょっと取り決め等も決めて、やっぱり学校教育の現場ですから、生徒・児童が集まった中でのいろんな学びの舎であるときに、家庭で十分授業ができるということになると、僕はそういう時代はふさわしくないと考えております。その中で、タブレット端末の整備によって安易にオンライン方式でやるといったことが僕は望ましい形ではないと思いますが、教育長はその辺のことをどうお考えになりますか。
○溝口省三教育長 今のタブレットを1人1台、子供たちに持たせるというのは、即オンラインにしていくというのではありません。要は、日本の教育は、いわゆる情報化教育が非常におくれておりまして、世界の共通テストであるPISAという試験があるんですが、これもタブレット端末等を使ってやって、日本の読解力は非常に落ちてきているというそういうものもありまして、一番の目標は、子供たちの個別指導を非常に可能にしていくと。子供たち40名おるならば、なかなか手を挙げきらない、一人一人に対して、一人一人の子供がわかっているのか、わかっていないのかという教育が進められてきているということで、まずはタブレット端末を使うことによって、教師は一人一人の反応を見ながら授業ができると。そして、これが進んでいきますとオンライン化も進めていけるということで、コロナウイルス禍の中での授業でもあるということで、国がやりましょうということで、手を挙げているところでございます。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
ただいま議題となっています条例議案及び財産の取得議案につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表(その1)のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨をお伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第8議案第84号・日程第9議案第85号
日程第10議案第86号・日程第11議案第87号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第8から日程第11までの条例議案1件、財産の譲与議案3件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました出水市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する等の条例の制定について、ほか3件の提案理由を説明します。
現在、江内北部コミュニティセンターについては野口自治会が、青木原及び天神の各コミュニティセンターについては青木原及び天神の各自治会が、非公募による指定管理者として管理運営を行っていますが、地域の活動拠点として運用されている施設であることから、指定管理期間の終了に合わせて各自治会に譲与する予定です。本案は、これに伴い同3施設を廃止するため、所要の改正等をしようとするものです。
条例の内容について説明します。
第1条では、令和3年4月1日に譲与する江内北部及び青木原コミュニティセンターを用途廃止し、第2条では、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律に基づく処分制限期間が、天神コミュニティセンターについては令和6年3月31日までであるため、同施設の用途廃止にあわせて条例を廃止することについて規定しています。
附則ですが、第1条の規定は令和3年4月1日から施行し、第2条の規定は令和6年4月1日から施行するものです。
次に、財産の譲与議案3件について、提案理由を説明します。
本案は、江内北部、青木原及び天神の各コミュニティセンターを、それぞれ地元自治会に譲与しようとするものですが、市の財産を他の地方公共団体・その他公共団体以外に譲与する場合、地方自治法第96条第1項の規定により、議会の議決が必要とされていることから提案するものです。
譲与しようとする財産は、出水市高尾野町江内6129番地6にあります江内北部コミュニティセンターが129.96平方メートル、出水市野田町上名1800番地5にあります青木原コミュニティセンターが99.37平方メートル、出水市野田町上名5794番地3にあります天神コミュニティセンターが112平方メートルの建物で、3施設とも木造瓦葺切妻屋根平屋建てになります。
譲与の相手方は、現在の指定管理者である各地域の自治会で、江内北部コミュニティセンターが野口自治会、青木原コミュニティセンターが青木原自治会、天神コミュニティセンターが天神自治会です。
譲与する時期は、江内北部及び青木原コミュニティセンターについては、施設の処分期限期間が経過していることから、現在の指定管理期間の終了に合わせて令和3年4月1日とし、天神コミュニティセンターについては、3年後に処分制限期間が経過することから令和6年4月1日としています。なお、土地については、各コミュニティセンターの移譲に関する覚書及び出水市財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例第4条の規定により、無償貸し付けを行うこととしています。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で提案理由の説明が終わりました。
ここで暫時休憩いたします。再開を11時15分といたします。
午前10時58分 休 憩
午前11時15分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 会議を再開いたします。
休憩前におきまして、日程第8から日程第11までの条例議案1件、財産の譲与議案3件の提案の説明が一括して終わりました。
これより総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号を示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては、所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内といたします。
質疑を許します。
○10番(田上真由美議員) 議案第85号、86号、87号それぞれの建物の築年数をお聞かせください。
○椎木伸一市長 各施設の築年数等についての田上真由美議員からの御質問ですけれども、内容について、農林水産統括監のほうから答弁をさせます。
○東畠賢一農林水産統括監 江内北部コミュニティセンターでございます。平成8年度に建設をされております。耐用年数22年でございます。青木原コミュニティセンター、こちらも平成8年度に建設をされております。耐用年数22年でございます。それから、最後に、天神コミュニティセンターでございます。平成13年度に建設をされております。同じく耐用年数は22年でございます。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっています条例議案1件、財産の譲与議案3件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表(その1)のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について質疑されたい事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨をお伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第12議案第80号・日程第13議案第81号
日程第14議案第83号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第12から日程第14までの令和2年度各会計補正予算議案3件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました令和2年度出水市一般会計補正予算(第10号)外2会計に係る補正予算について、一括して提案理由を説明します。
まず、一般会計補正予算(第10号)について説明します。
今回の補正予算は、国・県支出金の内示等に伴う事務事業費の追加、人事異動等に伴う給与費の調整、国庫負担金等の過年度精算返納金の新規計上及び特別会計への繰出金や北薩広域行政事務組合負担金等を調整するため、それぞれ所要の予算措置を講じようとするものです。なお、災害関係の経費ですが、7月の豪雨災害に伴う予算でございまして、道路や公共施設等の災害復旧につきましては、その緊急性から既定予算の流用や予備費の充用により先行して復旧作業に取りかかっておりますが、これら既に着手済の経費の支出により、既定予算に不足が生じるものを補塡する調整と、今後、議決後に執行に着手する災害復旧費の予算措置を講じようとするものです。
それでは、第1条の歳入歳出予算の補正について、主なものを歳出のほうから説明します。
27ページ、第1款議会費の議会活動費では、新型コロナウイルス感染症対策に伴い全国市議会議長会定期総会等が書面開催となりましたので、旅費等を調整しました。第2款総務費、総務管理費の人事管理費では、本年4月から、県と市の間で職員を相互派遣しておりますが、受け入れ職員に係る県への人件費負担金を新規計上し、基金積立金の公共施設整備事業基金積立金では、令和元年度決算に伴う純繰越金が確定しましたので、地方財政法第7条に基づく積立金を追加計上しました。また、ツルと歴史のまち応援基金積立金では、当初の想定を大きく上回る寄附金が見込まれるため、収入見込額に合わせて調整を行い、地域活性化対策費のふるさと納税事務費では、寄附をいただいた方々への贈答用特産品代等の所要見込額を追加計上しました。総合戦略推進管理費のシティセールス推進費では、地域おこし協力隊員を本年度2人採用しておりますが、新たな観光戦略推進組織の設立、運営支援や出水市への移住・定住支援を進めるため、今回、新たに3人を任用する経費を追加計上しました。国体開催事業費では、かごしま燃ゆる感動かごしま国体の本年度開催が見送られましたので市実行委員会への負担金を調整し、新支所庁舎整備事業費では、新支所庁舎の完成予定に伴い、新支所へ機能を統合する高尾野公民館等や野田支所の解体工事費を新規計上しました。
次に、29ページ、公平委員会費の委員報酬では、公平委員会の開催経費を追加計上し、徴税費の課税事務費では、本年度から郵送しております市税申告書等の発送に係る郵便料の所要見込額を追加計上しました。戸籍住民基本台帳事務費では、個人番号カード及び公的個人認証の利用において、国外転出後も利用できるように制度改正されましたことから、住民基本台帳システム等改修委託費を新規計上しました。
続きまして、31ページ、第3款民生費、社会福祉費の社会福祉一般管理費では、3年に一度実施しております民生委員・児童委員の管外研修が、新型コロナウイルス感染症対策に伴い来年度に延期となりましたので、研修補助金等を調整し、地域交流スペース等管理運営費では、社会福祉協議会への旧福祉作業所の貸し付け等に伴う光熱水費の追加計上とあわせて、隣接する地域交流スペースの施設管理を社会福祉協議会へ委託することとし、所要額を新規計上しました。また、障害福祉サービス給付費及び障害者地域生活支援事業費では、利用件数の増加等により扶助費に不足が見込まれますことから、それぞれ所要見込額を追加計上し、後期高齢者医療広域連合負担金では、令和元年度の療養給付費負担金の確定に伴い、所要額を追加計上しました。
次に、老人福祉費ですが、31ページから33ページの高齢者訪問員設置事業費では、例年6月1日を基準日として高齢者世帯状況調査を実施しておりますが、新型コロナウイルス感染症対策のため、本年度の調査を見送ることとしましたので、調査経費を調整し、児童福祉費児童措置費の母子・父子家庭自立支援給付金事業費では、利用者の増加等による高等職業訓練促進給付金を追加計上しました。
続きまして、35ページ、第4款衛生費、北薩広域行政事務組合負担金のじんかい処理費では、令和元年度の新焼却処理施設整備事業に係る国交付金及び純繰越金の確定に伴い、市負担金を調整しました。第6款農林水産業費、農業費では、7月の豪雨災害により、農道等維持補修費では、路面破損など農地・農業用施設の災害復旧経費の支出に伴う調整をし、排水機場管理費では、江内排水機場の流木処理費を追加計上しました。また、海岸堤防等老朽化対策緊急事業費では、県が実施する出水干拓の堤防改修工事に係る負担金を新規計上し、35ページから37ページの県営農村振興総合整備事業負担金では、出水西部地区の農道・用排水路等の整備などに係る県への負担金を新規計上しました。多面的機能支払交付金では、一部の活動組織における令和元年度決算により、国・県交付金返還金をそれぞれ新規計上し、また、県営農道保全対策事業負担金では、広域農道の路面改良工事に係る県への負担金を新規計上し、県営水利施設整備事業負担金では、老朽化した嶽ダム管理システムの更新に向けた設計委託に係る負担金を新規計上しました。
次に、林業費のかごしまの竹と生きる産地づくり事業費では、追加内示がありましたので、出水特林会の省力化機械導入に対する事業補助金を計上し、森林・山村多面的機能発揮対策事業費では、新たに里山林保全・竹林整備等に取り組まれる活動組織を市としても支援するため、県のかごしまみどりの基金から交付される森林・山村多面的機能発揮対策交付金に係る市負担金を新規計上しました。
39ページ、水産業費の名護漁港機能高度化事業負担金では、県施工の護岸改修設計委託に係る負担金を新規計上し、第7款商工費の地場産業支援事業費では、新規創業者の店舗改装、家賃補助の申請が当初の想定を大きく上回る見込みとなりましたので、創業支援事業補助金等を追加計上しました。
続きまして、第8款土木費、道路橋梁費の道路維持補修費では、7月の豪雨災害による市道等への流入土砂撤去等経費の支出に伴う調整をし、県施工事業負担金では、県道湯出大口線及び県道水俣出水線の整備事業に係る負担金を新規計上し、41ページ、都市公園等維持補修費では、7月の豪雨災害による特攻碑公園地下壕のポンプ修繕等経費の支出に伴う調整をしました。第9款消防費の消防団活動費では、新型コロナウイルス感染症対策に伴い、市操法大会等が中止となりましたので開催経費等を調整し、車両購入費では、小型動力ポンプ積載車購入費の確定により調整しました。
続きまして、41ページから43ページの第10款教育費、中学生友好都市派遣事業費では、鶴荘学園及び高尾野中学校ツルクラブ員の友好都市釧路市への派遣研修事業につきまして、新型コロナウイルス感染症対策のため、本年度は中止することとなりましたので、研修補助金等を調整しました。
続きまして、第11款災害復旧費は、7月の豪雨災害による災害復旧経費を計上しております。現年発生道路補助災害復旧費では、宮之元上場線ほか7路線の路肩復旧費等を新規計上し、道路単独災害復旧費では、丸塚平岩線ほか35カ所の路肩復旧費等を追加計上しました。また、現年発生河川補助災害復旧費では、馬流川ほか5河川の護岸復旧費を新規計上し、河川単独災害復旧費では、角石川ほか2河川の護岸復旧費を追加計上しました。
次に、45ページ、現年発生農地・農業用施設及び林業用施設単独災害復旧費では、農道のり面復旧や林道崩土除去等の災害復旧費をそれぞれ追加計上し、現年発生水産振興施設等単独災害復旧費では、米ノ津川広瀬橋上流右岸の親水広場での平ブロック流出・土砂洗掘に伴う災害復旧費を新規計上しました。また、文教施設災害復旧費の現年発生公立学校施設等単独災害復旧費では、上場小学校プールの外周のり面が崩れたため、のり面復旧費を計上しました。
以上が、歳出の概要ですが、これに対します歳入としましては、減収が見込まれる市税や国体の延期に伴う県支出金を減額し、令和元年度決算に基づく繰越金、国庫支出金、寄附金、市債等を追加計上しましたほか、地方交付税及び繰入金等を調整しました。
次に、7ページの補正予算第2条の繰越明許費ですが、新支所庁舎整備事業について、解体工事における所要の工期確保等の関係から繰越明許費を設定するものです。また、補正予算第3条の地方債の補正については、県営農村振興総合整備事業負担金ほか6件の追加と、庁舎整備事業ほか4件の起債限度額を変更するものです。なお、本条によります補正後の市債の現在高は、予算説明書49ページの資料のとおりとなるものです。
以上が、本補正予算の概要ですが、今回の補正額は6億6,041万2,000円の追加で、これにより予算規模は358億9,073万9,000円となるものです。
次に、国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について説明します。
歳出の国民健康保険事業費納付金では、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税の減免に対して、国の災害等臨時特例補助金及び特別調整交付金が交付されることとなりましたので、それぞれ収入見込額を歳入に計上し、財源変更しました。また、支出金では、令和元年度の特定健康診査事業費等の実績が確定しましたので、特別調整交付金及び特定健康診査等負担金の精算返納金を計上しました。
これに対します歳入では、先ほど歳出で申し上げました国の災害等臨時特例補助金等のほか、令和元年度決算の確定に伴う前年度繰越金や、増収が見込まれる国民健康保険税を追加計上し、繰入金を調整しました。
今回の補正額は48万1,000円の追加で、これにより予算規模は76億9,793万7,000円となるものです。
次に、介護保険特別会計補正予算(第3号)について説明します。
まず、歳出の総務費では、北薩広域行政事務組合の令和元年度決算に伴う純繰越金の確定等により、介護保険業務費負担金を調整しました。また、介護給付費準備基金積立金では、介護保険特別会計の令和元年度決算に伴う純繰越金の確定等により調整し、諸支出金では、令和元年度の介護給付費及び地域支援事業費等の確定に伴う国庫負担金等の精算返納金を計上しました。
これに対します歳入では、増収が見込まれる介護保険料及び令和元年度決算の確定に伴う前年度繰越金を追加計上し、繰入金を調整しました。
今回の補正額は9,579万5,000円の追加で、これにより予算規模は62億7,210万9,000円となるものです。
以上が、一般会計補正予算(第10号)外2会計の補正予算に関する説明です。よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、提案説明が終わりました。
これより総括質疑に入りますが、質疑をされるときは、議案番号、ページ数を示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。
なお、質疑回数は4回以内といたします。質疑を許します。
○9番(鶴田均議員) 議案第80号一般会計補正予算(第10号)でございますが、29ページの委員会報酬、公平委員会開催回数の増ということでございますが、はっきり言って、当初予算からも公平委員会は開催というのはある程度見込まれていると思いますが、今回、なぜ、これが増になったのか、その理由というのはどこにあるのか、教えていただきたいと思います。
○椎木伸一市長 鶴田均議員のほうから、公平委員会の開催回数増による調整ということで委員報酬を7万8,000円計上させていただいておりますけれども、その内容についての御質問でございます。詳細については、政策経営部長のほうから答弁をさせます。
○冨田忍政策経営部長 公平委員会の委員報酬に関するお尋ねでございます。通常、公平委員会の補正予算というものはそうあるものではございませんが、今回の増の理由につきましては、公平委員会の審査件数の増によるものでございます。当初予算で4回の開催相当分を計上しておりましたけれども、既に5回開催をしておりまして、今後も開催が見込まれることから、今回、補正予算の要求があったものでございます。
開催回数の増の理由でございますが、これまでの開催につきましては給与制度見直しに対する不利益処分の審査請求というものがございましたので、その件に関する開催が当初予定回数を超えていたということでございます。委員会開催のほかにも、研修であったり、出張等がございますので、それらの出張等の報酬を利用させていただいておりましたけれども、続きまして、今回、私どもがいわゆる懲戒処分を行った関係で、その職員から審査の請求が出ているものでございまして、規定の予算ではどうしても不足をするというようなことでございますので、今回、補正をさせていただきました。
懲戒処分につきましては、特定ができないように公表をしておりませんので、基本的なところだけ申し上げます。市の職員、男性職員です。コロナ禍でいろいろ非常事態宣言が出ているさなか、業種によっては営業自粛等の要請を受けているさなか、市におきましても、議会におきましても、4月末にかけましていろんな補正審議、全員協議会での説明、全員協議会をお願いをしたり、市を挙げてコロナの前代未聞の事態に対して対応しているときに起こりました不祥事に対して、私どもが行政処分をしたと。そのことについて、不利益処分ということで審査の請求が出ているようでございます。そのようなことから、会議の開催回数が、コロナウイルス感染症対策による出張、研修等の開催ができない、そこの不用額を持ってしても足りないということでございまして、4回分の追加の補正要求がございましたので、今回、計上をしているところでございます。
○19番(築地孝一議員) 議案第80号の41ページ、教育費に関してであります。今回、コロナ禍におきましてさまざまな事業の見直しが図られております。その中で、今回、中学生友好都市派遣事業費が全額ということでありますけれども、教育長、ある意味、教育的配慮ということで代替案は何か考えていらっしゃいますでしょうか。
○溝口省三教育長 ツル博物館が市長部局に移りましたので、私のところかどうかわかりませんが、私のところで組んでやったのは、本年度はそのような状況であります。特に釧路との友好関係で、鶴荘学園、それから高尾野中学校の生徒、ツルクラブの子供たちを派遣しておりましたけれども、今のところできそうでないので、来年度は、また市長部局と話し合いながら、市長部局でなさるのではないかなと思っております。
○19番(築地孝一議員) 済みません、大変失礼をいたしました。
1つは、先ほどの議案の中で教育長のほうから答弁がありましたけれども、日本はICT教育がおくれていると、特にOECD加盟国の中でも下位のほうにあるという認識は持っております。そういった意味では、どこが事業をされるかわかりませんけれども、鶴荘学園、また高尾野中学校の生徒さん、本当にツルの羽数調査を頑張っていただいて、出水市の名前をある意味全国に発信をしていると。そういうことでありますと、ICTの活用ということであれば、オンラインで、釧路市さん、相手があることではありますけれども、そういったこともできるんではないかと思いますけれども、そこら辺のお考えはないでしょうか。
○椎木伸一市長 釧路市との友好交流関係は非常に以前から活発に行っておりまして、子供たちも、鶴荘学園においてはもう60年以上、それから高尾野中学校においても26年でしたか、長年にわたり羽数調査等を実施してくれております。そういったことに鑑みれば、コロナ禍での中止というのは非常に残念なことでございますので、築地孝一議員がおっしゃったように、何らかの代替の交流、あるいは子供たちに対する、研修にかわることができないか、今後またツルのシーズンになりますけれども、検討していきたいと考えます。
○7番(吉元勇議員) 質疑の大綱ということで、鹿児島県知事との絡みがありますので市長にお伺いします。
議案第80号の27ページ、国体開催事業費です。新しい知事になって、早速、新しい知事は佐賀県に行きました。僕がびっくりしているのは、これは単独行動じゃないかなと思っているんですが、新聞報道によると、三反園知事のころから、7月に佐賀のほうに出向いて延期を申し入れるということでしたけれども。大事なことは、国体というのは市町村が協力し合ってこそできるんですよ、つまり市と組織、財源、これがある中で、市長は7月に三反園知事が佐賀に出向いて、3年後の開催というのを、地方の市町村の市長は御存じだったのか、協力をしようという態度があったのか。僕は逆に言えば、今年度に開催するならわかるけど、また3年後に大きな財産と人が要るんです。この辺は了解されてたんですか。返還という、国体開催事業に関することなので、大綱ですので、ぜひ答弁をいただきたいのは、7月に佐賀県に出向いて、3年後の開催の相談があるということは、鹿児島県内の市町村長に相談があったことなのか。答弁をいただきたいと思います。
○議長(杉本尚喜議員) 吉元議員に申し上げます。佐賀の知事と会われたのは、三反園前知事ではなくて塩田知事ではなかったんでしょうか。
○7番(吉元勇議員) 行かれたのは塩田知事だけど、新聞報道によると、7月には、いわゆる知事選前ですよ、知事選前の7月には三反園知事が出向いて佐賀県知事と協議をする予定だったということが、ちょっと選挙の絡みもあって長引いたというのを僕は報道で知ったんですが、いずれにせよ、佐賀県に出向いて、3年後の開催を行うということは、県内の市町村長は御存じだったのか、あるいは相談があったのか、まずはその辺をお伺いしないと、これは市町村長が大分、人と組織とお金を使う話ですから、余り知事が単独で動くということは僕はいかがかなと思っているんです。その相談があったかどうか、そして、それに対して出水市長はどのように相談を受けて話をされたのか。
○椎木伸一市長 事前でのお知らせとかいうようなものは特にございませんでしたけれども、延期になるというような状況であるということは、マスコミ等の報道等も含めてそのように認識をしておりました。ちょうど知事選の前後でしたので、関係の開催県も内定、内々定している県も多数ありますし、あるいはスポーツ庁でありますとか、関係機関も多数ありますので、県の実行委員会の長として知事が動かれたんだろうと、調整の中での動きだと思っております。
その後、塩田知事になられてから、県の事務局のほうからは、今後、いろんな調整を経て、いろんな合意形成がなされる状況になれば、県の実行委員会を通じてしかるべきお知らせをするというような概要については伺っているところであります。
○7番(吉元勇議員) 3年後の開催が云々というよりも、僕はプロセスに問題があると思うんですね。つまり、やっぱり県内の市町村長とともに相談しながらやるべきだったんじゃないかと考えるんですが、改めて、じゃあ相談はなかったということですね。佐賀県に知事が出向いて、3年後の開催をぜひ鹿児島にするということは、県内の市町村長にはなかったというふうに理解してよろしいですか。
○椎木伸一市長 結果的には、具体的にこういう方針で、どこに協議に行くというような話は来ておりません。それは、どこの自治体に対してもそうであったと認識しております。先ほど言いましたように、いろんな関係団体、関係自治体があるわけですので、調整が非常に難しいと理解しております。そういった中で、県の実行委員会の長たる知事のほうで調整の段階であったと考えております。
○7番(吉元勇議員) 同じく議案第80号、41ページ、消防団活動費です。操法大会がこのような理由で開催できなかったということ、約690万円かかるんだなと思っております。これを機会に、私は以前から一般質問で、一番大事なことは消防団員の技量を高めることと合わせて、非常時に出動できる消防団員の確保と、ここを申し上げてきました。その中で、消防団の操法大会というのが、非常にサラリーマン化が多くなった団員に対しては非常に負担が大きいということを述べてきました。ぜひ、今回はされなかったんですけれども、消防組織として、団長あるいは消防団役員とともに協議してほしいのは、県大会がない年は操法大会はやらないというか、そういうことによって練習がない、そのことによって団員の負担が軽減される、それによって出動できる団員の確保ができるといったことになったときに、ぜひ、これを機会に操法大会の県大会がない年は操法大会をやらない。よって練習がないということを消防団幹部と協議してほしいと思いますが、消防長どう考えられますか、市長も含めて。
○椎木伸一市長 消防団活動につきましては、市民の皆様の生命財産を守るというために、非常に日本独特の活動であると思っておりまして、消防団並びに家族の方、雇い主の方には心から敬意と感謝を申し上げたいと思っております。
操法大会につきましては、消防操法の技術力を維持する、あるいは向上する、そのことが、先ほど申しました市民の生命財産、最小限に災害をくいとめるための技量ということになりますので、かねての訓練についてはぜひ行っていただきたいという認識であります。この問題につきましては、消防の組織の中で消防協会の北薩支部、阿久根市、長島町、出水市で支部をつくっておりますので、そちらでも共同開催をしておりますし、また、全国大会を目指して一生懸命毎日取り組んでいらっしゃる消防団分団員も多数いらっしゃいます。そういった中でございますので、いろいろな御意見があるということは承知しておりますので、今後も消防団員の皆様のいろいろな御意見等も拝聴しながら、できるだけの危機管理に即応できるような消防団の維持ということを念頭に置きながら検討していきたいと思っております。
○7番(吉元勇議員) 議案第80号、同じく27ページ、新支所庁舎整備事業費です。解体工事ですけれども、野田の消防団車庫の新設に伴って、既存建屋の解体においてハーベストの問題がありました。ハーベストが使われた建物を解体するということで、近隣住民には告知するようなという話を私はさせていただきました。どのようにされたかは別として、高尾野公民館等解体工事、野田支所解体工事、ハーベストの問題はありませんか。ハーベストは脱穀機でした、アスベストです。
○椎木伸一市長 27ページの支所庁舎の各整備事業費の計上の解体工事に伴ってアスベストの関係の問題はないかということですけれども、支所庁舎建設部長から答弁をさせます。
○池田幸弘支所庁舎建設部長 アスベストにつきましては、高尾野公民館、高尾野図書館、高尾野老人福祉センター、野田支所庁舎、野田老人福祉センター、野田健康増進センター、それぞれ含まれておりました。その関係で、アスベストの除去に関する工事費というものが若干上がってきているところでございます。
○10番(田上真由美議員) 議案第80号、29ページにあります、先ほども質問がございましたが、公平委員会の委員報酬についてでございます。先ほど少し詳細にお話はいただいたところではございますが、この件につきまして、本来であれば旅費規程などの予算も計上されていることから、コロナウイルスの関係もあり削減される方向のほうが望ましい形だったのかなと少し思いながら、そういった費用も使いながら、今回さらに増額の補正が組まれております。この件につきまして、4回予定をしていたものを既に5回開催して、今後何回ぐらい、4回とおっしゃいましたが、それで話がつく話なのか。この予算の使い方につきまして、もう少し詳細にお伺いしたいと思います。
○冨田忍政策経営部長 申しわけありません。私、先ほど、今後4回と申し上げたのであれば、6回と私は聞いております。議員おっしゃられたとおり、いろいろコロナの関係で研修会等も中止になったりしております。それらで不用になった額を、本来であれば減額をするところでございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、給与改定に関する不利益処分の請求事件で回数が重なったこと、改めてコロナ禍で、市民の方から非常に強い抗議の電話を受けまして、事実調査をした結果、処分をせざるを得ないという状況で、職員に対する処分を行いました。そのことに対する不利益処分の審査の請求ということで、さらに回数がふえることになりましたので、今回、補正を計上させていただきました。研修会と出張で不用となった額も活用しておりまして、それでもなお不足する分を、今回補正をさせていただいたということでございます。
○10番(田上真由美議員) 今の、市民の方から強い抗議の声があって、それで処分したところ、それに対して不利益処分だというふうな反論が起こるということに違和感を感じております。認識の違いなのかもしれませんが、その事例に対して市民がおかしいなと思う点、職員の方がこのぐらいはいいだろうと思われる点で、このようなことが生じているのかなとも思うのですが、その点につきまして認識をお伺いしたいと思います。
○冨田忍政策経営部長 詳細については、審査請求が出ておりますので公平委員会のほうで審査をされると思います。
市民の皆様との認識の差というものについてでございます。鶴田均議員の御質問のときにもお答えしましたとおり、非常に前代未聞の状況下の中で混乱する中で、補正予算等の対応をしていく中、本部会議等の開催を逐次重ねていく中、非常に役所も混乱をしておりました。そのような中で、抗議をいただいた市民の方からすれば、その感覚としては、もう何ということをする、お前ら馬鹿じゃないかというような、何を考えているんだというような御指摘とともに抗議の電話がございました。そのことも含めて、休暇を取得する際の虚偽報告というものもあわせてございまして、その中ではコロナの状況下でPCR検査がどうこう、云々というようなことも虚偽の報告としてされておりまして、それらも含めて処分をしたところでございまして、我々は市民と同じ立場になって、市民目線の立場になって、市職員としてはどうあるべきであったかという観点から処分をしたものでございます。
○10番(田上真由美議員) それにつきましては委員会審査もございますので、動向を見守りたいところもございます。
それでは、27ページになります。27ページの総務管理費の人事管理費であります。県相互派遣受入職員人件費負担金になりますが、どういった形で職員を受け入れて、またどういう成果が上がるというふうに期待されるのか、そこだけお聞かせください。
○椎木伸一市長 県の相互派遣受入職員の人件費負担金に関しての相互派遣についての効果ですけれども、具体的に申し上げれば、安心サポートセンターの児童福祉司を、県から、4月から派遣をしていただいております。もとより、1年前の4歳女児の事件がございましたので、それの反省を踏まえまして、スキルアップということで県の児童福祉司、中央児童相談所の経験者を派遣をお願いし、4月から来ていただいておりまして、いろんな示唆、職員に対する指導を行っていただいております。また、市からも、社会福祉士の職員を県の中央児童相談所に研修派遣しておりまして、相互の派遣ということになりますけれども、同じくスキルアップということでの目的でやっております。
現在もケース会議等を含めていろんな御指導をいただいておりまして、今後も再発防止という観点からも、こういった努力を続けていきたいと考えているところであります。
○議長(杉本尚喜議員) 総括質疑の途中でありますが、ここで昼食のため暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
午後0時01分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 会議を再開いたします。
日程第12から日程第14までの令和2年度各会計補正予算議案3件に対しましての総括質疑を続行いたします。
質疑ありませんか。
○20番(髙崎正風議員) 議案第80号令和2年度出水市一般会計補正予算(第10号)の中の27ページですが、その中の積立金というのがあります。ツルと歴史のまち応援基金の積立金、当初が8,013万3,000円、今回の補正で1億2,000万円ということで、非常に伸びています、倍増しているということですけれども。今までの実績に基づいてと説明がありましたけれども、実績がいつまでで1億2,000万円の実績が出たのか、これからを予想しての実績なのか。それをちょっとお伺いいたしたいと思います。
○椎木伸一市長 ツルと歴史のまち応援基金の積立金の増額ですけれども、今おっしゃったように、これまでの実績を踏まえ、今後の予想を立てた上での積立金の増をお願いするということでございます。
○20番(髙崎正風議員) これまでの実績、8月いっぱいまでの、きょうは8月31日ですが、7月でもいいですので、幾ら実績があったのかお答えいただきたい。
○椎木伸一市長 これまでの実績についての御質問ですけれども、内容については企画政策課長のほうから答弁をさせます。
○松岡秀和企画政策課長 8月30日時点ですが、5,680万円ほどの申し込みをいただいております。
○20番(髙崎正風議員) 補正を1億2,000万円組まれたわけですけれども、今の実績で5,600万円ということですが、8,000万円を入れてなんですか、それとも1億2,000万円に対しての5,600万円なのか。そして、今後そういう見通しが立てられるのか、それを伺ってみたいと思います。
○松岡秀和企画政策課長 現在が5,680万円でございまして、今、ふるさと納税につきましてはECサイトで募集を行っております。その運営を支援していただいている業者の方とも協議をしまして、全体として今年度は2億円いくのではないかというふうに考えております。
○20番(髙崎正風議員) 今の答弁ではちょっとつじつまの合わないような答弁なんですけれども。どうもしっくりといかないんですが。
○松岡秀和企画政策課長 済みません。8月時点の数字ではないんですけれども、昨年7月末の時点で557万5,000円でございました。今年度が7月末で4,800万円、8.66倍、もう既に、ことしいただいております。年末にかけまして11月、12月と、かなりふえてくる傾向にありまして、そこのあたりも見込んだところでございます。
○冨田忍政策経営部長 補足をさせていただきますと、昨年7月の段階で500万円でございました。それが、最終の決算においては約8,000万円近くを令和元年度は収入を上げております。その同時期に比べますと、10倍はいきませんけれども8.何倍ということで、これまでの期間の伸びがかなり多くございまして、昨年度も、暮れ前ぐらいから、イチゴだとかそういう地元産品が非常に好評いただきまして、大きな伸びを示して、最終的に、前々年度が4,000万円で、前年度が8,000万円ということでしたので、このペースで行くと、もう今後、今から暮れに向けて、昨年同様の寄附をいただければ2億円には到達をするんではないかということで、昨年度を上回る勢いで今いただいておりますので、合計2億円で、今回の補正で1億2,000万円積み増しというような形で提案をさせていただいております。
○14番(中嶋敏子議員) 2点ほどお尋ねいたします。1点目は、一般会計補正予算の中で、今、2人の方から質疑もありましたけれども、29ページの公平委員会開催件数増による調整という部分ですが、個人の問題なので特定できないと言いながら、少し垣間見えてきたわけなんですけれども。この懲戒処分の内容がどういうものなのかというのをお尋ねしたいというのと、あと、当然でしょうけど、本人が弁明する機会は与えられたんだろうと思いますが、そのときに本人が納得しなかったのか、どういう発言をされたのか、答えられたら教えていただきたいというのが1点です。
もう1つは、国保のところで11ページのほうになりますけれども、国庫支出金と県支出金の説明のところで、新型コロナウイルス感染症対応分ということで国と県の補助金と交付金分が計上されているわけですけれども、これは全額国庫補助による減免制度だということなんですけれども、ここに上がっている500万円と334万2,000円というのは事務費に係る部分の補助と交付なのか、確認をさせていただきたいと思います。
それと、直近のデータで、今の減免の状況ですね、申請数とか受理数、わかっていたら教えていただきたいと思います。その中で、所得ゼロの方は減免対象にしないとされておりますけれども、これは、今、私どもがいろいろと協議をしてもらったりとかしているんですけれども、その件数がどれだけあるか、わかっていたら教えていただきたいと思います。
○椎木伸一市長 中嶋敏子議員のほうから2点ほど御質問をいただきました。1点目の公平委員会の報酬の件につきまして、懲戒処分の内容、本人の弁明等については、政策経営部長のほうから答弁をさせます。
2問目の国保関係の御質問につきましては、市民部長のほうから答弁をさせます。
○冨田忍政策経営部長 公平委員会委員報酬の補正に関する御質問に、まずお答えをいたします。処分の内容につきましては、今、審査請求が出ておりますので、今後、公平委員会のほうでその妥当性だとかについては審議をされるものだと思っておりますので、具体的にどういう処分を下したかということは控えさせていただきたいと思います。
その処分時にどういう話をしたかということだったかと思うんですけれども、賞罰委員会というものがございますので、るるヒアリング等を実施した上で、最終的に賞罰委員会に呼びまして、改めてその事実内容を整理をして伝え、そのことについて間違いないかどうか確認をした上で最終的な処分をし、その処分理由についても文面で交付をしておりますし、説明の場面で反省を促しております。その中で、本人からは、今後はそういう市民の方から指摘を受けないようにしていきたいというような反省の弁がございましたが、その後、公平委員会に対する審査請求が出されたところでございます。
○揚松智幸市民部長 まず、3点ほどありましたので、1点目からいきます。この分はコロナに係るものかということでしたので、これは全てコロナに係る分として、500万円と334万2,000円を計上してございます。
次に、件数のことだったと思います。済みません、これが7月10日現在の件数になりますが、37件の減免申請があります。それから、前年度所得ゼロのということだったんですが、前年度所得ゼロの分につきましては、国からのQ&Aにより減免をしておりませんので、今、ここで件数はわかりません。
○14番(中嶋敏子議員) 所得ゼロの方というのは非常に多いというふうに、私の相談の中では感じているわけですけれども。その理由として述べられているのは、厚労省が出した最初のQ&Aには載ってなかったと思うんですよね。ネットで引くと、それが出てくると。問い合わせをすると、厚労省はこう答えていますというのの中に載ってはきているんですけれども、その根拠がどうしても納得できないという方が多くて、所得ゼロの方ほど減免対象にするべきではないかというのも考え方としてはあると思うんですけど、そこらの理由はどういうふうに受けとめておられるかお尋ねしたいと思います。
もう1点、災害に関してですけど、この補正予算に直接は関係しないかもしれないですけど、うちから義援金の配分が自治体宛てに、災害救助法が適用されたところに来たんですけれども、出水市は平成24年度にできた要綱の中で、政治的団体とか宗教団体からは寄附を受けないという項目があって、受け取れませんということがあったんですけど、それは何か理由があって、そういう要綱ができたのか。災害に関連して、わかれば答えていただきたいと思います。
○揚松智幸市民部長 まず、所得ゼロのことについてなんですが、国から示されておりますQ&Aの中にこのことは書かれておりますので、やっておりません。その理由といたしましては、コロナにつきましては前年度よりも激減というのがあったかと思います、それに基づいてのことだと私は理解しております。
○冨田忍政策経営部長 義援金の取り扱いに関してのお尋ねかと思いますが、これは答弁ができますか。
○議長(杉本尚喜議員) 中嶋議員、ページはどちらになりますか、今の質疑のページ。
○14番(中嶋敏子議員) 災害に引っかけて聞きましたけど、答えていただければ。個別に問うておりますので、それはこの場ではいいです。
今、揚松部長のほうが、理由としては前年度より激減したというのが対象だとおっしゃったけど、去年の収入より今年度の収入見込みで30%以上の減少があれば対象なんですよ、正確にはですね。だから、所得ゼロはゼロでも、収入は上げて経費を引いたためにゼロになっているわけですけれども、その人が収入自体は30%以上減少しているのに、対象としない理由が理解できないので、その件での質疑だったんですけども、もし答えていただければ、答弁をください。
○揚松智幸市民部長 国の指針に基づいておりますので、私がここでお答えすることではないかと思います。
○16番(道上正己議員) 議案第80号の39ページ、道路維持補修費というところなんですけれども、今回7月の豪雨で、市内における市が管理するところで非常に災害も大なり小なり発生しているふうにお聞きしております。その中で、災害の要因というのが市道に関係があったり、山合い、渓谷含めて排水不良で市道を溢流して、一部個人の石垣など損壊した事例も発生していると聞いております。その中で、市民の中からでも、少しでもそういった自然災害における支援というものはできないものかという、災害を受けた方々の御意見もあるわけですけれども、今までも米之津川が氾濫したときも床上、床下それぞれ支援されたと思うんですが、今回の7月の豪雨に対して、市としてどの程度まで、そういう関連した2次災害、特殊災害に対しての支援、協力ができるのか、できないのか、御検討された経緯があるのかお尋ねしたいと思います。
○椎木伸一市長 今回の7月の3、4日の大雨に伴います災害は、建設部それから農政関係合わせると2億円を上回るような被害でございましたけれども、個人の財産に伴う、石垣等の損壊等への助成等についてでございますけれども、個人財産ということで非常に難しい部分もあります。崖崩れをしますと上から下へ流れ、個人住宅に流れ込むというような状況、あるいは公共の市道等を通っての災害とか、いろいろ形態は多々あると思います。そういった中で、市の職員も現場に赴きまして、いろいろ協議しながら対応しているところであります。内容につきましては建設部長のほうから答弁をさせたいと思います。
○小原一郎建設部長 現場のほうでは、いろいろな現場の状況がございます。山林のほうから打って出ました水が市道を通りまして、そして市道を横断して、また民地のほうに入っていくと。それで、道路も当然被災しておりますけれども、当然、また、それに伴いまして民地のほうもひどく被災しているというような状況がございます。
市道部分につきましては、当然安全に通行できるようにしなければいけませんので、当然、復旧とかいうようなことを市のほうで行っているところですけれども、民地については、市長のほうが申しましたように、なかなかどこまですればいいのか、永遠にずっとしていかなければいけないというそこら辺もございますので、とにかく市のほうとしましては、水の出てきている、そしてまた水が民地に入っていった原因等が今後ないように、最低限そこまではしなければいけないということで考えているところです。
○16番(道上正己議員) 1回あれば、同じような豪雨が来れば、2回、3回と同じような結果をもたらすわけですので、部長が言われたとおり、災害が出ないような復旧工事をしていただきたいというのが気持ちであります。
○8番(土屋工吉議員) ページ数は37ページですが、6款農林水産事業費の40の県営の事業なんですが、県営水利施設整備事業負担金なんですが、嶽ダムの件なんですが、これは御手洗ダム、高川ダムそれぞれありますけども、嶽ダムの管理システムの更新ということで、これは今まで使ってみて、県がこうするんだという状況での負担金なのか伺います。
○椎木伸一市長 土屋工吉議員のほうから、嶽ダムの管理システム等の変更設計等の委託の件で、県の方針に基づくようなものかという御質問でございました。農林水産統括監のほうから答弁をさせます。
○東畠賢一農林水産統括監 嶽ダムの事業でございますが、水利施設整備事業というのがございまして、令和3年度からの工事に向けた設計委託業務に関する負担金でございます。その中で、システム等を更新するための予算ということで、本年度375万円を補正のほうで請求するものでございます。あくまでも県の事業にのせていただくということでの負担金ということで御理解いただきたいと思います。
○8番(土屋工吉議員) 7月の豪雨災害も一山違えば出水地方にということを考えますけども、そういった中での、例えば豪雨災害等の緊急放水とか、構造的にどうか、システム改修だけでよかったのか、そこら辺を、嶽ダムに限らず、ほかのダムに対してもそういう年次計画があるのか伺います。
○東畠賢一農林水産統括監 現在、嶽ダムについては来年度からということで、御手洗ダムにつきましても、今後の事業に向けまして、現在、県の事業にのっとりまして計画を立てているところでございます。また、高尾野ダムにつきましては、防災ダムということでいろんな、堆積土砂の除去とかそういったものについては随時県のほうにお願いをしていきながら、市のほうとしては負担金という形をとっていきたいというふうに考えております。
また、国営の高川ダムにつきましては、こちらも国の事業になりますので、九州農政局等とも相談をしながら事業を進めていきたいというふうに考えております。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております令和2年度各会計補正予算議案3件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表(その1)のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で、自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について質疑をされる事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨をお伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第15認定第1号・日程第16認定第2号
日程第17認定第3号・日程第18認定第4号
日程第19認定第5号・日程第20認定第6号
日程第21認定第7号・日程第22認定第8号
日程第23認定第9号・日程第24認定第10号
日程第25認定第11号・日程第26議案第89号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第15から日程第26までの令和元年度各会計決算認定11件及び令和元年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分についてを一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま一括上程されました令和元年度出水市一般会計外8特別会計、水道事業会計及び病院事業会計の決算の認定、並びに令和元年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について、提案理由を説明します。
まず、令和元年度出水市一般会計外8特別会計、水道事業会計及び病院事業会計の決算の認定について、提案理由を説明します。
本案は、令和元年度の各会計の決算について、さきに監査委員の審査を受けましたので、その意見や法令で定める関係書類を添えて、市議会の認定をお願いするものです。
それでは、令和元年度予算の編成状況から申し上げます。
本市の令和元年度一般会計当初予算額は286億800万円で、また、特別会計で160億4,559万円、企業会計の支出で65億588万1,000円、合計で511億5,947万1,000円を計上して、平成30年度の補正予算とあわせた執行により、地方創生に関する取り組みや地域経済の活性化等に積極的に取り組むもので、小・中学校普通教室等の空調整備の完了や新支所庁舎の建設など、各種政策を予定どおり実施してまいりました。また、年度末には、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により景気が下押しされ、厳しい状況となり、国は感染拡大防止等の緊急対策を講じることとなりました。本市でも、市民の命や健康を守ることを最優先に、感染症の拡大防止対策を初め、学校の臨時休業に伴う子育て支援、医療体制の整備、イベントの中止や自粛モードにより地元経済に大きな影響が及んでいることに鑑み、中小企業等の支援や飲食店等の支援も行ってきました。このような新型コロナウイルス感染症対策も含め、喫緊の課題にスピード感を重視した補正予算措置を講じてきたところであり、前年度からの繰越予算を加えた令和元年度の最終予算額は、一般会計では325億971万4,000円、特別会計では167億5,395万4,000円、企業会計の支出では68億915万8,000円、合計で560億7,282万6,000円となりました。
それでは、決算状況について説明します。
令和元年度の主な事業内容の詳細については、別添の主要な施策の成果の説明書やその他の添付書類等で説明するところでありますが、ここでは総体的な財政収支等について説明します。
まず、一般会計からですが、主要な施策の成果の3ページをお願いいたします。決算額は、歳入が304億2,191万円、歳出が294億3,131万2,000円で、歳入から歳出を差し引いた額は9億9,059万8,000円となり、そのうち令和2年度への繰り越しに係る財源が2億7,609万4,000円ありますので、これを差し引きますと実質収支は7億1,450万4,000円となりました。
7ページをお願いいたします。歳入の目的別決算状況ですが、歳入の構成比では、地方交付税が29.4%を占め、次いで市税が19.1%、国庫支出金が13.7%、県支出金が10.1%、市債が8.8%となっております。また、自主財源の構成比は、市税、繰越金及び諸収入等で33.7%、依存財源は、地方交付税、国庫支出金、県支出金及び市債等で66.3%となり、自主財源では負担金、財産収入や諸収入などは減収となったものの、市税を初め寄附金や繰越金が増収となったことにより、前年度と比較して約17億7,200万円、率にして21ポイント増加しました。基金繰り入れについては、公債費負担の平準化を図るための減債基金の繰り入れや財政調整のための基金繰り入れを行い、決算することとなりました。
8ページをお願いいたします。歳出の目的別決算状況ですが、歳出の構成比では、民生費が34.7%と大きく、次いで衛生費が13.3%、総務費が12.3%、教育費が11.1%、公債費が8.8%となっております。また、普通会計ベースでの財政指数を見ますと、経常収支比率が94.9%、実質公債費比率が8.3%となっております。指数のうち、財政運営の弾力性を示す経常収支比率ですが、昨年度と比較しまして0.9ポイント上昇しました。これは、普通交付税が合併算定替の段階的縮小等により減少したことや、支出における扶助費等の増加が要因でございまして、前年度に引き続き90%を上回ることとなり、財政の弾力性に留意する必要があると考えております。また、実質公債費比率が、昨年と比較して0.2ポイント改善しております。これは、償還年限を迎えたことによる公債費の減少と、あわせて標準税収入が伸びたことが要因となっておりますが、新支所庁舎や新焼却処理施設などの事業に多額の市債発行を予定していることや、新型コロナウイルス感染症の影響等にも留意しながら、今後の起債の発行や借り入れについては、これまで以上に適正な管理に努めてまいりたいと考えております。
以上のように、各指数ともおおむね良好な中に注意を要する部分があることから、引き続き、指数の推移には留意した財政運営に努めてまいります。
また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づきまして、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率、並びに企業会計における資金不足比率の各指標を監査委員の審査に付し、その意見を添付して報告事項として提出しておりますのでごらんいただきたいと存じます。
以上が、令和元年度の決算の概要ですが、今後、合併算定替による普通交付税の優遇措置が令和2年度で終了することや、先ほども申し上げましたが、北薩広域行政事務組合の新焼却処理施設整備事業及び本庁・支所庁舎整備事業等に伴う公債費の増加が見込まれること、また、公共施設マネジメントに係る改修費など、今後も財政運営に大きな影響を与える要因を見通しながら、第2次出水市総合計画の将来都市像である「みんなでつくる活力都市 住みたいまち 出水市」の実現に向けた施策等を着実に推進し、持続可能な行政基盤の構築との両立に向け、これまで以上に効率的・効果的な行政運営に努めてまいりたいと考えております。
以上で一般会計の説明を終わり、次に国民健康保険特別会計の事業勘定について説明します。
当初予算は74億8,300万円で、その後の補正予算により最終予算額は78億7,235万3,000円となりました。
決算状況ですが、歳入の国民健康保険税現年課税分の収納総額は、対前年度比で3.04%の減、金額で3,212万円の減収となっております。
歳出の保険給付費では、療養給付費が47億538万5,000円となり、対前年度比で0.21%の増となっております。
決算額は、歳入は75億9,315万7,000円、歳出が75億6,945万4,000円で、差し引き2,370万3,000円となるものです。
次に、後期高齢者医療特別会計については、当初予算6億5,780万円を計上し、その後の補正予算により最終予算額は6億6,316万1,000円となりました。
決算状況の主なものは、歳入では、後期高齢者医療保険料において現年度特別徴収保険料の収納率が100%、現年度普通徴収保険料の収納率が98.27%となっております。
歳出ですが、広域連合納付金として、被保険者の保険料及び保険料軽減分に相当する保険基盤安定負担金を支出しました。
決算額は、歳入が6億5,787万1,000円、歳出が6億5,694万1,000円で、差し引き93万円となるものです。
次に、介護保険特別会計については、当初予算額は59億3,230万円で、その後の補正予算により最終予算額は61億7,029万4,000円となりました。令和元年度は第7期介護保険事業計画の2年目として、計画に基づき各事業を実施してまいりました。
決算状況ですが、歳入の介護保険料の現年度分の収納率は99.58%となっております。また、歳出では、要支援者の増加に伴う介護予防サービス給付金の増額により、歳出全体では前年度比0.96%の増となっております。
決算額は、歳入が61億2,081万9,000円、歳出が59億6,345万4,000円で、差し引き1億5,736万5,000円となるものです。
次に、交通災害共済特別会計については、令和元年度の本共済加入者は2万5,695人、加入率は48.46%となっております。見舞金の支給件数は88件、金額で776万1,000円となり、その内訳は、死亡見舞金が3件で300万円、障害見舞金が85件で476万1,000円となっております。前年度と比較しますと、死亡見舞金が1件増加し、また、障害見舞金は21件減少しておりますが、金額で61万2,000円の増額となりました。最終予算額は1,480万円で、決算額は歳入が2,053万2,000円、歳出が961万円で、差し引き1,092万2,000円となりました。
次に、下水道特別会計について説明します。
当初予算は11億7,380万円で、その後の補正予算により最終予算額は12億4,551万9,000円となりました。
整備状況については、令和元年度は整備面積の追加はなかったため、供用面積は前年度と同じで998.8ヘクタール、計画面積に対する整備率は94.9%となっております。
整備事業の主なものは、出水浄化センター機械設備改築更新工事、管渠更生工事等です。汚水管渠は30.6%(58ページ発言訂正あり)を整備し、令和元年度末の累計整備延長は18万7,418メートル、雨水渠の整備はございませんでしたので、令和元年度末の累計整備延長は、前年度と同様の1万8,669メートルとなっております。令和元年度末における水洗化人口は2万939人で、水洗化率は89.6%です。
決算額は、歳入が12億2,992万2,000円、歳出が12億388万円で、差し引き2,604万2,000円となり、令和2年度からの公営企業会計への移行に伴い、下水道事業会計に引き継いでおります。
次に、特定環境保全公共下水道特別会計について説明します。
当初予算は5億80万円で、その後の補正予算により最終予算額は5億484万3,000円となりました。
整備状況については、令和元年度は整備面積の追加はなかったため、供用面積は前年度と同じで433.4ヘクタール、計画面積に対する整備率は98.3%となっております。
整備事業の主なものは、柴引・麓雨水幹線築造工事、枝線築造工事等です。汚水管渠は103.5メートルを整備し、令和元年度末の累計整備延長は10万2,206メートル、雨水渠は8メートルを整備し、令和元年度末の累計整備延長は1,396メートルとなっております。
令和元年度末における水洗化人口は7,128人で、水洗化率は77.6%です。
決算額は、歳入が5億942万5,000円、歳出が4億9,042万5,000円で、差し引き1,900万円となり、下水道特別会計と同様に、下水道事業会計に引き継いでおります。
次に、農業集落排水特別会計について説明します。
当初予算額は2億6,640万円で、その後の補正予算により最終予算額は2億6,633万6,000円となりました。
農業集落排水事業の整備事業は完了しておりますので、区域内の汚水処理に係る維持管理業務が主な事業内容ですが、そのほか農業集落排水施設の最適整備構想策定業務委託を行いました。令和元年度末における水洗化人口は3,620人で、水洗化率は87.5%です。
決算額は、歳入が2億6,413万3,000円、歳出が2億5,599万5,000円で、差し引き813万8,000円となり、下水道特別会計と同様に下水道事業会計に引き継いでおります。
次に、地方卸売市場特別会計について説明します。
地方卸売市場は、平成11年4月開設以来22年目を迎えております。
歳出では、市場管理費及び市債元利償還金を支出しております。歳入では、市場使用料及び一般会計繰入金が主なもので、当初予算額は1,669万円で、その後の補正予算により最終予算額は1,664万8,000円、決算額は1,661万9,000円となりました。
次に、水道事業会計について説明します。
まず、事業概要ですが、令和元年度末における給水人口は、昨年度と比較しまして185人減少し5万2,294人。一方、年間総有収水量は、給水人口の減少により、昨年度と比較しまして4万5,347立方メートル減少し、588万8,134立方メートルです。
施設整備につきましては、柴引地区における国道504号配水管整備工事、青木地区における広域農道送水管新設工事等の施設の整備・拡充工事などを実施いたしました。
次に、経理の状況ですが、収益的収支においては、給水収益及び給水負担金は減少しましたが、費用において、職員が2人減少したことによる給与費の減少及び企業債支払利息の減少などによりまして、当年度純利益は昨年度と比較して199万5,128円増加し6,610万6,881円となりました。また、資本的収支においては、建設改良費及び企業債償還金の支出が収入を上回り、3億5,417万1,203円の不足が生じましたが、この不足額については内部留保資金等によって補塡しております。
病院事業会計決算については、このあと、病院事業管理者に説明させます。
以上が、一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定についての説明です。今後においても、市民の皆様との対話により信頼される市政を目指しながら、市民の皆様とともに、「みんなでつくる活力都市、住みたいまち出水市」の実現のために努力してまいる所存でございます。
続きまして、令和元年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分について説明します。
本案は、地方公営企業法第32条第2項の規定により、剰余金の処分について議会の議決をお願いするものです。令和元年度決算により生じました当年度未処分利益剰余金1億3,021万8,634円についての処分の方法ですが、当年度純利益分6,610万6,881円については、今後老朽化した施設の更新費用が大きな負担になることが予測されますので、昨年度に引き続き、建設改良積立金に積み立てようとするものです。また、その他未処分利益剰余金変動額分6,411万1,753円については、資本金に組み入れを行おうとするものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
大変失礼しました。1カ所訂正をさせてください。下水道特別会計の説明の中で、汚水管渠のところで汚水管渠は「30.6メートル」と言わなければならないところを30.6%と言ったそうでございます。正確には、「30.6メートル」ということでございます。訂正し、おわび申し上げます。
○鮫島幸二病院事業管理者 次に、令和元年度病院事業会計の決算の認定について、提案理由を説明します。
まず、事業概要ですが、令和元年度は、患者数の増加、診療単価の伸びにより本業の収益を確保し、さらに会計処理の見直しを行った結果、経常利益が約1億4,000万円となり、平成25年度以来、6年ぶりの黒字を計上しました。また、長期借入金の償還猶予という一般会計からの支援を受けながらではありますが、経営改善に取り組んだ結果、年間の現金預金の減少額を大幅に削減することができ、次年度の事業運営資金を確保することができました。
出水総合医療センターにおいては、医療情報システム機器や病棟ベッド等の更新のほか、南館病棟の再開に向けた改修工事や老朽化した無停電電源装置・直流電源装置の更新工事に着手するなど、基幹病院として医療の質と安全性の向上に努めてきました。平成30年度と比較して、延べ患者数については、入院が721人増加し6万530人、外来が86人増加し6万4,797人となりました。収益については、入院が1億168万9,860円増加し25億9,905万2,650円、外来が8,552万2,164円増加し10億2,338万7,517円となっています。
高尾野診療所においては、4月から病床を休止することにより経営効率を高め、地域密着型の医療を提供してきました。平成30年度と比較して、延べ患者数については、入院が皆減し、外来が1,215人減少し1万1,337人となりました。収益については、入院が皆減し、外来が798万4,475円減少し7,576万952円となっています。
野田診療所においては、外来診療のほか、在宅療養支援診療所として地域の在宅医療の充実に努めてきました。平成30年度と比較して、延べ患者数については85人減少し1万240人となりました。収益については、459万5,819円減少し1億374万3,145円となっています。また、夜間一次救急診療所としての役割も担っていますが、患者数については161人減少し998人、収益については88万2,875円減少し840万2,368円となっています。
次に、経理状況について申し上げますと、病院事業全体の当年度の純利益は3億8,023万2,625円の純利益となり、前年度繰越欠損金から同額を減算した15億1,509万2,195円が当年度未処理欠損金となっています。また、病院事業全体の資本的収支では、建設改良費や企業債償還金の支出額が収入額を上回り1億6,104万8,055円の不足が生じ、内部留保資金等で補塡しました。その結果、現金預金は3,092万4,980円減少し、期末残高4億2,716万8,945円となっています。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、提案説明が終わりました。
これより総括質疑に入りますが、質疑をされるときは議案番号、ページ数を示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては、所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。なお、質疑回数は4回以内とします。
質疑を許します。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっています令和元年度各会計決算認定11件及び令和元年度出水市水道事業会計決算による剰余金の処分についてにつきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表(その2)のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分について質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨をお伝えおき願いたいと存じます。
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△ 日程第27請願第1号・日程第28請願第2号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第27及び日程第28の請願2件を、一括して議題といたします。
請願第1号及び請願第2号については、請願等の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。なお、付託された議案で自己の属する委員会以外で質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨をお伝えおき願いたいと存じます。
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△ 散 会
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。よって、本日はこれで散会いたします。第2日の会議は9月10日に開きます。御苦労さまでした。
午後1時53分 散 会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
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