令和2年出水市議会第2回定例会会議録第4号
-------------------------------------------------------
令和2年6月15日
-------------------------------------------------------
会議の場所 出水市議会議場
-------------------------------------------------------
出席議員 20名
1番 南 鶴 洋 志 議員
2番 橋 口 住 眞 議員
3番 上須田 清 議員
4番 日 髙 信 一 議員
5番 北御門 伸 彦 議員
6番 枦 山 卓 二 議員
7番 吉 元 勇 議員
8番 土 屋 工 吉 議員
9番 鶴 田 均 議員
10番 田 上 真由美 議員
11番 杉 本 尚 喜 議員
12番 出 水 睦 雄 議員
13番 鶴 田 悌次郎 議員
14番 中 嶋 敏 子 議員
15番 宮 田 幸 一 議員
16番 道 上 正 己 議員
17番 榎 園 隆 議員
18番 垣 内 雄 一 議員
19番 築 地 孝 一 議員
20番 髙 崎 正 風 議員
-------------------------------------------------------
地方自治法第121条の規定による出席者
椎 木 伸 一 市長
吉 田 定 男 副市長
冨 田 忍 政策経営部長
山 元 周 作 総務課長
戸 﨑 基 夫 くらし安心課長
益 山 剛 くらし安心課防災対策監(参事)
野 角 尊 裕 くらし安全課安全安心推進係長
駒 壽 ひとみ くらし安心課課長補佐兼コミュニティ推進係長
宮 﨑 毅 財政課長
大 田 直 子 財政課課長補佐兼財政係長
松 岡 秀 和 企画政策課長
宗 像 完 治 企画政策課秘書監(課長補佐)
川 畑 正 樹 企画政策課課長補佐兼行政改革係長
冨 永 栄 二 保健福祉部長
双 津 真 安心サポート専門監(参与)
阿 多 広 隆 安心サポートセンター長
高 口 悟 こども課長
中 里 豊 こども課こども福祉係長
揚 松 智 幸 市民部長
松 原 淳 市 市民生活課長
森 山 佐 知 市民生活課住民年金係長
新 森 章 悟 税務課長
田 頭 修 税務課課税係長
春 田 和 彦 産業振興部長
東 畠 賢 一 農林水産統括監(参与、農林水産整備課長事務取扱)
志 水 靖 博 農林水産整備課課長補佐兼林務水産係長
小 村 郁 則 シティセールス課長
堀 昌 伸 シティセールス課特命統括監(参事)
武 和 真 市 文化財課長
岩 﨑 新 輔 文化財課文化財係長
小 原 一 郎 建設部長
江川野 誠 一 都市計画課長
山 村 祐一郎 道路河川課長
永 山 勝 久 道路河川課課長補佐兼建設第一係長
松 木 健 治 道路河川課課長補佐兼建設第二係長
池 田 幸 弘 高尾野支所長
山 口 徹 野田支所長
髙 橋 正 一 出水総合医療センター事務部長
大 平 伸 章 消防長
溝 口 省 三 教育長
溝 口 雄 二 教育部長
東 秀 文 教育総務課長
田 中 真一郎 学校教育課長
諏訪園 直 子 学校教育課学校教育係長
阿久根 崇 学校教育課指導主事
安 楽 民 郎 学校給食センター所長
-------------------------------------------------------
議会事務局
畠 山 義 昭 局長
華 野 順 一 次長(課長補佐級)
浦 﨑 紀 光 主任主査
中 村 勇 士 主査
野 﨑 育 美 主査
-------------------------------------------------------
付議した事件
一般質問
議案第77号 令和2年度出水市一般会計補正予算(第8号)
議案第78号 令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)
陳情第5号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2021年度政府予算に係る意見書採択の要請について
午前10時00分 開 会
△ 開 議
○議長(杉本尚喜議員) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であり、定足数に達しております。これより令和2年出水市議会第2回定例会第4日の会議を開きます。
-------------------------------------------------------
△ 議員の途中退席の申し出
○議長(杉本尚喜議員) 鶴田悌次郎議員から途中退席する旨の届け出がありましたので、御報告申し上げます。
-------------------------------------------------------
△ 議会運営委員長の報告
○議長(杉本尚喜議員) ここで議会運営委員長の報告を求めます。
○議会運営委員長(田上真由美議員) おはようございます。12日、議会運営委員会が協議しました結果につきまして御報告申し上げます。
本日の議事日程はお手元の配付のとおりでございますが、追加送付のありました議案第77号令和2年度出水市一般会計補正予算(第8号)及び議案第78号令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)を、日程第2及び日程第3として一括上程いたします。提案理由説明の後、総括質疑をいたします。総括質疑の後、委員会付託区分表のとおり、各関係常任委員会に付託いたします。また、新たに提出されました陳情1件を日程第4として上程し、請願等の委員会付託区分表のとおり、文教厚生委員会に付託いたします。
皆様の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の委員長報告といたします。
-------------------------------------------------------
△ 議 事
○議長(杉本尚喜議員) 本日の議事日程は、お手元に配布しているとおり定めました。これより議事日程により、議事を進めます。
令和2年出水市議会第2回定例会
議 事 日 程 第 4 号
令和2年6月15日 午前10時 開 議
第1 一般質問
第2 議案第77号 令和2年度出水市一般会計補正予算(第8号)
第3 議案第78号 令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)
第4 陳情第5号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2021年度政府予算に係る意見書採択の要請について
-------------------------------------------------------
△ 日程第1一般質問 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第1、一般質問を議題とします。
12日に引き続き、一般質問を続行いたします。
質問順に従い、築地孝一議員の質問を許します。
○椎木伸一市長 おはようございます。築地孝一議員の御質問にお答えします。
まず、分散避難についてですが、先日の田上真由美議員と北御門伸彦議員への答弁でもお答えしたとおり、3密を避けるなどの対策として、新たなマニュアルに基づき避難者数に応じた段階的な避難所の開設を行います。避難者のソーシャルディスタンスを確保した避難所の運営を図るため、今回、指定避難所として、大川内中学校、上場活性化施設秋桜館、津山自治公民館の3カ所を新たに確保したところですが、ホテル・旅館等の活用については、鹿児島県ホテル旅館生活衛生同業組合出水地区組合と協定を結ぶことを検討しております。
次に、避難所の衛生環境の確保についてお答えします。広域的な災害に備え、まずは新型コロナウイルス感染症対策として、テント型の間仕切りを確保したところです。また、長期避難生活に備え、段ボールの間仕切りについても購入予定です。そのほか、必要と思われる資材については、現在のところ在庫がありますが、在庫の確認をしながら、品薄の影響を受けないよう定期的に購入していきます。
次に、要配慮者や福祉避難所の対応についてですが、ここ数年、要配慮者の避難や福祉避難所の開設事例はありません。
次に、避難時の持参品についてお答えします。避難時の食料や飲み物、身の回りのものや、普段飲まれている服用薬については、原則、避難者で準備することとしていますが、今回、新型コロナウイルス感染症対策として、新たにマスク、消毒液、体温計、ウエットティッシュなどを加えました。市としましても、各避難所に、マスク、消毒液、体温計を準備します。これらのことについては、市ホームページ、広報いずみ及び全戸配布するチラシにより周知徹底を図ります。
○19番(築地孝一議員) それぞれ答弁をいただきまして、ありがとうございます。
関連がありますので、一緒にさせていただきたいと思います。今回、現実に対応を迫られた自治体があります、市長も御存じかと思います。熊本県美里町では、先月16日に局地的な豪雨に見舞われ、町内4カ所で避難所を開設をしております。入り口での検温や健康状態の確認、そして、37.5度以上の発熱がある人を別室に誘導することを決めたほか、間仕切りの準備などを進め、住民には車中泊の検討も呼びかけております。美里町の防災担当者は、今回、幸いにも避難者はゼロでありましたけれども、大規模災害で避難者が殺到した場合、乳幼児の検温や問診は可能だろうか、と不安を口にしております。同じく、5月18日の阿久根市もしかりであります。
今、地元のホテル等では、災害時、特に台風時ですけれども、自主避難される方があるということで、市当局から呼びかけがあれば対応はできるとのことであります。そこで、今、内閣府は国の補正予算に計上された地方創生臨時交付金を、コロナウイルス対策として宿泊施設の借り上げ費用などに充てることができるとしており、自治体の取り組みを後押しをしております。例えば、ハザードマップで河川浸水区域、土砂災害警戒区域に住んでおられる要配慮者を対象に、事前登録をしてもらい、宿泊施設の活用というのはいかがでしょうか。
○19番(築地孝一議員) いずれにしましても、災害の状況次第ではあります。国や県が示している自宅にとどまる、また親類や友人宅等も選択肢として考える必要があるようですけれども、実は、かつて鹿児島県の奄美大島で豪雨水害がありました。そのときには、自宅が被災をしながら自宅にとどまっていらっしゃった、ステイホーム。その方については避難物資が最後まで届かなかったと、こういったこともあるようですので、ここら辺はさまざまにまた検討しながら、今後、取り組みには期待をしたいと思います。いずれにしましても、市民の皆様に十分な周知が必要かと思います。
次に、避難訓練について、少し申し上げたいと思います。梅雨や台風で河川が増水する出水期を前に、水害対策訓練を実施している自治体が既にあります。岡山県の高梁市では、今月7日、新型コロナウイルス感染症対策として、避難所では検温を行い、住民の受け入れ手順を確認。訓練は、市内全域に大雨警報が発令されたと想定。市職員ら約300人が参加し、十数カ所に避難所を開設。感染予防のため、実際に住民が参加する訓練は1カ所のみで、近くの町内会から30人が参加をしたそうであります。フェイスシールドをつけた職員が、玄関前で非接触型の体温計を使って1人ずつ検温し、体調不良の住民を別の入り口に誘導、住民は、館内で職員の指導を受けながら、飛沫感染防止とプライバシー保護に役立つテントのような仕切りや段ボールベッドの組み立てを体験。訓練に参加した住民からは、自分の目で見て感じることができてよかった等、訓練に評価の声が上がっております。本市でも訓練の検討をされないか、お伺いをいたします。
○椎木伸一市長 避難の仕方も、自宅あるいは知人宅、親戚宅等も選択肢に入れながら、あるいは災害の状況に応じては、いろんな選択肢を入れながら検討しているところでございまして、従来、出水市では防災訓練と防災講演会を隔年で行っているところでありますけれども、そのような避難所のあり方についても変わっておりますので、必要があるかどうか、今後検討してまいりたいと考えます。
○19番(築地孝一議員) 今はやりのオンラインの関係ですけれども、福岡県の災害支援団体が企画した、自宅にいながら参加できるオンライン防災訓練等もあります。さまざまに検討していただければというふうに思います。
また、市長もよく御存じかと思いますが、国土交通省では、ホームページで「重ねるハザードマップの見方を学ぶ」を公表しておりますし、気象庁では、ユーチューブで避難のポイントを動画公開をしております。ネット環境にある市民の皆様の活用を望むところですけれども、こういったことも周知・宣伝いかがでございましょうか。
○椎木伸一市長 避難の周知については、先ほど答弁でも言いましたけれども、さまざまな手法をとっております。先進的な技術を活用した避難のあり方というのも検討していかなければならないと思っているところですが、先ほど紹介いたしました、市から配布のチラシにもハザードマップがQRコードからとれるようにしてあります。これらをできるだけの方に見ていただき、あるいは、この中には避難の仕方も、自宅あるいは親戚・親類の方、そういったところも選択肢として入れてあります。ハザードマップで、自宅がどういう位置にあるのか、どういう災害が及ぶおそれがあるのか、そういったところをそれぞれ事前によく把握していただいて、避難の仕方の選択についても最も適した方法をとっていただくように、市民の皆様には事前に御検討いただければと思います。
今後については、いろんなソース、いわゆる新しい技術等も取り入れてやっていかなければならないと認識しております。
○19番(築地孝一議員) 近年は、災害時、プライバシーに配慮する観点から、女性に配慮したスペースの確保等も検討が進んでおります。こういったことも、ぜひよろしくお願いしたいと思います。それから、停電時等に関しまして、マンホールトイレの整備も各地では進んでおるようであります。今後、こういったことも期待をしておきます。また、停電時の発電機のメンテの確認ですけれども、こういったことは怠りなくやっていらっしゃると思いますので、ここら辺は、また確認方をお願いをしたいと思います。
ある意味、いかなるものにも転換期があります。その変わり目は、普段と異なる環境も起こり、さまざまな影響も出ます。同様に、人生においても転換期には何らかの試練があります。私たちは、今、大きな転換期にあり、幾多の試練にも遭遇しております。新型コロナへの対応は長期戦が予想をされます。市民の安心・安全のため、引き続き、椎木市長の力強いリーダーシップを発揮されますよう期待を申し上げ、質問を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 次に、鶴田悌次郎議員の質問を許します。
○13番(鶴田悌次郎議員) 地方議会制度について、市長のお考えを伺います。
議会事務局員の員数に関しては、地方自治法第138条で事務局の設置及び議会の議員の条項に、①都道府県の議会に事務局を置く、②市町村の議会に条例の定めるところにより、事務局を置くことができる、⑥事務局長、書記長、書記その他の常勤の職員の定数は、条例でこれを定める。このようになっております。⑥の事務局長、書記長、書記その他の常勤の職員の定数は、条例でこれを定める、に対応する条例に関しては、出水市の合併当初、平成18年に定められた出水市職員定数条例には、第2条職員の定数は、次に掲げるとおりとする。(3)議会の事務局の職員6人、と記載してあります。この議会職員の人数は、その後今日まで変更されておりません。にもかかわらず、今年4月、議会に対する職員数の変更に関する提案はなく、議会事務局職員が1名削減され5名になっておりました。この、市長の議会に諮らず、議会事務局の職員を削減する行為は、地方自治法に反するのではないかと考えますが、市長の見解をただします。
一つおわびしなければいけないのですが、2番目の、コロナウイルスにかかわる私の質問は、私の都合により割愛させていただきたいと思います。市長には、せっかく回答を準備していただきましたが、おわびいたします。
壇上からの質問は、終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 鶴田悌次郎議員に御確認申し上げます。通告してあります2問目の新型コロナウイルス感染症への対応については、これは取り下げということでよろしいでしょうか。
それでは、1問目のみを答弁お願いします。
○椎木伸一市長 鶴田悌次郎議員の御質問にお答えします。
議会事務局職員数についてですが、地方自治法第172条の規定に基づき、出水市職員定数条例において市の各部局の定数の上限を定めています。これは、職員給与費が義務的経費であるため、財政民主主義の観点からその上限を定めているものであり、これまで長年にわたって定着している考え方です。
各部局の職員の実数については、業務量の実績や新規事業の見込み等を勘案して決定しておりまして、本年4月の議会事務局職員の実数の削減についても、その中で判断したもので、地方自治法に反しないものと考えます。なお、当該削減に当たっては、事前に、任命権者である当時の議長に、削減の趣旨を説明し、理解をいただいております。
○13番(鶴田悌次郎議員) あの文言に上限ということがございましたかね、私が見落としたかな。市長にお尋ねします。
○椎木伸一市長 定数に関しての上限の表現というような確認でございますけれども、政策経営部長のほうから答弁をさせます。
○冨田忍政策経営部長 条例のほうに上限の規定としてはございませんが、通常、この条例につきましては地方自治法第172条に関連するものとして、これまで条例で定めた人員の数以内で、予算等を含めて、市長がその数を決めるということになっております。
○13番(鶴田悌次郎議員) よくわからなかったんですが、地方自治法に上限を定めると書いてあるということですか。
○冨田忍政策経営部長 定数を定めるということになっております。ただし、職員定数条例の規定効力につきまして、通常の解釈、これまでの定着した考え方に基づきますと、条例を定めるものというものでございます。これは、先ほど市長が申し上げたとおり、財政民主主義に基づく義務費について、市長が、簡単な言い方をしますと、勝手に予算をふやして、人をふやすということがないよう、あらかじめ条例で上限の枠を設定して、その中で予算審議を通じて、職員数についても管理をしていくということでございます。
○13番(鶴田悌次郎議員) 市長部局については、それは市長がある程度の裁量でされるのはいいと思いますが、市長部局でない我々のところまで書いてもないのに、そういうふうな解釈が当てはまるんですか。
○冨田忍政策経営部長 当てはまると考えております。ただ、任命権者がそれぞれ異なりますので、私どもとしては、そういう場合にはそれぞれの任命権者の方に御相談をし、説明をし、御相談を申し上げて、今回の場合も了解を得た上で手続を進めたところでございます。
○13番(鶴田悌次郎議員) あなた方の思いだけで議会のほうが動かされたら、議会としては非常に困るんですが、それは私は納得できません。書いたもので、じゃあ、こういうことで、というのを示してください。
○椎木伸一市長 地方自治法の逐条解釈によりますと、定数条例における定数というのは、先ほど話がありましたように、財政民主主義の観点から職員数の限度を示している、いわゆる上限を示していると解されておりまして、現実の実数が定数に達しなくても差し支えないというような解釈でございます。この実数を定めるに当たっては、それぞれ、毎年ですけれども、その部署の業務量や、あるいはいろんな財政上の業務、そういったものも全て勘案し、ヒアリングを行い、その上での実数を定めておりまして、組織上のやり方で、判断で、これまでも上限を視野に入れながら業務量等を勘案しながら実数を定めているということでございます。
○13番(鶴田悌次郎議員) これまで議会事務局の員数をされたという意味ですね、これまでもというのは。
○椎木伸一市長 はい。そのようなことでございます。
○13番(鶴田悌次郎議員) 合併以来、変わっておりません。
○椎木伸一市長 やり方は、ずっと変わっておりません。
○13番(鶴田悌次郎議員) 話が違うじゃないですか、さっき、それでやったって、やり方の話じゃないんですか。
○冨田忍政策経営部長 毎年度、毎年度、変更もない場合に御相談をするというわけではございませんで、今回の場合は、変更がございました。条例の枠内で減員をお願いしたいということでございましたので、今回、初めて職員定数に関して御相談を申し上げたところでございます。
○13番(鶴田悌次郎議員) 地方自治法の138条には5人、事務局長、それから書記長、書記その他の職員は、議長がこれを任免するとあるんですが、その任免を、議長は、皆さんの前にしておかなければいけなかったと思いますが、そういう連絡はされましたか。
○冨田忍政策経営部長 通常、議会事務局の職員に異動があったり、そのような任命行為が必要な場合には、事前に各任命権者の方々とすり合わせをした上で、それぞれの任命権者の方から職員に対して辞令の交付をしていただいております。
○13番(鶴田悌次郎議員) 市長は先ほど、今回の議長じゃなくて前の議長になると思いますが、相談したとおっしゃいますが、私は確認したんです前の議長に、相談はなかったと聞いております。そこはどうなんですか。
○冨田忍政策経営部長 私どもとしましては、議会事務局の職員数ですので、通常、任命権者が異なる場合には事前に、通常の異動であっても御相談、報告を申し上げます。
今回、減員ということになりましたので、議会事務局長あるいは局次長も含めまして、全体の市職員の実数、国体等に人間が割かれておりますし、そういうことも踏まえて、それぞれの職場の事務量等を勘案した上で了解をいただきたいということで相談を申し上げ、その結果を受けまして、議長のほうに御相談し、お願いをし、御了解をいただいたと考えております。
○13番(鶴田悌次郎議員) 今の、局長と言ったり次長と言ったりされていますが、議長と、どっちなんですか。
○冨田忍政策経営部長 やはり職員数の関係で、それぞれ働く職場でございますので、議会事務局の職員、特に管理をする事務局長に当たっては事務執行上の責任がございますので、私のほうから、全体の職員数を鑑みて1名減でお願いをしたいということで、了解をいただきたいということで事前にお話をさせていただいて、議長のほうに申し上げ、改めて議長のほうに御説明をし、了解をいただいたところでございます。
○13番(鶴田悌次郎議員) あなたが了解をいただいたんですか、議長の。
○冨田忍政策経営部長 私と副市長でお話をして、御了解をいただいたところでございます。
○13番(鶴田悌次郎議員) 私、事前に議長に。前議長に確認いたしましたところ、そういう話はなかったということです。これは、議長がこれを任免するという文書になっておりますから、きちっとした形で、なんだか後から考えて、あれがそうだったのかということじゃなくて、きちっと、市長から議長に、これは対等の立場ですから、事務局がどうこうじゃないんですよ。市長から議長に、1名減すると、人事の誰をやるとかいう話じゃなくて、1名減するというのはずっと後々まで下手すると影響しますので、そのあたりのことは市長は直接言われましたか。
○椎木伸一市長 私は、事務的なことについては協議ということで、事務局長に、政策経営部長、副市長から相談をしていただき、了承がもらえれば議長にも、ということで、事務を統括する副市長のほうに議長のほうには説明をしてもらいました。その後、また、私も議長とお会いする機会には、そのことについて言及したという記憶はございます。
定数条例については、市のほうで、先ほど答弁いたしましたように上限が決まっておりまして、いろんな業務等の職場環境等の変化に基づいて臨機応変対応しているわけでございますので、その辺の事務手続を経ながらやっていることで御了承を賜ればというふうに思っております。
○13番(鶴田悌次郎議員) それは、事務手続とはいいません。きちっと市長から議長にそのことをお話し、だったら、議長も議員の皆さんにもその辺のことは多分話があるだろうと思います。ですから、それはあなたが、ただ、きちっとやったというだけであって、どこもきちっとやってませんよ。そういうやり方では、今後も非常に問題がまた起きてくると思いますが、市長の今回のやり方というのは非常に問題ありと、私は思っております。
市長は勘違いされているんじゃないですか。自分は出水市唯一の代表と思っておられるんじゃないですか。県に勤めておられたからおわかりとは思っておったんですが、地方議会には、国会と違い、なぜ二元代表制が導入されているのか。市長と議長とは同じ立場ですよ。それを、俺からは議長なんかには言わんよと、そういうふうに見えたですよ、先ほどの回答は。間違いですよ、それは。なぜ二元代表制がとられたのか、市長は当然おわかりと思いますが、日本国憲法の第8章には地方自治という章をわざわざ設けてあります。御存じでしょう、公務員の皆さんなら。御存じのとおり、明治憲法、大日本帝国憲法には、この地方自治の項目はありません。戦後、非常に重要視して地方自治という項目を持ってきたんです。そして、日本国憲法92条に、地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基づいて法律でこれを定める、93条は地方公共団体には法律の定めるところにより議事機関として議会を設置する。ここで二元代表制という、これは対等な立場なんですよ、国会と違うんですよ。地方自治は二元代表制というのは、国会は一元ですよ、議員の代表がトップの首相になるんですから。我々の代表は市長や知事になりません。なぜ、そうしたかというようなところを十分理解して、こういう憲法で規定されているこういうことは尊重しようじゃないですか。ちょっと、出水市においては独断が過ぎると私は思います。
これで、質問を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 次に、髙崎正風議員の質問を許します。
○20番(髙崎正風議員) それでは、通告順に従い、道路行政と財政について一般質問をいたします。
第3次世界大戦とも言われる新型コロナウイルスは、各国に猛威を振るい、人類史上最悪の事態となり、国際社会の崩壊を招きかねない。国は、国民を守るため緊急事態宣言を発し、不要不急の外出の自粛の要請、店舗の休業要請など、感染拡大防止対策に取り組まれているところです。現在では緊急事態宣言は解除されていますが、先日本県において40歳代の男性が感染したと報道されました。まだまだ予断を許すことのできない状況であり、秋の鹿児島国体も断念され、社会全体に及ぼす影響は計り知れないものがあります。一日も早い特効薬、ワクチンの開発を念じ、一日も早い収束を願うものであります。
それでは、道路行政について。道路は、社会全体の基盤となるもので、私どもの生活から切り離すことのできない必要不可欠なものであり、交通機関の発達に即した道路整備が常に行われなければなりません。また、地域経済の根幹をなすものでもあり、人口減少対策の一端を担うものでもあります。西回り自動車道、北薩横断道路も着々と整備され、全線開通とは言いがたいが、長期にならず、一定のめどがついたような気がしているところであります。本市の重要路線との連携が望まれる、利便性の向上が求められることになります。特に整備が遅れている高尾野内陸工業団地から広域農道までの延伸であります。この路線は、旧高尾野町時代に計画され、市町合併がなければ延伸整備が終わり、供用開始されているところでもあります。合併により出水市道路総合整備計画が策定され、旧高尾野町時代に継続路線であったにもかかわらず、浦窪連尺野線と工業団地から広域農道まで延伸は、長期的路線に位置づけられ、整備が遅れてしまっている状況です。
今回、平成31年に見直された2路線とも、短期整備計画路線として計画をされております。旧高尾野町では、合併前には全ての道路が整備されています。新設道路として、早急な整備が求められるところです。そうしたことから、高尾野内陸工業団地から市道矢房線、松ヶ野野平線から広域農道までの延伸について、いつごろ着手する計画なのかお伺いをいたします。
次に、財政について。国は、4月に可決された2020年度の補正予算に、新型コロナウイルスの緊急経済対策として23兆円の赤字国債を発行され、さらには雇用調整助成金、企業の資金繰り支援、家賃の支援給付金、医療提供体制等の強化などを合わせ、2020年度第2次補正予算31兆9,114億円を追加し、可決成立させました。2020年度はとてつもない予算規模となり、さらに追加の3次、4次の補正予算も想定されるのではないかと思っております。果たして国の財政はどうなるのか、一国民として不安が募る次第です。
また、地方においてはどうなのか、いろいろな会議やイベントなどの中止、地域経済に及ぼす影響はどうなのかと思うに不安が募ります。企業収益の悪化、企業の納める法人住民税や法人事業税などが減少するとともに解雇や減給と、従業員の納める住民税の減少と税収不足となり、自治体、本市の財政に大きな影響が発生するのではないかと思われます。本市の財政調整基金は、令和2年度末まで73億円余りの残高が見込まれると言われますが、税収が減収するのではないかと危惧されるところです。
そこで、新型コロナウイルス感染症の影響は、これから本市の財政にどのような支障が出てくるのか、また、想定される事案への対策はあるのかお伺いをいたします。
1回目の質問を終わります。
○椎木伸一市長 髙崎正風議員の御質問にお答えします。
まず、高尾野内陸工業団地、市道矢房線から広域農道までの延伸についてですが、本路線は、出水市道路総合整備計画に(仮称)松ヶ野野平線として位置づけられた短期整備路線で、北薩横断道路と南九州西回り自動車道をつなぐことで、高尾野市街地への大型車両等の交通流入を抑えることが期待されます。
幹線道路の整備は、南九州西回り自動車道や北薩横断道路の整備による交通事情の変化、市内の渋滞路線の解消、また、現在実施している道路整備の進捗を考慮しながら判断する必要があり、本路線の整備についても、このようなことを総合的に判断していきたいと考えております。
次に、新型コロナウイルス感染症による本市の財政への影響について、お答えします。
まず、本年度及び来年度以降の税収の見込みや、税収が落ち込んだ場合の対応について申し上げます。本年度は徴収猶予等の影響による減収が、来年度は新型コロナウイルス感染症の影響による納税者の収入減による減収がそれぞれ想定されますが、現時点でその額については見込めていないところです。なお、税収の落ち込みによる財源が不足する場合は、その際の状況により財政を補填する減収補填債等の市債の発行も考えられますが、当面は財政調整基金等で対応したいと考えております。
次に、本年度において、国の補助事業を活用し実施する本市の公共事業への影響ですが、今回の補正予算でも提案しているとおり、例年並みの国の補助内示を受け、予定どおり取り組むこととしています。また、国の来年度以降の補助事業関連予算については、今後の国の予算編成過程を注視していく必要があります。どういう影響があるのか、現段階では予測できませんが、概算要求の内容など情報収集に努めたいと考えます。
現在の公共事業の進捗については、12月の野田・高尾野両新支所庁舎の開庁に向けて進めている新支所庁舎整備事業などの単独事業も含め、新型コロナウイルス感染症対策に配慮をしながら事業を進めているところです。また、今回の補正予算でも提案しています国の補助事業を活用した道路整備事業や、陸上競技場改修事業ほか小・中学校の空調整備や校内LAN整備事業等も予定どおり進めることとしており、現時点では、本市の公共工事への大きな影響はありません。経済対策としての公共事業については、例年行っている地域経済対策及び年度間の端境期対策としての単独の市道整備事業等が景気の下支えにつながるものと考えます。
今後においても、新型コロナウイルス感染症による影響を見きわめながら、市民生活や経済活動などを守るため必要な対策については、時期を逸することのないようちゅうちょせず対応していきます。
○20番(髙崎正風議員) 道路行政のほうからですけれども、高尾野内陸工業団地、矢房線から広域農道までの延伸については、これまでに、今回で3回の質問となります。2回目の平成29年6月議会で、渋谷前市長の答弁には、本年度に道路総合計画の見直しを計画いたしておりまして、質問のありました矢房線延伸については、その業務の中で、市全体の状況、優先順位などを勘案し、幹線道路へのアクセス性や事業の必要性のほか、国の補助制度における採択基準を見きわめながら検討してまいりたいと考えております。という平成29年度にその御答弁をいただいているところでございます。
先ほど市長からありましたけれども、総合的な判断をして進めてまいるということであります。今の路線については、これは早くから、私が申し上げましたように、高尾野町時代から一応計画の中に上げられている路線でございました。合併してからちょうど14年になるわけですけれども、一向にまだ手をつけられていないということでございます。市の総合計画の中にもありますように、優先順位が今つけられております。この優先順位についてなんですけれど、優先順位としては7番目に一応入っております。ですから、今、ただ総合的に判断してという答弁じゃなくて、もうちょっと具体的に時期を見、どういう環境にあるかということをちょっと御答弁願いたいと思います。
○議長(杉本尚喜議員) ここで暫時休憩いたします。再開を11時15分とします。
午前10時58分 休 憩
午前11時15分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き、髙崎正風議員の質問に対する当局の答弁を求めます。
○椎木伸一市長 道路整備について、具体的な考えを、というような趣旨の御質問でございます。
先ほど髙崎正風議員も御披瀝いただきましたように、仮称でありますけれども、松ヶ野野平線につきましては、令和元年度の出水市道路総合整備計画の見直しによりまして、長期から短期に変えたという経緯がございます。優先順位が7位ということになっておりますけれども、先ほど私のほうから答弁をさせていただきましたとおり、今、出水市の中では道路整備を実施している路線があります。下高尾野線でありますとか、浦窪連尺野線、それから六月田野間ノ関線などが代表ですけれども、これらの進捗を考慮する必要もありますし、また、国の社会資本総合整備交付金等の関連もございます。そういったことを総合的に勘案しながら検討していきたいと考えております。
○20番(髙崎正風議員) 今、御答弁をいただきましたけれども、やはり、なぜ、私がこの路線について質問をするかと申し上げますと、下高尾野線とか連尺野線の話がありましたけれども、これは継続事業なんですよね、旧高尾野町時代の。もう14年前の話なんです、これは継続しているんです。それを10年間、結局、長期的に回してあったんです。そのときに私は相当頑張ったんですけれども、どうしても、これはまだ連尺野線の道路はほかの道路から比べると非常にいいと、まだきれいに整備されているから、ここの改良をするのはもったいないということで順位を下げられたんです。本来であれば継続事業だからずっと進めていくべきものを、ポンと切られて10年間そのままになって、今度は短期に繰り上げられておりますけれども。しかし、そういうことじゃなくて、やはり旧高尾野町民、非常に残念なんですよ、こういうことをされると。やはり続けて、早急に進めていくと。矢房線であっても一向に進んでいないと。今おっしゃるように総合的判断と、総合的判断ばっかり言っておったって具体性を示さないと、誰でもその答弁ぐらい、総合的判断をしてやりますというのは誰でもできる話であって、やはり具体的なものを前に、いつごろからとか、そのこともヒアリングしているわけですから、その答えを出していただきたいと思うんですよ。いかがでしょうか。
○椎木伸一市長 今、髙崎議員もおっしゃったように、いろんな道路整備を手がけております。中には、今年度で終了見込みのもの、2年後終了見込みのもの等々あります。1つずつ片付けていかないと、ずっと整備の効果が発揮できませんので、まずは現在の整備中のものを早く終了させて、その後については、髙崎議員のおっしゃるこの路線であるとか、ほかの路線についても、必要性をその都度勘案しながら、社会情勢の中で判断し、また、国の交付金等も活用しなければなりませんので、そういった情勢等も踏まえながら、大変申しわけございませんけれども、そういったものも踏まえながら総合的に判断してまいりたいと考えております。
○20番(髙崎正風議員) 合併時は均衡ある発展という言葉をよく使われました。ところが、今では均衡であるのかということが非常に懸念されております。というのは、今の道路行政予算の配分についても、ちょっと違うんじゃないかというふうに考えております。ですから、その辺から考えてもどうしてもこの路線については早急に取り組むべきじゃないかというふうに考えておりますけれども、全体のバランスはそうかもしれませんけど、旧町の、野田町もそうだし、高尾野町もそうだけど、そういう予算配分のバランスから見ても考えるべきじゃないかと思っております。いかがでしょうか。
○椎木伸一市長 均衡ある発展については、私もかねがね念頭において市政を運営させていただいていると思っております。今議会でも垣内雄一議員の御質問にお答えした光通信網の整備等についても、市全体でやはり均衡のあるそういった環境を整備しなきゃならないと思っておりますし、今回提案しております遊休施設を使った相撲場の整備、あるいは子育て支援室の移転等につきましても、地域バランスを考えて、地域の活性化をどのように持っていくべきか、バランスのとれた発展にどのように市政を行っていくかということをいつも念頭においておりますので、道路整備についても、おっしゃるように、そういったバランスも考えながら検討していかなければならないと思っております。
○20番(髙崎正風議員) 市長答弁とやりとりしておっても、先に進まないような気がするんですけれども、やはり、地域経済をやっぱり担ってくるのは道路だと思うんですよ、一番は。それだって、やはり活性化を図っていくとしたら、そういう重要路線、優先順位は7位でありますけれども、交通渋滞するとかそういうところが先に優先されるのかなと思うんですが、経済発展のためにやはり道路をつくってやらないと、せっかく西回りもできたし。それから北薩横断道路もきちんと整備されているわけですから、そういう交通アクセスから見てみても、やはりあの路線は重要であると。ということは、どちらからもうまく乗り入れといいますか、それをやらないと高速に行くところの踏切、跨線橋があそこしかないんです、通れるところ、工業団地の下のほうしか。ほかは回ったら、ちょっとストレートに交通の流れが悪くなるということで、非常に大事な路線だと思っております。ですから、順位はそうであっても、考え方としてはやっぱり経済発展していく、地域を活性化させていくという路線としては重要路線だと思いますので、できるだけ早いうちにそういう国の予算等も照らし合わせながら整備すべきじゃないかと思っております。ですから、そのことについては答弁は要りませんけれども、ぜひそういうことでありますので、そういう意見を述べておきたいと思っております。
次に、財政についてなんですが、これも一番心配しているのは、感染が拡大しないように収束することが一番と考えておりますけれども、まず、今まで、これだけ地域の経済が疲弊していくという環境に追い込まれている状況だと思っております。もう何もできない、動けないということでございますので、こういうのがやはり財政に影響を大きく及ぼすんじゃないかというふうに考えたわけでございます。ですから、税収不足もだし、国も大変だろうと思います。どういう影響が出てくるのか、想定をされるのはこれからだというふうに御答弁をいただきましたけれども、やはり、今、当初予算等で事業計画を立てたけれども、本年度は順調にいけるんじゃないかと御答弁をいただきました。それと、あとは財政調整基金で何とかなるんじゃないかという御答弁をいただきましたけれども、交付税等についてはどうなのかというのがちょっと気になるんですが、その辺についてはどうなんでしょうか。
○椎木伸一市長 財政上の御質問でございます。今年、来年と、コロナの経済への影響からの税収不足等が非常に大きなものと考えておりまして、今のところ、どの程度の影響があるか見通せないところですけれども、国の財政状況につきましても同じような状況であろうかと思っておりますけれども、交付税についての御質問ですけれども、政策経営部長のほうから答弁をさせます。
○冨田忍政策経営部長 今、市長が申し上げたとおりでございます。今年度の交付税については国の予算の中で固まっておりますので、そう大きく減収ということもないかと思います。先ほど、1問目のときに市長が申し上げました、来年度の減収、その見通し等を含めて、国のほうは来年度予算編成に向けて、7月、概算要求の取りまとめに入っていくかと思います。そこらあたりの情報を正確に収集しながら、我々にどういう影響が出るのか、そこは現段階では注視していくしかないというふうに考えております。
○20番(髙崎正風議員) 今、本年度はそう心配することはないということでございますけど、来年度に向けた、次年度に向けた財政はどう変わるかわからないということでの御答弁でございますけれども、やはり、今、財政調整基金がたくさんあるからといって、思い切った施策も大事だと思いますけれども、やはりある程度は考えながら、今、ほとんど専決で処理されたものでございます。緊急ということでやむを得ないという専決処分ですけれども、やはり議会があるわけですから、ある程度は議会の中から、先ほど二元代表制の話もありましたように、やはり議会軽視につながらないようなやり方で、やっていかないといけないんじゃないかと思っております。全て、金があるから、あれを組み立て、これを組み立てということで、市長の素早い処理に議員の皆さんからいろいろありましたけれども、私はそうでないと、それは当たり前のことであるんですけれども、しかし、余りにも専決処分が多すぎるんじゃないかというような気がいたしますので、この辺についてもやはり今後は、市の財政ですから、財政を預かっているわけですから、市民に迷惑がかからないようなかじ取りをしていただきたいと思っております。市長、どうでしょうか、そのことについて。
○椎木伸一市長 専決処分については、議会の御承認もいただいておりますけれども。私としても、髙崎議員がおっしゃったようなことについては十分考えながら対応をいたしたつもりであります。
専決については、新型コロナウイルスの感染拡大による経済的な影響を少しでも早期に対応して、その影響を最小限にとどめたいという思いから、できることを時期を逸せず適時適切にちゅうちょなく対応してきた結果だと思っております。それを、青天井のように財源を考えていることは一切ございません。私は、先週も申し上げましたけれども、この基金を積み立ててきた当時の歴代の市の財政関係職員であるとか職員、そして前任の渋谷市長の考えには非常にありがたいと思っております。その趣旨を真っ当に果たすためにも、慎重に、かつ大胆に判断しなければならない部分がありますけれども、それについては、皆さん方の御理解もいただき承認をしていただいているわけですので、今後もそういった御指摘のあったような財政運営上の留意点、考えについては慎重に対応してまいりたいと考えております。
○20番(髙崎正風議員) これで、私の質問を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 次に、日髙信一議員の質問を許します。
○4番(日髙信一議員) 一般質問最後の日髙信一です。
1月下旬に発生した新型コロナウイルス感染症は、6月14日現在、国内の感染者数1万7,529名、死者927名となっております。鹿児島県では10名の感染者が発生していましたが、12日、4月20日以来の感染者1名が判明し、11名となっております。これまで、国内全域に政府からの緊急事態宣言が発出され、努力の成果が見られ、5月25日までに全国の緊急事態宣言は全面解除されましたが、現在、複数の地域で第2波をうかがわせるような状況が出ております。
出水市においては、市の的確な対応により、現在まで1人の感染者も発生しておりません。年度初めの多忙な時期に、市職員の方々には、国・県での新型コロナウイルス感染症における施策にプラスして子育て応援券交付事業を初めとして、国の特別定額給付金給付事業の迅速な給付、景気減速による中小企業等の市単独事業等の支援の取り組みなど務めを果たしていただきました。このことについては、市民は対応の早さにスピード感を感じております。職員の方々に感謝したいと思います。
11日からの一般質問において、多くの新型コロナウイルス感染症に対しての質問がなされていましたので重複は避けたいと思います。
それでは、通告に従いまして質問いたします。
まず、市長にお尋ねします。1、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言地域からの会社等の移動に伴う転入者等の対応について伺います。
2問目、教育長にお尋ねします。小・中学校の休業中及び再開後の対応について伺います。
以上、新型コロナウイルス感染症対策について、1回目の質問を終わります。
○椎木伸一市長 日髙信一議員の御質問にお答えします。
まず、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言地域からの転入者等への対応についてですが、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく外出自粛要請の権限は都道府県知事にあることから、本市としても県の協力要請により、県外から来市された方への2週間の外出自粛をお願いしていました。5月25日の緊急事態宣言の全面解除に伴い、県外から来県された場合は、外出自粛の要請ではなく、マスク着用などせきエチケットや毎日の体温測定の徹底などのお願いが県からなされているところです。今後、新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波に対しても、県からの要請に基づき対応していくこととなります。なお、県外の表現については十分に配慮した上で行いたいと思っております。なお、市がホテルや宿泊施設をあっせんすることは風評被害を招くおそれがあることから、現時点では考えておりません。
転入手続については、新型コロナウイルス感染症対策として、転入後14日を経過した場合でも、正当な理由があったものとして届け出を受け付けるよう国からの通知があり、本市においても、転入される方で緊急性のない場合は、2週間程度、自宅等で様子を見てから転入手続をされるように周知するとともに、手続に来られた方に対しては、3密回避や相談窓口の連絡先を記したチラシを配付いたしております。
○溝口省三教育長 それでは、日髙信一議員の御質問にお答えをいたします。
まず、臨時休業中の対応としては、各学校では課題プリントを配付するとともに、家庭訪問や電話連絡により学習の状況を確認したり、相談に乗ったりするなどの学習支援を行いました。あわせて、全児童・生徒の心身の健康状態を把握するとともに、相談窓口を周知し、スクールカウンセラー等の相談を受けられる体制を整えました。また、教育委員会では、学習への興味・関心や意欲を高めるために、生涯学習課のホームページ「つるのしんといっしょにレッツトライ」を活用して、算数の問題やALTのビデオメッセージを配信しました。
教職員については、臨時休業中も、基本的に出勤していましたが、感染予防のため在宅勤務や時差出勤ができるようにするとともに、体調管理に十分注意するよう、改めて呼びかけを行ったところです。また、各学校では、臨時休業の時間を利用して、教員の指導力を高めるため、GIGAスクール構想や小学校外国語科の授業のあり方、各学校の学力向上について、職員研修を実施しました。教育委員会としては、その職員研修に指導主事を講師として、希望する6校に、延べ9回の派遣を行ったところです。
次に、5月11日以降の学校再開後の対応についてですが、私は、学校の再開後、すぐにほとんどの学校を訪問し、児童・生徒や学校の状況の把握に努めました。児童・生徒は、長い休みにより全体的に疲れている様子も見受けられ、小学校1年生の中には、やや落ち着きのない児童が見られましたが、特に体調がすぐれない子供はいないようでした。校長によれば、久しぶりに友達と会えて、喜ぶ姿が多く見られたとのことです。
各学校では、現在も3密を避けるため教室の机と机の間隔を広げて授業を行うとともに、こまめな換気や検温の実施、手洗い、マスク着用、児童・生徒の下校後の校内の消毒などの感染予防対策を徹底するようにしております。学校生活全般において、基本的な感染予防を継続する新しい生活様式を踏まえ、集団感染のリスクを可能な限り低減しながら、徐々に通常の教育活動に戻しつつあります。ただし、依然として集団感染のおそれがあるため、本市で作成したマニュアルをもとに、今後も関係機関と連携を図り、適切に対応していきたいと考えております。
○議長(杉本尚喜議員) ここで申し上げます。日髙信一議員より書画カメラ使用について申し出がございました。よって、これを許可してあります。
○4番(日髙信一議員) 3月の議会で一般質問により、市長に新型コロナウイルス感染症の対応で、外国からの入国者や外国からの帰国者等への対応をお尋ねしました。私の質問に対しては、帰国者等個人の入国情報など市では把握できないので、新型コロナウイルス感染症の疑いがある場合には、出水保健所に設置してある帰国者・接触者相談センターに相談していただくことになります。予防対策の強化に緊張感を持って取り組み、国や県からの情報収集に努め、感染症予防の徹底に取り組みます。このような考え方が述べられたところであります。市として、早期に新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、各施策に取り組まれております。会議の情報等については、速報をいただきありがたく感じているところでございます。
そこで、市民からこういう相談がありました。緊急事態宣言地域である関東地方に長期出張し、ゴールデンウィーク明け、会社から2週間の自宅待機の指示を受け帰ってこられる予定でした。自宅には、仕事に就いておられる奥様と娘さんが同居しておられ、自覚症状はないものの、自分が感染者であれば自宅待機になると家族感染のおそれがあるので、保健所の帰国者・接触者相談センターに相談されたところであります。対応は、ホテル泊であれば、家族のためにいいのは確かであると。しかし、金銭的な負担もあるでしょうしね、ということで、宿泊させてくれるホテルもあるかわからないとの対応でした。そこで、本人は複数のホテルに連絡をとり、事情と自覚症状のないことを説明し、宿泊依頼をされましたが、即答は得られず、翌日、1つのホテルが受け入れてくださり、解決したということです。2週間の経過観察を終えて、現在、勤務をされている状況です。自分での対応を求められ、非常に不安だったというふうに話しておられました。
今後、経済活動も再開が活発化し、出張者の往来が多くなることは必至です。新型コロナウイルス感染症の2波、3波も予測されています。どのような事例が発生するかもしれません。
4日の南日本新聞に、「県外移動生徒、ホテルでの2週間待機」との見出しで、新型コロナウイルス感染症拡大により、休校になっていた学校再開のために、県外の家族のもとで生活していた学生の学校復帰に、2週間の健康観察待機がホテルで実施されるため、宿泊費用等に学校も苦慮しているという記事が載っておりました。出水中央高校にも県外からの寮生が180名在籍しており、健康観察待機の対象になっている状況です、と載っていました。出水中央高校にお邪魔して、校長先生から状況を伺ってまいりました。県外からの寮生を、ホテルで2週間健康観察待機にするには、宿泊場所、宿泊費、それから食事、衣服の洗濯など、全て解決しなければならずに、問題が多く御苦労されたということです。しかし、状況いろいろ変化がございまして、出水市にも問題解決に御協力いただいたと、感謝の言葉を述べておられました。
これまで感染経路状況のわからない事例が増加し、対策が後手に回っている現状で、感染者も増加しています。感染者の拡大防止、そして感染経路確認のためには経過観察待機の施設等は必要であると思われますので、緊急事態宣言地域からの出水市に入ってこられる方に対しての宿泊施設等の紹介等ができるよう体制を整えてほしいと思うのですが、市長のお考えはいかがですか。
○椎木伸一市長 宿泊施設等のあっせんについては、答弁でお答えしましたように、いわゆる企業体でありますので、そういったところの風評被害等がないような配慮が必要だろうと思っております。
ただ、今、県のほうでは、新型コロナウイルス感染症の、病院での受診後の家に帰ることができない方の処遇について、ホテル等のアンケート調査を実施されているというふうに聞いておりますけれども、その結果については、私どももまだ聞いておりません。必要性は十分に理解しております。風評被害等とのバランスといいますか、そういったところも十分勘案する必要があろうかと思っておりますので、県からの通知、あるいは、私どもの、病院事業者も答弁しておりましたけれども、御披瀝いただきましたように、生活を全て隔離したような状態で過ごす必要があるということで、ホテル等は有効であろうというようなお話でありましたので、そういったことも含めて、今後、検討すべき課題だと捉えております。
○4番(日髙信一議員) ぜひ、そういう相談等が市役所にあった場合には、それなりの対応をしてほしいというふうに思います。
そして、夏になりますとイベント、夏祭りは中止ということでございましたけれども、例年、各種自治会対抗試合や市民体育大会が開催されます。その中で、市民は開催があるのかどうか一喜一憂しておりますけれども、市からの放送で、自治会対抗野球大会や各種事業の案内等が流れており、少しは安心しているみたいなんですけれども、今後の方向性をお尋ねしたいと思います。
○椎木伸一市長 先般、鹿児島市で発生した後に、出水市の対策本部会議を土曜日に開催をいたしました。本来ならば、発生が見られなければ、6月中ぐらいに解除の方向で検討しようと考えてはおりましたけれども、今回、県内で感染者が確認されましたので、当面、今の公共施設等については、制限を加えながら段階的な使用という形での取り扱いをしようと考えているところでございまして、使い方等については、制限等については、政策経営部長のほうから答弁をさせます。
○冨田忍政策経営部長 現在の公共施設等の解放状況といいますか、利用の一部制限をさせていただいております。
一部制限でございますけども、施設によっては、特に入浴の施設があるところは一部制限をさせていただいております。それと、従来の使用人数を、3密を避けるために一部収容数を制限をさせていただいているもの。あるいは、特に社会体育施設等でございます、屋内で100人、屋外で200人という、3密を避けるための人数制限をさせていただいて、あと1つが、現段階では体育施設等を占有的に専用して利用されるような大会ですとかそういうものを催される場合には、主催者が市内在住者であられること、参加者が県内在住者であることなど、一部制限を残した上で、基本、全施設解放という取り扱いをしております。
○椎木伸一市長 済みません、先ほど言い忘れましたけれども、これまで自粛ということで中心にお願いをしていたわけですけれども、全国的に解除になったこともありますけれども、新しい生活様式、マスクをしたり、手洗い、うがい、そして密を避けるというような行動様式を守っていただきながら、いわゆる自粛から自制していただきながら、いろんな社会経済活動も徐々にもとに返していかなければならないフェーズだと認識しております。出水地区で、あるいは水俣市も含めてですけれども、発生したときは別ですけれども、それ以外の場合は、出水に由来のある感染拡大要因がない限りは、現在のように社会経済活動を実施しながら新しい生活様式を守っていただく、自制をしていただきながらの、ワクチンあるいは治療方法の確立まで、あとしばらく市民の皆様にも協力をしていただければと考えているところです。
○4番(日髙信一議員) それでは、教育長にお尋ねします。児童・生徒の生活状況については、教職員の方々も含め、初めての経験の中で、家庭問題や電話での様子確認など、児童・生徒の対応に保護者の良好な反応を耳にします。
それでは、3月の中学校の卒業式と4月の小学校の入学式は、学校の教職員と保護者のみで行われましたけれども、どのような状態だったのかお尋ねします。
○溝口省三教育長 卒業式や入学式についての御質問でございましたけれども、3月の卒業式、それから4月の入学式の実施に当たっては、まず、発熱や風邪の症状等が見られる卒業生や在校生、保護者等については、参加を自粛してもらう。そして、事前の手洗いだとか、あるいは入場口でのアルコール消毒や換気など、感染予防の対策を徹底すると。来賓等の出席者の制限や、式の簡略化、あるいは短時間化を図って実施をいたしました。
特に卒業式においては、歌唱や在校生とのメッセージのやりとり等をカットし、式典内容も縮減して行われましたけれども、各学校では映像で在校生のメッセージを流す等の工夫を凝らして、厳かな雰囲気での卒業式ができたのではないかと思っているところです。
小学校の入学式についても、新一年生が初めての学校生活で、希望や意欲を高める機会になったように思っております。
○4番(日髙信一議員) 私は、先週、市内の小・中学校20校と商業高校を訪問させていただき、新型コロナウイルス感染症の対応状況をお聞きしてきました。
手洗いやアルコール消毒等は教育委員会の指導で万全でした。また、マスクについては、学校によっては手作りマスクの寄贈もあったりして、十分に保有ができている状況でした。書画カメラをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)まず、1番目、これは東出水小学校の玄関来客用のアルコール消毒液です。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、各教室前の廊下の手洗い場の石けんやハンドソープの設置です。3番をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは1年生のクラスでしたけれども、教室にアルコール消毒が置いてありました。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)出水中学校では公衆電話の生徒使用が多いということで、電話の設置場所にアルコール消毒液と電話機の消毒用アルコール消毒綿の入った容器を置いてありました。次、お願いします、5番です。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは、各教室の入り口にアルコール消毒液と体調・体温のチェック表があり、開いてありますけど、個人で記入するようになっておりました。6番目をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは中学校でしたけれども、給食用のトレー置き場にアルコール消毒液と、マスクを忘れた人が利用できるように予備のマスクが置いてありました。7番目をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)その横に、クラス全員、手洗い場の横の壁面に、「新型コロナウイルス感染症に負けないために、みんなで力を合わせて立ち向かおう」というイラスト入りの注意表が張ってありました。次、お願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これは3年生のクラスでしたけれども、みんなマスクをして、先生の授業を受けていたところです。
ほかにトイレや特別教室等を含め、全ての学校で、新型コロナウイルス感染症予防対策は、市教委の御指導のもと、万全の取り組みがなされているというふうに感じたところです。児童・生徒や保護者は、エアコン設置で快適な学習環境での授業に満足な様子です。しかし、気温の上昇で、教室でのマスク着用が長時間にわたる授業で熱気がマスクにこもり、児童・生徒や、特に先生方の体調が心配です。このことについて、どのようにお考えか、教育長の見解をお尋ねします。
○溝口省三教育長 日髙議員も各学校を回っていただいたということですが、私も、先ほど申し上げましたように、5月11日以降でしたから、特に新一年生はどんな状況なのか、幾つか回ってみて感じたことは、やっぱり子供たちは確かに久しぶりの学校でしたから、喜びながらあれしておりましたが、一、二年生は先ほど言いましたように少し落ち着きがないなという感じもいたしました。要は、3密がどうなっているのかというのも見ましたが、中嶋敏子議員の質問にもございましたように、特に大きな学校、特に西出水小学校が最も多い40人学級があるわけですけど、どんなになっているかということで校長にいろいろ測ってもらいましたが、あそこは、非常に学校は天井が高いわけなんですけれども、70センチから80センチは何とかあるということでしたが、やっぱり大きな学校においてはそのような状況もあります。それから、6月5日に、文部科学省の事務次官の通知がまいりました。それは、「学校安全の確保」ということできたんですが、その中には、気候の状況等により熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合は、喚気や児童・生徒等の間に十分な距離を保つなどの確保をした上で、マスクを外すように対応すると。なお、体育の授業及び運動部活動におけるマスク着用の必要はないが、感染リスクを避けるためには、児童・生徒の間隔を十分に確保するなどの取り扱いとするということでございまして、このような通知を流して、確かに学校はおかげさまでクーラーをつけていただいて快適ではあるんですが、朝から夕方までになりますと、非常に疲れているようでございますから、このような対応をとりながら、マスクを外したり、体育の授業ではですね。ただ、先生方がやっぱり、おっしゃるようにずっと授業でつけていなくてはならない、やっぱりこのことは、先生方は質問をするわけです。子供が作業をしている間にちょっと外すとかその工夫を、近いうちにまた校長会をいたしますので、その中で意見を出してもらって、指導をしていきたいと思っております。
○4番(日髙信一議員) 子供たちと新型コロナウイルス感染症予防対策に取り組む姿、休業中の児童・生徒と、そして保護者へのかかわり方、自宅学習の指導など、先生方の努力にも敬意を表します。出水総合医療センターや消防署の方々の新型コロナウイルス感染症を意識された中での通常勤務へ従事されていること等を考えると、出水市全職員のそれぞれの組織がそれぞれの立場で、同じ目標に向かって努力されている感じで敬意を表します。新型コロナウイルス感染症阻止のために、自分も強く努めていきたいと思っております。
今回、各学校訪問で御協力いただいた皆様方に感謝して、私の質問を終わります。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、質問者全員の質問が終わりました。
ここで暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
午後0時01分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(杉本尚喜議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を続行いたします。
-------------------------------------------------------
△ 日程第2議案第77号・日程第3議案第78号 一括上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第2から日程第3までの令和2年度各会計補正予算議案2件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
○椎木伸一市長 ただいま上程されました令和2年度出水市一般会計補正予算(第8号)及び令和2年度出水市介護保険特別会計補正予算(第2号)について、一括して提案理由を説明します。
はじめに、一般会計補正予算(第8号)について説明します。
今回の補正は、これまでの新型コロナウイルス感染症の緊急対策に加え、さらなる感染症の拡大防止対策や景気減速による中小企業等の支援、また、国のひとり親世帯への臨時特別給付金など、緊急対策として必要な事業の予算措置が主な内容でございまして、そのほか、補正予算(第7号)の調整後に、国・県支出金の内示がありました事業に係る予算計上であり、それぞれ早急な対応が必要となりますことから、会期途中での補正予算の提案となったものでございまして、諸般の事情を御賢察の上、御理解を賜りたいと存じます。
まず、予算書17ページの第2款総務費、総務管理費の情報発信支援事業費では、新しい生活様式に対応した情報発信を行うため、本市の特産品やテイクアウト、オンライン講座、宿泊施設等に関するオンラインコンテンツ作成を支援される実行委員会への負担金を新規計上しました。
次に、第3款民生費、社会福祉費の安心サポートセンター事業費では、生活不安や外出自粛によるストレスからDV被害の増加が懸念されるため、被害者等の緊急かつ一時的な避難先として、ホテル等の確保に係る経費を新規計上し、老人福祉費の介護保険特別会計繰出金では、特別会計において新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として取り組む、一般介護予防事業に係る地域支援事業介護予防分繰出金を追加計上しました。
17ページから21ページにかけての児童福祉費では、保育所や児童クラブ等の46施設分の消毒薬等購入に係る助成金等を追加計上したほか、17ページの児童福祉総務一般管理費では、児童福祉施設等の職員を対象とした、感染症専門家等による感染症対策研修会開催経費を新規計上し、19ページ、ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業費及び給付事務費では、児童扶養手当受給世帯等を対象とし、基本給付として、1世帯当たり5万円、第2子以降、1人当たり3万円を加算した額を、また、追加給付としては、収入が減少した世帯に1世帯当たり5万円を支給する臨時特別給付金及び給付事務に係る経費を新規計上しました。
続きまして、21ページ、第4款衛生費、保健衛生費の感染症拡大防止対策公共施設等改修事業費では、感染防止のため、一部公共施設のトイレ等の手洗い用蛇口をハンドル式からプッシュ式等に取りかえる経費を新規計上し、産後ケア事業費では、市内産後ケアサービス実施事業所における消毒薬等の購入経費を新規計上しました。
続きまして、23ページ、第6款農林水産業費の農業等緊急支援事業費、林業等緊急支援事業費、水産業等緊急支援事業費では、感染症拡大により影響を受けている農林水産業者に対する支援金を、それぞれ新規計上しました。農業においては、飲食店や学校の休業、消費の落ち込み等による牛肉の市場価格低迷や、野菜・果物等の出荷減少による影響を受け、林業については、木材の市場価格低迷や林産物の需要減少による影響を受けており、植木業では海外への輸出ができない状況となっております。また、水産業についても、農業と同様に、飲食店等の休業の影響を受けておりまして、このような状況を踏まえ、それぞれ1事業者当たり10万円の支援をすることとしました。合わせて、同様に需要低迷の影響を受けておりますジビエ加工業については、捕獲鳥獣を地域資源として有効活用することで有害鳥獣被害防止の大きな役割を担っていることから、イノシシ、シカ等の解体処理経費に対し、1頭当たり5,000円を補助するジビエ振興推進事業補助金を新規計上しました。林業費の林道点検診断・保全整備事業費では、国の内示を受け、林道施設長寿命化計画に基づき、林道小原線・角石線における橋梁の補修設計委託費を新規計上しました。
次に、第7款商工費の中小企業等経営支援事業費では、対面販売から通信販売への転換として、オンラインショップ等を開設する事業者に対するインターネット活用促進事業補助金等を新規計上し、25ページ、観光業等緊急支援事業費では、感染拡大防止により影響を受けている観光事業者等に対する支援金を新規計上しました。貸切バス・タクシー等事業者支援金では、バス1台当たり20万円を、タクシー等1台当たり1万円を、それぞれ上限額として支援し、また、宿泊事業者支援金では、客室1室当たり2万円を、1事業者当たりの上限を100万円として支援することとしました。また、日本遺産出水麓観光宣伝事業費では、国の補助事業とツルと歴史のまち応援基金を活用し、出水麓歴史館に設置する出水麓のVR映像体験システム導入経費を新規計上しました。
次に、第10款教育費、保健体育費の学校臨時休業対策事業費では、本年3月の学校臨時休業に伴う給食用廃棄食材等補助金を新規計上しました。
以上が、歳出の概要ですが、これに対します歳入としては、国・県支出金、市債等を追加計上し、繰入金を調整しました。なお、国庫支出金においては、国の1次補正による新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を新規計上し、対象事業への充当及び財源変更をいたしました。
次に、5ページの補正予算第2条、地方債の補正は、林道整備事業を追加するものです。本条によります補正後の市債の現在高は、予算説明書27ページの資料のとおりとなります。
以上が、一般会計補正予算(第8号)の概要ですが、今回の補正額は2億1,446万4,000円の追加で、これにより予算規模は349億2,569万1,000円となるものです。
次に、介護保険特別会計補正予算(第2号)について説明します。
介護保険におきましても、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に係る補正予算でございまして、13ページ、歳出の出水こけん塾事業費では、通いの場の活動が自粛される中、居宅や屋外で介護予防体操を実施するなど、新しい生活様式に対応するための介護予防体操DVD等や備品等の購入経費を新規計上し、これに対します歳入では、国庫支出金及び繰入金を追加計上しました。
今回の補正額は88万2,000円の追加で、これにより予算規模は61億7,631万4,000円となるものです。
よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(杉本尚喜議員) 以上で、提案説明が終わりました。
これより総括質疑に入りますが、質疑をされるときは、議案番号、何ページと示していただき、簡潔にお願いいたします。細部にわたっては所管委員会において審査いたしますので、本日は大綱についての質疑をお願いいたします。
なお、質疑回数は4回以内といたします。質疑を許します。
○15番(宮田幸一議員) 済みません、一般会計補正予算(第8号)の17、18、19全てに出てくるんですが、国庫支出金で、右の事業名を見ると全額国庫支出金で賄われているようになっています、17ページも、19ページも、21ページも。そこでお尋ねしますが、この国庫支出金の中身を教えてほしいんですが。
○椎木伸一市長 一般会計補正予算(第8号)の17ページからの部分ですけれども、国庫支出金の中身をということでございます。政策経営部長のほうから答弁をさせます。
○冨田忍政策経営部長 歳入13ページの上から2段目でございます、総務費国庫補助金のところに、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金とございます。今回、その使途について、先ほど市長も申し上げましたとおり、充当あるいは財源変更をしておりまして、今御指摘の分につきましては、財源変更等も含めまして、13ページの地方創生臨時交付金が充たっております。
中には、一部それぞれ国庫補助金で、衛生費あるいは教育費等の補助金が充たるものもございますが、今回の国庫補助金等については基本的に、ひとり親世帯の臨時特別給付金等を除きまして、地方創生臨時交付金を充当しているものです。
○15番(宮田幸一議員) 済みません。じゃあ、17ページの情報発信支援事業費というものについてだけでもいいですが、教えてほしいんですが。御承知のとおり、国庫支出金というのはいっぱいありますよね、例えば使途が、使い道が限定されていない地方交付税も、これは国庫支出金に分類すると入ります。それで、国庫支出金で一般的にいう限定された、要するに使い道が限られた、俗にいう特定財源になるようなものの国庫支出金というのは3種類しかありません。国庫負担金、それから国庫補助金、それから国庫委託金というのがありますが、この3つのうちのどれなんでしょうかとお尋ねをいたしております。
○冨田忍政策経営部長 先ほど申し上げたとおり、国庫補助金でございます。
○15番(宮田幸一議員) 国庫補助金だということになりますと、法律もしくは法令で定められたお金しか国からは入らないことになりますよね。私が知りたかったのは、全額うってあるので、私は国庫委託金だったら、御存じのとおり、本来ならば国がする事業だけど、地方公共団体にさしたほうが効率がいいということで、全額これは国から来る国庫支出金となるので、出水市にとってはありがたいなと思って聞いたんですが。じゃあ、ここに載っているのは、あくまでも補助金であって、それ相応の法律、法令で定められた分しか国からは来ないと。ということは、すなわち、我が出水市も手出しのお金があるんだというふうに理解してよろしいでしょうか。
○冨田忍政策経営部長 そこにありますとおり、手出しのお金はございません。全額国庫を充てておりますので、その事業の中で国庫の充てる範疇を、先ほどの話であれば200万円の話の充当をして、200万円の事業をしようというものでございます。これにつきましては、5月いっぱいをめどに、国のほうから事業計画を出すように言われておりまして、その事業計画に合致をして総務省に認められる部分については、いわゆる補助率という縛りがなく、今のところ、出水市に交付をされる金額は2億4,009万2,000円となっておりますので、その金額を出水市の計画に従って配分をしているということでございます。
○15番(宮田幸一議員) じゃあ、これは国庫補助金と捉えていいんですね。
○冨田忍政策経営部長 先ほど来13ページをお示しをし、国庫支出金、国庫補助金、総務費国庫補助金という名称の中に国庫補助金として計上をしておりますので、御理解をいただきたいと思います。
○14番(中嶋敏子議員) 議案第77号の中の19ページのところのひとり親世帯臨時特別給付金がありますけれども、これは生活保護の方の場合は収入認定をされるのか、それをちょっとお伺いします。
あと、25ページのところの観光業等緊急支援事業費ですけれども、私も一般質問で取り上げさせていただいて、早速予算をつけていただいたわけですけれども、この中のバスは上限20万円、18台ということで説明書には載っておりましたが、タクシー等となっていますね、説明書の中ではタクシー50台分ということで予算計上されていたように思うんですけれども。この「等」と書いてあるのは、例えば運転代行とかレンタカーとか、そういうのが含まれたりする場合もあるようですけれども、それについてはどうなのかというのと、あと、もう1つは、この下のほうの宿泊事業者の支援金ですけれども、客室1室当たり2万円、上限50万円でしたか、そういう予算組みだということでしたけれども、私が質問で取り上げさせてもらったり、ヒアリングのときには、宿泊施設でもどこまで含まれるのかというのが1つ、民宿とかそういうところも、ホテル・旅館だけではなくてというのもちょっとお尋ねしたいというのと、そのときにはホテルの稼働率というんでしょうか、キャンセルされたのが幾らあるかとか、稼働率によって、ちょっと支援するのもどうかなと、一律というのはどうかなというのがありまして、私もホテル・旅館業組合の役員の方とお話をしたときには、駅前のホテルは事情があってほとんど満室の状況もあると。であれば、稼働率によってちょっと差をつけるというのは妥当じゃないかという話をしたりしたことがあったんですけれども、この予算組みでは、単純に考えると、1室2万円だったら500室の1,000万円の予算が計上されているのかなというふうに見たんですけれども、そういうのは抜きにした、単純な1室当たりの予算計上として考えていいのか、その点をお尋ねします。
○椎木伸一市長 中嶋敏子議員のほうから3点ほど伺いました。
1点目の、ひとり親世帯の給付については、生活保護費の収入認定になるのかという御質問については、保健福祉部長のほうから答弁をさせます。
それから、2点目、25ページの観光等緊急支援事業の中でのタクシー等の「等」は何が入るのかという確認でございますけれども、それと、宿泊事業者支援金の中で稼働率等も勘案するべきではないかという御意見でございました。それについては、産業振興部長のほうから答弁をさせます。
まずは、ひとり親世帯について、保健福祉部長から答弁をさせます。
○冨永栄二保健福祉部長 まず、ひとり親世帯の臨時特別給付金のうち、基本給付金につきましては、生活保護の被保護者に支給された場合は収入認定をしないという、今のところQ&Aではそういう取り扱いの方針で検討しているというところでした。
それと、あと、収入が減少した方への追加給付については、生活保護の被保護者が支給対象となることは、現段階では想定していないというところでQ&Aのほうではなっております。
○春田和彦産業振興部長 観光業等緊急支援事業費の中身についてお答えいたします。
まず、タクシー等の「等」につきましては、運転代行業の車を想定しております。タクシーが50台、運転代行の車が30台分計上しているところでございます。
それから、宿泊事業者の支援金のことについてでございますが、その対象といたしましては、まず、昨年の2月から6月、それと今年の2月から6月を比較しまして、前年同月比で50%以上、売上が減少しているところの宿泊施設を対象といたします。また、小規模の宿泊施設につきましては、昨年、年間延べ100人以上の宿泊があったところを対象といたしまして、上限100万円で行いたいというふうに考えております。
○14番(中嶋敏子議員) はい。わかりました。あと、生保についての低所得のひとり親世帯への給付ですけど、収入減の方への追加給付は想定していないということの回答でしたけども、生活保護の方で働いておられて、それを収入報告している方はおられると思うんですけど、そこはもう全然考えなくてよいということは、これは収入認定しませんよということとして理解していいのか、もう一回、回答をください。
○冨永栄二保健福祉部長 生活保護の方でお勤めになっている方については、収入申告をしていただきます。その中で、今回のコロナウイルスで収入減になった場合、その分については生活扶助という形で、また、その部分については補填もいたしますので、今回の手当には影響はないという考えだと思います。
○1番(南鶴洋志議員) 一般会計補正予算(第8号)で25ページ、7款商工費の観光資源活用推進事業費についてお伺いいたします。
近隣でいうと長島町とKDDIさんが、空き家の有効活用としてVRのシステムを入れていらっしゃるんですけれども、今回、本市の出水麓を使ってのイメージ、どのような形で使うかというのが1つと、当然、保守料というのが今後発生すると思います。年間の保守料を大体どのくらい想定されているかを、2点お伺いします。
○椎木伸一市長 日本遺産出水麓の観光宣伝事業費の中でのVR関係ですけれども、イメージ的には、いえば日本一の規模の出水麓でございますので、その規模がわかるようなVRということでございます。維持費等も含めて、詳細については産業振興部長のほうから答弁をさせます。
○春田和彦産業振興部長 VRの関係でございますが、日本遺産に登録されました出水麓と、また同時にツルの渡来地でありますとか、東光山などからの景色であるとか、そういったものも含めてVRの映像として作成をすることを計画しております。
また、機器の保守料につきましては、次年度以降100万円ほどの金額になろうかと考えております。
○7番(吉元勇議員) 一般会計補正予算(第8号)、25ページですけども、ちょっとバス関係の支援のイメージがぴんとこないので、例えば、私なんかが夏休みに小学校の児童を対象に、バス遠足を3回ぐらいやるんです。例えば鹿児島市の平川動物園に行くと、40人から50人乗りのバスが往復で約8万円ぐらいかかります。大体2台準備して、16万円なんですが、例えばバスを2台利用するとなると、8万円掛ける2台、16万円が主催者であるほうに支給されるということですか。逆にいえば、そうであれば、1回お金を集めておいて、また戻す、あるいはお金は要らないよというようなやり方をするんですが、そういった流れでしょうかね。
○椎木伸一市長 観光バスへの支援についての確認でございますけれども、20万円については車検代相当、維持をしてもらうというのが根底にありまして、車検代相当を想定しておりまして、20万円ということでお願いしてございます。
○7番(吉元勇議員) それと、その下の観光資源活用のVR映像体験システム、これは観光宣伝事業ですよね。これは麓歴史館で放映をするということですか。そうなると、来てもらって見てもらって、例えばこの映像を何かに利用して、県内、九州、全国といったところに映像を流すと、それが宣伝となって出水に来てもらうといったようなことになると思うんですが。麓歴史館で見てもらうということがどうして宣伝になるんですか。そうなると、歴史館に入った入り口の会議室というか、椅子が並べてあって、あそこで見ることになれば、入館料も取らないで見れるということになりますけど、結局、そこで終われば、もう入館料も、わざわざバッジも買わずに、それで終わって、次のところに行ってもらうということをわざわざつくるような感じがするんですが。ちょっと、その見方だとか、入館料の関係とか、これが宣伝費にどうしてなるのか、ちょっと総体的にその辺があれば説明をしていただきたいです。
○春田和彦産業振興部長 今回のVRの関係につきましては、まずは出水麓歴史館のほうに設置をしたところで、有料で入館していただいた観光客の皆様にまずは見てもらうというふうに考えております。それで、今後、いろんな映像をそのほかに活用できるところもあろうかと思いますので、それはまた今後、いろいろ考えていきたいというふうに考えております。
○7番(吉元勇議員) 予算のことなんですけど、国庫支出金が1,600万円あるとはいえ、繰入金が2,600万円ということで、約6割が自前でつくるんだとなったときに、4,300万円使ってやる、今、そういう事業かなと思うんですが、これはどこからかこういうことをやりませんかというふうな案内があって、協議して、急に出てくるものでもないと思うんですよね、4,300万円を使う予算だから。これはもともと、ずっと、例えば半年とか1年ぐらい前から検討があって、その業者と大体話ができてきたから、じゃあつくろうということになったのか。余りにも大きい金額だと思うので、ここまでかけて、わざわざ出水の麓の大きさとかツルとか見てもらうのが本当に4,300万円の費用対効果で出るのかどうか。今までの流れ、どこからか案内があったのか、それとも市長のもとで、やっぱりこういうのをつくろうじゃないかといったようなことで進めてこられたのか、それの説明ができればお願いします。
○椎木伸一市長 詳細は、後ほど、産業振興部長から答弁をさせますけれども、日本遺産に昨年5月に認定されまして、それに基づく日本遺産としてのPR事業の一環であります。
もともと、御存じのとおり、出水麓は出水小学校の裏手に展望台がございまして、そこから小学生等は上がって上から眺めることができたんです。ところが、現在は、林道自体も公園自体もほとんど使われておりませんで、私も上がってみましたけれども、本当ならば上まで行っていただいて、出水麓の日本一の規模を見ていただければいいんですけれども、それも非常に急峻な坂、あるいは展望台の下には新興住宅地ができておりまして、崩壊等の危険も予想されますので、それによらず、誰もが、史料館を訪れた人がそういったことが体験できるということでのVRということになったやに思っております。
これについては、出水の麓のみでなく、ツルと歴史のまちということですので、ツルについても、その中に織り込んで、ツルと武家屋敷の接点をつくってもらうというようなことでの事業でございます。詳細については、産業振興部長から答弁をさせます。
○春田和彦産業振興部長 今回の映像につきましては、今、市長からもありました、展望所からの展望映像も、今現在の映像、そこに加えまして昔を再現したCGの映像を重ねた形での体験というようなことも計画をしております。そういったところも含めまして、今回、このような予算を計上させていただいたところです。
○7番(吉元勇議員) 25ページの学校臨時休業対策費、廃棄食材ですけど、3月に最初休業をやったときに、給食センターのほうに行って事業者等の関係はどうなんだという話をしたら、特に問題はないと、逆にいえばそういう納入業者のほうに負担は何もなかったということなんですが。今回の2回目の休業の、ゴールデンウィーク前からのことで、今回、じゃあ何かあったということだと理解するけども、どんな状況だったのかというのが1つ。それから17ページの地域活性化対策費で発信等をするということで、今回、県のほうから感染を防ぐため新しい生活様式を徹底しましょうということで、この中で非常に気になるのがあって、買い物は通販や電子決済を利用ということで、買い物は通販を利用しましょうと。これは逆にいえば、出水なんかも地元活性のために地元商店街を使いましょうといいながら、通販しましょうというのは僕は非常に地域経済が懸念される、特に地方では。そういう中で、新型コロナウイルス感染症緊急対策として地元情報オンラインコンテンツ作成とありますが、これはやっぱり地元の商工会、あるいは事業者等がみずからのところを通販の立場として持っていきましょうと、そういったことなのか。それとも、逆に通販をどんどん押し進めることになると、これはますます商店街に人はいかなくなるし、店にも行かなくなるし、そういった環境をつくりかねないという気がするんですね。これは鹿児島市内のショッピングモールとか都会の、ああやっていっぱい集まる人のイメージだったらこれをせないかんかもしれんけど、出水で通販を進めないかんというそういう事情にあるんですか。余計、人が来なくなるという懸念されるんですが、その辺のちょっと説明ができればお願いします。
○溝口雄二教育部長 臨時休業対策補助金でございますけども、3月の休業時に伴います補助金でございまして、通知等が4月になってからまいっております。その関係で、今回、改めて調査をしましたところ、パンあるいは米飯、牛乳、廃棄食材のものが出てまいりましたので、補助を行おうとするものでございます。
○春田和彦産業振興部長 17ページの地域活性化対策費でございます。これにつきましては、市内の商品であったり、宿泊施設の関係であったり、そういった市内の情報を発信するためのオンラインコンテンツの作成・運営をするための負担金でございます。先ほど議員がおっしゃられた通販の関係でありますと、23ページのほうに企業経営支援事業費ということで、市内のお店がインターネットを活用した販路を拡大しようとするときの支援を、こちらのほうで予算計上をさせていただいているところです。
○議長(杉本尚喜議員) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっています令和2年度各会計補正予算議案2件につきましては、お手元に配付の議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。
なお、付託された議案で自己の属する委員会以外の委員会が審査する部分については、質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨、お伝え願いたいと存じます。
-------------------------------------------------------
△ 日程第4陳情第5号 上程
○議長(杉本尚喜議員) 日程第4、陳情第5号教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2021年度政府予算に係る意見書採択の要請についてを議題といたします。
陳情第5号については、請願等の委員会付託区分表のとおり、文教厚生委員会に付託いたします。
なお、付託された議案について、文教厚生委員会委員以外の委員で質疑される事項があれば、あらかじめ当該委員長にその旨をお伝えおき願いたいと存じます。
-------------------------------------------------------
△ 散 会
○議長(杉本尚喜議員) お諮りいたします。本日の会議はこれで散会したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉本尚喜議員) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれで散会いたします。
第5日の会議は、6月26日に開きます。御苦労様でした。
午後1時36分 散 会
-------------------------------------------------------
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
出水市議会議長
出水市議会議員
出水市議会議員
出水市議会議員
- 243 -